目 Ⅰ 次 平成18年度事業報告 1.平成18年度事業の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2.交流ネットワーク事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 3.自主研究事業等 4.調査研究事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 5.港湾EDI事業 Ⅱ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 平成18年度決算報告 1.収支計算書(総括表) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 2. 〃 (一般会計) 3. 〃 (港湾EDIシステム運用支援会計) 参考・収支計算書(合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 ・・・・・・・19 計) 4.正味財産増減計算書(総括表) ・・・・・・・・・・・・・・・24 5. 〃 (一般会計) 6. 〃 (港湾EDIシステム運用支援会計) 7.貸借対照表(総括表) ・・・・・・・・・・・・・・26 ・・・28 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 8. 〃 (一般会計) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 9. 〃 (港湾EDIシステム運用支援会計) ・・・・・・・34 10.財産目録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 11.監査報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 Ⅲ 本センターの概要 1.本センターの沿革 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 2.本センターの現況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 3.会 議 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 Ⅰ 平成18年度事業報告 1. 平成18年度事業の概要 2. 交流ネットワーク事業 3. 自主研究事業等 4. 調査研究事業 5. 港湾EDI事業 I 平成 18 年度事業報告 1.平成18年度事業の概要 (1) 平成18年度のWAVE事業について、調査事業は、大規模プロジェクト関連調査の収束、 年度途中での契約方式の変更等の要因から、規模は当初事業計画を下回ったが、全国的な 物流効率化調査の展開、臨海部産業に関する調査の活発化など新たな動きが見られた。また 港湾・海域環境研究所10周年記念国際シンポジウムなど各種交流ネットワーク事業の充実が 図られた。港湾EDI事業については、申請者の利便向上のための改修を行いつつ、申請件 数の増大に対応するなど、ほぼ円滑な運用が図られた。 (2) 18 年度事業の特徴は、次のように整理される。 ①物流効率化への組織的な取り組みの広がり 国際物流の効率化等について、産学官が連携した組織的な取り組みによる調査研究が各 地に広がりを見せた。 地域ブロック単位で産学官により構成される国際物流戦略チームの議論に基づく、国際物 流とこれと一体をなす国内物流の効率化方策に関する調査検討が、北陸、中部、四国ブロッ クで展開した。 また、伊勢湾において伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会による物流効率化の検討 を行った他、東京港、横浜港、大阪港、神戸港、広島港ではスーパー中枢港湾政策の推進を 目的に、内航船やバージによるコンテナのフィーダー輸送等について民間事業者の協力を得 ながら試行し、効率的な内航フィーダーの構築の可能性について検証する社会実験を行っ た。 ②臨海部空間利用への取り組みの活発化 産業の国内回帰など、昨今の経済社会情勢の下、臨海部の土地利用・産業動向に関する 調査研究が活発化し始めている。 近年の臨海部における工場立地の活発化、物流需要の増加、都市再開発プロジェクトの進 展を踏まえ、産業の動向を把握分析し、臨海部産業の国際競争力強化のための港湾整備や 土地利用について、今後の方向性を検討する調査研究が全国的視点及び中国地方におい て展開するなど臨海部土地利用・産業に関する調査が活発化した。 ― 1 ― ③港の景観・文化への取り組み 港の文化的景観に関する調査に新たに取り組むなど、港と文化との関わりに関する取り組 みが、進展した。 法令改正により、文化的景観が新たに文化財に位置づけられたことを踏まえ、港における 文化的景観のイメージの具体化やその活用等についての調査に新規に取り組んだ。 また、市民の港への理解を深めるために、スペイン、イタリア、ギリシャの地中海の港湾と都 市について調査を実施し、その成果を踏まえ、昨年度に引き続き「港と文化を語る集い」を、 『地中海文明と港』をテーマとして開催した。 ④市民参加の地域づくりへの取り組み 市民・NPOが参加し、行政との連携を通じた地域づくりの動きが盛んになるなか、これを支 援する取り組みが進展した。 「港・海辺振興助成事業」対象の全国の海辺の地域づくり、環境づくりを行う関係団体が 一堂に会する報告会を行い、事例分析と情報交換を行った。 また、「海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)」が設立され、同協議会の事務局として海辺 の体験活動の情報発信・活性化に努めた。 利用形態の変化した名古屋港、仙台塩釜港および尼崎西宮芦屋港の運河を対象に、レクリ エーションや観光等の新たな利活用方策について検討を行い、東京湾では、水辺・運河を核 とした賑わい創出を推進するための市民参加型ホームページのあり方について調査を行うな ど、運河を活用した地域活性化に関する調査が活発化した。 ⑤海の自然再生への取り組み 海域環境については、より具体的な環境再生を図る取り組みが進展した。 閉鎖性海域における海域環境改善計画の検討を踏まえて、東京湾、八代港等での藻場の 再生、沖縄での港湾とサンゴ礁との共生、備讃瀬戸海域、有明海等での干潟・浅場の再生な ど自然再生に関する幅広い調査研究を行った。 また、今後重要性が増すと考えられる順応的管理の考え方や手順を明らかにするハンドブ ック「順応的管理のための海辺の自然再生」を作成した。 東京湾の環境再生については、干潟・浅場の造成等諸施策のあり方について検討を進 めると共に、国内外の専門家を招いた国際シンポジウムの開催を通じ海域環境への関心を 高め、市民、企業、研究者、行政等の多様な主体の連携・協働の必要性など自然再生への 取組に関する最新情報の発信に努めた。 ― 2 ― 2.交流ネットワーク事業 交流ネットワーク事業として、以下の事業を実施した。 (1) 情報発信事業 ① 第6回 港と文化を語る集い((社)日本港湾協会と共催) 《開催日・場所》平成 18 年 10 月 19 日(木) キャピトル東急ホテル 《参加者》 250 名 《テーマ》 『地中海文明と港』 《講 演》 ・ 「地中海世界の神話・船・港」 東京海洋大学名誉教授 丹羽 隆子 ・ 「地中海の港の今昔」 WAVE 専務理事 高松 亨 ② エコポート特別講演会 《開催日・場所》平成 18 年 4 月 17 日(水) ルポール麹町 《参加者》 235 名 《テーマ》 『WAVE 港湾・海域環境研究所 10 周年記念』 《講 演》 ・ 「港湾・海域環境研究所 10 年のあゆみ」 ・ 「自然再生・順応的管理のアメリカ報告 -チェサピーク湾・サンフランシスコ湾-」 WAVE 常務理事 善見 政和 ・ 「海の自然再生:藻場・干潟再生技術の現状と課題」 広島大学理事・副学長 岡田 光正 ③ 港湾・海域環境研究所 10 周年記念 国際シンポジウム 《開催日・場所》平成 18 年 11 月 15 日(金) 有楽町朝日ホール 《参加者》 450 名 《テーマ》『 豊かで美しい東京湾をめざして 』 《講 演》 ・ 『 アメリカの閉鎖性海域の環境政策・自然再生について -チェサピーク湾での取り組みに学ぶ- 』 ― 3 ― ドナルド F. ボッシュ ( メリーランド大学教授) ・ 『 サンフランシスコ湾およびカリフォルニア沿岸における自然再生事業・土砂管理 について 』 ジョージ W. ドームラ ( 米国陸軍工兵隊南太平洋部室長) ・ 『 東京湾の環境改善のための取り組みと課題について 』 古川 恵太 ( 国土技術政策総合研究所室長 ) 《パネルディスカッション》 ・ テーマ 『 豊かで美しい東京湾をめざして 』 ・ コメンテーター メリーランド大学教授 ドナルド F.