言語文化(フランス)A (Language and Culture (France) A) 担当教員名 近藤 壽良 科目区分 一般 選択 対象学年 2・3・4 開講期 前期 単位数 2 オフィスアワー メールアドレス 授業概要 授業の前後 授業目標 2012年は、フランスにとって大きな選択の年でした。4月から 5 月に行われた大統領選挙で 前サルコジ大統領に代わって社会党のオランド氏が大統領に選ばれ、フランスの状況は変 わりつつあります。またフランスだけでなく EU の構造にまで影響し。それまでの2011年のユ ーロ危機に際してドイツのメルケル首相とサルコジ大統領が中心になって対処に当たってき たものが、変化の様相を見せています(2012 年 11 月現在)。本講義では、フランスとはどういう 国なのかフランスの今を考えるとともに EU の中でフランスが今後どうなっていくのか考えたい と思います。 授業計画・内容 フランスとはどういう国なのか?フランス人とはどういう人たちなのか?「フランスを知るための 序章」です。 ◎フランスの大学の授業料は無料! 日本では、高校の実質無償化、子育て支援など民主党の取り組みが取り沙汰されていますが、フランスでは、大 学まで無料(登録料と学生健康保険への加入は別として)なのは、あまり知られていない事実です。そのかわり、学 生も2度同一学年の進級に失敗すると自動的に退学処分になるなど、責任も明確です。ファッションやグルメなど では知られているフランスですが、社会のしくみがどうなっているかは、あまり知られていないのが実情です。その 背景にあるフランス型の民主主義の実体にせまります。フランス型の民主主義への理解が深まれば、次の疑問へ の解答も容易に導きだすことができるでしょう。 ◎移民の子、サルコジがなぜ大統領になれたのか? フランスの前大統領サルコジは、ルーマニア人の父親とギリシャ人の母親の子で全くフランスの血が流れていま せん。なぜ移民の子が大統領になれたのか、フランス人とは何なのかの問題を考える必要があるようです。前期 は、いくつかの疑問に答える形で、フランスの現在とフランスの国家としての有様を考えます。 授業の予定 1.フランス、フランス人、フランス語 この講義のアウトライン 2,3.4,5.パリと地方 6.7.8.9.10.現代のフランス 政治と経済 11.12.13.14.社会システムと教育 15.結局、フランスとは、フランス人とは、受講者が思うままに まとめとしての討論 キーワード 教科書 政治、経済、社会 参考書 評価方法 ・評価基準 関連科目 履修要件 その他 教室で指示します。 平常点: 授業への取り組み(50%) 課題(50%) ※08 年度以前入学生の「フランス語研究B」に相当
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