ファイルとソフトウエア

これらのエディターの違いを一言で言うと
ファイルとソフトウエア
便利さ、多機能さ
という事につきます。文字数を
表示する機能や、1行削除、デザイン(スキンともいう)つまり”見栄え”の変更、定型文(現在の日
付や文章など)の挿入、全文の行頭に一括挿入、自分の使いやすいようカスタマイズするなど、多彩
URL
http://www.nikonet.or.jp/spring/sanae/inf_box/
E-mail
[email protected]
な機能を搭載しているのです。
そしてそれぞれのエディターはある程度の思想を持って作られていて"メモ帳"はシンプルな機能
のみを実装していますし"秀丸"は装飾機能を除いたあらゆる機能を盛り込んでいる代表的なエディ
ターです。
ファイルとソフトウエアは一対一の関係もありますが、一般的には一対多の関係です。
さて、中身はテキストデータなのにも関わらず、拡張子
特定のソフトが、独自規格でファイル形式を設定してしまった場合、その関係は一対一です。例
えば"Excel"で何もせず保存するとファイルは"Excel"独自形式(.xls)になりますが、普通は.xls という
ファイルはエクセルで開くと関連付けられていて、xls ファイルをテキストエディタで開くとなんだ
か分からない文字が表示されます。
(一種の文字化け)。
が.txt ではない物も存在します。代表的な例が.html ファイ
ルでしょう。HTML ファイルはプレーンテキストファイル
ですが、HTML タグという命令文を含んだテキストとなっ
ています。
HTML タグを含んだデータをテキストで保存(.txt)しエデ
ィ タで 開く と中 身が 表示 され ます が、 拡張 子を .txt か
ら.html に変換し、ブラウザに持っていくと中の命令文が生
き、いわゆる Web ページが見られるのです。
(上)同一ファイルをブラウザとエディターで表示
ファイルをどのアプリケーションで開くか、Windows などでは初期設定で割り当てられてあるが、
自分で適切に選択しなくては行けない場合もあるので注意が必要です。
(上)商品別売上表を無理やりエディターで開いたところ
(右2つ)エディターの機能。上:文字コードの再読込、下:文字カウント機能
一方汎用的なファイル形式の場合、例えばメモ帳で何もせずに保存すると.txt という名前のプレー
ンテキストデータになります。これは文字列(文字コード)のみを表しているいので、そのコードを理
例:左画面に.txt ファイルは TeraPad で開くと設定されている(拡張子のアイコンが TeraPad になっ
解することの出来るソフトウエア、"メモ帳"や"TeraPad"、"秀丸"なのいわゆるエディターというソフ
てる)が、.txt ファイルは右画面の”推奨されたプログラム”のように様々なアプリケーションで開く
トで開くと事が出来ます。
(もちろん"Microsoft Word"でも開くことが出来る)
事が可能なのである。
(担当:原田智,稚内北星学園大学 4 年)