ボッシュ 東京大学大学院教授 磯部 雅彦 (独)港湾空港技術研究所理事 細川 恭史 作家 山崎 洋子 神奈川県水産技術センター主任研究員・海をつくる会 工藤 孝浩 関東地方整備局港湾空港部長 難波 喬司 ・ コーディネーター 中部大学教授、元 NHK 解説主幹 齋藤 宏保 ④ 第 19 回 WAVE 交流会 《開催日・場所》平成 18 年 6 月 20 日(火) アジュール竹芝 《参加者》 163 名 《講 演》 ・ 「港湾空間の総合力の向上をめざして」 国土交通省 港湾局 振興課長 山口 清一 ・ 「港湾の環境を考える」 国土交通省 港湾局 環境整備計画室長 森川 雅行 ・ 「東京湾における運河ルネッサンスの取組み」 東京都 港湾局 港湾整備部長 ⑤ 第 18 回 WAVE 調査研究報告会 《開催日・場所》平成 18 年 10 月 30 日(月) アジュール竹芝 《参加者》 116 名 《研究報告》 ・ 「内航フィーダー輸送活性化方策に関する検討調査 ― 4 ― 田中 亨 -内航フィーダーから考える我が国の国際物流戦略-」 WAVE 研究員 ・ 佐々木 卓也 「港湾諸手続の簡素化等検討調査 -ワンストップサービスの実現を目指して-」 WAVE 研究員 ・ 胡重 静希 「新潟海岸(西海岸地区)寄居浜海岸利用構想調査 -住民参加による海岸利用構想-」 WAVE 研究室長 ・ 木村 春男 「順応的管理のための実践手法ハンドブック作業業務 -事例紹介:米国における自然再生・順応的管理」 WAVE 主席研究官 大島 巌 ・ 「新北九州空港植生状況調査 -海上空港における緑化技術」 WAVE 主任研究員 王丸 冬二 ・ 「御前崎港藻場造成検証調査 -環境協調型防波堤を利用した藻場形成-」 WAVE 研究室長 菅野 修己 ・ 「ベネチア・モーゼ計画とラグーンで実施されている対策事業 -高潮対策・海岸浸食対策と干潟等の環境対策事業-」 WAVE 研究員 長倉 敏郎 ⑥ 港湾フォーラムの開催 ○第1回港湾フォーラム 《開催日・場所》平成 18 年 6 月 2 日(金) バーク芝浦ビル 6 階 WAVE 大会議室 《参加者》 74 名 《テーマ》 『横浜港 東南アジアポートセールスリポート』 -香港・シンガポール・タンジュンペラパスの 港湾管理とベトナム北部の工場団地の現状- 《講 師》 横浜市港湾局港湾整備部企画調整課 課長補佐 岸本 健二 ⑦ 環境フォーラムの開催 ○第1回環境フォーラム 《開催日・場所》平成 18 年 6 月 22 日(木) バーク芝浦ビル3階大会議室 《参加者》 80 名 ― 5 ― 《テーマ》 『自然環境の現状と政策』 《講 師》 (財)港湾空間高度化環境研究センター審議役 東京大学特任教授 小野寺 浩 氏 ○第2回環境フォーラム 《開催日・場所》平成 18 年 9 月 22 日(金) バーク芝浦ビル3階大会議室 《参加者》 60 名 《見学会》 ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市潮見町 40 番) 行徳野鳥観察舎(行徳湿地)(市川市福栄 4-22-11) 《テーマ》 『東京湾の漁業と環境問題』 《講 師》 千葉県水産総合研究センター 東京湾漁業研究所所長 柿野 純 氏 ○第3回環境フォーラム (国際環境フォーラム) 《開催日》平成 18 年 11 月 14 日(火) 《参加者》 55 名 《講演会テーマ》 『米国の閉鎖性海域での自然再生と土砂管理の動向について』 《講演会講師》 メリーランド大学教授・同環境科学センター(UMCES)所長 ドナルド F. ボッシュ 氏 《講演会講師》 米国陸軍工兵隊 南太平洋部 航路海岸計画・調整室長 ジョージ W. ドームラ 氏 ⑧ 機関誌等の発行 機関誌「WAVE Quarterly」第 67 号~第 70 号を発行した。 発行回数 年 4 回 発行部数 約 2,500 部 配布先 賛助会員、国、港湾管理者、港湾所在市町村、大学、図書館、 学識経験者等 (2) 地域交流事業 ① WAVE 地域交流会 in 名古屋 ○講演会 《開催日・場所》 平成 18 年 8 月 9 日(水) 名鉄グランドホテル 柏の間 《参加者》 116 名 ― 6 ― 《研究報告》 ・ 大阪湾の海域環境改善方策検討調査 WAVE 研究員 山田 桂介 ・ 都市臨海部における自然再生型事業検討調査 WAVE 研究員 栗木 秀治 ・ 瀬戸内海周遊観光促進方策検討調査 WAVE 研究員 菅本 清文 WAVE 主席研究官 大島 巌 ・ 自然再生・順応的管理のアメリカ報告 《テーマディスカッション》 ・ テーマ:『内湾域の環境改善』 ・ コメンテーター: 東海大学海洋学部環境情報工学科 教授 中田 喜三郎 愛知県水産試験場漁業生産研究所 所長 鈴木 輝明 NPO 法人 伊勢湾フォーラム 丹羽 德子 理事 中部地方整備局 名古屋港湾空港技術調査事務所長 宮島 正悟 ・ コーディネーター: WAVE 常務理事 善見 政和 (3) 海外交流事業 ① 海外視察研修会の開催 ○国際シンポジウムのためのアメリカの自然再生の現状取材 《実施時期》 平成 18 年 6 月 11 日(日)~17 日(土) 《実施場所》 アメリカ(チェサピーク湾) 《参加者》 4名 11 月の国際シンポジウムで放映する海外の自然再生事業・順応的管理の先進事例 としてチェサピーク湾の事業を選定し、チェサピークベイ・プログラムオフィス、ポプラー 島、ボルチモア港湾局を対象に取材・調査を行った。 ○地中海の港町調査 《開催時期》平成 18 年 8 月 12 日(土)~27 日(日) 《視察場所》 スペイン(セビリア、アルヘシラス)、 ― 7 ― イタリア(ジェノバ、リボルノ、ローマ、ジョイア・タウロ、シチリア島)、 ギリシャ(ピレウス、クレタ島) 《参加者》 14 名 講演会「港と文化を語る集い」に係る資料収集を主たる目的に、WAVE 中村会長を 団長とする海外調査を実施した。総勢14名を前半・後半組に分け、スペイン、イタリア、 ギリシャの地中海の港湾と都市について調査した。公式訪問したジェノバ港湾管理局、 ジョイア・タウロ港湾管理局では、賑わいのあるウォーターフロントの開発、大型クルー ズ船による地域活性化方策や外貿貨物の増加に合わせた港湾施設の拡充等現在進 めている施策に関して情報収集を行った。 ○フランス・ノルマンディー地方の港湾調査 《開催時期》平成 18 年 10 月 29 日(日)~11 月 4 日(土) 《視察場所》ル・アーブル,エトルタ,オンフルール,ドゥービル, モン・サン・ミシェル,ルーアン,パリ 《参加者》 4名 ル・アーブル港公団、モン・サン・ミシェル海域特性回復共同事業体を公式訪問し、 ル・アーブル港の港湾整備に伴う環境に配慮した諸施策およびモン・サン・ミシェル陸 化抑制対策事業の説明を受けるとともに現場を視察した。 またノルマンディー地方のみなとまち(ル・アーブル、オンフルール、ドゥービル、ル ーアン)を訪れ、景観調査を行った。 ○アラブ首長国連邦、イギリスの港湾調査 《視察時期》平成 18 年 12 月 2 日(土)~10 日(日) 《視察場所》アラブ首長国連邦(ドバイ)、イギリス(ロンドン) 《参加者》 3 名 近年、中継貿易を主体に経済の育成を進めているドバイにおいて、港湾管理者を公 式訪問し、港湾インフラ整備、自由貿易ゾーンに関する情報収集を行った。ロンドンで は、東洋からヨーロッパ大陸に伝えられて以来、貴重な主力商品となった紅茶に関して、 400 年間にわたる歴史や港とのかかわりについて調査を行った。 ② 国際会議 ○国際航路会議 第 31 回 《開催時期・場所》平成 18 年 5 月 14 日(日)~5 月 18 日(木)、ポルトガル・エストリル市 「内航舟運」「外航海運」「環境問題」「レクリエーション利用」「津波」などのセッションが 設けられ、研究成果が報告された。 ― 8 ― WAVE からは、日本の干潟造成事業の報告として、中部地方整備局が実施した三河 湾のシーブルー事業について「環境問題」のセッションで発表し、活発な質疑応答を行 った。 ○東アジア海洋会議 2006 《開催時期・場所》平成 18 年 12 月 12 日(火)~12 月 16 日(土)、中国海南省海口市 東アジア海域における環境管理と持続可能な開発の促進のため、政府機関、研究者、 NGO 等が幅広く連携することを目的とする本会議に参加し、統合的沿岸域管理セッショ ンにおいて、沿岸域環境マネジメントの手法として、当財団他が共同で実施した東京湾 環境情報基盤構築に関する研究成果を発表した。 (4) ネットワーク形成支援事業 17 年度に引き続き、港湾の役割や海辺の自然環境に対する理解の増進を図るため、 「WAVE 港・海辺活動振興助成事業」 の実施や 「 海に学ぶ体験活動協議会(CNA C)」の事務局業務を通じ、NPO 等の活動を支援した。 この他、自然体験活動のリーダーづくりのための「海辺の達人養成講座」を開催した。 3. 自主研究事業等 (1) 自主研究事業 自主研究は、以下のようにそれぞれ進展を見た。 ① 里浜づくり 活動の芽(きっかけ)として、地域特有の海辺の歴史・文化・芸術を、和歌や映画などを 通じて把握し、時代ごとの人々の海辺のとらえ方を分析した。 ② コンテナ流動の分析 近年経済成長の著しい中国に着目し、全国輸出入コンテナ貨物流動調査の結果を用 いて地域別の対中国貨物量を調査するとともに、その割合および伸び率の高い北陸地 方ならびに中国地方について品目別に地元港湾利用状況を分析し、定期航路の就航状 況も考慮し、地方圏における対中国物流システムの改善の可能性について検討を行っ た。 ③ 自然再生のための順応的管理 自然再生を円滑に進める上での指針として、ハンドブック「順応的管理による海辺の自 ― 9 ― 然再生」を、学識経験者・NPO・ジャーナリストなど多くの方々にご意見をいただいて、正 確で読みやすい資料として作成した。(平成 19 年7月頃の発刊予定) ④ 東京湾再生 東京湾を再生するための海域対策で最も重要な柱となるのは、干潟・浅場などの保 全・大規模な造成である。