馬飼養の皆さんへ 平成19年9月 馬の歯を削る行為は 獣医師との連携のもとに行いましょう 北海道日高支庁 北海道日高家畜保健衛生所 歯を削り調整する行為は、馬の健康管理上重要なことですが、最近外国人など獣医師以 外の人が歯を削った場合、獣医師法に違反するかどうか照会がありました。 そこで平成 14 年に農水省からこの件に関しての見解が次のとおり示されておりますの で注意をお願いします。 ・ 馬の所有者が、飼養管理の一貫として、乳歯等を削ることを依頼する場合は、獣 医師でない者であっても、当該行為を行って差し支えない。 ・ ただし、この場合、治療を目的とする場合は、獣医師でなければ当該行為はでき ない。 ・ 管理者あるいは雇用者が、当該行為を獣医師でない者に依頼したい場合は、獣医 師に健康かどうかの診療を依頼し、健康と診断された場合のみ、獣医師でない者は 当該行為を実施できる。 ・ なお、健康と診断されてからの有効期間に、特段の定めはないが、疾病罹患時、 状態が急変しやすい馬の特徴を考慮すれば、期間は短いものと考えられる。 依頼者 所有者 管理者 依頼目的 乳歯等を削る行為ができる者 獣医師 獣医師以外 一般飼養管理 ○ ○ 治療 ○ × 一般飼養管理 ○ × 又は (ただし、獣医師が健康であると 雇用者 診断した場合は可能) 治療 ○ × 上記のとおり馬の所有者の依頼または獣医師の健康診断を受けた場合のみ獣医師以外 の者であっても乳歯等を削ることはできますが、馬の歯の治療(抜歯等)は獣医師のみが できることになっています(獣医師法第 17 条)。
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