海洋生産管理学科

海洋生産管理学科
TEL 0832-86-5111
FAX 0832-86-7432
生産システム学講座
教
授
濱野 明
Hamano Akira
・・・p22
Fukada Koichi
助教授
深田 耕一
助教授
井上 悟
講
師
永松 公明
Nagamatsu Kimiaki
講
師
毛利 雅彦
Mohri Masahiko
助
手
中村 武史
Nakamura Takeshi
助
手
梶川 和武
Kajikawa Yoritake
Inoue Satoru
・・・p26
・・・p28
・・・p30
・・・p31
・・・p33
・・・p37
運航システム学講座
Hamaguchi Masato
・・・p38
Motomura Kojiro
・・・p40
教
授
濵口 正人
教
授
本村 紘治郎
教
授
奥田 邦晴
Okuda Kuniharu
助教授
下川 伸也
Shimokawa Shin-ya
講
師
川崎 潤二
Kawasaki Junji
助
手
酒出 昌寿
Sakaide Masatoshi(H17.7.1 着任)
・・・p42
・・・p44
・・・p45
・・・p46
資源環境計画学講座
教
授
原
一郎
Hara Ichiro (H17.4.1 着任)
Imai Chifumi
助教授
今井千文
助
手
滝川 哲太郎
助
手
杢 雅利
・・・p47
・・・p47
Takikawa Tetsutaro (H16.7.1 着任)
Moku Masatoshi (H17.4.1 着任)
21
・・・p48
・・・p51
海洋生産管理学科
〈生産システム学講座〉
濱野 明
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 水中音響技術による海洋生物の資源量推定法に関する研究
計量魚探機やソナーを用いて、海洋生物の資源量を定量的に推定する手法の開発と高度化に
関する研究を行っている。この一環としてソナー情報に基づいた魚群の断層画像による魚群形
状の三次元化、さらに、計量魚探機による魚群密度推定、これらを組み合わせた個別魚群の現
存量推定法の研究を行っている。
2) 水中音響リモートセンシングと GIS を用いた人工魚礁効果の定量的評価法に関する研究
本研究は魚礁漁場に分布する海洋生物の分布を音響計測手法により定量化し、さらに音響デ
ータや海洋環境、海底地形などの複合情報を地理情報システム(GIS)を用いてデータの可視
化、情報間の関係探索や相関解析を行い、人工魚礁設置効果の迅速かつ定量的評価手法を目的
とするものである。
3) 八里ヶ瀬を対象とした資源保護・保全のための漁場環境モニタリングに関する研究
萩市見島沖八里ヶ瀬は沖合天然礁として山陰屈指の漁業生産の要として重要な位置を占めて
いる。この海域の漁場環境を保全する目的で、音響資源調査、海洋環境調査、水中テレビ調査、
生物調査により、この海域に蝟集生息する生物生産の実態を明らかにする。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1)Hamano A, Nakamura T, Mizuguchi K: Quantitative assessment of small pelagic fish
school based on a three dimensional analysis using a scanning sonar and echo-souder.
International symposium on advanced techniques of sampling gear and acoustical
surveys for estimation of fish abundance and behavior. ACOUSTGEAR2000, 113-119
(2001).
2) Hamano A, Nakamura T : Combined use of quantitative echo-sounder with scanning
sonar to visualize semi-quantitative three-dimensional image of fish schools. J Nat Fsh
Uni, 50, 1-11 (2001).
3) Hamano A, Nakamura T, Maeda H.: Improvement in school-size estimates of pelagic fish
using information from sector scanning sonar. Fish Oceanogr,11:16, 361-365 (2002).
4) Komatsu T, Mitani I, Ishida K, Inagaki T, Hamano A : Assessment of beryx sprendens
biomass around the Nakanba Seamount in the Izu Archipelago, Japan, by echosounder.
Fisheries Sci., 68, Supplement Ⅰ, 429-430 (2002).
5) Maeda H,
Nakamura T,
Hamano A : Geometric approach to non-scanned area for
combined use of sector scanning sonar with quantitative echo-sounder. Fisheries Sci., 68,
Supplement Ⅱ, 1889-1892 (2002).
6 ) Hamano A, Nomura K: A preliminary survey of marine living resources around
Hachiri-ga–se off Mishima, Hagi, Japan. Proceedings of Techno -Ocean2002, CD-ROM
(2002).
7) Hamano A, Umetani Y, Tanoue H, Nakamura T: Application of Marine GIS using
information from sonar for coastal fisheries. Oceans’04 MTS/IEEE Techno-Ocean’ 04,
428-432 (2004).
22
8) Hamano A, Tanoue H, Keiser R: The three-dimensional GIS using sonar information for
coastal fisheries. ICES. CM. 2005/U: 19, 1-12 (2005).
9) Tanoue H, Boisnier E, Hamano A, Komatsu T: Bottom structure influence and fish
adundance distribution in a marine hill area: a combined use of acoustic data and GIS.
ICES. CM. 2005/U: 12, 1-12 (2005).
10)濱野 明: 沿岸漁業ソナー情報を用いた海の GIS. 超音波 TECHNO, 17(3), 28-32 (2005).
【その他文献】
1) 濱野 明, 小林知吉, 品川汐夫: 萩市見島八里ヶ瀬漁場調査報告書. 萩市経済部水産課, 1-159
(2001).
2) 濱野 明, 中村武史: 人工漁礁評価のための音響モニタリング技術の開発. 平成 12 年度人工
漁礁造成事業効果報告書 (水産庁), 1-12 (2001).
3) 濱野 明, 中村武: 萩市委託研究調査. 平成 12 年度萩市見島八里ヶ瀬漁場調査報告書 (萩市),
1-33 (2001).
4) 濱野 明, 中村武史, 深田耕一 : 下関市委託調査研究調査. 平成 12 年度下関市外海漁場魚礁
適地調査報告書 (下関市), 1-37 (2001).
5) 濱野 明: 地理情報システムを応用した人工漁礁漁場の音響学的定量評価. 水産大学校・釜慶
大学校学術交流懇談会論文集 (Ⅲ), 1-19 (2001).
6) 濱野 明, 中村武史: 人工漁礁場評価のための音響モニタリング技術の開発. 平成 13 年度人
工魚礁造成事業効果報告書 (水産庁), 1-12 (2002).
7) 濱野 明, 中村武史 : 音響リモートセンシングと GIS を用いた人工魚礁効果の定量的評価法
に関する研究. 平成 13 年度水産基盤整備調査委託事業報告書 (水産庁), 1-2 (2002).
8) 濱野 明, 中村武史: 新技術開発調査・島根県調査及び高層魚礁調査・生物環境調査報告書.
(社)全国沿岸漁業振興開発協会委託研究調査, 1-47 (2002).
9) 濱野 明, 深田耕一,中村武史: 平成 13 年度下関市外海漁場魚礁適地調査報告書. 下関市委託
研究調査, 1-78 (2002).
10)濱野 明, 中村武史: 平成 13 年度汎用型高層魚礁効果調査報告書.(社)全国沿岸漁業振興開
発協会委託研究調査, 1-17 (2002).
11)濱野 明, 中村武史: 平成 14 年度水産基盤整備調査委託事業報告書 (水産庁), 1-3 (2003).
12)濱野 明, 中村武史: 平成 14 年度水産基盤整備新技術開発調査・島根県調査報告書.(社)全
国沿岸漁業振興開発協会委託研究調査, 1-22 (2003).
13)中村武史, 濱野 明: 水産基盤整備新技術開発調査 (島根県沖合海域における多機能性漁場造
成技術の開発). 水産基盤整備新技術開発調査報告書全国沿岸漁業振興開発協会, 125-149
(2003).
14)濱野 明, 村瀬 昇, 森本昭彦, 中村武史: 平成 14 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書. 平成
14 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書, 下関市, 35 pp. (2003).
15)濱野 明, 中村武史 : 音響リモートセンシングと GIS を用いた人工漁礁効果の定量的評価法
に関する研究. 平成 14 年度水産基盤整備調査委託事業報告書 (水産庁), 1-4 (2003).
16)荒川修亮, 有元貴文, 国本純一郎, 成子隆英, 濱野 明, 松岡達郎 : 東南アジア漁業開発セン
ター (SEAFDEC) と日本の研究・教育機関との協力関係. 日本水産学会誌, 70, 938-948
(2004).
17)濱野 明, 中村武史: 人工魚礁の高さが魚礁の蝟集機能に及ぼす効果の証明. 平成 14 年度水
産基盤整備生物環境調査報告書, 全国沿岸漁業振興開発協会, 1-47 (2004).
18)濱野 明, 中村武史: 島根県沖合海域における多機能性漁場造成技術の開発. 平成 15 年度水
産基盤整備新技術開発調査報告書, 全国沿岸漁業振興開発協会, 125-148 (2004).
23
19)濱野 明: 水産研究のフロントから. 日本水産学会誌, 70(1), p.79 (2004)
20)濱野 明: 沿岸漁業振興のための水産 GIS.月刊海洋,36(5),380-386 (2004).
21) 濱野 明, 中村武史 : 音響リモ−トセンシング GIS を用いた人工魚礁効果の定量的評価法に
関する研究. 平成 13-15 年度水産基盤整備調査委託事業報告書(水産庁), 1-11(2004).
22) 濱野 明, 青木邦匡, 中村武史: 簡易型計量魚探機を用いた全国規模での魚礁設置効果評価法
の標準化. 平成 16 年度水産基盤整備調査委託事業報告(水産庁), 1-3 (2004).
23)濱野 明, 村瀬 昇, 森本昭彦, 中村武史: 平成 15 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書, 下関
市, 1-41 (2004).
24)濱野 明, 中村武史, 梶川和武, 村瀬 昇: 平成 16 年度萩市見島八里ヶ瀬漁場調査報告書, 萩
市, 1-11 (2004).
25)濱野 明, 村瀬 昇, 森本昭彦, 中村武史: 平成 16 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書. 下関
市, 1-58.( 2005).
26)濱野 明: 音響と GIS を用いた広域造成漁場の効果評価. 水産工学, 42, 94-95 (2005).
27)濱野 明, 青木邦匡, 中村武史: 簡易型計量魚探機を用いた全国規模での魚礁効果評価法の標
準化. 平成 17 年度水産基盤整備直轄調査報告書, (社) マリノフォーラム 21, 1-7 (2006).
28)濱野 明, 中村武史: 平成 17 年度下関市沿岸海域魚礁設置適地選定システム構築委託業務調
査報告書, 下関市, 1-72 (2006).
29)濱野 明, 村瀬 昇, 野田幹雄, 中村武史: 平成 17 年度萩市見島及び八里ヶ瀬漁場調査報告書,
萩市, 1-43 (2006).
30)上野俊士郎, 中村武史, 濱野 明: 大型クラゲの大量出現予測, 漁業被害防除技術及び有効利
用技術の開発. 平成 17 年度先端技術を活用した農林水産研究高度化事業報告書, 水産庁, 1-2
(2006).
31)濱野 明, 上野俊士郎, 永松公明, 中村武史: 練習船天鷹丸第 145 次航海における水産大学
校・東南アジア漁業開発センターとの共同資源調査報告書, 1-26 (2006).
32)濱野 明: 練習船を活用した国際学術交流. 21 世紀における国際学術交流. 日本水産学会漁業
懇話会会報, 51, 26-29 (2006).
【口頭発表】
1) 中村武史, 濱野 明, 水野 晃, 吉岡貞範 : 音響海底質分類装置 (RoxAnn) による海底質の可
視化と魚群分布の関係について. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 東京, 講演要旨集; p25
(2001).
2) 濱野 明, 中村武史, 松尾康也, 田上英明, 播磨隆造, 小林知吉 : 山口県八里ヶ瀬周辺域の海
底地形と魚群分布の関係について. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 東京, 講演要旨集;
p25 (2001).
3) 濱野 明, 中村武史, 村瀬 昇, 松尾康也, 田上英明, 小林知吉: 萩市見島八里海域における海
洋生物資源調査. 平成 13 年度日本水産学会中国・四国支部例会,下関 (2001).
4) Hamano A, Nakamura T, Maeda H: Improvement of biomass assessment of pelagic school
by combined use of scanning sonar with echo-sounder. International commemorative
symposium, 70th Anniversary of The Japanese Society of Fisheries Science, Yokohama,
Japan; p193 (2001).
5) Komatsu T, Mitani I, Ishida K, Inagaki T, Hamano A: Assessment of beryx sprendens
biomass around the Nakanba Seamount in the Izu Archipelago, Japan, by echosounder.
International commemorative symposium, 70th anniversary of The Japanese Society of
Fisheries Science, Yokohama, Japan; p103 (2001).
6) Hamano A, Nakamura T, Maeda H : Improvement of standing stock estimation assisted
24
by lateral information from sonar with density information from quantitative echo
sounder. Proceeding of 6th ICES Symposium on Acoustics in Fisheries and Aquatic
Ecology, Montpellier, France; CD-ROM (2002).
7 ) Nakamura T, Hamano A, Ueno S, Maeda H
: The possibility of detecting the
phytoplankton in red tide using a two-frequency quantitave echo sounder. Proceeding of
6th ICES Symposium on Acoustics in Fisheries and Aquatic Ecology, Montpellier, France;
CD-ROM (2002).
8) Hamano A,
Nomura K : A preliminary survey of marine living resources around
Hachiri-ga-se off Mishima, Hagi, Japan. Techno-Ocean 2002, International symposium,
Kobe, Japan, (2002).
9) 濱野 明, 田上英明, 中村武史, 小林知吉: 山口県見島沖八里ケ瀬海域における海洋生物の昼夜
変化の音響・ROV 計測. 水産海洋学会創立 40 周年記念大会, 東京 (2002).