行政では難しい、長期的で大規模な干潟・浅場造成のマスタ ープランについて、これを策定するための材料を収集するとともに、その検討手法につい て学識経験者の意見を踏まえて作成した。 ⑤ 臨海部工業地域に関する分析 わが国港湾臨海部において、過去20年間にわたり、産業構造の変化に対応して製造 業出荷額、就業者数がどのように変化したかを分析し、臨海部という限られた空間が、地 域の産業面、雇用面で果たしている役割について検討を行った。 この他、WAVE 設立 20 周年に向け、全国のウォーターフロント開発の情報を集約した 「ウォーターフロント開発名鑑(仮称)」、広い世代に関心を持っていただくための「世界み なと物語」の作成作業を進めた。 (2) 共同研究事業 既往発刊「港湾緑地の植栽設計・施工マニュアル」の改訂を目指し、過年度より実施し ていた「海辺の緑地フォーラム」(民間企業との共同研究)における研究を引き続き実施し た。(改訂版となる“海辺の緑地マニュアル”は 19 年度内に発刊の予定) 4.調査研究事業 国、地方公共団体等からの要請に基づき、以下の調査研究を受託事業として実施した。 (1) 計画研究事業 ① 物流に関する調査研究 WAVE が定期的に実施している全国外貿コンテナ貨物流動調査の結果を活用しなが ら、産学官連携による物流の効率化・港湾利用促進方策等に関する幅広い検討を行っ た。 東京港、横浜港、大阪港、神戸港、広島港ではスーパー中枢港湾政策推進を目的に、 内航船やバージを活用したコンテナの効率的なフィーダー輸送についての社会実験を 民間事業者の協力を得ながら実施した。 北陸、中部、四国では国際物流戦略チームによる、また中部では伊勢湾スーパー中枢 ― 10 ― 港湾連携推進協議会による物流効率化の検討をした他、東京港、四日市港では鉄道の 活用を、七尾港、敦賀港、衣浦港では地域特性を生かした港湾利用促進方策を、伊良湖 水道航路ではボトルネックが解消した場合の貨物流動等への影響を検討した。小松島港 では物流活動が環境へ与える影響を調査した。 ② 港湾空間に関する調査研究 臨海部産業の国際競争力強化のための港湾整備や臨海部土地利用などについて、 新たな方向性を調査検討した。 SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の展開を背景として、大規模災害時の企業活 動の維持・早期復旧を目的に国際物流機能を中心とした産業防災の研究を伊勢湾にお いて実施した。 名古屋港、仙台塩釜港および尼崎西宮芦屋港の運河を対象に、レクリエーションや観 光等の新たな利活用方策について検討を行った。 ③ 港湾の利用・管理運営に関する調査研究 四国、九州地方の港湾において、地方港湾が統合されることにより期待されるメリット・ デメリット等の検討を行った。 港湾利用による経済波及効果や港湾施設の整備効果についての調査研究を伏木富 山港等で行った。 多くの地区で NPO 自らの発想を生かした計画立案の支援を行うとともに、港や海辺を 活動の拠点とする NPO 等が行う港の発展・活性化、海辺の環境教育等に寄与する活動 に対して公募方式による費用の助成を行い、これを通じて数多くの活動事例の収集を行 った。また、中四国地方における「みなとオアシス協議会」の設立や、八幡浜港において フェリーを通じた広域連携に関する調査を実施した。 ④ 港湾の長期構想・地域振興に関する調査研究 関東地域の港湾の基本方針(みなとのギアチェンジ)に基づき、くらし分野ではパイロッ トプログラムとして「東京湾魅力発見創造プログラム」案を作成し、水辺・運河を核とした賑 わい創出を推進するための市民参加型ホームページのあり方について検討した。 全国10カ所の「みなと観光モデル事業」についての調査研究をはじめ、「みなと観光」 を促進するための調査研究を行った。四国の「みなと観光」調査では、13 年度から6カ年 の活動成果として、「みなと観光」の基本的考え方と取組方策を、冊子に取りまとめるため の調査を行った。 沖縄において、クルーズ観光の活性化による地域振興を目的とし、沖縄のクルーズに 関するニーズを把握するとともに、各港の連携や県内各観光地との連携による、沖縄に ― 11 ― おけるクルーズ観光活性化の今後の方向性を示した。 ⑤ 港湾の情報化に関する調査研究 コンテナターミナルを中心とした民間同士の物流情報交換の円滑化を目的とした JCL-net の社会実験を神戸港、北九州港で実施した他、東京港でコンテナターミナルゲ ート前の混雑解消を目的に Web による道路状況映像等の配信実験を行った。 その他、大阪湾諸港の入港手続き等の一元化・IT化等の港湾諸手続の簡素化・電子 化の検討を行った。 (2) 環境研究事業 ① 環境政策・環境計画・環境再生技術等に関する調査研究 東京湾、伊勢湾、大阪湾の閉鎖性海域における海域環境改善計画の策定や、東京湾、 八代港、中城湾港、児島港等での藻場の再生や沖縄における港湾とサンゴ礁共生に向 けた検討、備讃瀬戸海域、大阪湾、宇部、有明・八代海などでの干潟・浅場・深掘跡の再 生等海の自然再生に関する幅広い調査研究に取り組んだ。 大阪湾や東北、瀬戸内海での環境情報データベースの構築・運営・管理の具体的検 討を進めた。また、有明海における環境調査船を活用した環境の実態把握、今後重要性 を増すと見られている「順応的管理」や自然体験活動リーダーの養成について調査研究 を行ったほか、釜石港、盤洲、宇野港、高知港、宇部港等においては自然体験学習の実 践方法について調査研究を行った。 ② 有害物質・リサイクル・廃棄物に関する調査研究 17 年度に引き続き、船舶のアイドリングストップに関する検討や「管理型廃棄物埋立護 岸設計・施工・管理マニュアル」の改訂作業を実施した。 また、循環型社会形成促進のための廃棄物の海上輸送円滑化や、埋立完了後の海面 廃棄物処分場管理のあり方などの検討を新たに実施した。 ③ 景観計画・緑地計画・環境影響評価に関する調査研究 17 年度に引き続き、外来植物の被害防止に関する調査研究や「港湾景観形成ガイド ライン」(参考資料編)の検討を行った。 また、平成 17 年 4 月に文化財保護法が改正され、風土に根ざして営まれてきた人々 の生活や生業の在り方を表す景観地である「文化的景観」が文化財に位置づけられたが、 これに伴い、港湾の特性を踏まえた文化的景観の具体的イメージを明らかにし、みなとま ちの活性化に役立てるために、港湾における文化的景観の整備・保全・活用の具体的手 法について検討を実施した。 ― 12 ― その他、羽田空港の再拡張事業については、環境影響評価書の作成および工事中の 環境監視についての検討などを行った。 ④ 環境 ISO に関する調査研究 環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格である ISO14001 に対する普及・啓発に 資するため、18 年度は国土交通省中部地方整備局名古屋港湾事務所及び北陸地方整 備局新潟港湾空港技術調査事務所の EMS 構築に関する支援を行い、両事務所共に認 証団体による登録を受けた。また、EMSの運用段階に入っている関西国際空港用地造 成会社㈱に対し、EMS維持向上のための技術支援を行った。 5.港湾 EDI 事業 港湾 EDI システムは、平成 18 年 4 月に申請者の入力作業の利便性向上を主とした改 修が行われた。一方、平成 18 年 5 月に港長、6~8 月に港湾管理者を申請先とするシス テムが Web 化された。また、法令改正に伴い平成 19 年2月に海上保安部署への船舶保 安情報の申請に乗員乗客情報が追加となるなど港湾 EDI システムの機能拡大と利便性 の向上が図られた。 これに伴い利用者支援活動として、港湾 EDI システムホームページに利用者マニュア ル等の追加更新を行ったほか、申請に係わる最新情報、システム稼働状況、Q&A などを 刷新した。 なお、港湾 EDI システムの利用状況に関して、18 年度における申請件数は対前年比 1.2となっている。 ― 13 ― ― ― Ⅱ 平成18年度決算報告 1.収 支 計 算 書( 総 括 表 ) 2. 〃 (一般会計) 3. 〃 (港湾EDIシステム運用支援会計) 参 考・収支計算書( 合 計 ) 4.正味財産増減計算書( 総 括 表 ) 5. 〃 (一般会計) 6. 〃 (港湾EDIシステム運用支援会計) 7.貸 借 対 照 表( 総 括 表 ) 8. 〃 (一般会計) 9. 〃 (港湾EDIシステム運用支援会計) 10.財 産 目 録 11.監 査 報 告 ― ― ― ― 2.収支計算書(一般会計) 平成 18 年4月1日から平成 19 年3月 31 日迄 (収入の部) (単位:円) 科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅰ 事 業 活 動 収 支 の 部 1 . 