KGU ~ CODE:ZERO

~
KGU
~
CODE:ZERO
LordSurain
世界が創られ 65
億年が過ぎた近未来的現代の世。
―――――
「命の重みを知り、命の価値を知る」かつて、原初の世の中まだ地球が形成されてない頃なる
が人類と焔・水・風・土・闇・光を与え、土嚢で二人の命を与えた。
しかし、ヤハウェーは、紀元前 9000000
年頃、姿は疎か歴史上からも消えた。
――――
創られた歴史、偽られた歴史、たった一人の人間が神を倒した。
それこそ、この物語の最初の異能者神武天皇は、地獄の異能(神殺しの禁忌)を人類初習得し、
ヤハウェーが消えた後神の遺伝子だけが残り、そして・・・ある境に、神の力は一人の女の身
に宿った。 ――――――
今、知る「神」だ。 ――――――
混沌の茜空で、歴史と時空が一体化し、創られた世界に私たちが住んでいる。元の記録は、
何千年前に
何万年前に、
何億年前に、
何百年後に、
・・・・・・神が創る世界それを知らないのは、この世界で「異能」がなければ、生きてはしない。
その中でも、「天使」「魔神」「無能」この三種類は、人類も地球も宇宙も存在してはならない
人間である。
さて、今から話すのは一人の青年が、神武の落胤で彼の血が覚醒し、神を再び、倒す!物語
で在り、七人の歴史上に名を残せなかった異能者の魂の鎮魂歌(レクイエム)を感じ、その無
限に繰り広げられる「死」の世界からの解脱と輪廻の邂逅……。
業を背負うモノに、罪は償えきれない。
この世界を救うべく、立ち向かうのはエンペラー、その七勇士。
―――――
エンペラー
この男の命を、人生を懸けた壮大な歴史が、今昔
幕を開ける。
刻とその混沌を刻まれ、創られた歴史の中、 ――――
異能者の歴史をご覧あれ
人間は、いつか真実を受け止め、前を向いて歩いて、いつの時代もそうだ。
神が創ったのは、全てではない!
人間は人間から生物と神の境界線に、『嘘』と惑わされてはいけない。
これだけ言えるのは、この物語は創られた歴史と偽りの歴史による
「現実じゃない。ゲームでもなければ、生と死のサバイバルであり、命を知る!」為の物語。
●明治
年 月
日( 月
日 ) こ こ に、 全 て の 始 ま り と 終 わ り を 処 す る。 以 下 同 様。
15
4
29
2
18
この物語における人物エンペラー(皇帝)異能者( CODE
)と呼ばれ、現実世界(旧世界)の
時系列と空想による新世界の時系列と異なる。ここ、 KGU
は全世界を代表し、異能者と人類
の共存を目標に創られ、・・・・・ CODE
は、『異能革命』と見なされ、エンペラーは『不死』
の契約で二つの世界を行き来し、全ての元凶で KGU
を首席で卒業し、 KGU
学院で『古文書』
の異能に目覚め、全ての歴史と時間を支配し、この時平成 27
年 月
日全人類の歴史と時
3
18
間は『消滅』した。
始まったのは、神が支配する世で異能者同士の『戦争』=『革命』である。
私は一人の人間、この著者として歴史の末路は見えている。 KGU
は、パラドックスが起こる
中異能者=( CODE
)も何気ないこの世の中で生きている人達で特殊能力者が異能者で在り、
犯罪者・異能者などこの国が法治国家で、警察の権力が地に堕ちて世界を正常に動かしている
のは、 KAS
である。
神の進撃に異能者が挑むが悉く死んでいき、こうしている間にも世界は死んでいく一方でこの
死の連鎖を断ち斬るのは、世界は、エンペラーに懸かっている。
『神』は、宇宙を制し、全てを操るつもりだが、今、エンペラーvs 神の異能者達との人類の
明日を懸けた戦いが始まる!
この物語は、異能者と( CODE
)異能者( CODE
)による悲しくも熱い戦いを描いた作品である。
現在でもない虚空空間日本神州連合は、神域大神宮の式年の年。
私たちはそこで生活していた。生活のほとんどは、異能によって成り立っておりこの世界の空
間は異能が保っていた。
KGUとは、神州の中でも最古の 1300
年間の歴史を持つ大学居住機関の事を指す。
だが、このKGUでとんでもない事件が起こる。
おてんめっこんのしょ
天成暦元年( 2000
) 12
月 31
日午後 15
時 30
分
世界の急激な地殻変動で虚空空間に亀裂が生じて瞬く間に空間は消滅。
あまてらすどのききしんしゅうとどけのこと
しんいきほうかいなりうんぬん
ほのお
わ
しんしゅうぜんいきてんしょうせかいもってそうろう
われ と いん き たい
に
空間を消滅されるくらいの原因は、太古に書かれた禁書『御天滅魂照之書』だ。
われねが
『天照殿危機神州届之事』
みかど お う けんもう
我 願ワクバ神域崩壊也 云 々
て ん ど の さ い あ く の ばあい
帝 御右件申セバ 神 州 全 域 天 昇 世 界 以 候
なんじわれ に ほのお もってな
天殿最悪之 場 合我ト引キ替ニソナタノ焔ヲ我ニ
汝 我ニ 焔 ヲ以名ヲエンペラー
このような文書を解読した “ 神 ” は、このときから異能を自在に操りすべて自分の手中に
が、 KGU
を創設するのだが、設
KAS
治め様としていた。彼の正体とは、何千何万の異能者を葬ってきた伝説の異能者エンペラーの
ことを言う。
“ 彼 ” が来るまでは・・・・・
ひ さ の み や あ さ く ら あ の しんのう
その KGU
を創設した KAS
(久之宮朝倉阿之親王)略して
立には偉大で歴史に名を残せなかった異能者が居る。
・エンペラー・・・・・・・・・・・・地獄の異能。全ての異能の頂点。『家族』を優先した。
・赤松
律・・・・・・・・・・・・・異能を打ち消す力。澪の実の母。
・吉田
登・・・・・・・・・・・・・太陽の異能
・伴
冷泉・・・・・・・・・・・・命の異能
と は、 CODE
を護り
KGU
を 教 え な が ら 四 年 間 な い し 最 大 八 年 間 も 学 ぶ 場 で、 地 球 史
CODE
この四人が、 GHQ
から KGU
を解放し設立した四人のうちエンペラーが今回の主人公である。
説明だけはしておこう。
上最大規模の学園都市である。歴代の覇王達
が幾代に選び抜かれた者達が、 KGU
CODE:ZERO
を護る義務がある。通常人に無い力を持つ者や CODE
を持つ特殊な人間と一般人が暮らして学
の最後の砦 KGU
である。我々世界の管理者は、 KGU
CODE
ぶのが伊勢の倉田山に創設された
を地球の希望とし、明治十五年四月二十九日を以て KGU
を日本初の国立大学と認可する。
敬具
久之宮朝倉阿之親王
第Ⅰ部
Eden
ア ス モデウス
第Ⅰ章
紅い 焔
は名門とは言わない高校・中学・博物館がセットの一貫性だが、少し前だ。エ
――――KGU
グリモ
ワール
ンペラーという優れた異能者でその七つの焔と《七つの大罪》を背負いその力で多くの異能者
と犯罪者が彼によって裁かれた。その彼だが・・・
事 が あ っ た の は、 十 年 前 の 世 に 言 う《 皇 申 の 乱 》 の 始 ま り で 天 皇 家 の 長 き に お け る 政 治
ひ さ の み や あ さ く ら あ の しんのう
が 終 焉 と な っ た。 天 皇 不 在 の こ の 国 に 変 わ っ て 現 在 政 治 を 立 て 直 し て い る の が、 K A S
(久之宮朝倉阿之親王)と内閣首相の清水春水である。この大学を設立した当初からの仲で、
エンペラーは異能を神により奪われた。そして・・・七つの大罪は各七人に罪を背負いその ”
異能 ” は全ての異能者ですら絶対無二の神の至高の産物であったが、エンペラーはここ数年
姿を消して世に賊さず世捨て人として支えていたのが、尾野であった。
元 CODE:EDEN
の金にガメついて『銭ゲバ』の異名で多くの異能者を葬ってエンペラーと共
にここ数年間潜伏で身を隠していた。
しばらくして、十年後の現在・・・・彼は、KGUの黒門前に立っていた。
全身黒いコートで長身の男。彼は、黒門の前でこう呟いた。
: EDEN
十 二 席 目 の 男。 現 在 は、
CODE
: ZERO
CODE
「久しいなぁ~十年振りか・・・・」そう振り返る彼の名こそ伝説にし、最悪の異能者 “ エン
ペラー ” 十年前に忽然と姿を消した元
として、異能者を燃え散らしている。
「お前も?尾野・・・カネにがめつい女が俺に用か?」エンペラーは尾野と一緒に居た。
「アンタを探したわ ‼
九億はたいてアンタを雇う」尾野にエンペラーは説明すると、黒門を抜
の人間に寝返った
SEEKER
の人間だぞ」エンペラーが、
感づいて走っ
ZERO
け て 200m
先 に 神 宮 文 庫 が あ る。 現 在 こ こ は、 一 億 五 千 冊 が 揃 う 世 界 最 古 の 図 書 館 で あ る。
俺達は、神宮文庫である人物と遭遇した。
そうりょういん ま ひろ
「倉 陵 院 真 尋 ッ ‼
てガードーレールを飛び越えて神宮文庫に入ると、 EDEN
と BASUTER
の人間に囲まれた ‼
「その面ぁ久しぶりじゃありませんか?エンペラー殿」黒いコートで髭面の青年どす黒く暗黒
に堕ちた伝説の暗黒異能者 “ ハマショー ” とその一味約百名がエンペラーと尾野を取り囲み
タン
RB
絶体絶命であった ‼
「情けなくて反吐が出るな・・・スイカ野郎」その時、懐中時計をぶら下げてハットを飛ばし
てギターで音の周波を一律にして音の変換で♯にした。
サ
「 ソ ウ ル、 闇 に 堕 ち ろ
暗い先に未来はない
俺達の勝利」すると、ギターの激しいロック
が轟音と他の異能者を蹴散らした。
「耳、耳がァァァァァァァァ ――――――
」聴力を失う異能者にエンペラーは、蒼い焔で異能
者を遺伝子残さず燃え散らした。
「あっ、あっづいぃ・・・ぐあぁぁぁぁぁぁ」クズの叫びすら聞こえない一度サタンを使えば
人には戻れない。闇の世界で生きて自分自身異能者ではなく、普通の生活を送りたいが手がか
りはない。クズを始末するしか人である仕事がなかった。涙を流し手が震えるエンペラーにハ
マショー・白宮・小野田・加藤・続・守末川・山安が襲撃してきた。
「あの世にイッチマいなァァァ ――――
」エンペラーは、静かに目を閉じて左腕にサタンを宿
して白宮・小野田・守末川三人同時蒼い焔で燃え散らした!
「あああぁぁっ・・・・あづぃいいい・・あづいぃいいい」熱いと叫ぶがその時に異能に覚醒した。
「ヘル・ブリザード」煉獄の氷河が、守末川を冷やした。
「勝手に冷やさないでね、白君・・・まぁ、礼は言うわ」守末川は、コートを脱ぎ革ジャンを
ベル
フェゴール
脱ぐとその身体は何千何万の異能者を身体で弄り・・・多くの異能者は、性の奴隷となる異能。
俺は、右腕に橙色の 焔 を宿して守末川の胸に直接焔を押し込んだ。
「っあぁはぁぁぁ!」エンペラーの目が悪を憎みクズを見下ろす目が、痛む守末川の異能を無
10
11
効にした。「俺の女ぁになるか?」拒む守末川をエンペラーはほっておいて白宮と闘った。
「てめぇー、器の小ぃせぇー餓鬼が俺をぶっ殺せるのか?返り討ちにしてやらぁ」白宮の氷河
が神宮文庫を凍りついて氷点以下になると寒気がして息が白く凍る。
「ウルム・零度」白宮は、氷河が連なりエンペラーの足場を凍らせるがエンペラーの蒼い焔が、
氷河を溶かしてゆっくりと腕を鳴らして目にもとまらぬ速さで白宮の首を掴み1・・2・・・3・・
とカウントした。
「燃え散るがいい・・・双魔の十字架・・・」白宮の心臓に蒼と橙の焔が白宮を燃え散った。「ア
イス・ぐっへほぉほぉほぉほぉほほぉ・・・ブリザーラ」諦めずに氷河の剣がエンペラーの足
ベルゼ
をすくうと「ぐぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」怒りが骨の髄まで届くとエンペラーの姿が、“ 人 ”
ブブ
ではない「地獄の皇帝」どす黒いコートに殺気の集まり目が不気味に悪魔の目となり、緑色の
焔が白宮を一撃で貫いた。「畜生ぉぉぉぉぉぉ」氷河暴走して、神宮文庫の外まで冷気がカン
パとして凍りついてエンペラーがバク転してのサタンで白宮を黙らせた
「黙れ」エンペラーの焔により、白宮リタイア。
「時空の流れよ・・・皇帝の焔よ止よ」
「続・・・久しゅうな・・・俺のサタンをのこのこと神なんざ奪ってよ」背後に燃え盛る蒼い
焔が続の異能を反射させて自分の時空がとまった。
「虎穴ズンバァ墓穴掘ったあぁなぁ 」
‼サタンが続を飲み込み倒した。殺しはしない。いしき
がないだ。
「・・・(また人を殺めかけた)」顔をあげて残りの加藤と山安と小野田を睨んで、焔が制御さ
れなくブォーンと熱く燃え盛る。
しかり、
無いが
あんたの
魂
分かるだろうが
悪魔は
燃え散れ)
「分かりな、俺は・・・お前をwwwww・・・ぷぎゃぁ」サタンの使用回数も無くなってきたので、
(焔よ
ベルフェゴールに切り替えた。
と
HP
上
AP
「 F REIM
」ベルフェゴー
A S N OT Y OUR
SOUL
S HAR?
D EVIL
F REIM
ルは怠惰でエンペラーですらストレスがたまるがエンペラー自身全てを受け入れて三人相手
に、拳を握りしめて本棚をぶっ叩いた。
「・・・・」 黙 っ た ま ま 動 こ う と は し な い。 加 藤のゲ ー ムの異 能 がエン ペ ラーに
に攻撃バーと防御つき。
ララララララ~テテテテテテン
ラララララララ~テテテテテン~ダダダダダダン
入ってますよね。
BGM
ダダンダダンダンダダン~テテテテテテン
妙な
「ヒャハハハハハハ・・・・さ・つ・じ・んショ ―TIME
」加藤はメガネをかけてアタッシュケー
スでスーツ姿にプーマのショルダーカバンをぶら下げてエンペラーの死のゲームが始まった。
12
13
「 DED
」ベルフェゴー
CROSS
DEVIL
WOUMAN
MAN
VARJIN
BRUST
TYUING
SHY
ルの要求に耳を貸さずに耳をすませると坊屋と尾野が間に合った。
「 守 末・・・ て め ぇ ー の 異 能 を ベ ル フ ェ ゴ ー ル に 貸 せ 」 エ ン ペ ラ ー は 傷 つ い た 守 末 川 の 身 体 と
ベルフェゴールが交わりその契約の焔がエンペラーの窮地を助ける。
ですらエンペラーに勝てな
SEEKER
「闇色の月光の聖者達《ルージュ・ドゥ・ベルフェスチアルム・フレイム》」漆黒の焔が、加藤
を蝕みそして、ヘッドロック・・・・泡を吐いて気絶。元
いのだ。
「尾野ぉ助かったぁわ・・・なんぼはたいた 」?指さす守末川は体力がなく尾野は、茶封筒の
万札を数えながら大声で成果を言った。
「ッ シ ャ ぁ ‼
諭吉 2,000,0
だよ・・・・ッシャ、これで指輪にヴィトンにロレックスにフフフ
フフフフ」エンペラーは尾野に手を振ってニ階の階段を上ると山安と小野田が相手だ。
「クズにようはねぇーよ
ったく」エンペラーもこれ以上異能を使うと BARST
起りえないと心
配していた。エンペラーの場合三日間は異能が使えない全身凍え死にそうな寒さに耐えなけれ
ばならいのであった。
「水の牢獄」山安は、水の球体でエンペラーを閉じ込めたが水の中でもベルゼブブは水をジン
ベエザメのように飲み込んでエンペラーはむせて手すりを掴んでバタッとふら付いた。
「スイカ野郎これ聴いて元気出せ」坊屋のギターが紅く響いた。
『 POWERFUL
』
SOUL
MEGA
MAX
作詞作曲HI D
―E坊
‼
おっっつうけぇぇー
元気か (おう、)
?
最高級の元気だぜ
俺達がツイテいるよ
誰でも罪は消えない
俺等が与えたKIZUNAは、誰のモノじゃない
俺の生きた道は
お前自身
エンペラー最高
サタン主人に仕え異能を葬れ
アスモデウス
力と命と性と欲望を呼び覚ませ
ITS
A
BUREAK
ベルフェゴール
怠惰で働かないクズは消えろ
主人に無効を与えろ
ルシファー
その怒りは異能に与えて生きるか死ぬか、お前が見極めろぉ
アップルは、禁忌だ・・・・二度と口にしない
SUMMER
世の中厳しいが、就職率 ,
%
0 ,
0 01
マモン
未来を選択し、主人に与えてくれ
スイカは
デカメロン伝説
VIVA
VIVA
yea
カネに駆られた嫉妬のレヴィアタン
生きる異能はパくれ
思い出は死に耐えろ
その焔は魂
14
15
俺たちゃァァァァァ
西瓜だ
――――
ベルゼブブ
全て喰って馬鹿に力を与えろ
最高だ
‼
「うっせぇー西瓜だか、リンゴだか・・・俺はどうでもいい」エンペラーは立ち上がりサタ
ンの焔が全身に伝わり山安を燃え散らした。
「俺も音楽はアンタに貸し借りは無しだ・・・カマキリ拳法」坊屋は、神宮文庫から出ていく
フハハハハハァァァァ」可愛い声で言われても坊屋は、背筋
‼
と妹である宗麟・大友・イザベルに言われた。
「お前も奴隷にしてやろうかぁ
が凍って目をそらした。
「なぁ?兄妹だろ・・・ 10
月 21
日・・・」
「忘れましたわ・・・英矢。同じ誕生日っつうても碌な異能でないし、音楽は糞だしぃ」
「・・・・嫌だ・・・心折れる」坊屋はしんみとなって旧一号館に向かった。
イザベルは、神宮文庫の内部を見ると倉陵院真尋がエンペラーを見ていた。
「くぅ・・・・ぐっう・・・・燃えちれぇぇぇぇぇぇぇ」エンペラーに予期せぬ出来事が体内
ではある変化が、起こり始めていた。
ギュルルン
ギュルルン
ギュルン
ギュルンルン
「 OVER
・・・・ や は り、 か・・・」 エ ン ペ ラ ー の 焔 が 左 腕 に 宿 り 目 が 瞳 孔 を 開 き 闇
BARST
に憤怒するその憤りが黒コートの間から骨がむき出し、血と肉がエンペラー本来の姿である。
「畜生、サタン・ダークフレイム」山安を倒し、小野田も瞬殺。
「・・・・・・ 真 ぁ 尋 ぉ ぉ お お お お お お お お お お 」 エ ン ペ ラ ー の 自 我 が 保 て な く な る と ギ ュ ル
ルルンと唸る声で焔に身をもっていかれるのである。
「あんたは何も知らされてないが、家のハマショー・・・四百年とあんた因縁あるんだってね?」
真尋自身エンペラーについて知っているのだが、今はこれ以上いえない。
「んなぁ?俺は・・・・残りの焔どうした?十年前何故、曽根レイラが殺されなければなんな
いんだよ!教えてくれぇ・・・真尋ぉぉ・・・・」しかし、真尋は黙ったままであり、空がど
しゃ降りの雨で暗黒異能者・・・ハマショーがついに姿を現した。
「覚えてないか?僕のことを・・・ずっと待っていたような気がしてね・・・エンペラー」
「はぁ?誰だ?お前が、ハマショー」四百年の再会である。
「俺はお前すら知らないんだ・・・・ハマショー」辺り一帯暗黒の気が留まらない。
「ダークネス・フォルム」黒い稲妻がエンペラーの右腕にずっしりとくることハマショーは、
元は残忍な男だ。というものの実の俺の兄だから・・・・な。
「闇に燃え散るがいい・・・エクスプローション・ベルフェゴール」髑髏が暗黒の焔に包まれ
死者の魂が浮かびハマショーの腕を掴むと、冥府からの役人がエンペラーに腕を与えた。
「倉
16
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陵院真尋ぉ・・・後は任せるぞや」ハマショー、相変わらずつかみようのない男だ。
「倉陵祭の創始者・・・して、初代 MIU
のマスター」エンペラーのコートがボロボロでうです
ら悲鳴あげているが、サタンの焔がエンペラーを包み込んだ。
「うぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」エンペラーの感情が高まり BARST
が動き始める
と、サタンにエンペラーの力が一つになり、焔が三色・・・冷酷な冷めた目。
「・・・・ マ タ セ タ ナ・・ 俺 ガ 皇 帝。 エ ン ペ ラ ー 様 ダ ‼
カ ス 共 」 OVER
状 態 は、 分
BARST
5
が限界である。
「な、なに・・・エンペラーの真の姿ぁ・・・・」倉陵院真尋は、エンペラーの焔とは対照的に空だ。
「戒」動きがとまった。
「蒼魔の冥府【ラブリエンヌ・ヌーシャァ・サタン】」蒼の剣が燃え盛る死者の焔の結晶で黒コー
トから骨がむき出しになり、額から紅い十字架に罪を裁く・・・・クズにはクズを
「剃空」空をそぎ落とした
「闇と共に処女の灰と散れ 「
」エンペラーの骨が無数に倉
‼ヴァージニア・ダーク・アッシュ」
陵院を貫き・・・勝利。神宮文庫での激闘は死に物狂いであった。
の基となる
KGU
文庫の学
AMF
「フッフフフフ・・・レイラは・・・死んだ・・・・」真尋・・・レイラを殺したのは誰だ
エンペラーは、明治以降から現在まで二人失った。
一 人 は、 エ ン ペ ラ ー を 信 頼 し て 明 治 新 政 府 に 三 重 県 の 知 事 で
長であった齋藤幽斎(号:龍庵)享年 45
歳・・・・・実は、元 CODE:EDEN
でエンペラーを
育て上げた養父で、 CODE:ZERO
を歴任した後に、行方を暗ます。
曽根レイラ・・・・享年 28
歳・・・・・・エンペラーの後妻。今は死亡と判断されている。
「金次郎・・・無法の・・・遠州・・・あいつか・・・」エンペラーは、今は取り壊され芝生になっ
ている旧一号館あるマンホール
「エデュケーション・・・」薄く灰に積もって汚れた看板には神聖日本連合軍贈呈「教育」の
字が俺も知っていた明治の世学校が出来て子供達は教育を学び國を抑止よとした。
「幽斎・・・お前が望んだ教育・・・俺も受けて見たかった」そこに、幽斎の首塚と墓標があ
り彼の墓所の近くに明治 20
年初代教育創始者西中鍋太郎衛門& 金次郎兄弟。
美濃か・・・霧隠れの里で、コメケの創始者。
「あいつは生きていた頃なぁ俺に口出しするくらいだったが、日清戦争でくたばったわな」俺
自身懐かしくおもってあるいていくと、カードが突き刺さった。
「お前?」
金次郎・・・今は、敬遠時だ。金次郎の孫だ。
ベルゼブブ
「エンペラー、ちこうせず謝ろうとも 」?舌打ちして俺も異能は限界だった。
「るっせぇー
お前がレイラをぶっ殺したぁ」サタンが使えない。困ったもんだ・・・・
「 暴 食の無限地獄」ベルゼブブの羽と不気味は触手・・・カードが燃え散ると敬遠時の顔は
?
18
19
さみしかったようだ。
「人の魂わかんネェ 奴
の後遺症や。
―はカスだ」エンペラーの身体が冷めてきた時に BARST
「そん調子じゃぁ俺を殺せない・・・黙って失せろ」カードが、突然視界が暗くなった。
「アホ臭いなぁ~俺の生命もうおしまいかぁ 」?伴冷泉・・・四傑の一人だ。しかし、こいつ
は残留思念で本人は、行方をくらましている。
「お前が死に、七魔と七焔は、神州連合会総会の魔将七人に加えハマショー、澪、守末川、敬遠時、
神、イザベル・・・鍋出景眞・・・お前だらしないぞぉ」そうだ・・・俺はあいつらに異能を
奪われたせいかこんな弱くなったんだ。
の感覚か
BARST
?
「俺に良いアンがある・・・お前を疑似七魔与える・・・・こっれで「皇帝」とまで称された
お前の力あるんじゃないのかな 」?俺は拒んだ。
「無理。」
「正解だ 俺
―、お前にプレゼントだ」身体に力が・・・・
「そいやぁ、 BARST
だが、 BUREIK
だ。お前を導く生命の加護だ」伴は消えた。
「しかし、地獄か・・・・俺も死ぬわけにいかないのにな」エンペラーは黒いコートで地獄を
フラフラとさまようっては自分自身反省していた。
「幽斎・・・」齋藤幽斎と俺は、同じゼミで途中濡れ衣を着せられ逃亡したが、 10
月のある日
脅
? かしい・・・哀れ
に現れて神に斬首となった。合い気道を広め日本男児に「男気」を魅せつけたが、神は幽斎に
こう言った。
「うぬは、阿呆か?神の論文をパクッた故に腰を抜かせて逃亡じゃと
見るべきだが、ワシはそんな力あるまい・・・しかし、やる気あるのか 神
? にやる気を見せ、
うぬの馬鹿の行いでワシに迷惑かけるではない・・・・」以上。これが、神の申し上げられた
幽斎の死刑宣告であり、その後幽斎は神に殺された。
神は、幽斎・・・そうか、 200
年以上経った日に神は全てを手に入れた。
「元は百姓の娘が・・・」か。幽斎は、神の正体を帝の住まう京都の山国と突き止め、全額は
たいてそこに神を防衛する施設をつくったが失敗。
俺は、死んだのか・・・・
「人は覚悟がいる・・・なぁ?エンペラー主は、誠人か 」?
「いいえ違います。幽斎殿 」
エンペラーのコートは熱風で靡いていて幽斎は、袴姿でエンペラー
―
に一つの道を説いた。
「俺自身 ―
神は人じゃないーエンペラー 神
? は神道博物館に居る」神は時々神道博物館で、自
分を見つめている。
「俺、怖いんだぁ・・・・地獄の焔に焼かれ散る姿見ると嫌だ。俺、幽斎・・・」
「ヒ~ハ~結は決まったか 」?うん、エンペラーは決まった。
20
21
「・・・・敬遠時をぶっ潰す。今はそれしかない」エンペラーの腕に蒼い焔が宿りもう一度現
世に姿を現すと蒼く燃え冷酷な目に髑髏のブローチのボロボロに焼け落ちた黒コートを着て敬
遠時に挑んだ。
名いる。
150,000,000
も限界でもあるが、俺はやる。
BARST
「敬遠時 て
? 、てめぇー倒してまでも俺にはやるべき事がある」敬遠時は、カードを使って異
能にそれほどまで信じていた。
「いざ、尋常 」
―エンペラーの双腕に焔が燃え広がって
「東方、急々律令 」
―急いで厳しくという退魔の呪文という訳だ。
「・・・・・チッ、アニ連のやるこったぁーチゲェーな」
*アニ連・・・・・アニメ連合の略。理事長から社員まで総勢
理事長の敬遠時はじめ、続もこの中に居る。
「燃え散るんだなぁ 」
―エンペラーは、目を閉じて焔をじっと見ていて敬遠時のカードをよけ
て懐に焔を押し込んだ。
「ぐっがぁぁぁぁぁぁぁ ――――
」敬遠時敗北。
「心に・・・闇堕ちて・・・・ククククク」エンペラーは、旧一号館地下の通路を進んで行く
と行きつけのキャバクラ(商業組合ギルド)がある。エンペラーはここのマスターである。時
代は、鎖国当時の日本だが、ペリー来航で外国人がここに住み着いて作られたのが、ここのギ
ルドである。
「おかえりー」あぁ、エンペラーはコートをクローゼットにかけて灰いろのワイシャツに赤い
ネクタイでソファーに座ると先に来ていた尾野と坊屋に最近、俺に興味がある赤松澪この三人
が、ドンぺリで酔っていた。
「酒癖ぇ悪いぞ」エンペラー自身この時は人になれる。四百年も生きていていろんな死を見て
きた。「エンペラーさんこの~えっ~とぉ」よりそる巨乳のキャバ嬢にエンペラーは睨んでこ
ういった。
「カールのブロンドーそうねぇ~イ・ザ・ベ・ル」イザベルに気づいて机をひっくり返して耳
を片手で塞いでベルフェゴールの橙色の焔を纏った。
「エンペラー ‼
哀 し み FACK
・・・・ 俺 が イ ザ ベ ル を 」 英 矢・・・ エ ン ペ ラ ー は、 英 矢
YOU
とイザベルを見ていた。ベルフェゴールは橙色で漆黒の闇の黒い焔だ・・・。
「サウンド・ミュージク」ギターがジャンジャン鳴り響く。
坊
HI―DE
「お兄ちゃん嫌い」耳障りだ・・ソプラノ中に俺の耳を奪ったじれったい野郎がいる
「これ聴いて下さい」
『電車 真
』
―夜中の NAGOYA―
作詞作曲
真夜中の電車
ボクは見ているよ
君が乗っている席を・・・
wow
wow
名古屋の彼女に真夜中の電話が
自分自身悔しいが罪滅ぼし
親父と袋に
22
23
燃え散る魂に
俺の彼女名古屋につれがア居る
「明日帰るね」よろしく
‼
金勘定くらいしっかりしろよ
――――
・・・・思い出なんて僕はないよ
口出すとかクレームとか耐えられないよ
Ah
ah
aaaa
おれのくれたペンダント
質屋に売れたのを知っているよ
刻まれた誕生日に
みらいなんてあり得ない
返してよ・・せめて
―――
俺の金彼女に奪われたまんま
蓄しょう
ボケバスがぁ
以上でーす。
「何時聴いても糞ですね・・・英矢。まぁ、同じ誕生日で私の恥ですわ」イザベルめぇ、英
矢は BARST
に力を覚醒させた。
「サウンドフォニム」俺の音楽は親父がくれたんだ。
・・・」英矢はギターに自分の異能をエンペラーに託した。
LAST
EMEPOR
「真空」英矢はギターでソプラノに効けるアルトでイザベルに攻めた。
「・・・・
「お前…死ぬ…つもりか 」?この私によくも。イザベルは、ソプラノで英矢の聴力を奪った。
「詫びろや、てめぇー」英矢は、音で活性化させる・・・・人間に生き物に傷つけるのではなく、
人を癒す為にある。
「こんな・・・デカメロンであんなことや、こんなこと・・・
・妹をこの手でね」英矢の様子が変だ・
・・
音の感じが変わった。
「フォニム・クラウン・・・・モード XA
」これが BARST
だ。音の波で攻撃を交わして音の殻
で攻撃すら跳ね返す。鉄壁の防御でありつつ音楽を愛する人たちのたしなみだ。
「 216
・・・・セカンド・ブロウ」音の爪でイザベルの服を裂いた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」英矢お前強くなったな・・・。デカメロン伝説が効いたな。
中年隊の東野先輩の曲だからな・・・・エンペラーは地べたを這って階段付近の通路を降りて
そこで紅茶を飲みながら観戦した。
「死ね、ボケぇ、ナス、バーカ、阿呆」イザベルがキレて十字架が黒い涙を流して英矢を敲く
と腕の音がイザベルの心臓の心音を減らした。イザベルは心臓にいたみよ
「させっかぁ、ブレイズ・オブ・マーガス」
魔王の声。英矢の殻を突き破り心臓が蒼く燃えた。線香花火のように散った。
「エン・・・・ペ・・・・・・ラーアァァァァァァ・・・」英矢尽きる。
「はぁ?イザベル」エンペラーは力尽きた坊屋の異能を右手に宿らせてイザベルを睨んだ。
「うっせぇー神の仲間か ?―――
とそれよりも、神は今どこだ 」?
「教えないし~『仏』に会えれば、アンタのみっともない異能で殺せればね」ムカッとくるが、
事実である。今の俺の異能にそんなたいそういばられる力はない。
「・・・・・ そ う か 」 エ ン ペ ラ ー に ど す 黒 い 焔 が 髑 髏 の 腕 に 橙 と 蒼 と 緑 の 焔 が ハ ー モ ニ ー を 奏
24
25
でるようにその目は死に神であった。
エンペラーの腕につかまれ、蛇に睨まれた蛙のようにイザベルの動き
―――
「散るんだなぁクズが・・・・」音速。音の真空の速さで焔の回転をあげてその焔の槍が、イ
ザベルの胸を貫き
は、とまった。
「死ぬんだね・・・・・私」イザベルの涙は十字架を通って地面に零れおち同時に蒼く燃えていっ
HOTELL
た。これが、エンペラーが畏れられた一つである。しかし、死ぬのではない。異能が、使えな
いだけで一般人の生活は送れるのである。
「行くぞ、」坊屋を担いで清華寮跡現在は、神が十数億で建設した高層ビルディング「
」名前からして妖しいが、俺達三人の秘密の部屋がある貴重な場所だ。
SLX
コン、コン
ガチャ
「帰って来たぞ土方ぁ」部屋の名義は、土方歳英だ。伊勢國菰野藩第二十五代当主である。
ビンテージの薄々の黒のシャツに紅いネクタイでズボンは穴があいて大手のシマムラデ買った
のをはいて刀の腕だけは良いものの金持ちのボンボンは、俺等からすると鼻につく。
した。
OK
「仏は、学研のすぐ隣 ――
あぁ、チゲェー神がいるんだ」土方は澪の恋人。実質、フィアンセ
で結婚していないものの仲むつまじい。
「お二人ィとっとこアスモデウスを俺に宿らせろ」二人は
「有・・・・部屋お願い」澪は鍵を渡して三人は、三号館三階学研にむかった。
――――
「・・・・お前の力は十年振りか 」エンペラーが訪ねた。
?
その時は気付かなかった。俺達は知らないでこの KGU
にいた。
天成暦
年 月
日 ――――
――――
2010
8 15
午後 時
同日同刻
神と尾野の正体が正式に判明した
1半
・・・・・ ・ ・・・・・これが真実だ。
K
K
「そうかぁ、御苦労
金作」電話の相手は CODE
: ZERO
の金作綾美だ。
「ん?どうしたの ――
ツル・ツル・ピカ・ピカ・・・マルモリテカ?」
「それは、遺跡マニアにでもいっとけ」エンペラーは、ベルゼブブを手に入れる時に自分の対
価として、味覚を失った。遺跡マニアがどうしてツル・ツル・ピカ・ピカ・・・・と言うには、
それなりの理由があるからだ。
「綾美 ?3
階に行ってよ、澪と歳も行く」 度
2 目の電話にエンペラーも料金を気にして三階まで
の移動はリニアに乗って移動した。
「・・・・」黙って外を見ていると、暗雲漂い漆黒の三号館についた。
「俺、戦力なんねぇーけど澪を守る」土方は刀を構えて俺に誓った。
「来たぞや…哀れな異能者が我に勝てぬゆえに力を失った」フランス産のドンペリを飲みなが
26
27
ら神は、ハマショーと軍事マニアと守末川に神の三柱新部・スプリンガー・四季・瀬戸内の三
人が学研でドンペリを飲んでいた。
「エンペラー、死にぞこないがよく来るもんだな」ハマショーが嘆いて言う。
「しかし、サタンは全てを燃え散らす神の焔・・・・」軍事マニアは険悪した顔で窓を見つつ
グラスを回しながらドンペリを楽しんでいた。
学研の横の机の棚にぐちゃぐちゃに汚れているが、
「将軍」
「神」
「遺跡マニア」の霊廟が置か
れていてエンペラーの焔を持っているのは、仏と特攻隊隊長と軍事マニアと原てっちゃんが、
残りを持っていて三階はまさに決戦である ‼
「いいじゃありませんか?神よ・・・幽斎殿は生きております」仏が神にささやくと、しかめっ
面して新部の漆黒の扇子がパチンと音がなった。
「よせ、新部。エンペラーと言い我に不服か 」?新部は神の駒。同じく明治十五年ゼミで同じ
であり、幽斎の処刑場に来たイタリアマフィアだ。エンペラーの左腕を奪ったのもこいつ。「ワ
シは気に入らんとです。あ奴がくるとはいささやかなこと?」神はゼミの集合写真を眺めてい
ると、三階に神の兄かっちゃんが来た。かっちゃん・・・・ KGU
連邦神聖軍院の学芸員過程
に居る。
「ひさしゅうな・・・兄上。して我に 」?かっちゃんは、神は、古文書を読みその天賦の才は
天変地異を引き起こす世界の創世者である。
紀元前Ⅰ世紀・・・・イエス・キリスト・ブッダ・アッラー世界の神にもまさる力、 KGU
以前は、
天岩戸を起点に伊勢大神宮の神域を守っていたのが、荒来田と度会の両家が独占していた。
「ねぇ、エンペラー私平気かな 」?澪は大丈夫。土方は、刀の波紋で地面を切り裂いてエン
ペラーを先に行かせた。
「おいらのことは、きにすんなぁ ――
澪は俺の恋人よ」あぁ、そうか。エンペラーは、右腕に
サ タ ン を 宿 し て ゆ く 手 を 阻 む 異 能 者 を 燃 や し 尽 く し て 神 の 前 に 来 る と、 神 の 異 能 者 が エ ン ペ
ラーの前に現れた。
「よーく、きたエンペラー」神がその姿は、長い黒髪にルビーのイヤリングに闇色の漆黒のコー
トにドス黒い殺気だ。
「お前が神か!」エンペラーが叫ぶと、神は指を鳴らして仏を呼んだ。
「何ですかねぇ~エンペラー君
残念ですねぇ・・・・」はぁ?こっちが残念だよ。エンペラー
は、フルでサタンを使った。
「魔界の門
ひらけぇぇぇぇぇ!オルクス」サタンは、黒いリクルートスーツに紺のネクタイ
で髑髏のブローチに肩まで長い青い髪で左目がエンペラーであった。サタンの対価は、自分の
目を写すことであった。
勝負だ。
――
「久々に来ると思えば、こんな兵相手に俺を呼ぶとは馬鹿か?」サタンが文句を言うのは、計
算内である。しかし、これからが
28
29
俺の
主)
F UREIM
(焔よ
「
B RES
息の
D EVIL
悪魔め
M ARGUS
魔神の
FUREIM
焔よ
BREAU
蒼い
D EDRAIN
デッドライン
S
分かるだろうが?
」サタンの焔がいっそう激しくなり仏のアスモデウスに反応した。
M Y LORD
「遣れ」神の命令に仏のアスモデウスが闘争本能を呼び起こした。
の起源
CODE
HAR?
が七魔と七焔を
KAS
「天昇虎剣凱空」息ができない、三階に広大なフィールドが展開してエンペラーは、その青い
焔の効果を知らなかった。一番の使い手は、 KGU
創立者で
(そう、
~と
死
焔の
心に
俺の
魂を
くれてやる
分かったか?
悪魔
較差)
理解していた。が、俺はこの異能をどうやって使いこなすのか ず
? っと考えていた。
「俺の焔くらい理解しろよボンタン茄子」一々腹立つことで、エンペラーの虫唾が走った。
「 ED FUREIM
」エン
A S TO D
H ART MY SOUL
G IVE
O K DEVIL
C ROSS
ペラーの覚悟にサタンは頷いて燃え盛る蒼い焔がエンペラーを包み込んで黒コートがギザギザ
アスモ
デウス
のやぶれた姿で一蹴にして仏を燃やし尽くした。
俺の
S OUL
MY
魂は
B ODY
身体を
W HIT
純白な
R ED
紅い
K UROMUZON
真紅な
D EVIL
悪魔な
「アスモデウス
返事は後だ・・・」紅い焔を手に宿して心からみなぎる感蝕と紅い焔特有の
闘争が湧いてきた。
S UKERUTON
髑髏の
「神ッ、姐さん・・・・ぐはっ」新部負ける。エンペラー本来の力が蘇ってきた。
E ROS
(性よ
「
」アスモデウスの返事を終えると、エンペラーの左目が赤く十字を刻んで右手に薔薇
F UREIM
焔)
の十字架の痕が押されてあり、スプリンガ と
―瀬戸内をぶっ斃した。
「余韻じゃぁ・・・・」焦ってきたところにまた一難・・・・神は、在る人物を待っていた。
「くははははははは、河佐伊
織華・・・・おもしゅう人間じゃぞ」ふざけやがって、神は学
友会総長の河佐伊足る人物を呼んだ。
「人間本来男と女と生まれるが、世にアンドロギュノスが居るってことを知っていたかエンペ
ラー?」エンペラーは知っていた。身体だけ見れば、女だ。が、俺のがある。
「そうか?
エンペラー、ワシは忙しいんでな」神は逃げた。
―――
「エンペラー君覚えてない 私
」言葉に詰まるが、俺も困る。
? 愛しかったの・・・・とても ―――
エンペラーはアスモデウスの焔を剣にした。
「棒きれの事くらい俺もあるが、お前のを燃やす」
それが答えだ。エンペラーは、
焔のコントロー
ルを在る人物から教わった。
そもそも、勝て
――――
「 KGU
・・・彼が原因だ。」織華との激戦は、三階が吹き飛ぶくらいの爆音と剣の音だ。
「 デ ッ、 デ カ メ ロ ン が ぁ 調 子 こ い ん で ん じ ゃ ぁ ー ね ぇ ー ぞ 」 織 華 の 胸 が 揺 れ 過 ぎ て エ ン ペ ラ ー
の視力はサタンに代償払って見えにくくなった。
「ブレイブ」エンペラーの腹がズシンと重く打たれて地面に倒れた。
ない。
「永遠に私のモノになる ?愛しているわ・・・・」
「 糞 っ、 俺・・・ 俺 ァ ァ ァ ァ ァ レ イ ラ ―
ァァァァァァァァァァァァァァしか愛せないんだ」傷
ついて意識すらないが、レイラ 不
―思議と力が湧いてくる。
30
31
「 俺 ァ、 レ イ ラ だ け だ あ い つ と 約 束 し た
昭和 42
年東京オリンピックに新幹線開通だ。
」エ
―
ンペラーは、明治から天成まで 400
年間も生きているのが、不思議である。
が現れて背後に七魔と虹色に輝く七焔が
KAS
「そう、 DISAIER
」嫉妬の意。ジェラシーからきている。
「 ク リ ム ゾ ン・ バ ー ニ ン グ 」 紅 い 焔 を 反 射 さ せ て 織 華 に 三 号 館 が 吹 き 飛 び 火 薬 で 大 爆 発 し て 屋
根が飛んでいった。
「俺・・・・カッたァ」疲れて休むエンペラーに
エンペラーに真実を語り継がせる。
「俺が、 KGU
を創設し、 CODE
の起源や・・・・俺のシマでの争いはみとめねぇぞ」長身で長
髪の黒髪の青年が神に言った。
「お百姓の癖に生意気だぜ?」黒コートでポケットに手を突っ込んだまま動じようとせず、神
に一撃を与えた。
(そ、そんな・・・・馬鹿な・・・・・)エンペラーは起き上がって KAS
を見ていた。
「餓鬼、引っ込んでろ・・・・神は俺しか倒せない」 KAS
の攻撃に神のユニオンジャックのペ
ンダントが燃えた。
一 人 は、 律 に 似 た 」 そ う か、
―――
「・・・・・澪によろしくな」なんだ?俺の焔じゃ無いけどもあいつは誰だ?エンペラーの疑
心が KAS
は言い残した。
「 俺 の 四 兄 妹・・・・ ど う だ? 共 に 異 能 が 使 え る ん だ ぜ ぇ
エンペラーはこの時実の父に会えた。
「俺の子だなぁ・・・・地獄つっーうもんは、悪魔にしろ、焔の気持ちわかんねぇじゃ無駄な
悪あがきよ・・・・・俺も、お前も・・・・四傑に会ったら言っといてくれ『神を止めるには、
じゃ無理』とな」無責任な親父だよ。神は、かすり傷で KAS
を憎んだ。
BARST
「やつを許せぬわ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」発狂して神は逃げた。山海は青空のように
・・・・・・・・・久之(宮)朝倉阿之親王。
KAS
創設者にし、史上最強の異能者であり、
KGU
澄み渡る青い空に瓦礫の山でエンペラーは残りの焔を集めた。
*
の設立に EDEN
から BASUTER
まで五階級創り現在は、神宮に屋敷を構えて隠居を送っ
CODE
ている。四人の子供達がいる。
長男のハマショー、次男のエンペラー、長女の守末川、次女の澪となる。
32
33
レヴィ
アタン
第Ⅱ章
藍 色の 焔
: EDEN
が削られた形跡が気がかりであっ
CODE
:
CODE
アスモデウスから一ヵ月後。
――――
俺は自分の日記で見たのは、理解できない図に
ZERO
た。
「・・・・・・エンペラーさん、純君監禁でした」綾美は信用になる。
「あっ、あの部屋におったわ・・・・尾野が使っていた部屋にも同じね」そうか、エンペラー
はこうして「石神清純之介」の奪還を実行した。
エンペラーは、明治の頃の手帳に、このような図が書いてある。
「ねっ、私を信じないの?エンペラーさん」綾美にせがまれて俺と綾美はこうして純君を救
出するのに清華寮跡地に聳える天空のビルディングの十五階の 5509
室に向かった。
「遅かったわ~拙僧刀の準備は出来てるっすよ」土方は、花瓶を刀にして花鳥の紋に波いれ乱
れる刀を手にして純君監禁の部屋に強引に押し入った。
「金だッ! ―――――
マネーライン」店から舞い落ちる諭吉に惑わされてはダメだ。
「そのへんにしなさい、尾野・・・・」政子将軍だ。影に縛られて純之介は衰弱していた。
「 ア ス モ デ ウ ス、 俺 等 に 闘 争 の 本 能 を 呼 び 起 こ せ 」 エ ン ペ ラ ー の 眼 中 に プ カ プ カ と 浮 か ぶ 紅 い
焔が姿を見せると、真紅のドレスにハーフテールの金髪の女性が俺達三人にキスをした。
34
35
《
望め
我
――――
エンペラー
ワシとの契約を》
―――――
「婆さんとやるのはごめんだ。俺達に影の拘束を解くのを与えろ」エンペラーは黒コートに手
を突っ込んだままアスモデウスに命令を出して影を燃やして政子を取り押さえた。
「てめぇーら、早く!」
エンペラーは、限界を感じて蒼い焔に支配されつつ影を消し去って政子を放り投げた。
見ろよ、見たか?かねっつうもんは天下の回しもんだ」
―――――
「う ――――
、ん ―――――
、ううううう」呻り気を失う純之介を土方は、助けたが、外には
敬遠時達が待っていた。
「キャハハハハハハハハハ
を操ることはいまだ出来
BARST
エンペラーの BARST
が尾野をつかみ蒼い焔が炎心を包み込んで尾野の身体を熱く燃え盛る地
獄の業火が、その目は悪を憎む右目に刻まれた死者の憤りの十字架が尾野は何かを思って反省
した。
「ピー、おうい、エンペラー」敬遠時か・・・。エンペラーは
ない。そのことをそっと壁で物見していた KAS
がふらふらと移動した。
ビルディングが爆発し、ガラスが鏤められる外では、エンペラーと敬遠時の戦いが続いていた。
「 」誰かの異能のカードでエンペラーの右腕に突き刺さり
GET WILD
JUST
ON A HART
が解除されて焔が消え行く中エンペラーは、アスモデウスの紅い焔が左腕に集中させ
BARST
て敬遠時をぶっ潰した。
「がぁ 、 う・・・
ぁあああああ」倒した。そうだ・・・・
廊下を走りぬいて次のフロアでは、石神を監禁した犯人が怯えていた。
「罪の意識から逃げんのかぁ!
俺が、消す」エンペラーの蒼い焔が犯人を散らした。
「あっづいぃぃぃぃぃぃ・・・・・・『神』・・・・」犯人を燃やしたところを大学生の赤松炎
心が警察に通報した。
プルルルルル
プルルルル
「はい、もしもしこちら倭姫特殊武装警察ですが、何かご利用でも?」
「えぇ、あります。ありますー
殺人です」
「・・・・・家では殺人を受け付けておりません。申し訳ございません」
「あんた、警察でしょ!つーか、庶民の一人くらい守れねぇーナンざ警察は不要」
「失礼致します。では」警察は受け付けてくれない。炎心は、階段を下りて跪くエンペラーを
取り押さえて事情聴取した。
「あなたさっき人を殺したでしょ?白状しなさい、家は、赤松組みよ」
欠伸をしてエンペラーは炎心に言った。
「俺たちは、異能者でCODEっつーう機関に狙われている。
」エンペラーは、尾野を探しに行
36
37
くと炎心がついてきた。
「俺、良いんだ・・なぁ?尾野は悪くない」石神は本当に優しい。尾野は反省して再びCOD
E に属した。
「あなた達何もの?」ついてきた炎心がエンペラーたち黒コートの連中にといた。
「答えられんなら伊勢神宮で罪を祓え」土方が笑いながら言った。
から伝言よ」
KAS
?あの者が俺たちにか?
KAS
「御嬢ちゃん?クズに神の加護はいらないよ」うん、頷くエンペラーたち。
「ちょ、ちょ、ちょー
「言え」
を使い過ぎる
BARST
エンペラーは、 KAS
が知りたい。あの男が俺と同じ異能を扱えるのは偶然か?
「お前が言うんなら行くわ」土方は、刀を納めた。
「そう、」炎心は先に神宮で待っていた。
「澪に言わないのか?行ったらいつ戻れるか知らないぞ」エンペラーは、
と心臓が痛み異能を三分の二使えなくなる。
「俺も行くわ」
「私も行くよ」
「・・しゃーなぇ、俺も」
「これで覚悟あるな」清華ビルから出て行くと、澪が待っていた。
「一人でまた考えちゃダメ、っこんどは、私も行くの」
澪、やっぱりこのメンツがそろっての事か・・・。
「うし、行くぞ」ここから始まる壮絶な地獄のような修行・・・
・まだ知らない真実へとエンペラー
たちは近づくのか。
伊勢神宮
が待っていた。伊勢神宮の神域の近くに社を構えて欠伸しながら西洋の黒コートで烏帽子
KAS
をかぶり御紋の袴で菊の証・・・間違いないこの男天皇家である。
「やぁ?白くーん、来たのか・・・・君がくると信じていた。
」
「俺は来たくて来たんじゃない!」白宮。そうですか・・・
「まぁ、あとでさぁー家の倅も来るから」
白宮は、馬小屋の石で最高級のイヤホンで音楽を聴いていた。
「おう、待て!」エンペラーの蒼い焔が神宮の石を燃え散らして白宮に近づくと、一気に瞬間
冷凍した。
「おおお、白くーん、それ!それだよ、」 KAS
が木の上から白宮とエンペラーを見ていた。
「サタンもだいぶ使いこなせた?まだまだ・・・地獄の異能は神だよ。俺もお前も」
38
39
「はぁ?」エンペラーは、こう切り出した。
「待て、どういうことよ?」
「話は後・・・・もーう、天照ちゃん待たせるとは臣民か?」
に言われて、五十鈴川の水で禊をしてから正宮に来ると光り輝く粒子の中黒髪でおっとり
KAS
とした女性が KAS
に一礼した。
「来ましたか?異能者の皆さん・・・私は天照大神です。ご存知ですか?」
「当ったり前だろ、 400
年間片時もあんたを忘れるわけないだろ」
「そうでしょうか・・・では、こちらへ」
ついていくと、黒い次元の渦が広がっていた。
「お話いたします。七人ですか?」
「地獄にようこそっと仰ります。」
「えぇっ、マジ!」
「死んでも・・嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」土方は、手が震えて男ならかっこよく行き
たいが、なんせ地獄といわれて身震いしてきた。
「っしゃぁ、黙ってぇ逝けやぁ」足蹴りで土方は、地獄に送られた。
「乱暴ですよ?」
天御寿命神
小忌荒魂皇子
大桜舞神楽命
姫 ―――
―――
―――
――――
武神
倭御天大御神
姫
姫
菊林梅姫 ―
―――
―――
―――
―――
――――
男 ―――
古文書博士 ――――
民部将高富 ―――
神武 ―――――
―――
魔巨太夫 ―――
亀姫 ―――
縛束命巫女 ―――
寅千代丸 ――――
―――
後亀姫親王 ―――
摩人屑掃 ―――
女 ―――
女 ―――
女 ――
清桔院門 ―
赤潮天皇
捕鯨漠王酒王
江麻呂野守松清 ―――
誅霊泉
――
―――
―――
黄泉府冥 王 ――――
黒絹御厨 ――――
志岐守古男 ―――
瀬内綾取守松
前親王
四季
女 ――――――――――――――――
――――
―――――
雷死文博皇 ―――――
神
――――――――――――――――
「いいんだーテイク・ミーハイヤー俺ウルトラマンダイナ好きだったんだよな・・・・」
「はぁ・・・・・では、良いんですね?大事なあなたのご子息死なせても責任取れませんよ」
「良いよ・・・テイクミーハイチャー」この男阿呆か?
こうして、地獄に逝かせられた七人はそれぞれ地獄の各層で修行を行うことにに、
ここで、いい機会だから『神』の系譜について紹介しよう。
「ちげーよ、アマテラスちゃんの言うこときいてぇのか?お前らへぼいから地獄で鍛えんの」
は、正宮でキセルを銜えながら七人の監視と指示をした。
KAS
40
41
「そうか、俺たち七人を死なすきか?」
第一層
ベルフェゴール
怠惰
をベルフェゴールが呼び覚ます
BARST
「石神君・・・・草食系男子とゲーマーの君にこれはどうかな?」石神は燃え盛る業火の渓谷
を一人さまよっていた。
「あぁぁ~修行ってなんだかなぁ~」石神の奥底に眠る
のが、修行最短クリアーのポイントだ。
とガラケーで
―
「おう 、 待ってたぜ
おせぇー」橙色の焔に黒コートで長身の男性が、怠惰「ベルフェゴール」
である。
「俺は
攻撃しネェー
パネェーの
ぶっつけろ!」石神は、ネットとスマホ
ベルフェゴールを探ってズボンから銃を発射!
「燃え散るれ
闇に沈め
石神
パゲェー面して死ねぇ」橙色の追尾の焔か、石神はバク転で
交わして空中で軌道を確認して銃で真上からベルフェゴールを狙うと髑髏の漆黒の鎧の死者の
塊に抑えられ腕にジワジワジワ・・・・・と痛みが走った。
「っ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ 」 石 神 は 悶 絶 し て 怠 惰 の 渓 谷 の 焔 の 餌 食 に な っ
た。
マキシマム
極
大
」石神の科学と情報の宇宙の力が、ベルフェゴールの
マキシマムリミット
」
‼意気込みだけは認めるよ。ベルフェゴールは、交わしきれ
「だっせぇー
パゲアァゲー
かと思いきや動きが単純で楽ショ 」
―黒コートの長身のグラサ
ンヤンキーの耳ピアスしたダークブラウンのベルフェゴールが立ち去ろうとすると、石神が立
ち上がった。
ストームサン
電 磁 嵐 太陽 極 限
サンダー
「待て、勝つ ‼ってぇー勝つ
ずに頬に傷が・・・
「
わき腹に重くのしかかった。
がその一言言って石神は
KAS
「がぁッ、あぁ 、 ・・・・・糞パゲェー
お喰らったわ
」跪いて長い漆黒の髪が前髪にかかっ
て腰を抜かすと、耳につけていた通信機が音がなった。
「 よ ぉ、 嫌 ぁ ~ び く っ た ぜ ぇ ー
え?純君やんねぇー男見たわ」
こうしてベルフェゴールに扱かれることになった。
「センコウ頼むわ」石神の弱点そいつは、電子機器が得意のオタクだが、その利点を把握すれ
ばきっと良い結果を生む。
年
42
月
11
日
25
時
7
分
00
其の頃であるが、 KAS
は烏帽子をはずして黒コートで五十鈴川近くの山にある石の上で、「神」
の記憶を探っていた。
平成
42
43
「神」の一族である弟君「郁剣王伯」が、エンペラーの蒼い焔で死んだこと・・・・
「神」の系譜が、県史(県の歴史編纂)・ KGU
を支配して時の中世史の権威であった織乃坂彦
)。
98
友禅が謎の死を迎えたこと・・・享年(
「神」と俺があったのは更にそこから 200
年以上前の事だ。
「あんた?ここが好きなんだい?」当時の俺は、天皇家が嫌いで黒コートに菊の御紋の袴だけ
着て外に出歩いては庶民を見ていた。
「そう、私ねこの国を知ろうとして歴史が私たちで変えればいいな・・・・って思うの」
” だ・・・・」
KAS
「おじょうーさんなら出来るんだぜ」俺もあの時は返事が軽かった。
「お名前は?」
「あぁ?俺、俺 久
“
―之朝倉阿之親王
「よろしくね、 KAS
・・・・」当時は、着物姿でベージュのトレンチコートに十字架をぶら下
げていた。髪は長く伸びた髪で、グラビアみたいなスタイルだって事は知っている。
「そんなこったぁー
あぁ?
神さん」
は過去を知ったのか頭をかいて KGU
に向かい、そ
KAS
宮廷官職として働いていた巴美
KGU
の頃・・・ KGU
に居たのは、倉陵院真尋と神と技術職で
が対談していた。
「うむ。倉よぉの~自動武装人形はどうや?」神は包帯を巻いてワインを飲みながら学研で設
計図を見ては話し合いしていた。
「神さん、いいえ・・・伯馥姫殿。あたしは MIU
の件もあるんで先に賛成です」
「私は納得できないわ・・・政子が実権でしょ?」
稲狩葉冥一
―――
と鈴やんを貸せ」
―――
「フハハハハハハハハハッ、巴ぇ貴様はいらん。ワシが、動かす」
「えぇ、無理よ。馥姫?」
「使えぬクズはわしが始末する。
「倉、ダメ!神は本気よ」
にあった。
KAS
「巴ぇ、ワシの理想はもう少しじゃぞ・・・あの男が来る前に」
巴美は、神が企む野望に頷くだけで学研に出ていくと、
「うん?だーれ」
「あたし、巴美。綾美の母親ぁ 家
に居るんじゃン、あたしさぁ 」
‼の CODE
―
「娘さん、元気かな?さぁーね、俺は訳ワカメ」
「それよりも、倉や皆?」
「倉?あいつは倉陵祭の創始者で、 MIU
最高顧問だから俺も当がある」
独特の感じだ。
KAS
巴美と話し終えると、
「うぬ、倉下がれ」
「待て待て遣りあおうじゃーねぇよ。
二体のニンギョぶっ壊す」
「ガハハハハハ・・・・ワハハハハハ・・・・血と散れ」何やらボタンを押して地下からブォ
44
45
オオ
ンと機械の音が聞こえて
――
ダァ
1.2.3
全体に自動武装人形の軍団が現われた。
KGU
煉
炎
グレイヴ
は宙
KAS
心墓
」腕に宿った蒼と紅の紅
サタン・フレイムハート・
獄魔 神
インフェルノ・
「けっ、神も人もねぇーな」これが END
OF BARST
・・・ KAS
の力が MAX
に全開だ。
ッ 」
――
‼アントニオ猪木かぁ、お前は。神は二体の人形を巧みにあやつっ
「うぬ。
た。
「・・・・地獄の名に光すら喰う焔
の異能を消そうとしたが、
KAS
蓮の死者の焔を床全体に広がって神は燃え盛る焔に閉じ込められた。
「くっ、 BARST
」神は焔を手で消した。
「お前、えらッそうにたいそうなものじゃの~」神は
で感覚を掴むと、稲狩のガトリング砲が跳んできた。
炎
心 墓 」ボコココーンと人形が群をなして
サタン・ フレイムハート・
獄魔 神
グレイヴ
に砲撃してきて爆薬
KAS
「テキ・・ウツ・・・ヒョウテキ・・・ハッケン・・・タダチニ・・・ウツ」ウィーンとその
煉
インフェルノ・
鉄の巨体が腕が飛んできた。
「
で、ふっ跳んだ。
「・・・・・阿呆」蒼い焔の鎖が神を縛った。
「うぬ。うあわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」神の様子が変だ。
ドクン
ドクン
ドクン
ドクン
ドクン
ドクン
心拍数が上がっていき神が遂に最強の姿に ―
その醜い姿には、「カオス」の血が流れているのだ。
角が四本。翼が六枚。両目が紅く。爪が五本。
背中に血が染み付いた剣が三本。腹に不気味な目が浮かぶ。
「ギュゥルルルルルルルルルルルル」
は吃驚して退散した。
KAS
「化け物相手に闘おうとはしネェ 」
の理事長であ
―直ちにこの事は急ながらアマテラスと KGU
るエリザベス・アルファード・ジオラセスト・アリストテレスに伝わった。
ヌによ」はぁ?
―
は神宮に向かうと七人に伝えな
KAS
「そうですか・・・予期しませんね。 KAS
天皇家最期の勅です・・・」
「アマテラスちゃん、俺も歳で無理だ。あいつだったら・・・」
「 KAS
、 KAS
。 KAS
。 KGU
に向かうから」
「エリー、ギリシャはどうだ?」
「ナポレオン英雄の幕だね。ジョセフィ
いでいた。
「センコー」石神は灼熱に耐えた。
で情報を得ると、新
LAN
「俺ぁ、いくーぜ 、 おおう」橙の焔を受ける基礎から石神はもがいた。
「 駄 目 や ぁ」 磯 上 は た そ が れ て ネ ッ ト で 地 獄 か ら 電 波 は 届 か ず に 無 線
技を駄目もとでやった。
46
47
「
宇
ブロウ
宙創世煉撃拳
」橙の焔と闇を裁く漆黒の髑髏が、
腕の爪としてベルフェ
ユニバース・ジェネシス・インフェル・
ゴールは地面に叩き潰して・・・・・
「まっ、まっ・・つて・・・・」こいつ、新世代の異能かよ。旧世代ならしもこんな、異能を
すぐにコントロールできるなんてコイツ何者だ?
「おい、テメェ の
―異能誰に教えてもらった?誰譲りやぁ」
「博士課程を取得してノーベル物理情報科学を取得した俺の親父、名を石神秀幸だ。」
「そいつか、」
ベルフェゴールは考えたふりをして燃え盛る焔の中で、石神に言った。
「俺達は良い・・・・祖国に帰れぇ ‼俺が教えるのがこの橙の衣の神をも欺く焔だ・・・・
霊がツイテー無い奴は止めろよ」
土方歳英
―――
―――
「あい、はい・・・あざっす」石神の宿った橙の焔は、神をも欺く禁忌の焔である。
次、
「なぁー、俺は?」
一人緑生い茂るジャングルにさまよい、空腹で木の根に座っていた。
「聞こえるか?俺りゃぁ!」 KAS
は、通信機で土方に話しかけると、緑の茂みから七星劍を携
える巨漢が土方を見つけ、舌を出した。
酒 拳」土方は、男を交わして刀の鞘で防いで、舌を噛みしめて力一杯に投げつ
グリャースアルコールブロウ
「食べていい?腹へったぁ~」シュキーン、土方は木を刀にしてほおをわずかにかすった。
グラッド
「暴食 乱
けるとグツグツ煮込む沼が男に力を与えて翼が、蠅、・・・・そうか。ベルゼブブだ。
「俺、ベルゼブブっすよ。腹減り過ぎて力でないんで今日は終いっすよ。」
熊
ブロウ
ネオ
猫暴暴拳
改
パンダバクバク
零
式」豪腕の毛皮の爪の拳が土方の鳩尾を
リバース・ゼロ
「訳、わかんねーよ」土方の結った髪がほどけてボサボサで跪いた。
「・・・・・しゃぁー、
直撃して血を吐いてグツグツ煮込む食欲と死者の血の沼に堕ちて意識を失った・・・。
神宮
「あいつらぁー、まだ三ヵゲッツー& ターンゲッツ、帰れんな」
「御時間が・・・ござ」アマテラスが疼くまる中 KAS
は EDEN
と死闘を繰り広げていた。
、只今尋常に勝負であるな、」白衣を着たドクター・鈴岡がアマテラスの異能を回復して
KAS
「
も異能を全開にした。
KAS
エロス
フルバースト
「っ し ゃ、 性 欲 全
の四季と坂谷と神宮の巫女集団とナ
EDEN
開」アスモデウスが紅い紅蓮の焔で KAS
に生命力と攻撃全般の補助をア
のサタンの遺伝子レベルすら消滅する焔を増
KAS
スモデウスは本来なら担っているが、他に
煉
インフェルノ・
幅する力を KAS
に行渡った。
シエール
獄の罪」バッココココンと燃え盛る蒼焔が
「
48
49
ポレオン、新部、スプリング、ヴァルキリー、イザベルが正宮を襲撃した。
クルセイド
を癒す。
KAS
「観念したらぁどうだ?老いぼれた糞に用はねぇ ―
よ」坂谷はサッカーボールで木の幹を張っ
は飲み込まれたが、蒼い焔が砂漠を巻き上げて跪いて坂
KAS
て砂漠が頭上に蟻地獄のように
ティア
谷に煉獄の腕が、坂谷を襲った。
エメラルド
ディザート
「青にサイガァッ、 翡 翠の泪」ベルゼブブの焔が暖かく包み込んで
ブルーブレイズエデン
ヴァージン
シエール
はお辞儀して青い焔をともした。
KAS
「終わりですよ、 砂 漠 墓 標」砂漠の槌が KAS
の腕をえぐり、石段から転げ落ちた。
「うがぁー、あぁ・・・ああああああ」慌てて鈴岡が、デッドラインを展開して KAS
の異能を
回復してあげると、
「血も涙も骨肉もない・・・・青 焔 楽 園 処 女の罪」 KAS
の左腕に青い焔の剣が装備され、
左目の赤い十字架が不気味に光、死を具現化する冥府の盾が身体を覆い武装を強いられた KAS
は、その青い剣で坂谷を燃やし尽くし、四季を・・・・
を助けたのは、巴美で
KAS
「古代 プ
―ラント・オパールー」土器が焔を耐熱して四季は動こうとしなかった。
「甘いわ、高天原演舞式目攻の陣「伊雑波」」流星の隕石の落下に轟音の雷が四季の身体を痺れ
させて追加料金7兆で四季を冥府に送る準備をした。
?」九死に一生である。
KAS
「冥府第十三官御閻魔陣汝天地連撃涙云々・・・・」踊りを奉納し
あった。
「現役続行よねー、ねぇ
「まだ、だだだだ」ズキッと身体を痛めて青い焔が抑えられなくなると、贄調整場を迂回して
風日宮から双焔の龍が四季を石段ごと吹き飛ばして正宮の屋根が壊れてしまった。
ロスト
帝 国」ナポレオンの剣が、全てを飲み込んで切り裂いて時空の亀裂で、ア
ブレイドインペリアル
「ざまぁー、みろ」ボロボロになった絹の服に黒コートが契れて菊の袴も半分は燃えた。
エデン
「楽園 終 焉 剣
マテラスは崩れ落ちる岩場で「死」を覚悟したのだ!
「良いです…このくらいは…」アマテラスは残された力を地獄に居る七人に分け与えた。
2
HIDE
パシッ、アマテラスは焔を地獄に息絶えた土方に希望の灯りを灯させると、自分は光の粒子で
消えていった。
‐
HIDE
『EDEN(俺達はクズの聖夜)』作詞
作曲
楽園に消えるのは自分なのか 僕の人生において全て夢幻よ・・・・なんてね
?
