こんなことできるかも!?

記録
No.2
なかまちテラスLiNKSプロジェクト
「なかまちテラスの未来づくりワークショップ」
図書館を活かして「こんなことできるかも!?」
~本から生まれる新たな出会い~
事業記録
実施日
時 間
場 所
参加者
平成26年8月27日(水)
14時00分から16時10分
仲町公民館 講座室(2階)
市民17名、事業検討部会6名、教育部長、
教育部理事、図書館長 計26名
「なかまちテラスの未来づくりワークショップ」の2日目となりました。初日
に続いてあいにくの雨天でしたが、参加者は10代から70代までの多世代の
方にお越しいただきました。
図書館機能だけでなく、公民館機能も活かした取組みが次々と提案され、と
てもにぎやかに話が盛り上がりました。また、なかまちテラスとして「友の会」
や「ファンクラブ」「なかまちテラスだより」などの全体的な話もありました。
今後ともこのような対話の場の必要性を感じられたからだと思います。
本日も楽しく有意義な話ができました。以下のとおり、このワークショップ
で挙がった多くのすばらしい案を報告いたします。
第1班記録
<事業案>
◆働いている親御さんに目を向け、「絵本の部屋」や、児童向け「おはなし会」
や「児童講座」は土曜日に開催。今の子どもは、平日はクラブや塾等で忙しく
図書館に来る時間が無い。
◆乳幼児が本に興味が持てるような事業を考えよう。
◆ティーンズコーナー(10代向けの本を集めたコーナー)の本を魅力あるも
のにするため、ティーンズの年代の人が選本する機会があったら良いと思う。
◆なかまちテラスでも「バックヤードツアー」を開催してほしい。
◆図書館のカウンター横に小さなタイムリー展示を短期間で行い、利用者のニ
ーズに答える。
◆他館から同じテーマの本を集め利用者に提供する工夫ができないか。
◆放課後子ども教室の(一芸を持っている個人や団体と地域住民によるボラン
ティアの協力を得て、放課後に子どもたちを対象とした体験的な学びの場を提
供する仕組み。この教室を通して、大人たちも交流が生まれ、地域づくりにつ
ながっている。放課後子ども教室には、コーディネーターが配置されている。)
ようなものが、なかまちテラスにあったら良いと思う。公民館職員がコーディ
ネーターとなって、公民館サークルの方々に教えてもらえないだろうか。例え
ば、百人一首やこだいらかるた、英語など。
◆公民館の講座で、図書館の本を利用した調べ方講座を開催したらどうか。
◆「バックヤードツアー」がとても楽しかったので、配架などのボランティア
があれば参加したい。
<運営面>
◆ティーンズコーナーを充実させて、小学校高学年から中高生の集まる場をつ
くろう。
◆図書の配架も十新分類表にとらわれず、利用者のニーズに合った(本屋さん
の配架のような)ものにすると良い。
◆夏の暑い期間、熱中症防止のためにもサマータイムを実施できないか。
(30
分延長とか)
◆新聞雑誌コーナーは1階ラウンジに置き、図書館が休館日でも公民館が開い
ていれば、閲覧できるように工夫はできないか。
◆中央図書館に本を返すとカウンターの職員が「ありがとうございます」と言
って本を受取ってくれる。こちらが借りているのに「ありがとうございます」
と言ってもらうと、とてもうれしく思う。なかまちテラスも中央図書館のよう
な接遇をして、利用者がいつも来たくなるような場所にしてもらいたい。
◆新しい仲町図書館は、新書の充実を望む。
◆ミニコミ誌(自主製作の雑誌全般で比較的少数の人々を対象に情報を伝達す
る)の収集を続けてほしい。
第2班記録
<事業案>
◆市民に本の紹介ポスターをA3でつくってもらい掲示する。
◆本屋のように本紹介のポップを作成する。市民によるポップづくりサークル
をつくる。本を通して、いろいろなサークルができるとおもしろい。
◆ビブリオバトル(本の紹介イベント)…各自好きな本を5分間でプレゼンし
て、最終的にどの本を読みたいか投票することによって、色んな本を知る機会
をつくる。これをオープンスペースで行うことにより、多くの人に興味をもっ
てもらう。最初は市民だけでは難しいので、本に詳しい図書館職員が行い、市
民にも参加してもらう。
◆ロビーや屋外などのオープンスペースでのイベントがあると、ふらっと寄り
やすい。
◆本のことを自由に書ける落書き帳のようなノートを置いておき、好きな本の
ことなどを書いてもらい誰でも見れるようにする。利用者同士のノートによる
交流。ジャンル・テーマ別にノートをつくってもよい。
◆図書館クイズ探検隊というイベントを行う。クイズを5問くらい作成し、答
えは本の中にあるので図書館内で探してもらうことによって沢山の本に触れて
もらう。全問正解した場合はボランティアやサークルなどで作成したしおりを
