新生徒会がスタートします! 「嵐」からのメッセージ!

出雲市立第二中学校
校長室だより第 36 号
平成 25 年 1 月 18 日
文責 桑 原 雅 次
あけましておめでとうございます!
今年は十二支でいいますと六番目にあたる「巳年」です。動
物では蛇になりますが,脱皮を繰り返しながら成長することから縁起のいいことで好まれる傾向にあ
ります。脱皮という語源には,「古い考えや習慣を脱して進歩すること」がありますので,今年は皆さ
んにとって前進できる年でありますことをお祈りいたします。
そして,今年は出雲大社では60年に一度行われている「大遷宮」の年です。本殿の屋根の葺き替
やしろ
え工事も終わり,5月には立派に生まれ変わったお 社 の姿がお披露目されることと思います。
◎ 新生徒会がスタートします!
先月の生徒会長選挙を受けて,生徒会の役員組織が決定しました。3年生による生徒会役員は先
月末をもって一応区切りがついたわけですが,一年間本当にご苦労さまでした。役員の皆さんは生
徒会活動を通して様々なことを学びました。最後まで精一杯やり通したことは,次の生活でもきっ
と役立つことと思います。卒業までの間は,後輩達の活動を温かく見守ってほしいと思います。
新生徒会の役員の皆さんは,今気持ちが引き締まる思いでいっぱいだと思います。不安もあるこ
とでしょうが,本校の伝統を生かしつつ皆さんのアイデア満載の諸活動に期待をしています。全校
生徒が一丸となって生徒会を盛り上げていきましょう!
◆生徒会執行部
会長:吉井大河さん
副会長:北野智也さん,大山天良さん
議長:片寄喜介さん
副議長:都間すみれさん
書記:三谷瑞綺さん,森山大嗣さん
生徒会長任命式
会計:藤井勇生さん,木坂牧慕さん
◆専門委員会
風紀委員長:錦織加奈さん
風紀副委員長:山根彰太さん
学芸委員長:森山楓果さん
学芸副委員長:伊達圭祐さん
交通安全委員長:布野尚斉さん
交通安全副委員長:成相はづきさん
保健委員長:田後美波さん
保健副委員長:長岡優太さん
図書委員長:持田佳奈さん
図書副委員長:児島秀治さん
体育委員長:石川莞汰さん
体育副委員長:黒見柚日子さん
報道委員長:三成一志さん
報道副委員長:安田悠夏さん
給食委員長:長﨑留奈さん
給食副委員長:新井雅哉さん
美化委員長:佐藤和哉さん
美化副委員長:藤原華織さん
ボランティア委員長:片寄佑香さん
ボランティア副委員長:藤原啓樹さん
◎ 「嵐」からのメッセージ!
このようなタイトルをつけると何だろうと思われることでしょう…?
「嵐」といえば,今人気
絶頂のアイドル5人グループのことです。NHKの紅白歌合戦の司会者としてもお馴染みになりま
した。実はこの正月の新聞広告特集として,
「嵐」からのメッセージが掲載されていました。どのよ
うな内容か興味があったので目を通すと,とても考えさせられ共感いたしました。そこで,もうお
読みになった方も多いかもしれませんが,紹介してみたいと思います。
「嵐」の5人が日本各地を旅し,そこで出会った人や出来事を紹介した「ニッポンの嵐」の書籍
から紹介されたものです。冒頭は「日本はとても美しく,日本人はとても優しい」という言葉から
始まります。
●長い蓄積が生んだもの
私たち日本人は長い歴史の中で,自然と調和した暮らしを続けてきた。資源が少ないからこ
そ,限られた条件のなか,創意工夫を凝らして価値を高める知恵が磨かれた。災害が多いから
こそ,いざという時は助け合い,団結して困難を乗り越えるたくましさが培われた。
美しくも厳しい自然のなかで,名もない人々が古代から脈々と続けてきた数々の営み。その
中で繊細な感性や好奇心,忍耐力,思いやりの心といった精神性も育まれてきた。その長い長
い蓄積のうえに,この国のものづくり,サービス,文化がある。
東京スカイツリーは地震国で鍛え抜かれた建築技術なしには完成しなかっただろう。世界で
流通するスマートフォンには,小型軽量化を極めた日本の技術や部品が無数に使われている。
品質に徹底的にこだわり,何事も極め尽くす職人魂,ものづくりは世界から高く評価されてい
る。日本には世界トップシェアを誇る中小企業や町工場も数多い。環境,ロボット,水道イン
フラなどの技術は世界トップレベルだ。青色 LED や iPS 細胞のような独創的な発見や研究もあ
る。日本は今も世界に冠たる技術大国である。
●日本の富は世界第1位
さらに大きな武器となるのがソフトパワーだ。分刻みのスケジュールを正確に運行する交通
システムをはじめ,宅配便,コンビニなどの高度オペレーション,相手の立場に立ったきめ細
かなサービスに感嘆する外国人は多い。茶道,華道,書道など,日常の暮らしを芸術にまで高
めてきた伝統は極めて個性的だ。そこで培われた探求心,繊細な感性は,日本のマンガやアニ
メ,食文化などに対する海外からの高い評価と無縁ではない。
国連持続可能な開発会議(リオ+ 20)で公表された,自然や社会,人的な価値を含めた1人
当たりの「包括的な富」において,日本は世界第1位だった。便利な交通インフラ,治安の良
さ,医療制度の充実,家族的経営などにより,安心して暮らせることもこの国の大きな底力だ
といえる。
東日本大震災では大混乱のなか,落ち着いて行動し,支え合う日本人の姿が世界から賞賛さ
れた。困難があれば,力を合わせ,未来を切り開いてきた日本人のたくましさか健在だ。そし
て被災地にも,どんな離島にも,郷土を愛し,誰からも注目されていなくても,黙々と地域の
発展に尽くす人々がいる。そんな人々の鼓動が響きあい,日本を元気にしていく。そのような
人がいる限り,この国の未来は明るい。
<広告特集記事掲載については朝日新聞社から承諾を得ています>
この広告特集を読んだ時,何となくマイナス思考のご時世にあって,私自身とても勇気づけられ
ました。私たちはごく限られた狭い範囲でしか生活していませんので,広い世の中のことを知る良
い機会でした。それも日本人の勤勉さや国の良さが列記されていると,この国に住んでいて良かっ
たという安心感でいっぱいになりました。
そこで,私たちはこれからどう行動すればいいのか,ということが問われるの
ではないかと思います。この広告特集から学ぶべきことがたくさんあると思いま
すので,生徒の皆さんもこれからの生活をどう過ごせば充実できるかを問うてみ
る機会にしてはいかがでしょうか…。