今年のクルシマス、俺達七人互いに迷惑かけて
だだこねて
苦しいのは逃げて
不可を
下さい・・・上手く言えないから
俺達七人光りでは生きれないよ
にワシの腕を剣となれ
NY
闇に強く小さなクリスマスの聖夜に
光る君の涙で
ボクは君を守るよ
君の腕となって
彼
女として
じぶんの
種を
ジジィ、ババァ
、俺の返せっ、種を
(聖夜に君の託すよ)
――――
みんな、諦めたらここで負けじゃないか
俺の分まで生きろよ
伝説の最強の剣で悪を
50
51
悪を断ち切れ
魔を滅し
善を助ける
俺の~
俺の~
俺の~
俺の~
種をクリスマスに君に預けるよ
大きく育てって
俺の焔を神に殺す焔を
神殺しの焔をオラにー託せよ
ワシの剣と
全ての魔を滅し
悪を赦せない
冷たい君を見ていると僕は熱い
俺の(だだを)許してね
真っすぐ進めば北極星が君を導くよ
この時代俺達は法で裁けない
人間を裁く
悪党のクズだよ
わがまま最高
ラーメン最高
市川君最高
冷たい態度に慣れ
)(
BLAZE
ON HART
)
BLAZE
ON HART
てるよ
なんで?みんなドン引きだよ
いつかはくたばるッちゃ
俺の剣をみんなに強く、弱
)(
BLAZE
ON HART
く 、( BLAZE
)君の心にハーツのビーツを
ON HART
ぶっ届くよ
君の
心
なんども口うるさいよ
(
――――――――――
( BLAZE
)( BLAZE
)( BLAZE
)
ON HART
ON HART
ON HART
ラララ・・・ラララ・・・ラララ・・・ラララ・・・ラララ・・・
うぅおおおお
叫べ
叫べ
ポチ
ドン吉
タイミング
悪魔 時 間的 菓 子」急激の闇を纏い刀に耐えれない負の重さが土方は踏ん張って
ビスケッツ
「この音楽・・・・そうかぁ」土方はふら付いて肩がぶら下がった状態で刀を手にして二コリっ
黒
ブラックデーモン
と睨み鬼となった。
「
ベルゼブブの頭上に黒い稲妻が走るようにベルゼブブは倒れると土方は、負傷した腕を引き千
切って自分の腕を剣としてベルゼブブはポテチを食べながら埃を敲いた。
「殺気は何ですか 」?おい、土方の血には伝説の剣客『土方龍前松ノ浦従一位中将鐡斎』が活
きている。彼の魂が目覚めようとしている。初代菰野を支えて五年間で千万の人を裁いてきた。
「うむ。食べるのはやむを得ない・・・・」ベルゼブブの羽を交わして叫びとおしながら鐡斎
の剣が蝿の心を掴んだ。
「抜刀術か・・・・」それは長く延びた黒髪に邪気の黒コートを纏い鮮血の刃を携える剣士である。
ベルゼブブはブローを鐡斎の刃が光った。
「糞ぉぉ、澪を守る腕・・・エンペラーを見守る目・・・ KGU
に捧ぐ心臓・・・菰野に誓う俺
の脚・・・・」華開く参い散る桜のように閃光がベルゼブブの懐に入った。
「俺がぁ守りきる」出ていく土方にベルゼブブは真っ赤な焔が土方に宿った。
「こいつは喰えネェーちゃ・・・んだがな、“ 神殺しは効くぞ ”」ベルゼブブの手を土方はしっ
かりと握って感謝して下の層に向かうと長く延びた蒼髪で漆黒のコートを着る青年が土方を呼
びとめた。
「俺あぁサタン・・・エンペラーの元の主人だ・・・てめぇーを呼びに来た」
「なんじゃ?モンじゃい・・・・」サタンは崩れ落ちるかのように土方は焔を見ていた。
52
53
かぐつ
ち
い ざなみの
みこと
「軻遇突智の焔じゃぁ、伊 雑 波命の死じゃぁ、こやつが生まれた時に母は燃え盛る地獄の業
火の痛みに屈し尻も膣も焼け死んだのは古事記に分かるか小僧? ―――
ナポレオンをぶっ殺せ
る」土方の体内に神を殺せる焔が心臓を循環して刀を握って向かった。
「・・・・後はぁ、任せんぜェ・・・・」サタンはエンペラーに腕と異能を託し生まれた時の
エンペラーに地獄を預けたのだ。
「歳君、 OK
?」あぁ、頷く土方に時空の亀裂が階段となって導く綾美の異能だ。
「澪も好きだけどあんたも好きだぜェ、」土方はよく女にモテてクリスマスとかよく二人でホテ
ルや高級レストランやディズニーにいかけるくらい理想な過ごし方をする奴だ。
「わ、私・・・言いにくいけど坊屋がずっと好きだったの・・・」
「あいつは生きている。音だ・・・あいつの音楽は俺達に生きる力活力を与える」
土方は階段を突っ
走り時空を切り裂いて神宮で戦っている KAS
に助太刀した。
「はぁ?」土方が見たのは消滅して狼煙が上がる神宮で割れた鏡に全員気を失っている。
「こいつらぁ・・・」憤りがいっぱいで胸を痛める土方にサタンが現われて自分の焔で戦闘を
拝見した。巨大な水晶が土方を映した。
「よーう現われたか 死
? にぞこないの菰野の犬がぁ」
「はははははははじゃ!
お前に死を」
「我々神宮の新世界の巫女に購うじゃと く
? く く 」 神 宮 の 巫 女 戦 巫 女 集 団 “ 乳 巫 女 ” が、 土
ヌ
―をぶっ壊した。
星群」刀を波のようにズラして流星のように素早く刃の向きを変えてナポレオ
スターダスト
方はナポレオンと坂谷と巫女と蓮華を真っ向から闘った。
シー・スター
「 海 星 流
ンのジョセフィ
」
―サタンの甲高い笑い声が聞こえると神宮の神域の気が感じ
「な、お・・俺の剣がッ 」
‼ナポレオンは土方に斬られた。
レクイエム
「 鎮 魂歌」刀を納刀して土方の腕に鮮血の焔が刀としてナポレオンを突き刺しにした。
「きゃははははは
おもしれぇ
ない・・・「神」が現われた。
「己・・・サタン貴様の人材か 」?
「どっからどーう見ても馥姫じゅやねぇーかぁああん?」
「貴様ら愚門の衆ごと消えろ」土方は土埃を気にせず刀を構えて抜刀のポーズだ。
ドラグーンフライブルー
「この一閃 ―――
我が祖国菰野の民にワシの二十五代目の魂を預ける ―――
」
『山魂犬湖伝剣舞龍閃翔蒼空情熱神殺我心』鐡斎の句だ。自分が刻んだ剣がここにある。
「 龍 翔 蒼」剣の一撃が神の心臓を貫き大量の血を吐きその場を去った。
「はぁ・・・終わったか・・・・・」土方は真っ暗な道を突き進んだ、気づいたら氷結の鎖に
囲まれている氷柱に寝ていた。
「お前何している 」?ド阿呆とエンペラーが土方を叱るのを思い出すと目を覚ました。
OF DEKA
』作詞作曲 HIDE
LEJEND
MERON
『
54
55
「今日君のメロンを奪いに行くよ」
ジャジャジャジャジャジャ・・・・ガンガンガンガンガンガン
うぉおおおおおおお
‼
俺様・・・帰ってきたぜ、地獄から帰ってきた俺の帰りを迎え撃つ
達・・・・
MERON
澄み渡る漆黒のダークスカイに
君が
頬を
俺は
君を
迎える
聖夜に響け
俺の
「大ショーなんてぇーかんけぇーない」俺は純粋に好きだべ
お ら、 世 界 中 の
MERONN
の希望をぶっ掴むべ
俺はぁ
無敵の
王 だ ‼ デ カ メ ロ ン
都会に叫ぶ君の声
MERONN
を聞くと俺の胸を与えるが君にチャンスを掴む時に
俺
妹に後悔した
殺されて気づいた
よ・・・
俺の心の穴に
君を想い浮かべるよ
救ってくれ
都会の不幸な空気を一掃するく
‼
らいの笑いと涙で君が救って消えろ
田舎なんて
電車が通らない
遊ぶ場所もない
居るの
は、爺さんと婆さん ―――
誰か、俺の楽園を別け与えろ
うぉぉおおおお
笑顔素敵だよ駆け巡る幸せをこの手にしっかりと掴む俺と君・・・・
痛い
いたぁ~い
子をだだこねて
君を連れだして
誰か
俺の心と感情を返せ
出来っこない不可能を俺がやれる
お前を助けて世界を創り壊し世界の王になる
「・・・・・英矢ぁ」
英矢はその頃レヴィアタンと闘っていた。
「そうだろうなぁ、 DEKAMERON
如く俺は一度死んだ身だから・・・」
「赤も黒も関係ない!」レヴィアタンは淫靡なコートなのかジャケットを着ており、女性で嫉
ダークネス
ジェラシー
ブレイド
妬が激しくそんな彼女が英矢を鍛えていた。
「 闇 色の 嫉 妬 剣 」レヴィアタンの剣が英矢を過ぎってギターで回避したが、後少しずれて
レジェンド
デカ
メロン
フォニム
いれば髑髏の屍の谷に堕ちていた。
「 伝 説巨大 豊 胸 音 韻」英矢はギターのコードで剣を回避するように攻撃特化の音韻によっ
ダークネスジェラシー
フォニム
てレヴィアタンをたった斬った!
「 闇 の 嫉 妬 音 韻」闇の音色に苦戦して英矢はギターを盾にして攻撃を和らげたが地獄の灼
熱を避けて英矢が音速の異能に覚醒して妹イザベルを思って日々修行して三ヶ月がたった。
「俺も帰れるんだろうな・・・・」レヴィアタンは俺を助けてくれた。
音
ミリオン
グリモア
サタンブレイズブレイド
速幾 千 万 悪 魔魔 神 焔 剣 」レヴィアタンが吹っ飛びギターの焔の剣が無数に
ミりオン・ソニック
英矢は覚悟して・・・・上級悪魔の四凶の一人であるヴェリアルが、己の力と合体した。
「
音の心拍が急激に力を与えて爆発を引き起こした。
「サンキュー、ヴェリアル・・・・おまえがいてくれたから俺は帰れるんだ」
「どういたしまして❤ 」ヴェリアルはお人好しの女性で殺された英矢を面倒見て自分の異能を
56
57
フォニム
英矢に与えることで、嫉妬を避けるのだ。
サタン
感
フォニム
激 終 焉 音 韻」地球上すべての音が英矢に集まって姿が変貌した!
サンキュー・
ロスト・
「魔神 音 韻」レヴィアタンの魔神のコードを片手に集めて衝撃波として放つと、谷底が割れ
感 謝
サンキュー・
て英矢も焦って・・・・
アース・
「地球
「なまんじゃーねぇー」英矢は見た目が長く伸びた銀髪にヴィジュアルのシャドウと黒コート
を着て身長が伸びて大人になった。
「しゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」レヴィアタン敗北。
「俺、帰るわ」この男の三ヶ月間は地獄で急激な成長を見せてイザベルを倒すと燃えていた。
「・・・・・済まないな」マモンが綾美に別れを告げた。
金作綾美・・・・彼女は一足先にマモンとの修行を終えて神宮の宇治橋を歩いていた。
「ねぇ?マモン・・・・あなたが私の相手なの?」髑髏のペンダントをぶら下げる黒コートの人物。
マモンは『双焔の冥府灯』とも言う異名がある。二つの温度が違う焔と性別を携えている不思
議な人物である。
「オレ、マモンだ・・・名は?」
「え?私は綾美。金作綾美です」マモンは頷くと時空に二つの焔を灯した。
「ったくよ、オレが教えられるのは時空と空間の調和さぁ」
「続か?オレっち先にこいつは時空を覚えたオタだ」
「・・・・・私も強いは」綾美はそっけなく答えたが、この問いを聞いてマモンは、文美を白
い宮殿に案内して空間をコントロール出来るようにするカリキュラムだ。
「とは言っても」
マモンがコートを脱いでクローゼットにかけてランプから紅と蒼の焔を綾美に見せて腕の中か
ら高温と低温が感じられるとニ対の龍がまわりを徘徊している。
「空間の異能かぁ・・・・」マモンは綾美に十字架印に薔薇を施したペンダントを地面に於い
て埃だらけの分厚い本を片手に呪文を言った。
「・・・・・・・さぁ」綾美に無数の空間を一時操り、それらの空間を導くことにより仲間達
を守れるのだ。
の連中は他ならない。
EDEN
「 ま ぁ っ て、 オ レ が 教 え ら れ る ル の は こ こ ま で 」 マ モ ン に 別 れ を 告 げ る と 宇 治 橋 か ら 神 域 が 崩
壊した神宮に戻ると
が焚き火を焚いていた。
KAS
「どういうことなの?
ねぇ?
教えて」
「御覧の通りやぁ」
アマテラスが死んだこと胸が痛むがそうである。
「 KAS
!逃げてばっかじゃエンペラー可哀想だよ 」
‼
「逃げてねぇ よ
―。息子と澪を最後の最期にドッカーンと逝くのを見届けるんだ」
58
59
「アンタ、糞ったれのサイテ の
―親父だね」
「サイテ で
―結構だ。あぁ、サイテーこそサイテ
は神宮の跡地に白宮を待っていた。
KAS
「帰ってきた。あいつ等は 」?
の
―クズだ。クズはサイテーじゃなきゃ」
「君、一番乗りだ・・・・それにしても氷河の調子は 」?
「あぁ、順調の超超超超超・・・・絶好調だ」白く伸びた髪に黒コートに背が伸びて大人っぽ
クス
煉 獄」エンペラーの左腕が蒼く燃えさかるドロドロの骨の手がサタンを貫い
ブルーブレイズインフェルノ
くなると五十鈴川の石の上でエンペラーの帰りを待っていた。
サタン
オル
「魔神 蒼 焔
た。「魔界の門」サタンが七魔を呼び出してエンペラーをとりこかこんだ。
「 ベ ル ゼ ブ ブ ッ!
無限大の地平線の果てまでも食ってくって食い続けやがれ」髑髏の羽に翡
翠色の焔が灯されて襲いかかる悪魔を燃やしエンペラーのコートが翡翠色に燃えて髑髏のボロ
ボロ絹コートで身を交わしていた。
罪
シエールディザイアス
「やっじゃねぇーか」サタンが微笑むがエンペラーは自分を BARST
した。
シエール
滅ぼしの罪」サタンの巨大な蒼の焔が燃えさかる剣がエンペラーの肋を貫き、
グリモア
「悪魔
血を吐いて唸りながら地面に倒れてコートがジュウジュウ・・・と燃えて全身から血が抜ける
ように焔が抜けて骨が戻らない。
「きゃはははははは!
おもっれぇー」サタンは蒼く伸びる髪に長身でイケメンだが、性格が
シエル
ラルク
アン
幼稚で気に入らない相手ほど燃え散らしてその異能を七魔に与えている。
「糞、
虹色に翔る橋」虹色の焔がエンペラーの槍となって魔界の門を粉砕して氷河のついに登っ
て自分を癒やした。エンペラーは BARST
よりも進化した BREAK
で、対応した。
「ベルフェゴールッ!
ちん・・・ちんたらしてんじゃーねぇー」
「橙色の闇焔の衣かぁ・・・・」サタンはベルフェゴールを異能を無効にしてその焔は、罪の
分だけ威力が大きいとされる。
「サタン、いい加減俺に教えろよ」
「やっだ~ね」
生意気だ。
「 俺 も ガ チ、 て め ぇ ー を ぶ っ 潰 す 」 人 は こ の 時 の エ ン ペ ラ ー を 若 き 頃 の エ ン ペ ラ ー が 後 に 楽 園
カイーナ
シエール
を創設するまでの課程の中で苦労したことはない。
「 裏 切りの罪」赤い焔が黒く染まり漆黒の衣でサタンの異能を消してからエンペラーの骨の髄
は、ア
KAS
がサタンの腕を抉って蒼い焔が宙に浮かびすべての遺伝子すら消え去る神の焔が、エンペラー
の衣に宿った。
「俺がぁぁ・・・・負けるわけ」エンペラーは氷結で凍り付いて神宮の神域内にて
マテラス亡き後正宮の時空の歪みのゲート・・・・
「・・・・NE Y
―O」蒼い焔にも期限がある。
60
61
「くっそぉー」
サタンは、エンペラーと強引に焔を奪い残りの三つの罪がエンペラーの随を染めた。
「トロメェーイアァッ!
はぁ!
」
「だっせぇー今崎ホセ」
守
セイバー
護 魔 女の 剣 聖」サタンを貪りつく痛みが感じない焔にサタンついに
クリムソル
「ロストバゲージ」エンペラーはボロボロで全身から無限に果てしない焔がベルゼブブと同化
してしまった。
罪
エメラルド ティア シエールガーディアン
「 翠 の涙
撃破。
「・・・・・ヤーマァァァァーザアアアアアアアアアアア」エンペラーの鋭い蹴りにサタンは凍っ
て氷の杭に背中を刺され突き刺さって地獄の修行を終えた。
「俺、澪を迎えに行く」
すると、澪が待っていた。
でも糞の役に立たない連中だ」
CODE
「・・・・けばばばばば・・・・テめぇーらいつでも来い」
「アマ、テラス死んだ今俺たちぁ
神宮の砂利が聞こえる。
神宮は殺風景で狼煙が上がっている。
「エンペラーさん長かったすね」あぁ、そうだと黒コートを着て残りの焔を宿すべく神宮を歩
き続けると宇治橋に一人の男性が鳥居で待っていた。
「ねぇ、ねぇ、そ、そ・・・そこ・・・」
「何よ、爺!
頭狂ったの?」
「俺を好きになれ!
んじぁー『触らせろ』」この男の言葉に誘惑された一般人の女性が男の前
でブラウスを脱いで胸が出ると男が触り、宇治橋をバックに
「俺は『巨乳こそ義だ』 孕
―ませても歴史も時空も俺が言葉を操るルだけだ」
「はい」
「きききき、エンペラーびっくりこくぜ。」この男の名前を言うと KGU
教授市川春鷹は、七人
を待っているように豊崎文庫と合格神社の境内で夜空を見上げていた。
「言葉は魔法が挨拶こそギギギギギギギギギギギギギギ」
』
」空間に亀裂が発生して自動的に
XTF
まで
KGU
「おや?オーメンんじゃぁーでもないな『消えろ』」数人のガードマンが消えて市川は、落ち葉
-アェクセテッドエクストリームトライアルフィールド
の道を歩いて空気に
KGU
「『 発 ッ!
KGUA
移動してくれるというシステムだ。
「待たせてごめん。市川」
62
63
「いいのだ、俺もここが散り際だ」市川は七人を転送させてから宇治橋を歩いて行き、自分の
真の姿で戦いに向かった。
あれから数日の時が過ぎた現在
―――
「軍事は警戒している」
そう英矢が言うには、新しいギター型の武器で荒れ果てた神宮文庫の二階(廃墟スペース)に
て考えたところ考えた。
「そうか?」
「だけど、俺は残りさえそろえば親父さえ乗り越えるわ」
「赤松組から来ているわ」澪が二階の窓から史料の保存室のソファーから自分の義姉の炎心と
子分のタクトとテツヤが厳つい顔でエンペラーを待っていた。
「お嬢 下
―にいます」
「待っていて今行くから」
はぁっ、二人は顔を下げて炎心の荷物をまとめてコートを畳み終えると一階から澪が来ると、
炎心と子分が古地図を広げて松明で明かりを灯して地下深く深さ 40000000
m に KGU
創設時
に消え去った倭姫宮の地下世界は初期の異能者を生け贄に捧げて豊穣と繁栄を込めた想いと二
度で礼をしてサングラスを外すと七人にも挨拶して
30
の銅像から起き上がってくると下のルートを確認して
KAS
頭の黄金の龍が牙をむいて宙を浮かぶ彫像が置いてあった。
「お嬢 」-タクトが確認して一階の
エンペラーに会いに行った。
「 兄 さ ん、 世 話 に な り や ぁ す 」 深 々 と
地下に向かった。
「お姉ちゃん家大丈夫なの?」
「なんつったて家は神州一の最凶任侠大企業グループの『赤松組』よ」
あの田舎の電車が一時間に二本しかない。そう、炎心は毛皮のコートに竹刀を持ってシビレを
切らないように背中には桜の刺青と槍を持ちながら市内を歩いている。
「お嬢は、天下最凶の娘ッす。」テツヤが窓の本棚をどかして倭姫の社の御神木をタクトとテツ
ヤが神宮と倭姫を結ぶ結果内にてアマテラスが座っていた。
「おぉ、アンタはしたない金でも借りは貸しだ。返しナ」
「相変わらずですね。炎心様・・・・私に?」
「俺たち、彼奴をぶっ殺すから CODE
: ZERO
の力をかしてくんねぇか?」
エンペラーが身を乗り出してアマテラスの胸ぐらをつかむと威厳ある顔でエンペラーにこう切
り出した。
「そうでしょうね。しかし、あなたはまだまだですね」
64
65
「何故?」
ミスター・
シエール アーク
ブレイズ
聖 者の罪の導きの焔」エンペラーの焔が宙に七色の
ムーンライト
「 い い え。 私 に は 分 か り ま す 」 ア マ テ ラ ス は 身 体 を 横 に 添 え て 光 り 輝 く 剣 を エ ン ペ ラ ー に 突 き
ダークネス
出した。「こうです! 闇 色の 月 光
虹が鮮やかな色彩の焔にアマテラスが剣を振りかざすと剣の色が変化した。
「仕方のない馬鹿だ。」俺はアマテラスの言うことに戸惑いを感じた。
「私が言うのは何だが、あなた達四兄姉は “ この世から忌むべき ” 者 KAS
は育ての生みの父
ですが、『神』の落胤なのです・・・・『神』の娼婦は大いなる乱れた淫の遊び女の孕ませられ
た罰でもあります。『神』はあなた達四兄姉に生きるか、死ぬかを与えました。それと、別に
私はあなたを責めてはおりません・・・・以後お見知りおきを」
「く、ふ・・・っくふっざけんな!」エンペラーが泣きながら激怒した。
「『神』何だよ?一体何だよ?うわあああああああああああああああああ」叫びが三号館まで響
くと軍事マニアが動いた。
白髪の初老で心の闇にとらわれ闇に堕ちた人間がここにいる。
「・・・・・・・ 俺 は ど う す る こ っ た ぁ も 」 落ち 込 むエン ペ ラーに 軍 事マニ アの藍 色の焔が、
地下世界に激震が起きた。
「お嬢 ――
へい」
「皆様はこちらでしばしお待ち」
「行くよ、俺が・・・・もうっ、これ以上俺一人でぶっ壊したくないわ」
「タク、テツ、お待ち。任侠は見過ごさないがあんたぁ、こいつもってキナ」
「これ?」
「家の剣だ。霊剣フツノミタマノツルギ」サンキューと感謝してエンペラーは、神宮文庫に走
り駆け抜けると遂にだ。
「三ヶ月も死んだと思われるとは場違いだ。俺もお前も」
紅 蓮 剣 」サタンを纏い神ですら消える剣を手にして軍事マニアと死
神 剣」ズドドドドドド
ズドドドドドドド
と地響きでエンペラー
ヘヴン・ ブレイド
全 極
ブレイド
「 い や だ。 お れ ぁ み じ け ぇ ー 人 生 こ の 焔 で 燃 え 散 れ 」 暖 か い 藍 色 の 焔 が 軍 事 マ ニ ア の 将 軍 と は
ひと味違う攻撃だ。
墓
ブルー・グレイヴ・クリムゾン・
「・・・・・ 蒼
完
パーフェクト・
闘を繰り広げた。
ジェラシー・
「 嫉 妬
命輪・
神
ブレイズ
殺し焔」朱の死者の憤りの性欲の色欲の焔がエンペラーに左腕がフ
ゴッドスレイヤー
は石坂に吹き飛ばされ鏤められたガラスの破片が腹に刺さる痛みを耐えてアスモデウスを呼ん
運
ディスティニーサークル
だ。
「
ジェラシー
ブリジンガー
ツフツと赤い焔が剣として軍事マニアの動きを呼んだ。
「 嫉 妬魔 剣 」藍色の衝撃波を交わしてエンペラーは、ガードレールを踏み台にしてこう叫
んで軍事マニアの頭上に太刀を振りかざした。
66
67
「某は富士一刀齋と申す。某一刀齋の嫡男勝太郎!
うおりゃああああああ」
ボコココココン
軍事マニアは黒門まで転び石段に頭を打ち埃をはたいて起き上がると、「・
・・
・
ツル・ツル・ツル・ピカ・ピカ・ピカァァァァァァァァァ」遺跡マニアの負の感情が軍事マニ
完
全 燃 焼」バババババッバアアアンと止まらぬ砲撃と爆撃と爆音。
パーフェクト
バースト
アのライフル銃が近代とだけあって世界の武器が一度に集結してエンペラーは、砲撃と爆音に
ウェポン
消えた・・・。
ワールド
「世界 武 器
「ごっはぁぁぁぁぁぁぁ」意識がフラつくなか焔が感じ取れない。
ゴッデス
グレイヴ
EDEN
シエール ブルー
ブリジンガー
「終わりだ!エンペラー
あの世に消えるがいい」
「っ阿呆がぁ・・・『 女 神 墓 楽 園 罪 蒼 魔 剣 』」力強く生きようとするエンペラーの心
臓の鼓動がドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクンと脈打ってきてサタンと同化して髑髏に
纏うサタンの蒼い髪に黒衣の焔のコートが両手に宇宙が広がる蒼い焔が軍事マニアを飲み込ん
ですべてを灰として燃え散らして無事にレヴィアタンを手に入れた。
「お前楽しかったぞ。また、アタイを楽しませてくれるのかい?」
「あぁ、うぅぅ・・・・・」倒れたエンペラーに藍色の焔は心臓に宿った。
残り二つ
68
69
ルシ
ファー
第Ⅲ章
黄色の焔
今年もクリスマスの時期が近づいてきた。
――――
ジングルベ~♪
クリスマスオーラ全開の街中に黒コートでケーキを頼むエンペラーが居る。
「はい、54番お待ちのお客様?」
「 は い。 ど う も 」 チ ョ コ レ ー ト が デ コ レ ー シ ョ ン さ れ て い る イ チ ゴ の 七 号 の ホ ー ル の ケ ー キ を
頼んで街を歩いてクリスマスツリーを眺めていると雪が鏤めていく景色・・・
「レイラァ・・・お前の居ないクリスマス今年で 350
年ちょっきしだな」
「エンペラーさんリアルでケーキですか?笑えますうぅ」
「て、てめぇー金作」金作は綺麗でデートの服装で町中偶然にも出会った。
(お前と居てお前と過ごした時間が恋しい)
いつもぶら下げている薔薇十字に髑髏のペンダントのレイラ生前の写真をいつもエンペラーは
70
71
見つめてはいる。
「彼の心の闇私が溶かせましょうか?『神』」
分に西郷事件が起きた。
30
「うむ。願うぞ・・・・隊長殿」隊長は神州思想が激しい国家テロリストである。
故に天成暦 1984
年
月
日
午後 時
7
14
4
「わたしをとるの?それともサイゴンなの?」
「くはははははは、愚かしい・・・愚民が聞く質問だな。決まっているじゃなねぇーか、
貴様と違っ
て俺はホーチミンを取る!」パッと出された三行半の『離婚届』に調印せざる得なかった隊長
は、家内と娘を捨てて自宅を『 KGU
の白い豪邸』と称がついてホーチミン関係の史料を調べ
ているが真実は『西郷隆盛』である。
では、西郷隆盛は薩摩の武士で明治維新の中心的な人物で大久保利通の友人でもある西郷は、
『敬天愛人』という言葉を鹿児島のある島に流されてこう悟ったらしい。
「我は隊長殿。しばし、時間は?」
「ほう。では聞くとしよう」神はクリスマス時期慌ただしい想いで、地元魔都『神松月ヶ崎宮城東』
の家に父と(弟)とで家にて夕食を食していた。
「なぁ、お前はあれかもしれないが俺としては昔がよいのだ」
: HEVUN
” に捕らわれて無抵抗で動じないが貴重な材料で我の教
CODE
「相変わらず父は腰抜けじゃぞ、軍事マニアは壮絶な死を遂げ、
同年将軍と仏と織乃坂と遺跡は、
逃亡中に我の軍隊 “
授のコレクションだったが、仕方ない。京の六条河原にて
『斬首』
となった。
みっともないじゃぞ」
「なぁ?お前何を企んでいるのだ?こえぇーわ」父は、雷死文皇という。有名な学者でもある
が娘は一度百年前に既に死んでいる。
今から百年前・・・明治 年 月
日
水戸の獄中にて獄死。
6
4
10
「俺はあの優しいお前でいてくれればいいのだ!
なぁ?」
「女々しいなぁ。お前はそれでも◯玉ついているのか?」
「ついているのだが、これとそれとはちがうと言いたい。
」
「男もすだれたな・・・・幽齋?斉藤幽齋は我にビビッてたまがついてねぇー」
年
2012
月
12
日
25
EDEN
「お前は俺が殺す。娘を取り戻してしゃやらぁぁぁぁぁぁぁ」雷死文皇没す。
天成暦
雷死文皇享年 560
歳。生まれは、江戸嘉永元年ここ 神 松月藩にて生を受けその後神宮に仕え
そして今日までいたが、『神』によって実の娘に殺される。
は、
「神なんざ
KAS
―
「聞こえなーい『時間移転』」市川は神宮の宇治橋すぐ近くで雷死文皇の失われた時間と命を戻
すと喘ぎ声で疲れている市川は、リポビタンを飲んで体力を回復すると
てめぇーの娘だろ?」雷死文皇は紛れもない『神』の父である。
「ひさしぶりだろ?元マシタ ―
同士が戦うとは驚くさかいに」長く伸び切った黒髪に左目に残
る傷痕とクロスの胸に出来た傷…。
72
73
「・・・・・まぁ、見てろ・・・・・」赤く染まる紅蓮の焔が右腕に巨大な剣が包帯を巻いて
立ちはだかる敵を打ち倒した。
「織乃坂友禅教授の死も『神』が遣ったのは紛れもない事実かもな?くっ、
」
「嫌ぁ・・・その・・・『フェイク』か」市川は嘘と見破り雷死文皇は焔で宇治橋は炎上ではな
く『神』は京の六条河原まで行きそこで、ハマショーと会っていた。
「『神』ですか?何かご用か?」
「うむ。再び働いてもらうぞ・・・・お前に本当の心を解放してやろうか」
ハマショーは知らない。ハマショーは、神宮文庫の時とは違うようだ。
「俺・・・僕はキミたちが嫌いだ。
憎まれっ子世にはばかれず」
「我に牙をむくとはお前は四百年前の異能者と日本とで争い異能者達側が勝利した暗黒者だ」
ハマショーは闇の焔や相手を一撃で死なせる即死系を扱う異能者であり、エンペラーの兄。
「そんなの関係ない!はい、オッパッピィ~」未だ使われる旧世代のお笑いのネタで神から立
ち去ったハマショーは堀川大通りで姉の守末河が待ち合わせをしていたようだ。
「お久しぶりね兄上。てっきり石田三成とて首をちょん切られて死んでたわ」
「何が言いた い?俺に・・・・」ハマショー は身を隠そうと街灯に隠れるが守末河の 異能は、
淫艶の異能であり今まで何千何万の悪を葬ってきたその身体でいつも持ち歩いているタブレッ
トに入っているのは男を凝縮濃縮した『種』である。
ブラック・アイアンランスメイデン
「 黒 の 鉄 槍 鉄 槌」地表から鉄の槍がハマショーを串刺しか、と思うが黒い空間でハマショー
サンダー・アナル
がドス黒い殺気で暗黒の焔がすべてを灰にする。
「 雷 の肛虐」雷がハマショーの全身を拘束して雷がピリッと痛んで苦しそうに、すると黒闇が
ハマショーのかつての姿がそこにあった。
「くはははははははは、『神』からの餞別だよ。ほい」ハマショーの周りの万物が息絶えた。
「私はこれから隊長邸に行くけどあんたも来る?」
「あぁ、行く」四百年ぶりに元の姿で暗黒を纏い全ての元凶であり、異能者の皇という訳の分
からない理論がある。
そもそもハマショーは、関ヶ原の合戦時(慶長5/一六〇〇)に徳川側の東について全てを瞬
時に殺した人間だが、それよりも前に壇ノ浦でも霜月騒動でもそうだ。
「俺に指図あるのか?」
「ないわ」守末河の異能は『性』である。
こうして『神』が最凶の二人を隊長宅に派遣した。
「エンペラーサン・・・さんここのケーキおいしいですか?」
「ぐるなびの口コミヤラセで騒いだのにですか?」
「俺とレイラを紡ぐ唯一の想いで毎年明治の頃から世話になってんだ」
「そうでしょうか?」綾美は俺から離れると純之介と一緒に隣町まで電車に乗っていた。
74
75
「俺は、ううん・・・なぁ?恋人って何だ」
「互いに好きなるよってママとパパがよく言うの」綾美は両親と会っていないのは
に入る前にも聞いたことがある。
ZERO
:
CODE
御前巴美と金策優作の間に生まれた娘であり、 KGU
図一の科学技術があることから『神』か
ら自動武装ロボットの依頼があったがあっさり拒否をして多額の担保で博打三昧だ。
万
6 を借りて暮らしている。
「ママが三ヶ月も音信不通なの・・・」綾美は純とは恋人のようだ。
エンペラーはこの恋人の季節が受けないというより、居ないのだ。
通りすがりに墓地を通ると霊が俺を恨んでいる。俺を憎んでいる。
「おっかえりー」ただいま。とエンペラーは赤松家の宿舎で家賃
最 凶 指 名 手 配 の 守 末 河 と ハ マ シ ョ ー 賞 金 総 額 1000000000000
の額がある為に長年エンペ
ラーは切磋琢磨して鍛錬して来たるべき日に備えている。
「澪、炎心、歳英・・・俺と今後も頼む」赤松家の人間は室町より手前の南北朝に活躍した赤
松円珍が祖だ。そのため武士の名残で今でも澪と炎心は、『神道無念流』
の流派で、竹刀を持つと、
刀を手にすると極道お嬢になるのだ。故に皆から『姐さん』と呼ばれている。
「 澪 姐 さ ん、 食 事 ッ す 」 テ ツ が 言 う と 俺 も 玄 関 か ら 移 動 し て 中 庭 に は 近 衛 が 配 置 さ れ て 左 右 に
近衛と北面の武士が警備されてある。
・・・・と言うのは、北面の武士は宮中の北側を任されている武士であり、源氏や平氏など実
力主義者クラスが天皇を護る盾と剣となる。
時
18
「総司郎さーん手紙が来てます」エンペラーはサンダルを履いて玄関の小道の脇を取って母屋
と離れの中間にポストがある。
『拝啓
エンペラー殿』
私どものXマスパーティーに招待するよ。
日時 12
月 25
日
場所隊長邸
「来てたのか」エンペラーは飯を食いに行く時に澪と歳英と炎心に言った。
「澪、一緒に Party Time
行かないか?」
「俺が先だ。残念だな・・・エンペラーさん」そう、俺もすんなりあきらめがついて大広間で
食事をすると赤松律が来ていた。
「ママが来たの~一年ぶりだよ」
「ごめんね。澪・・・エンペラー君も元気だった」赤松律が持っていたのは骨壺で二つあった。
伊万里焼で紫色の包みで位牌と骨がエンペラー自身この二人は分かっていた。
「吉田登内閣総理大臣兼四傑の一人だ。ご苦労お前もナ。伴理事長」
「ちょ、ちょ・・・話が急でわかんないのだけど」
律は、大陸からの柄が金色の双剣を床にさして指名手配二人の手配書をエンペラーに渡した。
76
77
「Xマス時期にか?どこだ」
号車両編成で北は蝦夷から南は琉球の与那国まで線路が続いて
16
「 隊 長・・・ よ 」 隊 長 の 家 だ。 エ ン ペ ラ ー は そ の 日 に 家 を 飛 び 出 し て 遠 州 貧 鉄 道 の E R
2000系の新型特急電車
いる世界最大にし、私鉄としては総売上 700000000000000000000
である。
「澪、歳君あなた達しっかりエンペラー君を護ってあげてね❤」
「へい、OK」
獄
炎
グレイヴ
心 墓 」サタンの結晶が現れて蒼い焔の塊が話すのは、隊長はル
フレイムハート・
こうしてエンペラーは、黒コートを着て遙々隊長邸に来たのであった。
煉
ブルー インフェルノ・ア
「俺も蒼い
シファー《黄色の焔》である確証がある。
「・・・・さぁ、行こう」腕をつかんだのは澪と綾美と歳英と坊屋と純と白宮であった。
「来たぞ。烏合の衆だ・・・」隊長は二階の部屋で特攻隊の服や写真が飾ってある部屋に最新
式のネットオーディオが搭載されてあるデジタルプレーヤーで音楽を聴いていた。
「私が押さえますのでしばし、御寛ぎを」守末河は侍女を数人手配して奉公人の身分問わず男
性を募集した。
「男よ、種をもらい受ける」淫艶の異能の怖さが、目の前が暗くなり気がついたら血の塊と紅
白混じった床で守末河はニヤリと笑ってタブレットで食べていた。
「富士心頭滅却流
椿風」土方は雪が降った椿の枝を刀にして隊長邸が戦場となった。
「
:
だッ!
ご用改めである」正に池田屋事件騒動みたいに七人の異能者が、隊長
CODE
ZERO
邸宅に押し入ってそこで、イザベルとハマショーと守末河と『神』と坂谷と四季が、
エンペラー
の行く手を阻むが全身全力で蒼い焔がサタンと同化して燃えさかる焔の地獄の髑髏が、隊長邸
フォニム・
情
ライオン・
フォニム・
熱 獅 子 音 韻
ディザイアー・
銃
シールド
剣 盾 」愛用のB ‘ Zから貰い受けたギター
ガンブレード・
宅を包んでXマス当日の日、運命が、歴史が、動き出す!
ジェラシー・
「 嫉 妬 音 韻
が銃剣としてイザベルを捉えた。「ROCK
ON 」 ス コ ー プ モ ー ド で イ ザ ベ ル に 紫 焔 の 弾 が
グレイヴシエール
飛んできて身体が弧を描くようにくねっと曲がり堕ちて隊長邸宅の8m の階段から滑り落ちて
クリスチャン
倒れた。
「 十 字架の墓の罪」手に持っていた十字架から高低音の耳では耐えきれない音波に異能者が
苦戦する中英矢はギター の
- 盾で音を反射して音速の異能は、交わした音が束とナってイザベ
ルの十字架を切り裂いた。「音速は光と一体となった音の種類や」英矢はひずまず
二階に上って襖を開けると長州藩士や薩摩などの過激派のテロリストが刀を抜いて英矢は、ギ
ターを床にさして雄叫びを叫んだ!
「 俺 は、 音 楽 界 の 頂 点 に 立 つ 長 年 ヴ ィ ジ ュ ア ル 糞 扱 い し て き た プ ロ デ ュ ー サ ー を 俺 が 音 楽 を 変
えてこの聖剣エクスカリバー勇者にしか抜けないこのギターでてめぇーら、
幕府に購う賊共よ、
成敗いたしてくれるわぁ」ギターが金色の柄の藍色の焔が灯されて背後に黒コートに水着姿の
レヴィアタンが髑髏の翼で獅子の顔に蛇の胴体に馬の足、醜くよそを嫉妬するこの四肢が英矢
78
79
の思いと繋がって長州藩士が、焔の地獄の髑髏が身体を燃やし尽くした命を燃やしファルコー
「あぁ・・・あづいいい・・・・うぐぅ」次々と長州の藩士が燃えていく・・・
イザベルは、「畜生ぉぉ」低音で耳の聞こえを変えると英矢もアサルトモードに切り替えた。
「レヴィアタン、お前の力貸してくれ」暗闇の静寂さが何とも言えないが、イザベルとの激戦
が心を奮わせて十字架にピンポイントで狙いを定めた。
『英?あの子小さいし、ツンだし、ロリだけど良い?タイミングよ』
レヴィアタン分かっている。英矢はギター型の超極大の銃でイザベル一点に定めて砲撃開始し
た。 10
・・・・ ・
9・・・ ・
8・・・ ・
7・・・・ ・
6・・・・ ・
5・・
・
4・・・ ・
3・・・ ・
2・・・・
・
1・・・ 0
ドドドォオオオオオオオオオオン!
「きゃぁ・・・・あぁ・・・・」イザベル滅。天成暦 42
年
月
日
時
12
25
7 半『死』
歳。戒名は『好天太子女院音聴姫』である。
23
享年
「 糞、 私 が 行 か な き ゃ な ら ぬ 」 隊 長 は し び れ を 切 ら し て 隠 し 部 屋 か ら 重 装 備 で 黄 色 の 焔 が 暖 か
く加護として護っていたのだ。
『 隊 長 殿。 導 き と 審 判 は 刻 一 刻 で す ぞ 』 ル シ フ ァ ー は 杖 を つ い て そ の 折 れ た 翼 が エ ン ペ ラ ー を
全体の動きを察知していた。
「長州が先ほど池田屋において御エンペラー一味の英矢殿が討ち取られました!イザベル殿ご
遺体は同処分なさいますか?」使いのメールだ。長州の生き残りが隊長にメールをしてきた。
「御意。京の帝に院からの仰せで『霊山に鎮めよ』と相分かって下さった」
そう、返信した。
『我が軍後先一寸先は闇ですぞ』ルシファーが戦況を見切り出ると、そうか、と隊長は部屋か
ら出て行った。
「俺が居ますか?」
「良いんだ。ハマショー・・・俺が斬り込む」その剣は、ルシファーが賜った禍を断ち切る剣《草
薙の剣》である。
「天昇空破燐」ごはぁ、隊長が一階で剣を振ると土方が、ベランダから飛び降りてベランダの
何時は入ったんだ?」
KGU
木を刀にし、一階で流れている血を刀にして二刀流で隊長と斬り合った。
「お前誰だ?
「天成暦 25
年 月
4 日
1 ・・・惜しくも国史の番犬でね。俺は、国史の飼い犬だから好き勝手
できねーが、フィアンセとなる澪を見つけて愛すべき人を見つけて楽園は、日出づる地上の星
が女神の温もりも愛すべき人の唇は俺が護りきる名が遅れたが、俺は D2030086
の土方歳英
だ!これから死ぬ人間に名乗る必要はないぜ、おっさん」土方は交互に刀で、草薙の剣で押し
80
81
ていったが、廊下に出て雪が積もる坂道の道路で刀が一つ飛んでいき、草薙の剣が土方の手を
ばさっと飛ばして手の甲から出血するが道路から血が白い道の雪に血がポトポトと滴り落ちて
いく中・・・・紙一重で隊長の鳩尾を蹴って道路丸ごと刀にして “ どりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ”
と一発与えると袴が破れると背中に大きく傷が、切り傷で力尽きた。残り六人。
「青二才が俺をこんなに追い込むとは国史の犬共もよう遣り合ってくれんのう」隊長は邸宅内
ではべらんぼうに酔っ払っていた政子が一升瓶片手に脇差しを抜いて白宮を追っていた。
「氷
河燦燦滅雹剣」地表から湧き出る寒さ氷の氷柱が政子を串刺しにすると、寒さで酔いが冷めた
のか影で白宮の影を捉えると知り白宮は頭の回転が速くて氷で影の動きをずらすと「酒だぁ!
影 槍
クイーン
天 空の 女 王の
シャドウ ランス ミストレス
無
パラ ドックス
敵の盾 矛 」くっ、舌を噛みしめて白宮は、アスモで
インフィニティー
酒の奴隷に靖国の英霊よ愚かな田舎者にレクイエムを送ろう」
「天誅
ウスを呼び出した。「働けぇ、ねぇーちゃん。“ ウルムローゼンクォイツ ” だ」
『やぁ~ね。はしたない金では無理よ。うう、で~もぉあ・な・た・のそ~れ』
シャドウレクイエム
「俺の身体くらい一銭にも価値はない。いくらでもくれてやる」
「影の 鎮 魂歌」
ウ
ルム
ローゼン
クォイツ
「決まった。あんたに氷の墓標を散りな」
『超寒冷氷河期 薔 薇の 騎 士』政子は子供の勉強机につまずいて氷の下敷きで政子はかろうじ
て逃げていった。『はい、ご褒美』アスモデウスにせがまれて白宮は自分のみを与えた。
「エンペラーが心配だ。国史の犬共が朝廷の藤原氏関白一行が院の王家の番犬と蔑まれて千年
ふどう
まさはる
間耐えがたいものだ。俺が、探す
そいて、番犬と罵られないように氷で冥界に送ってやるぞ!
蔵山 不 動 政 治」
むさしやま
武
その頃、エンペラーと澪はハマショーと守末河と激しい死闘であった。
「よう、きようかったか・・・・朝廷の犬が迷い込んだのか?」
「黙れ、クズ共!俺達は国史も朝廷も王家も『犬』ではない!ましてや、賊と一緒にするな千
ダークネス
ドラグーンダブルクロウ
年間探しに探して今日、ここで終わらす」エンペラーの蒼い髪がなびいている。
GODHAND
「 暗 黒 龍 の 双 爪」エンペラーはベルフェゴールで異能を防ぐと澪が、ハマショーの異能
EDEN
を無効にした。
「・・・・・ 楽 園の 神 手」ハマショーの暗黒が消えた!澪の異能を打ち消す力は、異能者
として忌むべき存在・・・・守末河が澪の腰に肘うちしてがっくんとなったところを背後から
襲った。
「やめてって言ってんじゃん!あう、」守末河は澪のスカートのベルトを鷲づかみしていた。
「恥ずかしいのはこれからよ・・・・」ビリッと音がして腰巻きが外れると澪は寒くてスカー
トで隠していた。これが、バラエティーなら全国の男子諸君は嬉しいだろうが、残念ながらこ
れは生きるか、死ぬかの学園ダークファンタジーな為俺達は本気だ。
「わははははははは、 300
ちょっと生きてあんたまだ処女?うっけーる」からかうのか、笑う
82
83
守末河は澪をベランダの淵に立たせて背後から鉄のようにズシンと身体の体勢が崩れて足を開
けた開脚状態になっていると守末河の奇襲が始まった。
「HEVUN」翠の不可侵見えない壁が守末河の異能を反射した。
双
灯」エンペラーと同じ蒼い焔が澪のすぐそばまで迫っていた腰
ブルー ブレイズ・ソウルツインアタッチメント
「ちっ、蒼い 焔 魂の
を強く打った性でぎっくり腰でそんに動けないが、足をズルズル引きずっていると守末河が木
の巨大な幹を模して作られたとんがったモノを無理矢理押されて澪は悲鳴を叫んだ。
「あぁぁぁぁ・・・いだぁぁ・・いた・・・いあ・・・痛い・・うぅぅぅあぁぁん」エンペラー
紅
蓮
curimuzon
処
ciear
しつ らくえん
女の 罪
失 楽 園」尻から全身に痛みが澪を
varjin
は、澪を助けようと蒼い焔では力を使い果たすためにベルゼブブで堪えた。
神 肛虐
satan anal
「・・・・・・ 魔
襲い体中に蒼い焔が駆け巡って血の潮が血の流れ出すら澪は四つん這いになってベランダから
m の階段から滑り落ちると守末河はどこに行った?ハマショーも
20
「澪 ―――――――――――
」悔し泣きして自分の愚かさを再認識した。今まで自分は、澪を
護ろうとしていたが、結果的に澪に辛い目に遭わせた。
『馬鹿野郎、あいつが俺と同じ技を使うなんて初耳だぜ』
「サタン?俺にアレを使わせろ」
『けけけけけけ、お前が?アレを?くくくくく、良いぜ!サタン様が特別許可を許す』
「 サ タ ン、 恩 に 着 る 」 エ ン ペ ラ ー の 周 り に 想 像 を 絶 す る よ う な 七 焔 の 剣 が 姿 を 現 し て 特 別 中 の
特別で七体の悪魔が契約者に変わって従うのは本来合ってはならぬが今回は異例で、エンペ
ラーも 400
年ぶりにかつての蒼いロン毛にグラサンで黒コートに金色の指輪と薔薇十字に髑
髏のペンダントをぶら下げて左目にサタンの契約時にできた傷痕と右腕がサタンの腕の証拠と
なる移植された痕跡が見られる。
「行くぞ、おめぇーら俺の後についてこい魑魅魍魎の悪魔達の饗宴が奴らの血と肉を食らうぞ」
一階に移動して傷ついて疲れている隊長が桶の水を飲んで竈から吹き抜けの回廊に差し掛かっ
た時にエンペラーが、隊長を見かけて庭まで追い詰めた。
「終わりだ。観念しろ・・・・」
「うぅぅがぁぁぁぁぁぁ」発狂して剣を振りまして表面上は雪が積もり池が凍ってツルンと滑
るが、隊長は剣を池の氷を割り咲いた。
「カリバ ―――――――――――
ン」聖剣エクスカリバーは知っているが、隊長はエンペラー
に剣を腹に刺したがそれは幻覚で気づかず内に隊長は斬られていた。
「ご・・・む・・・む・・・・無念」隊長は庭で壮絶な戦闘の最中戦死した。
クロス
煉
グレイヴ
獄 墓 」ズドドドンと玄関から爆音が聞こえてエンペラーが駆
インフェルノ・ア
「ルシファー、ついてこい、俺に力を与えろ」黄色の焔が剣に収まった。
サタン
「・・・・ 魔 神 十 字 架
俺がぁ澪を護るって大口たたいたが、何一つも護れなかっ
―――――――――――
けつけると澪が磔で頭と股間まで血が止まらぬ勢いで滴り落ちて意思もなかった。
「ぢくしょ
84
85
たジャーねぇか」落胆する土方にハマショーの猛攻がぁ、
「うぅがぁぁ・・・はっ」宙に浮か
んで坂道に転がって土方は動かなかった。
残り五人
「もう、よそーぜ」エンペラーは遂に降参した。
「俺達は負けだ。ここに居る人たち全員生かせてはくれないか?頼む!この通りだ」土部座な
んて昔のエンペラーにしてはかっこうの笑いものにされてしまうが今は、仲間を信じて少しで
も人間らしさを取り戻すのが先決で守末河もハマショーも納得して立ち去った。
うぅぅぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」エンペラー
――――――――
完全敗北とは文字通りこの意味だ。
「あぁぁぁぁぁぁ
は泣き崩れて雪が降る 25
日 CODE
: ZERO
の運命さえも変えてしまった。
エンペラーが、悲しむのをよそにハマショーが来て、闇に堕ちた男が言った。
「お前はそれでも俺の弟だ。また、楽しみにしてんぞ」
「あぁっ!」
エンペラーは拳を地面にぶっつけて言う。
86
87
マ
モン
第Ⅳ章
紫 色の 焔
否・・・あれからだ。
俺は KAS
に会いに行った。
「こんにちは、久之朝倉阿之親王にお目通り願いまする」朝廷の御簾が上がった。
「おう、おめぇー生きてたのか?神宮は見ての通り修理職がくるまでの間京都御所と幕府の仲
立ちでなんとかってところだ・・・」
「話があってここに来た」エンペラーの正装姿はおそらくこのシーンしかないので貴重だろう
な。烏帽子に袴御紋に菊の家紋をあしらった装束としゃくを持って礼をした。
「顔を上げろ、あげろ、みっともねぇーな」京都の御所で御簾の上に座ってゴロ寝をしながら
漫画を読んで 50
インチの大型テレビでワイドショーを見ながらこう言った。
「うぅ、つーか、そうそう。お前?最期の焔か」
「えぇ、そうでございます!帝」敬語で接しないといけない。
「澪ー今も意識ねぇーのか?」
「は、はい!そうでございます」
「ふ~ん。陰陽師にも派遣して貰おうか?」
「結構でござい・・・・いえ。ありがたく遣わせて所存でございます!」
「おおう、身体にきぃつかってーこーぜ。んなぁ」エンペラーは正装の服を宮川上流で捨てて
黒コートを着て KGU
第四セクター(廃社旧一号館)の中はがれきで土埃が残る居住スペース
が地下しかないので俺達は普段ここで暮らしている。
「赤松律は四傑の一員で、澪の実母だ。俺の母は知らない」ここで澪は点滴を受けて療養して
いる。「エンペラー君何が食べたいの?」外見が 20
前半思われても仕方ないが、実はめちゃ
くちゃババァである。が、本人にさすがにそれは言いづらい。
『ネギ醤油和風ささみなんだけどもー、中将の民間療法はガチでインチキ』
醤油4
水 50
c
ごま油3
塩 杯
2
g
生姜大三個
600
ネギ
88
89
ささみ 本
5 じゃがいも四個
酢 c
4 小麦粉大さじ 杯
5
「不味い。ううん、最高にうまいよ。」(嘘でもうまいという。ガチで、不味い。
)エンペラーは
美味しそうに食べたが翌日頭が腫れそうな痛みと下痢に襲われた。それ以降二度と律が作った
料理を食べずに中将とも顔を合わさずにいた。
(久之朝倉阿
KAS
「なんて、中将は 50
年前に革命戦争で命を落としているんだ」地下のエンペラーの部屋には
思い出が転がっている。中将は『学社』の地位だったが俺達は知らないが、墓は KGU
陵墓に
あるらしい。倉田陵とも天皇の帝の墓がここに集まっている。
全 250
代続いた天皇も今の時代は居ないし。機能していないが、代わりに
之親王)が政務を執り行っている。
「律さん、お話が」
「ほーい、何々?澪が寝ている間だけだよ」
「お願いします。俺ともう一度戦場で異能者の戦いに参加してほしい」
「いいけども。澪は私の血を分けた子だよ。異能を無効にするのは私が得意よ」
「それだけではあいつ、澪は苦しい想いするだけだ!俺の妹なんだ」
「気づいていたのね?あの子確かにあんたの妹よ。 BARST
に目覚めさすのに連れていくの?」
律は澪を見て澪の頭をさすってこう言った。
「しかしね。エンペラー君あの子を戦わせるなんて馬鹿だよ」
「ハマショーと守末河をぶっ潰せるのに俺も居るんだ。あいつの協力なしには無理だ」
「母から言わせて貰うけど私が戦うわ」
「本当ですか?」
「えぇ」律はようやく戦うと言った。
物語自身この焔巡る戦いもこれで終いだが、
――――――――――
これで終われない。
》
―――――
エンペラーと『神』の物語は “ 第Ⅱ部 ” という形で新たな戦いへと向かう。
《俺がその知らせを受けたのは澪が退院した二週間後
「そうか。残りが、鉄っちゃんはERX 700000
系に乗ることが分かった。ERX系は鉄道オ
タクもビックリな超最新型のリニアである。時速 10000000
kで、江戸から京まで 分
1 で着
く の だ。 と っ て も 早 く こ こ
学園前も黒門まで最速 , , 秒だ。つまり、リニアのすぐ
KGU
0
0
1
そばで学校も遅刻せず帰りがスムーズになったのだ。
亀山天神藩もリニアが通ってかつての
『田
舎者にゃぁ電車もないっぺ』等と呼ばれずに都会としてビルディングや大企業の参入で賑わっ
ていた。市長の稲垣禎藏(幼名ぬらりひょん)はこのことが気に入って亀山天神ランドの建設
90
91
を進言してリニアをガチで作ったらしい・・・・。
」俺は、その車内で鉄っちゃんを待っていたが、
来なかった。
「来ないね。エンペラー君。困ったねぇ~」律は刀を構えていた。
「はぁ~来ないな」俺はリラックスルームに入って自動でマッサージしてくれた。
「ありがたいのう」すると、知り合いの医者である御門里依紗を呼んだ。
「里依紗ぁ~あぁぁ~」里依紗が驚くとあれだ。
「エンペラーさんお元気そうで何よりもです。今からどちらに?」
「学校~うぅぅぅ~ KGU
」
「私もです。皆さんのお力になりたいのですが、よろしいかと」
「おおおおう、うぐぅ~って痛てぇー」リラックスルームを出て車内販売でお茶を買って飲む
と里依紗が隣の座席に座った。
「 KAS
様は神武陵にて出かけました。私は知らないのですけど
『神武の落胤が世を真っ二つにし、
禍を呼ぶ子に罪を』とお父上からの伝言です。」
前にハマショーがいたのだ。
KGU
「へぇ~おもしれぇー」この時は知らなかった。俺の本当の事実が知らされたのは、里依紗と
分かれてすぐであった。
「ただいまぁ」
「遅かったね。もうすぐ着くわよ」律が焦っていたのは、
「何用だ?」
「神武の落胤がお前であることを突き止めた。アマテラスがお前らを護ろうとしたのは、 KAS
が神武の弟で、『神』はこの地球が誕生して宇宙の塵がビッグバンを引き起こして生物は微生
物から産まれた。『神』はその微生物・・・光もない。暗い暗黒の世界の中で生まれて初めて
人間として人の世を作った。勿論キリストが生まれていない何千何万前に『神』はたった一人
でこの世を作った。恐竜が絶滅したのは、『神』だからだ。その異能は、『神』が創り、
『生と
死を統べる異能』は俺達よりも前だと言うことだ。そして、その異能は『神』が、猿→地上に
降りて二足歩行で生活したのが、アウストラロピテクスだ。お前は、『神』を唯一殺せる人間
であり、俺達兄姉が死ぬ運命がある。そうとだけ、伝えておこう」
「おい、待て!どういうことだ」
事実だの真実だの知ったエンペラー自身自分は確かに神武の落胤であることは薄々気づいてい
た。
「気が楽になった。俺は戦う」
「待ってよ、どこに行くの?」
「新三号館」今までの三号館と比べてスケールの違だ。
「これよ」三号館・・・バベルの塔みたいに天よりも高く聳えるキャンパスに足を踏み込むと
織乃坂友禅の息子神聖朗が襲いかかってきた。
92
93
サ タンカルテット
「魔神 四 重奏」双剣の技か、刃の回転速度をあげると刀身が赤く燃えさかるがエンペラーは
ひらり交わして蒼い焔で神聖朗を地中に沈めた。
「親父を!姉貴を!返せぇぇぇぇぇぇぇぇ
」
―――――――
「怒りだけで身が滅ぶぞ。言っておく『遣ったのは神だ。恨むのは神にしてくれ』
」
「俺だ、俺が強かったのは守り切れたんだ・・・・おれがよえぇーから」
「お前は随分と強いぜ。」
「姉貴は?」
「さぁー織華は生きている。こいつが治した」と、物音がしてエレベーターにうろちょろして
いた里依紗が布を包んで神聖朗の前にポンと出した。
「ほ、ほい、お捜しの姫様を治しておいたよ。治療料は後でたっぷり払って貰うよ」
「サンキュー、エンペラー。疑って済まない」首を振って新三号館の構造を把握したエンペラー
は、神聖朗を連れて理事長室がある100 FLOOR
を目指した。
高層ビルディングに匹敵する三号館に神聖朗は詳しかった。
「行き過ぎだ、俺の部屋によってこい」 50
階の大広間の鳥居のシャンデリアの研究室には、グ
ラビア雑誌が散らばっていた。
「おめぇー、乳が大きい娘の水着が好きなのか?」
「男ってサイテーね」澪があきれると理事長エリザベス・アリストテレスの写真が机とパソコ
ンのデスクを飾っていた。
「最近、『神』自身自分が作り上げた創造の異能者を見かけて・・・このファイル見てくれ」
件名
《HEVUN計画》
――――――
―――――――――
EDEN消滅後にアクセスポイント D30045GTRe378
に入力完了
・翔橋呂蔓(反転の異能)・・・・・・・・・・・(花押)
・ウィリアム・J ・カーン(歴史の異能)・・・・(花押)
・ヴァルキリー(戦の異能)・・・・・・・・・・(花押)
・ナポレオン・ボナパルト(英雄の異能)・・・・(花押)
・GOD・エンペラー(真・地獄の異能)・・・・(花押)
・パーダ・ドゥ・ヅッドリオ(光の異能)・・・・(花押)
・マシュー・C・ペリー(海の異能)・・・・・・(花押)
・アナト・D・ヴィクセムバルト(女王の異能)・
(花押)サタン側
秒後に自動消滅します・・・・
10
以下九名が創造の原初の異能者にし、” 楽園 ” の長
・・・・・・このファイルは
バコン、ファイルがデリートされて神聖朗がメモした奴に九名はどれも B.C
以前に活躍した異
能者の祖先であり、多くは「魔を踏み外し禁忌の道に走り出した人間の欲望と絶望」によって
編み出された異能である。エンペラーの異能よりもこの世に在ってはならぬ異能に困惑する俺
94
95
達。
「こいつは、エンペラー?勝機は?」
「ない。禁忌の異能は悪魔が教えサタンが扱うモノ」
『まさにそん通りだぜ、エンペラー・・・・俺以外扱えるのっていうたら正真正銘悪魔から教
わり魂もろともクズに劣化した人間だ・・・・俺がぁぶっ潰す方法を知っているがお前らに教
えない。』口が悪いサタンは長い蒼髪に黒コートをして右腕だけが無かった。
「ねぇ、サタン?どうして腕が無いの」気になる澪やみんなにサタンはエンペラーの腕を見せた。
『こいつの腕が無いのを俺の腕と移植した・・・与えたんだ。
』サタンは、大昔原初の時にアダ
ムとイヴの時代に番人として二人の監視をしていた。
「俺は天国と EDEN
と HELL
で多くの異能者や罪多き人間を燃やし尽くしてか」と、エンペラー
とサタンが口裏併せて言った。
「はて、行こうぜ」エリザベスの部屋に行くと白宮と純之介と英矢がお茶をして待っていた。
「お話ありがとうございます。学園の未来は私エリザベスが担います。
」
「おおう、伴理事長の隠し子だ。大正四年にイギリスに亡命していてそこで奴隷として売られ
ていた娼婦メアリー・A・ジェルスと駆け落ちで孕ませた女がエリザベスってこと・・・ん
を創ったのは良いが伴霊泉理事長が、殺されてお孫さんである回りくどいが俺は
KGU
まぁー、俺はそれを知っていて学園に呼び出したのは良いがHEVUNの連中に四傑の一人で
ここの
エリザベスの婚約者で学園の相続人だ。 KGU
が 1300
年目をして最大の危機に君たち《 CODE
:
》
を呼んで創設した。 097
は過去に命を落として奪い去ったエンペラー君の命の灯
ZERO
097
のコード・ゼロとして『神』に戦いを挑み散っていた英霊達だ。分かった
KGU
火だ。 97
人も
か?クズ共」
「おめぇーに指図されないくらい分かっている。勿論、その覚悟はある」エンペラーはリニア
が止まる場所で鉄っちゃんを待っていた。
他に神聖朗と織華と里依紗とエリザベスがエンペラーと同じで宇治山田跡に廃墟となっている
燃えさかる炎の社は血塗られた神社の境内で待っていた。
「来たら最期だ、 OK?
」エンペラーはベルゼブブで待機していた。
『貴様に負担するがその分腹一杯食わせろ』
「 あ ぁ、 わ か っ て る 」 エ ン ペ ラ ー の 身 の 回 り が 透 明 に な っ て い き 感 じ た こ と の な い 居 能 に よ る
圧力が激しいのだ。完全に七焔と悪魔を手名づけたものでもある。
「出発進行!宇治、宇治方面に参ります・・・ご乗車の方は黄色よりも手前でお待ちください」
鉄っちゃんはマモンつまり、双焔だ。
竜
王』」銀に輝く刀で賊を薙ぎ倒して英矢はギターで音
シルバー・ドラゴンキング
「燃え盛る鉄屑よ俺に刃を
『 銀
96
97
圧 迫
アイスランス・ローリング・
限氷 槍
流
フォニム
星群 音 韻』
」地表から湧き出る氷
スターダスト・
の音韻をボリュームを最大に上げると姿が変貌して真っ白なコートで上半身裸でギターには強
無
エクストリーム・
力なありとあらゆる音の魂がこもっている。
「セッション、Ⅰ・・・『
の刃と上空からの炎に包まれる隕石と落雷音が賊を燃やし、英矢の音を自動で回復する。
「ブラスト、Ⅶ・・・・皆の魂の鼓動を熱く熱く萌えるような戦っぷりにこれだ。
」ギターで音
スカーレット
の回転数を早めてエンペラーたちに見えない殻を作り上げた。
「 緋 色の音韻」だ。
異能者が異能者であるとわかった時点で、攻撃からありとあらゆる異能に耐えて促進してくれ
る。
花
六
輪』
」白宮は動じずに境内の社に立ったまま賊と
アイス・ プルースト・ セクター・サークル
「氷の花に美しくあら、『 氷
ヘル・
限地獄
浄
焔 」天よりも高く無限に続く上位クラスの技だが、
エンペラー
アヴソリュート・ブレイズ
鉄っちゃんに氷の層で固めると違う場所に行った。
無
ブレイズ・エクストリーム・
「 焔
フラッシュ・ランス
の精神面においていきなり高度は危険すぎるのだが、賭けに出た。
「L500系、 光 槍」響き渡る光の槍にエンペラーは苦しむのを耐えて目を赤くして体が燃
(食わせろ、
、 食わせろ、
、 とても
、 食わせろ)
、 EAT
えて薄くスケスケになっていくが翠の温かく死者の暴食がエンペラーに循環していく。
『
』エンペラーは暴食してベルゼブブをぶん殴った。
E AT、 E AT、 V ERY、 E AT、 E AT
「食い意地張りすぎだ。黙ってみてろ上級の戦いを見せてやるよ」境内は血が流れて神聖朗は
合図を待っていたが澪が気づいたのは境内が燃えていることで歩道橋にいる私たちも身が焦げ
るくらいあつくてコートや上着や下着をはずしても体感温度の熱さは変わらなかった。
「これ
はベルゼブブ元は美しい翼を持つ智天セラフィムだ。セラフィムの異能はありとあらゆる即ち
俺らも昇天しちまう無限の焔の見えない雨であり、エンペラーは自己犠牲の賭けで鉄道オタク
を葬る気だったがこのままでは互いに命を削ることになる。行くぞ」神聖朗は歩道橋から境内
魔
ブレイズ ハート
神四奏消癒 焔 心」青く光る剣先にエンペラーの魔を断ち切り心に癒し
サタン・カルテット・デリート・ケアー・
に入ると蒸発しているエンペラーを見て神聖朗の異能が魔を斬った。
「
の炎を与えて四奏も奏でられる魔王の焔が鉄っちゃんを倒した。
「マモンだ。双焔の主が再びお前に戻った」
「200年ぶりか?お前と会う・・・のは?」
『そうだな、お前はオレが居ない分も安心したわ』
「俺に相棒、行くか?」
完全に焔を取り戻したエンペラーは一同EDENの本拠地がある神松月ヵ崎に向
――――――
かうのであった ―――――――
98
99
エデン
ラスト
第Ⅴ章
楽園の最期
天成暦 44
年( 2044
) 月
日
1 13
エンペラー達は、京都御所で待っていた。
「ちっーす、元気だったか?エンペラー」
「は、そのとおりでございますが、都の検非遣使にも伺ったのですが雷死文皇は神の実の父と
仰せでございましょう。いよいよ、神松月ヶ崎に向かいます」
「後は、神聖朗、てめぇーが尻ぬぐえ」
「後から俺も行くわ・・・」
は御簾から上がって庭にいる十名の
に託した。
KAS
CODE
「君さぁ、嫌々・・・待ってくれ!
