ワークシフトを採用する10の理由

ワークシフトの促進 ∣ ホワイトペーパー
ワークシフトを採用する10の理由
www.citrix.co.jp
ワークシフトとは、適切な場所で適
切な時期に適切な従業員が仕事
を行えるようにすることを基盤とし
た戦略です。これを実現するの
は、IT リソースを集中管理し、ユー
ザーがいつでも、どこでも、どのデ
バイスでも仕 事ができるよう にセ
キュアな高品質のサービスとして
提供できるように IT を変革する必
要があります。シトリックスの仮想化
ソリューションは、ワークシフトを促
進します。
従業員が最も効率的に業務できる環境へ
コンピューティングは、不可能を可能にするものであって、制約を課すべきでは
ありません。企業には、厳格な IT インフラストラクチャーに縛られずに、必要な
時に、必要な場所へ、適切な人材を配置できる柔軟性が必要です。情報および
IT リソースは、セキュリティや管理のしやすさから定位置に固定するのではなく、
従業員が最も効率的、効果的に業務を継続できる場所へ自由に移動できる必
要があります。従業員は、スケジュール通りに指定された場所に行かされるので
はなく、業務を最も効果的に行える最適な場所、時間、およびデバイスを自由に
選択できるべきです。これを実現することが、ワークシフトの本質です。そして、
今のビジネスのやり方を変えようとしています。
制限のないビジネスの生産性
簡潔に言えば、ワークシフトとは、適切な場所で適切な時期に適切な従業員が
仕事を行えるようにすることを基盤とした戦略です。これは様々な形態をとり、幅
広い企業利益をもたらします。ビジネスプロセスまたは部門全体を新しい場所に
移動して、従業員、契約社員、外注先企業またはオフショアリングプロバイダー
など、より幅広い要員をうまく活用し、生産性とカスタマーサービスを改善すること
ができます。合併、買収、およびブランチオフィスの拡張をより迅速かつシームレ
スに完了させて、事業の成長をサポートします。災害発生や疾病の流行により、
従来の場所で事業継続性の維持が困難な場合、業務を行う場所から別の場所
へ、あるいは従業員ごと異なる場所へ移動させることができます。データとアプリ
ケーションは集中管理され、エンドポイントデバイスから完全に独立するため、セ
キュリティと管理の容易性が向上します。在宅勤務およびデスク共有プログラム
は、設備および不動産コストを削減できます。働く場所の選択の幅が広がること
で、スキルを持った人材の採用および確保、仕事の満足度の向上、人材の流出
を抑えコストの削減につながります。
では、なぜ最初からワークシフトしなかったのかということです。これは単純に、従
来の IT コンピューティングインフラストラクチャーでは、ワークシフトに必要な柔
軟性、セキュリティ、管理の容易性を提供できなかったからです。その後、仮想コ
ンピューティングがすべてを変えました。
ワークシフトを可能にしたシトリックス
ワークシフトは、IT リソースを集中管理し、セキュアな高品質のサービスとして提
供し、ユーザーがいつでも、どこでも、どのデバイスでも仕事ができるようにする
ために、シトリックスが開発した仮想コンピューティングによって実現されます。
ワークシフトの基盤となるのは Citrix® XenDesktop™です。これは、仮想デスク
トップとアプリケーションのオンデマンドデリバリーを可能にし、セキュリティを保持
しながら、ユーザーにかつてないほどの柔軟性と可動性を提供します。さらに、
シトリックスの GoToMeeting®と GoToAssist®は、使いやすいオンラインコラボ
レーションとリモートサポートを提供できます。特定の時刻、場所、デバイスによる
拘束からユーザーを解放すると同時に、IT に必要なセキュリティ、管理の容易
性、および制御を提供することで、シトリックスの仮想コンピューティングは、すべ
ての企業がワークシフトのあらゆる恩恵を受けられるようにします。
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ワークシフトの促進 ∣ ホワイトペーパー
ワークシフトを採用する 10 の理由
