平成21年度事業報告書 - 地方公共団体情報システム機構 地方公共

平成21年度事業報告書
平成22年6月
財団法人
地方自治情報センター
目
次
Ⅰ
教育研修事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
Ⅱ
情報提供・広報事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
Ⅲ
情報セキュリティ対策支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
Ⅳ
研究開発・共同調査研究事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
Ⅴ
情報処理事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
Ⅵ
本人確認情報処理事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
Ⅶ
総合行政ネットワーク運営事業・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
Ⅷ
総務関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
Ⅰ
1
教育研修事業
教育研修の実施
平成21年度の実施状況は、第1表のとおりである。
(1)教育研修セミナー
センターが主催する教育研修セミナーの実施状況は、開催回数56回、受講者数2,661人
である(詳細は、第3表
平成21年度研修実施状況一覧のとおり)。なお、一部のセミナーに
ついては、Webを利用した事前学習と集合研修を組み合わせたブレンディング研修を取り入れ
て実施した。
(2)情報化研修支援
会員団体が主体となって企画・開催する研修の開催に要する費用等を支援した団体の研修実施
状況は、支援団体6団体、受講者数402人である。また、セミナーで使用したテキストの一部
をセンターのホームページで公開した。
(3)講師派遣
地方公共団体等からの要請により、地方公共団体職員を対象にセンター職員を講師として派遣
した研修の実施状況は、派遣回数9回、受講者数440人である。
第1表
区
分
開催(団体)数
教育研修セミナー
受 講 者 数
56回(154 日)
2,661人
情報化研修支援
6団体
402人
講
9回
440人
71回
3,503人
師
派
計
2
平成21年度研修実施状況
遣
eラーニングによる情報セキュリティ研修の実施
住民に信頼される電子自治体の実現に必要な情報セキュリティ対策を一層強化するため、最新のセ
キュリティ技術及び個人情報の取扱いに関する専門知識並びにノウハウを有する人材をより多く育
成することを目的として、eラーニングによる情報セキュリティ研修を実施した。
第2表
平成21年度eラーニングによる情報セキュリティ研修実施状況
区
分
統括責任者コース
研修期間
平成21年7月から
参加団体数
受講者数
189 団体
673 人
362 団体
6,895 人
457 団体
3,214 人
485 団体
25,811 人
344 団体
6,869 人
590 団体
43,462 人
9月までの3回
管理職員コース
情報システム職員コース
①7月1日~8月17日
②8月3日~9月7日
一般職員コース
③9月1日~30日
新採用職員コース
合
計
15回
-1-
平成21年度は、副市町村長、情報政策担当部長、CIO補佐官等を対象とした「統括責任者コー
ス」、部局長、課室長等を対象とした「管理職員コース」、情報システム所管課長、情報システム担当
者を対象とした「情報システム職員コース」、全職員を対象とした「一般職員コース」、新規採用者等
を対象とした「新採用職員コース」の5コースについて、全コースともに平成21年7月から9月ま
での間、毎月連続して3回実施した。
なお、詳細は第2表のとおりであるが、受講者数は合計で43,462人である。
3
情報セキュリティ大学院大学との共催によるセミナーの実施
平成21年8月に、地方公共団体の職員がセキュリティ施策を指導する上での知識を習得できるよ
う、情報セキュリテイ・マネジメントについて専門的な知識を体系的に学習することを目的として、