事 業 活 動 収 入 ①基 本 財 産 運 用 収 入 15,440,000 15,845,480 405,480 基本財産利息収入 15,440,000 15,845,480 405,480 入 42,000,000 41,500,000 △500,000 賛助会員会費収入 42,000,000 41,500,000 △500,000 入 2,400,000,000 1,949,823,295 △450,176,705 調 査 事 業 収 入 2,400,000,000 1,938,796,489 △461,203,511 出 版 等 事 業 収 入 0 11,026,806 11,026,806 入 10,000 3,173,274 3,163,274 受 取 利 息 収 入 0 1,493 1,493 入 10,000 3,171,781 3,161,781 事 業 活 動 収 入 計 2,457,450,000 2,010,342,049 △447,107,951 ①役員退職慰労引当資産取崩収入 0 5,000,000 5,000,000 ②情報発信事業積立資産取崩収入 0 20,000,000 20,000,000 投 資 活 動 収 入 計 0 25,000,000 25,000,000 入 500,000,000 0 △500,000,000 財 務 活 動 収 入 計 500,000,000 0 △500,000,000 計 2,957,450,000 2,035,342,049 △922,107,951 前 期 繰 越 収 支 差 額 229,197,096 234,098,040 4,900,944 3,186,647,096 2,269,440,089 △917,207,007 ②会 費 ③事 収 業 収 ④雑 収 雑 収 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1.投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 Ⅲ 財 務 活 動 収 支 の 部 1.財 務 活 動 収 入 ①借 当 収 期 入 収 入 金 入 合 収 合 計 ― 17 ― (支出の部) 科 Ⅰ (単位:円) 目 予 算 額 決 算 額 差 異 事 業 活 動 収 支 の部 2.事 業 活 動 支 出 ①事 業 費 支 出 2,261,680,000 1,787,853,659 △473,826,341 交流ネットワーク事業費支出 57,440,000 89,921,644 32,481,644 自主研究事業費支出 30,000,000 45,741,721 15,741,721 計画研究事業費支出 1,087,120,000 797,830,357 △289,289,643 環 境 研 究 事 業 費 支出 1,087,120,000 854,359,937 △232,760,063 ②管 理 費 支 出 163,790,000 190,280,147 26,490,147 人 件 費 支 出 116,560,000 109,465,578 △7,094,422 会 議 費 支 出 1,000,000 1,230,024 230,024 事 務 費 支 出 32,580,000 60,624,700 28,044,700 借 室 料 支 出 10,650,000 14,822,516 4,172,516 支 払 利 息 支 出 3,000,000 4,137,329 1,137,329 出 17,980,000 14,397,300 △3,582,700 事 業 活 動 支 出 計 2,443,450,000 1,992,531,106 △450,918,894 事 業 活 動 収 支 差 額 14,000,000 17,810,943 3,810,943 ①退職給付引当資産支出 14,000,000 3,186,037 △10,813,963 ②役員退職慰労引当資産支出 0 12,915,976 12,915,976 ③情報発信事業積立資産支出 0 20,000,000 20,000,000 投 資 活 動 支 出 計 14,000,000 36,102,013 22,102,013 投 資 活 動 収 支 差 額 △14,000,000 △11,102,013 2,897,987 ①借 入 金 返 済 支 出 500,000,000 0 △500,000,000 財 務 活 動 支 出 計 500,000,000 0 △500,000,000 財 務 活 動 収 支 差 額 0 0 0 ③消 費 税 支 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の部 2. 投 資 活 動 支 出 特 定 資 産 取 得 支 出 Ⅲ財 務 活 動 収 支 の部 2. 財 務 活 動 支 出 当 期 支 出 合 計 2,957,450,000 2,028,633,119 △928,816,881 当 期 収 支 差 額 0 6,708,930 6,708,930 次 期 繰 越 収 支 差 額 229,197,096 240,806,970 11,609,874 ― 18 ― 3.収支計算書(港湾EDIシステム運用支援会計) 平成 18 年4月1日から平成 19 年3月 31 日迄 (収入の部) (単位:円) 科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅰ 事 業 活 動 収 支 の 部 1 .事 業 活 動 収 入 ①事 業 収 入 E D I 事 業 収 入 130,000,000 103,320,000 △26,680,000 事 業 活 動 収 入 計 130,000,000 103,320,000 △26,680,000 1.投 資 活 動 収 入 0 0 0 投 資 活 動 収 入 計 0 0 0 1.財 務 活 動 収 入 0 0 0 財 務 活 動 収 入 計 0 0 0 計 130,000,000 103,320,000 △26,680,000 前 期 繰 越 収 支 差 額 △2,782,305 △5,729,497 △2,947,192 収 127,217,695 97,590,503 △29,627,192 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 Ⅲ 財 務 活 動 収 支 の 部 当 期 収 入 入 合 合 計 ― 19 ― (支出の部) (単位:円) 科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅰ事 業 活 動 収 支 の部 2.事 業 活 動 支 出 ①事 業 費 支 出 港湾 EDI システム運用支援事業費支出 123,270,000 96,898,294 △26,371,706 4,710,000 10,367,184 5,657,184 人 件 費 支 出 3,840,000 6,584,191 2,744,191 会 議 費 支 出 0 0 0 事 務 費 支 出 20,000 662,129 642,129 借 室 料 支 出 850,000 3,120,864 2,270,864 支 払 利 息 支 出 0 0 0 2,020,000 0 △2,020,000 事 業 活 動 支 出 計 130,000,000 107,265,478 △22,734,522 事 業 活 動 収 支 差 額 0 △3,945,478 △3,945,478 投 資 活 動 支 出 計 0 0 0 投 資 活 動 収 支 差 額 0 0 0 財 務 活 動 支 出 計 0 0 0 財 務 活 動 収 支 差 額 0 0 0 税 支 出 △26,371,706 理 費 支 96,898,294 ②管 ③消 費 123,270,000 出 Ⅱ投 資 活 動 収 支 の部 2.投 資 活 動 支 出 Ⅲ財 務 活 動 収 支 の部 2.財 務 活 動 支 出 当 期 支 出 合 計 130,000,000 107,265,478 △22,734,522 当 期 収 支 差 額 0 △3,945,478 △3,945,478 次 期 繰 越 収 支 差 額 △2,782,305 △9,674,975 △6,892,670 ― 20 ― (注-1)一般会計の調査事業収入の減少と計画研究事業費支出及び環境研究事業費 支出の減少は、大規模プロジエクト関連調査の収束等によるものである。 (注-2)借入金限度額 650,000,000 円 (注-3)資金の範囲について 資金の範囲は、現金預金、未収入金、前払金、未払金、前受金、預り金及び借入金 のほか一年以内に決済される予定の短期金銭債権、債務を含めることにしている。 なお、期末残高は、注-4に記載するとおりである。 (注-4)次期繰越収支差額はつぎのとおりである。 総 括 (単位:円) 科 目 資 前期末残高 当期末残高 産 現 金 預 金 346,559,624 27,012,303 未 収 入 金 2,215,507,313 1,873,819,789 金 739,168 27,870 そ の 他 流 動 資 産 62,383,602 6,429,960 2,625,189,707 1,907,289,922 前 資 払 産 合 負 計 債 未 払 金 1,826,484,103 1,163,451,545 借 入 金 500,000,000 500,000,000 前 受 金 500,000 0 預 り 金 12,442,064 12,706,382 そ の 他 流 動 負 債 57,394,997 0 計 2,396,821,164 1,676,157,927 次 期 繰 越 収 支 差 額 228,368,543 231,131,995 負 債 合 ― 21 ― 参考.収支計算書(合計) 平成 18 年4月1日から平成 19 年3月 31 日迄 (収入の部) (単位:円) 科 Ⅰ 目 予 算 額 決 算 額 差 異 事 業 活 動 収 支 の部 1.