イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) ロ ン バ ル デ ィ ア 州 Regione Tel. 03 3451-2721 Lombardia www.turismo.regione.lombardia.it 州都:ミラノ Milano 【州概要】 州都ミラノをはじめ、州内にはミッ レ・ミリアというクラシックカーレ ースで有名なブレシャ Brescia や、 丘上の芸術都市ベルガモ Bergamo、 ヴァイオリンで名高いクレモナ (Cremona)、北イタリア・ルネッ サンスの中心ともなった世界遺産の マントヴァ(Mantova)、修道院が 印象的なパヴィア Pavia(▲写真上)、ダ・ヴィンチが設計した広場が美しいヴィジェヴァノ(Vigevano)、 小さいながらも「理想の町」と称される世界遺産のサッビオネータ(Sabbioneta)などの歴史と文化の 香り高い街があります。北部に広がる広大な湖水地帯にはコモ湖(Lago di Como)やガ ルダ湖(Lago di Garda)など絵画のような湖畔の風景が世界中の観光客を魅了します。 ガルダ湖畔のシルミオーネ(Sirmione)は温泉もあるリゾート地。 山間部では、世界遺 産に登録された先史時代の線描岩絵が残るヴァル・カモニカ(Val Camonica カモニカ渓 谷)や、世界遺産レーティッシュ鉄道ベルニナ線の始発地となるティラーノ(Tirano)と いった見どころがあります。ベルガモ近郊クレスピ・ダッダ(Crespi d'Adda)というか つての企業村や、ヴァレーゼ(Varese)等 2 ヶ所にある聖なる信仰の山「サクロ・モン テ」も世界遺産に登録されています。 また、ミラノの北モンツァ Monza では F1 エフワ ン・グランプリも 9 月に開催されます。ミラノのヴィットリオ・エマヌエーレ・2世アーケード▶ 【見どころ・観光地】 ミラノ Milano www.turismo.comune.milano.it/ www.visitamilano.it/turismo ロンバルディア州の州都でイタリア第 2 の都市ミラノは、国際的ファッション・経済の中心地。 芸術面での必見はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(◀写真左)にあるレオ ナルド・ダ・ヴィンチのフレスコ画「最後の晩餐」(完全予約制) 他には壮麗なドゥオーモとミケランジェロ未完の作「ピエタ像」所蔵のスフォルツ ェスコ城、プレラ美術館、アンブロジアーナ美術館、オペラの殿堂スカラ座とその 付属博物館等。お楽しみのショッピングはドゥオーモ周辺のヴィットリオ・エマヌ エーレ通り、モンテ・ナポレオーネ通り、スピガ通り等の洗練されたエリアの他、 トレンディなブレラ界隈、ナヴィリオ運河、ポルタ・ガリバルディ周辺等も人気。 *最後の晩餐 予約申し込み HP www.cenacolovinciano.net/ *ミラノ市公共交通情報 +39 02- 92800360 (英語可) ATM (英語可) http://www.atm-mi.it/ 1 イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) クレモナ Cremona Tel. 03 3451-2721 http://turismo.comune.cremona.it/ 中世に都市国家として栄えたクレモナは、アマーティ、ストラディ ヴァリウスなどのヴァイオリン製作で世界的に有名な街。町の中心 は美しいモニュメントに囲まれたコムナーレ広場。ロンバルディ ア・ロマネスク様式のドゥオーモ(12 世紀)と見事な鐘楼のトラッ ツォ(13 世紀)が建つ、中世の面影の濃い広場です。 ストラディヴァリウス博物館などのお勧め博物館情報 http://musei.comune.cremona.it/ (英語有) ▲ヴァイオリンの街クレモナ マンドヴァ Mantova www.turismo.mantova.it/ 3 つの湖で囲まれたマントヴァは、ゴンザガ家の下でルネッサンスの華を咲かせた古都。その華麗なドゥ カーレ宮殿は、14~17 世紀に建てられた建物の集まりで、著名な芸術家たちの作品をちりばめた内部装 飾は素晴らしい。また特に、城の内部にあるマンテーニャの「結婚の間」のフレスコ画が必見です。 ブレシャ Brescia www.comune.brescia.it/Istituzionale/AreeESettori/AreaPubblicaIstruzione/MuseiDArteStoriaEScienze/Tu rismo/ItinerariDiVisitaAllaCitta/en-GB/ 古代ローマ遺跡からルネッサンス期の建築や芸術品まで見るべきものが多い街。また世界的に有名なク ラシックカーレース、ミッレ・ミリア(Mille Miglia)のスタート地点としても知られています。