情報セキュリティ大学院大学との共催により3日間の情報セキュリティ・マネジメントセミナーを実
施した。実施状況は、受講団体23団体、受講者数31人である。
第3表
研
修
名
新任情報化管理者セミナー
IT基礎セミナー
情報システム基礎セミナー
ネットワーク基礎セミナー
システム企画セミナー
研修企画セミナー
業務改善・改革セミナー
平成21年度研修実施状況一覧
期
間
日数
人数
開催地
4 月 23 日
~
4 月 24 日
2
49
東
京
6 月 11 日
~
6 月 12 日
2
39
東
京
7 月 23 日
~
7 月 24 日
2
41
大
阪
5 月 14 日
~
5 月 15 日
2
50
東
京
6 月 18 日
~
6 月 19 日
2
49
東
京
5 月 13 日
~
5 月 15 日
3
42
仙
台
5 月 27 日
~
5 月 29 日
3
50
東
京
6 月 17 日
~
6 月 19 日
3
50
大
阪
7 月 15 日
~
7 月 17 日
3
49
東
京
8月5日
~
8月7日
3
50
東
京
6月3日
~
6月5日
3
51
福
岡
7月8日
~
7 月 10 日
3
49
東
京
8 月 19 日
~
8 月 21 日
3
50
名古屋
9 月 30 日
~
10 月 2 日
3
50
東
京
10 月 28 日
~
10 月 30 日
3
51
大
阪
7月8日
~
7 月 10 日
3
36
大
阪
10 月 28 日
~
10 月 30 日
3
35
東
京
9月9日
~
9 月 11 日
3
29
東
京
7月1日
~
7月3日
3
33
福
岡
10 月 7 日
~
10 月 9 日
3
43
東
京
11 月 18 日
~
11 月 20 日
3
43
大
阪
1 月 27 日
~
1 月 29 日
3
44
東
京
-2-
研
修
名
期
間
日数
人数
開催地
7 月 15 日
~
7 月 17 日
3
38
大
阪
9 月 16 日
~
9 月 18 日
3
33
東
京
1 月 20 日
~
1 月 22 日
3
40
東
京
3月3日
~
3月5日
3
30
東
京
8 月 19 日
~
8 月 21 日
3
44
東
京
2月3日
~
2月5日
3
37
東
京
7 月 23 日
~
7 月 24 日
2
50
東
京
11 月 26 日
~
11 月 27 日
2
47
東
京
1 月 14 日
~
1 月 15 日
2
50
大
阪
電子文書管理セミナー
11 月 5 日
~
11 月 6 日
2
50
東
京
システム運用管理セミナー
7月1日
~
7月3日
3
69
東
京
8 月 26 日
~
8 月 28 日
3
62
大
阪
11 月 18 日
~
11 月 20 日
3
61
東
京
6 月 24 日
~
6 月 26 日
3
45
大
阪
7 月 29 日
~
7 月 31 日
3
48
東
京
9 月 16 日
~
9 月 18 日
3
43
福
岡
12 月 16 日
~
12 月 18 日
3
40
東
京
6月3日
~
6月5日
3
42
東
京
10 月 7 日
~
10 月 9 日
3
35
大
阪
12 月 2 日
~
12 月 4 日
3
33
東
京
システム監査基礎セミナー
11 月 12 日
~
11 月 13 日
2
39
東
京
調達管理セミナー
5 月 20 日
~
5 月 22 日
3
48
東
京
8 月 26 日
~
8 月 28 日
3
48
東
京
11 月 11 日
~
11 月 13 日
3
41
大
阪
10 月 22 日
~
10 月 23 日
2
37
東
京
2 月 18 日
~
2 月 19 日
2
33
東
京
6 月 24 日
~
6 月 26 日
3
41
東
京
9月9日
~
9 月 11 日
3
40
大
阪
12 月 2 日
~
12 月 4 日
3
41
名古屋
2 月 24 日
~
2 月 26 日
3
37
東
京
9月2日
~
9月4日
3
43
東
京
10 月 14 日
~
10 月 16 日
3
41
東
京
12 月 9 日
~
12 月 11 日
3
42
大
阪
1
250
東
京
154