事 業 活 動 収 入 ①基 本 財 産 運 用 収 入 15,440,000 15,845,480 405,480 基本財産利息収入 15,440,000 15,845,480 405,480 入 42,000,000 41,500,000 △500,000 賛助会員会費収入 42,000,000 41,500,000 △500,000 入 2,530,000,000 2,053,143,295 △476,856,705 EDI事 業 収 入 130,000,000 103,320,000 △26,680,000 調 査 事 業 収 入 2,400,000,000 1,938,796,489 △461,203,511 出版等事業収入 0 11,026,806 11,026,806 入 10,000 3,173,274 3,163,274 受 取 利 息 収 入 0 1,493 1,493 入 10,000 3,171,781 3,161,781 事 業 活 動 収 入 計 2,587,450,000 2,113,662,049 △473,787,951 ①役員退職慰労引当資産取崩収入 0 5,000,000 5,000,000 ②情報発信事業積立資産取崩収入 0 20,000,000 20,000,000 投 資 活 動 収 入 計 0 25,000,000 25,000,000 入 500,000,000 0 △500,000,000 財 務 活 動 収 入 計 500,000,000 0 △500,000,000 計 3,087,450,000 2,138,662,049 △948,787,951 額 226,414,791 228,368,543 1,953,752 計 3,313,864,791 2,367,030,592 △946,834,199 ②会 費 ③事 収 業 ④雑 収 収 雑 Ⅱ 収 投 資 活 動 収 支 の部 1.投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 Ⅲ 財 務 活 動 収 支 の部 1.財 務 活 動 収 入 ①借 当 前 収 期 期 収 繰 入 越 入 金 入 収 収 合 支 合 差 ― 22 ― (支出の部) (単位:円) 科 Ⅰ 目 予 算 額 決 算 額 差 異 事 業 活 動 収 支 の 部 2 . 事 業 活 動 支 出 ①事 出 2,384,950,000 1,884,751,953 △500,198,047 交流ネットワーク事業費支出 57,440,000 89,921,644 32,481,644 自主研究事業費支出 30,000,000 45,741,721 15,741,721 計画研究事業費支出 1,087,120,000 797,830,357 △289,289,643 環境研究事業費支出 1,087,120,000 854,359,937 △232,760,063 港湾 EDI 運用事業費支出 123,270,000 96,898,294 △26,371,706 費 支 ②管 理 費 支 出 168,500,000 200,647,331 32,147,331 人 件 費 支 出 120,400,000 116,049,769 △4,350,231 会 議 費 支 出 1,000,000 1,230,024 230,024 事 務 費 支 出 32,600,000 61,286,829 28,686,829 借 室 料 支 出 11,500,000 17,943,380 6,443,380 支 払 利 息 支 出 3,000,000 4,137,329 1,137,329 出 20,000,000 14,397,300 △5,602,700 事 業 活 動 支 出 計 2,573,450,000 2,099,796,584 △473,653,416 事 業 活 動 収 支 差 額 14,000,000 13,865,465 △134,535 ①退職給付引当資産支出 14,000,000 3,186,037 △10,813,963 ②役員退職慰労引当資産支出 0 12,915,976 12,915,976 ③情報発信事業積立資産支出 0 20,000,000 20,000,000 投 資 活 動 支 出 計 14,000,000 36,102,013 22,102,013 投 資 活 動 収 支 差 額 △14,000,000 △11,102,013 2,897,987 出 500,000,000 0 △500,000,000 財 務 活 動 支 出 計 財 務 活 動 収 支 差 額 500,000,000 0 0 0 △500,000,000 △500,000,000 ③消 Ⅱ 業 費 税 支 投 資 活 動 収 支 の 部 2.投 資 活 動 支 出 特 定 資 産 取 得 支 出 Ⅲ 財 務 活 動 収 支 の 部 2.財 務 活 動 支 出 ①借 入 金 支 当 期 支 出 合 計 3,087,450,000 2,135,898,597 △951,551,403 当 期 収 支 差 額 0 2,763,452 2,763,452 次 期 繰 越 収 支 差 額 226,414,791 231,131,995 4,717,204 ― 23 ― 4.正味財産増減計算書(総括表) 平成 18 年4月1日から平成 19 年3月 31 日まで (単位:円) 科 Ⅰ 目 合 計 一 般 会 計 港湾 EDI システム 運用支援会計 一般正味財産増減の部 1 . 経 常 増 減 の 部 (1)経 常 益 2,113,662,049 2,010,342,049 103,320,000 ①基 本 財 産 運 用 益 15,845,480 15,845,480 0 基本財産受取利息 15,845,480 15,845,480 0 益 41,500,000 41,500,000 0 賛助会員受取会費 41,500,000 41,500,000 0 益 2,053,143,295 1,949,823,295 103,320,000 E D I 事 業 収 益 103,320,000 0 103,320,000 調 査 事 業 収 益 1,938,796,489 1,938,796,489 0 出 版 等 事 業 収 益 11,026,806 11,026,806 0 益 3,173,274 3,173,274 0 息 1,493 1,493 0 益 3,171,781 3,171,781 0 計 2,113,662,049 2,010,342,049 103,320,000 費 1,884,751,953 1,787,853,659 96,898,294 交流ネットワーク事業費 89,921,644 89,921,644 0 自 主 研 究 事 業 費 45,741,721 45,741,721 0 計 画 研 究 事 業 費 797,830,357 797,830,357 0 環 境 研 究 事 業 費 854,359,937 854,359,937 0 港湾 EDI システム運用支援事業費 96,898,294 0 96,898,294 ②会 収 費 ③事 業 ④雑 収 収 受 取 雑 経 収 利 収 常 (2)経 収 常 益 費 ①事 業 用 ②管 理 費 222,261,914 211,894,730 10,367,184 人 件 費 116,049,769 109,465,578 6,584,191 会 議 費 1,230,024 1,230,024 0 事 務 費 82,901,412 82,239,283 662,129 借 室 料 17,943,380 14,822,516 3,120,864 息 4,137,329 4,137,329 0 税 14,397,300 14,397,300 0 計 2,121,411,167 2,014,145,689 107,265,478 当 期 経 常 増 減 額 △7,749,118 △3,803,640 △3,945,478 支 払 ③消 経 利 費 常 費 用 ― 24 ― 科 目 合 計 一 般 会 計 港湾 EDI システム 運用支援会計 2.経 常 外 増 減 の部 (1)経 益 0 0 0 計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 当期一般正味財産増減額 △7,749,118 △3,803,640 △3,945,478 一般正味財産期首残高 365,937,940 371,667,437 △5,729,497 一般正味財産期末残高 358,188,822 367,863,797 △9,674,975 当期指定正味財産増減額 0 0 0 指定正味財産期首残高 1,281,747,000 1,281,747,000 0 指定正味財産期末残高 1,281,747,000 1,281,747,000 0 Ⅲ 正 味 財 産 期 末 残 高 1,639,935,822 1,649,610,797 △9,674,975 経 (2)経 経 常 常 外 外 常 常 収 外 外 費 収 益 費 用 用 計 当 期 経 常 外 増 減 額 Ⅱ 指定正味財産増減の部 ― 25 ― 5.正味財産増減計算書(一般会計) 平成 18 年4月1日から平成 19 年3月 31 日迄 (単位:円) 科 Ⅰ 目 般 会 計 一 般 正 味 財 産 増 減 の 部 1 . 