また現在は 市立サンタ・ジュリア博物館がある複合建物の母体「サン・サルヴァトーレ・サン・ジュリア修道院」 は 8 世紀ロンゴバルド王即位時期に創建され、世界遺産にも登録されました。 ベルガモ Bergamo www.visit.bergamo.it 音楽家、ドニゼッティの故郷として知られる中世の香り高い街。町は 丘の上の旧市街(アルタ)と、丘のふもとで鉄道駅がある新市街(バッ サ)に二分される。主な見所は、城壁に囲まれた旧市街に集中しており、 新市街から旧市街へは、ケーブルカーで行くことができる。旧市街の ヴェッキア広場周辺にはかつての政庁、ラジョーネ宮殿や、ティエポ ロのフレスコ画で飾られたコッレオーニ礼拝堂、サンタ・マリア・マッジョーレ教会がそびえ、当時の 雰囲気をそのままに残しています。またカッラーラ絵画館も充実したコレクションを誇ります。 パヴィア Pavia www.provincia.pv.it/provinciapv/brick/turismo 14 世紀に建てられたヴィスコンティ城から川へ向かうヌオーヴァ通り周辺の旧市街に、この街の見所、 サン・ミケーレ教会やドゥオーモがあります。また華麗なファザードが目を引くロンバルディア・ルネ サンス様式の傑作、チェルトーザ・ディ・パヴィア修道院も大変有名です。 公式サイトは、www.comune.pv.it/certosadipavia/home.htm 2 イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) Tel. 03 3451-2721 ロンバルディア州の世界遺産 レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィ エ教会とドメニコ会修道院 La Chiesa ed il Convento Domenicano di Santa Maria delle Grazie con "La Cena" di Leonardo da Vinci 登録年: 1980 所在地: ミラノ市内 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に隣接するドメニコ会修道院の食 堂に巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが 1495 年から 1497 年にかけて描いたフ レスコ画「最後の晩餐」は、芸術史に新しい時代を開いた重要な作品です。 キリストが 12 人の弟子の中に自分を裏切るものがいることを告げた直後の 場面が、劇的に描かれています。ゴシック的ファサードをもつ教会は 15 世紀に増築され、建築家ブラマ ンテにより美しいルネッサンス的空間も加えられた見事な複合建築です。 ユネスコサイト:http://whc.unesco.org/en/list/93 *見学は予約制です。25 人毎に 15 分間の見学時間。 予約申し込み ホームページ www.cenacolovinciano.net/ クレスピ・ダッダ TEL:+39 02- 92800360 (英語可) Crespi d'Adda 登録年:1995 所在地:カプリアーテ・サン・ジェルヴァシオ ベルガモ南西 15km。 「クレスピ・ダッダ」は産業革命期 19~20 世紀初頭に啓蒙的企業 家クレスピが、自分の工場労働者とその家族のためにアッダ川のほ とりの所有地内に造った「企業村」。紡績工場と道をへだてて労働 者用の家、学校、病院、教会等を建て、当時の労働者の理想郷とも いえる画期的な環境を整えました。今も工場跡や建物がそのまま村 に残っています。 ユネスコサイト:http://whc.unesco.org/en/list/730 参考サイト:www.villaggiocrespi.it/ENG.htm ヴァル・カモニカの岩絵群 Arte rupestre della Val camonica 登録年: 1979 所在地: カモニカ渓谷一帯 ブレシャの北約 80km(カポ・ディ・ポンテ) 先史時代の約 8000 年間に岩石に刻まれた貴重な「線刻画」が、この渓谷一帯に 数多く残っている。岩に刻まれた 14 万以上の絵柄は農耕、航海、戦い、魔術な どをテーマに描かれている。 これらの岩絵はナクアネ岩壁彫刻国立公園 Parco Nazionale delle Incisioni Rupestri di Naquane(カポ・ディ・ポンテ) 内 や、ナドロ、ルイーネ等のカモニカ渓谷の何箇所かで見ることができる。 