10)中村武史, 濱野 明, 田中伸和, 松本洋典, 安木 茂: 音響調査手法による島根県浜田沖の 6-11
月におけるアジ類の鉛直的分布特性について. 水産海洋学会創立 40 周年記念大会, 東京
(2002).
11)奥田邦晴, 松田龍信, 田上英明, 本村 紘治郎, 濱野 明: キネマティック GPS における短基
線長の測定精度特性. 平成 14 年度電気・情報関連学会中国支部第 53 回連合大会, 松江
(2002).
12)濱野 明, 田上英明, 中村武史, 前田 弘 : セクタースキャニングソナー断層画像を用いた魚
群体積の推定. 平成 14 年度日本水産学会大会講演, 奈良 (2002).
13)濱野 明, 中村武史, 深田耕一, 田上英明: 地理情報システムを応用した音響学的魚礁効果判
定法について. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
14)中村武史, 濱野 明, 安木 茂, 森脇晋平, 為石起司, 斉藤寛之: マアジ幼稚魚を対象とした音
響資源計測−Ⅰ
マアジ幼稚魚の魚種判別の可能性. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京
(2003).
15)濱野 明, 青木邦匡, 中村武史, 田上英明 : 2 値化画像処理による魚探映像における魚礁と魚
群の分離. 平成 15 年度日本水産工学会, 神奈川, 講演要旨集; 177-178 (2003).
16) 濱野 明, 中村武史 : 音響リモートセンシングと GIS を用いた人工魚礁効果の定量的評価に
関する研究. 平成 15 年度水産基盤整備調査委託業務年度末検討報告会, 東京 (2003).
17)田上英明, 濱野 明, 濵口正人: 地理的情報システムを応用した沖合天然磯漁場の音響学的定
量評価. 平成 15 年度水産海洋学会大会, 仙台, 講演要旨集; 96-97 (2003).
18)濱野 明, 中村武史, 梅谷有一, 田上英明, 松澤 仁 : スキャニングソナー情報と GIS を用い
た魚群分布解析. 平成 16 年度日本水産学会大会, 鹿児島 (2004).
19) 中村武史, 濱野 明, 安木 茂: マアジ幼稚魚を対象とした音響資源計測−Ⅱ 音響情報を用い
た中層トロール漁具の採集効率について. 平成 16 年度日本水産学会大会, 鹿児島(2004).
20)伴谷 亮, 中村武史, 濱野 明 : 音響計測シミュレーションによる水中構造物の形状補正. 平
成 16 年度日本水産工学会学術講演会, 下関, 講演論文集; 245-247 (2004).
21)田上英明, 青木邦匡, 濱野 明: 地理情報システムを応用した沖合天然礁の漁場評価法に関す
る研究−Ⅰ−海底判別のための 2 値化処理法−. 平成 16 年度日本水産工学会学術講演会, 下
関, 講演論文集; 241-242 (2004).
22)田上英明, 濱野 明, 濵口正人, 毛利雅彦, 中村武史 : 地理情報システムを応用した沖合天然
礁の漁場評価法に関する研究−Ⅱ−数量化Ⅰ類を用いた漁場評価法−. 平成 16 年度日本水
産工学会学術講演会, 下関, 講演論文集; 243-244 (2004).
23)濱野 明: 音響と GIS を用いた広域造成漁場の効果評価. 平成 16 年度日本水産工学会学術講
25
演会, 下関, 講演論文集; 317-322 (2004).
24)Hamano A,
Umetani Y,
Tanoue H,
Nakamura T : Application of marine GIS using
information from sonar for coastal fisheries. Oceans’04 MTS/IEE Techno-Ocean’ 04,
Kobe, (2004).
25)濱野 明: 沿岸漁業振興のための水産 GIS. 東京大学海洋研究所共同利用シンポジウム「海洋
GIS と空間解析―そのサイエンスと未来―」, 東京 (2004).
26)濱野 明, 中村武史, 西奥芙沙子, 高橋 悟, 村瀬 昇, 森元昭彦 : 浅海域を対象とした魚探機
による海底底質調査. 平成 17 年度日本水産学会大会, 東京 (2005).
27)濱野 明, 丸岡侑太, 中村武史, 澤田浩一: スプリットビーム式計量魚探機を用いた魚の遊泳
速度の推定. 平成 17 年度水産工学会学術講演会, 東京, 講演要旨集; 243-244 (2005).
28)南 憲史, 濱野 明, 高尾芳三, 中村武史 : ホンダワラ類の気泡のターゲットストレングス測
定. 平成 17 年度日本水産学会大会中国・四国支部例会, 山口 (2005).
29)Tanoue H, Hamano A, Komatsu T, Boisnier E: GIS can support an acoustic survey design
around the hill. An example of
Hachirigase
hill in the sea of Japan. 3 rd International
symposium on GIS/Spatial Analyses in Fishery and Aquatic Science., Shanghai, China
(2005).
30)Hamano A, Tanoue H, Kieser R: The three-dimensional GIS using sonar information for
coastal fisheries. 2005 ICES Annual Science Conference, Aberdeen, Scotland, UK,
Conference Handbook; p241 (2005).
31)Tanoue H, Hamano A, Komatsu T: Three-dimensional distribution of pelagic fish detected
with an echo-sounder and environmental parameters around the seamount, Hachirigase,
in the Sea of Japan. 2005 ICES Annual Science Conference, Aberdeen, Scotland,
UK,Conference Handobook; p239 (2005).
32)南 憲史, 濱野 明, 高尾芳三, 中村武史: ホンダワラ類の音響散乱特性. 平成 17 年度水産海
洋学会大会, 広島, 講演要旨集; p41 (2005).
33)伊藤祐介, 濱野 明, 田上英明, 中村武史, 上野俊士郎, 小林知吉: 音響計測と GIS を用いた
沖合天然磯域における生物分布解析. 平成 17 年度水産海洋学会大会, 広島, 講演要旨集;
p114 (2005).
34)Ueno S, Nakamura T, Hamano A: Distribution of Nemopilema nomurai in Tsushima
Straits and the acoustic and biologic character. International Workshop on Jellyfish
Bloom, Shanghai, China, Abstracts, p10 (2005).
35)濱野 明, 中村武史: 沿岸での音響底質調査―音響・衛生・ROV リモートセンシングによる
多次元計測―. 平成 17 年度水産工学関係試験研究推進特別本部会水産調査計測シンポジウ
ム, 水産工学研究所, 茨城 (2005).
深田 耕一
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) いか樽流し漁法の釣獲機構に関する研究
西日本の沿岸漁業における重要種であるケンサキイカを対象とする本漁法は、歴史が比較的
浅いこともあって調査は皆無に等しい。このため、本漁法の釣獲機構を明らかにすることによ
って、効率的漁獲とケンサキイカの資源管理を目的とする。本校実習艇「紺碧」を用いた試験
操業によって釣獲特性を把握し、水中テレビカメラによって撮影した擬餌捕捉行動を解析して
釣獲機構を解明する。得られた知見をもとに漁具の改良と操業方法を提案する。
2) 沿岸性浮魚類の漁獲と水温分布に関する研究
26
定置網で漁獲される沿岸性浮魚類の漁獲量変動と周辺及び隣接海域の表面水温分布との関
係に着目し、表面水温分布パターンが漁獲に及ぼす機構を明らかにすることを目的とする。
3) 東シナ海における中層トロール漁業技術及び旋曳網漁業技術の開発に関する研究
東海・黄海の大中型まき網漁業における中層トロール技術等を導入した新たな操業システム
の開発を目的として、旋曳網が試作された。中層トロール網とともに実施された試験操業を通
じて、東シナ海に適した中層トロール漁業技術と旋曳網漁業技術の開発を目的とする。
4) 以西底びき網漁業漁獲成績報告書の有効利用に関する研究
漁獲成績報告書及び投棄記録をデータベース化することによって、漁区別の単位努力あたり
漁獲量変動、資源状態の推定など、合理的操業計画立案等に関する有用な情報を抽出する手法
の開発を目的とする。
Ⅱ 研究業績
【著書】
1) 木村 茂, 秋山清二, 深田耕一, 他 96 名: 英和・和英水産学用語辞典. 日本水産学会(編), 恒
星社厚生閣, 東京 (2001).
2) 深田耕一: 4.10 漁業情報, 水産海洋ハンドブック. 生物研究社, 東京, 251-256 (2004).
【学術論文】
1) Maeda H, Hamaguchi M, Shimokawa S, Fukada K, Sadakane H: Possibility of equalizing
the length of the working hours of a tuna longliner. Fisheries Engineering, 37, 167-177
(2001).
2) Maeda H, Hamaguchi M, Shimokawa S, Fukada K: Relation between working time and
predetermined working conditions as the basis for seeking the possibility of equalizing
the length of the working time of a tuna longliner. Fisheries Engineering, 39, 97-108
(2002).
3 ) Mohri Masahiko, Fukada Koichi, Yamada Harumi and Inoue Hisae : Relationship
between longtail tuna catches and water temperature on the sea of Japan off the coast of
Yamaguchi Prefecture. Proceeding of The 21st Century COE International Symposium
-Stock Enhancement and Aquaculture Technology- Memories of the faculty of agriculture
of Kinki University, 38, 68-75(2005).
4) 毛利雅彦, 山田陽巳, 田中庸介, 深田耕一 : クロマグロ幼魚の鉛直分布を効率よく推定する
ための曳網方法−日本海西部における表中層トロールでの検討−. 数理水産科学, 3, 26-35
(2005).
【その他文献】
1) 濱野 明, 深田耕一, 中村武史 : 平成 13 年度下関市外海漁場魚礁適地調査報告書, 下関市委
託研究調査, 1-78 (2002).
2) 深田耕一: 樽流し漁法におけるケンサキイカの擬餌捕捉行動,日本水産学会漁業懇話会会報,
No.47, 26-27 (2003).
3) 水上洋一, 深田耕一 : 東シナ海における中層トロール網試験操業結果. 東シナ海漁業新戦略
設計・開発事業平成 15 年度経営第一分科会報告書, (社)マリノフォーラム 20, 1-108 (2004).
4) 水上洋一, 木下弘美, 深田耕一 : 長水丸で行った中層トロール網内における魚群の動き. 海
洋水産エンジニアリング, (社)海洋水産システム協会, 5(46), 11-21 (2005).
【口頭発表】
1) 深田耕一, 毛利雅彦, 下川伸也, 前田 弘: いか樽流し漁法における流れと漁獲. 平成 13 年度
日本水産学会春季大会, 東京 (2001).
2) 深田耕一, 毛利雅彦, 下川伸也, 前田 弘: 水中テレビカメラで見たいか樽流し漁法における
27
ケンサキイカの擬餌捕捉行動. 平成 14 年度日本水産学会大会, 東京 (2002).
3) 深田耕一 : 樽流し漁法におけるケンサキイカの擬餌捕捉行動. 平成 15 年度日本水産学会漁
業懇話会, 東京 (2003).
4) 毛利雅彦, 深田耕一, 山田陽巳, 榊 俊之, 井上久栄 : 山口県の日本海側におけるコシナガの
漁獲と水温の関連. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
5) 深田耕一, 水上洋一, 木下弘美: 東シナ海における浮魚類を対象とした中層トロールの試み,
平成 16 年度日本水産学会大会, 東京 (2004).
6 ) Mohri Masahiko, Fukada Koichi, Yamada Harumi and Inoue Hisae : Relationship
between longtail tuna catches and water temperature on the Sea of Japan off the coast of
Yamaguchi Prefecture, The 21st Century COE International Symposium-Stock
Enhancement and Aquaculture Technology, Osaka (2004).
7) 深田耕一, 毛利雅彦, 尾崎武彦 : 漁獲・投棄データベースからみた以西底びき網漁業の投棄
状況. 日本水産学会漁業懇話会第 50 回講演会, 鹿児島 (2005).
8) 毛利雅彦, 秦 一浩, 鎌野 忠, 水谷壮太郎, 田渕清春, 深田耕一: まぐろ類の魚種別漁獲分布
に関する基礎的研究−太平洋低緯度海域におけるキハダの効率的な釣獲方法−. 平成 17 年
度日本水産学会大会, 東京 (2005).
9) 毛利雅彦, 山田陽巳, 田中庸介, 深田耕一:クロマグロ幼魚の鉛直分布を効率よく推定するた
めの曳網方法−日本海西部における表中層トロールでの検討−. 第 5 回数理水産科学研究交
流会, 函館 (2005).
井上 悟
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 増養殖施設等に働く流体力に関する研究
従来の漁船漁業における漁具に比べ、栽培漁業における漁具すなわち増養殖施設に関する
力学的研究は未だ十分行われていない。各種施設に働く流体力を水産土木学的見地から調べ、
施設の保全および開発を行う。
2) 微弱電流による海洋生物付着防止に関する研究
定置網や養殖生簀をはじめとする各種漁業施設、或いは一般海中施設及び船舶外板等には、
多くの海洋生物が付着し問題とされている。無害性と効率性の観点から、微弱電流を用いた
海洋生物の付着防止装置の開発を行う。
3) 選択漁具に関する研究
資源管理の立場より、対象魚種およびサイズを選択して漁獲する漁具の開発が現在求めら
れている。主に曳網漁具において、選択的に分離漁獲するための機構を調べ、“資源にやさし
い選択漁具”の開発を行う。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅰ. Fisheries Engineering, 39 ,
161-168 (2002).
2) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅱ. Fisheries Engineering, 40, 73-81
(2003).
3) Okuda K, Motomura K, Inoue S: Degradation in the accuracy of baseline vectors due to
errors in KGPS reference station data. Fisheries Engineering, 40, 65-72 (2003).
28
4) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅲ. Fisheries Engineering, 41, 39-46
(2004).