経 常 (1)経 増 常 15,845,480 基 本 財 産 受 取 利 息 15,845,480 収 財 産 費 運 用 益 41,500,000 賛 助 会 員 受 取 会 費 41,500,000 調 出 査 収 事 版 等 業 事 業 収 収 収 受 取 雑 常 収 業 ④雑 利 収 収 (2)経 益 常 ①事 益 1,949,823,295 益 1,938,796,489 益 11,026,806 益 3,173,274 息 1,493 益 3,171,781 計 2,010,342,049 費 業 費 用 出 1,787,853,659 交流ネットワーク事業費 89,921,644 自 主 研 究 事 業 費 45,741,721 計 画 研 究 事 業 費 797,830,357 環 境 研 究 事 業 費 854,359,937 支 ②管 理 費 211,894,730 人 件 費 109,465,578 会 議 費 1,230,024 事 務 費 82,239,283 借 室 料 14,822,516 息 4,137,329 税 14,397,300 支 払 ③消 常 期 部 益 本 ③事 経 の 2,010,342,049 ②会 経 減 益 ①基 当 一 費 費 経 利 常 用 増 計 2,014,145,689 額 △3,803,640 減 ― 26 ― 科 2 目 . 経 常 (1)経 経 常 常 (2)経 経 Ⅱ Ⅲ 外 増 減 外 外 常 常 一 部 収 収 外 外 の 益 費 費 用 般 会 計 0 益 0 計 0 用 0 計 当 期 経 常 外 増 減 額 0 当 期 一 般 正 味 財 産 増 減 額 △3,803,640 一 般 正 味 財 産 期 首 残 高 371,667,437 一 般 正 味 財 産 期 末 残 高 367,863,797 指 定 正 味 財 産 増 減 の 部 正 味 当 期 指 定 正 味 財 産 増 減 額 0 指 定 正 味 財 産 期 首 残 高 1,281,747,000 指 定 正 味 財 産 期 末 残 高 1,281,747,000 財 産 期 末 残 高 ― 27 1,649,610,797 ― 6.正味財産増減計算書(港湾 EDI システム運用会計) 平成 18 年4月1日から平成 19 年3月 31 日迄 (単位:円) 科 Ⅰ 目 運 港湾 EDI システム 用 支 援 会 計 一般正味財産増減の部 1 . 経 常 増 減 の 部 (1)経 常 収 益 ①事 業 収 益 103,320,000 益 103,320,000 計 103,320,000 E D I 経 事 常 収 (2)経 収 益 常 ①事 費 用 業 費 96,898,294 港湾EDIシステム運用支援事業費 96,898,294 ②管 理 費 10,367,184 人 件 費 6,584,191 会 議 費 0 事 務 費 662,129 借 室 料 3,120,864 息 0 支 経 当 業 払 常 期 利 費 経 用 常 増 減 計 107,265,478 額 △3,945,478 2 . 経 常 外 増 減 の 部 (1)経 経 常 (2)経 経 Ⅱ 常 常 外 常 外 外 収 益 収 益 計 外 費 費 用 0 用 計 0 当 期 経 常 外 増 減 額 0 当期一般正味財産増減額 △3,945,478 一 般 正 味 財 産 期 首 残 高 △5,729,497 一 般 正 味 財 産 期 末 残 高 △9,674,975 指 定 正 味 財 産 増 減 の 部 ― 28 ― 科 Ⅲ 目 運 用 港湾 EDI システム 支 援 会 計 当 期 指 定 正 味 財 産 増 減 額 0 指 定 正 味 財 産 期 首 残 高 0 指 定 正 味 財 産 期 末 残 高 0 正 味 財 産 期 末 残 高 ― 29 ― △9,674,975 7.貸借対照表(総括表) 平成 19 年3月 31 日現在 (単位:円) 科 Ⅰ 目 合 計 一般会計 港湾 EDI システム 運用支援会計 内部消去 資 産 の 部 1.流 動 資 産 現 金 預 金 27,012,303 27,012,303 0 未 収 入 金 1,873,819,789 1,770,414,789 103,405,000 金 27,870 27,870 0 その他 の流 動 資 産 6,429,960 53,509,935 0 △47,079,975 1,907,289,922 1,850,964,897 103,405,000 △47,079,975 前 払 流 動 資 産 合 計 2.固 定 資 産 (1)基 本 財 産 銀 行 預 金 1,747,000 1,747,000 0 有 価 証 券 1,280,000,000 1,280,000,000 0 1,281,747,000 1,281,747,000 0 退職給付引当資産 41,464,037 41,464,037 0 役員退職慰労引当資産 29,249,976 29,249,976 0 20 周年記念事業積立資産 20,000,000 20,000,000 0 情報発信事業積立資産 30,000,000 30,000,000 0 NPO 支援事業等積立資産 40,000,000 40,000,000 0 160,714,013 160,714,013 0 建物付属設備 3,067,440 3,067,440 0 什 品 1,371,953 1,371,953 0 電 話 加 入 権 524,888 524,888 0 ソ フ ト ウ ェ ア 444,546 444,546 0 基 本 財 産 合 計 (2)特 定 資 産 特 定 資 産 合 計 (3)その他の固定資金 器 備 ― 30 ― 科 目 敷 合 計 一般会計 港湾 EDI システム 運用支援会計 金 41,148,000 41,148,000 その他 固 定 資 産 合 計 46,556,827 46,556,827 固 定 資 産 合 計 1,489,017,840 1,489,017,840 資 3,396,307,762 3,339,982,737 103,405,000 金 1,163,451,545 1,097,451,545 66,000,000 短 期 借 入 金 500,000,000 500,000,000 金 12,706,382 12,706,382 賞 与 引 当 金 9,500,000 9,500,000 Ⅱ 産 負 1.流 合 計 債 動 未 の 負 払 預 り 債 流 動 負 債 合 計 47,079,975 △47,079,975 113,079,975 △47,079,975 113,079,975 △47,079,975 1,685,657,927 1,619,657,927 退職給付引当金 41,464,037 41,464,037 役員退職慰労引当金 29,249,976 29,249,976 70,714,013 70,714,013 1,756,371,940 1,690,371,940 金 1,281,747,000 1,281,747,000 指定正味財産合計 1,281,747,000 1,281,747,000 (うち基 本 財 産 への充 当 額 ) (1,281,747,000) (1,281,747,000) 2.一 般 正 味 財 産 358,188,822 367,863,797 (うち特 定 資 産 への充 当 額 ) (160,714,013) (160,714,013) 正 味 財 産 合 計 1,639,935,822 1,649,610,797 △9,674,975 負 債 及 び正 味 財 産 合 計 3,396,307,762 3,339,982,737 103,405,000 定 負 債 固 定 負 債 合 計 負 債 合 △47,079,975 部 その他 流 動 負 債 2.固 内部消去 計 Ⅲ 正 味 財 産 の 部 1.指 定 正 味 財 産 寄 付 ― 31 ― △9,674,975 △47,079,975 8.貸借対照表(一般会計) 平成 19 年3月 31 日現在 (単位:円) 科 Ⅰ 資 目 産 当 の 1.流 資 産 現 金 預 金 27,012,303 未 収 入 金 1,770,414,789 金 27,870 前 払 その他 の流 動 資 産 動 2.固 資 産 定 (1)基 合 資 本 計 53,509,935 1,850,964,897 産 財 産 銀 行 預 金 1,747,000 有 価 証 券 1,280,000,000 基 本 財 産 合 計 (2)特 特 度 部 動 流 年 定 資 1,281,747,000 産 退 職 給 付 引 当 資 産 41,464,037 役員退職慰労引当資産 29,249,976 20 周年記念事業積立資産 20,000,000 情報発信事業積立資産 30,000,000 NPO 支援事業等積立資産 40,000,000 定 資 産 合 計 160,714,013 (3)そ の 他 の 固 定 資 金 建 物 付 備 3,067,440 品 1,371,953 権 524,888 ア 444,546 金 41,148,000 その他 固 定 資 産 合 計 46,556,827 什 電 ソ 属 設 器 備 話 フ 加 ト 入 ウ ェ 敷 固 定 資 産 合 ― 計 32 ― 1,489,017,840 科 Ⅱ 目 資 産 負 債 1.流 当 合 の 動 未 度 3,339,982,737 部 負 債 払 金 1,097,451,545 短 期 借 入 金 500,000,000 預 金 12,706,382 賞 与 引 当 金 9,500,000 流 動 負 債 合 計 1,619,657,927 2.