仮想コンピューティングインフラスト
ラクチャーは、1 日もかからずに新
しいロケーションをネットワークに接
続し、新しいユーザー用のデスク
トップを数分で用意できます。
ワークシフトは、企業が買収の成
果を短期間で上げ、より積極的な
成長戦略に対応し、新たな戦略の
最適なタイミングで遂行できるよう
にします。
1. ビジネスの成長を促進する
オフィス移転やブランチオフィスの開設、またはオフィスの拡張を迅速かつ効果
的に実現できることが、競争上の優位性につながります。従来のデスクトップイン
フラストラクチャーでは、企業が成長する際に新しいハードウェアの購入、ソフト
ウェアのインストール、個々の従業員毎にセットアップが必要なため、俊敏性が
失われていました。オーバープロビジョニングに対する懸念により、準備するデス
クトップ数に関して保守的な意思決定をする可能性があり、さらに導入スケ
ジュールが長期化するため相当前から要件を見積もる必要があるため、成長が
遅れ、柔軟性も失われます。
仮想コンピューティングインフラストラクチャーは、1 日もかからずに新しいロケー
ションをネットワークに接続し、新しいユーザー用のデスクトップを数分で用意で
きます。使用可能な状態であれば、長年使用している機器やユーザー自身のデ
バイスも含め、すべてのデスクトップハードウェアを使用して、オンデマンドで仮
想デスクトップにアクセスできます。しかも、すべてのユーザーが、最も要求の厳
しいエンタープライズアプリケーションでも、高品位のユーザーエクスペリエンス
の恩恵を受けることができます。集中管理とオンラインサポートツールにより、新
しい場所に IT スタッフを配置する必要がなくなり、オーバーヘッドを減らすこと
ができます。その結果、企業は簡単に、より速く、弾力的に成長することができ、
ビジネスインパクトを加速することもできます。
2. より短期間で M&A の成果を上げる
企業の M&A(合併や買収)は、オフィスと従業員の統合に長く複雑なプロセスを
要します。新しい企業が事業活動の統合に取り組む際に、データとアプリケー
ションも含めた IT リソースの共通基盤を、合併した従業員が利用できるようにす
ることも必要になります。合併される組織の IT インフラストラクチャーがまったく
異なることも珍しくありませんが、その場合は、IT インフラストラクチャーの統合に
数か月あるいは数年もの努力と多大なコストが必要になる可能性があります。
仮想コンピューティングを使用すると、より迅速に、簡単かつコスト効果の高い方
法で組織を統合できます。企業の全従業員にほとんど瞬時に仮想デスクトップを
提供できるだけでなく、既存のコンピューティングデバイスを使用して、共通の
データやアプリケーションにアクセスできます。これまで何か月もかかっていた新
しい買収企業のオンライン接続をたった 1 日で行って統合スケジュールを根本
的に短縮することで、ワークシフトは、企業が買収の成果を短期間で上げ、より
積極的な成長戦略に対応し、新たな戦略の好機を自信を持って利用できるよう
にします。
3. ワークライフバランスを改善し従業員の定着率を向上
1 日の中で仕事、私事、家庭生活の時間を明確に区切ることはほとんど不可能
です。たとえば、自宅で母親の介護が必要であったり、病気の子供と病院にいた
り、または台風や大雨で交通機関がストップし、休暇が終わってもオフィスへ出
社できない場合もあります。反対に、仕事が就業時間を大幅に超えたり、週末な
ど本来の仕事時間でないときに電話することもあります。従業員がこのような状況
を受け入れられない場合や、仕事がやりにくいと感じた場合は、生産性も仕事満
3
足度も低下し、他の仕事を探したくなるかもしれません。これはビジネスコストの
上昇につながります。
ワークシフトは、スケジュールやそ
れぞれのニーズに合わせて、従業
員のワークバランスをとれる柔軟性
を提供します。
仕事が完全に可動的で場所に依
存しなくなれば、採用希望者、コン
サルタント、請負業者が今どこにい
るか、入社するための引越に意欲
的かどうかは考慮せずに採用でき
ます。
