… 1654.SF作家にして生化学者のアイザック・アシモフが言ったそうだ。科学で耳にするもっ… 日本経済新聞「春秋」・NHK/NEWS web「アトランティスと関連は 海底に大陸痕跡」同時掲載 2013.5.8. (傍線:吉田祐起引用) SF作家にして生化学者のアイザック・アシモフが言ったそうだ。科学で耳にするもっとも 胸躍る …… 言葉、それは「私は発見した!」ではなく「へんだぞ…… ……」である、と。科学の発見にたやすいも のなどない。第一歩はつねに「へんだぞ」に始まる、ということだろう。 ▼それにしても、この「へんだぞ」は門外漢の胸まで躍らせる。陸地でしかつくられない花崗(か こう)岩がブラジル沖の大西洋の深海底から大量にみつかった。その不思議が、かつてここに 大陸があった証しではないか、その大陸とは長く伝説のなかにのみあり続けたアトランティスで ないのか、という推論に連なっていくのだから。 ▼アトランティスは謎の塊である。豊かで繁栄を極めていたというのに、1万2千年前、一昼夜 にして海に沈んでしまった。1万年近くも後になってギリシャ哲学者のプラトンはそう書いた 。彼 は「真実の話」だと断っているのだが、ほかにはなんの記録もなく、いまに至るまで存在を裏づ けるものは一つも出てきていない。 ▼そんな大陸はなかった、と考える方がいつの世もおそらく多勢であって、今回も人の暮らしや 文明の痕跡が姿をあらわしたわけではない。が、深海の底にはないはずの花崗岩があったの だから、やはりへんな話である。不可解の先に何を発見できるのか。よしんばそれがアトランテ ィスでないにしても、おおいに気になる。 ヨシダコメント(その1): 今朝8日早朝に、くだんのインタネット情報を手繰る中で日本経済新聞「春秋」の本記事にヒット しました。青年時代にアメリカ英語でアトランティスのフィクション映画(主演は有名なアメリカ人 俳優の???忘れましたが)だったからです。 例により、グーグルで概要下記の情報を得ましたので、一部省略して下記に添えます: アトランティスは、古代ギリシアの哲学者プラトンが著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中 で記述した、大陸と呼べるほどの大きさを持った島と、そこに繁栄した王国のことである。強大 な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められた とされている。 1882年、アメリカの政治家イグネイシャス・ロヨーラ・ドネリーが著書『アトランティス―大洪水前 の世界』を発表したことにより 謎の大陸伝説として一大ブームとなり、更にオカルトと結びつくこ とで多くの派生研究を生んだ。 大西洋の中央にアトランティスが描かれたアタナシウス・キルヒャーによる地図。南が上のた め、右側がアメリカ、左側がアフリカである。1699年 アムステルダムで出版 下記の二枚の写真はグーグルからのものです。 -1- ふと、グーグルで更なる情報収集中でのこと、下記の記事にヒットしました。NHK NEWS web のものだけに、信憑性は抜群。よって、下記に添付します。 1654-2.「アトランティス」と関連は 海底に大陸痕跡 NHK NEWSweb 2013.5.7. ブラジルの沖合にある大西洋の海底に、かつて大陸のような大きな陸地があった痕跡が見つ かったと、現地調査を行った海洋研究開発機構が発表しました。 太古の昔、海に沈んだとされる伝説の大陸「アトランティス」との関連が注目されています。 海洋研究開発機構は先月、ブラジルの研究機関などと共同で、潜水調査船「しんかい6500」を 使い、リオデジャネイロから南東におよそ1500キロ沖合の海底にある台地を調べました。 その結果、深さ900メートル余りの海底で岩の崖を発見し、映像を分析したところ、 岩は、陸上 でしかできない花こう岩だったことが分かったということです。 また、この崖の周辺からは、海の中ではできない石英と呼ばれる鉱物で出来た砂も大量に見つ かったということです。 海底の台地の幅は、広いところではおよそ1000キロあるため、海洋研究開発機構は、「大陸 のような大きな陸地があった痕跡とみられる」としています。 調査が行われた大西洋には、古代ギリシャの哲学者プラトンが、およそ1万2000年前に海に 沈んだと著書に記した伝説の大陸「アトランティス」があったという説があります。 今回見つかった花こう岩は5000万年ほど前に海に沈んだとみられ、年代的に、ずれはありま すが、何らかの関連があるのではないかと注目されています。 現地調査のリーダーで、海洋研究開発機構の北里洋さんは「実際に潜水調査船に乗って、海底 で花こう岩を確認できたときはとても驚き、感激した。伝説のアトラ ンティスとは出来た年代が 異なるようだが、大西洋に『大陸のかけら』を見つけた、意義のある発見だと思う」と話していま す。 -2- 現場の海底では今後、ブラジルの研究機関が、実際に花こう岩を採取して、詳細な分析を行う ことを検討しているということです。 「アトランティス」とは アトランティスは、古代ギリシャの哲学者、プラトンの著書にも登場する伝説の大陸で、高度な 技術と文明を持った人たちが住んでいたとされています。 そうしたアトランティス大陸を巡る伝説は、古くから多くの作家の創作意欲を刺激し、19世紀か ら20世紀初頭にかけて活躍したフランスの小説家、ジュール・ヴェルヌのSF小説「海底二万 里」をはじめ、SFや冒険小説などでたびたび登場するほか、日本でも小説や漫画、アニメ、テレ ビゲームなどに影響を与えています。 昭和47年にテレビで放送された手塚治虫さん原作のアニメ「海のトリトン」では、アトランティス 大陸が物語の重要な舞台になっているほか、人気アニメシリーズ「ドラえもん」の映画にも、幻 の大陸として語られる「ムー大陸」と一緒に登場します。 アトランティスに存在したとされた超古代文明は、しばしば物語の設定に使われ、平成2年から 3年にかけてNHKで放送されたヴェルヌの「海底二万里」を基にしたアニメ「ふしぎの海のナデ ィア」でも、アトランティスに伝わるテクノロジーを使って世界を支配しようとする組織が描かれま した。 ヨシダコメント(その2): 本稿には言及していませんが、グーグル情報による「強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろ うとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされている」に強く惹かれます。 それが事実かどうかは別にして、現代の政界情勢からして感じることは「ゼウス( ギリシア神話 の主神たる全能の存在。全宇宙、天候(特に雷)、社会秩序を司る天空神でもあり、オリュンポ ス十二神をはじめとする神々の王である神)」の怒りに触れて」という点です。末尾の言葉「アト ランティスに伝わるテクノロジーを使って世界を支配しようとする組織が・・・・」は現代に当ては められるかもしれません。 1680 年に Smyrna にて発見されたゼウス像 核兵器や深刻な問題を抱える原発にせよ、人類のあくなき科学技術の開発はよしとするも、宗 教問題等で殺し合う無様さに対する神の怒りを想像するのです。その結果が「第二のアトランテ ィス」みたいな形で再現されるのではなだろうか?・・・・と、ド素人推理に耽っている始末です。 No.1(1-300) No.2(301-400) No.3(401-500) No.7(996-1100) No.4(501-700) No.5(701-900) No.6(901-996) No.8(1101-1300) No.9(1301-1500) No.10(1501-1700) -3-
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