固 り 定 負 債 退職給付引当金 41,464,037 役員退職慰労引当金 29,249,976 固 定 負 債 合 計 70,714,013 負 Ⅲ 正 計 年 債 味 財 合 計 産 1,690,371,940 の 部 1.指 定 正 味 財 産 寄 付 金 1,281,747,000 指定正味財産合計 1,281,747,000 (うち基 本 財 産 への充 当 額 ) (1,281,747,000) 2.一 般 正 味 財 産 367,863,797 (うち特 定 資 産 への充 当 額 ) (160,714,013) 正 味 財 産 合 計 1,649,610,797 負債及び正味財産合計 3,339,982,737 ― 33 ― 9.貸借対照表(港湾 EDI 運用支援会計) 平成 19 年3月 31 日現在 (単位:円) 科 目 Ⅰ 資 産 1.流 動 未 流 資 産 Ⅱ の 収 動 資 当 債 1.流 動 流 産 入 金 103,405,000 計 103,405,000 合 計 の 103,405,000 部 負 債 払 金 66,000,000 そ の 他 流 動 負 債 47,079,975 動 負 負 債 Ⅲ 正 味 正 資 産 未 度 部 合 負 年 債 合 合 財 般 正 味 財 産 113,079,975 計 産 1.一 計 113,079,975 の 部 味 財 合 産 計 負 債 及 び正 味 財 産 合 計 ― 34 ― △9,674,975 △9,674,975 103,405,000 10.財産目録 (単位:円) 科目及び内訳 資 産 1 金 の 流 部 動 資 産 金 27,012,303 金 1,410,877 金 24,222,305 行 20,949,799 三菱東京UFJ銀行 3,214,629 三 井 住 友 銀 行 57,877 郵 便 振 替 貯 金 1,379,121 1.現 金 預 現 普 通 み ほ 銀 金 1,873,819,789 他 1,873,819,789 金 27,870 他 27,870 4.そ の 他 流 動 資 産 6,429,960 収 調 事 動 査 資 固 事 1.基 合 1,907,289,922 計 資 本 産 財 産 金 1,747,000 三菱東京UFJ銀行 1,747,000 普 通 有 預 価 日 証 本 財 2.特 業 産 定 本 業 払 調 流 入 査 3.前 基 預 ず 2.未 2 額 国 産 定 国 合 資 券 1,280,000,000 債 1,280,000,000 計 1,281,747,000 産 退 職 給 付 引 当 資 産 41,464,037 三菱東京UFJ銀行普通預金 41,464,037 役員退職慰労引当資産 29,249,976 三菱東京UFJ銀行普通預金 29,249,976 20周年記念事業積立資産 20,000,000 三菱東京UFJ銀行普通預金 20,000,000 情報発信事業積立資産 30,000,000 ― 35 ― 備 考 科目及び内訳 特 金 額 三菱東京UFJ銀行普通預金 30,000,000 NPO支援事業等積立資産 40,000,000 三菱東京UFJ銀行普通預金 40,000,000 定 資 産 合 160,714,013 計 3.そ の 他 の 固 定 資 産 備 3,067,440 品 1,371,953 権 524,888 ア 444,546 金 41,148,000 その他固定資産合計 46,556,827 建 物 什 付 属 器 電 備 話 ソ 加 フ 設 ト 入 ウ ェ 敷 固 資 負 定 資 産 債 負 1.未 査 1,163,451,545 金 事 業 他 三菱東京UFJ銀行 300,000,000 み 行 200,000,000 金 12,706,382 源 泉 所 得 税 等 12,706,382 借 ず 入 ほ 銀 り 与 引 負 債 定 1.退 3,396,307,762 500,000,000 4.賞 2 固 計 金 期 3.預 動 1,489,017,840 債 払 調 計 部 動 2.短 合 合 の 1 流 流 産 当 合 負 9,500,000 計 1,685,657,927 債 給 付 引 当 金 41,464,037 2.役 員 退 職 慰 労 引 当 金 29,249,976 固 定 負 正 職 金 負 債 味 財 債 合 合 計 70,714,013 計 1,756,371,940 1,639,935,822 産 ― 36 ― 備 考 財務諸表に対する注記 1.当期から「公益法人会計基準」(平成 16 年 10 月 14 日公益法人等の指導監督等に関する関係 省庁連絡会議申合せ)を採用している。 2.有価証券の評価基準および評価方法 保有有価証券は、満期保有目的の国庫債券であり償却原価法(定額法)によっている。 3.固定資産の減価償却方法 建物付属設備及び什器備品 ソフトウェア 4.引当金の計上基準 賞与引当金 退職給付引当金 定率法による減価償却を実施している。 定額法による償却を実施している。 賞与支給見込額の当期負担分を計上している。 期末退職給与の自己都合要支給額の金額を計上して いる。 役員退職慰労規定に基づく、期末要支給額を計上して いる。 役員退職慰労引当金 5.消費税等の会計処理 税込み方式による。 6.基本財産及び特定資産の増減額及びその残高 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高は、次のとおりである。 (単位:円) 科 目 基 本 財 産 銀 行 預 金 有 価 証 券 小 計 前期末残高 当期増加額 1,747,000 1,280,000,000 1,281,747,000 0 0 0 0 0 0 1,747,000 1,280,000,000 1,281,747,000 特 定 資 産 退職給付引当資産 役員退職慰労引当資産 20 周年記念事業積立資産 情報発信事業積立資産 NPO 支援事業等積立資産 小 計 合 計 38,278,000 21,334,000 20,000,000 30,000,000 40,000,000 149,612,000 1,431,359,000 3,186,037 12,915,976 0 20,000,000 0 36,102,013 36,102,013 0 5,000,000 0 20,000,000 0 25,000,000 25,000,000 41,464,037 29,249,976 20,000,000 30,000,000 40,000,000 160,714,013 1,442,461,013 7.基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりである。 ― 37 ― 当期減少額 当期末残高 (うち指定正味財 産からの充当額) (うち一般正味財 産からの充当額) 産 金 券 1,747,000 (1,747,000) 1,280,000,000 (1,280,000,000) (0) (0) ― ― 計 1,281,747,000 (1,281,747,000) (0) ― 特 定 資 産 退職給付引当資産 役員退職慰労引当資産 20 周年記念事業積立資産 情報発信事業積立資産 NPO 支援事業積立資産 小 計 合 計 41,464,037 (0) 29,249,976 (0) 20,000,000 (0) 30,000,000 (0) 40,000,000 (0) 160,714,013 (0) 1,422,461,013 (1,281,747,000) (41,464,037) (29,249,976) (20,000,000) (30,000,000) (40,000,000) (160,714,013) (160,714,013) 科 基 銀 有 目 本 行 価 当期末残高 財 預 証 小 (うち負債に 対応する額) (41,464,037) (29,249,976) ― ― ― (70,714,013) (70,714,013) 8.固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高 科 目 取得価額 減価償却累計額 当期末残高 建物付属設備 什 器 備 品 ソフトウェア 20,613.435 13,687,369 575,400 17,545,995 12,315,416 130,854 3,067,440 1,371,953 444,546 計 34,876,204 29,992,265 4,883,939 合 9.満期保有目的の債券の内訳並びに帳簿価額、時価及び評価損益 満期保有目的の債券の内訳並びに帳簿価額、時価及び評価損益は、以下のとおりである。 科 合 目 帳簿価額 時 価 評価損益 日 本 国 国 債 1,280,000,000 1,260,265,000 19,735,000 計 1,280,000,000 1,260,265,000 19,735,000 ― 38 ― 監 査 報 告 平成 18 年度事業報告及び決算報告について監査したところ、いずれも適正かつ、 妥当であることを確認しました。 平成 19 年5月7日 財団法人 港湾空間高度化環境研究センター 監 事 橋 監 事 玄間 ― 39 ― 川 隆 印 千映子 印 ― ― Ⅲ 本センターの概要 1. 本センターの沿革 2. 