Corporate Leadership Council (CLC)の試算によると、中規模の企業では、
離職者の籍を新規採用で埋めるためにかかる費用は、退職、採用、新人のト
レーニングのコスト、入れ替えによる生産性と継続性の損失も含めると、1 年当た
り簡単に数百万ドルに達します。1
ワークシフトは、スケジュールやそれぞれのニーズに合わせて、従業員がどのよ
うにでも仕事と私用のバランスをとれる柔軟性を提供します。 WorldatWork(福
利厚生に関する NPO 法人)によると、企業が柔軟性レベルを高めるほど、自発
的離職率が低くなります。2 家庭の事情で家にいる必要がある従業員が、オフィ
スにいるとき以上とはいえないまでも、同じように生産的であれば、自宅で仕事を
することもできます。自宅で仕事をできる柔軟性があれば、予想外の大雪や、子
供の病気も、従業員が欠勤する理由にはなりません。それに加え、時間外や週
末に仕事をする必要がある場合は、従業員は自宅でもその他どこにいても、会
社に戻る必要がなく、その場で迅速に対応して、すぐにプライベートの時間に戻
ることができます。
これで生活の質が実際にどれだけ変わるかは、シトリックス製品ユーザーの 1 人
で、大手国際法律事務所で働く弁護士の経験で明らかになっています。彼は息
子のサッカーの試合中に、重要なクライアントから緊急の情報提供依頼がありま
した。彼は、急いでオフィスに戻る代わりに、自分の iPhone を使ってシトリックス
の仮想デスクトップにセキュアにアクセスし、会社の文書管理システムから情報を
電子メールにコピーして、クライアントに送信しました。これをすべてサッカー場
の観客席からほんの数分で済ませることができました。
4. 優秀な人材をどこからでも採用できる
スキルを持った優秀な従業員を採用しようとすると、企業は常に厳しい競争を強
いられます。この競争は、景気の回復、団塊世代の退職、および世代交代により
テクノロジーに精通している非常に望ましい大勢のワーカーが労働人口に加わ
ると、さらに激化します。ワークシフトは、従来の地理的条件に捕らわれず採用の
範囲を拡張するだけでなく、より魅力的な勤務制度を実現することで、優秀な人
材の採用でより優位に立てるようになります。
仕事が完全に可動的で場所に依存しなくなれば、採用希望者、コンサルタント、
請負業者が今どこにいるか、入社するための引越に意欲的かどうかは考慮せず
に採用できます。たとえ優秀な採用希望者が別の都道府県、海外、または(シト
リックスのお客様の事例にあるように)国内拠点にシステム開発を委託するととし
ても問題はありません。その場合でも、会社の業務に簡単に組み込むことができ、
ビジネスに全面的に参加できます。シトリックスの別のお客様は、ワークシフトを
利用して、カスタマーサービスのエージェントにリモートから作業させることで、自
宅近くのコールセンターへの転職を回避できました。
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Turnover Cost Calculator, Corporate Leadership Council, November 2006
Workplace Flexibility, WorldatWork, February 2011
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5. コストや移動による中断なしで、ボーダレスなコラボ
レーションを可能にする
異なる場所にいる同僚およびマネージャー、それぞれの現場にいる顧客、様々
な会社のパートナー、またはこれらのすべてで構成され、複数地域に及んでいる
プロジェクトチームは、多くの企業で重要な役割を果たしています。これまでは、
このようなチームは、電話会議や直接会っての会議を組み合わせて共同作業を
行ってきましたが、これは費用もかかり、業務の妨げにもなります。また、遠くにい
るチームメンバーは、実際の会議より移動に長い時間を費やしたり、会議に出な
いで済ませることを余儀なくされます。
シトリックスの仮想コンピューティン
グは、距離を越えた効果的なコラ
ボレーションのための完全なフ
