授業科目名 芸術療法論・レクリエーション論 主担当教員 杉山 由利子

授業科目名
芸術療法論・レクリエーション論
主担当教員
杉山 由利子
対象学年
4
開講学期
前期
授業形態
講義
担当教員
杉山 由利子
科目区分
専門基礎科目
単位数
1
必修・選択
選択
病院・施設などにおいて行われているレクリエーションは、それ自体に治療
的意義があるものであり、患者の QOL を高めるものでもある。レクリエーシ
ョンの原点は芸術療法に由来しており、それを学ぶことによって患者との関
授業概要
わり方や治療に活かすことをめざす。授業内容は、芸術療法の主なもの(絵
画、音楽、造形など)に関する実習と講義を行う。実習では、心がどのように
表現されるかを体験し、講義では臨床心理学的な観点も踏まえながら学
ぶ。
1.レクリエーションと芸術療法との関係と理論について理解する。
2.芸術療法を実習として行う事で、心の表現のあり方を体験する。
3.医療者としての、患者との基本的な接し方、理解の方法を身につける。
授業目標
4.非言語コミュニケーションを学ぶことで、普段は意識していない感覚を使
ったコミュニケーション能力を高める。
5.自分の内面を見つめる事で、他者の心に配慮できる質の高い医療人と
なる事をめざす。
1.芸術療法の習得というよりも、患者さん理解や、新しいコミュニケーショ
ン能力の獲得、感受性訓練を、現場で役立てるための授業であることを
履修上の注意
理解する事。
2.出席を重視する。
3.ディスカッションや質問などで、授業への積極的な参加を期待します。
4.試験は暗記ではなく、主に授業で得た体験を記するものとする。
1.芸術療法とは何か
レクリエーションと芸術療法の関係について
2.実習 1 色彩分割法を行う
3.実習 2 スクイッグルを行う
授業計画
4.絵画療法の基礎理論
5.実習 3 コラージュ療法を行う
6.コラージュ療法の基礎理論
7.音楽療法について
音楽療法の基礎理論 ビデオで音楽療法場面を紹介
8.実習 4 音楽療法を行う
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9.実習 5 造形療法(粘土)を行う
10.造形療法の基礎理論
11.実習 6 物語療法を行う
12.物語療法の基礎理論
13.実習 7 自由画法を行う
14.グループ療法と個人療法について
15.芸術療法のまとめ 質問など
教科書
なし
表現療法 山中康裕 編著 ミネルヴァ書房
参考書
芸術療法 1 実践 編監修 徳田良仁 岩崎学術出版社
芸術療法 2 実践 編監修 徳田良仁 岩崎学術出版社
授業の進め方
実習と講義を交互に行う。実習で体験したことを小グループでディスカッショ
ンし、体験を共有しながら授業を進める。
成績評価方法
レポート提出、授業態度(発言、質問など積極的な参加を期待します)、出
と基準
席などにより評価する。
オフィスアワー
授業改善への
工夫
授業ごとにプリントを配布する。
その他
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