本センターの現況 3. 会 議 ― ― ― ― 1.本センターの沿革 昭和62年9月29日 設立発起人会 昭和62年10月2日 運輸大臣あて設立許可申請 昭和62年10月31日 運輸大臣より設立許可 昭和62年11月1日 事務所開設(東京都千代田区三番町3番8号) 斎藤英四郎会長、藤野慎吾理事長就任 昭和62年11月14日 所得税法施行令及び法人税法施行令による試験研究法人等であ ることの証明書交付 平成3年10月1日 御巫清泰理事長就任 平成4年10月12日 事務所を現在地に移転 (東京都港区海岸三丁目26番1号) 平成8年4月1日 運輸大臣より寄附行為の一部変更認可 港湾・海域環境研究所を設置 平成8年5月24日 所得税法施行令及び法人税法施行令による特定公益増進法人で あることの証明書交付 (港湾・海域環境研究所関連) 平成9年5月23日 戸嶋英樹理事長就任 平成10年6月5日 所得税法施行令及び法人税法施行令による特定公益増進法人で あることの証明書交付(継続) 平成12年4月1日 港湾・海域環境研究所に環境ISO研究部を設置 平成12年8月3日 所得税法施行令及び法人税法施行令による特定公益増進法人で あることの証明書交付(継続) 平成12年12月25日 運輸大臣より寄附行為の一部変更認可 名称を「財団法人港湾空間高度化環境研究センター」に変更 平成13年4月1日 第一調査研究部及び第二調査研究部を改組し、政策研究部、計 画調査部及び情報研究部を設置 平成14年8月5日 所得税法施行令及び法人税法施行令による特定公益増進法人で あることの証明書交付(継続) 平成14年9月1日 前田正孝理事長就任 平成15年3月1日 中村英夫会長就任 平成15年5月27日 計画調査部を改組し、企画部を設置 平成15年7月23日 港湾EDIシングルウィンドウシステムの共用開始 ― 41 ― 平成15年12月18日 ISO14001取得 平成16年7月2日 総務、企画両部を統合し、企画部を設置 平成17年9月16日 金澤寛理事長就任 平成18年5月30日 環境研究部及び環境ISO研究部を改組し、環境政策研究部及 び環境管理研究部を設置 平成19年4月1日 大村哲夫理事長就任 平成19年4月2日 所得税法施行令及び法人税法施行令による特定公益増進法人で あることの証明書交付 2.本センターの現況(平成19年3月31日現在) (1) 事務所の所在地 東京都港区海岸3丁目26番1号 バーク芝浦6階 (2) 基 本 財 産 一般会計 (3) 顧 1,281,747千円 問 下河辺 淳 竹内 良夫 藤野 慎吾 御巫 清泰 顧 (4) 役 員 会 長 中 村 長 金 澤 寛 常勤 専務理事 髙 松 亨 常勤 常務理事 久 保 省 吾 常勤 理 事 石 橋 伊都男 常勤 理 事 大根田 秀 明 常勤 〃 秋 草 直 之 (社)電子情報技術産業協会会長 〃 岩 沙 弘 道 (社)不動産協会理事長 理 事 英 夫 武蔵工業大学学長 ― 42 ― 問 4名 〃 大 村 哲 夫 (財)港湾空港建設技術サービスセンター専務理事 〃 岡 田 光 正 広島大学理事・副学長 〃 勝 俣 恒 久 電気事業連合会会長 〃 栢 原 英 郎 (社)日本港湾協会会長 〃 川 﨑 裕 康 (財)東京港埠頭公社理事長((社)ウォ-タ-フロント開発協会会長) 〃 神 田 真 秋 愛知県知事 〃 黒 田 勝 彦 神戸市立工業高等専門学校校長 〃 小 村 〃 北 橋 健 治 北九州市市長 〃 鈴 木 邦 雄 (社)日本船主協会会長 〃 關 淳 一 大阪市市長 〃 戸 嶋 英 樹 全国ポンプ・圧送船協会会長 〃 葉 山 莞 児 (社)日本海洋開発建設協会会長 〃 東 惠 子 東海大学短期大学部教授 〃 三 村 明 夫 (社)日本鉄鋼連盟副会長 〃 森 地 〃 渡 辺 橋 川 監 事 〃 武 日本政策投資銀行総裁 茂 正 政策研究大学院大学教授 男 (社)日本埋立浚渫協会会長 玄間 隆 (社)日本マリーナ・ビーチ協会理事長 千映子 (株)アルティスタ人材開発研究所代表取締役 理 (5) 評 議 事 25名 監 員 事 家 田 仁 磯 部 稲 村 上 田 雅 春 釧路市土木港湾部港湾担当参事 上 村 多恵子 京南倉庫(株)代表取締役社長 内 山 克 彦 新潟県港湾空港交通局長 梅 田 禎 夫 (社)日本プロジェクト産業協議会副会長 金 子 彰 東洋大学教授 来 生 新 横浜国立大学理事・副学長 小 谷 昌 (社)日本民営鉄道協会会長 雅 東京大学教授 彦 肇 東京大学教授 東北大学教授 ― 43 ― 2名 近 藤 健 雄 日本大学教授 佐々木 幹 夫 (社)日本貿易会会長 塩 崎 正 孝 広島県空港港湾部長 篠 原 修 政策研究大学院大学教授 中 根 忠 横浜市港湾局長 西 岡 喬 (社)日本造船工業会会長 長谷川 光 正 (社)日本損害保険協会常務理事 西 口 廣 宗 (社)全国地方銀行協会副会長 野 村 明 雄 (社)日本ガス協会会長 前 田 正 孝 日本沿岸域学会副会長 村 上 和 男 武蔵工業大学教授 盛 岡 山 本 通 朋 大阪大学教授 廣 神戸市みなと総局長 評 議 員 23名 (6) 企 画 委 員 委 員 長 山 﨑 朗 中央大学教授 副委員長 齋 籐 潮 東京工業大学教授 委 岡 本 員 直 久 筑波大学助教授 〃 佐々木 淳 横浜国立大学大学院助教授 〃 高見沢 実 横浜国立大学大学院助教授 〃 竹 林 幹 〃 寺 部 慎太郎 東京理科大学助教授 〃 西 村 修 東北大学大学院教授 〃 渡 邉 豊 東京海洋大学教授 雄 神戸大学助教授 企 画 委 員 9名 ― 44 ― (7) 賛 助 会 員 77社 業種別内訳 建 設 業 33 製 造 業 10(鉄鋼・造船・重機・電機) 公 益 事 業 2(電力・ガス) 運 業 2(海運) 金融保険業 1(銀行) 不 動 産 1 そ の 他 28 輸 (8) 職 員 企 画 員 7名 政策・計画研究関係研究員 11名 〃 関 係 職 研究関係職員 1名 情 報 研 究 関 係 研 究 員 6名 〃 研究関係職員 1名 環境政策研究関係研究員 10名 環境管理研究関係研究員 5名 合 41名 計 ― 45 ― 3.会 議 (1) 理事会 ○第48回理事会 日 時 平成18年5月30日(火) 16時30分~17時30分 場 所 東京都港区海岸3-26-1 バーク芝浦ビル6階 出席者 WAVE大会議室 21名(委任状等8名) 議決事項 第1号議案 評議員の選任に関する件 第2号議案 会長・理事長・専務理事・常務理事の互選に関する件 第3号議案 顧問の委嘱に関する件 第4号議案 平成17年度事業報告(案)及び決算報告(案)に関する件 第5号議案 内部規程類の整備に関する件 議事録署名人 理 事 御 巫 理 事 森 地 清 泰 茂 ○第49回理事会 日 時 平成18年9月27日(水) 16時00分~17時00分 場 所 東京都港区海岸3-26-1 バーク芝浦ビル6階 出席者 WAVE大会議室 25名(委任状等9名) 議決事項 第1号議案 評議員の欠員補充に関する件 議事録署名人 理 事 川 﨑 裕 康 理 事 戸 嶋 英 樹 ○第50回理事会 日 時 平成19年3月30日(金) 場 所 東京都港区海岸3-26-1 ― 46 11時00分~12時00分 ― バーク芝浦ビル6階 出席者 WAVE大会議室 25名(委任状等10名) 議決事項 第1号議案 理事長及び常務理事の互選に関する件 第2号議案 平成19年度事業計画(案)及び収支予算(案)に関する件 第3号議案 内部規程類の整備に関する件 議事録署名人 理 事 川 﨑 裕 康 理 事 戸 嶋 英 樹 (2) 評議員会 ○第44回評議員会 日 時 平成18年5月29日(月) 16時00分~17時30分 場 所 東京都港区海岸3-26-1 バーク芝浦ビル6階 出席者 WAVE大会議室 25名(委任状等8名) 議長選出 評議員 酒 匂 敏 次 議決事項 第1号議案 理事及び監事の選任に関する件 第2号議案 平成17年度事業報告(案)及び決算報告(案)に関する件 第3号議案 内部規程類の整備に関する件 議事録署名人 評議員 村 上 和 男 評議員 前 田 正 孝 ○第45回評議員会 日 時 平成18年9月26日(火) 場 所 東京都港区海岸3-26-1 バーク芝浦ビル6階 出席者 議長選出 13時00分~14時00分 WAVE大会議室 23名(委任状等5名) 評議員 稲 村 肇 議決事項 ― 47 ― 第1号議案 理事の選任に関する件 議事録署名人 評議員 村 上 和 男 評議員 前 田 正 孝 ○第46回評議員会 日 時 平成19年3月29日(木) 場 所 東京都港区海岸3-26-1 バーク芝浦ビル6階 出席者 11時00分~12時00分 WAVE大会議室 23名(委任状等5名) 議長選出 評議員 稲 村 肇 議決事項 第1号議案 理事の選任及び欠員補充に関する件 第2号議案 平成19年度事業計画(案)及び収支予算(案)に関する件 第3号議案 内部規程類の整備に関する件 議事録署名人 評議員 村 上 和 男 評議員 前 田 正 孝 ― 48 ― (3) 企画委員会 ○第23回企画委員会 日 時 平成19年3月8日(木) 場 所 東京都港区海岸3-26-1 バーク芝浦ビル6階 出席者 議 15時30分~17時30分 WAVE大会議室 6名 題 (1)WAVEにおける調査実施上の諸課題について (2)WAVEの平成19年度事業方針について ― 49 ―
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