レームワークを提供します。
シトリックスの仮想コンピューティン
グは、従業員が「どこでも」、「いつ
でも」生産性を上げられるようにす
ることで、デスクシェアリングなどの
戦略をサポートし、いくつかのブラ
ンチオフィスやオフィススペースを
完全になくすことさえ可能にしま
す。
シトリックスの仮想コンピューティングは、距離を越えた効果的なコラボレーション
のための完全なフレームワークを提供します。データセンターに保存され、集中
管理されているデータをチーム全体で使用し、個々のメンバーが同じ一貫した
最新の情報で、意思決定、顧客とのコミュニケーション、およびプロジェクト開発
を行えるようにします。仮想デスクトップは、それぞれのオフィスまたは企業のスケ
ジュールが違っていても、個々のチームメンバーが同じバージョンのソフトウェア
アプリケーションを使用できるようにします。GoToMeeting は簡単にオンライン
で会議を行えるようにして、距離を感じることなく、チームの団結を促進する最適
なエクスペリエンスを提供します。チームミーティングの他に、オンライントレーニ
ングやサポートセッション、製品のデモ、専門能力開発コース、プロダクトデザイ
ンワークショップなども、移動時間や出張にかかる費用なしで実施できます。
6. 設備コストを削減する
不動産コストは、すべてとはいえないまでも、ほとんどの企業にとって 2 番目に
大きい費用項目です。ワークシフトは、この経費を大幅に削減するために、従業
員がオフィスの内外を問わず、同様に生産性を上げられるようにして、従来の在
宅勤務プログラムより柔軟性に優れ、広範囲に及ぶワークプレイスモデルを実現
します。その 1 つは、デスクシェアリング、フリーアドレス、またはホテリングと呼ば
れるモデルで、企業の全従業員のごく一部にだけスペースを用意します。従業
員には、常設のデスクを割り当てられるのではなく、実際にオフィスにいる日の分
だけ必要に応じて空いている席を予約します。出張の多い従業員や在宅勤務
者用のオフィススペースはほとんど使われないにもかかわらず、その間ずっと光
熱費、税金、保険料、保証金、清掃費、修理費、保守および管理費などの経費
が発生しているというよくある状況を解消します。それと同時に、通常リモートで
作業を行う在宅勤務者がオフィスに来るときは、簡単に場所を確保することがで
き、欠勤している従業員の席を使用することで部外者のように感じることもありま
せん。
シトリックスの仮想コンピューティングは、従業員がどこでもいつでも生産性を上
げられるようにすることで、デスクシェアリングなどの戦略をサポートし、いくつか
のブランチオフィスや作業場所を完全になくすことさえ可能にします。従業員は
いつでも仮想デスクトップ、オンラインコラボレーションツール、およびリモート IT
サポートなどすべてのリソースにアクセスできます。一方で、企業は通常現場に
いる従業員を収容するために必要なスペース分だけ払うことになります。Real
Estate Executive Board(不動産とファイナンスに関するコンサルティング会社)
によると、米国の平均不動産利用料金が従業員 1 人当たり、年間 7,749.04 ド
ルで、デスクシェアリングプログラムを実行している従業員 5,000 人の企業が
5
個々の従業員に一週間に 1 回の在宅勤務を実施すると、不動産の節約は 1 年
当たり 770 万ドルになります。3
7. 業務を最適な場所に移しビジネスを加速する
ワークシフトは企業に最適な柔軟
性を提供し、顧客に組織の制約を
受け入れることを強いるのではな
く、顧客のニーズに従って人材を
展開し、配備できるようにします。
人材と業務をより柔軟に展開できることが、競争で優位に立つための大きな推進
力になります。鉱業や建設業などの業界の企業は、仕事の現場をより効果的に
サポートし、監督および制御を強化することができます。多国籍企業は、業務を
行う地域に従業員を配置して、見込み客、顧客、およびパートナーに会うために
長距離の出張をする必要性を最小限に抑えることができます。需要のピーク時
には、複数の場所にいる追加の従業員の間で(別のフロア、全国、または外注先