プレゼントする。本のジャンル別などで週替わりにイベントを開催する。
◆ジャンル・テーマごとにお勧め本を紹介。
◆本の紹介やコメントをホームページに掲載する。
◆公民館のイベントに関連した本のコーナーを設置する。
◆図書館でアンケートを取って講演会を開き、関連本のコーナーを設置。
◆ホールで映画会を行った際には、関連本のコーナーを設置することで、より
関心が深くなるのでは。
◆図書館の貸し出しデータからジャンル毎のベスト10(週間?月間?)を掲
示する。
◆絵本の中に出てくる料理を調理室でつくり、器も陶芸室で作成するイベント
を開催する。
◆好きな本についての語り場(しゃべり場)を年齢問わず、週ごとにテーマを
決めて開催する。
◆好きな本の読書会を開く。ファンがつどい交流を深める。
◆公民館の保育付き講座があるときに、保育中にお話し会をすることによって、
小さい乳幼児の時から本に親しむ機会をつくる。ボランティアや読み聞かせの
サークルに協力してもらう。
◆近隣の小・中学校と連携して、イベントを行うことによって、図書館に足を
運んでもらうようにする。
<運営面>
◆テーマ毎の本の配置をする。キーワードから連想される本の陳列など。
◆カフェスペースに図書館の本を持ち込めるようにする。そこに本の紹介ポス
ターも掲示して自然と本の情報が入るようにする。カフェ内に無料の古本コー
ナーも設置する。
第3班記録
<事業案>
◆とにかく最初が肝心。途中で新しいことをはじめるのは難しいから、開館前
の今が新しいことを始めるチャンス!
◆本に挟む形のポップを作成する。それをつくる団体を立ち上げる。
◆調べ学習に活かすために、過去のレファレンス(資料を検索・提供・回答す
ること)事例をファイリングしたりホームページに掲示したりする。そのなか
で同じ疑問・同じ課題を抱えた人との出会いの場にする。
◆小平高校の文化祭とコラボレーションする。
◆放課後学習の一環として図書館に足を運んでもらう。
◆利用者やお子さんと一緒に防災訓練を行える施設にする。
◆開館前・開館時のイベントとしてビブリオバトルを実施する。
◆大人や子供に限らず、図書館の本で調べた内容を個々に発表するイベントを
行う。(調べ学習発表)
◆公民館の映画会と図書館の本を関連付けたイベントを行う。
◆本探しのイベントを行う。
(本の一文を少しずつヒントとして公開して、それ
を頼りに本を探す。)
◆公民館や図書館にある新聞を利用して、利用者がニュースを調べて解説しあ
うイベントを行う。
◆俳句の本を活かして、俳句山手線ゲーム・俳句しりとりイベントを行う。
◆ぶるべーよりかわいいゆるキャラをつくる。
◆ティーンズ世代が文通のように交流する、ティーンズノートを設置する。
◆公民館・図書館の垣根をなくし、「なかまち友の会」を結成する。
◆講演会や絵本のへや・読み聞かせといったイベントを、できるだけ平日では
なく休日に行う。
◆開館時、図書館見学ツアーを実施する。
◆単なる利用者ではなく、自分たちがなかまちテラスを作った一員・主役だと
思ってもらえるようなイベントや運営をする。
<運営面>
◆図書館の特集資料を短い期間で入れ替えを行い、足を運ぶたびに目新しさが
ある図書館にする。
◆本の置き方を工夫する。本屋さんのように平積みにしてみたり、面出しをし
て表紙を見て本をえらんでもらう。(職員だけでなく、利用者も一緒に)
◆貸出冊数・予約冊数などのベスト本の展示を行う。
◆今の図書館で採用している本の置き方、十進分類法(本の内容による分類)
にとらわれず、興味のつながりに合わせて本の置き方を変える。例えば歴史上
の人物を一人を知ったら、その背景や関連する人などの本に興味をつなげてい
く。(ネットサーフィンのような感覚で読書を楽しむ)
◆蔦屋書店のような、行くだけで楽しくなるレイアウトを作る。
◆図書館の特徴である「古い本」を、閉架に収めるのではなくあえて積極的に
展示する。
◆雑誌・新聞・図書の垣根をなくした資料の配置を行う。
◆提案型としての図書館となるため、職員が積極的に本をおすすめする。
(コン
シェルジュ)
◆若者世代のために、テレビゲームの本やライトノベルを蔵書する。
◆毎週、新聞の書評をチェックして、その書評にのった本を展示する。
◆図書館にある利用者用インターネット端末を、積極的に本の検索に使っても
らう。
第4班記録
<事業面>
◆「公民館だより」と「図書館だより」を合体させ、「なかまちテラスだより」
を発行する。
◆窓ガラスがいっぱいあることを活用して、屋内緑化をして気持ちの良い環境
づくりができるのでは。また、屋外も含めてなかまちテラスの緑化サークルが
あって、みんなで施設づくりできると楽しい。中央公民館には、中庭の緑化を