5) 梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 小型底曳網漁船の衝突事故の実態と船上での選別作業の軽減
化の検討. 水産大学校研究報告, 53, 183-189 (2005).
6) Inoue S, Okuda K: Simplified method to caluculate wave force using a scientific electronic
calculator. J Nat Fish Univ, 54, 1-6 (2006).
7) Inoue S, Katou H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Characteristics of the circulating water
tank of National Fisheries University. J Nat Fish Univ, 54, 31-42 (2006).
8 ) Okuda K, Minami K, Motomura K, Inoue S, Sakaide M: Characteristics of the
measurement accuracy by the inclination of kinematic GPS antenna. J Nat Fish Univ, 54,
55-62 (2006).
9) 永松公明, 田渕清春, 水谷壮太郎, 鎌野 忠, 秦 一浩, 冨賀見清彦, 井上 悟, 梶川和武:
2階
式トロールによる東シナ海底魚漁場の漁獲物組成と投棄対象生物の混獲状況. 水産大学校研
究報告, 54, 197-207 (2006).
【その他文献】
1) 井上 悟 : 微弱電流による海洋生物付着防止の試み.
13-16
下関地域産学官技術交流会 予稿集,
(2003).
【口頭発表】
1) 井上 悟, 高橋正浩, 田川英生, 永松公明, 梶川和武 : 微弱電流による海洋生物付着防止に関
する基礎的研究−Ⅳ. 平成 13 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 下関 (2001).
2) 永松公明, 長友洪太, 田渕清春, 巽 重夫, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟: 2階式トロール
網の分離漁獲メカニズムについて. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 神奈川 (2001).
3) 梶川和武, 東海 正, 永松公明, 井上 悟 : 改良型混獲防除装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳
網の魚種およびサイズの分離. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 神奈川 (2001).
4) 永松公明, 長友洪太, 水谷 壮太郎, 鎌野 忠, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟:東シナ海底魚
漁場における混獲実態調査. 平成 14 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 下関 (2002).
5) 井上 悟: 微弱電流による海洋生物付着防止の試み.下関地域産学官技術交流会,下関 (2003).
6) 永松公明, 長友洪太, 水谷 壮太郎, 鎌野 忠, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟: 着底トロー
ルによる東シナ海底魚漁場の混獲実態調査. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
7) 梶川和武, 本多夏海, 倉長亮二, 平山 完, 永松公明, 井上 悟: 沖合底曳網における混獲防除
装置の分離特性. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
8) 梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳網の混獲削減効果.
平成 15 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 高知 (2003).
9) 梶川和武, 安喜元紀, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置 (SURF-BRD) の導入による選別作
業の軽減化. 平成 16 年度日本水産学会中国四国支部例会, 下関 (2004).
10)梶川和武, 本田夏海, 倉長亮二, 平山 完, 砂原美鶴, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置付き
沖合底曳網の開発. 平成 16 年度日本水産学会大会, 鹿児島 (2004).
11)永松公明, 田渕清春, 鎌野 忠, 冨賀見清彦, 梶川和武, 井上 悟: 着底トロールによる東シナ
海底魚漁場の漁獲魚類相と混獲実態. 平成 16 年度日本水産学会中国四国・近畿支部合同大会,
岡山 (2004).
12)梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置(SURF-BRD)導入時の選別作業時間の推定. 平
成 17 年度日本水産学会大会, 東京 (2005).
29
永松 公明
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 選択漁獲に関する研究
合理的・持続的漁業を促進するためには、生態系との調和をはかりながら目的種を選択的に
漁獲する技術の確立が急務である。漁具漁法分野においては、漁獲物の浪費と投棄を最小化す
る技術に関する研究を展開する必要がある。本研究では、曳網類、篭類について、混獲実態を
調査するとともに、漁獲過程にもとづく視点から漁獲メカニズムを解明し、魚種・サイズに対
する複合的な選択漁獲技術を開発する。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅰ. Fisheries Engineering, 39,
161-168 (2002).
2) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅱ. Fisheries Engineering, 40, 73-81
(2003).
3) 浜野龍夫, 狩俣洋文, 松倉一樹, 荒木 晶, 永松公明, 濵口正人, 青木邦匡: モクズガニの遡上
稚ガニを採集するための漁具とその設置時期. 水産大学校研究報告, 52(3), 93-112 (2004).
4) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅲ. Fisheries Engineering, 41, 39-46
(2004).
5) 梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 小型底曳網漁船の衝突事故の実態と船上での選別作業の軽減
化の検討. 水産大学校研究報告, 53, 183-189(2005).
6) Inoue S, Katou H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Characteristics of the circulating water
tank of National Fisheries University. J Nat Fish Univ, 54, 31-42 (2006).
7) 永松公明, 田渕清春, 水谷壮太郎, 鎌野 忠, 秦 一浩, 冨賀見清彦, 井上 悟, 梶川和武 : 2 階
式トロールによる東シナ海底魚漁場の漁獲物組成と投棄対象生物の混獲状況. 水産大学校研
究報告, 54, 197-207 (2006).
【その他文献】
1) 永松公明, 手島和之 : 曳網中における中層トロール網内の魚の行動観察. 日本水産学会漁業
懇話会報, No.47, 58-59 (2003).
2) 永松公明: 2 階式トロール網内における魚の行動観察. 日本水産学会漁業懇話会報, No. 47,
60-61 (2003).
【口頭発表】
1) 浜野龍夫, 狩俣洋文, 荒木 晶, 永松公明: モクズガニの稚ガニを捕獲するための漁具の開発.
日本甲殻類学会第 39 回大会, 東京 (2001).
2) 永松公明, 長友洪太, 田渕清春, 巽 重夫, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟: 2階式トロール
網の分離漁獲メカニズムについて. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 神奈川 (2001).
3) 梶川和武, 東海 正, 永松公明, 井上 悟 : 改良型混獲防除装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳
網の魚種およびサイズの分離. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 神奈川 (2001).
4) 井上 悟, 高橋正浩, 田川英生, 永松公明, 梶川和武 : 微弱電流による海洋生物付着防止に関
する基礎的研究−Ⅳ. 平成 13 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 下関 (2001).
5) 川俣尚徳, 不破 茂, 江幡恵吾, 永松公明: 2 階式トロール網の SGP パネル付近の流速分布に
30
ついて.平成 14 年度日本水産学会春季大会, 奈良 (2002).
6) 不破 茂, 江幡恵吾, 中村 潤, 川俣尚徳, 永松公明: 漁獲選別装置を装着したトロール網内部
の流速分布. 平成 14 年度日本水産工学会学術講演会, 鹿児島 (2002).
7) 永松公明, 長友洪太, 水谷 壮太郎, 鎌野 忠, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟: 東シナ海底
魚漁場における混獲実態調査. 平成 14 年度日本水産学会中国・四国支部大会,下関 (2002).
8) 永松公明, 長友洪太, 水谷 壮太郎, 鎌野 忠, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟: 着底トロー
ルによる東シナ海底魚漁場の混獲実態調査. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
9) 梶川和武, 本多夏海, 倉長亮二, 平山 完, 永松公明, 井上 悟: 沖合底曳網における混獲防除
装置の分離特性. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
10) 梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳網の混獲削減効果.
平成 15 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 高知 (2003).
11)永松公明, 手島和之: 2 階式トロール網内における魚の行動観察. 日本水産学会第 47 回漁業
懇話会, 東京 (2003).
12)永松公明 : 曳網中における中層トロール網内の魚の行動観察. 日本水産学会第 47 回漁業懇
話会, 東京 (2003).
13)浜野龍夫, 荒木 晶, 永松公明 : モクズガニの放流用種苗を小河川で採集する試み. 平成 15
年度日本水産学会中国四国支部大会, 岡山 (2003).
14)永松公明, 田渕清春, 鎌野 忠, 冨賀見清彦, 梶川和武, 井上 悟: 着底トロールによる東シナ
海底魚漁場の漁獲魚類相と混獲実態. 平成 16 年度日本水産学会中国四国・近畿支部合同大会,
岡山 (2004).
15)永松公明, 間宮正人, 浜野龍夫: モクズガニの遡上稚ガニ採集漁具のサイズ選択性. 平成 16
年度日本水産学会中国四国・近畿支部合同大会, 岡山 (2004).
16)永松公明, 西 真太郎, 田口真吾, 熊沢泰生: 高強力ポリエチレントワインのトロール漁具へ
の導入. 平成 16 年度日本水産学会中国四国・近畿支部合同大会, 岡山(2004).
17)梶川和武, 安喜元紀, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置(SURF-BRD)の導入による選別作業
の軽減化. 平成 16 年度日本水産学会中国四国支部例会, 下関 (2004).
18)梶川和武, 本田夏海, 倉長亮二, 平山 完, 砂原美鶴, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置付き
沖合底曳網の開発. 平成 16 年日本水産学会大会, 鹿児島 (2004).
19)梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置(SURF-BRD)導入時の選別作業時間の推定. 平
成 17 年度日本水産学会大会, 東京 (2005).
毛利 雅彦
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) まぐろ類の魚種別漁獲分布に関する研究
操業の効率化を進める上での「漁業」及び「航海」に関する情報の処理・利用は、日本の沿
岸から離れた海域のかつお・まぐろ等を対象とした遠洋の漁業ほど必要である。しかし、前述
の知見は不足したままである。本研究では、かつお・まぐろ類の漁業及び航海の情報を通じて
収集した資料から必要な要因を解明することにより、操業の効率化及び持続可能な漁業を推進
し、得られた内容について授業(漁業情報解析学、航海情報計測学)へのフィ−ドバックを達
成の目標とする。
Ⅱ 研究業績
【著書】
1) Nishida Tom, Mohri Masahiko, Itoh Kiyoshi and Nakagome Jyun: Study of bathymetry
31
effects on the nominal hooking rates of yellowfin tuna and bigeye tuna exploited by the
Japanese tuna longline fisheries in the Indian Ocean, GIS/Spatial Analyses in Fishery
and Aquatic Sciences (Volume 2). Fishery-Aquatic GIS Research Group, 659-672(2004).
【学術論文】
1)T Nishida, Mohri M, Itoh K, Nakagome J: Study of bathymetry effects on the normal
hooking rates of yellowfin tuna (Thunnus albacares)
obesus)
and bigeye tuna
(Thunnus
exploited by the Japanese tuna longline fisheries in the Indian Ocean. IOTC/
WPM, 01, 1-12 (2001).
2) Mohri M., Nishida T: Consideration on horizontal and vertival distribution of adult
yellowfin tuna (Thunnus albacares) in the Indian Ocean based on the Japanese tuna
longline fisheries information. La mer, 40, 29-39 (2002).
3) 毛利雅彦, 山田陽巳, 張 成年 : 西部日本海におけるまぐろ類の漁獲と水温との関連 ―特に
山口県沖におけるコシナガについて―. 数理水産科学, 1, 27-36 (2003).
4) Nishida T, K Bigelow, Mohri M, F Marsac: Comparative study on Japanese tuna longline
CPUE standardization of yellowfin tuna in the Indian Ocean based on two methods-GLM
and HBM/GLM combined-. IOTC/WPTT, 03/5. 25pp (2003).
5) 毛利雅彦, 秦 一浩, 鎌野 忠, 水谷壮太郎, 田渕清春 :太平洋低緯度海域におけるキハダの効
率的な釣獲方法. 数理水産科学, 2, 14-26 (2004).
6) Nishida T, Matsuura H, Shiba Y, Tanaka M, Mohri M, Chang S K: Did ecological
anomalies cause 1993 and 2003-2004 high catches of yellowfin tuna in the western
Indian Ocean? and a review of other possible causes. IOTC-WPTT, 05-27, 1-25 (2005).
7) 毛利雅彦, 山田陽巳, 田中庸介, 深田耕一: クロマグロ幼魚の鉛直分布を効率よく推定するた
めの曳網方法−日本海西部における表中層トロールでの検討−. 数理水産科学, 3, 26-35
(2005).
8) Mohri M, Fukada K, Yamada H, Inoue H: Relationship between longtail tuna catches and
water temperature on the Sea of Japan off the coast of Yamaguchi Prefecture. Proceeding
of the 21st Century COE International Symposium on Stock Enhancement and
Aquaculture Technology- Memories of the faculity of agriculture of Kinki University, 38,
68-75(2005).
9) Lee Y C, Nishida T, Mohri M: Separation of the Taiwanese regular and deep tuna
longliners in the Indian Ocean using bigeye tuna catch rations. Fisheries Science, 71,
1256-1263 (2005).
【その他文献】
1) 田中庸介, 山田陽巳, 毛利雅彦 : 平成 16 年度第七開洋丸日本海クロマグロ幼稚魚調査報告
書, (独)水産総合研究センタ−遠洋水産研究所・近海かつお・まぐろ資源部, 1−75 (2004).
【口頭発表】
1) 毛利雅彦, 牧平秀夫, 肥田雅之 : ハワイ諸島南部におけるまぐろ類の魚種別釣獲分布. 平成
13 年度日本水産学会春季大会, 東京 (2001).
2) 西田 勤, 毛利雅彦, 伊藤喜代志, 中込 淳: 海底地形がキハダ・メバチのはえ縄釣獲率に与え
る影響について. 2001 年水産海洋学会研究発表大会, 下関 (2001).
3) 深田耕一, 毛利雅彦, 下川伸也, 前田 弘: いか樽流し漁業における流れと漁獲. 平成 13 年度
日本水産学会春季大会, 東京 (2001).
4) 毛利雅彦, 黒田拓幸, 貞包弘之, 鎌野 忠, 小園宏文, 末藤 浩二郎, 間瀬基弘: ソロモン諸島
北東海域におけるキハダの釣獲分布, 平成 14 年度日本水産学会大会, 奈良 (2002).