2,661
情報化政策セミナー
システム開発セミナー
ネットワーク応用セミナー
委託管理セミナー
プロジェクト管理セミナー
情報コーディネート基礎セミナー
情報セキュリティセミナー
情報セキュリティ監査セミナー
トピックスセミナー
計
9 月 29 日
56回
-3-
Ⅱ
1
情報提供・広報事業
「月刊LASDEC-地方自治情報誌-」及び「月刊LASDECニュースレーダー」の発行
(1)「月刊LASDEC-地方自治情報誌-」の発行
地方公共団体における情報化の促進や情報通信技術の利用水準の向上を図るために必要な最
新技術情報、代表的運用事例、国の情報化施策等を中心に、地方公共団体向けの情報専門誌とし
て「月刊LASDEC-地方自治情報誌-」を編集発行し、会員に配布した。
ア
平成21年度発行部数 83,900部
イ
平成21年度の特集テーマは、次のとおりである。
21年
4月号
電子申請利用率向上
5月号
ITで育む地域文化
6月号
コストダウンへのアプローチ
7月号 利活用時代の GIS
8月号
ITによる防災対策
9月号
地方自治情報化推進フェア 2009
官民連携が進む情報化
11月号
保健・福祉の情報化進捗
12月号
情報化職員等表彰
22年
10月号
1月号
無線ブロードバンド
2月号
情報セキュリティ確保の方策
3月号
安心・安全のまちづくり
(2)「月刊LASDECニュースレーダー」の発行
全国各地で発行されている新聞及び定期刊行物等から、国、地方公共団体の情報化やICTの
活用に関する記事を収録した月刊誌「月刊LASDECニュースレーダー」を発行し、会員に配
布した。本誌の情報収集は、あらかじめ委嘱している都道府県及び指定都市の「LASDECレ
ポーター」からの情報提供を中心に行っている。
ア
平成21年度発行部数 30,520部
イ
月刊LASDECニュースレーダーの主な掲載記事は、次のとおりである。
・国の動きに関する記事
・行政情報化、地域情報化推進等の計画、実施に関する記事
・オンライン、データベース、ネットワークに関する記事
・セキュリティに関する記事
・情報化関連の法令・条例の制定、検討会の設置等に関する記事
2
「地方自治情報化推進フェア2009」の開催
地方公共団体の電子自治体推進に資するため、「便利で安全なICT社会へ」をメインテーマに、
最新の行政情報システムの展示とデモンストレーション、講演会、ベンダープレゼンテーション及び
セミナー等を行う「地方自治情報化推進フェア2009」を開催した。
-4-
(1)情報システム展示会の開催
電子自治体の構築を更に推進することを目的に、センターの賛助会員である情報化関係企業の
協賛により、各種行政情報システムの展示とデモンストレーションを行う「情報システム展示会」
を開催した。
・開催年月日:平成21年9月28日(月)~29日(火)
・場
所:東京ビッグサイト
西1ホール
・入 場 者 数:4,277人
・出 展 企 業:51社
㈱RKKコンピューターサービス、㈱アイネス、朝日航洋㈱、アジア航測㈱、イーコーポレーショ
ンドットジェーピー㈱、㈱インテック、㈱インフォマティクス、㈱内田洋行、ESRIジャパン
㈱、NTTコミュニケーションズ㈱、NTTコムウェア㈱、㈱NTTデータ、㈱エフコム、キー
ウェアソリューションズ㈱、㈱ぎょうせい、行政システム㈱、行政システム九州㈱、㈱ケーケー
シー情報システム、国際航業㈱、㈱シーアイシーシステムズ、シャチハタ㈱、㈱ジェイ エスキュー
ブ、㈱ジーシーシー、ジャパンシステム㈱、㈱スカイコム、(財)全国地域情報化推進協会、㈱
ゼンリン、㈱TKC、DIRシステムテクノロジー㈱、㈱電算、東芝ソリューション㈱、㈱ドー
ン、日本オラクル㈱、日本電気㈱、日本電子計算㈱、日本ユニシス㈱、㈱パスコ、東日本電信電
話㈱、日立公共システムエンジニアリング㈱、㈱日立情報システムズ、㈱日立製作所、ビルコン
㈱、㈱BSNアイネット、富士ゼロックスシステムサービス㈱、富士通㈱、㈱富士通ビジネスシ
ステム、富士電機システムズ㈱、マイクロソフト㈱、マクニカネットワークス㈱、㈱両備システ
ムズ、㈱両毛システムズ
・特別出展:大韓民国政府
(2)講演会の開催
電子政府・電子自治体の現状、今後の展望について認識を深めるとともに、行政情報化・地域