施設のどこにいるかは関係なく)業務を効率的に共有できます。オフショアリング
によって「就業時間をずらす」グローバルな戦略で、完全に 24 時間 365 日の生
産性を可能にします。また、それほど重要でない作業は、高度熟練者から低賃
金労働者にシフトして、コストを削減し、コスト効率を向上します。
XenDesktop は、必要に応じて 1 つでも何千でも、どこでも必要とされる場所に
仮想デスクトップをセキュアに配信することで、企業が簡単に最も効果的、生産
的、効率的な場所で仕事ができるようにします。仮想デスクトップは、特定のタス
ク用に、または業務上の役割用に、必要なすべてのアプリケーションとデータを
組み込んで設計することができ、どこでも、何人の従業員にでも、ほとんど瞬時
に展開することができます。処理はデータセンターで行われるため、ローカル
サーバーのリソースによって制限されることもなく、ローカルワークロードを簡単に
拡張できます。操作、管理、およびサポートを一元化することで、ローカルの IT
スタッフを不要にし、グローバルに分散している企業のサポートを容易にします。
8. カスタマーサービスの品質とスピードを向上させる
ワークシフトは企業に最適な柔軟性を提供し、顧客に組織の制約を受け入れる
ことを強いるのではなく、顧客のニーズに従って人材を展開し、配備できるように
します。重要な顧客には、現地に専用スタッフを配置することで、より多くの選択
肢を提供し、要求により迅速かつ正確に対応して、顧客と強い関係を築き、売り
上げの損失を防ぎます。営業担当者は、展示会場から直接注文を処理すること
で、業務遂行と収益の向上を促進できます。医師は、病室から直接医療情報を
参照し、診断情報に基づいた意思決定を迅速に行うことができます。現場の従
業員は、訪問先の顧客のオフィスからでも、移動中の電車の中からでも、必要な
すべてのリソースにアクセスできます。従業員は、顧客のニーズに(いつどこで発
生しても)、夜間に自宅からでも、会議中または休暇中でも、数時間で対応できま
す。これらは、サービスレベルをいかに大幅に改善できるかを示すほんの一例で
す。
コールセンターに関しては、1 日のうちで電話の処理件数が上下したとしても、
ワークシフトにより、従業員の生産性と応答性の両方を高レベルに維持できます。
8 時間のシフトは 4 時間ずつに分割し、朝と夜に自宅で作業を行えるようにする
と、ピーク時に対応できるだけでなく、従業員が日中に私用や家事を処理できる
3
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REEB Occupancy Expense and Space Utilization Benchmarking Survey, The Real Estate
Executive Board, 2009
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ようになります。 パートタイムのシフトは、わずか数時間の仕事のために通勤に
時間を割くのではなく、自宅で作業できる自由が与えられ、従業員にはより魅力
的な勤務制度になります。小さな子どもがいるため在宅でのパートタイムの仕事
を探している母親など IT の技術的スキルが高くない従業員は、IT スタッフが遠
方のオフィスにいても、まったく問題なくコンピューターを操作できます。その一
方で、過剰な人員やダウンタイムによる無駄なコストをかけずに、繁忙時でも顧
客は迅速なサービスを受けることができます。シトリックスは、企業が、組織の顧
客と向き合う部分からサービスを改善できるよう支援します。XenDesktop 仮想
デスクトップは、必要とされる場所に必要なときにオンデマンドでセキュアにデリ
バリーできます。リモートサポートは、GoToAssist によってどこでもいつでも応答
できるようになります。
9. 企業のデータを制御し、コンプライアンスに対応する
より多くの種類のデバイス、アクセス方法、およびユーザータイプ(社員、パート
ナー、顧客、コンサルタント、請負業者、契約社員、オフショアリング、外注など)
