空 報 - GODAC Data Site -NUUNKUI

空
報
平成4事業年度
海洋科学技術センター
年 報
海洋科学技術センター
海洋科学技術センタ
大平成4事業年度食
写真で見る
ーのあゆみ
鳥島海山付近の海底でハ ク ジ ラの一種
の背骨等にシ ンカイコシオリエピ他の
生物が付着して生態系を形成している
「鳥島鯨骨生物群集 J を発見
平成時10月
J
東方の水深 4.03 6 rnにて
(
惨
伊豆・小笠原)
-・
dag-司a
a
,,
、
A
海底の急崖に露出するマン
ガン酸化物の層を発見
「一月琉球 l
海…6 204m
にて
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..... .. .
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守司‘、.、
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A潜水調査船の安全及び救難に関する国際 シンポジ ウムを
開催
〔平成4 年10月. 横浜にて〕
太平洋プレート上面のプレー トの曲が り によ る裂け目を発見
〔平成4年7月, 宮古沖日本海溝の水深 6.086mにて}
企
第1回国際 ワ ー ク ショップ (深海研究, 海洋研究) を開催
〔平成4年9月. 当センター 横須賀本部にて〕
Â
当セ ンターの有人潜水調査船「しんかい6500 J 及び支援母船「よこすかJ をテクノ
〔平成 4 年10月, 横浜港大桟橋にて〕
オーシャン, 92で一般公開
序
今夏, 我が国は, 大規模な地震や台風の来襲を受けて多くの生命が奪われ, また, 近年にない異常気象は
深刻な冷害をもたらすことになりました。 米国で=は大洪水に, 欧州では冷夏に見舞われ, また, インドでは
大地震が発生し. いずれも甚大な被害を受けました。一方, 大気中の炭酸カeス等の増加に起因する地球温暖
化などの地球環境問題もまた我々の生活 に大きな影響を与えるとされています。しかし もし このような
自然現象の到来を, 長期的に. 正確に予測することができれば. 多くの災害を未然に紡ぐことができたかも
しれません。
これらの現象は, いずれも海洋に深く係わる現象であり, その実態を的確に把握し, その変動を予測する
ための研究や調査・観測を綿密に行うことが求められており. これまでにも多くの努力がはらわれてきまし
た。しかし 海洋は広く, 深く, 時々刻々変動するうえ, 物理, 化学, 地質, 地殻, 生物等の多くの学問領
域にわたる現象が複雑に関辿しあって様々な現象が発生するため, 多くの部分が未知であり, 正確には解明
されておりません。
そこで, 当センターでは, 一日も早く海洋の諸現象を解明してその変動の予測手法を確立すること等を目
指し, 海洋に係わる多くの国や機関と協力して, 学問領壊を超えた学際的な研究・開発色科学と技術を融
合させっつ総合的に推進しております。その際, 以下の基本的方針のもとに研究開発活動を進めておりますo
1.
科学と技術のバランス
2.
地球環境問題への貢献を目指した海洋総合プロジェクトの推進
3.
国内外の海洋関係機関との連携・協力
4.
国際共同研究への積極的参加, 国際協力体制の推進による国際貢献
外部 に聞かれた研究環境の整備と, 国際的なセンターオプエクセレンス(COE) への指向。
当センターは, 昭和4 6 年の発足以来, 科学技術庁はもとより, 多くの機関, 研究者, 技術者の皆様の温
5.
かいご支援, ご協力により幾多の研究開発を成功させ, 我が国の海洋調査研究の進展に少なからず貢献でき
るようになったと自負致しております。また, 潜水調査船「しんかい 6500 Jや「しんかい2000 J. 無人深査
機「ドルフィン3 KJなどによる深海調査研究. íかいよう」などによる海洋観測研究. 地域とともに進め
る沿岸海域開発・ 利用研究など. いずれの分野においても, 関係者の皆様より多くの期待がよせられている
ことを強く感じております。今後, このご期待に十分に応え. 立派な成果を挙げるべく, 当センタ一役職員
一同ともに努力していく所存であります。
この年報は. 平成4 年度において. 当センターが実施した研究開発等の事業概要をとりまとめたものであ
ります。この間子により, 当センターの活動内容及び海洋科学技術に関する研究開発について, 皆様方のご
理解を賜ることができれば幸いです。当センターに対し一層のご支援, ご協力下さいますよう, 心からお願
い申しあげる次第であります。
平成5年1 2月
理事長
石
塚
エ貝
海 洋 科 学 技 術 センター
000<><>
目
次
o<><x>o
序
説
第1章 総
1. 事 業 概 要
2 . 組 織 と 定員 ....・H・.....・H・-…....・H・...・H・
2
3. 予算 と 決算 …・ ……H・H・...・H・...・H・..…
4
4. 土地 と 建 物 ・・H・H・-…・・H・H・-…H・H・..…・
5. 国 際 交 流 ・・H・H・.....・H・...・H・-…・H・H・
6
8
第2章 研究開発活動
1 . 深 海 研 究 部 ・・H・H・....・H・-…H・H・.....・H・
9
2 . 深海開発技術部 ・・H・H・-………H・H・-…H・H・.. 1 5
3. 海 洋 研 究 部 ・・H・H・...・H・...・H・...・H・H・H・. 21
4. 海域開発研究部 ...・H・...・H・...・H・...・H・...・H・. 29
5. 運
航
部 ...・H・.....・H・...・H・-…....・H・. 36
6 . 深海環境プログラム ・H・H・.......・H・.....・H・...
38
7 . 主なプロジェクトチーム
(1 ) 無人探査機開発
プロジェクトチーム
…山………...・H・.. 46
(2 ) 海洋音響トモグラフィー
プロジェクトチーム
・H・H・..……...・H・.. 48
(3) 海洋観測衛星利用研究
プロジェクトチーム
・H・H・H・H・.....・H・..
50
1 . 圏 内 活 動 …H・H・..…...・H・...・H・........
51
第3章 研究開発活動の推進
2 . 国 際 活 動 ....・H・....・H・-……....・ H・-… 52
第4章
情 報 活 動
1 . 活 動 の 目標 ・H・H・-…...・H・.....・H・-…… 55
2 . 図書・逐次刊行物等の収集 ・管理 …H・H・...
55
3. 内外情報の収集 等 …・…....・H・...・H・-…H・ H・. 55
4. 成 果 普 及 ・………H・H・...・H・....・H・-…・ 56
5 . 動 向調査・サービス活動 ・H・H・..……………
57
第5章
電子計算機室の整備と利用
1 . 電子計算機の整備状況 .... ・H・..・・…・...・H・-…
59
…
.....・H・2. 電子計算機の利用状況
…・H・H・.... 59
第6章
研修事業
1 . 潜水業務管理コース ・…...・H・....・H・-…...・H・
63
・-…
2. 特 別 研 修 ...・H
....・H・...・H・H・H・-… 63
第 7章 船舶等の運航関係業務
1 . Iしんかい2
000 /なつしま」の
運航 ...・H・..… 65
2. Iしんかい6050 /よこすか jの
運航 ...・H・..… 6 5
資
3. Iかいよう」の
運航 ...・H・H・H・-…H・H・....・H・..
66
4 . 船 舶 の整 備 ・・H・H・-…H・H・...・H・....・H・...
66
料
1. 業
務
日 誌 ・・H・H・....・H・....・H・....・H・-… 83
2. 評 議
員
会
3. 委 員
会
等 ・…・・H・H・....・H・-…...・H・-…. 85
…H・H・....……………H・H・.. 84
4 . 予 算 ・決 算 表 ....・H・-…...・H・H・H・-…H・H・. 96
5 . 役員 ・主要職員 名 ...・H・-…...・H・...・H・H・H・.. 1
0 6
6 . 研究開発 テーマリスト ・H・H・.....・H・.....・H・..
1
0 7
7. 研 究 発 表 等
許 ...・H・H・H・...・H・....・H・...・H・. 121
8. 特
9. 出
…...・H・.....・H・-…H・H・...・H・ 110
版
物 ・・H・H・...…H・H・..…...・H・-… 125
10 . 外 国 出 張 等 ...・H・.....・H・H・H・...・H・..…・・ 126
11. 供用施設 ・設備の利用状況 ....・H・....・H・..... 13
0
1 2. 来
訪
者
....・H・...・H・...…J…...・H・-…1 33
13. 賛助会会員 と寄付者名簿 ....・H・.....・H・-…… 136
\
第
こt己
1
早
総
説
1. 事
業
概
要
2 . 組織 と 定 員
3. 予 算 と 決 算
4 . 土地 と 建 物
5. 国
際
交
流
⑮地域共同研究開発
第 1章 総 説
2)
1 . 事業概要
特別研究
当センターでは, 経常研究等の基樹守成果に基づき,
将来プロジェクト研究に発展させるための研究 ・開発
海洋科学技術センターでは. 我が国の海洋開発推進
のため, 内外の関係各機関との緊密な連携と協力のも
を特別研究として推進することとしており, 平成4 事
業年度には, 次の 7 テーマを特別研究として実施した。
とに, 平成4事業年度も, 研究開発事業, 研修事業.
① 太平洋プレート沈み込み域に関する研究
情報業務及び施設 ・設備の整備と供用等の事業を実施
② 深海生物の基礎研究
した。
③ 深層水有効利用に関する研究
④ サンゴ礁海域の炭素循環過程に関する研究
各事業の概要は, 次のとおりである。
⑤ 海洋大循環 数値模型の研究
(1) 研究開発事業
⑥ 人工衛星による海洋総合観測システムの研究
⑦ 海洋観測ブイシステム の研究開発
当センターでは, 研究開発の目的, 内容, 進捗状況
を勘案し, プロジェクト研究, 特別研究, 経常研究に
3) 経常研究等
区分し, 年度当初に策定した計画に従って研究を行う
とともに, 年度途中において, 情勢の変化や自由な発
当センターでは, 個々の研究者の研究能力を活 かし
想に基づく創造的な研究を随時実施できるような柔軟
た自由な発想の研究課題もしくは将来, 特別研究, プ
な体制で, 研究開発を行っている。また, 内外の関係
ロジェクト研究に発展する研究課題を経常研究等とし
機関の要望や協力の下に, 受託研究及び刻司研究を行っ
て推進することとしており. 平成4 事業年度には. 合
ている。
計23テーマの経常研究等を実施した。
平成4 事業年度に実施した各研究開発事業は, 次の
4)
とおりである。
受託研究及び共同研究
当センターでは, 海漸ヰ学技術に関するもので, 当
1 ) プロジェクト研究
センターにとって実施することが有益であり, 他機関
当センターでは, 経済社会の発展に寄与し 海洋科
から実施を依頼された研究を受託研究として行うこと
学技術の向上に資することを目的として, 重要または
大規模もしくは総合的な研究 ・開発をプロジェクト研
としており, 平成4事業年度には, 8諜題の受託研究
を実施した。
また, 他機関と相互にその研究開発能力, 研究成果
究として推進することとしており, 平成4事業年度に
は. 次の19テーマをプロジェ クト研究として実施した。
を利用することにより, 経費の削減, 研究に要する期
① 深海調査研究
間の短縮及び優れた研究成果が得られる研究を共同研
② 深海の物質循環に関する研究
③ 10 ,OOOm級無人探査機の開発
25テーマの共同研究を実施した。
④ 無人探査機支援関連装置製作装備
⑤ 無人深査機の研究
究として行うこととしており, 平成4 事業年度には,
(2) 研修事業
⑥ 深海潜水調査船システムの研究開発
⑦ 深海堀削船システ ム の開発研究
③ 深海環境の研究開発
⑨深海総合研究棟の建設
当センターでは, 研究開発の成果を広く一般に普及
し, 我が固における海洋開発の推進に必要な人材を養
成するために研修事業を行っており. 平成4 事業年度
⑩海域制御技術の研究開発
には, 潜水技術等に関する研修を実施した。
⑫海中作業技術の研究開発
(3)情報業務
⑪ 海洋エネJレギー 利用技術の研究開発
⑬ 海洋自動観測技術の研究開発
⑭ 海洋レーザ観測技術の研究開発
当センターでは, 海洋科学技術情報の専門センター
⑬ 海洋音響トモグラフィー技術の研究開発
の役割を果たすために, 海洋科学技術に関する調査並
⑮海洋広域観測技術の研究開発
びに文献情報の収集, 加工及び提供等を行っており.
⑪ 海洋観測のシステム化に関する研究
平成4事業年度には, 海洋開発における新動力システ
⑬北太平洋 ・北極海域総合観測研究
ム の調査, 文献情報の収集 ・提供, 試験研究報告の発
-1ー
応え, 418日間共用に供した。
行, 海洋情報データベースの構築等を行った。
2. 組織と定員
(4) 船舶等の運用業務
平成4 年 度の組織及び定員は表- 1 に示すとおりで
当センターでは, 上記の各事業を推進するために,
ある。
2000m級潜水調査船システム(íしんかい2000J, 1な
組織については, 当センター業務の企画・立案及び
つしま J及び陸上整備場), 無人探査機「ドルフィン
3 KJ, 海中作業実験船「かいよう」及び「しんかい
運営の総合調整機能強化のため企画・管理室を発展的
6500J 潜水調査船システム(1しんかい65 00J, 1よこ
に改組し企画部とした。
定員については, 安全管理体制強化のため 室長l
すか」及び陸上整備場) を保有しており. 平 成 4 事業
年 度におけるこれらの船舶等の運用実績は次のとおり
名, 海洋観測技術の研究体制強化のため研究員l名,
である。
1 0, 000m級無人探査機「かいこうJの鰻装のため蟻
装員 1 名の増員を行った。
1)
なお. 本年 度中の定員は, 役員 1 0人(内非常勤5
1しんかい20 00J
人)職員 1 5 8人の合計16 8人(前年 度 1 6 6人 .
駿河湾, 相模湾, 南西諸島, 八丈・小笠原諸島, 日
3 人増員, 1人減員) となった。
本海等において計53回の潜航調査を行った。
2)
1なつしま」
「しんかい2000Jの潜航支援のために, 計 6 回の航
海を行ったほか, 1ドルフィン 3 KJ の海洋調査等の
ため,
7 回航海を行い, 平成4 事業年 度の総航海日 数
は232日となった。
3)
1ドルフィン3 KJ
海洋調査等のため, 駿河湾, 相模湾等で計 5 回の潜
航を行った。
4)
1かいよう」
実海域における実験, 調査及び観測として, 平成 4
事業年度は計10 回の航海, 総航海日 数 は278日となっ
fこ。
5)
1しんかい65 00J
駿河トラフ, 日本海溝及びマリアナ海溝等において
計50回の潜航調査を行った。
6)
íよこすか」
「しんかい6500 Jの潜航支援のために, 計 5 回の航
海を行ったほか, 研究支援等のため, 3 回の航海を行
い, 総航海日 数は197日となった。
(5) 施設・設備の整備と供用
当センターでは, 海洋科学技術に関する各種研究開
発を行う上で, 共通に用いられる各種大型共用実験施
設。設備を保有しており, 平成4 事業年度における全
--
共用施設の延べ使用日 数は, 928日であり, うち自 ら
の 研究開発等に510日, また外部関係諸機関の要望に
2
表一1
組織及び定員(平成4事業年度)
定 員
務
役 員 10 (内非常勤5)
職 員158
務
総
(È
画
課
人事,給与,厚生,文書,庶務
室
広報.初島海洋資料館
理
諜
予算,決算,用度
約
課
契約
務
課
施設整備の保守,供用
管
理 室
査
役
業務運営に関する調査
画
諜
業務 の基本的運営方針,研究開発の企画立案,調査,事業計画作成
際
課
国際協力及び交流に関する業務
管
理 課
I L一一一 広
部
部
報
寸
→
函
研
深 海 研 究 部
深 海開 発技 術部
海 洋 観 測 研 究部
海援開発・
利用研究部
運
航
参
部
f
修
室
安全管理
研究開発計画の管理,受託・ 共同研究.特許等の業務
研修計画の作成,各種研修の指導
深 海 環 境
プログラム推進課
深海環境研究開発の推進事務
第l研究グループ
深海の微細地形.微細地質構造に関する調査研究
第2研究グループ
深海の物理・化学的及び生物・水産に関する調査研究
1研 究グループ
潜水調査船システムの開発及び評価改良に関する業務
第2研究グル ープ
水中音響技術及び音響調査観測機器に関する試験研究
第3研究グループ
無人探査機の開発及び救難方法の調査研究
「
J
研 究グループ
海洋循環現象の観測研究
第2研究グループ
海洋環境の物理的・化学的要素の観測研究
第3研究グル ープ
地球・海洋環境の総合評価予測研究
第4研究グループ
海洋広域観測技術,海洋音響トモグラフィー技術,海洋レーザ観測
技術,北極域観測技術の研究開発
第l研究グループ
波カエネJレギ一利用環境改良研究
第2研究グループ
海域制御構造物等ーによる 海妓空間利用研究
第3研究グループ
海域調査技術等海域開発・利用に関する試験研究
第4研究グループ
潜水システム等の開発・改良安全及び高圧環境制御に関する研究
第5研究グループ
人体に係る潜水医学・ 心理学等及び動物を用いた生理・疫学等に
関する研究
連
航
課
潜水調査船及び支援母船並ひ・4こ海中作業実験船の運航に関する業務
技
術
課
潜水調査船及ひ・支援母船並ひ'に海中作業実験船の運航に関する業務
2
K
司
令
「しんかL、2000J及びfドルフィン3 KJの操縦・整備等に関する
業務
6
K
司
令
「しんかい6500Jの操縦・整備及びlO,OOOm級無人探査機
「かいこうjの建造・試験立会・運用 ・整備技術取得に関する業務
王葬
民間協力団体との連絡.寄付金及び出資の募金並びに賛助会の業務
情
報
室
海洋科学技術情報の収集・分類・3監理・加工・提供・保管
-3-
業務運営費では, 例年どおり「 なつしまJ, [""かいよ
うJ, [""よこすか」の運航管理業務, 2.000m潜水調査
3 . 予算と決算
船「しんかい2000J. 6.500m潜水調査船「しんかい
平成 4事業年度は, 海洋開発に係る科学技術に関す
6500J の中間検査 工事等について契約を締結した。
る 研究開発等, 総合的試験研究並びに 研修及び情報等
その他, 海洋工学棟の老朽化に伴う建て替えの為,
の事業を推進するため, 収支決算では, 14,075百万円
海洋研究棟の建設工事の契約を締結した。
の収入決定及び13,125百万円の支出決定等で, 新たに
なお, 昭和63事業年度以降の契約実績(支出原因)
39万円の決算剰余金が生じた。 財務諸表では, 93.820
止…
医
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1
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は表- 3 のとおりである。
百万円の資本金を有することとなる一方で, 当期損失
金 9.174百万円が新 たに生じたため , 欠損金総額は
68.406百万円となった〈巻末の「資料j編を参照)。
表- 1 予 算 推 移
(単位:億円
平成 4事業年度においては, 平成 3 事業年度より
11.223.000千円を増資し, 93.820.192千円となった。
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同
協
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(1) 資本金
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なお, 平 成 元事業年度以降の予算の推移を表- 1に
801・...1...…i…わ.....司e ー‘
この増資は, 政府出資金によるものである。
なお, 出資金の増加状況を表ー 2 に示す。
(2)
資本剰余金
平 成 4事業年 度末における資本剰余金総額は,
3.149.972千円である。
20日瓦[.'.r日[イ[:: ]: ��: I:.:I: ��:�.]: :.
.
。
口
己
目
(3 ) 契約
元年度
平成4事業年度における契約実績のうち, 主なもの
はつぎのとおりである。
研究開発費では, 200Hzトモグラフィートランシー
パの試作及ひ�10.000m級無人探 査機の支援関連装 置
装備の製作等の請負契約を締結した。 また, 北極海観
2年度 3年度
4年度 5年度
測のため. 米国アラスカ大学と船舶の傭船契約を締結
するなど, 海外の研究機関と直接, 契約を締結した。
表一2
出資金の地加状況
(単位 億円)
構成比率
構成比率
区 分
3事業年度
政府出資金
民間出資金
82.567.192
30.000
99.9
0.1
93.790.192
30.000
99.9
0.1
計
82.597.192
100.0
93.820. 192
100.0
-4--
(%)
4事業年度
(%)
表-3 契約(支出原因)状況年度別推移
(単位:千円〉
年度
63
'Éコ
』
計
契約金額
件数
2,716,291
(4,707)
122
フ乙
(5,118)
130
2,893,241
2
(6,072)
⑪
5,334,890
2
4,962,188
194
3
4
⑪
3,337,279
5,219,373
(6, 073 )
6
219
設計 ・ 監理及び工事契約
契約金額
366,300
物件その他の契約
件数
契約金額
件数
11
2,349,911
111
備
考
1 . 1件200万円以上の契約
金額及び契約件数
2. ( ) 内は, 全契約件数
477,770
19
2,415,471
@
652,634
30
2,791,845
1,024,715
5
34
@
(5,863) ⑮
⑮
2 ム9,293,600
ム9,293,600
198
6,777,122
1,401,948
2
15
5,334,890
4,309,554
111
2
164
⑪
545,434
4,194,658
185
5,375,174
183
-5
3 . 変更契約件数は除く
4 . <@は債務負担行為
(2)建
4. 土地と建物
物
建物については, 表- 1 のとおり昭和47事業年度
( 1 )土 地
から順次整備してきており, 平成3 事業年度までで各
種研究施設棟19棟, 延床面積16,68 8 .21 n:fであった。
昭和47年4月, 国から神奈川県横須賀市の固有地40,
159.57rrlの現物出資を受けた。 また昭和55事業年度以
平成4事業年度に新たに深海総合研究棟(鉄筋コンク
来工事を進めていたセンタ一地先の埋め立て工事は,
リート造, 6階建, 延床面積5,639.8 2rrl)並びに海洋
昭和57事業年度は18 ,391.8 4 rrlを竣工させ, 昭和58 事
研究棟(鉄骨軽量コンクリー ト版構造, 4階建, 延床
業年度は国から8 55.99rrlを購入, さらに, 昭和60年5
面積1,98 1.8 0rrl)の建設に着工した。
月には第 2 期埋立工事と して4,518 .93rrlを竣工させ.
また. 海洋研修棟(旧名:海洋工学実習棟) を短期
土地の合計面積は63.926rrlとなった。 なお, この埋め
滞在者用の宿泊施設として改修した。
立て地と既存地盤との聞に段差が生じていたため, 既
存地盤の嵩上げ工事は61-62年度で実施した。また,
昭和63-平成 4年度で構内環境整備 工事を実施
した。
表ー1
研究施設の整備状況
(単位: nf)
建
屋
区
分
延床面積
整 備年 度
建 屋 区 分
潜水シミュレータ棟
1,586.64n:f 47年度及び50年度 情
海
洋 工
学
棟
1, 535.54
海
域
究
棟
430.29
47年度
ユーティリティプラント
330.00
11
受
研
電
所
整 備年 度
榛
796.50n:f 51年度
堂
198.69
51年度
動
物
シ ミュレ ー タ 棟
202.05
52年度
動 物
754. 8 4
54年度
潜水呼吸器試験室
54.08
55年度
潜 水 調 査船整備場
2,017.73
海 洋 実 験 機材
保
管
庫
112.18
59年度
報
47年度及び52年度 食
11
延床面積
実 験 棟
棟
584.8 8
海 洋 工学 実 験 場
3,000.00
47-48年度
潜水訓練プ ール棟
1,569.57
48年度
ガ ス パ ン ク 棟
417.06
48年度及び53年
廃棄物処理 棟
153.90
48年度
潜 水 調 査船整備場
電
棟
変
72.0
62年度
館
2,249.93
49年度
深海総合 研究棟
5,639.8 2
建設中
高圧実験水槽棟
622.33
50年度
海
1,981.8 0
建設中
海
本
洋
研
修
'É
コ
入
平成4年度改修
洋
研
究
棟
24,309.8 3nf
計
-6ー
部 年度 平成元年
度及び平成3年度
。本館
e食堂
⑧
e深海総合研究4束
。海洋分析糠
@動物実験線
。ユーティリティプラント
@治水訓練プール練
。潜水シミュレータ様
日
ロ
@海峨研究棟
ロ
@海洋研究棟
@
@情報様
@海洋工学練
@海洋工学実験�
-J
@高庄実験水槽棟
@海洋研修練
とゾ
@廃棄物処理棟
@整備場付属棟
@潜水調査船整備�
図一1
研
究
施
設
等
配
置
図
③
世界海洋観測システム(GOOS)
5. 国際交流
4)
海洋科学技術センターが 研究開発を推進している主
国際ワークショップの開催。詳細については,
第 3 章「 研究開発活動の推進」のとおりである。
な対象分野は太平洋を中心とした深海, 海中, 海洋表
面, 大気に至る調査 研究並びに海洋観測機器等の開発
5 ) 外国出張, 調査団, 在外 研究員等派遣, 海外の
であるo その対象は広大であり観測機器に関しでも有
研修者の招聴。 詳細については資料10 í 外国出張
人潜水船, 観測船等も含め, 多大なコストを要するも
等Jのとおりである。
のが多い。
一方, 地球温暖化現象の解明等, 地球環境問題の重
要性は世界的に認識され, 平成 4年6月 3 日....1..., 4日に
6)
科学技術庁フェローシップ制 度に基づく海外 研
究者の受入れ。
はブラジルの リオ・デ・ジャネイロにて「環境と開発
に関する国連会議 Jが開催された。多岐に亘る環境問
題に対し, 海洋がその主対象であるもの, または海洋
が大きな影響を与えているテーマが多いため, 海洋に
関する 研究開発への期待は大きい。
これらグローパルな問題の解明をめざし, 当センター
も含めた世界の関連研究開発機関の限られた資金, 人
的資源を有効に活用するため, 国際的な連携が不可欠
であり, 当センターも国際的な研究協力を積極的に推
進しているo そのため平成3年度には世界の主要な研
究所の所長を招へいし, 研究協力推進のためのシンポ
ジウムを開催した。
また, 太平洋に属する諸発展途 上国における関連研
.究開発レベルを向上させることは将来の海洋研究開発
の発展のために重要なファクターであると考え, 当該
諸国とも当センターの限られた資金・人的能力の内で
出来る限りの研究協力を推進していく計画である。
本年度における国際 研究協力を含めた主な国際交流
活 動は以下のとおりである。
1)
政府間協定に基づく国際協力
① 天然資源の開発利用に関する日米会議(UJNR)
② 日中黒潮共同調査
③
フ ィ リ ッピン東方海域における流量変動の観測
研究(WOCE)
④
熱帯海洋混合 層におけ熱輸送の観測研究(JAP
ACS)
特に米国太平洋海洋環境 研究所との研究協力
2)
機関間協力協定に基づく国際協力の実施
① 米国ウッズホール海洋研究所
②米国スク リップス海洋研究所
③
3)
インドネシア技術評価応用庁(BPPT)
多国間協力
① 世界海洋循環実験(WOCE)
②熱帯海洋及び全球大気研究計画(TOGA)
-8-
7 ) 外国人来訪者の受入れについては, 資料12 í来
訪者 」のとおりである。
第
2
二0::二
与主
研究開発活動
1 . 深海研究部
2 . 深海開発技術部
3 . 海洋研究部
4 . 海域開発研究部
5 . 運航部
6 . 深海環境プログラム
7 . 主なプロジェク ト チーム
.
-単成火山群の調査
.海形海山にて熱水噴出孔生物群集の発見
第2章 研究開発活動
1
・7.1<曜海山から23 0 ......3 1 0 0Cの熱水噴出とそれに
伴う熱水噴出孔生物群集の発見
深海研究部
⑥南西諸島海域
・沖縄トラフにおける初の背祖並大域の調査
(1)研究開発の方針
・伊平屋海嶺・伊是名海穴・南奄西海丘で熱水現象と
それに伴う熱水噴出孔生物群集の発見
深海研究部は深海に於ける現在及び過去の海底の変
動現象とそれに伴う物理・科学・生物・地質のすべて
・南奄西海丘にて熱水チムニー群発見
国際共同
⑦
の現象の相互作用を解明し, 深海域を総合的に理解す
・トンガ海溝, ラウ海盆深海調査(オーストラリア,
ることを目的としているo この目的のために海洋科学
ニュージーランドと共同研究)
技術センターの所有する, 有人の潜水調査船システム
「なつしまJ / rしんかい 2 0 0 0 J, rよこすかJ/
・ジャワ海溝調査(インドネシアと共同研究)
「しんかい6 5 0 0 J, 無人探査機「ドルフィンー3 KJ
・北フィジー海盆の調査(日仏STARMER計画)
で熱水現象発見
及び海洋調査船「かいようJを利用して研究を行って
・北フィジー海盆の熱水域にて, 熱水生態系長期観測
きている。研究手段としては, これらの有人潜水船.
無人探査機に加え, マルチナロービーム シービーム,
ステーションの開発, 設置
深海曳航式ディープトウ システム等を最大限に活用
⑧機器開発
・深海曳航式rJAMSTEC
して成果を挙げてきている。
DEEP
TOW
そして, 深海研究部はこれらを活 用し調査を開始し
S Y STEMJの開発(4 5 0 0 m, 6 0 0 0 m級)
てきて1 0 年が経過し, 過去に以下のような研究成果
・ 1 9 8 8年以降長期ステーションのプロトタイプの
開発, 実用化
を示してきている。
・熱水生態系長期観測ステーションの開発
.長期底層流観測装置の開発
深海研究部の研究成果の概要
・超高感度カメラ(スーパーハープカメラ〉の実用化
①日本海海域
以上の主な成果より, 深海域においてこれまで知ら
・日本海中部地震震源域調査で黄変色堆積物の発見
・奥尻海嶺の玄武岩類調査で新しい沈み込みの可能性
れていない種々の現象が発見され, 深海域が何の変化
もない静寂な世界ではないことが明らかになってきた。
を見いだす
-奥尻海嶺から. バクテリアマットらしき変色域の発
そしてまた, これらの現象は, 防災問題などとも密接
なかかわりを持っていると考えられ, 今後は, これら
見
の現象を解明し相互関係を明らかにすることが重要で
-日本海東縁の単成海丘群の調査
ある。また, 潜水調査船等による短時間の調査では捉
②日本海溝
・陸側斜面で, 世 界最深の冷水湧出帯群集の発見(ナ
ギナタシロウリガイが優占種)
えられない深海底の長期変動や発生時期が予想できな
い現象を把握するために長期観測を実施することが必
要である。 さらに, 地球環境問題に貢献するために
.海側斜面で新しい裂け目の発見
③相模湾
・初島沖, 沖ノ山堆, 三浦海丘, 相模海丘, 三崎海丘
にてシロウリガイを優占種とした化学合成生物群集
の発見
深海域の海水及び堆積物の総合的な観測・研究を行な
い, 液体二酸化炭素, 熱水噴出, 冷水湧出など深海底
から供給される物質フラックスについて量・成分など
を把握することが急務である。そして海洋全体におけ
る物質の循環過程を明らかにするために.陸起源物質・
・熱川沖長大溶岩流の存在と分布確認
生物起源物質の深海への輸送過程を含め, 深海底周辺
④駿河湾~南海トラフ
の物質の移動・拡散過程を把握しようとしている。
・長期底層流観測装置設置による観測
以上これまでの成果や将来展望を踏まえ, 平成 4 年
-駿河トラフにて強い底層流に伴うリップルマーク
度( 1 9 9 2 年度)には, 主に以下のような研究開発
・駿河トラフの伊豆側, 静岡側の観察
・足摺海丘, 土佐沖において. ハオリムシ(チュープ
ワーム) の発見
・南海トラ フ沈 み 込み域の調査
⑤伊豆・小笠原海域
を実施した。潜水調査船等では日本周辺を始めマリア
ナ海域において地球科学, 自然科学分野の総合調査を
行ない, 長期観測ステーションでは, 相模湾初品沖の
設置準備を行なった。また, 物質循環では東シナ海等
-9ー
④駿河湾, 相模湾
で調査を実施した。
駿河湾では, マリンスノーなど海中懸濁物の鉛直分
布と深海底境界層付近の流れ・水温・濁度などを含む
(2) 研究開発状況の概要
物理構造の解明を目的とした調査および石油分解細菌
1)
íしんかい 2 0 0 0 Jによる研究開発
や溶媒耐性菌などの微生物の探索を目的とした調査が
平成4年度の「しんかい 2 0 0 0 J潜航調査は, 沖
実施された。相模湾では, 主として初島沖のシロウリ
縄トラフ, 伊豆・小笠原, 三陸沖・日本海, 駿河湾,
ガイ群集域について生物・微生物・地球物理・地球化
相模湾において 5 3 回の潜航調査が実施され. 各海域
学的側面から総合的な調査を実施した。そして, 新た
において以下のような成果が得られた。
に底生有孔虫や硫黄酸化細菌の現場培養と地殻熱詐晶
の長期計測に着手した。
①沖縄トラフ
伊平屋海嶺の熱水現象は. 2- 3年のスパンで沈 静
íしんかい 6 5 0 0 Jによる研究開発
2)
傾向を示す場所とその活動度を継続しているものがあ
ることが明らかになった。 熱水噴出孔生物群集の中に
1 9 9 1 年から潜航調査が開始された 「 し ん か い
は, シロウリガイ類など衰退傾向を示す生物もあった
6 5 0 0 Jは日本海の東縁域の奥尻海嶺から調査が始
が, 群集組成上の変化は認められなかった。南奄西海
められ. 南海トラフ. 日本海溝で研究潜航カ将すわれた。
丘においては, 従来調査を継続していた凹地の北部に
また科学技術庁撮興調整貨による北フィジー海盆の研
おいて新たに勢い良く熱水を噴出するチムニ一群とそ
究で約 3 0 回の潜航が行われた。 1992年には 2年
れに伴う生物群集が発見された。噴出する熱水の温度
自の潜航が行われ. 日本列島周辺の沈み込み帯, 島弧一
は, 凹地南部でやや低く(約 2 3 0 -28 0 0C). 北
部でやや高い(約 2 8 OOC)傾向を示したo また, 南
伊豆・小笠原, マリアナで4 行動がなされ, 以下のよ
部の熱水は溶存気体に富み懸濁物が少ないが, 北部の
うな成果が得られた。
海溝系の横断潜航を行うため, 琉球海溝, 日本海溝,
①硫球海溝域
熱水は溶存気体が少なく懸濁物に富み灰色を呈してい
fこ。
・急鹿被覆タイプマンガンの発見
・海側斜面でフィリピン海最古の海洋地殻の観察と採
②伊豆・小笠原
集
明神海丘東側カルデラ壁から硫化物の鉱染を受けた
・陸側斜面の大崩墳と津波地震
岩石や, 熱水性マンガンクラストおよび熱水噴出孔生
②日本海溝域
物群集の指標種の一つであるシンカイヒバリガイ類の
・陸側斜面世界最深の冷水湧出帯生物群集の発見と分
死殻が採集され, 少なくとも過去には熱水活動があっ
布と成因解明
たことが明らかとなったo天保海山ではマンガン団塊,
・海側斜面新しい裂け目の広域マッピングと成因, 一
マンガンクラストが広く分布しておりマンガン団塊の
形成に適した環境であることが明らかとなった。水曜
年間の経時変化観察
海山では 3 0 OOCを越える熱水を噴出する大チムニー
③伊豆・小笠原海溝域
群とシンカイヒバリガイ類を優占種とする生物群集が,
・鳥島海山頂上から「鯨骨生物群集」の発見
木曜海山では4 OOCの熱水湧出現象と 2 - 3 種の長尾
.前弧の蛇紋岩海山の確認と蛇紋岩の採集
④マリアナ中・南部域
・マリアナトラフ南部で「しんかい 6 5 0 0 Jが初の
類を優占種とする生物群集が発見された。 母島海山は
蛇紋岩を主体とする海山であることが明らかとなり,
熱水現象を発見
採集した蛇紋岩質砂諜岩中に自形の炭酸塩鉱物が存在
することから湧水活動の可能性が示唆された。 海形海
・日光海山で熱水噴出孔生物群集(ハオリムシ類の大
山では熱水l噴出孔生物群集の調査を継続すると共にそ
群集)の発見, アリススプリングで熱水の精密調査
こに生息するオウギガニ類の現場呼吸速度の測定に成
特に, 伊豆・小笠原弧やマリアナ弧の前弧斜面には
功した。
海山が列をなして分布しており, これまでの調査でこ
③三陸沖・日本海
れらが玄武岩ではなく蛇紋岩からなること. 米国の潜
三陸沖においては水産資源として利用度の低いソコ
水調査船「アルピン」の潜航により海山の頂上から 炭
ダラ類の資源最の把握を試み, 日本海においては重要
な水産資源生物であるズワイガニ. ホッコクアカエピ,
酸塩のチムニーと海水とは 異なる水が演出しているこ
と. 1 989年の国際深海掘削計 画の第 1 2 5節航海
ホッケの資源量および生態に関する調査を実施した。
で鳥島海山で掘削が行われ, 海山が蛇紋岩からなるこ
北陸沖では, 構造運動に伴う斜面崩壊に起因する堆積
と, 炭酸塩チムニーを伴うことが明らかになっている
物が発見容れた。
ことから, このような蛇紋岩海山の分布と成因に関し
-10
て, 陸上にある過去の地質帯の中に含 ま れ る蛇紋岩の
船によ り 確認す る と い う 手法を用いて, 日本海溝, 日
い く つ かが現在の海底の蛇紋岩海山と 同様の条件で形
本海. 沖縄トラ フ , 駿河湾, 相模湾等日本周辺海域を
成 さ れ た事が示唆 さ れた。 ま た, 世界的 に も 珍 し い鯨
の死骸上に形成さ れた深海生物群集の発見で は, こ の
対象と して研究を実施 してきた。 「 し んかい 2 0 0 0 J
及び 「 し んかい 6 5 0 0 J は, 大学, 国立研究所を含
群集が熱水噴出孔生物群集や冷水湧出帯生物群集と同
め た 日 本全国の地質, 地形研究者か ら の研究申込みを
様. 化学合成生物群集である可能性が考え られた。
「深海調査推進委員会」 で採択 し, 海洋科学技 術 セ ン
タ ーが調査推進と そ の ま と め を実施 し て き た。 平成 4
r J AM S T E C
3)
Deep Tow
年度は以下の項目 が特筆すべき成果であ るo
SystemJ に よ
①小笠原諸島鳥島海山での鯨骨生物群集の発見
る研究開発
日 本海溝三陸沖 において. 海溝海側斜面の地溝 ・ 地
②日 本海溝海側斜面の地塁地溝の変動の確認
③日本海溝陸側斜面の シ ロ ウ リ ガ イ 棲息域 の確認
皐構造を, 水 深 6 0 0 0 mか ら 6 6 0 0 m にわ たって
(世界最深度)
カ メ ラ で観察 し た 。 平成 3 年度に 「 しんかい 6 5 0 0 J
と, 海溝域には大深度にもかかわ ら ず生物が豊富な こ
④琉球海溝海側の マ ン ガ ン ク ラ フ ト 発見
⑤琉球海溝陸側の斜面崩壇現象の確認
と が わ か っ た 。 な お , 使用 し た 6 0 0 0 m級 Deep
⑤マ リ ア ナ ト ラ フ の新熱水活動域の発見
Tow
⑦沖縄 ト ラ フ 伊是名海嶺の熱水活動の時間変化の確
が発見し た南北性の割れ目が本海域に広 く 分布す る こ
System は平成 3 年度に完成 し た も の で, 全長
8 0 0 0 m の光 ・ 電気複合ケ ー ブル と ス ーパ ー ハ ー プ
認
カ メ ラ (超低照度カ ラ ーT V ) な どか ら な り . 今回の
以上は, 潜水調査船を用い た調査. 研究で あ る が,
最大到達深度 6 6 0 0 m は. 現在世界で稼働中の有人 ・
新たに広域事前調査手法の導入に関連 して, 新世代型
無人シ ス テ ム の最深度記録であ る。
の音波探査装置であ る, チャープソ ー ナ ー を基本と し
た, 深海曳航式 2 周波チャ ー プ サ ブボ ト ム プ ロ フ ァ イ
2. í リ
ラーを導入 し た。 こ れは海底下 1 0 0 m ま での地質構
造を5c m の分解能で検知できる音波探査装置であり,
ア ル タ イ ム伝送型」 及び 3 . r ブ イ 衛星型」 の 3 つ の
同時に導入 し た 6 m 用 ピ ス ト ン コ ア ラ を用い て . 今後
タ イ プの長期ス テ ー シ ョ ン に よ っ て. 深海底の長期観
COzハイ ド レ ー ト の存在量調査や地震変動調査の研究
測行なう計画であ る 。 1. については, 昨年度日本自
に使用 さ れる。
4)
長期観測 ス テ ー シ ョ ンの研究開発
現在. 当セ ン タ ー で は 1 . í自己記録型J.
転車新興協会補助金で製作 し た 「自己記録型J 長期ス
テ ー シ ョ ンを金華山沖の海溝陸側斜面の水深4 0 0 0
2)
地球物理
①南西諸島海溝西部の地形調査と そ れに よ る広域テ
m海域に設置 し, 試験観測 を行なった。 魚の切り身を
ク ト ニ ク ス の解明
餌 と して取付け た と こ ろ , 設置後間 も な く 遊泳性の生
物が. つ い で ヒ ト デな どが時間を追 っ て餌に集ま る様
疏球 (南西諸島) 島弧ー海溝系西部 に於 い て は .
子が 8 ミ リ ビ デ オ カ メ ラで観察された。 2 . について
1 7 7 1 年の八重山地震津波 (明和の大津波) を初め
は. 相模湾初島沖の シ ロ ウ リ ガイ 群集域に設置予定の
と して.
長期連続観測用 ス テ ー シ ョ ンが完成 し た。 これは 2 台
大量の軽石流出. 1 9 9 1 年以降の西表群発地震など.
の カ ラ ー ビデオカ メ ラ , 速度型 3 成分地震計, 広帯域
ハイ ド ロ フ ォ ン , 地中温度計, 電磁流速計. C T D を
活発な地学現象が発生 し て い る 。 こ れ ら の現象はすべ
装備 し て お り , 平成 5 年度に設置 し観測を開始する予
変動に よ る も の で あ る が, そ の沈み込みの現場に当た
定である。 3 . については, 日 本海溝三陸沖で海面に
る八重山沖南西諸島海溝に於いては. こ れま でに系統
小型ブ イ を浮遊させ, イ ン マルサ ッ ト C か ら の 信号を
的な深海精密調査が行 わ れ て い なかった 。 そ こ で.
受信 し . ブイ の動揺に よ る 受信特性への影響を調べた。
その結果, ブイ が士 3 0 度程度動揺 し で も送受信可能
1 9 9 0 年 よ り 琉球大学な どの協力を得て当セ ン タ ー
の調査船「かいようJ
であ る こ とがわか っ た。
域の広域の精密地形調査を 行 っ たが, その結果を取り
1 9 2 4 年の 西表海底火山噴火 と それに伴う
て フ ィ リ ピ ン海プ レ ー ト の沈み込み に伴う海陸両側の
•
r よ こ すか」を用 い た 当該海
ま と めて海底地形図を作成 し, ま た同時に地形の特徴
(3)
1)
主な研究開発の内容
と そ の形成のメカニズムに関する新たな知見が得 られた。
地質
海溝陸側斜面に大規模な崩壊地形や地溝が発達 して
い る こ と , 他の海溝と較べで海・溝軸部が極端に広い平
--
従来か ら地形, 地質分野は. 深海曳航体等によ っ て
坦面 と な っ て い る こ と , 海溝海側の地塁地溝地形の走
得 ら れた海底微細地形, 地質情報 デー タ を, 潜水調査
向が西に向かうにつれてNW- S E か らE - W へ と 変
11
化 し て い る こ と な ど, 八重山沖南西諸島海溝の海但IJか
面のプレー ト 内 自 然地震観測を目 的 と し て . I し ん か
らの南方若 し く は南西方への張力に よ り 形成 さ れ た と
い 6 5 0 0 J潜航調査行動時に 5 台の海底地震計を設
考え ら れ る 地形が発達 し て い る 。 1 7 7 1 年の大津波
置 し た 。 ま た こ れと は別に, 東京大学 ・ 東北大学の グ
の発生源 と し て 明 ら か に な っ た 海溝陸側斜面での大規
ル ー プ に よ って. 8 台の海底地震計が設置 さ れ, 余震
模な崩壊の原因は, 海域全体が こ のよ う な張力場にあ
観測を行ってい た 。 いずれの観測 も , 約 1 ヶ 月 間 に わ
る こ と と関係が あ る 。
たって行われ, こ の聞に陸側斜面の余震活動 も あ っ た
ま た, こ の地形調査の結果を受け. 1 しんかい 6 5 0 0J
ため, 陸 側 と 海側の地震計で多 く の 自然地震が捉 え ら
に よ る八重山沖南西諸島海域の潜航調査が, 平成 4 年
れた。 「かいよう」 に よ る同海域の調査行動 の 期 間 中
6 月 15 日 か ら20日迄の間行われた 。 こ のうち 第 1 2 4
に こ れ ら の地震計の回収を行っ た 。
潜航では, 海溝海側斜面に位置する比高約 1 8 0 0
m
今回の現場観測 によって, 海溝域の自然地震の頻度
の海山の頂部付近を調査 し たO こ の海山の頂部の平坦
と 震源の正確な深度を知るデー タ が得 ら れたo こ れ ら
面 か ら 玄武岩が採取 さ れ, ま た頂部付近の急斜面で泥
は, プ レー ト 内の破壊の進行を知る重要な手掛 か り と
を薄 く 被った露岩が見 ら れた こ と か ら,
なる。 従来の陸上観測のみでは, こ の ような正確な情
こ の 山が火山
報を得る こ と が困難であった。
性の山であ る こ と は確かで‘ある。 斜面上には崩壊の痕
と 見 ら れる転石や小~中醸が観察 さ れた こ と か ら, 形
④大洋中央海嶺の調査研究の た め の準備
成後 ( 恐 ら く 海溝付近に達 し た と こ ろで) 変動を受け
地圏から気圏 ・ 水圏への熱 ・ 物質 の フラ ッ ク ス に つ
た も の と考 え ら れ る 。尚, 着底点 (水深4 4 6 2 m )
いては, 海洋域における も の が相当部分を占め, 更 に
の付近では径 2 ......, 3 cmのマ ン ガ ン団塊が密に分布 して
こ れ ら の フラック ス の相当部分が大洋中央海嶺及び背
おり.
9 0 個 を採取 し た 。 ま た, 海底の 3 点で停止 し
弧海盆の海嶺に於いて起 こ っ て い る と考えられている。
てラコ ス ト 重力計によ る重力測定を行い, 海山の山体
従って, こ れ ら の海嶺域に於いて熱 ・ 物質 フ ラ ッ ク ス
の傾動を示唆す る結果が得 られた。
を定量的に測定する こ と が出来れば, 地球環境変動へ
の地圏から の寄与を定量的に評価する こ と が可能 と な
②南西諸島 G P S観測
めて高精度で測定する こ と ができる。こ れを応用して,
る。 こ の目標を達成す る た め. 科学技術庁 よ り 科学技
術振興調整費による受託研究 「海嶺におけるエネルギー ・
琉球弧の現在の檎造運動に関する基礎資料を得る こ と
物質 フ ラ ッ ク ス の解明に関する調査J を受け, 広範な
を 目 的 と して, 本観測を実施 し た。 観測対象域は, 沖
分野聞の学際的な連携体制や, 国際的な共同研究の在
縄島南西方に位置する慶良間海裂 と し た 。 鹿良間海裂
り 方につ いて検討を行うと と も に, こ れ ら フ ラ ッ ク ス
は, 南西諸島海溝における沈み込み及び沖縄 ト ラ フ の
を海底で測定するた めの調査海域の選定を行う他, 調
拡大の運動に伴い形成さ れた大規模な陥没部であ り ,
査機器 ・ シ ス テ ム の開発方針を決定 した。 結合と して,
そ の北側に当たる沖縄 ・ 奄美地域と南側に当たる宮古
国際的な海嶺研究計画であ る 「 イ ン タ ー リ ッ ジJ と 連
八重山地域と は, こ の海裂を境と して異なる陸塊を形
携 し , 長期的視点に基づいた深海底での熱 ・ 物質 の フ
成 している。 最近の精密調査 に よ り , こ の場所が ご く
ラ ッ ク ス の観測研究を行うための具体的計画を策定 し,
最近 ま で陸 化 してお り , そ れが急激に沈降 し た こ と に
平成 5 年度よ り , 日米共同 による東太平洋海膨調査を,
よって生 じ た も の であるこ と か判明 し た が, こ の急激
ま た 日仏共同によ る南西太平洋背弧海盆調査を, そ れ
な沈降が異なる陸塊の相対運動によって形成 さ れた可
ぞれ実施す る こ と と し た 。
G P S干渉測位法に よ り .
2 地点閣の距離変化を極
⑤衛星 ア ル テ ィ メ ト リ による重力異常 ・ 海底地下構
能性があるため. G P S観測によって現在の相対運動
造
を実測する も の である。 但 し , 今回は短期間の観測で
ある こ と か ら , 以上の研究の基礎資料と な る観測基準
海底下の地殻 ・ 上部マ ン ト ル構造を求める 上で重力
点を確立する こ と を目 指 し , 今後の繰 り 返 し観測のた
異常は極めて重要な情報であるが, 海底で、の調査船に
めの布石 と し た。観測期間は, 平成 5 年 2 月 1 5 日 ~
よ る 測定は, 日本列島周辺海域など一部を除いて決し
2 0 日 ま での 6 日間であった。 ま た, 観測場所は沖縄
て充分と は言えない のが現状であ る o そ れを補う手段
島南西方に位置する鹿良問海裂を挟む直近陸上地点と
と して, 衛星アルチ メ ト リ は極めて有用 で あ る 。 ア ル
し そ れ に当 た る 沖縄島, 宮古島, 久米島に観測点を
チ メ ト リ の精度が向上 したGEOS-3以降. 高精度海面
設けた。 観測に当 たっては. G P S大学連合 (事務局
高 ジ オ イ ドを求め, ま た こ れを用いて海底下の構造を
東京大学地震研究所内 ) の協力を得た。
求める試みが行われている。 海底研究部 と し て も , 人
③三陸沖 日 本海溝域にお ける地震観測
工衛星 に よ る 地球観測技術の確立を目的とす る「衛星
三陸沖日 本海溝域では, 平成 4 年 7 月 にM 6 . 9の
プ ロ ジェ ク ト チ ームJ に参加し, 現在稼働中の高精度
地震が発生 し たが, こ の震源域に於 い て, 海溝海側斜
海洋観測衛星であるTOPEX/POSEIDEONの海面高
- 12 -
度データ の固体地球物理学への応用 を 目 指 し て い る o
ン ク ト ン に関する デー タ は極めて少 な い のが現状であ
衛星 ア ルテ ィ メ ト リ は, 世界の全海域で均等な精度の
る 。 そこで, 当 セ ン タ ー は東京大学海洋研究所, 横浜
解析を可能 と す る も の で あ るが, 当面の目標 と して,
国立大学およ び創価大学 と共同で, 深海底直上に生息
中央海嶺系での地殻 ・ 上部マ ン ト ル構造と テ ク ト ニ ク
す る 動物プラ ン ク ト ンを採集す る た め の プラ ン ク ト ン
スの解明に応用 す る こ と を計画してい る 。 前途の「イ
ネ ッ ト の開発およびネ ッ ト を取 り 付 け る た め のDeep
ン タ ー リ ッ ジ計画」 に於いて も , 海嶺の拡大速度の違
Tow の改造を行う と 共 に平 成 5 年 1 月 - 2 月 に か け
い と そ の海底から深部に到る構造の違い と の関係につ
て沖縄 ト ラフ お よ び鹿児島湾 に お い て実海域試験を兼
いては, 解明すべき重要な問題と し て 取 り 上 げ られて
ね た プラ ン ク ト ンの採集を行い成功 し た 。
い る 。 そ の 一環 と して , 環南極海嶺の海面高 ジ オ イ ド
③共同研究「鹿児島湾に お け る “た ぎ り " 現象の研
デー タ の幾っかを検討し, そ の特徴について調べた。
究J
但 し, この衛星がま だ試験運用 の段階であ っ たことか
鹿児島湾奥部の若尊プロ ト カ ル デ ラ 周辺では古 く か
ら. GEOSATの海面高度 デ ー タ を用 い た 解析 を 行 っ
ら海面での発泡現象が知 ら れ, 土地の人達に よ っ て
た。 海面高 ジ オ イ ド残差と 海底地形と の関係、を見ると,
“た ぎ り " と呼ばれてい る 。 そ し て, こ の現象は, 二
太平洋南極海嶺 ・ 南西 イ ン ド洋海嶺では明瞭な正の相
酸化炭素, 硫化水素, メ タ ン な どを含むガス が 2 0 0
関を示す。 これに対し, 南東イ ン ド洋海嶺では両者の
。Cを越え る熱水 と と もに海底か ら噴出 し て い る現象で
相関計数が負の値を示 し て お り , 地形の高ま り に合わ
あ るこ と が報告 さ れて い る 。 この “ た ぎ り " の環境は,
せ て ジ オ イ ド高残差が相対的に負 と な っ ている。 ま た.
わが国周辺か ら も 多 く 報告容れ て い る熱水噴出孔生物
前二者でエ ア リ ー の ア イ ソ ス タ シー モデルが成立 ち,
群集の生息環境 と水深の違いこそあれ同様で あ り , 若
そ の補償面深度が 1 0 kmである (但 し オ ー ス ト ラ リ
尊 プ ロ ト カ ルデ ラ に も熱水噴出孔生物群集が存在 し て
ア南方では弾性プ レ ー ト モデルが成り立つ〉 のに対 し,
い る可能性が考え られた。 まに
後者について は従来の こ れ ら の ア イ ソ ス タ シ ー モ デル
活火山「桜島」 の活動と も密接に関連 し て い る こ と も
で は解が得 られない。 今後はTOPEX/POSEIDONの
推定された。 そこで, 当 セ ン タ ーでは , 鹿児島大学お
利用 に よ っ て, 更に高精度の解析を行 う 。
よ び玉川大学 と共同で “た ぎ り " 現象に関する総合的
“ た ぎ り " 現象は,
な研究を実施 し て い る 。 平成 4 年度は, 調査船 「 か い
3)
よ う j を使用 し . JAMSTEC Deep Tow Systemに よ
生物
q滑別研究「深海生物の基礎研究J
る調査を実施 し た 。 そ の結果. 若尊プロ ト カ ルデラの
従来よ り 当 セ ン タ ーで継続 し て き た深海生物研究.