情報化のあり方について考えるため、学識経験者を講師に招き「講演会」を開催した。
・開催年月日:平成21年9月28日(月)
・場
所:東京ビッグサイト 西1ホール内 講演会場
・参 加 者 数:470人
・題
目:「次世代電子行政サービスの構想」
講師:東京大学大学院情報学環・学際情報学府
教授
須藤
修氏
「「i-Japan 戦略 2015」策定と人々の暮らしの変化について」
講師:株式会社イプシ・マーケティング研究所
代表取締役社長
野原
佐和子氏
(3)ベンダープレゼンテーションの開催
情報システム展示会出展企業が、電子自治体及び情報化推進に関する内容について解説や導入
事例等の説明を行う「ベンダープレゼンテーション」を開催した。
・開催年月日:平成21年9月28日(月)~9月29日(火)
・場
所:東京ビッグサイト
西 1 ホール内
ベンダープレゼンテーション会場
・参 加 者 数:1,701人
・実 施 企 業:29社
㈱RKKコンピューターサービス、イーコーポレーションドットジェーピー㈱、㈱インテック、
㈱インフォマティクス、㈱内田洋行、ESRIジャパン㈱、㈱NTTデータ、キーウェアソリュー
ションズ㈱、行政システム九州㈱、㈱ケーケーシー情報システム、国際航業㈱、㈱ジェイ エス
キューブ、ジャパンシステム㈱、㈱TKC、東芝ソリューション㈱、㈱ドーン、日本オラクル㈱、
-5-
日本電気㈱、㈱パスコ、東日本電信電話㈱、日立公共システムエンジニアリング㈱、㈱日立情報
システムズ、㈱日立製作所、富士ゼロックスシステムサービス㈱、富士通㈱、富士電機システム
ズ㈱、マイクロソフト㈱、マクニカネットワークス㈱、㈱両備システムズ
(4)トピックスセミナーの開催
電子自治体に関する話題及び自治体導入事例を中心とした「トピックスセミナー」を開催した。
・開催年月日:平成21年9月29日(火)
・場
所:東京ビッグサイト
西1ホール内講演会場
・参 加 者 数:250人
(5)特別プレゼンの開催
便利で安全な電子政府の実現を目指す大韓民国の電子政府の紹介を行う「特別プレゼン」を開
催した。
・開催年月日:平成21年9月28日(月)
・場
所:東京ビッグサイト
西1ホール内特別会場
・参 加 者 数:60人
(6)ITアドバイザー等との意見交換の実施
地方公共団体のICT施策等について、ITアドバイザーをはじめ地方公共団体のCIOや情
報管理主管課長等との意見交換を実施した。
・開催年月日:平成21年9月28日(月)
・場
所:東京ベイ有明ワシントンホテル
・参 加 者 数:123人
3
情報化職員等の表彰
地方公共団体における情報化の進展に著しく貢献された職員及び地方行政の情報化の進展に著し
く貢献された地方公共団体、永年にわたり情報化に尽力された職員並びに特定の分野(平成21年度
は「住民基本台帳カードの利活用及び普及拡大へのユニークな取組み」)において著しく成果を上げ
た地方公共団体に対して表彰を行った。
・開催年月日:平成21年9月28日(月)
・場
所:東京ベイ有明ワシントンホテル
・表 彰 内 容:特別表彰(職員)
特別表彰(団体)
長期勤続者表彰
奨励賞
4
3人
1団体
59人
4団体
インターネットによる情報提供
(1)ホームページによる情報提供
ホームページについては、会員である地方公共団体の職員をはじめ広く国民を対象とし、見や
すく利用しやすいことを作成の方針として、迅速かつ適切なページ更新に努めた。
平成21年度においては、新たに「セミナー・イベント情報」コーナーを設け、電子自治体関
連のセミナーやイベント等の情報を掲載し、会員の情報収集の利便性の向上を図った。
また、ホームページの会員コーナーでは、電子自治体の推進に関する国の施策、行政情報化の
動向、地域情報化に関する取組み及び最新のシステム導入状況等の情報を掲載するとともに、会
員間の効率的な情報共有を目的とした各課長会コーナーにおいても、掲載情報の充実を図った。
-6-
なお、ホームページにおいて、センターの事業内容の紹介と併せて国等と連携を図り、次の情
報を掲載した。
ア
地方公共団体ホームページへのリンク等の一覧
イ
地方公共団体のコード、住所等の一覧
ウ
地方公務員の採用試験に関する情報
(2)LASDECメールマガジンの発行