綾美?いねぇーか」 KAS
は立ち上がって綾美に謝った。
「申
し訳ありません。申し訳ねぇ ――
」何度も謝り綾美に気が済むまで謝った。
「あんたの母さん御前巴美は戦死だ。遣ったのは、守末河だ!」
「そ、そん・・そん・・・なぁ・・・嘘よね。ママ『元気だから良い子』にって言ってたのにどー
して死ななきゃならないの」
に 踏 み 込 ん だ 」 お 前 ラ ァ、 エ ン ペ ラ ー 達 は そ の 日 の 午 後 に 神 松 月 ヶ 崎 の
EDEN
「あぁぁぁぁ ―――
うぅぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」泣き崩れて綾美は大粒の涙でこれが綾
美の心の闇であり、彼女が背負う『罪』である。
「市川が先に
100
101
『 EDEN
』本部に集まっていた。
『よーやく来たか。が、俺様が教えるのが、これが『最期』だ。てめぇーら十人には生まれつ
きとてつもない遺伝子があり、その遺伝子に組み込まれた異能本来の異能を解放すれば、て
めぇーら EDEN
なんてあっという間にボコボコで消滅しちまうがよ・・・・・まぁ、今のおめぇー
らのクズの頭が空っぽな連中にはできっこねぇーよ』サタンがそれだけ言うと、エンペラーは
サタンから貰い受けた焔をコントロールする指輪を外して地面に投げつけてそれを踏みつぶし
た。
―――――
「綾美ィ悔しい気持ちは倍返しで仕返ししろ」綾美は涙を拭いて空間転置が全員に発動した。
本部第一層
――――EDEN
「ここから先に行かせないよーと私を倒してから」なるほど、山安悠里が相手だ。
「グラビアの嬢ちゃん?」英矢がギターのコードで雷にセットアップして水をはじく防水の音
フォニム
の壁を全員に与えた。
盾 無効 音 韻」水の泡が異能者を護ろうとして英矢は、水の壁なしで攻め続けた。
ウォータ・シールドゼロ
「 水
龍
鉄 爪」水の束となって水龍の爪が鉄のように硬く鋭くて英矢は、軽々と避けてギ
アクア・ドラゴン・アイアンクロウ
「水
ターで防御の面譜面のコードでは戦法辛い。
「ファイナルセクトこいつあぁ・・・・」英矢は水のシャワーが水の勢いが止まること無く英
矢にギター一本で無防衛。確実にここで死ぬ。
赦せ」ギターから漠然とする音の力と異能が
――――
「俺の本気・・・・・・俺が生まれ持ったときから『音』と歩み音の数だけのUPとDOWN
を経験してこれだ。 ―――
究極幻想交響
溢れてきて山安は、はったりと思った。
「なぁーに、私はこれでも EDEN
の人間だから殺したくてムズムズしちゃうの」
「殺されるのか、俺。」目が冷めた目つきで悪魔を背負っているかのように藍色のコートに革ジャ
ンで背中からレヴィアタンの翼が左目がレヴィアタンの目が英矢に灯された藍色の焔がギター
を変化させて禍々しい黒い蛇の鎌を担いでいた。
『私はいつでも構わないよ。英ちゃん』
ジュビア・ プリズム
「馴れ馴れしく俺を『ちゃん』付けで言うとは随分と俺もなめられたモンだな」
「 水 の 監 獄」水量が地下水をオーバーして地下の用水が溢れてきて湿った空気で息苦しくて
双
サタン・クローネ
水魔 神 拘 束」天から降り注ぐ死の雨に英矢は濡れて異能が消
ツイン・ジュビア・
英矢は水を吸収して山安は笑っていた。
冥界
DETH ・ ウォーター・ハデス
「死の 水
えるのでは無く、この時を待っていた。雨が降り注いで地下の用水路は水に溢れて山安は紫色
の色気があるパメオで英矢こと真に覚醒した究極の『音』は静かな鼓動で体中から心臓にかけ
102
103
て異能が流れ込んでくる。
「っしゃぁ、完了じゃ。レヴィー」
『良いよ。こっちも嫉妬が収まらないようね。全身、ムカッとよ』
「レヴィー、大昔みたいに一暴れしてやろうかぁ」藍色の焔がその衣がレヴィアタンは英矢の
コートとして焔がプカプカと浮かんでギターがパメオ型で遠距離に対応した射程完了のギター
HELL・
ジュビアロスト・エデン
コキュートス
で英矢はみんなを護る気持ちが目覚めさした。
「はぁ? 地 獄 水 の 失 楽 園
鎮めよ
『 氷 結泉』
」ザババアアン水が鞭を打つようで英矢
ディザイアー・
双
焔の
ダブルブレイズ・
鉄
フォニム
槌 音 韻』ズゴゴゴゴォォォォォンと地響きが地
アイアンメイデン・
は水に消えた。水の中気泡があがりずぶ濡れの英矢は山安に仕掛けたトラップが動いた。
サンダー・ダークネス
『 雷 の闇色 の 嫉 妬
面が揺れて水流がひきはじめると山安は水路の脇で濡れた状態でガクッと俯せで倒れた。
「よかったぁじゃ~ん。俺のステージは終わり」
英矢は先に進む道だが、枝分かれになっており、
エンペラーは感覚を研ぎ澄まして言った。
「左に進め。俺達の導きは必ずや通じる」そういい、左に進むと田園風景に墓標が敷き詰めら
れていた。土器の破片や遺跡の墳丘が数多ある中で廃社の社の境内の賽銭箱に座っていたのは、
待ちくたびれていたのは蓮華四季だ。
「遅かったぁー、エンペラー、俺もお前も腕なんぞ」エンペラーは四季と大仙古墳の頂上正し
く言うならばここは箸墓古墳だろう。ご存じ、大和は邪馬台国畿内説の中心地で、エンペラー
龍
ランス
土
器の
アースボウル・
古
墓
怠
ブレイド
惰 剣 』四季は土器で鉄壁の防御でエンペラー
代波」足が滑ってエンペラーの衣が消えて土器が体中に減し
アンティークウェーブ
ロータス・グレイヴ・ベルフェゴール・
器滅槍」土の塊が土器の縄目の槍がエンペラーを刺すが上空でベルフェゴールの衣を
アースボウル・
土
は誰も近づかないように蒼い焔の壁で自分と四季だけにした。
「
インフェルノ・
着た。『闇に沈め、 煉 獄 蓮
天
スカイドラゴン・
の橙居の剣をへし折った。
「
減し痛んで負担が多き分冷静さを失っていた。
と変わらない強さで安心だ。『鬼神の古代オタ』と言われたお前」
EDEN
「これからさぁー八名も居るんですよ。エンペラーさんどうするんすか?」
「っしゃぁ、
グレイヴ
の 罪 闇の 蓮
墓
煉
獄魔 神
双
鉄槌」エンペラーの左腕の橙色
サタン・ ツイン・アイアンメイデン・
器 墓 」土器の集合体か。墓石が盾と剣として石の剣がエンペラーの頬を掠め
アースボウル・
「はぁー、 土
橙
ベルフェゴール・ シエール・ ダーク・ ロータス・ グレイヴ・ インフェルノ・
て四季が飛び込んだ。
「
に灯されて黒い髑髏の死者がエンペラーの半身をつかんで漆黒のコートで蒼い焔がエンペラー
の左目に写っていた。
「これから裁きの時間だ。てめぇーの罪は俺がこのベルフェゴール様がお召し上がりになる」
周りは暗く漆黒な空気が漂うがエンペラーは心臓に手を押さえて跪くが、四季は土器の銃剣で
104
105
エンペラーの脇腹を刺すが血を吐いて意識が残っていないエンペラーにベルフェゴールの黒
コートを纏い死者の骸骨が四季を捉えた。
「ぐっ、うぅぅぅぅ・・・がはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」骨の髄まで四季の心臓をベルフェゴー
ルがかぶりつくと四季は倒れて土器の力も今までの記憶も失い・・・・一般人に戻った。
」澪が言うと、振り向いて俺達を先に行かせた。
―――
「 す ま ね ぇ ー、 あ い つ に 咎 を 背 負 っ て 生 き て ほ し い 」 蒼 い 焔 の 壁 が 無 く な る と 二 層 目 の 道 が 開
かれた。
「市川先生
第二層 ―――――
―――――EDEN
「『爆発』せよ!
」火薬が爆発して白衣のコートを脱いで髪の毛をセットして筋肉質の身体
で金髪の髪の毛をしている。少しとんがっている。
「『剣』を参れ。行く是や、中将」
「市川殿・・・・紫有菊門
愁然の師匠であるあなたも価値ありません」
「『死人に口なし』か、覚えておけ」剣を構える市川に中将は、動じない。
「私、中将は・・・死んでいます。『革命戦争』であなたも居ましたよね? KGU
解放義勇軍と
に総攻撃で勝ち目が無かったあの戦争で奇跡的に勝利してただ唯一の生き残りであ
MIU
して
セイバー・
クラッシュ
るあなたが、私は安心した。」中将の異能は圧縮だ。
「『 剣 聖 分 解』」中将は武器を解体して一つのオブジェを創ると市川は困った。
「俺は、この学校赴任時から大工もアメリカも韓国も不登校もガンもJ K(女子高生)のお悩
み相談や「やった話」「やってない話」もこれから生きていく民族不可欠、人類共存のキーワー
ドだし、我が神州は遅れてはならない近代国家の端くれだ!」こんな市川見たこと無い。揚げ
足を取られた。剣が分解・・・・圧縮は分解。
クラッシュ・
シーン・
リピート
「『分解・・・・あぁっ、そうか・・・・』人か。
」市川は全神経集中させた。
「『 分 解 区 間 再 生』」先ほどの武器のオブジェの時間が早くなっている。空間を再生させ
ることにより、中将は死んでいても意志のリンクはできる。
「『宿れ!爆巨超凄貧烈!無乳息災
御奉光明天志君子相違』」
『東洋百計』に印されて女中を召
喚できる古代中国秦の国始皇帝が徐福に命じて集められた書物にこうあった。
「人間、死んでも欲が有り、人間の欲や精魂だきゃぁー、分解でぁい」
エンジェル
分 解 天 使』天の破壊を貫きその刃は人類の牙となる。」
クラッシュ・
「お見事だ。流石、愁然先生があなたを慕ったわけですか」中将は分解を自分にした。
リバース・
「『 再 生
「『終りにゃ。進撃』中将、アンタは俺を立派なセンコウに立たせてくれたことは今でも忘れない。
永遠に天国で俺達を見守ってくれ・・・・死にな、中将」オブジェが破壊され、地面や天井が
崩れて女中も元に召された。元は死んでいるのもそいつを呼び出すのは、かなり負担がかかる。
106
107
「倉ぁ、二層は片付いた。おめぇー、三か?四?」
「市川の爺、三だよ。忘れないよ・・・・巴美はあたいの連れよ。
」
層の
50
最深部に『星の遺跡』があるって知っ
EDEN
「うぃっす、じゃぁー、松阪のキャバレーで綺麗なギャルと遊ぶか」
「爺、仕事が終わってない。エンペラー君は
てるでしょ、あの子達をそこに導くのが『 KAS
様からの勅使よ』お分かり?」
「了解。あんたも屍になるなよ」通話が終わった。そうか、倉陵院真尋は、三層目の公衆電話のボッ
クスで張り込んでいた。
「・・・・巴ちん、最期の時が近づくね」真尋は新部とスプリングを待っていた。
「ギュルルルルルルワァァァァァオオオオオオンンンンンウゥゥゥゥ・・・・」異形の化け物だ。
鎖骨が割れてボロボロに折れた四枚の翼と焔を纏う悪魔に、真尋は呆れた。
第三層 ――――
―――――EDEN
「ワレ・・・ダレダ・・・テキヲ・・・ウツ・・・」新部は『神』の異能により全身改造さ
れ異形の化け物としてよくある「仮面ライダー」で悪者が人間から変わるような感じで普段は
マフィアの姐さんだが、『神』により
時においては化け物になる。
OVER
BARST
「化け物退治なんてやったことも無いわ・・・」ベルトからコルクの 42
口径の銃を取り出した。
「わたしはそうだ。・・・・何の異能だったけ?」戸惑う真尋は銃を取り出すと全身にビリッと
電気が走ったようで異能が『舞踊』である。
「高天原式目
雷天」雷を誘う踊りで、腰を振って桶で指をかみ切ってその血で小野篁を契約
した。「グゥゥゥ・・・・ガァァァァァ・・・オオオオオオオオオオオオオ」鳴き声で、新部
は鉄のような扇子で真尋は腕を怪我するが、 emperor
のためだ。
「ライジング・サン!楽園の果てまでぶっとべぇ」舞踊の末銃で、ガンさばきを魅せて新部の
舌に銃口の弾丸が被弾した。
「ウガァッ、・・・・・アダダダダ・・・・イデデデ」真尋は銃の軌道を読み銃を天に向けて発
砲すると衛生から莫大な光が注いで新部とスプリンガーは光に焼かれて細胞が活性せず肉体も
魂も太陽と共に消え去った。
創始者にし、技術局局長で前年に流行病で世を去った一平の妻だ。
MIU
「へい、終わり。」
流石、初代
第四層 ―――――
―――――EDEN
「ここかぁ、四層目って誰が戦う」はい、手を上げたのは織華だ。
「姉ちゃん無茶だ、俺がぁ」
108
109
「新疆には譲れないよ。私は母の連れ子よ。新疆は教授の息子よ」
「あぁ、」神聖朗は織華を見守った。
「愛の stone
」数人が石となって動かない。そのままチェーンで粉々になる。
Heart
五ヶ月に及ぶ摘出手術と自分探しの末織華の未来は普通の女で、結婚して子供がほしかったと
いう。が、魔術の儀式で、自分という人間は死んだ。サタンの取り決めで、杯を失うが、剣を
為す人生を選べと言うが、自分は女では無く、男でも無い、人間では無い人生は辛かった。
「愛の Broach
」 Heart
の Broach
が全体に周囲を囲んだ。
「あら?織華さんじゃありませんか」
「寛子ぉぉぉ!
関ヶ原寛子、私を奪った人間」
「織華さん、残念ね。私の勝ちよ」そうだ、両サイド金で挟まれている。
「私の異能は、『具現』禁忌 72
支柱の異能の上位クラス。まぁ、子供も命も異能も」
「あんたぁ、クズよ!私からエンペラーを奪っておいてさらに私を」唇を噛みしめると、寛子
神 罰の
シエールネメシス・
鉄
槌」織華に悪魔の十字架に磔にされて腕と足と脇腹を鉄の槌で
アイアンメイデン
は望み通りと異能が発動した。
グリモア・
「 悪 魔の罪
ジェラシー
パラダイス
キス
グチャグチャにかき乱されて血を吐いた。拷問である。
「 嫉 妬の 楽 園のキス」寛子にキスをすると、口から真っ赤な鮮血を流して近くの小川で血
ダーク ヴァージン
を洗い流すと織華の力を感じる。俺が、あいつをとしたときと違う。
「小賢しい、
闇の 処 女」織華の腹に黒いチェーンで巻かれて拘束されてそのまま地面に転がっ
て織華も「愛の
」石になって寛子をぶん殴って咳き込むと、寛子も黙っていられない。
Steele
グレイヴ・フレイムハート・
EDEN
TOWER
獄 墓
炎 心
天 国の 塔
血に鎮めwwwwwww 」
煉
サ タン・インフェルノ・・
「魔 神
蒼い焔の煉獄の無数に燃え散らかす魂を浄化するEDEN。その塔が崩れ落ちて織華は涙を流
してその身が焦げるまで自分というのを眺めていた。
「 ネ ェ ー、 姉 ち ゃ
ん、ちゃん・・・・ちゃーーん、うぐぅ」神聖朗は姉の死が心
――――――
サ タン・カルテット
を突き動かした。「魔 神 四 重奏
絶死」双剣の刃が四重に分かれて寛子の腕が吹っ飛び地
面を這っていると神聖朗が寛子の前を双剣で刺して包帯を巻いてある腕が、寛子に咎を背負わ
せて神聖朗は剣を戻した。
「行こう」
「・・・・・気まずいな。」エンペラーが見たのは、レイラが死んだときに同じような光景を目
にして『神』、ハマショーか守末河この三人の内誰かが、レイラを殺した。
「次は五だ。」 EDEN
は複雑な構想だ。『神』の居住だったが、今は異能者のコード・エデンの
本部として 50
名在籍及び支配している。
「予想外ですね。シン」
「きていたのか?」エリザベスが血まみれで五層の入り口で待っていた。
110
111
層
5
―――――
「言い忘れていました。 KAS
は 50
層で『星の遺跡』に着きました」
「親父、速いなぁ・・・・・」エンペラーは五層の扉を開けた。
第
―――――EDEN
「四季がくたばった」坂谷だ。砂漠使いの帰国子女だ。
「俺の相手は?」
「 俺 よ、 へ い、 く ぅ ん 」 土 方 は 砂 漠 の 剣 を 手 に し て ザ ラ ザ ラ と 砂 が こ ぼ れ る 刃 を 手 に し て 納 刀
した。
「ベルゼブブ全てを食らいつけ余すこと無く永久に食え」蠅の翼に緑色の焔が灯されて刀が魔
ディザート
力の気が尋常じゃ無い。
ブレイド しんひじかためつ
りゅうそうは
漠」砂嵐が巻き起こる。
ベルゼブブ・
「 砂
「 暴 食剣
真・ 土 方滅 龍 双 波」刀の波には刀紋には刀の命鍛冶職の魂がこもっている。
前藩主土方雄隆は、歳英に刀を思う気持ちが技となると伝えて死んでいった。
シエール
王 家の罪」サッカーボールが柱に当たって砂漠の柱が巨大な腕として、
グレイヴキングス
「だな」土方は、刀を振るい砂漠を避けて翠の焔が全てを食う前に坂谷に届くようにした。
ディザート・
「・・・・ 砂 漠 墓
土方は平常心を保って刀で砂を切り裂いた。
水天乳双雲鐵
東
洋門」左足を横に裁いて足を面して納刀
アジアゲート
「山安の刀だ。俺達コード・ゼロが生きていくための力だ」水が潤って水色の刀身に椿をあしらっ
爆
メガウォーター・EDEN・ブラスト・ツインスカイクロガネ・
た細工の鍔を握った。
「
したまま鞘を手放して水の水脈の音を感じて弧を描く感じで刀を抜いて深呼吸すると翠の焔を
灯す東洋の職人が創った名刀を土方は瞬間的にステップで、ジャンプして坂谷の砂の器を打ち
破った。
「ごはぁぁぁぁ・・・・うぐぅ」皮膚がかわき始めて皮膚に血が流れて水の力を土方は水分を
補給して続け様に刀を振るった。
「俺はぁぁぁぁぁぁ澪を傷つけない!澪が痛い目になるんだったら俺も痛い目に遭う。澪が俺
を好きなら俺も澪が好きだ!澪と俺は一心同体。だろ?エンペラー」
「ちょ、ちょ・・・何言うのエンペラーが言ったの?」
「ちげぇーよ。彼奴の本心だ。澪?彼奴と結婚して子供でも作れ」
「うぅぅぅ・・・・」顔を赤くして恥ずかしがる澪だが、周りが握手した。
「女の幸せなんて最高じゃねぇーいか、精霊飛来・・・・くくく」白宮がほほめかした。
「和、余計よ・・・・」白宮は氷を食べていた。異能にはそれぞれ同属の異能は、回復したり
より力を増すのだ。
「赦せぇぇぇぇぇぇぇぇ!
勧進無血勇士百華砂漠繚乱律道」砂漠が咲き誇る花が幾千も美し
112
113
く土方に突き刺さる線の花が槍のように土方は切り傷で刀が全て護った。
「っ て ぇ・・・・ い て ぇ ー わ 」 土 方 は 抜 け た 水 分 で 皮 膚 が 急 激 に 小 麦 色 に 焼 け て 日 焼 け し た よ
うに小麦色になっていた。
「桜椿水迅」バシャァッと水の流れの中で坂谷は斬られた。
「うぃっしょ」刀が土方と共に動いた。
「俺の番狂わせは終いだ。」土方は帯を締め直して髪の毛をまとめて刀も包帯に巻いて異能を制
限した。
「お兄さんは何を企んでるの?ねぇ、エンペラー」
「ハマショーはしれたことやら」エンペラーは異能を自分で制限していた。
「・・・・私、自分が見えない。空間転置ほどみんなに邪魔になるのごめんだ。
」
見せよ》
―――
層までは長い螺旋階段と歪んだが田園地帯を歩んで、
『神』
15
「おおう、綾美・・・・俺りゃぁー義姉さんの異能半分は?」
神器を
EDEN―――
「ちったぁー、」 EDEN6
層目から
の自宅は既に開かれていた。
《
に繋がる道へと向かうにつれてかつての
EDEN
: EDEN
十二使徒の襲撃に、七
CODE
《天皇の証
菊の王家の神武の落胤が世を開かせよう ―――
》
――――
《燃えよ
爆発せよ》
「 B AR N I N G
E KUSPUROJ YON」扉が燃えてエンペラーは、神器を掴み門番
を倒して
人はどう戦うのか?
「『君が好きだと叫びたい!』」市川だ。ボロボロで片腕を失った状態で西園寺小野田仁崇左右
衛門尉と戦っていた。
第 20
層
EDEN
「『宴会に無銭飲食、俺にコンパニオンを呼べ!』」市川は西園寺の腕にかぶりついて異能の
サンダー・
ショック
時間の収縮と電気の静電気を発散だ。
「 電 気 圧 死」市川は体中に電気の爆発で血を吐いて河川敷で倒れ込んだ。
「『爆極伊弉冉蒼天紅蓮百計』」腕から無数の剣や太刀や槍が黒い蒼い焔を纏って西園寺は数メー
トルの川に吹き飛ばして静電気で感電死させた。
西園寺仁崇死去享年 54
歳。戒名『大帝体躯君子雲鏡院東洋齋』
「行け・・・・・市川は、俺は我がJ APAN に役立ったんだ」異能が限界で、エンペラー達
層
21
が先に進むとその先に、急勾配の坂道を下ると扉があった。
第
EDEN
政
[ 子・・・・・・ 綾
] 美が憤怒の域を超えている。
『おいお、おい、御嬢ちゃん?怒りだけで身が滅ぶぞ、ふっははははははははははは』
「サタン、黙ってろ。能無しのクズが。」エンペラーはコートに身を潜めて綾美一人だけ行かせた。
「ママの敵だろ?遣ってやれ」純君が後押しすると、綾美の伊納の第二段階《変換》に目覚める。
114
115
綾美・・・・政子はがぶ飲みで酒を飲んで濁酒が地面を支配している。
「風の蒼穹」風を弓に変換して政子は影をコントロールした。
「クタバレェ、闇の拘束」影が綾美の腕を掴むとするりと抜けた。
「伊弉冉」政子がよろめいて空間が急激な圧縮に耐えられず地響きで亀裂が生じて政子は太陽
の熱でダウンした。綾美自身今回の異能は身体に来。
「うぅおおおおおお」政子が暴走して見る見るからだがその黒い巨体が宙を舞う。
「俺かぁ、しゃーねぇー」エンペラーはその腕を蒼い焔が灯されてサタンの業火が龍を焼き殺
した。
はここだ。俺が来た」ハマショーがドス黒い殺気で手には、暗黒の焔が充
EDEN
「俺はクズだ。クズの焔に死は恐れん」エンペラーは身が持たない。
「・・・・・
満していた。
「澪、会いたかった」
「は?」
「あぁ、・・・う」澪の髪をかき分けてその唇にキスをした。
「ええ、顔になった。母親そっくりだ澪。否や伊弉冉」
「そうだったな。伊弉諾はてめぇーの腐った親父だ。
」伊弉冉の頃の記憶が澪の身体を苦しませ
る。
「ハマショー」澪が苦しんでいるのを土方は鞘を抜いた。
「俺が行く。蒼い焔で俺は死ねやしない」
「待ってよ!エンペラー」この男がハマショー、かつて『太田公牛壱岐守八幡太夫長益』とい
う人物が『信長公記 天
―下第六天異聞伝 』
―足る人物と書物が存在した天正九年に俺は、そう
エンペラーは以前この男を知っている。
「お前?太田長益を殺したのか?」
「あぁ、名も知れぬ男だった。あの目は今でも忘れるる」
「お、おまぇ、信長公は俺達普通じゃ無い人間異能者をアタタカクしたのに何故?」
「伊弉冉に聴け。」手を振り二度と振り返らずに EDEN
に入っていった。
「あぁ、そうそう・・・そのうちお前をやれる。
『神』の軍隊ね」ハマショーは黒髪でさっぱり
と整って長いコートを着て手に包帯が巻いていた。 400
年人を殺し、
『闇の王』と呼ばれて国
会議事堂には決して表向きでは言えないのが、裏の政務を執り行う場所に四人の像がある。原
初の時に、四人が異能を開花させた。その異能を受け継ぐモノの心にはしっかりと刻まれてあ
る。エンペラーは、七の悪魔と焔を得る最期のプログラムの後遺症で味覚と触覚を失った。全
と広域指定暴力団組織『閻
KAS
身光り輝く異能の頂点に立つ男の焔は、ハマショーを唯一ぶっ潰せる人間である。本名は『濱
之翔鬼龍院八百万九朗寛』という人物で、名前が覚えづらく
魔羅刹猿夜死組』のSARUが名付け親である。
116
117
「よく知ってるね。」
「澪、お前には済まない。俺の輪廻と業は背負いきれない罪だ」
「 曽 根 レ イ ラ? お 前 の 奥 さ ん っ て 思 い 出 し た け ど 生 前 に あ っ て る わ 」 英 矢 は 財 布 か ら 金 髪 で ポ
ニーテールの巨乳の女の写真をエンペラーに見せた。
平成 43
年 月
日
江戸黒雲団十郎亭
一階
6 15
「おい、ぽい、俺が売れないバンド時代に聞きに来た客は全員知ってる」
「何人かとは関係在るな。つーても俺子供いねぇーし」
「英矢この女を殺した奴は?」
「『神』だ。心音がそう伝える」
「逝こう」
暗い道を突き進むとそこは屋台で賑やかな繁華街で、露天商が居る。
「鉄平!」土方が叫ぶ。
「おおう、トシうっす」
「 鐵 プ リ ン。 飯 を 食 わ せ ろ 」 純 君 が 空 腹 で 店 の レ プ リ カ を ブ ツ ブ ツ と 呪 文 を と な る よ う に バ ッ
クヤードで焼きたてのお好み焼きを召し上がった。
「東京国際レストランのシェフが脱サラして店がここ」
綾美が食事の準備の最中に律が、フラフラでやってきた。
「外来は九名のマークセブン・へぇ~」ピポパポ。子機電話で電話をかけると里依紗につながっ
た。
「リサちゃん?律のババァを熨してやってくれ」
「りょーかい。鉄平?奥さんだけど今現在分かりやすく言うと神聖朗と居るんだけどハマショー
にやられたわ」顔をしかめて畏れを纏い姿が別人だ。
「あぁ、直ちに CODE
の残党を雇う。使えないクズにもチャンスをやる」
「倉もよ。良いから、来い」それから電話が切れて何事もないようにお好み焼きを焼き続けて
「神祇官の連中の峰仙寿峯はお前のことだ」
「宮内庁の奴隷がいうな」
「そこで巫女一人派遣した。あんましよぉー」
「一平さんダブル不倫はまずいっすよ。」一平はお好み焼きを焼く普通の人。が、巫女を取り締
まる宮内庁式部神祇官検非違使庁の課長の肩書きがある一平は、たちまち東京の会社『J J
―
AS』系列のフランチャイズで『一平』が繁盛した。
「純?鈴やんが KGU
に百機炸裂さ」「Dのルート」純はネットで KGU
の監視をくぐり抜けてお
くの「神」までたどり着くのは困難でも一平が、USBをさした。
「
の極悪の極秘ファイルだ。中将が革命戦争で死ぬ三年前三重大の大聖堂の若い修道士宛
KGU
に『不死鳥の魂
三つ子の魂
百まで
三種の神器
開け』とイッテ俺のファイルにぶち込ん
118
119
だ。イキそうで怖いな」綾美が言う。
「一平君。イクの?いやぁ~変な言い方 KGU
は裏金で成り立つの」
「 そ れ は な い。 結 ん で 開 い て グ ー チ ョ キ ラ ン タ ン 」 律 が 起 き 上 が っ て 刀 を 置 い て サ ン グ ラ ス を
外して四傑の写真で EDEN
を進んだ。
「この先あの子達は百年先もここの私が護るわ」相変わらず若いが、澪の母でこの年齢で、平
成二年グラビアをしていたのが驚きだ。
「りっちゃん。俺、腕なるわ」
「あああああああ」 EDEN
ある場所。守末河と神祇官検非違使庁の検使高倉雄弌が身体をく
み激しく身体を腰を動かしていた。
「うぅぅん、あぁ、守末河殿中までイキそうですな」雄弌は近代の『KGU 御朝倉公卿記』の
6
から外に出ると、
EDEN
伊勢国司の原敬の憲政政治の史料が床で鏤めて長い金髪がほどけて糸を引いてバスローブで賄
賂の五千万を雄弌に渡した。
「魔神五龍爪」雄弌は血が飛び散り床一面に雄弌の首が転がり落ちた。
「中々良い味していたわ。ペロッ」雄弌の血と透明で白い液体を舐めて
『神』が待っていた。
最下層に鈴やんが待機していた。
EDEN
「荒行事じゃ。のう?守末河」神は後悔していた織乃坂教授の落胤神聖朗を生かしたことを悔
やみながら
「ハッピーマテリアルどころじゃございませんね。このロボット使えますか?」
「あぁ、 KGU
の強固プログラムで一度起動すれば・・・『破壊』しつくす」
「そう」神自身元は『人』だ。人間が死んで魂は宇宙に帰した。
「私は敬を今も尊敬している。あの人を抱きたい」
「あの男が死に際貴様の異能の三分の一を地獄の業火に焼かれて持って行かれた」
「敬を救ってくらっしゃル?」“ 敬 “ 守末河が生涯で愛して生涯で唯一子を産んだのは敬一
人 だ。 敬 は、 憲 政 政 治 の リ ー ダ ー で、 反 革 命 戦 争 の 首 謀 者 で 東 京 大 久 保 の 駅 内 で 大 正 七 年
月 日
9 にてその命を落とすまで彼女を愛していた。互いに惹かれ愛その愛は憎くも愛憎であ
ることは誰だってナンダカンダ知っている。
「神よ。敬が苦しむのは私もだ。エンペラーを迎え撃つのに異能を全開で還せ」
「 は っ、 く く く く く 」 神 は 燃 え さ か る 焔 の 中 髑 髏 に 捕 ら わ れ て 意 気 消 沈 の 悶 え 苦 し む 敬 を 救 い
その姿は地獄で皮をはがされ日々の拷問に耐えて元の異能が漸く死後 400
年後に取り戻した。
「 の う。 し く じ っ て み ろ 二 度 と 明 日 は 無 い と 想 え 」 敬 は 服 を 与 え ら れ て 挑 発 の ボ サ ボ サ の 黒 髪
に黒のスーツに眼鏡で東京の江戸にて
「神祇官ね。」敬は密命で宮内庁の地下を通じて守末河の過去の記憶が冷凍保存されていた。
「孝明天皇っけぇ~家の家内の力を冷凍保存しタン」敬は予言の異能。分かりやすく言えば、
自分以外の命令は他人ならば十中八九遵守出来る異能である。
120
121
「『おまえあら嫁に蜜げぇ』」敬が見張りの神祇官が守末河に忠誠を誓った。
「あなた?これ以上の穴はもう無理。長く掘った通路にたまった湖がほとばしるまで」
「はっ、」神祇官が一気に消えた事件である。
が消える瞬間を待っていた。
EDEN
(クチュクチュ)
・・・その不協和音が宮内庁を中心に『神』は暗雲のスカイツリーの頂上に立っ
て目を閉じて
「もう少しじゃぞ。のう・・・『 SAGA
』の狂いと犯し」
神は、エンペラーの異能も知っていた。そして、エンペラーとレイラには息子が居て、レイラ
には妹が居た。
「のう。」ハマショーが要塞で囲まれて海に浸食されて流されて都市の崩壊の上でスカイツリー
がぐらぐら揺れている中守末河は、浴場で何も身につけていない裸で複数の男を待ち舞えてい
た。「 LETS
」 白 い 放 物 線 が 床 に 散 り、 数 人 居 た 男 は 皆 悶 え 死 ん で い た。 性 も
SHOW
TIME
招魂も無い器に守末河は自らの秘部に血が流れていても痛みさえ感じずにし続けた。これを機
に後に『教師』としてその淫靡な歴史が動く。
「そのとき
歴史が動いた」神天暦 15
年(二〇七〇)の事である。
「さぁ~私にもっとモットー、モットーモットー孕ませてくれ」神は全てを制する。
キリストが誕生する前からもSARU が人類よりも二足歩行よりも前に、
「死生」を操り、異
能が神に至っては全て使えるのだ。
「ああああ・・・・・」最期の神祇官「裏切りの寿峯」浴場にて死亡。死因は同姓により、穴
が抜き取られて胸は薄っぺらい皮だけとなっていた。
「私は男で飽き足らん。のう敬?私に忠誠を誓う女を捜せ」これがこの事は計算外であったレ
の起源
AV
ズビアンの事実は神の罰だ。「日本史」の宣教師ルイス・フロイスが、聖セントグレース教会
の神父でいらした頃実正明白であった。
確かに、私もそして、エンペラーも彼女の記憶は無い。
明応 年
3 ~慶応 年
5 間で一度もかの上が出てこない。歴史が語るのは、この女こそ
創始者だとJ ・E・フロースマンがかく語りき。
「始めよう」神は、富士山の地震を促せてこの国を沈める気でいた。
「ふっはは」神は甲高い声で面白い世界を妄想していた。
KGU は、「伊勢大神宮
八幡外宮
天照大神」と復唱するように歴史を語り継いできたが、
先の事が内閣から「御家断絶
廃学
神仏廃合」と出されて
年間栄えた大學は廃墟となっ
1300
て理事長のエリザベスが尽力を尽くしても海部田総理が言うには、
「 無 理。 ボ ク 嫌 い 」 と 子 供
のだだをこねる発言で支持率が ,
しかない最悪の総理が決定して神聖朗も頭を下
0 ,
0 ,
0 1%
げてなんとか民間で運営だけで止まった。
層
30
「うがぁ」エンペラーは頭が乱立で夢を見た気分で先に進んだ。
第
DEN
122
123
「待ってたぁ。待った。待った。待ちきれないゾウ」ハマショーが左手を解放して暗黒のオー
ラ全開で目が紅蓮に燃えていた。
「ハマショー、俺がぶっ潰す!」
「へい。お前がか?」ハマショーに白宮も純君、土方も異能が最大限に満ちた。
「暗黒の審判」ヒュルルルンと殺気を凍り付けして白宮はベージュのコートで冷酷な男の猛攻
が始まる。「姉貴をアンタに殺されてからは人生無茶苦茶だ。俺が唯一愛した女」白宮にアス
モデウスが淡い水色のシルク製のショーツに外の気候は寒くアスモデウスの暖かい焔が氷と上
手くマッチした。
「氷波零葬」ハマショーのコートが氷を溶かして片腕に宿る死の焔が白宮のゾウを貫き破裂さ
せた!
「ンンン・・・・ガァァ・・・・・」白宮の気を感じないハマショーの実力は、 400
年の時を
越えて確実にアップしている。「魔神四重奏」エンペラーがサタンの剣を手にしてハマショー
パール・
ド・ストライク
の実力が重力で地圧が変わりすぎてエンペラーも踏ん張った。
「 真 珠の 砲 撃」鳩尾か、髑髏に挟まれてエンペラーは顔を掴まれた。
「 閻 魔・・・・ 焔 魔・・・ っ ぐ ぐ ぐ う 」 身 体 が 干から び て黒く 壊 死して い くのを見て 土方が、
剣をベルゼブブの無間地獄を刀にした「無明地獄丸」という翠の焔が灯されて柄が髑髏で骨を
もした椿が土方の半身をスケスケの目に見られない焔が延々と降り注いだ。
「 焔 魔 式・ シ ッ ク ス ナ イ ン 」 ハ マ シ ョ ー の 腕 を 無 数 の 亡 霊 が 焔 と し て 腕 と 下 腹 を 押 さ え て 刀 で
思いっきり押さえ込んだ。
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」震えが止まらずに叫んですると、死の聳動が抑えきれずに土方は、
ハマショーの死の聳動を地面に逆流させた。
「澪を姐さんをお前が告ルつもりが俺を選んだ。さぁ」
「シャアアアアアアア ―――――
ラァ~うぉおおおおお」悪魔に堕ちて闇がハマショーを取り
組んだ。澪が、リボンをほどきベルトを刀にした。
「退魔の伊弉冉」
ガチン、ハマショーの身体がボロと崩れ落ちていくと長身で上半身裸の金髪のコートを着た男
が土方をぶん殴った。
「滅」ズリュリュリュンと土方は刀を落として力が抜けた状態で地面に放り投げられた。
「・・・・・・私か?ハマショーだ」この男ハマショーだ。やせ細って長髪の七三の金髪の男
がエンペラーにズシンと重くのしかかった。
「オマエノツミダ。ワカッタカ。クズ」エンペラーは負けた。
「神滅邪龍罪」周りが跡形も無く消えて一瞬で塵となった。
多くの EDEN
の層が崩れると、最深部にいる KAS
は、『星の遺跡』はカモフラー
ジュらと気付いて一旦京の御所で戻りそこで衝撃の真実が待ち受けていた。
124
125
「うぅぅ・・・・・」目をこすって朝日が登る御所の庭園。
万人しかいない。
7454
エンペラーは、白い裲袖に着替えて黒いコートを着てから、御所に駆けつける年寄りの乞食に
エンペラーは哀れんだ。この国の人口が
年 8320
万と推測された。お年寄りしかいないこの国は既に機能していない。
1950
「従三位下の摂関家長の高倉忠真です。こちらに」
「お前ここのモノか?知らないな」エンペラーは気分的に沈んでいた。
「お仲間がお見えでお目覚めです。」忠真は勺で礼をして内裏の廊下を渡って観音堂の阿弥陀如
来がいつも見ている。
「そいや。女保管計画ですが、前天皇水擽天皇様が密かにキリシタンを匿ったとの」
「シスターか、神仏の国に野蛮な宗教の持ち込みはなしと言ったがな。誰かは」
「仰せでございやす。そのシスターがこちらに」
「 あ ぁ、 入 れ 」 御 所 の 扉 が 開 く と ス ラ ッ と 身 が 引 き 締 ま っ た プ ロ ポ ー シ ョ ン の シ ス タ ー が エ ン
ペラーに頭を下げた。
「糞親父代わりだ。用件は?」
「マイ
ソン
ユー
ギヴテイク
ラウンド」
「アンタの子供をこの国にあげるか?」エンペラーはシスターの前に降りて布で包んである赤
子を押し返した。
「ノー。アンタが産んだ子だ。親が子を捨てるってのはおかしい」
「ファイ?
マイ
・・・・・私の朝廷は私の見返りを」
「名は?」エンペラーは座り込んで女保管計画の原本を燃やした。
「メアリー。メアリー・アンジェローラン」
「ほう。ん?」
「メアリーってま、まさか・・・・一回会ってるよな?」
「思い出したみたいね。母は、アンナ・ローレアイスヌス」
「守末河に犯されて死んでいった娘か。それで」
「母の復讐にね。あの女や EDEN
は宮内庁よ。」え?エンペラーは、耳を疑った。
「本当か?嘘つくなよ、聖職者の女が神に創られたこの身体で遊んでよ」
「私は母と違います。シスターじゃあございません。巫女です」
はハマショーの実力に荒廃した伊勢
KAS
に伝えた。
KAS
「同じじゃぁー」御所でエンペラーは地獄のらせんを描く図に宮内庁が赤く反応した。
「メアリー。テめぇー」エンペラーは駆け足で御所の
京・御所
「 お お う、 メ ア リ ー か 」 忠 真 が 庭 園 か ら 出 て い く と
は宮内庁だな。あの女を信じるのか?」
EDEN
大神宮の正宮に祈りを捧げた。
「親父、
126
127
「エンペラー、こいつを受け取れ予てからお前を正一位上に任ずる」
「はぁ?」紫の包みに覆われた木筒の剣に銘には「倭神武王七魔焔天地獄王断斬」と記された
眩い輝く大剣を預かった。
分で宮内庁に着いた。
70
「これ、・・・・俺の異能がメラメラ燃えてきたゼェ ――――
ット」エンペラーの七色の焔が全
身に伝わって漆黒のコートで左目にはかつての傷痕が浮かび上がって長身で、御所の白石を歩
いて鳥羽陵に「爺、頼む」そして新幹線で大陸を走って
「E X A ―
M システム?遂に、親父と俺の研究成果で全員サタン同様の力を出せる」純君が、
パソコンを持ち歩いて七人の腕にはシリアルコードが埋められてある指輪をはめた。
M
―システムは『神』に勝つ人類の想いが込めら
「凄いや、純君・・・私、感心しちゃうよ」澪が褒めると純は、七つの焔の研究データーを調
べて分かったことを綾美に渡した。
「君のお母さんに感謝するんだ。このEXA
れている・・・・。」EXA M
)を開発して故御前巴
―( Extract
Xelenetion
Armad―Mode
美の残した研究と偉大な父石神秀樹教授のおかげで全員擬似的にサタン同様の七つの焔と七体
の悪魔の力が七人の心とリンクした。
「・・・・宮内庁の防衛システムは綾美と俺に任せて」純君はパソコン上のツールで、広域に
地区皇居防衛ライン解除、
B2
同時に解除、あっ、ちょ・・・」
A3A9
わたる電磁波で通信機器が麻痺している内に綾美が外回りするのだ。
「ハッ!
「パスワードがかかってジャ無理ね。」綾美が退くと純君が起動したのは、皇居運営システム通
秒後が!」速く、皇居に入ると江戸城の地下から宮内庁が有
15
称「かんつかさ《神祇官》」によってパスワードが解除した。
「 速 く、 桜 田 門 が 閉 ま る の に
する EDEN
の扉があった。
「ここだ」
純は、パソコンで EDEN
の警備の指紋認証で通るのに
『サンシュノジンギヺモタヌモノハイジョ』厄介なアクセス構造に純は、ベルフェゴールの焔
で周りの記憶と叡智が一瞬で目に入って三種の神器を献上した。
「みんな、システムは良い?」
「これが俺達人類のラスト・ミッションだ」エンペラーが威勢良く言った。
「気をつけろ、守末河だ」
本部の最初の楽園は、守末河だ。
EDEN
『いいよ、いいよ、燃えてきたあぁぁぁぁぁぁぁ』蒼い焔に包まれるサタンが笑顔で爪をしゃ
ぶってエンペラーに言った。「お前が神だ。死んだ日のことを想う」エンペラーは自信の運命
が堂であろう全く問題は無い。吸血鬼共から「余命は一ヶ月」とホラをだまされたのこと想え
ば、エンペラーは軽かった。
「 俺 が 言 う の は、 サ タ ン 俺 と な れ 」 サ タ ン の 焔 を 受 け 止 め て 左 腕 が 燃 え る と E X A M
― システ
128
129
ムから「ソロモン」と表示されてエンターキーをシフトして操作手順していくと意味として、
ソロモン 72
柱の悪魔の焔が全身みなぎってきた。
「来たぁ!親父のデーター通りエンペラーと澪の場合はみんなと仕組みが違うのだ。焔を吸収
できるBLAEZシステムと時間を戻せるTIMESIFUTシステムが搭載されてある最新
式モデルだ。そして・・・最期俺が編み出したNEW
LOST
HOPE
EDENシステ
ムだ。新世界が開かれたときに、BARSTよりも強い焔の種が心臓に流れて能に伝わってキ
に踏み込む。
EDEN
ミタチガ進化する。超人類の覚醒で地球上の魂が一点にサタンに宿って爆発並に使える」研究
者で育って天才的な教育を受けた天才児が、今その力を以て
本部
EDEN
「お前らよく来たな。ガキにも言っておくが、性なしで生きてこれるのは哀れな旧人類で有
り、『神』が求めるのは男女の概念が無い。HIJ Kという言葉を知ってオルか?エンペラー」
M
― システムが鳴り響くと守末
守末河になめられたままだ。黒のレース生地に紫のコントラストのブラか。
「あぁ、そうかそうか。てめぇーらクズに言われない」EXA
河の顔が不安がられた。
「あのろくでなし BLUES
技術者めぇ、『神』の軍団を遣うしか無い」手に持っていたのは、鈴
やん零号機と初号機がガチンガチンオイルのケースから外されるとプルトニウムの原子炉の胸
の駒が青く光った。
「レイプ・・・強姦・・・・・出来るだけの人がいたのだがこれは」白宮が冷酷で冷めた冷気
が一つとなって水着美人女性が氷で鏤められた。
「氷結の罪《コキュートス・シエール》」白宮のシステムが解除されて全身赤く灯されて鮮血の
紅蓮に染まってシステム上赤く発光するのもあれば純粋なサタンであれば、同化して青く発光
して粒子となって守末河は遂に、遂に、遂に、鈴やんで攻撃してきた。
審
判」渦柱の蒼い焔に鈴やんは敵を捕らえた。
サ タン・ジャッジメント
「魔神
「エンペラー、俺が引き受けるからお前ハー」土方は、ベルゼブブの焔を無意識に食べて同化
では無く自らベルゼブブの性質を刀に通した。
「焔魔刀・澪無限阿弥陀地獄浄化」翠の刃に目が侍で鈴やんの首が飛んで火薬が爆発した!
「ドクズがッ!」守末河はその美しい四肢をくねっと曲げていろ気を出すが、エンペラーは、
澪は、土方もシステムを全開まであげた!
「オーバー・ザ・バーァァァァァァァァァァスト!」サタンの焔がエンペラーの心臓を掴み死
者の地獄から骸が現れて蒼い髪に黒コートで長身の男の影がエンペラーとサタンが同化した。
デス・ レクイエム
「HIJ Kつったーよな。てめぇーに素敵な曲だ。」
M システムがギターをマス
―
『死の 鎮 魂歌
MAGIKA・DU・CAHOS』七色の焔が守末河を包み込むと鈴やんが
暴 走 し て 壁 を こ じ 開 け て 地 上 に 出 る の を 英 矢 が ギ タ ー でE X A
カット銃で地上と空中からの援護射撃が狙い目であった。
130
131
「y o 、柳生キュウべえ。リローデッド」ドキューン、鈴やんが雄叫びを上げた!
「おおおおおおおお・・・・俺は鈴鷹。」鈴鷹。この名前を聞いて英矢が、
「なぁ、織乃坂ゼミ
で居たよな?お前がどうして機会に」
「しら・・・しら・・・ぬ。」この大量兵器も。英矢はシステムをARC R
―EMODEに切り
替えた。「一発が糞つれぇーが一気に叩き潰す!」
爆
発』せよ!」鈴やんが次々と爆破していき、機
エクスプロージョン
茜空の地上に夕日に姿を隠すスカイツリーにレヴィアタンの紫色の魂の弾をギターに挿入し
た。「前から後ろから責めてやる!『
会のロボット兵器が居なくなると守末河に Focus
(焦点)を合わせた。
「お前はぁセンターじゃ。」キュイイイインとギターがドクン、ドクン、ドクンと呻きあげると
弾が英矢はシステムの少しで自分が考案したSPEC専用の対異能者による弾を挿入してニヤ
リと笑みを浮かべた。
「バックデボーン。」背後からのリロードに加えてギターをレヴィアタンとリンクさせてBAR
STを規定値よりも超えた。
「あぁぁぁぁぁぁぁ!オーバー・ザ・フルバァァァァァァァースト」全身に伝わる焔の兄姉の
剣が鈴やんをぶった斬った!
「 お 前 ら ガ キ が、 ガ キ、 ガ キ、 ガ キ、 ―――
ぢくしょぉおおおお」守末河は狂い狂い狂い周
り が 全 て 幻 覚 に 襲 わ れ て 異 能 が 制 御 で き ず に 一 点 の「 穴 」 則 ち で あ る が、 五 穀 豊 穣 と 子 孫
繁栄のアニミズムと女神信仰が縄文の遺伝子が暴発を起こして近くに居た宮内庁の役員を自
ら 吸 収 し て 男 も 女 も ミ ラ み た い に 干 か ら び て 皮 に な り、 守 末 河 は 笑 い な が ら 悦 び に 飢 え て
近 く に 居 た 英 矢 が、 レ ヴ ィ ア タ ン の 加 護 で 精 気 が 奪 わ れ た が、 土 方 の 刀 が 守 末 河 を 貫 く と
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と呻き刀を押し上げて土方の左頬に赤い線が宙に浮かんで左手で血
アイアン・ ホール
があふれ出して・・・・蹲った。
「 鉄 の穴」守末河は鋼鉄の堅さで土方の穴を貫かせた。
ブレイド・スティック
「がぁぁっ・・・ぐがぁっあ!」土方は硬直して動じなかった。
「 剣 の 棒 」前から剣のように突き刺さる棒にエンペラーは、
蒼い焔からベルフェゴールを纏っ
た。ベルフェゴールはその焔はあらゆる異能から身を守り対価として対象者の異能を貰い受け
る。
魔
王の地獄・・・」一番リスクの高い技。そもそもベルフェゴール自体異能者を護る
サタナ・インフェルノ
「ガガァァァァ ――――
セッ・・・・お前達なんかぁ」守末河の異常な魔力の数値に規定範囲
を超える異能にエンペラーは打って出た。
「
雷
の性裁」うぎゃぁぁぁぁ!雷が全身を貫いて痺れる感覚で土方はビリビリ電
サンダー・セクシャルジャッジメント
代わりにここ、終わらせる。
「
気が回っているが、石像に真っ白いであった。
「女も、うごぉぉぉぉぉぉぉ!」エンペラーは七焔に時間も全て預けた。
132
133
「おめぇーが望むやり方でイカせてやる」
イッ・・・・・イクゥ」サタンが約束通りに守末河の対価を地獄で支払っ
――
上空に宮内庁のホールから燃えさかる業火が蒼い焔に包まれる髑髏に守末河が磔にされ
EDEN
て蒼い焔が全身を血の中や膣もあっという間に焔に燃えた。
「あぁぁぁあぁぁ
て EDEN
の奥を目指した。
「俺は、俺は・・・悪いが俺のバンはここまでだ。」白宮は一人が好きだ。孤独に生きて、死ん
でいく。姉だけで充分。氷が扉を閉ざすが、エンペラーは叫んだ!
「俺はお前の心を救う。」白宮は氷で扉を冷凍させると、中から闇の衝撃でやってきたのは、ハ
マショーが覚醒した状態で目が赤く闇の聳動が全てを灰にした。
爆
発」黒い焔に火薬が仕込まれてエンペラーのベルフェゴールがみんなを守り
ダークネス・ エクスプロージョン
「闇色の
コキュートス・
ゴー!」アッパーからストレートの右フックのパンチに白宮がキレた。
DE
ウ
ルム
氷 結
極寒剣」左手で宙に氷を張り詰めて天まで突き刺さる純白の青い透き通る
抜くと、ハマショーは腕に力を集めた!
「ピザ
ゲヘナ
「地獄の
氷河の剣がハマショーを貫いた。
「み、見事・・・・
『死の聳動』」エンペラーは黒いコートで聳動に耐えて橙色の焔がハマショー
春
川」土方の結ばれた髪がほどけてボッサボッサの破けた袴で左頬に
スプリング・リヴァー
を土方の鞘がピクッと止まった。
ゼロ・
「 浄 剣 心・ 零 式
傷があるが、銀の波紋の刃がハマショーを押し上げた!
「 LET
’ S MYUSIC
前も後ろも穴って穴を責めて責めて責め尽くす!」英矢がギターのコー
ドでの譜面がレヴィアタンの嫉妬の情が譜面によってハマショーの聳動を押さえ込むと、頭を
抱え込んだ。グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!
「死の裁き」綾美が空間移動でエンペラーを移した。
「間に合ったわ・・・『受胎告知』」翠の壁が攻撃から身を守り異能を自動回復する。
「 く ふ、 悪 魔 王 の 鉄 槌 」 壁 が 割 れ る 音 に 澪 が 椅 子 で ふ さ ぎ 込 む 直 後 に ハ マ シ ョ ー の 死 の 鼓 動 が
全ての闇が覆い被さった。
「・・・・・u 、 ha
、ギンギス・カン」雷が洪水のように押し寄せて澪の身体が雷を通して腹
部に手を押さえ込んで呻きながら水路の水を飲んだ。
「水波天六陣
月経刃
藤原兼定銘刀の『子がお袋の悲しみに飢えて刀に宿した鬼神が刀の腕
を見込んだ若い侍におのれの魂の分身を与えた』そうよ!ここだ。」焔が土方の半身が髑髏に
背負われた無数の十字架に右腕が巨大な骨と菰野山系の海が刀を通すように水がした中ハマ
ショーを叩き潰すと、白宮が氷で凍らせた。
「邪魔してわりぃー」上からの氷柱に土方の刀が燃えた。
「BACK
o h、白宮あぁぁぁぁ 」白宮の何かを思い出してその場を去った。
―
「逃げじゃないな・・・・一人で出来ないグズ共に比べてボクは優秀だ」白宮が、 EDEN
を凍
134
135
らせてニヤリと笑い神の下へ赴いた。
「純!」純君が作り出したこのシステム最大の発明家でもある純之介が、ハマショーのダーク
マタを奪い去った。
「人工性の異能者の田舎が、おれらをなめんや」ハマショーが覚醒すると、暗い闇が具現化し
て髑髏の剣を携わる死に神がハマショーの背中から現れた。
」ハマショーは第二の扉をこじあげ
――――
「ぐぅぅぅおおおおおおおおお」闇の波動が想う以上にエンペラーは右腕がもぎれる程度まで
全員蒼い焔の内側で護った。
「 ハ、 ハ マ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ シ ョ ー お お お お
サ
タ
ン
ると白宮達 CODE
: HEVUN
が待ち構えていた。
「退け、死にたいのか?」ハマショーは死というものに支配されずに黒い殺気が身を包んでいた。
「ボクはどーでもいいんだ。しかし、『魔神の左腕』狩りに参加して神の至高の異能を手にすれ
ば、俺は最凶だ!あぁっ!ハマショー死の宣告にでも付き合いましょうか?」
「絶」
ハマショーは階段を上って椅子に腰をかけて近くまで迫ってくると全てが崩れていく闇が全て
を支配する中に、土方は綾美と純と英矢と澪が、一つの異能とした。
内に居た宮内庁の地下を突き破ると、日差しが照らす太陽
EDEN
「レイラ!」土方は、鞘を抜かずに刃を逆さでハマショーの額にズバァッと傷が残ってそして、
ハマショーの身体が崩れると
の白昼にハマショーは、最期の、と覚悟した。
「魔王天神大神崩葬天翔蒼死如」ガオオオオオオン!と蒼い焔がハマショーの死の聳動と組み
セラフィム
ローゼン
ク ゥオイツ
煉
シエール
獄の罪』」エンペラーの腕が蒼い焔に
インフェルノ・
合わされた巨大な蒼い龍が牙を向けて叫びながらエンペラーは、蒼い焔を押し返して「ブッと
サタン・ レイラ
べ ぇ!
『蒼い聖女の 大 天使の 薔 薇十字騎士の
包まれた薔薇が咲き誇る全てを燃え散らすサタンが宿った剣が上空からハマショーは、蒼い焔
に囲まれて燃えて床も地面も二階や宮内庁が燃えて灰となってハマショーは、仰向けで倒れ
た・・・。
暗い視覚と何も聞こえない暗闇だ。
ハマショーが着たのは、「地獄」である。
「姐さん・・・・・・」荒廃し、目が虚ろで全身火傷と異能が身体を蝕みハマショーは地獄に
逝くのはまだ速かった。
「俺は?」
エンペラーは、ボロボロの敵討ちであるハマショーに最期の制裁を下った。
「 CODE
: ZERO
はいかなる特権も司法が定めた法により、お前の罪が多い分地獄よりも深いこ
の、エンペラー様がレイラ・・・・曽根レイラ殺害の張本人であるハマショーに「死」を下す
が、良いか?」
「ああ」上の空で見えるのは、太陽が沈むスカイツリーであった。
136
137
ギュウォオオオオオオオン!
蒼い焔と七焔の焔がハマショーの心臓が破裂では無いが、燃えて燃え散り心臓が燃えると、ハ
マショーはやすらかに最期の死に際は、悲しかった。
「 姐 さ ん・・・ 土 方・・・・ 澪! 澪! 澪! レ イ ラ は・・・ キ ミ を・・・ 俺 は 君
が 好 き だ っ た。 心 の 闇 が レ イ ラ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ! 澪 を、 俺 だ。 俺 は 嫌
だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・澪を・・・・・・・・み・・・・お」ハマショー
は灰となってエンペラーは異能の遣いすぎで地面に倒れ込んだ。
地獄《出雲大社》
ハマショーは地獄の川を渡り、カロンに家賃を払った。
「・・・・今から
年以上前か、後に俺はレイラを殺した。」
500
「澪が好きすぎて人を殺めすぎたお前にやぁ『命』を理解するまでこのサタン様が、
赦さねぇー、
糞ウゼェー、お前に『命』を知れば、多少の見返りを与える。
」
「 サ タ ン? 地 獄 の 魔 神 が 俺 に ア ド バ イ ス か 」 蒼 い 髪 に 長 身 の 左 腕 が ち ぎ れ た サ タ ン が、 ハ マ
ショーをコキュートスに氷結の鎖がハマショーの魂をつないだ。
「俺はお前の人生が見て、ゲラゲラゲラッ、笑っちまう」サタンはハマショーの人生を水晶に
映して観覧した。
・地獄には、七つの大罪がある。
・魔神がしないスル世界は魔界の門を開く必要がある。
・「エンペラー」は一度だけ死に、その契約が終わるまでは死ねない。
・ハマショーの、心の闇を除こう。
「姐さん(澪)!好きだ、俺と交際してれ」天正十二年 月
3 の冬。
織田家の屋敷でハマショー事濱乃翔鬼龍院である。エンペラーの兄として忌み嫌われ恐るべき
力は闇の王にふさわしい。
「私ね。他に居るの」
「誰ですか?」
「土方なの・・・彼ね。あなたみたいじゃないの」
「嘘だぁ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」失恋で心が崩壊したときに、ハマショー
自身自分でも分からなくなったときに「闇」に支配されてそして最凶と謳われるようになった。
「・・・・・・お前には一生縁が無い話だ。」サタンが言うには、ハマショーはその命を密かに
二人の息子が居たのだが、全て白宮達により排除された。
「貧乏神に取り憑いた人間のクズも俺の一部だよ!グハハハハハハハハハ」サタンは寒い氷結
の河を歩いて冥界の城によると伊弉冉の死後の姿は醜く腐敗した身体に目が堕ちてこの姿を見
たサタンは蒼い焔で燃え散らした。
138
139
「俺はぁ今を以て地獄の王の異能の主をエンペラーに代替えだ。」
「サセルノゾヤ・・・・ワレ・・・ウヌヲ・・・・ギュォオオオオオオオオオオ」
「うっせーな、魔神王ルチフェロ。黙ってろ」二人の息子の墓標がハマショーを支えた。
フジショー
サルショー
: EDEN
時に殺して、
CODE
ここに眠る。享年 14
歳。二人はハマショーの息子で有り、鉄っちゃんの子だ。
ハマショーは、心の楽園を鉄っちゃんに惚れ込んでが、守末河との間に子が生まれたが、堕ろ
してハマショーが悲しみのあまり自分の子として育てたが、白宮が
『神』は白宮を『魔神狩り』に参加させたのだ。
エンペラーは先に進んだ。
「お前達終わりになるが、白宮は大事な友だ。」 EDEN
の終わりは野薔薇に草原に大樹が生えて
リンゴが実っていてそこに空白の空間に『神』が統べる世界には、現実世界の崩壊が、予想さ
れていた。
「来たのか。エンペラー。壮絶じゃのう」
「馨、お前は俺の知る雷死文皇の娘だが、百姓の分際で俺らを支配するのは百年経ってからの
セラフィム
ローゼン
ク ゥオイツ
インフェルノ・
シエール
は傷つきながら神と戦っていた。
KAS
』編を終局に向かわせる。
EDEN
遊戯にしろ」神は歯ぎしりをたてて宇宙の惑星が回転する中エンペラーと神の終焉がこの第一
部『
サタン・ レイラ
「エンペラァー、おっせぇーぞ!」
「「ブッとべぇ!
『蒼い聖女の 大 天使の 薔 薇十字騎士の 煉 獄の罪』
」 KAS
の腕が蒼い焔
に包まれた薔薇が咲き誇る全てを燃え散らすサタンが宿った剣が神を貫くが、神は残像で左腕
一本で焔を逆吸収して眩い防御壁で KAS
は吹き飛ばされた。
の身体に異変が生じた。
KAS
「蒼い焔でももっとー」
界
破
壊」地面が崩れ落ちて空間に亀裂が生じて岩の剣がエンペラー達を串刺
・ディストラクション
の異能者は白宮と神が、
EDEN
「のう。」ぐっはははははは、神は KAS
の肺を握り潰して血を吐いて草原で倒れた。
「おやおや神は随分と愚民に付き合うのですか」ナポレオンが、ジョセフィーヌを持って土方
を睨んだ。エンペラーも原をくぐった。
「親父、共同作業」二人の蒼い焔が膨張してサタンが囲むように
世
THE・ワールド
血祭りにあげていった!
「
クリエイト
しにした。(神の異能は全てを越える・・・・・。神は人を)エンペラーは足場を利用して神と戦っ
た。
雷
龍
牙
焔
刃」アスモデウスの赤い焔がエンペラーの左腕に焔
ドラグニック・スティール・レギンレイヴ
全 創 造『アダム』」土のうから創られた人型人形のアダムが動いた。
パーフェクト・
爆
サンダー・テイル・
「のう。 完
クリムゾン・
「 紅 蓮
を渦巻く剣が装着されて口が龍の牙となり、獰猛の戦意が高まった。
「ぎゅぅあぁぁぁぁぁぁぁ!」
140
141
「滅」焔が壊れた!神は、エンペラーに同じようで倍返しした。
「ごっはぁぁぁ・・・・」神の槍!エンペラーはロンギヌスに刺されて脇腹から大量の血が流
ダークネス・
ヒドゥン
れて神が七焔の心を手に取るとエンペラーが消えた。
「 漆 黒の 隠 密」ベルフェゴールが橙の汚れた黒い焔がエンペラーを消させた。
身を守るのは、
ベルフェゴールの特性である。
ソウル・
ゴッド
「なにやつじゃ!」神は大樹に登り最悪な手段に打って出た!
「 神 々の魂」神々の集結と天空から戦乙女の襲来に戦況が一変だ。
煉
裁
判」ルシファーに光り輝く焔に全身燃えるエンペラーは、禁色
サ タンジャッジローゼン
獄王の魔神
インフェルノキング
「くははははは」神は笑いながらエンペラーは、決めた。
「
聖 剣 」白宮の氷の十字型の大剣でエンペラーの背中をばっさーと斬られて左
ブレイド・エクスカリバー
の衝撃波で焔を受け流すが左腕に力が入らない。
コキュートス
「 氷 結剣
腕が宙に浮かび凍った!
「がぁぁぁぁぁっ!・・・・・・っあぁぁぁぁぁぁぁぁ」血が大量に飛び散り左腕の焔が制御
しきれずにエンペラーは白宮を蹴ってマモンが天高く高と低の焔の火柱が白宮の氷を壊すが、
ツインライト
マモン
意識が無いのか大樹で全員庇おうとエンペラーは、神に神の槍によって倒れた。
「 双 灯の双魔」英矢のベーシストのコードチェンジが、ギターの弦から発するエンペラーの
音
超
フォトン
銀河光 粒 子
レーヴァテインオーバーギャラクニック
速剣
魔 剣 ソニックブレイド
DORAGON
混 沌 龍 」ギターのシールドビットか
CHAOS・
焔の周波を合わせてリア充マックス時において神を狙った。
「
ら銃と剣が合体して 8m
の剣が発光してウィーンと音が鳴り響いて神を斬った!
「のう!」腕で剣を受け止めてそして、剣をへし折ってギターに戻ったのを神が腕ハンマーで
英矢は地面に叩きつぶされた。
「デンデラデン・・・レットレロ」英矢の防御もむなしく神は英矢をぶちのめした。
「あぁ、う・・・」澪が混乱していると、神が澪の胸を鷲掴みした。
「うぬはよく豊かじゃ・・・・私はお前がにこうてにこうてにくるしや。」
「関係ないでしょ!」異能がはじかれる!神は頷いて腕に心力を宿した。
M15
「ゴルディア・ドウスバンデヌス・ザー・ザー・グリモア・アシェッソド」澪は、 EDEN
の地
に堕ちて身動きできずに墜落した。神は大地を自在に操り七焔が神の意のままであった。
「散れ!」
が急激な地殻変動と宮内庁を中心に富士山が大噴火して首都江戸に直下型地震に
EDEN
クラスの地震で江戸は東日本は太平洋の藻屑となった。
西日本は、南海トラフとフィリピン海溝とプレートの崩壊で海中が動いて神は、
「世界を壊し、世界を創り、私が『新世界』だ!」
年遂に地球は赤く染まり、全人類の生
35
すると、ドヴォルザークの交響曲『新世界』が全世界に鳴り響き、赤道が反転してピラミッド
から異常な気圧で北極の地場の崩れでこの日天成暦
142
143
きる世界は DED
死んだのであった。
「神、まだだ」エンペラーは立ち直って蒼い焔が燃えて神は笑った。
「ここも私が支配スルのだ。『新世界』は私だ。お前は下衆の国は死んだ」神は、 EDEN
を新世
界の礎としてエンペラーは、最期の戦いとなった。
ブルー
サ タン
インフェルノ・
炎
心
フレイムハート・
超
銀河光
ギャラクシニック
粒
子
・ニュートリノ
調 和
COSMOS
オーバー
混 沌 限
・CHAOS
「俺を誰だと想ってやがル!くそったれ」エンペラーは左腕が無い状態で蒼い焔が左腕の代わ
レイラ
りとなった。「青い魔神の 煉 獄
級の
40M
界 聖 女」“ これ ” がエンペラー最期となった。燃えさかる蒼い焔が左腕の巨大な髑髏の剣
が神の肺を貫いて蒼い焔が翼を広げて七魔が暴れ出してエンペラーは、信じた。
「うぉおおおおおおおおおおおお」ガシャッッッッッッッッッ!神は大樹に登って
長槍を振り回してエンペラーは、ざんばら・・ばら・・ばら・・・
「散りな。うぬはこの時代でこの神で死ぬのじゃ」
「ごっはぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・あぁぁぁぁぁ」血まみれの蒼い焔が汚れを浄化して・・・・・
エンペラーは EDEN
もろとも海中に沈み地球と呼ばれる青い星がこの時代を以て赤く染まり、
惑星ペテルギウスの膨張と太陽の大爆発によって宇宙の塵となった。
が宇
CODE:ZERO
「私が神だ。神の下に集え『 HEVUN
』よのう」神は大きく腕を広げて散り散りの宇宙空間の地
』編
完
Eden
球を眺めていた。
第Ⅰ部『
ある物語に神に挑み散っていた七人の勇士内一人裏切ったが、この者の勇士
宙に散っていたのを世界は知らない。
年間の無駄にはさせない!