32
5) 毛利雅彦, 深田耕一, 山田陽巳, 榊 俊之, 井上久栄 : 山口県の日本海側におけるコシナガの
漁獲と水温の関連. 平成 15 年度日本海洋学会大会, 東京 (2003).
6) 李 英周, 西田 勤, 毛利雅彦 : 台湾のまぐろはえなわ漁業における普通はえなわと深はえな
わの判別方法について. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
7) 毛利雅彦, 山田陽巳, 張 成年 : 西部日本海におけるまぐろ類の漁獲と水温の関連 ―特に山
口県沖におけるコシナガについて―. 第 3 回数理水産科学研究交流会, 函館 (2003).
8) 五明優子, 毛利雅彦, 西田 勤: インド洋におけるキハダの釣獲状態の海域による相違. 平成
16 年度日本水産学会大会, 鹿児島 (2004).
9) 川崎潤二, 下川伸也, 中村武史, 梶川和武, 毛利雅彦, 濵口正人: 沿岸漁業における漁業技
術・技能を対象とした研究. 平成 16 年度日本水産工学会学術講演会, 下関(2004).
10)Mohri Masahiko, Fukada Koichi, Yamada Harumi, Inoue Hisae : Relationship between
longtail tuna catches and water temperature on the Sea of Japan off the coast of
Yamaguchi Prefecture. The 21st Century COE International Symposium-Stock
Enhancement and Aquaculture Technology, Osaka (2004).
11)深田耕一, 毛利雅彦, 尾崎武彦 : 漁獲・投棄データベースからみた以西底びき網漁業の投棄
状況. 日本水産学会漁業懇話会第 50 回講演会, 鹿児島(2005).
12)西田 勤, Din Chen, 毛利雅彦: レジームシフトを考慮したファジーロジック手法によるイン
ド洋メバチの再生産モデルの解析. 平成 17 年度日本水産学会大会, 東京(2005).
13)毛利雅彦, 秦 一浩, 鎌野 忠, 水谷 壮太郎, 田渕清春, 深田耕一 : まぐろ類の魚種別漁獲分
布に関する基礎的研究−太平洋低緯度海域におけるキハダの効率的な釣獲方法−. 平成 17
年度日本水産学会大会, 東京 (2005).
14)毛利雅彦, 山田陽巳, 田中庸介, 深田耕一 : クロマグロ幼魚の鉛直分布を効率よく推定する
ための曳網方法−日本海西部における表中層トロールでの検討−. 第 5 回数理水産科学研究
交流会, 函館 (2005).
中村 武史
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 音響計測手法による海洋生物の資源量推定法に関する研究
本研究では計量魚探機やサンプリングギアを用いた音響計測法により、海洋生物資源の資源
量を直接推定するための手法開発と高度化に関する研究を行う。得られた研究成果については
講義 (漁業計測学実験等) や卒論指導に積極的に導入し、水産基本政策に沿った漁業資源、資
源計測に関する教育レベルの向上に努める。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1)Hamano A, Nakamura T, Mizuguchi K : Quantitative assessment of small pelagic fish
school based on a three dimensional analysis using a scanning sonar and echo-sounder.
International Symposium on Advanced Techniques of Sampling Gear and Acoustical
Surveys for Estimation of Fish Abundance and Behavior, ACOUSTGEAR 2000, CD-ROM
(2001).
2) Hamano A, Nakamura T : Combined use of quantitative echo-sounder with scanning
sonar to visualize semi-quantitative three-dimensional image of fish schools. J Nat Fsh
Uni, 50, 1-11 (2001).
3) Hamano A, Nakamura T, Maeda H : Improvement in school-size estimates of pelagic fish
33
using information from sector scanning sonar. Fish. Oceanogr., 11(6), 361-365 (2002).
4) Hamano A, Nakamura T, Maeda H: Geometric approach to non-scanned area in case of
combined use of sector scanning sonar with quantitative echo-sounder. Fish Sci, 68,
SupplementⅡ. 1889-1892(2002).
5) Hamano A, Umetani Y, Tanoue H, Nakamura T : Application of marine GIS using
information from sonar for coastal fisheries. Oceans’04 MTS/IEEE Techno-Ocean’ 04,
428-432 (2004).
【その他文献】
1) 濱野 明, 中村武史: 人工魚礁漁場評価のための音響モニタリング技術の開発. 平成 12 年度
人工魚礁造成事業効果報告書 (水産庁), 1-12 (2001).
2) 濱野 明, 中村武史: 平成 12 年度萩市見島八里ヶ瀬漁場調査報告書, 萩市委託研究調査, 1-33
(2001).
3) 濱野 明, 中村武史,
深田耕一: 平成 12 年度下関市外海漁場魚礁適地調査報告書. 下関市委
託研究調査, 1-37 (2001).
4) 濱野 明, 中村武史: 平成 12 年度汎用型高層魚礁効果調査報告書.(社)全国沿岸漁業振興開
発協会委託研究調査, 1-23 (2001).
5) 濱野 明, 中村武史 : 音響リモートセンシングと GIS を用いた人工魚礁効果の定量的評価法
に関する研究. 平成 13 年度水産基盤整備調査委託事業報告書 (水産庁), 1-2 (2002).
6) 濱野 明, 中村武史: 新技術開発調査・島根県調査及び高層魚礁調査・生物環境調査報告書.
(社)全国沿岸漁業振興開発協会委託研究調査, 1-47 (2002).
7) 濱野 明, 中村武史: 人工魚礁漁場評価のための音響モニタリング技術の開発. 平成 13 年度
人工魚礁造成事業効果報告書 (水産庁), 1-12 (2002).
8) 濱野 明, 中村武史, 深田耕一 : 平成 13 年度下関市外海漁場魚礁適地調査報告書. 下関市委
託研究調査, 1-78 (2002).
9) 濱野 明, 中村武史: 平成 13 年度汎用型高層魚礁効果調査報告書.(社)全国沿岸漁業振興開
発協会委託研究調査, 1-17 (2002).
10)濱野 明, 中村武史: 平成 13 年度水産基盤整備調査「新技術開発調査・島根県調査」報告書.
(社)全国沿岸漁業振興開発協会委託研究調査, 1-19 (2002).
11)濱野 明, 中村武史: 平成 14 年度水産基盤整備調査委託事業報告書 (水産庁), 1-3 (2003).
12)濱野 明, 中村武史: 平成 14 年度水産基盤整備新技術開発調査・島根県調査報告書.(社)全
国沿岸漁業振興開発協会委託研究調査, 1-22 (2003).
13)中村武史, 濱野 明: 水産基盤整備新技術開発調査 (島根県沖合海域における多機能性漁場造
成技術の開発). 水産基盤整備新技術開発調査報告書全国沿岸漁業振興開発協会, 125-149
(2003).
14)濱野 明, 村瀬 昇, 森本昭彦, 中村武史: 平成 14 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書. 平成
14 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書, 下関市, 35 pp. (2003).
15)濱野 明, 中村武史 : 音響リモートセンシングと GIS を用いた人工漁礁効果の定量的評価法
に関する研究. 平成 14 年度水産基盤整備調査委託事業報告書 (水産庁), 1-4 (2003).
16)濱野 明, 中村武史: 人工魚礁の高さが魚礁の蝟集機能に及ぼす効果の証明. 平成 14 年度水
産基盤整備生物環境調査報告書, 全国沿岸漁業振興開発協会, 1-47 (2004).
17)濱野 明, 中村武史: 島根県沖合海域における多機能性漁場造成技術の開発. 平成 15 年度水
産基盤整備新技術開発調査報告書, 全国沿岸漁業振興開発協会, 125-148 (2004).
18) 濱野 明, 中村武史 : 音響リモ−トセンシング GIS を用いた人工魚礁効果の定量的評価法に
関する研究. 平成 13-15 年度水産基盤整備調査委託事業報告書(水産庁), 1-11(2004).
34
19) 濱野 明, 青木邦匡, 中村武史: 簡易型計量魚探機を用いた全国規模での魚礁設置効果評価法
の標準化. 平成 16 年度水産基盤整備調査委託事業報告(水産庁), 1-3 (2004).
20)濱野 明, 村瀬 昇, 森本昭彦, 中村武史: 平成 15 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書, 下関
市, 1-41 pp.(2004).
21)濱野 明, 中村武史, 梶川和武, 村瀬 昇: 平成 16 年度萩市見島八里ヶ瀬漁場調査報告書, 萩
市, 1-11 (2004).
22)濱野 明, 村瀬 昇, 森本昭彦, 中村武史: 平成 16 年度下関市沿岸海域藻場調査報告書. 下関
市, 1-58 pp.( 2005).
23)濱野 明, 青木邦匡, 中村武史: 簡易型計量魚探機を用いた全国規模での魚礁効果評価法の標
準化. 平成 17 年度水産基盤整備直轄調査報告書, (社) マリノフォーラム 21, 1-7 (2006).
24)濱野 明, 中村武史: 平成 17 年度下関市沿岸海域魚礁設置適地選定システム構築委託業務調
査報告書, 下関市, 1-72 (2006).
25)濱野 明, 村瀬 昇, 野田幹雄, 中村武史: 平成 17 年度萩市見島及び八里ヶ瀬漁場調査報告書,
萩市, 1-43 (2006).
26)上野俊士郎, 中村武史, 濱野 明: 大型クラゲの大量出現予測, 漁業被害防除技術及び有効利
用技術の開発. 平成 17 年度先端技術を活用した農林水産研究高度化事業報告書, 水産庁, 1-2
(2006).
27)濱野 明, 上野俊士郎, 永松公明, 中村武史: 練習船天鷹丸第 145 次航海における水産大学
校・東南アジア漁業開発センターとの共同資源調査報告書, 1-26 (2006).
【口頭発表】
1) 中村武史, 濱野 明, 水野 晃, 吉岡貞範: 音響海底質分類装置 (RoxAnn) による海底質の可
視化と魚群分布の関係について. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 東京 (2001).
2) 濱野 明, 中村武史, 松尾康也, 田上英明, 播磨隆造, 小林知吉 : 山口県八里ヶ瀬周辺域の海
底地形と魚群分布の関係について. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 東京 (2001).
3) Hamano A, Nakamura T , Mizuguchi K: Improvement of biomass assessment pelagic
school
by
combined
use
of
scanning
sonar
with
echo-sounder.
International
Commemorative Symposium, 70th Anniversary of The Japanese Society of Fisheries
Science, Yokohama, Japan, (2001).
4) 濱野 明, 田上英明, 中村武史, 前田 弘 : セクタースキャニングソナー断層画像を用いた魚
群体積の推定. 平成 14 年度日本水産学会春季大会, 奈良 (2002).
5) Hamano A, Nakamura T, Maeda H : Improvement of standing stock estimation assisted
by lateral information from sonar with density information from quantitative
echo-sounder. Proceeding of 6th ICES Symposium on Acoustics in Fisheries and Aquatic
ecology, Montpellier, France, CD-ROM (2002).
6) Nakamura T,
Hamano A,
Ueno S,
Maeda H
: The possibility of detecting the
phytoplankton in red tide using a two-frequency quantitative echo sounder. Proceeding of
6th ICES Symposium on Acoustics in Fisheries and Aquatic Ecology, Montpellier, France,
CD-ROM (2002).
7) 中村武史, 濱野 明, 田中信和, 松本洋典, 安木 茂: 音響調査法による島根県浜田沖の 6∼11
月におけるアジ類の鉛直的分布特性. 水産海洋学会創立 40 周年記念大会, 東京 (2002).
8) 濱野 明, 田上英明, 中村武史: 山口県見島沖八里ケ瀬における海洋生物の昼夜変化の音響・
ROV 計測. 水産海洋学会創立 40 周年記念大会, 東京 (2002).
9) 中村武史, 濱野 明, 安木 茂, 森脇晋平, 為石起司, 斉藤寛之: マアジ幼稚魚を対象とした音
響資源計測−Ⅰ
マアジ幼稚魚の魚種判別の可能性. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京
35
(2003).
10)濱野 明, 中村武史, 深田耕一, 田上英明: 地理情報システムを応用した音響学的魚礁効果判
定法について. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
11)濱野 明, 青木邦匡, 中村武史, 田上英明:
2 値化画像処理による魚探映像における魚礁と魚
群の分離. 平成 15 年度日本水産工学会, 奈良, 講演論文集; 177-178 (2003).
12)濱野 明, 中村武史 : 音響リモートセンシングと GIS を用いた人工魚礁効果の定量的評価に
関する研究. 平成 15 年度水産基盤整備調査委託業務年度末検討報告会, 東京 (2003).
13)中村武史, 濱野 明, 安木 茂: マアジ幼稚魚を対象とした音響資源計測−Ⅱ 音響情報を用い
た中層トロール漁具の採集効率について. 平成 16 年度日本水産学会大会, 鹿児島 (2004).
14)濱野 明, 中村武史, 梅谷有一, 田上英明, 松澤 仁 : スキャニングソナー情報と GIS を用い
た魚群分布解析. 平成 16 年度日本水産学会大会, 鹿児島 (2004).
15)伴谷 亮, 中村武史, 濱野 明 : 音響計測シミュレーションによる水中構造物の形状補正. 平
成 16 年度日本水産工学会学術講演会, 下関, 講演論文集; 245-247 (2004).
16)田上英明, 濱野 明, 濵口正人, 毛利雅彦, 中村武史 : 地理情報システムを応用した沖合天然
礁の漁場評価法に関する研究−Ⅱ−数量化Ⅰ類を用いた漁場評価法−. 平成 16 年度日本水
産工学会学術講演会, 下関, 講演論文集; 243-244 (2004).