センター主催の会議、ホームページの新着情報等、センターの活動内容を掲載した「LASD
ECメールマガジン」を原則として毎週1回、正会員に電子メールで47回配信した。
5
情報化に関する助言及び情報提供
(1)相談・助言
地方公共団体における全体最適化、情報システムの見直し、情報システムの調達、新しい技術・
モデルの活用、情報セキュリティ等に関する相談について、適切な助言を行った。
また、会員からの相談に対し、ITアドバイザーの紹介・派遣を行った。
(2)情報提供
電子自治体における国の施策や自治体クラウド、コンビニ交付など具体の事業について解説す
るとともに、関連する当センターの取組みについて紹介する電子自治体推進セミナーを全国5カ
所で開催した。
また、電子自治体を積極的に推進する地方公共団体の事例集として、最新の GIS 利活用事例を
テーマに電子自治体ベストプラクティスの作成を行った。
さらに、電子自治体関連展示会である自治体総合フェア 2009 に出展し、センターの事業紹介
を行うとともに、センターの事業内容を広く地方公共団体等に紹介し理解を深めてもらうため、
広報ビデオ(DVD)の制作を行った。
(3)諸外国との情報交換
独立行政法人国際協力機構(JICA)が行う諸外国の情報担当幹部を対象としたIT研
修に協力し、相互理解に努めた。平成21年度には、ボツワナ共和国、マレーシア、ルワン
ダ共和国、ドミニカ共和国の4カ国からの訪問があった。
また、大韓民国地域情報開発院と、電子自治体に関する情報の提供及び機関誌、刊行物の
交換等交流を行った。
6
全国都道府県情報管理主管課長会等との連携
会員相互並びに会員と当センターの情報交流等を促進し、地方公共団体におけるICTの円滑かつ
有効な利用の推進に資するため、下記の会の事務局として、企画・運営の事務を行った。
(1)全国都道府県情報管理主管課長会
春季会議(5月東京都)、秋季会議(11月香川県)、各ブロック課長会議・ブロック担当者会
議(13回)
(2)指定都市情報管理事務主管者会議
春季会議(5月浜松市)、秋季会議(9月東京都)
(3)特別区電子計算主管課長会
課長会(5月、7月、11月、1月いずれも東京都)、システム研究会(7月、11月いずれ
も東京都)
-7-
(4)全国市町村情報管理主管課長会
役員会(6月東京都、2月大阪府)、新旧役員会(11月東京都)、共同アウトソーシング推進
セミナー(2月東京、大阪、仙台)
(5)全国広域市町村圏情報管理連絡協議会
全国会議(9月東京都)
また、平成22年5月1日にセンター創設40周年を迎える機会に、センター事業の適切な評価・
見直しを行うとともに、積極的かつ多角的にセンター事業の検討、取組みを行っていくため、情報化
推進調査事業を実施し、全国都道府県情報管理主管課長会会員である都道府県情報管理主管課長から
センターの事業等へのニーズや意見等の把握に努めた。
7
国への改善要望
地方公共団体の効率的な情報システムの運用及び行政情報化・地域情報化を図るための課題で、都
道府県からの改善要望事項について、
「国に対する地方公共団体の情報化に係る改善要望取扱検討会」
の審議を経て、次の項目について全国都道府県情報管理主管課長会として国への改善要望を行った。
(公的個人認証関連)
・公的個人認証サービスに関する財政支援等及び運営の改善について
・公的個人認証等の電子認証制度の再検討及びシステム要件等の見直しについて
・公的個人認証サービスの地方負担について
(ブロードバンド関連)
・ブロードバンド(公設)のランニングコストに対する支援について
・ブロードバンド・ゼロ地域の解消について
(地上デジタル放送関連)
・地上デジタル放送推進総合対策の実施について
・地上デジタル放送の視聴環境整備について
・地上デジタル放送の送受信環境の整備への支援について
・地上デジタル放送への円滑な移行のための対策について
・辺地共聴施設の改修等に対する国の支援の拡充について
(その他)
・府省サービスを提供する場合の負担金について
・情報セキュリティ関連法の整備の要望について
・地理的名称に関連するgTLD(注)関係の事務に対する支援について
(注)generic Top Level Domain の略。インターネット上のドメインのうち、登録者の国や地域に関係なく取
