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平成21年 正月号

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宝泉寺報
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無知で争い荒 すさ むほどに短くなって僅か
数十歳となる。また、世界の人々が貪瞋痴の
無い慈しみの心になる時、何と八万四千歳に
までにもなるということです。
現 在の 宇 宙は 賢 劫 け んご う ( 劫 こう =
一 つ の 宇宙 が 現 れ て 消滅 す る ま で の 長 い 時 間
の単位)で、この一劫中に四人目として現れ
た仏陀(お釈迦様)は長く生きて百歳少々の
御寿命を八十歳で大般涅槃なさいました。
お 釈迦 様の 前のカ ッサ パ仏陀 は二 万 歳の
寿命。賢劫の前には仏陀が現れない三十劫の
長い空白があり、出現された六万歳の毘舎浮
仏とその前七万歳の尸棄仏。それ以前は六十
劫も無仏の世界が続き、今から九十一劫とい
う遙かな昔にビパッシーブッダが出現され、
八万歳の寿命であられたとのことです。
過去七仏の以前には九十一劫の無 仏の世
界。それ以前は、何万劫、何十万劫という無
仏の時を過ぎては一人~二人の仏陀が出現、
また無量の空白時間、そうして過去二十八仏
のタンハンカラ仏陀まで遡るお経があるよ
うです。宇宙の一生が一単位の途方もなく長
い時間、無仏の空白、あらゆる生命は、生ま
れて死にまた生まれては死に、動物や魚や鳥
や地獄・餓鬼・畜生・人間・様々な生命とし
て生死を限りなく繰り返して来て、どれもこ
れも経験済みかも知れない。生前の行為や死
ぬ瞬間の心、貪瞋痴に相応する生命にまた生
まれ、果てしもなく生と滅を繰り返す。
「苦」
を繰り返すだけの輪廻。苦の限りない繰り返
しは、「苦」なのだと理解し、苦を終了する
道を、方法を仏陀が説かれるのです。
苦と正しく見ずに、楽ではないかと思いた
>
新年おめでとうございます
生きとし生けるものが、
幸せでありますように。
与謝野町
四辻
編集発行人
住 職
い私たち生命は「苦」の真理を納得しません。
仏 陀 の説 か れ る 「 苦 」 を 理 解 で き な く て も 、
苦しみを離れる真理の教えは、その通りに試
すならば即座に結果が現れます。
自分の心が無知・貪り・怒りを作るそのこ
とが罪 つみ なのですと。ものごとは心の法
則に依るので。罪を犯せば、犯した自分がそ
の罪の悪結果を受けることになる。
世間常識で は相手の悪 行為が 原因なら自
分が怒るのは正しいから怒る訳ですが、仏陀
の教えでは怒る理屈に関係無く自分が怒る
ことは罪であって、自分の貪瞋痴は自分の罪、
だから問答無用にして、すぐに怒り恨みを捨
て、自分の心が罪を犯さないように気を付け
ること。相手の怒り恨みに対して、自分が恨
み返さないことが一大事です。怒りに対して
慈悲の実践で返す以外に、争い恨みが終わる
道がない。この真理を理解しない生命には恨
みに恨み返す愚かな争いが消えません。
大切な人を亡くした。取り返しが付かない
大失敗。老化、病気、怪我、身体が動かない。
いろいろな苦があります。生存が苦なのです
から。ただ、その苦しみの現場で気を付ける
べきことは、自分の心で罪を犯さないように
努力する事です。異常な怒り・憎しみ・嫉妬・
後悔・異常な欲・…等の心を作るのが罪であ
ると理解して、自分の心を慈しみに置き換え
るのが幸福になる道です。
ものごとは心の法則に依る。
心で罪を犯さないようにと戒め
努力して、何時でも慈しみの
心を作るようにすると
根底から平安になります。
<
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今年は己丑( つちのと うし)の年です。
子供の頃に覚えた唄に「村の渡しの船頭さ
んは、今年六十のおじいさん、歳は取っても
お船を漕ぐ時は・♪」というのがあり、その
頃は自分と関係もない遠いお爺さんの話だ
と思っていたのに、今年六十のおじいさんと
歌われた還暦の歳になりました。
昨年の秋、多賀野総代さんと増田さん、そ
れにシルバー人材センター派遣の能勢さん
とで竹垣(建仁寺垣)を作り直すことになり
ました。基礎と鉄の支柱は再利用ですが、後
は全て新しく竹を山から切り出して運び、割
り、幅を削り揃えて一〇数メートルの竹垣を
作 る と い う 、 皆 さ ん 初め て の 造 園 作 業 で す 。
寺役員さんお二人にはお忙しいご用事を置
いて早朝から日暮れまで何日もボランティ
アでお世話になり、お陰で見事に立派な、建
仁寺垣が完成しました。休憩時間の茶飲み話
に「来年は還暦ですよ…」と、一人前に歳を
取ったつもりで私が言いますと、「若いです
なぁー」と能勢さん。役員さんは七十代、能
勢さんは八十代ですから、今年六十のおじい
さんなど、羨やましいほどの若者に見えるよ
うでした。
一世界の人の寿命は、人々の心が欲や怒り
2009(平成 21 年)1 月 1 日
< ほ う せ ん じ ほ う >
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