水深 8 2 --- 1 1 0 m地点において移 し い生物量を誇る
特に冷水湧出帯生物群集 ・ 熱水噴出孔生物群集の分類
ハ オ リ ム シを優占種 と す る熱水噴出孔生物群集を発見
学的, 生理 ・ 生態学的研究 と い っ た フ ィ ー ル ド主体 の
す る と共に “た ぎ り " 現象の分布状態 な ど 多 く の知見
研究の結果得 られた成果について学会誌に公表す る と
を得るこ と に成功 し た 。
共に学会などで講演 し たo ま た. 深海生物飼育手法の
検討を行い, 深海生物飼育のた めの器材を整備 し, ユ
4)
物質循環
ノ ハ ナ ガニ お よ び オ ウ ギガニ類の飼育を開始 し た。 飼
近年COz. C出 を は じ め と す る温室効果 ガス の大気中
育 し て い る ユ ノ ハ ナ ガニ に つ い て は呼吸速度の測定な
濃度の増加に よ り , 地球温暖化が世界的 な 問題 と な っ
ど生理 ・ 生態学的研究に着手 し た。 さ ら に, 深海環境
て い る 。 海洋は地球表面積の約 7 0 %を占 め, 大気の
への生体機能の一端を解明することを目的とし ユ ノ
5 0 倍以上もの炭素を含ん で い る た め, 海水中の炭素
ハ ナ ガニ, エ ゾ イ バ ラ ガニ, オハラエ ピおよ び ジ ゴ ク
の微少な変化が大気中のCOz濃度に大きな変化と な っ
モ エ ピの触角な ど感覚器官の微細構造を走査型電子顕
て現れる。 さ ら に海洋におけ る炭素等の物質の輸送 ・
微鏡に よ り 解析し 浅海性の短尾類と の比較を行っ た。
循環過程は極めて不明 な と こ ろが多い。 そ れ ゆ え地球
さ ら に, 冷水湧出帯生物群集 ・ 熱水噴出孔生物群集に
温暖化の予測の た め に も , 海洋における炭素等の物質
特有な シ ロ ウ リ ガイ 類, ハオ リ ム シ類なと、について,
の輸送 ・ 循環過程を把握す る こ と は, 極めて重要であ
有用活性物質の ス ク リ ー ニ ン グを開始 し た。
る。
②共同研究f深海底直上に生息する動物プラ ン ク ト
ンの生物学的研究」
深海研究部では物質循環研究 と し て, 平成 4 年度か
ら プ ロ ジ ェ ク ト 研究「深海の物質循環に関する研究」
深海底近底層におけ る動物プラ ン ク ト ン群集の生物
量は海底か ら離れた深海底に比べて著 し く 高いこ と や
と科学技術庁振興調整費「縁辺海におけ る物質循環機
構の解明に関する 国際共同研究」 に取 り 組ん で い る 。
近底層固有のプラ ン ク ト ン も 多 く 発見 して い る 。 しか
「深海の物質循環に関する研究」 では, 海洋科学技
し わが国周辺の深海域における深海底近底層の プ ラ
術セ ン ターの特色をいか し, 他の研究機関が あ ま り 実
- 13 -
施 し て い な い深海底周辺に お け る 物質循環過程に関す
解するために は必要不可欠 な テ ー マ で あ る o し か し ,
る研究を行 っ て い る 。 本研究の目的は, 海水及び堆積
その研究は専ら理論 ・ シ ミ ュ レ ー ショ ン実験の分野で
物の総合的な観測 ・ 研究を行い, 液体COz/熱水/冷
進め ら れ て き た も の で, 実海域に お け る 現象の観測は
水 と し て深海底か ら噴出す る物質について, その盤 ・
極めて少ない。 このよ う な背景の基, 海底真上の流れ,
成分及びCOz ク ラ ス レ ー ト の存在量 を把握す る こ と で
濁度等の物理量の計測手法の検討を行い, 実海域にお
あ る 。 さ らに海洋におけ る物質循環機構を明 ら かにす
ける計測を実施 した 。 実海域におけ る計測は. 駿河湾
る た め, 陸起源物質 ・ 生物起源物質の深海への輸送過
で実施 した 。 駿河湾 はプ レ ー ト 境界が南北方向に貫い
程を含め, 深海底周辺の物質の移動 ・ 拡散変質過程を
て お り , 湾央で水深 1 5 0 0 mを越え る大深度型の湾
観測 ・ 研究する と と も に そ れ らの調査のため の機器開
で ト ラ フ を形成 し て い る 。 そ の中軸部においては, 海
発 を行 う こ と であ る 。 平成4 年度は計画時 1 年目であっ
底真上旬い手 5 0 cm/secを越え る強流や. そ れに伴
た た め, 機器の整備 を中心に行 う と と も に, 実海域調
う リ ッ プル マ ー ク が観測 さ れて き た。 平成 4 年は. 海
査を行 っ た。 主な調査内容は, 熱水噴出域(伊是名海
底付近の強流の空間分布 を 抑 え る た めに.
穴及び南奄西海丘) を 中心に系統的な採7]<, CTD観
沿 っ て潜水船に よ る 流れ及び海底表面の調査を実施し
測, 濁度計測, ピ ス ト ンコア採泥及ひ現場ろ過器の設
た。 そ の 結果, 海底真上 の流れは. 軸が狭く な る
ト ラ フ軸に
置 で あ る 。 採水試料についての測定項目 は. 栄養塩.
1 9 5 0 m域において強 く , ト ラ フ が徐々に広がるにつれ
溶存酸素, メ タ ン, 全炭酸, D M S 等で あ る 。 その結
弱 く な る 傾向が得 ら れた。 ま た, 海底の堆積状況 も流
果, 熱水起源と恩われる 高濃度の メ タ ンを検出 した 。
れの強さに対応 していることがわか っ た。 特に, 1 9 5 0
ま た, 海洋科学技術セ ン タ ー の 第 1 号機であ る セ ジ メ
m填においては, 流速計. 濁度計, 水中 8 m.mデオ カ メ
ン ト ト ラ ッ プ シ ス テ ム (全長 1 2 0 0 m,
ト ラ ップ3
ラ を装備 し た 「底層流観測装置」 を海底に設置 し, 約
基, 流向流速計 3 基) 1 誌を 沖縄 ト ラ フ 中軸の水深
1 ヶ月に渡る 映像を含め た・流れの変動を捉得る こ と が
1 7 0 0 mに設置 した。 これに よ り 海洋表層か らの物
で き た 。 特に映像情報か ら は, í深海の嵐 J と で も 呼
質の季節別, 深度別の フ ラ ッ ク ス を測定する。 尚. 本
ぶべ き激 し い流れ と 濁 り が定期的に発生 し て い る こ と
シ ス テ ム は半年後に回収 し, 炭素, 窒素. 7]<素. リ ン,
が確認で き た。 今後, こ れ ら の デー タ の解析を行 う と
ケ イ 素, 重金属, 放射性核種等の測定 を行う予定である。
共に実験的検証を実施す る予定である。
「縁辺海にお け る物質循環機構の解明 に関 す る 国際共
同研究J は, 国立研究機関, 大学等よ り な る 1 3 研究
6)
国際共同
1 7 研究 グ ル ー プによ り 平成 4 年度よ り 開始 さ
WHOIと の共同研究 と して, 深海調査 シ ス テ ム 及 び
れた。 本研究は, 生物生産の高い縁辺海における物質
こ の デー タ 処理に関する研究を行 っ て い る 。 この研究
循環過程の時空間的変動ス ケ ー ルの把握とそれに関連
は, プ レ ー ト 境界域での堆積一浸食作用 の メ カニズム
す る 諸過程を解明 し, 縁辺海が海洋にお け る 物質循環
を共同で解明 す る こ と を 目 的 と して行 っ て い る が, ま
に果たす役割を明 ら か にす る こ と を目 的 と す る 。 特に
陸起源物質 ・ 生物起源物質の物質収支か ら対象海域に
ずサ ブトム プ ロ フ ァ イ ラ や マ ルチ ナ ロ ー ピ ー ム音響測
深デー タ を含めた深海底調査デー タ を共通の基盤に基
お け る生産量, 移動循環盟の時空間変動を正確に把握
づいて解析する ために, サプボ ト ムプロ フ ァイラのディ
機関,
す る こ と を第lの目的と し, 第 1 期 は東シナ海及び周
ジ タ ル化を進めた。 次に, マルチ ナ ロ ー ビ ー ム 音響測
辺海域を研究海域に選定 し た 。 深海研究部は海水中の
深 デ ー タ を共通のプロ グ ラ ム で解析出来 る よ う に す る
粒状物質, 特にマ リ ン ス ノ ー の分布, 存在量, 形態,
ため, 世界の研究所で一般的に使用 さ れて い る , デー
沈降過程を中心 と し た研究を分担 し, マ リ ン ス ノ ー カ
タ処理ソ フトGMTを導入 し, ワ ー ク ス テ ー ショ ン で
メ ラ を開 発 し , 上記の項目 に つ い て調査 ・ 研究 し た。
処理出来 る よ う に した。 現在. í か い よ う J 用 の シ ス
また, 基礎生産に大 き く 関与する鉄につ いて, 溶存F e
テ ム は, 稼働を開始した。 これに よ り WHOIと共通の
( n ) の挙動の研究を行 っ た。
基盤に基づいて, 海底地形の解析が可能 と な り , 今後
の共同研究が効果的に進展す る こ と に な る 。
実海域調査 と し ては, 駿河湾の富士川沖海底扇状地
5) 海洋物理
深海域にお け る 海洋物理研究と して. 深海底境界局
や沖縄 ト ラ フに関する シー ビ ー ム デー タ と 深海曳航式
内の物理現象に関する研究を行 っ て い る 。 深海底境界
ソ ー ナ ー及びカ メ ラ配録につ い て詳細な解析を実施 し
届内 の水温, 流れ等の物理現象は, 海底真上におけ る
た。 ま た柱状ピ ス ト ン コ ア ( 6 m ) 及び ボ ッ ク ス コア
堆積物の移動や熱水活動場でI噴 出 し た熱水の拡散等.
ラ の製作を行い, 採泥試料の共同分析も実施中 である。
海底環境と 密接に関係 し て お り , 地球物理学的に重要
な課題 で あ る ばか り ではな く , 深海空間を総合的に理
-14
こ の よ う な シ ス テ ム を多数建造運航すること は不可能
2.
深海開発技術部
で あ る 。 このため, 専用の支援母船を必要 と せず, 人
工知能を備え, T V カ メ ラ や ソ ー ナ ー の↑欝震に基づき.
(1 ) 研究開発の方針
あ る程度自 ら の半1断で長期間海中を附子 し, 種々のデー
タ を収集で き る 自 由航走型無人探査機を開発す る。
1 ) 深海開発技術部は, 深海を調査す るための大型機
器を開発 し て い る 。 これまでに, 有人潜水調査船 「 し
4)
んかい2000J 及び支援母船 「なつ し まJ. 3.000m級無
タ制御等基礎的な技術の進展を踏ま え な が ら , 人類が
人探査機 「 ド ル フ ィ ン 3 K J 並びに 有人潜水調査船
地球上において繁栄 し て い く ため に必要 と さ れる研究
「 し んかい6 500J 及び支援母船 「よこすかJ を開発,
の推進に役立つ大型調査機器の研究開発 を進め て い く
完成さ せた。
方針で あ る 。
2) 現在. 10.000m 級無人探査機 「 か いこ う J を 建
(2) 研究開発状況の概要
さ ら に, 今後. 海中動力源, 耐圧材料e コ ン ピ ュ ー
造中で あ り , 1かい こ う 」 が完成す れば, 地球上の海
洋の最深部海底 ま で の調査が可能 と な る 。
1)
1 しんかい6 500J 開発 ・ 建造の延長線上で, 海洋
の最深部までの調査及び 「 しんかい6 500_ の救難をな
1かい こ う J の完成に よ り . 海洋のFull Depth
し う る 10.000m級無人探査機 「 か い こ う J の建造を
ま で の調査が可能 と な るが, 今後は. 海底下地球内部
進め. 支援母船 「よこすか」 の改造及び船上装置の装
の調査, 広範な海洋のデー タ の継続的な収集等に活用
備を完了す る と と もに, 1かいこ う 」 に 関 す る 陸上 で
で き る大型調査機器の開発を進め る と と も に. 技術進
の試験をほぼ完了 し た。 (詳細については, 17.(1)無人
歩 を 踏 ま え て新たな深海調査機器の開発を進める。
探査機開発プ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム」 を参照0)
3)
具体的 な テ ー マ と し ては次の よ う な テ ー マがあ る 。
①深海掘削船 シ ス テ ム
2)
深海掘削船の開発 ・ 建造を実現す るための キ ー ポ
地球の歴史や構造の究明, プ レ ー ト テ ク ト ニ ク ス の
イ ン ト と な る ラ イ ザー (海底と船を結ぶパ イ プ) に関
解明と地震予知, 地球環境変動メ カ ニ ズム の理解を推
する海中での挙動解析を行い. 今後さ らに検討すべき
進す る た め に は, 海底下深部地層を採取する と と もに,
課題 は あ る が4.000m級水深 で の ラ イ ザ ー を 用 い た 掘
海底下深部に観測機器を設置する必要があ る。 これを
削が可能で あ る と の結論を得た。
実現するため, 深海域において, 海底下深 く の地層ま
で掘削で き る 掘削船 シ ス テ ム を開発する。
3)
②大型海洋観測研究船
海洋観測 ブ イ シ ス テ ム に関する研究を開始 し , 本
年度は基礎的な調査を行っ たo
地球上で起 こ っ てい る環境変動を解明するためには,
ま た, 大型海洋観測研究船を原子力船 「むつ」 の船
地球表面積の約 7 割を 占 め る海洋のデー タ は不足 し て
体を活用 し建造す る こ と に つ い て 日本原子力研究所が
お り , 今後, 海洋デー タ を 継続的に収集す る必要があ
実施し た設計研究に協力 した。
る。
このため, 大型観測機材の海洋への設置等が可能で
4)
自由航走型無人探査機を実現す るた めの基礎的な
あ り . かっ, デー タ が不足 し て い る荒天域での観測活
研究を実施する と と も に , すでに原始的な自 由航走型
動を行い う る 大型の海洋観測研究船を開発する。
無人探査機の開発建造を進めて い る米国ウ ッ ズ ホ ー ル
③海洋観測 ブ イ シ ス テ ム
海洋研究所に協力 し, 画像データ処理ソ フ ト ウ ェ ア の
海洋デー タ を継続的, 立体的に収集する ため, 台風
開発等を行 っ た。
が通過す る海域において も長期間設置可能で, かっ,
リ ア ル タ イ ム に多種類のデー タ を陸上に伝送で き る海
5)
洋観測 ブ イ シ ス テ ム を開発する。
サ イ ド ス キ ャ ン機能の付加, 有人潜水調査船着水揚収
その他, 海底地形を調査するための音響機器への
④自 由航走型無人探査機
自動化等運航中 の シ ス テ ム の機能及び安全性の向上を
これまで, 当部が開発 し て き た有人潜水調査船 「 し
図 る ための研究を行った。
んかい2000J 及び 「 し ん かい6 500J 並びに有索無人探
ま た , 青森県と共同で岩場に付いた雑海譲を除去す
査機 「 ド ル フ ィ ン 3 KJ 及び 「かいこ う 」 は, いずれ
る た め の無人潜水機の製作 を平成5 年度完成を目 ざ し
も大型の船上装置を必要 と す るため, 支援母船が必要
開始した。
不可欠で, 建造及び運航に多額の費用 を 要 し て お り ,
-15
6)
有人潜水船の救難及び安全に関す る国際シ ン ポ ジ
②ブイ シ ス テ ムに関する国内外の既存技術調査
ウ ム を開 催 し , 米国, 仏国及びス ウ ェ ー デ ンの専門家
③海洋観測ブイ シ ス テ ムに要求 さ れ る機能の検討
と の意見交換を行 っ たo
④開発すべき技術項目の抽出
ま た, 圏内では, 深海掘削船に関す る シ ン ポ ジ ウ ム
の 4 項目について実施, 必要に応 じ て国内外の文献調
を開催 し , 深海掘削船の実現を望む研究者の熱い思い
査, ア ン ケ ー ト 調査, 訪問調査を適宜行 っ た 。 なお,
を認識 し た。
こ の調査に あ た っ て学識経験者, 海洋観測 ブ イ シ ス テ
ム ユ ー ザー, セ ン タ 一関係者か ら な る委員会を設置,
(3)
主な研究開発の内容
意見を反映 さ せ た 。
調査の結果, 海洋観測 の ニ ー ズは観測目的, 観測海
1) 海洋観測 ブイ シ ス テ ム の開発
域, 観測水深, 精度 ・ 期間など各々多様であ り プ ロ ジ ェ
地球環境変動に対処す る た め, 全地球的規模での海
ク ト 毎に特徴を も っ て い る こ とがわか っ た。 ま た, 海
洋観測の必要性が世界的に認識 さ れてお り , 政府間海
洋観測ブイ シ ス テ ムに要求 さ れ る機能と し て は, 赤道
洋学委員会 ( 1 0 C ) において, 世界海洋観測 シ ス テ
付近な ど比較的平穏な海域の観測機能が主体であ っ た
ム計画 ( G O O S ) が検討さ れ て い る 。 我が国 と し て
も の が, 冬季の高緯度の よ う な悪海象海域での観測機
は, 極域及び周辺海域を含む太平洋 (世界海洋の1/2,
能が求め られる傾向や, 表層付近のみの観測が主体で
地球表面の1/3)の海洋観測を積極 的 に 行 い , 世界に
あ っ た ものが, 中深度や深海底まで求める傾向がある。
貢献する必要があ る 。 こ の広範な海洋を長期間, 継続
さ ら に, 計測デー タ の リ ア ルタ イ ム伝送や観測セ ンサー
的, 立体的にかっ多種類の海洋デー タ を高精度で観測
の精度向上など, い っ そ う の技術革新 を求 め て い る 。
す る た め に は , 表層係留 ブイ を中心と し た海洋観測ブ
し た が っ て , 開発するべ き技術要素 と し て は,
イ シ ス テ ム を広範な海洋に多数展開す る 必要があ る 。
①低比重, 高比強度浮力体の開発
し か し な が ら , 現行の海洋観測プイ シ ス テ ム は, 耐候
性, 寿命等に問題があ る。 本研究は, 長期間, 高精度
②浮体及び係留系の挙動 シ ミ ュ レー シ ョ ン技術
③デー タ 伝送技術
の デ ー タ を収集でき る高性能の海洋観測 ブ イ シ ス テ ム
④長期駆動型動力源の開発
を開発す る た めに 行う も の で あ る 。
⑤観測機器の係留系への組み込み(In-Lineイヒ)
⑥長距離水中音響伝送技術
平成 4 年度は, 最近の海洋観測 ニ ー ズ及び技術の進
捗を踏まえ, 海洋観測プイ シ ス テ ム の開発を進 め る た
等が挙 げ ら れ る。
平成 5 年度は, 引 き続いて基礎的な調査を行 う と と
めに必要 と な る 基礎的事項に関 して, 日 本深海技術協
もに, 係留系の挙動解析等を行い, 概念設計に反映さ
会に調査を委託 し た。 調査は,
①ブイ シ ス テ ム を 用 い た海洋観測に関す る国内外の
せ る予定であ る 。
ニ ー ズ調査
\
賞 ・ 中 JUI デ ー タ 道 11
図一1
\
r
|音響に よ る デ ー タ 通信システム|
IU阿担鑑
&lUT-f_il�_ ____ _ _ Q
海洋観測lプイ シス テム及 び大型海洋観測研究紛 (概念図)
一. 16 -
③ シ ス テ ム の設計研究
2)
深海掘削船シス テ ム の開発研究
シ ス テ ム の最重要技術要素の一つ であ る ラ イ ザー シ
本研究は, 海底堆積物の分析に よ る 地球環境変動の
解明, プ レ ー ト テ ク ト ニ ク スの解明, お よ び地震発生
ス テ ム の最新技術動向についての調査を行っ た。 ま た,
4,000m用 ラ イ ザー と そ の ハ ン ド リ ン グ シ ス テ ム . ラ
メ カ ニ ズ ム の解明などの地球科学技術に関す る研究を
イ ザー テ ン シ ョ ナ ー シ ス テ ム, お よ びオ ペ レ ー シ ョ ン
促進す る た め, 海底下深部の地層を良質な状態で採取
ソ フ ト ウ ェ アについて概略仕様の検討 な ど を行 っ た。
す る と と もに, 掘削孔内に観測機器を設置 す る こ と が
さ らに, 掘削/コ ア サ ン プ リ ン グに お け る 作業手順の
で き る深海掘削船 シ ス テ ム を開発する こ と を 目 的 と し
予備検討を行 っ た。
ている。
④主要要素技術の研究開発
平成 4 年度は, 開発に必要な要紫技術を 中心 と す る
4,000m用 ラ イ ザー シ ス テ ム の 問題点 と そ の対策に
技術全般の最新動向 を 調査 し, 深海掘削船の開発基本
ついて検討した。 ま た. 数値解析に よ る ラ イ ザー の 3
方針を設定す る と と もに, ラ イ ザー シ ス テ ム や掘削 シ
次元挙動応答解析を行い, 今後検討すべき 課題 は あ る
ス テ ム な ど各 シ ス テ ム の構成要紫に要求 さ れ る計画基
ものの, 強度面につ い て は成立す る と の結命を得た。
本条件を設定 し た 。
さ らに, 能動制御 ラ イ ザー ハ ン グオ フ 装置, 船体動揺
ま た. シ ス テ ム の設計研究 と して, ラ イ ザー シ ス テ
低減シ ス テ ム, お よ び リ エ ン ト リ ー シス テ ム の構成や
ム の 概略仕様, 基本設計条件を 明 らかにす る と と も に.
制御方式などについ て検討 した。
前年度に引 き 続 色 代表的な候補地点 2 カ 所に対 し て
平成 5 年度は, 平成 4 年度に引 き 続 い て シ ス テ ム の
掘削の ケ ー ス ス タ デ ィ を実施して. 諸条件. 諸問題を
設計研究, お よ び主要要素技術の研究を進め て い く 。
明確に し た 。
さ らに, 特に重要な開発要紫であ る ラ イ ザー シス テ
ム に つ い て は, 数値解析によ っ て一連の動的解析を実
及
び
ド
.
'!H":J
・E
7"
,)
ッ
ヲ
施 し た。 ま た, ラ イ ザー ハ ン グ オ フ 装置, 船体動揺低
減 シ ス テ ム . リ エ ン ト リ ー シ ス テ ム な どの初期検討を
行 っ た。
①一般調査
海洋およ び陸上において実施中, あ る い は計画中の
学術 ボー リ ン グプ ロ ジ ェ ク ト の現状と動向を調査 した。
特に. 国際深海掘削計画(ODP) , ド イ ツ の 大陸深部
掘削計画(KTB)などを調査対象 と し た。
② シ ス テ ム の基本条件設定
1"
)
ル
.パ
イ
ヲ
シ ス テ ム の開発基本方針 と しては, ま ず中間段階と
し て ラ イ ザー使用の場合の掘削水深を2,OOOm と し,
最終段階 と し て , 4,000mに す る と い う 段階的な開発
手法を取る こ と と し た 。 ま た.
ド リ ルパイ プ長は, い
ずれの水深に お い て も 10,000m と す る こ と と し た 。 シ
ス テ ム の稼動条件な どは, 次のよ う に設定した。
・ 稼 動 海 域 : 原 則 と し て全世界の海域 〈 た だ し ,
流氷に覆われる よ う な状況下での掘
削は行わ な い が, 日 本海事協会(N
K)のIB級耐氷構造 と す る。)
・ 無補給期間 : 60日間
軍大孔内温贋400'C(掴朗鴨}
300'む{肘濁,,)
・ 航 海 速 力 : 約13ノ ッ ト
・定
員 : 130名(研究者25名, 乗組員105名)
ピッ ト
さ ら に, ラ イ ザー シ ス テ ム , 海底防噴装置(BOP),
コ ア リ ン グ シ ス テ ム な どの仕棟決定要因を検討 し, 基
図- 2
本計画条件 な どを設定 し た。 ま た. 船体 シ ス テ ム と し
--
て, 船体の主要寸法, 一般配置, お よ び船上研究設備
に つ いての概略検討を行 っ た。
17
深海鋸削船 システムの概念図
静止画像を伝送する水中画像伝送装置を開発 し たが,
水中音響技術に関する研究開発
3)
こ の技術を更に発展させて, 画像だけでな く 様々 な テ'イ
海中では, 電波や光は, 陸上 と 違 っ て到達距離が非
ジ タ ルデー タ を伝送す る た めの研究を行 っ て い る 。
常に短いため, カ メ ラ 等の光学機器を除けば, 調査観
伝送す る デー タ が画像である場合, 多 少の 誤り が発
測や通信の手段 と して, そ れ ほ ど有用 で は な し 、。 そ こ
生 し で も, その影響はそ れ ほ ど大 き く な いが, 無索無
で, 海中では, 陸上に お け る 電波や光の役割 の ほ と ん
人探査機の制御をす る よ う な場合には, 致命的な事故
どすべてを音波に頼 っ て お り , 水中音響技術に関する
と な る可能性があ る ため. 通信の品質を格段に向上さ
研究開発は, あ ら ゆ る 海洋調査におい て非常に重要で
せる必要があるo
あるo
そ こ で, 平成4 年度は, デー タ を符号化す る こ と に
深海開発技術部第 2 研究 グ ル ー プにおいては, こ の
よ り , 伝送路で発生 し た誤 り を, 受信側で訂正する手
海洋調査に欠 く こ と の で き な い水中音響技術に関す る
法について. PSK変調方式 でハ ミ ン グ符号, BCH符
研究開発を, 以下に述べ る よ う に多角的に実施 し て い
号を用 い て シ ミ ュ レ ー シ ョ ンを行い, 誤 り 率の低減効
る。
果を確認 し た 。 ま た, イ ン タ ー リ ー ブ手法を組み合わ
①要素技術に関す る 研究開発
せ る こ と に よ り . 白色雑音に対 して, ハ ミ ン グ符号で
海中で音波を送受波する際に, 送受波器の背面側で
約 1 /500に. BCH符号で約 1 /2000に誤 り 率を低減
も送受波 し て し ま う こ と があ り , こ れ は所要の信号に
で き る こ と を確認した。
対 し て雑音 と な る 。 一般には, 送受波器の背面に遮音
告灘音対策に関す る研究開発
材を設けて, こ の影響を抑え て い る が, 深海で使用す
音響機器を使用する際, そ の実用上の性能 は機器単
る場合. 高圧で あ る た め適当な遮音材がない。 そ こ で,
体の性能だ け で は評価で き な い。 あ く ま で も周囲の雑
2 系統の送受波器を用いて, そ れ ぞれの送受波器の信
音 レ ベ ル と の相対的な関係であ る。 一方, 音響機器自
号閣の位相を制御す る こ と に よ り , 背面で送受波 さ れ
体の性能は. 寸法, 重量, 電力等に よ っ て制捜される。
る音波をア ク テ ィ プに消去し, 等価的に遮音を実現す
し た が っ て, 如何に周囲雑音を低減す る か と い う こ と
る た めの基礎研究を 行 っ た 。
は, 非常に重要な問題である。
平成 4 年度は平成 3 年度に 引 き 続 き , 10000m級無
平成 4 年度は, 平成 3 年度の送波器に引き続いて,
受波器につ いて実施 した。 そ の結果, 受波器の背面倒1)
人探査機 「 か い こ う 」 の サ イ ド ス キ ャ ン ソ ー ナ ー , サ
の受波感度はかな り 抑圧 さ れ, こ の手法が有効であ る
プ ボ ト ム プ ロ フ ァ イ ラ , SSBL測位装置及び前方障害
こ と が確認 さ れた。
物探知 ソ ー ナ ー の性能を十分に発揮 さ せ る た めに. 様々
な雑音測定試験を行い, そ の結果を基に対策を講じた。
②調査観測機器に関する研究開発
「 よ こ すか」 搭載の マ ル チ ナ ロ ー ビ ー ム 音響測深機
その結果, 陸上試験段階では, 水中雑音 レベ ル を 目 標
(以後MNBESと略す) は, 水深の約 2 倍の幅で精度
レ ベ ル以下に抑え込む こ と ができたo 特に, ラ ンチ ャ ー
良 く 測深で き る ほかに, 海底の反射強度を測定 す る 機
の油圧 ポ ン プの遮音につ いては, 二重遮音を採用 して,
能を備え て い る 。 そ こ で, 海底の反射強度 と底質を関
大 き な効果を得た。
係、づ け る べ く , 海底反射強度の計測及び底質の採取を
行い, デー タ の蓄積を図 っ た 。 さ らに, こ の デー タ を
従来の単 ピ ー ム に よ る測定結果 と比較す る た めに, 送
波 レ ベ ル及び受波感度の測定 も実施 し た 。 そ の結果送
波 レ ベ ル は234dB re μ Pa, 受波感度は-150dB re V
/ μ Paで-あ っ た。
ま た, MNBESの送波 ビ ー ム が1:60。 ま で伸 び て い
る こ と を利用 して, 測深図 よ り も微細な海底地形を表
現 で き る . サ イ ド ス キ ャ ン ソ ー ナ ー的な機能を付力日 し,
海上実験を実施 し た。 取得デー タ の一例を図ー 3 に示
す。 従来のサイ ド ス キ ャ ン ソ ー ナ ー と 比較して術角が
大 き い た め , 見方に注;窓 する必要があ るが, 最終的に
は, 視1)深と同時に こ のデー タ が 得 ら れ る た め, 海底地
形調査には非常に有用 で あ る 。
国一3
@7](中通信技術に関す る 研究開発
平成 3 年度 ま でに, 潜水船から 支援母船ま で カ ラ ー
-- 18 -
MN
戸田海底谷に沿って東進 した時の 「 よ こ すかJ
BESサイ ド ス キ ャ ン機能による海底地形イ メ ー ジ
ノ ズ ルを下部に装備 した水中 ピ ー ク ルを中心』こ. テザー
4)
雑海藻除去 シ ス テ ム に よ る藻場造成技術の研究開
ケ ー ブル及び水上に設置する付属装置の設計 ・ 製作 を
発
行 っ た 。 (本 シ ス テ ム は ウ ォ ー タ ー ジ ェ ッ ト ノ ズ ル を
雑海藻除去 シ ス テ ム は, 平成 3 年度か ら平成 5 年度
装備 し た水中 ピー ク ル, 高圧水を造 り だす ウ ォ ー タ ー
ま での 3 年聞にわ た り 当 セ ン タ ー と青森県が研究開発
ジ ェ ッ ト ポ ン プや制御用装置を搭載す る支援母船, そ
中 の も の で あ る 。 近年, 日 本の沿岸浅海域でコ ン ブ等
の有用海藻にかわ っ て 石灰藻や ホ ン ダ ワ ラ等の海藻
し て そ れ ら の閣を結ぶ電力線, 通信用 と な る光 フ ァ イ
ノて ー 及び高圧.水導管を包含 し全体 と し て海中でわずか
(雑海藻) が繁茂 し, コ ン ブが生育 し に く く な る い わ
な正浮量を も っ テ ザー ケ ー プルの主な 3 つの部分から
ゆ る 磯焼け現象が起 き て い る 。 こ の状況は青森県でも
な る 。)
同様で主要海産物であ る コ ン ブ等の収穫量の減少が深
③水中 ビ ー ク ル総合作動確認試験
刻化 し て い る 。 本研究は, コ ン ブの胞子が岩の表面に
全体 シ ス テ ム総合試験に先立ち平成 4 年度 ま でに製
付着する直前の時期に岩についf謝臓を書体圧のウ ォ ー
作の完了 し た ウ ォ ー タ ー ジ ェ ッ ト ポ ン プ, テ ザ ー ケ ー
タ ー ジ ェ ッ ト 噴流で吹き飛ばし除去す る こ と によ り コ
ブル, 同左用繰 り 出 し巻 き 取 り 用 ウ イ ン チ , 及び水中
ン ブ等の発育 し 易 い環境を造 り だす こ と を目 的 と し て
ピ ー ク ルを組み合わせた水中 ビ ー ク ル総合作動確認、試
いる。
験を当セ ン タ ー専用岸壁にて行っ た 。
平成 4 年度の実施状況を以下に示す。
ウ ォ ー タ ー ジ ェ ッ ト ポ ン プ, テ ザー ケ ー プル ウ イ ン
①海域調査
チ, ピ ン チ ロ ー ラ ー は専用岸壁に設置 し , 水中 ビ ー ク
対象海域の状況を把握し, 実機窓十に必要な映像デー
ル の ウ ォ ー タ ー ジ ェ ッ ト ノ ズルか ら ジ ェ ッ ト 噴射 を か
タ を入手す る こ と を目 的 と して海域調査を実施 し た 。
け. 雑藻除去状態を模擬 し な が ら ケ ー プルを巻き取り,
今 回 はダ イ パーによ る海底状況のビデオ撮影及び写真
水中 ビ ー ク ルを岸壁側へ曳航 し種々 の確認試験を 行 っ
撮影を行 う と と もに, 各種雑海藻の付着 した 岩石資料
hわ』。
の採取を行 っ た 。(調査海域 : 青森県下北郡大間町沖
25m以浅の海域)
試験は概ね良好な結果を得 る こ と がで き , 総合 シ ス
テ ム試験に備え各種の基礎デー タ を を集す る こ と がで
② シ ス テ ム 設計 ・ 製作
き た。
図 - 4 に示すよ う な雑海灘除去 シ ス テ ム を構想する
と と もに本 シ ス テ ム の中核と な る ウ ォ ー タ ー ジ ェ ッ ト
手 吋' ・・ γ- 7 1し均 イ ン チ
/
図- 4
雑海藻除去 システムの概観
- 19 ー
/'-ウ……令←司り?ド-:;…ジ
f
ルを緊張させ, キ ン キ ン グが起こ る条件を調査 し た 。
5)
ケ ー ブル式無人昂遺E機 ド ル フ ィ ン 3 K用テザーケー
こ の結果100m当 た り 2 回の捻 じ り に よ っ てNo.4 ケ ー
プル損傷の原因 と そ の対策
フ. ル は キ ン キ ン グに関 し で か な tり 危険な状態に な り ,
無人探査機 ド ル フ ィ ン 3 K は完成以来現在ま での 6
3 回で は キ ン キ ン グを 起 こ す こ と が判明 し たo ま た,
こ の時の捻 じ り ト ル ク は約 1 kg・.mであ っ た。
年間に百数十回の潜航を行 っ て い る が, こ の間数度に
わ た り ケ ー ブル の損傷を経験 し て い る o 当初, ケ ー ブ
③ ト ル ク セ ン サ ーに よ る ケ ー ブル捻 じ り ト ル ク の計
ル損傷箇所が ビ ー ク ル側端末近傍に限 ら れて お り , ま
測
た, 損傷状況か ら原因がケー プル内に同時に生ずる 曲
上記試験に よ っ て. No.4 ケ ー ブ ル が キ ン キ ン グ を
げ と捻 じ り の応力に よ る も の と判断さ れた た め . そ の
お こ す捻 じ り の条件下で は ケ ー プ ルを緊張状態にする
対策と し て, ケ ー プ ルそ の も の の改良を行 う と と もに,
と 1kg-m 程度の捻 じ れ ト ル ク が発 生 す る こ と が判 明
ケ ー ブル の ピ ー ク ル端部近傍部分の曲げ, 捻 じ り に対
した 。 そ こ で ケ ー ブ ル と ビ ー ク ル の 聞に挿入 し て ケ ー
す る 強化 お よ び対象部分の強度 メ ン バ ー の非破壊検査
ブルの捻 じ れ ト ル ク を計測す る た めの ス ト レ イ ンゲー
法の開発を行っ た 。 こ れに よ っ て こ の部分の損傷は見
ジ式 ト ルク セ ン サ ー(写真 一 1 ) の 開 発 を 行 っ た 。 計 測
ら れ な く な っ た が, か わ っ て ピ ー ク ル か ら 少 し離れた
信号 は ピ ー ク ル耐圧殻内に置かれた増幅器で増幅 さ れ
部分にキ ン キ ン グの形で出現 し た。 こ れ は いわ ゆ る も
たのち ド ル フ ィ ン 3 K の通信回線 を 介 し て船上へ送 ら
ぐ ら た た き現象であ り , 現象を局所的, す な わ ち ケ ー
れ, 操縦席に装備 し た 小型の液晶テ'ィ ス プ レイに グ ラ
ブル端部に 限 ら れた現象 と し て 捉 え て は な ら な い こ と
フ 表示 さ れ る。 ト ル ク セ ン サ ー に よ る ト ル ク 計測 は平
を示している。
成 5 年 4 月 下旬に行われた。 こ の時の ピ ー ク ル潜航深
度は1900 m. ケ ー ブ ル繰 り 出 し 長 は約 2200 m で あ っ
① テ ザ ー ケ ー プ ルの機械的性質 と キ ン キ ン グに つ い
た。 ケ ー ブル繰 り 出 し長の増加に対 し て ケ ー ブル ト ル
て
ク は増加 し ケ ー プル長1900 m で最大値0.45kg-mを
捻 じ れ を 嫌 う 無人探査機用 テ ザ ー ケ ー プルは荷重の
変動に対 して 捻 じ れ を起 こ さ な い よ うに,
ト ルク バ ラ
示 した。
ン ス を考慮 し て設計さ れ る o し か し な が ら 何 ら かの原
因によ っ て ト ル ク バ ラ ン ス に狂いが生 じ る と ケ ー ブル
は 自 ら 捻 じ れよ う と す る性質を獲得 し て し ま う 。 捻 じ
れ癖の あ る ケ ー プル を無人探査機用 テ ザ ー ケ ー プ ル と
して使用す る と ケ ー プル内に捻 じ れ ト ルク が発生する。
ケ ー プルの 曲 げ剛性が大 き い場合には こ の ト ル ク は直
.
接 ケ ー フ ル を捻 じ る そ ー メ ン ト と な る。 ま た, 曲げ剛
性が小さ い場合に は ケ ー プル は捻 じ り ト ル ク に よ っ て
jレープを形成 し , その後ケ ー フ.ルに張力がかかる と ルー
プが縮小 し て キ ン キ ン グに至る と 考え ら れる。
②長尺ケ ー プ ル サ ン プルによ る 海中 キ ン キ ン グ再現
試験
平成 4 年 8 月にNo.4 ケ ー プル か ら 切 り 出 し た 100m
写真一 1
の ケ ー ブ ル サ ン プル を 用 い て試験を行 っ た。 実際のオ
ケーブル ト ル ク セ ンサー
ペ レ ー シ ョ ン と 出来るだけ近い条件にするために, ケー
④ま と め
プルに は実物の浮力材が取 り 付 け られ, さ らに ケ ー プ
ルの片端には ピ ー ク ル を模 し た コ ン ク リ ー ト プ ロ ッ ク
ド ル フ ィ ン 3 K 用 テ ザ ー ケ ー プルの損傷がケ ー プ ル
が取 り 付 け ら れた。 も う 一方の端部に は ケ ー プルに捻
の捻 じれに よ っ て 引 き 起 こ さ れ る キ ン キ ン グに よ る も
じ り を与 え る ための捻回機 と そ の時の捻 じ り ト ル ク を
のであ る こ と が明 ら かに な っ た。 ま た . No.4 ケ ー プ
計測す る た めの計測器が取 り 付 け ら れたo 試験は三井
ルがキ ン キ ン グを お こ す た め の捻 じ れ条件を明らかに
造船玉野事業所の岸壁で行わ れた。 ケ ー プルに緩みと
す る こ と がで き た 。 さ ら に, キ ン キ ン グに つ いて危険
緊張を与 え る ために コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク を岸壁ク レー
な条件下ではケ ー プルに計測可能 な ト ル ク が発 生 し ,
ンで海中につ り 下げ, ク レ ー ンを岸壁に沿 っ て移動さ
ト ル ク セ ン サ ー によ り ト ル ク を露首見す る こ と に よ り ,
せた。 ま ず ケ ー ブルを張っ た状態でケー プノレに捻 じ り
キ ン キ ン グの危険を回避で き る可能性が高い こ と が示
を加え, 次 に ケ ー プルを弛ま せ て ル ー フ。形成の状況を
さ れ た。
観察 し た 。 次に今度 は ル ー フ。を形成 し た状態の ケ ー プ
- 20 -
3.
海洋研究部
②北太平洋 ・ 北極域総合観測研究
北太平洋 ・ 北極海域, 特に北極海域は, わずかな気
(1 ) 研究開発の方針
温変化に対する海氷の厚さ や面積が変化す る こ と等,
地球環境の変化に最 も鋭敏に反応 し, 影響が最初に現
平成4 年 1 月 に策定された 「海洋科学技術セ ン タ ー
れる。 ま た , 地球の気候 シ ス テ ム は. 熱帯域で太陽か
長期計画」 は, 地球環境問題の顕在化に対する国内外
ら盛得したエネルギーが高緯度へ輸送 され, 極域でそ
の現状認識, 将来への見通 し等に関して, 約 1 年間に
れを宇宙に放出す る こ と で全地球の エ ネ ルギー収支の
且る分析調査 と , 学識経験者で構成 さ れ る委員会によ
平衡が保たれてい る ため, 全球的環境を決定す る 重要
り 討議を重ね, 今後10年を見通 して当セ ン タ ー を核と
な役割jを担 っ て い る 。 しかし, こ の海域は自 然条件の
して実施すべき具体的な研究開発の目標及び効果的な
厳さのた め. これま で十分な調査研究がな さ れ て お ら
実現のための方策を示 し て い る 。 従 っ て研究開発の方
ず, 中 ・ 低緯度海域 と の相互作用等の機構解明は十分
針は長期計画を根幹 と し現状に対して修正を行いつつ
になされていない。 このため, 本研究では, jヒ太平洋 ・
推進す る 。
北極域における水 ・ 熱の輸送過程を観測す る こ とによ
海洋観測の終極の 目的は, 人類の繁栄と生存を左右
り , 水 ・ 熱輸送の メ カ ニズムを明らかにし, 北極域の
する地球環境の変動を予測 し そ れを阻止する対策を
海洋一海氷一大気の変動過程をモデル化 し, 全地球環
講 じ て環境を保全す る こ とにある。 そのため の海洋観
境に及ぼすこ の海域の影響を定量的に評価す る方法を
測. 海洋データ の蓄積. 海洋変動に関わ る プ ロ セ ス 研
確立す る こ と を 目 的 と し て い る 。
究, 海洋観測技術の開発, 更に海洋変動を予測す る た
めの海洋大循環モデルの性能向上を図る必要がある。
2) 観測技術の研究開発
こ れ ら ー辿の研究開発を効果的に推進す るためには,
①海洋 レーサ・観測技術の研究開発
圏内 は も と よ り 国際協力が必要である。 以上の こ と を
こ の研究は, 海洋生物生産の直接の指標である植物
プラ ン ク ト ン, 動物プラ ン ク ト ンを含む有機無機懸濁
踏まえて研究開発を推進 さ せ る 。
物等の広域にわたる海洋の水平方向及び水深方向を含
1)
む空間分布及び消長を迅速に観測するための海洋 レ ー
海洋観測 ・ 研究
地球環境変動, 地球温暖化. 気候変動等地球規模の
ザ装置の開発及び実用化を 目 的 と し て い る 。 海洋の炭
諸現象を解明する上で, 海洋の果たす役割lは極めて大
酸ガス収支及び生物生産の評価を目 的 と す る J G O F
き い こ と か ら , 海洋諸現象を十分調査研究す る こ と が
s (国際海洋物質循環観測研究) においては, 広域の
国際的な緊急の課題 と な っ て い る 。 観測 ・ 研究におい
海洋における植物プラ ン ク ト ン観測の必要性が認識 さ
て, 我が国は太平洋に面す る海洋国家であ り , 特に太
れ, 衛星搭載用の海色 セ ン サ と 組み合わせ た効率良い
平洋海域については米国と の協力, 国際協力プロ グ ラ
観測手法の開発が待たれて い る 。 こ の海洋 レ ー ザ装置
ムの現状と将来計画を踏まえ て観測研究を推進する必
は, 連続した精度の高い植物プラ ン ク ト ン観測が可能
要があるo
で あ り , こ れ ら の研究へ貢献す る も のである。 こ れ ら
の観測に応用 しつつ, 更に観測精度の向上を図 る。
①太平洋熱帯赤道 ・ 亜熱帯海域の総合観測研究
②海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー技術の研究開発
本計画は, 太平洋熱帯赤道 ・ 亜熱帯・海域を対象と し
て船舶観測, 係留プイ 観測, 海洋レ ーザ観測等によ り.
海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー技術は. 海中の音波の長距
海流変動の観測研究, 海洋基礎生産の観測研究を行い,
離伝搬特性を利用 して. 1000km四方以上の海洋内部
地球規模の環境変動に係わ る 海洋諸現象の メ カ ニ ズ ム
空間の海洋現象をほぼ実時間で観測可能 と し, 海中の
を 明 ら かにす る こ と を目的と している。 すなわち, こ
リ モー ト セ ン シ ン グ技術と し て早期実現が待望 されて
の海域は. 太陽熱によ る 大 き な エ ネ ルギー を海洋内部
い る。 本研究の推進のため, 海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー
に蓄積 し て い る 。 ま た, 大 き な海流が形成されており.
プロ ジ ェ ク ト チ ー ム を設置 して技術の確立 と , こ の技
熱を高緯度域に輸送す る と と もに. エ ル ・ ニー ニョに
術を応用 した広域, 立体. 同時観測 シ ス テ ム の開発を
代表される地球規模の環境変動を 引 き 起 こ し て い る 。
進めている。
③人工衛星に よ る 海洋総合観測 シ ス テ ムに関する研
ま た, 植物プラ ン ク ト ンの生産活動が盛んであ り . 炭
究開発
酸ガス の収支に大 き く 関与する海域で あ る 。
本研究では既に進め ら れ て い る 国際協力プ ロ グ ラ ム
人工衛星等新たな観測技術と 既存の観測技術を総合
の T O G A(熱帯海域及び全球大気研究) 計画, WO
した次世代の総合的 な・海洋観測 シ ス テ ム を研究し, 海
C E (世界海洋大循環研究) 計画に多大の貢献が期待
洋を主 ミ ッ ショ ン と した将来型観測衛星の要求事項を
される。
と り ま と め る こ と を 目 的 と し, 海洋衛星観測プ ロ ジ ェ
- 21 -
ク ト チ ー ム を設置 し て研究を推進 し て い る 。
度は, 船舶及び係留系に よ る ベ ー リ ン グ海及びチ ュ ク
チ海の海洋観測を実施 し たo ま た. 科学技術振興調整
(2) 研究開発状況の概要
賀に よ る 「北極域に お け る 気圏 ・ 水圏 ・ 生物園の変動
及びそれ ら の相互作用に関す る国際共同研究J ( 第 l
1)
期 : 平成 2 -- 4 年度〉 の分担研究において, 米国 ウ ッ
海洋観測 ・ 研究
①太平洋熱帯赤道域の観測研究
ズ ホ ー ル海洋研究所 と共同で開発 し た氷海洋自 動観測
T O G A計画に対す る 日 本の取組 と して. 科学技術
ブ イ を ボ フ オ ー ト 海の永久氷上に設置 し. 衛星を介 し
振興調整費に よ る 「太平洋に お け る大気 ・ 海洋変動と
て伝送 さ れ る デ ー タ の蓄積と解析を実施す る と と も に
気候変動に関する 国際共同研究J (昭和6 2年~平成 4
2 号 ブ イ の製作に若手 し た o
年度) が, ま た W O C E計画に対 し て 「海洋大循環の
実態解明と総合観測 シ ス テ ムに関する国際共同研究」
3)
観測技術の開発
(平成 2 年-- 6 年度計画) が実施 さ れ て き た。 こ の 中
①海洋 レ ー ザ観測技術の研究開発
で, 海洋 と 大気の聞での相互作用 が最 も 顕著に現れる
広域にわ た る , 海洋表層の水平及び鉛直方向に分布
西部太平洋熱帯赤道域において, 混合層の表層水の変
する植物プラ ン ク ト ン含有の ク ロ ロ フ ィ ルー a iil:を効
動機構を解明す る こ と を 目 的 と して, 前者研究にお い
率的にかっ定量的に把握する観測手段 と し て, 海洋レー
議の精密観損l研究J
て は 「熱帯海洋混合層にお け る 熱韓
ザ観測装置の開発を進めて き たo 平成 4 年度は, 植物
を分担 して, 船船に よ る 海域の海流, 水温, 塩分の変
プ ラ ン ク ト ン含有の ク ロ ロ フ ィ ル ー a 量の定量化のた
動を観測 し, 混合層における熱輸話量の変動鱗庁を行っ
めの研究を実施 し た。 す な わ ち , レ ー ザ光によ っ て励
た。 後者研究では 「 フ ィ リ ピ ン東方海域の流量変化の
観測研究J を分担 し, 船舶と 係留系に よ る イ ン ド ネ シ
起 さ れた植物プラ ン ク ト ンか ら の蛍光の強度と採 水に
ア通過流の 時間変動の 観測を実施 し た。
対比させ, 蛍光の強度か ら ク ロ ロ フ ィ ル ー a 訟を導 く
よ る植物プラ ン ク ト ン含有のク ロ ロ フ ィ ルー a :日 と を
②亜熱帯循環系の観測研究
ための式を理論的に導 く 必要があ る。 こ の麗艇にを レー
本研究は, 昭和6 1年度か ら実施 さ れ た 日 中黒潮共同
調査研究の分担研究と し て 実施 し て い る 。 黒潮におけ
ザ方程式を拡張さ せ る こ と に よ り 導 き , 理論式の諸係
数を求 め る た め の観測を西部太平洋赤道熱帯域及び亜
る 熱 エ ネ ル ギ ー 及 び運動エ ネ ルギー の変動を把握する
熱帯黒潮域において実施した。
こ と を 目 的 と して, 奄美大島西方海域及び ト カ ラ海峡
植物プラ ン ク ト ン観測は, 海洋の炭酸 ガス収支, 生
域において, 係留系及び船舶に よ り 流量変動及び水温
物生産の評価に不可欠の項 目 であ る 。 こ の観測を実施
や塩分の観測を実施 し た 。 日 中黒潮共同調査研究は,
し つ つ観測精度の向上を図 る 。 ま た大型海洋調査研究
平成 4 年度が最終年度で, 平成 5 年度か ら科学技術庁
船の船底装備に必要な船底窓の開発 を行 う 。
の調整に よ る 「北太平洋西部亜熱帯循環系に関する国
際共同研究 (仮称)J に引 き継がれ る 計画で あ る が,
こ の共同研究に参加 して,
(3) 主な研究開発の内容
ト カ ラ 海峡の流量変動を長
期的に観測す る と と も に, 亜熱帯循環系を構成 し て い
る と さ れ る副循環系の流量の把握のための観測を行う。
1)
太平洋熱帯赤道 ・ 亜熱帯海域の総合研究
①熱帯赤道域の観測研究
熱帯赤道太平洋の海洋変動が全球規模の気候変動に
2)
北太平洋 ・ 北極域総合観測研究
こ の研究は, ①観測に よ り 極域にお け る 海氷~大気
~海洋に お け る長期及び短期変動の解明, ② こ れ ら の
探 く かかわ っ て い る こ とに着目 し, 西部赤道太平洋に
お け る 海洋混合届 の熱輸送量の変動を把握す る こ と を
目 的 と し た観測研究を行 っ て い る 。
変動を再現で き る 素過程モデルの構築, ③素過程 モ デ
昭和6 2 年度か ら平成 4 年度ま で実施 し て い る 「太
ルを総合 し た 極域変動モテソレの開発, ④極域変動モ デ
平洋におけ る大気 ・ 海洋変動と 気候変動に関する国際
ルによ る 極域変動と 極域外変動の関係の定量化. ⑤更
共同研究 (JAPACS) J の も と で平成 4 年度は東経15
に極域外変動によ る極域変動の大 き さ や変動速度の推
6 度線北緯 2 度か ら 南緯 4 度ま での海洋観測. 及び赤
定 , あ る い は 極域変動が地球環境変動に及ぼす影響の
道上において10日の連続海洋観測, 又東経147 度線に
推定を可能 と す る こ と を順次推進す る こ と を 目 的 と し
おいて北緯 7 度か ら 南緯 4 度 ま での損IJ線で海洋観測を
て い る 。 当面は, 船舶及び係留系によ る観測と解析,
行 っ た (図ー 1 )。
過程の解析 と デー タ の蓄積及び こ れ ら の解析結果を基
に変動素過程に関 す る モ デルの開発を行 う 。 平成 4 年
ま た, 平成 2 年度から平成6 年度までの計画である
nJU
nL
衛星デ ー タ の解析に よ る大気~海氷~海洋聞の熱交換
「海洋大循環の実態解明と 総合観測 シ ス テ ムに関す る
国際共同研究J の も と で平成 4 年度はバ ラ オ 品~ ミ ン
ダナ オ 島問,
ミ ン ダ ナ オ 島~ハ ル マ へ ラ 島問の観測を
主 と す る 「 イ ン ド ネ シア通過流の観測」 を行った (図2 )。
東経 156度線上の損IJ 線 の 水 深 100m""'" 200mに
35.4 %。以上の高麟水が, 東経 147 度 線 の 測 線 の 水 深
100m.......200m に も 35 .4%0以上の高輔水が分布 し , か っ
10 0.0
. . . . . ・ . .
.
の海域におけ流れのパ タ ー ン に も関与する事が考え ら
れ る 。 1993年春 は エ ル ・ ニ ー ニ ョ 状態に な っ て い るが,
こ の海域における赤道潜流の状態を観察す る と , 図 -
ミ ン ダナ オ 島近 く で は太平洋か ら ス ラ ウ ェ シ海への ミ
ン ダナ オ海流が観測 さ れて い るが, タ ラ ウ ド島よ り で
は ス ラ ウ ェ シ海か ら太平洋側への流向であ っ た。
また,
タ ラ ウ ド島~ハ ル マ へ ラ 島聞 に つ い て は海底
地形を考慮 し C - G と D - H の 2 つ の測線を設定 し た
(図- 6 )。
特に,
タ ラ ウ ド 島 ~ハ ル マ へ ラ 島聞の
( D - H ) で は マ ル ク 海か ら太平洋側 の 向 き の流れが
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こ
ミ ン ダ ナ オ 島~ タ ラ ウ ド島間では図 - 5 に示すよ う に
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図- 1 JAPACS
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強勢であ っ た。 こ の タ ラ ウ ド島~ハルマへ ラ 島問の流
れが一般的に考え ら れて い た よ う な太平洋側か ら マ ル
ク 海へ の向 き と は違 っ て逆向 き であ っ た こ と は. こ の
海域の流れの構造が変化 し やす い も の であ り その要因
を l つ 1 つ確認し て い く こ と が重要 と 思 わ れ る 。
l つ の 大 き な要因 と し て こ の海域の季節風の変動が
考え ら れ る ので,
こ の観測が行われた 1992年10月 の風
向 き を調べ る と マ ル ク 海~ フ ィ リ ピ ン海南端部域 は,
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で'35.2児。以上の高輔水が分布 し て い る の が示さ れて い
W O C E に お け る イ ン ド ネ シ ア通過流の観測では ,
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.
•
海について調べたのが図 - 4 で あ る 。
な り 弱 い が赤道潜流があ る こ と が示 さ れ て い る 。
、
•
こ の高頗水が伺処ま で の 分布 し て い る か を フ ィ リ ピ ン
1 の赤道域の水、温断面図 か ら水深100m....2
... 00mlこ, か
・
•
な タ イ ム ス ケ ー ルで-変動 し て い る か , 赤道潜流の変動
る 。 こ の高輔水 の フ ィ リ ピ ン海南端部への侵入は,
・・
•
5 0.0
3 )。 こ の南半球 か ら 北半球への 高麟水の輸送 が ど ん
図 - 4 で は北緯 2 度線上東経130 度~東経134 度 ま
-
•
ロ フ ァ イ ル に お い て塩分の傾斜か ら 南半球で形成 さ れ
と どの よ う に関与す る の か大き な諜題であ る 。 ま た,
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南 に 向 か つ て高濃度 に な っ て い る のが分か る 。 こ の プ
て い る 水塊が北半球に輸送 さ れて い る事が分か る(図-
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南西の風であ っ た 。 こ れ ら を考慮す る と タ ラ ウ ド島~
図- 2
ハ ル マ へ ラ 島の聞の流れは季節風に よ っ て強 く 支配 さ
れ る こ と が示 唆 さ れた。
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図 - 3 (b) 東経147度の測線における塩分分布図
図 ー 3 (a) 東経156度の測線における塩分分布図
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図- 6 (b) 測線D-Hにおける地衡流速分布図
図 - 6 (a) 測線C - G にお け る地衡流速分布図
--2 4 -
か, グ リ ー ン ラ ン ド等の氷河 も含 ま れ る 。 これら海洋,
② 亜熱帯域の観測研究
こ の研究は, 日 本周辺の黒潮流域 を モ デル海域 と し
雪氷, 並 びにそ の上の大気は年間 を 通 じ て大 き く 変動
て, 黒潮の開発利用調査研究 ( 日 中共同黒潮調査研究
す る 。 海洋科学技術セ ン タ ー で は, 特に北極海部分に
を含む〉 に参加 し, 観測の シ ス テ ム化及び海域 エ ネ ル
焦点を較 る と と もに, 北極海~太平洋聞の相互作用 を
ギ ー の 把 握を 目 的 と し て実施す る も の で あ る 。
考える上で重要な ベー リ ン グ海 (北部は冬期に結氷す
平成 4 年度は, 東 シナ海及びその隣接海域で平成 4
る 〉 を含め た海域を広義の北極域 と して観測 して い る 。
年 8 月 と 平成 5 年 3 月 に海洋調査を実施 し た。 調査で
は黒潮の辞晶変動を把握す る ため, 係留系を用いた 測
本研究では, 海洋, 雪氷, 及び大気の変動を観測 し.