得する権利がある最上位階層のドメイン(トップレベルドメイン)のこと。
「com」、
「net」、
「org」など
がある。
-8-
Ⅲ
情報セキュリティ対策支援事業
地方公共団体の情報セキュリティレベルの向上を支援する事業を実施するとともに、セキュリティ情
報の共有等の機能である自治体CEPTOARの業務を行った。
1
情報セキュリティ対策支援事業
(1)ウェブ健康診断の実施
地方公共団体が運営するホームページの改ざん防止等に資するため、ウェブアプリケーション
の脆弱性の有無を診断し、診断結果を提供した(延べ530団体、自治体ホームページ・図書館
蔵書検索・公共施設予約・電子申請等各ウェブサイト)。
全体の診断結果を分析し、地方公共団体へ情報提供するとともに、危険な脆弱性等について注
意喚起を行った。
また、ウェブ健康診断で実施している診断の技術について、実技演習形式で学習できる講習会
を実施し、自治体職員のスキルアップに貢献した(全国8カ所、延べ164名が参加)。
(2)ウェブ感染型マルウェア能動的検知の実施
地方公共団体のホームページの安全・安心な運営に資するため、ガンブラー等ウェブページを
閲覧しただけで感染するタイプのマルウェアの有無を確認し、検知した団体に対して報告を行っ
た(延べ870団体の自治体公式ホームページが対象)。
また、検知したガンブラー等危険なマルウェアについては、地方公共団体に情報提供するとと
もに注意喚起を行った。
(3)情報セキュリティ内部監査アドバイザーの派遣
19団体にアドバイザーを派遣し、監査チェックリストの作成、被監査部門への監査の実施、
監査結果を取りまとめるなど、監査を円滑に実施できるよう支援した。
また、LGWAN上のポータルサイトに内部監査で使用できる手順を定めた実施マニュアルを
掲載し、地方公共団体に情報提供した。
(4)ICT部門のBCP
(注)
策定アドバイザー派遣
5団体にBCP策定のためのアドバイザーを派遣し、各団体ごとにBCPが円滑に策定できる
ようにアドバイスを実施した。
作成した5団体のBCPは、LGWAN上のポータルサイトに掲載し、地方公共団体に情報提
供した。
(注)Business Continuity Plan(業務継続計画)の略。災害・事故で被害を受けても、重要業務をなるべく
中断させず、中断してもできるだけ早急に復旧させるための計画。
(5)情報セキュリティ研修講師の派遣
職員のセキュリティ意識・レベルの向上を図るため、専門の講師を12団体に派遣した。
(6)ポータルサイトの運営
LGWAN上にポータルサイトを設置し、地方公共団体に関係する各種有益なセキュリティ情
報を提供するとともに、セキュリティ対策に係る研修教材等を地方公共団体が自由に活用できる
ようにした。
-9-
(7)自治体セキュリティニュース、LASC(注)メールマガジンの発行
最新の地方公共団体、国、公的機関のセキュリティに関する事故等のセキュリティニュース、
自治体のセキュリティ対策の取組事例を内容とするLASCメールマガジンをLGWANメー
ルで地方公共団体に配信した(ニュースは週に 1 回、メールマガジンは月に1回)。
地方公共団体では、配信された情報を庁内LANの掲示板に掲載するとともに、職員への研修
資料等として活用している。
(注)Local Authorities Security Support Center(自治体セキュリティ支援室)の略。
2
自治体CEPTOAR(注)業務の実施
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)やセキュリティ関係機関から発せられる重大なI
T障害等の情報をLGWAN上のポータルサイト及び電子メールにより、全地方公共団体へ迅速に伝
達した。
また、重要インフラ分野の各セプターが連携して創設したセプターカウンシル(重要インフラ連絡
協議会)の一員として、情報セキュリティ対策を一層強化するための分野横断的な情報共有活動を推
進した。
(注)Capability for Engineering of Protection, Technical Operation, Analysis and Response の略。第