17)川崎潤二, 下川伸也, 中村武史, 梶川和武, 毛利雅彦, 濵口正人: 沿岸漁業における漁業技
術・技能を対象とした研究. 平成 16 年度日本水産工学会学術講演会, 下関 (2004).
18)Hamano A,
Umetani Y,
Tanoue H,
Nakamura T : Application of marine GIS using
information from sonar for coastal fisheries. Oceans’04 MTS/IEE Techno-Ocean’ 04,
Kobe, (2004).
19)濱野 明, 中村武史, 西奥芙沙子, 高橋 悟, 村瀬 昇, 森元昭彦 : 浅海域を対象とした魚探機
による海底底質調査. 平成 17 年度日本水産学会大会, 東京 (2005).
21)濱野 明, 丸岡侑太, 中村武史, 澤田浩一: スプリットビーム式計量魚探機を用いた魚の遊泳
速度の推定. 平成 17 年度水産工学会学術講演会, 東京 (2005).
22)南 憲史, 濱野 明, 高尾芳三, 中村武史 : ホンダワラ類の気泡のターゲットストレングス測
定. 平成 17 年度日本水産学会大会中国・四国支部例会, 山口 (2005).
23)南 憲史, 濱野 明, 高尾芳三, 中村武史: ホンダワラ類の音響散乱特性. 平成 17 年度水産海
洋学会大会, 広島, 講演要旨集; p41 (2005).
24)伊藤祐介, 濱野 明, 田上英明, 中村武史, 上野俊士郎, 小林知吉: 音響計測と GIS を用いた
沖合天然磯域における生物分布解析. 平成 17 年度水産海洋学会大会, 広島, 講演要旨集;
p114 (2005).
25)中村武史, 安木 茂, 木所英昭, 志村 健: 音響調査法を用いた日本海南西海域におけるマアジ
幼稚魚の分布特性と加入量推定. 平成 17 年度水産海洋学会大会, 広島, 講演要旨集; p38
(2005).
26)Ueno S, Nakamura T, Hamano A: Distribution of Nemopilema nomurai in Tsushima
Straits and the acoustic and biologic character. International Workshop on Jellyfish
Bloom, Shanghai, China, Abstracts, p10 (2005).
27)濱野 明, 中村武史: 沿岸での音響底質調査―音響・衛生・ROV リモートセンシングによる
多次元計測―. 平成 17 年度水産工学関係試験研究推進特別本部会水産調査計測シンポジウ
ム, 水産工学研究所, 茨城 (2005).
36
梶川 和武
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 混獲削減装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳網の開発
本研究では水産資源の持続的生産と船上での選別作業の軽減を目的として、下関市西沖の手
繰第 2 種漁業に取り付ける混獲防除装置の開発に取り組み、地域に根ざした選択的漁獲技術の
確立を目指す。
2) 沖合漁場における異体類の小型個体の混獲を防止する底曳網の開発
本研究は 2003 年より鳥取県水産試験場との共同で実施している。この研究では鳥取県の沖合
底曳網(かけ廻し式)において、ヒレグロ、アカガレイ、ソウハチ等の未成熟個体の混獲を防
止する技術の開発に取り組んでいる。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) 梶川和武, 胡 夫祥, 東海 正, 松田 皎: 改良型混獲防御装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳網
の模型実験. 日本水産学会誌, 67(4), 710-716 (2001).
2) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅰ. Fisheries Engineering, 39 ,
161-168 (2002).
3) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅱ. Fisheries Engineering, 40, 73-81
(2003).
4) Inoue S, Tagawa H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Prevention of marine fouling organisms
using a weak electric current through titanium wire-Ⅲ. Fisheries Engineering, 41, 39-46
(2004).
5) 梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 小型底曳網漁船の衝突事故の実態と船上での選別作業の軽減
化の検討. 水産大学校研究報告, 53, 183-189 (2005).
6) Inoue S, Katou H, Nagamatsu K, Kajikawa Y: Characteristics of the circulating water
tank of National Fisheries University. J Nat Fish Univ, 54, 31-42 (2006).
7) 永松公明, 田渕清春, 水谷壮太郎, 鎌野 忠, 秦 一浩, 冨賀見清彦, 井上 悟, 梶川和武: 2 階
式トロールによる東シナ海底魚漁場の漁獲物組成と投棄対象生物の混獲状況. 水産大学校研
究報告, 54, 197-207 (2006).
【その他文献】
1) 濱野 明, 中村武史, 梶川和武: 平成 15 年度萩市見島八里ヶ瀬漁場調査報告書, 萩市, 1-19
(2003).
2) 濱野 明, 中村武史, 梶川和武, 村瀬 昇 : 平成 16 年度萩市見島八里ヶ瀬漁場調査報告書, 萩
市, 1-11(2004).
3) 梶川和武: 水産資源にやさしい混獲防除技術. 産学公技術交流会 in 長門 予稿集, 13-14
(2005).
4) 梶川和武: 水産資源にやさしい混獲防除技術. (財) やまぐち産業振興財団 平成 17 年度技術
シーズ集, 21-22 (2006).
【口頭発表】
1) 梶川和武, 東海 正, 永松公明, 井上 悟 : 改良型混獲防除装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳
網の魚種およびサイズの分離. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 神奈川 (2001).
2) Kajikawa Y, Hu F, Tokai T: Evaluation of species and size-selectivity of the SURF-BRD
37
for shrimp-trawl by-catch reduction. 70th Anniversary of the Japanese society of
fisheries science international commemorative symposium, Yokohama (2001).
3) 永松公明, 長友洪太, 田渕清春, 巽 重夫, 冨賀見清彦, 梶川和武, 井上 悟: 2階式トロール
網の分離漁獲メカニズムについて. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, 神奈川 (2001).
4) 井上 悟, 高橋正浩, 田川英生, 永松公明, 梶川和武 : 微弱電流による海洋生物付着防止に関
する基礎的研究−Ⅳ. 平成 13 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 下関 (2001).
5) 梶川和武, 東海 正, 胡 夫祥 : 混獲防除装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳網における分離機
構のモデリング. 平成 14 年度日本水産学会春季大会, 奈良 (2002).
6) 永松公明, 長友洪太, 水谷 壮太郎, 鎌野 忠, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟: 東シナ海底
魚漁場における混獲実態調査. 平成 14 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 下関 (2002).
7) 梶川和武, 本田夏海, 倉長亮二, 平山 完, 永松公明, 井上 悟: 沖合底曳網における混獲防除
装置の分離特性. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
8) 梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置 (SURF-BRD) 付き小型底曳網の混獲削減効果.
平成 15 年度日本水産学会中国・四国支部大会, 高知 (2003).
9) 永松公明, 長友洪太, 水谷 壮太郎, 鎌野 忠, 冨賀見 清彦, 梶川和武, 井上 悟: 着底トロー
ルによる東シナ海底魚漁場の混獲実態調査. 平成 15 年度日本水産学会大会, 東京 (2003).
10)永松公明, 田渕清春, 鎌野 忠, 冨賀見清彦, 梶川和武, 井上 悟: 着底トロールによる東シナ
海底魚漁場の漁獲魚類相と混獲実態. 平成 16 年度日本水産学会中国四国・近畿支部合同大会,
岡山 (2004).
11)梶川和武, 安喜元紀, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置(SURF-BRD)の導入による選別作業
の軽減化. 平成 16 年度日本水産学会中国四国支部例会, 下関 (2004).
12)川崎潤二, 下川伸也, 中村武史, 梶川和武, 毛利雅彦, 濵口正人: 沿岸漁業における漁業技
術・技能を対象とした研究. 日本水産工学会学術講演会講演論文集, 249-250 (2004).
13)梶川和武, 本田夏海, 倉長亮二, 平山 完, 砂原美鶴, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置付き
沖合底曳網の開発−選別網の目合と取付位置−. 平成 16 年度日本水産学会大会, 鹿児島
(2004).
14)梶川和武, 永松公明, 井上 悟: 混獲防除装置(SURF-BRD)導入時の選別作業時間の推定. 平
成 17 年度日本水産学会大会, 東京 (2005).
15)梶川和武: 水産資源にやさしい混獲防除技術. 産学公技術交流会 in 長門, 長門(2005).
16)梶川和武: 混獲防除装置の分離機構のモデリング. 数理水産科学研究会 中国・九州ブロック
研究談話会, 下関 2005).
17)梶川和武: エチゼンクラゲの混獲防除・駆除技術の開発と駆除後の経過についての研究計画.
第 1 回水産大学校対馬海峡シンポジウム, 下関 (2006).
〈運航システム学講座〉
濵口 正人
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 漁船の操業中における労働環境
沿岸漁船、漁業練習船及びまぐろ延縄漁船などを対象として、漁業従事者の年齢、乗組員数、
操業・睡眠時間、危険及び疲労を感じた時など、アンケート調査により問題点を明らかにする
とともに、船体の動揺を含めて作業の安全性・効率性について考察を行っている。また、安全
性に関連して実験室内の動揺台により、動揺と人体の応答・姿勢制御について、実験を行い解
38
析を進めている。
2) 沿岸小型漁船の船型に関する調査研究
漁船の船体性能を正確に把握するための基礎資料として重要な船体形状を把握するために、
主にレーザー測距器を用いて船型を測定するための方法や、測定手順を明らかにし、更には開
発した手法を用いて、特に 20 トン未満の沿岸小型漁船の船体形状を把握することを目的とす
る。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) Maeda H, Hamaguchi M, Simokawa S, Fukada K, Sadakane H: Possibility of equalizing
the length of the working hours of a tuna longliner. Fisheries Engineering, 37, 167-177
(2001).
2) 川崎潤二, 三輪千年, 下川伸也, 濵口正人: 沿岸漁船労働環境の問題点と改善策の検討. 人間
工学, 37, 92-93 (2001).
3) Maeda H, Hamaguchi M, Simokawa S, Fukada K: Relation between working time
and predetermined working conditions as the basis for seeking the possibility of
equalizing the length of the working time of a tuna longliner. Fisheries Engineering, 39,
97-108 (2002).
4) Kimura N, Amagai K, Hamaguchi: Non-Deterministic approach for the movement of the
small fishing vessels. Proceedinng of International Commemorative Symposium(70th
Anniversary of The Japanese Society of Fisheries Science). Fish. Sci. 68, 1823-1826
(2002).
5) 川崎潤二, 下川伸也, 鎌野 忠, 酒井健一, 濵口正人 : 実習生の操舵特性に関する研究. 水産
大学校研究報告, 51, 115-123 (2003)
6) 浜野龍夫, 猪俣洋文, 松倉一樹, 荒木 晶, 永松公明, 濵口正人, 青木邦匡: モクズガニの遡上
稚ガニを採集するための漁具とその設置時期. 水産大学校研究報告, 52,93-112 (2003).
7) Kimura N, Amagai K, Hisamune S, Shimokawa S, Kawasaki J, Hamaguchi M : An
ergonomic approachimproving in the safety of fishermen under the fishing operation.
Fishing Vessels, Fishing Technology & Fisheriec, The Royal Institution of Naval
Architects, 13-21, (2005).
8) 川崎潤二, 下川伸也, 濵口正人: レーザー測距器による小型漁船船型の測定精度について. 水
産工学, 42, 121-128 (2005).
【その他文献】
1) 川崎潤二, 下川伸也, 鎌野 忠, 酒井健一, 濵口正人 : 練習船天鷹丸における実習生の操舵特
性. 日本水産工学会学術講演会講演論文集, 151-154 (2001).
2) 濵口正人: 独立行政法人水産大学校の概要. 海洋水産エンジニアリング, 2003 年度 11 月号,
84-95 (2003).
3) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 奥田邦晴, 本村紘治郎: 復元古代船”海王”による大王のひつ
ぎ実験航海について. 日本航海学会誌, 162, 32-37 (2005).
【口頭発表】
1) 木村暢夫, 天下井清, 濵口正人 : Non-Deterministic approach for the movement of the
small fishing vessels. 日本水産学会創立 70 周年記念国際シンポジウム, 横浜 (2001).
2) 川崎潤二, 下川伸也, 濵口正人: 漁船における労働の特徴と安全性, 作業性の問題点. 日本人
間工学会第 43 回大会, 広島 (2002).
3) 川崎潤二, 下川伸也, 黒田拓幸, 濵口正人: トロール操業における漁労作業の動作分析. 日本
39
水産工学会学術講演会, 藤沢, 講演論文集; 167-170 (2003).
4) 奥田邦晴, 川崎潤二, 本村紘治郎, 濵口正人, 下川伸也: キネマティック GPS の応用例とそ
の測定精度について. 電気・情報関連学会中国支部第 54 回連合大会, 広島, 講演論文集; p193
(2003).
5) 田上英明, 濱野 明, 濵口正人: 地理情報システムを応用した沖合天然礁漁場の音響学的定量
評価, 水産海洋学会大会, 仙台 (2003).
6) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 木村暢夫, 天下井 清 : 船体動揺に対する人体の姿勢制御に
関する研究−Ⅰ. 日本水産工学会学術講演会, 下関, 講演論文集; 259-262 (2004).
7) 川崎潤二, 下川伸也, 中村武史, 梶川和武, 毛利雅彦, 濵口正人: 沿岸漁業における漁業技
術・技能を対象とした研究. 日本水産工学会学術講演会, 下関, 講演論文集; 249-250 (2004).
8) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 中村 亨 : 復元古代船の船体性能に関する研究. 日本水産工
学会学術講演会, 東京, 講演論文集; 181-184 (2005).