流 と CTD観測 を行 っ た。
の そ デルを組み合わ せ る こ と によ り , 海洋, 大気, 及
年間変動を再現で き る モデルを開発 し , さ らにこれ ら
8 月 の調査で はCTD観測 と前年の 秋に設置 し た 係
び雪氷の変動を同時に考慮す る こ と の で き る 極填 モ デ
留系を回収 し た o こ の結果, 東 シ ナ 海中央部を流れる
ルを開発す る こ と が そ の具体的内容であ る 。 し た が っ
黒潮の流量は20......27Sv ( 1 0 6 m /秒), 九州西方を北
て, 観測 と モ デルの開発を並行 して進め て い る が, 平
上する詐直は 6 ...... 10Sv,
ト カ ラ 海峡 (九州南方の種
成 3 ...... 7 年度の 5 年聞を第 I 期 と し, 海域 と し て は北
子島と 奄美大島の間) を通過 し太平洋側へ流出する・流
太平洋 と北極海と の接点であ る ベ ー リ ン グ海~チ ュ ク
量は27....3... 0Sv と推定された。
チ 海 ( ベー リ ン グ海峡北部北極海〉 海域を対象 と し て
3 月 の調査では, 前年 3 月 に ト カ ラ 海峡に設置 し た
係留系を回収 し, 新たな係留系を設置 し た 。 この調査
いる。
平成 4 年度は, ベー リ ン グ海, チ ュ ク チ海 と もに,
ト カ ラ 海峡を通過す る黒潮流量を長期連続観測 し,
卓越流のほか海盆~陸棚間水交換とこれに伴う 熱交換
日本周辺を北上す る黒潮の流路変動が黒潮の流量に依
の過程を観測す る こ と を 目 的 と し て 実施 した 。 観測の
存 し て い る と い う 仮設を検証す る も の で あ る 。 観測は
う ち船船観測は, 図 一 7 に示す測線にそ っ て 9 月 中旬
海上保安庁水路部, 気象庁 と の共同観測であ る。 設置
係留系の総数は 7 点, こ の う ち , 当 セ ン タ ー の分担は
か ら 1 0 月 中旬にかけて実施 し た 。 海盆~陸棚間水交
は,
4 点で あ る 。
なお, 平成 4 年度は日 中共同黒潮調査研究の最終年
度であ り , 日 中黒潮共同調査研究 シ ン ポ ジ ウ ムが平成
4 年10月, 中国青島で開催された 。 シ ン ポ ジ ウ ム は盛
会で黒潮エ ネ ル ギ ー関連 で 2 題の発表を行 った。
換は. 特に陸棚斜面の峡谷部におい て活発 で あ る こ と
か ら, チ ュ ク チ海においてはア ラ ス カ 沖で最大のパロ ー
峡谷に, 音響許認計を設置 し ,
1 年に及ぶ長期観測を
実施 し た 。 さ らに, 人口衛星に よ る 海氷観測 も 1 年に
わ た り 実施 し た。 た だ し, 観測にはマイ ク ロ波衛星を
利用 し て お り , 衛星デ ー タ の入手が 1 年後 と な る た め
l 年遅れで解析 し て い る 。 ま た北極海の よ う な過酷な
2) 北太平洋北極海域総合観測研究
環境下では, 無人の自動 ス テ ー ション械操的で あ り ,
北極域の観測研究に お い て は , プ ロ ジ ェ ク ト 研究
これの建造, 試験を実施 し た。 こ れ ら の観測か ら, 当
「オヒ太平洋北極域総合観測研究J と 科学技術庁研究開
発局地球科学技術推進室 か ら の受託に よ る 「北極域に
該海域に お け る 卓越海流. 海盆~陸棚間水交換, 海氷
お け る水, 熱及び物質循環過程に関す る観測研究」 を
重視 し て い る o 以下は, こ れ ら の実施経過であ る。
い な る知見が得 られ, ま ず海氷変動 モ デルの開発に利
CD:lヒ太平洋北極海域総合観測研究
の物理性質や年閣の変動パ タ ー ン. 気象等に関 し て大
用する予定である。
観測は. 米政府科学財団が所有 し , ア ラ ス カ大学が
例えば. 北極を中心に回転する極気回の活動 は, 北半
球の気象, 気候に強 く 影響するが . この極気団の活動
運行する耐氷観測船 「 ア ル フ ァ ・ ヘ リ ッ ク ス 号 J (写
真一 1 ) を利用 し て行われたが, 観測域が米国 の み な
はベ ー リ ン グ海や北極海等の海洋 と の相互作用 を 通 じ
ら ず ロ シ ア の領海に も跨がる た め, 日 , 米, ロ の 3 ヶ
て供給さ れ る エ ネ ルギ ー と も密接に関係す る と考 え ら
国国際共同観測 と し て実施され, わが国から は海洋科
れる。 こ れ ら の高緯度の海域は, 気象, 気候に限 ら ず
学技術セ ン タ ヘ 米国か ら は ア ラ ス カ 大学, 海洋大気
世界の海洋変化に も影響を及ぼす と 考え ら れ る 。 し か
し , その過程に つ い て は ほ と ん ど分か っ て い な い。 そ
庁太平洋海洋環境研究所 ( シ ア ト ル) 等. ロ シ ア か ら
こ で, 本研究は, こ れを 明 ら かにするこ と を 目的と し,
が参加 した。
は科学ア カ デ ミ ー北極南極研究所 ( ベ テ ル ス ブJレグ)
平成 3 年度から開始 し た も の で あ る 。
。
北緯67.5 以北は北極圏 と呼ばれ, 北極海の ほかこれ
②北極域にお け る水圏の7.K, 熱及び物質循環過程観
を取 り 囲 む シ ベ リ ア大陸や北ア メ リ カ の大陸の北部,
本研究は. 科学技術庁振興調整費研究 「北極域の気
北極海の永久流氷 (冠雪を含むため雪氷と呼ぶ) の ほ
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さ らに は グ リ ー ン ラ ン ド北部が含まれ, 雪氷と し て は
測研究
圏 ・ 水圏生物圏におけ る変動並びに そ れ ら の相互作用
の観測に関する国際共同研究j 中 の サ ブ ・ テ ー マ と し
て受託 し , 実施 し た も の で平成 4 年度を も っ て第 I 期
ス カ 沖約 1 6 0 マイ ルの永久御k上に設置された ( ウ ッ
(平成 2 --- 4 年度の 3 年間 ) を終了 し た 。
ズホ ー ル海洋研究所の ス テ ー シ ョ ン も . ほ ぼ同時に北
本研究の目的は, 北極海にお け る い く つかの代表的
極点近傍の永久流氷上に設置 さ れた ) 。 観測は, 気象,
地点に図 - 8 に示す氷上設置型の自動観測 ス テ ー シ ョ
雪氷. 海洋物理, 海洋化学, 海洋生物学と多岐に及び,
ンを設置 し 氷上気象, 雪氷, 及び氷下の海洋表層を
し か も 本格的通年観測 と し ては世界的に例の な い先駆
長期にわ た り 観測す る こ と であ り , 科学技術庁が所掌
的 な も ので あ る 。 観測デー タ は ア ル ゴ ス ・ シ ス テ ム を
す る上記 テ ー マに お い て , 北極海の直接観測を実施す
介 し て逐次伝送 さ れ て い る 。 こ の観測に よ り 得 ら れた
る唯一の サ ブ ・ テ ー マ で あ る 。 海洋科学技術セ ン タ ー
成果の代表的 な も の と し て 図 - 9 に ス テ ー シ ョ ン の
は, 米国の ウ ッ ズ ホ ー ル海洋研究所 と 研究協力協定 を
位置追跡に よ り 得 ら れた海氷 の移蹴晶程が挙げ られる。
締結 し て両機関の研究協力 テ ー マ の l っ と して実施し
海氷は複雑な運動を繰 り 返 し なが ら北極海内を移動す
ている。
る こ とが知られていたが, そ の全容が初めて明 らかに
こ の氷海用自動観測ス テ ー シ ョ ン は, 平成 2 年度に
な っ た。 観測 デ ー タ に は さ らに高次の解析を施 し , 各
ウ ッ ズ ホ ー ル海洋研究所 と共同で建造 し, 平成 3 年度
現 象 ご と に そ の詳細を明 ら か にす る と と もに, 各現象
の総合性能試験, デ ー タ解析の た めの ソ フ ト ウ ェ ア開
閣の関係につ い て も研究を進 め て い る 。
発 等 を 経 た の ち , 平成 4 年 4 月末に図 - 9 に示す ア ラ
北極海
永久流氷
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図- 7
平成4 年度の観測線図
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氷海用自動観測 ス テ ー シ ョ ン
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氷海用自動観測 ス テ ー シ ョ ンの設置位置 (Apr. 26
(平成 4 年 4 月 26 日 ) の点} 及 び 平成 5 年 3 月 31 日
までの 移動軌跡
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図- 8
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縦軸に吸光法によ り 求 め た ク ロ ロ フ ィ ル - a 濃度 を と
3)
り そ の濃度をO印によ り 示 し た 。 レ ー ザ励起の植物プ
海洋 レ ー ザ観測技術の研究開発
①平成 4 年度の研究概要
ラ ン ク ト ン か ら の蛍光は, 海面直下 2 m ま での深度か
海洋の植物 プ ラ ン ク ト ンを効率よ く 観測 す る た め の
ら の蛍光強度で あ る o 励起光 と し て 532 nmの光を利
装置と して開発 し た船舶搭載型の海洋 レ ー ザ観測装置
用 し て い る こ と か ら , ク ロ ロ フ ィ ル ー a を直接励起す
も 赤道直下. 赤道湧昇帯海域, 黒潮に沿っ た海域に
る も のでは な く . 532 nmに吸光能力 を持つ色素によ
おいて運用 し,
レ ー ザ励起の植物プ ラ ン ク ト ンか ら の
り 吸収 さ れ た エ ネ ルギーが ク ロ ロ フ ィ ル ー aに伝達さ
蛍光値か ら ク ロ ロ フ ィ ル ー a濃度を推定 す る ための経
れ, ク ロ ロ フ ィ ル - a が蛍光を発生 して い る と 考 え ら
験式の開発を 目 的 と して, 実験を繰 り 返 したロ こ の結
れるo 従 っ て, 吸光法によ り 求 め ら れた ク ロ ロ フ ィ ル­
果. 外洋性の植物プ ラ ン ク ト ンに関して, 相関性の良
a 濃度 と 1 対 1 で比較す る こ と は困難であるが, ク ロ
い経験式を開発 した 。
ロ フ ィ ル - a 濃度が1.0 μ g/l 以下の海域に お い て
②計測装置
は強い相関を示 し た 。
こ の観測において利用 した海洋 レ ー ザ観測装置は,
こ の図によ る と , 東経 1 3 6 度か ら 1 5 7 度へ至る
Nd.YAG レ ー ザの第 2 高調波 で あ る 532 n m の パ ル ス
パ プア ニ ュ ー ギニ ア の北方の海域におい て, レ ー ザ励
光を光源と し, 植物プラ ン ク ト ン か ら の レ ー ザ光励起
起の蛍光強度と 海水分析結果の ク ロ ロ フ ィ ル - a 濃度
の蛍光の強度, 及 び海水中の懸濁媒体から の散乱光の
と の聞に ば ら つ き がみ られた。 こ の他は, 両者は非常
強度を計測する装置である。 装置は双胴船である海洋
に良い相関を示 したo 採水海水に含 ま れ る植物 プ ラ ン
調査船 「か い よ う 」 の甲板上に設置 さ れ, 甲板中央の
ク ト ンの種の同定結果を見る と . バプア ニ ュ ー ギニ ア
セ ン タ ー ウ エ ルか ら 9 m下の海面をめがけて レ ー ザ光
沖において, 全細胞数が20000個/ リ ッ ト ル と , 周 辺
レ ー ザ装置の近く に配置 し た望遠鏡によ り
の海域の3000程度に対 し て , 非常に多 い 値 と な る と 同
海 中 か ら の蛍光及び散乱光を集光計測する ものである。
検出器と して, ゲー ト 付 き マ イ ク ロ チ ャ ネ ルプ レ ー
時に, 藍藻の ト リ コ デス ミ ュ ウ ム が優先種 と な っ た 。
こ れに対して, マ ジ ュ ロ以降の海域では, 円石藻の コ
ト 内臓光電子増倍管を採用 し , ま た, ゲー ト 機能 と 印
コ リ スが増加し. 全細胞数が20000か ら48000 と 非常に
可電圧の操作に よ り , 海面表庖の光 と , 深度方向か ら
大 き く 9 0 %以上の優先種で あ っ た。
を照射し,
の減衰 し て届 く 光の. 6 桁以上の強度の差を持つ現象
ト リ コ デス ミ ュ ム が ご く 表層に存在す る こ と を考慮
の計測を可能 と し た 。
す る と, こ の装置の表層の応答深度が 2 m で あ り , 検
出が困難であ り 相闘が少な か っ た と考え ら れ る 。
③計測
⑤ま と め
平成 4 年度は. 6 月 に横須賀か ら東 シナ海を経由 し
パ ラ オ へ至る海域におけ る観測, 及 び 1 1 月 か ら 1 2
海洋 レ ー ザ観測装置によ る レ ー ザ励起の蛍光強度か
月にかけ, パ ラ オ か ら マ ジ ュ ロ . 西経 1 6 0 度. ア ピ
ら ク ロ ロ フ ィ ル- a 濃度を推定 す る た め の経験式の開
ア を経 由 し横須賀へ至 る海域における観測を実施した。
発を行っ たo 赤道直下か ら , 黒潮に沿っ た海域におい
観測では, 海洋 レ ー ザ観測装置を常時運用 し蛍光及び
て基礎デー タ を蓄積し. 表厨 の ク ロ ロ フ ィ ル - a 濃度
散乱光の計測を行 っ た。 ま た, 定期的に祖.IJ)煮 を設置し.
ケ プ ラ ー ロ ー プ と ニ ス キ ン採水器によ る ク リ ー ン採水
推定のために有効な経験式を開発 し たo
を行い, ま た, 蛍光光度計及び透過度計を付加 し た C
有効で は な い と 考え ら れ, そ の有効性につ いて引 き 続
T D装置を展開 し た 。 採水し た海水につ いては, 海水
き検討を加える 。 ま た, 深度方向の濃度分布を推定す
中の植物プラ ン ク ト ン含有の ク ロ ロ フ ィ ル ー a 濃度を
る た めの手法の開発を進め る。
ま た, 本装置がすべての植物プ ラ ン ク ト ンに対 し て
分析す る と と もに, 植物プラ ン ク ト ンの生存環境要素
の ひ と つ で あ る 栄養塩の分析を合わせて実施 し た。 C
T Dでは, 深度方向の温度, 塩分濃度, ク ロ ロ フ ィ ル­
a iilに対応する蛍光値, 透過率を計測 し , 植物プ ラ ン
ク ト ン極大層等の計測を行 っ た 。
④結果の概要
図ー 10に.
1 1 月 か ら 1 2 月 にかけての航海の う ち,
バ ラ オ か ら マ ヌ ス , マ ジ ュ ロ を経て西経 1 6 0 度線へ
至る 海域の計測結果を示す。 繍軸に観測日 を と り , 縦
軸に レ ー ザ励起の植物 プラ ン ク ト ン か ら の蛍光強度を
と り そ の強度変化を折れ線によ り 示 し , ま た, 同 じ く
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305
310
320
315
330
325
Day of the year
November to Dec ember 1 992
図 - 1 0 1992年1 1 月 のパラオか ら マ ジ ュ ロ を経て西経160度線ヘ至る海峨に
おいて得られたレ ーザ励起の蛍光強度 (折れ線) と採水海水から 求
め た ク ロ ロ フ ィ ル - a 漫度 (0)
- 28 -
335
この研究の目的は. 沿岸海域の生態系の変動機構を
海域開発研究部
4.
十分に理解 した上で, 海域環境を持続的に活用で き る
方法を見いだそ う と す る こ と であ る o
当部では, 過去 2 年聞にわた り 新 し い沿岸海域研究
以下にこの研究の進め方を記す。
の あ り 方について検討を重ねてき た結果, 研究の目標
(a)海域生態系変動メ カ ニ ズ ム の解明
と 進 め方を以下に記す よ う に設定 し て い る o
(i)観測に よ る , 海域環境及び生態系の実態の把握と
評価手法の確立。 (ü)生態系 モ デルの構築 と 変動予測手
( 1 ) 研究開発の方針
法の確立。 こ の た め に は ( イ )実験生態系に よ る素 ・ 複
合過程の研究 と 〈 ロ )生態系モデルの構築 と , そ れに よ
1)
当 セ ン タ ーにおけ る海域研究のポ イ ン ト
沿岸海域は広大な空間や豊富な資源, エ ネ ルギ ー を
る変動予測手法の確立が重要に な る 。
ま た一方では, (溢)観測, 計測技術及び研究支援技術
包蔵 し て い る ばか り で な く 生物の生産性が高いため,
の開発が必要にな る 。 も う 少 し具体的に記す と , ( イ 〉
太古の昔か ら 人閣の生活に密接に係わ っ て き て お り ,
その開発 ・ 利用 は い つ の時代にも重要 な課題 と して扱
観測 ・ 計測装置 と手法の開発では, 海域環境変動 モ ニ
われて き た。
ン グ技術 〔藻場, サ ン ゴ礁, 植物プラ ン ク ト ン相, 動
地球環境問題が ク ロ ー ズ ・ ア ッ プ さ れ る よ う に な っ
た 今 日 で は, さ らに, 沿岸海域の保全が新たな課題と
物 プ ラ ン ク ト ン相など), 実験生態系研究技術などが,
な り つつ あ る 。 このよ う な沿岸環境は次世代に残すべ
の開発 と し て は, 生態系臨海研究施設, 長時間滞留型
き貴重な遺産であ り . 人類の持続的発展の可能性を拓
く 鍵 と な る べ き極めて重要な場所であ るので, これか
の浅海海中研究 シ ス テ ム , 浅海域調査船 シ ス テ ム で あ
ら は, この環境と の調和を図 り つつ, 開発と利用を進
タ リ ン グ技術 (定位置式,移動式) , 指標生物モ ニ タ リ
当面必要 と な る。 ま た, ( ロ )研究活動支援施設 ・ 設備
る。
こ れ ら の研究成果を も とに して進め ら れ る も う 一 つ
め て行 く こ と が求め ら れて い る 。
この沿岸環境は. と り わけ, 生物生産に と っ て重要
の研 究は
な場所であ る の で, 従来か ら生物資源の採取, 利用を
二つの技術開発に分 け ら れ る 。 ( i )利 用 技 術 の 対 象 は
中心に様々 な経済活動が密度高 く 進め られて い る と こ
ろであ るが, 外洋域か ら は, 最近注目 さ れて い る地球
( イ 〉海洋 エ ネ ルギー (波浪, 海流, 海上風, 太陽光な
規模での環境変化の影響を 受 け て い る ばか り でな く ,
的には海洋生物の増 ・ 養殖 があ る 。 ま た一 方 で は ,
陸域か ら の人間の社会 ・ 経済活動の影響を も 強 く 受け
(ü)環境の保 ・ 改善技術の開発があ り , こ れ ら の対象 と
て い る と こ ろ で あ る o その結果 と して, 海域環境や生
し て は ( イ )水 ・ 底質, ( ロ )波浪, (ハ)流れ, な どがあ
態系が複雑, かっ, 大規模な変化を受け て い る こ と が
る。
知 ら れつ つ あ るが, そ の実態の解明 と 影響予測手法に
つ いての研究 は十分に行わ れていな L 、。
(凶海域環境利用技術の開発であ る D この開発は次の
ど), ( ロ )深層水, ( ハ )海域空間, そ し て. 利 用 の 目
②高圧環境に関する研究
今後は, 沿岸海域環境の開発に際 しては, 持続的な
この研究の目 的は, 今後ま す ま す必要: と な る沿岸海
利用が可能に な る よ う に細心の注意を払う必要がある。
そ の ためには, 先ず, ①海域環境や生態系の実態の把
域の う ち, 特に海中研究に重要かっ , 決定的な役割 を
果たすこ と に な る. 人聞による 安全な潜水調査研究技
握 と , 開発利用によ る 影響の予測手・法についての 研究
術の確立であ る 。 先ず.
を積極的に進め る と と もに, 同時に, (g濁境利用技術
(a)高圧環境下の医学 ・ 生理学研究 と し て, ( i )浅深度
の開発を併せて行 う こ と が重要にな っ て い る o そ して,
飽和潜水 (窒紫 ・ 酸素潜水) の安全性確立, (ü)大深度
人聞が海の中を活動の場 と す る と き の基礎で あ る と 共
飽和潜水 ( ヘ リ ウ ム , 酸素潜水) の安全性確立, そ し
に最も重要な, ③高圧環境に関す る研究を進め る こ と
て, (温)潜水後遺障害の長期的研究が必要 と な る 。 一方
が重要 と な る 。
では ,
(同高圧環境制銅版術と して, ( i痛圧環境下の ダイ パ ー
研究開発の進め方
2)
生体活動モ ニ タ リ ン グ技術の確立, (ü)高圧環境下で使
用 さ れ る 機器類の安全設計法の確立, (副長時間滞留用
目標に向かつ て互いに密接な関連を持たせな が ら , 次
高圧環境の安全性と 快適性の確立があげられるo ま た ,
の よ う なこつの大 き な研究課題に従 っ て進め ら れて い
こ れ ら の技術開発 の ほ か こ の特殊環境制御技術の.
る。
①海域生態系の変動機織の解明 と環嚇Ij用技術の研究
nud
円L
当 セ ン タ ーに お け る 沿岸海域の研究開発は, 前述の
(c)特殊医療, 特殊環境生物学な ど他分野への応用に
関す研究があ げ ら れ る 。
環境 ・ 生態系についての科学研究を安全に推進 す る た
(2)
研究開発状況の概要
めに は不可欠の研究課題であ る 。 ま た , こ の実験を支
え る目的で動物実験 も並行し て実施 し た 。 こ の他, 高
以下に記す研究成果は, プ ロ ジ ェ ク ト , 特別, 経常,
圧環境医学 ・ 生理学に関連す る 研 究 と し て は, 海女 の
共同, 受託. 及び調査の各研究形態で行 っ た ち の を,
循環動態, 加減圧の繰 り 返 しに起因す る骨変化, 腎交
前章で記 し た 研 究課題に従 っ て ま と め た も の で あ る 。
感神経活動, 温熱環境指標 な どについての研究 も 行 っ
現状では, 未だ, 前章で細分化 し た全ての項について
fこ 。
研究が開始 さ れてい る段階 で は な い 。
4)
1)
海域生態系変動メ カ ニ ズ ム の解明の, ①実態の把
握では, 地球規模の海洋環境の変化を知 る た めに重要
高圧環境技術では, 高圧下に お け る 生体活動モニ
タ リ ン グ シ ス テ ムの開発, 使用機器の安全性設計につ
いての研究を行 っ た 。
な指標であ る サ ン ゴ礁海域の水環境の調査, 大陸棚域
での物質循環機構の解明 を 目的 と し て海底境界層での
5)
分解溶出量の調査, ま た, 生物資源量の調査手法の確
割 を も っ沿岸海域の持続的 な利用を可能にす る た め に
立 を 目 的 と し て中禅寺湖で計量式魚探によ る ヒ メ マ ス
は, どん な こ と に留意すべ き か, どんな研究を進める
資源量の調査等を行い, そ れぞ‘れに つ い て良い成果を
べ き か, について調査研究を開始 し た 。 平成 4 年度の
得 た 。 ②生態系 モ デルの構築につ い て は, 先ず, 沿岸
調査研究の結果 か ら . 次年度の調査研 究の進め方を次
海域の海水流動 モ デ ルの構築を行 う と と もに, 沖縄県
の よ う に定 め る こ と がで き た 。
中城湾を例 と し て海水流動の実測 も試みた。 生態系要
①沿岸海域に お け る 海洋科学 ・ 海洋利用研究の動向調
素過程の研究で は, 深層水 を 用 い て植物プ ラ ン ク ト ン
査, ②沿岸海域に お け る 海洋科学 ・ 海洋利用研究に必
の増殖過程の研究を行 っ た。 ③観測 ・ 計測技術につ い
要 な , 新たに必要 と な る技術の調査で あ る 。
ま た, 新 し い研 究 シ ス テ ム につ い ての概念検討 も 合
ては, 先ず, 沿岸流の計測に必要で あ り , 精度良い位
置計測を特徴 と す る GPS受信器搭載型の ド リ フ ト ブイ
ま た, 平成 4 年度か ら は, 人類の生存に重要 な 役
わ せ て行 う 。
の開発, 海底境界層の 呼吸" の調査に重要なペ ン ス イ ツ
主な項目は, 海域環境 ・ 生態系モ ニ タ リ ン グ シ ス テ
ク チ ェ ン パ ー の開発, 及び水産資源確保の た めに重要
ム, 沿岸生態系研究施設 (陸上施設およ び実験海域),
な大陸棚深度域での ズ ワ イ ガニの生態を, 潜水船を使
浅海海中実験 シ ス テ ム (水深50mま での有人潜 水 を 中
う こ と な く , 船の上から細か く 観察 で き る シ ス テ ム の
心 と し た研究支援施設), および, 沿岸生態系調査研
開発を行 っ た。
究用実験船 シ ス テ ム (大陸棚深度ま での海中研究用)
な どで あ る 。
2)
海域環境利用技術の, ①利用技術では, ク リ ー ン
で,
し か も , 再生可能な波浪 エ ネ ルギ一利用技術 と し
この調査研究は, 平成 6 年度 ま で続 け ら れる予定で
あ る。
て空気圧縮機の設計を行 っ た。 深層水利用につい ては,
こ れ ま で に そ の有用性が明 らかにな っ た ので, 新たに
(3)
主な研究開発の内容
1)
海域制御技術の研究開発
高度利用 シ ス テ ム の開発の手始め と し て, 設計と, シ
ス テ ム 全体のモ ニ タ リ ン グ装置の開発を行 っ た。
海中空間の水産養殖への有効利用技術 と して, 潜降
本研究開発では, 沿岸海域の海水流動およ び こ れに
浮上型人工海底の長期耐久 テ ス ト を開始 し , 良好な結
伴 う 物質の輸送過程を解明 し, 沿岸海域の再生産過程
果が得 ら れ つ つ あ る。
や海水交換の メ カ ニ ズ ム の解明及 びそ れ ら の制御技術
②環境の保 ・ 改善技術では, 内湾環境改良技術の開発,
の研究開発を目 的 と し て い る 。 このため, 流れの精密
及び, 養殖海域海底の ク リ ー ン シ ス テ ム の開発に着手
計測技術の研究開発, 要素過程のモ デル化や海域環境
し た 。 ま た , 水産利用が難 し い と言わ れて い る 砂浜の
の モ ニ タ リ ン グ, さ らに海水流動数値 シ ミ ュ レ ー シ ョ
標砂制御の可能性に つ い て海域調査 を 行 う と と もに,
ン研究を進め て い る 。
没水平板に よ る 波制御の基礎研 究を行っ た。
①流れの精密計測技術
GPS受信機を搭載 し て精密測位が可能 な漂流プイ シ
ス テ ム を開発 して, 沿岸海域の海水流動特性調査に応
酸素 (比一02) 飽和潜水の陸上施設 で の有 人 シ ミ ュ
用 し た 。 調査海域の中城湾は沖縄本島南部の太平洋に
レ ー シ ョ ン実験を我が国で初めて開始 し た 。 こ れ は,
これから必要になっ て来 る浅深度域海中に お け る 海洋
ハU
qo
高圧環境下の医学 ・ 生理学研究では, 先ず, 窒紫 ・
3)
面 し た サ ン ゴ礁海域であ り , 平成 4 年 6 月 と 9 月 に海
域実験を行 っ た。
(N 26・}
GPS測位デー タ は周期14分程度で変動す る数百 メ ー
/
【
\ー 戸
""
ーノ '-.//
ー
/,
24
o
ト ルの誤差を含んでいるが. 平滑化 ア ル ゴ‘ リ ズムによ
18・
り 漂流プイ の軌跡およ び移動速度を梢度良 く 推定する
こ と がで き る 。
中城湾内の流れは潮汐流 と風によ る吹送流の組み合
わせに よ っ て変化するが, 湾央部では, 等深度線に直
12
t ida1 chanfe
36h
54'
56'
16'
行する流れと, こ れに沿う 流れを繰り返す傾向がみ ら
れた。 ま た, サ ン ゴ礁の間にある水道では、 風向や潮
汐にかかわ ら ず流出す る と い う特徴があ る 。
14'
②海水流動数値 シ ミ ュ レ ー ショ ン
サ ン ゴ礁の よ う な海底地形の複雑な海域では, 流れ
のパ タ ー ンは複雑であ り , 外洋と の相互作用を把握す
る こ と が困難である。 サ ン ゴ等の幼生の分散や浮泥の
拡散, さ ら に有機物や栄養塩の流出入を知るため, 広
12'
10'
く 外洋域も含めた サ ン ゴ職械におけ る勧k流動 シ ミ ュ
H'
一一
レ ー シ ョ ン モ デルを開発 した 。 2 層 フ リ ー レベJレモデ
ルによ り , 各種パ ラ メ ー タ を変化させ, 潮流と吹送流
検討した。 安定 し た計算結果を得 る た め には, 外洋域
国- 1
ら か にな っ た。 本 シ ミ ュ レ ー ショ ン モ デルの適合性を
みる ために, 漂流ブイ の観測結果と比較検討 した。
50'
52'
(E
121・}
. ブイ 投入地点
G P S漂流ブイの軌跡 (1991年 9 月 21 日 �22日)
数値シ ミ ュ レー シ ョ ンによるブイの軌跡
の効果, 外部境界の影響, 数値計算の安定性について
の鉛直渦動粘性係数を大 き く する必要があ る こ と が明
48'
中城湾におけるGPS漂流ブイの軌跡 と シ ミ ュ レ ー
シ ョ ン結果の比較
十分な酸素供給量を持ち. かっ海域浄化を行い得る。
そのため真疎養殖面積は現在の4,7kniに加え新空間で
2) 海洋エネ ルギ一利用技術の研究
年間約63億円の増益が得 ら れ る 。 ま た, 湾内が浄化さ
こ の研究は, 波 エ ネ ルギーを効率良 く 吸収 し, かっ
消波する う え, 係留力が極めて小さ い沖合浮体式波力
れ る こ と に よ り , 外海から加入する有用魚介類などの
湾内資源, 向上が期待でき る等の結果を得た。
装置 「マイ テ ィ ー ホ エ ール」 を開発 し, 外洋に面 し た
海域に設置する こ と に よ り , 沿岸海域を高度に利用す
3)
海中作業技術の研究開発
こ の研究開発。は, ①有人 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン実験②動
る技術の確立 を 目 的 と す る o
平成 4 年度は, マ イ テ ィ ー ホ エ ー ルを三重県五 ヶ 所
湾口へ設置す る こ と を想定 し. マ イ テ ィ ー ホ エ ールの
物 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン実験③潜水基礎技術の研究④研究
開発用施設整備の4つに分かれている。
波 エ ネ ルギー吸収 ・ 消波性能及び構造 ・ 係留等安全性
①有人 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン実験
の検証のために必要な最適計測 ・ 解析 ・ 記録 シ ス テ ム
He-Oz(ヘ リ ウ ム ー 酸紫) と 比 一 O z ( 窒 素 一 酸 素 )
を検討す る と と もに, マ イ テ ィ ー ホ エ ー ルに関する利
の 2 つの異なっ た飽和潜水実験 を予定 し た が. N z -
用形態や関連法令等の利用全般に関わる項目 の検討に
0 2 の飽和潜水実験のみ実施 した。
加え, マ イ テ ィ ー ホ エ ー ルに よ る静穏域の水産的経済
N 2 - O a の飽和潜水では非鍛錬者 で あ る 普通の研究
性について も調査を実施 した。 経済性の調査では, マ
者が浅深度の高圧環境下に長期滞在 し, 研究を行 う た
イ テ ィ ー ホ エ ー ルを五 ヶ 所湾口部東西2 海域に設置す
めの基礎資料を得る こ と がで き る 。 ま た, 研究者及び
る も の と 仮定 し た。 マ イ テ ィ ー ホ エ ー ル 1 基の寸法は
ダ イパ ー に高圧下で異常が認め ら れた時には医師を含
長 さ 60m. 幅100m. 高 さ 12mの装置 を 1 海域 5 基設
めて外部の人達がチ ャ ンパー内に入室 し , 対応す る こ
置する。 取得 し た波エ ネ ル ギ ー は圧縮空気 ( 4 kg/
と が可能であ る こ と が分か っ た 。
cnf) に変換す る と , 有義波高1,5m. 周期 8 秒 で 1 基
②動物 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン実験
当 り の送気量は76,800nf/日であ る 。 エ ア レ ー シ ョ ン
N a ー 0 2 を 用 い た長期の飽和潜水実験を行っ た結果,
を実施す る と 1 基あ た り .
1 kniの海域に効果がで・る。
ウ サ ギでは酸素分圧がO,6ATA以上では酸素中毒等を
一方. マ イ テ ィ ー ホ エ ー ル背後の静穏海域の面積は10
発症し. 死亡す る こ とがわかっ た。 こ の場合酸素分圧
基で46.080nfが造成さ れ る 。 こ の新空間での養殖生産
は少 な く と も .' O,6ATA以下に設定 し な ければ防 ー
の予想は約29億円 と な る 。 五 ヶ所湾における養殖可能
02飽和潜水は不可能であ る こ と が 分か り , 他の研究
DO濃度 5 cc/ P, を保つのに, マ イ テ ィ ー ホ エ ー ル は
者の報告と一致 し てい た 。
- 31 ー
設
一
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一施
言
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・ .ご。ヨV ふ ヨ
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水
<1
叫ん 品
図- 2
大型マ イ テ ィ ーホエー ルの利用構想図
繰 り 返 し曝露に よ る後遺障害につ い て は イ ヌ を用 い
呼殴モ ニ タ リ ン グ技術では, 水 中 で、のー呼吸毎に リ
て実施 し た が, 現在 の と こ ろ 当 セ ン タ ーで実施 し て い
ア ル タ イ ムに酸素分圧, 炭酸ガス分圧を測定する技術
る 減圧方式で は骨への変化が認め ら れ な か っ た 。
を開発 し, 水中で の作業の制約因子と な る呼吸条件の
解明に使用で き る こ とが明 ら かに な っ た。
③潜水基礎技術の研究
ア プ レ ー シ ブ ウ ォ ー タ ー ジ ェ ッ ト 方式の水中切断装
④研究開発用施設整備
置 を 用 い て, 水槽及び岸壁で・試験を実施 し , 騒音の面
老朽化 し た 動物 シ ミ ュ レ ー タ 本体の覗き 窓の更新工
か ら特性評価 を 行 っ た結果, 安全上の理由か ら無人で
事 と 潜水 シ ミ ュ レ ー タ の生体情報伝送用の配線の改修,
の使用が適当であ ろ う こ と を示 す デ ー タ を得 た 。
更新工事を行 っ た。
、守
可もç-よ
写真一 1
叫品?
'. ).
J徐
チ ャ ンパー外部医師が早朝採血のために一時的に
チ ャ ンパーに入室し採血 している と こ ろ
- 32 -
tミ
や高い こ と な ど か ら大池内が内湾的性格が強い こ と が
4)
内湾環境改良技術の研究
明 らか と な っ た。 ま た底質につ い て は大池中心部では,
こ の研究は汚濁し た沿岸海域の海底の底質を, 曝気 ・
シ ル ト 質の柔 ら か い堆積物が深 く 堆積 してお り . 大池
海水交換 ・ 法諜 な ど に よ り 大規模に改善 しで浄化する
内東側や大池外の砂質域 と は大 き い差異がみ ら れ た 。
技術の基本的な知見を得る こ と を 目 的 と して, 三重県
COD等か ら み る と , 大池内の底質は有 機汚染度が高
度会郡南勢町相賀浦の大池にて実施す る も の で あ る 。
い状態であ り , 硫化物やN. P も 高 い水 準 を 示 し て い
平成 4 年度は, 実験対象海域であ る大池の水質 ・ 底
た。 さ ら に外海と連絡す る水道部におけ る損11定によ り ,
質に関 し, 前年度の春季調査 に 引 き 続 き , 夏季, 秋季
l 日 に流出, 流入する海水量はそれぞれ約60万 ト ン で
及び冬季の調査を実施 し た。 そ の結果, 大池に流入す
あ る こ と が分か っ た (大池総水量 は, 約300万 ト ン で
る 2 本の小河川の平均流入料 は1.3trl/min. で あ り ,
あ る )。 さ ら に大池内部の流況は, 比較的水道部に近
COD も 2 mg/ 1!. 以下 と 汚濁負荷は ご く 小 さ い こ と ,
い水域の表層を除 き , 極微弱な・流 れ し か な い こ と等が
大池は閉鎖的では あ る が水質汚染の進行がそれほど進
分か っ た。
ん だ も の で は な い こ と ( 4 回の調査で は大池内のCO
実験 シ ス テ ム につ い て は詳細設計及び外海水導水系
D最高値は2.8mg/ 1!. ) 等が明 ら か と な っ た 。 五 ヶ 所
統の製作, 設置を行っ た他, 内湾環境改良技術研究会
湾湾口部の海水 と 比較す る と 成層時の水温, DOの鉛
を開催し, 実験の基本方針及び実施要僻等の策定を行っ
直的な差異がやや大 き い こ と や. ク ロ ロ フ ィ ル量がや
た。
'
一------F
大池
導水管
フ レ キ シブルホース150A
図-3
内湾環境改良技術実験 シ ス テム概念図
- 33 -
の製作が完了 し そ の後の稼働試験の結果, 装 置 は ほ
5)
海洋深層水高度利用 シ ス テ ム の開発
ぼ順調に作動 し て お り , 平成 5 年 1 月 か ら セ ン サ ー の
本研究に先立ち, 実験規模の深層水取水装置が. 昭
校正を毎月実施 し て い る 。 問題点と し て, 落雷が多い
和63年度に開発 ・ 製作 さ れ, こ れを 用 いた研究が, 平
時にコ ン ビ ュ ー タ が停止す る こ と が希にあ り , 安定化
成元年度か ら行われ, 深層水の有効性が一部の分野で‘
電源に よ っ て も改善さ れ な い の で , 今後の課題 と な っ
実 証 さ れ た 。 こ れ ら の成果を踏 ま え て さ らに研究を進
ている。
め る た めには, 取水量の増大や 研究施設の機能充実を
なお, 深層水取水装置や モ ニ タ リ ン グ装置は, 現在
図 る 必要が生 じ た 。
は実験施設の一環 と し て 機能 して い る が, 深層水の利
そ こ で本研究は, 取水装置の増設, お よ び施設の稼
用技術が実用段階に達すれば, 生産施設を構成す る 装
働状況の監視や実験 デ ー タ の記録を 自動的に行 う モ ニ
置 と して位置付け ら れ る o
タ リ ン グ装置を開発す る こ と を 目 的 と し て行 っ ているo
ま た , 本装置を用 いて, 特別研究 「深居水有効利用
平 成 4 年度には, 取水装置の設計を完了 し , 深層水取
に関する研究」 と , 共同研究 「深層水有効利用技術の
水管の製作に着手する と と も に, モ ニ タ リ ン グ装 置 を
実用化に関す る研究J を行 っ た 。
製作 し , 稼働試験 を行 っ た。
取水装置 の設計結果の概要は, 深層水取水が 2 系統
取水量は各460n:f/日, 取水深度 は320mを目標に し た 。
既存の深層水取水 装置にお け る 取水管の ト ラ ブル は 4
年間の運用期間中で は皆無であ っ た が, も し取水が停
測定チャ
:
内訳水温 ンネル歎
(T)
止すれば復旧に時間がかか る と 思われ, 実験の継続が
不可能に な る であ ろ う 。 今回深層水取水 が 2 系統にな
気温
る こ と に よ り , 深層水の安定供給の点では信頼性が高
表示の更新
: 6 1 点
記録頒Il:
:
:
:
:
3点
2点
2点
2点
2点
: 3点
<1 5 点
H)
荷主存厳禁
(00)
流軍 (F) :
予備チャ ンネル歎:
実験線
担分 ( S )
ベー ハー ( j)
く な る 。 表層水取水 は 1 系統で, 取水量は920n:f/ 日 ,
取水深度は0.5mであ る 。 設計面では深層水の取水深
使用電力量 ( P )
度 (320m ) と取水量 (460n:f/ 日 ) が前回 と同様であ
る の で前回の経験が活かせるが, 施工面では既存の取
て 取 水 口 を 既存 の も の の 近 く に設置す る こ と等, 精度
- ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ー ・ ・ ー ー ・ ・ ・・・・・・・ーー・ー・・・・ー・・
・
5
• • •
さ : 2,650m) の製作に着手 し た 。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
.
質 : 鉄線鎧装硬質 ポ リ エ チ レ ン , 内 径 : 125mm, 長
海洋科学銭術センター
{倹須賀}
•
•
•
•
•
•
•
,
•
•
•
•
•
•
•
•
1
T
て い る o こ の設計結果を踏 ま えて, 深層水取水管 (材
・
: 1分毎
1 分毎
: 5 分毎
: 電1苦回線 に よ り デ ー ? を
モ ニ タ リ ン グ装置の 役割は, ①取水装置の稼働状・況
• • •
ラ ム に よ り 作動 し , そ の 内容はデー タ収集 ・ 表示, フ
ー ー ーー ー ー ー ー ー . .
一ーー
ー . . . . . . . ・ ・ ・ ー ー ー ー..・・・ー ・
ーー
ー ー ー ー ー ーー
• • •
40MB) を 用 い , 専 用 プ ロ グ
-
:
H
O一
記録用 と な っ て い る 。 モ ニ タ ー 用 コ ン ビ ュ ー タ に は N
- - - - - - -
拡強は可能) で, こ の 内45チ ャ ン ネ ルは任意の実験の
.
・...
TSPD・
-
理部の概要 と し て は, 測定 チ ャ ン ネ ル数 は 120 (今後
守
‘
れるo 検出部について は図に概要を述べた。 デー タ 処
一
地への デ ー タ の転送等であ る o 製作 し た装置の概要を
図に示す。 本装置は検出部と デー タ 処理部から構成さ
得一 T
一
巨ヨ
表示 ・ 記録, ③実験 デ ー タ の 自動測定 ・ 記録, ④遠隔
EC ' PC980 1FA (HD
外気温
e・・・・0・・・
•
•
・・E--os・a・
­
-­
z
r
:
E
一一
回
・
:
;
:
過
ろ
-
の監視, ②取水 し た深層水と表層水の水質の自動測定 ・
•
ロ ッ ピ ー ディ ス ク への記録, 過去の記録, (ハー ドディ
ス ク 内 ) の参照, 日報の編集 ・ プ リ ン ト , 警報 ( ビ ー
プ音 と プ リ ン ト ), デー タ 転送 〈室戸→横須賀 ) であ
る 。 NTT回線中の ノ イ ズが多 い た め に, デー タ 転送
速度は1 .200bps と 遅 く し て あ る が, 回線が改普ー さ れれ
ば速度を上 げ る こ と に し て い る 。 平成 4 年 9 月 に装置
- 34 -
図-4
海洋深層水利用 システムのモニタ リ ン グ装置の概要
送る
電
位崎回
線
水管の至近距離に平行に新 し い取水管を敷設 し, 加え
の点で前回 よ り 厳 し い た め , 新 た な 検討が必要に な っ
測定鎖度
通信織能
1 2 0点
施する と と もに, 研究推進委員会を開催 した。 実施の
6)
養殖海域における海底ク リ ー ン シス テ ム の研究開
概要は, 以下の と お り であ る 。
発
① シ ス テ ム の設計 ・ 製作
こ の研究は, 環境の劣化が危倶 さ れ て い る カ キ養殖
平成 4 年度は海底ク リ ー ン シ ス テ ム の う ち, 揚泥試
海域の底質改善 ・ 浄化を図るため, 現行の養殖に影響
験ユ ニ ッ ト 海底移動部本体 (海底ロ ボ ッ ト ) お よ び付
を与えずに, 海底表層の有機堆積物の除去 ・ 処理を可
帯 メ カ ニズム, 分離処理試験ユ ニ ッ ト のバ イ オ デ カ ン
能 と す る 小型 ・ 簡便な試験シ ス テ ム Cí海底ク リ ー ン
タ と 付帯設備の う ち汚泥ポ ンプな ど シ ス テ ム の基幹と
シ ス テムJ) を開発し, 実海域に お け る 運用 ・ 評価試
な る 装置の一部を設計 ・ 製作 し た 。
験を通して, 実用機開発 を め ざ し た検討を行 う と と も
こ れ らのハー ド ウ エ ア については, 平成 5 年度に製
に. こ の よ う な シ ス テ ム を用いた養殖海域の底質改善
作を予定 し てい る揚泥試験ユ ニ ッ ト の吸泥部およびそ
技術の確立をめざす こ と を 目的 と して い る 。 海洋科学
の ト ラ ベ ルメ カ ニズム, 有機泥一次濃縮 シ ス テ ム な ど
技術セ ン タ ー と 広島県が地域共同研究の一環 と して,
と と も に試験ユ ニ ッ ト を構成する予定であ り , ま たバ
平成 4 年度か ら 3 か年計画で実施す る も の であ る 。
イ オ デカ ン タ 等 も コ ンテナ パ ッ ケ ー ジに組み込み, 一
こ の研究では, 今後 3 か年間に次 の 7 項 目 につい て
体と しての分離処理試験ユ ニ ッ ト と す る 予定である。
②海域環境調査
そ れぞれ試験研究を行 う 予定であ る。
① シ ス テ ムの設計製作 ・ 陸上試験
海域環境の予備調査 と して. 海底の概査 ・ 揚泥試験
②海域総合試験
海域の候補地点潜水調査およびヘ ド ロ 堆積状況の調査
③海域環境調査
などを実施して, 今後の本格的な試験研究に備えて予
④ヘ ド ロ の性状と 有効利用法の検討
定海域の環境につ いて基本的な資料を得た。
⑤運用法の検討
③委員会の開催
⑤実用化の検討
大学およ び国立研究所の関連す る研究者を含む研究
⑦検討会 ・ 連絡会
推進委員会を設け, 全体計画, 年次計画, 研究開発の
平成 4 年度は, こ の研究の初年度 と して, シ ス テ ム
手順について検討 した。
の設計 ・ 製作に着手 し. 試験予定海域の予備調査を実
写真一 2
揚泥試験ユニ ッ トの海底ロボッ ト
35 ー
5.
2)
運銃部
ス ー パ ー ハ ー プカ メ ラ に よ る遠方監視技術の研究
新規 テ ー マ と して平成 4 年度か ら 3 カ 年計画で実施
(1 )
研究開発の・克針
す る こ と に な っ た研究で, ス ーパー ハ ー プ カ メ ラ の撮
像管の能力を最大限に引 出 し こ れを水中透過率の良
運航部の業務は潜水調査船, 無人探査機及び支援母
船並びに海洋調査船を, 安全かっ円滑に運航 し, 研究
い光源と組み合わ せ る こ と に よ り , こ れま で に な い遠
方の海底景観を映像化す る こ と を 目 的 と し て い る 。
支援を行 う こ と であ る 。
初年度にな る平成 4 年度は, 水 中 に お い て遠方を照
こ の運航部の業務を完遂す る た め に は, 操縦, 整備,
射する こ と の で き る ヨ ウ 化 タ リ ウ ム ラ イ ト を 2 セ ッ ト
航法管制 な どの 日常業務を実施 す る の みで は な く , 安
全性向上, 性能改善及び調査観測能力の向上を図 ら な
購入 し, N H K技術研究所 と の技術協力契約 に よ り ,
1 イ ン チ 口径 ハ イ ビ ジ ョ ン T V カ メ ラ 用 ス ー パ ー ハ ー
く て は な ら な し 、。 幸い運航部に は12年にわた る 「 しん
プ撮像管を入手 し た 。 平成 5 年度は, こ れを 用 い て T
かい2000J を安全に運航 し た運航実績, 同様に 「かい
V カ メ ラ を製 作 し , プ ー ル試験を実施する予定である
よ う 」 を 8 年間, í ド ル フ ィ ン - 3 K J を 6 年間, í し
(写真 一 1 )。
んかい6500J を 3 年間安全に運航 し た実績が あ る o
こ れ ら の知識や経験は ウ ッ ズホ ー ル海洋研究所や,
IFREMERな ど世界の海洋開発研究機関 と対等で あ る
と いえ る 。
こ の安全運航の知識や, 経験に よ り 得 ら れた伸縮性の
あ る 資質を活用 し , 上記船舶等の安全性向上, 性能改
善及び調査観測能力の向上の た め に, 運航部で可能な
研究開発を行 っ てい く こ と が運航部の職員の職務の一
環と考えるo
ま た管理部門や研究支援 も , 上記研究開発を行 う 職
員を物心両面にわた り 支援す る こ と が必要で、 あ る o
(2)
研究開発状況の概要
写真ー 1 1 イ ンチ ハイ ビジョ ンカメ ラTVカメ ラ用
1)
ス ー パ ーハー プ織像管
音声指令 に よ る 無人探査機の操作に関する研究
平成 3 年度か ら 3 カ 年計画で実施されている研究で,
現在 「 ド ル フ ィ ン - 3 K J の操作は, カ メ ラ のパ ン ・
チ ル ト 操作が押 し ボ タ ン ス イ ッ チによ り制御され, ピー
ク ルの操縦は,
(3) 主な研究開発の内容
ジ ョ イ ス テ ィ ッ ク と フ ッ ト ペ ダルの二
つの手段 に よ り 制御 さ れてい る が, 本研究では, こ れ
らの操作に音声指令 に よ る操作を組み入れ る こ と を 目
1)
音声指令 に よ る無人探査機の操作に関する研究
平成 3 年度に実施 し た音声によ る カ メ ラ の パ ン ・ チ
ル ト 等の操作の実用試験の結果か ら, さ ら に改良を加
的 と している。
平成 3 年度 ま で は, 音声に よ る パ ン ・ チノレ ト 用指令
えて, 1992年 4 月 「 ド ル フ ィ ン - 3 K J 駿河湾潜航テ
出力装置を製作 し, 単体に よ る作動確認を実施 し , さ
ス ト の際に再度, 実用試験を実施 し た。 結果は良好で,
ら に, 装置を 「 ド ル フ ィ ン ー 3 K J の操縦盤に組み込
水中カ メ ラ は オ ペ レ ー タ ーの音声指令に忠実に反応 し
み, 海域での オ ペ レ ー シ ョ ンの際に作動試験を実施 し
て動作 し た (写真一 2 )。
た 。 結果は良好で , オ ペ レ ー タ ーの音声によ る カ メ ラ
のバ ン ・ チ ル ト 等の操作が可能 と な っ たo 平成 4 年度
も記載したが,
は,
ビー ク ルの操縦に音声指令を用 い る こ と を 目 的 と
自動化す る た め の制御周囲路, 及 び回路制御 の た め の
ビー ク ルの回頭操縦を音声に
ソ フ ト ウ ェ アの製作に取 り か か っ て い る o 1992年11月
し. そ の内 容 と し て は,
さ ら に平成 4 年度は, Í(2)研究開発状況の概要」 に
ビ ー ク ルの回頭操縦を音声 に よ り 一部
に製作中の制御用回路の機能試験を実施 し た 。 図 - 1
アの製作を実施 し た 。
に制御用回路の ブ ロ ッ ク 図 を示すo 今後各種の機能試
円。
内。
よ り 一部自動化するた めに, 制御用回路及びソ フ ト ウ ェ
験を実施し, 平成 5 年度末には, í ド ル フ ィ ン ー 3 K J
を使用 し た作動確認試験を実施す る予定で あ る o
(£
一
� Thclium Icdide Lcmp
囚 尚一Sc Lcmp
白 Tung山山由gen
bOL三円七O) \(一三ωcωHC
E
D
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aE S LO一
X) ・
(
音声指令実用試験 (駿河湾潜航調査)
c
uσo一
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u
d
由
。cコ
←
2)
ω>Z O一
ω区
写真一 2
ス ー パ ー ハ ー プ T V カ メ ラ に よ る 遠方監視技術の
研究
平成 4 年度は, 水中下で遠方を照 ら し 出す こ と ので
き る照明と し て図 ー 2 に示す分光照度の比較検討の
結果, 出力 4 0 0 W の ヨ ウ 化 タ リ ウ ム ラ イ ト を選定し,
「 ド ル フ ィ ン ー 3 K J に装備 し実用試験を実施 し た 。
ま た. T V カ メ ラ の心臓部 と な る 口 径 1 イ ン チ のハ
blue
イ ビ ジ ョ ン用 ス ーパー ハ ー プ撮像管を N H K放送技術
研究所と の技術協力 に よ り 制作 し た。
こ の撮像管は水平解像度 7 0 0 本, 推定最低被写体
照度はO.05L U X の性能を有す る 。
vellow
600 red
Wave leng th ( n m )
図-2
各種光源の分光照度比較
D3K
方位デー タ
D/ A
イ ンタ ー フ ェ ー ス
国一 1
自動回頭指令出力回路の ブ ロ ッ ク 図
- 37 ー
深海微生物の有効な培養方法を確立す る と と も に,
6.
深海環境プ ロ グ ラ ム
菌体, 細胞膜, 細胞内小器官等の構造と 機能を一般微
生物や他の特殊環境微生物 と 比較 し 深海微生物の生
(1 ) 研究開発の方針
態学的な特徴 を 明 ら か に す る 。
②代謝 ・ 生理の研究
深海を構成する生物学的 ・ 物理学的 ・ 化学的諸要紫
深海微生物の膜機能特性. 及 び炭素. イ オ ウ等の代
の 動態 と そ れ ら の相互関 係 を 明 ら かに す る と と も に.
謝機構, 並びに二次代謝産物等を一般微生物や他の特
深海環境 と 他 の 海洋環境 と の境界におけ る諸現象の動
殊環境微生物と比較し 深海微生物の代謝及び生理学
態 を解 明す る こ と に よ り , 深海環境の み な ら ず海洋環
的な特徴 を 明 ら か に す る 。
境の全貌を地球規模で把握す る こ と を 目 的 と し , 研究
@漣伝子 ・ タ ン パ ク 質の研究
の進捗に応 じ て, 一定期間, 様々 な専門科学的背設を
深海微生物の代謝 ・ 生理 ・ 生体構成成分の生産等に
有 す る 国内外の研究者を結集 し た 「深海環境プ ロ グ ラ
関与する 遺伝子及 び タ ンパク 質を単離, 解析す る と と
ム 」 に お い て . 深海環境を対象 と す る先導的 ・ 越礎的
も に , 遺伝子の構造と 発現調節機構, 並 びに タ ン パ ク
研究を実施す る 。
質の構造と機能を一般微生物や他の特殊環境微生物と
比較 し, 深海微生物の分子生物学的な 特徴 を 明 ら か に
するo
(2) 研究開発状況の概用
3)
平 成 4 年度は. í深海環境プ ロ グ ラ ム」 の 「深海微
研究の実施状況
生物研究 グ ル ー プJ 内に設置 し た 3 つの研究 チ ー ム に
①培養 ・ 形態の研究
よ り , 深海微生物の培養 ・ 形態, 生理 ・ 代謝, 並びに,
培養 ・ 形態研究 チ ー ム は, 主 と して以下の 4 項 目 に
遺伝子 ・ タ ン パ ク 質に関す る研究を実施 した。
つ い て研究を実施 した 。
研究の実施体制, 目標及び実施状況は以下の と お り
(a)深海熱水環境に棲息す る超好熱性細菌の分離 ・ 同
であるo
定及び諸性質の検討
(b)深海の好冷性細菌の検索, 環境への適応機構の検
1 ) 研究の実施体制
討
(c)低温性細菌 に よ る 炭化水素の分解機構の検討
・ グ ル ー プ リ ー ダー : 掘越弘毅
. 培養 ・ 形態研究 チ ー ム
(d)深海微生物の分類試験方法及び保存試験方法の検
チ ー ム リ ー ダ ー : 秋葉枕彦
研
究
員 : 小林哲夫, 郭
討
②代謝 ・ 生理の研究
二誠
代謝 ・ 生理研究チ ー ム は, 主 と して以下の 3 項目 に
浜本哲郎, 高田信久
玉岡 迅. R.J.Pledger
つ い て研究を実施 し た。
研 究 補 助 員 : 谷村充子
(a)有機溶媒耐性細菌の分離及ひ而性機構の検討
(b)深海性酵母の諸性質の検討と 陸性微生物 と の比較
(c)深海の メ タ ン資化性細菌の分離と 陸性細菌 と の生
・ 代謝 ・ 生理研究 チ ー ム
チ ー ム リ ー ダー : 森屋和仁
研
究
育活性の比較
員 : 高木善弘, 柳谷周作
③遺伝子 ・ タ ンバク 質の研究
高橋一昭
遺伝子 ・ タ ンパク質研究 チ ー ム は, 主 と して以下の
研 究 補 助 員 : 秀島彩美
4 項目 に つ い て研究を実施 し た。
・ 遺伝子 ・ タ ン パ ク 質研究チ ー ム
(a)深海底泥及び深海生物か ら の耐圧性, 好圧性細菌
チ ー ム リ ー ダ ー : 加藤千明
研
究
員 : 畠
及び有用酵紫産生細菌の分離 と 諸性質の検討
修一, 服巻辰則
鈴木聖子, 吉田雅弘
(b)新規制限酵紫保有深海微生物の検索
増地矢恵子
(c)深海の超好熱性細菌の遺伝子及び酵素の解析
M . Smorawinsk a. 長沼
毅
(d)高度耐塩性 ・ 好塩性微生物の分離及び海洋生物の
阿部晃久, 佐藤孝子
細胞培養技術の検討
J . M.Gonzalez
(3) 主な研究開発の内容
2)
研 究 の目 標
_..