1次情報セキュリティ基本計画(平成18年2月2日)に基づき、IT障害の未然防止等のため政府等
から提供される情報について関係重要インフラ分野で共有するため、各重要インフラ分野(情報通信、
金融、航空、鉄道、政府・行政サービス(地方公共団体を含む)等の10分野)内で整備する「情報共
有・分析機能」のこと。
- 10 -
Ⅳ
1
研究開発・共同調査研究事業
地方公共団体におけるワンストップサービスの実現に向けた総合窓口システム導入のあり方に関
する調査研究の実施
地方公共団体におけるワンストップサービスの実現に向けた総合窓口システムについて、対象とす
る総合窓口システムの定義を設定し、全国の地方公共団体を対象として取組状況のアンケート調査や
先進団体への詳細な導入状況のヒアリング調査等を行うことにより、地方公共団体における総合窓口
システム導入の現状や課題等を把握・分析し、総合窓口システムの導入におけるノウハウ、住民本位
のワンストップサービスの実現に向けた課題等を取りまとめた。
2
市区町村電子自治体推進支援事業の実施
(1)コンビニエンスストアのキオスク端末での証明書等交付推進事業
「コンビニ等のキオスク端末を利用した証明書等の自動交付(コンビニ交付)」の実現に必要
となる「証明書交付センターシステム」を構築し、制度面、技術面等の観点から検証運用を行っ
た。コンビニ交付は、コンビニ等のキオスク端末を利用して、住民票の写しなどの証明書等を自
動交付する取組みであり、先行実施団体として渋谷区、三鷹市、市川市の3団体とコンビニ事業
者1社により、平成22年2月2日からサービスを開始した。
(2)住民基本台帳カード多目的利用促進事業
市区町村の行政事務の効率化及び住民サービスの向上に資するため、ICカード標準システム
を活用した自動交付機導入推進事業に取り組む5団体及び広域での証明書自動交付、広域での図
書館システムの利用に取り組む1グループ3団体を選定し、それら団体について支援した。また、
希望する市区町村に提供しているシステムの保守業務を引き続き実施した。さらに、全国12カ
所で利活用推進セミナーを開催するとともに、住民基本台帳カードの多目的利用に取り組む14
団体について事例集を作成し、内容も更新した。
(3)自治体クラウド・共同アウトソーシング事業
総務省が実施する「自治体クラウド開発実証事業」に係る標準仕様書を策定した。また、「共
同アウトソーシング推進協議会」を「自治体クラウド・共同アウトソーシング推進協議会」に発
展改組した。
自治体クラウド・共同アウトソーシングを推進するためにセミナーを全国3カ所で開催すると
ともに、共同アウトソーシングの導入の手引きやベストプラクティスとして4団体の事例集を作
成した。
モデルシステムの一つである被災者支援システムの普及施策として、機能改善等を行い、サ
ポートセンターを開設して地方公共団体の導入支援等を行った。
電子自治体構築における共同化等の投資対効果に係る分析・評価手法に関する調査研究を行う
とともに分析・評価ツールを作成した。
(4)eコミュニティ形成支援事業
市区町村の要望に基づき、処理速度の向上及び管理者権限の機能強化等、地域SNSモデルシ
ステムの改善・拡充を実施した。
- 11 -
(5)市区町村業務用プログラムライブラリ事業
前年度に引き続き、地方公共団体等が作成したプログラムを統一的に登録・管理し、他の地方
公共団体が有効に活用できるようにするためのプログラムライブラリを LGWAN-ASP として提供し
た。また、本事業に係る改善を要する事項を分析し、報告書として取りまとめた。
3 共同調査研究事業の実施
複数の会員が主体となって、次の5テーマについて、延べ21団体により共同調査研究が行われた。
(1)地方公共団体におけるITガバナンスの向上に関する調査研究(研究団体:藤沢市、横手市、小
田原市、大和市、長崎市)
(2)情報システムにおける最適化のあり方について(研究団体:浜松市、沼津市、富士市、掛川市)
(3)デジタル時代における住民参加型の検索システムの設計に関する調査研究(研究団体:吹田市、
豊中市、池田市、高槻市)
(4)仮想化技術の活用による住民向けシステムの共同利用(横展開)の実現手法についての調査研究
(研究団体:鳥取県、鳥取市、倉吉市、岩美町、日南町、江府町)