本村 紘治郎
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 海上交通環境に関する研究
漁船と一般船舶の操業と航行の安全が確保できる環境を構築することは漁業者と一般船舶運
航者双方の古くからの念願である。そこで、そのような環境を構築するために、船舶の衝突例
も挙げながら海上交通環境の解析を行っている。
2) 衛星測位に関する研究
海洋生産の場で必要な高精度の位置を求めるために衛星測位技術における測位精度の解析と
応用技術について研究している。内容は、固定地点及び移動体において GPS と GLONASS を
共用したキネマティック測位の基線長別測位精度と有効性の評価及び応用性である。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) Okuda K, Mise M, Motomura K, Tatsumi S: The base line length characteristics of the
positioning accuracy by kinematic GPS/GLONASS. Fisheries Engineering, 38 (1), 9-18
(2001).
2) 奧田邦晴, 巽 重夫, 高木直樹, 本村紘治郎, 鎌野 忠, 冨賀見 清彦 : 移動体におけるキネマ
ティック GPS/GLONASS の有効性の評価. 弓削商船高等専門学校紀要, 24, 171-179 (2002).
3) 世良 亘, 井上欣三, 本村紘治郎, 松田秋彦 : 定常旋回中における CPP 船の急速停止実船実
験. 日本航海学会論文集, 108, 219-224 (2003).
4) Okuda K, Motomura K, Inoue S: Degradation in the accuracy of baseline vectors due to
errors in KGPS reference station data. Fisheries Engineering, 40, 65-72(2003).
5) 本村紘治郎, 奥田邦晴, 冨賀見 清彦, 日影忠久, 辻 啓介: 門司西海岸沖の関門航路拡幅と彦
島導灯設置の効果について. 日本航海学会誌「NAVIGATION」, 160, 124-133 (2004).
6) Okuda K, Kawasaki J, Motomura K : Measurement accuracy over a short baseline length.
J Nat Fis Univ, 53, 1-8 (2004).
7 ) Okuda K, Minami K, Motomura K, Inoue S, Sakaide M: Characteristics of the
Measurement accuracy by the inclination of kinematic GPS antenna. J Nat Fish Univ, 54,
55-62 (2006).
【その他文献】
1) 嶋田和治, 本村紘治郎 他 12 名: 関門日明沖ボーリング調査に伴う船舶航行安全対策調査専
40
門委員会報告書, 西部海難防止協会, 1-83 (2001).
2) 嶋田和治, 本村紘治郎 他 13 名: 関門航路土質調査に伴う船舶航行安全対策調査専門委員会
報告書, 西部海難防止協会, 1-136 (2001).
3) 嶋田和治, 本村紘治郎 他 8 名 : 博多港泊地整備に伴う船舶航行安全対策調査専門委員会報
告書, 西部海難防止協会, 1-137 (2001).
4) 嶋田和治, 本村紘治郎 他 8 名: 長崎港入港船大型化に伴う船舶航行安全対策調査専門委員会
報告書, 西部海難防止協会, 1-83 (2002).
5) 寺本定美, 本村紘治郎 他 14 名: 宮崎港港湾計画改訂に伴う船舶航行安全対策調査専門委員
会報告書, 西部海難防止協会, 1-16 (2002).
6) 長澤 明, 本村紘治郎 他 6 名 : 外航 LNG 船関門港東向け出港に伴う船舶航行安全対策調査
専門委員会報告書, 1-141 (2003).
7) 嶋田和治, 本村紘治郎 他 9 名: 関門航路(中央水道地区・太刀浦沖)整備に伴う船舶航行安全
対策調査専門委員会報告書, 1-117 (2004).
8) 本村紘治郎, 日當博喜, 辻 啓介 他 9 名: 特定重要港湾 徳山下松港 N-7 埋立工事航行安全対
策検討報告書, 1-155 (2004).
9) 井上欣三, 本村紘治郎, 山田多津人 他 13 名: 北九州港響灘西地区に係る船舶航行安全対策
調査専門委員会報告書, 1-322 (2004).
10)寺本定美, 本村紘治郎 他 14 名 : 博多港(須崎ふ頭地区)岸壁整備に伴う船舶航行安全対策調
査専門委員会報告書, 1-133 (2004).
11)寺本定美, 本村紘治郎 他 14 名 : 博多港(須崎ふ頭地区)泊地整備に伴う船舶航行安全対策調
査専門委員会報告書, 1-146 (2004).
12)鈴木三郎, 佐藤尚登, 本村紘治郎, 松本宏之 他 6 名 : 水島 LNG 基地大型船航行安全対策検
討報告書Ⅰ, 1-334 (2004)
13)長澤 明, 本村紘治郎 他 7 名: 新北九州空港連絡橋工事完成に伴う船舶航行安全対策調査専
門委員会報告書, 1-79 (2005)
14)寺本定美, 本村紘治郎 他 13 名 : 関門航路(六連島西側地区)整備に伴う船舶航行安全対策調
査専門委員会報告書,(社)西部海難防止協会, 1-185 (2005).
15)日當博喜, 本村紘治郎 他 9 名: 三島川之江金子地区航行安全対策検討委員会 (その 2) 報告
書,(社)瀬戸内海海上安全協会, 1-1, 6-13 (2005).
16)下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 奥田邦晴, 本村紘治郎: 古代船 “海王” による大王のひつぎ
実験航海について. 日本航海学会誌「NAVIGATION」, 162, 32-37 (2005).
17)本村紘治郎: 航行環境の改善策を講じた関門海峡. 日本海難防止情報誌「海と安全」, 25,
26-30 (2006).
【口頭発表】
1) 本村紘治郎, 奧田邦晴, 黒瀬隼人, 巽 重夫: 関門海峡及びその付近海域における海難の分析
結果について−Ⅰ. 平成 13 年度日本航海学会春季研究講演会, 東京 (2001).
2) 本村紘治郎, 奥田邦晴, 巽 重夫: 関門海峡及びその付近海域における海難の分析結果−Ⅰ,
平成 13 年度春期日本航海学会海上交通工学研究会, 東京 (2001).
3) 本村 紘治郎: 関門海峡及びその付近海域における海難の分析結果−Ⅱ. 平成 13 年度海難防
止等調査研究団体技術連絡会議, 北九州市 (2001).
4) 世良 亘, 井上欣三, 本村紘治郎, 松田秋彦: 定常旋回中におけるCPP船の急速停止実船実
験, 平成 14 年度日本航海学会秋期, 神戸 (2002).
5) 奥田邦晴, 松田龍信, 田上英明, 本村紘治郎, 濱野 明: キネマティック GPS における短基線
長の測定精度特性. 電気・情報関連学会中国支部第 53 回連合大会, 島根, 講演論文集; p565
41
(2002) .
6) 奧田邦晴, 川崎潤二, 本村紘治郎, 濵口正人, 下川伸也: キネマティック GPS の応用例とそ
の測定精度について. 電気・情報関連学会中国支部第 54 回連合大会, 広島, 講演論文集; p193
(2003).
7) 本村紘治郎, 奥田邦晴, 冨賀見清彦, 日影忠久, 辻 啓介 : 門司西海岸沖の関門航路拡幅と下
関市彦島導灯設置の効果について. 平成 15 年度日本航海学会海上交通工学研究会関西部会,
神戸 (2003) .
8) 本村紘治郎, 奥田邦晴, 冨賀見清彦, 浅野吉史: 関門海峡及びその付近海域における海難につ
いて−Ⅱ. 平成 15 年度日本航海学会海上交通工学研究会関西部会, 神戸 (2003) .
9) 本村紘治郎, 奧田邦晴, 冨賀見清彦, 日影忠久, 辻 啓介 : 関門海峡における北九州市門司区
西海岸沖の航路拡幅と下関市彦島導灯設置の効果について. 日本航海学会春季研究会, 東京
(2004).
10)奧田邦晴, 南 憲吏, 本村紘治郎: キネマティック GPS におけるアンテナ傾斜による測定精
度特性. 電気・情報関連学会中国支部第 55 回連合大会, 山口 (2004).
11)酒出昌寿, 本村紘治郎, 奥田邦晴, 鎌野 忠 : 関門海峡及び周辺海域の海難実態について. 日
本航海学会海上交通工学研究会関西部会, 下関 (2006).
奥田 邦晴
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 衛星測位技術に関する研究
海洋生産の場で必要な高精度の位置を求めるために、衛星測位技術(キネマティック
GPS/GLONASS:測位精度 2cm 以下)おける測位精度の解析と応用技術の開発についての研究
である。
2) 海上交通環境に関する研究
漁船の操業と一般船舶の航行の安全が確保できるような環境を構築するために、船舶の輻輳
海域における交通環境を把握する実態調査を行い、過去の船舶の海難例も挙げながら海上交通
環境の解析を行う。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) Okuda K, Mise M, Motomura K, Tatsumi S: The base line length characteristics of the
positioning accuracy by kinematic GPS/GLONASS. Fisheries Engineering, 38, 9-18
(2001).
2) 奧田邦晴, 巽 重夫, 高木直樹, 本村紘治郎, 鎌野 忠, 冨賀見清彦: 移動体におけるキネマテ
ィック GPS/GLONASS の有効性の評価. 弓削商船高等専門学校紀要, 24, 171-179 (2002).
3) Okuda K , Motomura K , Inoue S: Degradation in the accuracy of baseline vectors due to
errors in KGPS reference station data. Fisheries Engineering, 40, 65-72 (2003).
4) 本村紘治郎, 奧田邦晴, 冨賀見清彦, 日影忠久, 辻 啓介 : 門司西海岸沖の関門航路拡幅と彦
島導灯設置の効果について. 日本航海学会誌「NAVIGATION」, 160, 124-133 (2004).
5) Okuda K, Kawasaki J, Motomura K: Characteristics of kinematic GPS measurement
accuracy over a short basekine length. J Nat Fish Univ, 53, 1-8 (2004).
6) Inoue S, Okuda K: Simplified method of the wave force calculation using a scientific
electronic calculator. J Nat Fish Univ, 54, 1-6 (2006).
42
7 ) Okuda K, Minami K, Motomura K, Inoue S, Sakaide M: Characteristics of the
measurement accuracy by the inclination of kinematic GPS antenna. J Nat Fish Univ, 54,
55-62 (2006).
【その他文献】
1) 松本宏之, 奧田邦晴, 他 13 名: 徳山下松港新南陽大橋架橋工事に伴う航行安全対策検討報告
書. 山口県周南港湾管理事務所, 社団法人瀬戸内海海上安全協会, 53-77 (2001).
2)
松本宏之, 奧田邦晴, 他 8 名: 上関地区漁港整備計画に係わる航行安全対策検討報告書. 山口
県上関町, 社団法人瀬戸内海海上安全協会, 15-45 (2001).
3) 長澤 明, 奧田邦晴 他 11 名: 新北九州空港進入灯橋梁工事に伴う船舶航行安全対策調査専門
委員会報告書,国土交通省大阪航空局,社団法人西部海難防止協会, 117-136(2002).
5) 松本宏之, 奥田邦晴, 他 9 名 : 尾道糸崎港貝野・松浜地区整備工事に伴う航行安全対策検討
報告書. 広島県尾三地域事務所, 社団法人瀬戸内海海上安全協会, 52-70 (2002).
7) 松本宏之, 奧田邦晴, 他 13 名: 徳山下松港新南陽大橋架橋工事に伴う航行安全対策検討報告
書. 山口県周南港湾管理事務所, 瀬戸内海海上安全協会, 1-145(2003).
8) 寺本定美, 奧田邦晴 他 10 名: 苅田港本港泊地及び本航路暫定供用に伴う船舶航行安全対策
調査専門委員会報告書. 西部海難防止協会, 1-163 (2004).
10) 日當博喜, 奧田邦晴
他 11 名: 北九州空港供用に伴う船舶航行安全対策調査専門委員会. 社
団法人西部海難防止協会, 1-226 (2005).
11)寺本定美, 奧田邦晴, 他 11 名: 苅田港(本港地区)航路泊地等整備に伴う船舶航行安全対策調
査専門委員会報告書. 社団法人西部海難防止協会, 1-169 (2005).
13)寺本定美, 奧田邦晴, 他 10 名: 苅田港(本港地区)航路整備に伴う船舶航行安全対策調査専門
委員会報告書. 社団法人西部海難防止協会, 1-112 (2005).
14)下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 奥田邦晴, 本村紘治郎: 復元古代船
海王
による大王のき
つぎ実験航海について. 日本航海学会, 162, 32-37 (2005).
15)寺本定美, 奥田邦晴, 他 15 名: 新若戸道路工事に伴う船舶航行安全対策調査専門委員会 (第
5 次) 報告書. 社団法人西部海難防止協会, 1-331 (2006).
【口頭発表】
1) 本村 紘治郎, 奧田邦晴, 黒瀬隼人, 巽 重夫 : 関門海峡及びその付近海域における海難の分
析結果について−Ⅰ. 平成 13 年度日本航海学会春季研究講演会, 東京 (2001).
2) 奧田邦晴 : キネマティック GPS/GLONASS の測位精度と有効性. 第7回水産大学校−釜慶
大学校学術交流シンポジウム, 釜山 (2001).
3) 奥田邦晴, 松田龍信, 田上英明, 本村 紘治郎, 濱野 明: キネマティック GPS における短基
線長の測定精度特性. 電気・情報関連学会中国支部第 53 回連合大会, 島根, 講演論文集; p565
(2002).
4) 奧田邦晴, 川崎潤二, 本村 紘治郎, 濵口正人, 下川伸也: キネマティック GPS の応用例とそ
の測定精度について. 電気・情報関連学会中国支部第 54 回連合大会, 広島, 講演論文集; p193
(2003).
5) 本村 紘治郎, 奧田邦晴, 冨賀見 清彦, 日影忠久, 辻 啓介 : 門司西海岸沖の関門航路拡幅と
下関市彦島導灯設置の効果について. 平成 15 年度日本航海学会海上交通工学研究会関西部
会, 神戸 (2003).