1)
①培養 ・ 形態研究
ー 38
培養 ・ 形態の研究
以上によ り , ど ち ら も Thermococcus 属 に 属 す る 新
①深海熱水環境下に棲息す る超好熱性細菌の研究
種の細菌であ る と 考え ら れ る が, 生理学的 性 質 は ,
超好熱性細菌は, そ の生育至適温度を800C以上に有
す る 細菌の総称で, わずかの例外を除いて古細菌に属
Thermococcus属に属する他の細菌 と 非常に 似通 っ て
し , 現存する生物の中では, 最 も 原始生命体に近い位
い る 。 こ れは, 遺伝的には比較的離れて い る も の の,
置に存在 し て い る 。 海底から海水中に噴出 し , 適度な
表現型には大差 な い こ と を意味 し , ThElrmococcus属
還元状態にある熱水は, 原始地球を反映 し て い る と 考
が棲息する環境下で は, 進化の 自 由度があ る 程度制限
え ら れ, 深海熱水環境下 に棲息する超好熱性細菌の研
さ れて い る こ と , こ れ ら の細菌が持つ酵素系が始原細
究は, 生命誕生の謎を解 く 糸 口を与え る も の と 思われ
胞の酵素系に近い こ と を示唆 し て い る 。
る 。 ま た, 応用面を考え る と , 超好熱性細菌は超好熱
ま た, 南奄西海丘 (水深700m) の276'.Cの熱水を噴
酵素の分離源であ る 。
出す る ブ ラ ッ ク ス モ ー カ 一本体か ら , 嫌気, 850C の培
本研究は, 深海熱水環境下に棲息する 超好熱性細菌
養条件で生育の認め ら れた細菌を分離, 純化 し, DT-
を分離 ・ 同定 し, そ の性質を調べ, 熱水生態系 におけ
る役割を明 ら か に し 進化に関す る 情報を取得す る こ
1331 と 命名 し た 。 DT-1331は, 嫌気性の直径約 1 μ
m の球菌で, 運動性は認め ら れな か っ た 。 生育温度範
と を 目 的 と し て い る 。 こ れま でに 得 ら れた結果を以下
囲は, 55--930Cで, 至適温度は800Cであ っ た。 ま た ,
に示す。
生育pH範囲は 5 -- 8 で, 至適 は約 6 で あ っ た 。 生育
沖縄 ト ラ フ 伊平屋小海嶺 (水深1.395m ) の熱水噴
に 1 -- 6 %のNaClを要求 し 至適は約 2: %で あ っ たo
出域よ り 得 ら れ た超好熱性古細菌Thermococcus sp.
ペプチ ド系有機栄養源を利用 し て生育するが, その際,
DT -5432, 5433の性質を詳細 に検討 し た 。 い ず れ も
単体イ オ ウ や シ ス チ ンが必須で あ っ た 。 生育に と も な
運動性を有する嫌気性細菌で, そ の生育限界温度は,
いHzSを産出 し た 。 糖類. 有機酸, ア ミ ノ 酸の 利用 は
900C及び920Cであ っ た。 こ れ ら は, いず れ も NaCl及
認め ら れな か っ たo ま た , DT-1331 は , 多 く の抗生
び無機イ オ ウ を要求 し 膜脂質がエ ー テ ル型であ る こ
物質に対 して耐性を示 し た 。 DTー1331の 16SrDNAの
と , 16SrDNAの制限酵素ノ f タ ー ン が Thermococcus
制限酵素ノマ タ ー ン は , Thermococcus celerの も の と
celer の も の と一致す る こ と か ら , Thermococcaceaeに
同一であ る こ と か ら, 本 菌 は , Thermococcus属に属
属する細菌であ る こ と が示 さ れた。 いずれの細菌 も ト
す る こ と が示 さ れた 。
リ プ ト ン , ぺプ ト ン な ど のペプチ ド 系栄養源を用いて
②深海の好冷性細菌に関す る 研究
良好に生育を示すが, ア ミ ノ 酸20種の微量納日によ り ,
本研究は, 深海底の低温環境下に棲息 す る種々 の好
ピ ル ビ ン酸を単一炭素 エ ネ ルギー源と し て生育で き る
冷性細菌を検索 し, 環境への適応機構 を 解明す る こ と
こ と も わ か っ た。
を 目 的 と し て い る 。 こ れま でに 得 ら れた結果を以下に
DT-5432は, さ ら にマ ル ト ー ス , ス タ ー チ も資イヒ
示す。
深海底泥か ら デ ン プ ン分解酵素を 生産 す る 好冷性細
し たo G+C含量よ り , いずれの菌株 もThemococcus
stetteriと類似 し て い る と考え ら れたが, 生育至適を
菌 2 株 4 - 3 及び814- 4 を分離 し た 。 4 - 3 株 は ,
示すNaClの濃度範囲が明 ら か に 異 な っ て い た 。 さ ら
相模湾の水深1,160mの底泥 か ら , ま た, 8 1 4 - 4 株 は
に , DT - 5432, 5433 は , Thermococcus stetteri と
日本海壱岐沖の水深227mの底泥 か ら 分 離 し た 。 い ず
DNAホ モ ロ ジ ー を示 さ ず, ま た , 両者聞 に お い て も
れも形態か ら海洋性Vibrio属細菌 と 思われ, そ れ ら の
ホ モ ロ ジ ー は主忍め られ な かっ た。
酵素は, 表 - 1 に示す よ う に, 至適反応温度を350C と
表ー 1
好冷性細菌
菌 種
至 適 温 度
100Cでの残存活性
OOCでの残存活性
4-3
3 5 0C
4 0%
1 0%
814-4
2 5 0C
3 5%
1 5%
L一一一一一 一一一一一
-39
ま た, 保存試験 に つい ては , DSMのDr.Malik よ り
250C に も ち , lOoCや o oC に お い て も高い残存活性を示
し , 通常の細菌由来の酵素 と 比較 して, 低温で強い活
液体窒素を用 い る 簡便法に関する有益な助言を得た。
性を示す こ と が判明 し た。
2)
こ れ ら の好冷性細菌は, 生物の環境への適応や低温
酵素の産業応用 の見地から興味深 い と 考え ら れ る 。
代謝 ・ 生理の研究
①有機溶媒耐性細菌の分離及ひ而性機構の研究
ま た , 好冷性細菌の圧力への適応機構を解明する研
本研究は, 有機溶媒耐性で, かつ油溶性物質の分解
究に着手 し たo ま ず, こ れま で深海底泥か ら分離 し た
能を有す る微生物を検索 し , 水一溶媒二相系培養で‘の
82株につ いて, 圧力を加え た と き に発現する タ ンパ ク
効率を検討する こ と を 目 的 と し て い る 。 こ れま での結
質を調べた。 300気圧の静水圧下で培養後, 菌 体 内 の
果を以下に示す。
タ ンパ ク 質を抽出 し, ポ リ ア ク リ ル ア ミ ド ゲル電気泳
(a)好塩性 お よ び イ オ ウ 利用性細菌の分離
動を行い,
1 気圧で培養 し た も の と 泳動パ タ ー ン を 比
有機溶媒耐性, 好塩性お よ び イ オ ウ利用性を兼ね備
較 し た結果, 300気圧で分子量約80,000 の タ ン パ ク 質
えた細菌を単離し 便宜上DS-994株 と 名付 け た 。 同
を高度に発現する菌株23 1 3 と 分子量約30,000の タ ンパ
定の結果, Bacillus属細菌で-あ る と 考え ら れたo DS-
ク 質 を発現する菌株56 - 6 が得 ら れた。 なお, 2313株
994株 は, 無機イ オ ウ 化合物 と し て チ オ 硫 酸 ナ ト リ ウ
は, 日 本海溝の水深6.500mの底泥か ら ,
ま た 56・ 6 株
ム を, さ ら には, 油溶性の有機 イ オ ン化合物 と し て チ
は, 駿河湾の水深2,355m の 底泥 か ら 分離 し た も の で
オ フ ェ ン, ジ ベ ン ゾチ オ フ ェ ン, あ る い は エ チ Jレ メ チ
あ る o 現在, 圧力以外の培養条件 (温度, pH等) に
ル ス ル フ ァ イ ド (各々, 全 イ オ ウ と し て0.2%濃度)
つ い て, 同様な試験を行 っ てい る と こ ろ で あ る 。
を ジ ー ゼ ル油を ( 1 % ベ ン ゼ ン添加) の存在下で 5 %
③低温性細菌 に よ る炭化水素の分解に関する研究
-10%利用 し た 。 高速液体 ク ロ マ ト グ ラ フ を 用 いた定
芳香族有機化合物パ ラ キ シ レ ン,
ゼ ン存在下で生育可能な細菌の分離を試みた。 溶媒一
性的な分析によ り , イ オ ウ は, 硫酸に酸化さ れる こ と
がわかった。
水相の二相系液体培地及び溶媒蒸気一固相系寒天平板
溶媒耐性でかつ好塩性 の イ オ ウ 利用細菌の単離は,
培地を使用 して, こ れ ま でに, キ シ レ ン耐性を示す 7
こ れ ま でに報告がな い 。 ま た, 本菌は, 石油製品の脱
株を取得 し た 。 こ れ ら は, コ ロ ニ ー の形態と生育速度
硫に応用可能であ る こ と か ら , 工業的 に も価値がある
の違い に よ り ,
2 つ の グループに分け られた。 そ の う
と 考 え る 。 実際. 試験管 レベルではあ るが, 等量の培
ち の 1 株 は, グ ラ ム 陰性好気性樟菌 で, xy100 と 名 付
け た 。 xy100は, グ ル コ ー ス 含有最少培地にて, NaCl
地一溶媒の実験系で, 溶媒に溶解 した有機イ オ ウ 化合
濃度が 0 - 2 %で生育 した 。
質変換 と い う 目 的を十分達成 し得 た と い え る 。
ト /レ エ ン 及 びベ ン
物を硫酸へ変換す る と い う 結果は, 溶媒存在下での物
(b)石油分解細菌の分離
適当な濃度の溶媒に さ ら さ れた細菌は, 細胞形態に
駿河湾の水深 1,945m の底泥か ら 分 離 し た DS - 7 1 l
著 し い変形が生 じ た こ と か ら, 特殊環境下での細胞分
株は, 有機溶媒耐性機能と と も に, 石油分解機能を も っ
裂の制御機構に興味 が も た れ る 。
溶媒耐性を有 し, かっ, 炭化水素の ケ ロ シ ン を 資化
て い る ので, その分解 メ カ ニ ズ ム を調べた。
本菌は生育時, 薗体外に界面活性剤様の物質を産生
す る 細菌 6 株の分離も行い, そ れ ら の分類について検
討している。
して い る こ と がわかっ た。 培地中に炭化水素を添加す
④深海微生物の分類 ・ 保存に関する研究
る と , こ の物質の産生が高め られた。 本物質は, 水に
平成 4 年度 か ら , 深海微生物に適用可能な分類試験
不溶, 熱 や ア ル カ リ に対 し て安定で, 油滴の 径を小さ
方法の検討 ・ 開発, 及び, 深海微生物の保存試験を実
く し て分散 ・ 可溶化する活性があ り , こ の活性には,
施 し て い る 。 こ れ ま での結果を以下に示すo
糖 と タ ンパク 質の複合体が関与 し てお り , 二価金属イ
分類試験方法の検討 ・ 開発 に つ い て は, 主に好ア ル
カ リ 性Bacillus属細菌を対象 と して, 培養が困難 な 場
オ ン ( カ ル シ ウ ム イ オ ン) を必要 と し た。 ま た , 高濃
度の塩の存在下で も高い活性を示 し た 。
合に遺伝子の解析から分類学的な情報が得 ら れ る よ う
本菌は, 培地中 に ケ ロ シ ン を添加 して培養する際,
PCR法の適用を試みた。 DNA解析 プ ロ グ ラ ム を用 い
形態の異なる細胞が出現 し た 。 形態の変化は可逆的 で
て, rRNAを コ ー ド す る遺伝子を増幅す る た め の プ ラ
あ っ た。 形態変化 し た細胞は, 有機溶媒耐性能及び炭
イ マ ー を設計し, PCR法 に よ っ て増幅 し た 。 増 幅 さ
化水素分解能が向上す る こ と がわか っ たo
れたrDNAをHPLCで-精製 し,
(c)有機溶媒耐性微生物に よ る薬物の光学分割
シ ー ケ ン シ ン グ の解析
が でき る よ う , 分析法の確立を試みている。 ま た. 生
ベ ン ゼ ン耐性細菌DF-22株及びDF-4琳を分離し,
理試験, 資化性試験 を マ イ ク ロ タ イ タ ー プ レ ー ト を用
有機溶媒に溶解 し た非水溶性化合物 マ ン デル酸 ベ ン ジ
いて簡便に実施で き る よ う 検討中である。
ル エ ス テ ルの光学分割 を試みた。
- 4 0ー
一方, 実用 的 と さ れ る 標準株Arthrobacter simplex
ま ず光学分割の可能性を探 る た め. 水一有機二相反
応系の簡易 モ デルを用 い て実験を行な っ たo 微生物を
(ATCC 6946 ) 及 び Mycobacterium smegmatis
培養後, 集菌 し て緩衡液に懸濁 し た。 こ の菌液 と マ ン
(ATCC 12549 ) では, こ れ ら の有機溶媒に感受性が
デル酸ベ ン ジ ル エ ス テ ルの ベ ン ゼ ン溶液を混合 し. 30
強 か っ た。 ま た, 微量金属が ス テ ロ ー ル資化能を促進
℃ で 1 -- 3 日反応させた。 未反応のエ ス テ ル はベ ン ゼ
する傾向 に あ っ た。
ン相へ, 代謝産物のマ ンデJレ酸は水相に移る ため反応
②深海性酵母の性質 と利用に関する研究
後の水相中のマ ン デル酸を分析 し た 。
本研究は, 相模湾, 駿河湾およ び奥尻海嶺の各海域
こ の結果. DFー 22株の代謝産物で あ る マ ン デ ル酸
か ら単離した各種深海由来酵母菌株の諸性質を陸性お
は. 82%がLー マ ン デ ル酸 で あ っ た 。 ま た . DF-42
株の代謝産物は. 61%がD ー マ ン デル酸であ っ た 。 こ
よ び浅海性酵母菌と比較す る こ と で, 本質的な差異を
把握する こ と を目 的 と し て い る 。 単離 し た 出芽増殖す
の よ う に. 一部の菌株は, ベ ン ゼ ン 中に溶解 し た マ ン
る酵母菌42株の う ち. 14株は糖の発酵性を示 し た 。 10
デル酸 ベ、 ン ジ ル エ ス テ ルを分解し, そ の分解物の光学
株は ト リ ブチ リ ンに対 し リ ポ リ チ ッ ク 活性を示す と と
異性体の比率はD体. L体のいずれ か に か た よ っ て い
も に, メ タ ノ ー ル資化性を示した。 ま た. 4株はキ ラ ー
fこ。
性を示 した。 特に. キ ラ ー酵母 4 株の な かで検定標準
株Candida glabrata (lFO 0622) に 対 し 強い キ ラ ー
光学活性な マ ン デル酸は, 他の光学異性体の分割剤
と して 用 い られ, ま た. Dー マ ン デル酷はセ フ ァ ロ ス
性を示す 2 株 に つ いて, さ ら に検討 し た。
こ れ ら の菌株を同定 し た と こ ろ. いずれも Hansenula
ボ リ ン系抗生物質の合成に用 い ら れて い る な ど. 有用
(Willipsis) saturnus と 同 定 さ れ, 便宜的にnO. 4 株
性が高い。
(d)溶媒耐性細菌の生産す る リ パ ー ゼ
及びno.16株と名付けた。 プ ラ ス ミ ド の検定の結果,
こ れ ま でに, 深海には地上よ り も 高い割合で溶媒耐
いずれもds-DNA及ひ�RNA プ ラ ス ミ ド は検 出 さ れ な
性細菌が存在す る こ と を 明 ら か に し , 多 く の溶媒耐性
か っ た。 培養時の キ ラ ー性の発現は. pH 5 以下で強
細菌を分離 し てお り , こ れ ら の生産す る種々 の酵素に
く , 熱処理 (800C, 30min), プ ロ テ ア ー ゼ系各種酵
つ いて検討を行な っ て い る。
紫処理及び0.22 μ m膜処理 に よ る培養上燈 の キ ラ ー 性
第 1 次ス ク リ ー ニ ン グ と して, オ リ ー ブ油分解性 ベ
の失活は, 認め ら れな か っ た 。 Willipsis saturnus
ン ゼ ン耐性株70株を分離. 第 2 次ス ク リ ー ニ ン グと し
var saturnusの タ イ プカ ルチ ャ ーIFO 0 117株と キ ラ ー
て, さ ら に そ の 中で油脂分解活性の高 い 10株を選択 し
活性を比べた と こ ろ. no. 4 及 びno.16株は, いずれ も
た。 第 3 次 ス ク リ ー ニ ン グ と して. こ の 10株か ら90%
約 4 倍高い数値を示 した。 IFO 0177株, no. 4 株及び.
ベ ン ゼ ン 中でよ り 高い油脂分解活性を示す株 2 株を得
no.16株は, 最大400kg/cofの圧力 で も キ ラ ー性 の キ ュ
た。 現在こ れ ら 2 株に つ い て諸性質の検討を行っ て い
ア リ ン グは, 認 め ら れ な か っ た 。
今回 は キ ラ ー性を示す酵母菌 2 株に つ い て若干検討
る。
今後, さ ら に有機溶媒中に溶解 し た オ リ ー ブ油 あ る
を加えたわけであるが, こ れ ら は. Williopsis saturnus
い は ト リ ブチ リ ンの分解を行う 溶媒耐性細菌が分離さ
var satarnusの タ イ プ カ ル チ ャ ー IFO 0177株 と 比 べ
れ. 油指の エ ス テ ル交換によ る新規油脂の効率的な生
て 4 倍強 い キ ラ ー性を示し, かっキ ラ ー性の発現がプ
産の可能性が期 待 さ れ る 。
ラ ス ミ ド に由来 しない と考えられる。 タ イ プカ ル チ ャ ー
(e) ス テ ロ ー ル資化性細菌の分離
と の比較は, こ れ か ら で あ る が, キ ラ ー性が熱安定性
微生物 に よ る発酵は, 酒. 酢, チ ー ズ等の食品加工,
で あ る こ と , ま た. 加圧培養時の菌体濃度当 り の キ ラ ー
ア ミ ノ 酸. 抗生物質の生産等の医薬品関連に応用 怠 れ
活性が, 常圧培養と比べてわずかに高い数値を示すこ
て い る 。 一般に微生物は有機溶媒に弱いため, 有機溶
と等の点か ら , 陸性酵母と の本質的な差異を比較検討
媒中での微生物発酵の応用 は積極的に行われていなかっ
す る た めの一つの材料が得 ら れ た と 考 え る 。
た。 し か し , 深海から数多く の有機溶媒耐性細菌が発
③深海の メ タ ン資化生細菌に関する研究
見 さ れて以来. そ の有機溶媒下での発酵応用の可能性
メ タ ン 資化薗 の も つ メ タ ン モ ノ オ キ シ ゲ ナ ー ゼ
が期待 さ れて い る 。 こ う した理由 か ら , 本研究は, 脂
(MMO)は, 炭化水素系化合物の酸化反応の触媒 と し
溶性物質であ る ス テ ロ ー ルの有機溶媒下での発酵の可
て, 工業的に注 目 さ れて い る 。 一方, 深海底には, 大
能性を検討す る こ と を 目 的 と す る o
量の メ タ ン ガス が存在す る と い う 報告があ り , 深海底
こ れ ま でに有機溶媒耐性を示す ス テ ロ ー ル資化性細
には, 新規な高活性の メ タ ン資化性細菌が存在す る こ
菌DS-1017株等数株を取得 した。 こ れ ら は, ス テ ロ ー
とが期待される。 本研究は, 有用な酸化反応、を触媒す
ル工業で・よ く 使用 さ れ る ト ル エ ン のみな らず, ア セ ト
る活性の高いMMO を も っ細菌を分離 ・ 同定 し , 酸化
ン, エ チ ルア セ テ ー ト . DMSOでは良好に生育 し た 。
可能な基質の探索を 目 的 と し て い る 。
-41
伊平屋小海嶺 (水深1,400m), 日本海溝 (水深6,500
m), 奥尻海嶺 〈水深500m), 駿河湾(水深1 ,OOOm) ,
も あ る ) を用いて. 生育速度に体す る圧力及び培養温
度の関係を調べた。
及ひ宵奄西海丘 (水深750m) で採取 し た底泥 か ら .
こ れ ら の好圧性細菌は10-150Cでは顕著に好圧性を
メ タ ン資化性細菌の分離を試み る と と も に, 陸性のメ
示すのに対 し ,
タ ン資化性細菌 Methylococcus capsulatus (A'I・CC
た。 好冷性耐圧菌 と し て分離し たDSS-12及びDSK-
19069) と 生育活性を比較 し た 。
1 は, lQoCでは耐圧性を示 し たが, 150Cで は好圧性細
4 0Cでは単に耐圧性を示す の み で あ っ
こ の結果. す べ て の 海域の底泥か ら単樟菌, 球菌,
菌 と し て の挙動を示 し た。 以上に よ り , 今回分離 し た
ラ セ ン状菌などを含む合計8 5 菌株を分離す る こ と が
耐圧性細菌, 好圧性細菌 は , い ず れ も 好圧性を示す温
で き た。 5 海填のいずれか ら も メ タ ン資化性細菌が分
度がよ り 高温側にあ る よ う で あ っ た。 こ れま で報告さ
離 さ れた こ と か ら , 本菌が海底に お いて普遍的な細菌
れた好圧性細菌は,
で あ り , 特に海底での生態系 に お い て , 重要な役割を
も速 い と さ れて い るが. 今回の も の は, 好圧性を示す
担 っ て い る と考え ら れ る 。
温度が150C と 明 ら か に高温側にずれてお り . 耐圧性,
8 _lQoCで最 も好圧性を示し生育
好圧性細菌に も多様性があ る こ と が示唆さ れた。
3) 遺伝子 ・ タ ン パ ク 質の研究
(b)耐圧性細菌DSK-25の産出す る プ ロ テ ア ー ゼ
①深海底泥及び深海生物か ら の耐圧性, 好圧性細菌
及び有用酵素産生細菌の分離
日本海溝の底泥 か ら 分 離 し た耐圧性細菌 DSK - 25
の産出す る プ ロ テ ア ー ゼ に つ い て , 加圧下での活性を
本研究は, 深海環境に適応 し て い る 耐圧性, 好庄性
調べた。 特にDSK-25の プ ロ テ ア ー ゼ は, 常圧下に
細菌を分離し, そ れ ら か ら有用酵素, 生理活性物質を
比べ, 30MPaで・活性が約 3 倍 に上昇す る こ とがわかっ
見 い だ し , そ の性質や遺伝子の発現調節機構を解明す
た。 圧力に よ り 活性が高め ら れ る 機構やそ の生理的意
る こ と を 目 的 と し て い る。 こ れ ま で駿河湾, 新珠海洗
義を知る こ と は. 酵素 タ ンパ ク 質 の深海環境への適応
日本海溝, 伊平屋小海嶺, 壱岐南西沖, 福井沖, 奥尻
と い う 観点か ら 非常に興味深い。
海嶺, 相模湾, 南奄西海丘等の底泥 か ら 分離 し た各種
本 プ ロ テ ア ー ゼは, 培養鴻液中 に そ の ほ と ん どの量
の細菌について, その性質を調べたので, その結果を
が生産 さ れ. その後, 硫安分画, 8ephacryl 8 - 200に
以下に示す。
よ る ゲル誼過法 に よ り 精製を試みたが Sephacry1 S -
(a)耐圧性細菌, 好圧性細菌の分離と性質
200を使用す る 過程で酵素活性が著 し く 失わ れ. 単一
駿河湾 〈水深2,500m), 琉球海溝 (水深5,200m),
に精製す る た め に は, さ ら に酵素の安定化の条件を検
日 本 海溝陸側斜面 (水 深6,350m ) 及 び同 海 側斜 面
討す る必要があ る 。 DSK - 25 の プ ロ テ ア ー ゼ はCa 依
(水深6,250m) よ り 採取 し た底泥等の試料 か ら耐圧性
存性が見 られ, PM8Fに よ り 顕著に阻害され, セ リ ン
及び好圧性細菌の分離を試み た 。 試料は, た だ ち に船
プ ロ テ ア ー ゼ と恩われ る 。 ま た , pH9のBorate Buffer
上 に て圧力容器に入れ. 60MPaに加圧 し た。 そ の 後,
を至適pH と す る ア ルカ リ 性 プ ロ テ ア ー ゼ で も あ る と
Low Melting Agar (1.2%) を 含 む培地中 に , 段階
思われるo 圧力で活性化 さ れ る 本プ ロ テ ア ー ゼの構造
希釈 し た そ れぞれの試料を添加 し . 60MPa下 に て 培
は, 非常に興味深 く , 将来はア ミ ノ 酸配列も決定する
養 し , 耐圧性及び好圧性細菌を単離 し た 。 単離 し た 細
菌は, 常圧下 (O.lMPa) 及び高圧下 (60MPa ) に で
予定である。
(c)耐圧性及び好圧性細菌DNA か ら の圧力依存性発
現因子遺伝子の ク ロ ー ニ ン グ
培養 し, 両条件下で生育が同様な株を耐圧性細菌, ま
深海から分離さ れた耐圧性及び好圧性細菌は, 深海
た, 高圧下にて, よ り 良好に生育す る 株を好圧性細菌
と し た。
の高水圧下と い う 現場環境に適応 し , そ れ ら の も つ 遺
そ の結果, 駿河湾の試料か ら は 8 株, 琉球海溝の試
伝子の発現は圧力 に よ っ て そ の発現が コ ン ト ロ ー ル さ
料か ら も 8 株の耐圧性及び好圧性細菌を取得 し た 。 ま
れてい る可能性があ る 。 本研究では, こ れ ら の細菌か
た, 日 本海溝の試料か ら は, 陸側, 海側あわせて 8 株
ら圧力 に よ り その遺伝子発現が制御さ れて い る因子を,
の好圧性細菌が得 られた。 こ れ らの株の中か ら生育の
大腸菌の宿主 ー ベ ク タ ー系を用 い て ク ロ ー ニ ン グす る
比較的早い も の を選び以下の実験に供 し た。
こ と を検討 し た 。
好圧性細菌 と して, DB-5101 (駿河湾由 来 ) , DB-
耐圧性細菌DSK -25及び好圧性細菌DB-6705か ら
6101 (琉球海溝由来), DB-6705 ( 日本海溝陸側由来)
染色体DNAを精製 し, 適当な 制限酵紫で切断後, 大
及びDB- 6906 ( 日本海溝海側由来) を選び, ま た ,
腸菌の プ ロ モ ー タ ー プ ロ ー プベ ク タ ーであるpKK232-
生育至適 と す る 好 冷性細菌 で も あ る ) 及 びDSK ー 1
8 の プ ロ モ ー タ ー を も た な いCAT ( ク ロ ラ ム フ ェ ニ
コ - Jレ ア セ チ ル ト ラ ン ス フ エ ラ ー ゼ) 遺伝子の上流に
( 日 本海溝由来, 100Cを生育至適 と す る 好冷性細菌で
挿入 し, 大腸菌を形質転換後, 高圧下での培養でCAT
耐圧性細菌 と し て, DSS-12 (琉球海溝由来,
8 0C を
- 42 -
遺伝子が発現さ れ る 形質転換株を得た。 得 ら れた形質
す る と , 低分子の各種オ リ ゴ糖が得 ら れ る o こ れ ら の
転換株を常圧下 (0.1MPa) 及び高圧下 (50MPa ) に
オ リ コ糖は, デ ン プ ン質食品の硬化防止作用 , 静菌作
て培養 し , 発現 し たCAT遺伝子産物を測定 し た。
用 , 腸内細菌改善作用 等 の さ ま ざ ま な生理活性 を も つ
その結果. DSK-25DNAか ら は 10株の形質転換株
こ と が知 ら れて い る 。
を選択 し 常圧下に対す る 高圧下でのCAT遺伝子の
本研究は, 海藻に含ま れ る 多糖を分解す る ア ガ ラ ー
発現の割合を調べた と こ ろ. 1.3....4...., .6倍で あ っ た 。 一
方、 DB・6705 DNAか ら は 14株の形質転換株 を選択 し
ゼ, キ シ ラ ナ ーゼ, マ ン ナ ナ ー ゼ,
常圧下での本遺伝子の発現の割合は2.0か ら 13.5倍で
等の酵素を産生す る細菌を深海底泥か ら 検索 し , 将来
あ っ た。 ま た, こ れ ら 圧力に依存 し た遺伝子発現の増
の有用な機能性オ リ ゴ糖の生産につ な げる こ と をね ら っ
加は. heat shock と は関係な い こ と が示 さ れた。
て い る 。 現在, ス ク リ ー ニ ン グの最中 で あ る o
ラ ミ ナ ラ ナ ー ゼ,
ア ル ギ ン酸 リ ア ー ゼ, フ コ イ ダ ナ ー ゼ, カ ラ ギナ ー ゼ
(d)キチ ン分解酵素産生細菌の分離
こ れ ま で奥尻海嶺, 日本海溝, 相模湾, 駿河湾, 硫
キ チ ン分解酵素を産生する細菌の ス ク リ ー ニ ン グは,
球海溝か ら採取 し た底泥を, ア ガ ロ ー ス を唯一の炭素
0.5% コ ロ イ ダルキ チ ン を 含 む Marine agar 2216を用
源 と す る培地を用い. 250C で 5 """"' 7 日間培養 し た と こ
いた。 中温域で熱安定性の高い酵素を得 る た め. 40"""'"
ろ, コ ロ ニ ー の周辺の寒天培地を陥没 さ せ る 3 菌株を
600Cで好気的に培養し. 24時間以内 に コ ロ イ ダルキチ
得た。 こ れ らの菌株は, 相模湾 1 箇 所 ( 水 深 1 , 168m ),
ンの溶解斑を生 じ た も の を陽性菌株 と して分離 し た 。
駿河湾 2 箇所(水深998m及び2,625 m )の底泥 か ら 分 離
その結果, 伊平屋小海嶺, 壱岐南西沖, 福井沖, 奥尻
し たo 深海底は太鴎光の届かな い暗黒の世界で, 海藻
海嶺, 駿河湾及び相模湾の底泥か ら , あわせて40菌株
は生育で き な いが,
を得た。 こ の中で50....6...., 00Cでキ チ ン を分解す る 11菌株
海藻が沈んで い る のが観測 さ れ て お り , 深 海底 に も 海
について, 酵素の熱安定性を調べ. 600Cでキ チ ンを分
藻を分解す る細菌が存在す る こ と が考え ら れ る 。
日 本海 溝 の水 深 6,356m の 海 底 に
解する DFC・315株の酵素が最も熱安定性が高 い こ と が
@漸規制限酵素保有深海微生物の検索
わ か っ た 。 こ のDFC刷315株の産生す る酵素を精製 して,
こ れま で多 く の制限酵素が地上の細菌か ら発見さ札
熱安定性を調べた と こ ろ . 600Cで15分間保持後及び30
商品化 も さ れて い る 。 し か し な が ら, こ れ ま で と は異
分間保持後の残存活性は, そ れぞれ80%. 75%であっ
な る 認識配列 を も っ新規制限酵素が発 見 さ れ る 可能性
fこ。
は ま だ多 く 残 さ れてお り , ま た, 新規性はな く と も 生
今回調査対象 と し た中度好熱菌は, 必ず し も熱水噴
産性や耐熱性等の性質 に お い て既存 の も の よ り も優れ
出域からだけで な く , ほ と ん どの海域から分離された。
た制限酵素が存在する可能性 も 高 い 。 本研究は, 新 た
(e)海藻含有多糖分解酵素産生細菌の分離
な分離源 と し て, 深海底に棲息す る細 菌 よ り 新規及び
海藻 に多 く 含 ま れ る 多糖を適当な条件下で加水分解
有用制限酵素を発見す る こ と をね ら っ て い る 。
制限醇索活性保有細菌
表一 2
菌
株
m圭匁
A
識
配
列
菌
株
DS-913
CAGCTG
Listeria
DS-803
GGCC
未同定
DSY19-1
GATC
AcÌnetobacter-Moraxella
DSY19-26
CGGCCG
Pseudomonas-Alteromonas
DSY19-34
CGGCCG
Pseudomonas-Alteromonas
DSY19-37-1
CTGCAG
Acinetobacter-Moraxella
DSY25・1
CCRYGG
Pseudomonas-Alteromonas
DSY35-21
CCANNNNNNTGG
Pseudomonas-Alteromonas
- 43 ー
名
こ れ ま で実験室で保存 し て き た約300菌株をス ク リ ー
C回, 1 脂肪敵からC19'O cyclo脂肪酸への定量的変換がお
ニ ン グ し, 表 - 2 に示す制限酵素活性保有細菌 8 株を
こ な われてい る こ と が示 唆 さ れた。
得た。
ま た, 本年度 か ら 海洋生物の細胞培養系の開発に着
今回得 ら れた制限酵紫は. 既知の制限酵紫(Hae m.
手 し た 。 細胞培養技術は, 真核生物の分子生物学等に
Pvu II . Dsa 1 . Eco52 1 等) と 同 じ配列を認識す
お い て非常に重要で, かっ, 基本的な技術に も関わ ら
る酵素で, 新規性 は な か っ たが, 深海に も 多 く の制限
ず, 海洋生物, 特に海洋性無脊椎動物では未だ確立さ
酵素を も っ細菌が存在す る こ と が 明 ら か と な っ た。
れた株化細胞は得 ら れてい な い。 そ こ で, 将来的に 深
③深海の超好熱性細菌の遺伝子及び酵素の解析
海生物 と微生物と の共生系の研究を進 め る た め に は,
高温下での遺伝子の発現調節及び酵素の活性発現等
本技術の開発が不可欠であ る と恩われるo 本研究では,
に 関 し , 深海熱水鉱床に棲息す る 超好熱性細菌の挙動
ア ワ ビ. (Haliotis - rufescens) と ヒ ト デ (Patiria
は興味深い。 伊平屋小海嶺 (水深1, 400m) の 1300Cの
miniata. Pisaster giganteus) を 用 い て , 細胞培養
熱水が噴出 し て い る チ ム ニ ー か ら超好熱性細菌の ス ク
を試みたので, 以下に記す。
リ ー ニ ン グを試み. イ オ ウ存在 下で 1090C で 生育 で き
ア ワ ビでは, ふ化直後の幼生を酵素処理 し, 細胞懸
る嫌気性超好熱性細菌 3 株. OTー し OT- 2 . 及 び
濁を作 り , こ れをL -15培地 (抗体を除去 し た ウ シ 胎
OT- 3 を分離 し た 。 こ れ らの細菌 は . 750C以下では
児血清や抗生物質等を加え て改変し, 浸透圧を海水相
生育できず, 生育の間 ム コ イ ドを分泌生産する球梓菌
当に;調整済み し た も の 〉 で培養 し た 。 培養 1 .
であ っ たo ま た . OT- l のみ が イ オ ウ要求性を示 し ,
で収縮運動する筋肉細胞が観察 さ れたo 本 ア ワ ビの細
OT- 2 . OT- 3 は イ オ ウ の存在がな く て も 生育 で き
胞培養系では, 継代 は 1 回のみ成功した。 継代せずに,
た。 電子顕微鏡 に よ る観察では. OT- 2 の み に極鞭
培養液だけを交換 した場合は, 生細目鎖却ま減少し続け,
毛が観察 さ れた。 古細菌に特徴的なPCRプ ラ イ マ ー
3 カ 月 で ほ と ん ど失われた。
に よ り . 16SrRNAを コ ー ド す る遺伝子領域を増幅さ
2 週間
ヒ ト デでは. podia (先端に殴盤の あ る 小足〉 を 酵
せ調べた と こ ろ , こ れ ら の菌株は, 古細菌 で あ る が,
素処理 し, ア ワ ビ幼生と 同様な方法で培養 し た と こ ろ,
Pyrococcus furiosusの よ う な既知の超好熱性古細菌
き わ めて良好な初代培養が得 られた。 し か し , 外部基
と は異 な っ て い た 。
質 と の接触器官 と い う podiaの性質上, 外部か ら の 生
④高度耐塩性 ・ 好塩性微生物の分離及び海洋生物の
物汚染を防止す る こ とが困難であ っ た。
細胞培養系の開発
本研究は, 広範囲の塩分に生育 で き る好塩性細菌を
(4)
研究支援技術の開発
海洋環境 か ら 分離 し , そ の 耐塩性, 好塩性に関す る特
性を明 ら か にす る こ と を 目 的 と し て い る o こ れ ま で の
1)
技術開発の方針
「深海環境プ ロ グ ラ ム」 が実施す る先導的 ・ 基礎的
結果を以下に示す。
海岸に漂着 し た オ イ ル ボ ー ルか ら20%塩分及び海水
研究を効果的に支援す る ため, 深海実験材料の採取 ・
塩分 ( 3 % ) の両方で生育 で き る細菌を ス ク リ ー ニ ン
運搬 ・ 維持等に必要な研究支援技術の開発 ・ 運用 及 び
グ し , 比較的生育の速い菌SB-H 1 株を得た。 SB- H
深海試料の管理 ・ 提供等に係 る研究支援事業を実施す
る。
1 株 は, 脂肪酸組成 の 相 向 性よ り . Halomonas属菌
と思われた。 S B - H 1 株 は . 0.5--30% ま で の塩分範
囲で生育で き , 至適塩分は, 12% (NaCl) であ っ た 。
2)
技術開発状況の概要
こ の至適塩分は, 塩化カ リ ウ ムの存在で変化し, 種 々
平成 4 年度は, 深海底泥等に棲息 し て い る 深海微生
の濃度の組合せを調べ た と こ ろ , 最大成長 は. 4.5 %
NaCl+9%KClであ っ た。 塩化 カ リ ウ ム は. 塩化 ナ ト
物を保圧状態の ま ま 採取, 運搬 し , 実験室で単離 ・ 培
リ ウ ム と共同あ る い は相補的に細胞膜透過性に関与 し
海微生物研究 クツレー プの研究活動 に よ っ て得 ら れ る 深
ている と考えられる。
海微生物の分離 ・ 保存技術の開発を進めた。
養す る ための深海微生物実験 シ ス テ ム の開発, 及び深
本菌株の耐塩性, 好塩性には. C19'O cycloの脂肪酸
(Lactobacillic acidと して知 ら れ る ) の消長が関連 し
3)
主な技術開発の内容
て お り , こ の脂肪酸の組成比の変化 は, 塩分一成長曲
①深海微生物実験 シ ス テ ム の開発
線 と 一致 し . 12%NaCIで・最大 (組成比50%) を示 し
(a)深海微生物実験 シ ス テ ム の建造管理
たo ま た. C19' O cycloß旨肪酸の消長は. C曲, 1脂肪酸 と
実験 シ ス テ ム の性能, 品質, 納期 (平成 5 年 8 月 末
相 反 し , 両者の組成比の合計値は, 塩分が変化 し で も
日 ) 等を確保 す る た め に , 申請図書 (工程表, 仕様害,
一定で あ っ た o シ ク ロ プ ロ パ ン 合成酵素が関与す る
設計計算書, 設計図面, 検査方案等) の承認作業, 工
- 44 -
場試験の立会い等の建造管理を実施 し た 。
(b)実験 シ ス テ ム の配置及びユ ー テ ィ リ テ ィ の検討
実験 シ ス テ ム を構成する 各装置の配置を, 機能, 運
用, 安全. 保守等の観点か ら 検討し 決定 し た o
②深海微生物の管理 ・ 提供
平成 3 年度 ま で に深海研究部 に お い て分離 ・ 保存 さ
れて き た深海微生物株について, 今後系統保存を必要
と す る微生物の見直 しを行い, 保存 し て い る 約350株
の う ち , 無菌的に採集さ れた底泥試料か ら分離し た57
株 (駿河湾51株. 富山湾 6 株) を保存す る こ と と した。
選定 し た57株につ いて再度純培養を行い, 保存用培
地に植え継ぎ. 40Cでの保存を行 っ た 。 保存用培地は,
1 /10濃度ZoBell 2216E培地の寒天斜面培地及び寒
天半流動培地の 2 種類であ る 。 保存開始後, 約 1 カ 月
時に, 寒天半流動培地を開封 し.
1 /10 濃度 ZoBell
2216E寒天平板培地に塗抹 し培養を行い, 生存の確認
及び形態観察等を行 っ た。
- 45 ー
)
aE・
・
(
7.
主なプ ロ ジ ヱ ク ト チ ー ム
無人探査機開発プ ロ ジ ヱ ク ト チ ー ム
1)
10,OOOm級の無人探査機 「かい こ う J は, 有人潜
水調査船 「 し ん かい6500J の救難, r し ん か い 6500J
潜航調査地域の曳航事前調査及び最深部海底の近接詳
細調査を行 う こ と を 目 的 と して, 開発 さ れた も の であ
る。
l
i
l
i-- 1
1
1
2)
10.000m級無人探査機 「かい こ う 」 シ ス テ ム は ,
図 - 1 の よ う な構成と な っ て い る 。
かいこう {緒II!II>
-
しん庁い 6500
写真一 1
4)
トランスポンタ
ランチャー/ピークル
ラ ン チ ャ ー は. 外径約 4 4 mmの l 次 ケ ー プ ル で
支援母船 「よ こ すか」 と結ばれ,
ラ ン チ ャ ー と ピー ク
ルは, 外径約 2 8 mmの 2 次 ケ ー プルで=結ぼれてい る。
こ れ ら の ケ ー ブルの中には, 光 フ ァ イ パ ケ ー プルや電
二次クープル
力線が入 っ て お り , ラ ン チ ャ ー や ピー ク ルで収集 し た
デー タ は, 光 フ ァ イ パ を 通 じ 「 よ こ すか」 船上に送ら
れ, ま た, 船上か ら ラ ン チ ャ ー及 び ピ ー ク ルに電力が
送られる。
5)
図-
3)
1
,-よ こ すかJ 船上には, 一次ケ ー ブ ルハ ン ド リ ン
グ装置. rかい こ う 」 操縦盤等が備 え ら れて お り , rか
シ ス テム概念図
い こ う j を船上か ら コ ン ト ロ ー ルす る 。
ラ ン チ ャ ー には, 海底地形を調査 す る た め の音響
探査装置が備 え られ, 支援母船 「 よ こ すか」 に曳航さ
れ な が ら , r し んか い6500J 潜航地域の事前調査を行
う 。 ま た , ピ ー ク Jレには, カ ラ ー T V カ メ ラ . ス チ ル
カ メ ラ , マ ニ ピ ュ レ ー タ 等が備え ら れ, 推進装置によ
り 動 き 回 り な が ら世界最深部海底までの近接調査及び
「 し ん かい6500J の救難活動を行 う 。
- 46 -
写真 一 2
写真 一 3
6)
写真 一 4
一次ケ ー プル ス ト ア ウ イ ン チ
水槽試験の状況
操縦盤
r か い こ う 」 の建造 は , 平成 2 年度 に 開始 さ れ,
平成 4 年度, 組立及 び陸上 に お け る 試験を ほ ぼ完了 す
写真 一 5
る と と も に . r よ こ す か 」 を改造 し , 一 次 ケ ー フ。 ル ハ
岸壁試験の状況
ン ド リ ン グ装置, rか い こ う 」 操作盤等 を 装 備 し , 岸
壁 で の 作動試験を実施 し た 。
7)
平成 5 年度 に は, 海上で の試験 を 行 L 、 所要 の性能
を有 し て い る こ と を確認す る 予定で あ る 。
- 47
(2) 海洋音響 ト モ グラ フ ィ ープ ロ ジ ヱ ク ト チ ーム
2)
ト モ グ ラ フ ィ ー観測 ( フ ィ リ ピ ン海〉
北赤道海流が北上する黒潮源流 と 南下す る ミ ン ダ ナ
2 0 0 Hz低周波音源技術の検討
1)
オ海流に分岐す る重要な海域であ る フ ィ リ ピ ン海南部
①音源
の北緯10. 3' 東経130. 2' , 北緯1ぴ 東経132" 17'
平成 3 年度に開発 し た超磁歪材 を 用 い た 200Hz低
北緯8. 12' 東経130. 2' の 3 点に400Hz ト モ グ ラ フ ィ ー
周波音源は, 共振周波数が 236Hzで・ あ っ た た め ,
よ
り 低周波化を図る必要があ っ た 。 そ の た めに. 低周波
ト ラ ン シ ー パを設置 し, 平成 3 年 12月 か ら平成 4 年 5
月 ま での 約 6 ヶ 月 間 ト モ グ ラ フ ィ ー観測を実施 し た 。
音源の基本性能の測定 デ ー タ を再検討 し た結果, 共振
平成 3 年12月 3 日 か ら 12月 16 日 ま で の 1 3 日 間 は, 流
周波数が深度 と共に高 く な っ て い る こ とが軍駐君、された。
れの分布の推定に必要な双方向音波伝搬デ ー タ が, 12
こ の原 因 と 対策を検討 し た結果, 共振周波数の深度依
月 3 日 か ら 12月25日の22日間は. 水温分布の推定に必
存は. 水圧と空気室の容積に関連 し て い る こ と が判明
要な単方向音波伝搬デー タ が得 ら れた 。 ま た, 平成 4
し た。 ま た , 音源の構造に つ い て も 見直 し を 行 っ た結
年 2 月 1 5 日 か ら 5 月26日 ま での 100日間は, 単方向音
果, 共張周波数は, ゴ ム ブ ー ツ の締め方な ど に よ っ て
波伝搬デー タ が得 ら れた 。 こ の よ う な長期間の本格的
も微妙に変化す る こ と , 換言すれば, 共振周波数を調
な ト モ グ ラ フ ィ ー観測 は 日 本では;初めてである。 現在,
整 で き る可能性が生 じ て き たo こ の よ う な検討の成果
広島大学の金子教授の協力の下に, 水温分布及び流れ
と し て, 150Hzか ら 250Hzま で の 範 囲 内 で, 共振周波
の分布を計算すべ く デー タ 解析を行っ て い る と こ ろ で
数を調整す る こ と が可能 と な っ た。 今後の課題は, 共
ある。
振周波数の深度依存性を軽減す る こ と で あ る 。
平成 4 年 8 月 に実海域に お い て , 水深 1,000 m で の
3)
波動理論 に よ る 音波伝搬解析 プ ロ グ ラ ム の開発
200Hz低周波音源の動作確認試験 を 行 い , 190dBの送
海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー に お いて計測海域での音波
波音圧で正常に動作す る こ と を確認 し た (写真 一 6 )。
伝搬状況を把握 し. 受信波形を予測す る こ と は. 音線
同定に お け る 誤 り の排除, 逆問題解析の精度の推定や
②受波器の開発
200Hz低周波音源を用 い た しOOOkm音波伝搬試験の
結果の検証に有効で あ る 。 こ の た め, 低周波音源か ら
200Hz用受波器を開発 し た o こ の受 波 器 で
放射 さ れる 音波が. 長距離伝搬 す る 状態を解析す る 音
は, 信号処理技術を 用 いて音波の到来方向の識別を可
波伝搬プ ロ グ ラ ム の開発が必要で あ る o 従来, 音波伝
能 と す る こ と を基本 と し て い る 。 こ の ため, ハ イ ド ロ
搬 モ デ ル と して音線理論が多 く 用 い ら れ て き たが, こ
フ ォ ン を 5 素子, 3/4波長間隔で直列に並べた受波ア
れは幾何光浮的な近似解である。 よ り厳密な解析のため
レ イ を用い ,
5 素子そ れぞれ独立 し て信号を記録する。
には波動論的な取 り 扱いが必要に な る 。 そ こ で平成 4 年
計測終了後.
5 つ の デー タ を処理 し , 上 か ら 来た音波
度は, 波動方程式を放物型の式(parabolic equation)
の信号, 真ん中か ら来た音波の信号, 下か ら来た音波
に近似 し て解 く , 音波伝搬解析 プ ロ グ ラ ム ( PE)の開
の信号に分離す る も の で あ る 。 こ の三種類の信号を比
発を 行 っ た。 解析結果の 1 例を 図 - 3 に示す。 音線理
較 す る こ と に よ っ て. 音波の到来方向を知 る こ と が可
論 と 波動理論に よ る 結果は, 比較は良い一致を示 し て
能 と な っ た。 更に, 受波ア レ イ で は , 同時に S N 比を
い るが, 海底地形等の影響に つ い て は , 波動理論で し
約 7 dB向上 さ せ る こ と が可能で あ る o
か取 り 扱 え て い な い。 今後, 1 ,000kmの音波伝搬試験
た め に.
③ 2 0 0 Hz ト モ グ ラ フ ィ ー ト ラ ン シ ー パ の開発
の実測デー タ と 本 プ ロ グ ラ ム に よ る結果と の比較を行
平成 3 年度に開発 し た 200Hz低周波音源 と , 平成
う 予定 で あ る 。
4 年度開発の受波器 に つ いて, そ れぞれ独立 して使用
可能で あ る と共に, 音源 と 受波器を組み合わ せ る こ と
により,
4)
200Hz ト モ グ ラ フ ィ ー ト ラ ン シ ー ノ ぜ と し て
リ ア ル タ イ ム デー タ 伝送技術の検討
平成5 年度から製作に着手する海洋音響 ト モ グラ フ ィ ー
機能で き る よ う に開発 し た。 こ の ト ラ ン シ ー パ は 図 -
観測 シ ス テ ム で は ,
リ ア ル タ イ ム 伝送 シ ス テ ム が重要
2 に示す よ う に , 平成 3 年度に開発 し た希土類合金を
な役割を荷 う こ と に な っ て い る 。 そ の ため, 平成 4 年
駆動材 に 用 い た 200Hz低周波音源, 受波器 ア レ イ ,
度は,
リ ア ノレ タ イ ム伝送 シ ス テ ム の検討を行 う と共に,
送受信系電子回路部等か ら 構成 さ れ て い る 。 音源の送
そ の重要な構成要紫であ る 伝送 ケ ー ブル に つ い て技術
波音圧は約 190dB, 圧力補償装置 に よ り 最大2,000m
検討を行 っ た。 そ の結果. 人工衛星を介 し て陸上に伝
ま での水深でイ吏用 で・ き る 。 受波器ア レ イ は ピー ム フ ォ ー
送す る シ ス テ ム と し て は, 船舶 と 陸上 と の間 で デ ー タ
ミ ン グに よ り 3 方向 の ビ ー ム を形成 し て い る 。
通信に使われて い る 海事衛星 に よ る イ ン マ ルサ ッ ト C
シ ス テ ム を利用 す る こ と が, デー タ伝送デー タ 伝送主主
一, 48 -
リ ア ル タ イ ム性の点から最適で‘あ る と い う結論を得た。
プ ス 海洋研究所) が中心と な っ て, 全球的水温変動観
測計画 (ATOC : Acoustic Thermometry of Ocean
こ れに基づいて,
リ ア ル タ イ ム伝送 シ ス テ ム の概念設
計を行 っ た 。 こ の概念設計に よ り , イ ン マ ル サ ッ ト C
利用のデー タ伝送 に加えて, G P S測位 シ ス テ ムの高
Climate) が推進 さ れ て い る 。
こ の計 画 の キ ー ポ イ
ン ト は音源であ る 。 A T O C 用音源と し て 中心周波数
粕度ク ロ ッ ク に よ る ト モ グ ラ フ ィ ー ト ラ ン シ ーパ の ク
ロ ッ ク の校正方式を導入可能で あ る こ と が判明 し た 。
70Hz, 帯域幅20Hz, 効率10%以上, 寿命10年以上,
次に伝送 ケ ー フ・ルについては , 波浪等に よ る 繰 り 返
し疲労に よ る 損傷が大 き な 問題 と な る た め. 実際に幾
所, こ の性能を満足 で き る 音源は存在 し な い。 海洋科
作動深度800......1 .500mが要求 さ れ て い る が.
現在の
学技術セ ン タ ーが開発 し た超磁歪音源は, 理 論的 に は
つかの伝送 ケ ー ブルを作成 し, 10万回以上の繰 り 返 し
荷重に よ る性能劣化 の な い ケ ー ブルを選定す る こ と が
200Hz音源の基礎デー タ を 基に , 70Hz音源の可能性を
で き た。
検討した。 その結果, 駆動ユニ ッ ト を60個組み 合わ せ
こ の よ う な性能を満足で き る と 思 わ れ る o そ の た め ,
た正12角形 5 段組の構造 と す る こ と に よ り , 実現可能
5)
で あ る こ と が判明 し た。 こ の音 源 は , 直径1 .3 m , 高
7 0 Hz低周波音源の検討
さ 1.3 m 重量約 3 ト ン. 音圧 195dB以上 の か な り 大 き
1991年 1 月 に行われたハ ー ド 島超長距離音波伝搬実
験の成果に 基づいて, 地球温暖化 に伴う海洋 の水混上
昇を モ ニ タ ー す る た め, 米国の ム ン ク 教授 ( ス ク リ ッ
な音源 と な る 見通 し で あ る 。
1130
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cm
亀泡fß
傾釘. 万位セ ン ザ ー
写真一 6
図-
2 0 0 Hz 低周波音源
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2 2 0 0 Hz ト モ グラ フ ィ ー ト ラ ン シ ーパ
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図- 3
(a) 音線理論 によ る伝搬時間と伝搬損失
- 49 -
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TJIfIO fScc'
�'.'992
J�.ωJ.. ・‘...・.ec
(b) 波動理論に よ る 伝倣時間と伝搬損失
(3)
海洋観測衛星利用研究プロ ジ ヱ ク ト チ ーム
たo それを も と に して. チ ー ム の方向性に つ いての論
議を行 っ たo 同時に, 衛星観測に は字宙開発事業団 と
本チ ー ム は平成 4 年 1 1 月 に設置 さ れ た も ので, そ
の協力が不可欠であ る こ と よ り , 共同研究協定を結び,
の主な業務内容は次の よ う であ る 。
「海洋観測研究 に対する 人工衛星 デ ー タ の応用 化 に つ
1)
計算機に よ る 衛星観測デー タ の高次解析手法の研
勿
恒
L
ブ
いて」 の共同研究を開始 し た 。
2)
高次解析デー タ の海洋研究応用化
が出来る体制を整備すべ く . 電算機室の協力を得て一
3)
衛星に よ る 海洋観測技術及 び衛星に よ る 海洋観測
部の機材を整 え る と と も に衛星デー タ の試験的処理を
デー タ の伝送技術の研究
行 っ た 。 宇宙開発事業団 よ り E-ERSl の マ イ ク ロ 波散
プ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム 独 自 で衛星デー タ の処理 ・ 解析
4) 次世代型海洋観測衛星 シ ス テ ム の概念、検討
乱計及び高度計デー タ , 合成開口 レ ー ダー画像デー タ
の提供を受けて, そ れぞれ海上風, 海面高度分布, 波
チ ー ム の構成員は海洋研究部を 中心 と して, 深海研
究部, 海域開発研究部, 電算機室, 企画部と広範囲
浪 ス ペ ク ト ル導出の作業を行い, ほぼその技術を習得
にわたっ ている。
した。 ま た, セ ン タ ー が受信 し て い る N O A A の A V
H R R デー タ を処理 し. 日本近海の海面水温分布図を
平成4年度はチ ー ム の体制作 り に重点を置 き , 海洋
科学技術 セ ン タ ー に お い て個別に行わ れて き た研究活
作成する こ と も可能にな っ た。
動の実態調査を行い, そ れ らの 閣の調整や集約に努め
-50
第
3
章
研究開発活動 の 推進
1. 国
内
活
動
2. 国
際
活
動
3) 研究会
第3章
「曳航ケ ー フソレ研究会J
研究開発活動の推進
①平成 4 年 6 月 1 8 日 , 於日 本大洋海底電線
1 .