ユネスコサイト:http://whc.unesco.org/en/list/94 3 イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) Tel. 03 3451-2721 ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンティ Sacri Monti del Piemonte e della Lombardia 登録年:2003 ロンバルディア州のサクリ・モンティ所在地(2 箇所): ヴァレーゼ Varese(ミラ ノの北 56km) 、オッスッチョ Ossuccio (コモの北 26km) 「サクリ・モンティ」とは「サクロ・モンテ」の複数形で、 「聖なる山」を意味しま す。16 世紀後半から 17 世紀にかけてキリスト教信者の巡礼のため山に数多くの礼 拝堂や聖堂が建てられた。登録された北イタリア 9 箇所のサクロ・モンテはどれも参拝地として神聖な雰 囲気をもっているだけでなく、丘、森、湖といった自然環境と建築物群が美しく調和し、建物内部の宗 教壁画・木彫・塑像の芸術性も大変高く、建築・芸術と自然を見事に融合させた成功例です。 ユネスコサイト: http://whc.unesco.org/en/list/1068 マントヴァとサッビオネータ Mantova e Sabbioneta 登録年: 2008 所在地 : マントヴァ (ロンバルディア州) ミラノの東南 158km、 サッビオネータ (ロンバルディア州)マントヴァの西南 30km マントヴァとサッビオネータの町は、時の支配者ゴンザガ家の強い指導力と 影響の元、ルネッサンス的都市計画、そして建築美を具象化した秀逸なる実 例。マントヴァの町の歴史は古代ローマ時代に遡り、11 世紀の「ロトンダ」 やバロック期の「学術劇場」をはじめ様々な時代の発展の跡が残るが、ルネッサンス期に当時マントヴ ァを支配していたゴンザガ家により、既存の建物に改装が加えられ、町は拡張されて華麗なる都市発展 を重ねました。一方サッビオネータは、ゴンザガ家の王子ヴェスパシアーノ・ゴンザガ公が16世紀後 半に当時の都市計画原理にそって立案し建設した「理想の町」で、星型の城砦の中には碁盤の目に整備 された完璧な町が造られました。庭園宮殿、古代劇場、ドゥカーレ宮殿などが見どころ。 ユネスコサイト:http://whc.unesco.org/en/list/1287 レーティッシュ鉄道 アルブラ線/ベルニナ線と周辺の景観 La Ferrovia Retica nel paesaggio dell'Albula e della Berinina (イタリア・スイス共同登録) 登録年 2008 所在地: ティラーノ (ロンバルディア州) ミラノの北東 164km イタリアのティラーノと、スイスのサン・モリッツを結ぶレーティッシュ鉄 道ベルニナ線、そして同鉄道アルブラ線は、数々の橋やトンネル、名峰や氷 河など絶景を楽しめる歴史と伝統あるスイス人の人気山岳鉄道路線。始発・ 終着駅となるのはイタリア側のティラーノの町。美しいルネッサンス様式のマドンナ聖堂などの真近を 列車は路面鉄道となって走り抜けていきます。 ユネスコサイト: http://whc.unesco.org/en/list/1276 4 イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) サン・ジョルジョ山 Tel. 03 3451-2721 Monte San Giorgio(イタリア・スイス共同登録) 登録年:2010 所在地 : サン・ジョルジョ山麓 (ロンバルディア州 ヴァレーゼ県) サン・ジョルジョ山 Monte San Giorgio は、ルガーノ湖の南側スイス・ティチーノ州にそびえるピラミッ ドのような形をした森林の山で、海抜 1096 メートル。ここから太古に遡る三畳紀(2 億 4500 万年から 2 億 3000 年万年前)の、他に例を見ない貴重な魚類化石が発掘されており、スイス側は 2003 年に世界 遺産リストに登録されています。そして今年 2010 年 8 月、認定地域は化石発掘地域全域に、つまりイタ リア側にも拡張されました。 ユネスコサイト: http://whc.unesco.org/en/list/1090 イタリアのロンゴバルド族:権威の軌跡(568-774 年) I Longobardi in Italia I luoghi del potere (568-774 dC) 登録年:2011 *同登録のうち、ロンバルディア州にあるのは 2 箇所: ①ブレシャ Brescia の『サン・サルヴァトーレ=サンタ・ジュリア修道院 Il complesso monastico di San Salvatore-Santa Giulia』 所在地: ブレシャ ミラノの東 93km ヴェローナの東 66km ロンゴバルド王国のデジデリオ王が即位前の 753 年に創建したサン・サルヴ ァトーレ修道院は、後世の大規模な増改築により、教会や回廊とともに合体し て現在はブレシャ市立博物館となっています。修道院はもともと古代ローマ時代の邸宅跡に建てられ、 現在も修道院周辺には北イタリアを代表する多くの古代ローマ時代の遺跡が残されています。 ©Archivio fotografico Civici Musei d’Arte e Storia di Brescia ▲ ②カステルセプリオとトルバ Castelseprio-Torba の『カストラム Castrum(要塞地区)』 所在地:カステルセプリオとトルバ Castelseprio-Torba (ロンバルディア州)ヴェレーゼの南 14km 古代ローマ時代からのカルテルセプリオとトルバの両町に広がるカストラムという要塞地区をロンゴ バルド族は再利用し、その建物跡が今も残っています。トルバの塔は後期ロンゴバルド期に修道院と なり、有名な『サンタ・マリア・フォリス・ポルタス教会 Santa Maria foris Portas』は町壁の外に 7-8 世紀に建てられ、その壁は貴重なフレスコ画で飾れています。 **ロンゴバルド王国(イタリア語の音訳。ランゴバルド王国ともいわれる)は、568 年ゲルマン系ロンゴバ ルド族により建国され 6~8 世紀にイタリア半島を広く統治し独特の文化を発展させた後、774 年カール大帝 により滅ぼされました。そのロンゴバルド王国の重要な権勢の足跡を示す7地域の要塞、教会、修道院などの 建物が 2011 年に世界遹産として登録されました。ロンゴバルド族の建築スタイルは総じて古代から中世ヨー ロッパへの変遷を示すもので、古代ローマの伝統、キリスト教的精神性、ビザンチン文化の影響そしてゲルマ ン系北欧様式を生かしています。 5 イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) Tel. 03 3451-2721 アルプス山脈周辺の先史時代の杭上家屋群 Siti palafitticoli preistorici dell'arco alpino 登録年: 2011 イタリア他スイス、ドイツ、オーストリア、フランス、スロヴェニアに またがる共同登録で、登録された全 111 か所のうち、イタリアの遺跡数 は北部に点在する 19 か所。 紀元前 5000~500 年にかけてアルプス山 脈周辺の湖畔・川辺に造られていた杭上住居跡の遺跡は古代の農耕生活 や文化を伝えます。 イタリア国内で登録された 19 か所の考古学エリア はロンバルディア州、ヴェネト州、ピエモンテ州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、トレンティ ーノ・アルト・アディジェ州の 5 つの州に点在しています。 今回登録された国の中でも、イタリアが一 番古く、ロンバルディア州ヴァレーゼ湖畔の杭上家屋は新石器時代の紀元前 5000 年前に遡ります。その 後盛んになったのは青銅器時代の紀元前 2200-1400 年の頃で、ガルダ湖畔では 30 以上の集落が集中し ていました。またトレンティーノ地方やピエモンテ州の小さな湖、ポー河流域平野やフリウリ地方の山 の麓でも杭上家屋跡が発見されています。 ユネスコサイト: ©Fotografie di R. Magrone / Archivio Museo delle Scienze 写真上▲ http://whc.unesco.org/en/list/1363 19 か所の内、ロンバルディア州内にある杭上家屋群: 1. Lucone ルコーネ 2. Lagazzi del Vho ラガッツィ・デル・ヴォ 3. Bande - Corte Carpani バンデ-コルテ・カルパーニ 4. Castellaro Lagusello - Fondo Tacoli 5. Isolino Virginia-Camilla-Isola di San Biagio イゾリーノ・ヴィルジニア-カミッラ‐イゾラ・サン・ビアジョ *Biandronno 6. *Muscoline (Lombardia, Brescia ) *Piadena (Lombardia, Cremona ) *Cavriana (Lombardia, Mantova ) カステッラーロ・ラグセッロ *Monzambano (Lombardia, Mantova ) (Lombardia, Varese ) Bodio centrale o delle Monete ボディオ・チェントラーレ・オ・デッレ・モネーテ *Bodio Lomnago (Lombardia, Varese ) 7. Il Sabbione o settentrionale イル・サッビオーネ・オ・セッテントリオナーレ *Caderezzate (Lombardia, Varese) 【ロンバルディア州の交通情報】 ベルニナ急行 RHL www.rhb.ch/(英語可) スイスとの共同世界遺産になったベルニナ急行。 ミラノ・ノルド鉄道 LeNord www.lenord.it/en/index.php(英語可) ミラノ・マルペンサ空港や、コモ湖への交通はこの鉄道が便利。 