100
天成暦 53
年( 2045
) 月
日
時
世界は滅亡し、世界は生まれ変わった。
7
19
5半
「世界を壊し、世界を創造し、我は、妾はこの世をこの宇宙の創造主となる!」
神は高々と宣言した。
を生かすも。滅ぼすも
KGU
神はキリストを超えた。宇宙の王となった。
あれから・・・・・この
第Ⅱ部
Hevun
それから、数ヶ月過ぎたときのこと。
純は、世紀の発明を造った。
『GULIA』(ガレリア)だ。
小型内蔵USB型の Android
である。
「エンペラー、俺は科学で世を平定する。」
「お前こそ躰に気をつけろ」笑う純にエンペラーは黒装束に烏帽子姿で中庭を歩いた。
帝不在の御所に約 100
年が過ぎたこと・・・・悠仁天皇後、皇族が廃止され、天成暦という
長い時間だったが、神はカオルの考えは全く以て違ったのだ。
「しばし、神宮革命まで時期か?」
144
145
「あぁ、そーだよ。」ナポレオンは古株で、今、神は人材集めに必死だった。
「して、空仙信二朗は?」
「あやつのう・・・・エンペラーは知らぬが、我は良い切り札じゃ」
「西ノ京、西日本最凶最悪広域指定暴力団新興宗教団体国際テロリストそれが、
『空仙ファミリ
の寄付で、改装工事で三階建てのビルディングが
KGU
邸)
KAS
ア』だ。」ナポレオンは紅茶を飲んで KGU
の神宮領域内の 125
の結界に空仙は、宇治橋から
離れ月讀宮にて『まんぷく食堂』の屋台が展開してあった。
愛灯館
イオン伊勢店(旧神宮天領地:
創価学会
コメダ珈琲
五十鈴川駅は、廃駅として
―――――
併設された場所の、五階に空仙信二朗と市川濱之刃がゲーム(任天堂Ⅴ )
Dで遊び、躰を交わっ
て古びたホテルの一室に空仙婦人(朝比奈朝熊)がコンコンとし、市川は立ち去った。
「あなた男と寝るなんて気持ち悪いですわ。キモですよ」
「ゲームは素晴らしい。二次元はッ!」婦人は信二朗に銃を渡して出て行った。
「・・・・・ Android
か。神も石神博士のデーターを造った」純は 号
PC室で『G
4 館の情報処理に、
ULIA』の機動をしていた。これからの時代を切り拓く武器でもある。
「エンペラーさん、最凶に出来ました。」一番良い笑顔にエンペラーは髪を掻いて黒コートで
五十鈴川方面の暗雲を覗いていた。
の再建
KGU
「全員、 Skype
で呼び出してくれ」はい、返事してその隙に律が居る母屋に行くと、久々の面々
であった。
「久しぶりだな、エンペラー!としもとってねぇーんか」
「吉田さん。登こそ、生きてたんか」吉田登。四傑の一人で戦後を支えた吉田茂が
の際初代総長であったが、そう命じたのは他でもない登である。
「そのお姿見られて嬉しいですよ、生きていて良かった」伴
冷泉。彼も特質な人間だ明治
年『神宮革命』で最期まで戦い、神宮御師荒木田の姓を守り抜いた男である。
時
4 空仙一家との戦争が始まった。
の前では、空仙一家が全構成員その数 万
KGU
7 千
8 人も黒門の前に集結していた。
代
9 当主空仙幻夢が采配を下ろした。
「敵は、 KGU
にあり!」空仙一家代
第Ⅵ章光の先へ、神武覚醒!
『空仙一家襲撃』
神天暦 年
4 夏。 月
5 日
8 午後
「お待ち下さい。・・・・棟梁!」
「先代の先代、源氏八幡太郎空仙益朝がいらってよ」カタギの八村が言う。
「 KGU
は気にクワねぇ!」幻夢はここを恨んでいた。軍事マニアの第一皇子であったが、俗に
帰らずに自分を育ててくれた乳母宙燐の元空仙の血を継いだのだから。
「俺は、生きる殺戮兵器。脳あるばかは、脳天ぶち抜いて心臓を喰らう」幻夢は信二朗のご兄
4
146
147
弟の杯を交わした棟梁で今回の作戦も信二朗が考えた。
「あぁ・・で、でも・・・う・・・それは?」
「どうした中村吉右衞門!」
中村は意地が無く、それを見た幻夢は肩を叩いて優しく言った。
「昔からお前はこの世界に向いてない。お前は居る世界はもっとあって、家族も居る。信二朗
の兄者には、黙ってヤッから蔓ボク潰れても誰も攻めない。お前は、家族だ。なぁ?」
中村は泣いて幻夢に顔を下げてバス停から宇治山田市街に向かった。
「さて、本陣はここ倭姫宮にて構える。第二陣・山神(三陣)は古市にて構えろ!万が一、敵
が攻めてきても良いように俺様の兵器でアシを固める。
」幻夢はⅢ Ds
でゲームして古いベー
ジュの鞄をぶら下げていた。名を信二朗と、信二朗から貰い受けたモノを今でも使っている。
体格は、メタボの第一段階。信二朗も同じで、市川濱之刃は長身で細いのだ。
「宗麟殿ぉう!」その吉報を聞きつけて神宮領地御厨国司の宗麟祥隆軒(後の東洋軒経輔)が、
宝泉寺麓の本陣にて空仙一家の援軍 万
6 が待機していた。
「よい!信ちゃんが困ったら互い様だ。狼煙が上がったら逝く!イッちゃうぞ!」宗麟は既に
出家してキリシタンであるが、現在のクリスチャン信仰でゼェウス(キリスト)様を厚く特に
イザベル(数十年前に戦死した
の実の妹)の師である。その宗麟は、
信二朗と中村、
市川、
HIDE
万の軍が KGU
を包囲していた。
78
五藤、金原、多田総勢
「 KGU
の本陣則ち、信ちゃんが言う黒門から二手に分かれて記念講堂を堕とす。
」
「御意」
宗麟の意見で中村達は黒門に集まった。
「意気地なしが、ここから先は逝かせんぞ!あぁっ!」吉田登は槍を構え、太陽の輝きと神秘
の術で黒門の上に登って槍を地に落とした。
吉田登は歌舞伎者。異風な姿で、槍一本で太陽の熱さと輝きで照らしてきた。
「よ、吉田さん!嗣栄龍殿寝返られましたっ!」
「殿のののぉおおお!イ・ソンミルが信二朗につきました!」
「二人の軍勢は俺が止める。俺は俺である。」
吉田登は、朱槍を構えて突撃していった。
吉田登
戦死
「死んだ?」
エンペラーは黒門からのこのこと来て空仙一家に顔出しして黒コートに手を突っ込んだまま夜
空を見上げた。
「俺はエンペラーだ。『頭の首を Shoot!
』」エンペラーはサタンと共有し、サタンになった。
その姿は魔を従える魑魅魍魎の王。
虹の七つの焔が灯されて、目が紅く背中に巨大な十字架が押され、その左腕にはサタンと同化
148
149
した蒼い焔が七隊の悪魔はエンペラーに共有を行って地獄が現れた。
の守末河が来て、
EDEN
小隊がエンペラーを囲んだ。
087
神紅蓮氷獄五連閃」サタンの結晶となった蒼い焔の剣にアスモ
「 no never
」
Hell go will dout
dye
「直訳しちゃぁー、てめぇらぁぁっ!死ね」エンペラーの周りに中村と元
魔
サタンクリムゾンアイス・ヘルファイブ・ストライクアウト
囲むとナポレオン部隊第
「
口径の銃弾が飛び交う中、エンペラーの焔が
45
デウスの活性化した焔で生命力が維持できる範囲内で、ベルフェゴールの氷で、五つの閃を斬
る!
「ためらうなっ!」
中村は弓矢でエンペラーを狙うが、ポトレフ
中村を飲み込んだ。
「う・・・がぁ・・・ううううう」中村は焔に飲み込まれ、灰となった。
「信二朗さん!」
「信さん」
周りの声を聞いているのか、聞いてないのか、ゲームで、イヤホンで聞こえない。かといって、
本で何を読んでいるのか分からない。噂では、美少女とやっている本やゲームでそれを元手に
策を練るが、信二朗はゲームを置いてタバコを吸ってメガネを拭き、そう異能を使った。
「神宮・・・ 80000000000
年間忌み嫌われ続けた国造神の殺戮兵器のこの力は軍を制圧する。
戦の神だ・・・・俺はぁ、この KGU
を改革する!糞しか居ないこの国を俺が血を流し、未来
を造る」古市に伝わると宗麟は境内で祈っていた。
「御出陣でございます!
殿」
逝くよ、宗麟は刀を抜いて十字架の銃に弾を装填した。
サタン
ベルゼブブ
英 雄」
HERO
「エンペラァァァァァァァ ―――――――――――――――
ッアアアアアアアアア!」ナポレ
オンを振り払ってサタンの焔で聖剣エクスカリバーで貫いたのだ!
エクスカリバー
「 聖 剣
魔神 浄 化
灰として消えていく、ナポレオンにエンペラーはアスモデウスの血を飲んで回復してから信二
朗が遂に、黒門からKGU本隊に通じる神宮文庫から神道博物館に目前で迫ってくると、赤松
律の閃光が信二朗に写った。
「千年兵器! Venom
」
・・・・・・・・くっ。
律の鞘が抜けると異能が徐々に抜いていく感じがした。律の持つ刀は、抜いた時点で全ての異
能者の命が根こそぎ持って行かれるモノで、信二朗は薬を飲んだ。
ENAS( Enagy
)を大量に摂取して体力増進剤を一気に飲み干して
Nano
ARM
Sisutem
殺戮兵器で人の遺体から重化学武器で律は、
斬った!
150
151
の範囲で心音の域で、
9000km
「私を舐めチャ困っちゃ~う」信二朗は、 KGU
の二号館を核で吹っ飛ばした。
「ゲラゲラゲラッララ・・・・・おそろいのはこっからよババァ!」信二朗の場所がとまって
が元に戻されて綾美が居た。
KGU
「超!時空略決」
の包囲網を潜り抜けて倉陵会館の屋上から
KGU
数秒前まで元に戻せる力で、信二朗に白宮がニヤリとしていた。
は、音楽で
HIDE
探っていた。
「エンペラーは無事な、俺も行くぞ」
には、恩師が空仙一家に居た。
HIDE
自分にXJ APANの『X』を継ぐHIDEの実の子で、音の異能者に適合した自分を陰から
支えてきたYOSIKIである。
「YOSIKIさんは、あの人はお袋の再婚相手で在り、俺の敵だ。」
屋上から探っていると、YOSIKIを感じた。
「OBDT」
よりも記念
HIDE
初代Xの血が覚醒して HIDE
は英矢として生きてギターをさらに改良し、レヴィアタンの焔を
共有して初代の魂を自分に重ねた。
には、 万
KGU
8 の兵が忍んでいた。
空仙一家からアシを洗ったが、再度要請が来てYOSIKIは、音の異能で
講堂地下に来ていた。
「音獄」「OBDT」
よりも記念
HIDE
初代Xの血が覚醒して HIDE
は英矢として生きてギターをさらに改良し、レヴィアタンの焔を
共有して初代の魂を自分に重ねた。
には、 万
KGU
8 の兵が忍んでいた。
空仙一家からアシを洗ったが、再度要請が来てYOSIKIは、音の異能で
講堂地下に来ていた。
「音獄」
・・・・・音の地獄は耳がね痛み心が崩れるほどの辛さが対象者を一瞬で堕ちる。
YOSIKIが不動の音の異能である限り、この技をHIDEが習得できない。
「エンペラーさん、立山は?」
立山?・・・・空仙の元々の名だ。
エンペラーは、黒コートで七つの焔に共有し、神武の血が眠っている。
「ぐふっ!」
「っしゃぁぁらっ!」エンペラーは血だまりで意識が吹っ飛ぶがルシファーに共有し、黄色の
――――
焔がエンペラーに失われモノを再生した。
風俗店『クック』
――――
152
153
から南東に十五分
宇治山田線から北に三分
KGU
そこに女性の場が設けられて男のモノを押し当てる。女は受け入れ、モノから得るのは種子だ。
そこに、立山信二朗が居る。本物だ!
「くくくく・・・・・くっはははははははあああああああああああああ」笑ってワインを飲み
包帯が巻いてある左腕を黒コートで隠して女は酔って仰向けで寝ている。
「欲しいのか?」
「あぁん、欲しいぃ・・・」女の目が虚ろで立山から離れようとしなかった。
を奪ってしゃぶってらぁ」立山の動きを密偵していた
KGU
立山は空仙になるまでの旧姓である。
「俺はぁッ!コン腕でおめぇらっ!
のが、土方であった。
「立山信二朗!不逞は成敗だ」グラスが割れる音に、土方は鞘を抜いた。
「コン俺がッ!」細菌兵器サリンに土方の目の前に現れたのが、師である亀山藩第十五代藩主
石田一(黒爪の一)が目を瞑って信二朗の腕を斬り、
細菌兵器が宙に飛ぶと石田は鞘を納めた。
の 記 念 講 堂 で、
『斬首』と言い渡されたのだ
KGU
「遅れて申し開けありません。織乃坂神聖朗第九十九代総理大臣から頼まれて、こいつはいか
が す る?」 立 山 は 白 装 束 に 着 替 え さ せ ら れ て
が、直前に宗麟の兵が来た。
「散れっあぁぁっ!の」宗麟の短刀が信二朗の鎖を斬り、解放された信二朗が欲望を爆発させた。
「 Goubasutrary
( 地 震 撃 )」 床 に 激 震 が 趨 る と建 物 が皹は 入 り、 ガ ス漏れ で 引火となり、 四号
館ごと吹っ飛んだ。
信二朗は笑い、事務委員を一人残らず殺していった。
「たんねぇー、たんねぇー、ううううう・・・・・おおおおおおおおお」信二朗の指示で本学
に攻めてくる敵の数が、 15
万騎。
「律さんはここに、いいですか?」
レイラが優しく言うと、リボンが外れて抑えられていた力が爆発寸前であった。
「大天使滅能術
《ジ・エンディング・アーク・エンジェル》」瞳の色が紅く染まる灼眼で、左
腕に宿る死の焔が宗麟の心臓を根こそぎ燃やし尽くした。
「あぁ?次はドイツだ!」
「うぅ・・うぅ・・わぁぁぁ・・・まま・・・ママァァァッー」中村が叫びレイラは容赦なく
中村のタマをひねり潰してから鉄パイプで首を斬った。
辺り一面血の海で、レイラは怯える兵の力を瞬時に奪った。
―――――――
「・・・・・・・・ 織 乃 坂 友 禅 元
名 誉 教 授 が、 仮 に も 空 仙 一 家 の 案 件 に も EDEN
に抵抗
KGU
年~平成 35
年まで私は彼の晩年を知っている。大湊北芝
43
した儀もあるが、とよりも昭和
号の津丸の内三丸柳山近くの藩邸を改築した獄房にそれがあると、聞いた。アウシュ
4-17-8
ビッツ強制収容所みたいだ、夫から聞いたことがある。教授は、異能者と人類の虚像を目論み、
154
155
否や、共存を夢見てが、空仙一家はそれを赦そうとしなく、あの男が細菌兵器で殺した。神
は指示をして・・・・・
番教授の番号だ。しかし、生前友禅は一人息子である神聖朗に、
608
エンペラーを頼れと仰いましたね。
・・・・・ふふふっはははははははははぁぁ・・っぁああ・・
あああ」レイラは教壇に立って観客席が火の粉が残る中、信二朗は咳き込みレイラも油断を禁
物であった。既に、記念講堂は陥落し、四号館並びに三号館は壊滅に近く、現在神聖朗の軍も
松下教葛・笠原彰行・清水の嫡男後清水春生が二号館で奮戦のこと。
なるほど・・・・レイラは、宗麟の死体に中村の首を合わせて手を拝んで涙ぐんでその場を
佇んで居ましたが、夜見上げた夜空に月が光る荒れ果てた・・・・記念講堂の地下に神武量が
在り、倉田山は古代から荒木田姓の氏が護りし地のこと。
だ。
MAX
「ぐっわっぱぁ・・・ごほ・・ごほ・・ごほ」信二朗が立ち上がり左腕でレイラが異能を奪う
のは先ほど分かったのだが、信二朗は筋肉
「うぉりゃぁあああああああああ!
」
Syber
信二朗に横に跨がって右腕に隠った異能の圧力で信二朗を相殺し、相殺した後はその能力に価
値がないのでレイラは信二朗を押さえつけて
睨んで、
言った。
「すぐ、退け!分かったか?立山」
信二朗もレイラを見て呟いて、ゴロン、ガラン、ゴロン
ゴロン、ガラン、ゴロン
賽が奮う賽の目の数は六。信二朗はレイラに殺された。
「いいか?夫に成り代わって地獄に堕ちろ!」レイラは、信二朗に桶の代わりに廃木みに座ら
せて白装束に着せ替えられて介錯が近づいていた。
「俺は空仙一家の頭だ。バーカ、貧乳ポニーテーのお前が俺を殺すのか。これが俺の最期だ。
碌な最期だが、ふふふ・・・覚悟は出来てる。斬れ!はよう、斬れ!」
信二朗は斬首。生没年不詳
(慶応 年
4 ~神天暦 年
4)
「エンペラーさん!」レイラは記念講堂を抜けて歩き出すとエンペラーが来て、黒コートがボ
ロボロで階段があるのだが、暗い底に通じる冥界の入り口の階段に、松明を灯して四号館の瓦
礫をかき分けて三号館のロビーには、 KAS
がお茶を飲んでいた。
「親父ッ!何、茶をノンだっつうんだよ」
頭を下げてペットボトルを置いて三号館に入っていった。以前、三号館に来たことあるが、今
では対異能者用の造りになっている。指示を出したのは、 KAS
だ。
はもう齢二五〇〇である。なのに容姿が二〇代のままとい
KAS
「くくく・・・ははは・・・」
う若さを保っている。
「 U B D T・・・ ア ル テ ィ メ ッ ト オ オ オ オ オ オ・ ブ レ イ ズ・ ド ラ イ ヴ ィ ン グ・ ト ラ ン ス
156
157
めぇぇぇ・・・・・・・・・・・・・・・ション!」神武の焔とサタン達七魔が、 KAS
は燃え
上がる蒼焔から黒コートから聖剣エクスカリバーと名剣アロンダイトが、灰から蘇ってきた。
「息子、行くぜ」
「父さん・・・否、親父行こう」エンペラーは階段を上がっていくと情報処理室と視聴覚室の
連絡路に差し掛かると律が応戦していた。
「イッちゃって・・・二人とも!ここは私に任せて」刀の筋は変わってない。
が、立はかるのは世に蔓延る空仙一家でも恐れられている三人であった。
「ここっからとーせんわ」黒髪に異風なきものを着て眼帯をして剣を持つ男名を長岡。
長岡は、髪がドレッドでラテン系だが、異能は未知数。ここで、 KAS
がエンペラーに言った。
「奪うだけじゃ何も解決せんぞ。命の重み、それをお前は求めテンジャねえのか?」
「・・・・そうだな。」
渡った先には、エンペラーに因縁を抱く人物が待ち構えていた。
「お、お前ハッ!」
「そう驚くなんてヒドイなぁ~ん?」
「 し、 し・・・ 士 郎!」 X X J A P A N 初 代v o に し、 H I D E を 殺 し た 罪 余 罪 含 め
の罪の男で在り、トリプルブレイカー・ディスティニー(三能神刹)と呼ぶ。出
700000000
所したばっかで、家族は妻子含め 100000
人の一族を代表する大黒柱でもあるが、実のとこ
ろこう呼ばれる人類でも最も危険人物がこちらに居るとなると、エンペラーは夜空を見上げて
崩れていく KGU
を見ながら士郎に蒼い焔で挨拶した。
「お前が生きてるなんて悦ぶよ。」サタンの力を借りて魔神化で挑んだ。
「ウグゥ・・ガァァッアアア・・・・・ウグゥ・・・・ガアアア!」意識が潜在的に魔神の血
が桁違いに流れるためエンペラーも落ち着いた。
「逝くぞ!」
「魔神氷水殺」氷の異能+地獄の青の焔・・・土方の侍の異能か。蒼い焔に灯された氷結の刀
でエンペラーは静かに佇んでいた。
(不殺)
俺は、もうこの手で人を殺すのが怖いと言うより、躊躇する。最近な。そう、教えてくれたの
は、澪だ。澪の運命は、変えられはしないが、あの子には生きづらい世の中にしたくない。
「 IN ROCK
」エンペラーは、素早く交わして瞬間異動で、魔神化の一つ常時七魔の剣で、
AGE
虹が灯されて髑髏の飾が施されてジャンジャら音となるコートに上半身骨と肉の筋肉質で、士
郎は瞬殺であった。
「ぐっはぁ・・・がぁ・・・ああっ!」士郎本名真柄播磨守近衛大将士郎。
明治 18
年~現在まで
エンペラーは先に突き進んだ。
158
159
ひたすら、前へ、前へ、前へと走り続けた。
真柄士郎(まがら・しろう)従三位
近衛大将
魔(真)柄應神(まがら・おうじん)正一位
:
(氷神)
CODE:ORIJNAL:BASTER
この二人は、同じ時期に生まれた天才であった。二人は、兄弟で氷の命に選ばれた人類初の異
能者でもある反面道は対立していた。
・・・・・・しかし、應神は後に白宮和馬の子孫になった。
それに引き替え、ロッカーで歌手として成功を収めたものの平成 27
年に、風俗店で酒に酔っ
払い女と強姦の罪に、刑務所に入るが脱獄して何度も繰り返して犯罪王の名を手にするが、実
は音楽と芸術を厚く熱いほど熱心に関心があり、今の法律や博物館や芸術を振興するのは彼の
功績でもある。
「どうっすか?」
「不殺さず・・・・」エンペラーは黒いコートで、士郎は起き上がってボロボロで燃えさかる
蒼い焔が、目は鬼となり、罪人を疑うように焔が灯されて七つの十字架が七剣を握り、士郎を
振り切って、次の階に行くと遅れてやってきた土方と、白宮が待っていた。
「すまんねぇー、遅れて」
「けっ、ぽぽぽぽぽ・・・・・氷を媒介に、空仙の雑魚を皆殺しだ。」エンペラーも躰に負担が
あって空仙信二朗が怒っていた。
「七人の風情が俺を困らせた」
「ッアホう!」白宮は氷の神に憑依されて白いコートで、ロン毛の金髪で長身の男が、信二朗
は立山の写真をならべてそれを燃やした。
土方は全身に力を入れて精神統一した。
――――――
「鬼覇!五閃神」鬼の覇が土方を優しく包み込むと銀の刀を手にしてエンペラーの目の前に立っ
た。
アナト・レッド・ティア・ベルフェゴール・ディヴァインドVⅡ
「・・・・・・ Deestiny
」信二朗の腕から火薬が発火して土方の覇で回避すると火花が散って
信二朗も
状態になった。
BARST
氷
獄・紅い涙・冥府の走馬灯」白宮の氷の槍が辺りを凍らせて
「
信二朗は、エンペラーは突っ立っていた。
「 Over
for 」信二朗はニヤリと笑い両腕の目が充血して力を
BARST
Hell will on ther
溜めてからぶっ放すとその目に、黒い波動が緩和した。
「ま、間に合ったみたいね。」
綾美が時空転生で、ハマショーを呼び出した。
「異能が使えないの・・・私・・・・」土方は鬼覇で綾美の周りに歴代の当主の刀が護りに布陣した。
「 我、 主 に よ り 死 を 赦 す 」 ハ マ シ ョ ー は 黒 衣 の コ ー ト に 髑 髏 で 焔 が 灯 さ れ 死 人 の 魂 を 呼 び 戻 す
160
161
ことは禁じ手だが、ハマショーの命が信二朗と引き替えに全て終わったか、と思えば良いのだ
が、まだ終わらなかった・・・・。
「・・・・・・・はっ!死ぬなんてこわきゃない!エンペラァァー、俺の黒幕は掴んでないな・・・・
この襲撃は単なる茶番さぁ・・・・本当の恐怖はここからだ!」
年使って
10
塵となる信二朗に、エンペラーは静寂で黒と青の限定カラーで、プラチナがコーティンされて
塗装がハゲはいし、高速で光ファイバーが機体そのものな為、充電の減りが遅く
も一しか減らない最長 100
年使用できる世界最強にし、最凶のスマートフォンである。スマー
トフォンを操作し、 Android10
搭載の au
(SONY)から出た夏の新モデル WING
ZERO
で周りの敵の情報を知ると純君から敵の制圧にOKが出た。
OOQ
「命あるものの帰るべき場所に帰す」
で、 純 君 は 衛 星 砲 の 準 備 を 確 認 し て 倉 陵 会 館 の 多 目 的 ト イ レ で イ ン タ ー ネ ッ ト に 繋 い で
Skype
億星の星にきらめきをエネルギーにした衛星に
60
からの WiMAX
で無線の LAN
を入手すると衛星が開いた。
Wi-Fi
「けっ、エンペラーさんイクぞぉおおおおおおおお!イッちゃうぞおおおおおお」
標示される全方向サテライトロジック全天
繋いだレールを順番に発動した。
「ぶっ放すぞ!
・ SATELLITE
」
MEGA
SHOOTING
ヒュンズゴゴゴゴゴゴン
―――――
は崖の上に立っていた。
KGU
爆雷の音が KGU
を全てを飲み込み大爆発の影響で、地盤が緩み土地が傾いて伊勢市駅と宇治
山田駅が消滅するくらいの威力で敵を殲滅した。
その異変に気付いて KAS
と清水が駆けつけると
「おい、おい、おいどういうこった?」
年
50000
「敵は全て片付けた。 CODE:ZERO
は如何なる場合でもその法を裁けないときに執行する。今回
は信二朗一味に於いてのこと。帝に危害はありませぬ」
エンペラーは、 KAS
に言うと髪の毛を掻いて KGU
の姿に落胆した。、 800
年も実質
前からも幾多の戦場を潜り抜けてきた要塞の姿に涙を流したのだ。
「お前達?澪と律と神聖朗はどこに居る?」はっと気付くとどこにも居ないし、エンペラーは
スマートフォンで生態感知で磁場を探った。
「エンペラーさん!不味いっすよ・・・伊勢スイミングプールから三人、まっ、
・・・待って下
さい!守末河・・・・杏璃も居ます。」
『ダークネス・セイ
MT-001
「あいつか、恐らくそこには神も居る。」エンペラーは崖を降りて伊勢志摩スカイラインに藪内
(キャプテン・ヤヴーチ)が待っていた。
「 お っ せ ぇ ー な、 ま ぁ 乗 れ よ 」 手 で 招 く と 布 か ら は 新 型 F M V の
バー』が眠っていた。ガレリアの
を にしてUSBで動かせるようにギアと半クラッチで
OS
3
動けるように整備された純君開発の機体である。全長 20M
の機体では、ヤヴーチの操作で七
162
163
人は、伊勢スイミングプールに向かった。
「中は広いなぁ・・・・複座式の高軌道型ねっ!」エンペラーはMT車仕様のFMV は、青と
白のコーディネートで翼が生えて聖剣エクスカリバーと霊剣アロンダイトと魔剣バルムンクを
装備されて黒いFMVだ。
「おめぇーさん、 DAM
・・・・ Mission
のプランは覚えておけよ」ヤヴーチには、話さずにも分かっ
ていた。今回最も危険なのは元 EDEN
の守末河と杏璃が居ると言うことは、神が主犯格だ。土
方 は、 リ ポ ビ タ ン を
D 飲んで機内に備え付けのシャワーで、シャワーを浴びて鬼覇の余韻が
土方には残っていない。
「 DOWN
・・・っつーか、グズ共三人始末して良いのか?」
白宮はベンチに座って報告書を読んでいた。
その頃プールの地下室では、捕らえられた三人は、杏璃が監視して神は蝋燭一本で暗い部屋に
蹲っていた。“ 神の異能 ” 最大の盲点は、一度の攻撃が極めて狭い範囲内で創造できるが、
身体を蝕む。
「ゴホ・・・私も人だ。神の魂がある以上、私は人ではなくなるだろう」馨は椅子に座って床
から水をつくってコップ一杯三人にやった。
「いらないねっ!」律が刀で縄を切り裂くと、神聖朗が本領発揮とした。
織乃坂友禅が死んで、殺されてもう十五年・・・・その息子である神聖朗は、父の異能を調べ
て自分自身の異能は近年知らなかった。
(ここで、サタンの焔と俺の剣でどうにもなんねぇーつってんだよ。まぁ、やっきゃ)
「」神聖朗は片目を失って左腕も義手で、長いコートからは黄金の剣が、上空も天空も全方向
剣が浮かび神聖朗の合図で剣が杏璃を串刺しにした。
「ぐっはぁぁ・・・ああああああああ」女一人その命の分まで神は人を救えない。神聖朗は、
崩れゆくプールで、律と澪を天井に避難させた。
「ありがとうね。新疆」
「アンタこそなぁ・・・・俺を必要としてくれてよぉ。」神の異変に気付いて牢獄に行くと、更
衣室に行くと杏里が血まみれで倒れていた。
「・・・・・・親父を殺して神になったつもりか?ばっきゃーろう」
「アステッロ・キングバス・トヴァゼン」神の力は地上界のエネルギーを一つに剣として、神
聖朗と激しくぶっつかった。
「ぐぉおおおおおおおお・・・・・」神聖朗が心配で澪が下に降りてその悲しみの量がオーバー
すると一気に異能が消滅するこれが、無能者が引き起こす END
OF THE
である。
REBARST
澪が、怒りに身を任せて神の反動で地面に急激な地殻変動を引き起こす巨大なマグマをプール
の底をぶち抜いた。
「神聖朗さん、逃げて、私が残る」澪が叩く寸前に、エンペラーが神と鷲掴みした。
164
165
『哀しきハーツ』作詞 HIDE
作曲織乃坂友禅
どこのココロも一つじゃない!何も聞こえない闇の底に沈むココロ
お願い!届いて、この気分は、お前の心を俺が知るものの誰かを傷つけるのではない
俺の心は完全消失
愛するモノは何ですか?
人は何せすか?
あぁ・・あああ・・あああ・・・・あああああああああああ
ココロを一気にぶっ潰せるのは焔
魔神の心が神を引きずり出せる
・・・・・・・・
曲が流れて、エンペラーはもがいて覚醒した。
「神武の血が俺には眠ってるよなぁ・・・・・・」エンペラーは蒼い焔に身を焦がして七魔が
エンペラーを取り囲み七焔がエンペラーの魂に帰った。あるべき場所に帰した。
「はっ!として、ぐっ!としてだ」トシちゃんの曲がエンペラーの心音を速めた。
神は異能を最大限に上げた。
「ライジング・エクリプショーン」稲妻が轟音と轟き、洪水がドバッとよしおせてきて澪は流
されそうにプールの柱に掴んで、神は異能を自ら END
にさせた。
「ぐぅ・・・我をここまで追い込むとは侮ったぞ、地獄の皇帝!」
「終わらせる!今日、ここで」エンペラーは今まで見たこともない姿が蒼い焔と髑髏がガシャ、
千
愛・魔神煉獄」
Thousand・love・SatanAvith
ガシャ、と黒煙の黒コートが、異能本来の源である。
「
エンペラーの想いと人類全人口 900
億人の魂と「勇気」「博愛」
「希望」を背負いそれを具現
化したのが、サタンと全ての悪魔を纏い己が真の魔神と目覚めたときにこそ、七つの焔は応え
てその異能者に合わせた力を出す。
人類は愛する。
「うぉおおおおおおおおおおお!」エンペラーは、神武と覚醒した状態で青い焔が黒コートに
風に靡いて神(カオル)の心臓を貫き大量の血がエンペラーを血染めにし、七つの焔が灯され
て悪魔を統べる者こそエンペラーは覚悟した。神を倒すことが、今まで目標だったがカオルは
明治三十二年に死んでいる。その身に魂が宿るのは唯一神ヤハウェーである。
すべての異能を消費する絶対的究極の奥義であり、エンペラーそのものの『皇帝』その名を語
る故で、俺自身神武と同化することで、神を殺せるのだ、という。
ッ!」馨は、灰からそ
――――――――
「 な、 な に っ!」 神 は 瞬 間 的 に 不 意 を 突 か れ て 完 全 無 欠 の 神 こ と 馨 は 心 臓 を 貫 い て 燃 え さ か る
死の焔が全身を燃え散らした。
「く、糞ぉおおおおおおおおおお!エンペラァァァァ
こには着物を着た黒髪の女性が横たわった。
「おい、大丈夫か!」エンペラーは慌てて駆けつけると女性の意識が戻らない。
「その女は焔が感じ取られない。無念」ルシファーは枝で心音の焔を感じるようにしたが、女
166
167
は静かに眠った。
「うぅぅ・・・・」力が抜けて瓦礫の下敷きになるエンペラーに宇宙から球体が浮かび、女の
身から現れたのは、その姿宇宙創生の王 “ ヤハウェー “ つまり、正真正銘の神である。
「幾年や・・・・・我が身に纏う御御心の力」ヤハウェーは青年で背中に金色の輪を背負い左
手には髑髏の十字架型の盾剣を装備し、神の焔は「生」「死」
「再生」
「破壊」を現すとされて
サタン達が、エンペラーを外に運び、ヤハウェーは外宮に放たれて伊勢は暗黒に沈み世界は、
日本は光が届かない暗闇の混沌に支配された。
「くっ、くくくく・・・・」
「ッ阿保くせぇー、俺がお前をやれるって知ってるか?」
ヤハウェーは様子をうかがって掌から黒い焔がサタンを直撃し・・・・いな、
「ぐぅほ・・・ぐっおおおお・・・くくくくく」血の洪水でサタンを庇ってエンペラーは破れ
た黒いコートに上半身傷だらけで首の十字架が黒焦げに散りじりとなった。
・・・・・音の地獄は耳が痛み心が崩れるほどの辛さが対象者を一瞬で堕ちる。
YOSIKIが不動の音の異能である限り、この技をHIDEが習得できない。
「いやぁぁーーーーっ!エンペラーさん」
を消すつもりであった。
CODE
「愚かな人の心の欲に溺れた罪がこれだ。」ヤハウェーは伊勢に黒い次元の焔で全てを天空から
消滅させた。今ある歴史と人類の
「俺はぁ・・・あきらめぇー」エンペラーが七色の焔で立ち上がるが、足を崩して急激な焔の
消費量で躰が燃えていた。
《我
目覚めぬか
子孫よ
我が
帝
より
遣わした
焔を》
(しらねぇーよ。んなもんよ・・・・つーか、てめぇーこそ誰だ?)
《何を隠そう我こそ神武だ
お前より遙か前
神を殺したこの
焔》
(伊勢神宮がお前を護るのは皇祖神天照大神の血が流れてるからよ)
《へっ 、 俺を
知ってる
ばっきゃー
居るとは
なんと
楽しい》
(俺もお前も皇帝だ!神武、神はどうすえや勝てる?)
《おまんのココロがもううなってんぜぇ》
神武の声が届く、聞こえるエンペラーは心の中で神武の焔が全身流れて一気に外の世界が光り
輝き、躰も傷一つも無い巨大な包帯にまかれた剣をヤハウェーに向けた。
「俺が、神武だ!」神武に覚醒してヤハウェーも眉をひそめた。
「・・・・・もうよぬ。ここまでだ・・・」
ヤハウェーは深淵に消えた。
「お前、今度あったらその魂俺の焔で散れ!」エンペラーはぐったりした。
その頃 KAS
は京都の御所でこの異変に気付いて窓から見える京の景色にそうか。と
――――
納得して御簾の奥に戻っていった。
168
169
神天暦 年
5 神武とヤハウェーが対峙した時である。
運命の自由とは不思議である。
年・・・
15
その時エンペラー、その身に隠された己を知る時、
世界は創られ、アマテラスの力で
三度、伊勢神宮が戦禍になるまで残り
その時、歴史が動くのか?消えるのか?
第Ⅶ章
神風連・カゲキヲ・GO
BACK
エンペラーは御簾で寝込んで意識無いまま二週間が経った頃。
代天皇悠仁天皇が顔を出した。
126
後 倉 田 天 皇 事 KAS
は、 エ ン ペ ラ ー を 待 つ の で は な く、 冥 界 の 定 を ま と め た 記 録 を 読 ん で は、
土方と白宮が出雲に出張で調査していた。
時に、神天暦 年
6 秋
京都御所では、油小路に隠居していた
「お久しぶりです。 KAS
・・・・俺の官位は承るわっきゃーねぇ」
「内藤近衛大将将監播磨守益経・智人・大友掃部じゅあ・以下の者は今回の件に於いていやぁ、
つっーたってあいつはイザベルの夫だ。うん、悠仁ぉっ!
を呼べ、彼奴にも今回は俺が
HIDE
話す。お前は居るのか?居るんだったら屋敷貸したんでエンペラーの警護を頼む。
」悠仁は頷
いてお茶を飲んで廊下を歩いて蓮が咲き誇る水田を見て北に行くと、御簾からレイラも喪服で
エンペラーの側に居た。
が黒コートで
KAS
の前に来て
「討
HIDE
「
に電話しろ。ぼけっ!」
は電話で
を呼び出して京都御所から北に
056-5673-0876
KAS
HIDE
内裏に和室があってそこで盧舎那仏を拝んで、マリア様の像にグラスをかざして HIDE
を待っ
ていた。
「 HIDE
様ご到着であります!」遣いが下がって御簾から
伐令」を発布した。
「お前の実の父菊澤義昭将監右近衛太夫英正を殺し、養父となった特攻隊長で三年前の調査で
分かったのは真犯人が判明した。『内藤近衛大将益経その嫡男今で言ううとなぁ・・・・ご子
息の智人』こいつが、お前の失われた一部だ。」
域をゴクッとして唾を飲み込んでしばらく黙った。
「親父はそいつに殺されたんだ・・・・・」ギターを背負って深々と頭を下げて紅い髪がストレー
トに床まで伸びた。ウィッシュのロングのストレート、しばらく路上生活していたものかその
日の夜は贅沢であった。
「鱈腹食って明日に備えよ、明日の午前で内藤の首を俺に持ってこい」
さまっ!」妻である綾美との間に
HIDE
「かしこまりまぢた!」
は神天暦 ~ 年に
として史上初の官位を賜った。
HIDE
5
6
CODE:ZERO
正二位上
左近衛大将
征夷大将軍。である。時に
歳の頃である。
26
人の子が生まれた。 HIDE
は、 あ の 戦 い の 頃 か
17
「
170
171
ら命を守る不殺さずで異能者を倒すことに芽生えて神天暦
芽藩藩主荒木田(旧姓:斎藤)朝の元に修行していた。
年
5 に不殺さずの師滅亡した菜摘
「
!ぼさっとしない・・・・レヴィアタン?アンタの主にもう少しの集中は?」
HIDE
「うっせぇーな、 HIDE
?こんな焔をギターのコードでアンタの異能で 40000000km
までの心
音範囲出来る?交わすのよ、相手を、この音で自分の耳で、 OK
?」
は深呼吸して音の異能で朝の動きを捉えてギターの刃が朝を斬った。
HIDE
「 お お う、 グ ッ ド 」
には、今回の命令は自分の親殺しで、妹イザベルの妹じゅあを討つこと。
HIDE
「行ってくるわ・・・・・ KAS
」
は黒装束で貴船まで出向いてそこで、伊勢神宮の今を見据えてアマテラ
KAS
「んじゃぁーな」
スを呼んだ。
「よう、アマテラスちゃん?元気か?」
「えぇ・・・元気ですよ。貴方様のエンペラーは私の血です。お分かりではないかと?」
と一緒に境内で月夜を
KAS
「知らぬ祟りなんちゃらってやつだ。あんたと、やってその子がエンペラーなんて彼奴の目の
前で言えるか?」
「それもそのはずでね。」アマテラスは長い黒髪に白装束の巫女で
見ていた。
「ってね。あなた一人どーにもならせん」
「 ん? 気 に な さ ら ん で え え 」
はエンペラーを気にしていたものの今回は、内藤経益が勢州
KAS
中の国に存在する神聖鈴鹿帝国の王宮に居るのは分かっている。そもそも HIDE
には、「音の
異能」を持ち破天荒でライブ会場を放ろうとしてCDも売れないホームレスで KAS
の前任今
上天皇の在位の時に活躍していたが、音の異能がバレたときから自分は居場所もなく五人を率
いてのこのこと引きずってきた。
を追い込んでいた。
HIDE
塵の異能を持つ神聖鈴鹿帝国第五代皇帝兼XJ APANベーシックの内藤経益その子で六代皇
帝イザベルの元夫であり、経済産業相大臣の智人が
は紫色の焔
HIDE
神聖鈴鹿帝国
F
王宮地区 ―――――
―――――
「音魂・・・・Xをオレに力をかせぇぇぇぇぇぇ」レヴィアタンの焔でギターを構えて塵を払
いながらも経益の塵は燃えにくく耐熱性でダイヤの硬さ並みに鉄壁か。
「 さ せ っ か ぁ!」 経 益 は 左 手 で 砂 を 握 り 締 め て 地 面 を な ら し て 鈴 鹿 王 宮 内 に
に包まれてギターがCRN0S( Cross
)搭載によって重装備と
Right
Nova
Oral
Sistem
構築され、バスター・サテライト・アサルト《BSA》とユニゾン・ブレイズすることによっ
て経益の塵は鉄壁だが、バスター・アサルトのビーム砲がドガガガアアンと爆音をぶっぱなす
と智人の異能は、「音」!ということは、同じ同系の居能は、 HIDE
の音がはずかれて音速は、
秒こんなにで王宮は瞬くに崩壊、その後 HIDE
の異能が、塵と摩擦を起こした。
0,0,0,0,1
「オラ!オラ!オラ!オラオラオラァァオラァオラオラァオララオラァオラァァァァァァアア
172
173
アアアアアアアアアッ!」経益の塵が HIDE
の四方を包囲してから塵の速さに追いつけなくて
傷だらけで抵抗も出来なかった。・・・・・・絶望の淵に沈んだ。
は
HIDE
「イク・・・・イク!イク!イク!イク!イク!イク!イク!イッちゃうううううううううう
ううううううううう!」レヴィアタンと母の媒介でしているため喘ぎ声で耳が痛くて
王宮の 700M
の階段から転落してコチラの三途の川に落ちて意識が薄れていくが、死にたく
ないという気持ちは胸の奥にあった。
「・・・・・・・・ああぁっ!」どさくさに紛れて塵が HIDE
の耳を鼓膜が大量のノイズに躰
レヴィアタン
が蝕み 紫 色の焔の嫉妬の情念が都中に蔓延する中、冥府から黒コートで暗黒の黒と生命の
白の焔の波動で、ガシャッ!ドサッ!ビシャビシャビ・・・・・
「それでも名のある CODE:ZERO
の人間か?」全身黒い狂気が経益を凍らせた。
「弟が世話になんねんや」名は数十年前俺達が倒したエンペラーの実の兄であるハマショーで
あった。綾美に仕えて冥府で 5000000000
に及ぶ罪への修行と生命の循環を普通ならば、何
億光年否、何兆年先まで懸かっても出来ないのをハマショーは、たった五年で終わらせた。そ
れ か ら 先 は、 地 獄 暮 ら し を す る 内 に サ タ ン か ら『 黒 』『 白 』 の 焔 を 受 け 継 い で ア ナ ト の 元 で
十五年間修行して、そして・・・清水がハマショーに綸旨の詔を出した。
億
1 のコードを
「 は な? は ぁ ~ ん で、 今 居 る っ て 事 な ん だ な 」
はリロードして銃弾をギターコードの
HIDE
は五音媒介で音の命自体全て自身のみ
HIDE
・ B5
・ AH3
全て組み合わすと
A1
込むことで、魂に音が循環した。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
四
Satan Avith
COUPLEHAND
Hundred・
Score
八手式
魔 神 煉 獄の 組 み手 百 の 音 譜
fouteenreighthandceremony
紅
IX
N J A P AN 」
IN
CRIMSON
おおおおおおおおおおおおおおおおお!」激しく躰に痛みが走り、異能の限界を音が自分を護
・
るようにコーティングしてくれる温もりや暖かみが自分の心を感じる。
SOUNDHELL
「 音 獄・
が真の異能の覚醒した姿で内藤を殲滅した。
HIDE
「オレは、ロックで最高のサイテーの人生を送る。目には目を歯に歯を・・・」躰が激痛を襲っ
内裏
KAS
て地面に倒れ伏してそのまま鈴鹿帝国の病棟で入院した。
京・
「そっかぁ・・・そっかぁ・・・」 KAS
は次の策を計画していた。
その頃まだエンペラーは寝込んでいた。あれから二月経つのに・・・・
「御父様ッ!」澪の養父総司朗が見舞いに来た。
「この子をよく今まで護ってくれて感謝する。大変」 KAS
は日本酒を飲んで内裏裏の大津(津
とは、港のことを指す)ここでは大きい津という意味である。古代琵琶湖は、東北に逃げ込む
道とされていざ、NOWという時に非常時に活躍した場所だ。
「ここから東北、大陸に行ける・・・・オレは、この戦を終わらす」
174
175
大津の畔に小さな島がある。
「神風連!今こそお前に必要になるときだ・・・・・」 KAS
はエンジンリンク室からエンジンルー
ムのキーで起動させてパソコンからソフトをインストールする。ダウンロード完了後に再起動
してから『神風連』のシステムを大幅アップデートした。
「 20000
年前、俺がまだ若かった頃・・・・こいつを駆けて宙を駆けた。異能者が異能者であ
る前に普通の人間がこの地球に存在したよ。昔、死を求めて生を恐れたオレと死を恐れて生を
求めた女のイッた話や異能者として明治天皇の弟として KGU
を創る綸旨や、エンペラー含め
四人の子を子宝に恵まれた頃を思い出すわぁああああああ」泣きながら整備していると右大臣
谷
山渓が来た。
』
)
-2
「帝、京に擱いて
万の軍が進行中。今、美濃辺り・・・・・」
70
「おおう、サンキュー」 KAS
は神風連を動かした。
『GMW
EG7-F91-0008
異能者の箱船
神風連(
は、高軌道型に於いてのエンジンの燃費は明治十五年製。
KAS
・八百億フィートまで可能
・水中も深海一億まで可能。
・90000の部屋を備え付けて船舶は、舵は八つの門に囲まれている。
「キャプテン・ドレイクが考案した海の異能者ならではの箱船だ。逝くぞ」 KAS
が箱船に乗っ
て琵琶湖の底から浮上してくると、谷山渓も森鴎外が乗船した後に、京都御所経由の本能寺に
居るODA4の第六天魔王織田信長からの書状が届いた。
「はぁ?」
「・・・・ということです。」山渓は息子で外交官の十郎を呼んだ。
「十郎!四国に逝けぇえっ!逝くんだ!ジョー」十郎は四国に逝くとなって四国の毛利元就と
宇喜多秀家が備前の倉敷の屋敷で待っていたのだ。
「谷十郎と申す!四国の毛利殿か?」
「あぁ、そうよ。んで?」毛利元就は七十過ぎた年寄りだと思っていたが、金髪カールのパレ
オ型の甲冑で巨乳の大名であった。宇喜多秀家は銀髪の長身のイケメンで、共に倉敷で白昼か
の外交を務めます。第五課総長代行右大臣です。さっそく本題ですが、よろしいか
KGU
ら杯を交わした。
「私は
と?」
「プハァ~ゴホウ・・・・十郎!見返りを述べよ。所詮ODAの人間は四国を敵視し、朝廷足
利義昭と義輝が裏無は安易じゃうて」元就は二階から酒を飲んで槍を構えて、石見銀山を見つ
めていた。
「私は元就殿に同意兼ねます。」秀家の目は『先読み』という鍼術式である。
176
177
「織田信長公先の刻明智日向守光秀御謀反。さぁ・・て動きまっか」秀家は甲冑を着て脇差し
を手にして倉敷の牛舎から牛が三頭。備前から京まで七日は係る。
CODE:JENESIS
「十郎!行くぞ、モサモサしてるとSARUがウキッウキッキ・・・・とるせぇーんで、行くわ。
が碁を打っていた。
KAS
お前は顔も良いが、キモも良い。うん。気に入った・・・・」
「御意」
十郎は、四国から帰って京に戻ると
「エンペラーなら目を覚ました。」
十郎は KAS
にお目に召してからは書斎でエンペラーと七人の身辺調査の結果を
側に報告を完了した。
「十郎
ご苦労
引き続き
我が国を
朕の
都を
そなたに
託す
由」
・(・・・・・了解 十
) 郎は若いながらも才がある故に抜けていて宮中からは、離れで暮らし
て同じ釜のメシを食べていた奉仕時代に友人で、現在はヤハウェー側に就いた鬮(内藤)湘南
闇齋(号:龍焔庵)が十郎と同じく千年の逸材で在り、兵にも長けて軍略にも長けていた字を
孔明とも言う。(二人は同じ宮中の検非違使の役人で、湘南第二極東學校の一期生でそこの学
長は谷山渓の祖中納言藤原基衡いふ人物也。谷鬼の学校でその門下生で、後に宮中に仕官して
に仕えて今上・悠仁・孝標三大の帝に仕えたのである。
)
KAS
万
4 中華帝国に
万
6 加え
から二人は軍と兵の天才であった。が、湘南闇齋はヤハウェーに唆されて暗黒に進んだのも十
郎は、
「帝!今上陛下?此度は申し訳つかせぬ。竹島の防衛にも憎き韓国勢
アメリカ・イギリス・オランダ・インド・ロシア 70
万の軍が我が国に進入す。して」
「十郎!エンペラーに告げ、七人の魂は皇帝の御霊だろう」十郎は頭を下げて堅く拳を叩いて
書斎では、白宮が饅頭を食べていた。
「・・・・・・御意」十郎はその後京を離れて竹島に向かった。
「
に伝えてくれ!湘南闇齋はオレが捕る!あいつはオレと天才の故に過ちもある。
」
十郎は、
KAS
兵を率いて竹島に極東防衛支部を設立し、韓国と中華に対して、日本は KGU
の防衛群に命じ
られて KGU
の管轄神宮御厨御薗に新たな領地に加えて KAS
の右腕清水が、宇治山田商業高・
伊勢校と六重の結界と八卦の鬼門を創ることで退魔から護る術で持ちこたえていた。
「この船に乗ってけ・・・俺も行くわ!」 KAS
は焔で感知して、神宮にいるアマテラスの力は
国を維持するのと全ての魔を滅する防衛を秘めている。
竹島
陸軍第二基地
「まだかっ!あああっ!」
はギターで士気を高めて兵士たちに命の加護と闘争の本能を
HIDE
投与した。白宮は氷のクリスタルを食べて第三基地韓国軍のイ・ミョンバクと中華第 7000
代
皇帝兼天子鄭
王允(焔魔皇)が全軍進めていた。
「諦めんなっ!俺達二ヶ月もエンペラーさん不在で戦ってんだ!」
「そうだ・・な」土方が毛皮で兵士の血で刀を浮かべて軍用機を斬り、戦艦、核弾頭、島、国、
178
179
大陸、海、火、風、を等など考えられない程の力で、制圧で一ヶ月かからずに全てかたずけた。
土方は、修羅の道まっしぐらで突き進む。
「澪は無能で在り、オレの妻今では二児の母である。澪自身嘆かわしいのはオレが修羅の道を
技術開発極東部長を務める知然(中州筑後守鞆)が新開発したSLSD A
KGU
進み韓国を討つッ!李明博は何考えテンだか」土方は竹島の防衛を展望台に築いた砲台に御前
巴 美 の 妹 で、
( Satellite
)を動かした!
Lion
Shooter
Dark
Arc
「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!最凶のぶっ込んだ!ぶち込んで、お前ら全員
海の藻屑と化せ!」知然は腕の立つ科学者で土方は数珠で死者を偲んだ。
「うぉぉああああああ!」
ドドドン、
ガガガガアアアン
ヒュンボボオオオオオオン
竹島は壊滅状態で、韓国も中華も諸外国も日本から撤退した。
兵士の声が所狭しと響く・・・・
土方は、小型ボートで長崎から菰野まで戻った。
京
屋敷
「桂さん、京の町に大火を?」
「役員を死す。朝廷を監禁。帝には処世この命を京都共に鎮め」桂小五郎(後の木戸孝允)が
京の屋敷に会合が開かれてこの屋敷に居る桂や長州藩の攘夷志士が大火の企画を練っていた。
日本国が現在、
人ほどの小国家として
が維持し続けていた。
5000
KAS
「嵐は来る。朝廷はワシに任せぃ」桂には考えが見えていた。京の都は、錆びて疫病が蔓延・
・・・
時の帝悠仁天皇は上皇として蟄居しその後は、 KAS
に任せた。
「イクか・・・・」桂が動こうとしたときに、下から猛ダッシュで襖を開けて刀で桂を吹き飛
ばした!
「新撰組元三番隊隊長藤田五郎。名を斎藤一の娘斎藤朝と申す。」朝は誠の半被で、桂は重傷を
負って京から逃げた。
「朝殿?」朝は刀を納めて京の町を後にした。
朝はこの動乱の神天暦の世。京に暗躍する最凶の暗殺者
「抜刀齋」
と呼ばれていたのは、ただ、一人斎藤朝である。
魔柄士郎は、荒れ果てた氷の大地に囚われた異能者をさまよって自分を見失ってると日本国が
急激な地殻変動と太陽の熱さがマントルを突き破って士郎はこの二年悲観に暮れて氷に阻まれ
ていた。
「おとん!」士郎の息子志が声を上げて京の貴船に来ていた。
180
181
「志よ、オレがお前をどう見てるかわかんねぇが、異能者には異能をどう扱う?」
「父ちゃんは強い異能者だよ。三つだっけ?」
(・・・・・・・あぁ)
士郎は貴船から都が燃える姿に釘付けだ。
「抜刀齋も来てるな。」京が燃えて屋敷が崩落、内裏も消えて京はこの日を境に消えた。
時代も変わる中朝は、人斬りを捨てて不殺さずを誓って屋敷を徘徊していた。
「私は斬らぬ!だが、甘っちょろい長州のやってることには納得はいかぬ。
今一度、
この刀に誓っ
てお前の息の根をお前が恐怖を味わうように死ねぇっ!」朝は黒のワンピースに紫色のスカー
フで腰のベルトから一本の刀を抜いた。
刃が逆さ
人が斬れない刀
柄と鞘に鎖に繋がれて抜けないように二重で保護されている。
その刀にはこれまで数千数万斬ってきた血の怨念が刀の亡霊として朝に力を貸している。
一八六八年
この時代が変わる錦の旗が揚がった官軍が勝利し、旧幕府軍は手も出せなかった。
戊辰戦争
鳥羽伏見の戦い
五箇条の御誓文
戊辰戦争
江戸無血開城
「桂殿・・・・・斬るでやっきゃんよ!」朝は抜刀の構えでベルトから二本の小太刀と太刀を右手で、
前で、屈んで持ち、左手を背中に回して黒い殺気を解き放った。
「心頭滅却
阿弥陀如
阿弥陀釈迦
尊仏命
知然
閃刀霊御・・・・・・」朝は目を瞑って
刀から殺気が放ったときに、京全体に桂や長州は、一騎当千であった。
明らかに戦況は分かっていた。
―――――――
「朝殿!朝っ!朝ぁああああああああああああああああああああ」エンペラーは、燃える京に
朝を探してサタンの焔で長州藩藩士の命を次々と燃え散らして蒼く燃える焔が、鮮やかな七つ
の灯火で、京は死んだ大地に燃えて、灰となった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」魂の叫びで京都の大火は一日で都を消失させて首謀者である
藤原冬嗣の妻薬子その妹で、イザベルの元カノで、 HIDE
の姉に当たる翔子が京都の大火を目
論みその大火の隙に現帝である。帝で上皇となっていた悠仁帝が処刑。
が馬から異能を遣った。魔神のように怒っていた。
KAS
その事が激しさを生み、薩摩の大将西郷隆盛とあいぼうで犬のつん、同士で、大久保利通、が
京都に向けて出陣した。
「・・・・・・・その辺にしようぜ」
である神武天皇固有異能である「終焉」。
CODE:MASTER
「親父が誰だか知ってるよな?オレは明治天皇の甥だぞぅ!」 KAS
の異能は確かに、
エンペラー
や神武より何よりも凌駕している。それ故の過ちで、彼自身多かれ少なかれこの力に戸惑って
いた。初代
182
183
Avith
グリモワール
。そ
CODE
「魔神化ON!ラグナロクシステム解除・・・・」全身七つの焔に灯されてみた目が青く燃え
る翼が折れて目が紅く光り、不気味なかぎ爪に血と骨の存在で地獄をその身に宿す
Satan
れが、終焉→地獄である。
℃。焔の生き写しで、桂は沖の島に流され
1500
「魔神 煉 獄
七 つの大罪」 KAS
怒りの一撃が京を蒼く灯して七つの魂が灯された焔が、長州
を全て焼き散らした。桂小五郎も焔に焼き付かされて幸い命に別条はないが、生きてく上で地
獄の焔を受けたようでその身の高温は、摂氏
てその生涯は、隠岐で後生らしい。
サタン DETH
は異能をいっぺんに使うと冷蔵庫みたいに冷たくて三日三晩凍えてる。
KAS
エンペラーはその頃、 CODE
の起源である伊勢神宮に来ていた。
第Ⅷ章
魔 神 死す。
サタンは地獄の異能本体である。七つの罪の中でも、傲慢は欲深く人間のエゴでもある。が、
本当か?
神天暦8年( 2060
)春
知然邸
「母上!なりませぬ・・・なっ、・・・」三十五の科学者知然上人は、免許証に悪戦苦闘してい
た。最も大罪人で服役のみにあった上人は、実の母後巴河瑠美禰の実地支配が続く中、免許証
を奪われて 20
年も経っていた。
「貴様のみに宿るのは大罪の御身に購う英雄シグルト・・・・ジークフリートの剣グラム。バ
ルムンクである。かつて、巴美の持つ剣を生まれてくる前に宿された知然上人は、お前がこの
私に勝てるとでも?ふははははははは・・・・・」瑠美禰は免許証をぶら下げてに回路廊下に
登ってくと、知然は人類である。異能者ではない。
「姉上はお母上、あの時にさえ・・・・還していれば、死なずの命も救えた」知然は、家を出
て近くの寛永寺の仏門に入るのは、しばしある。
ヨハネ
「・・・・・・」知然はこの世を見て原理も真理の見極めるのを必要として、ぐりとぐらを呼んだ。
世界に生まれた負の災厄の異能者が円卓の席に座って知然は、真ん中に座ってヤハウェーと対
する異能者を見つめていた。
「ヨハネの魂?げらっ!ゲラゲラゲラゲラゲラ・・・」谷十郎の一人娘である谷桃歩。異能は、
ヨハネの黙示録に記されている災厄の異能の一つ、が・・・・ヨハネを説明しよう。
・ヨハネ。「『主の道をまっすぐにせよ』と、荒れ野で叫ぶ声である。
」
(イザヤ書・マラキ書)
という使命のもと神に遣わされた。イエスは人々に「洗礼者ヨハネより偉大な者は現れなかっ
た」「彼は現れるはずのエリヤ」と話し、自らも洗礼者ヨハネから水による洗礼受ける。最期
はヘロデ王に斬首される。 月
日の守護聖人
6 24
・キリストの十二使徒の一人。イエスに最も愛された弟子のひとりで、イエスの受難のときも
月
12
日の守護聖人
27
マリアらとともにゴルゴタの丘で見守った。福音書と黙示録の著者とされる(文体が異なるた
め、この二つは別人によるものだというのが一般的)。
184
185
出典:( Wikipedia
参照)
「そういう意味ですね。私は選ばれし人類の光」
CODE:
「阿呆くせぇ・・・」赤髪ショートの青年が、サンダル姿で爪楊枝を加えてヤハウェーを見ていた。
ヤハウェーの最期の軍勢は、七人の天使と三人の断罪者と大娼婦(淫婦)が席を囲み
よりも優れた異能者と人類と悪魔と天使が三重エリア最南端に位置するカオル出生の地
ZERO
として松ヶ崎にして旧EDENの場所であったところに集結した。
「神を越えて神を統べる存在!」ヤハウェーは、神の系譜を虐殺した。もとより、雷死文皇も
去る三年前に病死したことにより、完全に・・・・途絶えた。
「ああっ、そう・・・そう・・・そうだ」青年に宿る異能は、戦争だ。戦争無くて世界の覇権はなく、
戦争あっての世界の国力の軍事というもの。青年は、ぐりの胸ばかりちらつかせて円卓の番号
札Ⅶを表面に伏せた。
「双子ってさぁ・・・・・マジでIカップっつうのはたまらんぜよ~あらんせよ」青年はタバ
コを吸って昔の写真を見ていた。大昔、この席に偉大なる最悪最凶集団旧EDENのメンバー
に居たエンペラーに憧れていた。最初の頃エンペラーは、『異能者』
『犯罪者』
『 ANGEL
』
『 SATAN
』
『政府官僚』『王族』『貴族』『娼婦』を次々と殺してきた頃から何千億人もその力で、恐れられ
ていた。そんな、姿に絶頂を迎えた青年はその『戦争』という『死』の力で今。新たに人は恐
怖に怯えていた。
本部
記念講堂特攻室
KGU
神天暦八年( 2060
)夏
エンペラーは、 CODE:ZERO
のメンバーはこの頃の不安に遺憾を感じていた。
「俺は食い止める!サタンはこんな俺でも力を与えてくれたんだよな?」
「おう、べっつにー」青髪で老けた男が黒コートで蒼い焔が火の玉としてエンペラーの周りを
プカプカ浮かんでは記念講堂が立て替えた新しい新築の屋上で青年として白夜を見ていた。
「待てよ!エンペラーさん、今回はどう考えても CODE
に勝ち目ねぇ」土方は、剣の腕だけで
を護るためでもある。
KGU
はなく、学長の責任として
「そうですな・・・私はエンペラーさんをついてきます」レイラは『 ANGEL
』を扱うように使
役できるように七人の天使の『魂』を剣にしていた。失った命の分を剣にして、罪を背負う覚
悟でレイラもエンペラーも大昔の服を着ていた。
黒コートに革ジャン。赤のネクタイに白のワイシャツ。茶色の皮靴。
を呼び、
CODE:ZERO
も神宮
KAS
「血に染めるこったぁない。」エンペラーは掌をかざしてその力に込められた本当の意味を理解
して、サタンはワインを飲み黒コートで、記念講堂の壇上で
の屋敷から赴いてヨハネの対策を練った。
「俺が説明する!もう・・・後はない。俺は・・・死ぬ」サタンは『死』の運命を受け入れて
記念講堂の地下からあるものを掘り返した。
186
187
「見ろよ!神武だ・・・」神武天皇の棺には七つの焔の溝と七体の悪魔を紋章によって注意深
く護られていた。サタンが封印を解除して初代皇帝の焔がエンペラーに渡った。
「命大事に、死恐れん、
OK?」サタンが言う前にルシファーが言うと、
アスモデウスが化粧姿で、
扇子で扇ぎながら胸のチャックを開けて全開でわざとらしく誘惑したのだ。
「・・・・・エロいんだよ。てめぇ」サタンが注意するのも束の間ヨハネが襲来してきた。
「阿保糞!チィッ、」蒼い焔に変えて二階で元に戻って念のため自分の思念を二階に居るルシ
ファーの杖に宿らせた。
「俺が死んでもあいつらが悲しむ顔は見せたくない・・・・良いな?ルシファー、てめえは俺
に仕えてもっつも忠義が熱い!そんな俺でも惚れたお前にあの馬鹿共を任せる。つっーても婦
の災厄の異能者は、俺とてめぇーとエンペラーだ。あいつのカンマシミの『死』が死はしちゃ
なんぇーそれと巨乳饑饉モデリストのぐり・ぐら・・・なんともいえねぇな。
」サタンは黒コー
トで身を隠しながら静かに二階からヨハネを見ていた。音も立てずにサタン自身二階から三階
の窓で見ていた。
「裏切り者~ 裏切り者~鳩ぽっ ぽ鳩ぽっぽ・・・・ぽぽぽぽぽぽ鉄道屋最高!高倉健最高!」
青年が二階を歩いて青年の異能に、サタンは青年に感知した。
「!」気付かれた!サタンは姿を戻して蒼い焔で青年の頭上を攻撃した!
「ってぇえんだよ!サタン!」サタンと叫んで青年は迷彩色のコートを脱いで名を名乗った。
「七〇〇〇年振りですね。ミカエルッすよ・・・・・俺だ!俺だ!俺だ!俺だ!」サタンは冷
めた目つきで、ミカエルを睨み蒼い焔が二階から燃えさかる。
「おしゃべりすぎんだよ」ドガン!青年は二階から落ちて一階の席にサタンは、元の力でミカ
エルの息の根を止めた。
「アリマダァァァァァァァァァァァァァー」
(アマンダ・・・・・イギリスとスペインの海戦。)サタンは洪水をよけて空中から宙返りの蹴
りで、ミカエルを壁にぶち込ませてアタマを掴んで蒼い焔で燃え散らした。
白くなるまで頭上から線を越える銃と刀と槍が、サタンを串
MEGA
「くくくくく・・・・・戦争!戦争!くはははははははははははははははははははははははは」
ミカエルは両手を挙げて
刺しにしたのだ。
「ぐふぅ・・・・・」埃を払って兵器から抜き取って血が噴き出すが、一階に倒れ込んだ。
(馬鹿野郎・・・・・あいつ・・・畜生・・・・)
サタンはアナトから貰った治療薬を飲んでミカエルは今も探している。
「 ANGEL
・ War
」記念講堂が血だらけで、サタンはOBDTを使った。
「オーバアアアアアアアアアアドラヴィングブレイズウウウウウウウウウウウウトランス
メェェェェェェェェショオオオオオオオオオオン!」蒼い焔と黒い焔と白の焔がサタンを囲み
地獄の紅蓮からサタンが、ミカエルを一蹴りした!
188
189
「戦争か・・・おまんの呪われた死のちからぁ!」蒼い焔だ。
目が紅く翼が折れた姿。
堕天使の時に、
天使が燃えて灰となった。悪魔が慕うようになった。
(流石に図に乗ったか・・・・・・。サタン元の名を大天使ルシフェル)ミカエルは、血の剣
で一刀両断を避けてサタンは、焔の使いすぎで躰が透けてきた。
「 真・ 魔 神 煉 獄 天 魔 翔 龍 の 罪 」 群 青 に 染 ま る 焔 に 黒 と 白 の 髑 髏 と 死 者 の 魂 を サ タ ン が 踊 る よ う
にミカエルをとっ捕まえてその禁忌の能力を地獄に還した。
「ぐぅあぁぁぁぁぁぁぁっっ!ぱあっぅううううう!」
ミカエルの姿が老いてミイラのように干からびて力が地獄に帰った。
「はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・・・はぁ・・・はぁぁ・・・・・・!」雄叫びと疲れ切った声で、
記念講堂内に谷桃歩とぐりとぐらが話し合っていた。そもそも、サタンを殺す画策にミカエル
は反対であった。ぐりとぐらの姉妹が、呪われし能力を有してそれを構わずに知っているヤハ
ウェーは、サタンが死ぬと断定している。
「来ないのか?のう!さっさと俺の目の前に来て神に散れ」ヤハウェーは、白の麻の衣を身に
つけて腰巻きを来て上半身美しい筋肉の造形に左腕だけが、骨となっていた。
「はぁ?てめぇ!俺はお前が宇宙を支配して神の世を創るつもりがしらねぇが、その前に俺も
お前も死んでる。お前が育てたかわいい禁忌の能力者の、巨乳姉妹も地獄に堕ちろ!」サタン
も黒コートを着て白のワイシャツを脱いで髪をセットして包帯を巻いて記念講堂の壇上に座っ
て日の丸の国旗がゆらゆら風に流されていた。
「くだらん!俺は神だ!神だ!愚か者めぇ、この俺が人類を創ってイスラエルか?シナンの大
地に十戒でモーセが神と契約を交わした。モーセは、奴隷となったエジプト人を連れて紅海を
割って約束の地であるカナンで、俺とよ・・・・交わしたんだよ!」自慢げに高らかと笑って
サタンは、ヤハウェーは、巨大な黒い次元がヤハウェーの頭上で大きく展開していた。
「哀れだよ。微塵に」
サタンとヤハウェーが対立すると天使がラッパを吹いた。
にここを黙示録通りなれば、間違いなく人類が負ける記念すべき年だ。
KGU
「俺は人類のためにもここで、ケリをつける!」無愛想に地上に降りてヤハウェーは、黄金の
槍と剣を投げて、一瞬でケリがついた。
「ぐっわっぱぁぁ・・・ぐふぅぅぅ・・・・・がぁっ!おい☆もおおおおおおおおおおおおお」
サタンは全身に黄金の傷痕に倒れ伏せて血が大量に記念講堂は血の海となって、ヤハウェーが
サタンの首に黄金の剣をあてがえた。
「やれ・・・・・もうおせぇーよ。」目を瞑って剣が振りかざされた!