圏内活動
②平成 4 年 7 月 2 2 日 , 於海洋科学技術セ ン タ ー
科学技術の普及 ・ 啓蒙を図る上で, 研究分野毎の講
演会や R & D ミ ー テ イ ン グを適宣開催する こ と は重要
(2) 深海開発技術部
であ る。 海洋科学技術セ ン タ ー は, 研宛調発を推進し,
成果を広く 関係者に理解 し て も らい, さ ら に外部の最
1)
新の研究開発動向を取 り込むため, 以下の と お り 講演
シンポジウム
①平成 4 年 4 月 2 2 日 , 於都道府県会館,
会, 研究会及び R & D等の活動を行 っ た。
科学技術庁 と の共催
「深海堀削船計画 シ ン ポ ジ ウ ム 」
(1 )
深海研究部
特別講演 : 国際堀削計画の現状と 今後の展望
D.James Baker 米国海洋共同研究機構理事長
1)
シンポジウム
②平成 4 年-- 1 0 月 1 9 日,
2 0日
於 ホ テ ル コ ン チ ネ ン タ ル横浜
①平成 4 年 1 0 月 2 2 日 , 於東京大学海洋研究所
「海嶺研究の進展開一海嶺におけるエネルギー ・
「潜水舶の安全及び救難に関する国際シ ンポジウムJ
物質フ ラ ッ ク ス 」
②平成 4 年 1 2 月 1 日 -- 2 日. 於品川 コ ク ヨ ホ ール
(3) 海洋研究部
「第 9 回 しんかい シ ン ポ ジ ウ ム J
1)
2)
R & D ミ ーテ ィ ング
①平成 4 年 6 月 9 日 , 於気象庁講堂
①平成 4 年 6 月 1 6 日 ,
主催 : 日 本学術会議海洋科学研究連絡委員会
共催 : C C C O ( 1 O C/S C O R )太平洋気候
於海洋科学技術セ ン タ 一大会議室
•
研究パ ネ ル, 日 本学術会議海洋物理学研究
「海洋におけ る物質循環機構についてJ
講師 ; 角皆静男
②平成 4 年 6 月 3 0 日 ,
北海道大学水産学部教授
連絡委員会, 日本海洋学会, 日本気象学会,
東京大学気候 シ ス テ ム研究セ ン タ ー , 海洋
科学技術セ ン タ ー
於海洋科学技術セ ン タ ー大講義室
「東京 シ ン ポ ジ ウ ムく気候変動と太平洋>J
「応力場か らみ た比較島孤論 ( 日 本列島やその
②平成 5 年 2 月 6 日 , 於海上保安庁水路部,
周辺を中心に海や陸の形成 と そ の変動につい
主催 : 科学技術庁
て最新の考察)J
講師 : 竹内
シンポジウム
íW O C E フ ォ ー ラ ム 」
章 富 山大学教養部助教授
③平成 4 年 7 月 2 3 日,
於海洋科学技術 セ ン タ 一大講義室
2)
íSwath mapping of the Izu-Bonin Backarc
rift system (伊豆 ・ 小笠原孤周辺海域の背
祖ー リ フ ト 系 についての, 海底地形等の マ ッ
①平成 4 年 5 月 1 5 日 .
於海洋科学技術セ ン タ 一大講義室
「ベ ー リ ン グ海の海洋循環 と 今後の課題」
講師 : 大谷清隆 北海道大学水産学部教授
②平成 4 年 8 月 2 1 日 .
ピ ン ク.、か ら の考察)J
講師 : A. Klaus博士
R & D ミ ー テ ィ ング
日本学術振興会
於海洋科学技術セ ン タ 一大講義室
海外特別研究員
④平成 4 年 1 0 月 8 日 ,
「海色観測と物質循環」
於海洋科学技術セ ン タ ー大講義室
íExtensional Transform Zones: a new type
of plate boundary recognized in the Manus
講師 : M. Lewis
ダルハ ウ ジ ィ 大学教授
③平成 4 年 9 月 2 日 -- 4 日.
於海洋科学技術セ ン タ 一大講義室
「赤道係留 ブイ デー タ実時間データ処理システム」
and Lau Basins,lceland an AfarJ
講師 : Pf.B.Taylor Department of Geol・
講師 : N. Soreide P M E L ソ フ ト ウ ェ ア
開発部門 チ ー フ
ogy and Geophysics. University
of Hawaii
- 51 -
3)
研究会
講師 : 仲渡道夫
広島大学教授
①平成 4 年 7 月 2 日 , 於海洋科学技術セ ン タ ー
「第 3 回氷海研究会 ー オ ホ ー ツ ク 海か ら北極海
2.
国際活動
ま でー」
②平成 4 年 7 月 1 6 日 ,
海洋における研究開発につ いて. 以下 の 目 的 の た め
於海洋科学技術セ ン タ ー東京連絡所会議室
国際的 シ ン ポ ジ ウ ム , ワ ー ク シ ョ ッ プ等を開催 し た 。
「平成 4 年度第 1 回雪氷分科会J
・
③平成 4 年 7 月 2 4 日 ,
於海洋科学技術セ ン タ ー東京連絡所会議室
「 第 4 回海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー研究会」
④平成 4 年 7 月 3 0 日 ,
当 セ ン タ ー の研究開発業務に関する貴重な知見を
得るため
国際的共同研究の推進等, 世界の海洋研究 ・ 開発
に 資す る た め
於海洋科学技術セ ン タ ー東京連絡所会議室
(1 )
「海洋大循環 ・ 海洋物理WGJ
深海掘削船計画 シ ンポ ジ ウ ム (科学技術:ITと共催)
⑤平成 4 年 8 月 6 日 ,
於海洋科学技術 セ ン タ ー東京連絡所会議室
開 催 日 : 平成 4 年 4 月22日
「海洋 レ ー サ明究会」
開催場所 : 都道府県会館
⑥平成 4 年 1 1 月 1 0 日,
内
於海洋科学技術セ ン タ ー東京連絡所会議室
容 : 一地球 ・ 海洋科学技術の新たな飛躍と
国際貢献 を め ざ し て ー
「平成 4 年度第 2 回雪氷分科会J
そ の 他 : 米国海洋共同研究機構理事長 ジ ェ ー ム
⑦平成 4 年 1 1 月 3 0 日 ,
ズ ・ ベ ー カ ー 氏 に よ る講演
「国際堀削計画 の現状と 今後の展望J
於海洋科学技術セ ン タ ー東京連絡所会議室
「海洋観測 に お け る リ モ ー ト セ ン シ ン グ利用の
高度化に関する 研究会 (第 1 回)J
③平成 4 年 1 2 月 2 1 日 , 於海上保安庁水路部
(2) 環太平洋 リ モー ト セ ン シ ング第一回国際会議
(PORSEC) ( 当 セ ン タ ー後援)
「海洋大循環 ・ 海洋物理WGJ
⑨平成 5 年 2 月 1 5 日. 1 6 日,
開 催 日 : 平成 4 年 8 月 25 日 --31 日
開催場所 : 沖縄 コ ン ベ ン シ ョ ン セ ン タ ー
於海洋科学技術セ ン タ ー東京連絡所会議室
「第 4 回氷海研究会ー オ ホ ー ツ ク 海か ら北極海
内
ま でー」
容 : 術星, 水中音響, 光学. ブ イ 等 も 含 め
た広い意味での リ モ ー ト セ ン シ ン グを太平洋を中
⑮平成 5 年 2 月 1 6 日 , 於科学技術庁
心に海洋物理, 海洋科学, 海洋生物, 気象に応用
し様々 な地球環境現象の解明 を 目 指 し た会議。
「海洋大循環 ・ 海洋物理 W G J
当 セ ン タ ー は, 本会議後援の一環 と して下記 の
⑪平成 5 年 3 月 9 日.
PORSEC出席者 2 名 を招へい し た 。
於海洋科学技術セ ン タ ー 東京連絡所会議室
「海洋観測 に お け る そ ー ト セ ン シ ン グ利用の高
①Dr.Robert W.Stewart
カ ナ ダ ・ ピ ク ト リ ア 大学教授
度化に関する 研究会 〈 第 2 回)J
(PORSEC 組織委員会会長)
⑫平成 5 年 3 月 1 9 日 ,
②Dr. Marlon R. Lewis
於海洋科学技術セ ン タ ー 東京連絡所会議室
カ ナ ダ ・ ダ ルハ ウ ジ ィ 大学助教授
「平成 4 年度第 3 回雪氷分科会j
⑬平成 5 年 3 月 3 1 日,
(PORSEC 組織委員)
於海洋科学技術セ ン タ ー東京連絡所会議室
「 第 5 回海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー研究会j
(4)
(3) 第 1 回国際ワ ー ク シ ョ ッ プ
平成 3 年度当 セ ン タ ーが主催 し た , 世界の主要な海
運航部
洋研究機関の指導者を一堂に会 し た国際 シ ン ポ ジ ウ ム
1)
講演会
①平成 4 年 1 1 月 1 6 日,
於海洋科学技術セ ン タ ー大講義室
「将来の海洋調査船 に つ い て 」
において合意さ れた国際協力推進のためのワ ー ク シ ョ ッ
プを平成 4 年度当 セ ン タ ー に て開催 し た 。 こ の ワ ー ク
シ ョ ッ プは今後の海洋研究に関する研究所聞での国際
協力推進の た め , 研究項 目 ・ 内容等につい て共同活動
- 52 ー
が可能な分野の抽出並びに具体的な方策を探 り 出 し合
沿岸海域にお け る 高度利用 と , 環境保全に着 目 し
意 を 目 指 し た も の で あ る 。 本 ワ ー ク シ ョ ッ プには米国,
た研究協力の可能性並びに研究上の共通問題に対す
仏国, 英国を始めと す る 6 ヶ 国14研究機関か ら23名,
る解決手段の抽出に関する討議が行われ た 。 合意内
圏内か ら は当 セ ン タ ー を含む12研究機関 よ り 29名の研
容 と し て は沿岸海域に関す る国際的研究協力の構築
究者が参加 し た 。
のため第一ス テ ッ プと し て参加各機関が供与 で き る
研究協力 フ ィ ー ル ドを設定す る こ と が合意 さ れた 。
1)
世界深海研究計画 ワ ー ク シ ョ ッ プ
研究協力 フ ィ ー ル ド と し て は次の 2 つの タ イ プの 海
開 催 日 : 平成 4 年 9 月 2 日 ,.._. 4 日
域が提案 さ れ. 各機関 はそ れぞれの選定海域での研
開催場所 : 当 セ ン タ ー横須賀本部
究状況や施設に関す る資料を作成 し 本 ワ ー ク シ ョ ッ
内
容 : 有人潜水船, 無人探査機等を 用 い た深
プ事務局であ る 当 セ ン タ ーに集積する こ と と な っ た。
海調査研究 に お け る中心的な研究機関の研究者等
( i ) タ イ プA : 沿岸環境 メ カ ニ ズ ム 及び沿岸生物資源
が参加 し今後 5 年間の深海研究計画を発表 し合い,
に関する研究海域
その概略がま と め られた。 ま た共同研究を推進す
(ii)タ イ プ B : 海洋生物資源の開発に関する研究海域
る た め研究者閣の情報交換及び交流の た め の ネ ッ
ト ワ ー ク 作 り の必要性が強調さ れ た 。 ( 第 2 回 は
(4) 潜水船の安全及び救難に関する シ ンポ ジ ウ ム
米国NOAA C海洋大気局). NSF C科学財団) 主
催 に よ り 平成 5 年 4 月 に ハ ワ イ にて開催された。〉
開 催 日 : 平成 4 年10月 19日,.._.20日
開催場所 : 横浜 コ ン チ ネ ン タ ルホ テ ル
2)
海洋研究計画 ワ ー ク シ ョ ッ プ
内
開 催 日 : 平成 4 年 9 月 7 日 ,.._. 9 日
上 を 目 指 し . 米 国 ウ ッ ズ ホ ー ル海洋研究所 と共催
開催場所 : 当 セ ン タ ー横須賀本部
に よ り 開催 さ れたo 有人潜水船を保有する国, 機
本 ワ ー ク シ ョ ッ プは海洋循環サ ブ グ ル ー プ と 沿岸
関の技術者 (海外10名〉 が集ま り . 潜水船の安全
サ ブ グループに分けて開催された。
及び救難に関す る シ ス テ ム の考え方, 技術の現状,
①海洋循環サ ブ グ ル ー プ
容 : 潜水船の安全及び救難に関する技術向
運用経験, 実験結果等 に つ い て発表 し意見交換を
太平洋熱帯赤道域の観測 ・ 調査 を 中J心に各国研究
行 っ た。 次回 (平成 6 年 〉 は仏国海洋開発研究所
所の今後の計画が発表 さ れた。 本 ワ ー ク シ ョ ッ プを
(IFREMER ) に て開催予定。
通 じ て西部赤道太平洋域の大気 一 海洋相互作用を十
分に理解す る必要性が認識され. 今後の目標をENSO
(5) 第 6 回国際船舶運航者会議
(海洋の エ Jレ ・ ニ ー ニ ョ 現象と大気の南方振動現象)
開 催 日 : 平成 4 年 10月26日""'27日
に 関連 し た現象に焦点をお き実施 し , 特に赤道域で
の観測を強化と し , こ れに関連し た計画の立案が提
開催場所 : 横浜 コ ン チ ネ ン タ ルホ テ ル
案 さ れた。 具体的内容 と し て は.
内
(a)西太平洋の暖水の集積. 維持, 散逸の機構の解明
ため. 参加国の調査船の運航状況, 運航計画, 国
(b)低緯度西岸境界流
際協力の推進, 調査船の新造 ・ 改造の現状等につ
(c)ENSO現象に対す る イ ン ド洋の役割
(d赤
) 道循環, 中緯度環境の つ な が り の解明, 等
いて窓見を交換 し た。 本会議は当 セ ン タ ー と 国際
容 : 各国の海洋調査船の効率的運航を 図 る
船舶運航者会議事務局 ( オ ラ ン ダ海洋研究所〉 の
現在TOGA C熱帯海洋と 全球大気の研究) で展開
共催で行われ. 海外からの参加 は 1 1名で あ っ たo
さ れて い る 観測 シ ス テ ム を支援する と と も に, 将来
次回は平成 5 年に ベ ル ギー にて開催予定。
望ま し い シ ス テ ムの開発, さ ら に TAO ア レ ー の維
持 に 関 し て TAO 実行作業部会の設立の提案があ り ,
(6) 深海堀削計画に関する国際 ワ ー キ ン ググループ
本 ワ ー ク シ ョ ッ プにおいて承認され平成 4 年1 1 月 に
準備会合 ( 科学技術斤主催)
ハ ワ イ で作業部会を開催す る こ と が合意された。 な
お, 今後の海洋の国際共同観測の必要性が認識され,
開 催 日 : 平成 5 年 3 月22日
情報交換の場と し て本 ワ ー ク シ ョ ッ プを定期的に開
開催場所 : ホ テ ル 「 ア ジ ュ ー ル竹芝」
催す る こ とが了承 さ れ, 次回 (第 2 回 ) 会議は米国
内
の ス ク リ ッ プス 海洋研究所が主催 して平成 6 年に米
サ イ エ ン ス フ ォ ー ラ ム深海掘削会合にて, 米国 を
国で開催 さ れ る こ と に な っ た。
中心に活動 し て い る 既存の深海堀削計画CODP)
②沿岸サ ブグループ
に対 し, ポ ス ト ODP と し て 新 し い深海堀削計画
- 53 -
容 : 平成 4 年11月 に開催されたOECD メ ガ
を国際的に検討 し て い く た めの 国 際ワ ー キ ン グ グ
ル ー プ を設置す る必要が認識 さ れ. そ の フ レ ー ム
ワ ー ク を検討すべく 準備会合が開催 さ れた。 海外
か ら の 出席者 は 6 名。
(7)
r世界海洋観測 シ ス テ ム (GOOS)J シ ンポ ジ ウ ム
(科学技術庁主催)
開 催 日 : 平成 5 年 3 月 23 日
開催場所 : 国連大学
内
容 : 国連政府間海洋学委 員 会 (IOC) を 中
心に推進 さ れて い る GOOSに関 し , その推進に寄
与す る と と も に我が国のGOOS計画への反映 を 目
指 し て シ ン ポ ジ ウ ムが開催 さ れた 。 海外からの講
演者は 1 1 名 。 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン の 後 IOC
メ ンバ一国に対 し GOOS推進 の た め の連携の強化
を促す勧告を採択 し た 。
- 54 ー
第
情
4
報
=ま広
島主
活
動
1 . 活動 の 目 標
2 . 図書 ・ 逐次刊 行物等の収集 ・ 管理
3 . 内外情報の収集等
4 . 成果普及
5 . 動向調査 ・ サ ー ビ ス 活動
を設置 して い る 。 平成4 年度の委員名簿及び開催状況
第4章
1.
は, 以下の と お り であ る 。
情報活動
1)
活動の 目標
図書運営打合せ会名簿 (平成 5 年 3 月31日現在)
情報室は, 利用者の需要に応じ, 必要と す る 海洋科
委員長
辻
委 員
水原
義人 (情報室)
泰 (総務部〉
学技術に関する情報 (文字) を, 的確かっ迅速に提供
原
す る こ と に よ り , 当 セ ン タ ー に お け る 研究開発及び業
門馬 大和 (深海研究部)
俊明 (企画部)
務に関する種々 の活動の支援を行 う こ と 及び我が国に
//
野本
お け る海洋科学技術情報専門機関 と しての役割を担う
//
浅沼 市男 (海洋研究部)
こ と を 目 的 と して活動を展開 し て い る 。
//
他谷
//
井内
こ の ため情報室の主要な業務は. (1)図書 ・ 逐次刊行
昌夫 (深海開発技術部)
康 (海域開発研究部)
敏正 (運航部)
物等の収集 ・ 管理 ・ 提供. (2)内外情報の収集等. (3)研
事務局
績 辰之介 (情報室)
究成果の普及 ・ 啓蒙. (4)動向調査及び情報サ ー ビ ス活
//
黒山 順二 (情報室)
動を行 う こ と であ る 。
//
平出
2.
2)
図書 ・ 逐次刊行物等の収集 ・ 管理
智恵 (情報室)
図書運営打合せ会の開催
第1田
平成 4 年 8 月 6 日
海洋関連の図書 ・ 雑誌 ・ 技術 レ ポ ー ト 等 を広 く 収集
第2図
平成4年10月13日
し , 分類 ・ 整理を行っ たのち保管して, 当 セ ン タ ーの
コ ン ピュ ー タ V A X8800 シ ス テ ム に よ る デ ー タ ベー ス
第3回
平成 5 年 1 月 27 日
3.
M A S T - D R の図書検索機能を用 いて図書資料の管
内外情報の収集等
理 を行 う と と も に, 図書運営打合せ会を開催す る な ど
広大な海洋に関する研究開発は, 従来の よ う に一機
して. 情報室の利用者が図書資料を活用 し易い環境作
関や一国の力だけで遂行で き な い こ と は明 らかであ り ,
り に努めた。
内外の関係機関|の協力 さ ら に は関係国の政府 レ ベ ルの
(1 )
協力が不可欠と な っ てい る 。 ま た 当セ ン タ ー の研究開
所蔵図書資料の状況
発及び業務に関 し ての情報ニ ー ズ も複雑化 ・ 多面化 し
平成4 年度末におけ る所蔵図書資料の状況は, 以下
の と お り であ る 。
て き て い る と と もに, 海洋科学技術に関する情報量も
増大 し つ つ あ る 。 特に研究開発活動が総創 ト 学際的 ・
国際的にな り つ つ あ る現在においては, 内外の情報を
1)
図書
常に把握 し て お く こ と が必要で あ る 。
所蔵総数10, 133冊
和書
所蔵数 3,794冊 (新規受入 307冊)
洋書
所蔵数 1 .820冊 (新規受入 32冊)
( 1 ) 圏内情報
寄贈図書 所蔵数 4,519冊 (新規受入 282冊)
我が国におけ る海洋資料に関する連絡会である 「海
2)
雑誌
所蔵総数
682種
洋資料交換圏内連絡会J (事務局 : 海上保安庁水路部〉
和雑誌
所蔵数
453種 (新規受入
17種)
に参加 し, 我が国に お け る 海洋資料刊行の現状や国際
洋雑誌
所蔵数
229種 (新規受入
12種)
機関におけ る刊行状況についての把握を行 う と と も に,
当セ ン タ ー と政府間海洋学委員会 ( 1 0 C ) 事務局隠
3)
報告書等
所蔵総数
)
631種
で.
当 セ ン タ ー刊行物
(新規受入
14種)
委託研究
(新規受入
5種)
受託研究
I O C が刊行する刊行物 ・ 文書 を当 セ シ タ ー に提
供する こ と が可能であるかの検討 を し て い る と の報告
をfr っ た 。
一方, 神奈川県内に所在する企業及び公共機関等の
資料室の情報の交換の場である 「神奈川県資料室研究
(2)
会J (神資研) に積極的に参加 し, 圏内におけ る最新の情
図書運営打合せ会の開催
報を柁漉す る と と も に, 月例会において当セ ン タ ーの研
図書資料の有効利用を図るため, 図書運営打合せ会
究開発の概要及.び情報室の活動についての報告を行った。
- 55 -
Abstracts (ASFA)について, F A O の担当者か ら 直
(2) 国際情報
接現状を調査 した。
当面, 地球環境問題等の社会ニ ー ズの高ま り に対応
3)
して, 地球表面 の 7 割を覆い, 人類の接近が困難であ
国際機関 ・ 国際研究プ ロ グ ラ ム に関する情報収集
る 海洋の実態を他国聞の協力 の も と に把握す る こ と が
国際機関 ・ 国際研究プロ グ ラ ムの動向は, 今後の海
洋科学研究の大き な枠組みを 決 め る 重要な情報で あ る
世界的な趨勢 と な っ て お り , 当 セ ン タ ー の研究開発も
と考え, 情報の入手に努めた。
国際化 し つ つ あ る 。 し た が っ て情報室 と し て も , こ の
よ う な情勢を鑑み, 海洋先進国で あ る 欧米の主要国や
4.
成果普及
主要研究機関, 並びに国際機関, 国際研究プ ロ グ ラ ム
情報室では. 当 セ ン タ ー に お け る研究成果を広 く 普
の動向について, 常時把握 してお く こ と が必要で あ る
と の考 え に 基 づ き 情報収集活動を展開 し て い る 。
及 さ せ る ため, 現在は以下に示す刊行物を編集 ・ 刊行
してお り , さ ら に各刊行物の配付及び頒布 も 行 っ て い
1)
I O C刊行物の入手
る。 ま た , 成果普及を充実さ せ る と と も に . 刊行物の
1
I O C は, 加盟国に対する情報サ ー ビス と して,
編集 ・ 刊行作業を円滑に実施す る た め に, 刊行物編集
O C の作成する刊行物 ・ 文書を公式の機関 と して登録
委員会及び刊行物編集委員会作業部会を設置 している。
し た各国の保管機関に提供 し て き て い る o 我が国は海
さ ら に, 平成 4 年度は平成 5 年度に新規刊行を予定し
上保安庁水路部 ( 日本海洋デー タ セ ン タ ー : J O D C )
て い る 「業績目録」の準備, 並 び に将来の英文 Annual
が保管機関 ( 1 0 C
Reportの刊行の た め に 「年報J の見直 し の準備を併
Depository Center) と し て 登
録 さ れ , 保管及び圏内の関係機関への情報提供を実施
せて行 っ た。
し て い る o 当 セ ン タ ー は海洋科学技術に関する専門情
報セ ン タ ー と し て の 役割 も担 っ て い る こ と か ら ,
・ 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告
10
当セ ン タ ー 全体の研究成果を集録 した学術雑誌
C刊行物の入手 に つ いて国内関係機関と調整を行 う と
発行頻度 : 2 回/ 1 年
と も に , 平成 4 年1 1 月 パ リ の I O C事務局を訪問 し.
・ 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告 抄録集
平成 5 年度か ら I O C 刊行物の直接提供が受 け ら れ る
上記の要旨 (和 ・ 英) のみを集録し た抄録集
Key National Oceanography Institution と し て登
発行頻度 : 1 回/ 2 年
録 さ れ る こ と を確認 し た。 こ れに伴い, 当 セ ン タ ー は
・ しんかい シ ン ポ ジ ウ ム報告書
受け入れ文書等 の 目 録作成, 圏内関係機関への周知,
深海調査の研究成果を集録 し た学術雑誌
文書等の複写依頼等への対応が義務づけられてお り ,
発行頻度 : 1 回/ 1 年
こ の た めの準備を実施 し た 。
・ 情報誌 í J A M S T E C J
海洋科学技術一般に関する啓蒙誌
2)
発行頻度 : 4 回/ 1 年
主要欧州研究機関等に お け る 情報
欧州の代表的研究機関等 に お け る 海洋情報の収集 ・
・ 海洋科学技術セ ン タ 一年報
管理 ・ 提供等に関する現状を把握 す る ための調査を実
当セ ン タ ー全体の事業内容 に関する年度報告
発行頻度 : 1 回/ 1 年
施 し た。 こ のた め イ ギ リ ス の海洋科学研究所 ( I O S
D L ) 及 びプ リ マ ス 海洋研究所 ( P M L ), フ ラ ン ス
国立海洋開発研究所 ( 1 F R E M E R ), 政府間海洋
(1)
刊行物の編集 ・ 刊行
学委員会 ( 1 0 C ), 国際連合食糧農業機関 ( F A O )
を訪問 したo こ の中で国際的な海洋情報機関の国際組
織 で あ る International Association of
andMarine
Science
Libraries
and
平成4 年度の刊行物は, 以下の と お り であ る 。
Aquatic
Information
1)
Center(IAMSLIC) の存在につい ての情報を得た。 こ
情報誌 íJAMSTECJ 第 4 巻第 2 号 (通巻第14号)
平成 4 年 4 月 発行
68 ペ ー ジ
れ に は, ア ジ ア か ら 中国. 台湾, タ イ が加入 し て い る
だけで, 我が国か らの参加機関はな く , 当 セ ン タ ー の
2)
加入を勧め ら れたので. 平成 5 年度か ら の加入を検討
情報誌 íJAMSTECJ 第 4 巻第 3 号 (通巻第15号)
平成4 年 7 月 発行
78ペ ー ジ
す る こ と と し た。 ま た, 国際連合食糧農業機関 ( F A
0 ) が事務局 と し て推進 し て い る総合的海洋科学技術
3)
デ ー タ ペ ー ス で あ る Aquatic Science and Fisheries
- 56 -
海洋科学技術セ ン タ 一年報 (平成 3 事業年度)
平成 4 年 9 月 発行
143 ペ ー ジ
4)
( 平成 5 年 3 月 31 日現在)
海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告 第28号
平成 4 年 9 月 発行
13 1 ペ ー ジ
委員長
辻
委
長谷川康明 (総務部)
員
情報誌 iJAMSTECJ 第 4 巻第 4 号 (通巻第16号)
5)
74ペー ジ
平成 4 年10月発行
義人 (情報室〉
副島
忠昭 (広報室)
堀田
平
(企画部)
藤岡換太郎 ( 深海研究部)
6)
第 8 回 し ん かい シ ン ポ ジ ウ ム報告書
平成 4 年12月発行
門馬 大和 (深海研究部)
391ペー ジ
野本
真一 (深海開発技術部)
石井 晴男 (海洋研究部)
情報誌 iJAMSTECJ 第 5 巻第 1 号 (通巻第17号〉
7)
佐々 木保徳 (海洋研究部)
96ペー ジ
平成 5 年 1 月発行
伊藤
信夫 (海域開発研究部)
豊田 孝義 (海域開発研究部)
8)
海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告 第29号
平成 5 年 3 月発行
井内
124 ペ ー ジ
繍
事務局
9)
敏正 (運航部)
辰之介 (情報室)
黒山 順二 (情報室)
海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告 抄録集
(第 6 号) 平成 5 年 3 月発行
2)
28ペ ー ジ
刊行物編集委員会作業部会の開催
(2) 刊行物編集委員会
第1田
平成 4 年 5 月 29 日
第2回
平成 4 年12月21日
第3回
平成 5 年 3 月30日
当 セ ン タ ー刊行物の刊行にあ た り , その編集事務を
5.
円滑に処理す る た め, 刊行物編集委員会を設置 し て い
動向調査 ・ サー ビス活動
る。 平成 4 年度の委員名簿及び開催状況は, 以下のと
(1 ) 動向調査
おりである。
1)
刊行物編集委員会名簿 (平成 5 年 3 月 3 1 日 現在)
委員長
林
委
志村 光雄 (総務部)
員
事務局
嘩
1)
(理事)
地域特性を生か し た海洋開発の可能性に関する調
査研究
大森
勝良 (企画部)
堀田
宏
(深海研究部)
当 セ ン タ ーでは , 今後も地域に密着 し た研究 ・ 開発が
倉田
俊夫 (深海開発技術部)
活発に行われ る と 予想さ れ る 。 そ の た め に は, 各沿岸
中西
俊之 (海洋研究部)
域の自然 ・ 社会的な諸条件か ら な る 地域特性, 沿岸域
沿岸域の利用 ・ 開発の重要性は益々 高 ま っ て お り ,
甲斐源太郎 (海域開発研究部)
利用の現状 ・ 課題及び可能性のあ る 海洋開発等を十分
西田
光紀 (運航部)
把握 し て お く 必要があ る 。 本調査は, こ のよ う な事情
辻
義人 (情報室)
を考慮 し, 地域に密着し た沿岸域利用 ・ 開発 を行 う 際
繍
辰之介 (情報室)
に参考 と な る べ き 情報を事前に提供す る こ と を 目 的 と
黒山
順ニ (情報室)
す る 。 平成 2 年度か ら 3 年間行 う も のであ り , 平成4
年度は最終年度 に あ た る 。
2)
刊行物編集委員会の開催
第1回
まず, 平成 2 年度に は沿岸域利用の問題点等を把握
平成 4 年 2 月 8 日
す る た め に , 沿岸域開発や生態学的評価等に係わる諸
問題について, か な り 学術的な面から検討 し た。 次に,
(3) 刊行物編集委員会作業部会
平成 3 年度に は沿岸域利用の現状把握 を行 う た め に,
圏内にお け る 沿岸域の地域特性調査, 沿岸域利用の実
当 セ ン タ ー の刊行物の刊行に あ た り , そ の編集作業
態 ・ 課題調査及び海洋関連技術調査を行 っ た。
等を円滑に処理す る た め, 刊行物編集委員会作業部会
そ こ で平成 4 年度には, 本調査の総ま と め と し て ,
を設置 し て い る o 平成 4 年度の委員名簿及び開催状況
2 つの モ デル海域を選定し そ の モ デル海域のケース ・
ス タ デ ィ を通 し て, 地域特性を生かし た海洋開発の可
は, 以下の と お り であ る 。
能性を検討 し 特に環境保全 も 考 慮 し た適正な・海洋科
1)
刊行物編集委員会作業部会名簿
学技術を探 っ た。 モ デル海域の 1 つ は 日 本海側の開口
- 57 ー
性湾域 で あ る A海域 〈若狭湾), も う 1 つ は太平洋側
情報室の業務に関す る ア ンケ ー ト 調査の実施
5)
の閉鎖性湾域であ る B海域 〈三河湾) と し た 。 そ う し
平成 4 年度は上記の業務 のほ かに , 情報室の業務に
て, 各海域の地域特性に合 っ た沿岸開発構想、を想定 し,
関 し て利用者の意見を聴取 し . それを業務に反映させ
こ れ ら の構想実現の た め に必要な海洋科学技術を洗い
る こ と を 目 的 と して, 職員等に対 し て ア ン ケ ー ト 調査
出 し た の ち , 総合的な評価 に よ る抽出を行 っ た 。
を実施 し た 。 主な調査結果は以下の と お り であ る 。
さ ら に , 以上の結果を参考に し な が ら 検討 し. 沿岸
域利用に関連し て今後特に研究開発すべ き も の と して,
11個の科学技術分野を提示 し た o
①利用 目的は図書 ・ 雑誌類の閲覧. 貸出 し ・ 返却が
主であ る。
@滞リ用頻度は週 1 -- 3 回程度か ら 月 2 -- 3 回程度の
人が約50% を 占 め て い る 。
2)
③今後の要望と して, 図書 ・ 雑誌類の蔵書の充実,
海外の海洋科学技術の動向調査
海洋科学技術の国際化の進展に伴い国際動向を視野
オ ン ラ イ ン検索の充実, 情報の加工 ・ 分析 ・ 提供.
に入れた. 各国政府機関 ・ 国際機関等の動向を把握す
デー タ ベ ー ス化, 閲覧環境の向上な どがあ っ た 。
る こ と を 目 的 と し て , 平成 3 年度 に 引 き 続 き , 日本科
学技術情報セ ン タ ー ( J 1 C S T ) の海外事務所 ( ワ
シ ン ト ン, パ リ 〉 を通 じて海外海洋科学技術情報の収
集 を実施 し たo 平成 4 年度は主要国の海洋政策 ・ 予算
主要海洋研究機関の研究活動並びに国際連合等の動向
に つ い て, 当該国で直接入手 し な け れば収集不可能 な
貴重な資料を得た。
(2)
サ ー ビ ス活動
情報活動 に お け る究極の目的は, 利用者に対して各
種の情報提供を行い, 利用者が資料 も し く は情報を有
効に活用で き る よ う にす る こ と であ る o こ の よ う な観
点から情報室においては, 様々 な情報サー ビ ス活動 を
実施している。
1)
図書 ・ 雑誌の案内
q漸着図書案内 を セ ン タ ー ニ ュ ー ス 「なつ し ま 」 に
掲載す る と と も に . 原 則 と して月 1 回配付。
②受け入れ雑誌の コ ン テ ン ツ サ ー ビ ス を実施。
2)
外部デー タ ベ ー ス の活用
①文献等の所在案内 に つ い ての代行検索実施。
②日本科学技術情報セ ン タ ー (JICST)のSDI サ ー
ピ ス を利用 し た特定 テ ー マ に関する情報提供を月
2 回実施。
3)
カ レ ン ト 情報の提供
①海洋に関係する新聞記事情報を毎 日 「 ニ ュ ー ス レ
タ ー J と して提供。
@漸聞記事の索引 を週 1 回 「海洋開発の新筒情報J
と し て提供。
③会議 ・ 展示会情報を随時提供。
4)
レ フ ァ レ ン ス サ ー ビ ス等の実施
①所蔵図書 ・ 雑誌 ・ 資料等の レ フ ァ レ ン ス サ ー ビス
の実施。
②海洋科学技術に関する相談窓 口 と して, 外部か ら
の問い合わせに対する相談及び紹介等を実施。
- 58 -
第
5
章
電子計算機室 の 整備 と 利 用
1 . 電子計算機の整備状況
2 . 電子計算機 の 利用状況
第5章
1.
電子計算機の利用状況
2.
電子計算機室の整備と利用
こ の電子計算機 シ ス テ ム は, 全セ ン タ ー的に利用さ
電子計算機の整備状況
れており. 主な利用目的 は太平洋の流向 ・ 流速分布を
当 セ ン タ ー の電子計算機の機能充実のために, 昭和
把握するた め の風成大循環の シ ミ ュ レ ー シ ョ ン. 潜水
6 2 年度に導入 さ れた V A X コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ム は
調査船の外部救難法の一つであ る救難策の 3 次元挙動
図 - 1 に示す よ う に 2 台 の ス ーパー ミ ニ コ ン ピ ュ ー
シ ミ ュ レ ー シ ョ ン, 衛星 リ モ ー ト セ ン シ ン グに よ る 海
タ, V AX 8 8 0 0 コ ン ピ ュ ー タ と V A X 8 2 5 0 コ
面水温分布のカ ラ ー画像処理, 黒潮に関する琉速のエ
ン ビ A ー タ を中心に磁気テe ィ ス ク 装置, 磁気テープ装
ネ ルギー密度を把握す る た めの海洋計測デー タ の統計
置, 画像処理装置, 多数の端末装置, レーザー プ リ ン
処理, マルチ ナ ロ ー ビー ム ( シ ー ビー ム ) デ ー タ に よ
タ 装置. ラ イ ンプ リ ン タ 装置, X y プ ロ ッ タ装置等か
る 3 次元的海底地形図の作成 海洋音響 ト モ グラ フ ィ ー,
ら構成さ れている。 こ れ ら は, イ ー サ ネ ッ ト と呼ばれ
る構内 L A N ( ロ ー カ ル エ リ ア ネ ッ ト ワ ー ク ) に接続
海洋大循環, 各種デー タ 検索のための所在情報デー タ
ベ ー ス, 潜水調査船の潜航記録や船舶の行動記録, 作
されてお り , さ ま ざ ま な場所か ら ア ク セ ス す る こ と が
業内容等の把握のための運航情報デー タ ペ ー ス , 潜水
で き る 。 ま た. ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン, パー ソ ナ ル コ ン
調査船等で得 られた写真. ス ラ イ ド等の深海画像デー
ピ ュ ー タ 等 を イ ー サ ネ ッ ト に接続し, デー タ の共用及
タ ペ ース等である。
平成 4 年度は, 次の点に ついて新規整備を行った。
びデー タ の送受信 も お こ な っ て い る 。
外部接続 は モ デ ム を 介 し て公衆回線に接続されてい
る た め, 当 セ ン タ ー外 (例えば, 他のオ フ ィ ス , 一般
の家庭, 自動車, 船舶, 外国) か ら の ア ク セ ス も可能
(1) 外部 ネ ッ ト ワ ー ク への接続
で あ る 。 当 セ ン タ ー 外に設置 し て い る 施設 と し て ,
(3) 旅費計算プ ロ グ ラ ム作成
Micro VAX n を 「かいよ う 」 に 1 台, rよこすかJ に 2
(4) 職員住所録デー タ ベー ス整備
台設置 して いる 。 ま た, 東京辿絡所に は VAX station
(5) 夏島会名簿デー タ ベ ー ス整備
(2)
深海画像デ ー タ ベ ー ス の機能向上
4000を設置 し て お り , こ れは公衆回線に よ り 接続する
こ と で相互利用をおこ な う こ とができ る。
(1), (2)は研究業務のための整備であ り , (3), (4)及び
平成4年度は, 次の機器の新規整備を行った。
(5)は セ ン タ ー内事務処理の合理化を図るため に整備 し
た も のである。
(1)
V A X用補助記憶装置
外部 ネ ッ ト ワ ー ク と して国際理学ネ ッ ト ワ ー ク (T
(2)
C D - R O M作成装置
1 S N ) への接続を お こ な っ た。 こ の参加に よ り 国内
(3)
カ ラ ー イ ラ ス ト 作成装置
の研究機関は も と よ り , 海外の 各研究機関 と も情報の
V A X用補助記憶装置 と し て M O (書換可能光磁気
デ ィ ス ク 装置) お よ び 8 mmテ ー プ装置の新な整備を
お こ な っ た。 こ れ ら装置 に よ り , デ ー タ の蓄積保管が
高速かっ容易に お こ な う こ と がで き る よ う改善された。
C D - R O M作 成装置を パ ー ソ ナ ル コ ン ビ ュ ー タ
か ら利用で き る よ う整備を お こ な っ た。 この装置によ
り 外部に海洋画像デー タ 等の大容量デー タ を配布する
こ と が可能 と な っ た。
カ ラ ー イ ラ ス ト 作成装置は探海画像デー タ ベ ー ス の
機能向上の一貫と して整備をお こ な っ た。 既設の カ ラ ー
出力装置, バ ー ソ ナ ル コ ン ピ ュ ー タ に カ ラ ー イ ラ ス ト
作成装置を連接 し, 深海画像デー タ の カ ラ ー O H P 及
びカ ラ ー ス ラ イ ド を作成, 出力でき る よ う に し た 。
交換をネ ッ ト ワ ー ク経由の電子 メ イ ル等 でお こ な う こ
と がで き る よ う に な り , 情報交換の迅速化か国 られた。
図 ー 2 に T I S N の ネ ッ ト ワ ー ク 接続 図 を 示 す が ,
図に示すよ う に こ の ネ ッ ト ワ ー ク に は国内の主要公的
研究機関が数多 く 参加 し て い る 。
深海画像デー タ ベ ー ス の機能向上は, 画像 を カ ラ ー
O H P , カ ラ ー ス ラ イ ド に 出力 がで き る よ う改良をお
こ な っ た も のであ るo
旅費計算 プ ロ グ ラ ム はい ま ま で手作業でお こ な っ て
いた旅費計算. 旅費申請用紙の記入を合理化す る も の
であ り , 旅費申請書の自動記入. 自動旅費計算をおこ
な い , 申請書を電子計算機か ら直接出力 す る も の で あ
る 。 本 プロ グ ラ ム に よ り旅費計算の計算 ミ ス . 申請用
紙の ワ ー プ ロ 化, 及び申請用紙作成時閣の短縮が図ら
れた。
職員住所デー タ ベ ー ス , 及び夏島会名簿テ、ー タ ベ ー
ス は. い ま ま で名簿を閲覧 し な ければ得 ら れ な か っ た
- 59 -
VAXStati∞ 1台
LN 03 1台
公衆回線
,
e
\
,
4
訓刈川
朴
恥
い怜悶
戸
h
』
川
/
.\
東京連絡所
情事尉動電子計算健室
VT 282 11台
VT 284 8台
LN03
..台
海洋研究機
VT 282 5台
VT 284 10台
LN03
3台
タ ー ミ ナ ルサ時 パ
タ ー ミ ナ ルサ『 月
シ ミ ュ レータ棟
VT 282
VT 284
タ ー ミ ナルサーバ
1台
1台
タ ー ミ ナルサ ーバ
18 1
イーサー ネ ッ ト 187m
U
A
亨 ー ミ 十ル咋 ーパ
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タ ー ミ ナ ルサ ー 1 <
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潜水調査船整備喝
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凶
タ ー ミ ナ ル サ ーバ
光 フ ァ イ パケーブル
VT 284 2台
LN03 2台
図- 1
海洋科学妓術セ ン タ ー
VT 282 1台
VT 284 5台
V A X コ ン ビュータネッ ト ワ ー ク
LN 03 2台
が, こ れ ら情報を手近の端末器か ら手軽に得 ら れ る よ
た こ と に よ り , 一般事務担当者にま で電子計算機利用
う に デ ー タ ベ ー ス 化 し た も のである。
の広が り が図 ら れた 。
こ れ ら事務処理合理化のた めの機能を新たに整備 し
海洋科学技術
センター
(横須賀)
研究所
(つ く ば)
気象
研究所
(つ く ば)
宇宙開発
事業団
(鳩山)
j
通信総合
研究所
(つ く ば)
国土
地理院
(つ く ば)
国立環境
研究所
(つ く ば)
極地
研究所
(板橋)
農林水産
技術会議
( つ く ば)
工業技術院
( つ く ば)
東京大学
理学部
(文京区)
放射線医学
総合研究所
(千葉)
かずさ
DNA研究所
(千葉)
日 本原子力
研究所
(千代田区)
日本
気象協会
(千代 田 区 )
カまんセ ン タ
研究所
(中央区)
図一 2
T I S N ネ ッ ト ワ ー ク接続図
-61 ー
(
' 9 9 3 年 5 月 現在)
第
研
6
修
章
事
業
1 . 潜水業務管理 コ ー ス
2. 特
別
研
修
平成 4 年 9 月 7 日-- 9 月 1 1 日
依頼先 : 平塚市消防本部
研修事業
第6章
湘南地区消防本部
横須賀市消防本部
*巾業務を円滑に推進す る た め に は, 有能な人材を
育成 し, 確保す る必要が あ る 。 こ の ため, 当 セ ン タ ー
人 員 : 37名
目 的 : 消防隊員に対 して, ス タ ーパ潜水に関す
では海洋科学技術セ ン タ 一法に基づく 研修事業の一環
と し て, 潜水技術に関す る各種の研修 コ ー ス を設け,
る基礎知識及び基礎的な潜水技術を習得
させる。
昭和48年度以来. 潜水業務や潜水技術の育成に関わる
全管理教育 を実施 し て い る 。
平成4 年度は, 潜水業務管理 コ ー ス を 1 回, 特別研
修を 9回実施 し, 222 名 の受説者数を得た。
1.
潜水業務管理 コ ー ス
口o
u
マt nu
nL
(1 ) 実施期間
潜水物理
2時間
潜水生理 ・ 障害
3時間
潜水法一般
2時間
減圧法
2時間
救急再圧法
3時間
習
28時間
場 所 : 海洋科学技術セ ン タ ー
(2) 研修名 : 潜水技術訓練
期
間 : 平成4 年 5 月 18日-- 5 月 29日
平成 4 年 6 月 1 日...... 6 月 12日
依頼先 : 警察庁
問 問 問
時 時 時
義 習 議
誠 実 討
人 員 : 70名
目
的 : 警察庁機動隊員に対 して, ス ク ー パ潜水
に関する基礎知識および基礎的な潜水訓練並びに水難
救助作業を習 得 さ せ る 。
内 容:講 義
(4) 講義内容
2.
1時間
基礎潜水
(2) 研修受講人員
(3) 研修時数
潜水概論
:実
平成4 年10月 5 日 ...... 10月 9 日
1 6名
義
内 容:講
人 々 に対 して, 社会の要請に適応 した研修内容で, 安
潜水概論
2時間
潜水物理
2時間
潜水技術論
2時間
潜水生理 ・ 障害
4時間
潜水理論
3時間
潜水法一般
6時間
潜水生理
4時間
空気減圧法
4時間
潜水法
3時間
救急再圧法
2時間
潜水装備
2時間
潜水管理
2時間
空気潜水業務
オ ー フ。 ン ベ‘ル潜水業務
3時間
海洋生物
2時間
3時間
ベ ル ・ パ ウ ン ス 潜水業務
3時間
基礎潜水
27時間
救急再圧法
3時間
慣熟潜水
31時間
ROV
2時間
場 所 : 海洋科学技術セ ン タ ー
特別研修
:実
習
(3) 研修名 : 潜水技術基礎
期 間 : 平成 4 年 7 月 2 1 日 ,.._ 7 月 22日
(1 ) 研修名 : 潜水技術基礎
依頼先 : 東京都教職員組合
期
人 員 : 60名
間 : 平成 4 年 5 月 1 1 日 -- 5 月 16 日
平成 4 年 6 月29日-- 7 月 4 日
目
- 63 -
的 : 組合職員に対 して, ス タ ーパ潜水に関す
潜水生理 ・ 障害
3時間
潜水法一般
2時間
減圧法
2時間
救急再圧法
3時間
る基礎的な潜水技術を習得さ せ る
内 容 :講 義
潜水法一般
3時間
:実 習
基礎潜水
場
11時間
:実
所 : 海洋科学技術セ ン タ ー
基礎潜水
場
(4) 研修名 ; 潜水技術基礎
期
間 : 平成 4 年 7 月27日 ,...._, 7 月 31 日
依頼先 : 三崎水産高校
人 員 : 12名
目
的 : 水産高校生 に対して, ス タ ーパ潜水に関
する 基礎知識及び基礎的な潜水技術を習
得させる
内 容:講 義
潜水概論
1時間
潜水物理
2時間
潜水生理 ・ 障害
3時間
潜水法一般
2時間
減圧法
2時間
救急再圧法
3時間
:実 習
基礎潜水
28時間
場 所 : 海洋科学技術セ ン タ ー
(5) 研修名 : 潜水技術講習
期
間 ; 平成 4 年 8 月 6 日 ,...._, 8 月 7 日
依頼先 : 科学技術健康保健組合
人 員 : 20名
目
的 : 組合の被保険者に対して, ス ク ーパ潜水
技術を体験 さ せ, 今後の組合活動に広 く
寄与させる
内
容 : 潜水体験 8時間
場
所 : 海洋科学技術セ ン タ ー
(6) 研修名 : 潜水技術基礎
期
間 : 平成 4 年12月14日 ,...._, 1 2月18日
依頼先 . 宇宙開発事業団
人
員 : 7名
目
的 : 事業団職員に対 し て, ス ク ーパ潜水に関
する 基礎知識及 び基礎的な潜水技術を習
得させる
内
習
容 :講 義
潜水概論
1時間
潜水物理
2時間
- 64 -
所 : 海洋科学技術セ ン タ ー
28時間
第
7
章
船舶等 の 運航関係業務
1.
「 し ん か い 2000/な っ し ま 」 の 運航
2.
「 し ん か い 6500/ よ こ す か 」 の 運航
3.
「 か い よ う J の運航
4
•
船舶 の整備
第7章
r しんかい2000/なつ しまJ の運航
1.
船舶等の運航関係業務
当セ ン タ ーでは. r し んかい2000J シ ス テ ム と して.
「なつ し ま 」 は, 平成 4 年度13行動 (内航12 ・ 外航1)
潜水調査船 「 し んかい2000J と そ の支援母船 「なつ し
を実施 した。 実績線表を表ー 1 . 行動海域 を 図 - 1 に
また 「し
示す。 行動の内訳は. 調査潜航 5 行動, 試験 ・ 訓練潜
んかい6500J シ ス テ ム と して. 潜水調査船 「 しんかい
航 l 行動. r ド ル フ ィ ン ー 3 KJ の確認 ・ 調査 5 行動,
6500J と そ の支援母船 「 よ こ すかJ. 海中作業実験船
音響航法装置確認 1 行動. エ ル ・ ニ ー ニ ョ 調査 1 行動
「かいよ う 」 を保有 し, 深海調査を始め と す る 各種の
である。
ま J 及び無人探査機 「 ド ノレフ ィ ンー 3 K J.
潜航調査は, 潜水調査船潜航調査推進委員会 (海洋
海洋科学技術に関する試験研究に活用 し て き た。
こ れ ら 船舶等の運航の う ち . 主と し て潜水調査船及
科学技術セ ン タ ー ) 及び深海調査研究推進検討会 (科
び無人探査機の運航 と , 日常の保守整備については当
学技術庁) において審議され. 当 セ ン タ ー が策定 し た
セ ン タ ー が直接こ れを担当 し, 支援母船並びに海中作
年度計画 に従っ て行われ. 平成4 年度は駿河湾, 相模
業実験船の運航と, 一般的整備については船船運航会
湾, 伊豆 ・ 小笠原諸島海域, 南西諸島海域, 三陸沖,
社にその業務を委託 し て い る 。
日本海の各海域にお いて潜航調査を行い, 多 く の成果
をあげた。
平成4 年度の運航概要は, 次 の と お り であ る。
「 しんかい2000J は例年ど お り , 駿河湾, 相模湾,
平成4 年度の弔問機関は, 表- 2 のと お り 当セ ン タ ー
伊豆 ・ 小笠原海域, 南西諸島海犠, 三陸沖及び日本海
のほか21機関で,. そ れ ら の研究者の研究題目を表- 3
を重点海域と して潜航調査を実施した。
に示す。
「 ド ル フ ィ ン - 3 K J は ケ ー ブル不調のため, 潜航
寄港地におけ る一般公開は, 奥尻港 ( 8 月 27 日 ) 別
府港 (10月 4 日) において実施 し た。
目 的 の ほ と ん どが試験. 確認で あ っ た。
支援母船 「 な つ し ま J の単独行動 と しては, 無人探
「なつ し ま j は. 前記の 「 しんかい2000よ 「 ドル フ ィ
ン ー 3 KJ の支援のほかに, 平成 3 年度に引 き 続 き ,
査機 「 ド ル フ ィ ン ー 3 K J の潜航調査及び. í し ん か
「 エ ル ・ ニ ー ニ ョ 」 調査のための航海を約50 日 実施 し
い2000J の検査期間を利用 し て , 約 1 ヵ 月 半の間.
fこ。
「熱帯域海洋混合層における熱輸送の精密観測J. いわ
「 しんかい6500J シ ス テ ム は, 平成 3 年度 と 同様に
日本海溝, 琉球海溝, 南海 ト ラ フ , 日本海等の日本近
ゆ る エ ル ・ ニ ー ニ ョ 調査を行った。 航跡図を図 - 2 に
示す。
海での調査のほか. マ リ ア ナ海域に おいて日 米研究機
エ ル ・ ニ ー ニ ョ 調査は, 昭和61年度に引 き続 き 6 回
関共同の調査潜航を実施 し, 台風の連続襲来 と い う 悪
目 の行動であ り , 当セ ン タ ー以外では東海大学, 広島
条件に も か か わ ら ず. 2 行動の合計で70% と い う 高 い
大学, 広島工大, 気象研究所, 日 本気象協会, 北海道
潜航達成率を挙げた。
大学から研究者が参加 し, 採水. C T D. X B T . 気
「かい よ う J は例年の と お り , 日本近海における深
海曳航調査や黒潮の調査研究等に従事 し た ほか, 平成
象 ス テ ー シ ョ ン . A D C P , 大気化学成分計測等の海
洋観測, 係留系の設置並びに田収が行われた。
3 年度に引 き続いて rwo C E J のプロ ジ ェ ク ト に参
2.
加 し た。 ま た, 特筆すべき事項と して, 海洋 レ ー ザ観
í しんかい6500/よ こすか」 の運航
測技術の研究航海中に米国 N O A Aか ら 漂流中の気象
観測ブイ の回収と再設置を依頼さ れ, 急 き ょ 予定を変
「 し んかい6500J は. 平成 3 年度よ り 本格的な調査
更 して こ の作業を成功裡に終了 さ せ た こ と が挙げら札
潜航を開始 し た が, 平成 4 年度は年間 5 行動65潜航
当 セ ン タ ーの名を大いに高め る こ と に な っ た。
(含む試験潜航) を計画 し. 56潜航を駿河 ト ラ フ , 南
各船舶等の整備については, 例年どおり定期的な整
海 ト ラ フ , 日本海溝, 日本海, 伊豆 ・ 小笠原海溝. マ
備, 検査工事を行 う と と も に, 機能向上のた めの各種
リ ア ナ 海溝等で実施 した。 実績線表を表- 4 . 行動海
改良を実施 した。
ま た, 特に. r よ こ すかJ は来年度か ら開始 さ れ る
域を図ー 3 に示す。
伊豆 ・ 小笠原。 , マ リ ア ナ海溝での潜航調査では米国
無人探査機 fか い こ う 」 の海上公試に備えて約 3 ヶ 月
の研究者 も参加し, 圏内で は地質調査所, 海上保安庁
の特別装備工事を行い. rか い こ う 」 運用に万全を期
水路部, 東京大学海洋研究所, 静岡大学大阪市立大学
し た。
等が参加, マ リ ア ナ海溝南部で は新 し い熱水噴出域を
発見する等種々 の成果をあ げ る こ と が で き た。
ま た支援母船 「よ こすか」 は. 潜水船の電池整備期
- 65 ー
閣を利用 し て母船単独に よ る マ ルチ ナ ロ ー ビー ム の研
上, 機能向上を図 っ た。
究等を 2 航海16日間実施した。 本年度の利用樹期は表5 の と お り 当 セ ン タ ー の ほか18機関で, そ れ ら の研究
(2)
rなつ し ま 」
者の研究題 目 を表ー 6 に示す。 なお, 支援母船 「 よ こ
平成4 年10月10日南西諸島において 「 しんかい2000J
すか」 は潜水船の年次検査期間中, 新 し く 開発 さ れ た
無人探査機 「かい こ う 」 の装備工事に約 3 ヶ 月 間従事
潜航中に本船装備の音響航法装置が故障 し潜航中断,
した。
揚収の ト ラ ブルが発生 した。 こ の後本行動を中止 し,
音響航法装置の応急対策を実施し次回行動に備えた。
3.
第 2 種中間検査工事につ いては, 平成 4 年12月 17日
íかい よ う 」 の運航
か ら平成 5 年 1 月 22 日 ま で, 一般部及び特殊装置の各
本船は, 特殊な船型 (半没水型双胴船) の ため作業
機器の通常点検 ・ 整備工事を実施 し た。 こ の間音響航
甲援が広 く とれ, 動揺が少な い な どの利点を有す る ほ
法装置については, 故障時のパ ッ ク ア ッ プ機能を追加
か, 種々 の海洋調査研究 に 適 し て い る 。
す る な ど安全性の向上対策を実施 し た 。
国際共同研究 ( エ ル ・ ニ ー ニ ョ 関連) に 伴 う 蟻装工
平成 4 年度 も , 多 様 な 研究 目 的 に使用 さ れ 10行動
事を平成 5 年 1 月 5 日か ら 1 月 13 日 ま で, 撤去工事を
(内航 8 . 外航 2 ) を実施した。
内航関係では, 深海曳航調査, シ ー ビ ー ム を 用 い た
平成 5 年 3 月 15 日 か ら 3 月 17日 ま で実施 した。
ト モ グ ラ フ ィ 一実験, 大陸棚生物資源
なお, 音響航法装置は老朽化対策と し て装置の全面
の調査, 海中サ ン プ リ ン グ実験, 黒潮調査, 物質循環
改修をかねて よ り 予算要求 していたが, 平成5年度及
研究等幅広い分野で有効に運航 さ れ, 種々 の成果をあ
び 6 年度で実施す る こ と が決定 した。
精密地形調査,
げている。
外航関係では, 海洋 レ ー ザ及び音響 ト モ グ ラ フ ィ 一
(3)
r ド ルフ ィ ン ー 3 KJ
実験が海域を広げ, 外洋実験を行L、種々 の成果をあげ
フ ィ リ ピ ン東方海域における流血変化の観測研究を行っ
「 ド ル フ ィ ン ー 3 K J は, 昭和62年度に 「 な つ し ま 」
に搭載さ れて以来, 専 ら , íな つ し ま 」 で運用 さ れ て
た。
き た。 平成 4 年度 も 引 き 続 き 「 な つ し ま 」 に搭載 し,
る こ と がで き た。 ま た W O C Eへの貢献を 目 的 と して
駿河湾, 相模湾を始め と し て, 沖縄南奄西海域などで,
平成4 年度の 「かいよ う J の行動海域を図 - 4 に,
浅 ・ 深海域の潜航調査を実施した。
航跡図を図ー 5 , ま た運航実績を表 一 7 に示す。
また, 年次保守整備工事は, 上記行動終了後, 平成
4.