で、ユーザー環境は益々複雑になり、セキュリティに対する不安が最も重要に
なっています。この複雑さは、企業の柔軟性、生産性、および効率性を向上させ
るために必要である反面、知的財産の保護、データプライバシーの保持、IT セ
キュリティポリシーおよび政府規制の遵守に関する新しい課題を突きつけてきま
す。
デスクトップの仮想化は、すべての
データおよびアプリケーションを集
中化し IT の制御下に置くことを意
味します。データはあちこち移動
するのではなく、データセンターに
置かれたままで、ユーザーのデバ
イスには存在しません。
企業は多様性に富んだデバイス、
アクセス方法、ユーザータイプの
環 境 をサ ポ ート す る こ とが でき 、
ワーカーはセキュリティを犠牲にす
ることなく、自分の機器を持ち込ん
で使用することができます。
シトリックスの仮想コンピューティングインフラストラクチャーは、いくつかの点で本
質的にセキュアです。デスクトップの仮想化は、すべてのデータおよびアプリ
ケーションが集中化され、IT の制御下に置かれることを意味します。データがあ
ちこちに移動するのではなく、データセンターに置かれたままで、ユーザーのデ
バイスには存在しません。IT は、データがリムーバブルメディアに保存されたり、
印刷されたり、共有されることを簡単に防ぐことができます。オフラインで使用す
るためにローカルデスクトップに送られるデータも、常に暗号化されています。
ユーザーのデバイスが失われた場合(たとえば、営業担当がラップトップをタク
シーに置き忘れた場合)、企業の資産が危険に晒されることはありません。また、
従業員はスマートフォン、借りたラップトップ、レンタルのコンピューター、自宅の
デバイスなど任意のデバイスを使用して、使い慣れた仮想デスクトップ、同じ
データ、アプリケーション、およびパーソナライズ機能にアクセスできます。エンド
ポイントのウィルス対策は、ログアウトして再度ログインし、仮想デスクトップを初
期の状態にリセットするだけという簡単さで、すべてのデータとパーソナライゼー
ションが保護されます。管理の自動化および集中化は、あらゆる面でセキュリティ
の効率性、エラー防止機能、効果を向上させます。その結果、企業は多様性に
富んだデバイス、アクセス方法、ユーザータイプの環境をサポートすることができ、
従業員はセキュリティを犠牲にすることなく、自分の機器を持ち込んで使用する
ことができます。
10. シームレスな事業継続性を実現する
事業継続性を判断する要素の 1 つは、従業員が生産性を左右するデータおよ
びアプリケーションへの連続的なアクセスが保証されていることです。ワークシフ
トを可能にする同じ仮想インフラストラクチャーが、計画されたか、計画外かを問
わず、あらゆる障害、定期的なシステムメンテナンス、停電、水道管の破裂、イン
フルエンザの流行、さらには自然災害などより深刻な状況でも事業継続性を保
持するために非常に効果的な基盤も提供します。業務の中断(事業の中断)に
7
よる生産性の低下、収入減、機会喪失、サービスレベルアグリーメントへの不適
合、顧客の離反などが企業の収益に多大な影響を与える可能性を考えると、
Forrester Research Inc. ( 米 国 の 調 査 会 社 ) に よ る レ ポ ー ト 『 Business
Continuity And Disaster Recovery Are The Top IT Priorities For 2010
And 2011』(2010 年 9 月発行)では、「事業継続および災害復旧(BC/DR)機
能は、今後 12 か月間、企業にとって第二の最優先事項である」ことは明らかで
す。4
一元管理されたリソースは、障害復旧サイトへ簡単に、効率的、かつ包括的にミ
ラーしたり、二重化したデータセンターインフラストラクチャーに展開することがで
きます。一方の場所が使用不可能または動作不能になった場合、もう一方を直
ちにオンラインにすることができます。
シトリックスのあるお客様は、この効果を完全に立証しました。本社のある都市で、
大雪のために通勤が不可能になったとき、その企業はシトリックスの仮想デスク