バシャッ!ドビュビュッ!
サタンの首ではなく、ヤハウェーでもなく、ミカエルであった。
「・・・・・・・・・・あああああああああああああああああああああああああああ」ヤハウェーは、
190
191
記念講堂が瓦礫の下敷きになってエンペラー達は、西の地下 700000M
の地底世界で、
の野営地点で休憩していたが、浮かない顔をしたのはエンペラーであった。
800M
「俺は助ける。サタンは苦しんでオル。俺は助ける!助ける命もな」エンペラーは記念講堂か
天
照神閃魔斬』
」土方が刀の鞘を収めて左足で型
アマテラスカミノヒラメキマザン
ら四号館に着くと、就職支援課が占領されていた。
「鬼覇
土方菰野抜刀術秘技
『
を取って静かに鬼の覇がひゅるりひゅるり冷たい風が纏う時に、刀がカチンと音がした。就職
支援日に人質が五名。ぐりとぐら・・・・それと、ヤハウェーに追っ手でサタンとエンペラー
も門の前で待機していた。思ったよりも傷口が酷くて息絶え絶えであったのはサタンである。
土方の超超超超神速の抜刀で、扉を破壊、続いて左足で踏み込んで目に見えない速さで空間の
衝撃波が先のさばいた一・二・三撃の連続における抜刀術は空間の歪みで、相手を吸い寄せてそ
の隙に四・五・六・七・八・九・十撃の天を照らし、神の魔を斬り、その閃光が飛翔した天を翔ける
龍の切り裂く爪がぐり・ぐら・ヤハウェーを斬った。
「こいつは俺が、初代同様人斬りにならん為に土方雄久が菰野の初代当主だ!」土方は、異能
者をも恐怖に震撼する最恐の剣豪として帝から『暗剣菰野霊神』という号が賜った。
「サタンが中にいる!」エンペラー達が見たのは、最悪の現場で泣崩れる人もいた。就職支援
課の悲劇であり、ヤハウェーは触れずに空間を消滅させて、中にいた人は血で死んでいた。
「許せェェェェェェェェ!許せねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 HIDE
の
眠っている何かが覚醒して長身で目つきが冷酷で音の音源がマックスを迎えた。
「神の音は煉獄だ。」
はギターのコードを七つの弦に換えて音の音のが、土方の刀が光る。
HIDE
「土方さっん!」澪が叫ぶと息子綾将が抜刀の構えで桃歩と対峙していた。父の背中を越えて
龍
翔飛閃』」その鞘だけで相手の急所に静かに龍が飛翔し、そ
りゅうかけるひらめき
立派な剣豪の初陣として、異能者と剣と剣の混じり合いだ。
「土方流抜刀龍神天翔
『
の爪で相手を堕とす抜刀術の中でも難易度が高い初代鐵齋・一龍齋が編み出した秘奥義を見て、
土方の鬼覇が解けた。
「おまえぇら!サタンが奥にいる」エンペラー達が奥に行くと、
サタンがボロボロに崩れていた。
ヤハウェーの顔がサタンは、睨んでその黒コートの意味がようやく分かった。エンペラーが、
五歳の時に黒コートを着て悪を燃え、異能者を裁いてきた真の悪『目には目を歯には歯を』今、
それを理解してエンペラーもサタンも焔が一つに共鳴して蒼く燃えさかる劫火に煮えたぎって
いた。ヤハウェーを左手で受け止めて、そのどや顔がかえって怒りを買った。
「人が生まれてきて生きてその意味を知るのが至難の業だ!俺は、人が生きる!その重みに価
O
OOBDT・・・・
オーバーオブオフアインオアオフブレイズドライヴィングトランス
U
BDT・・・・これ
アルティメットオーバードライブトランス
値はねぇーだろ!」サタンが消えた・・・。蒼い焔がエンペラーを暖かく温もりを感じた。
「
が地獄のそのもの怒りだ!皇帝たる者は、自ら魔神として、己が悪になってその化身が神を殺
192
193
す!」
ぐぅおおおおおおおおおおおおおおおん!
焔がサタンと同化し、ヤハウェーはふらついた。力を随分と使い果たしたが、サタンは黒焔を
纏い髑髏の王冠にピアスに蒼いロン毛のボサボサヘアーで目が十字傷に刻まれた灼眼で、とそ
の時に 24
時間テレビ主題歌『サライ』が KGU
から聞こえてきた。ヤハウェーは、サタンに
黄金の剣で突きざしたが、焔で実態をつかめない。
「魔神は俺が死ぬわっきやぁぁねぇぇぇぇぇんってんだーよ!」蒼い化身地獄を司りし、大天
使ルシフェル。その姿にエンペラーとサタンは手を握った。
「図に乗るな!」ヤハウェーの神の異能が動いた。
「 天 地 創 造! Hevun
on earth
go GOD
」 超 高 速 の 空 手 に サ タ ン は、
the Hell Hevun
玉座に座って髑髏が七つの焔が大罪を犯すための武器を呼び出した。
「DETH」死を司る黄色い焔を槍にして髑髏が数人跪くと、ルシファーが杖をならして全時
空の時間を止めて髑髏から “ 死 ” をサタンは引き抜いた。蒼い焔がヤハウェーを蝕んだ。
「HELL」怠惰をベルフェゴールが憤怒が頂点に達した時に、黒い焔を纏う骸骨の集団が全
体に真っ暗に也、闇の底深い視界が閉ざしたときに、建物もヤハウェー以外が灰となっていた。
「F AC K
YOU 」紅い焔を具現化してアスモデウスの四肢が生者を問わず誘惑し、生者の
生暖かい血の臭いで、燃えてくるような熱さの白さが逆流してきて性欲が限界を超えると、死
を貫くアスモデウスは若いストレートがかかった金髪の女性の容姿でヤハウェーに胸を挟んで
しばらくすると、ヤハウェーが倒れた。
「G O
TO
THE
DETH
HELL
Y OU
MEMORIES」サタンが、失われ
た左腕を蘇らせて地獄の業火のかぎ爪で、ヤハウェーをひっかいた。
ヤハウェーが冷たい雨に注ぎ打たれて KGU
の視聴覚室は瓦礫と血で汚れていた。
「天葬」・・・・・黄金に輝く剣の雨が黒い雨のように降り注いで、サタンはエンペラーを庇う
かのように剣に突き刺さってふらついた。
ぐぅああああああん!
天を貫き、宇宙からのかかと落としにサタンは腕で防いで、耐えた。
「・・・ぐぁっ!」サタンは黄金の槍を受け止められなかった。
フラフラで意識が途切れて瓦礫の山から八が溢れて蒼い焔が感じ取れなく、意識あるものの動
けずに地面を這って歯を食いしばって黒コートがボロボロで破れてもその『悪』が消えること
はない。ヤハウェーを討つ。死ぬわけにはいかないのだ!
「問おう!エンペラーよ、こいつは死ぬ。俺が統べるのは貴様ら人類のゴミは土に還って俺は
神だ!神だ!神だ!偉大なる神に貴様ら阿呆は生きてれば良いものをくはははははははははは
ははははは・・・・・・・死ねぇぇぇぇ!」ヤハウェーに身を呈して投げ出したのは、エンペ
ラーその周りには地獄の七つの焔と悪魔が牙をむいた。
194
195
「うっぜぇぇっぇぇっぇんだよ!」拳でヤハウェーをぶん殴って
なくて四号館と記念講堂が摩擦で衝撃波を起こして潰れた。
「ざけんなよ!」
が建物の構造が耐えられ
KGU
ヤハウェーは、黄金の剣が無数に宙を浮かび天を切り裂く刃がサタンにエンペラーを護ろうと
して、血だらけで蒼い焔が消えた。
「くっ・・・楽しかったぜ。お前は 1000000000
億を代表する人類よりもどの異能者っても
強いし、馬鹿でエロイし、んなおまえが好きだ。めっちゃすっきゃねん。
俺はお前を育てて
『皇帝』
の名をあたえてこいつらを従えるのも七つの罪が焔に応じてつっきゃえんのもてめぇーしだい
だ。・・・・・・地獄に堕ちるのも悪くない気がする。くくくく・・・・・人生最後はこう言
愛
LOVE・MAX
える!おおおおおおう、めっちゃああああああああああ最高だ!今まで生きて、そして、お前
達に出会えて俺はかけがえのない日常と愛を知った。うぉぉおおおおおおおおおお!
情最高!」その言葉で、恰も言葉をサタンはこの世から消滅した。愛情・・・・俺に足りなかっ
たのを教えてくれたサタンだった。
泣き崩れて黄金の剣が宙にエンペラーに雨のように降り注いだ!
「 魔 神 解 放! う ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ お お お お お お お お お お お!・・・・・・・・ ぐ っ
がぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・がが・・あぁ・・・・・勇者爆雷爆焔ガオガイガーアァァァァァ
ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッツ!」エンペラーは蒼い焔でサタンの結
晶が剣を受け止めた。
「 Hevun
go wiiDETH」エンペラーは過去の自分に戻って蒼い焔の結晶が
will shall
ぐりとぐらを燃えさかる死の焔が灰に散らした。
「サタン様・・・・・無念でございましょう」ルシファーの杖が蒼く燃えてエンペラーの心臓が光っ
た。
「俺があいつを止める!伊勢は神の都で神域は五十鈴川から北に・・・」エンペラーはサタン
を失ったのにもかかわらず CODE:ZERO
として動いていた。
「太陽」ヤハウェーの来迎に辺りは日差しの熱さでめまいがした。サタン亡き後のエンペラーは、
黒コートがボロボロで胸辺りの胸骨が傷だらけで十字傷が痛々しかった。
「間ってよ!」レイラが間を開けて澪に言った。
「異能を消す力は
以上の結果を出す・・・・エンペラーさんは EDEN
に居たときに比
ANGEL
べて楽だと思います。正直私が言うのはなんだけど・・・・
『魔王』の形相で冷酷で冷徹神が
』
Over
Barst
によって全身が鮮や
F91
恐れた人。」レイラは赤のワンピースで澪は、自分の能力を最大限に出すには『
を発動させるのにエンペラーは意気消沈だった。
「何しょぼくてんだよ?」サタンが言う。幻影に惑わされる俺。
を応用した
Barst
「神の墜焔」ヤハウェーの翼から発する核弾頭が朝を襲った。
「・・・・・・・ う ぉ お お お お お お お お 」 朝 は 刀 と
196
197
かに蒼く光った。これこそサタンが最期に託した人類再生の一つ『メシア』である。
「伊勢大神宮
陰陽博縛
急久律令
雷神魔斬
霧首尊命
『千本桜』」
名刀空斬丸でエンペラー
を防ごうと、土方も空気を刀に変えて全神経を集中させた。
「俺がぁッ!ぐぅ」煌めく閃光がヤハウェーを捕らえた。朝は高速で居合い抜いた。
「俺に・・俺の意・・・・」サタンが死んだことでエンペラーは蒼く燃えた焔で心が変わった。
「俺はもうおまえたちだけだ・・・・おおおおおおおおおおおおおお」サタンが焔でエンペラー
は表情も和らいだ。これが俺達だ。
時の当時はサタンと同化してヤハウェーを一
EDEN
「OOOOBDT・・・・UBDT 9180
・・・FG(オーバー・オアフ・オブ・オレイン・オルア・
ブレイズ・ドライブ・トランス・アルティメット・ブレイズ・ドライブ・テクノロジー・フォ
ロー・ゴッド)」究極形態のエンペラーは
蹴りした。
*通常異能者(CODE)本来の覚醒した力をBARSTと呼び、異能者が生命の危篤状態に
の爆発的な力に圧されて
―
HIDE
発 動 す るB AR S T を 起 こ す 状 態 に 分
3 の一の確率で、OVER状態のブーストしてそれが、
異能(RE:CODE)を共有した互いに理解して憑依して纏った時の状態をいう。
エ ン ペ ラ ー が、 覚 悟 し た の に サ タ ン の 焔 を 吸 収 し て ヤ ハ ウ ェ
はギターの準備で白宮は見ているだけだった。
「くたばれ死にぞこないの旧時代の文明がッア 」
‼
ヤハウェ にエンペラーの心臓を潰されて青い焔が全身に燃えてエンペラーは焼跡だった。
―
「きゃぁぁっぁぁぁ ―――――
ッ!」レイラが天使を数人呼んで異能者が死亡時に
『最後の審判』
を
―むさぼり地獄の七つの焔に焼かれて消えた。
を下し、レイラはヤハウェ に
―死罪を言い渡して『地獄』が伊勢神宮に広がった。
「アンタを、エンペラー殺しの罪で永久の地獄に封じる。天使よ、神の肉体を喰え貪れ 」
‼天
使がヤハウェ
「エンペラーさん 」
‼
「そ、そ・・んな・・・」エンペラーの死は大きかった。
地獄の皇帝と呼ばれ、明治から神天暦を駆け抜けた男が逝った。
惜しくもサタンと同時期に逝った。
エンペラー
享年二十七歳
辞世の句は、
『命捨てざる者大和を継ぐ夢幻如く天翔龍の魂我不消』
これを詠んだ後にエンペラーは消えた。
「くははは・・・ははは・・・」ヤハウェーの勝利の叫びにレイラ達は、撤退を余儀なくされた。
エンペラーは三途の川でサタンと話していた。
俺、また行くわ。
しばらくしてエンペラーは地獄の門の側に巨大な鳥居に伊勢大神宮の蒼く燃える川にエンペ
198
199
ラーはさまよい、さまよい黒コートが髑髏に奪われて上半身鍛え抜かれた肉体が光り、首から
の薔薇十字のペンダントが彼を導く。
レイラは、大湊に伊勢大神宮 B79
基地
日本武尊墓地
「朝さん?幽齋殿はここで何をやれるという?」
「御父様は先の刻限に死に当主は、天翔龍魂です。とにかく・・・・」レイラは澪をひっぱた
いてここに呼んで基地に遺体が聖衣に包まれる日本武尊が朝に言った。
にこの国の行く末を常に頼んでいたわけさぁ・・・・」
CODE:MASTER
「てめぇーは関係ない。タイムリーな事でわりぃーが幽齋は俺達初代アマテラスに仕えた最凶
の最強の異能者
よりも
EDEN
と
KGU
*
とは
CODE:MASTER
異能者が生まれ出づる前に
を創設し、異能者を影から操り絶大な力を握る機関となった。
EDEN
と EDEN
の狭間に中間に如何なる場合でも紛争解決人(トラブ
KAS
その
ル シ ュ ー タ ー) と し て 異 能 者 を 裁 く 調 停 人 を CODE:MASTER
と 呼 ぶ。 創 立 は 紀 元 前 500000
によって伊勢大神宮の神宮会館が創設された。
KAS
~明治十五年に明治天皇の甥である
エンペラーをどうするか、考えた。
も貰い受けて
2000000000
CODE:
「単純に助けに行こーぜ」 HIDE
の意見に同意で、ぐりとぐらは撤退。知然上人も雲隠れして
いった。免許は意味もなく奪還されていた。母親との確執で関係もこじれていたが、姉の巴
美の死後妹が相続人だが、その死亡保険の加入金額が総額
側に連盟を加入していたのだ。
MASTER
「そうそう・・・・この免許であんたちにEDENに入らない?」
「じゃけんじゃねぇーよ!」口裏合わせて言うと、クククク・・・・と不気味に笑って立ち去っ
だ!おれが、相手になる」
CODE:MASTER
ていき、
に着いたのは深夜に時を過ぎていた。
KGU
「お前ェらEDEN入れ、んで十五年修行しろ。 CODE:MASTER
を殺せぇ!」
が狼狽して黒門前で言うと、白宮が言った。
KAS
「いくらあんたでも冗談は厳しいな・・・俺は五番目の
「ごちゃごちゃるっせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」土方がキレて KGU
執務室兼自宅でビール八
杯飲んで酔いつぶれてソファーで倒れた。
10
缶。焼酎 杯
5 ・・ジンとウォッカを
プルプルプル~
着信が鳴ってケータイに出ると師匠である石田一からである。
「神宮会館で待つ」
「先生!俺・・・」土方は目が覚めたようで袴を着て黒のワイシャツにその後黒のスーツに皮ブー
あめのじん
ツに革ジャンでハーレーに跨がってしまなみ海道を直進 分
5 で神宮会館に着いた。
「みんなぁ!」そこには七人が集まって神宮庁の三重県神社傘下の総本山伊勢神宮・熱田神宮・
明治神宮・諏訪大社・出雲大社に CODE:MASTER
現当主の 雨 野神が呼び出したのだ。
「 よ う こ そ、 我 が 聖 域 内 の 神 宮 大 明 神 我 が 神 の 絶 対 唯 一 の ア マ テ ラ ス の 加 護 に あ る 神 宮 会 館 は
200
201
創立六〇〇〇年の歴史の内で、神武天皇・応神天皇・神功皇后・推古天皇・天智天皇・聖武・
の代理で国家当主の小泉元総理や安倍晋三・おおう!鳩山かぁっ!賊にて
KGU
孝徳・皇極・崇神・・・・歴代の天皇 300
代の天皇の中で CODE:MASTER
の特権は神宮を守
るのと異能者・犯罪者・テロリスト・神・悪魔・天使・妖怪・怪物の裁きを下すのに “ 存在
しない者 ” が
めぇーらを任すわけにはならん」雨野は KAS
に地獄の門の鍵を渡した。
「地獄の門は神宮会館の地下一階のトイレを挟んだロビーの左側に階段がある。だけどそこに
行くには身を清めて迷わないように迷子の迷子の子犬ちゃんになっちゃや~だ❤ うふ・・・・
ねぇ?神君イッちゃってよ!すぐそこにさっき通った駐車場の曲がり角に猿田彦あんでしょ、
が雨野を
KAS
そこに参ってからイッてよ?」手を振り筋肉質でタンクトップの胸が透けて見える黒髪の女性
が言う。
「パ、パッパパパッ・・・・パネェッす!」白宮が興奮しがちで言うと、代表の
連れて神宮会館三階の応接間に向かっていった。
はギターで鳥羽シーサイドホ
HIDE
「俺もか?すぐ近くにホテルに泊まるわぁ・・・明日さぁ久しぶりのライブで気分マックスで
イキそうでイキそうで俺のきゃんたまがうなってんぜぇ」
テルではなく、斎王の杜に泊まった。
「 BRAZE
ON
HARAT」作詞 HIDE
ココロ傷つくのは雨の日のズキズキ痛む過去を忘れてくのは・・・・
(Why
do
y ou ?)何が何の目的で心の鎖に繋がれて燃えるの?
(Oh! Lig ht
Go )
MyGoo dess
朝日が沈むラッパが天使の斬撃SHOW!
!
ガンガンぶっころんでBREAK
ON!世界の終わりが俺の手の中にSHDOW
ON
H
ART貴女を思うのはここに居るから~
不完全燃焼してしまうのはRi lig ht ・・・・OH!OH!OH!
ON
HARAT
ココロ光る希望の胸に手を変える宇宙が広がる
BRAZE
ON
HARAT
僕のDream はありがとう・・・勇者だ !
BRAZE
ON
HARAT
ON
HARAT
BRAZE
BRAZE
ON
HARAT
ON
HARAT
BRAZE
BRAZE
(He ll
We
Go ・・・This
Emo t i hon
Your
Tear ?)
蒼い涙を流すのは翼折れたGODの逆鱗に触れて反逆する ANGEL
・・・・
さぁ・・ずっと・・・目覚めろ 今
! 、ここに眠っている本当の力が夢を諦めずに、諦めずに前へ、
前、前へ、ひたすら・・・・
(本気でイクんは百年ぶり)
!!!!!!
勇気は剣を切り裂く B
ON !
HARTが熱い血が流れてる人間がおもちゃじゃ
! REAK
ないんだ!LIFE・・・LIFE・・・・
オラオラオラオラオラァァァッ
202
203
GET
w it h
t he
woman
Can
y ou
s ha ll
my
Bou ll
Nig ht
be d
Bar t h
Cir doren ?OK
深い眠りの先にあるのは快楽の苦痛と是までの労役に浸る女の味・・・・久しぶりに燃え上が
る血潮にBarn ing
BARNING
GO!GO!GO!GO!GO!
EDEN!楽園のリンゴは禁断の果実をかぶりついたのは、蛇?魔女 サ
! タンの誘惑に負けて
は光ある希望は自らが手に入れて、勝つ V
GUNDAM!
! ICUTORY
この手にだから、希望が満ちる深淵の奥底に眠る恋人の過去の鎖に断ち切るCha in
at
Har ts
Exren t
Tr igg er
on
ba by ・・・・
OK?心と心が結合するときに、集いし、光の先に・・・・種子の未来が一つになるときに、
出よ!!!!Sorc ia l
Erme tr izm
Xream 今夜はハメる!
地獄に熱い炎が身を焦がすのに、男の咆哮がオオカミの群れで、狩りにあう
プギャアアアアアアアアア・・・・・・血の一滴が心をBrea k
On
生まれつきBar t h
to
Bar t h死すとき・・・De t h
w ii
g o ・・・
人が生まれた意味を知るときに、男と女が集いし時、con b
co n b
Con b・・・
大きな暗闇の穴の洞窟に崖があり、生い茂るジャングルの先の黄金郷にEl
Du
Rar d
こそ剣を突き抜けてSOWD
OF
J YASTIS!生命のLIFE・・・・
俺たちがいる意味は過去の鎖ではなく、明日にある!明日に人が生まれるときに、Bar t h
Brea k
On
Har ts
OK ?
心が一緒の時は今夜は眠れない。
君と僕が・・・On
Har ts
to
Sha dow ・・・
E N D は 以 上 を も ち ま し て 終 了 さ せ て い た だ き ま し た が、 続 き は 自 分 自 身 が 目 で 確 認 す る こ
と・・・・現実からは逃れはせぬぞ!犯罪者になりたいのか?おまえたちの未来を奪うつもり
はない
の前に現れたのは三人の美女がノックした。
HIDE
ギターで弾いては、最終調節してホテルの冷蔵庫の瓶ビールをラッパー飲みでゴクゴク飲んで
ほろ酔いで客室に寝転んでいると、
は美女に疑いなくベッドに誘われたの
HIDE
「キタキタキタキタキタキタァァァァァァァァァァァァァァ ―――――――――
ッ!」あまり
の興奮で足をつって机の角にあそこをうって痛んだ姿で扉を開けた。
「 ぎ ゃ ろ う そ う!っ て ぇ ぁ・・・・ い て て て て」
は HIDE
の方で、三人の内一人が人妻というまさかの展開である。
「俺の持論は音楽つっーうのはロックは、ロッカーはイメージが大事でインスピレーションも
無限大って感じだ。俺は最高最強の SEX
が最もイクんだよ。女とイッテ女と SEX
して俺がギ
ターの最高のロッカーにナルニはギャルやビキニ女性のスケスケの食い込んだ水着の痕の食い
込みがハンパじゃぇってんだよ!今日、ここで、三人を俺の精子で、産ませてやる!」等々事
204
205
は、齋
HIDE
前にそう話すのを週刊誌のゴシップ記事で載ってそういう経緯で悪名高きロッカーとなった。
ホテルでは、一般人が宿泊してる場所と VIP
席 と は っ き り 分 か れ て い て、 三 人 と
王室クラスのスイートクラスの場所のベッド・・・・。
「 ブ レ イ ク ッ! !」セットした赤髪に白いコートをクローゼットに掛けて異
ON the berak
能者であることを隠して、三人に改めて自己紹介した。
「どうぉ~もっお!サンキュ~でぇす。俺の名はXXJ APAN兼ZZJ APANのボーカル
で、最近ジョリーズ事務所からCANジョリ∞のVOに選ばれちまった伝説で、女が財宝、否
さんもなかなかの
HIDE
や女の俺の魂!女の涙は心を強くするんだ、つってーも逃げないし、俺は HIDE
!ロッキュー
は、 ベ ッ ド で 寝
HIDE
バ イ サ ン キ ュ ー」 一 応 こ う み て も『 CODE:ZERO
音の異能者』である
転んでベランダからのすきま風で心地よく寝てると、声がした。
「 英 さ ん! 私 ず っ と バ ン ド 結 成 か ら 八 〇 年 近 く の フ ァ ン で ぇ 先 代 の
ファンキーさで私の母が御父様と市民プールでの SEX
と言いますか?最高絶頂のアナル・バッ
ク・騎乗位最高でした・・・とお伝えて下さい。申し遅れました。私、瀬茄唯です。」
は納得して父親が、死んだこととXJ APANがYOSIKI筆頭で再結成して俺が引
HIDE
き継いで、売上はミリオン達成だ。
「俺は CODE
・・・・悪だ。悪には悪を」 HIDE
は気付いていた。三人は既に死んでる。ヤハウェー
の差し金でもう少し堕ちてれば性欲に駆られていた。
「強姦!レイプッ!ドラッグ薬で狂って男に暴力されて死んだ・・・・本当の愛情はんなじゃ
の心音が反響して響く空間で
HIDE
HIDE
ねぇー、夫と冷えた関係で人妻はたいていの理屈で他の男に見返りを求める!んなアホな・
・
・・
・
ガキがガキを護ってやんねぇーでそれでも妻か?」
の異能は『生物を護り殺す』という価値がある。
「・・・・・・悪だな」
「ばっかやろう!」
ドドドドドン
ドドドドン
ホテルが爆発して HIDE
は神宮会館に戻って神が待っている地獄の三途の川に着いた。
神宮会館のロビーから二階のエレベーターに右に、二階の通路から左に曲がって一階の階段を
降りて非常口の裏側を通って旧二号館の瓦礫部屋から地下に
下に行くと、髑髏の黄金
7000M
が居る。 HIDE
は燃える大地に進
KAS
の門が聳え立つ。地獄に入り口にし、先に土方と白宮と
むと神が止まった。
第Ⅸ章
悪には悪を!下される地獄の鉄槌
悪には悪を。エンペラーはサタンと地獄に居るだけで、過去の罪を浄化して煉獄の舟で大海原
を渡り、小さな島に着いた。
その頃雨野は、門を通って地獄の渓谷は燃えさかる屍の山を通って氷河の山道は崩れ落ちて髑
髏が転がり落ちて七つの大罪には、それぞれの『罪』の地獄の階層を雨野に連れられて最下層
206
207
( TI ARMO
)のVOでの異能者を管理して、
ATUSI
に行くと、先に着いていたのは HIDE
の第二皇子(次男坊)である AKIRA
が、金髪でクロム
ハーツの指輪にクロムハーツの十字架のペンダント、頭が金髪に染めてジーンズも破れて異能
は父親と同じで『音』を使いこなして兄の
独立機関の非営利団体として働いてるが、ここ数日こういう話が浮上した。
EDEN
二週間前、大日本帝都直轄鈴鹿王国
の息子で王である ATUSI
の高校視察が始まった。
HIDE
と、いうことで雨野も付き添いで近鉄まで出向いて鈴鹿市に下車。
「今日は大人しくしといてくれ?女にひっかけんあ」
「アンタはロックージャねぇんだよ!女というのは創作意欲をわき出す知恵の女神のアテナの
よ う に 勝 利 を 導 く の だ・・・・・」 ATUSI
は EXILE
に五十年見習いでその後エイベックスの
事務所から八千万の資本金を手に入れて鈴鹿王国を中心にバンドを活動している。
「なら、 HAND
出すな!」雨野は CODE:KGU
に属する審判で異能者に点数をつけて上に報告す
るのは年には三回。伊勢神宮並びに其の百二十五社の組織が一つとなって鈴鹿の椿大社を祭神
させる、というので ATUSI
はその麓のボロボロで老朽化した田舎の超低予算の高校に、一年
が七億払って全面改築・・・・その後鈴鹿を代表する超エリート校として、東大進学
KAS
前
が 校 舎 に 入 る と、
ATUSI
率驚きの
という数字で、現在最も注目されてる学校の視察である。
1000%
「ここ、水泳部からスポーツは 700
種類の部活でどれも是も世界一じゃんか?俺さぁ・・・ス
ク 水 で も 水 着 で も 構 わ な い が、 良 い 子 居 な い か な?」 雨 野 の メ モ に
ぶつかる女子高生に素早く、手を貸した ATUSI
の心が燃え上がるほどの心拍数で、どきどき
して後から校長室に行くが、神戸高校の左のグラウンドからフェンスを通り過ぎるとプールが
ある。
「 よ せ ぇ! 愚 か 者 ッ! 女 子 高 生 に 手 を 出 すN AT T O 言 っ た ろ う 」 神 は 冷 静 に 指 輪 に 写 る 未
来を消して明かされない死から逃れない運命に ATUSI
は校長室から屋上に上って左には、X
J A P AN 史 跡 に は、 HIDE
が残した多額の借金並びに運命を崩す史上最強最悪の力である
が地獄での仕事帰りに着てもその
AKIRA
漬けすりゃあいいんでしょ?」
SEX
『 BARST
』が突き刺さってる。
Mode
「・・・・・おい、女は俺が護る!子供産めって親から口酢ぱっく言われてるんでいいころか
げんに女を捕まえて二日間
「好きにしろ!」
神は別れて ATUSI
は高校の視察につれて鈴鹿王国に
後は、神宮会館では七人は深き門に入っていた。
「 ATUSI
のことは俺も気がかかりや・・・んでもあいつは親父の魂を受け継ぐ人間だ」アキラ
はアツシが鈴鹿王国の滅亡が近付いてきた。
時同じくして地獄では神の案内でエンペラーに再会を果たした。
「そん面久しい」
208
209
「老けたか?ふふふ・・・・」神の指輪で運命の指輪でエンペラーに現状を話し、すると岩場
から立ち上がって黒いコートもワイシャツもズボンもボロボロで綺麗だった黒髪も長くボサボ
サデ顔も腫れて膿で髭も仙人みたいな猿顔での再会に唖然としたが、白宮はそうでもなく握手
した。
俺の
‼
背中を
‼
」
‼コートを脱ぐと地獄
「あの世でも元気そうジャンカ・・・・びっくらするが、なにはともあれおめでとう」
「あぁ?俺も得たよ・・・・サタンは元気で、見ろよ
の王である証に全 50000000000
体の悪魔の刻印が十字架で刻まれていた。
「新たに俺が魔神として死者や悪魔の王として、再び生きてヤハウェ ―
をボコボコにし、フル
ボコってるよ 」
‼エンペラーは黒コートを着て地獄の上の空洞からは車の音や人が騒ぐ声が聞
こえてきて、その真下が地獄の門であり、上にはおかげ横丁がある。
「あわあああわわ・・・・・ご報告申し上げますッ 」
‼使いの職員が神に伝えると、鈴鹿にヤハウェ
軍
―と動こうとしなかった十賢者達の猛攻にアキラが現場指揮に耐えていた。
神天暦十年
世に言う鈴鹿の乱である。
エンペラーは地獄の門を通って神宮会館の階段を上っておかげ横丁の通路を通り過ぎて神宮
純
‼
純
‼
電 子 機 器 の 力 を 悪 用 し て は い け な い が、 こ こ は 捻 じ 曲 げ て 衛
‼
に着くと、市川が座っていた。齢百を超える異能者でずっと一貫して KGU
に働いて多くの同
僚が死んで逝く中、 人
1 こうして最後の最期まで命尽きる前まで闘うと誓った。
「・・・・・・ 純 ‼
純
ジザード
星の位置と宇宙空間ンの核兵器まで最強の 秒
鈴鹿を殺すが、神にはこの放射
8 で撃ちます ‼
線んで数千万秒の時間差でズバッズバッと心や肉体が死にますよ。」
純 は、 パ ソ コ ン で タ ッ チ 式 の O S
X AZR AD: 0009
を起動して光速の速さで地獄と地
上を結び境界線に百二十五社の結界を集めて神宮歴代の英霊を召喚すると、古龍種白焔龍ヴェ
ザグルスが翼を広げて龍の骸から CODE:GENESIS
が現れた。
「鈴鹿は代々、大和はまほろば・・・・この俺が来たからには大丈夫や」黒コートに逞しい筋
肉質の男性この男こそエンペラーの先祖兼曾祖父でもある神武天皇である!
「も~う千年近くエッチしたくても出来なかったら早く、早く、出してぇっ!」
そういうのは、神武の后である神功皇后その人で在り、その人他ならない。
「アンタもかわんないよ!その相変わらずふざけたチートスキル」
「応神、垂仁てめぇらもよーく耳の穴かっぽじって聞けヤッ!」神武は若い好青年で俺や親父
に似ていてサタンやルシファーの『異能』を与えた初代 CODE:GENESIS
である。
「くくくっはははははは・・・・・・・」笑いこけるサタンは元の青年姿で黒コートに右腕は、
華
の冠」土方の刀が華の舞が神の軍を一掃して神速で人を斬り、
フラワーズ・クラウン
地獄の宿った七つの焔が灯された明かりが鈴鹿を照らした。
「鬼覇
土方龍神滅流
鞘からは血しぶきでヤハウェー軍が劣勢に立たされた。
210
211
「おう!侍一人に手こずるなっ!」ヤハウェーは自分の肋から大剣『魔剣レヴァンテイン』を
手にすると、空圧が地獄の焔と重なり鈴鹿市が干からびて生物が死に絶え、魔剣の目が開眼す
ると不気味な目が五重も開き、土方が光の渦に巻き込まれた。
「ぐっああぁぁぁ・・・わ」ふらつき、意識がないまま立って全身血まみれで鈴鹿という地で
倒れた。
残り六人。
「馬鹿野郎!ダチをみすてられっかよ」 HIDE
が向かうとぐりとぐらが立ちふさがった。
「退けよ!あのいけすかネェー、ヤハウェーをぶっ潰すのに女は下がれ」
「さっき馬鹿にした?」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
(超高速粒子化)ニヤッ
の光速のギター剣がぐりぐら両姉妹を一騎打ち。 HIDE
のギターが全員に振動を与えた。
HIDE
「 ぐ ぅ う! 俺 は 無 理 だ・・・ 俺 の S O U L を ブ ン ブ ン ブ ン ブ ン っ と ん で ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ け や!」
焔
獄魔神龍天殺ッうぉおおおおおおおおおおおお!」
インフェルノ・ブレイズ・サタン・ドラゴンスレイヤー・ヘヴン
倒れると、白宮が凍りに凍らせて冷や冷やと其の男の周りが凍てつく古龍
白龍コキュー
HIDE
トスが翼を広げて氷の咆哮でヤハウェー軍を不利にさせた。
「
ヤハウェーの槍が朱塗りの黄金に輝く槍が上空と地上からの挟み撃ちで白宮が串刺しにされた
神
殺しの氷獄神天剣」ぐはぁっ!白宮はヤハウェーの骨に打ち
GOD・Sriyer・コキュートス・GOD・ヘヴンズソード
か、と思いきや龍に跨がって氷の自分の血で凍らせて剣を握ってヤハウェーを堕とした!
「
砕かれて左腕を負傷、右目失明、左足重傷、心臓右心房機能停止。大脳負傷・・・・
夥しい血痕で白宮は、鈴鹿市平田町で倒れた。
残り五人。
「散れやッ!」ヤハウェーを交わすが、鈴鹿市考古博物館前で金作綾美リタイア。
残り四人。
「ぎゃははははははは・・・・ぜははははははははははは・・・・・人間如きの下等劣種のゴ
ミ屑が人類の異能者はこの俺一人で十分だろうがッ!」ヤハウェーを見て怒りがあらわにエン
ペラーは、地獄の焔で七つの大罪を召喚、自らの罪を焔にして其の冷徹残酷極悪非道とも言わ
れたエンペラーが、ヤハウェーに飛び蹴りをして蒼い焔が宇宙圏内から大気圏を突き破って
真っ直ぐにそして、怒りが傲慢の全てが死者の亡霊として無数の魂がエンペラーを囲みその異
能で、ヤハウェーを一瞬で地に墜とした!
「てめぇー、ざけんじゃけんじゃねぇーよ。俺はエンペラー。フルに神武覚醒や・・・・・俺
はお前をぶっ殺す!大事な仲間をボコッた罪は代償ケツはでけぇーぞぉ!」虹が通った。
212
213
神天暦十年
ヤハウェーは敗北。神の軍は鈴鹿から遙々海洋民族の鳥羽の答志島に一時撤退を
余儀なくされた。
「うぐっ!」血を吐いてエンペラーはもがき苦しみ三日三晩寝込んだ。
年が明けて神天暦十一年春
・ CODE:GENESIS
・ CODE:MASTER
・ RE:HELL
・ CODE:
CODE:ZERO
七人を回復が良好となった後、神宮の時空の亀裂が生じて時空の穴が開き、アマテラスの再
来と倭姫命が謁見した後に
五の機関組織の招集に神宮神楽殿で決起集会が行われた。
EMPEROR
「今、こそ日本人たるものその永久不滅にし、無敵の戦艦大和魂で熱き闘志に秘めた大和魂
でこの日本と世界を救って下さい!救世主に皆様の地球に刻まれ其の命は安らかに天に召さ
れ、主であるアマテラス様が皆を御守りいたします!七〇〇億年間の総決戦に備えて我々はこ
の戦をこの神宮各支社六兆ものの神社と神の息吹と神の八百万の CODE
が全て、あなた方に
懸かっています!このヤハウェーの戦いは主であるアマテラスから続歴代天皇が命を懸けて守
るぬいてきた重みを分かって貰いたいのです!OK?では、説明します」
倭姫命がホワイトボードで神の軍勢を駒にして答志島・神島・沖の島各三国古の海女の島と知
られている島が最大の決戦場として今、現地スタッフが整備している。
「 二 十 五 代 目。 刀 神 フ ツ ノ ミ タ マ ノ ミ コ ト が 鬼 覇 用 に あ な た 方 の 先 代 土 方 藩 初 代 藩 主 土 方 雄 久
公から義苗公までの十七代その弟君で、京を騒がせた人斬り鐵齋が愛した源氏十代の太刀龍天
翔《ロン・ティエン・シエン》を渡しときます。その刀で、悪には悪を!刀は地獄から産出す
魔王石と極楽浄土の水で清めた鞘と刃・・・・そして、代々この国がこの国と共に戦ってきた
無敵の武士則ち、侍が是を手二トル時こそ真の目覚めです」倭姫命が神楽殿から英歳を帰すと
次に、 HIDE
が呼ばれた。
「きゃっっほう!爆乳爆ケツ最大級のウルトラッ!ファッキンだぜ・・・・。ロッカーである
前 に 一 人 の 男! 親 父 と 爺 が 俺 の 代 ま で ヴ ィ ジ ュ ア ル 界 を 牽 引 し て き た の は 感 謝 し か な い ね ぇ
ちゃん?否・・・・これは失礼倭姫命様。」
頭を下げて白いコートが床に伸びてギターも重くその手には包帯が巻いていた。
~
en
・ GLAY
・ VIVID
・ゴールデンボ
Ciel
「貴方様は音の神童。神が与えた才能は先祖紅崎家からの脈々と受け継がれきたその心にX
は あ る の で し ょ う ね。XJ AP AN 後 に ’
~
L Arc
ンバー、プリンセスプリンセス・ブルーハーツ・
・
等々この国はロックとい
globe
THE
ALFEE
うのは、ヴィジュアルがあってこそ発展してきました。その音楽魂を HIDE
?あなたにこのギ
ターとこのEN S( Energy
)をお渡しします。爆発的な力と音の創造を超
Newtype
Soud
えるときに、イノベーションした世界がこの世界に救世主としてあなたが起ちます!勃つ時こ
そ男が男である故にその力がXJ APAN初代ヴォーカリストHIDEを・・・・・」 HIDE
(坊
が承った菊澤の名であったが、今はロックで祖父の姓に
KAS
屋英矢)元は、(神武)を支えて
あたる坊屋を使っている。
214
215
英は伝説級のギターを手にして神宮神楽殿で公開ゲリラライブを行って観客が大いに拍手喝さ
い。
「俺はぁ、夢だったのは東京で武道館やドームでの満員御礼のライブしたかったが、今の俺に
の怪我を治療を続けていたが、
KAS
。先の戦役で都から離れてし
KAS
は 100
人救うのに精いっぱいや」英は正宮でアマテラスにお会いなされて自分の音を高めた。
「私は・・・・」倭姫命は白の絹地に赤の袴、背筋がすらっとしていて地面まで届く黒髪で謎
の風格があった。
「エンペラー?俺だよ・・・・・」傷だらけで地面に倒れた
ばらくは自分の別荘がある鳥羽の島に身を隠していた。
「恐らく以てあと半年でしょうか?」倭姫は医術にも詳しく
神天暦十一年夏
の使いが来た。
KAS
日差しが強く、ちょうどその頃俺達は残りのメンバーにもお会いなされて白宮が、
神楽殿に入っ
たところ
「御用申します ‼
申 刻 KAS
( 久 宮 朝 倉 阿 之 親 王 ) 後 倉 田 天 皇 が・・・・ 帝 の 様 子 が・・・・」
言葉を詰まらせて俺は、賭場に行く事にした。
親父が危篤初めての気がするのだよ。自分を生んでくれた最強の異能者で、この国を支えてき
が出てきた!
KAS
た父親の背中を見たくて近鉄線で鳥羽に下りてそこから荒れ狂う大海原を小型ボートで漕いで
ある島の洞窟に着いて、松明で灯りをともすと洞窟から
「死んだと思ったのか?まだ、はえぇーよ」いいや、後倉田天皇は御無事で、父親は何を想っ
たのか残りの人生を『天皇』として生きることで、
諸外国と連携して神を滅ぼすことを決めた。
「迷惑かけんじゃねぇ ぞ 糞親父」泣きながら島を後にするエンペラー。
―
‼
この頃の日本は、正史で言うと正しい時の導きでは、西暦 2040
年だ。だが、神の創る世界
と混沌の死の世界で、人々はもがき苦しんでいた。
世界が変わる「新世界」まで残り五年・・・・・・
神ことカオルが世界を破壊し、昭和三十年のあの日から 1000
年後の事であった。
しかし、地獄の鉄槌まで残り五日・・・・・運命が世界を支配する。
神宮に戻り終えると白宮が五十鈴川を氷河にしてアマテラスから
の官位と昇
CODE:MASTER
」を OS
と
SPEC
格が赦されて神に代わって KGU
と神宮の中立として式年遷宮のみ異能者が、
「
してのみならず、ここ鳥羽の御厨も寄進してその後桑名に国を建国する。
「白宮君? your
凍った心と人間性の器を見込んで私は期待するよ。では、こちらで本当の凍っ
た世界氷獄の覇者ムスペルヘイム・・・・焔獄の覇者ニブルヘイム・・・・この覇者間でこの
時こそ世界の終焉の黄昏《レギンレイヴ・ラグナロク》を習得すれば CODE:ZERO
は他ならず
あなたが、エンペラーです。良いんですか?二度と後戻りは出来ぬ恐怖に打ち勝ち己が、氷と
して冷たい氷山の一角としてヤハウェーをぶっ殺すのにこの私がお力をお与えまする。
」
「アンタの見返りにはお答えできねぇーが、俺はこの世界の救世主になる!」白宮は御神酒を
216
217
飲んで宇治橋に覇者を呼び、自ら BARST
で覇者を得た。一秒だ。
「うがぁぁぁぁっ!はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・はあああっ!」白宮もかれこれ百年
も生涯を懸けて生きてきた男だ。 EDEN
最凶の男として、エンペラーを敬い、憎み、相思相愛
二人はきってもきれない関係で在り、同じ所属で切磋琢磨してきた。
「エンペラーさん!俺はアンタを超える!この力でぇ」宇治橋を五十鈴川を凍らせて左手に焔
獄の焔右手に氷獄の氷・・・世界の終わりにこの男が真の救世主になる。
「では、では・・・・純君?イケメンすっごく好きよ!背がスラッとして目が眩しいほど輝い
てこんなイケメンが異能者?不思議よね・・・」
「お世辞ありがとう。俺は、松下幸之助の御嫡男宗之介、息子二人淳と亮の二児の父でもある
んだ・・・・・石神清純純之介ッ!この名を元に俺は世界を救う救世主になる!エンペラーさ
んと澪さんに幸せな誰もが笑える世界を保証するのに俺は命を懸けるッ!」
「そうですか・・・・私疲れました。明日で良いでしょうか?」
「OK」純君はパソコンの調整で神宮会館でメンテナンスしてると、意外な人物がきた。
「七十年振りの顔だ。我が息子・・・・」松下幸之助が来て、設計図を託した。
「
」青白い機体に閃光のソードビット。漆黒に包まれて未だ解明されてない遺物に
KDS-GT001
純 君 は、 一 日 で 解 析 し て O E X A M ―
SISTEM( Over
)を発
Eremetul
Xream
Mode
明して其れを搭載しての初号機に純君は、それに乗った。
全長 70M
の機体にボディーは漆黒で青白い閃光のソードビットと背中には翼型の大剣が二本
装備されて、コックピットはUSBで動く仕様で、全てタッチパネルで動けるマニュアル仕様
と言う純君が決戦で使うのに神宮会館で、動かした。
「 KDS-GT001
石神・S・純之介出るッ!」これが、倭姫命が人類の明日に願ったロボット技術
の集約と宇宙産業・航空業・海洋航海術・車技術の集約で造れたのが、人工知能搭載型AVS
A( Auto
) で あ る。 神 天 暦 十 一 年 純 君 は 偉 大 な 功 績 で、 日 本 国 第 三
Venom
Suits
Armer
要塞都市松坂に記念館と銅像が建てられた。
「エンペラーさんッ 俺
」
‼はこの機械でぇ世界の救世主としてこの命懸けます。
「その心意気買いましたわ~ふわぁ・・・眠いんで寝ます。」
「まっ・・・まっ!ってぇぇぇぇぇぇ ‼
下さい・・・・俺、勝ちまくる」純君の野望が果たさ
れようとしている時、神宮では
の諮問機関が次々と訪れたのだ。
KGU
「神宮に宇治橋の表門に兵を集め、裏門から神宮領の森林地帯に私は向かう」神の判断で、
鳥羽・
伏見の戦から故に千年後・・・・・ヤハウェーに最後の戦いが始まった。
「行くぞ!」
のガキに惑わされてる場合か?糞ッー』サタンが現れて蒼い焔を具
CODE:MASTER
神の異能は、曾祖父仁徳天皇ゆかりの力で『運命』 DESITNIY
を扱える青年として、 EDEN
か
ら人目におかれて変態変人の一人でエンペラーに命を出していた。
『 馬 鹿 ッ!
218
219
現化して元の厳つい頃のサタンが翼を広げて神を止めた。
9000000000000000000000000000
「サタン?原初の異能者にはむかえはしないよ。
・・・・・が、 DESITNIY
が呼んでる。この方
法でもなくても我々人類は長らく神の神との争乱で全
人も犠牲になってるのだよ。この戦いに勝たなければ死者への冒涜並びに日本国消
0000000
滅は免れない保証はどこにある?まな、勝つべき路はプロセスに自ずと組み込まれてるのだよ。
黙って!動いてくれないか?」
サタンは黙ってふてくされて、黒い焔が一時空間から悪魔達が行をなして百鬼夜行の戦闘にい
たのが、サタンである。
「加勢してやる!くだんねぇー、犬死にはさせネェーぞ」
神天暦十一年
冬宇治橋
神
の終焉の黄昏』開幕
オーディン・レギンレイヴ・ラグナロク
ヤハウェー攻防戦第一陣
『
「鬼覇
麗水龍神フツノミタマ斬翔閃」五十鈴川の水と神宮の神域の空気が土方は、神の覇
を断ち斬り、その神速の斬撃で一陣は突破した。
「ひゃっほう!ミセテクレェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ東京っおおおおおおお!
ミセテクレェェェェ!女は、巨乳も、処女も、イカセテクレェェェェェェェェェェェェェェェ
ェェェェェェェェェェ!」 HIDE
は紅崎理の焔と初代Xの魂の鼓動でギターを巨大な県にして、
音速の貴公子アイルトン・セナの馬力で神の軍勢を一網打尽にし、宇治橋は洪水で崩れて五十
鈴川は一時間後には血と骨に染まった血なまぐさい川で、エンペラー達も神域内に入るとハマ
ショー、守末河、イザベル、将軍、カオル、クミカ・アテヌイが待っていた。
「待ったぞ。エンペラー」全員が口を添えていってから新興勢力として、エンペラーを助ける
為に、自ら立ち上がったのはエンペラーの実の兄で『死』の異能者であったハマショーである。
「お前ら?俺を Uranium
でぇねぇのヵ?」サタンが来て、左手に灯したのは神の刻印。
「いやぁ・・・・このような状況で兄弟助け合いは必然」
髑髏のブレスレットに痩せ細った細身の長身の男性が、ハマショーで頬肉も垂れ下がって目が
蛇みたいに鋭くだが、無い面は優しいお兄さん的存在である。
が来て、肩を叩いていった。
KAS
「ハマショーはあなたの傷を断ちきってくれるわ」クミカ・・・・。エンペラーは、かつての
前妻に驚いているところ
「 ん な も ん ぉ お 前 の 為 だ よ・・
くうちゃんはてめぇーの力であるサタンをフルに使い
‼
・・・
こなすためのバッテリーなんすや」 KAS
もボロボロで戦場は神宮の外にも広がっておかげ横
丁・・・・おはらい町はたったの 30
分で壊滅状態・・・瓦礫と荒野の世界で、神達の指揮に
純君と澪が、救護用のテントで待機していた。
万
8 五千人を英国戦艦に乗せた。
「今、地区の人は安全ンア英国戦艦ウィリアムに乗せたわ・・・」
綾美の能力が、伊勢市の人約
220
221
プルルルルル
プルルルルル
フェアリー・セイヴァー・エンプレス
「はい、赤松澪です。」
「
妖
精 剣 聖 女 帝 エ リ ザ ベ スⅠ 世 だ。 小 国 日 本 に 我 が 国 か ら 貴 国 に 兵 10000
万
の援軍を認める!直ちに、この戦を終わらすのに我も戦う!人が人である故に異能無くてもこ
の聖剣《エクスカリバー》と霊剣《アロンダイト》で敵を駆逐する!待ってろよ、澪」
「ありがたく受け止めます。」
深 淵の
アヴィス
亡
者ァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!」サタンが、天
ヴェグラグ・アル・ヅビス
電話が切れると、神功皇后・垂仁・応神・神武・ KAS
・サタン・尾野・神聖朗・織華十人が、
熾烈な宇治橋攻防・・・・内宮に正面での戦闘に、苦しんでいた。
ブルー・ブレイズ
「蒼い 煉 獄
高く蒼い焔が神を燃え散らして、一気に宇治橋を崩した。
同年
冬
宇治橋陥落
エンペラーは、神宮からある島に来ていた。
「幽齋・・・・貴方様なんでしょ?教えて下さい・・・・」
「エンペラー、互いに歳を取ったなぁ。今は私は出ない」エンペラーの異能は通常ではないため、
運
命の輪ッ!」神の感情が一体となって光り輝く翼で驚異的な力で、目にもとま
DESTINY・CIRCLE
心臓に負担がかかると言われていて長時間の(異能攻撃) CODE:BREAKER
はやがては、死ぬ
とも言われていて、エンペラーも正宮までほんの数メートルで力尽きた。
「
らぬ残像から繰り返される斬撃とその一瞬で命を墜とす神に与えられた悲劇の能力《 ZERO
距
離攻撃》が、炸裂した。神の右腕から包帯が外れて燃えさかる黒い焔が天使を消して、軽々と
混
沌絶望深淵の破壊」不気味な黒い波動が髑髏を纏い骨の集まり
カオスティック・エスペランサ・アヴィス・デストロイヤー
蹴り回しで、ヤハウェーの怒りが襲った。
「
で出来た魂の抜け殻である土嚢を腕に装備して、血に染まった大剣が、最凶技が神を襲った。
「草薙の剣ぐわぁぁっ!・・・・・ぐぁあああああ」神は五十鈴川に落下して消えた。
「くそっ!」
神は最後まで、異能者を信じた。
鉄
の
魔
女
双
姫
太
陽
OF
HART-EARTH
第90代当主
神
死去
CODE:MASTER
「・・・・・・哀れな?俺を倒せるとでも思うなよ!成り上がりの糞ガキがッ!」
鋼
ツヴァイクローネ・ヘクセン・ツヴァイアンネローゼ・アマテラス
ヤハウェーの力を止めたのは、伝説の KAS
だ。
「うぜぇんだよ!」エンペラーの父親である分サタンと同じ異能である。
「
焔煉獄皇帝焔心」
サタン・オブ・ブレイズ・アヴィス・エンペラー・フレイムハート
蒼
の異能を限界まで上げてアマテラスの焔を得る代わりに七つの大罪を具現化したものでく
KAS
りコートに不気味な闇夜を貫いて神宮全体に蒼焔が燃え広がってヤハウェーに、心臓を貫くサ
タンの焔と三種の神器の一つ草薙の剣で真っ二つに神を斬った。
222
223
これは、 KGU
を創設する前に一人の女性に逢った
が悲痛の最後に手に入れた大技で、一
KAS
切エンペラーにも教えていないその異能を超える力を扱えるのは唯一 KAS
だけである。
「ぐぅぅ・・・お・・おの・・れ」ヤハウェーに一旦勝ったものの現状は厳しい。
「うぉおおおおおっ!俺はおまえらみてぇな下等劣種の馬鹿者に国を任せるか、と言うのを言
いたい。良いな?けが人は手当を頼む」
は、国連に赴いてそこの国連に記されている異能者と人類の法に、とうとう最終採決らし
KAS
い。
この法は明治三十五年草案であれから数百年後の日本に、ただ一人の、 KAS
は国連本部のジュ
ネーブに行き、そこで異能者と人類を守る法を自ら考えた。その法が、可決か、否決かによっ
て世界は大きく変わる。
「俺は、この国を正すのに理由がある!俺には忘れはしない・・・・何故?俺の国は中国・ロ
シア・韓国・北朝鮮・イラン・イラク・シリア・インド・オランダ・奥州藤原氏ッ!蝦夷もあ
いつらに言わせちゃこの事態に明治四十五年~平成五十年全ての兵器と戦争が始まりを告げ
て、終結したのは其の一年後・・・・天成暦元年世界は死んだ。俺が生きてる間は、人間は平
等 じ ゃ な い! 理 不 尽 に 決 ま ら れ る 運 命 だ・・・・・・ 生 ま れ つ き 頭 の 悪 い も の・・・・・ 世
界 を 憎 み、 親 を 殺 す も の・・・・ だ が、 世 界 連 合 は こ の 国 の 最 終 兵 器 で あ る “ 異 能 者 ” に
は勝てない。くくくく・・・・ははははははははははははは・・・・・・『我が神国日本はア
マテラスを国家神として並びに国の元首として天照大神は、今、世界を変革する相応しいと考
え、俺は千年の戦いに終わらすのにヤハウェーを世界がぶっ潰す!皇帝陛下に言うが、頂点に
立つ人間が《エンペラー》を名乗る資格がある。
』戦争は哀れな人間はどこの世も居るんだ!
の演説に国連の総長であるエリザベスが言う。
KAS
覚えておけ、俺は・・・・ぶっ殺すくらいの恨みは世界にある!未来は明日を掴む。ガオガイ
ガァァァァァァァァァァァァァッッ!」
鋼
ツヴァイクローネ・ヘクセン・ツヴァイアンネローゼ・アマテラス
鉄
の
魔
女
双
姫
太
陽
OF
HART-EARTH
「 述 べ る か、 述 べ な い か は 私 が 決 め る。“
Chnge
to
Pond
Your
can
do
World
Over
”」イギリスの言葉でエクスカリバーを向けるが、 KAS
on Harts
は黒コート
code
Berk
で剣を交わして、
「
焔煉獄皇帝焔心」
サタン・オブ・ブレイズ・アヴィス・エンペラー・フレイムハート
蒼
の異能を限界まで上げてアマテラスの焔を得る代わりに七つの大罪を具現化したもので、
KAS
エリザベスは遺伝子すら燃え散らす塵と化すサタンに燃えて、 KAS
は国連から日本へ、いよい
よ、世界が動き出す。
「人間は
未発達の部分がある。 1%
の能による容量が普段使われてる。人は生まれつきの運
99%
命には逆らえない。
・・・・・そうなんだ、俺はこの異能だが、人には無限大の未来が広がるんだ。」
神天暦十二年
春
世界連合軍は、この年日本に復興を誓った。そして、実に天の岩戸から五万年の時を超えて、
224
225
日本の首相として国家神にとして再び、 KAS
と手を組んでヤハウェー殲滅を始めた。
第Ⅹ章
(神の殲滅戦)
GOD
DETH
WOR
神天暦十二年
鳥羽の島では、明日を懸けた戦いがはじまる。
「エンペラー?来いよ」
「ん?」
神宮から近くに行くと、 EDEN
の 第 二 本 部 が あ る。 異 能 者 が 生 き て い け る 世 界 と 人 類 が 共 存 を
選び、悪から目を背けないために全てを受け入れた上でこの年を迎えた。
「春笠日宮アイカ様のお目にかかりたいと、何でも KAS
様の御妹君であるとか」
、 alight
・・・・入れよ。」エンペラーは椅子に座ってワインを飲んでアイカに逢うのに御
OK
「
簾から上がって KGU
の四階の内裏に来たのは、神聖朗だ。
「アイカ様に申し付けます。御兄上からの綸旨で、自分に万一の時エンペラーを頼む!とです」
「エンペラー、あなたが選ばれたわけ?アマテラスが何故あなたを CODE:ZERO
に呼んだのか
今、分かりました。さすが、高天原を治めた人ですね」エンペラーは、八百万を呼び出しその
力を媒介に焔を自らの魂に憑依させての CODE
を出来る。
「俺さぁ・・・・いよいよ、最後の戦いやもんな?」
分で着いて断崖絶壁の崖に囲まれた島の洞窟に着いた。
10
「親父が危篤って聞いてねぇのか?」突然知らされて言葉が出ないエンペラーは、慌てて鳥羽
の島に向かった。近鉄特急から
鳥羽・神島(浄焔魂院)
が寝込んで、傍らにお袋が手を握っていた。
KAS
「来たの?エンペラー」
「お父さんねぇ・・・・こんなにボロボロになるまでもうじき死ぬのよ」
が危篤というのは、一週間前ヤハウェーに挑みこの島に運ばれて治療
KAS
「親父は三百年も戦い続けた」
「おふくろ」
・・・・・・・・・
をしている。
「ねぇ?今から遅くないわ・・・・神宮には表の面と世界の聖地の中心という裏のMENがあ
るの・・・・・」アイカが母に頭を下げて偉大なる父の最後に顔を合わせた。
を見ていた。
KAS
「はぁっして!GOODしてぇ、俺が死ぬわけにははえぇーよ」 KAS
が起き上がってエンペラー
の目の前に崩れて松葉杖で起き上がって長く伸びた髪に皮膚の皮が見えるくらい骨が丸見えに
痩せていき、崖の橋に薄くらい細い道がある。
真っ暗な道に、黒コートを着て手を東に向けて拝むサタンが、
「あいつは、あいつで・・・・このs tory を終わらす」
「みんなは?」
226
227
エンペラーが聞くと、別々の島に修行から還ってきたところだ。
「 KAS
は、六人の成長に感涙したんぜぇ、あいつは年老いた糞ジジィだがヤハウェーの執念だ
けはやべぇーよ」サタンはポケットに手をつっこんでエンペラーが白い砂浜に黄昏れて、釣り
をしていた。この間船舶一級を取得済みなので《神風連》を動かせるのである。
「親父は死ぬ。」
エンペラーは、島の畔に小さな花畑で一人寝ていた。
「EDENの頃俺は、魔王だった。」エンペラーは不器用で白のワイシャツは黄ばんで赤のネク
タイも血で生臭かった。黒コートも土の臭いが混ざって焔の使いすぎでボロボロに縮れていた。
「つーか、神島にはイツイクンカ?」
「おめぇー次第だよ。俺はまたこうして戦えるんだ。
」
「三日後。」
小さく頷いて、答志島の岬に神宮の扉を開けて “ 旧世界 ” つまり平成三十七年八月に戻れて
アマテラスがスサノオ・ツクヨミ・ニニギの命がエンペラーに三つの焔を与えた。どれも神を
殺すようだ。
だよ。性にしか執着はない。死にしか興味が無いな」
AVALON
「蒼いそら・・・・あいつはまだ神島にいる。あいつは、神とお前を知る」
「はぁ?たんなる
「俺がナニカ?」
「神島に行き、ヤハウェーを討つ」エンペラーは替えの白のシャツに赤のネクタイに、黒コー
トと黒ズボンのブカブカで革靴もすり減ってぺちゃんこになっていた。
「最近巴美がいや、綾美の母ちゃんが地獄と天国と人間界の狭間で《次元急上昇》に居るとい
うのはルシファーから聞いたんだ。あれから・・・実に七十年。迷惑かけたな」
「そ、ありがとう」こうしている間にも世界には危機が訪れるときに、運命が動く蒼いそらは、
神島の小屋でセックスをしていた。
「・・・・・・んんんんっあぁぁあ・・・んあああ」蒼いそらは神が唯一何びたりともエンペラー
にも “ 殺せる ” 巫女で在り、エンペラーの母の妹。もう一つ付け出せばアマテラスの孫であ
はそれを手に入らずに神に殺され、人
CODE
る。太陽の神。天皇の皇祖神アマテラスの血が流れていると言うことは、“ ヤハウェー ” が
最も避けてエンペラーはその事に気付いてない。
「ブルー・ディスティニーつつうんだよ。多くの
に殺される。昔、お前が
を失ったときに瀕死で血まみれのお前に蒼い系譜は『てめぇー
CODE
に死なれたら困るから七つの大罪を体内に与えた。
』 ん で、 お 前 が 七 天 の 覇 者 を ぶ っ 殺 し て 力
・
―
を手に入れた。」エンペラーに教えたサタンは、二人して答志島の居酒屋で魚の煮付けにアワ
ビを食べて、飲んで島で暮らした。
「おれは、あいつらは?」
「心配スンナ。他はお前より先に現地で修行してんぜ、蒼いそら・アマテラス・ヤハウェ
228
229
“ 神 ” 以前よりましてパワーが超マックスだ。
」サタンはエンペラーを連れて神島に来た。
「ここが?」
エンペラーは、神島の西口の崖の洞窟から入ってきて蒼いそら系譜の募陵に卒塔婆が並んで
あって一際御大きいのが目立つがアマテラスの父イザナギの墓である。
イザナギ窟
「サタン? OK alight
」松明から灯りをともすと地下道の先に巫女の
you can cath
fly
女が祭壇で自らを縛りあげて “ 絶頂 ” を味わいそれを見ていた六人。
「女のそーいうの見て何が修行だ綾美が言うと、頷く澪。
「お待たせ」
エンペラーが来ると蒼いそらは焔の渦が宙をまいて土方が焔に包まれた。
「ん?」
そらは
年以上前から一族の名にかけてヤハウェ を
6000000
―探っていた。
「分かってくれ。サタンと俺は一回死にかけた。」
エンペラーは黒コートで奥に入って今まで葬っ
てきた死者の骸に喰われて灰色の黒い焔があたりを輝き出した。
「墓王ニト・・・・」(DARK
SOUL)のボス名でこの作品では死者の魂の集合体。云わ
ば、須佐之男に預けられた神を葬る死の焔である。引用は、ダークソウル。面白いので、一回
トライしてみると、ゲームの壁を乗り越えし者が一段と成長する。
「ほれ、アンタの裁いた死が私にどれくらいの快楽か?私がイッちゃうくらいの絶頂をやって
みなさいよ 意
‼気地なしの玉ついてるのか?」言い過ぎなくらいに言ってみるとエンペラーは、
想いを願って地面に怒髪天が衝くくらいの衝撃が走ると神島が揺れて伊勢志摩・日本・中国・
韓国・英国・トルコ・イラン・イラク・エジプト・イスラエル・アメリカ・メキシコ裁いた数
だけの死者の骸が集結してサタンから継いだ左腕に蒼い焔が燃える中鋼に光り輝く銀色の黒焔
! サタンヘルブレイド・ゴッドスレイヤーアマテラス・Graive
の剣が天を裂いた。
「逝くぜェ ‼
魔
神獄剣・神滅皇帝天照墓王ニト」天が裂いてそ
らは、太陽にその光りを闇が飲み込み暗黒の視界でエンペラーの死者の怨念の剣がそらを貫き、
神島全体に津波が押し寄せて島が消滅した。それくらいの衝撃さと、
神が滅ぶが故の禁忌の技。
スサノオが与えられた神と人を結びつける異能である。
「ごはぁっ・・・・うぐぐ・・・いい感じ~OK」そらが負けた。
エンペラーは、ニト( Neet
)を使いこなすのに三週間断食と滝つぼに打たれる修行をした。
「アンタ達は?時間ねぇーってこったぁ理解してるだろ?」
「はい!俺達も CODE:ZERO
の一員すよ。エンペラーさん一人が苦しむのではなく、俺等も受
けます。神殺しに」土方は禊を行い穢れを払った。
「うむ。」そらは茂みで寝込んで、土方達は闇を受け入れた。
あれから月日が流れて神天暦十四年
230
231
が崩御したのだ。後倉田天皇の名は永遠に閉ざされた、と思うのはまだ早い。
KAS
前。
KGU
海が広がって潮風が臭う岬の上にエンペラーは、墓を眺めていた。
前年
は事実上最終戦争に参戦するという記事になる。
KGU
実 に、 1000
年 後 天 照 暦 三 四( 3056
) 年 四 月 二 九 日 に “ 救 世 主 ” 大 野 杏( キ ン グ ) が、 エ
ンペラー・カイザーの孫で正当な万世一系神武から続く男系の天皇の血が流れて、この男が後
倉田天皇を即位することで
BLUE・DESTINY
「これから先にこの KGU
は今以上、今以下の戦いになる。
」そして、戦に向かった。
蒼いそら』編
『
世界が徐々に崩れていき、死ぬ間際。
神天暦十四年・・・・ヤハウェ と CODE:HEVUN
が遂に動き出した。
―
として、活躍しその力は “ 魔王 ” である。
CODE
を 斃 せ る 人 間 で、 KAS
が 死 ん だ 今、 女 系 天 皇 と し て 名 を『 鬼 桜 天 皇 』 と し て、
―
エンペラーは、元和元年から
蒼いそら
ヤハウェ
の最高上層部に屋敷を構えて土方に、理事長を解任。
KGU
「こんな窮屈でぇ退屈」
「なぁ?鬼桜・・・・俺達はもう百年近く戦ってるんだ・・・・うぜぇ、くらいの疲労や」
「そう、兄上ならそう言わないわ・・・・」帝は伊勢の要所に陣を作った。
エンペラーは、過去に囚われながらも生き抜いていた。かつての話だ。
「白宮?」呼ばれてくると蒼いそらが待っていた。
「あなた達は異能の皇。帝だけど私が力を貸してあげる」
「良いよ。んなのー、必要ねぇ」白宮は孤独を貫いた。
「白君!弟を恨む気持ちあるけども偉大だ真(魔)柄家の一員で彼は今、変わったわ」
「 る せ ぇ ー、 今 度 弟 の こ と 言 っ た ら 凍 り 付 く 地 獄 の 氷 結 で そ の 巨 乳 を 無 に し て や る 」 白 宮 は 家
族を嫌い、世を嫌い、人を憎んだ。愛したのは姉である魔柄正徳。在位僅か九年で崩御した真
柄家の家系で天皇になった人物でもある。
「おい、おい」エンペラーは神島で太陽の焔を使いこなそうとしていた。
「エンペラー君、 BARST
かサタンを経由して神武に力を同化するの。私が死んだら私のヴァー
ジンごとその蒼い焔があなたに幸を上げる」
島の南端に生い茂るジャングルがある。ボロボロの白いコートにひげ面で逃げがくれ死の淵に
立たされて先ほど地獄から脱出し、禁忌魔法(魔法)とは、科学では証明出来ない未知の素材。
科学が進歩して、人が魔法を覚えて、魔導異能それこそ本来人が持つべき忌むべき力である。
「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・ああああああ・・・・おいもぉおおおおおおおおおお」
やのローソン
気が病んで狂いに駆られて犯罪王の名に着せられて犯罪者らも追われてこの島に来た。
「夜野幻幽齋・・・・・ 夜 野呂遜お前を愛した!」士郎は千年近く家族と対峙して和解せず
232
233
に家を飛び出してニート・フリーター・正社員・社長・異能者・犯罪皇と歴任された後に、呂
遜と結婚して子が生まれた頃に、闇金に目がくらみ暴力団から逃げて、小さな協会に逃げ込ん
だ。
「俺がクズの人生だ。ちくしょー、はぁ・・・」士郎は現在に至るまでに白宮と和解せずに絶
縁状態が硬直していた。
「白君、弟が穴にはあなたには、必要なの!」
「しつけーんだよ。ババァッ!あいつはホモ。おホモ達。出来の悪い身内を家族だと微塵に思っ
たこったぁなんびもたりとも無い!」内裏では神島北部。白宮は、朝日に照らされる神島の浜
辺に、座っていた。
「エンペラーさんか・・・・俺を救ってくれたのは
だ。今、戦うのはあの人がエンペラー
KAS
を苦楽に共に過ごした。
」白宮のココロには、姉のソウルが
EDEN
さんに初めて会った日から
ある。
「俺は白宮がどういうこうが分かるな?」
「私が教えるな・・・。痛みが力に悲しみが怒りにイケェ」
白宮は、最近になって弟が気がかるが、鬼桜天皇は特別に、神宮外領として神島で氷に集中で
きる許容範囲を身について一人で、島の中央に行った。
「ゲボゲボ・・・・オゥェェェ・・・グゥ・・・ローソン!」ジャングルを凍らせて野生の鹿
やイノシシを仕えて自分で調理して食べながら進むと、白宮に遭遇した。
「ああ?どん面下げて俺に会うんだな?」
「その辺にしてくれないか?俺を恨む気持ちはそのままで良い」
「意味わかんネェーよ」白宮が警戒するのは分かるが、士郎は共に異能者である。
「アンタは他人だ!」
「ごちゃごちゃるっせっえんだ!」白宮の構えに、士郎は霊気を瞬間に凝固させて、冷気の凝
セイバー
ティータニア
コキュートス
スーパーノヴァー
縮は白宮でも一二年係ったのを数秒で、覚えて真っ白い剣が現れた。
「 剣 聖 妖 精女王・ 氷 結皇
超
極新星 Ver
夜野スーパーヴォルケーノ」士郎が先制
攻撃で氷の剣から発火して頭上から閃光の斬撃に耐えれなくなった白宮は、吹き飛ばされた。
「糞っ!ニト・ザングラビアスヌ・ヴァッジュラット・アルバサール」氷が分解して粒子となっ
た粒が結合し、氷の剣で士郎は唖然とした。
白宮に敵わない。白宮が、士郎に手をさしのべた。
「弟だ。俺の・・・血は絶ったが兄弟に違いない。」頭を下げて島の東部に行った。
「クククハハハハハハハハジャ・・・・・・・・俺様は闇の化身。第二のハマショー事のエドワー
ド・ティーチ!大海賊の海賊王だ!俺のナーカーマーよ。ナマカになれよ?あんちゃん」
酒を飲む大男。黒髭に額に十字傷のある眼帯の男に、闇のオーラが全開で危険度あるが、エン
ペラーに一言言った。
234
235
「 CODE
が終わっても終末は始まってんぞ。また・・・・会おう黒帝。」
「あああ・・・・・。俺がお前の闇焔燃え散れ!」
・・・」 テ ィ ー チ は 酔 っ て る の
FACK
you
「 ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ・・・・・ 笑 わ す な! CODE:OF:DARKNESS
は進撃の神の闇の歴史が光を
呑み込みアポカリプスじゃのうってなぁ・・・・俺が集めた神殺しの七人。機会あれば、お前
に 小 僧 紹 介 す る わ・・・・。 R O C K
YOU
か分からないが、千鳥足で島を後にした。
「なんだ・・・あいつ」
( 後 に 俺 達 の 脅 威 と 恐 怖 本 当 の 悪 に 直 面 す る こ と は ま だ こ の 頃 の 俺 達 は 知 ら ず に 居 た。 ヤ ハ
ウェー亡き後の事ヲ考えたら分かるけども・・・・・本当の悪を葬らない限りは俺達の存在す
る定義がない。それが、
・・・・。人類の正義と秩序・・・・・歴史のブレーカーだ。
CODE:ZERO
法には法を裁けない故に歴史は、過去で在り葬れないが、闇には闇を。光には闇の鉄槌を・
・
・
・。
)
及び
CODE:GODDESS
の総攻撃が決まっ
EDEN
エンペラーは、ジャングルを抜けて廃墟に着くと純君が電気を通していた。
「聞いたか?一週間後・・・・本島にてヤハウェー軍
て帝は、俺達に死んでも守れと言った。」
「端から決まってんだろう」
エンペラーが島の廃墟にいる頃また、別の所では黒フードの七人が集いワインで乾杯して世界
灰
天翔黒蜜子・・・・ぜっけぇーのショウタイムよ」
ハイテンションくろみつこ
の終末を見物するのに、特等席での夕日をバックにバーベキューをしていた。
「ティーチ様?」
「ん?なんだぁ顔色悪いのか?