4 年 12月 9 日 か ら平成 5 年 3 月 25 日 の聞に実施 し た 。
船舶の整備
各構成機器の重要度及び製作年次な どを勘案して, 劣
平成4 年度の法定検査工事 と 重要 な 整備事項は次の
と お り で あ る 。 なお, 平成 4 年度 は 「 し ん か い2000J
化機器の更新並びに緊急度, 必要度の高い機器から 保
守整備を行っ た。
「なつ し ま J íかい よ う J r し かん い6500J í よ こ すか」
の中間検査工事及び 「 ド ル フ ィ ン ー 3 K J の年次Y盤備
(4)
í し んかい6500J
工事を継続 し て 行 っ た 。
平成 4 年12月 10日 か ら平成 5 年 3 月 17 日 の問潜水調
(1)
査船整備場に おいて, 第 l 種中間検査に 伴 う 各種機器
í し んかい2000J
平成 4 年12月 15日 か ら平成 5 年 3 月 12日 の間, 潜水
の点検整備及び必要な部品交換を行っ た。 ま た, 検査
工事期聞を利用 して. 本船の操縦系 に 自 動方位保持機
調査船整備場において, 第 i 種中間検査に 伴 う 各種機
能を追加 し た。 こ れ は, 主推進装置の回転数及び首握
器の点検整備及 び必要な部品交換を行 っ た。
り 角度を自動調整す る こ と に よ り , 設定方位を保持す
本船は船齢11年を数え, 構成する機器の老朽化や機
る も のであ り , 検査工事に引 き 続 き 実施さ れた試験潜
能の陳腐化が顕著に な っ て き て い る。 こ の よ う な状況
航において, パ イ ロ ッ ト 作業の負担軽減に大き く 寄与
に対処す る た めに, 平成 3 年度か ら主要機器の更新を
す る ものであ る こ とが確認された。
進めて き て お り , 平成 4 年度は, 本船操船上の重要装
置である前方障害物探知 ソ ー ナ ー及び母船 に お け る 潜
水船測位に欠かせ な い ト ラ ン ス ポ ン ダ. ま た, 非常時
(5)
に備え た応急l呼吸異 の換装を実施 し, 安全性の維持向
- 66 --
íよ こすかJ
第 1 穂中間検査工事 と して平成 4 年 4 月 7 日 か ら 5
月 10 日 ま で. 一般部及び特殊装置 に つ い て各機器の通
常点検 ・ 整備工事を実施 し た 。
「か い こ う 」 船上装置であ る 別索着水揚収装置. 移
動台車. 一次 ケ ー ブルハ ン ド リ ン グ装置関連の装備工
事及び音響航法装置 の ソ フ ト ウ エ ア改修作業 に つ い て
は. 平成 4 年12月 14 日 か ら平成 5 年 1 月 29 日 ま で実施
し た 。 こ の聞に外部救難装置の移設, 端艇甲板左舷壁
水密扉新設. 格納庫に小型 ジ ブ ク レ ー ン新設などの改
造工事及び小臨時修理工事を実施した。
(6)
rカ礼 、 ょ う J
「 か い よ う 」 は. 平成 4 年 5 月 12日 か ら 6 月 10 日 の
間, 第 2 種中間検査及び間関連工事を実施 し た 。 各機
器の点検整備 を行っ たほか, 医務室を第 3 ラ ボ ラ ト リ ー
に改造 し , ま た ア ン ピ リ カ ルホ ー ス置場に第 4 ラ ボ ラ
ト リ ー を新設 し , 海洋調査船 と し ての機能, 設備の向
上 を 図 っ た。
- 67 -
目
玉
配「
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噸
:
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(2) 国立防災科学技術研究所
。
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2. 地形 ・ 海象グループ
海上保安庁水路部
。
。
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3. 海洋工学グループ
海洋科学技術セ ン タ ー
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。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
年度
機 関
4. 学術グループ
(1) 静岡大学
(2) 東京大学
(3) 琉球大学
(4) 名古屋大学
(5) 東海大学
(6) 鹿児島大学
(7) 新潟大学
(8) 富山大学
(9) 横浜国立大学
00) 福井大学
ω 岡山大学
ω 千葉大学
03) 岩手大学
ω 愛媛大学
日日 九州大学
06) 山形大学
m 京都大学
5. 生物グ ループ
(1) 水産庁日 本海区水産研究所
(2) 富山県水産試験場
(3) 静岡県水産試験場
(4) 静岡県水産課
(5) 小笠原水産 セ ン タ ー
(6) 神奈川県水産試験場
(7) 沖縄県水産試験場
(8) 島根県水産試験場
(9) 東京都水産試験場
00) 秋田県水産振興セ ン タ ー
ω 山形県水産試験場
ω 京都府立海洋セ ン タ ー
03) 水産庁中央水産研究所
ω 水産大学校
05) 福井県水産試験場
自白 鳥取県水産試験場
仰 新潟県水産試験場
08) 鹿児島県水産試験場
ω 北海道立中央水産試験場
ω 石川県水産課
ω 石川県水産試験場
仰 海洋水産資源開発 セ ン タ ー
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6. 国 際
(1) ハ ワ イ 大学
(2) マ イ ア ミ 大学
(3) 米園地質調査所
(4) モ ン ト レ ー水族館
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
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表- 3
研
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目
項
利
用
機
関
南西諸島
北部沖縄 ト ラ フ東緑の テ ク ト ニ ク ス
琉球大学理学部
南奄西海丘 に お け る熱水噴出孔生物群集の生理 ・ 生態学的研究
海洋科学技術セ ン タ ー
中部沖縄 ト ラ フ に お け る リ フ テ ィ ン グの地震学的研究
京都大学
沖縄背弧海盆熱水噴出孔生物群集の比較生態学的研究
東京大学海洋研究所
伊平屋海嶺に お け る 熱水性沈殿物 お よ び大型ベ ン ト 生物の年代学的研究
東京大学海洋研究所
南奄西海丘の底生生物相調査
鹿児島大学
その場測定 に よ る 沖縄 ト ラ フ 海底熱水系の化学 と 鉱物の研究
工業技術院地質調査所
熱水噴出域に生息する特異な微生物及び宿主生物の研究
海洋科学技術セ ン タ 一
中部沖縄 ト ラ フ熱水活動の地球化学的研究
山形大学
11
九州大学
その場測定 に よ る沖縄 ト ラ フ海底熱水系の化学 と 鉱床の研究
工業技術院地質調査所
伊豆 ・ 小笠原諸島
須美寿凹地の地質学的研究
ハ ワ イ 大学
伊豆 ・ 小笠原弧明神海丘 (北ベ ヨ ネ ー ズ海底カ ルデラ ) の熱水活動
工業技術院地質調査所
天保海山 に お け る 海山産 マ ン ガ ン団塊 ・ マ ン ガ ン ク ラ ス ト の地学的研究
工業技術院地質調査所
水曜海山 に お け る 海底火山活動 に 伴 う 深海生物群集の調査
海洋科学技術セ ン タ ー
木曜海山 に お け る 海底火山活動 に 伴 う 深海生物群集の調査
海洋科学技術セ ン タ ー
伊豆 ・ 小笠原弧 の海底火山の成因に関する調査研究
海上保安庁水路部
水曜海山の熱水活動域の マ ッ ピ ン グに関する調査研究
海上保安庁水路部
小笠原海台付近の海山の地質学的 ・ 岩石学的研究
東京大学海洋研究所
海形海山 に お け る 熱水噴出孔生物群集の生理 ・ 生態学的研究
海洋科学技術セ ン タ ー
海形海山 カ ル デ ラ 内 の海底形状と流れ構造の観察
海洋科学技術セ ン タ ー
日本海
大船渡沖の ト ロ ー ル曳網 に よ る 海底面変化の把握
海洋水産資源開発 セ ン タ ー
海洋海山 の 日 中及び深海におけ る ス ル メ イ カ の生態に関する研究
北海道立中央水産試験場
武蔵堆の 日 中及び深海 に お け る ス ル メ イ カ の生態に関する研究
北海道立中央水産試験場
後志海山の浅い水深と深 い水深で採取さ れ た低温性細菌の比較に関する研究
海洋科学技術セ ン タ ー
佐渡島 に お け る 浅所で産卵す る 魚類の深海での生活観察
愛媛大学
佐渡島赤泊沖の ホ ッ コ ク ア カ エ ビの保護 ・ 増殖場造成 にかか る エ ビ の観察 ・
新潟県水産試験場
造成構造物 と の関係
金沢沖の漁礁設置区域におけ る ズ ワ イ ガニの分布生態
石川県水産試験場
石川県橋立沖の増殖場造成区域に お け る ズ ワ イ ガニの分布生態
石川県農林水産部水産課
若狭沖 の ホ ッ コ ク ア カ エ ピ ・ ズ ワ イ ガニ増殖事業実施海域の周辺環境の解明
福井県水産試験場
北陸沖日本海 に お け る 構造運動 に 伴 う 地質現象の研究
工業技術院地質調査所
日御碕沖に お け る ズ ワ イ ガ ニ の人工魚礁に対する蛸集状況の研究
島根県水産試験場
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研
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利
目
項
駿河湾
松崎沖におけ る 海中懸濁物形状 ・ 密度の鉛直分布の観察 ・ 研究
駿河 ト ラ フ の海底地形 と 流れ構造の研究
松崎沖におけ る汚染源に対す る分解能力を持つ微生物の採取のた めの底泥.
|
|
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用
機
関
海洋科学技術セ ン タ ー
海洋科学技術セ ン タ ー
海洋科学技術 セ ン タ 一
難分解性物質の回収
相模湾
初島南東沖に お け る冷水湧出域の微生物採取及びそ の現場環境の観察 ・ 宿主
海洋科学技術セ ン タ ー
生物の採取と研究
相模湾海底定点におけ る地球磁場長期変動の研究
東京大学海洋研究所
初島東沖 に お け る Sediment-W ater Interfaceの構造 と 生物活性の観察 ・ 研究
静岡大学理学部
初島南東沖 に お け る シ ロ ウ リ ガイ 群落周辺の微生物学的研究
岩手大学
初島南東沖の シ ロ ウ リ ガイ 群集域におけ る長期的な熱流量の測定 ・ 研究
東京大学海洋研究所
初島南東沖 に お け る 深海生物群集の維持機構に関する 地球化学的研究
名古屋大学水圏科学研究所
大磯海脚にお け る サ ク ラ エ ビの遊泳及びパ ッ チ の状態の目視観察及び深度に
神奈川県水産試験場
よ る 分布密度計測
相模海丘の地形 ・ 地質調査
工業技術院地質調査所
- 71 -
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表- 4 平成 4 年度 「 しんかい6500J rよこすかJ 運航実績
4
(..6.. : 潜水鉛の略記号)
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3 年度
4 年度
(1) 工業技術院地質調査所
。
。
(2) 国立環境研究所
。
地質グループ
。
(3) 国立防災科学技術研究所
2.
地形 ・ 海象グループ
。
。
。
。
(1) 静岡大学
。
。
(2) 東京大学
。
。
(3) 新潟大学
。
。
(4) 富山大学
。
。
(5) 九州大学
。
(6) 筑波大学
。
海上保安庁水路部
海洋工学グループ
3.
海洋科学技術 セ ン タ ー
学術グループ
4.
。
(7) 大阪市立大学
。
(8) 岡山大学
。
(9) 京都大学
。
UO) 琉球大学
。
5.
国
際
(1) パ リ 大学
。
(2) N O A A
。
。
(3) パ リ 高級大学院
。
。
(4) 仏国国立科学院
。
(5) 仏国国立海洋開発研究所
。
(6) パ リ 第 7 大学
。
(7) パ リ 第 6 大学
。
(8) 仏国国立協力促進研究所
。
(9) 仏国プル タ ー ニ ュ オ ク シ デ ン タ ル大学
。
UO) フ ィ ジー ・ M R D
。
ω 米国海軍調査所
。
U2) ハ ワ イ 大学
。
U3) ピ エ ー ル ・ マ リ ・ キ ュ リ 一大学
。
ω ラ ト ガ一大学
。
20
計
- 73 -
19
表- 6
研
平成4 年度調査潜航の研究項目 (, しんかい6500J)
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L
目
項
利
用
機
関
駿河湾
深海底泥に お け る 芽胞形成細菌の分布や存在形態の鉛直的検討
海洋科学技術セ ン タ ー
駿河 ト ラ フ に お け る 深海底境界層内の物理構造の研究
海洋科学技術セ ン タ ー
南海 ト ラ フ
東部南海 ト ラ フ 冷湧水帯の地球化学的研究
東京大学海洋研究所
海底湧水域 に お け る 流動電位変化の観測
東京大学海洋研究所
深海生物 の炭素同位体比 と物質の循環
国立防災科学技術研究所
南海 ト ラ フ 付加体上部のテ ク ト ニ ク ス
ピエール ・ マ リ ・ キ ュ リ ー大学
南海 ト ラ フ付加体上部のテ ク ト ニ ク ス
パ リ 高級大学院
南西諸島
琉球海溝海側斜面 の地質と構造
一西 フ ィ リ ピ ン 海盆の沈み込み一
海洋科学技術セ ン タ ー
南西諸島海溝 に お け る 地質 ・ 変動地形 に関する研究
海上保安庁水路部
琉球海溝陸側斜面の地質と構造
海洋科学技術セ ン タ ー
琉球海溝の好高圧細菌の研究
海洋科学技術セ ン タ ー
琉球海溝に乗 り 上 げ る 海山 の変動調査
海洋科学技術セ ン タ ー
八重山沖琉球海溝陸側斜面 の堆積物の研究
海洋科学技術セ ン タ ー
日本海溝
日本海溝の陸側斜面と 海側斜面の海底変動地形の解明
海洋科学技術セ ン タ ー
プ レ ー ト 境界域におけ る活構造と テ ク ト ニ ク ス の研究, 特に三陸海底崖の テ
富山大学
ク ト ニ ク ス と断層の活動度評価
深海高圧菌の分離
海洋科学技術セ ン タ ー
日 本海溝斜面深度6500 m に お け る 生物群集の観察と 微生物の採取
海洋科学技術セ ン タ ー
日 本海溝海側斜面の裂け目 の成因
海洋科学技術セ ン タ ー
日 本海溝海側斜面 の テ ク ト ニ ク ス
筑波大学
日本海
日本海の リ ソ ス フ ェ ア の 構造 と 異方性
京都大学防災研究所
北海道奥尻海嶺 に 見 ら れ る 冷湧水についての地質学的 ・ 地球化学的研究
静岡大学
奥民海嶺北部に露出す る 日 本海海洋地殻の地質学的 ・ 岩石学的研究
新潟大学
久六島西方斜面 に お け る 地震性 タ ー ビ ダ イ ト の確認 と そ の堆積過程の解明
地質調査所
日 本海の小海丘の成因
海洋科学技術セ ン タ ー
マ リ アナ ト ラ フ
マ リ ア ナ ト ラ フ 中部の熱水生態系の細菌の研究
Rutgers University
マ リ ア ナ ト ラ フ北部の梅洋地殻の研究
地質調査所
- 74 -
研
勿プ恒し
項
目
マ リ ア ナ ト ラ フ 海底熱水活動の地球化学的研究
利
用
機
関
東京大学海洋研究所
//
マ リ ア ナ背弧海盆熱水噴出孔生物群集の生態学的研究
中部マ リ ア ナ海域におけ る対流によ る 熱の輸送量測定 と海底の地質学と の 関
NOAA
連
中部マ リ ア ナ 海域におけ る新規の高度好熱性細菌の探索
海洋科学技術 セ ン タ ー
マ リ ア ナ ト ラ フ 玄武岩と 熱水堆積物の岩石学 ・ 地球化学的研究
岡山大学
マ リ ア ナ 海溝陸海両斜面の地質学的比較研究
東京大学海洋研究所
南部マ リ ア ナ 海域 に お け る横ずれ断層帯の岩石 と そ れに伴 う 湧水の組成, 及
ハ ワ イ 大学
び断層崖に沿っ て産出す る岩石の性質
マ リ ア ナ ト ラ フ の海底玄武岩の揮発性成分の挙動と熱水性堆積物の化学組成
大阪市立大学
南部マ リ ア ナ海域にお け る 若 い (年代ゼ ロ の ) 火山活動 と 熱水噴出探索 の た
米国海軍調査所
め の リ フ ト 系火山調査, 及び溶岩の化学的研究
伊豆 ・ 小笠原
日 光海山の生物群集の研究
海洋科学技術セ ン タ ー
小笠原海台の礁性石灰岩の変形と成因
東京大学海洋研究所
伊豆 ・ 小笠原弧の横断潜航
海洋科学技術セ ン タ ー
鳥島海山の成因
静岡大学
須明海山の研究
ハ ワ イ 大学
//
伊豆 ・ 小笠原弧前弧の基盤岩の研究
一 75 -
平 成 4 年度 「か い よ う 」 運 航 実 績
1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
水 木 金 @ ⑮ 月 火 水 | 木 金 @ ⑪ 月 火 7.1< 木 金 @ ⑪ 月 火 7.1< 木 金 @ ⑮ 月 火 @ 木
4
K 920|1 南 西 諸 島
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月
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5
月
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月
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図- 1
rなつ し ま 」 行動海域図
- 77 -
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図- 5
180
["かいよ う 」 航跡図
- 81 -
150
120
料
資
1 . 業務 日 誌
2 . 評議員会
3 . 委員会等
4 . 予算 ・ 決算表
5 . 役員 ・ 主要職員名
6 . 研究開 発 テ ー マ リ ス ト
7 . 研究発表等
8 . 特許
9 . 出版物
1 O . 外国 出張等
1 1 . 供用施設 ・ 設備 の利 用 状況
1 2 . 来訪 者
1 3 . 賛助会会員 と 寄付者名簿
一一
1.
1 2 月 ・ 第 9 回 「 し んかい シ ン ポ ジ ウ ム 」 開催 ( 1 ・
資 料 一一
2 日)
業務日誌
く平成 5 年〉
く平成 4 年>
•
1 月 ・ 「かいよ う 」 を用いて, 相模湾 ・ 駿河湾 ・ 南
西諸島 ・ 鹿児島湾で深海調査を実施 ( 1 1 日
4 月 ・ 科学技術週間行事の一環と して, 当 セ ン タ ー
施設を一般に公開 ( 4 日 )
- 2 月 1 0 日)
・ 第 1 8 回 「海洋科学技術セ ン タ ー研究発表会J
S C 1 E N C E NOW'92に参加(14日--17日)
を開催 ( 1 9 ・ 2 0 日 )
・ 中島敏光氏 科学技術庁長官賞を受賞 (15日)
・ 深海掘削船計画 シ ン ポ ジ ウ ム を開催 (22 日 )
. 深海総合研究棟建設工事起工式を新子 (23日)
2 月 ・ 「縁辺海における物質循環機構の解明に関す
る国際共同研究」 が開始 (25日- 3 月 10 日 )
3 月 ・ 自 由民主党海洋対策特別委員会が当セ ン タ ー
6 月 ・ 谷川大臣が当 セ ン タ ー を ご視察 ( 2 6 日 )
を ご視察 ( 1 7 日 )
7 月 ・ 「 しんかい 6 5 0 0 J シ ス テ ム 岩手県宮古港
で一般公開 (27 ・ m日 )
8 月 ・ 常陸宮殿下 ・ 同妃殿下 「海洋深層水研究所J
ご視察 ( 3 日 )
・ 「 し んかい 6 5 0 0 J シ ス テ ム富山県伏木富
山港で一般公開 ( 1 3 日 )
. r し んかい 6 5 0 0 J シ ス テ ム室蘭市室蘭港
·
で一般公開 ( 1 6 日 )
・ 新理事長に石塚 貫氏就任 ( 2 4 日 )
r し んかい 2 0 0 0 J シ ス テ ム 北海道奥尻島
奥尻港で一般公開 ( 2 7 日 )
9 月 ・ 第 l 回国際 ワ ー ク シ ョ ッ プを開催一世界深海
研究計画 ワ ー ク シ ョ ッ プ ( 2 日 -- 4 日 ) ー海
洋研究計画 ワ ー ク シ ョ ッ プ ( 7 日-- 9 日 )
・ 「なつ し ま J 人命救助で海上保安庁長官表彰
·
を受ける。 ( 1 1 日 )
1 0 月 ・ セ ン タ ー創立2 1 周年記念式典を新T ( 1 日)
r し んかい 6 5 0 0 J で鯨骨生物群集を発見
( 2 日)
・ 「 しんかい 2 0 0 0 J シ ス テ ム大分県別府観
光港で一般公開 ( 4 日 )
・ 潜水調査船の安全及び救難に関する国際 シ ン
ポ ジ ウ ム開催 ( 1 9 ・ 2 0 日 )
・ 「 し んかい 6 5 0 0 J 横浜港大桟橋 ( テ ク ノ
オ ー シ ャ ン'92) で一般公開 ( 2 4 ・ 2 5 日 )
・ 国際船舶運航者会議開催 ( 2 6 日 )
・ 国際親善わん ぱ く フ ェ ス テ ィ パルに協力参加
( 2 6 日)
- 83 -
2.
評議員会
(2) 平成 4 年
当 セ ン タ ー は , そ の運営に関する重要事項を審議す
日
時
る ために, 評議員会を置 い て い る 。 評議員会は. 海洋
開発につ いて専門的な知識を有する者の う ち か ら . 科
第 3 回評議員会
平成 4 年 8 月 1 1 日 (火)
1 1 時 3 0 分....... 1 2 時 3 0 分
場 所 東海大学校友会館
学技術庁長官の認可を受けて会長が任命した評議員20
主な審議事項
名以内で構成 さ れて い る 。
1)
平成5 年度予算概算要求について
の
その他
平成 4 年度の評議員及び評議員会での審議事項は,
以下の と お り で あ る 。
(3) 平成 5 年 第 1 回評議員会
評議員 (五十音順, 敬称略〉
飯田庸太郎
閥日 本造船工業会会長
日
時
石井泰之助 三井造船側代表取締役社長
猪熊
1 1 時 3 0 分....... 1 3 時
時久 鮒日 本電機工業会会長
場 所 霞山会館
大島 正光 倒医療情報 シ ス テ ム開発セ ン タ ー
主な審議事項
理事長
1) 平成 5 事業年度予算, 事業計画, 資金計
木村 邦雄 側海洋生物環境研究所理事長
久良知章悟
画について
日 本深海技術協会会長
2)
裕 附日 :本鉄鋼連盟会長
粛藤
海洋科学技術セ ン タ 一定款変更 〈資本金
増加) について
酒匂 敏次
東海大学海洋学部教授
3)
役員人事について
佐藤美津雄
側日 本海事協会名誉会長
4)
その他
堤
佳辰
鋼電力中央研究所研究顧問
鳥羽
良明
日本海洋学会会長
河 電方事業連合会会長
那須
奈須 紀幸 放送大学教授
昇 前閥 日本舶用工業会顧問
漬田
久田
安夫
日本テ ト ラ ポ ッ ド側代表取締役社長
三好
正也
間経済団体連合会事務総長
吉川
弘之
東京大学教授 (総長特別補佐)
吉野 照蔵 附日本建設業団体連合会会長
和田
敏信
石油鉱業連盟会長
(平成 5 年 3 月 3 1 日 現在)
(1 )
平成 5 年 3 月 1 2 日 (金)
平成 4 年 第 2 回評論員会
日
時
平成 4 年 6 月 1 7 日 (水)
1 1 時....... 1 3 時
場
所
東海大学校友会館
主な審議事項
1 ) 平成 3 事業年度決算について
2)
平成 5 年度予算概算要求の基本方針につ
いて
3)
深海 ・ 海洋 ワ ー ク シ ョ ッ プ1992について
4)
そ の他
- 84 -
3.
(1 )
委員会等
企画部関係
地域共同研究開発事業検討委員会
氏
職
名
名
委 員 長
酒 匂 敏
次
東海大学海洋学部教授
委 員
大 森
信
東京水産大学水産学部教授
回
中
賞
水産庁水産工学研究所長
角
湯
岡リ
側電力中央研究所
我孫子研究所水理部次長
正
氏
同IJ
回
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回
江
村
間
宮
大
森
職
名
久
冨
勝
名
明
東京大学生産技術研究所教授
力
側土木研究セ ン タ ー専務理事
男
海洋科学技術 セ ン タ ー
技術部相談役
馨
海洋科学技術セ ン タ ー企画部長
(6/30ま で)
11
(7〆/ 1 か ら )
良
深海環境プ ロ グラ ム運営委員会
氏
職
名
名
氏
郎
側微生物科学研究所副所長
清- 水
田
フじ
京都大学名誉教授
奈
須
北
J II
勲
大阪大学薬学部教授
宮
地
小
池
夫
東京大学海洋研究所教授
岡
見
門
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勲
佐 田 登 志 夫
名
職
名
潮
広島大学生物生産学部教授
紀
幸
放送大学教授
重
遠
側海洋バイ オ テ ク ノ ロ ジ ー研究所
総合研究所長
理化学研究所副理事長
深海環境実験 シ ス テ ム開発検討委員会
氏
職
名
名
氏
職
名
名
委 員 長
吉 田 宏 一 郎
東京大学工学部教授
大 和 田 紘 一
委 員
有 富
東京工業大学原子炉
工学研究所 助教授
相
木
孝
夫
東京農工大学工学部教授
辻
川
茂
男
東京大学工学部教授
京都大学
生体医療工学研究セ ン タ ー教授
堀
越
弘
毅
東京工業大学生命理工学部教授
池
内
正
憲
健
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- 85 ー
東京大学海洋研究所教授
|
(2)
深海研究部関係
潜水調査船潜航調査推進委員会
名
氏
委 員 長
奈 須 紀
職
幸
委 員
増 沢 譲 太 郎
名
放送大学教授
東海大学教授
荒
牧
重
雄
北海道大学理学部教授
小
林
和
夫
東京大学海洋研究所教授
名
氏
名
職
奥
谷
支えR主
司
東京水産大学教授
岡
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側微生物科学研究所副所長
堀
田
宏
海洋科学技術セ ン タ ー
深海研究部長
西
田
紀
海洋科学技術 セ ン タ ー運航部次長
3
光
潜水調査船潜航推進委員会プ レ ー ト 境界領域専門部会
氏
名
石
橋
克
大
島
章
加
藤
一
彦
茂
職
名
本
惇
海洋科学技術セ ン タ ー研究副主幹
海上保安庁水路部企画課長
堀
回
宏
海洋科学技術セ ン タ ー
深海研究部長
山
崎
雄
工業技術院地質調査所
主任研究官
海上保安庁水路部補佐官
平
東京大学・海洋研究所教授
中
尾
征
瀬
川
爾
名
橋
筑波大学教授
彦
職
名
建築研究所室長
小 川 勇 二 郎
朝
氏
晴
藤 岡 換 太 郎
海洋科学技術 セ ン タ ー研究主幹
工業技術院地質調査所
海洋地質部長
朗
東京大学海洋研究所教授
潜水調査船潜航推進委員会海底火山及ひ'海山域専門部会
氏
職
名
名
虫E
東京大学理学部助手
茂
海上保安庁水路部
章
一
海上保安庁水路部企画課長
下
正
高
東海大学講師
柴
回
次
夫
岡山大学教授
中
尾
征
石
橋
春
日
大
島
木
純
一
氏
中
村
橋
本
光
名
職
名
一
工業技術院地質調査所
主任研究官
惇
海洋科学技術セ ン タ ー研究副主幹
藤 岡 換 太 郎
海洋科学技術セ ン タ ー硯究主幹
堀
海洋科学技術 セ ン タ ー
深海研究部長
工業技術院地質調査所
海洋地質部長
- 86 -
田
宏
一一一一一一一
潜水調査船潜航推進委員会生物 ・ 微生物専門部会
氏
太
職
名
回
名
氏
職
名
名
秀
東京大学海洋研究所教授
橋
本
惇
海洋科学技術セ ン タ ー研究副主幹
大 和 田 紘 一
東京大学海洋研究所教授
堀
田
宏
藤 岡 換 太 郎
海洋科学技術セ ン タ ー研究主幹
海洋科学技術セ ン タ ー
深海研究部長
小
林
雄
神奈川県水産試験場長
奥
谷
喬
司
東京水産大学教授
蒲
生
俊
敬
東京大学海洋研究所助手
加
藤
千
明
海洋科学技術セ ン タ ー チ ー ム リ ーダ ー
良
植 木 喜 美 彦
静岡県水産試験場長
仲 村 正 二 郎
東京都水産試験場長
畔
回
正
格
水産庁参事官
海嶺にお け る エ ネ ルギー ・ 物質 フ ラ ッ ク ス の解明に関する調査検討委員会
氏名
竹
内
柴
田
小
職名
章
富山大学教養部助教授
次
夫
岡山大学理学部教授
島
茂
明
東京大学海洋研究所助手
蒲
生
俊
敬
東京大学海洋研究所助教授
木
下
正
高
東海大学海洋学部講師
伊
藤
希
筑波大学生物科学系文部技官
浦
辺
徹
郎
工業技術院地質調査所
鉱物資源部課長
岸
本
清
行
工業技術院地質調査所
海洋地質部主任研究官
氏名
西
村
棚
橋
江
口
清
孝
職名
和
工業技術院地質調査所}
海洋地質部主任研究官
学
工業技術院地質調査所
海洋地質部主任研究官
雄
国立防災科学技術研究所
主任研究官
西 津 あ ず さ
海上保安庁水路部海洋調査課
海洋調査官
藤 岡 換 太 郎
海洋科学技術セ ン タ ー 研究主幹
松
海洋科学技術セ ン タ ー研究員
-87
本
岡リ
(3)
深海開発技術部関係
無人探査機ケ ー ブル研究会
氏
名
職
座 長
吉 田 宏 一 郎
金
勲
原
名
氏
職
名
名
東京大学工学部
船舶海洋工学科教授
中
尾
一
宗
大阪大学基礎工学部
合成化学教室講師
東京大学工学部
船舶海洋工学科教授
加
藤
俊
司
船舶技術研究所
海洋開発工学部主任研究官
掘削調査研究会
氏
職
名
氏
名
委 員 長
小 林 手口
男
東京大学、海洋研究所教授
委 員
大 島
章
一
海上保安庁水路部
沿岸調査課長
岡
田
尚
武
山形大学理学部
地球科学科教授
奥
回
義
久
工業技術院地質調査所
海洋地質部海洋地質課長
蒲
生
木
下
新
妻
藤
井
堀
回
職
名
俊
名
敬
東京大学海洋研究所助教授
肇
東京大学地震研究所教授
信
明
静岡大学理学部
地球科学科教授
敏
嗣
東京大学地震研究所教授
宏
海洋科学技術セ ン タ ー
深海研究部長
深海掘削船 シ ス テ ム技術研究会
氏
職
名
氏
名
委 員 長
田 中 彰
一
委 員
小 林
東京大学工学部
資源開発工学科教授
男
東京大学海洋研究所教授
官
東京大学工学部
船舶海洋工学科教授
手
塚
西
村
和
吉 田 宏 一 郎
。 金
職
名
原
允
名
勲
東京大学工学部
船船海洋工学科教授
信
船船技術研究所
運動性能部長
登
石油公団技術第=部調査役
男
例日 本海事協会開発部長
円。
凸。
(4)
海洋観測研究部関係
黒潮調査研究評価検討研究会
氏
職
名
名
氏
委 員 長
平 野 敏
行
ト キ ワ 松学園女子短期大学長
菱
田
委 員
字 治
豪
気象庁海洋気象部海洋課長
貧農
田
麿
気象庁海洋気象部
海上気象課長
畔
回
修
海上保安庁水路部
海洋情報課長
中
西
林
木
山
田
彦
職
名
E
ヨ
巨
孝
海上保安庁水路部
海洋調査課長
弘
水産庁中央水産研究所・
海洋生産部長
正
格
水産庁研究部参事官
俊
之
海洋科学技術セ ン タ ー
海洋観測研究部長
名
黒潮エ ネ ルギー把握専門部会
氏
職
名
名
委 員 長
中 西 {愛
之
委 員
道 田
海洋科学技術 セ ン タ ー
海洋観測研究部長
豊
海上保安庁水路部
海洋調査課主任調査官
雄
気象庁海洋気象部
主任技術専門官
金
」一
子
郁
氏
名
験
�
名
高
野
建
=
筑極大学生物科学系教授
関
根
義
彦
三重大学生物資源学部教授
稲
葉
栄
生
東海大学・海洋学部教授
一
職
東京大学海洋研究所教授
佳
電気通信大学電子工学科教授
清
元
海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー研究会
氏
職
名
委 員 長
奥 島 基
良
委 員
寺 本
俊
彦
神奈川大学理学部
情報科学科教授
大
槻
茂
雄
菊
池
年
越
川
常
氏
名
桐蔭学園横浜大学工学部
制 御 シ ス テ ム 工学科教授
名
啓
平
介
名
筑波大学生物科学系教授
高
野
健
竹
内
倶
東京工業大学精密工学研究所教授
轍
井
晃
防衛大学校応用物理教室教授
松
浦
充
宏
東京大学理学地球物理教室教授
治
桐蔭学園横浜大学工学部
制 御 シ ス テ ム 工学科教授
松
山
優
治
東京水産大学海洋生産学科助教授
東海大学海洋学部教授
Qd
no
海洋広域観測技術研究会
氏
職
名
名
氏
職
名
名
委 員 長
鈴 木
務
電気通信大学電子工学科教授
中
委 員
回
彰
気象庁気象研究所海洋部
主任研究官
丹 羽 俊 太 郎
東海大学開発技術研究所教授
増
郵政省通信総合研究所
主任研究官
止フR包
春
山
幸
男
宇宙開発事業団計画管理部
地球観測 シ ス テ ム室長
内
藤
玄
ー
防衛大学校地球科学科教授
村
子
秀
治
臣
信
科学技術庁防災科学技術研究所
気圏水園地球科学研究部
海気相互作用研究室長
雪氷分科会委員会
氏
委 員 長
中 西 俊
委 員
青 田
ヨ
E
巨
ヨ
内
玄
藤
職
名
之
一
秋
名
氏
海洋科学技術セ ン タ ー
海洋観測研究部長
北海道大学低温科学研究所
付属流氷研究施設教授
職
名
名
若
土
正
暁
北海道大学低温科学研究所教授
成
田
英
器
北海道大学低温科学研究所講師
高
野
健
三
筑波大学生物科学系教授
L_.__
防衛大学校地球科学科教授
海洋 レ ー ザ技術研究会
氏
職
名
名
氏
委 員 長
藤 岡 知
夫
東海大学開発技術研究所教授
委 員
江 森
康
文
東京情報大学教授
安
田
嘉
純
千葉大学工学部情報工学科教授
高
橋
多目
夫
木更津工業高等専門学校
基礎学系 ・ 物理学教室助教授
岸
野
石
丸
才
野
- 90 ー
職
名
元
敏
名
彰
理化学研究所研究員
隆
東京水産大学教授
郎
東京大学海洋研究所助手
「海洋大循環海洋物理W G J 委員会
名
氏
今
脇
資
職
部
一
杉 ノ 原 伸 夫
安
藤
正
寄
高
博
深
海
理
方
信
士
言
=
Z
p
山
野
口
7]<.
名
氏
九州大学応用力学研究所
海洋環境海洋境界力学教授
奥
東京大学気候 シ ス テ ム研究 セ ン タ ー
教授
谷
気象庁海洋気象部海洋課
回
職
名
実B
名
明
水産庁中央水産研究所
海洋生産変動機構研究室
伸
海上保安庁水路部海洋情報課
増
子
治
信
通信総合研究所
電波応用電波計測研究室
回
中
忠
良
電子技術総合研究所
環境エ ネ ルギー研究室長
四
竃
信
f丁
気象庁気象研究所
海洋研究部第 2 研究室長
イプ
海上保安庁水路部海洋調査ー課
郎
東海大学海洋学部教授
敬
海洋科学技術セ ン タ ー研究主幹
岩
男
ニ洋テク ノ マ リ ン側研究開発セ ン タ ー長
遠
藤
E
ヨ
E
宏
気象庁気象研究所海洋研究部
野
恵
介
水産庁遠洋水産研究所
広
瀬
勝
巳
気象庁気象研究所海洋研究部
西
山
勝
暢
気象庁気象研究所海洋研究部
J1 1
崎
康
寛
水産庁北海道区水産研究所
海洋生産変動研究室長
ヨ
海洋観測に お け る リ モ ー ト セ ン シ ン ク寺IJ 用 の高度化に関す る 研究会
氏
職
名
名
氏
委 員 長
杉 森 康
宏
東海大学海洋学部海洋工学科教授
寄
高
委
今
員
脇
資
郎
九州大学応用力研究所教授
中
島
岡
田
喜
贋
津
春
任
文部省宇宙科学研究所教授
中
西
倉
賀
野
連
気象庁気象研究所
海洋研究部第 2 研究室主任研究官
中
埜
裕、
東海大学‘海洋学部海洋工学科講師
- 91 -
職
名
名
イ丁
海上保安庁水路部海洋調査課
海洋調査官
厚
科学技術庁航空宇宙技術研究所
宇宙研究 グルー フ。主任研究官
俊
之
正」‘三
海洋科学技術セ ン タ ー
海洋観測研究部長
男
海洋科学技術 セ ン タ ー研究主幹
博
u
(5) 海域開発利用研究部関係
波力利用 シ ス テ ム研究会
氏
職
名
委 員 長
本 間 琢
也
委 員
田
目IJ
久
木
下
荒
川
忠
井
上
�
コ
名
氏
職
名
名
筑波大学構造工学系教授
高
橋
重
雄
運輸省港湾技術研究所
水工部耐波研究室長
明
東京大学生産技術研究所教授
高
木
儀
E
ヨ
E
健
東京大学生産技術研究所助教授
水産庁水産工学研究所
水産土木工学部漁場施設研究室長
角
湯
正
問。
側電子中央研究所
我孫子研究所水理部次長
金
子
健
司
術院
サ ン シ ャ イ ン計画推進本U
一
作
東京大学工学部
機械情報工学科助教授
運輸省船船技術研究所
海洋開発工学部長
潜水実験安全性検討委員会
氏
委 員 長
オヒ
職
名
博
委 員
寺 田
泰
清
水
久
本
山
建
正
一
治
雄
名
東京医科歯科大学名誉教授
前 日 本海事協会
技術研究所長
横浜国立大学工学部教授
氏
職
名
一一
長 谷 川 弘 道
常薬学園浜松大学長
嘉
日 本大学医学部教授
谷
島
山
林
小
松
労働省産業安全研究所
電気研究部
茂
暢
東海大学医学部教授
元 海洋科学技術セ ン タ ー
潜水技術部長
一」一一
- 92 -
名
高圧生理学研究会
氏
職
名
委 員 長
松岡 成
明
産業医科大学名誉教授
委 員
川 馬
長
人
川鳥整形外科病院長
永
坂
鉄
夫
金沢大学医学部教授
真
野
喜
洋
東京医科歯科大学教授
細
見
弘
香川医科大学教授
富
沢
儀
ー
東京理科大学助教授
l._北
野
元
生
鹿児島大学助教授
名
氏
職
名
3
匡
巨
ヨ
名
敬
日 本大学農獣医学部教授
強
福島県立医科大学教授
啓
三
産業医科大学教授
木
久
喜
静岡大学教授
梨
本
一
郎
埼玉医科大学教授
鹿
島
勇
神奈川歯科大学教授
今
回
秀
産業医科大学教授
武
石
清
水
白
木
鈴
育
-ーー一一』
水中切断装置研究会
氏
職
名
名
委 員 長
小 松 茂
暢
委 員
小 川
元 海洋科学技術セ ン タ ー
潜水技術部長
司
四国工業試験所
制御技術研究室主任研究官
洋
氏
職
名
名
小 長 井 由 雄
ア ジ ア海洋作業側工事部次長
玉
丸
寛
三井造船側マ リ ン事業部
マ リ ン レ ジ ャ ー事業室課長
毛
手IJ
彦
海洋科学技術セ ン タ ー
海域開発利用研究部研究主幹
- 93 -
フじ
タ ー ビ ン ・ 圧縮機専門部会
氏
名
職
専門委員長
荒 川 忠
一
委 員
鈴 木
東京大学工学部
機械情報工学科助教授
己
東京大学工学部
機械情報工学科助手
正
瀬 戸 口 俊 明
名
氏
名
職
名
水
谷
八
郎
通産省工業技術院
機械技術研究所基礎機械部
設計工学課長
宮
島
省
吾
東京大学生産技術研究所
第 2 部前回研究室助手
佐賀大学理工学部
機械工学科助教授
内湾環境改良技術研究会
氏
名
委 員 長
矢 野
職
名
氏
職
弥
四 日 市大学経済学部教授
中 田 喜 三 郎
委 員
田
ー
紀
大阪市立大学工学部
土木工学科河海工学研究室教授
中
田
山
元
彦
水産庁養殖研究所
環境管理部環境動態室長
古
谷
杉
名
- 94 --
英
名
工業技術院
資源環境技術総合研究所
環境影響予測部主任研究官
昭
東京大学海洋研究所
資源環境部助教授
研
三重大学海洋生産学部
基礎生産学教授
深層水高度利用技術研究会
氏
職
名
委 員 長
梶 川 武
信
湘南工科大学教授
委 員
楠 回
ー
高知大学農学部教授
淳
南西海区水産研究所
外海調査研究部長
小
理
坂
名
氏
職
名
高
橋
正
征
東京大学理学部助教授
西
島
敏
隆
高知大学農学部教授
古
樺
徹
日 本栽培漁業協会参事
名
養殖海域 に お け る海底 ク リ ー ン シ ス テ ム研究推進委員会
氏
職
名
名
職
名
氏
名
委 員 長
岡 田 光
正
広島大学工学部教授
甲 斐 源 太 郎
委 員
信 JII
海洋科学技術 セ ン タ ー
海域開発研究部長
寿
広島大学工学部教授
伊
藤
信
夫
松
田
治
広島大学生物生産学部教授
海洋科学技術セ ン タ ー
海域開発研究部研究主幹
清
水
輔
広島県立大学生物資源学部教授
4冨
本
忠
義
広島県商工労働部工業技術課課長
大
下
巌
広島県立西部工業技術セ ン タ ー
所長
木
原
敏
博
広島県保険環境セ ン タ 一所長
猪 子 嘉
生
広島県水産試験場長
浩
川 名 吉 一 郎
本
城
凡
夫
中国工業技術試験所海洋開発部長
南西海区水産研究所
赤潮研究部海況動態研究室長
Fhu
n汐
4.
予算 ・ 決算表
表ー 1
収
〈続き〉
平成4 事業年度収入決算額
表一 1
平成4 事業年度収入決算額
(単位 : 円 〉
(単位 : 円〉
入
分
区
〔出資金部門 〕
(款) 出
資
金
収予
算
入額
収決
定
演
入額
額
差
12,252, 148,000
12,235,797,162
ム
16,350,838
(款) 事業外収入
1 1 ,783,433,000
1 1 .434,177 ,800
ム
349,255,200
(項) 雑 収
(項) 政府出資金
〈目〉 政 府 出 資 金
1 1 ,223,000,000
。
11 ,223 ,000,000
(項) 民間出資金及び寄付金
560,433,000
211, 177β00
410,763,000
508,122,647
( 目 〉 共用施設収入
51,500,000
3,102,061
ム
48,397,939
(目) 研 修 収 入
16,210,000
8,435,777
ム
7,774,223
( 目 ) 情報業務収入
515,000
282,434
ム
232,566
〈 目 ) 受託業務収入
237,513,000
294,122,332
56,609,332
( 自 〉 地域共同研究分担金
103,627,000
200,000,000
96,373,000
1,398,000
2, 180,043
782,043
54,526,000
79,410,7 51
24,884,751
28,358,000
44,339,505
15,981 ,505
入
26,168,000
35,071,246
8,903,246
金
3,426,000
214,085,964
210,659,964
1 ,867,343,000
1,839,292,261
ム
28,050,739
1 ,858,162,000
1,830,347,000
ム
27,8 15,000
1 .818,16 2,000
1 ,790,347,000
ム
27,8 15 ,000
40,000,000
40,000,000
〈 目 ) 民間出資金及び寄付金
分
区
ム
収
予
算
入
額
収
決定
済
入
額
額
差
235,739
9,181 .000
8,945,261
(目) 住宅貸付料
1,672,000
4,793,951
(目〉 保 険 料 収 入
4 , 593,000
4,138,710
ム
454,290
(目) 雑
2,916,000
12,600
ム
2,903.400
14,119.491 ,000
14,075,089,423
入
入
ム
3,121.951
349,255,200
(款) 事 業 収 入
(項〉 事 業 収 入
(目) 雑
収
入
(款) 事業外収入
97,359,647
(項) 預 金 利 子
(目) 預 金 利 子
(項) 雑
収
(目) 雑
(款) 繰
収
越
(項〉 繰
入
金
越
(自) 繰
金
越
〔補助金部門〕
(款) 楠
助
金
(項〉 国庫補助金
(目) 国 庫 補 助 金
(項) 民間寄付金
(自) 民間寄付金
。
戸O
Qd
"Ê
コ
h
- 97 ー
ム
44,401.577
表
-
平 成 4
2
事 業 年 度
支 出 決 算 額
(単位 : 円 〉
出
支
区
分
支
予算
出
額
前年度 よ り
の繰 越額
予
使
弾力条 項 に
よ る 増額
備
用
流
費
額
増
ム減
用
額
12,252,148,000
210,557,900
168,901,332
。
。
5,815,032,00。
202,390,000
96,373,000
。
。
〈 自 〉 深海調査技術開発費
2,428,992,000
。
。
。
。
( 目 〉 深海調査研究開発費
256,658,000
50,000,000
。
。
。
( 自 〉 深海環境研究開発費
1 , 968,774,000
35,000,000
。
。
。
( 目 ) 海域利用研究開発費
414,359,000
38.390,000
96,373,000
。
。
( 目 〉 海洋観測研究開発費
746,249,000
79,000,000
。
。
。
502,968,000
8,167 ,900
。
。
。
〔出資金部門〕
(項〉 研究開発費
(項〉 共通研究費
(目〉 一
般
研
究
費
172,500,000
8, 167,900
。
。
。
(目〉 調
査
研
究
費
3,9関,000
。
。
。
。
(自) 共
同
研
究
費
326,510,000
。
。
。
。
5,228,282,000
。
72,528,332
。
。
(項) 業務運営費
(目) 研
修
事
業
費
1 1 ,450,000
。
。
。
。
(目) 情
報
業
務
費
134,773,000
。
。
。
。
(目) 特 定 装 置 運 営 費
167,675,000
。
。
。
。
(自) 工業所有権管理費
2,311 ,000
。
。
。
3,742,000
(目) 成
果
普
及
費
6,301 ,000
。
。
。
。
(目〉 受 託
業
務
費
221 ,594,000
。
72,528,332
。
。
〈目) 技
指
導
費
1,100,000
。
。
。
。
〈自) 船 舶 運 用 業 務 費
4.683,078,000
。
。
。
ム 3.742,000
669,223,000
。
。
。
。
術
支
出
予
算 現 額
支
翌年度
への
越 額
定 済額
出
決
不
繰
用
額
12,631 ,607,232
11 ,291 ,310,737
938,035,600
402,260,895
6,1 13,795,000
5,773,990,112
294,413 ,000
45,391,邸8
2,428,992,000
2,428,211,961
。
780,039
306,6日,000
267,037,682
39,420,000
200,318
2,003,774,000
1,944,563,814
44,000,000
15,210, 186
549,122,000
382,561,530
160,993,000
5,567,470
825,249,000
751,615,125
50,000,000
23,633,875
5 1 1 , 135,900
271, 159,622
。
239,976,278
180,667,900
180,61 1 ,015
。
56,885
3,9回,000
3,957,952
。
48
326,510 ,000
86,590,655
。
239,919,345
5,300,810,332
5,219,131,717
。
81 ,678,615
1 1 ,450,000
6,747,409
。
4,702,591
134,773,000
133,204,030
。
1 ,568,970
167,675,000
99,379,726
。
68,295,274
6,053,000
6,052,073
。
927
6,301,000
6,298,411
。
2,589
294, 1 22,332
288,168,137
。
5,954,195
1 , 100,000
。
。
1, 100,000
4,679,336,000
4,679,281.931
。
54,069
669,223,000
15,405,403
643,622,600
10,194,997
30, 155,000
7,492,186
。
22,662,814
6,4邸 ,000
4,131,697
。
2,356,303
(項〉 共通施設等建設費
(目〉 施 設 等 建 設 費
(項) 用地設備費
(目) 用
設
備
費
30,155,000
。
。
。
。
施
設
費
6,488,000
。
。
。
。
地
(項) 施 設
(目) 管 理
費
- 98 ー
- 99 -
備
( 目 ) 船舶運用業務費用か ら
( 目 ) 工業所有権管理費へ
考
3,742,000円流用
ム3,742,000円流用
表 - 2
平 成
4
事 業 年 度
支 出 決 算 額
( 続 き 〉
(単位: 円 〉
分
区
〔補助金部門〕
(項) 役職員給与
支
予算
弾力条 項 に
よ る 増額
前年度 よ り
の繰 越額
額
出
備
使用
予
流
用
増ム減 額
費
額
支
出
予算現 額
支
決定済 額
出
翌年度 へ の
繰 越 額
不
用
額
備
1,867,343,000
。
。
。
。
1,867,343,000
1 ,834,029,808
。
33,313,192
1,388,174,000
。
。
。
。
1 ,388,174,000
1 ,377 ,551,033
。
10,622,967
(目) 役
員
給
与
107,498,000
。
。
。
。
107,498,000
105,449,273
。
2,048,727
(目) 役
員
給
与
1,280,676,000
。
。
。
。
1 , 280,676,000
1,272,101 ,760
。
8,574,240
207,069,000
。
。
。
。
207,069,000
188,995,443
。
18,073,557
〈項) 共 通 経 費
(目) 退
職
金
61,917,000
。
。
。
。
61,917,000
45,090,700
。
16,826,300
(目) 福
手IJ
費
145, 152,000
。
。
。
。
145, 152,000
143,904,743
。
1,247,257
271,570,000
。
。
。
。
271,570,000
266,953,333
。
4,616,667
(項〉 一般管理費
(目) 厚
生
費
7,057,000
。
。
。
。
7,057,000
7,056,73 5
。
265
(目〉 管
理
費
264,513,000
。
。
。
。
264,513,000
259,896,598
。
4,616,402
費
530,000
。
。
。
。
530,000
529,999
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
14,1 19,491 ,000
210,557,900
168,901,332
。
。
14,498,950,232
13, 125,340,545
938,035,600
435,574,087
(項) 交
際
費
(目) 交
(項) 予
費
計
- 100 ー
nu
i
L
口
備
際
考
表 - 3
財 務 諸 表 (a)
貸
f並
日
対
昭
表
平 成 5 年 3 月 31 日 現 在
資
科
目
.
T
流
動
現
資
2,362,994
金
160,853,697
固
定
構
械
船
車
工
両
.
資
.
装
具 ・ 器
搬
具 ・ 備
土
建
設
勘
仮
(
27,628,981,421
産
築
運
固
27,658,853,617
産
建
機
預
益
資
形
未
収
定
有
未
収
物
920,859,136
物
957,536,269
置
636,261,519
舶
14,475,253,328
具
18,415,926
品
2,1 23,668,473
地
2,309,231,910
定
6,187,754,860
形
固
定
資
権
7,991 ,604
工 業 所 有 権 仮 勘 定
1 1 , 267,821
そ の他 の 無 形固定資産
175,120
エ
業
所
有
金
敷
資
産
コ
主
』
E
32,132,059,545
負
金
額
円
金
1 ,348,544,393
用
2,088,453,341
金
30,113,362
{責
負
101,115 ,502
資 産 見 返 寄 付 金
100,133,369
計
コ
i
E
L
債
負
(3,568,226,598)
)
93,820,191,500
金
本
政
府
出
資
金
93,790,191 ,500
民
間
出
資
金
30,000,000
資
債
ム
金
損
本
剰
余
損
金
3,149,972,348
金
ム68,406,330,901
繰
越
欠
損
金
ム59,232,351,571
当
期
損
失
金
ム 9, 173,979,330
.
円
3,467 , 1 1 1 ,096
』
'É
コ
本
資
本
計
ム
Eコ
65,256,358,553
)
(28,563,832,947)
計
32,132,059,545
(注) 有形固定資産の減価償却累計額は、 29,603,220,530円であ る 。
- 102 -
部
982,133
10,437,651
計
費
り
欠
(
の
資 産 見 返 補 助 金
欠
10,437,651
投 資 そ の 他 の 資産
fム
定
資
19,434,545
産
本
{責
負
払
資
無
資
目
動
826,092
23,440,824
収
流
金
用
び
円
4,285,722,321
費
及
円
金
払
未
固
円
4 , 473,205,928
掛
未
科
額
産
預
債
負
部
金
円
金
7念
で1Z=
目リ
の
産
- 103 ー
表 - 3
財 務 諸 表 (b)
益
損
自
至
科
目
経
収
常
入
288,168,137
国 庫 補 助 金 収 入
1 ,785,084,547
託
収
業
務
収
入
204,585 ,411
資産見返補助金戻入
422,187
資産見返寄付金戻入
46,688,510
付
金
業
事
収
外
収
雑
経
常
事
業
,息
44,339,505
益
55,949,728
費
関
発
費
1 ,201 ,437,550
共
通
研
b
q
プ
し
費
180,528,097
研
{彦
事
業
費
5,224,039
情
報
業
務
費
1 14,911 ,506
受
託
業
手寿
費
288, 168,137
業
務
費
4,660,981 ,846
立
理
費
22,142,966
施
設
般
管
存国
理
手IJ
思リ
特
取
�
特
保
別
一
般
管
理
費
1 ,833,730,048
減
価
償
去H
費
3,466, 339,032
- 1 04 一
円
t員
険
5,587,556
金
45,342,005
失
固 定 資 産 除 却 損
12,302,588
財
33,039,417
産
期
臨
損
時
失
損
円
5,587,556
失
9 , 173,979,330
金
5,300, 069,080
費
額
益
6,473,394,141
用
qブ�
戸'"品
円
11 ,773,463,221
研
運
金
目
円
当
用
費
科
100,289,233
益
手IJ
取
受
匡ヨ
2,639,238,340
214,000,315
寄
一
円
入
受
三盆
客員
益
業
事
算
平成 4 年 4 月 1 日
平 成 5 年 3 月 31 日
金
円
計
一 1 05 -
5.
(1)
役員 ・ 主要職員名
役員
(平成5年3月31 日現在)
名
役
バ
z
2
z
h
z
理
事
理
.名
氏
長 (非常勤)
手話
諜
長
石
塚
事
林
11
石
11
林
作
興
一
貫
正
夫
進
井
陣
//
(非常勤)
関
//
//
横
回
公
男
//
//
萩
原
幸
男
岡
田
島
田
監
事
//
(非常勤)
厚
(2) 幹部職員
久
英
雄
(平成5年3月31日現荏)
職
役
氏
名
総
務
部
長
志
村
光
雄
.t:.
画
部
長
大
森
勝
良
長
堀
田
深 海 開 発 技 術 部 長
倉
回
俊
夫
海 洋 観 測 研 究 部 長
中
西
俊
之
海域開発利用 研究部長
甲
運 航 部 長 事 務 取 扱
林
人
A
深
海
研
究
部
斐
- 106 ー
宏
源
太
良R
嘩
6.
研究開発テ ー マ リ ス ト
項
目
CP.T. : フ。 ロ ジ ェ ク ト チ ー ム 〕
実施年度 |
担当部 ・ 室
備
プ ロ ジ ェ ク ト研究
(1 )
① 深海調査研究
8.57--
深
海
研
qブ�
部
② 深海の物質循環に関する研究
H. 4--
深
海
研
qプ�
部
③ 10,OOOm級無人探査機の開発
8.62--H. 5
無 人 探 査 機 開 発 P.T.
④ 無人探査機支援関連装置製作装備
日 3--H. 4
無 人 探 査 機 開 発 P.T.
⑤ 無人探査機の研究
8.62--H. 4
深 海 開 発 技 術 部
⑥ 深海潜水調査船 シ ス テ ム の研究開発
S.57---
深 海 開 発 技 術 部
⑦ 深海掘削船 シ ス テ ム の開発研究
日. 2--
深 海 開 発 技 術 部
③ 深海環境の研究開発
H. 2--
深海環境 プ ロ グ ラ ム推進課
⑨ 深海総合研究棟の建設
H. 3--H. 5
深海総合研究棟建設推進室
⑬ 海域制御技術の研究開発
8.62--
海 域 開 発 研 究 部
⑪ 海洋 エ ネ ル ギ一利用技術の研究開発
S.62--
海 域 開 発 研 究 部
⑫ 海中作業技術の研究開発
8.51--
海 域 開 発 研 究 部
⑬ 海洋 自 動観測技術の研究開発
H.元~
海 域 開 発 研 究 部
⑬ 海洋 レ ー ザ観測技術の研究開発
S.52--
海
⑮ 海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー技術の研究開発
H.元~
海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ -P.T.