ミラノ・マルペンサ空港、リナーテ空港 www.sea-aeroportimilano.it (英語可) 6 イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) Tel. 03 3451-2721 ロンバルディア州の湖と自然 湖水地方 コモ湖 Lago di Como www.ascona-locarno.com 人の字の形をしたコモ湖は、3 大湖水の中でも最もポピュラーな保養地。両岸にアルプスのふもとの山々 が迫り、変化に富んだ景観が特色です。明るい太陽の下、南国の花々が咲き誇るこの地は、古代ローマ よりリゾート地として親しまれ、18 世紀以降にはヨーロッパの貴族富豪が競って別荘を建てました。 観光のスタートはイタリアン・シルクの中心地コモ。近郊 のブルナーテ山頂からの広大なパノラマが見事。 訪れたい場所としては、人気リゾートのベラッジョ、対岸 にあるトレメッツォのヴィッラ・カッロッタ。またコモの 北 に は 、 現 在 ホ テ ル に な っ て い る エ ス テ 家 別 荘 (Villa d’Este)があります。 *ブルナーテ山頂へのロープウェー www.funicolarecomo.it/ ガルダ湖 Lago di Garda www.lagodigarda.it/ (ロンバルディア州側) イタリア最大の湖、ガルダ湖は、地中海的な明るい雰囲気に包まれたリゾート。 南端のデセンツァーノから、ガルダ湖内につきでた半島にあるシルミオーネへ。 この街は周囲を水に囲まれた人気の高いリゾート。温泉保有地としても有名で す。見所は中世のスカラ家の城。岬の端には古代ローマ時代のカトゥッロの遺 跡もあります。 イゼオ湖 Lago d’Iseo イゼオ湖に浮かぶ島モンテ・イゾラは 湖内の島としてはヨーロッパ最大で (周囲 9km,面積は 5k㎡)山の緑に包まれ、イタリアでも自然 環境特別重要地区に指定されています。標高 600m の山頂にある マドンナ・デッラ・チェリオラ聖所祈念堂(13 世紀)は湖の守 護聖堂で、ここからの湖の眺望はすばらしく、ベルガモ県側、ブ レシャ県側の両エリアをみわたせます。島では車の数が制限され ていることもあり、この島の魅力を満喫するには自転車を借りるか、小さな道を散策しながら歩くのが 一番です。素朴な島民の文化や古い教会、石造りの質素な家など、写真におさめたくなるような情景に たくさん出会うことでしょう。 www.navigazionelagoiseo.it 7 イタリア政府観光局(ENIT) 〒108-8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内) ルガーノ Lago di Lugano Tel. 03 3451-2721 www.lugano-tourism.ch ルガーノはスイスとの国境地帯。近くにサン・ジョルジョ山は、 スイスとの自然遺産に登録されました。周辺や山で囲まれたルガ ーノ湖は遊覧船で楽しむ以外、周りの山への散策もお勧め。 ブルシーノ・セルピアーノ山(Brusino – Serpiano)へはメンドリ シオ駅からロープウェーを利用。 www.funivia.ch 湖水地方の交通案内 ・Navigazione dei Laghi www.navigazionelaghi.it マッジョーレ湖、コモ湖、ガルダ湖の遊覧船のルート、時刻表を確認できます。 ・Societa’ Navigazione del Lago di Lugano www.lakelugano.it ルガーノ湖の遊覧船情報。基本的に春から秋まで運行。 ・Star Station (バス) マルペンサ空港からルガーノ湖へ直接アクセス。 ロンバルディア州の自然公園 イタリア最初の世界遺産 カモニカ渓谷のナクアネ 岩壁彫刻公園 Parco Nazionale delle Incisioni Rupestri http://www.invallecamonica.it/ 岩壁彫刻公園にある 8000 年前の線刻画。周囲の豊かなカモニカ渓谷の自 然と先史時代の文明の跡と両方を楽しめます。 ティチーノ公園(ピエモンテ州との州境に有) www.parks.it/parco.ticino.lombardo/ ・Naviglio Lombardi www.naviglilombardi.it/ Ticino 国立公園や、ロンバルディア州の運河遊覧を楽しむ ことができます。 ステルヴィオ国立公園(トレンティーノ・アルト・アディジェ州との州境に有)www.stelviopark.it/ イタリアで最大の国立公園。この公園の特徴は、道が縦横に 走っているため、他の国立公園よりも、比較的「楽に」自然 を楽しむことができ、山歩きが苦手な人にも広く親しまれて います。公園内では北アルプスで特有の多種多様の動植物を 直にみることができます。 8
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