「そう?ティーチ様の考えはよく分かりません。
」ティーチから右の女性この女「破滅」の異能
を持つ灰天翔黒蜜子である。破壊の異能は、神を追い込む神武の力である。
「エンペラーさんは?」
「黒帝のガキャァーは俺が潰す!」ハマショーから奪ったCODEを自慢げに言い放ってると
嶋の崖に佇む黒コートの男性が遠くのエンペラーを覧ていた。
「
・・・・
幽齋」黒蜜子が言うと、幽齋は瞼を閉じた。
CODE:NAME
Mr.
「君達がやることは歴史の反逆に過ぎない」幽齋は歴史の闇であり、 CODE:ZERO
が心に倒さな
ければならない人物である。
年前ある人物に殺されかけた・・・。幸い命に別
200
「エドワード・ティーチ名を聞いたことがある。エンペラー君は君に敵わない。俺が、倒さな
ければならんでぇ、ん・・・お、俺は
状がないものの CODE
を偶然手に入れてそっこから俺は死んで実は、歴史の闇を体系化しよ
うとね」幽齋は、神島が暗雲轟く雷雲荒れ狂う血飛沫の洪水に、終末が来た。
・史料編纂室
KGU
「帝!白木右近衛左将燐命殿から」
「何用じゃ?」
236
237
「はっ、 KGU
にてティーチが襲来との仰せ」
「いかぬものようのう・・・・。」鬼桜は名刀鶯丸を手に取り、窓のカーテンを開けて廊下を歩
送りするのに時間係ったが元は同だ?」
HELL
いて、階段を下りて一階では元の躰の織華が待っていた。
「久方ぶりじゃ?お前の躰を
「ありがとうです。兄上もよろこんでいます。」織華の面倒は帝がみて、 CODE
が戻るまでに、
ヘブライに聞こうとはしたが、アマテラスの加護により「太陽」を手に入れた。
現実に、幽齋は CODE
の王。ヤハウェーが見落としていた人物。それに目を付けていたティー
チ が、 あ る 島 に 来 て い た の は 四 傑 が 封 印 を 施 し た DARKNESS:CODE
の 実 現 に 向 け て 幽 齋 も、
それを目当てに神島から一色島に来ていた。
することを世界
SEX
「エロディー・・・・くふ」幽齋は黒コートで赤のネクタイに白のワイシャツ黒のズボンに、
紫の筒に包装されている刀を持って一つを封印を解いた。
「淫艶。第一は神々と人類は性欲を手に入れた。繁殖・・・人は人と結び
CODE
だ と 知 ら ず に ま ぁ、 そ れ を 知 ら な い ま ま 他
CODE:ZERO
は記憶した。しかし、 CODE:EDEN
は恐れて女を創生した。女が居るから男が生きて世界の人
が生まれる。そうか?異能が効くよりも封印が解けたのは、ウチの女や・・・・」幽齋が刀を
地面に向けて一振りして自分の異能が
の裏を引いてる人物で在り、多くは語らないが人類史上彼は、神を上回る
KGU
の六人は
の史料編纂室の奥に謁見しに来た。
KGU
』
Memory
『幽齋
幽齋。
この
である。
一八六八年
斎藤幽齋は、黒コートに白のワイシャツで赤のネクタイに革靴で KGU
の学長を歴任された
後に、豊宮崎文庫の主任を一年任されたことで、その時に明治政府が当時の教育長官森有礼が、
が伊勢の
KAS
「幽殿レ不教育二学校一御由候、貴任せて学校の異能を持ち神武の御霊鎮座し御アマテラス公
伊勢大神宮貴宜し賜う」私はその頃森からの話と明治天皇からの命により弟の
地に、学校を命じたのだが、其れは違った。
「・・・・・ん?有礼てめぇは俺の剣が救うつったな?」
「あぁ、そうだ・・・。同志社の新島襄が異能を研究してこいつをつくった」手当てされたの
は初めて頭を下げた。
KAS
は白いビニールに入った粉状の薬であった。その頃でも KGU
は四傑が集まった。
「エンペラーは一際目立っていた。俺が・・・・俺の弟子だ。生まれた直後に捨てられ母が子
を捨てて・・・んでぇ、俺があいつを育てタンよ」幽齋が言うと
「よ、お前がここの設立に任されたのじゃな?」
「あああ・・・・」
は見た目十代の黒コートで長身のはいからの高校生で礼儀正しかった。
KAS
「四傑は?」幽齋が腰を下ろして LGU
の黒門を通ると四人が佇みそのままスルーして古市の別
238
239
邸に向かっていた。
幽齋の記憶が途切れた。
現在
「ティーチ?」幽齋は黒い重箱の薬を一つまみしてゴクッと飲んだ。
「くぅう~おおおおお!最凶の進化と発展と進歩の人類の叡智ッ!」幽齋は一息して刀を下ろ
して島の浜辺で肌が赤褐色で髪の毛が銀髪に肉体ガムきっとした筋肉質になることで幽齋自身
言った。
「VOMAS( Victer
)外務省も防衛書も文科省や国土交通
Orjinal
Mode
Armard
Sistem
省が禁じた日本国がその作戦を充満して国連も口酢ぱっく言うのは簡単だが、
ダミーはダミー。
ノン、ノン。・・・・・・エンペラーてめぇー、俺を超えてみろ!」幽齋の姿にティーチが賛
成して黒蜜子が、ハハハハハッと笑いながら神島で運命を動かしていた。
その頃答志島では、エンペラー達 CODE:ZERO
が来ていた。
「よく、来たな?修行の成果とでも言いたいところだが、やむを得んのうてヤハウェーを討て!
今回は、四傑も出ることになった。無論それだけで勝てるな?地獄からのメンツもそろった。
を知っ
CODE
と巴美やハマショーが来ていた。
KAS
うし、じゃぁ・・・」鬼桜は高台の陣屋で地図を広げてヤハウェーを見抜いていた。
「誰だ?」
地獄からのメンツが気になって後ろを振り向くと、
「良いのかよ俺達に手を出しても構わないのか?」
「いいんすよ。死んでかっらだ・・・・、当に」確かに思うのは、ヤハウェーの軍は
ており、 EDEN
の残党も居る。
「俺は違うところに用がある。」痩せ細った頬の肉付きに細身の躰で以前は、体格の二倍近くの
巨漢でサングラスの極道の兄貴で、ジャン漬けに闇金と悪事三昧だったが、今現在は地獄の漢
詩と検非違使庁の長官兼蔵人もやりこなしている好青年である。
「俺の犯した罪は消えないが、澪?姐さんは俺がやろうとしていることは間違いじゃ無い。そ
うよ、俺はこの “ 死の異能 ” で人を活かす。ティーチが来てるのだよ実は・・・・」
「あの伝説のエドワード・ティーチ?」綾美が言うと、そうだと返事したハマショーは、島を
後にした。
「というわけさぁ・・・・」 KAS
も来た割には大人しかった。異能が、答えない限りに於いて
薔
薇王の鉄槌」ヤハウェーの棘の薔薇が咲き乱れて土方は、
刀を納めた。
納刀が終わっ
RozenMaiden
地獄と縁が切れない。
「
!
CODE:EDEN
!我に続けェェッ!」ヤハウェーが指示するとナポレオン達の
CODE:HEVUN
て埃と血をぬぐって鬼覇で回復させた。
「
残党 HEVUN
の残党がティーチ達も加わった。
「俺も参加する!俺達ぁ・・・・神は信じない。んでぇも幽齋?」
240
241
「退けッ!」幽齋がエンペラーとヤハウェーの前に立ちはだかった。
墓
王の神創」ヤハウェーの翼が赤く光り、粒子化して黒焔を纏う男性が、
グレイヴ・プロヴィデンス・GODGENESIS
「くっ、何でですか?師匠」
「
金髪で黒コートを着て純白の翼と漆黒の剣で目が紅く虚ろでエンペラーは体勢を崩して右手に
まし
異能を圧縮させた。
まそう
「魔死」剣の先から発する莫大なエネルギーを火力にして爆発させる神道流秘技。
魔
断蜜斬閃鬼翔蒼空陣」刀を左手に連続で斬りつけて黒焔で相手を燃え散
まだんみつざんせんおにしょうそうくうじん
「魔葬」垂直から円を描くように相手の鳩尾と肋を落とす秘技。
「
背乱弧崘武州」上下に振り落とし、頭上から敵の背後を突く秘技。
魔
王絶焔天血黒神大宮」虹に灯された死の焔が刀の連続の衝撃波で万物は
まおうぜつえんてんけつこくじんだいぐう
魔
マゼランコロンブス
らす秘技。
「
「
死と化す秘技。
魔
鬼響鬼翔絶女処剣武烈火拳」幽齋の刀から異能が消えて
まきひびきしょうぜつじょしょうけんぶれっかけん
を扱
CODE
幽齋の剣が見えない。黒コートに纏う闇の焔が島全体に見えない衝撃波が
―――――――――
全てを暖かく包み呑み込んで壊した。
「
う者の生命源を根刮ぎ数秒の間に先程までいた敵が居なくなっていた。 CODE
史上彼は、“ 救
世主 ” でもなくて、“ 魔王 ” でもなければ、“ 存在しない者 ” それが CODE:ZERO
。 KGU
は彼達から守る場を設けるために、 KAS
が何よりも彼を信じて、しかしながら彼はそこに立っ
ているのは敵だ。
を守
CODE
「どんなぁ、クズでもクズでも・・・・・命を消すっつう事はお前達は CODE:DARKNESS
の目
的は何だ?神を殺せぇ!殺せぇぇぇ!殺せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!信じる信仰心消えても自由は
死せず(板垣死すとも自由は死せず)」エンペラーは、ベルフェゴールで黒の焔は
る意志が強いほど信念を表す。
兵をボコスカ殴っ
EDEN
「幽殿?ここら辺の異能者は大量祭りだっ!お祭り忍者のマンボよ」ティーチが黒い波動の焔
には流れているのが分かるが、エンペラーは一般の天使を葬り、雑魚の
そうてんきぶてんこんぜっしょう
て幽齋とヤハウェーは熾烈の繰り広げ両者互いに譲らなかった。
「
葬
天鬼武天魂絶昇」幽齋の攻撃に俺達は手が出せなかった。 ――
刀から繰り出
す斬撃の連続に島が割れて洪水が迫り来る中俺達は絶望であった。幽齋こそ最凶の男。最凶の
である。
CODE
「D AR K N E S S ・D E M N S H O N 」 テ ィ ー チ の 闇 に う ご め く 焔 が 神 島 を 黒 い 世 界 に 光 が
届かずエンペラーは、歯を食いしばった。
闇
魔の双焔魂」全体に夥しい黒い磁気の波動が流れて相手の異能を身を
ベルフェゴール・ドゥア・ツインソウルブレイズ
「闇・・・うぐっ」体から痺れる激痛に耐えれず体勢を崩して、神島の半分が削られた。
「
守るベルフェゴールの上位技。尚、エンペラーにはもはや限界であった。
242
243
「・・・・・・・エンペラー!お前に言う。『 CODE:ZERO
が何故この世界に存在し、皆々約束
の地に行くか?お前は私から何を学んだ?ん?俺を超えてけ、ヤハウェーは死んだ。お前はこ
れから選定で選ばれた “ 王 ”』と言うことだ・・・・。」幽齋の声が聞こえてくる。エンペラー
は、意識が遠のくが精一杯で土方が、剣を盾にした。
「エンペラーっ!L ASTW ALTS 」 HIDE
のギターが異能の限界の中和として青色の覇を
流して澪が恐怖で絶望が迫ってくると幽齋がヤハウェーの骸の器を退かして砂浜に降りてこう
言い出した。
「所詮魔神の血。その血に流ずる者言わずんば皇帝也。否この時すれば由時代が決まる」幽齋
の言うのは正しいだが、しかし澪には普通に生きて欲しかった。
「“ 無 ” の 異 能 が 世 界 の 創 生 を 生 ん だ 伊 弉 諾 と 伊 弉 冉 そ の 娘 然 り と 国 生 み の 母 な り 以 て 候 」
其れは衝撃が走る発言で澪は青白い顔でエンペラーを見た。
澪は自分が何者かというのを知らず知らず居た。知らない方が良かったのだと。
「無!」幽齋の光る閃光が土方を縛った。土方が赤く鐵齋の鬼覇が体中に流れてくると島の風
の流れや生みの塩の潮が変わって目を瞑ると心の鞘を抜いた。
「うぅおりゃぁぁぁぁっ!死ぬのはおめぇりゃぁだ・・・・」フツノミタマを受け入れてベル
ゼブブの暴食の罪により執行される全てを呑み込む全てを切り裂く六つの大天使の羽が、闇に
堕ちた魂を浄化する。緑の焔が灯されて幽齋は、刀ではなく、鞘で焔を受け止めた。
「浄心阿弥陀仏天剣水王覚烈急々律令!魔王絶処魂奪悦躰留血精卵殺」
土方に鬼覇を破り、珠々に焔が吸い取られ、土方は幽齋の刀に上段踏み込まれ斬られた。
肺から出血して
の反応が感じられなく、土方は一瞬にして討たれた。
CODE
「仲間を!ロックユーなファッキューのおめえを赦すかっ」 HIDE
の音に対する音楽の具現化
銀
シルバー・ガン
したのと嫉妬の罪の代価レヴィアタンの焔を CODE
に変換した。
銃ティナ・レジストルス・アビス・ソラ」腕を組んでギターの軌道を確認して上空か
「
ナンバーワン
フォニム
ブレイズ ラスト
エデン
の遺伝が躰に入ってるのだ。
CODE:EDEN
シルバー・ スターダスト・ロウ
の場合天才児に育てられて
HIDE
ら幽齋の背後を突いたが、気付かれてレヴィアタンを音楽の魂で全身に焔を流し込んだ。通常
オーバーセクシャル
は、自殺行為だが、
を繋い
HIDE
は頭上から串刺しに
HIDE
「
超
性交 一 番 音 韻 焔 最 期 楽 園 銀
流
星 法 」 HIDE
の魂が音の光り輝
く剣が幽齋の後と前を突っ込んで、耐衝撃で出血するが痛みが消えて再生速度も速く、幽齋は
無傷であった。
「下ネタも・・・・お前には無の残片。失せろ」刀を垂直降下して
されて幽齋の黒い焔に焼かれた。
「無欲性昇天獄忠阿弥陀仏盧舎那念御律」念仏の唱えるかのようで幽齋の珠々が
で動く臓物から音を消した。
「残り、して五人か?」
幽齋に勝てない。エンペラーもフラフラでやっと思いで立ち上がるが、澪が動かない。
244
245
ティーチが言った後澪が俺達から一歩ずつ下がった。
「澪嬢?あんたにゃ CODE:AVARONN
の王であるモルドレッド・チザンツェオ・アイゼンガル
ド卿がお見えにかかりたい之事。ご了承を」満足げにエンペラーを殴って一言吐いた。
「あんたもよぉ、俺達の一員。 CODE:ZERO
が誕生したのは王を決めるのだ。おまえもだろ?」
エンペラーには聞こえなかった。
迫り来る洪水で、荒れ狂う海の轟音と雷がゴロゴロと鳴って幽齋は、雨に打たれながらエンペ
ラーを見て澪の手を刀で切り、エンペラーの血と合わさって黒い次元の衝撃と世界が崩壊する
大地震がこの年発生した。
神天暦十六年夏
六月十二日
たった一人の男、斎藤弾正幽齋宏繁が旧世界を終わらせた。
が死んだ。
99%
歴史上、ヤハウェーが消滅したのもこの年である。
』完
HEVUN
エンペラー達の消息も絶たれ世界の総人口の内
第Ⅱ部『
海の中。
聞こえるのはかつての仲間の笑い声だった。
CODE:
びしょびしょに濡れて乾いた大地の砂浜に漂着した黒衣の男全身傷だらけで意識はしてない。
あれから十年後。
は元々の親元である
CODE:ZERO
旧世界は崩壊し、今も宙に浮いて新世界の上空でエネルギー源として動いていた。
時に、西暦 2084
年・・・・(大和暦十四)
幽齋が国家元首世界連合総監督に任じられ
に帰した。
AVARONN
世界が創造されていく年。王は、新たに ” 七人 ” を選び、彼らにこう名付けた。
と・・・・。
CODE:ZERO
モルドレッド卿も紺色の短髪の青年で左腕を庇って包帯を巻いて左頬に十字傷が痛々しく
残って袴に甲冑を着て銀色のコートを着て左手には選ばれし者しか抜けない聖剣エクスカリ
バーを装備して三重県庁の25階から43階にオフィスを構えて待っていた。齢三十四の若者
で、約束の地南が丘に行くのに必要な七つの鍵の内 ” 一つ ” を持っている。
の誕生は世界の均衡を保つのにモルドレッド卿の威光により、七人が今年も選ば
CODE:ZERO
れた。幽齋が初代の座を今も保っている。
「して、ナニカ?」
幽齋が見ていたのは、てっぺんの眺めに見飽きてモルドレッドが引き継ぎを行っていた。
「幽。私は王を決めるのは神武なのではないのか?」騎士長のモルドレッドが、昔のリストか
らエンペラーを目視していた。
246
247
「旧友よ、古が嫌いなのか?皇帝よ・・・私が目指すのは幽齋に対しての組織なのだ」モルドレッ
ドは、三重県庁34階の大会議室にオフィスを構えてそこに、寝泊まりで紀州を治めている。
「 私 に 不 服 な の か?」 幽 齋 が 刀 を 向 け て 絶 体 絶 命 の 最 中 三 重 県 庁 か ら 趨 り 駆 け つ け た の が、
五百年前に活躍した桑名藩藩士兼近衛家関白代表後中條檀十朗正光が、水で拡散した。
「魔天檀壇」モルドレッドが幻影に写って聖剣エクスカリバーを幽齋に向けた。
「後中條殿は CODE:ZERO
でも古きとも。亡きアーサー王の意志を継いで六華苑で御静養のは
ずじゃ有りませんでしたか?」
「幽齋が何を企もうがかんけねぇーんでも、世界を壊してまでも俺達を騙そうとしたってどこ
の馬の骨か分からないヤツに約束の地は教えない」後中條は、スーツ姿にメガネをかけて安物
イクカ
サキエ
のコートとフードを着て三重県庁から帰っていた。
「逝香・咲恵この姉妹を緊急収集だ。歴代の ” 王 ” を集めよ」モルドレッドは唇を噛みしめ
て暗い空雷鳴が轟く雨降りの日の県庁から眺めた空の向こうにはかつて目指した地がある。
「モルドレッド卿!」役員が呼ぶと、事務所に行き電話に出た。
「あ、もしもし?久しいなぁ・・・・・イクカ・サキエ・・・・。強靭爆砕爆裂爆乳のIカッ
プの王だ。古くは、紀元前九百万年前まだ南が丘が我等に守られていた時代邪悪な CODE
が
此の地に汚れと災厄を運んで以来鍵が七つ・・・。この現実世界事に新世界と創られた死の世
界仮想世界旧世界の両世界を架け橋に繋ぐ七つの鍵は、“ 覇王 ” が有する。聞いておろうか?
幽齋を討つ、直ちに王を集めよ・・・・。エンペラーさんや士郎さんが居ない今、戦えるのは
俺達だけなんだ?戻れば貴殿の記憶と恋人を託そう。百年前に死んでいった東条第一指令総督
府極東軍事室長対策異能の東条綾小路サトシが恋しいのだった来い」
モルドレッドが電話を置いてコーヒーを飲んでいると、姉妹が話した。
「サトシちゃんに会いたいわ~南が丘は神聖な地にして原初の王が君臨して同時にそこから人
が生まれた。異能が生まれた。そして・・・鍵が七つに分かれてその鍵を探すのに三重県庁が
代々監視を務め旧世界の破壊に着手してきた。新世界並びに此の今生きて下位の魂の循環が浄
化されるのは最初に南が丘に辿り着いた者。モルドレッド卿?サトシちゃんが私達のおっぱい
で目覚めるのも時間の問題です。彼は百年も眠ったままでその間私達も歳を取り、子供も七万
出来たのよ。その分一杯出し尽くしたって言うか絞り出されたのも間違いよ。良いわ?今から
県庁に行くわ」姉妹が口裏合わせていうとモルドレッドは頷いて懐中時計を見ていた。
姉妹を呼んだことは正しい選択だ。かつて、人は永遠の若さと美に追究して代価を払った。彼
女 が 原 初 能 の 一 人 で あ る。“ 美 ” の 異 能 と “ 血 ” こ の CODE:ZEROGROUNDCROWN
の称
号を持つのがイクカ・サキエである。共にベージュの黒のベースとした長い艶々したロングヘ
アーにIカップ有る爆乳で王の一人が共に二人で一人の王である。旧世界の破壊活動と現実世
界では、六億の雑誌の表紙を飾ったり、写真で寝る暇もなく、グラビアの皇帝として長らく君
臨し、王者の鼓動ここにあり、天血鳴動の地獄の業火に与えられた天地創造の王という一族の
248
249
と
KGU
の中立と
EDEN
グループ全体の統括
KGU
系譜もあるので、AVにも出演して約百年間第五代 “ 覇王 ” としてこの世界を守ってきた。
モルドレッドは、三重県庁に拠点を構える
に置かれてる機関である為に、エンペラーが CODE:ZERO
に配属?決まったのは、幽齋が彼を
王の器として入らせた為で、”” 覇王 ” に目覚めようしているのを幽齋が知り、モルドレッ
ドの許可なくして CODE:ZERO
の第十代の王になったのを思い出していたのだ。
「残りはまだなのか?」その頃多気郡一色町の山奥林業と農業が盛んな村では、モルドレッド
の騎士 CODE:ROUND:KGHIT
の一人通称『鮮血の焔神王』ガウェイン・ベルガモット・アーヴィ
ングがティーチを捜索していた。
「三重の果てまでも鼠のように逃げやがってお前は俺の邪魔をするな」ティーチは、全世界か
ら奪った異能の力を集約して禁忌の最上級異能である “ 混沌 ” を使いこなせるようになった。
「・・・・・ゲハハハハハハハハハハハハハ」高笑いし、村は消えた。
ガウェインは、焔剣レヴァンテインを構えてティーチもおよそ九千億ある異能を集約した王の
力 “ 混沌 ” でガウェインと一騎打ちであった。
ヒュゴゴゴゴゴゴゴゴン
ヒュゴゴゴオオオオオオオオオオオオ
ザザザザザザザザザザザザザザザザ
「闇王ニト・グラビティー・ZERO 」ガウェイン卿危篤の命はすぐに知らされティーチは、
ガウェインから焔を奪った。これで、残り七つ。王の力を集めるのは、残り七人。それが、幽
齋が決めた命令で世界各地にエージェントを派遣して捜索していた。
年が明けて大和暦十五年
世界に散らばった七人が東方の遙々極東の地に再集結を誓って歩み始めた。
“ 覇王 ” その者こそが歴代の皇帝がたどり着けなかった路でアリ、選択であった。天皇という。
に選ばれたわけとは?
CODE;ZERO
“ 皇帝 ” は “ 天皇 ” とも言う。エンペラー彼は、天皇だ。天の皇。神に選ばれ神と魔神と
天使の血が流れる此の男に、人々は願った。
今、始まるエンペラー彼が、“ 天皇 ” と言われた理由と
第Ⅲ部
CODE
幽齋が南が丘を目指して一年が経った頃。ティーチと黒蜜子が知らせた。
「幽齋殿。申し訳ねぇー気がついたらよぉ、外れてたんだ?」
「監視役の力が感じ取れなかったらあの子かも?」黒蜜子が澪のことを言うと、顔をしかめて
黒コートを着て黒フードで刀を抜いて地面にさして目を瞑り顔を上げた。
「探せ、が・・・“ 無 ” に目覚めたらどうなるかくらいあの娘は馬鹿じゃないから分かるさ」
澪は、此の一年間で脱獄して警察の捜査を潜り抜けて三重までの路を探していた。
中東
イスラエル
現在の拠点があるのが、イスラエルである。世界三大宗教の地として、嘆きの壁やイスラエ
250
251
ルの皇ソロモン・ダヴィデの墓がある。彼らもモルドレッドの古きともであり、南が丘の地が
“ 約束の地 ” と考え原初の世界が創造される前マグマと氷河と水蒸気の隕石が目立つ宇宙の
塵の世界の頃に、猿人が出てきてから五千万経っての頃一人の男が、約束の地に行き、こう願っ
た。
「神よ!おお、神よ!この世界に人が住まわせてくれないか?同時にどうだ?私はこの世界で
最初にサルから人になったのだぞ!あんな獣から人という血が流れて天地創造の鼓動が天地鳴
動に輝く願いはそれだけだ・・・。否やそれだけではつまらないだろうと思って俺は、人類史
上世界で初めて天地もひっくり返る CODE
だ!異能が生まれつき持つ人とそれ以外のクズに
分けろ!ドクズがッ!がはははははははははは・・・・はははははははははは・・・はははは
ははは・・・・ははは・・・・」男の名をアダム。側に居たのが、イブ。
「・・・・・・心得た。」神はすぐに願いを聞き得た。そして、世界に CODE
が誕生した。
麻衣の布き切れを来た上半身がむき出しの髭面の男で、毛がまだ躰に残って黒コートを着て石
で解いた石器の打製石器の石斧で、毛を剃り鹿や狼や豚などを捌いて調理して喰っていた。箸
がないため、手で掴んで食べていた。
寝るときは藁で強いた草の上でまだ何も言わぬイブの顔を見た。まだ何も動けなくてただの器
にしか過ぎないが、ある場所にて人になった。
人類史上最初の女性で人類の母である。自分の姿を水に映った鏡で見ていると、髪の毛は赤茶
色で目の色が黒かった。自分の手で躰の肌を触った。肌に触れて胸も気持ち異者だ。人が求め
るモノを授けてくれてそして・・・・人を生ませるのだから。人類が、彼女を選んでこの何も
ない原初の世界を ” 旧世界 ” とアダムとイブが創造して ” 約束の地 ” の為の世界 ” 新世
界 ” と定めて二人はその草の上で ” 命 ” を増やす SEX
を行った。
はイヴ。エヴァ・・・・あ・・・あ・・なたは?」
NAME
「私の
「俺はアダムさぁ・・・。人類の野郎共この CODE
使えるぞ!」七つに灯された焔は輝く一方
人とサルの中間賊が人を襲い、大地は荒れて人は泣いていた。
「きゃんどぅーが泣いてるぜよ。」アダムが言うと、伊弉諾が頷いて続け様ニ言う。
「 せ や て、 せ や か て ア ダ ム は ん 言 う て は 南 が 丘 ど う す ん ね ん 」 伊 弉 諾 が 南 が 丘 に 集 う 魂 の 浄 化
が始まろうとしている第一周期では、災厄を止めるのに四人が選抜された。
「 CODE:Farst
赤松律・・・・吉田登・・・・・伴冷泉・・・・エンペラー」伊弉諾は袴織にキ
セルを銜えて南が丘に聳える天空の層を “ 免許センター ” を指さした。
「にゃんたまむしられたらきゃんどぅーヺ潰せッ!」伊弉諾は背中の桜吹雪を見せて “ 極道 ”
に懸けて南が丘が誕生した頃は荒れ地に墓場が散乱する災厄がそこから蔓延していた。
(学舎)
「なぁ?律さぁんおいらどうすらぎゃあいいんがね?」冷泉が心配そうに荒れ地を見て言うと、
アマテラスが現れた。
「あなた達はこの国祖・・・・・ KGU
に鎮座の後神宮を護るナマビヤを創りなさいしばし、こ
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を授けた。これが四傑に初めて異能が使える異
CODE
の力を送ります。」アマテラスは肩までの届く黒髪に白い装束に赤い袴朱色の薄い羽織を着て
細 い 体 型 にH カ ッ プ あ る 女 性 が 四 人 に
能者の誕生であった。時に、 Ac202
年の頃であった。
「あんさぁー、アマテラスさん?俺達の力は救うのか?」若いエンペラーは威圧があった。黒
いコートに黒いフードで骸骨のネックレスに髑髏の指輪を両手にはめて腕にはクロムハーツの
銀のブレスレットを三重に巻いていたのであった。
「地獄とは恐れその畏れを人に人は罪を背負うきドス。」エンペラーが地獄を手に入れて、南が
丘が封印され、再び姿を見せることはなかった。
「とにかく、どうすんか?」登はスーツ姿で太陽の照らす輝きにアマテラスは、四人に命じた
後に姿を消した。
「ここまでやのうて、んじゃぁ・・・・ KGU
で会おうぜ」冷泉は生命の力を持つもの。生きた
いと願うものであれば、その力は永遠の若さと命を与える。
「イケメンが調子ぶっこんでじゃーねぇーぞ」エンペラーが注意すると、冷泉は無視した。
三重県庁
「後中條殿。逝香殿。咲恵殿がお見受けいたす所存なり」モルドレッドに南が丘が開かれる
津新町の方向を窓から覗いてコーヒーを飲んでからテレビを見ていると、英敬が駆けつけた。
「急ぎ用を伝えます!逝香殿、咲恵殿後奮迅致し、六花苑にて相一騎打ちと後中條殿から先程
緊急シグナルを送られました。どうしますか?我が王」
「敵は何人だ?」指を鳴らして甲冑を着て髪をいつものようにセットして聖剣を抜いた。
「“ エンペラー ” さん達は生きてる。
」
モルドレッドは、六花苑に救援に向かった。
その頃・・・・・エンペラーは、遠く遙か遠くの砂漠のど真ん中のキャラバンで倒れていた。
窶れ細った躰に全身傷だらけで、黒コートがプランクトンに侵蝕されてコートが消えていた。
「・・・・・・・うがっ・・・」エンペラーが目を覚ますと見たこともない世界だった。
第ⅩⅠ章 CODE:ZERO
~時空を越えての再会~
まず、始めに言わないといけないのは、エンペラー達は世界に鏤められたと言うこと。
大和暦元年五月六日~三年十一月二日に幽齋達は、” 王 ” の処刑を命じていた。南が丘を開
くのには、王の力と封じられた災厄の復活こそ目的であった。
そうとは知らずにキャラバンで介抱にわたってもらったエンペラーは、砂漠で放浪するある人
物を見かけた。藪内だ。
「おや?懐かしい顔やのう」歳は四十三。二十三の時以来の再会で、宇宙の異能が開花して其
れを世に広める旅をしていたのだ。国連に於いて『裏異能・並・闇異能』の禁止がされてる世
界では、極一部の人間しか使えない至高の
であったとも言える。
CODE
「幽齋が王を殺してるって事ハ世界も警戒してるぜ。
」藪内は名を幻福齋と改名して、初代が、
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王である事知り一人当てのない旅をしていた。
「あぁ・・・そうだ。」藪内は南が丘の詳細を出来るだけのことを教えてくれた。
「つまりは “ 四王 ” を打ち破る者こそ覇王に認められこの世界の王って訳?」
「あぁ、そうやな・・・・今、士郎は四王を服従しおうところかな?」
エンペラーはこの世界が分からなく、宙に浮いてる赤く染まる空に瓦礫の断片なのが旧世界魂
が二分化してさまよい浄化する場所。藪内は、ラクダに乗ってキャラバンを移動した。
士郎は、四王を習得するのに鬼桜天皇と CODE:ZERO
から派遣されてきたランスロット・エ
ル・デュバル卿とアグラヴェイン・サーシャ卿の三人が三重県庁から北に行くと、国道23号
線を突っ切ると南が丘の巡礼地岩田橋・・・。阿漕に着く。阿漕は、手コキ・足コキと巡礼に
関しては神事で有、禊ぎとして御殿場の海岸線に士郎と三人が来ていた。
「んじゃぁ、開けッ!」ランスロットは槍を構えて御殿場の海岸が真っ二つに割れて海中から
続く階段に降りていくと塩と海水が入り交じる洞窟を抜けるとイザナミ窟に入っていき、四王
サークルケー
が氷の鎖に縛られて長き眠りについていた。
ローソン
左から焔王【 円 刑】・・・・焔を与え人類に干渉し、その焔は身を浄化する魂の焔。
ミニストップ
右から氷王【 呂 遜】
・・・・命を凍らせ長き眠りの誘いを誘い、
その水の恵みは人類に命を授けた。
斜めから地王【 小 止】・・・・逆鱗に燃える大地の進撃と不滅の方向が大地に活力と新緑を
宿す。
ファミマ
真ん中に冥王【 巫 阿爾魔】・・・・万物を息の根を止め、死を与え漆黒の闇に囚われた者が死
を克服し、開け災厄を退かせる者よ。我の死を恐れ足らず、その手に死を以て我に示せ。
・・・・・・四王が士郎はびくともせずに、余裕を醸していた。
「俺は、 LOCK
だ。ファッキューな人生も失敗や苦しみを糧に俺は生きてる。弟とは違ってポ
ンこのクズに何も出来ないが、四王くらい任せとけ」士郎は屍の上に立ち呂遜を習得に向けて
ワープした。
「大丈夫か?」
「おう、小部屋や・・・・鍵がいるみたい?」士郎は部屋のタペストリーに標示された内容を覚えた。
「俺は魔柄應神のご子息魔柄士郎左衛門二郎 CODE:ZERO
の “ 王 ” に用がある」
「我は円刑と申す。焔を司る王也。して、士郎殿何があるのか?」士郎は、異能を解放させる
のにランスロット・アグラヴェイン・鬼桜が見ている中円刑は紅蓮色のコートに薄地のシャツ
を着てユニクロのヒートテックで躰を温めて黒いズボンで焔を灯した。南が丘に行くのに開く
鍵となるのが、焔・水・風・大地となる。それぞれ司る王が居て、日本の古記録では、大化三
年に「勢の国の南が丘四王眠りける地四柱の能納め主一人叶うける」とこの時に、四王が存在
し、応神天皇の孫に当たる人物で、第四代應神の名を継ぐ者として魔柄と姓を貰い以後魔柄
七
十一】)は、應神の名を貰わずに早くに後出家なされて天の風を司り万民に空を与え、
セヴンイレヴン
と名を脈々と受け継いでいったのだ。尚、應神の孫で四王(正確には七王の一人である天王
【
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空の澄みきった天を持つ者が宙を制せば天を制す非ず)とあり、その中で應神の人間には南が
丘を開くのに王の力を使役することが赦される。
「っしゃ、サーケは大手コンビニだが俺は四王に選ばれる!」士郎は氷の異能を鬼覇と同じで
焔
槍」焔の槍を士郎は片手で、氷の壁で封じた。士郎は屋号を『矢野』と称し、矢野
ファイヤー・ランス
異能そのものの覇気を集約させて氷の粒を士郎は、円刑の様子を伺った。
「
呂遜は実在し、士郎自身氷と四王で一番辛いのが、呂遜をその手で殺めて改めて士郎と一体化
することだ。四王は元々アダムが生み出した南が丘を天地創造する四元素が元なので、その身
に四王を納めることで、小宇宙が誕生する。
「呂遜君を知 るとなると冥王が仕 向けたのか。うむ・・・・」円刑は蒼い焔を四郎ニ 見せた。
氷
結槍無限不正義呂遜」氷が無限に可憐に舞うが士郎は氷を無造作
ブリューナク・インフィニット・ジャスティス・ローソン
焔は初めて人が使った武器で有、生活の一部だ。
「
に操り円刑の身を凍らせていき、最期は氷のカーニバルとして地表が突起した氷河の剣に貫か
れて円刑の焔が凍った。だからこそ、呂遜に会うのを一番期待していたのは紛れもない士郎本
人である。円刑は自分で焔を解凍した自分自身の焔で、蘇って士郎の氷はしばらく溜めた。
「浄獄天焔王剣無限破阿弥陀盧舎那諸行無常処女奪」円刑の最終奥義で、見るモノ全てを容赦
なく地獄の業火で燃え尽くして灰のそこまで魂すら浄化するのだ。士郎が負けるのか、と思っ
たが傷一つもなく氷の分厚い層が護ってくれた。
「っ・・・流石・・・・王だ。俺は負けないよ」士郎は既に氷の剣が円刑を囲み手を振り落と
すと円刑は無残にも氷に散った。
士郎は、
「 俺 は ロ ー ソ ン し か な い ん だ! 矢 野 ォ オ オ! 俺 は 死 ぬ ま で こ の タ マ を 突 っ 込 む ま で は 囚 人 に
なってまでもんでもぉよ、チキンでチキンプリーズなんだよ。チキン過ぎて自分でも苦だよ。
ローソン
その苦を糧にして呂遜は俺を明らかに意識して避けていても呂遜しかないんだよ!うぉぉおお
おおおおおっ、矢野ォォォォォォォォォッ俺は、呂 遜おめぇ無しには生きてく意味はないんだ。
彼女になって欲しいが、いかんせん俺はチキンだ。話せナインだっ!キャバに CODE:ZERO
の
おっさんに連れて貰っても楽しくないだけだ・・・君だけに~あぁ、君だけに~超絶ゾッコン
ファミマ
中毒だよ!俺と結婚して欲しい。んなもん、分かってるよ。無理だよな?無理だってんだよ。
だからぁぁぁぁぁぁ!南が丘に開く鍵として、四王に力を貸して貰えないか? 巫 阿爾魔と二
年先輩だって事、彼女も好きだよ。二人好きすぎて自分でもよく分からないんだ・・・・・。
呂
遜呂遜
ローソンローソン
呂
遜呂遜
ローソンローソンローソンローソンローソンローソンローソン
あぁ、俺と付き合ってもくれないが、こんなド変態そりゃぁ・・・・嫌いもなろうがぁ、んで
も ぉ、 こ の 愛 は 正 真 正 銘 君 だ け を 愛 す る
呂遜呂遜呂遜・・・・・・・ヤバイ好きすぎて自分でも気が狂ってしまうが、一滴残らず呂遜
に・・・・ド変態の俺は四王を使役するのは兄である、この俺だッ!矢野呂遜俺はお前が好きだ!
まする・・・バンドマンで綺麗な君にゾッコンだ。ゾッコン娘に俺は、燃えてきたぁぁぁぁッ!
jy
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頭の中でもこの手で呂遜を手に入れた欲望が爆発だ!」士郎のこの気持ちに、円刑は焔を士郎
に与えた。
それに感服した鬼桜天皇は、白宮を呼ぶように仰せだったのだが、あいにく白宮は、エンペラー
と居て士郎は焔王の魂を手に入れて南が丘を開く扉の前に立った。
「一つ良いか?士郎殿」
「あ?俺は呂遜以外にも闇を屈する力である」
士郎の力を見ていると、ハマショーがのこのこと顔を見せた。
「死の王が何上ここに来た?」鬼桜の問いにハマショーは士郎に言った。
「俺は過去の罪に許しを解いて貰った。あはは・・・」ハマショーに別れを告げたままそのま
ま霊廟の奥に行くと、士郎は四王の力に相応しいが、今はその時期じゃない。
「・・・・・・おおお」士郎は魔柄家で鬼蓄外中の気が狂った人物で今のところ家督は、士郎
の兄第一皇女に当たる魔柄皇朴卿が、士郎の財産を貰っている。
「エンペラーアァァァァァァァァァァァァァ」発狂し、気が狂うのは CODE:ZERO
の一人珠々
高台院もうが、エンペラーの動きに腹を立ててその事はすぐにも四傑に伝わった。
話は、二ヶ月前に戻る。
「高台院御陛下に謁見し申す。事伝えへり」エンペラーの使者で、兄であるハマショーが高台
院に会いに来た。京の都の高台院にて、約束は子の刻。
既に、扉が開いており、
暗闇の満月の月光でその隙に、血が広がっていた。
「どういうこったぁ?」黒コートでガリガリに痩せた男性が、睨んだ。左手に気を逆流させて
「死」
の黒い背後から聳動で、中門から講堂に行くと、高台院が立ち尽くしていた。
「・・・・・あ」
「どうなさいましたか?」
「先に人が襲って・・・・ボコったら・・・・《死》が制御できないッ!」
「あるよ。俺自身その力に頼りたくないのは山々だが、あんたに力を嗚呼得て貰えて反動後悔
したんだ・・・。」高台院はしばらく庵にこもっている。
「おう、また・・・見に行くな」長い長い下り坂を下りてホテルのラウンジで、紅茶を飲んだ。
ハマショーは、五千年間も彷徨い、迷い、混沌とした人生であった。
「エンペラー?」
「無理だ。」
「ハマショーォオオオオオオオオオオオオ」エンペラーが怒鳴って電話も切れた。
デス
「糞、もう一回ワンチャンスだ。」高台院に着くと、黒スーツの男性に囲まれた。
「死」黒い衝撃波が躰から命を吸い取り、ミイラになった。ハマショーが乗り込むと、幽齋が
刀を下ろした。
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「御免。して、七王にお会いになられますか」
「出てって!出て行って・・・・ん、もおお」扉を閉めて庵に鍵を閉めた。
「困ったモンだ。エンペラーあいつに恨まないのか?」高台院が涙をして涙流しながら自分の
力の意味を失っていた。 CODE:ZERO
の任期まで残り一年。エンペラーの同期で、兄と姉に力
を与えた張本人で、与えた本人は今まで碌な事にならなかった。
「結婚しちゃダメなの?手を繋ぐのもダメなの?セックスも?なんもないわ・・・」高台院が
庵から出てきて幽齋の刀を分解した。
「出てけボケナスのクズの連中がぁ、話すこったぁなに一つもないよ。てんめぇーのタマくら
の講堂にて儀式がある。
KGU
いしゃぶっていかせてやらぁ・・・・。エンペラーに会わせろ」幽齋がお辞儀した。ハマショー
も玄関まで見送って坂を下りた。
「高台院様はあれで精一杯だそうだ。 CODE:ZERO
に選ばれる前に
そこで、 CODE
を持つ。与えられる・・・。“ 死 ” は一番えげつない辛い能力だ。死なない
躰に相手を殺せぬ。」ハマショーが一番分かっていて伊勢国(三重)に戻ると、ティーチ率い
る CODE:DARKNESS
が菰野を落としていた。
世に言う
“ 菰野 合戦 ”
大和暦三年五月から続く戦に、後に合流するエンペラー達も参戦していた。
「土方!鬼・・・ぐほぉ」土方は、獅子奮迅で全身傷だらけで左目が視力を失った。菰野は血
で汚れて四日市の人はティーチがまとめて葬った。
「鬼覇
六天武創
『魔檀』」土方の刀が変則的にティーチの闇を剣にして、領民と戦っていた。
闇
の魔神墓紅蓮撃鉄!」闇の赤の焔が躰をえふるが、領民が死体と
ダークネス・サタングレイヴ・クリムゾン・アイアンロウ
菰野が爆風の中ティーチの部下『闇』の異能を持つ黒蜜子の猛攻に、苦戦を強いられていた。
「
灰になっていくのを目の当たりして心が崩れた。
「ちっくしょう・・・・」刀が消えた。異能を解いた。その隙に、黒蜜子の強烈なパンチを蔵っ
てあぜ道に転がってどぶ川から立ち上がり地を這いつくばっても菰野が死んでいくのに、土方
は自分がふがいないと思った。
「菰野ぉおおおおおおおおお!」土方は、自分の心臓を剣にした。
この続は、第ⅩⅡ章で、明らかになる。
大和暦二年
シリア。
エンペラー達は、藪内共にキャラバンに滞在していた。
「ここ数年民が死んでいる。独裁政治の反動でこの国は今、死んでいる。」
「大変。大変・・・・・ん?」
「助けましょうよ。俺達なら可能です!」豪語する藪内に、エンペラーは左手の包帯を外すと
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火傷が酷くてアスモデウスの焔で治療を続けていた。
「幽齋」
藪内は、自分の異能を自慢げに話してきて、初代と変わらぬ異能についてエンペラーは砂漠の
熱に魘されながら寝ていた。
「起きますよ。エンペラーさん」
「おおう」水で顔を洗って水分を補給して町に向かった。
砂漠から五時間後に辿り着いた町は戦後の処理に追われていた。
「なんじゃ、こりゃぁ?」優作松田のネタを言ってみたが、受けなくてエンペラーは瓦礫の手
伝いをして、死に絶えている子供にアスモデウスで治そうとした。
「チビ?痛むが我慢しろ!母ちゃんが・・・・父ちゃんが心配してんぞ」
「おかんは死んだ。おとんは、死んだ・・・・。うぇーんうぇーんうぇうーん」泣きじゃくる
子供にエンペラーは、ルシファーを呼んだ。
「ガキに悲しませる人生だけは避ける。」ルシファーは杖を子供に向けて黄色の焔が町の時間を
戻した。
「名は?」
「アジュール・サバジャヴゥーニ。」エンペラーは、アジュールを抱えて瓦礫の小高い場所に下
ろして頭をさすって手を握った。
「おめぇの母ちゃん、父ちゃんを助けに行ってくる」戦禍の前に来た俺と藪内は、アジュール
無
限の愛と死のブルース』
」轟雷の雷鳴が天風を呼び
インフィニット・ラブ・デス・ブルース
の両親に、赤と橙の焔を与えて、戦車を一機二機・・・・・・四五〇機と破壊し、藪内が大声
で天を裂いた。
「真宇宙交響曲第九章『
起こし、洪水が押し寄せてきて人々を鉄の固い箱船が守り抜く、平氏が呑み込まれ海中で藻屑
と也、市民は箱船が暖かく護った。
「人の命を粗末にする貴様等に、宇宙の罰を・・・・」
「良いだろ!こいつらぁとうに、くたばってるよ」エンペラーが藪内を止めると、アジュール
の両親を連れ帰った。
「・・・・・ありがとう。」エンペラーは、異能の使い方一つで、人を救えると知った。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」シリア→中国→日本に着いたのは、大和暦二年冬であった。
「
っすか?」
CODE:ZERO
「そうだ。歴代含めて幽齋を入れて俺もだが、あいつ等は俺がこの手で止める。
」黒コートを着
たときからその決意は変わらない。黒コートをくれた幽齋が、
「お前が俺を殺すときまで着てろ!今のお前にはこのコートを着て命の焔に肝に銘じろ!」
涙を流して伊勢国(三重県)の菰野に入ると、土方が奮闘していた。
「鬼覇
六天覇道
菰野龍神羅刹門!」空気中の窒素や菰野の一軒家を刀にして瞑想し、鞘を
264
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逆さに抜いた。
「“ 心の剣 ”・・・・・今の俺に足りないのは心だ。初代柳生石舟齋先生が、俺の一族に剣を
教えたのは先生が一番気付いていたから・・・・。」
土方は、菰野に生まれて菰野に死ぬ。
大和暦元年
白宮は、アイスランドに居た。
氷結の異能を封じた應神が待っている。最高神オーディンとしてヴァルハラを治めてヴァン親
族とアース親族の抗争に巻き込まれるとは知らずに、武者修行をしていた。
「じじぃ、俺に氷の究極を教えるって?はよう」白宮は、宮殿に屋敷を構えてムスペルヘイム
平定・続くニブルヘイム平定と功を成していた。
「ほんと、んめぇーには手あげれん」
「じじぃが、應神か?俺の先祖!」白宮は、氷で造られた宮殿に、玉座に居座ってるオーディ
ンが豪腕の左腕で槍を抜いた。
「グングニル。分かるか?」
「白君?どうしてここに来てるのよ」物陰から白宮に話すのは、
実の姉である。姫宮天狐である。
和馬が昔から心を開く女性で、應神家の中で唯一女性にして “ 氷結 ” を使える人間だ。
「應神に話を付けに来た。」白宮は應神に会いに来てこのヴァルハラの正当な後継者として東
ヨーロッパの情勢を感じていた。この男は、第四代魔柄家当主白宮上総守中務近衛大将太輔和
馬二郎衛門である。本人が、「白宮和馬」と名乗るのは、
肩書きで生きるのが恥だから、素でいっ
たのだ。
「ねぇーちゃん、俺は、俺は・・・ねぇーちゃんが死んだあの日と俺が家族として迎えられた
日は忘れない。そん、恩がある限り俺は俺自身で戦う。
」姫宮が白宮の手を繋いで宮殿近くの
地下牢に行き、鍵で奥まで行き、底くらい暗闇に松明を点けて歩み寄ると應神(オーディン)
の秘密がそこにあった。
「なんじゃぁ・・・・・こりゃぁ」光り輝く大樹に秘められた水晶の瓶。中には、赤と青の液
体が混じっていて姫宮が瓶に手を伸ばした。
「白君。世界の王よ・
・・。これが、
異能者が異能を殺してでも得た禁断の災厄の箱 “ パンドラ ”
白君今こそ
のエースであったあなたが、トランプで言うジョーカーになるときで
CODE:EDEN
すよ。良いですか?エンペラーさんはあなたの心を溶かした。仲間が居るから戦う。それは・
・
・・
應神も同じ。歴代天皇家の中でも飛び抜けて神武と互角だったのが、御父様よ。
白君イキな・
・
・・」
姫宮に言われるまま白宮は瓶の液体を全部飲んだ。
「うぅぅ・・がぁっああ・・・・ぐほぉぉ・・・・・うがっああん・・・・だぁぁっがほ・・・・・
うがぁぁ・・・がおがいがぁぁぁぁぁぁぁぁ」白宮は藻掻き苦しみ気を静めて落ち着くと、力
が全開であった。
266
267
「
紅
蓮龍牙絶対零度」焔と氷のコラボレーション技の傑作で大樹を
CRIMSON・ドラグーン・クロウ・アブソリュート・ゼロ
氷で破壊して地下牢が、ぬるい水に洪水で決壊。白宮は歳を取り、背が伸びて長身の髭面の黒
コートに、右目に眼帯をつけて日本を目指した。
姫宮が、宮殿に戻ると白宮がヴァルキリーの軍勢に囲まれていた。
「けったいなぁーおっとお・・・ん?」白宮は壁をよじ登って氷でヴァルキリーの背後を突いた。
「バックで責めるなんて男なの!」白宮は、ジョーカーに覚醒した。歴代天皇の中でも神武と
互角で、初期の CODE:ZERO
第 二 代 覇 王 応 神 天 皇 又 ハ、 初 代 魔 柄 家 当 主 白 宮 和 昭 の 血 潮 が 自 分
に流れている。それを自覚して氷の剣を手にしてヴァルキリー・・・正体は、オーディンの娘
命審判」雷をあびた槍を白宮は素手で掴んで、それを返した。
魔
神氷結墓邪龍黒龍槍」龍の形をした氷の槍が、ブリュンヒルデの両穴
サタン・コキュートス・グレイブ・ファフニール
運
スクルドジャッジ
ブリュンヒルド(ブリュンヒルデ)が相手した。
「
「
を塞ぎ、赤く燃える焔がヴァルキリーを燃え散らした。それが、白宮。それ故覇王がその世界
に君臨する証。姫宮が悦ぶと、應神は白宮に言った。
「お前はワシの息子ぞ。士郎にも伝えてくれ!共に四王を手に入れて南が丘に待ち受ける幽齋
に戻った。
KGU
を殺せッ!」應神は粒子となって消えた。役目を終えたのだ。アイスランドから貨物に乗って
ロシアからシベリア鉄道に乗って日本の樺太から
まず寄ったのは、 KAS
の陵墓だ。
歴代天皇と眠る場所があり、そこに埋葬されてある。
「おやっさん・・・・俺は強く逞しくなった。エンペラーやみんなを護る手となる。」花を添え
に戻るとそこは、荒れ地だった。瓦礫に埋もれて異臭が放つ場所。
KGU
て線香を上げて酌を交わした。
「さて、いくわ」
白宮が戻ると、 KAS
の妹鬼桜天皇(蒼いそら)が悲しんでいた。
「どーしたんだよ?」鬼桜は御公務で行くのは辛くて、皇居が崩壊していこうホームレス同然
で、宮川の河川敷で暮らしている。そこの炊き出しも美味くて豚汁とおにぎりが、毎日のご
ち そ う だ。 KGU
は、 今 年 で 千 年 目 の 節 目 の 年。 創 立 当 初 か ら 常 に 日 本 教 育 の 先 駆 け と し て、
四千五百人を輩出してきた。そのうち五割が精神疾患及び鬱病で辞職。残り参割が、安保闘争
や安田講堂事件・自殺者が増えた。残った二割もなんらかの事情を以て立ち去って、教育界は
混沌とした宇宙創造の星屑だ。“ 革命戦争 ” が勃発して指導者中将が、斬首。この国の学び
の復興再建に尽力して約五ヶ月で蘇った。
KGU
は腐った。・・・・・・その事を知り、白宮は KGU
復興大臣職を赴任。彼は、後々桑名藩松平
忠澄の知行で赤尾台・伊坂台・正和台の建設、そこに住む人達を治める一国の領主白宮闇斎と
して有名になる。
「帝がしっかりなされよ。」こうして白宮は、
アメリカ・アポロシアター
は、ギター一本で演奏していた。
HIDE
268
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ガラン
客が居ない。アメリカに受けないのがもう一年近くだ。
「おおおおおおお、聞いてくれ!」 HIDE
は初代XJ APANの HIDE
の息子であり、先のエン
ペラーとの死闘で倒された特攻隊長の実子である。本名は、坊屋英矢。旧姓菊澤。夢は、世界
も祖父からの夢を持って歌を歌っている。
HIDE
一のロックバンドで紅白出場だが、一族揃って未だかつて。十二月三十一日のNHK紅白歌合
戦には出場はしていない。
そんなある日・・・・
「良い曲でしたわよ。なんか、ストレートな気持ちで心が熱くなるビーツだったわ」
「セン、センクユー・・・サンキュー。俺、XXJ APAN ヴォーカルとギター担当で、今実
のC D を 手 に と っ て 購
HIDE
のところ俺は異能者だ。“ 音 ” の異能でギターを武器に、相手をファッキューんなとこや、
俺のダチを護ってるんよ」その女性はモデルばりの体型に巨乳。
入した。
「私は名乗る者ではありませんが、アメリカ合衆国第百二十五代大統領アンジェリカ・フラン・
アルフレッド・ヴィンセント・ローランツです。省略で、アンジェリカ・ローランツと言います。
」
は、オバマ(バラク・オバマ)大統領の時代は知ってるが、もうかれこれ百年が過ぎたのだ。
HIDE
は済むところが無くて、アンジェリカが自分の部屋に泊めた。
HIDE
「なにからなんやまでぇ・・・・世話になんや」英矢は淡い恋心を募った。妹が死んで
(妹を殺して)
その夫である内藤経益を討ち取った事が大きい罪を背負って生きてきた。
「今日はレストランで食事でもいかが?」
の理想はすぐにも崩れた。
HIDE
「いいっすか?」 HIDE
はタキシードを着て異能を封じた。アンジェリカの目の前に使うと、化
け物と誤解される為今日は平和に暮らしたいと願った。
だが、
PM8:25
「アメリカでも超高級なレストランじゃーねぇーか」 HIDE
が来たのは、大統領お墨付きの
は最上階で、ニューヨークの摩天楼を見渡しながら食事をした。
HIDE
五つ星ホテルのレストランなのだ。
「さぁ、行きましょう」
「お、おう・・・・」
「美味しい?」
「最高ッすわ」そう言いつつ
の 廻 に 不 穏 は 気 配 を 感 じ た。 突 然、 照 明 が 落 ち て 暗 く な る
HIDE
な り、 現 れ た の は、 テ ィ ー チ の 配 下 内 藤 刑 部 忠友で あ る。 異 能は不 明。 HIDE
は。、ギター を
手にして、瞬間的に紫の焔(レヴィアタン)を呼んだ。
(頭下がって・・・・机に避難するんだ。俺を怖がらないで欲しい)
・・・・
CODE
を 持 つ 者 だ よ。 こ ん な 青 臭 い ガ キ な ら ほ ん の 数 分
CODE
「うん、な、何?」アンジェリカは分からなくて机の下に蹲ってライターで明かりを点けた。
「アンジェリカ?俺は、
270
271
で終わるからそのまま机に下がっててくれ」 HIDE
は悟った。
「おめぇーな俺の妹を娶った親父の息子だろ?糞みてぇな人生の讃歌で、言うのはお前等の一
族根絶やしにしないとならんのよ」忠友が笑った。
「下等劣種の人類がほざいて・・・・」地面が重い。立っていられるのもやっとで、 HIDE
は、
ギター
にレヴィアタンの焔を纏わせた。
がレヴィ
HIDE
「ちっ、経益は俺の父ちゃんだ。よくも殺してくれたな・・・・」忠友は、重力の限界を超え
て摩天楼のニューヨークに吹き飛ぶ風でアンジェリカが机に飛ばされるのを、
さん?ですか?そ、その・・・・お姿」
HIDE
アタンの焔を使って手を掴んだ。
「え?
「 騙 し て 御 免 よ。 俺 は こ う 見 て も CODE:ZERO
だ。 エ ン ペ ラ ー さ ん が 俺 達 の チ ー ム の ボ ス だ。
んでもって、こいつは俺の魂。“ 音の異能 ” レヴィアタンさぁ」アンジェリカを安心なとこ
は、深呼吸した。
HIDE
ろに避難させて HIDE
は、 CODE
を解放してレヴィアタンを具現化させた。
「さっきのいい女じゃん。私はいけすかネェーが、それでもアンタの決めた女なら私も全力を
出して護ってみせるわ」ありがとう。礼をする
地球音楽と環境
「エコノミーセイバー」
「
」 HIDE
と 忠 友 が 両 者 ぶ っ つ か り、 重 力 に 抑 え ら れ る が、
E ARTHMUSIC ÿECOLOGY
は周波や音波などで特定の物質なら避けられる。
HIDE
「セイバー・インパルス」重力の玉を無数に連発してくるが、ニューヨークの夜空を舞台に、
レヴィアタンが凍てつく姿を見せた。
「グラビティー・アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァス」重力の地球。異能が届
は、重力をはじき返した。
HIDE
かないが、歪んでしまうこの世界にアメリカに亀裂が走ってイエローストーンの火山が噴火す
るなどの影響でアメリカはめちゃくちゃだ。
気取ってんだと思うが、カッ
WHAT
「ばっ、ばかな・・・・」驚くのは無理も無い。 HIDE
は、焔を使える人間だ。
「経益は馬鹿な男だ。妹の性は声で誘惑して誑かして本当に好きな男なんていねぇーよ。そい
つを気付かずに経益は油断した。あの男もメガネしだして
カカカ笑っちまうよ。」 HIDE
は忠友を動揺させた。
「違う!俺は証明する!親父とお袋の子としてアンタを討つ」
球音韻」ギターから出される出力最大
Hz の極大射程距離の音を圧縮さ
300000000
「はっ?うざってんじゃぁねぇーぞ」 HIDE
がブチきれて音の剣で、重力を破壊。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ズバッァッ!
ドドドドドドドドンンンン
地
アースフォニム
忠友は死んだ。
「
せたシューティングは時間も労力もかかる。
272
273
もアンジェリカのところに向かって顔を出した。
HIDE
「遅くなってスマネェー」アンジェリカは HIDE
に感謝した。
はこの世界の主要人口九十億知ってましたか?」
CODE
「
「おおう、知ってらあ」 HIDE
はアメリカから日本に渡った。アンジェリカを連れて日本の湘
南墓地に内藤家の菩提寺に妹の墓もある。
「一族は死んだ。妹も安心だ・・・俺は俺自身で未来を切り拓く」墓から戻ると、翔橋呂蔓が
痩せ細って車いす生活だった。
「 HIDE
?ヒヒヒ・・久しぶり」
「 宗 麟 の 墓 参 り か? お め ぇ ら 随 分 と 久 し か っ たも ん な。 妹 の世話 に なった な・・・・・俺は、
に戻ると白宮が再建に勤しんでいた。
KGU
百%出資の研究室で異能を研究していた。
KGU
は、
HIDE
お前と戦いたくない。生きろ」 HIDE
は呂蔓の手をさすって声をかけた。
「アンジェリカ?俺と着いてきてくれ地獄でも天獄でも」
「 WHAT
それ?プロポーズ」
「受けるわ」アンジェリカと結婚した
大和暦元年 ―――――
―――――――
「・・・・・・・」純君は、歳を取って
を失い寿命も残り僅かになっ
CODE
「 見 つ け た …。
は
R7 のX 染 色 体 とY バ ラ ン ス 双 方 が 突 然 変 異 し て 身 体 に
CODE
CODE:ZERO
組み込まれり遺伝的な問題だよ。つまり、 CODE
の親からだと異能をもつ子が生まれる。
」衝
撃的な成果を出して純君は、 KGU
に出向いた。
「あなた大丈夫?」妻である綾美が言う。純君は、先の戦で
ていた。綾美には、
『俺が死んでもこの研究は将来実用化になる。 CODE
は 一 種 の 命 だ。 そ れ は 心 臓 と 同 じ 働 き を
する。 CODE
を失ってもこのハイペリウムMKⅡ を服用すれば死なずに済む。
』と良く口癖の
ように言うものだから綾美は心配していた。
「逝ってくる。」純君が研究室を出て扉に鍵を閉めると、待っていたのは金作教授であった。
「純君 ‼
久しぶりだね・・・・五十年振りだよ」若さに老いを感じた金作名誉教授は、元は異
能者であったが、ティーチにその力も奪われて齢六五の爺となって純君を待っていた。
「 ご め ん な・・・ 優 策。 ま だ 実 用 化 に 早 い が、 ネ ズ ミ の 臨 床 実 験 で は 成 功 し た。 こ れ が 人 と
の限界を突破する新薬ハイペリウムMKⅡだ。飲んでくれないか?」
CODE
「 な ぁ ー に、 構 い は せ ん 」 金 作 の 手 に 赤 と 青 の カ プ セ ル に 入 っ た 無 色 透 明 の 粒 子 が 純 君 は 固 唾
をのんで金作は薬を飲んだ。
「うぅぅぅ・・がぁぁっ・・ごごほん・・ごほごほ・・・うぅぅ」金作の服用が激しく王とし
て異能が徐々に戻ってきた。
「 CODE
・・・・っく」教授が起き上がって KGU
に赴くと白宮は再建の命が下りていたのだが、
玉木芸津(円刑)に役職の要として任されていた。
274
275
「いやいや・・・・教授」玉木は焔王に目覚める時期として巫阿爾魔の最初の息子円刑を司る
を回復
CODE
焔の異能者。玉木は、士郎より八歳年上で異能者と人間の血を半分流れている為、それより早
く研究して純君は偉大な研究者となっていた。
「おうよ、データーは保存されてある。数億人以上の命を助けられる!」純君は
していたのだが、大和暦元年この年に石神清純純之介は死亡する。
ダークスレイプ
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!」研究室に入るとティーチと黒蜜子が攻めてきた。
「 闇 の奴隷」純君はパソコンのキー操作で未然に防いだ。
「何のようだぁ! CODE
を売る?人を何だと思ってるクズの連中に科学は屈しない!」純君は、
その後ティーチに殺された。
「一番の頭脳だ!クククックク・・・・・」ティーチは闇の深淵に純君の魂が多くの異能者に
実験させて闇が・・・・闇の異能がティーチには備わっていた。
ここで、士郎の回想に移ろう。
彼がこの CODE:ZERO
に選ばれた理由とは?