⑮ 海洋広域観測技術の研究開発
8.52--
海
洋
研
⑪ 海洋観測 の シ ス テ ム化に関する研究
8.52--
海
洋
研
今7恒ù
⑬ 北太平洋 ・ 北極海域総合観測研究
H. 3--
海
洋
研
qプ�
⑬ 地域共同研究開発
8.63--
企画部計画管理課
H . 4--
深
② 深海生物の基礎研究
H . 4--
深 海ロ研 究部 ・
ム深推海 環 境
課
進
プ
グ ラ
③ 深層水有効利用に関する研究
日 . 3--
海 域 開 発 研 究 部
④ サ ン ゴ礁海域の炭素循環過程に関す る 研究
H. 3--
海 域 開 発 研 究 部
⑤ 海洋大循環数値模型の研究
H. 3--
海
⑥ 人工衛星に よ る 海洋総合観測 シ ス テ ムの研究
日 4--
海洋観測衛星利用研矧�P.T
⑦ 海洋観測 ブ イ シ ス テ ム の研究開発
H . 4--
深開
海 発 技 術部 ・ 海 洋
企画課
研 究部 ・ 企 画 部
① 懸濁物の海底挙動 に関す る 基礎研究
H. 2--H. 4
深
海
研
qア1E
部
② 深海底境界層内の物理構造の研究
H. 3--
深
海
研
究
部
③ 前弧の蛇紋岩海山の成因
日 4--
深
海
研
q
プhL
部
④ 有人潜水調査船の 着水揚収装 置 の 自 動化 に 関 す る 研究
H.元....H
.__ . 4
深 海 開 発 技 術 部
⑤ 無人潜水機の自律機能に関す る 基礎的研究
日 2--
深 海 開 発 技 術 部
⑤ 位相 制 御 に よ る ア ク テ ィ ブ 指 向 特性 制 御 に 関 す る 研究
H. 3--H. 4
深 海 開 発 技 術 部
⑦ 海中の音響信号の符号化に関する研究
H . 3--
深 海 開 発 技 術 部
(2)
洋
研
し
勿
プ
b
qプ�
部
部
部
部
特別研究
① 太平洋プ レ ー ト 沈み込み域に関する研究
海
洋
研
研
究
ワ7匂
ù
部
部
(3) 経常研究
考
欄
nυ
噌'ム
項
目
③ 能及び
マルチ海ナ底検出法に
ロ ー ピーム音関響す測る 研深機
究のサイ ド ス キ ャ ン機
⑨ 無人潜水機自動航行システムの研究開発
⑮ GPSによる精密測位技術とその応用に関する研究開発
⑪ 大気一海洋間相互作用観測システムのための基礎研究
⑫ 海面高度に対する海上風の影響に関する研究
⑬ 海水浄化技術の研究開発
⑭ 大陸棚生物資源、の調査及び管理技術に関する研究
⑮ 高圧海底空間の総合温熱環境指標に関する研究
⑮ 海底境界層における海水等サ ンプ リ ング手法の研究
⑪ 加減圧時の循環機能に関する研究
⑬ 音声指令による無人探査機の操作に関する研究
⑬ ス ーパーハープカ メ ラ によ る遠方監視技術の研究
(4)
実施年度
H.4-H.4-H. 2--H.4
H. 2--H. 4
H.4H.3H. 3-H. 2-H. 3-H. 3-日. 3-H. 4--
担当部 ・ 室
深海開発技術部
深海開発技術部
P. T.
G P S
海 洋 研 qブi: 部
海 洋 研 qプi: 部
海域開発研究部
海域開発研究部
海域開発研究部
海域開発研究部
海域開発研究部
運航部 ・ 深海開発技術部
運航部 ・ 深海開発技術部
H. 2--H. 4
H . 3H. 4-H. 3--H. 4
H.4H. 2-H. 4
H. 2--H. 4
H.2--H. 4
H. 2--H. 4
H. 3-H. 4-H. 4--
深 海 研 qプi: 部
深 海 研 qプi: 部
深 海 研 qプi: 部
深 海 研 7勿恒 部
深海開発技術部
深海開発技術部
深海開発技術部
深海開発技術部
深海開発技術部
深海開発技術部
深海開発技術部
深海開発技術部
日本飛行機側
三井造船側, 側フ ジ ク ラ
日 2-H. 2--H. 4
S.63--H. 4
H. 3--H. 4
H.2--H. 4
H. 3--H. 4
H. 2--H. 4
開深発研海開発究技術部
部 ・ 海域
海域開発研究部
海域開発研究部
海域開 発研究部
海域開発研究部
海域開発研究部
海域開発研究部
水産庁養殖研究所日光支所
三菱重工業側
清水建設側 ,ク ロ レ ラ工業
船
, 産附
側
側, 回日 本崎水側真珠, 日本郵
川崎重工業側
大成建設側
Hawaii大学
情)富山潜水サ ー ビス
共同研究 (備考欄は共同研究相手先)
⑬ 減圧症動物の生化学動態の変化と 汎用減圧表の有効性について
⑬ 大気圧潜水システムの海域試用実験
L
凸O
AU
① 深海底直上に生息する動物プラ ン ク ト ンの生物学的研究
② 深海底試料の化学組成に関する研究
③ 鹿児島湾における “た ぎり" 現象の研究
④ 燃料電池によ る深海底発電システムに関する研究
⑤ 細径ケー プル無人潜水機の運用に関する研究
⑥ 度測定法に関する研
マルチナ ロ ー ビーム 音,�響測深機器による海底反射強
プ
⑦ UROVの機能向上に関する研究
③ ROV用水中動力源の研究開発
⑨ 7.k中光フ ァ イ パセ ンサの研究開発
⑩ 音響信号による海中機器の通信 ・ 制御に関する研究
⑪ 自律型無人潜水機の誘導制御に関する研究
ン- 3 すK用
⑫ 明及び
ドルフ 対ィ策に関
るテザーケー
研究 プルの損傷の原因究
お盆け形る態海洋の調調査
手究法 を用 いた さ け ・ ます
⑬ 類中禅資寺湖源及にび湖
査研
⑬ 沿岸海域底質改良技術の研究
⑮ 深層水有効利用技術の実用化に関する研究開発
⑮ 大深度海域の生物資源管理手法の研究
⑫ 人工気候室における総合温熱感覚指標の評価
備
考
欄
洋研究所, 倉山西大業
側化学分析コ ンサルタ ン ト
玉川大学, 鹿児島大学
海学
東浜
横
尽大
国学
立大
石川島播磨重工業側
福井県
古野電気附
住友電気工業側
=菱重工業側
住友電気工業側
日本電気側, 住友電気工業側
項
目
@ 実験動物によ る減圧症モデルの作成
@ 高圧利尿に関する腎交感神経活動に関する研究
@ 潜降浮上型人工海底の長期実用化研究
@ 高圧環境暴露での骨変化の画像工学的研究
@ 海洋観測 ・ 研究に対する人工衛星デー タ の応用化
@ 全球規模海洋構造及び海洋諸現象の解明
(5) 受託研究 (備考欄は受託研究委託者)
① 浅海域における海底地形及び海象の影響調査
② 縁同辺海研究における物質循環機構の解明に関する国際共
③ 海嶺におけるエネルギー ・ 物質フ ラ ッ ク スの解明に関する調査
④ ミ ド リ イ ガイ の生態 と棲息環境に関する調査研究
⑤ 熱帯域海洋混合層における熱輸送の精密観測研究
⑥ フ ィ リ ピン東方海域の詐昼変化の観測研究
⑦ 北関極す域る観に測お研け究る水圏の熱, 水及ひe物質の輸送過程に
⑧ 海洋観測における リ モ ー ト セ ン シ ン 舛l聞の高度化に関する研究
調査研究
① 海洋新動力 システムの動向調査
② 地域特性を生か した海洋開発の可能性に関する調査
③ 海中 ・ 海底ア ク セス ・ 作業技術及びニーズに関する調査
④ 海中遠距離超音波デー タ伝送技術に関する調査
(7) その他 (国際共同研究)
① 深海調査システム及びそのデー タ処理に関する研究
② 大陸棚斜面域の地質現象と海洋現象の相互作用の研究
③ 自律型無人潜水機に関する研究
実施年度
日 2--H.4
日 3......
H. 4-H. 4-H. 4-H. 4--
8.63-H. 4-H. 4
H. 3--H. 4
8.62--H. 4
H. 2....H
.. . 4
H. 2-H. 4--
担当部 ・ 室
海域開発研究部
海域開発研究部
海域開発研究部
海域開発研究部
海 洋 研 qプbし 部
海 洋 研 究 部
H. 2--H.4
H. 4
H. 4--
H. 2--
H . 4-H.元~
欄
W歯科18C大on学si,n 大川学蔦.整東形京外医科科病
院 鹿児 島大学
香川医科大学
岩手県林業合水産部, 綾里漁
業同協 組
神奈川歯科大学
宇宙開発事業団
防災科学技術研究所
深 海 研 qプ){'; 部 日本原子力研究所
研深海究研究部
部 ・ 海域開発 科学技術庁研究開発局
深 海 研 プ,升し 部
海 域 開 発 研 究 部 電源開発側
海 洋 研 qプ){'; 部 科学技術庁研究開発局
海 洋 研 qプb 部
海 洋 研 ブ勿){'; 部
海 洋 研 qプ){'; 部
ヨ
し
11
//
ノノ
〆ノ
(6)
H.元.......,H . 4
考
備
深海開発技術部
情
報
部
海域開発研究部
海 洋 研 � 部
深 海 研 のプhし 部
深 海 研 究 部
深海開発技術部
Qd
nu
7.
研究発表等
(1992年 l 月 1 日 か ら 1992年12月 3 1 日 の聞に. 紙上に掲載された もの。)
(1 )
深海研究部
1)
秋元和賞, 田中武男. 服部睦男. 1992:
r深海オ ア シ ス 」 の有孔虫 ー メ タ ン含有底層水産底生有孔虫
種の発見一. JAMS1'EC. 4 (1), (通巻13), 9-11.
2) AOKI 1'aro, Satoshi 1'SUKIOKA and Mutsuo HA1'1'ORI, 1992: Development of Experimental
Optical Fiber Cable ROV "UROV". Proc. OCEANS'92.
3) AUZENDE Jean-Marie, Manabu 1'ANAHASHI, Valerie BENDEL, Katsunori FUJIKURA, Patrick
GEIS1'DORFER, Eulalia RACIA-MON1', Masato ,JOSHIMA, Kiyoyuki
KISIMOTO,
Kyohiko
MITSUZA WA, Mitsuryo MURAI, Yukihiro NIJIRI, Helene ONDREAS, Christelle PRA1'T and
Etienne RUELLAN, 1992 : Preliminary Results of Shinkai 6500 Dives on the North Fiji Basin
Ridge (SW Pacific) ・S1'ARMER-. C. R. Acad. Sci. Paris, t.314, Serie II, 491-498.
4)
AUZENDE Jean-Marie, Tetsuro URABE, Manabu 1'ANAHASHI, Etinne RUELLAN, Aline
FIALA-MEDIONI, Katsunori FUJIKURA, Patrick GEISTDORFER, D. GRIMAUD, Jun・ichiro
ISHIBASHI, Masato JOSHIMA, Kiyoyuki KISIM01'O, Shigeo KOJIMA, P. MAILLE1', 1'akeshi
MA1'SUM01'O, Kyohiko MI1'SUZAWA, Mitsuryo MURAI, Jiro NAKA, P. H. NARGEOLE1',
Yukihiro NIJIRI, Suguru OH1'A, V. PRANAL and Christelle PRA1'1', 1992: Japanese Submersible
Explores the North Fiji Basin. EOS, 73(1 1), 116-117.
5) 遠藤圭子, 橋本 惇, 藤倉克買IJ. 内田徹夫. 1992 : 相模湾初島沖, シ ロ ウ リ ガ イ 群集棲息域付近の黄
褐色泥土 よ り 採集 さ れた腹足類 似eogastropoda, 1'urridae) の エ ラ の超徴形態観察に基づく 一考察. 第
8 回 しんかい シ ン ポ ジ ウ ム報告書. 3幻-333.
6)
藤倉克則, 橋本
惇, 服部睦男. 1992: 駿河湾で初めて発見された シ ロ ウ リ ガイ 群生地. 第 9 回 し ん
か い シ ン ポ ジ ウ ム予稿集. 83-84.
7) FUJIKURA Katsunori, Jun HASHIM01'O, Deep-Sea Research Group and 1'akashi OKU1'ANI,
1992: Some Gastropods Distributed at Steep/Vent Communitics around Japan. Abstracts of Con­
tributed Papers at the 1992 Annual Meeting of the Mala ological Society of Japan at Kobe City,
c
16.
8) 藤倉克則, 橋本
惇, 深海調査グループ, 奥谷喬司. 1992: 日本周辺の熱水噴出域, 冷水湧出域に分
布す る腹足類. 1992年度 日本貝類学会予稿集. 16.
9) 藤倉克則. 橋本
惇, 瀬川
進. 1992: 海形海山 (熱水噴出域) に生息する ユ ノ ハ ナ ガ ニ (仮称) の
代謝. 第 9 回 し んかい シ ン ポ ジ ウ ム予稿集. 52・53.
10) 藤倉克員IJ. 橋本 惇, 瀬川 進. 1992: 熱水噴出孔生物の代謝測定手法の検討. 第 8 回 シ ン ポ ジ ウ ム
報告暫. 335・342.
1 1 ) 藤倉克則, 橋本 惇, 服部睦男. r し んかい2000J 運航チーム , 深海調査 ク'ループ. 1992: 駿河湾で初
めて発見された シ ロ ウ リ ガイ 群生地. 第 9 回 しんかい シ ン ポ ジ ウ ム予稿集. 83-84.
12)
FUJIOKA Kantaro, Akira NISH1MURA, Yoshiko MA1'SUNO and Rodolfo S. KELV1N , 1992:
Correlation of Quaternary tephras throughout the 1zu-Bonin areas, 1n 1'aylor, B., Fujioka, K . ,
et aJ., Proc. ODP, Sci. Results, 126: College Station, 1'X (Ocean Drilling Program), 23-45.
13) FUJ10KA Kantaro, Yoshiko MA1'SUNO, Ak i ra NISHIMURA, Masato KOY AMA and Rodolfo
S. KELVIN, 1992: 1'epharas of the 1zu-Bonin forearc (Sites 787, 792. and 793), 1n 1'aylor, B.,
t
i
Fujioka, K . , et a1., Proc. ODP, Sci. Res u l s , 126: College Sta ion , 1'X (Ocean Drilling Program ) ,
47-74.
14) FUJIOK八 Kantaro and Saneatsu SA1TO, 1992: Composition of heavy minerals from sands and
sandstones 01' the lzu-Bonin Arc, Leg 126, 1n 1'aylor, B., Fujioka, K . , et a l . , Proc . ODP , Sci.
ResuJts, 126:College Station, TX (Ocean Drilling Program), 155-169.
- 110 -
15) 藤岡換太郎, 門馬大和, 松本 剛. 満揮巨彦, 深海研究グループ, 1992: 海洋科学技術セ ン タ ーの 深
海研究計画. 月間海洋, 24(9), 5槌-591.
16) FUJIWARA Yoshihiro, Tamio HIRABAYASHI and Jun-Ichi MIYAZAKI, 1992: Search for Factors Related to Sex Differentiation in Fish. Zoo1. Sci., 9, 1173.
17) HASHIMOTO Jun, Katsunori FUJIKURA and Suguru OHTA, 1992: Vent and Seep Communi・
ties around Japan. Abstract papers, the 29th International Geology Congress, 2, 366.
18) 橋本 惇, 藤倉克則, 官木太郎, 1992: 熱水噴出孔, 冷水湧出帯生物群集研究の現状と吸引式深海生
物採集器の開発. 第17回研究発表会要旨集, 21-25.
19) 橋本 惇, 藤倉克JlIJ, 青木太郎, 月丘 哲, 1992: í しんかい2000J 用吸引式深海生物採集器 (ス ラー
プガン) の開発. 第 8 回 しんかい シンポジウム報告書, 367・372.
20) 橋本 惇, 1992: 日本周辺の熱水噴出孔 ・ 冷水湧出帯生物群集. 月間海洋, 24(12), 724・730.
2 1 ) 橋本 惇. 藤倉克則, 1992: 水曜海山, 木曜海山, 日光海山における熱水噴出孔生物群集. 第 9 回 し
んかいシ ンポジウ ム予稿集, 48-51.
22) 橋本 惇, 1992: 深海の温泉にすむユノ ハナナガニ. 週間朝日百科, 881, 69, 282.
23) 服部睦男, 橋本 惇, 藤倉克則, 蟹江康光, 1992 : 相模湾, 駿河湾産 シ ロ ウ リ ガイ (Calyptogena
soyoae) の産出状況と殻の形態計測 第 9 回 しんかい シ ン ポ ジ ウ ム予稿集. 85-88.
24) 服部睦男, 蟹江康光. 岡田尚武, 有馬 真, 1992: 相模湾, 相模海丘の地質. 第 8 回 しん かい シ ンポ
ジウ ム報告書. 185-192.
25) HATTORI Mutsuo, 1992: Scientific Applications of the Deep ROV DOLPHIN-3K and Geology
of Okinoyama Bank Chain Sagami Bay, Central Japan. Poster Session, 29th IGC, Kyoto.
26) HATTORI Mutsuo, 1992: Operational experiences ont he 3,300m deep ROV DOLPHIN-3K and
development of the l1,OOOm deep submergence ROV "KAIKO". Proc. Workshop on Global Under­
sea Res, Prog. Held in JAMSTEC.
27) HIRATA N., N. TAKAHASHI, T. AMISHIK, H. KATAO, Y. KAIHO, S. KASHIWABARA, R.
HINO, H. BABA, H. SHIOBARA, S. KORESAWA, M. SHINOHARA, A. KUBO, T. KANAZAWA,
J. KASAHARA and H. KINOSHITA, 1992 : Report on DELP 1989 cruises in the TTT Junction
Areas part 2 : Upper Crustal Structure near the Trench-Trench-Trench Junction off the Boso
Peninsula, Japan. Bull. Earthq. Res., 66, 479-512.
28) 本多牧生, 橋本 惇, 仲 二郎, 田中武男, 堀田 宏, 1992: 深海におけ るC02ハイ ド レ イ ト の 形成
と液体CO2と海水の密度の逆転 : í しんかい6500J による実験的研究. 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報
告, 27, 1-17.
29) KAMIMURA Kazuo, Hiroyuki FUSE, Osamu TAKIMURA, Yukiho YAMAOKA, Kouichi
OHWADA and Jun HASAHIMOTO, 1992: Pressure-Induced Alteration in Fatty Acid Composition
of Barotolerant Deep-Sea Bacterium. Journa of Oceanography, 48, 93-104.
30) KANIE Yasumitsu, Mutsuo HATTORI and Yuki SASAHARA, 1992 : Two types of clam
communties in Sagami Bay, central Japan: geologic settings and the Tertiary records in the
Miura and Boso Peninsulas. Sci. Rept. Yokosuka City Mus., (40), 37-43.
31) KELVIN. S. Rodolfo, R. U. SOLDIUM, Akira NISHIMURA and Kantaro FUJIOKA, 1992 :
Major oxide stratigraphy of glass shards in volcanic ash layers of the Izu-Bonin arc-backarc
sites (Sites 788/789 and 790/791), In Taylor, B., Fujioka, K., et a1., Proc. ODP, Scí_ Results,
126:College Station, TX (Ocean Drilling Program), 505・517.
32) 木村政昭, 松本 剛, 中村俊夫, 大塚裕之, 西国史朗, 青木美澄, 小野朋典. 段野洲興, 1'992: 沖縄
ト ラ フ東縁ケ ラ マ鞍部の潜水調査ー ウ ルム氷期の陸橋か ? 一. 第 8 回 しんかいシ ンポジウ ム報告書, 107133.
33) KOBAYASHI Kazuo, J. ASHI, J. BOULEGUE, H. CAMBRAY, N. CHAMOT-ROOKE, H.
FUJIMOTO, T. FURUTA, J. T. IlYAMA, T. KOIZUMI, K. MITUZAWA, H. MONMA, M.
MURAYAMA, J. NAKA, M. NAKANISHl, Y. OGAWA, K. OTSUKA, M. OKADA, A. OSHIDA,
N. SHIMA, W. SOH, A. TAKEUCHI, M. WATANABE and T. YAMAGATA, 1992 : Deep-tow
- 111 ー
nL
survery in the KAIKO・Nankai could seepage areas. Earth and Planetary Science Letters, 109,
347-354.
34) 小坂丈予, 平林順一. 野上健治, 黒沢 誠, 橋本 惇, 1992:: 鹿児島湾北部の海底噴気ガス成分の変
化と火山活動の推移. 第8回しんかいシンポジウ ム報告書, 75必o.
35) KU Teh-Lung, Masashi KUSAKABE, Chris I. MEASURES, John R. SOUTHON and John S.
VOGEL, 1992: 同Be and 9Be Distributions in the South Atlantic During SAVE III. AGU Ocean
Sciences meeting in New Orleans.
36) KU Teh-Lung, Masashi KUSAKABE, John R. SOUTHON, and Chris I. MEASURES, 1992: Be
isotope systematics in seawater. 29th International Geological Congress in Kyoto, Japan.
37) KUDO Isao, Tomoyuki OHAYAMA, Shigeto NAKABAYASHI, Kenshi KUMA and Katsuhiko
MATSUNAGA, 1992 : Behavior and dynamic balance of managanese during spring bloom in
Funaka Bay, Japan. Mar. Chem., 40, 273-289.
38) KUMA Kenshi, Shigeto NAKABAY ASHI, Yoshihiro S.UZUKI, Isao KUDO and Katsuhiko
MATSUNAGA, 1992: Photo-reduction of Fe(III) by dussolvød organic substances and existence of
Fe(II) in seawater during spring blooms. Mar. Chem., 37, 15-27.
39) KUMA Kenshi, Shigeto NAKABAYASHI, Yoshihiro SUZUKI and Katsuhiko MATSUNAGA, 1992:
Dissolution rate and solubility of colloidal hydrous ferric oxide in seawater. Mar. Chem., 38, 133・
143.
40) KUSAKABE Masashi, 1992: 米国JGOFGS, EqPacプロ ジェ ク ト について. JAMSTEC, 4 (4), (通
巻16), 9-14.
41) LUO Shangde, Teh-Lung KU, Masashi KUSAKABE, Jim BISHOP, Yong-Liang YANG and Lei
WANG, 1002: Thorium Isotopes and Particle Dynamics in Equatorial Pacific Along 140' W.
American Geophysical union meeting in San Francisco.
42) MATSUMOTO T., 1992: Pseudo magnetic anomaly derived from satellite altimetry and its
application to the tectonics in the North Fiji Basin, Procedings, PORSEC・92.
43) MATSUOKA Hiromi and Kantaro FUJIOKA, 1992 : Morphomeric changes of the genus
Gephyrocapsa at Site 790, subtropical Pacific Ocean, In 1raylor, B., Fujioka, K., et al., Proc.
ODP, Sci. Results, 126:College Station, TX (Ocean Drilling Program), 263-269.
44) 松本 剛, 1992: 男鹿半島沖深浦小丘列におけ る海底重力測定一序報一. 第 8 回 しんかいシ ン ポ ジ ウ
ム報告書, 41-45.
45) 満津巨彦, 1992: 海形海山カルデラ内の流れ及ひ:7j(温の観測ー第560回潜航結果一 . 第 8回しんかい シ
ンポジウ ム報告書, 163・169.
46) 満津巨彦, 山口直樹, 深津理郎, 堀田 宏, 1992: 駿河 ト ラ フ における底層流の観測. 日本海洋学会
春季大会.
47) 満津巨彦, 深海理郎, 深海調査グルー プ, 1992: 駿河 ト ラ フ 海底直上における流れと濁度 の変動につ
いて. 日本海洋学会秋季大会.
48) MIYAZAKI Jun・Ichi, K. YAHATA, Yoshihiro FUJIWARA and Tamio HIRABAYASHI, 1992:
Tissue Specificity of Arthropod Tropomyosin. 2001. Sci., 9, 1141.
49) MIYAZAKI Jun・Ichi, Toshiki MAKIOKA, Yoshihiro FUJIWARA and Tamio HIRABAYASHI, 1992:
Tissue Specificity of Crustacean Tropomyosin., J. Exp. Zoo1., 263, 235・244.
50) MOMMA Hiroyasu and Takeo TANAKA, 1992: Long-term sea floor pbservations in ajamstec.
Workshop on Global Undersea Research Program.
51) NAKA Jiro, Kiyoshi OHTSUKA, Hiroyasu MOMMA and Hiroshi HOTTA, 1992: Detailed Geo­
logical Observations of Teishi Knoll Submarine Volcano, East of Izu Peninsula(abstract). AGU
Fall Meeting.
52) NAKABAYASHI Shigeto, 1992: Reduction of Fe(III) and I3xistence of Fe(II) in seawater during
spring blooms. (in Japanese). Hokkaido University.
53) 仲 二郎, 1992: 伊豆 ・ 小笠原弧背弧凹地内の小海丘の潜航調査. 第8 回しんかい シ ン ポ ジ ウ ム報告
舎.
229-236.
54) 根建心具, 小坂丈予. 野上健治, 橋本 惇, 藤倉克ftlJ. 三浦知之. 1992: 沖縄 ト ラ フ南奄西海丘の海
底熱水鉱床 一特に構成鉱物について一. 第 8 回しんかい シ ンポジウ ム報告舎. 95・106.
55) NISHIMURA Akira, Rodolfo S. KELVIN, Akiko KOIZUMI, Cill JIM and Kantaro FUJOKA,
1992 : Episodic deposition of Piliocene-Pleistocene pumic from the Izu-Bonin Arc, Leg 126, In
Taylor, B., Fujioka, K.,et al., Proc. ODP, Sci. Results, 126:College Station, TX (Ocean Drilling
Program), 3・21.
56) OGAWA Yujiro, Juichiro ASHI and Kantaro FUJIOKA, 1992: Vein structures and their tectonic
implications for the development of the Izu・Bonin forearc, Leg 126, In Taylor, B., Fujioka, K.,
et al., Proc. ODP, Sci. Results, 126:College Station. TX (Ocean Drilling Program), 195・207.
57) OKUTANI Takashi, Eiji TSUCHIDA and Katsunori FUJIKURA, 1992: Five Bathyal Gastropods
Living within or near the Calyptogena-Community of the Hatsushima Islet, Sagami Bay. The
Japanese Journal of Malacology, 51(3), 137-148.
58) OKUTANI Takashi, Jun HASAHIMOTO and Katsunori FUJIKURA, 1992: A New Species of
Vesicomyid Bivalve Associated with Hydrothermal Vents near Amami-Oshima Island, Japan.
VENUS (Jap. Jour. Malac.), 51, 4, 226・233.
59) OKUTANI Takashi and Katsunori FUJIKURA, 1992: A New Turrid Gastropod Associated with
Metachromatic Seabed near the Calyptogena-Community in Sagami Bay. The Japanese Journal
of Malacology, 51(1&2), 1・7.
60) SOH Wonn, Asahiko TAIRA and Takeo TANAKA, 1992: Geomorphology and sedimentary proc・
ess of a modern slope-type fan-delta, Suruga Trough, Japan. 29th IGC.
61) SUZUKl Yoshihiro, Shigeto NAKABAYASH1, Kenshi KUMA, Isao KUDO and Katsuhiko MATSU・
NAGA, 1992 : Stabilization and determination of Fe(II) in seawater and its concentration in
Harimanada. Bull. Japan. Soc. Fish. Oceanogr., 56(3), 271-275.
62) TANAKA Takeo, 1992: Quaternary Sedimentation processes in the southern Japan Sea. 2nd Int.
Conf. Asian Marine Geology. 03-7.
63) TANAKA Takeo, Jiro NAKA, Takeshi MATSUMOTO, Hiroyasu MOMMA, Hiroshi HOTTA,
Eiichi HONZA, Tetsuro URABE, Jean-Marie AUZENDE and Eitienne RUELLAN, 1992 : Micro­
topography of the spreading center of North Fiji Basin. 29th lGC.
64) TANAKA Takeo, 1992: Liquid C02 in the Okinawa Trough. Workshop on Global Undersea
Research Program.
65) TANAKA Takeo, 1992 : Japanese submersibles and scientific results. Techno-Ocean '92 lnter­
national Sympo.
66) 田中武男. 1992: 付加体. JAMSTEC, 4(4), (通巻16), 71-72.
67) 田中武男, 松本 剛, 堀田 宏, 徐 垣, 大塚謙一. John Milliman, 1992: 富士川 フ ァ ンデルタ の
海底微細構造とその形成過程について 第99回日本地質学会.
68) TOKUYAMA Hidekazu, Shin-ichi KURAMOTO, Wonn SOH, Sumio MIYASHITA, Tim BYRNE
and Takeo TANAKA, 1992 : Initiation of ophiolite emplacement : a modern example from
Okushiri Ridge, Northern Japan Arc. Marine Geology, 103, 323-334.
69) WATANABE Teruo, T. HIRAMA, Makoto YUASA, S. TERADA and Kantaro FUJI0KA, 1992:
Glass inclusions with microglobules in plagioclase and pyroxene phenocrysts of volcanis rocks
from the Bonin Arc, Leg 126, In Taylor, B., Fujioka, K., et al., Proc. ODP, Sci. Results,
126:College Station, TX (Ocean Drilling Program), 171・183.
70) XU Xiaomei, Honchung LI, Teh-Lung KU, Masashi KUSAKABE and John R. SOUTHON, 1992:
9Be and 10Be Distributions in Rains and Implication on the use of 10Be as a Precipitation
Proxy. American Geophysical union meeting in San Francisco.
71) YUASA Makoto, Teruo WATANABE, T. KUWAJIMA, T. HlRAMA and Kantaro FUJIOKA,
1992: Prehnite-pumpellyite facies metamorphism in oceanic arc basement from Site 791 in the
- 113 ー
Sumisu Rift, western Pacific, In Taylor, B., Fujioka, K., et al., Proc. ODP, Sci. Results,
126:College Station. TX (Ocean Drilling Program) . 185・193.
(後日和文化)
(2) 深海開発技術部
1 ) 網谷泰孝, 土屋利雄, 越智 寛, 1992: Webb社製海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ト ラ ン シ ー パ シ ス テ ム に つ い
て 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告. 27, 47-56.
2)
.
AOKI Taro, Satoshi TSUKIOKA, Mutsuo HATTORI, Tatsunori ADACHI, Naoto IETSUGU,
Tetsuji ITO and Toshihito NAKAE, 1992: Development of Expendable Optical Fiber Cable ROV
íUROVJ
,
OCEANS'92, The Oceanic Engineering Society of IEEE, Mastering the Oceans through
Technology, 813・818.
3) 背木太郎, 1992: 無人潜水機 「げんたつ500J の研究成果. セ ン タ ー ニ ュ ー ス 「なつ し ま J
121, 4-5.
4) 脅木太郎. 月 岡 哲, 服部睦男, 安達辰典, 家接直人, 伊藤哲ニ, 中江俊博, 1992: 細径ケ ー フ. ル無
人潜水機の研究開発. テ ク ノ オ ー シ ャ ン'92 国際 シ ン ポ ジ ウ ム . VI, 319-324.
5)
藤井弘道, 1992: 深浦開発技術部の歩み ・ 現状 ・ 将来計画. 第17回海洋科学技術 セ ン タ ー研究発表会
要旨集, 55-61.
6)
古谷啓太郎, 金広和彦, 中西俊之. 1992: 水中電動機の空中と水中におけ る雑音特性相関. 海洋音響
学会平成 4 年度研究発表会講習論文集, 79-82.
7) 長谷川秋雄, 菊池年晃, 中西俊之, 1992: 近距離音場音響ホ ロ グ ラ フ ィ . 日本音響学会平成 4 年度春
期研究発表会講演論文集, 2. 1029・1030.
8) 長谷川秋雄, 菊池年晃, 中西俊之, 1992: 音響放射イ ン ピー ダ ン ス の重ね合わせの原理. 海洋音響学
会平成4 年度研究発表会講演論文集, 71-74.
9) 岩井芳郎, 鷹尾伏 昭, 金子喜一. 1992: Key Technologies of 10,000m Class ROV System Under
Construction. ROV'92.
10)
中村敏明. 1992: 1 万 メ ー ト ル級無人探査機 「かいこ う」 用 ソ ー ナ ー の開発. セ ン タ ー ニ ュ ー ス 「 な
つ し まJ, 120, 4-5.
11)
中村敏明, 中西俊之, 土屋利雄, 森松秀治. 1992: 地層探査用送波器の背面遮音の一手法. 日本音響
学会平成 4 年度研究発表会講演論文集. 2, 1053-1054.
12)
中村敏明, 中西俊之, 土屋利雄, 森松秀治. 1992: 10.000m 級無人探査機用サイ ド ス キ ャ ン ・ ソ ー ナ ー
と サ プボ ト ム ・ プ ロ フ ァ イ ラ の送受波器. 海洋音響学会平成 4 年度研究発表会講演論文集. 17-20.
13)
中村敏明, 土屋利雄, 網谷泰孝, 越智 寛, 森松秀治, 1992: 1 万 m級無人探査機 「か い こ う J 用海
底探査 ソ ー ナ ーの開発. 海洋調査技術学会第 4 回研究成果発表会講演要旨集. 41・42.
中埜岩男, 土屋利雄, 網谷泰孝, 中西俊之. 山上信夫, 鎌 田 弘志. 1992: Giant Magnetostrictive
Acoustic Transducer and Its Application to Acoustic Monitoring of Oceans. 超磁歪国際 シ ン ポ ジ
14)
ウム.
15)
中埜岩男, 土屋利雄, 網谷泰孝. 1992: JAMSTEC's ocean tomography method. JASA.
16) 越智 寛, 土屋利雄, 中村敏明, 星清一郎, 許 正憲. 中西俊之, 橋本菊夫, 高橋雅彦. 1992:
íよ
こすかJ の音響機器の台深度 (マ リ ア ナ海溝域) におけ る性能試験結果. 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究
報告, 27, 81・88.
17) 越智 寛, 土屋利雄, 網谷泰孝, 鈴木道也, 根岸 悟. 1992: Study on Color Video Pictures Trans­
mission by Digital Acoustic Signal. PORSEC '92 予稿集, 132・137.
18)
大林一洋, 菊地年晃, 長谷川秋雄, 中西俊之. 1992: 平行配列バイ プの多重散乱共振. 日本音響学会
平成4 年度春期研究発表会講演論文集. 2, 1023-1024.
19)
関
聡, 金広和彦, 菊池年晃, 中西俊之, 1992: 部分的に は殴音材を施工 した水槽の音響特性. 海洋
音響学会平成 4 年度研究発表会講演論文集. 39・42.
20) 鈴木勝幸. 1.992: 10,000 m 無人探査機 「かい こ う 」 について. Sci &
Tech. (国際海洋科学技術協会
機関誌). 5(4), 1 1 .
21)
高川良一, 1992: シ ー プに お け る ロ ー プの捻じれに闘す る研究. 第17回海洋科学技術セ ン タ ー研究発
- 1 14 ー
表会要旨集, 62-67.
土匡利雄, 1992:
22)
r し んかい6500J 周囲像情報伝送装置の開発. セ ン タ ー ニ ュ ー ス 「 な つ し ま J,
118,
4-5.
土屋利雄, 中国後之, 菊池年晃, 1992: 音速プロ フ ァ イ ル変化に よ る SOFAR 内音線の変化. 日本音
響学会平成 4 年度春期研究発表会講演論文集, 2, 1021・1022 .
24) 土匡利雄, 中西俊之, 菊池年晃, 1992 : 音速プロ フ ァ イ ル変化と SOFAR 伝搬. 日本音響学会平成 4
23)
年度秋期研究発表会講演論文集, 2, 1 1 55-1156.
25) 土匡利雄, 網谷泰孝, 越智 寛, 鈴木道也, 根岸 悟, 1992: 水中 に お け る 適応信号処理 に よ る雑 音
低減手法の基礎研究. 海洋音響学会平 成4 年度研究発表会講演論文集, 75-78.
26) 土屋利雄, 網谷泰孝, 越智 寛, 鈴木直也, 根岸 悟, 1992 : 音響デ ィ ジ タ ル信号 に よ る 潜水調査船
用画像情報伝送装置の開発 と誌験結果. 日本音響学会平成 4 年度秋期研究発表会講演論文集, 2, 1 1165・
1 1 66.
土屋利雄, 網谷泰孝, 越智 寛. 鈴木直也, 根岸
27)
悟, 1992:
r し んかい6500J 用画像情報伝送装置
の開発. 海洋調査技術学会第 4 回研究成果発表会講演要旨集, 45・46.
28) 土屋利雄, 網谷泰孝, 越智 寛, 鈴木直也, 根岸 悟, 1992: 水中におけ る適応信号処理 に よ る雑 音
低減手法の基礎研究. 第 17回海洋科学技術セ ン タ ー研究発表会要旨集, 68-72.
29) 渡辺和夫, 高川真一, 野本自失. 和田ー育, 阿部美平, 鈴木山岳,
園田敏晴,
1992 : Opera tional
Results of Rose Rescue System for "SHINKAI 6500・\ 第 2 回潜水調査船の安全及び救 難 に 関 す る 国
際 シ ン ポ ジ ウ ム , 22-30.
(3) 海洋研究部
1)
安藤健太郎, 米山邦夫, 黒田芳史. 宗山 敬, 1992: 中 ・ 西部熱帯太平洋の海洋混合層の観測結果.
日本海洋学会秋期大会.
2)
安藤健太郎, 米山邦夫, 黒山順二, 美澄篤信, 1992 : 東 シ ナ海 ト カ ラ海峡周辺海域 の黒 潮の流 れの 場
の計算. 黒潮の開発利用調査研究成果報告書.
3)
安藤健太郎. 米山邦夫, 黒田芳史, 宗山 敬, 1992; 中 ・ 西部熱帯太平洋の混合層の観測結果 ー JAP
ACS '92航海のデー タ よ り . 日本海洋学会秋季大会.
4) ASANUMA Ichio, Kei MUNEYAMA, Hoge E. FRANK, Berry E. RICHARD, 1992: LlDAR Volu­
metric Sìgnals Through Random Surface of Ocean. Ocean Optìcs XI, 465-472.
5)
ASANUMA Ichiro, Kei MUNEYAMA, Motoakì KlSHINO, 1992: Development of Shipboard
Ocean Lidar. PORSEC・92, 413-417.
6) ASANUMA Ichiro , Kei MUNEYAMA, 1992: Development of Airborne Ocean Lidar. Journal of
Advanced MarineTechnology Conference. J. Adv. Mar. Tech. Conf., 6. 31・35.
7)
浅沼市男, 宗山 敬, 1992: 航空機に よ る 海洋 ラ イ ダー観測技術. 月 刊海洋, 24( 1 1 ) , 710-713.
8) 浅沼市男, 宗山 敬, 1992 : 海洋 レ ー ザ観測装置 に よ る蛍光観測 について. 海洋学会春季講演会.
9)
浅沼市男, 宗山
敬, 1992: 西部北太平洋に おけ る海洋 レ ー ザ観測装置 に よ る 植物 プラ ン ク ト ン観測.
海洋学会春季講演会.
10)
浅沼市男, 宗山
敬, 1992 : 海洋 レ ー ザ観測装置 に よ る赤道直下の植物プ ラ ン ク ト ン 観測 に つ い て .
写真測量学会春季講演会.
KAWANO Takeshi and Shoichiro NAKAMOTO, 1992: Potational Modes for Warm a n d Cold
Eddies. Journal of Geophysical Research, 97. No. C8. 12659・12669.
11)
12)
河野
健, 中本正一郎, 宗山
敬, 1992: 冷 ・ 暖水渦中に投入 さ れた漂流プイ の運動を再現す る た め
の理論. 第17回研究発表会, 37-4 1 .
13)
河野
健, 宗山
敬. 中本正一郎, 1992: リ デ ュ ー ス ト ・ グ ラ ビ テ ィ ・ モテ'ルの中期検渦 へ の 応 用 .
14)
'hu
PORSEC'92 論文集 VOL. l , 239-303.
KURODA Yoshifumi, Kentaro ANDO. Kei MUNEYAMA and McPhaden J. MICHAEL . 1992:
Current Structures in the Western Equatorial Pacific During JAPACS Cruises. PORSEC・92. 100-105.
15)
黒田芳史, 1992: TOGA COARE 国際事務局の活動について. 天気, 39(10), 65-67.
16) MIDORIKAWA Koki, Noboru KOYAMA, Yasumori SASAKI, 1992: On the Sea Water and Cir­
culatíon ín the North Pacific (Il), The Bering Sea ín Winter. 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告,
28, 123-131.
17)
MISUMI Atsunobu, Yoshifumi KURODA, Kentaro ANDO and Hirofumi YAMAMOTO, 1992:
Characteristics of current varíability in the East China Sea. Symposium of the Chína-Japan Joint
Reserch Program on the Kuroshío Abstracts, 12.
18) MISUMI Atsunobu, 1992: State Oceanic Administration. Qindao, China.
19)
美澄篤信, 安藤健太郎, 黒山順二, 1992: 東 シナ海及びその隣接海域に おける測流 ( そ の 4 ). 黒潮の
開発利用調査研究成果報告書, 科学技術庁研究開発局. 253・263.
20)
宗山
敬. 黒田芳史, 安藤健太郎, 米山邦夫, 1992: 熱帯域海洋混合庖におけ る熱輸送の精密観測研
究. 太平洋における大気 ・ 海洋変動 と気候変動に関する 国際共同研究, 成果報告書.
21)
NAKANO Iwao, 1992 : Report on Japanese development of a low frequency source. SCOR
WG96, First International Meeting on Global Acoustic Monitoring of the Ocean, La Jolla.
22)
NAKANO Iwao, 1992: Tomographic Monitoring of Ocean Interiors. Workshop 1992 on Ocean
Research Program. Ocean WG, Yokosuka, September 7・9.
23) NAKANO Iwao, T. TSUCHIYA and Y. AMITANI, 1992: JAMSTEC's ocean mography method.,
The 124th meeting of ASA. New Olreans.
24)
NAKANO Iwao, T. TSUCHIYA, Y. AMITANI and T. NAKANISHI, N. YAMAGAMI and H.
KA WATA, 1992: Giant Magnetostrictive Acoustic Transducer and Its Application to Acoustic
Monitoring of Oceans. Internatíonal Sympsium on Giant Magnetostrictive Materials and Their
Applications HiTechnology Pavilion TEPIA, Kita Aoyama.
25)
NAKANO Iwao, T . TSUCHIYA, Y . AMITANI, T. NAKANISHI. N. YAMAGAMI, and H.
Giant Magnetostrictive Acoustic Transducer and Its Application to Acoustic
Monitoring of Oceans. Proceedings of CAMM&A TOKYO SYMPOSIUM, 77・82.
KAMATA, 1992
26)
中埜岩男, 中西俊之, 緑川弘毅, 土屋利雄, 網谷泰孝, 越智 寛, 星清一郎, 許 正憲, 米山邦夫.
早川向海, 高橋秀幸, 嶋津俊介, 江本博俊, 1992: 海洋音響 ト モ グ ラ フ ィ ー に よ る音速 ・ 水温布の推定.
第17回研究発表会.
27)
中埜岩男, 中西俊之, 網谷泰孝, 土屋利雄, 星清一郎, 越智 寛, 緑川弘毅, 米山邦夫, 1992: 海洋
音響 ト モ グ ラ フ ィ ー に よ る 音速 ・ 水温 ・ 流速分布の推定. 1992年度日本海洋学会春季大会, 東京(71<産大学.
28) 中埜岩男, 緑川弘毅, 嶋津俊介, 中西俊之, 1992: 音波伝搬距離の周波数依存性 に つ い て. 海洋科学
技術セ ン タ ー 試験研究報告, 28, 43・46.
29)
30)
中埜岩男, 1992: 海洋の役割と 海洋研究. 月刊誌 「発明J, 93.
山本浩文, 安藤健太郎, 美澄篤信, 1992 : 東 シ ナ海 ト カ ラ海峡周辺海域の黒潮の流れの場の計 算.
シ
ン ポ ジ ウ ム 「東シナ海の海と 空J, 海洋気象学会 ・ 日 本海洋学会.
山本浩文, 安藤健太郎, 奨澄篤信, 1992: 東 シナ海 ト カ ラ海峡付近の黒潮の 流れの場の計算 ( そ の 4 ).
平成 2 年度黒潮の開発利用調査研究成果報告書. 科学技術庁研究開発局 (出版予定).
32) YONEYAMA Kunio, Kentarou ANDO, Ichio ASANUMA and Kei MUNEYAMA, 1992: Varí­
31)
abilì ty of Sea Level and Sea Surface Temperature Anomalies in the Equatorial Pacific. Proceeding
of Conference for Pacific Ocean Environments & Probing. PORSEC'92 in Okinawa., 582-586.
(4) 海域開発研究部
1)
ITO Nobuo, 1992 : Diver Operated Benthic Chamber. In : Proceedíngs of Workshop 1992 on
Ocean Research Program. Coastal Sea Sub-Group. JAMSTEC. 156-157.
戸。
2) ITO Nobuo, 1992: Scientific Díving at 200m depth sea bottom. In: Proceedings of Workshop
1992 on Ocean Research Program. Coastal Sea Sub-Group. JAMSTEC, 159-169.
3)
伊藤信夫, 1992: 無人探査機. 平成3 年度科学技術進行調整費 「海洋の物質環境研究に関す る 調査報
告書J. 科学技術庁研究開発局, 180-185.
4)
伊藤信夫, 1992: 海中活動技術. 平成3 年度科学技術進行調整費 「海洋の物質循環研究に関す る 調 査
報告書J. 科学技術庁研究開発局, 241-249.
5)
伊藤信夫, 1992:
実験生態系を中心と した北米での沿岸海域の環境研究の動向. JAMSTEC, 4(4),
(通巻16), 66-70.
6)
伊藤信夫, 鈴木貞男, 小沢寛治. 小黒至, 1992: ミ ド リ イ ガイ の生態と棲息環境 に 関 す る 調査研究.
平成 3 年度受託研究 「 ミ ド リ イ ガイ の生態と棲息環境に関する調査研究 成果報告舎J. 海洋科学技術セ
ン タ ー, 1-52.
7)
甲斐源太郎, 嶋津俊介, 橘
暢章, 浦本武郎, 伊勢田弘志, 大谷誠二, 前畑英彦, 1992 : 海 中 電 気 ス
ク リ ー ン シ ス テ ムの構成とその応用について. 第11回海洋工学 シ ン ポ ジ ウ ム , 401-407.
8)
KUDO Kimiaki, 1992 : Coral transplantation on an artificial knoll. 7th International Coral
Reef Symposium, GUAM.
9)
工藤君明, 寺尾 裕, 中村 仁, 1992: GPS漂流 ブイ シ ス テ ム に よ る海水流動の 調査研究. 海洋調査
技術, 3(1), 21-31.
10)
工藤君明, 鶴岡正敬, 今井貫爾, 小池
司, 1992: 由良地先海域の漂砂特性. 海洋科学技術セ ン タ ー
試験研究報告, 27, 47-80.
11)
工藤君明, 鶴岡正敬, 1992 : 人工ノ ルのサ ン ゴ移植に関す る研究. 海洋科学技術 セ ン タ ー試験研究報
告, 27, 19-37.
工藤君明, 鶴岡正敬, 久木幸治, 徳田正幸, 1992: 由良地先海域の沖合波浪と沿岸波浪. 海洋科学技
術セ ン タ ー試験研究報告, 28, 13-30.
12)
13) 工藤君明, 1992: GPS 精密測位漂流 ブイ シ ス テ ムの開発について. JAMSTEC, 4(3), (通巻15), 15・21.
14)
M1YAZAKI Takeaki, 1992: Study on the Wave Power DEvice “Mighty Whale". UJNR/MFP,
6.
15)
宮崎武晃, 1992 : 波 エ ネ ルギー学会誌, 71(281), 339・345.
16)
宮崎武晃, 加藤直三, 1992: 波力装置マ イ テ ィ ー ホ エ ー ルの環境へ与える影響に 関 す る 実験. 海域開
発論文集, 8, 1 17・122.
17)
宮崎武晃, 1992: 海洋エ ネ ルギ一利用の現状と課題. 海洋開発技術研究会, 日 本機械工業連合会 , 12-
19.
18) 毛利元彦, 1992: “高圧環境"
1n: 生気象学の事典. 日本生気象学編, 朝倉書庖, 東京.
19) 毛利元彦, 1992: ヒ ト は何メ ー ト ルま で潜れるか. 宇宙環境医学, 29, 26-30.
20)
毛利元彦, 設楽文朗. 他谷 康, 1992: 300m飽和潜水時の平衡機能の変化. 第69回日本生理学会大会,
秋田.
21)
毛利元彦, 1992: 狭陸空間に お け る ス ト レ ス 反応. 第2回宇宙環境精神医学研究会, 東京.
22)
毛利元彦, 1192: 飽和潜水 に よ る閉鎖環境下でのダイ パーの安全性. 第5目安全科学研究会, 小平.
23) 毛利元彦, 楢木暢雄, 山口仁士, 1992: 潜水調査船 “ しんかい6500" の船内環境と 操縦者の心拍数の
変化. 第31回日 本生気象学会総会, 東京.
24)
毛利元彦, 竹内久美, 白木啓三, Hong S. K ., 1992: Funado と Cachido の海士の潜水時間. 第27
回 日 本高気圧環境学会総会. 千葉.
25)
中島敏光, 1992: 海洋深層水中での珪藻 Skeletonema costatum の誘導期を解消する諸国子, 1. 有
機物質に よ る解消., 日 本 プ ラ ン ク ト ン学会報, 38(2), 93・104.
26)
中島敏光, 1992: 海洋深層水中での珪藻 Skeletonema costatum の誘導期を解消す る諸国子,
1I. 表
層水による解消., 日本プラ ン ク ト ン学会報, 38(2), 105・1 1 1 .
27)
中島敏光, 1992: 高知におけ る深層水の利用研究について . , 深層水 シ ン ポ ジ ウ ム 「我が国 に お け る 深
層水の利用研究の現状」 特集号, 東海大学海洋研究所, 40-53.
28) 楢木暢雄, 山崎昌蹟, 1992 : “生体 リ ズ ム "
In: 人間工学基準数値数式便覧 佐藤方彦監修, 技報室
出版.
29)
楢木暢雄, 古賀俊策. 横山慎太郎, 1992: “ エ ネ ルギ一代謝" In: 人間工学基準数値数式便覧, 佐藤
方彦監修. 技報堂出版.
- 117 -
30) 楢木暢雄, 山崎昌贋, 1叩99位2 : “気圧
31)
OKAMOTO Mineω0, Shin-ichi TOMITA and Naoyuki TAKATSU.
1992 : Development of
Submersing/Surfacing Type Artificial Sea Floor, 11th Meeting of UNJR Panel on Marine Facil­
ity UNJR/MFP, 207-214.
32) OKAMOTO Mineo, Shin-ichi TOMITA and Naoyuki TAKATSU, 1992: Development of Technol­
ogy for Extensive Use of Marine Space by Submersing/Surfaing Typr Artificial Sea Floor.
MTS'92, 823・829.
33)
岡本峰雄, 奥本直人, 生田和正, 岩田宗彦, 福所邦彦, 1992: 中禅寺湖におけ る ヒ メ マ ス を中心 と し
た サ ケ ・ マ ス類の日 周鉛直移動について. 平成 4 年度日本水産学会秋季大会要旨, 57
34)
岡本峰雄, 1992: 但馬沖中層型浮魚礁周辺の昼間の魚影分布について 日本水産学会誌, 58(7), 1291-
1299.
35)
岡本峰雄, 富田慎一, 山口仁士, 1992: 大陸棚深部海底での ズ ワ イ ガニの新し い追跡技術 に つ い て .
第 17回海洋科学技術セ ン タ ー研究発表会, 86・90.
36)
岡本峰雄, 和泉正憲, 遠藤良雄, 1992: 潜降浮上型人工海底の実用化研究-I. 人工海底の開発 に つ い
て. 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告, 28, 57-68.
37)
寺尾 裕, 工藤君明, 増山 豊, 1992: 舟艇の操縦性評価への GPS 利用 に つ い て . 海洋科学技術セ
ン タ ー試験研究報告, 27, 槌-99.
38)
富田慎一, 岡本峰雄, 佐藤公助, 木下栄八, 1992: 潜降浮上型人工海底の実用化研究 -II. 施設の製作
と運用について. 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告,28, 69-85.
39)
富田慎一, 岡本峰雄, 和泉正憲, 高津尚之, 1992: 潜降、浮上型人工海底 「マ リ ンあや1号」 の開発. 第
11回海洋工学 シ ン ポ ジ ウ ム, 417-424.
40)
TOYOTA Takayoshi, 1992: European OTEC/DOWA Workshop , Brussels, Germany.
41)
TOYOTA Takayoshi and Toshimitsu NAKAJIMA, 1992: Activities of Research and Develop­
ment on Deep Sea Water Utilization at Kochi Artificial Upwelling
OTEC/DOWA Association Newsletter, 3(2), 6-7.
42) 豊田孝義, 1992:
Laboratory. International
I海洋温度差発電と 深層水利用」 ワ ー ク シ ョ ッ プへの参加 と モ ナ コ 海洋研究所 の 深
層水利用. JAMSTEC, 4(3), (通巻15), 51-57.
43)
豊田孝義, 中島敏光, 1992: 海洋深層水利用技術の研究概要 ., 月干IJ I機能材料J, 12( 1 1 ) , 38-50.
44)
豊田孝義, 中島敏光, 1992: 深層水利用技術の研究 SRI SHINOZUKA newsletter, 2, 3.
UEHARA Mitsuo , Kimiaki KUDO and Takumi YANAGUCHI, 1992: Comparison of measure­
ment with analysis is flexibe riser sea trial. Flexible Pipe Technology, In.ternational Seminar on
Recent Research and Development.
45)
46) 鷲尾幸久, 宮崎武晃, 1992 : 沖 ノ 鳥島における エ ネ ルギー 自給型観測装置の開発. 平 成 4 年度日本太
陽 エ ネ ルギー学会/日本風力 エ ネ ルギー協会合同研究発表会講演論文集, 203-206.
47)
鷲尾幸久, 宮崎武晃, 堀田
平, 中川賢一郎, 1992: 沖 ノ 鳥島におけ る エ ネ ルギー 自給型観測装置の
開発. 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告, 27, 101-124.
48) 山口仁士, 1992 : 海洋 ・ 海底空間利用. 1992: 空気調和衛生工学会, 66(4), 19-23.
(5) 運 航 部
内田徹夫, 1992・ 水中 TVカ メ ラ の現状. セ ン タ ー ニ ュ ー ス 「なつ し ま J, 119, 2-3.
2) 渡辺正之, 川名生修, 青木太郎, 1992 : 潜水機照明灯用 「 メ タ ルハ ラ イ ド ラ ンプJ の開発. 海洋科学
技術セ ン タ ー 試験研究報告, 27, 125-137.
1)
nδ
噌EA
唱EA
(6) 深海環境プ ロ グ ラ ム
1 ) COURY Daniel A., Takeshi NAGANUMA, Miriam POLNE-FULLER and Aharon GIBOR, 1992:
Protoplasts of Gelidium robustum. 14th International Seaweed Symposium.
2) 掘越弘毅. 1992: 深海微生物の研究の現状と将来計画. 第 17回悔洋科学技術セ ン タ ー研究発表会 , 11 ・
12.
服巻辰則. 加藤千明, 森屋和仁, 掘越弘毅, 1992: 深海か ら分離 し た Vibrio sp. の分泌す る キ チ ナ ー
3)
ゼ. 日 本農芸化学会1992年度大会. 66(3), 358.
4) HAMAMOTO Tetsuo and Koki HORIKOSHI, 1992: Effect o:f temperature and hydrostatic pres­
sure on the growth of psychrophiles from sea sediment samples. ASM 92nd General Meeting, 238.
5)
HAMAMOTO Tetsuo and Koki HORIKOSHI, 1992: Effect of temperature and hydrostatic
pressure on the growth of psychrophiles from deep sea. 6th lnternational Symposium on Micro­
bial Ecology, 272.
6)
浜本哲夫. 掘越弘毅, 1992: 氷点下で良好に生育する深海低温微生物の分離 と低温, 高温への適応.
日 本農芸化学会誌. 66(3), 535.
7)
浜本哲夫, 高田信久, 秋葉統彦. 掘越弘毅, 1992 : 深海底よ り の好冷細菌の分離 と そ の性質. 第 9 回
し んか い シ ン ポ ジ ウ ム予稿集. 73-74.