して憩いの場を作っているサークルがある。
◆ビブリオバトルの実施。
◆学校図書館の支援強化。
◆ふるさと講座の開講…図書館資料を有効活用する。
◆図書館探検隊や中央図書館で行っている「バックヤードツアー」のなかまち
テラス版の実施
◆遊びの要素を含めた絵本の読み聞かせの実施。
◆仲町テラスの利用者や職員が誰でも書ける交換ノートの設置。
◆仲町図書館の独自の魅力的なコーナーを定期的に設置する。
◆映画会・講演会の開催…興味のある市民(利用者)が協力してPRすること
で、なかまちテラスを盛り上げる。
◆図書館の空間を大切にしながら、本や事業、活動などを通していろいろな出
会いができる場にしていく。
◆本を個人で読むだけでなく、その表現の仕方や感想の多様さをみんなで感じ
られる取組み(対話の場など)があるとよい。
◆本で想像力が豊かになるような事業の実施。
◆子ども(特に乳幼児)が興味を持てるような本との関わり方(話の内容に即
した工作や手遊び等)を考える。
◆なかまちテラスには陶芸の設備もあるので、童話・絵本などに出てくる料理
を作り、それを自分で作った(陶芸講座)食器で食べる取組みはおもしろいの
では。
◆なかまちテラス(周辺店舗等含む)を観光地化する。観光の情報拠点として
も期待できる。
◆本が好きな子どもが集まってお互いに書評・紹介する…公民館と図書館が連
携して支援する。
◆親子サークルの中で図書館職員が絵本の読み聞かせをするサービスも有効。
<運営面>
◆図書を各テーマ毎に蔵書する…できるだけ多く平積みにする。
◆図書館で公民館開催希望講座のアンケートをとる。
◆新書の充実。
◆ティーンズコーナーの充実。
◆ミニコミ誌の充実。
◆図書における様々の分野でのベストテンを掲示する。
◆小平における特色(丸ポスト・ブルーベリー等)に関する資料を集める。
◆なかまちテラスで周辺自治体の情報を周知する。
第5班記録
<事業面>
◆「なかまちテラスファンクラブ」結成!
◆さまざななスタイルの読書会が開催されるとおもしろい!
・作者を囲んで…
・テーマ・ジャンル別で…
・年齢別…
・読書愛好家の集い
など、さまざま考えられる。
◆図書館見学ツアー(3日間毎日先着10人)
◆本のクイズがあるとおもしろい。
・内容や主人公から本を探す
・庭の木の葉っぱから木の種類を図鑑などを使って探す
など
◆大人の本の読み聞かせを公民館で行う。
◆公民館サークルとコラボした朗読会(合唱サークルなど)
◆本のスタンプラリーがあるとおもしろいのでは。
◆本を使った工作教室や人形劇など、体験的な事業への発展も考えたい。
◆「図書ツリー」といった仕組みを作ってはどうか。大きな木を作って、みん
ながおすすめ本を葉っぱ型のシートに書き、木にいっぱい貼っていくことで、
なかまちテラスのユニークなオブジェになるし、本の紹介や交流もできる。
◆「読書マラソン」といった仕組みを作ってはどうか。完読したらしおりなど
をプレゼントする。しおりの作成は、図書館のボランティアや公民館サークル
などに呼びかけては?
◆「おはなし会」「絵本のへや」の土日開催を希望する。
⇒土日開催にはボランティアの力も必要だと思われるので、ボランティアの
育成も行っていく(特に若い世代を育成したい)。
◆図書館の本を使って料理やお菓子を作るイベント。
◆保育付きの公民館講座を実施した際に、保育中の子どもたちに図書館から「出
張おはなし会」をする。
◆本の読み聞かせとその感想を語り合う会があるといい。
◆ビブリオバトルの開催。
◆開館イベントにぶるベー(他のをゆるキャラも)呼んで盛り上げたい。
◆なかまちテラスのゆるキャラを公募で作る。
◆なかまちテラスの庭の手入れはボランティアが行う。
◆子ども(乳幼児)にも興味を持ってもらえる手遊びや工作を交えた読み聞か
せの場がほしい。
◆小平一中の図書部と一緒に雑誌を作る。
◆公民館のサークル(例:歴史関係)と一緒に図書館で年中行事や祭りのこと
を調べて公民館でイベントを行う。
◆公民館・図書館が一緒に講演会を開催する。
◆今回のワークショップのように小中高生が何か新しいことを提案できる場が
ほしい。
<運営面>
◆居場所としての図書館の機能を高める。
・カフェの活用(読書談義)
・植物園のような図書館
・自由な空間がほしい
◆公民館の空き部屋を個人利用できる学習室や読書室として開放する。
◆古本を持ち寄るコーナーがほしい。
↑仲町公民館2階に、ワークショップで使用した模造紙を展示中!事業記録も配布しています
↑冒頭、図書館長からあいさつ
↑話題が尽きることなく盛り上がりました
↑席替えをして3ラウンド話し合いました
↑各テーブルで出た案を発表し合いました
↑今日も多くの提案が生まれました
以
上