トップを使用して、従業員を自宅で作業させました。
これで雨風に立ち向かう必要がなくなり、従業員の安全が確保されただけでなく、
オフィスの閉鎖中に生産的に仕事ができた従業員の給料コストが、企業の仮想
コンピューティングイニシアチブ全体の総コストを超えました。
ワークシフトと仮想コンピューティン
グは、企業が現時点でも将来的に
も幅広いビジネス要件により迅速
に、容易に、コスト効果的に対応で
きるようにします。
御社とって 1 番の理由は
上記は、シトリックスのお客様がこれまでにワークシフトから得たビジネス上のメ
リットのトップ 10 ですワークシフト導入の優先順位は各企業で異なりますが、
ワークシフトを導入するための仮想コンピューティングインフラストラクチャーは、
コストの削減やグリーン IT、または多様な雇用形態のサポートなど、あらゆるメ
リットを提供します。ワークシフトと仮想コンピューティングは、企業が事業環境の
変化により迅速に、容易に、高いコスト効率で対応できるようサポートします。
シトリックスにとって、ワークシフトは仮想コンピューティングソリューションのメリット
の 1 つというだけではありません。従業員がどこでも、いつでも、どのデバイスで
も仕事のできる世界を作り、生産性、イノベーション、ビジネスの成長を促進する
という当社の使命の核心的な部分です。シトリックスの仮想コンピューティングは、
すでに世界中の何千という企業で、ビジネスパフォーマンスを最適化し、顧客に
大きな価値をもたらして、成長および拡張の新しい機会を掴めるようにインフラス
トラクチャーとオペレーションを変える手助けをしてきました。シトリックスの仮想デ
スクトップおよびオンラインコラボレーションツールは、従来のオフィステクノロ
ジーの制限やフラストレーションから従業員を解放し、高生産性とより満足な業
務経験を実現します。当社のお客様が認識したメリットは劇的なものでした。御
社のビジネスにとってワークシフトと仮想コンピューティングは、どのような意味を
もつのでしょう。
4
8
Business Continuity And Disaster Recovery Are The Top IT Priorities For 2010 And 2011,
Forrester Research Inc., September 2010
関連情報
シトリックスのワークシフトソリューションの詳細は、
http://www.citrix.co.jp/workshifting/を参照してください。
以下の資料も併せてご欄ください。
 業務の継続性 – 何が起きても止まらないビジネスの実現
 ビジネスのやり方を変えた4社の実例
 BYOD(Bring Your Own Device)実践ガイド
 Android と iOS デバイスで、会社のデータを安全に利用す
る
 すべてのユーザーへ最適なデスクトップを配信
シトリックスについて
Citrix Systems, Inc. (NASDAQ:CTXS)は、企業が IT をオンデマンドサービスとして配信できるようにする仮想コン
ピューティングソリューションのトッププロバイダーです。。1989 年に設立されたシトリックスは、仮想化やネットワーキング、
クラウドコンピューティングを組み合せることで、ユーザー向けには仮想ワークスタイルを実現し、IT 部門向けには仮想
データセンターを提供する、理想的製品ラインナップを持つ企業です。世界中で 23 万を超える組織がシトリックス製品を
使用し、シンプルでコスト効率の良い IT 環境を構築しています。100 以上の国と地域で 1 万社を越えるパートナー企業
と提携し、2010 年度の年間売上高は 18 億 7 千万ドルでした。
©2011 Citrix Systems, Inc. All rights reserved. Citrix®、および NetScaler®は、Citrix Systems, Inc.またはその
子会社の登録商標であり、米国の特許商標局およびその他の国に登録されています。その他の商標や登録商標はそれ
ぞれの各社が所有権を有するものです。
0511/PDF