南が丘を開く門として七王が条件である。
それぞれ、「屋号」がある。應神の血を流す神宮七傑。アマテラスの御神子が南が丘の門の鍵
サークルケー
として歴代の王は、“ 王 ” に選ばれた者だけが通過できる。
「焔王事名を以て『玉木』と称す。一族皆々 円 刑也。
」玉木の血には焔王の異能を持つ事が
ローソン
赦されて地獄の業火でも刃が立たない煉獄の剣を持つ者。
「氷王事名を以て『矢野』と称す。一族皆々 呂 遜也。」矢野家は魔柄家の娘の嫡流として代々
士郎が追い求めてその氷結の心を手に入れたモノは、水の恩恵として命の女神が王に永遠の命
ミニストップ
と若さを手に入れられるその女の血が、異能者に真の力を目覚めさせる。
「地王事名を以て『蒼覇』と称す。一族皆々 小 止也。
」その大地と天空の王は、自由の翼と
ファミマ
運命の劫火の鎖を求める者が掟だろうが、王の血の中でも最後に選ばれる己の未来を切り拓く
ときこそ、扉を開く者。
「冥王事名を以て『吉川』と称す。一族皆々 巫 阿爾魔也。
」全ての命と魂の循環を司る者。冥
府の闇は人を闇送りにし、『死』の異能を最初に持つ者。その結果人々は、彼女を冥王と仰ぎ
の史料編纂室倉庫前に
KGU
二千年前に呂遜を殺した張本人。神がその天を閉ざすべく約束の地に待つ。
以上。四王だが、残り三王は現在も不明である。
士郎は、現在二王を取得成功。
「純君が残した遺物は我々自身が活かさなければならない」玉木は
て織乃坂友禅であった。
「まさか?えっうっそー?あなたが “ 王 ” ?」
七 十一』であるその代か
セヴンイレヴン
戸惑う玉木に証である胸に光の球体が飛び出して葵御門である家紋が背中にあることから、織
乃坂友禅こそ『織乃坂』家が代々受け継いできたのが、光明王『
276
277
ら十五代目が友禅である。
「本学の教授でエンペラーとの死闘の末サタンを与えた、と言う活劇は伝説ですから私とてお
CODE:
目にかかれて光栄です。」友禅は光の粒子として生きてきた。光明王は、その身が滅ぶこと無
く永遠の肉体を再生できるのである。それ故不死身の人間の殺し方も分かっている為
よしきさざんか
の多くは不死な為友禅が動くのである。
DARKNESS
「円刑。焔は魂が消えたら燃やせ」友禅が三階に下りると、僧侶である鬼龍院家代七十五代当
主の 吉 木三散華が袈裟をかぶり友禅に礼をした。
「これはこれは吉木殿。いかがなさいましたか?」吉木は道中で不思議なモノを見つけてその
事で、友禅に話しに来た。
「ほう、なるほどなるほど・・・。んむ?これな」球体で古代語が刻まれて血が流れて友禅に
反応した。友禅は、この球体の正体を答えた。
「心配入りませぬ。吉木殿・・・。この品は王の証でございましょうな」友禅は、長いウィッシュ
の黒髪に黒コートで、サングラスをかけて左目が失明していて剣の腕は最凶である。あの幽齋
が畏れを為して追い込んだ相手として不足は無い。しかし、エンペラーとの死闘で、その最後
は涙無くして語れないというくらいの逸話が残っている。
の三号館の三階(国史)研究室で獅子奮迅していた頃
KGU
天成暦元年の末。今から百五十年前の話のこと・・・・
若い頃エンペラーは、七魔を失い
の話。世界の終末を迎えた二ヶ月後の話だ。神との戦いに敗北したエンペラーが、刀一本で
天の覇者との戦闘で力を取り戻していた。
セヴンス・アース
七
そして、遂に・・・サタンまで来たときのこと学生時代苦楽を共にした恩師織乃坂友禅教授と
を抹殺させる焔である。
CODE
分かった時に、涙を流して己に誓った。サタンは焔の中で唯一攻撃的で、他は防御、補助と面
があるのだがサタンだけは
コンコン
扉を二回ノックした。
エンペラーはお辞儀をしてさっそく話をすると、察知して刃を剥けた。
「良いんじゃねぇか?俺をか?」友禅は刀を抜いた。鞘には仕掛けも無い。勿論部屋は、部屋
の空間は四畳半の研究室だけ・・・。友禅の心臓にはサタンが眠っていた。
聞け。それがお前の名だ。違いないか?」
LordShrine
「先生!織乃坂先生!そ、それ・・・」蒼い焔が刀を包み焔魔刀だ。
「
龍
尾」剣先に力を込めて単発に集中力を高めて龍の尾のように剣をこの場合
ドラゴンテイル
「否、違う!俺は・・・俺がエンペラーだッ!」友禅は優雅にお茶を飲んで冷蔵庫からチョコ レ
-ー
トを取り出した。恩師に手を出せない。それだけエンペラーにとって大事な存在であり、迷っ
ていた。
「 逝 く ぜ や。
鞘を抜いて刀の速さが目にとまらぬ勢いでエンペラーを突いた。
278
279
天
蜜魔壇絶昇刃」鞘を抜かずに刀を逆さに持ち垂直に躰を揺れ動かしな
テンミツマダンゼッショウジン
「がぁっ・・・ごほ」ベルフェゴールを出す一秒前にエンペラーは床に伏した。
「甘いな。
がら鞘に、力を込めた。初代土方蒼覇麗齋剣を生み出した菰野龍神麗水齋が唯一認めた相手で
あり、南北朝時代結城宗広公に仕えた伝説の剣豪。エンペラーはドアに頭を打ちフラついて友
禅はまたお茶を飲んだ。教授の面と生きとし生きる最凶の剣神。
「お前にはもう・・・ CODE
が無いんだろ?すぐに楽にさせてあげるわ」その一瞬の隙を突い
てベルフェゴールを纏いベルゼブブの暴食が働いて何も見えない。何も無い。無色透明の煉獄
の雨が降り注いで、エンペラーは立ち上がった。翠の雨に打たれれば、その身は一瞬ですぐに
天
昇照姫倭武尊冥閃」刀と鞘を同時に抜いて逆さにしてその気を逆流した
テンショウテラスヒメヤマトタケルメイセン
あの世に逝く。エンペラーは、最後に剣を構えた。
「
のを上空に押し上げてから地上に叩き付ける・・・だが、焔が刀を止めた。
「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・先生。同じ時を刻んで同じ未来を信じ昨日の涙は今日
の涙を信じて同じ痛みや優しさを先生が俺に最後まで信じてたありませんか?俺は、先生を殺
せない。甘ちゃんだよ!甘ったれのクズだ・・・せやけど、ここまで来た以上は先生ご自身お
辛いでしょうが、サタンを俺に与えて欲しい」涙を流すエンペラーに友禅も腰を抜かして肩の
荷が下りたのか最後に茶を飲んでこう切り出した。
「既に・・・勝負が付いてる。うぅぅ・・ごほごほ」腹に剣が刺さって血が溢れ出て赤く染ま
りながらエンペラーの肩を叩いた。
「最期だな。俺は神に殺されたとでも言っておく。決してお前じゃないだろ?エンペラー俺の
教授人生が終わるのをその目で見届けろ。後は・・頼んだぞ。妻や息子・・・娘にエンペラー、
お前には人を護る器もあれば、サタンに相応しい人物だ。俺を燃やしてくれ」先生は刀を手に
して蒼い焔を呼び戻してそして自分で刀を腹に突き刺して蒼い焔が先生を呑み込み消えた。研
究室だけの出来事で、他の人には知られていない。
友禅の遺言通りにエンペラーは、息子神聖朗・娘織華・妻月英を見守る形となって行方を暗
七
十一である。エンペラーに待ち受ける南が丘への道のりは始
セヴンイレヴン
ました。それが事の真実。エンペラーは、織乃坂友禅に会いたがっていた。それは、友禅も同
じ で、 今 は 王 の 姿 光 明 王
まったばかりで、恐らくはモルドレッドも動こうとしていた。
「円刑?俺が今度戦う訳や。この刀に誓って敵を討つ。一人残らず」袴姿で、黒髪のウィッシュ
の長身の男性が神棚に参拝した。
「うし、逝くぜ」史料編纂室を下りると研究室がある。今では誰一人いない物件お探し中だ。
吉木殿は、鬼龍院家の正当な当主だが、その父親はハマショー(鬼龍院濱之翔)である。 KAS
の長男で、生まれながら鬼龍院家に引き取られて養子として迎えられてその男の息子で、CC
(
: CHECK
)を行ったが異能者では無いと判定が出て世俗を捨てて各地を放浪としている。
CODE
の帰還に喜びは芳しからず。
KGU
280
281
ブルーアース
「ハマショーからお知らせで、いよいよ、七王御集結也。
」
ダークアース
「そうかそうか・・・長い年月だったわ。“ 青 い地球 ” こそ幽齋に対して絶対超絶究極破壊
魔法然り。然らば、対の 黒 い地球元々の兄弟の派生技の為共鳴反動が計りしれない。
」友禅
が、玉木に吉木は学研の礼拝堂に手を合わせた。七人が生きた時代と証として学研には歴代の
王の写真と教授の写真が飾ってあった。それを懐かしく思う友禅は、三重県庁に向かった。そ
の頃・・・・朝熊山金剛峯寺には、二王が念仏を唱えていた。
デイリー
ココス
最期の王は、兄弟でそん使命の為に五百万年前から入山。友禅ですらその顔は知らない王の中
でも誰一人素顔は知らない。謎めきながらも実力は桁違い。
「彼らは、産業王。機械王。名を以て『海燕』と称す。一族皆々 便 利・此処州也。
」コンビニ
十
字 三 位 墓 に つ い て の 詳 細 は 不 明。 七 人 の 連 携 と 聞
クロス・トライデント・グレイヴ
: DARKNESS
の
CODE
大手各社七王の名を以て南が丘の鍵也。神宮七傑の中でも三大究極魔法を知るのは、
友禅・便利・
此処州兄弟・巫阿爾魔の三人に非ず。故に、エンペラー、士郎、幽齋各
ダークアース
焦りの色は見えてきたのだろう。此処にて言う。
ブルーアース
「 青 い地球・ 黒 い地球・
いたが、そう易々と出来ないのが世の常。原初この魔法( CODE:LAST
)は、人の命を代償に
使用したが、あまりの危険に以後禁止となった。神もヤハウェーも瞬殺するくらい圧倒的な破
壊力と精神力を喰う為 KAS
が禁止した。以後七人には、” 秘伝書 ” を託すものの世間に公表
しない門外不出となったわけ訳やな?」玉木が友禅に言うと、友禅は頷いて三重県庁が、怪し
い臭いと嗅ぎつけて愛用のジャガー “ サンダーソニック ” 量産型Ⅱに乗って玉木を助手席に
乗せて高速を使わず国道 23
号線で、三重県庁に向かった。
友禅。純君の死後綾美は櫛田川で上水。大和暦二年後に、士郎が新たに加わり残りは、南が丘
に向かう友禅の息子神聖朗であった。
「親父、お袋が・・・・」神聖朗が関東煉獄(江戸 東: 京 新: 東京:武蔵:上総)からの帰還に
に戻ると、黒門から吉木殿が来た。
KGU
「先程県庁に行きました。ご用は?」
「糞ッ、遅かったわ・・・・」大和暦二年月英が、ティーチによって暗殺。一般人ですら命の
危険がすぐそこに迫ってきた。ティーチの CODE
が、尋常じゃないとはしっている。対策の
施しが無いのだ・・・。同年モルドレッドにも異変が起こっていた。躰が熱く頬が焼けるよう
に高熱に魘されて右手が黒く斑点が出てきた。心も闇に堕ちた感がして、不気味な甲冑を着て
尖った角に銀の盾が目立ちその素顔は哀しんでいた。元は高貴な騎士で、アーサーに仕えてそ
の功績にたたえられて彼は “ 王 ” の座に就いた。神聖朗は知らなかったが、首相時代に立ち
が真に答える。
CODE
寄った神宮文庫からモルドレッドが闇に堕ちて光を取り戻した記事が見つかった。再び、彼は
救われた。光の部分闇の部分があるものこそ
「親父が呼ばれた?」
「誰にだッ!」神聖朗はバイクを飛ばして県庁に着くと、ティーチが占領していた。
282
283
「・・・・・・・芳しからず。」神聖朗は魔神の異能。エンペラーの部分もあるので、焔が特質。
最近では、光明の異能に目覚めて剣が双剣に変更になった。
「クロス・トライデント・グレイヴ」剣を鞘に納めてから双剣で、疾風の如く風を切り裂いて
神速で連続に交互に斬り、最期に分解した剣で八回斬り爆発した焔が燃えさかり蒼い焔が、マ
ワリを灰にした。三大究極魔法のうちの一つこれが、クロス・トライデント・グレイヴである。
県庁周辺は一掃されて中に入ると、友禅と玉木が幽齋と戦っていた。
「死獄天門」刀を地面に刺して左手で黒焔が刀に纏い大気中の空気を分散。上空から垂直に刀
で相手の脳幹を貫通する即死技。友禅は、同じ剣の使い手で耐えていた。
「無理も無いだろう。アンタを殺したいくらい憎いさぁ・・・・」幽齋が刀を納めて深呼吸し
ダークアース
て県庁の上空から嫌な感じがした。
「散れ。 黒 い地球」ヒュンブッゴゴゴゴゴゴンズググココンと大地を切り裂く天の雷に、黒
い黒焔が龍の咆哮のように隕石が爆発して大爆発の衝動で塵となった粒子の加速した爆風で、
県庁が崩壊。中に居た人も未然安否が不明。幽齋が使ったのは、究極魔法のうちの一つこれが
い地球禁じ手で誰に教わったわけでも無く自分で覚えた。
ダークアース
黒
友禅は瓦礫から脱出してホテルグランコート津6Fに難を逃れた。神聖朗も玉
――――――
木も無事で、 CODE:ZERO
に危機が忍んでいた。
友禅は、エンペラーを気にしていた。
その頃日本神戸。港近くの中華街でエンペラーはメシを食っていた。
に戻った。
KGU
「うんめぇ~秀樹感激ぃ~」エンペラーは中華街でメシを大量に食っては寝て食っちゃねして
代金は払わず立ち去って
大和暦三年
ハートソード
ソードブレイブ
三年間の再会は、菰野にて集結した。
第ⅩⅡ章 心 の剣・ 剣 の勇気
菰野は天下分け目の合戦になっていた。東軍12万4千総大将土方歳英(土方藩第二十五代
当主土方家嫡流)対し、西軍5 万8 千総大将珠々高台院もう( CODE:ZERO
の一人現覇王)北
に礼を言った。
CODE
軍6万総大将清水春水( KAS
の右腕。国家極東総裁)南軍1万2千総大将藤原土佐守権兵衛(九
鬼隆宗)多くは水軍で海賊が、菰野町に集結。最早菰野に兵が集まって土方は、東軍に参加し
てくれた
「ありがとう。俺は、 CODE
だ。侍の心なくすもんか」土方は御在所に陣を置いた。軍師とし
て黒田長政が東軍に就いた。父黒田官兵衛は西軍。親子揃って優秀な軍師で、御在所の近くア
クア・イグニス(片岡温泉)に陣を置いて御在所を包囲した官兵衛。
「土方殿に申します。東宮の動き見破られました。父官兵衛の得策・・・・殿?」
悩むのは戦場に於いては良くない。況してや、この東軍の総大将の器として兵を死なすわけ
284
285
にはいかない。土方は長政に言った。
「魔柄士郎。白宮和馬。 HIDE
(坊屋英矢)を湯の山に進ませ、御在所の山まで誘き寄せたら五
段構えの馬防柵に射撃隊を用意。呉々も我が菰野の百姓だ。死なさずに銃の使い方と現場指揮
を任せたぞ。長政」
「御意。殿の命に従い銃五千丁。アームストロング砲六十台。
」長政は御在所近くの山中に移動
の戦を」
CODE
した。土方は澪のことが気がかりであれから返事も無く、息子も成人して名を綾将と名乗り、
今回は息子の初陣であった。
「綾将?戦場をよく見ておけ・・・・
「 OK
。親父に言われなくてもわっーてるよ。」息子も侍の異能に目覚めた。触れたモノを刀や
剣にする異能を父は黙ったまま東軍の動きを見ていた。
「 は っ、 殿 ぉ!」 ズ バ バ バ バ バ ン
ズゴゴゴゴゴゴゴン
銃弾が飛び交う中現れたのは、エン
ペラーであった。銃は蒼い焔に飲み込み銃弾が凹んでいた。躰に傷も無く、黒いコートも新調
されて土方は腰を抜かした。
「生きてた!うぅぅ・・・エンペラァァーザン」涙ぐむ土方にエンペラーはそっと「こりゃぁ・・・
来すぎだろ。」エンペラーは七焔を自然に呼び出して焔に包まれる腕には、鋼鉄のように髑髏
ブルースカイ
のような外装に装備されて、銃弾を粉砕した。
「 蒼 い空」ヒュンンズゴゴゴゴゴゴゴズゴゴゴゴ御在所に天が裂いたように、雷が無数に打
たれて青→黄→藍→翠→橙→赤→紫の焔が順番にマワリを飲み込みエンペラーが指ぱっちんす
ると全てが光に包まれて消えた。これこそエンペラーが、 CODE
を護るために父から受け継い
だ奥義である。西軍の石田三成・島左近・安国寺恵瓊は、これ見逃しに兵を撤退。松本街道に
しんがりしていた最中に、九鬼軍に包囲されて捕縛されて、四日市ララスクエアにて斬首。西
軍は機能せずに、戦に敗れた。高台院もうは、京都に逃げ帰り『死』の異能に、苦しんだ。菰
野には、血に染まり他の軍は退いた。土方は、今回の戦で、裏を引いてるティーチに、怒り心
頭であった。
「ティーチだけじゃ無い。他にも黒蜜子・・・血禁・・・幽齋・・・朝・・・・清十郎・・・雲黒齋・・・・
後中條・・・・逝香・咲恵・・・・モルドレッド・・・アーサー・・・・ジークフリードが確
実に十中八九絡んでいる。そいつらを倒す?殺す」エンペラーは人の心に修羅を宿した。これ
以上の争いを無くすために、人物の捜索をしていた。
「待ってくれ!お、俺も行く・・・」土方は、白宮・ HIDE
・士郎と共に KGU
に戻った。 KGU
では、
鬼桜天皇が自販機でコーヒーを買っていた。世界がどうなっているのか。この国の形や良し悪
しについての考えや、長所短所を考えなくては日本がダメになるばかりだ。
鬼桜(旧姓蒼いそら)は、少なくとも東アジアの中の列強諸国に頭を悩ませていた。
「エンペラーさん良いですか?」
「七人御招集できますか?出来ないというのであれば直ぐさま『幽齋』に殺されますぞ。
」鬼桜
286
287
の厳しい言葉にエンペラーは、はっきりと言った。
「るっせぇんだよ。七人は揃う。この国が今、直面している危機に俺達が CODE:ZERO
の人間
にしか出来ないことだ。覇王に目覚めれば、目覚めた理由は訳ワカメでもこん力で人を護る。
親父が死ぬまで信じたように俺も信じる。OK 」鬼桜は観念した。エンペラーは、 KGU
から
三 重 県 庁 遺 跡 に 向 か っ た。 こ れ か ら・・・・七 王 に会い に 行く。 七人の 鍵 を手にすれ ば、開
を打ち消す無効化する人物)を匿い、出生率も高く
CODE
ける約束の地南が丘への巡礼。エンペラーは、澪を探すのに、亀山に向かった。亀山は人里離
れた隠れ里である。特に、無能者(
は、無闇に亀山に行けないのである。
CODE
白宮は、氷結究極魔神奥義 “ アナト ” を習得して、吉川との誓いのキスで、巫阿爾魔を自在
に使えるようになった。『白の冥王』という通称で有名に也、今後期待される CODE:ZERO
の
王になった。白宮は、應神に似ていて長身でロングの銀髪で、黒コートを着て指輪には、アナ
トを押さえつける制御の指輪をはめている。エンペラーは、宇治山田駅から乗車して津に行き、
津から亀山行きの電車に乗車した。
「久しぶりや~電車に揺られる感パネェー」エンペラーは電車に乗って外の景色を見ていると、
暗いトンネルを抜けて真っ直ぐスピードを上げて超高速で、銀河に突入すると辺り一面森に囲
まれた小さな町に着いた。
亀山里
サタンが出てきて、ぶっきらぼうに結界を解いた。 CODE
に対して近づけないが、サタンが
里の道を切り開いてくれた。里は古い城下町で天神が葬られた墓もある。たった一度斎藤幽齋
宏繁が無能により、致命傷の傷を負ったことがある。天神 “ 無能王 ” か。澪の先祖で、天神
命事大国主命は、幽齋の前神に対して魂を三つに分断した。そのうちの片割れに、神武が居る。
神武は、その時の影響で神を殺せる『青い地球』を身についた。エンペラーにもその血が流れ
ている以上必ず使えるようになる。
亀山櫓
城下町に櫓を通ると、澪を見かけた。
「澪!お、俺だ・・・・土方だ」
「え?土方・・・・みんな?」澪は地元に擁護されて自分の力の正しい使い方を三年間修行の
末ようやく身についた。最凶の能力に目覚めた人間に、俺達は亀山で暫く過ごした。
帰り際
の メ ン バ ー だ。 誰 一 人 欠 け る こ と も 無
CODE:ZERO
「エンペラーさん随分と迷惑かけて申し訳ない。私自身もう逃げない」澪に、エンペラーは
黒コートに手を突っ込んでにやけていった。
「澪は兄妹だ。忘れないよ・・・澪は俺達
い選ばれし七人だ。歴史に名を刻まれようとも俺達は世界を救う。 CODE
が犯した過ちを俺達
で止めて俺達で終わらす。正史元年元ある世界で俺達が生きてく意味がある。澪には、家族も
288
289
居る。強い母さんじゃねぇーと、子供に笑われるぞ」エンペラーもレイラを探した。
「レイラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」里に響いて民家からレ
イラが子供を抱えて出てきた。腰が抜けたエンペラーに、レイラが笑っていった。
「エンペラーさんの子ですよ。名はカイザ(帝王)です。本名は明かしません。それはエンペラー
さんご自身にも関わるので本名は伏せておきます。」エンペラーは我が子を抱いて高くおんぶ
したりした。里で過ごしてレイラは天の異能に復帰した。
「 CODE:ANGEL
・・・・ティーチでも奪えない殺せない力の女。俺がレイラや澪を護る自分の
家族守れないようじゃチーム失格だ。」津に戻りホームを下りると友禅が待っていた。
目の錯覚かと思い目をつまんだが、錯覚じゃ無い。生きてる。
「センセェー」友禅は生きてた。エンペラーに学問と剣術を教えた恩師である。幽齋は育ての
父で、 CODE
を教えた人物である。二人の恩師(父)に揺れるエンペラーは、ホームに行き友
禅は待っていた。その刀は人を斬るのでは無く、人を活かす剣也。
「・・・・・・幽齋は変わっちまった。あいつは闇の深淵。俺は光明王で、光を照らす。天翔
る照らす大神のように・・・」友禅の隣には、玉木も居た。
エンペラーは駅からグランコートに行き、そこで初めてお会いした。否、二度目の再会であっ
た。 自 分 を
にスカウトしたモルドレッドが頷いた。明治四十二年俺は、四傑の任
CODE:ZERO
として KGU
の平和の監視を務めていた。
CODE:EDEN
から
五百年前
明治期文明が交差して異国情緒溢れて日清日露と我が国が軍事の最高頂に居た頃伊藤公
(博文)
がハルビンで暗殺されたのだ。
から配属した若手で
CODE:EDEN
の王達は彼を恐れて、だが
ZERO
「なぁ?博文が殺されたんのうよ」前責任者モリス・J ・グランバルトが七人を囲んで話して
る と、 エ ン ペ ラ ー は こ の 頃
の古くからの真の創立者というのが、サタン・神武・ティーチ・ハマショー・律・
CODE:ZERO
應神・クミカ・幽齋・友禅・逝香・咲恵この十人こそ CODE:ZERO
並びに CODE:EDEN
の優れ
の仕事を引き受けるだけで、
EDEN
が何をして
CODE
た CODE
を持つ覇王こそ KGU
の創設者であり、エンペラーは今もその事を知らない。
「そうそうエンペラーさんご存じッすか?」
「 ん? し ん ね ぇ ー よ 」 当 時 は 知 ら ぬ ま ま
いるのか四傑はこの頃 KGU
の増設にしては、旧一号館も建設したが KGU
では鏡院の数が規定
では無いので、教員免許が無いエンペラーが臨時で教授を務めていた。
「エンペラー君とりわけ
からの仕事だ。友禅君も着いてくるよ」モリスがタバコをしな
EDEN
がらリストをエンペラーに見せた。分厚い資料に KGU
の明治初期は藩校での手続きに治安が
宜しく」俺が初めて
HIDE
追いついていなくて KGU
の今は無いが、林崎文庫に偵察を頼まれたエンペラーは、恩師であ
る友禅と共に神宮近くにある林崎文庫に着くと、不良が屯って居た。
「 お い、 お い セ ン コ ウ が お 出 ま し や! 南 伊 勢 連 合 の ロ ッ ク バ ン ド
290
291
にであったのはこの時である。まだ、この時
HIDE
「なにやつじゃ?」 HIDE
が言うと、友禅が言う。
は、朝廷に仕える楽師であった。
HIDE
「然らば林崎文庫の偵察也。こちら EDEN
のⅫ の エ ン ペ ラ ー と 申 す 」 友 禅 は 刀 を 下 ろ し て 玄 関
に上がると講師神林絶那後の(佐伯寛子)が少人数で勉強を教えていた。
林崎文庫を回り終えると、絶那が四畳半で一人黄昏れていた。長い緋色の髪に長身でスタイ
ルは抜群。女性らしさで・・・・妖艶だ。エンペラーと友禅は話を聞くことが出来た。
の報告として
CODE:EDEN
「最近学童(学生)の様子が変だが何か?」友禅の問いに絶那が答えた。
「少子高齢化の社会でしょ?私達は社会に役に立ってるのですよ。
」
エンペラーが
に戻ると、モリスが困っていた。
KGU
「エンペラー君。 EDEN
の頼みで君が行う最初の仕事だ」
記憶が途切れた。
友 禅 も 玉 木 も グ ラ ン コ ー ト か ら 津 丸 の 内 に 身 を 潜 め て か ら は、 土 方 を 待 っ て い た。 CODE:
歳で
25
CODE:ZERO
の創設の命で神宮近くの倉田山に大
KGU
に 入 り、
EDEN
号室
606
の王が土方の腕を買い近々任命を執り行うらしい。エンペラーも持っている菊の指輪で
ZERO
ある。天皇家の証。菊の指輪を持つ事は則ち CODE:ZERO
である。
の時に、
21
歳の時に
17
ホテルに居たのは、初代 CODE:GRAND:EDEN
の逝香・咲恵の姉妹であり、ホテルの
に集まったエンペラーは、津に決断を決めるのであった。
潰しに参加した。
EDEN
「 話 は 分 か っ た よ。 セ ン セ ー」 エ ン ペ ラ ー は
の王に選ばれて
学を創設。以後 KGU
の四傑として神宮に住まわせてもらった。
レイラがドアをノックするとエンペラーが吹き抜ける夜空の寒風に靡かれて窓の下には、蒼い
の時に一人の
EDEN
焔が燃えていた。逝香・咲恵はこんていどでは死なない。エンペラーと互角の姉妹は、友禅が
焔を断ち斬った。
「契り終わったか?」レイラも来て友禅がレイラに話した。エンペラーが
女性を救い愛した。最愛の女性で、最凶の敵。
九鬼クミカ(ク
CODE:GROUND:ZERO:MASTER
ミカ・ヴェザッツイオ・カロリゲス)日系アメリカ人で、嘉永六年勝海舟の海臨丸にて渡米。
そこで、英語・ドイツ語・フランス語・中国語・イタリア語・ロシア語を学んで蘭学に精通し
た後に、アメリカに籍を置いた。
慶応三年京都に来た俺は、攘夷派を始末する仕事を京都守護職松平容保公からの命で、幕府に
購う志士をこの焔で何万も殺してきた。 15
歳だった・・・・。記憶が曖昧で、俺が何時生ま
れたのかも知らないが、平安時代の蝦夷攻略も参戦していた。
友禅は、当時鎌倉の古書堂で儒学者として私塾を開いて、
『天月麗水流』の免許皆伝で、幕府
側と攘夷派の吉田松陰にも関わって、坂本龍馬が暗殺されたあの日もセンセーは、二軒先で飲
を造る前の二月前に、
KGU
に紹介された。
KAS
んで酔いつぶれたという。俺は、戊辰戦争で幽齋と共に戦地に赴き五稜郭で降参した。クミカ
と再会したのは明治十五年
292
293
「俺は改めて思う・・・・あの時に」神宮は壮大で聖地に相応しかった。勿論俺はこの時に、
を持つもので、死人や病人を瞬時に回復させる。本人が乗る気
CODE
伴冷泉(霊泉)隆嗣の子。伴家代十二代目当主。後に四傑の一人『命傑の泉』
。元々伊勢市多
気群明和村出身。命の
にならないことや CODE
を使わないのは、後々面倒だからである。そう、友禅が話した。友
禅は、クミカと別れてその後自分を迎えたことを伝えると、エンペラーは謝った。
「すまなかったぁ!」エンペラーが今危機とは承知の上レイラは、ホテルから出て行った。
土方は菰野で修行をしていた。麗水齋が久々に容姿は土方にそっくりだ。袴にコートを着て
サンダルを履いてウォークマンをぶら下げて右腕には刀傷が残していた。歳英は、エンペラー
に ” 王 ” の推挙してもらった。それはそれで嬉しい。澪とその家族は、土方家の親戚で、神
戸藩主石川照正の子石川檀(魔天壇翔絶蜜流の祖)に修行を兼ねて居候していた。
「まだまだっ!腰ぃ」壇は土方の CODE
を見込んで『村雨』を献上した。犬塚家代々の名刀。
足利幕府の陰を支えて斬った血が氷雨になる。それをフツノミタマと媒介にさせて、土方が編
み出せる究極秘技『壇天霊龍水刀雷神』を練習中であった。
「おっかぁーは齢十二で出来たぞ。歳坊んあもうよ、刀は心っちゃ」壇の言うとおり俺にはま
だ速いかもしれない・・・だが、澪と結婚してエンペラーさんを菰野藩の家老に於いて親戚の
養子縁組みした以上は、俺にも責がある。壇が手本を見せた。
「我天に魔を翔る。滅する刃に心の剣然らば天に御力託すぞや
壇天霊龍水刀雷神
」地面か
ら雷の龍が天を翔て初代村雨の鞘を抜いて納刀し直して上空から土方の頭上を突いた。
「ぅがぁっ、ああっぁ・・・・」土方は刀で押し返したが、全身に罅が入った。
最早というのか・・・。
土方は、翠の焔を刀に宿した。壇は、土方の手を取って休憩した。澪も安心した。その前年父
隆行が天然痘で死んだ。享年不明。隆行は、若い頃攘夷運動に参加して新撰組と何度も遣り合っ
てあの雨の降る夜中龍馬が殺された近江屋の一階でメシを食ってるときに、二階が騒がしいと
に入った。侍の凄いところは、刀に出来る
CODE:ZERO
思って覗いてみると、中岡慎太郎と龍馬が倒れていた。京都に遊学しているだけで、剣術は一
切しなかった。土方は、当主を継いで
ことだ。
「もう一回・・・ったく、やれるわ」土方は心に問い聞かせた。
「なぁ?歳・・・・お前が継いで良かった。俺はお前を愛してる」
「はぁ?」
「お前が俺を嫌ってるのは正味間違いだ。心の剣に勇気を振る向かせ」
「るっせぇー」
隆行が笑いながら見てるのを土方は、ベルゼブブを媒介に刀を纏い壇の背後を突いた。
「みー、見事です。」壇が自分の屋敷に案内すると、四傑の一人伴が来ていた。
294
295
「壇殿。本名は土方但馬守ですね。お待ちしておりました」壇も刀を下ろしてジーパンに革ジャ
ンでコートを着て床暖房を敷いて真冬だった為お茶を用意した。
「 KGU
が出来る以前先々代のお母様の言いつけで葬儀にも手を回している。いやはや送り人で
ございますぞ。して、壇殿?歳英君を呼んで何を企んでおるのかね?」伴が鋭く突っ込むと、
壇は茶道でお茶を用意して伴に出した。壇は男であり、正統な石川家の嫡男だ。俺もこいつを
古くから知って兄貴分の存在で俺に剣を教えてくれたのもこいつだ。
「蜜殿は?」伴がお茶を飲んで四畳半の和室に寝ていた蜜の躰に手を触れた。
「母に何をしたのだ?伴冷泉」刀を向ける壇に、伴は手で刀を錆びらせた。
「命を救うものと壊すもの。それが私だ。妙な真似をしてみろお前の命をすぐにでも殺してや
る。」伴は四傑の一人命を持つもの。どんな死にかけでもすぐに治す力がある。
である。無料通話とメールで便利なアプリだ。
LINE
欠伸しながら樹氷を見て雪酒を飲んで囲炉裏で火に当たってスマートフォンを操作していた。
BAN
REIZEN
キボンヌ』
KGU
最近は、流行ってるのが
『
NOBORU
OO
RITU
A
『あなたさぁ・・・生きてたの?』
BAN
『伴っちゃんいぎてたのがね?』
『おうっす。久しいね・・・ NOBORU
。 RITU
。』 LINE
をしていると伴は白衣のコートに
手袋をして髪をセットして起き上がると壇が玄関で待っていた。
「俺はこれから KAS
に会いに行く。俺達を導いて俺達を分かってくれた人だ。」伴の行動に壇
が土方にサインを書いてそれを手渡すと土方も伴についていった。
「伴さん?あなたは何なんですか?」土方が聞くと、伴が語った。
伴冷泉
それは日本が開国した翌年黒船で、ペリー総督が来た日のこと。伊勢市多気郡明和村出身で
幼い頃からケガや病気を瞬時に治す力に目覚めて村では医者をやっていた。それが、 CODE
と
知ったのは、「鳥羽・伏見の戦」である。俺も鳥羽藩から従軍して攘夷派を倒しまくった。伴は、
異国情緒の服装に髪の毛を染めて江戸に遊学してから明治元年新政府が設立した後に、議会政
治で岩倉具視が、伴を認めなかった。
に拾われてエンペラーや
KAS
「俺はおマンらに認められくても良いわ。この力で世を変える」齢二十一覚悟を決めて伊勢市
の議員になった。あれから十五年後・・・・ひょんなことから、
律や登と出会い四傑になった。以上だ。
その頃・・・・白宮は、吉田登の別邸で修行に励んでいた。
296
297
CODE
同じくして四傑の一人吉田登。
が私立として再興したときの初代総帥吉田茂の孫。明治
KGU
三 十 五 年( 十 五 年 ) の 四 月 二 十 九 日 に、 KGU
の 創 設 に 携 わ る 綸 旨 を 神 宮 か ら の 命 で、 登 は、
の設計を任された。
KGU
白宮は、登邸の庭でアナトと巫阿爾魔を具現化していた。氷結は自然系で最も最高位の
アーク
だ。登は、白宮を預かり士郎も二階から見ていた。
「私も本気を見せよう。良いかい? 具 現術は CODE
を持つものと CODE
自体が組み合わさっ
て連係プレーだ。心を一つに」白宮がアナトを具現化して氷結舞う氷の剣と巫阿爾魔は漆黒の
衣としてエンペラーのようなコートだが、“ 闇 ” を纏った。
陽槍」トリッキーな槍で白宮が窮地にいると、弟である士郎が二階から力を貸した。
呂
遜愛神氷結百連舞」氷の柱が連なり太陽が閉ざされたときに、
ローソン・ラブ・ゴッド・コキュートス・ハンドレッドダンス
太
グゥイン・ランサー
「應神だね。」太陽が熱いほど感じるが、登は太陽を槍に具現化して氷を溶かした。
「
「
白宮が氷の剣で登を斬った。士郎は二階で寝ていた。白宮は、登の力は本物だ。
白宮が向かったのは應神の墓。父氷鬼の死は痛かったが、
白宮はこうして一人の男に成長した。
友禅は、ホテルから全てを見ていた。その事にレイラも決意した。
「七王自身気付いてない。俺はエンペラーの王。レイラちゃん?あいつが苦しんでいるのは分
かるよな?」友禅も今回のことで、レイラも分かっていた。
年が明けて大和暦四年五月・・・・
だけであった。
HIDE
の集まりが此処新築した仮校舎の三重県庁で行われた。
CODE:ZERO
「新年一発目おつ。私モルドレッドです。」 CODE:ZERO
の会議に参加したのは、レイラと白宮
と
エンペラーはと言うと、 CODE:ZERO
からの仕事で暗殺を命じられた。
土方も菰野に帰って菰野市長に当選した。国として認可されたのだ。
・・・・・・エンペラーが単独でどこに行ったか知らないが、少なくとも幽齋関連だろう。伴
もあるところの墓で待っていた。
を蘇らすために朝熊山の山中に来ていた。神宮領の荘園で、人気が無い山中
KAS
「来たんか?坊ちゃん・・・んなんもん、死人を蘇らすとか趣味わりぃー」伴は、エンペラー
の父である
に墓が建っていた。
・・・
の創設者で四傑を呼び出した本人。
KAS
KGU
「冷泉・・・頼む」ヒュグゴゴゴゴゴゴンン!墓が開けられて死体の KAS
の霊魂が宿った。
人間の形成が済むと、 KAS
が蘇った。
「うっすー、冷泉。生きてたのか?おめぇ」第一声はそれかよ。エンペラーに気付いて、サイ
ンした。
「おめぇーもよー頑張った。それで何か?」
「 KAS
様。クミカ様は?」
「おめぇーの前妻だろうに?」
298
299
「エンペラーさんの心の闇それが転じてでしょうが、出来ないのです。アレが」
「 け っ、 青 い 地 球 の 前 に 蒼 い そ ら → 青 い 運 命 → 青 い 空 間 → 青 い 力 → 漆 黒 の 虹 → 青 い 地 球 っ つ う
な段階がアンだよ。ボケナスのクズでも分かるだろうがッ、俺達生まれたときから四兄姉と俺
様と神武・應神・垂仁・アマテラス・ニニギ・・・クミカ・・・レイラ・・・友禅・幽齋は躰
に染みついてんだよ。誰かを何かを代償に払って出来るがな。覚えとけ、エンペラーおめぇー
によーんなぁかくごはあるか?」
「あるよ。」今、分かった。その流れを掴むことで勝てる。代償・・・俺は迷った。
が蘇って神宮徴古館に室内に入ると、ハマショーが座っていた。
KAS
の王に選ばれて南が丘に行くのに、遂
CODE:ZERO
「おう、元気にしてたか?ケケケケ・・・・ CODE
パチられたもんな」
「あぁ、ティーチに迂闊手をを出すな。」エンペラーは青年だ。黒髪の長身で黒コートを着た
一恐れられた男。だが、今は違う。
CODE
に鍵を手に入れるときが来た。
も徴古館の地下に行き、そこの階段を下りて下りていくと
KAS
地下道がある。一千二百年前の手つかずのままだ。神宮創始にも関わることだが、
一般的には、
垂仁天皇期に倭姫命が「ここ良い場所じゃんここでいいっしょ?」と言い、アマテラスはこの
地で祀られた。着いていくと、 KAS
の指さす方は、ハマショーも雄呂退いた。
「んなもん、此の地にあったのか?」
「おうよ、俺達の一族の地だ。青い地球を無限大に使えるが、代償はめちゃくちゃだ。
」荒れ遺
跡の方向に祭壇がある。神骸「しんがい」と言う。神の骸を生産してそして消費するのに代々
此の地に於いて神宮の加護で、神の骸を許可して行った。
で黄泉とはほど近い。冥府にて
M
のど真ん中に龍脈が流れている。エンペ
KGU
「八百万だ。つまり八百万か・・・。使用制限を超えないようにな」ハマショーが言い、徴古
館の地下五千
ラ ー に は、 此 処 で 暫 く
だ。
はその頃ドームツアーの最終公演で、運命的な女性に出
Stay
HIDE
くわした。というのもアポロシアターで出会った女性アンジェリカと毎日が、
イキまくりであっ
た。一週間に妊娠してはその半年後に子が生まれる周期で、計四百人の子供が HIDE
に居て生
が国司に命じて四百人がそれぞれ自分の姓を付
HIDE
とアンジェリカが育てた。自分の血を継ぐ次世代ジェネ
HIDE
J
X J
― AP AN( FINAL
― AP AN ) を背負う子で、初 代
みすぎなのと、やりすぎたことだ。各地
けて生きた。しかし、三人だけ
レ ー シ ョ ン の 子 が 誕 生 だ。F X
没後五百年記念日だ。それだけ時代が進んだ。昭和と平成を跨いで、ヴィジュアルバン
HIDE
ドの先駆けとして 26
歳で生涯を閉じるまで多くの音楽を残した。今でもファンが居るので、
(三代目)はその自責に囚われていた。
HIDE
「あなた?」
の 手 に 渡 っ た。
HIDE
の平穏な日常は非
HIDE
「 あ ぁ・・・ ん?」 HIDE
は 鈴 鹿 に 住 ん で い た。荒 れ 地で海 中 に沈ん で 島とな った鈴 鹿でその
中でも鼓ヶ浦の孤島でアンジェリカと過ごしていた。母親が三年前に他界。翌年にYOSIK
I も 他 界 し た。 財 産 は 全 部 長 男 で 家 督 を 継 い だ
300
301
日常に変わる。律が来てから・・・
「 お っ は ー 山 ち ゃ ん だ よ! レ イ モ ン ド だ よ!」 っ つ ー か お は ス タ か よ。 HIDE
が扉を開ける
と、 RITU
が押し寄せてきた。 HIDE
は髪の毛ボーボボの状態で痩せ細って皮と肉だけであり、
の反応は微量だった。
CODE
の流れを循環させるの。無論
CODE
「ちょっとぉー来なさい」ブチュウウウウ唇を奪われて咽せる HIDE
に、 RITU
が言った。
が効かない私にしか無理だけど
CODE
「私のキスは体内の
ウルトラ
MAX
。律・・・四傑が来るなんて俺に用か?」
1000%
ね・・・。」そうかよ。 HIDE
が元通りに体内から痺れるワイルドソウルが覚醒した。アンジェ
リカに一滴残らず絞ったが気の流れですぐにでも出せるようになった。
「セックスガチ勢精子率
「うん。南が丘に向けての聖戦が始まるの。恐らく
が終わる日よ。私達の生き様を次世
CODE
代の子には語ってもらいたいところね」律が来て紅茶を飲んで HIDE
を連れて白子で来た。
を暫く使ってない為技も忘れていた。
CODE
「もうすぐ船来かラァ・・・」
「おう、おうおう・・・」
「 お う、 レ ヴ ィ ー ま た よ ろ し く 」
が
に呼び出されて(皇學館)に集まる者達よ、運
HIDE
KGU
と人類の対決である。 CODE
を持つものと持たざる者。律が学研の椅
CODE
命の針が示すのは
子を持ってきて HIDE
に説明した。
「あなたに言うね。四傑には四つの神具がある。あなた達エンペラーさんを信じてきた仲間達
なら神具を許可しますね。澪も・・・」母親なら心配するね。律が来てから HIDE
もそのうち
の一人だ。土方も白宮も声をかけてあるので、 KGU
の希望でもある。倉田山が陥落してエン
ペラーも二年間地下で修行した。
大和暦六年
幽齋の動きに目立ちがあった。
クミカもその中で画策していた。
「 テ ィ ー チ 様。 to me
・・・」ティーチには、ある島
Are you Know
Emperor
Rebarth
で生活していた。クミカも寛いでいた。
「そうか?娘は元気か?」ティーチは朝から酒に酔っていた。クミカも少しはエンペラーが気
CODE:ZERO
を持
CODE
になる。明治十五年初婚。四傑になる以前に結婚して子供も居る。クミカには一時的な幸せで、
に所属一年ほど前に
CODE:DARKNESS
子供も成人していた。名をエンプレス(女帝)という意味だ。エンペラーと同じ
つものだ。エンプレスは、クミカと一緒に
に配属。父親と同じ路に居た。
「ママ・・・青い地球は出来たよ。こんなに犠牲払ってね」
「そうね」エンプレスの CODE
は、エンペラーとは一味違う。そもそもクミカが来たのはつい
最近。ティーチが立ち上がって漂着したアン女王の復讐号を眺めた。
「逝こうか野郎共、クソった世界を変えるがよ」ティーチが呼んだのは残りのメンバーで顔合
302
303
を映し出してそのヴィジョンの数秒間の
Vision
わせはこの日が初めてだ。「そうだな。幽齋さんいはわりぃーが CODE
は俺無しじゃな」自信
の参謀である藁科麻呂王がクミカをそっと見た。
CODE:DARKNESS
あるのは、
「 What?
」
「ううん。綺麗な人でネイティブだね」
「 yes
、 you?
」藁科は映像の異能。つまりは、
駒を好きに扱える。
「だっせぇーだっ・・・」そういうのは、法の異能を持つ美濃龍。 CODE:LOW
である。藁科と
もめてるとティーチが闇で美濃を消えさせた。
「ウザいのが嫌いでな。俺ぁ」そう言い残して船を整備していると、エンプレスも来た。
を持つ女で、
CODE
がぶっ殺す」クミカも来て、ティーチが
CODE:DARKNESS
「見極めよ。御父様は手に負えない人・・・その闇ですら御父様は纏うわよ」
「小娘がえらっそうにエンペラーは
船を動かした。目指すのは、 KGU
総本山 “ 聖地 ” 倉田山である。
「倉田山の頂上にはエンペラー不可欠のが眠っている。幽齋が口を滑らせた」
「どんだヶ~幽齋嫌ってんのよ」黒蜜子が舵を動かしながら言った。重力の
神島で居た女だ。
「 僕 も 思 う よ。 姐 さ ん 」 弟 の 小 柄 で メ ガ ネ を か け た 縮 れ 毛 の 血 禁 逃 奈 で あ る。 彼 は、 月 の
を持つもの。
CODE
大和暦六年七月
倉田山を中心に宇治教の僧兵が籠城。山を刳り抜いて城として山城として造り、四方を山と
海で囲まれた城として地元の海賊九鬼氏が援軍を遣わした。
が予期しないと思っていたが、エンペラー達も招集した。 HIDE
も土方は、石川と来ていた。
KAS
「四傑の方々も今一度 KGU
にお力下さいましい」倉田山が戦渦に巻き込まれた。伊勢市が動乱
の渦に飲み込まれている中幽齋が、南が丘の門まで来ていた。エンペラーよ、この戦を勝ち抜
いて我来い。幽齋がそう思うのだろう。
「 KAS
様ッ!冷泉様の孫君信友・信康・信彦御三方がたった今倉田山に着きました。」遣いの遠
藤慶一郎(慶太右衛門左門二郎与吉)が鐘を鳴らした。ベルが鳴り響いて倉田山山中内のリア
ス式海岸と崖が入り交じる海中の中心には、連合艦隊が待機していた。
「海軍総本部長極東司令官東郷准尉に待てッ!」 KAS
は双眼鏡で船を確かめながらティーチを
迎撃開始した。倉田山からの砲撃とアン女王の復讐号からの砲撃で、双方死人が出は出るで、
医療班はてんてこ舞いだ。
「澪ちゃん後方支援分かる?」
「えぇ・・・少しは」
「レイラ隊長!クミカが襲来・・・黒門三号館学務記念講堂崩壊也。損害甚害」
「慶一郎!あなたも」レイラは全神経を集中させて大天使四人を呼んだ。
304
305
「ガブリエル・ミカエル・ラファエル・ウリエル皆々 CODE
を殲滅!天使は不死が故 CODE
が
効かないティーチを殺せ!天使は焔でしか殺せない。そうだ・・・時間稼ぎはうってつけだ」
レイラが治療をしていると、洋装の慶一郎が出陣した。
「御国帝のため・・・この国のためなら死ねる!うぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・
ガッツだぜ!大和魂」
ヒョンゾゴゴゴン
銃弾に打たれて慶一郎は、黒門前で奮迅していた。倉田山が双方から囲まれて挟み撃ちになっ
ている。
信友・信康・信彦三兄弟は、命の CODE
を受け継いでいる。三本の槍で、毛利氏の教えみた
いに三人寄れば文殊の知恵。冷泉も戦場で戦っていた。
「 KAS
ッ!」清水春水が出家して今は高野山で名を空海と名乗る。
「人間魚雷『廻天』は?」
「ドアホッ!人間なんだと思ってやがる。連合艦隊赤城・武蔵・綾波・葛城・大和・それぞれ
を殲滅ッ」
東郷がモニター
CODE
御出陣!撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃て撃てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
海岸線から東郷を通じて連合艦隊が出撃。
「これより連合艦隊最期の出撃。この国為に命を捨てる覚悟で
を見て探査機にセンサーが光ると砲弾をぶち込んだ。
「船長!」血禁が爆風に吹き飛ばされてアン女王は沈没寸前・・・崖にぶっつかって海水が浸
闇
ダークヘル・フヴン・サークル・ソードランス・ブラックレインボ
水してきて
は陸に上がった。
CODE:DARKNESS
「ティーチ船長!」闇の
が連合艦隊を縛り上げた。
CODE
獄輪天剣槍黒虹」闇の輪で連合艦隊が突き刺しに一瞬の数秒
「
単位で艦隊消滅。ティーチもケガをして陸で手当をした。
「遣れッ!宇治虐殺一人残らずぶっ潰せ」黒蜜子が校内に入ったと確認が取れた。 KGU
内聖地
で倉田山は陥落寸前。
?」
KAS
土方が、村雨を手にティーチが居る第一グランド(倉田浜)に単身カチ込んでいった。
「
「清水」 KAS
は決断を出した。自分が育てた少年隊(白虎隊市中二番隊)青龍隊・玄武隊・朱
雀隊で総攻撃を下した。
「本線は諸君らの命を無駄にはしない。白宮君壇殿友禅殿出陣を」
「白虎隊隊士に告ぐ!諸君は我が伊勢市の未来を担う子達だ。私と共に出撃」友禅が、鞘を抜
を 使 っ た。
CODE
が遂に友禅はその力を解
CODE
いて戦地の倉が原(伊勢高校)では黒蜜子とクミカと総大将ティーチが居た。
「うぉおおおおおおおおおおお」
隊士が銃弾に撃たれて友禅は、刀ではなく、
放した。
306
307
「忌ましき巫女の血よ・・・・」友禅は覇王の鬼覇を解放して
を剣にした。
CODE
「対 CODE
専用剣クサナギ」友禅の青白い霊魂が集約した大剣クサナギで、敵を一網打尽した。
「心が死んだのは当然。レイラァァッ!」ティーチの闇に覆われており、それを勘づいて友禅
はクサナギで直接クミカを斬ろうとしたときに、エンペラーが現れた。
「 よ う、 HELL
エクスキューズ ミ
I am Emperor
。 Te
- ー 俺 だ。
DO you KUMIKA
no its pray
」英語で互いに話してか
Amo
Varjin
you shall
remembar
The game
ら Emperor
(エンペラー)は、サタンを発動した。
ブルー・スカイ
「七つの大罪事俺に許可する。 蒼 いそら」蒼い焔が火柱を立ててグランドは火に包まれた。
蒼いそらの真の実力は、サタンとアスモデウスの双焔の威力である。蒼と紅の饗宴が、倉田山
ブルー・スカイツヴァイ・ギガント・エクスプローション
を地獄に変えた。
「
蒼
い そ らⅡ G X 」 右 腕 を 蒼 い 焔 が 巨 大 化 し て 60M
の腕で焔が拡散
してクミカが手で止めた。エンペラーは、サタンを魔神化してアスモデウスで血液を活性化し
て体力と而急録を高めてベルフェゴールで CODE
を打ち消すのに黒衣を纏った。ベルゼブブ
で無間地獄のルシファーが、二人以外の時間を止めた。(意志空間)である。
を神骸で消費して失った分回復した。
CODE
「相変わらず BE along
to glod
」焔が消えた。エンペラーは、予期せぬ事態にアマテ
you
ラスの宝剣で天に輝きを戻した。
「 ’
t you
」エンペラーは
pig don
「あなたらしくね。」クミカ自身日本語は分かるし、蘭学を学びながらも話せるのだ。
「おめぇー英語上手くて俺ははなねぇ」蒼い焔を消して、
エンペラーは闇を浄化するアレを使っ
た。
「なぁ?クミカ・・・永遠の闇を浄化する。お前の心がどう思うが俺は忘れない。お前を愛し
を全消費して神の骸で準備 OK
だ。
CODE
い地球Ⅱ天孫降臨X」ドババババン!ズゴゴゴゴゴゴゴゴン!
ていた・・・レイラが俺を支えてくれたように今からでも遅くない?もう一度俺と生きてくれ」
「うん」
青
ブルー・アース・ツヴァイてんそんこうりんエクスプローション
エンペラーは、
「
倉田山の近くが急激に蒼い光に包まれて消えていった。
(うぅ・・あ ぁぁぁ・・・ん)クミカの闇 が消えてティーチ も黒蜜子も消えた。青い地球は、
を消して其の人の穢れも消す技。
CODE
「ククククククク・・・・・ゲホゲホゲホ」ティーチと黒蜜子が生き延びて、エンペラーはク
ミカをベルフェゴールで護った。
「おめぇーを護るよ。俺はお前とレイラを護るよ」倉田山の陥落で、ティーチによってここは
占領となった。 KAS
は、コンビナートの廃置き場で四日市の夜景に KGU
は、幽齋も上洛して
エンペラー達は、菰野で休暇をした。亀山は高速が通って交通の要所は、幽齋が支配した。
十月
308
309
は、 KGU
の設計図を見つけて奪還作戦を思いつくが、クミカとエンプレスに止められた。
KAS
「御父様ですか?」初めて見る娘に最初は戸惑っていたが、エンペラーも徐々に討ち退けていっ
た。レイラは先輩としてクミカにママとしての手伝いをした。共に蘭学を学び、英語を話せる
という点以外は。
「クミちゃんちょっと良いかい? KGU
は倉田山朝熊山に挟まれ五十鈴川と宮川と伊勢湾に囲ま
れてる。此処は昔と違う世界になったが、俺はそう思わない。皇學館は生きてる。俺が造った
大学であり、都市だ。そう・・・ティーチから奪い返すぞ!」クミカが口を開いた。 KAS
は椅
子に座ってバイオリンを弾いてケーキをがむしゃらに食っていた。明治天皇の弟として KGU
の綸旨を出して四傑を集めたのも自分だ。
その日の夕暮れ
「話がある。」
「
大 御 父 様 か ら の 話 で、 KAS
OK? Tell me KGU
Pain
The earth
OK? 私 は、 ね
I ・・
を取り戻すために、戦いましょう。」クミカは帝都の尾張藩第十二直轄名古屋藩に清洲城
KGU
大出身で KGU
とは無関係だが、清洲城大の綸旨を出された前年明治十四年「神宮革命」が勃発。
その時に、伴冷泉が名古屋に清洲城大・犬山大・第二の徳川幕府名古屋幕府からの財産で、名
古 屋 城 を 創 立。 以 後
が危機に瀕した時は、助けるという条約を締結。初代清洲大の総長
KGU
兼学長吉田金雄(登の弟)である為に、 KGU
とは関係あったのだ。
「だろ?」エンペラーは知っていた。黒コートがエンペラーとその仲間達が戦ってきた証。遂
に、 KGU
とその倉田山を奪還するのに一同六華苑と香嵐渓に二手に分かれて神具集めと、逝香・
咲恵と後中條に力を貸してもらう為にと考えた。
「俺達も行くよ。おめぇーらだけじゃポンコツで負けるからな」
「私もよ。娘に恥をかかせないわ・・・私達の心の故郷」
「地球が八千億年悠久の時の中の片隅に我等の故郷がある。行こう」律と冷泉と登がそれぞれ
チーム選別してから菰野からそれぞれ向かった。
菰野を出発して十時間後・・・・六華苑に着いた土方達を待ち伏せしていたのは、後中條であっ
で巨大な甲冑姿の刀を装備して、
CODE:OVER:BARST
た。変わり果てた姿で皮膚が溶けて闇に埋もれていた。
「クソ、ティーチめ」土方は村雨を媒介に
を集約した対 CODE
殲滅用の鬼覇である。
CODE
後中條は、闇の中から水が浮かび上がった。水か・・・・。土方は村雨で水を斬り、凍ったと
ころを足場にした。白宮が来て氷を確かめた。
「桑名藩藩士(桑名市)白宮和馬が相手遣わす。
」白宮はアナトを呼んだ。
「はぁ~い、白君呼んだ?」
「武装。氷纏」白宮は氷の鎧姿で七王の一人吉川巫阿爾魔の魔剣レヴァンテインを手に、後中
條に斬り込んだ。元々曽根家の分家で、中條天皇が居たが、代から数えて十二代目の頃に、本
310
311
家筋の当主曽根嘉兵衛二郎佐吉門が死亡したことにより、中條家から後中條がつなぎとして養
子に出された。幼少期から桑名に育てられて生まれ故郷である久居藩に帰れずに居た。それが
二百年間続けば本人自身気が病んでくる。エンペラーの後妻曽根レイラは、久居藩士の地侍従
五位下曽根虎継の娘として生まれて、幕末の動乱江戸に遊学している最中に黒船の魅力に惹か
れて幕府に無許可で渡米。それ期に蘭学と CODE
に完全に目覚めた。鳥羽・伏見では、幕府
側について応戦。しかし、会津藩が降服してから五稜郭では、新政府群について幕府を殲滅。
これにより一年近く続いた戊辰戦争が終結。曽根家は島流しに遭い、改修減給石高は、十万石
から一万石になった。
紅
蓮龍牙氷結魔神槍」アスモデウスに活性化した氷に巫阿爾魔の闇
クリムゾンドラグニッククロウ・アナト・サタンランサー
「グダグダ話は済んだか?タワシ野郎!アホか」白宮の氷が後中條は水の壁を造った。
「
の氷に突き刺しにされてレヴァンテインに吹き飛ばされて血を吐いた。
「あまったれんじゃねぇー」後中條が大笑いした。その姿は焼けこけて闇に憑依した姿である。
水の壁がクッションとなって凍らせた。
「いてぇな。いてぇーよ」後中條の殺気に土方は白宮の回りに剣を並ばせた。
を吸収するアナト直伝の技。白宮の一撃で後中條が正気を取り戻した。
CODE
「鬼覇守陣土方五式覇型」歳英は、先代からの CODE
を継いでいた。後中條自身も闇が暴発した。
「紅蓮魔葬覇武拳家族的市場!」アスモデウスの力で自身の細胞を活性化させて成長を高めて
拳に氷と相手の
(究極魔法)
CODE:LOST
好青年で CODE:ZERO
の初期メンバーとして最初の水の CODE
を持つもの。その門弟に、山安
の姿も見られた。その土方は、六華苑で神具を渡してもらった。
「これだ。桑名藩至高の宝玉 “ ヤサカニノマガタマ ” これを付けると
の時間が ZERO
になる。これは誰かな?君達三人の内一人だよ」
「俺で良いか?」
「決まったかな?」後中條が土方に首に付けたのが、勾玉である。これで、使える。
「侍の CODE
が真の実力を発揮させるのが、十字三叉(三位)墓だ。別名クロス・トライデント・
グレイヴ・・・・剣で相手を葬る技。心に誓った相手しか殺せないようだ」後中條が紅茶を飲
んで、九華公園に広がる海辺に水を割った。それはモーゼの出エジプト記みたいなモノだった。
水を自由に使いこなせる人間で、六華苑で別れた。
桑名藩七里の里~名古屋
土方達が着くと、清洲大で黒蜜子達の激闘に巻き込まれた。
「十字三叉墓」“ クロス・トラインデント・グレイヴ ” 土方の神速で黒蜜子が斬られた。
「死んでない・・・
と女の邪念を斬った」黒髪で蒼いドレスを着た巨乳の女性が土方の
CODE
腕 で 倒 れ た。 テ ィ ー チ の 闇 は 人 を 変 え る。 黒 蜜 子 は CODE:END
と な っ た。 CODE:END
と は、
を持つ者が、 CODE
が消えることを言う。 CODE
を失うと元の寿命で、歳を取るスピー
CODE
ドも通常の五倍速くなる。「綺麗な人でも残念だ」刀を置いて純君からもらった薬を飲ませた。
312
313
臨床の例が見られないが、黒蜜子に飲ませた。
「うぅぅぅ・・・・ごほごほごほごほ・・・うわぁぁぁん!」体内に感じる気が血液の流れを
も同行して、神
KAS
確認すると黒蜜子の CODE
が復活した。
「あ、ありがと・・・・」黒蜜子は行方を暗ました。後に清洲市の市長となって生き抜く。
エンペラーは、香嵐渓の山中に居た。人里離れた愛知県の秘境。そこに
具捜しをしていた。
「香嵐渓に滝があるの。滝の奥には洞窟があるの・・・その奥には神具ある」と、クミカがヒ
ントを言うとそのヒントには、奥には行かないとダメだ。
KGU
を戻
CODE
「お嬢・・・・向いてネェーわ」 KAS
が急にお嬢と呼ぶ。普通に嫁や姑と言えば良いのにあえ
てお嬢と呼んだ方が、気分が良いのだ。
「お嬢で良いですよ」クミカについていくと、滝が見えた。香嵐渓の奥には、その
すのに、冷泉達も来ていた。
「 KGU
総 本 部 か ら で、 遠 藤 慶 一 郎 正 一 位 昇 格! 以 て 軍 を 強 化 の こ と 来 る べ き 日 に 備 え て
には、ティーチから最期の戦を仕掛ける之事」
「 馬 鹿 な っ! 慶 太 は、 ん な 性 根 腐 っ て ね ぇ ー が な、 戦 に は 向 い て な い。 死 ぬ ぞ 」 KAS
遂 に、
の作戦に初代創設者から思いを乗せて一人で伊勢に戻った。
KGU
「親父はああいう人だ。」エンペラーは香嵐渓の入り口で、サタンが現れた。
to be ATUTAJINGU
Along
sowd
purezent
for
「待てよ!神具クサナギ別名天叢雲剣って熱田っすか?」
「熱田にはレプリカを七二六年に献上。
」サタンは、剣を知って滝の奥に光り輝く放つ剣こそ天叢雲剣である。奥には、白
emperor
蛇の弁財天が鎮座なさっている。
「剣は俺だ。代々天皇家である俺が継ぐ!」背中には菊の御紋の刺青が彫ってある。クミカは
レイラと待っていた。自分が消えて、それ以降のエンペラーを支えたのが曽根レイラである。
か つ て・・・・ テ ィ ー チ が
を持つ前に幽齋と名乗る男が、 CODE
を従えていたのをクミ
CODE
カは知っていた。天成暦元年十二月三十一日の八時大勢の CODE
が死んでいったのも記憶に
ある。
「・・・・・・・剣」洞窟が閉ざされた。
「誰?」暗闇で蒼い焔を灯すと白蛇が蹲っていた。
「存じております。神武の末裔。正式には、天照大神の息子よ。人と神の間に生まれたお前の
宿命悟ったぞよ」白蛇がしゃべった。エンペラーが生まれたのは、遙か遙か遠い神代の時代に、
ある湯船に浸かり永遠に命を約束された。そこは黄泉との境界線に近い。
父、伊弉諾尊は、妻である黄泉の女王伊弉冉尊の汚れを川で祓い落として三人の子が生まれた。
アマテラス・スサノオ・ツクヨミの三姉弟である。妻は、呪いで毎日地上に住んでいる人間を
千人ずつ殺戮してりき、伊弉諾は千五百人とセックスし続けたと記録が残っている。二人の無
314
315
差別殺戮と乱交が百年以上も続いたとされる。やがて成長したアマテラスは、大きく成長して
逞しく女性として高天原を治めた。エンペラーを身ごもったのは、あの有名な天の岩戸の前後
とされる。引き籠もりで心がズタボロになっていた折に、
ある男がアマテラスの心の潤いとなっ
た。彼は正体が知らない。黒コートを着て、見知らぬ力を使い、天上は平定された。名を最期
に明かしてくれたサタンと言った。
アマテラスは、自分の全てをサタンにやった。その時に生まれたのが、エンペラーであるとい
うのだ。だが、しかし・・・エンペラーが生を受けたのは KAS
と篠崎愛生との間に生まれた
のが初めてである。この篠崎愛生は宮中での侍女をしていた人で、親父が京都を追い出されて
東京の皇居に入城した際に出会って明治元年より少し前か・・・・慶長六年に俺が生まれた。
それこそ、エンペラー誕生である。
「まあ知っておられるのなら剣は心で抜いてごらん」自分の心に手を当て心臓の音が聞こえる。
天叢雲剣はエンペラーが心で抜いた時に、現れる。そうと、白蛇が消えた。滝の光に照らされ
ると、朝日に映る美しい川であった。
「ただいま~」川に居たのは、全員揃っていた。
「 お 前 が 剣 を 抜 い た と き に、 こ い つ ら に は、 鏡 を 持 た せ た。 最 期 は・・・・ 四 傑 で あ る お 前
達がこいつらに力を譲れ」サタンが言うので、四人は円陣を組んで一人ずつ円の中に入って
では国の覇王
KDS
を限界突破(リミットブレイク)した。その事でもあるが、出雲にある出雲大社に、最
CODE
後の鍵があったが、その鍵を幽齋に奪われた。
「友禅(友齋)!」サタンの前に現れて友禅は、息子神聖朗その孫で、後に
になる人物織乃坂(岡埜)工が来て KGU
の軍事介入が本格的に行われそうだ。神聖朗が、姉
と 母 の 墓 参 り に 帰 り 際 来 た と か。 神 聖 朗 も 歳 を と っ て 齢 五 十 だ そ う だ。 父 は 見 た 目 若 い が、
二五〇を越えているが、体力は衰えてない。
「エンペラーさん KGU
は、ティーチ達 CODE:DARKNESS
と幽齋の CODE:GENESIS
の間では我々
も身動きできません。して、日本国が歪んだのも空が茜色で青い透き通った蒼いそらが死んだ
のは当然。故郷を取り戻そう!」
「分かるがな、お前の気持ち。」エンペラーは心の剣を抜いて、蒼い刀身に銀に輝く刃霊剣で、
三種の神器の一つ天叢雲剣を手にして焔を七王や四傑を霊剣の媒介として CODE
を流すよう
にした。これが、日本武尊スタイルである。元々のエンペラーは、刀を手にして浪人で、京の
都の治安を護っていた。時代が違うが、現在の大和暦を生き抜こう。
「友禅先生俺は、最高の最凶の仲間に出会えて嬉しいです。COOL過ぎてもSEXしすぎて
が反撃に打って出る。
CODE:ZERO
もこんな連中を俺が引き連れたなんてどこの歴史書なんてありませんよ。
」エンペラーは感謝
していた。そして、
第ⅩⅢ章 KGU
奪還戦 CODE:1102
大和暦七年十一月二日
316
317
を取り戻すために、エンペラー達は裏門から入った。
KGU
奪 還 戦 に は、 CODE:1102
に 定 め ら れ た の だ。 テ ィ ー チ は、 三 号 館 の 屋 上 か ら 見 渡 し て
KGU
に命じた。
CODE:DARKNESS
「遠藤はどこだ?」一号館の地下に居住区がある。そこは奴隷市場としてティーチに命を保証
闇
DARKNESSHarts・Marionette
された人間が要塞造りに働いていた。遠藤は、族長として KGU
の地下道に身を潜めていた。
心操」闇の毒ガスに奴隷が数人に
「おめぇーらぁっ!動け動け・・・
一列に並んで人々の心を病みに侵蝕された。ティーチは、 CODE
もろとも支配した。
「守末河ッ!」ティーチに呼ばれると守末河は死のうとはしていた。
「俺は闇に心も魂も売った。ケケケケ・・・・エンド君」
HartsDark
「蒼覇天拳」拳に力を込めてティーチの躰を貫いた。真っ黒に開いた穴が不気味であった。
「 HELL
on job
・・・ 心 闇」遠藤の心の一部を押し殺した。エンペラーは、 KGU
の四号館
の記念講堂の小会議室から入って学務課や会計課は時間が止まったかのようにミイラみたいに
死んでいた。
は闇に犯された。
KGU
「ここを取り戻すぞや」ティーチの CODE
を見破るのが不可能だ。
侵攻の抑える薬が出来ました。 CODE
の発祥から計算しますと約三日で効果が効
CODE
「・・・・・・ッチ」 KAS
も連合艦隊の借金に負えないので、 KGU
の防衛は神聖朗が担当した。
純君の息子宗之介と淳も九号館科学先進特殊技術室の室長として働いていた。
「長官
きます。」宗之介は父の後継者として電子機器の CODE
に目覚めた。淳は、ゲーマー公務員で
働いて平日の昼間からゴロゴロして暮らしていた。
「宗之介ッ!タイタン起動まであと何分?」通信機で KAS
が言うと、モニターからアクセスし
て倉田山中腹の高軌道型追撃ミサイルの発射の準備を進めた。
闇
サービス株式会
KGU
焔 弾 流 星 」 黒 焔 が ミ サ イ ル を 急 停 止 し て 倉 田 山 が 爆 発 し た。 テ ィ ー チ の 闇 の
DarknessBureizShootingStardust
「一発ドカーンと行け」ティーチには無用であった。
「
には効かなすぎる。(皇學館全体の損害は著しいモノ。
)
CODE
に残る人達は、 KAS
が指揮した。
KGU
「俺は教授の研究室に行く。」各教授の研究室は抜け殻であった。地下に
タイムシフト
社があるが、 CODE:DARKNESS
に占領されて廃屋であった。夥しい血の痕にエンペラーは、ル
シファーを呼んだ。
「 時 間再生」サービス株式会社の人達は一度にティーチに虐殺された。俺は、冷泉が知る道
なり進むと遠藤慶一郎の死体を見つけた。自殺だ。ティーチに反抗し、 KGU
を救おうとして
命を懸けた若き侍魂を持つ男が天獄に旅立った。
「見送ろう」エンペラーが、蒼い焔で火葬した。遠藤慶一郎には、妻子が居た。三兄弟の末っ子で、
長男浩光は無職のニートで親からや店から借金を前倒ししている。夢は、バー経営で、父親で
ある辻岡重國(寛十齋)本名遠藤龍徳から多額の遺産相続であったが、伊勢十から嫌われる男
318
319
で、酒癖女癖が悪く辻岡不動産を一代で創業して世界企業に発展させるが、 KGU
の建設も携
わった。大手の大和ハウスや積水ハウスに一条工務店に頼らずに、寺社で設計を行った。やり
手の社長で、気に入らない下請けは潰しにかかるなど悪名は高くても腕が確かで次男の馬琴は
小説家兼劇作家・医者・弁護士・俳優・歌手として幅広くマルチな才能を発揮している。慶一
アルバ・リベラツィオーネ
を持つティーチが一番信頼を寄
CODE
は、 全 力 で エ ン ペ ラ ー を 行 か
HIDE
が「先に行けよ」と、エンペラー達を先に行かせた。
HIDE
暁
の解放」ギターに響く一階は紫の結界に護られて追いかけてきたティーチにしろ、
に 関 し て だ が、 現 在 は テ ィ ー チ が 制 圧 し て い た。 エ ン ペ ラ ー も、 三 階 に 行 く と き に、
KGU
郎が憧れる兄である。
「
あらそうやちすあ
にいる四騎士(戦争・饑饉・疫病・死)の
DARKNESS
戦
争の戦車ッ!AHAAHAHAHAHAHAHAHA・・・・・無駄無駄ぁぁぁっ!」
クリーク・チャリオット
せる人物で、戦争の CODE
を持つ名を 争 谷血須亞が
せて自分は、崩れてゆく一階五号館で目を瞑った。
「
宙から放たれる怒号の民衆の槍や弓や剣に、 HIDE
は壁で身を伏せた。
「おおおう、早くてめぇーヺ血染めにしでんだ」レヴィアタンを召喚した。自分のもう一つの
であるレヴィアタンを呼ぶと、紫の焔がギターに隠れた。
CODE
ヴェルジネ・セーノ
は、戦争。血と剣で争う武の
CODE
「 処 女の胸」自分に
を跳ね返す術でギターを解放した。
CODE
「 み っ け ぇ ー、 し ゃ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ぁ っ!」 男 は 争 谷 血 須 亞 と い う 青 年。 CODE:EDEN
に居たと
きに居なかったが、アルカトラズを脱獄した罪人。その
復
ヴェンデッタ・ギリョッテーナ
の活動のリズムを変速できる。
CODE
讐の断頭台」巨大なギロチンに腕が変形してギターを粉砕。
は吹き飛び
HIDE
血漿。
は、深呼吸した。ギターを剣に変形した。
HIDE
クリムゾン
「俺は HIDE
だ。誇りある・・・ 紅 ッ!」血須亞の CODE
を止めた。紅はXJ AP AN の名
曲で一時的に
「
血を吐いて自販機の庭で倒れた。
大
戦争」ズギュンンンンンンンンン!