6) 本村 紘治郎, 奧田邦晴, 冨賀見 清彦, 浅野吉史 : 関門海峡及びその付近海域における海難
について−Ⅱ. 平成 15 年度日本航海学会海上交通工学研究会関西部会, 神戸 (2003).
7) 本村 紘治郎, 奧田邦晴, 冨賀見 清彦, 日影忠久, 辻 啓介 : 関門海峡における北九州市門司
区西海岸沖の航路拡幅と下関市彦島導灯設置の効果について. 日本航海学会春季研究会, 東
43
京 (2004).
8) 奧田邦晴, 南 憲吏, 本村 紘治郎: キネマティック GPS におけるアンテナ傾斜による測定精
度特性. 電気・情報関連学会中国支部第 55 回連合大会, 山口, 講演論文集; p140-141 (2004).
9) 奧田邦晴, 伊藤祐介, 丸岡侑太: キネマティック GPS を用いた傾斜角度測定精度特性とその
応用. 平成 17 年度電気・情報関連学会中国支部第 56 回連合大会, 福山, 講演論文集; p172
(2005).
10)酒出昌寿, 本村紘治郎, 奥田邦晴, 鎌野 忠: 関門海峡及び周辺海域の海難実態について. 日
本航海学会海上交通工学研究会関西部会, 下関 (2006).
下川 伸也
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 漁船員の労働環境と作業安全に関する研究
漁船員の労働災害実態を分析し、操業時における労働環境の改善と作業の安全性について検
討を行っている。
2) 船体動揺に対する人体の姿勢制御に関する研究
船体動揺による加速度や傾斜角の影響を受けながら作業を強いられる漁船員に対して、労働
災害の発生を防止し安全性の向上を図る目的で、動揺環境における人体の姿勢制御動作の分析
を進めている。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) Maeda H, Hamaguchi M, Simokawa S, Fukada K, Sadakane H: Possibility of equalizing
the length of the working hours of a tuna longliner. Fisheries Engineering, 37, 167-177
(2001).
2) 川崎潤二, 三輪千年, 下川伸也, 濵口正人: 沿岸漁船労働環境の問題点と改善策の検討. 人間
工学, 37, 92-93 (2001).
3) 森本昭彦, 下川伸: 吉見湾の潮汐予報. 水産大学校研究報告, 50, 87-92 (2002).
4) Maeda H, Hamaguchi M, Simokawa S, Fukada K: Relation between working time and
predetermined working conditions as the basis for seeking the possibility of equalizing
the length of the working time of a tuna longliner. Fisheries Engineering, 39, 97-108
(2002).
5) 川崎潤二, 下川伸也, 鎌野 忠, 酒井健一, 濵口正人 : 実習生の操舵特性に関する研究. 水産
大学校研究報告, 51, 115-123 (2003).
6) 津田 稔, 前田和幸, 下川伸也, 一瀬純弥: 漁船における機関損傷事故の実態と低減に関する
一考察. 水産大学校研究報告, 53, 93-98 (2005).
7) Kimura N, Amagai K, Hisamune S, Shimokawa S, Kawasaki J, Hamaguchi M : An
ergonomic approach improving in the safety of fishermen under the fishing operation.
Fishing Vessels, Fishing Technology & Fisheriec, The Royal Institution Of Naval
Architects, 13-21, (2005).
8) 川崎潤二, 下川伸也, 濵口正人 : レーザー測距器による小型漁船船型の測定精度について.
水産工学, 42, 121-128 (2005).
【その他文献】
1) 川崎潤二, 下川伸也, 鎌野 忠, 酒井健一, 濵口正人 : 練習船天鷹丸における実習生の操舵特
性. 日本水産工学会学術講演会講演論文集, 151-154 (2001).
44
2) 前田和幸, 高崎講二, 下川伸也, 津田 稔 : 漁船における排気エミッションの低減. 日本水産
工学会学術講演会講演論文集, 5-8 (2002).
3) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 奥田邦晴, 本村 紘治郎 : 復元古代船 “海王” による大王の
ひつぎ実験航海について. 日本航海学会誌, 162, 32-37 (2005).
【口頭発表】
1) 川崎潤二, 下川伸也, 濵口正人 : 漁船における労働の特徴と安全性, 作業性についての問題
点. 日本人間工学会第 43 回大会, 広島 (2002).
2) 川崎潤二, 下川伸也, 黒田拓幸, 濵口正人: トロール操業における漁労作業性の動作分析. 日
本水産工学会学術講演会, 藤沢, 講演論文集; 167-170 (2003).
3) 奥田邦晴, 川崎潤二, 本村 紘治郎, 濵口正人, 下川伸也: キネマティック GPS の応用例とそ
の測定精度について. 電気・情報関連学会中国支部第 54 回連合大会, 広島, 講演論文集; p193
(2003).
4) 川崎潤二, 下川伸也, 中村武史, 梶川和武, 毛利雅彦, 濵口正人: 沿岸漁業における漁業技
術・技能を対象とした研究. 日本水産工学会学術講演会講演会, 下関, 講演論文集; 249-250
(2004).
5) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 木村暢夫, 天下井 清 : 船体動揺に対する人体の姿勢制御に
関する研究−Ⅰ. 日本水産工学会学術講演会, 下関, 講演論文集; 259-262 (2004).
6) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 中村 亨 : 復元古代船の船体性能に関する研究. 日本水産工
学会学術講演会, 東京 (2005).
7) 下川伸也: 古代船「海王」と船団航海. 大王のひつぎ実験航海報告会 ∼古代のロマンいま甦
る∼, 宇土 (2005).
川崎 潤二
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 漁船労働環境の把握と改善策の検討
漁船労働の安全性、効率性向上を目的に、作業者の不安全な動作や行動の原因となる労働環
境中の事故発生要因を把握し、人間工学的側面から労働環境改善のための具体策について検討
する。
2) 「人―漁船」系の動特性に関する研究
船体動揺や状況によっては限られたスペースに漁網やロープがひしめいている、といった漁
船特有の作業環境が、漁業に従事する人に及ぼす影響について定量的に把握し、漁船における
労働の安全性や効率性向上に応用することを目的としている。
3) 沿岸小型漁船の船型に関する調査研究
漁船の船体性能を正確に把握するための基礎資料として重要な船体形状を把握するために,
主にレーザー測距器を用いて船型を測定するための方法や測定手順を明らかにし、更には開発
した手法を用いて、特に 20 トン未満の沿岸小型漁船の船体形状を把握することを目的とする。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) 川崎潤二, 三輪千年, 下川伸也, 濵口正人: 沿岸漁船労働環境の問題点と改善策の検討. 人間
工学, 37(特別号), 92-93 (2001).
2) 楫取和明, 瓜倉 茂, 青木邦匡, 川崎潤二: 気象観測データの WWW 検索システムの構築につ
いて. 水産大学校研報, 50, 37-52 (2001).
3) 川崎潤二, 下川伸也, 鎌野 忠, 酒井健一, 濵口正人 : 実習生の操舵特性に関する研究. 水産
45
大学校研報, 51, 115-123 (2003).
4) 川崎潤二, 三輪千年, 服部 昭, 大橋信夫: 次世代の国内第一次産業像−漁業労働のあり方に
ついて−. 人間工学 40, 178-179 (2004).
5) Okuda K, Kawasaki J, Motomura K: Characteristics of kinematic GPS measurement
accuracy over a short basekine length. J Nat Fish Univ, 53, 1-8 (2004).
6) Kimura N, Amagai K, Hisamune S, Shimokawa S, Kawasaki J, Hamaguchi M: An
ergonomic approaching in the safety of fisherman under the fishing operation. Fishing
Vessels, Fishing Technology & Fisheries, The Royal Institution of Narval Architects,
13-21 (2005).
7) 川崎潤二, 三輪千年, 服部 昭, 大橋信夫 : 沿岸漁業の発達過程に見る作業性の追求. 人間工
学, 41(特別号), 206-207 (2005).
8) 川崎潤二, 下川伸也, 濵口正人 : レーザー測距器による小型漁船船型の測定精度について.
水産工学, 42, 121-128 (2005).
【その他文献】
1) 川崎潤二, 下川伸也, 鎌野 忠, 酒井健一, 濵口正人 : 練習船天鷹丸における実習生の操舵特
性. 日本水産工学会学術講演会講演論文集, 151-154 (2001).
2) 川崎潤二: 沿岸漁船の労働環境と操業の安全性. 労働科学, 57(7), 40-43 (2002).
3) 下川伸也, 川崎潤二, 中村 亨, 濵口正人 : 復元古代船の船体性能に関する研究. 日本水産工
学会学術講演会講演論文集, 181-184 (2005).
4) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 奥田邦晴, 本村紘治郎: 復元古代船
海王
による大王のひ
つぎ実験航海について. 日本航海学会誌, 162, 32-37 (2005).
【口頭発表】
1) 川崎潤二, 下川伸也, 濵口正人 : 漁船における労働の特徴と安全性, 作業性についての問題
点. 日本人間工学会第 43 回大会, 広島 (2002).
2) 川崎潤二, 下川伸也, 黒田拓幸, 濵口正人: トロール操業における漁労作業の動作分析. 平成
15 年度日本水産工学会学術講演会, 藤沢, 講演論文集; 167-170 (2003).
3) 奥田邦晴, 川崎潤二, 本村 紘治郎, 濵口正人, 下川伸也: キネマティック GPS の応用例とそ
の測定精度について. 電気・情報関連学会中国支部第 54 回連合大会, 広島, 講演論文集; p193
(2003).
4) 下川伸也, 川崎潤二, 濵口正人, 木村暢夫, 天下井 清 : 船体動揺に対する人体の姿勢制御に
関する研究−Ⅰ. 日本水産工学会学術講演会,下関, 講演論文集; 259-262 (2004).
5) 川崎潤二, 下川伸也, 中村武史, 梶川和武, 毛利雅彦, 濵口正人: 沿岸漁業における漁業技
術 ・ 技 能 を 対 象 と し た 研 究 . 日 本 水 産 工 学 会 学 術 講 演 会 学 術 講 演 会 ,下 関 , 講 演 論 文 集 ;
249-250 (2004).
6) 川崎潤二: 山口県宇部新川における愛知県型打瀬について. 第 21 回全国和船研究会, 長崎
(2004).
7) 下川伸也, 川崎潤二, 中村 亨, 濵口正人 : 復元古代船の船体性能に関する研究. 日本水産工
学会学術講演会, 東京 (2005).
酒出 昌寿
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 海上交通環境に関する研究
漁船と一般船舶の操業と航行の安全が確保できる環境を構築することは漁業者と一般船舶運
46
航者双方の古くからの念願である。そこで、そのような環境を構築するために、船舶の衝突例
も挙げながら海上交通環境の解析を行っている。
2) 衛星測位に関する研究
海洋生産の場で必要な高精度の位置を求めるために衛星測位技術における測位精度の解析と
応用技術について研究している。内容は、固定地点及び移動体において GPS と GLONASS を
共用したキネマティック測位の基線長別測位精度と有効性の評価及び応用性である。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1 ) Okuda K, Minami K, Motomura K, Inoue S, Sakaide M: Characteristics of the
measurement accuracy by the inclination of kinematic GPS antenna. J Nat Fish Univ, 54,
55-62 (2006).
【その他文献】
1) 寺本定美, 酒出昌寿 他 33 名: 女神大橋ライトアップに伴う船舶航行安全対策調査専門委員
会報告書, (社)西部海難防止協会, 1-208 (2005).
〈資源環境計画学講座〉
原 一郎
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 水産資源の動態解明のための基礎的研究
東シナ海から日本海西部海域で操業する大中型まき網の漁獲情報の収集などにより、資源の
変動要因の解明やそれらに影響を与える漁場形成、魚群行動、漁場選択などについて解析し、
資源の動態解明や資源管理のための基礎情報を提供する。
Ⅱ 研究業績
なし
今井 千文
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 海産魚類の資源生態学的研究
海産魚類の資源動態を生態学的見地から研究している。具体的にはカタクチイワシ、マダイ、
ヒラメなどを研究材料として、卵サイズや産卵数の変動あるいは発育初期の減耗に対する海洋
環境の影響評価を目指している。
2) 耳石による成長解析
マダイ、キダイなどについて、鱗、耳石の年輪および日周輪を解析することで、加入前後の
減耗やその後の成長など資源動態に関連する要因を把握し、有効な資源管理方策の策定に役立
てる努力をしている。
3) 海産有用魚類の資源解析
研究テーマ 1、2 による情報の応用として、キダイ、ムシガレイ、アカムツなどの東シナ海、
日本海西部に生息する底魚類の資源評価および資源管理による適正利用に関する研究を行っ
ている。
Ⅱ 研究業績
47
【著書】
1) 今井千文: 水温と孵化後の生き残り; カタクチイワシ. 後藤
晃・井口恵一郎(編), 海水生動
物の卵サイズ遊舎. 東京, 22-42 (2001).
【学術論文】
1) 高木基裕, 酒井治己, 今井千文, 鬼頭 均, 畑間俊弘, 藤村治夫, 大橋 裕: 阿武川ダム湖にお
ける海系放流アユの陸封化. 水産育種, 31, 39-44 (2001).
2) Imai C, Sakai H, Katsura K, Honto W, Hida Y, Takazawa T: Growth model for the
endangered cyprinid fish Tribolodon nakamurai based on otolith analysis. Fisheries Sci.,
68, 843-848 (2002).
3)酒井治己, 新井崇臣, 今井千文, 杉山秀樹, 佐藤仁志, 田 祥麟: ルリヨシノボリ
Rhinogobiussp. CO の自然陸封個体群. 魚雑, 51(2), 175-180 (2004).
4) 今井千文, 宮崎義信 : 耳石解析によるムシガレイ日本海西部群の成長モデルの再検討. 水産
大学校研究報告, 53, 21-34 (2005).
