演題:「改めて実感する写真の力の素晴らしさ」

『写真の日』基調講演
演題:「改めて実感する写真の力の素晴らしさ」
講 師: 写真家 鈴木 麻弓氏
宮城県牡鹿半島の
信頼感も生まれるのです。この1年 2 ヶ
主な写真集・著書
先にある人口一万人の
月の私の活動と被災地の現状をみなさま
写文集
小さな町・女川町にあ
に伝えられたら…… と思っています。
る佐々木写真館。3月
■■■ 鈴木麻弓氏プロフィール ■■■
11日の津 波に寄って
鈴木麻弓(すずきまゆみ)
写 真館は 流され、両
佐々木写真館三代目。1977年8月21日、
震災からの日々を写真と文章で描いた一
親は行方不明となり、私の人生は一変し
宮城県女川町生まれ。父は肖像写真家の
冊。写真館の娘の視点を 通し、被災地
ました。
「故郷のために何かしたい」当
佐々木厚。大学時代に“渡部さとる氏”
の「いま」を知ることができる。
初はそう思いましたが、復旧が急がれる
のアシスタントを務めた後、カメラマンと
非常事態の中で、写真が何の役に立つ
して独立。東日本大震災で両親が行方不
のだろうと悩みました。震災から一ヶ月後
明となり人生が一転する。
の小学校入学式。行方不明の父に代わっ
写真展
JR四ッ谷駅麹町口前(徒歩 1分)
て私が撮影に行きました。家も思い出も
2011.5.16.∼20
〒102-0085
鈴木麻弓氏
「女川 佐々木写真館」
鈴木麻弓著
(一葉社刊、価格2,100 円)
■会 場:主婦会館プラザエフ
なくなった女川の人々が、どんなに写真
(Hug Japan 主催『WE ARE HEAR』に参加)
東京都千代田区六番町15 番地
を待ち望んでいたのか…… その時初め
『the Day, and After ∼memory of ONAGAWA∼』
03-3265-8111(代)
て、写真の力を感じたのです。
その後、私の母校でもある小学校の
卒業アルバムの撮影を進めながら、女川
ニューヨーク AIGA にて
※聴講は、 5月30 日までに事務局迄
下記 FAX でお申し込みください。
2011.8.5∼10.27
『LIFE ∼ 父の眼差し、娘の視線』
(03-3353-3315)
に生きる人々の姿を写真に収めようと月に
富士フイルムフォトサロン
(聴講:参加無料 懇親会費:¥7,000)
1∼2 度女川へ通いながら撮影を続けてい
東京/仙台/大阪
■開催日時:平成 24 年 5月31日(木)
ます。最近では、メイク講師と共に「毎
日が楽しくなるメイクレッスン」と題し、
年配の女性を中心にした企画をやってお
ります。メイクというものは女性の心まで
も明るくしてくれる魔法なのです。最初は
写真を撮る事に抵抗があった女性達も次
第にその気になり撮影を楽しんでくれまし
た。女性達が元気だと町も活気づきます
よね。 中には「佐々木写真館の娘さんが
撮ってくれると聞きつけてわざわざ来たの
よ」と言ってくださる方も! 父が長年守っ
てきた写真館があるからこそ、こうした
2012.3.8∼3.15
『復興を願う二人の写真家
菊地信平・鈴木麻弓二人展』
ポートレートギャラリー 東京・四谷
■講演時間:14:00 ∼ 16:00
(8Fスイセン)
■懇 親 会:16:00 ∼ 18:00
(4Fシャトレ)