ドン・クリーク
をギターが集約してそ
CODE
はベンチにしがみついた。
HIDE
が消失赤い髪は血と同化し
CODE
の
HIDE
に
HIDE
「 糞 だ・・・・ 糞 過 ぎ る。」 血 須 亞 の 圧 倒 的 CODE
に ギ タ ー の 弦 が 切 れ た。 レ ヴ ィ ア タ ン を 戻
して赤いロングウィッシュも垂れ下がって顔が見えない髪で
「 死 ね!
・・・・・無駄無駄無駄無駄無駄あぁぁぁっ!」
ZERO
て庭で突き刺しになって倒れた。
「
それを操る者は、
CODE
を使って覚醒状態に自分に
CODE
れを抜いた時、
はかつて
在籍時に究極の限界点まで達した。
HIDE
CODE:EDEN
「は?俺が死ぬ訳ねぇーだろうが、俺の CODE
を ZERO
にする。そうすることで攻撃を受けて
も次に CODE
を放つことが出来る。」だが、レヴィアタンの
戻した。本来のリズムを正した。
「馬、馬鹿なッ!血須亞の策に問題でもあるというのか・・・・・」戦争の
指輪をはめている。大天使のラッパが聞こえたとき、終末は始まる。
320
321
「 あ ほ う だ・・・・」 HIDE
の CODE
で 指 輪 を 回 収。 一 階 は 崩 れ て 二 階 に 行 く の に、 道 は 閉
ざされた。絶望では無い。前にこういう状況があった。俺も忘れもしない明治八年の EDEN:
で俺はあの時ほど絶望を見なかったという。
REVOLUTION
のアスモデウスの焔が輝いた。
HIDE
「 HIDE
君?ロックバンドであると聞いたよ」仏が出てきた。地縛霊である。
「 セ ン コ ウ、 俺 は・・・・ エ ン ペ ラ ー さ ん の 役 に 立 ち そ う か?」 仏 は HIDE
の 教 授 で、 明 治
十五年に着任以来
「そうですか・・・」仏も HIDE
に付き添い崩れていく KGU
を眺めていた。
「俺がアンタに卒論落とされていこうだもんな」 HIDE
は一発屋のミュージシャンで、酒と女
と
に溺れて
も先の戦いに使いすぎに躰が思うように動けない。
SEX
CODE
「・・・・・・センコウも俺は CODE
って最初はびくっただろうが、それでも今はエンペラー
さんと一緒に戦ってる」仏は HIDE
に渡したのが、第三の焔 “ アスモデウス ” を手に入れた
ときに、エンペラーにズキッと痛みを感じた。
「 HIDE
私からの焔だ。君は CODE:ZERO
の王だ」 HIDE
は感謝して二階に行くのに、一階が潰
れる間に非常階段から駆け上がると屍が転がっていた。
「白宮ッ!」白宮と士郎が二階で戦闘を繰り広げていた。
を形にするのは良いが、消耗しすぎ
CODE
を発動できた。
CODE:LIMIT
「下がってろよ・・・・Ⅵ。俺が手を打つ」白宮は
で意識が飛んでいた。
「兄貴・・・・」士郎は氷を纏う王の具現化
「アナトッ!巫阿爾魔ッ!」白宮の CODE
に饑饉の CODE
を持つ年寄りが、指輪をはめている
のを見て士郎が指輪を奪った。二階は重力で潰れていくのを三人は、一階に脱出。
「指輪かよ。そーいえば、Ⅰ? EDEN
時代何があったんだよ。明治八年お前達は?」
「俺は知らん。ただ・・・刀を持った男性が誘導してるのを見た。俺は人が嫌いで今こうして
に、エンペラーは天叢雲剣を
CODE
いられるのもエンペラーさんのおかげだよ」白宮が一階のベンチで休憩した。
その頃・・・・
エンペラーは苦戦を強いられていた。
は崩壊に走っていた。ティーチも抑えられない闇の
KGU
抜いて、三階でティーチと戦っていた。
闇
の復讐」闇の鎖に
ダークネス・リベンジャー
は封じられてエンペラーも動じなくなった。エンペラー達
KGU
「天魔斬」剣を抜いて上空で衝撃波をうつが、ティーチに消される。
「
は、絶望を感じた。既に三階は制圧。
が崩れて倉田山からの空圧に耐えれず CODE:ZERO
KGU
が消滅した。全て其処にある夢が幻に変わった。
KGU
と四傑は自分達が創り、学んできた
現在。
無残に消える
・・・。三人は崩れゆく KGU
が 1300
年間も CODE
を護り人も護ってきた
KGU
神宮の学校。決して明治十五年から GHQ
により、私学となったが、俺達の心にはある。
322
323
で変わったんだ。」
KGU
「俺が護ると言ったのに・・・何でだろうに・・・何でだ・・」涙が出てくる。他のメンバーだっ
てエンペラーに寄り添った。
「エンペラーさん!悪くないっすよ」
「そうだ、悪いのは幽齋だろ?俺は
「 KGU
がこんなになるまで俺達も頑張ったんだ・・・」白宮・土方・ HIDE
が肩を落とした。
「ティーチは南が丘に向かった。エンペラー?痕は俺達がやる仕事だ。
」
「行こう、南が丘に・・・」エンペラーは起き上がった。
「みんな、最終決戦だ!幽齋を止めるには俺達が団結しなくちゃな」 KGU
が消えた現場にエン
は瓦礫すら残らない
KGU
ペラーは、蒼い焔で倉田山を蒼い焔で燃やした。蒼い焔が山を包み
跡地になった。石碑すら残っていなく俺達は最期の地に向かう。
が
CODE:ZERO
の
CODE
遂に、最終決戦の地に辿り着くこれが、エンペラー・冷泉・登・律それぞれの想いと未来を掴
むために CODE
とはなんだろうか?全てが分かる日我々が知るのは、
正体だと言うこと。
SOUTHHILL
幽齋とエンペラー、ぶっつかる二人
第ⅩⅣ章約束と災厄の地~ 南 が丘~
は其処に辿り着く無く死ぬ。かつて、神
CODE
幽齋は、南が丘の祭壇に居た。三重県交通センターに聳える魂の回廊を渡り南が丘、紫色に
おおわれた暗黒の空に異臭がする地。多くの
が此の地に降り立った日に、 CODE
が誕生した。 CODE
は神の至高のお送りモノ。
違うか。幽齋は、ティーチを殺してその魂で南が丘に行き、魂の回路は時間がたてば消える。
南が丘というのは伝承によれば、エンペラーが開くと言うが今は開かない。
「さぁ・・・来い!」零・万之介が幽齋と居た。もう一人自分の娘も側に居た。
「支靜加?俺が死んだときにはお前がこの世界を頼んだぞ。俺は死ぬよ・・・正真正銘南が丘
は約束とし、一つ願いを叶えてくれるよ。なぁ?俺が応仁の京のスラム時代から卿までほんと
オマエらには感謝する。最後まで」幽齋は南が丘の地に待っていた。
がが生まれ
CODE
が死ぬと表記する。全体が、紫の
CODE
南が丘とは、三重県の中間に存在し、交通センターは免許を得るために巡礼者が集い希望か、
絶 望 を 味 わ う。 こ こ で は 災 厄 の 地
焔に包まれて暗黒の空に七つの焔が灯されている。地獄の CODE
が誕生した大地だからこそ
行くモノは、魂を代価に進む。幽齋と零と万之介はワクワクしていた。
「にんいんにんにんにん~じゃりぱん」幽齋は期待していた見込んだ CODE:ZERO
達はどのよ
うな気持ちで来のだろう。娘である支靜加は南が丘を離れて星の神社(星の遺跡)に向かった。
324
325
元々隕石が堕ちた場所に神社が建てられその上に地上を浮かぶ遺跡が聳え立つ。
名古屋から伊勢から新世界へ・・・・零も星の神社についてを調べており隕石が堕ちた近く
に男が倒れていたという。其の男は全身裸で身元不明。遙か宇宙から来た男は、地獄の CODE
を持っていた。その地は、七つの罪を克服し、巡礼を越えた者のみが辿り着くそれが南が丘で
ある。男の正体は意外であった。
「誰だ?其の男とは・・・」
「幽齋さんは会ったことがあります。」零が渡したメモには男の詳細が書かれていた。それ故顔
を合わしづらく CODE
を明かさなかった CODE:ZERO
彼が始まりであった。
「サタン?アイツか・・・・」宇宙から来た男で死ぬことは出来ない男で、不思議にでも男は
七魔を使役できる。幽齋も知っていた。サタンは確かに此の地をよく知る。
がある。零も万之介も南が丘を任された。
CODE
「零?ココは任せたぞ」幽齋は一番上を目指した。南が丘の頂上は天に近く暗い空の上に大樹
がある。大樹に眠る
「俺が・・・神・・・・否、俺こそ CODE
だッ!」幽齋は天に居る。天の向こう側にアダムが居る。
アダムは眠っている。願いはたった一つ・・・・。
「エンペラー、無理だわ・・・・こんなぁー上か?」
南が丘に着いたエンペラーだがたどり着けない。
鍵はあっても行くことは出来ない。
「何でだよ!」サタンは自分の持っていたペンダントを鍵に差し込んだ。
天
叢
エクスカリバー
「良く聞けお前達はこれから最期の地に行く。俺からの餞別」
全員に「束縛式」「奴隷式」「SM式」
の三つを与えた。これからの CODE
と戦うのにサタンからの気持ちである。
「ありがとうなぁー」エンペラーは胸の想いを受け止めて剣を抜いた。光り輝く聖剣
雲剣を手にして南が丘に踏み行った。
の墓場
CODE
アダムが此の地を「
の墓場」とも言う。が、ここからは
の屍が数多に転がって
CODE
CODE
いる幽齋が居るのはその先に見える浮遊した大樹に居る。アダムが眠る地に、 CODE:ZERO
が
足を踏み入れた。
「来たか・・・・」万之介が刀を手にして
が、ギターを手にした。
HIDE
「こっからさっきゃぁーは行かせんよ。俺がココを護るよ・・・」 HIDE
の覚悟に万之介がお
辞儀した。万之介は腕の立つ剣士だ。それ故心の闇も大きい。
「アナタは死ぬと言います。この剣で・・・」万之介が秘めたる CODE
を解放した。
スターダスト
「奴隷式バスター・モード・OCG “ 星 屑 ”」星の異能が持っていたのは金作教授じゃねぇ
のか?万之介は若い頃京の陰陽道を学び天文の才に溢れていた。
藍
紅
セクシャル・ヴァイオレット・エックス・エクスカリバー・フォニ
「私が元々の星の人間それ故今まで隠してきたのですよ。
」南が丘に来たものの初戦が星の人間
となると俺も力を爆発させるか。
「 行 く ぜ っ! 束 縛 式 セ イ ヴ ァ ー ・ バ ス テ ル ス モ ー ド G C “
326
327
X聖剣韻 ”」
の音楽の力が結晶となりギターからライフル銃を構えた。万之介は光り輝
HIDE
く衣に銀の剣を構えていた。互いに準備が整った。 HIDE
が最初に撃った。
ズバババババババン!
は射程距離を測った。
HIDE
ゴゴゴゴゴゴゴゴイゴゴゴゴゴゴ!
スターラウンド
「 星 の盾」攻撃が効かない!
「剣閃」 HIDE
の髪が切られてカットされて変な髪型に CODE
の墓場は死者の念が漂う。
荒れた砂嵐に異臭舞う地で HIDE
は、 CODE
を戻した。万之介は剣を構えた。
ファンタジー
アース
ミュージック
ラスト
エデン
セックス
フォニム
「無理もせぬ。 CODE
は己の強み」 HIDE
も決意した。
「
よ、 CODE
は、 俺 に 音 を 託 し た の か? 親 父 や 祖 父 が 死 ん で か ら 俺 が、 X を 継 い だ 」
CODE
音楽と酒と女を愛した男が魅せる究極進化とは?万之介は抜刀の構えだ。
HIDE
アルティメット
「 究 極 幻 想地球 音 楽最期楽園 性 交韻」
の怒号にギターから放たれる
HIDE
連続剣回数は、百回も連続で斬り、最期は紫の焔で一網打尽。本来の力を出して HIDE
は倒れ
込んだ。
の力はレヴィア
HIDE
万之介死亡。
「 お、 ゴ ホ ゴ ゴ・・・」C O D E が 魂 を 運 ぶ。 ア ダ ム の 元 に 還 る の だ。
も音の異能を扱
HIDE
タンが回復した。
を回復する場所があるから其処まで」
CODE
「少し程よ・・・・近くに
えてからココまでくるのに時間がかかった。
「待ってくれ!俺も倒す・・・」
「はぁ・・・呆れるわ」レヴィアタンの力は俺も知っている。この南が丘先が長い。
説明しよう。
南が丘は、大樹の先からアダムの墓地までが南が丘で、其処まで辿り着くのに巡礼の路として
南が丘自体は路では無い。いくつも空間を超えてものこそたった一度の願いをアダムが聞き受
けてくれる。アダムは、この世界の王で在りサタンの父親である。
それ故この地球の創造でアダムが死ねば、次の皇に選ばれて
が生まれる。
CODE
の 力 を 借 り る 際 に、 CODE
を 縛 る か、
CODE
後、「 束 縛 式 」「 奴 隷 式 」「S M 式 」 の 説 明 す る と
を操るか、 CODE
に虐められるかのどちらかで CODE
本来は使う者の精神力と信頼や絆
CODE
が無ければ使うことは出来ない。ただ・・・リスクが高いだけあって使う者は、通常の十倍
に陥る危険性が高い。勿論アダム・サタンは三つ扱える本来 CODE
であった人が
CODE:LOST
になりそれを使う者が居る。アダムやサタンも最初は人間それから魔神となり、地獄の
CODE
魔神と称されて地獄の CODE
を持つようになった。それが始まりだった。この南が丘、浮遊
した大樹の先に眠るアダムが一番の元凶である。
「アダム?俺は居る。あぁー」幽齋は待ち焦がれていた。
328
329
アダムはまだ眠っていた。世界の王で神である。
「幽齋さん万之介死亡。」零が来とそれを予想はしていた。エンペラーまだ来てない。笑ってい
た。南が丘が最期かと思いがちだがそれは違う。最期その場を終わらせるのは、アダムなのだ
から。大樹の奥に宇宙の架け橋がある。
「俺は、新たなる皇としてエンペラーを殺す。アイツは人が死ぬのを恐れている。ビビットれ
んだよう」幽齋はアダムの地に居た。その頃エンペラーは最初の巡礼を終えて三つの門の前に
立っていた。
「これって『正義』
『不正義』
『審判』の門っすよね。」クミカが言うとエンペラーは首を振った。
「 違 う。 全 然 答 え に な っ て な い・・・・ こ の 門は CODE
を 示して い る。」暗 くて 蒼い焔で門 を
照らすと鍵穴がある。この門の先が、次の巡礼である。
「クミカ?レイラ?すまん・・・あの火災で俺もどうしようも無かった」蒼い焔が屋敷を燃やし、
火災と思われてその中にエンペラーも居た。自分が原因あると未だ責めているのだ。
「もう良いですよ・・・過ぎた話なんですから」レイラの言う通りかもしれない。エンペラーは、
を待った。門を開けるには三人必要だ。
HIDE
「音楽と剣と氷だ・・・」エンペラーは随分と長かった生まれてきてから今まで最凶の CODE
と謳われ多くの人に恐れられていた。畏敬の念があった。サタンが姿を現し、瓦礫に座ってい
た。近鉄が通る路線脇人気の無い駅舎に俺達は待った。
を合わせた。
CODE
「遅くなって御免よ」 HIDE
が来て門の前に立った。
「オマエら一度しか言わないから良く聞け、門は三人が一つの力で動く。人を信じろ」サタン
が見ている中 HIDE
・白宮・土方は
「いっせーのせー」
門が開いた。扉は、森林に続いていた。
「行こう、明日へ・・・・」澪も来て冷泉や登・律も後を追っていた。どんな結末でも必ず希
望だけを捨てずに進む。白宮は下に残った。
「来る・・・・面倒だけど零が来るんだ。俺が相手する」
「平気か?俺も手貸すよ。」
「うるぜぇー、さっさと行け」白宮は門の前で足を止めた。零が来るから自分が相手をする。
コキュートス・リノベイター
俺は負けない。もう誰も失わない!
「
氷
結剣解放者」白宮の意志を納得して零が来た。零は鏡の CODE
を持つ。元は気象。
「アナタが白宮ね・・・。ちっこい割には中々の強さね」剣では無く、
槍!白宮は氷を全て扱える。
先祖応神天皇から魔柄應神の血を継ぐ自分としては負けるわけに行かない。
魔
柄應神
シロキツバサノオウ
”」
SECONDVIRGIN
「ミラー・フォース」攻撃が反射して自分に傷ついた。氷が滲みて凍傷になりながらも氷で追
い詰めた。零は動かない。
「束縛式セイヴァー・フォース・奴隷式二段媒介GDC “
330
331
吹雪が舞氷が一つの大剣になった。自身の腕を剣に媒介させて盾も鎧も氷を纏った。
「・・・・・うがぁっ」零を瞬殺。白宮がマジに為ったときにこそ CODE
が答える。
エンペラーは焔の中を進んでいた。クミカ・・・・焔に生まれて焔を知っている。俺は、南が
丘の地図を見た。
まだまだ・・・・・遠い。これから山を登る。ガードーレールを渡って細い山道焔を抜けた先
に、川がある。
死川
赤い血の川を渡るのにボートに乗った。川には死体が浮いていた。
「ゲホゲホゲッホゲッホホホ・・・・うぅ」気分悪く吐いてしまう澪に自分のコートをかぶせ
た。コートを外すと逞しい体つきであった。エンペラーは、痩せているが強靭な肉体で CODE
を使う割には、細く長身で黒髪の男。コートが無いと痩せて病気がちと間違われる。昔から、
幽齋が「良く喰え!痩せてると栄養失調で倒れるぞ」と何度も言われた。あの頃の幽齋は居な
い。俺は澪に紅い焔で神経を和らげた。川を進んで地平線につくと森林が広がっていた。遅れ
て白宮が来た。
「・・・・・・世界を創ったなんて誰でも構わない。俺はこの戦いを終わらす」再びコートを
着て森を歩いた。エンペラーは、黒コートを着て黒いブカブカのズボンにチェーンがしてある。
革のサンダルに白のワイシャツに赤のネクタイをしている。いつもこの姿である。飽きずにと
思われるが、コレ一着しか服が無いから着ている。幾度の戦いで汚れも目立つし、破れている。
それでも貫禄はある。エンペラーは、二十七歳である。澪は、二十一歳。ハマショー& 守末河
時
CODE:LOST
悠騎は二人とも三十五歳である。森には一度入ると出入り口は見当たらない。サタンが来て指
示した。
「俺を信じろ!エンペラーお前はあぁ・・ああ・・あれだ二つチームを作る」
「ダメだ!はぐれてもどうする?」森に暫く居るとハマショーが来た。
「どうしたんだい?次の巡礼先を教えるよついて来なよ」優しい兄さんコレが
の姿で痩せて皮と骨みたいに兄さんこそ病気がちだと思われるよ。しかし、
を取り戻す
CODE
だが、相手を
CODE
と巨漢のとこでサングラスをした極道に変わる。 CODE
は、「死」
。禁忌の
死んだ人間を蘇ることもあるが、大抵は生身の人間を殺している。
「兄さん来てくれたんだね。ありがとう」エンペラーが礼を言うと、ハマショーはフードをかぶっ
た。実は幽齋が居るのは南が丘の上 “ アダム ” と判明した。
ハマショーは、死の CODE
に慣れて邪魔する人間はと倒されていった。
「兄さんはどう目的で来たのだよ。」エンペラーは森に不気味を感じていた。澪もそれは分かっ
ていた。最期と言うだけあって違った空気がある。
「エンペラー、アダムは二つの魂がいる。幽齋は誰を犠牲にしたのか分からないがアイツは生
かしておくのは危険だ」その通りだとも兄さん。土方は空気を刀に出来るのでは無く刀を纏う
332
333
技術も習得に差し掛かっていた。巡礼はまだ続く。川を上って森が迷宮のように広がって彷徨
い果てしない荒野を彷徨いつつようやく脱出した。
「は?待て、待て・・・」砂漠の入り口に壊れた鍵がある。巡礼に必要なのは「鍵」。少なくと
も俺達は鍵の所有者である。暫く進んだ先に見えるのは、海であった。
「海中遺跡?」白宮が答えると、海は渦を巻いた。
「ココはどうなってんだよ!可笑しいだろ南が丘」ここまで行ってもまだ先は無い。流石に、
疲れてきた。澪も泉の水を飲んで南が丘の第三の門についた。
果てしなく続く門を潜ると、暗い空におおわれた地平線についた。
「 よ う こ そ、 ヴ ェ ル ト ク レ ア ツ ィ オ ー ネ へ 」 サ タ ン が 言 っ て 海 中 遺 跡 の 奥 に つ く と ハ マ シ ョ ー
が待っていた。ハマショーと神武が座っていた。
「よぉ、来たか・・・」神武は鍵をぶら下げて遺跡の扉を開けた。
第三の扉を前に、神武が手を止めた。
「レイラ?又の名をフィリア・・・曽根の分家は武田だよ。んなぁ?」レイラが曽根の分家と
は一切知らなかった。曽根家と武田家だけの間では内密にされておりレイラの容姿は、二十代
後半の女性で一六七センチの四五キロで、
Iカップの女性である。そもそもコレが事実である。
神武は早い段階から気付いており、エンペラーと出会う数ヶ月前に一度会った。レイラは、曽
根家当主であるが一時的に武田に養子として属し、エンペラーがクミカを失って三年ほどの明
治十三年の冬に婚姻。神武は、扉を開くと山が見えた。
「遺跡の奥が山だったのか・・・たまげるぅ」土方の焦るのだろう。ただ神武はこの先の威圧
感を知っていた。南が丘まで残り十日。
大和暦十六年
政府第二本部
友禅の息子神聖朗名を改めて二代目友禅を襲名。先代友禅の言い残しで、
息子が継いでこの
「織
乃坂」の家を継ぐ以上この日本を護る責任もある。
「友禅さん先程エンペラーさんが南が丘に辿り着きました。これからでしょうか・・・最期の
戦い」遣いの伴信幸が言う。伴冷泉の三男で、伴信幸の CODE
は、
「生命」
。多くの命を救う
ことから神の手を持つ名医と称されて政府に隣接する屋敷に住んでいる。友禅も東の空を見て
いた。暗く暗黒が渦めく世界・・・・伊勢神宮が機能しない大和暦の世。
が
KGU
「気にしないでおこう。俺達に出来ることをしよう」友禅は国会から景色を見るなり戻っていた。
信幸自身父親も南が丘に行き、二人の兄は行方を知らない。自分は、政府に属するが
消滅した際に直ぐさま
の建設を始めた。
KDS
後に、〈新四傑〉である。今は誰が建設を命じられるかは分からないが、
近い将来明らかに為る。
〈旧四傑〉は歴史に名を刻み宇治山田駅・
遺跡・伊勢神宮に銅像が建てられた。偉大な四
KGU
の名誉職にも命じられた。
KDS
人が明治の世から大和暦間功績を讃えて
334
335
「信幸・・・今からアナタの仕事です。南が丘に行きなさい」
「友禅さん行ってきます!」信幸よ・・・この先大きく運命が分かれる。俺はこの国の再建に
努めお前は、南が丘に居る七人を助けろ、決して誰一人も命を墜とすなよ。友禅は靜かに暗闇
を進んだ。その頃亀山では、綾将と鈴姫が祈っていた。
「親父やお袋は大丈夫よな?兄」
「あぁ・・・そりゃぁ・・・元気だよ。父さんは腕の良い剣神だっべぇ」
の戦いに参加する。
CODE
は、疲れて水を
HIDE
「そうよね・・・兄」兄妹は待っていた。亀山の里で写経をしていた。二人とも歳が十七歳で、
後々 KDS
の時代で二人は
南が丘第三の扉
道路に出た。ポールと山が見える。山を下りた先に巡礼が待っていた。
飲んではベンチに座ってタバコを吸っていた。
「おい、
・・・タバコ吸うの久しぶりちゃう?」
HIDE
「おお、五十年ぶりや。」
は音楽戦士に恥じないように多くの曲を歌い憧れである東京ドー
HIDE
は自分の一族が継いでいる。
CODE
ムを夢見ていた。音楽の
の
HIDE
「 HIDE
さんそう言えば、尾崎豊と知り合いでしたんだって・・・で、どうなの?」
「豊はロックだ。大人の代弁者じゃネェーかな。子供の気持ち分かろうとしねぇー糞のクズと
違 っ て 俺 は そ ん な 豊 と も っ と 歌 い た か っ た は 勿 論、 俺 の バ ン ド に 誘 う つ も り だ っ た 」
腕には豊の印が刻んである。俺と豊か・・・。
「澪姉・・・悪いが南が丘の願いは一つだろ?幽齋をぶっ殺すがエンペラーさんはどうなるん
だ?」澪は答えくたてもわからなかった。 HIDE
の願いはもう一度豊かと同じステージに立つ
こと。
が持ってる写真その人物は、豊の血を継ぐもの・・・・赤髪で派手な衣装でギター
HIDE
シェリー
を手にマイクで歌ってる青年こそ豊の血を継ぐ尾崎 詞 笑莉である。 HIDE
は、豊が死の直前
自分の孫を頼んだ、とあるライブ所の廃置き場で血を吐きながら虚ろ目で頼んだ。 HIDE
はそ
の事を忘れずに「FAZZJ PAN」のヴォーカルとベーシストを任してある。HIDEはベ
ンチを離れて山を下った。澪は桜ドロップを食べていた。サタンは、山道を迷わないように蒼
い焔で路を明るくしていた。
ブルーアース
「 エ ン ペ ラ ー、 次 は 用 心 な 」 第 四 の 扉 を 前 に 巡 礼 者 の 道 で 決 し て 遭 遇 し て い け な い 人 物 幽 齋 と
会った。
「幽齋! 青 い地球」
黒
地獄」黒い覇道の刀がエンペラーの焔を受け止めてひっ
DarknessHell
「滅!爪が甘いんだよ・・・
くり返ったエンペラーに垂直で刃を向けた。
「うがっ、」
「さておき、俺はこの先で待ってる。以前よる反射が早くなった」幽齋は消えた。
「思念体だよ。アイツは・・・エンペラー、おめぇの性質を見抜いてやがる。こんなこと言う
336
337
のは悪いがお前の力はあいつが・・」サタンは考えていた。どうやら考えをまとめると第四の
扉に、突き進むと神武が立ちはだかった。
「けっ、」
「神武の野郎・・・」神武は蒼い焔を灯した。
「エンペラーさん、エン・・・ペラァァァー・・・」土方が刃を向けた。
神武の威圧は異常であった。エンペラーは大剣を抜いた。心の鎖が契れて光り輝く禁の鞘を施
ブルースカイ
されて刀身は金に一面細工されてあった。
ブルーアース
「 蒼 いそら」蒼い焔が渦を巻いて数発燃えさかる左腕の重力返しが地上を盛った。
「 青 い地球」焔を一度に集約し、一気に放つ左腕の焔がエンペラーを庇いサタンを貫いた。
「ぐ
ぶぅ・・・」血を吐いて吐血し倒れるサタンを見てエンペラーも剣を振り回した。
「・・・・・これより先生きるのも死ぬもオマエら次第」神武は立ち去った。サタンが生きて
るが、相変わらず黒コートを着て傷を隠している。いつも黒い服を着て目立たないようにして
いる。エンペラーもファッションが変わらずに黒コートを着て蒼い焔で道を照らした。暗い道
が続いて延々と長い階段を下りると扉についた。
「もう少しだぞ!」白宮は扉を開けると、一面花が咲き乱れていた。
「ん?」
サタンが指さすと古びた駅舎のレールに電車が走っていた。近鉄線沿いの南が丘駅は、殺風景
で多くの CODE
が転がり落ちていた。電車は一時間に二本運行している。この電車に乗れば、
幽齋が居る交通センターまで行ける。
「行こう、覚悟は出てるか?」
エンペラーが運賃を払って電車が走り出した。花園から急スピードで天を駆け巡って宇宙の
レールを走って交通センター前に停車した。降り立つと魔天楼が聳え立つ。
三重県交通センター
遂に終わらすときが来た。
「やっと終わるのか俺達の旅が・・・・ふぅ」 HIDE
はタバコを吸いながら自動扉が開くと多
くの死者が現れた。全員無造作に土から墓場が飛び出してきた。
太
陽爆発キャバクラ百拳 “ 恋嵐 ”」ゾンビが太陽に溶かされて急激な熱さでセン
サン・エクスプロージョン
「行け!俺が相手だよ」冷泉が名乗り上げると律も登のその場に止まった。
「
ターが焼けた。律も刀を抜いて死者を斬った。
「いっくら・・・・んもぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」律が癇癪起こすの
はやむを得ない。
その頃センター内の建物は四階もある。
「屋上だ!」
そう言い七人の激闘が終わって屋上に着いた。
338
339
「来ましたか・・・・・」
「来てやったよ。幽齋観念しろ、お前はもう・・・」
「まだですね。」幽齋の向こうにアダムが眠っていた。アダムはこの世界の王。眠りから覚めれ
ば本当に世界が危険である。
「何を?」
CODE:ZERO
「見りゃ分かるよ・・・・・」幽齋は全ての CODE
を解放し、自ら飲み込んだ。
「ゲハハハハハハハハハ・・・・・・」エンペラーは終わらすときが来た。
大和暦十六年
ここ、南が丘で最終決戦が幕を開ける。
名は斎藤幽齋宏繁
名はエンペラー、
この二人の長き戦いも幕を閉じる。
最終章
俺が・・・俺達が・・・・最凶で最高の・・・・
南が丘 ――――――
―――――――
「良く来たもんだな・・・エンペラー」
黒
DarknessHell”Satan”
「あぁ、来たよ。」幽齋は CODE
の全力で全員相手にする。
い地獄魔王」ズギュンンンンンンンンッ!土方の刀と澪の壁で防いだ。夫婦の絆は凄
「
い。なお、幽齋は攻撃を止まない。エンペラーの力が今、解き放った。止まない雨降り注ぐ血。
土方は、幽齋の刃をはじき返した。
「鬼覇ッアァァァァァァァァァッ!剣鬼覇神ッ」全身から土方は先祖の霊を大剣に変えて見た
目もインディアン風の黒コートを着て左目を眼帯にした男が幽齋の心臓に太刀を入れた。幽齋
は大樹を切り、アダムを覚醒させた。自身からこぼれ落ちる血がアダムに一滴ずつ流されてア
ダムが静かに瞼を開けた。
狼骸天」幽齋に宿る黄金の剣で、土方を突き落とした。
の起源。サタンの実父。エンペラーは剣を握ったまま。幽齋は、
CODE
「っ・・・・・あぁ・・・・・ん」アダムは少年みたいだがこの地球の王で在り、神でもある。
この南が丘における全ての
魔
ローシェンツァイツエン
遂に剣を変えた。
「
「・・・・・無駄無駄無駄無駄無駄あぁぁぁっ!」幽齋は剣でエンペラーも耐えた。この南が
丘さぁ・・・・土方の鬼覇が宙に消えた。 HIDE
のギターで周波が乱れた。
「豊ッ!ゼロ・ダーク・セックスオブ・エースザ・ミュージック!」激しいギター奏でるサウ
ンドが七人の心を呼び覚ました。激しい脈打つ感覚と血潮渦巻く熱さ。
「俺が・・・俺達が・・・最凶で最高の CODE:ZERO
だッ!」エンペラーの黒コートを盾に左
手に大剣を握って幽齋も目覚めたばかりのアダムが話した。
「俺はアダム。この王に非ず・・・・オマエら誰だ?」
アダムは全身裸で見るモノ全てが新鮮であっ
340
341
た。白宮の氷が冷めていた。
「氷結剣」氷の剣がアダムを斬るとアダムの焔が白宮の心臓を撃った。
「ぐはぁぁぁぁっ!うぐっ」大樹から七つの焔が溢れ出た。サタンも身を隠したのでは無く、
アダムの前に立った。
「久しいよ・・・・父さん」サタンが片手で焔を吸収した。その姿を見て幽齋は太刀を握った。
両者入り乱れていた。
「オマエら俺をダレダだと思う?」サタンも答えた。
世
界の異能 ” を唯一持つ俺がオマエらに負けヘン」
CODE:OF:WORLD
「父さんが寝てる間に世界は二度も消えた。父さん聞いてるのか?世界は死んだ」
「あぁ、分かるさぁ・・・“
ブルースカイ
「アダムッ!」幽齋の剣を跳ね返した。その目は冷めた目である。
は氷
CODE
「・・・・・・ 蒼 いそら・・・・」エンペラーの大剣が幽齋を吹き飛ばした。黄色の焔と翠
の焔を併せての形焔を纏う剣に、幽齋はふらついた。
アダムは、見ていた。ずっと幽齋が戦うのに理由がいるのか。
サタンも今は手を貸せなかった。澪は無能で CODE
を消すのに集中していた。
の究極地点を開眼させる。
CODE
白宮は呂遜の力を媒介した。
「 真 束 縛 奴 隷 式 CODE:ZERO
・・・・」 氷 が 一 瞬 に し て 屋 上 は 凍 り 付 い た。 白 宮 の
と一体化して幽齋は滑った。
RANSDETH
「ダメだ・・・・」アダムが CODE
を解いた。
「父さん!」アダムが幽齋の首を掴んだ。エンペラーも剣を握ったまま幽齋が影に為った。
「 死 の槍」土方の剣が澪を護った。・・・・・・エンペラーの心が燃えた。
「結果お前は魔神だな。」サタンの焔がアダムも焦った。エンペラーに集まる七体の力が抑えき
れずにレイラの天が締め付けた。
を保っ
CODE
「エンペラーさんダメですッ!私が・・・私が側に・・・・」それでも幽齋の力は充満しており、
世界に亀裂が生じた。
澪もクミカも場を整理するのにパニックになって無能が効かない。
世界には王の創った空間のみに無能が CODE
を反発する。 HIDE
は音楽の周波で
ていた。エンペラーは剣を振りかざした。
「幽齋!」幽齋は刀を垂直に構えた。死の構えである。
それから俺達は苦戦を強いられてアダムが召喚したのが、闇から創られた王達で回り七人囲
まれていた。土方が大樹を剣にした。
「良いから此処は俺達六人に充分すぎる。行けよ、エンペラァー」
「おう、んじゃぁー」エンペラーは剣を構えて大樹の向こうに走っていた。
「・・・・・・これで」
土方は剣を解いた。鬼覇の最期は鬼神を越える鬼の王鬼よりも恐れられた力を解放した。エン
342
343
ペラーは大樹の空洞に入っていた。暗黒の中枢である。
「みんな、フォーメーションDⅡね?」クミカが蒼い焔で闇の王を燃やした。闇の王は、アダ
だ。それよりも・・・」サタンも参戦して王の戦いが始まっ
DED
END
も残り僅 かであ った。
HIDE
ム時代に
を持った王の魂である。
CODE
「 魂 か ぁ・・・・ HIDE
の BAN
や 」 HIDE
は ギ タ ー を セ ッ テ ィ ン グ し て 周 波 を 最 大 に し た。 無
超
スーパーファルシオン
限大に命を持続する力と攻撃は MAX
だ。
音 速 剣 」 ギ タ ー の 音 速 の 刃 を 王 が 受け止 め た。 今 や、
「
で
CODE:LOST
それを見ていたサタンは、左腕を出して地獄を集った。
「お前等
た。澪が CODE
を打ち消し、レイラとクミカが互いに焔で王を消していった。
「うぉおおおおおおおおおお!」土方が突っ込む、・・・・・・王は無傷だ。
災厄の小宇宙
幽齋を追って闇の中を突き進んだ。息が出来ないどこまでも続く闇の道に光り輝く剣が明か
りを灯した。エンペラーの剣も限界で CODE:END
に近く躰が動けない。
「うぐぅ、がぁ・・・・幽・・・齋」闇に呑み込まれ気付くと祭壇にいた。祭壇では儀式なの
かアダムが居た。
「おい!」友禅がエンペラーを起こした。友禅が焔で暗闇を照らした。そこは古代伊勢神宮で、
自分が居たのは古代の正宮であった。友禅も来て幽齋を追った。
「滅!滅!滅!滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅滅!」全てが壊れた世界で幽齋は、刀を振り回
しあらゆる物を壊した。エンペラーは剣を信じた。
「アンタにもう光は無い。哀れだな・・・・・」剣で幽齋の刀を壊した。
を使った。
CODE:END
「魔狼凰覇鬼天絶蜜断天翔」幽齋が得意な刀を振り上げた直後に垂直に構えて落下してその衝
撃波で相手を討つという技。埃だらけでエンペラーは
。長い悠久に囚
ANGEL
「・・・・・やるわ」エンペラーは CODE
を剣に受け流して剣が膨張し蒼く燃える剣を手にし
て幽齋が待つ正宮で対決した。これが今生の最期である。
ラスボス前哨戦
“ 斎藤弾正幽齋宏繁 ”
黒コートを着た長い白髪で左頬に十字傷をした長身の男は翼の折れた
われて魂も闇に堕ちた。
「魔翔」
「獄滅天」二刀流の速さで相手を食い止める。エンペラーの剣は七色に灯された。 CODE
は限
界に近いが、 LOST
時においてもリスクが高い。
「滅滅滅滅滅滅・・・・・うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 CODE
が暴走して幽齋の躰に翼が生えて巨軀に変形した。
344
345
蒼
い稲妻」アスモデウス+ルシファーの紅と黄色の焔が、幽齋の
ブルーサンダマウンテンVer5
「お前等ッ」エンペラーの大剣に友禅の手を僅かに感じた。
「・・・・・・・
刃を貫き幽齋も刀で壊した。滅は威力も高ければ使う人間によっては躰が保たない。
「魔葬摩滅」幽齋の翼が刀にと、上限を超えて暗闇ですら破壊した。幽齋の CODE:END
に友禅
も動く。友禅は、その昔京随一の剣豪と称されて幽齋も幼い頃は憧れていた。
「死天魔獄京」鞘を手に刀を納めて神を斬った。正宮が炎上し、
エンペラーも躰が耐えきれなかっ
た。・・・・・断末魔の叫びが聞こえる。
「俺は・・・・俺が・・・俺達が最凶で最高の CODE:ZERO
だッ!届け」剣に集中し、蒼い焔に黄色・
紅・藍色・緑・橙と紅蓮の劫火に大剣が宿る。焔に現るエンペラーこそ王の器であった。幽齋
に血の量で階段か
CODE
も滅を越えた。 CODE:ZERO
の名は CODE
が生まれた者。幽齋は滅を刀にした。その刀は赤く
深紅に染まっていた。エンペラーと互いに激闘を繰り広げる。剣と剣の音。剣と剣がぶっつか
る音・そ、そして・・・・
「ぐはぁっ!」幽齋の刀がエンペラーの心臓を貫いた!こぼれ落ちる
ら転がり落ちて奈落の底に堕ちた。
何も聞こえない
何も見えない
何も分からない
目が霞む。暗い・・・・暗い・・・・暗すぎる。
「魔王天翔蒼覇凰覇金玉絶断星」古代の神宮に亀裂が走り大樹から皹が割れて暗い夜空にポッ
カリ空いた宙に通じる空洞に星が輝いていた。エンペラーは虚空に堕ちた。
「エンペラー、起きろよ!俺達ついてるだろ?」手を差し伸べるのは土方だ。土方が、刀を手
に王に挑み CODE
を解放し王を召喚した。
「鬼覇天王剣式 “ 小止 ”」大地と地球の王「小止」その姿は褐色肌で長身で羽毛の羽根飾り
をしたピアスをして細長い槍を構えていた。深紅のコートにポニーテールの黒髪の男こそ土方
の王である小止と共に闇と戦っていた。
死
鬼鐵魂 ”』土方の両腕に黄金の十字架の剣を装備して天を割
ローチェンヴェッチャルガアイデンソウル
「坊ちゃんさぁ・・・・俺の槍も頼れ」小止の力と土方の剣が合わさった神技。
『剣槍神天 “
き地を轟く風が舞う水の怒りが王の魂を滅する。王の一人が消えた。残り六人。
「土方ぁ・・・俺・・・っぁすまんねぇー・・・」エンペラーに光が差した。
「俺の太陽はどこでも届く!死ぬんじゃねぇー生きて世界を救え」登の豪腕が太陽のように輝
いて奈落に差し込む太陽が俺の意識を蘇らす。冷泉の生命力で俺にもう一度剣を信じられる
が復活した。「エンペラーさんは昔から戦いすぎですよ。少しは僕を信じて肩を下ろし
CODE
て。いいっすか?俺の命は死んだ力も可能っす」エンペラーの心臓がドクンドクンドクンドク
ンドクンと脈打つように感じられる。エクスカリバーにもう一度地獄を宿すと虹の剣として鎖
を契った。心の鎖を契ったことによりエンペラーは土壌に立った。
「流石四傑のエース、エンペラーアンタにそん力託すわ」律がエンペラーにキスをして無能者
346
347
との間に「無」の
がエンペラーの元の腕に宿った。
CODE
「サンキュー、お前等四傑は四人が揃ってこそ KGU
は世界の救世主だ。」幽齋が刀を構えている。
「南無阿弥陀仏・・・」仏門が煌めくと同時に太陽の焔をエンペラーが手にし、呑み込んだ。食っ
たのだ。焔を食い太陽の剣を手にして幽齋としのぎを削った。
「もう七百も使って青い地球も最期か・・・・」エンペラーは目を閉じて剣を高めた。
ブルーアースヘヴンヘルサタンサンライズ
「コレが・・・俺の・・・俺達が・・・護る・・・世界の声を・・・・てめぇにぶっつける・・・・
俺が・・・俺達が・・・最凶で最高の CODE:ZERO
!放て!
青
い地球天蒼焔
地獄太陽昇天」ズバァァァァァァァァァァァァァン!幽齋が斬られる音がした。腹部から出血
で血を吐き眩い閃光の光と太陽の熱さと全てを燃え尽くす地獄の業火蒼い焔で幽齋を倒した。
「うぅ・・・」幽齋を倒して崩れゆく世界の上昇に次元も狂い災厄の空洞では、星が輝いて宇
宙が見える。一面クリスタルが散らばっていた。クリスタルの回廊の先に祭壇がある。祭壇を
越えて天に続く階段を上り終えるとアダムが神天の門に立っていた。髑髏が浮き彫りで、十字
架が無造作に置いてある門の向こう側が、“ 願いを叶えられる ” どんなことでも一つだ。エ
ンペラーとアダムが対峙する。遂に、終わるときだ。
南が丘
雲
の巨人」瞬足の剣でもアダムには効かない。隕石によってクリスタルが鏤められる床
クラウド・アトラス
世
ワールド・メテオレイン
「俺が王だ。俺は世界を・・・・・その CODE
も懐かしい」
界隕石雨」ヒュンヒュンヒュン降り注ぐ隕石の焔の雨をエンペラーは剣で避けた。
「
「
世
界神息吹」突風で前が見えない。アダムが消えて気付くとエンペラーの首を掴ん
ワールド・ゴッドブレス
では動きづらい。・・・・・・不味いな。
「
でいた。
「うぅぅ・・・ぐぐぅ・・・がぁっ・・・」「藻掻け」とアダムが小さく囁く。息が出来ない苦
しい剣を床に落とすと空洞の底に消えていった。
「 REBARTH
!」剣が瞬時にエンペラーの手に渡りアダムを斬った。血が出ない。アダムは骨で、
動いていたのは七つの焔であった。と、思うのは七王も七つの焔で創造されている。
「そ、そうかぁっ!」紅い焔でアダムの躰が動けない。紅い焔は血液みたいなモノでアダムは
アスモデウスの焔で生きていた。アダムは骨でもない。どこだ?
黒コートを着て黒いフードきちんとした肉体で、蒼白な顔面だが長い青髪がサタンそっくりだ。
ッ!」ギターを手にして紫の焔を灯し、王を消した。黒いコートを着て髑髏の王が、消
HIDE
アダムは最期の敵。最凶だ。
「
えた。王は焔に弱い。 HIDE
はレヴィアタンで、全体で焔を埋め尽くした。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 HIDE
の
魂で王は全滅。慌ててエンペラーが待つ空洞に向かった。
348
349
政府友禅の書斎
「そうだな。次の時代が訪れる」友禅はリラクゼーションの椅子で新聞を読んでいた。日本
全体が暗く東と西で別れてから数百年。今の国は海に囲まれている。日本は須バグにとして政
治軍事している。
「私は思うよ。新たなる四傑が出会う時、世界の向こう側がしれる」友禅が部屋を後にして新
聞をゴミ箱に捨てた。
空洞内
アダムが創った空洞に一面星が見えたり、クリスタルが輝き死者の骨も目立つ。髑髏が床に
転がり落ちてる。橋は卒塔婆で出来てる。
「澪、掴まれ!」土方が澪の手を掴んで向こう岸に渡らせると白宮は凍らせて渡った。
「・・・・・待っててくれよ!エンペラーさん」空洞を進み階段を上るとアダムとエンペラーが戦っ
ていた。
世
ワールド・ディストラクション
「鬼覇凰覇改 “ 王 ”」土方の CODE
を無数の剣を手にしてアダムも剣で対抗した。
界 崩 壊 」 紅 蓮 の 劫 火 と 砂 嵐 舞 う 地 面 の 隆 起 で 土 方 の 鬼 覇 を 壊 死。 ア ダ ム は、
「
を創り上げた唯一の王。エンペラーはエクスカリバーで対抗した。
CODE
「澪!」澪の無効化でアダムの黒コートがそれをはじいた。
黒コートを着て蒼い焔で、
エンペラー
はそれをぶった斬った。
「それでも、俺はぁ・・・・人類護って悪を殺す!」
「消えぬ罪に何の存在がある? CODE
は悪を消すのに生まれた力だ覚えとけ!」アダムが言う
のにエンペラーは黙ったままだ。覚悟を決めた。ここで、終わらすしか無い。ここで、死んだ
ら申し訳ないな・・・・俺。
「氷結剣魔神蒼覇」白宮が連携で、アダムは焔で氷を溶かした。
エンペラーは瞳を閉じて深呼吸した。
俺は、今まで人を哀しませ続けててどうしようも無いクズだった。んでもなぁ、俺はこいつ
等と戦い続けてようやく分かった。“ 一握りの幸せ ” は誰でも手に入る。
アダム、もう・・・お前は負けだ。届いてくれ!全ての人心の想いを
覇天翔魔天神絶焔
ブルー・ローヴェンガッアルト・ロハガッエリオ・エル
蒼
エンペラー渾身の太刀がアダムを斬った。
「ぐはぁぁっっ!」七つの焔が体内から消えて焔が一つに集まりサタンに宿る。もう一つ、地
獄の CODE
は本来ならばサタンが ORIGINAL
だが、唯一の継承者エンペラーの一族に受け継
がれることに為った。長い戦いであった。俺は、門の前に向かった。
「待て・・・・俺が死ねば世界はそうなる?どうだ?願いを言え!」手で止血し、門に行き願
いを言えと言った。アダムが死ぬのは時間の問題だ。
・・・・・・・どうだ。
350
351
「俺が行く!俺が王に為るその代わり CODE
から縛るのはもう終わりにしよう。お前等だって
人並みの送れる生活の権利を持っている。この幽齋が・・・お前達世界の柱に為る!」幽齋が
慌ててきて、アダムを抱いた。
「いっちゃんおめぇーが、哀しんでる。だろ?願いは俺の命を引き替えに全員救ってくれ!特に、
英雄に為ったエンペラーには “ ガチンコ ” の王だ」門が閉まり幽齋の魂が刻まれてアダムも
砂に為った。こうして、五〇〇年に及ぶ戦いがひとまず終止符を打った。
大和暦十七年九月一八日
エンペラー率いる CODE:ZERO
は幽齋の死、アダムと引き替えに自ら王に為ることで、全て
が終わった。しかし、これはまだまだ序章に過ぎない。
これからが本当の CODE
と CODE
の戦いである。
南が丘から遠く離れた荒野に女が立っていた。
「御父様星に為られたのですね。」手に持っていたのは幽齋の刀とブレスレットだ。
「御父様?私が継ぎます。御父様がやろうとなさったDCR計画を」謎のDCR計画とは、エ
ンペラーもサタンも誰一人気付くこと無かった裏で密かに行われていた計画。
DCR 企画
( DestinyCodeRebarth
)の略でDCRとも言う。意味は「運命の再生能力」と言う。幽齋が
やろうとして不発に終わり世界は平和に見えた。しかし、これからが本当の始まりである。
五日後
南が丘から戻ってきたエンペラー達は、一旦伊勢神宮に帰ってきた。
伊勢神宮では、エンペラーの実母天照大神が帰りを待ちわびていた。
跡地に花を置いて
KGU
「お疲れ様です。あなた方は幽齋・神・ヤハウェー・アダムを倒し無事に CODE
が守り抜いた
とです。良いか?大日本国の危機に良く長き間戦ってました。お疲れ様です」アマテラスが一
人一人にねぎらって俺達は新しいご本殿で参拝した。
二礼二拍一礼という基本参拝でエンペラーは、戻ってきた。
「 還 っ て き た ぞ。 や っ ぱ ぁ ~ え え よ な 」 エ ン ペ ラ ー は 黒 い コ ー ト を 着 て
それから言うモノの伊勢を後にした。
「澪?お前を巻き込んだことは謝る。申し訳ない」澪は首を振った。
「楽しかったですよ。あんなはちゃめちゃなことありますか?私を役立てて良かったです」
澪は、
エ ン ペ ラ ー に 感 謝 し た。 そ れ を 影 で 見 て い た 冷 泉 は、 CODE:DESTINY
と 裏 で は、 政 府 直 轄 で
と KDS
の権利を回収。それを期に KDS
が創設されるのに、冷泉が姿を消した。
KGU
「アマテラス次の仕事は政府の雇われ身さぁ。」黒のロングコートに長刀を背負って長く伸びた
ばんローほくしんさい
黒髪で、政府の懸賞金八千億の額が懸けられて死の力と生の力で、人は死なない。冷泉の子で、
同じく
四傑に選ばれる
伴
狼北心齋がレイラとクミカも同じくして伊勢に集められ
KDS
は、東京にコンサートに行った。白宮は数ヶ月御行方が消えた。
HIDE
た。
352
353
に来ると一人で
KGU
「 レ イ ラ? 俺 は・・・・ ゆ っ く り と 暮 ら そ う。 ク ミ カ? あ ぁ っ、 え ぇ・・・ と 俺 と 居 て く れ 」
を背負って次々から
CODE:ZERO
二人は倉田山に家を建設した。一軒家で、二人とも暮らし始めた。
エピローグ
大和暦十七年
ようやく長い旅を終えた。
エ ン ペ ラ ー は、 神 宮 か ら の 仕 事 で ま だ
思い詰めて政府に来た。
「ようこそおいで下さいませて感謝します。エンペラー殿」
「なぁ?友禅、俺は・・・・・暫く休む」友禅も政府からのプランを手渡した。
「君はどう思う?
は自動車学校を創る。」友禅が見ていたのは新時代である。
KDS
「俺はもう引退する。疲れた・・・・」地獄の CODE
を持つエンペラー、彼は政府と協定して
身を隠した。二人の新婚生活は長く続いた。
死去。
HIDE
は、 東 京 ド ー ム で の コ ン サ ー ト を 終 え て 武 道 館 ラ イ ブ を 大 歓 声 で 終 え て 地 元 三 重 の サ
HIDE
ンアリーナで歌った直後心臓発作で世を去った。
大和暦十九年春
土方は、菰野で道場を開いて若手を見てその八年後の大和暦二十七年後に世を去った。後を
追うかのようにその半月後澪も世を去った。
家督を継いだ土方綾将と鈴姫の事ハ、弟である清野孝彦が面倒を見た。
白宮とエンペラーの話をしよう。
あの戦いから幾年過ぎた頃、 KDS
がいよいよ建設に向けて動き出す。
「エンペラー殿よく来ました。では、どうぞこちらに・・・」エンペラーが呼ばれて校門の帳
簿にサインして KDS
の説明を聞いた。
「カイザー?」エンペラーの手を握っていた子供に友禅はしゃがんで言った。
跡地に
KGU
「君のお父さんはこの国を救った英雄だ。そこでだ、君に新四傑受任を言い渡す。
」友禅が、幼
いカイザーに指輪をはめた。
白宮も座っていて数十年過ぎた・・・・・・。
皇帝暦元年
四月二十九日
「 出 来 た ぞ! や っ た な・・・ 狼、 月 夜、 律 姉・・・・」 カ イ ザ ー は、 青 年 に な り
に駐車した。皇帝暦元年に、
エンペラーの姿を見なかった。
KDS
が完成して日本最大級で世界最高の自動車学校兼大学指定都市として倉田山と神宮領を
KDS
含めて遂に完成した。
「乗るかな。」カイザーの愛車が
354
355
一体彼はどうなったのか?カイザーは、黒のロングコートに父から受け継いだ剣だが、
カイザー
の場合双剣らしい。
「行こう、新時代に・・・・」
時代が変わる。 ――――――
父の姿のこの世に無かったと聞く。後から聞いた話父は殺され
たのだ。幽齋の娘斎藤支靜加に
来への系譜編
エターナル・スコアー
未
皇帝暦元年
エンペラーはその最期の十日間何をしていたのか。
さいとうしずか
「何だ友禅俺に用か?」政府の部屋に呼ばれてエンペラーは最期の仕事を引き受けた。
「首謀者は幽齋の娘・・・ 斎 藤支靜加。彼女はDCRを進めようとしている。」友禅の命で
エンペラーは、斎宮に来ていた。
一日目
斎 宮 近 く に テ ン ト を 張 っ て 支 靜 加 を 見 て いた。 CODE:DESTINY
が数人 居 る のを見 て、 パソ
コンでレポートしていた。・・・・・・エンペラーも監視していた。
「そこに居るのは誰だ?」気付かれたか、と思いエンペラーが姿を見せた。
「ほぅ~私を誰と思う」
の創設
KDS
「幽齋の娘だよ。俺は手を出さない!」エンペラーは、約九日後遺体となって発見される。
サタン
エンペラーは、支靜加に斬られた。
「蒼い焔」
「魔狼天断骸」短刀と父からの刀でエンペラーは焔で防いだ。
「蒼覇ッ!」突きでエンペラーは致命傷を負った。出血多量で松阪駅で力尽きた。
「時過ぎて映り雲如く世去へり」辞世の句を残してエンペラーは世を去った。
十日後
支靜加が動くのを不穏に感じた友禅は白宮を呼んだ。
「なんだ?俺は戦いたくない!」
「そいつは分かるが、エンペラーが死んだ。」白宮も泣き崩れてショックであった。
偉大なる CODE:ZERO
の七人のことであるが、未来はそれぞれだ。
エンペラーの死後カイザーと姉であるエンプレスが、友禅の居る政府に直属で
から KDS
を護ることに決めた。
エンプレスの場合は、レイラとクミカでカイザーに料理を振る舞ってる。カイザーが、友禅の
を持つ娘月夜が
CODE
の第一区を任された。
KDS
元で修行しているのは分かるが、白宮も娘を連れて友禅の屋敷に居た。
「私の娘だ。月夜だ。」氷結の
の息子で、五代目XJ APANリーダーの
(菊澤豊)が、
に来た。
HIDE
YUTAKA
KDS
りょうちょうくらあのしんのう
「呼んだのは俺だよ。」友禅の側に居たのが、 KAS
の弟で、 RAS
(
霊
朝倉阿之親王)が、
356
357
は、
RAS
の全貌を見て頷いた。
KDS
を徴集していた。これから、 RAS
が KDS
の総監督というので倉田山に姿を見せた。
YUTAKA
兄の死後伊勢にて政を願ってアマテラスに力をもらった。本来なら兄と同じである。
「さぁ・・・時代の転換期だ。」
とは、西洋と和の融合で敷地面積八千坪の敷地に、六十の校舎とゴルフ場と自動車学校
KDS
にカラオケ・パチンコ・映画館・ショッピングセンター併設されている学校。
屋敷は、寝殿造り。バロック調の建物も北欧をモデルにしてある。
「なら、どうせ?」
「そういうのはさぁ・・・」綾将は端正な美少年で黒の着物を基調とした侍で、黒のコートを
着て参上した。 KDS
では、自動車なら全て取得できる。
科学長官のLCCの淳と宗之介が現れた。二人ともあの石神博士のご子息だ。
「今日から長い日の始まりだ。」その通りだ。俺達の未来はどこまでも続く。
極楽浄土
蓮 の 池 に 佇 む 土 方 と 美 し い 景 観 に お 茶 を 出 す 澪。 エ ン ペ ラ ー は、 屋 敷 で 寝 て い た。 土 方 は、
先祖と仲間入りして菰野に祀られた。
「澪?今度は温泉に入り行かないか?」土方も血から足を洗って今はアルバイトで、極楽浄土
無いの剣道を教えている。極楽浄土では、 HIDE
も KAS
も居た。
「今日で十年か・・・。俺達が悪を捌いて天国に居るんだもんな・・・澪?」
「えぇ、ここは死んだ国です。お釈迦様がお暮らす黄泉の世。
」澪は赤と黒のドレスを着て屋敷
内では、守末河悠騎に見習って料理を学んでいた。黄泉の料理では、土方は剣の神として道場
では多くの若者を鍛えている。エンペラーも気が楽になったのかお釈迦様の居る仏塔に出入り
している。
「来ましたか・・・・。エンペラー様」お釈迦様は部屋に呼んで四畳半のインド式の部屋では、
エンペラーに箱を渡してそして修理された剣も添えた。
「原罪アナタは彼の地この極楽浄土の身でありますが、少々地上に於いて問題があります。ア
ナタも心のどこかにあるのでしょう?アナタは二度死に二度生き返る。
」
「はぁ?俺は 死んだよ。悪を葬って ここに居る。んで、俺に行けと?」エンペラーは答えた。
芳香香る部屋ではお釈迦様が他にも七人を呼んだ。
「 白 宮 様、 HIDE
様、 土 方 様、 石 神 様 と 綾 美 様、 沿 え て の 澪 様・・・・ 六 人 に 命 じ ま す。 こ れ
は私達も危険視されてますが、斎藤支靜加を葬ってくれませんか?」
「嫌、待て待て待て!俺は死んでるんだぜ!ホラ分かるだろ」土方はお釈迦様に聞いた。土方は、
さっぱりと黒髪の長く伸びて西洋の服を着て緑のコートを着てチェックシャツを着こなしてサ
になったそうではないか?」
CODE:ZERO
ングラスをかけて下駄を履いて CODE
も長けた。
「なら、もう一度生かせてくれるのか?」お釈迦様は頷いた。
「そうだ、待たぬか。白宮よ・・・・お主の兄士郎は
358
359
「兄もやるよ。俺は兄と違う道でも生かされたのならミッションはやる」白宮は氷結の CODE
も娘に劣らない。奥さんは、誰も知らないがとても背が高くて金髪が似合ってHカップらしい。
それでもって白宮との出会いは、あの戦いが終わって数年後に桑名で出会って結婚した。奥さ
んは今も KDS
で自動車を教えている。お釈迦様は全て見ていた。
「七人とももう、ここに来なくても良いですよ。生きるのも死ぬのも地獄だ。私がこんな事い
年に無事にシリーズ第一作
『
2013
KGU
うの変だけど・・・・・幽齋の CODE
は『天滅』名を以てすれば天を滅する。滅には二通りある。
だが、一番この世界や地球が危険視されるのが『神滅』だ。支靜加は、
アマテラスを殺して神々
全八百万の神を殺せば日本は消える。これは業務命令です!」
「承知しました」七人声を揃えて言った。
前
KDS
今、俺達は生きてる。
年に執筆開始。そして二年後の
2011
これから始まる
と
の戦いだ。
CODE
CODE
「みんな、俺達も俺達に仕事開始だ」そう言い仕事が始まった。
あとがき
この物語は私が
~ CODE:ZERO
~』を終わらせる経緯になりました。私は、まずお詫びするのが、文章力が無
くそれでも書き終えたことは皆様に感謝を言い渡します。この話は、「小説」の究極限界突破
の零地点です。ゼロから何も生まれはしないが、土台があり基盤という細胞があれば、その細
胞を取り出して世界観や時間や物語というのは “ 一つの次元 ” が崩壊の始まりでありますが、
それを壊さずに新たなる物語が再生できる。 KGU
は、
「諦めない!」「命と死」等のテーマが
あります。そして、私はこの続き更なる続きも考えています。エンペラー達親子三代の物語が、
と CODE
を変えさせる。
CODE
多くの人にご迷惑をおかけしてすいません。だが、現実と空想と既存とオリジナルの方法は
リスクが高く一歩間違えれば、法を犯すがその一週の細胞を取り出して物語を作り出す才は、
この八年に会得しました。私は、アニメ化・ドラマ化・映画化を目標にして書いてます。その
全てが構成されております。
では、皆様またお見えになるのをこうご期待。
小説も何事も最初はお手本が存在します。多くの千人はそれを元に発展していき、暮らしも世
界も変えていった。小説や音楽学問は同じです。誰かがやったことをベースに、織り地名 を
r
組み合わせて作り出せる技術。これからは、どんな人物でも最初は既存と空想と現実をベース
にアートは成し遂げる。そこから自分の世界が創造される。私は、小説の最初をゼロとゼロの
間に導き出した考えを出した結果・・・・・
LordShurain
最初から何も無かった時代に人は限りある土台でやってきた。では、失礼します。
私の名は、
360
361
その名を覚えといて欲しい。
新時代の王である。
~
KGU
LordSurain
~
CODE:ZERO
作者
第四回「俺的小説賞」応募作品
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