5) Imai C, Ikeda I and Sakai H: A record of the rare broadnose sevengill shark Notorynchus
cepedianus off Yamaguchi in the sea of Japan. J Nat Fish Univ, 53, 35-40 (2005).
6) 今井千文, 宮崎義信, 時村宗春, 山本圭介: 写真画像解析による体長測定法の開発: ムシガレ
イ漁獲物の銘柄別全長組成推定への応用.水産海洋研究、69(1)、18-26 (2005).
7) 江副 覚, 永尾公壮, 太田博光, 今井千文: マダイとクロダイの鱗に刻まれている隆起線の形
成特性. 水産大学校研究報告, 53, 159-167 (2005).
8) Sakai H and Imai C: Otolith Sr: Ca ratios of the freshwater and anadromous cyprinid
genus Tribolodon. Ichthyological Research, 52, 182-184 (2005).
【その他文献】
1) 今井千文: カタクチイワシの資源量推定. 日水誌, 67 (6), 1127-1128 (2001).
2) 高須賀明典, 大関芳沖, 久保田 洋, 靍田義成, 船本鉄一郎, 清水弘文, 今井千文: カタクチイ
ワシの産卵特性の沿岸−沖合間比較
−水温考慮の卵数法による沖合資源評価にむけて−.
中央ブロック卵・稚仔, プランクトン調査研究担当者協議会研究報告, 24, 169-172 (2004).
【口頭発表】
1) 今井千文: カタクチイワシの資源量推定. 平成 13 年度日本水産学会春季大会, ミニシンポジ
ウム カタクチイワシ資源の今を考える, 藤沢 (2001).
2) 今井千文: カタクチイワシ資源増大期における卵, 仔魚分布量の経年変化. 2001 年度水産海
洋学会研究発表大会, 横浜 (2001).
3) 今井千文, 時村宗春, 山本圭介 : 画像計測によるムシガレイ漁獲物の体長組成推定. 水産海
洋学会創立 40 周年記念大会, 東京 (2002).
4) 今井千文, 山本圭介, 依田真里 : キダイ日本海西部群の資源解析と資源管理. 2003 年度水産
海洋学会研究発表大会, 仙台 (2003).
5) 今井千文: ムシガレイ日本海西部群の資源解析. 日本水産学会中国・四国支部例会, 下関
(2005).
6) 今井千文: 日本海西部域におけるカレイ類 3 種の資源変動. 2005 年度水産海洋学会研究発表
大会, 広島 (2005).
滝川 哲太郎
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 黒潮再循環流域における NPSTMW の水塊特性を持つ中層中規模渦の研究
48
沖縄本島南東海域中層において、北太平洋亜熱帯モード水 (NPSTMW) の水塊特性を持つ中
規模渦が 2002 年 2 月に観測された。この中規模渦の水塊特性と輸送過程についての研究を
行う。
2) 対馬海峡から日本海へ流入する物質フラックス
対馬海峡を通過する栄養塩・クロロフィル a の水平フラックスの見積もりとその季節変動を
現場観測により明らかにする。
3) 蓋井島における海洋環境モニタリング
蓋井島定置網に水温・塩分・流速計等を設置し、好漁場で知られる響灘における海洋環境の
変動特性についての研究を行う。
4) 沖縄亜熱帯域における表層海況とクロロフィル分布の把握
黒潮は、北太平洋亜熱帯循環の西岸境界流として、大量の熱・運動量及び物質を赤道域から
極向きに輸送する重要な役割を果たしている。台湾と与那国島の間から東シナ海に流入する黒
潮は、石垣島と与那国島に設置された海洋レーダによって海況観測が行われている。この黒潮
流域及びその周辺海域では、黒潮流量の大きさのため、海洋物理構造だけでなく、当海域の生
物活動にも大きな影響を与えていることが考えられる。本研究の目的は、海洋レーダによって
観測された表層海況と人工衛星海色画像によって得られた表層クロロフィルの水平分布との
関係を把握することである。
Ⅱ 研究業績
【学術論文】
1) Takikawa T, Yoon J H, Cho K D: The Tsushima Warm Current through Tsushima Straits
estimated from ferryboat ADCP data. Journal of Physical Oceanography, 35, 1154-1168
(2005).
2) Takikawa T, Yoon J H : Volume transport through the Tsushima Straits estimated from
sea level difference. Journal of Oceanography, 61, 699-708 (2005).
3) Takikawa T, Ichikawa H, Ichikawa K, Kawae S : Extraordinary subsurface mesoscale
eddy detected in the southeast of Okinawa in February 2002. Geophysical Research
Letters, 32, L17602, doi:10.1029/2005GL023842 (2005).
4) 鬼塚 剛, 滝川哲太郎, 森本昭彦, 三野義尚, 松田龍信, 水谷壮太郎, 今 義英, 秦 一浩, 小薗
宏文, 池田太郎, 酒井健一: 2004 年初冬季に対馬海峡東水道で観測された低気圧性渦. 水産
大学校研究報告, 54, 25-30 (2006).
【その他文献】
1) Morimoto A, Onitsuka G, Takikawa T, Matsuda T, Senjyu T, Mino Y, Mizutani S, Kon Y,
Hata K: Chlorophyll a distribution around Tsushima/Korea Strait in early winter.
Proceedings of the Indonesia Ocean Forum 2005 and the 13th PAMS/JECSS Workshop,
CD-ROM, Studies of the Tsushima Current (2005).
2) Takikawa T, Morimoto A, Onitsuka G, Mizutani S, Hata K, Ozono H, Ikeda T, Sakai K,
Kon Y: Characteristics of water mass in the eastern channel of the Tsushima Straits in
early winter 2004. Workshop on the Marine Environment in the East Asian Marginal
Seas -Transport of materials. Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu
University, 109-111 (2005).
3) Morimoto A, Onitsuka G, Takikawa T, Watanabe A, Mino Y: Cross section observation of
physical, chemical and biological components in Eastern Channel of the Tsushima Strait.
Workshop on the Marine Environment in the East Asian Marginal Seas -Transport of
materials -. Research Institute for Applied Mechanics, Kyushu University, 94-96 (2005).
49
【口頭発表】
1) 渡邊朝生, 大関芳沖, 安田一郎, 吉村 拓, 伊藤進一, 廣江 豊, 杢 雅利, 高須賀明典, 小松幸
生, 滝川 哲太郎: 2003/4 冬季の黒潮続流域調査. 2004 年度日本海洋学会秋季大会, 松山; 講
演要旨集, p117 (2004).
2) 廣江 豊, 安田一郎, 渡邊朝生, 伊藤進一, 滝川哲太郎, 小濱和公: MVP による混合層フロン
ト観測. 2004 年度日本海洋学会秋季大会, 松山; 講演要旨集, p120 (2004).
3) 滝川哲太郎, 市川 洋, 市川 香, 根田昌典, 朱小華, 三浦貴博, 小濱和公, 竹内謙介, 川江 訓:
沖縄本島南東海域中層において観測された中規模渦. 2004 年度日本海洋学会秋季大会, 松山;
講演要旨集, p129 (2004).
4) 滝川哲太郎, 森本昭彦, 鬼塚 剛, 三野義尚: 対馬海峡から日本海へ流入する物質フラックス
観測の紹介. 日本海沿岸海域における海況モニタリングと波浪計測に関する研究集会, 福岡
(2004).
5) 千手智晴, 森 康輔, 松野 健, 滝川哲太郎, 鬼塚 剛: 対馬海峡の塩分観測 (その 1) ∼観測の
概要とデータの顔つき∼. 2005 年度日本海洋学会秋季大会, 仙台; 講演要旨集, p238 (2005).
6) 滝川哲太郎, 森本昭彦, 鬼塚
剛, 水谷壮太郎, 秦 一浩, 小薗宏文, 池田太郎, 酒井健一, 今
義英: 対馬海峡東水道における底層水塊. 2005 年度日本海洋学会秋季大会, 仙台; 講演要旨
集, p214 (2005).
7) 滝川哲太郎, 酒井健一, 福留研一, 尹 宗煥, 森本昭彦, 鬼塚 剛, 渡邊 敦, 田渕清春, 水谷壮
太郎, 鎌野 忠, 秦 一浩, 冨賀見清彦, 江野島岳友, 小薗宏文, 日影忠久, 池田太郎, 浅野吉
史, 安成幹男, 桐畑友明: 対馬海峡における航走 ADCP 観測. 数理水産科学研究会, 中国・九
州ブロック研究談話会, 下関 (2005).
8) 滝川哲太郎, 森本昭彦, 鬼塚 剛, 水谷壮太郎, 秦 一浩, 小薗宏文, 池田太郎, 酒井健一, 今
義英: 対馬海峡東水道底層水の水塊特性. 日本海沿岸域における海況モニタリングと波浪計
測に関する研究集会, 福岡 (2006).
9) 渡邉 敦, 森本昭彦, 滝川哲太郎, 鬼塚 剛: 対馬海峡における 2005 年夏季∼冬季の pCO2 観
測. 日本海沿岸域における海況モニタリングと波浪計測に関する研究集会, 福岡 (2006).
10)Takikawa T, Ichikawa H, Ichikawa K, Kawae S: Subsurface mesoscale eddy characterized
as the NPSTMW in the southeast of Okinawa. Eos Trans. AGU, 87(36), Ocean Sci. Meet.
Suppl., Abstract OS45G-09 (2006).
11)鬼塚 剛, 森本昭彦, 滝川哲太郎, 渡邉 敦, 三野義尚 : 平成 16, 17 年度の水産大学校練習船
による対馬海峡海洋調査Ⅰ -観測の紹介と結果-. 東シナ海から日本海へ流入する海水の物
理・生物・化学特性に関する研究集会, 名古屋大学地球水循環研究センター共同研究集会
(2006).
12)滝川哲太郎, 森本昭彦, 鬼塚 剛, 渡邉 敦: 平成 16, 17 年度の水産大学校練習船による対馬
海峡海洋調査Ⅱ -底層の水塊特性-. 東シナ海から日本海へ流入する海水の物理・生物・化学
特性に関する研究集会, 名古屋大学地球水循環研究センター共同研究集会 (2006).
13)渡邉 敦, 森本昭彦, 滝川哲太郎, 鬼塚 剛 : 平成 16,17 年度の水産大学校練習船による対馬
海峡海洋調査Ⅲ - 対馬暖流域における衛星を用いた表層海水 pCO2 推定に向けて -. 東シナ
海から日本海へ流入する海水の物理・生物・化学特性に関する研究集会, 名古屋大学地球水
循環研究センター共同研究集会 (2006).
14)松野 健, 千手智晴, 森 康輔, Kim Sang-Hyun, 鬼塚 剛, 滝川哲太郎: 定置網を利用した九
州北西海域沿岸における水温・塩分のモニタリング. 東シナ海から日本海へ流入する海水の
物理・生物・化学特性に関する研究集会, 名古屋大学地球水循環研究センター共同研究集会
(2006).
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15)渡邉 敦, 森本昭彦, 滝川哲太郎, 鬼塚 剛: 対馬海峡における夏季∼冬季の pCO2 変動. 2006
年度日本海洋学会春季大会, 横浜; 講演要旨集, p38 (2006).
杢 雅利
Ⅰ 研究テーマ・内容
1) 北太平洋におけるマイクロネクトンの生態に関する研究
海洋生態系、特に外洋生態系内において重要な役割を果たし、水産資源との様々な相互関係が
推測されているマイクロネクトンの生態に関する基礎的かつ定量的な知見を蓄積し、水産資源
に及ぼす影響の把握を目指す。
Ⅱ 研究業績
【著書】
1) 杢 雅利: ハダカイワシ科魚類の生活史. 渡邊良朗(編), 海の生物資源−生命は海でどう変動し
ているか−海洋生命系のダイナミクス第 4 巻. 東海大学出版会, 東京, 73-87 (2005).
【学術論文】
1) 杢 雅利: 西部北太平洋におけるハダカイワシ科魚類の生態に関する研究. 海の研究, 14,
489-498 (2005).
2) Moku M, Hayashi A, Mori K, Watanabe Y: Validation of daily otolith increment formation
in larval myctophid fish Diaphus slender-type spp. Journal of Fish Biology, 67, 1481-1485
(2005).
3) Yatsu A, Sassa C, Moku M, Kinoshita T: Nighttime vertical distribution and abundance of
small epipelagic and mesopelagic fishes in the upper 100m layer of Kuroshio-Oyashio
Transition Zone in spring. Fisheries Science, 71, 1278-1284 (2005).
4) 岡本 誠, 杉崎宏哉, 杢 雅利, 岡崎雄二: 日本初記録のハダカエソ科魚類キタナメハダカ(新
称 ) Lestidiops ringens. First record of slender barracudina, Lestidiops ringens,
(Aulopiformes: Paralepididae), from Japan. 魚類学雑誌, (accepted).
5) Watanabe H, Kubodera T, Moku M, Kawaguchi K: Diel vertical migration of squids in the
warm core ring and cold water masses in the transition region of the western North
Pacific. Marine Ecology Progress Series, (accepted).
6) Kawasaki M, Watanabe Y, Shirafuji N, Chimura M, Moku M, Funaki O, Saruwatari T,
Kawamura T: Larval Konosirus punctatus (Temminck et Schlegel) (Clupeidae) entering a
brackish river mouth area on the Pacific coast of central Japan. Journal of Fish Biology,
(accepted).
【口頭発表】
1) 渡邉 光, 大泉 宏, 杢 雅利, 川原重幸: 西部北太平洋に分布する魚類の耳石による種類同定
法の開発−大型捕食者食性調査のための基礎研究−. 2005 年度日本水産学会春季大会, 東京
(2005).
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