8)
畠
修一, 増地矢重子, 池本栄子, 高田信久. 吉田雅治, 加藤千明, 掘越弘毅. 1992: 深 海 よ り 分離
さ れた好気圧性細菌 に つ い て 第 9 回 し んかい シ ン ポ ジ ウ ム予稿集" 75-76.
9)
畠
修一, 鈴木聖子, 加藤千明, 掘越弘毅. 1992: 深海微生物の産生す る プ ロ テ ア ー ゼ に つ い て . 第
1 回 マ リ ンパイ オ テ ク ノ ロ ジ ー , 40.
10)
池本栄子, 許
正憲, 堀田
宏, 1992: 小型無菌採泥器の開発と 深海底泥中 に お け る 芽胞形成細 菌 に
ついて. 第 9 回 し ん か い シ ン ポ ジ ウ ム予稿集. 77-80. 93/10/15 1 4 :39
11)
伊藤富男. 許
正憲, 白井益久, 辻
義人, 1992 : ペルチ ェ 効果を用い た深海冷熱器 に 関 す る 実験.
海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告, 28, 107・121.
12)
KATO Chiaki, Shuichi HATA and Koki HORIKOSHI, 1992: The properties of a deep-sea bacte­
rium DSK・1 isolated from a deep-sea mud sample of Japan T'rench at 6500m depth. ASM 92nd
General Meeting, 302.
13)
加藤千明, 1992: 深海微生物研究の将来展望. 高圧生物科学 セ ミ ナ ー, (4), 32・34.
14)
加藤千明, 1992: 深海超高圧下にお け る微生物の探索一石油分解細菌の発見, 第17回海洋科学技術 セ
ン タ ー研究発表会, 13-16.
15)
加藤千明, 畠
修一, 伊藤
隆, 1992: 深海微生物の将来展望 ー深海高圧下に生息す る微 生物 た ち .
月間海洋, 24(10), 637・641.
16)
加藤千明, 畠
修一. 掘越弘毅, 1992 : 日 本海溝. 深度6500m底泥よ り 分離 さ れ た微生物の特徴.
日
本農芸化学会1992年度大会. 66(3), 529.
17)
加藤千明, 畠
修一, 鈴木聖子, 伊藤
隆, 掘越弘毅. 1992: 日 本海溝深度6500 m よ り 分離 さ れ た 微
生物の性質に つ い て 第 8 回 し ん かい シ ン ポ ジ ウ ム報告書, 351・357.
18) KOBA Y ASHI Tetsuo and Koki HORIKOSHI, 1992: Isolation of extremely thermophilic bacteria
from a submarine hydrothermal vent environment. International Conference, Thermophiles :
Science and Technology, 52.
19)
小林哲郎, 掘越弘毅, 1992: 深海熱水環境下 に棲息する高度好熱性細菌 の分類 と そ の性質 日 本 農芸
化学会誌, 66(3), 529.
20) 小林哲郎, 掘越弘毅. 1992: 深海熱水環境下に棲息す る超好熱性細菌の性質 に つ い て . 第 8 回 し ん か
い シ ン ポ ジ ウ ム 報告書,
21)
許
正憲, 伊藤富男, 白井益久, 辻
義人. 石川正道, 中村裕彦, 1992: 増殖モ ニ タ ーの開発 (第 2
22)
許
Qd
報 ) 一 後方散乱光を用いた濁度測定装置の光学的基本特性一. 海洋科学技術 セ ン タ ー 試験研究報告. 27,
139-151.
正憲. 1992: 深海微生物 の採取と培養. Cell Science, 8(3), 38・48.
23) 許 正憲, 伊藤富男. 臼井益久, 辻 義人, 1992:
I深海微生物実験 シ ス テ ム 」 の開発. 第 1 回 マ リ
ン バ イ オ テ ク ノ ロ ジー研究会, 70
24)
許 正憲, 柏木孝夫, 加藤豊文, 鎌田佳伸, 1992: 一様流中 に お け る 密閉容器内の熱伝達. 感覚 と計
測に関す る シ ン ポ ジ ウ ム (繊維学会), 94-96.
25)
森屋和仁, 1992 : 原油を分解する 深海微生物の発見. 遺伝, 46(3), 7・8.
26)
HAMAMOTO Tetsuo, Koki HORIKOSHI, 1992 : Utilization of psychrophilic microorganisms
isolated from low-temperature
environments. 第 7 回オ ホ ー ツ ク 海 と 流氷に関す る 国際 シ ン ポ ジ ウ
ム, 200-205.
27)
NAGANUMA
Yakeshi, Shunji
SUKIZAKI. Eiko
IKEMOTO,
Yoshito
TUSUJI, Norihiko
NAGATANI and Yasuhiro HAYAKAWA, 1992: Imediate effect of freezing on the viability of a
Bacillus strain isolated from deepsea sediment. Bullentin of Japanese Society of Microbial Ecol­
ogy , 7, 63-67.
28) NAGANUMA Takeshi, A, GIBOR and Koki HORIKOSHI, 1992: A halophilic bacterium able to
grow over an extremely wide salinity range. 6th International Symposium on Microbial Ecology,
209.
29)
大月
利, 許 正憲, 1992: 深海環境プ ロ グ ラ ム と 深海微生物実験 シ ス テ ム . 高圧力の科学と技術,
1(3), 226-233.
30)
鋤崎俊二, 辻 義人, 1992: 保圧型微生物採取 ・ 培養装置を用い た深海微生物の培養. 第 8 回 し んか
い シ ン ポ ジ ウ ム報告書, 359-366.
31)
TAMAOKA Jin, Teruhiko AKIBA and Koki HORIKOSHI, 1992: Taxonomy of alkaliphilic
strains of the genus bacillus on the basis of chemotaxonomic data and 16S ribosomal RNA
sequence. AFEMS Symposium, Conference of Automated Identification and Taxonomy of Bacteria.
32)
辻 義人, 許 正憲, 伊藤富男, 臼井益久, 1992: 深海微生物採取 ・ 分離 ・ 培養 シ ス テ ム . 高圧生物
科学セ ミ ナ ー, (4), 38・41.
33)
辻 義人, 許 正憲, 伊藤富男, 臼井益久, 1992: 深海微生物実験 シ ス テ ム . 月刊海洋, 24(10), 631-
636.
34)
柳谷周作, 森屋和仁, 加藤千明, 掘越弘毅, 1992: 深海微生物か らの制限酵素の探索. 第 1 回 マ リ ン
パ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー, 40.
(7) 情 報 室
1)
黒山順二, 1992: 地球流体力学, JAMSTEC, 4(2), (通巻14), 59・60.
2)
辻 義人, 1992: 深海の秘密を探る. 創立百周年記念講演会, 高松市立四番丁小学校 (10/26)
3)
辻 義人, 許 正憲, 伊藤富男, 白井久益, 1992: 深海微生物採取 ・ 分離 ・ 培養 シ ス テ ム . 高圧生物
学一水溶液か ら深海微生物 ま で 一 , 東京大学海洋研究所(4/22)
4) 辻
義人, 1992: 深海を覗 く . 北里大学水産学部特別講義(11/10)
5) 辻
義人, 1992: 海洋科学技術セ ン タ ー. 海の研究, 1(1), 49-50.
6) 辻
義人, 許 正憲, 伊藤富男, 臼井久益, 1992: 深海微生物採取 ・ 分離 ・ 培養 シ ス テ ム . 月 刊海洋,
24(10), 631・636.
7) 辻
義人, 大塚 清, 鋤崎俊二, 池本栄子, 1992: マ リ ン ス ノ ー形状測定手法の 開 発 一 海域実験 一 .
海洋学会春季大会
(8) 電子計算機室
1 ) 大塚 清, 内田徹男, 1992: 超高感度水中カ ラ ー テ レ ビ カ メ ラ の 開発及び実海域試験. ROV '92 報
nu
nL
告書, 389-393.
ブー ツ と ,
8.
特
許
(f)前記外部 ゴ ム ブー ツ の 中 に 満た さ れ る 音響透過性
の良 い オ イ ル と を具備す る希土類合金 を 用 いた水中用
(1)
出願
低周波送波器。
②前記連結金具に緩衝材を巻いた支柱を通 して. 該
1)
自動沈降 ・ 浮上式観測機
出願日
4年4月 2 日
(特許請求の範囲)
海上からの指令に よ り 搭載装置を制御す る制御装置
を 備え た も のに おいて, 固体パ ラ ス ト 〈 ブ ロ ッ ク ま た
支柱を上板及び下坂に固定 し て な る 請求項 1 記載の希
土類合金 を 用い た水中用低周波送波器。
③前記振動板 と 前記上板及び下板の接触面 に は絶縁
性の滑り板を挟む こ と を特徴 と す る請求項 2 記載の希
土類合金を用いた水中用低周波送波器。
は粒子状パ ラ ス ト ) の投下量を制御す る こ と に よ り 機
④前記張動板の間から漏れる逆相の音波を遮断す る
体の浮力を調盤可能な固体パラ ス ト タ ン ク ( も し く は
た め に , 隣 り あ う 振動坂が. 僅かな隙閣を持って重な
ラ ッ ク ) と , 耐圧容器外に伸縮 自在に連接 さ れ, 該耐
り 合 う こ と を特徴 と す る 請求項 1 記載の希土類合金を
圧容器内に設け ら れ たパ ラ ス ト 液 タ ン ク か ら のパ ラ ス
用 い た 水中用低周波送波器。
ト 液を受け入れ, 該パ ラ ス ト 液の移送量を制御す る こ
⑤前記内部 ゴ ム ブー ツの更に内側 に剛性の隔壁を設
と に よ り 前記機体の浮力を調整可能な可変パ ラ ス ト レ
け, 内側へ回 り 込む音波の放射を遮る空気室を形成し
シ ー パ ー と , を備え た こ と を特徴 と す る 自動沈降 ・ 浮
て な る 請求項 1 記載の希土類合金を用 い た水中用低周
上式観測機。
波送波器。
⑥前記空気室の圧力を外水圧 と バ ラ ン ス さ せ る た め
2)
自 動沈降 ・ 浮上式観測機を使用 し た 海洋観測 シ ス
に圧力 コ ン ペ ン セ ー タ を接続す る こ と を 特徴 と す る 請
テム
求項 5 記載の希土類合金を用いた水中用低周波送波器。
出願日
4年4月 2 日
(特許請求の範囲)
船上装置 と , 移動体に搭載の観測機器及び沈降 ・ 浮
⑦前記各駆動ユ ニ ッ ト の端子に互いに位相が異な る
交流電流を入力す る こ と を特徴 と す る請求項 1 記載の
希土類合金を用い た水中用低周波送波器。
上速度を制御する該移動体に搭載の制御装置 と , 前記
観測機器 か ら の観測デー タ を格納す る デー タ 用 メ モ リ
4)
と , 観測デー タ を前記船上装置に超音波伝送する伝送
出願日
装 置 と , 既定の沈降 ・ 浮上及び観測 ス ケ ジ ュ ー ルを 格
ガイ ド索自動離脱装置
4 年10月 1 日
(実用新案登録請求の範囲)
納 す る ス ケ ジ ュ ー ル用 メ モ リ と を備え. 前記制御装置
①潜水船の吊揚金具を昇降 さ せ る た め の ガ イ ド と し
及び前記船上装置 に よ り 前記 ス ケ ジ ュ ー ル用 の メ モ リ
て該吊揚金具を貫通 して設け られ, 上端がオー ト テ ン
の内容を書き換え る よ う に な っ て い る こ と を特徴 と す
シ ョ ン ウ イ ン チ に巻 き 込 ま れてい る ガイ ド索を潜水船
る 自動沈降 ・ 浮上式観測機を使用 し た 海洋観測 シ ス テ
か ら離脱す る ための 自動離脱装置であ っ て. 前記ガイ
ム。
ド索の下端に保有する上部 ピ ン に よ っ て その頂部近傍
で回動自在に枢支さ れ, 先端に鈎形の ツ メ が形成さ れ
3)
希土類合金を用いた水中低周波送法器
出願日
4 年 7 月22日
(特許請求の範囲)
た離脱金具 と , 離脱金具 に お け る 前記上部 ピ ン と 前記
鈎型の ツ メ と の聞の中間位置に設けられる下部 ピ ン と ,
該下部 ピ ン に よ っ て前記 ツ メ と対向の位置の付近にお
① (a)磁気バ イ ア ス を与え, プ リ ス ト レ ス を希土類
け る回動を自在に枢支 さ れ. 前gc ツ メ と 接近する方向
合金の磁歪方向に垂直に与え , そ の上下端に フ ラ ン ジ
への回動に よ り 前記 ツ メ と 協同 して潜水船の頂a部 に付
付 き マ ス を設け. ソ レ ノ イ ド コ イ ルに よ っ て交流磁場
設 さ れ た 吊 り 金物の凹部を両側から掴み, 前記 ツ メ か
を与えて駆動する駆動ユ ニ ッ ト と ,
ら離間する方向への回動に よ り 前記 吊 り 金物の凹部か
(b)該駆動 ユ ニ ッ ト を複数個周状に多角形に連結金具
に よ り連結 して形成 さ れ る 駆動部と,
(c)前記連結金具 に 取 り 付 け ら れ共娠周波数を調節す
る振動板 と,
ブー ツ と ,
(e)前記駆動部の内側に配置 さ れ る 円筒状の内部 ゴム
開放する他の側の ツ メ がそ の先端に形成 さ れて い る 補
助金異 と , 下端が前記補助金具の先端的涯に結着さ れ,
上端が所定の巻込力を常時負荷する手段を介 して前記
吊揚金具の側に所定長 さ の繰 り 出 し を可能に止若'され
内L
(d)前記駆動部の外側に配置 さ れ る 円筒状の外部 ゴム
ら離脱す る こ と に よ っ て前記凹部の両側か ら の掴みを
てい る離脱索 と を そ な え, 前記の常時負荷する所定の
巻込力の大 き さ を. 前記吊 り 金異の凹部か ら補助金具
の先端の前記 ツ メ を離脱す る に 至 ら ない大き さ と さ れ,
下部に着脱 自在に取 り 付け られる試料容器と , 該試料
潜水船を吊 る し て い た吊揚金具を潜水船から離脱して
容器の下端および採取器本体の側部の少な く と も いず
該吊揚金具を前記ガイ ド索に よ る ガイ ド の も と に巻 き
れかに形成 さ れ る試料採取口 と , 前記採取器本体の上
上げ中は, 前記離脱索に対 して所定の巻込力が負荷さ
部に配設さ れる菌遮断部材 と , 前記採取器本体の上部
れた状態の も と での繰 り 出 し を継続させ る こ と によ り ,
を密閉する葦部材 と , 該蓋部材の内部に形成さ れ前記
補助金具に対する離脱索を介しての ツ メ の離脱作動を
採取器本体の内部と外部を連通す る均圧孔 と備 え る こ
さ せ な い状態を維持 し, それ以後の巻 き上げに対 して
と を特徴とす る海底試料を無菌状態で採取す る た め の
は離脱索の所定長 さ を超える繰 り 出 しが停止 さ れ る こ
試料採取器。
と に よ り , 離脱索を介しての引 張力を直接に前記補助
②潜水船の マ ニ ピ ュ レ ー タ 近傍に固定 さ れる採取器
金具の先端付近に作動させ, それによ っ て補助金具に
装着箱を備え, 該採取器装着箱に前記収納容器が複数
対 し て前記吊 り 金具の凹部からの離脱を行わせる こ と
固定される こ と を特徴とす る請求項 l に記載の海底試
を特徴 と す る ガイ ド索自動離脱装置。
料を無菌状態で採取す る た めの試料採取器。
③前記採取器装着箱内 に水が充填 さ れ る こ と を特徴
②潜水船の着水が完了した後の離脱索に対する所定
長 さ を超え る繰 り 出 し を停止する ための手段 と して,
と す る 請求項 2 に記載の海底試料を無菌状で採取する
離脱索の繰 り 出 し可能の長 さ を あ ら か じ め離脱索上に
た め の試料採取器。
④前記収納容器の外周に発泡性の弾性材料か ら な る
設定 してお く 請求項 1 記載のガイ ド索離脱装置。
保温材を設ける こ と を特徴とする請求項 1 な い し請求
5)
有機溶媒耐性微生物の分離方法
出願日
項 3 に いずれか記載の海底試料を無菌状態で採取する
ため の試料採取器。
4 年10月15日
(特許請求の範囲)
①試料を水及び有機溶媒 と混合し, 振準培養を行 っ
た後, 培養混合物を静置 し, 水相と有機溶媒相に分離
し, 有機溶媒相 の適量を培地に加え て培養 し, 生育す
7)
高圧の水中で使用する光学機械
出願日
4 年 2 月 18日 (平成 3 年度分追加)
(特許請求の範囲)
る微生物を単離す る こ と を特徴とす る有機溶媒性耐性
①光学材料 よ り 成る対物鏡フ.ロ ッ ク の前面と後面を
そ れぞれ小鏡M 1 及び大鏡M 2 と す る シ ュ ワ ル ツ シ ル
微生物の分離方法。
②振彊培養を 4 --30oC で 1 -- 7 日間行う こ と を 特徴
と す る請求項 1 記載の方法。
ド型反射対物鏡を構成 し, こ の対物鏡 プ ロ ッ ク の後部
に受座ブロ ッ ク を設け, 両ブロ ッ ク を窓兼用対物鏡と
③培地が寒天培地であ る こ と を特徴とす る請求項 l
し た こ と を特徴とする高圧の水中 で使用する光学機械。
文 は 2 記載の方法。
②前面 と後面をそれぞれ小鏡M 1 及び大鏡M 2 と し
1 : 9 -- 9 : 1 であ る
て シ ュ ワ ル ツ シ ル ド型反射対物鏡を構成 した光学材料
こ と を特徴 と す る 請求項 1 -- 3 項の いずれか 1 記載の
よ り 成る対物鏡ブロ ッ ク を直接高圧液体に曝す構造を
方法。
特徴とする, 高圧の水中で、使用する 光学機械。
④水と 有機溶媒の容積比が,
⑤有機溶培相の培養を20--40oCで 1 --10日 間行 う こ
@7t学系を耐圧容器に納める こ と な く , 直接高圧液
と を特徴 と す る 請求項 1 -- 4 項のいずれか l 記載の方
体に曝する構造を特徴 と す る高圧の水中で使用す る光
法。
学機械。
⑥水が脱 イ オ ン7)<, 蒸留水, 海水文は人工海水であ
る こ とを特徴 と す る請求項 1 -- 5 項いずれか l 記載の
8) 高圧下で使用 す る 撮像装置
方法。
出願日
⑦有機溶媒が炭化水素であ る こ と を特徴とす る請求
(特許請求 の範囲)
項 1 -- 6項 の いずれか 1 記載の方法。
⑧炭化水素が芳香族炭化水素であ る こ と を特徴 と す
る請求項 1 -- 7 項の い ずれか 1 記載の方法。
4 年 3 月 4 日 (平成 3 年度分追加)
①窓と 内外液圧均圧弁を設けた密閉 ケ ー ス 内 に光学
系 と ビデオ信号を送出す る カ メ ラ と を入れ, .fiつ内蔵
し た ものを侵さ な い液体を充た し た こ と を特徴 と す る
高圧下で使用する 撮像装置。
6)
海底試料を無菌状態で採取す る た め の試料採取器
出願日
5年2月 5 日
①筒状の収納容器 と , 該収納容器内にO リ ン グ を 介
し て依合される 筒状の採取器本体と , 該採取器本体の
1 記載の高圧下で使用す る撮像装置。
円'
'u
nL
(特許請求の範囲)
②液体は弗素化合物であ る こ と を特徴 と す る請求項
9)
超磁歪合金 ロ ッ ド
出願日
4 年 3 月 19 日 (平成 3 年度分追加)
と前記選移金属 と の原子量比が1.8か ら 2. 0 の 範 囲 内 で
(特許請求の範囲)
テ ル ピ ウ ム, デ ィ ス プ ロ シ ウ ム , ホ ロ ミ ウ ム . プ ラ
あ る 超磁歪合金材 と , 鉄ま た は鉄基合金か ら な る部材
セ オ ジ ウ ム お よ びサ マ リ ウ ム か ら な る群か ら選んだ少
と を, 希土類金属, および, 鉄 を 除 く 遷移金属 か ら 選
な く と も 1 つの希土類金属 と , 鉄, マ ン ガ ン, ニ ッ ケ
んだ何れかの 1 つ の金属材か ら な る イ ン サ ー ト 材を 介
ル. ク ロ ム お よ び コ バ ル ト か ら な る 群か ら選んだ少な
して, 0.1 か ら 30Kgf/mniの範囲内 の圧力で密着 さ せ
く と も 1 つの遷移金属 と か ら な る 金属間化合物を主相
な が ら , 800か ら 11000Cの範囲内の温度 に よ り ,
と す る . ロ ッ ド状の超磁査金材 と , 前記超磁歪合金材
か ら 12時間の範囲内の間, 不活性雰囲気 中 ま た は真空
の少な く と も一方の端面に, ろ う 付 け ま た は拡散溶接
中 において加熱す る こ と に よ り . 前記超磁歪合金材 と
に よ っ て接 合 さ れ た , 機械加工が容易な金属材 ま た は
前記鉄 ま た は鉄基合金か ら な る部材と を接合す る こ と
合金材と か ら な る こ と を特徴とする超磁歪合金ロ ッ ド。
を特徴 と す る , 超磁査合金材の接合方法。
5分
④テ ル ピ ウ ム . デ ィ ス プ ロ シ ウ ム , ホ ロ ミ ウ ム . プ
10) 超磁歪合金材の接合方法
出願日
ラ セ オ ジ ウ ム お よ びサ マ リ ウ ム か ら な る 群か ら選んだ
4 年 3 月 19 日 (平成3 年度分追加)
少な く と も 1 つの希土類金属 と , 鉄, マ ン ガ ン , ニ ッ
ケ ル, ク ロ ム お よ び コ パ Jレ ト か ら な る 群か ら 選んだ少
(特許請求の範囲)
① テ ル ビ ウ ム デ ィ ス プ ロ シ ウ ム . ホ ロ ミ ウ ム, プ
な く と も l つの遷移金属 と か ら な り , 前記希土類金属
ラ セ オ ジ ウ ム お よ びサ マ リ ウ ムか ら な る群か ら選んだ
と前記遷移金属と の原子量比が1 .8 か ら 2.0の範囲内で
少な く と も 1 つの希土類金属 と , 鉄, マ ン ガ ン, ニ ッ
あ る 超磁歪合金材 と , 鉄 ま た は鉄基合金か ら な る部材
ケ ル, ク ロ ム およ び コ バ ル ト か ら な る群から選んだ少
と を, 希土類金属および遷移金属か ら選んだ少な く と
な く と も 1 つの遷移金属か ら な り , 前記希土類金属と
も 2 つのR.Ty (但 し , R : 希土類金属の 1 種以上, T :
前記遷移金属 と の原子量比が1.8から2.0の範囲 で あ る
遷移金属の 1 種以上, x, y
超磁歪合金材と. 希土類金属お よ び遷移金属から選ん
原子量比であ っ てX言 1 ,
y= 0 ....2.. .00 ) か ら な る成分組成 を 有 す る 合金材か ら
だ何れか 1 つ の金属材 と を , 0.1 か ら 30Kgf/mni の範
イ ンサ ー ト 材を 介 し て, 0.1 か ら 30Kgf/mni の範囲内
囲内の圧力で密着 さ せ な が ら , 800か ら 1 1000Cの範囲
の圧力で密着 さ せ な が ら , 800か ら 1 100 oCの範囲内の
内の温度によ り ,
温度に よ り ,
5 分か ら 12時間の範囲内の間, 不活
5 分 か ら 12時間の範囲内の間, 不活性雰
性雰囲気中ま た は真空中において力撤す る こ と によ り ,
囲気中 ま た は真空中において加熱す る こ と に よ り . 前
前記超磁歪合金材と 前記金属材 と を接合す る こ と を特
記超磁歪合金材 と前記鉄 ま た は鉄基合金か ら な る部材
徴 と す る 超磁歪合金材の接合方法。
と を接合す る こ と を特徴 と す る , 超磁査合金材の接合
②テ ル ピ ウ ム , デ ィ ス プ ロ シ ウ ム , ホ ロ ミ ウ ム, プ
方法。
ラ セ オ ジ ウ ム お よ びサ マ リ ウ ム か ら な る群から選んだ
少 な く と も 1 つの希土類金属と , 鉄, マ ン ガ ン , ニ ッ
(2) 登録
ケ Jレ, ク ロ ム , お よ び コ バ ル ト か ら な る群から選んだ
少な く と も 1 つの遷移金属 と か ら な り , 前記希土類金
1)
属 と 前記遷移金属と の原子量比が1.8か ら 2.0の範囲で
登録日
あ る超磁歪合金材 と , 希土類金属および遷移金属 か ら
=
選んだ少な く と も 2 つの, R.Ty (但 し, R : 希土類金
属の 1 種以上, T : 遷移金属の 1 種以上, X ,
Y
原
水中使用機器の漏水警報回路
5 年 2 月26日
(特許鵠求の範囲)
水中で使用 す る電気機器に水上か ら電力を供給する
0 ...... 1 .8未満。) か ら な る
電力供給導体の絶縁破覆の外側を別の導体で破覆 し.
こ の導体の一端を水中電気機器の ケ ー ス に接続 し , 他
成分組成を有す る 合金材 と を, 0. 1 か ら 30Kgf/moiの
端を, 水上部の給電側に お い て高イ ン ピー ダ ン ス で電
範囲内の圧力で密着 き せ な が ら , 800 か ら 1 1000Cの範
力 ラ イ ンの 中点電位部に接続する と と もに, そ の導体
囲内の温度 に よ り ,
5 分か ら 12時間の範囲内の間, 不
の電位を絶対値増幅する絶対値増幅回路 と , そ の増幅
活性雰囲気中 ま た は真空中におい て加熱す る こ と に よ
出力が一定の値以上にな っ た と き 警報する警報回路と
り , 前記超磁歪合金材と前記合金材 と を接合す る こ と
を設け た こ と を特徴 と す る水中使用機器の漏水警報回
を特徴 と す る , 超磁歪合金材の接合方法。
路。
子量比であ っ てx= 1 , Y
③テルビウ ム ディ ス プ ロ シ ウ ム, ホ ロ ミ ウ ム , プ
ラ セ オ ジ ウ ム お よ び サ マ リ ウ ム か ら な る 群か ら選んだ
2) 海水中の有用成分の吸着ユ ニ ッ ト
少な く と も 1 つの希土類金属 と . 鉄, マ ン ガ ン, ニ ッ
登録日
少な く と も 1 つの遷移金属か ら な り . 前記希土類金属
向。
内L
ケ ル, ク ロ ム , お よ び コ バル ト か ら な る群か ら選んだ
4 年 9 月 17 日
〈特許請求の範囲)
表層部の海水中に配置され. 海水中の有用成分を吸
着す る た めの ユ ニ ッ ト であ っ て, 両底面に網目関口部
5)
圧力容器を用いた生物培養装置
を有し, 側壁部が非通水性構造に な さ れた容器と, 該
登録日
容器内に充填 さ れ た粒状吸着剤 と か ら 成 り , 前記容器
(特許請求の範囲)
4 年 7 月 13 日
内 に は, 容器内に侵入する 海水の上下動の平均振幅以
細菌類, 植物の培養 ま た は育成あ る い は種子の発芽
上の高さ の空間部が形成されてい る こ と を特徴とする,
に使用 さ れる圧力容器 と , 該圧力容器内の空気を加圧
海水中の有用成分の吸着ユ ニ ッ ト 。
す る エ ア コ ン プ レ ッ サ と , 該圧力容器内の空気を一定
温度に加熱する 加熱装置 と を備えた こ と を特徴 と す る
3)
浮遊式海洋構造物の動揺軽減装置及び方法
登録日
圧力容器を用 いた生物培養装置。
4 年 7 月 13日
6)
(特許請求の範囲)
①少な く と も浮体の両舷に且つ下部舷側に張り 出 し
て設 け られ た外部開放型の減揺タ ン ク 部 と . こ の両舷
ホ ー ス付排気弁を使用す る ド ラ イ ス ー ツ
登録日
5 年 2 月26日
〈特許請求の範囲)
の タ ン ク を連結す る空気ダク ト と , 該空気ダク ト の所
① ド ラ イ ス ー ツ内 に空気を給排気す る給気弁および
望箇所に設け られたパ ル プ と , 前記浮体上部の両舷側
排気弁を備えた ド ラ イ ス ー ツ に おいて, 該排気弁に排
に設け ら れた上部張 り 出 し部 と を有 し, 前記減揺 タ ン
気ホ ー ス を接続し 該排気ホースの排気口を ド ラ イ ス ー
ク と前記上部の張 り 出 し部の外側面と を多孔壁で連結
ツ 内 の空気の溜る箇所に配設 し た こ と を特徴 と す る 給
し た こ と を特徴 と す る 浮遊式海洋構造物の動揺軽減装
排気弁付 ド ラ イ ス ー ツ 。
②上記排気弁を下腕部内側に設け, 上記排気口を襟
置。
②少な く と も 浮体の両舷にEつ下部舷側に張 り 出 し
て設け ら れた外部開放型の減揺タ ン ク 部 と , こ の両舷
後部に配設 し た こ と を特徴とす る特許請求の範囲第 1
項記載の給排気弁付 ド ラ イ ス ー ツ 。
の タ ン ク を連結する空気ダク ト と , 該空気ダク ト の所
望箇所に設け られたパル プ と , 浮体上部の両舷側に設
7)
け ら れた上部張 り 出 し部 と を有 し , 前記減揺タ ン ク と
登録日
前記上部の張 り 出 し部の各外側面と を多孔壁で連結し
(特許請求の範囲)
水棲生物用圧力水槽
4 年10月27日
た浮遊式海洋構造物の動揺軽減装置 において, 前記空
①圧力水槽 と , 該圧力水槽内の空気を加圧す る た め
気 ダ ク ト を介 し て前記減揺 タ ン ク に圧縮空気を詐ムし,
の エ ア コ ン プ レ ッ サ と , 該圧力水槽内 の水を ポ ンプに
環境状態に対応 し て前記空気 ダ ク ト の所望箇所に設け
よ り 循環さ せ圧力水槽内 の空気中へ曝気さ せ る 曝気装
ら れ た パ ル プの開閉率を制御 して, 前記浮体の減揺を
置 と を備え た水棲生物用圧力水槽において, 前記圧力
し た こ と を特徴 と す る 浮遊式海洋構造物の動揺軽減方
水槽の上部に給餌装置を設 け る と共に, 前記 ポ ン プ と
法。
曝気装置の聞に溜過装置を設 け, 前記給餌装置 は開問
③前記パル プの開聞を波 の短周期側で聞 き , 長周期
側 で閉 じ る こ と を特徴 と す る 特許請求の範囲第 2 項記
弁を介 し て圧力水槽と連通可能にす る と 共に, 減圧弁
載の浮遊式海洋構造物の動揺軽減方法。
よび下部はそ れぞれ開問弁を介 し て圧力水槽 と連通可
④前記短周期が え / β (波長/船幅)
=
8付近であ
る こ と を特徴とす る特許請求の範囲第 3 項記載の浮遊
式海洋構造物の動揺軽減方法。
を介 して大気と連通可能 に し . 前記鴻過装置の上部お
能に す る こ と を特徴とす る水棲生物用圧力水槽。
②上記圧力水槽は耐圧壁に よ り 複数の水槽に仕切 ら
れ る と共に, 各水槽 と エ ア コ ン プ レ ッ サ聞に は圧力調
整弁が設 け ら れ る こ と を特徴 と す る 請求項第 1 記載の
4)
無人潜水機の昇降装置
登録日
水棲生物用圧力水槽。
5 年 1 月 19 日
(特許請求の範囲)
涙滴型を し た機体と, 該機体の頭部側に自動切離装
置 に よ り取付 け ら れ た第 l 重錘と , 機体の側胴頭部寄
り に 自動切離装置 を介 し取付 け られた第 2 重錘と よ り
表- 1
工業所有権登録等状況 (平成4 年度)
登 録
出願中
22
69
国
内
11
6
国
外
実用新 案
9
4
商
標
7
意
匠
区 分
特
許
な り , 第 1 . 第 2 両重錘が取付け られた状態では頭部
を下に し た鉛直下向状態で潜航 し , 第 1 重錘が取外さ
状態では頭部を上に し た鉛直上向状態で浮上す る よ う
に し た こ と を特徴 と す る 無人潜水機の昇降装置。
A品τ
円JU
れた状態では水平状態に, さ ら に第 2 重錘が外された
」
。
。
備
考
|
版
物
当 セ ン タ ー刊行物
平成 4 .
4
平成 4 .
7
3 ) 海洋科学技術セ ン タ 一年報
平成 4 .
9
4 ) 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告 第28号
平成 4 .
9
(平成 3 事業年度)
平成 4 . 1 2
7 ) 第 8 回 し んか い シ ン ポ ジ ウ ム報告書
平成 4 . 1 2
8 ) O T C ・92 調査報告書
平成 4 . 12
9 ) 第18回研究発表会
平成 5 .
1
10) 情報誌 r J A M S T E C J 第 5 巻第 1 号 (通巻第17号)
平成 5 .
1
1 1 ) 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告 第29号
平成 5 .
3
12) 海洋科学技術セ ン タ ー試験研究報告 抄録集 (第 6 号)
平成 5 .
3
13) R O V '92 報告書
平成 5 .
3
14) M T S '92 調査報告書
平成 5 .
3
15) 海洋科学技術 セ ン タ ー ニ ュ ー ス No.118 -- No.123
隔月刊
(2)
要旨集
1
平成 4 . 10
1 3
5 ) 情報誌 r J A M S T E C J 第 4 巻第 4 号 (通巻第16号)
6 ) 第 9 回 しんかい シ ン ポ ジ ウ ム 予稿集
1 1
1 ) 情報誌 r J A M S T E C J 第 4 巻第 2 号 (通巻第14号)
2 ) 情報誌 í J A M S T E C J 第 4 巻第 3 号 (通巻第15号)
8 8 3 1 4 1 1 4 7 6 4 8 1 3 0
.
1 1 各
発行年月
1 B B B B B B B B B B B B B B B
(1 )
出
敬
nD
マt
AU玄円。
勺t
qrunv
Qu
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9u
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•.
←
J川e
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Ru
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O
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R
FO
Rd
Fhd
FhU
F
F
URU
9.
委託研究
( 日 本深海技術協会へ)
1 ) 沿岸域に お け る 海洋研究 ・ 海洋利用 の動向及びそれに必要
平成 5 .
3
B 5
2 B 9
平成 5 .
3
B 5
1 6 5
平成 5 .
3
B 5
1 :3 3
平成 5 .
3
B5
1 4 6
平成 5 .
3
B 5
2 ;[ 6
な技術の抽出に関する 調査報告書 (平成 4 年度)
2 ) 運用停止海底通信 テ ー ブルの利用 に よ る デ ー タ 伝送技術に
関 す る調査報告書 (平成 4 年度)
3 ) 海洋新動力 シ ス テ ム の調査研究報告書 (平成 4 年度)
(国際海洋科学技術協会へ)
4 ) 地域特性を生か し た海洋開発の可能性に関する調査研究
報告書 (平成 4 年度)
(3)
受託研究
(科学技術庁研究開発局よ り )
1 ) 海嶺にお け る エ ネ ルギー ・ 物質フ ラ ッ ク ス の解明に関する
調査報告書 (平成 4 年度)
-hu
nL
10.
外国出張等
(1 ) 外国出張件数 ・ 延べ人数の推移 ( 昭和63年度~平成 4 年度)
166
(件 ・ 人 )
1 70
1 60
150
140
130
120
110
難 = 件数
1 00
90
80
三=人数
70
60
50
40
30
20
10
。
S63
Hl
H2
H3
H4
( 年度 )
{2ì 鋤日本船舶振興会補助事業によ る 出張
用務先 ・ 期間
氏
名
ROV'92参加, 潜水船救難 シ ン ポ ジ ウ ム打合せ及び海洋 海域開発技術部
米国
4.
務
用
5/31 ,._ 6/14
岩井
機器開発の動向調査
米国
MTS'92参加, 潜航浮上型人口海底に関する発表及び海 海域開発研究部
4. 10/18 ....._, 1 1 / 1
中研究室研究の動向調査
米国
UJNR海洋構造物専門部会第18回 日 米同部会出席, 技 理
4. 10/28 ,._ 11/ 6
術開発状況及び関連研究施設調査
米国
ウ ッ ズ ホ ー ル海洋研究所 と の 自 律型海底探査機 (ABE) 深海開発技術部
4. 11/ 1 ....._, 11/ 9
に関す る 共同研究実施
事
芳郎
岡本
峰雄
中戸
弘之
野本
昌夫
nlo
qL
(3) 調査団派遣
用
用務先 ・ 期間
米国, カ ナ ダ
4. 5/3 -- 5/17
氏
務
名
参加団員 は 別 表 -- 1 の と
OTC・92 調査団参加
おり
(4) 在外研究員 ・ 海外駐在員等
用
用務先 ・ 期間
米国
務
氏
TOGA-COARE (赤道太平洋 に お け る 海洋大気結合作 海洋研究部
名
黒田
芳史
深海 に お け る 物質循環過程の研究 [在外研究 員 ] 兼 深海研究部 本多
牧生
3. 12/1 -- 5. 3/17 用に関する研究) 国際事務局の活動支援 [海外派遣職員]
米国
4. 1/3-- 5. 1/ 2 [;海外駐在員]
米国 (ハ ワ イ )
ハ ワ イ 諸島の海底火山にお け る 調査 ・ 観測状況調査
深海研究部
仲
二郎
4. 1/20 -- 5. 3/19 [在外研究員]
最新の潜水生理学 ・ 潜水技術等の研究調査 〔在外研究 海域開発研究部
仏国
楢木
4.3/17 -- 5. 1/ 1 員 ]
暢雄
米国
深海微生物 一生物の共生関係解明 の た め の細胞培養シ 深海環境プ ロ グ ラ ム
4. 3/23 -- 5. 3/31
ス テ ム の研究開発 [在外研究員]
長沼
毅
米国
氷海用自動観測 ス テ ー シ ョ ン(lOEB)第 2 号機の製作立 海洋研究部
畠山
清
5. 3/ 1 -- 5. 9/30 会い及び運用技術の習得
米国
5. 3/15
米国
--
深海 に お け る 物質循環過程の研究 [在外研究員 ] 兼 深海研究部
6. 3/14
本 多 牧生
[海外駐在員]
羊 に よ る 減圧症及び骨壇死に関す る 研究調査 [在外研 海域開発研究部
」
他谷
5. 3/30 -- 6. 3/29 究員]
康
内t
nL
(S)
海外の研究者 ・ 技術者の招轄
注1) 本 印は(財)日本船舶振興会補助事業を示す。
注2) ム印は招鴨費用の一部のみ当 セ ン タ ー が負担 した。
用 務先 ・ 期間
用
氏
務
名
海側塑嫡センター
4. 7/25 ""'" 8/ 1
| イ ン ド ネ シ ア経済水域内海洋観測計画の詳細打合せ他
イ ン ド ネ シ ア技街新面応用庁
海側者姉セ ン タ ー
「か い よ う 」 乗船
4. 7/29 ""'" 8/25
| 日 中黒潮共同調査 に伴 う 東 シ ナ海調査参加
中国国家海洋局
海淋ヰ学働時セ ン タ ー
4. 8/19 ,....., 8/31
I PORSEC'92参加及びR&D ミ ー テ ィ ン グ講演
カ ナ ダ ダルハ ウ ジ ィ 大学
海洋科物姉セ ンター
4. 8/23 ""'" 9/ 4
I PORSEC'92参加及びR&D ミ ー テ ィ ン グ講演
カ ナ ダ ヴ ィ ク ト リ ア大学
Prof. Robert W. Stwart
Mr. Ir. Andjar Suparman
郎 志向氏
Prof. Marlon Lwis
|
|
科
学
技
術セ ン タ ー 航空機搭載
型 マイ ク ロ 波放射計開発 の た め の 航空機選 米
国政
府
航
空宇宙局
海洋
Dr. James Sue
4. 8/23 ""'" 8/30 定 ・ ア ン テ ナ 方式等の基本条件設定の た め
I
I
海洋料学技術セ ン タ ー 国 際 ワ ー ク シ ョ
4. 9/ 6 ""'" 9/10
,.....,
|
ッ
プ92参加
中国国家海洋局第一海洋研究所
ムDr.
ムDr. Zhu
|
海洋科学技術センター 第 2 目安全と救難 シ ン ポ ジ ウ ム 参加
10/25
4. 10/18
Mingyuan
ロ シ ア シルショ フ海洋研究所
ムDr. Anatory Sagalevitch
l
海併ヰ学技術センター 深海生物の研究に関する打合せ
4. 11/21 ,....., 12/ 4
,.....,
,.....,
PU Shuzhen
フ ラ ンス
*
|
I
Dr.
IFREMER
Daniel Desbruyeres
|
科
学
技
術セ ン タ ー 海洋大循環数値 モ デルの研究に関 し. R &D ミ ー テ ィ ン 米
海洋
国ス ク リ プス海洋
所
研究
12/ 6 グに て講演
4. 1 1/29
* Prof. John Road
I
イ � IJ 7 サ クラメ Y 卜 海洋研究所
Prof. Art Miller
|
I
初
荷セ ン タ ー I r フ ィ リ ピ ン 東方海域の流量変動の観測研究」
学
海洋
科
5. 2/22 ""'" 3/14 I る デ ー タ 処理 ・ 研究
|
特
働
時センター 北極域の変動現象の観測法及び北極観測デー タ の 解析 米国ウ ッ ズホ ー ル海洋
研
究
所
海併
12/ 4 法指導
4. 11/29
Dr. Richard Krishfield
I
に関 す
イ ン ド ネ シ ア経済海域にお け る 共同海洋観測 に 関 す る
打合せ等
| イ ン ド ネ シア
I
ボゴール劇大学
Prof. John Pariwono
| イ ン ド ネ シア技術翻面応用庁
I
Mr. Handoko Manoto
nHu
nJ臼
(6)
海外の研究者 ・ 技術者の受入 ・ 研修
用
氏
名
用務先 ・ 期間
務
海洋科学捌Iセンター 「 しんかい6500J による伊豆 ・ 小笠原弧及びマ リ アナ | 米国ラ トガーズ大学
C.
「よこすかJ 乗船 弧の島弧横断潜航調査, 参加
I
4. 9/10 -- 9/26
A.
Prof. Robert
Vrijenhoek
Prof. Richard
Lutz
海洋科寺苛勤時センター 「 しんかい6500J によ る伊豆 ・ 小笠原弧及びマ リ アナ 米国ハワイ大学
「よこすかJ 乗船 弧の島弧横断潜航調査, 参加
4. 9/22 -- 10/ 8
Prof. Brian Taylor
Dr. Susan Debari
海洋科寺号訴時センター 「しんかい6500J による伊旦 ・ 小笠原弧及びマ リ ア ナ 米国海洋大気局
Dr.
「よこすか」 乗船 弧の島弧横断潜航調査, 参加
4. 11/3 -- 11/20
米国イ ンディ アナ大学
Peter Rona
Prof.
A・L.
Reysenbach
海洋科学初荷センター 「 しんかい6500J による伊豆 ・ 小笠原弧及びマ リ ア ナ 米国ハワイ大学
「よこすかJ 乗船 弧の島弧横断潜航調査, 参加
4. 11/18 -- 12/2
米国NRL
Dr. Patricia Fryer
Dr.
Lynn
海洋科学技術センター 平成 3年度科学技術庁フ エ ロ ー シ ッ プ制度に基づき深 スペイ ン
5. 2/15 -- 7. 2/1 海における微生物を中心と した生態系の研究のため
Dr. Juan
海側捌iT-t!
構
名
氏
団
長 *志
村
団
員
堀
田
井
内
ノノ
11
方 正氏
OTC'92調査団参加者名簿
成
11
M. Gonzalez
/' 5'一 | 平成 3 年度開術庁フ ェ ロ ー シ ッ フ 制度即時 | 中国
5. 2/24 --6. 7/31 海における流れと海底地形 の相互作用の研究のため
別表- 1
E. Johnson
沢
星
所
属
海洋科学技術セ ンター
総務部 部長
平 海洋科学技術セ ンター
企画部 企画課長代理
海洋科学技術セ ン タ ー
正
敏
運航部 運航課主任
海洋科学技術セ ン タ ー
治
寛
海域開発研究部 第 3研究G主任
海洋科学技術セ ン タ ー
誠一郎
深海開発技術部 第 2研究G副主任
*印は(財)日本船舶振興会補助事業対象者を示す。
光
雄
-1 29
表- 1
名
言t�
2) 波
水
動
槽
潜水訓 練プー ル
潜水訓練用 オ ー プ ン タ ン ク
水槽本体 ・ 造波装置 ・ 計測
台車 ・ 消波装置
様
仕
構 成 装 置
1) 潜 水 訓 練 プ ー ル
覧 表
プール : ほぼ正方形 一辺の長 さ21m
使 用 目 的
深 さ 3 m (一部1.5m)
潜水技術者の養成
訓練, 潜水機器の
開発, 性能試験
長さ40m 幅4m 深さ2.3m 最大波高O.2m 波長O.5m....... 10.0m
海洋構造物, 船舶
消波装置, オ イ ル
フ ェ ン ス等の試験
オ ー プ ン タ ン ク : 直径3m
..., .0m /
計測台車O.2,.2
s
深 さ 3m
速度変度率
土 3% F . S以内
槽
水槽本体 ・ 送受波器位置検出
制御装置 ・ 超音波送受波器自
動較正装置 ・ 無響脱気装置
長さ9m 幅9m 深さ9m, 1.5m 損|淀 モー ド : パル ス及び連続波
周波数範囲 : 5 k Hz""""500 k Hz 周波数 レ ス ポ ン ス 土 1dB
パルス 波 : 10 J.lsec以上
水中での送受波器
の感度と 指向性の
測定
槽
水槽本体 ・ 送流系駆動装置 ・
流速測定装置 ・ ホ イ ス ト
長 さ 9.5m 幅4.0m 高 さ 1 .8m
流速 : 0.5,...5..., .0m/sec (自由表面無 し )
0.5,......,2.5m/sec ( 自 由表面有 り )
船舶流体力学,
海洋工学研究用
5) 潜 水 シ ュ ミ レ ー タ ー
耐圧チ ェ ン パ ・ ガ ス 系統 ・ 環
境 コ ン ト ロ ー ル系統 ・ 中央制
御盤
ウ ェ ッ ト チ ェ ンパ : 内径3.6m 高さ6.2m
ド ラ イ チ ェ ン ノイ : 内径2.3m 長 さ 7.5m
サ ブチ ェ ン ノイI
: 内径 2.5m
混合ガス短時間潜
水訓練, 高圧環境
下の医学的研究等
6) 高 圧 実 験 水 槽
水槽本体 ・ 加圧装置 ・ モ ニ タ
装置 ・ 計測装置 ・ 作業装置
有効寸法 : 内径1.4m 長 さ 3m
最大加圧 : 静圧加圧1,560kg/cof 繰返 し 加圧650kg/cof
加圧媒体 : 真水, 海水 (人工海水), 油
深海用器機, 材料
等の開発研究実験
7) 小 型 高 圧 実 験 水 槽
水槽本体 ・ 加圧装置 ・ モ ニ タ
装置 ・ 計測装置 ・ 作業装置
有効寸法 : 内径45cm 長 さ 70cm
最大加圧 : 700kg/cof
加圧媒体 : 真水
深海用機器, 材料
等の開発研究実験
8) 潜水呼吸器高圧試験装置
水槽本体 ・ 操作室 ・ 人工呼吸
器装置
有効寸法 : 70cm 長 さ 169cm
最大加圧 : 50kg/cof
液
加圧媒体 : 水, 不
:::t' 凍
lif.!� (塩水), 気体 (Air, He, Heー02, N2)
各種潜水機器の作
動, 性能確認及び
耐圧試験
直径1.6m 高 さ 1.8m
潜水作業員基地
安全の確保
3) 超
ユ
担
コ
日
水
水
流
1
5
0
4) 回
波
1
9) オ
ー
プ
ン
ベ
ル
最大定員 : 3名
10) 救 急 再 圧 訓 練 装 置
長 さ 4.3m
11) 講
収容人員 : 15名""""30名程度
義
室
幅1.8m 高 さ 1.9m
最大定員 : 2名
潜水技術者の養成
訓練, 高気圧障害
発生時救急再圧等
海洋科学技術に関
す る 講義等を行う
4-圃・.
束 通話 路 ・防 毒 8判明
一
週栄 泊
施
設 備
供 用 施 設
表- 2
施 設
練
設
一
Jレ
プ
オ ー フ。 ン タ ン ク
講
波
動
料
冬 (10"""'5月)
夏 (6月"""'9月)
加温 (300C)
加温 (300C )
自然温
円
円
円
113,000
70,000
41,000
8,000
96,000
54,000
室
1,000円
室
3,000円
水 槽
128,000円
室
義
用
使
・ 設 備 名
潜 水 司11
ブ ー ル 施
教
施設 ・ 設備使用 1 日 当 り の基準 (平成4 年度)
室
水槽本体
水槽装置一式
83,000円
233,000円
自然温
円
41,000
8,000
超 音 波 水 槽
回 流 7}<. 槽
38,000円
潜水 シ ミ ュ レ ー タ
別に定める
型
高
験 7}<.
潜 水 呼 吸
高圧試験装
オープ ンベ
実
救
司11
※
圧
槽
器
置
ル
29,000円
38,000円 〈必要に応じ別途加圧媒体に必要な費用を加算する。)
圧
装 置
上記金額に消費税は含まれており ま せん。
急
練
再
12,000円
14,000円
つU
表- 3
分
区
施
設
一
潜 水 訓 練
プ
オ
タ
プ
講
回
ン
ン
義
波
超
一
名
動
水
波
E
1
国
外
件 数
71<
日
数
用
内
金 額(円〉
jレ
4
ク
l
25,775
室
1
3,090
槽
2
8
2
344,459
71<
2
中型高圧実験水槽
1
小型高圧実験水槽
潜 71< シ ミ ュ レ ー タ ー
潜 水 呼吸 器 高 圧 試 験 装 置
一
6
2
2
7
一
14
3
7
1,366,754
12
38
164,800
13
18
203,714
18
25
16
3
322,124
ニ
365
203,105
他
23
232,898
418
3,538,064
23
55
234
ヨ
幸
ニ
島
計
数
5
117,741
E
i
L
コ
一
日
479,980
4
の
10
用
78
ドルフ ィ ン 3 K水槽
そ
数
使
7
救急再圧訓練装置
岸
件
部
73,624
槽
槽
高 圧 実 験
使
部
槽
71<
流
平成4 年度施設の使用実績
2
4
8
21
80
510
qb
円。
12. 来訪者
(1 )
圏内視察 ・ 見学者
年 月
H 4. 4
5
6
7
8
9
10
主 な 見 学 者
東亜建設工業閥横浜支庖
横須賀南西 ロ ー タ リ ー ク ラ ブ
日本信頼性学会
化学エネ ルギー ク ラ ブ
防災科学研究所
地域科学技術交流会議
横須賀交流 プラザ
横浜税関
側竹中土木
科学技術庁平野科学審議官
科学技術庁原子力委員会伊原委員
中央水産研究所
横須賀税務署
東京都環境計量協議会
横須賀三浦地区行政セ ン タ ー
大蔵省会計事務研修
海上自衛隊横須賀通信隊
東京私立中学高等学校協会
建設技術試験研究機関連絡協議会
間日本鉄鋼連盟
藤沢市立小学校教育研究会
資源 ・ 素材学会
青森県
科学技術会議森井議員
通産省工業技術院四国工業技術試験所
港湾技術研究所土木学会誌編集委員会
小樽市役所
横須賀市スポー ツ少年団
側有隣堂 「夏休みはかせセ ミ ナーJ
横須賀 「水と環境J 研究会
(油日本原子力産業会議
側横浜工業館
海上自衛隊潜水医学実験隊
神奈川区婦人団体
全 ト ヨ タ生産技術企画委員会
北下浦公民館
横須賀港航行安全連絡協議会
全国政令市衛生部局長会
(拙日本妓術士会
資源エ ネル ギー庁海洋開発室
件 数
人 数
5
160
6
!58
4
1 16
10
234
5
103
5
82
5
114
qo
nd
年 月
H4. 11
12
H5. 1
2
3
主
日本金属学会
横須賀市委託婦人学級
日本原子力研究所 高崎研究所
科学ジャーナ リ ス ト世界会議
小田原漁業青年会
川崎港埠頭連絡会
法政大学第二高校
関東自動車側協力会
むつ市
横須賀ー浦地区行政セ
岩手県市種市高校 ンター
蔵前懇話会
日揮側
神奈川県立高等学校校長会
静岡県食品技術研究会
関東自動車工業側
関東自動車工業側
日本鋼管側
青森県
新技術事業団
ぷ
E
コ
』
{2l
な 見 学 者
計
件 数
人 数
10
218
5
90
2
2
3
54
47
30
62
1.306
船舶一般公開
年 月 日
•
所
場
H4. 7. 27,28 岩手県宮古港
8. 13
富山県伏木富山新港
公 開 施 設
見学者数
「 しんかい6500J rよこすかJ
2,699
「しんかい6500J ・ 「よこすか」
4,853
•
•
8. 16
北海道室蘭港
「しんかい6500J ・ 「よこすか」
2,141
8. 27
北海道奥尻港
fしんかい2000J rなつ しまJ
848
10. 4
大分県別府観光港
「しんかい2000J rなつ しま」
2,601
「しんかい6500J ・ 「よこすかj
6,208
10. 24,25 神奈川県横浜港
ム
CI
計
- 134 ー
19,350
(3)
外国人来訪者
月
な
来
訪
者
件
数
J 0 1 (米国海洋共同研究機構) 理事長
5
D S 1 R ( ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド科学技術産業省) 研究者
6
米 国 ウ ッ ズホ ー ル海洋研究所 主任研究官
7
ジ ョ イ デス ・ レ ゾ リ ュ ー シ ョ ン号研究者
8
カナダ
人
数
G 1 4 ロ
H4. 4
主
FO
-qu
Fhu
年
ロ シ ア極東海事調査設計技術研究所所長
ダルハ ウ ジ ィ 大学助教授
6
115
4
13
6
29
K O R D 1 (韓国海洋研究所〉 所長
9
10
日仏会館 フ ラ ン ス 学長
ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド国立博物館館長
運航者会議参加者 ス タ デ ィ ツ ア ー
フ ラ ン ス国防省装備庁
関東海運局船船部研修生
5
9
12
フ ラ ン ス大使館科学技術ア タ ッ シ ェ
9
33
Fhu
aq
11
N S F (米国科学技術財団)
ア ラ ス カ 大学地球物理学研究所所長
H5. 1
2
米国パージニア ウ ィ リ ア ムア ン ド メ ア ト大学 パージニア海料学研究所所長
1 O C (政府間海洋学委員会) 事務局補
6
カナダ
3
プ リ マ ス 海洋研究所上級主任科学官
横浜研修セ ン タ ー
18
A
cl
(件 ・ 人 )
420
400
3 80
360
3 40
320
300
280
260
240
220
200
180
160
140
120
100
80
60
40
20
。
計
5
23
59
306
414
議 = 件数
三=人数
H1
H2
H3
Fhu
qo
S63
H4
(年度)
外国人来訪者件数 。 人数の推移 (昭和63年度~平成 4 年度)
鮒
五
建
洋
イ
ア
Z王
※ 側
オ
ン
ド
ネ
シ
ー
ト
マ
林
ヤ
業
重
船
工
ア
・
ー
ュ
業
立
管
財
共
和
電
き
ん
で
レ
ラ
工
業
浜
急
行
電
鉄
金
属
鉱
山
側
ン
ト
セ
業
銀
生
保
命
ソ
ン
険
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13. 賛助会員 と寄付者名簿(平成 5 年 3 月31 日現在)
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海洋科学技 術 セ ン タ 一
年 報 (平成 4 事業年度)
発行
平 成 5 年 12月
編集 ・ 発行
海洋科学技術 セ ン タ ー
国図回 一 口 口
情報室
神 奈 川 県 横 須 賀 市 夏 島 町 2 番 地 15
電 話 (0468) 66 - 3811 ( 代 表 )
東京連絡所
回回回 一 口口
東京都港区新橋 2 丁 目 6 番 l 号
( さ く ら 新橋 ビ ル 6 階)
電
製作 ・ 印刷
話
( 03) 3591 - 5151 ( 代 表 )
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3
4E
⑫
海洋科学技術セ ン タ ー
所在地..237 神奈川県横須賀市夏島町2番地 1 5 電話 ( 0468) 66・381 1 (代表)
東京連絡所・.1 05 東京都港区新橋 2 丁 目 6 番 1 号 ( さ く ら新橋 ピル 6 階 )
電話 ( 03) 359 1-5151 (代表)