(5)ICT環境におけるアナログ機器を活用したデジタルデバイトの解消について(研究団体:大牟
田市、春日市)
4
研究成果説明会の開催
前年度に行った1及び3の調査研究事業の成果を報告書に取りまとめ、会員に提供するとともに、
研究成果説明会を東京及び大阪において開催した。
- 12 -
Ⅴ
情報処理事業
地方行財政に関する業務のシステム開発及び運用について、業務を受託し情報処理事業を行った。な
お、情報処理事業を一層適切に行うために認証取得したISMS(注)に基づき、セキュリティの確保及び
個人情報保護に万全を期している。
(注)Information Security Management System の略。ISO/IEC27001 の国際規格に基づき、組織が情報資産
を適切に管理し、機密を守るための包括的な枠組み。情報資産を扱う際の基本的な方針(セキュリティ
ポリシー)や、それに基づいた具体的な計画、運用、一定期間ごとの見直しまで含めた、トータルなリ
スクマネジメント体系のこと。
1
税務情報の処理
都道府県税務主管課における次の情報等に係る業務を受託し、適切に処理を行った。また、平成2
3年度からのLGWAN回線の活用に向けて、システム開発に着手した。
(1)自動車登録情報
自動車税賦課徴収システムの円滑な運営に資するため、自動車の登録、検査等に関する情報の
処理を行った。
(2)たばこ流通情報
都道府県たばこ税の課税の適正化に資するため、地方税法の規定に基づく関係都道府県への通
知に係るたばこ流通情報を、全国レベルで管理し、処理を行った。
(3)利子割還付請求事務
法人住民税における利子割控除・還付に係る都道府県間の利子割精算事務を、全国レベルで管
理し、処理を行った。
(4)軽油流通情報
軽油引取税の課税の適正化に資するため、地方税法の規定に基づく元売、特約指定等の都道府
県間通知に係る情報及び受払い報告書等の都道府県への通知に係る情報を、全国レベルで管理し、
処理を行った。
(5)地方消費税都道府県間清算事務
地方消費税における都道府県間の清算事務を、全国レベルで管理し、処理を行った。
2
地方交付税及び地方特例交付金算定事務の処理
都道府県における市町村分普通交付税及び地方特例交付金算定事務の円滑な運営に資するため、地
方交付税に係る各種算定事務を受託し、処理を行った。
3
地方公共団体金融機構業務の処理
地方公共団体金融機構における融資業務の円滑な運営に資するため、地方公共団体に対する融資に
関し、資金の貸付及び債権の管理業務を受託し、処理を行った。
4
全国町・字ファイル(注)の提供
全国町・字ファイルを希望する地方公共団体等に提供した。
(注)町・字・丁目までの最新の地名約65万件を収録したカートリッジ型磁気テープ、CD-ROM等の磁
気媒体。
- 13 -
5
その他の情報処理業務等
(1)次の業務を関係機関から受託し、処理を行った。
ア
自動車取得税額一覧表(新車版、中古車版)の作成業務(日本自動車工業会)
イ
自動車取得税額一覧表(輸入車版)の作成業務(日本自動車輸入組合)
ウ
購入薬価調査の集計業務(全国自治体病院協議会)
(2)地方公共団体関係機関の次の業務について支援を行った。
6
ア
都道府県有建物共済業務(都道府県会館)
イ
町村議員共済年金業務(町村議会議員共済会)
都道府県税務情報処理協議会の企画・運営
都道府県税務事務における情報処理の円滑化に資するため、都道府県税務主管課長を会員とする都
道府県税務情報処理協議会の事務局として、幹事会議、ブロック会議の企画・運営を行った。
- 14 -
Ⅵ
本人確認情報処理事業
住民基本台帳ネットワークシステム全国センターは、平成15年8月から本格稼働した住民基本台帳
ネットワークシステムのセキュリティの確保を図りつつ、国の行政機関等に対する本人確認情報の提供
及び指定認証機関に対する異動等情報の提供を行うとともに、住民票の写しの広域交付、転入転出の特
例処理、住民基本台帳カードの交付等システムの安定運用に努めた。
1
住民基本台帳ネットワークシステムの運用
(1)住民基本台帳ネットワークシステムの運用・監視及びシステムの運営改善
住民基本台帳ネットワークシステムの安全・確実な運用を推進するとともに、ネットワー
クの信頼性・安全性を確保するため、24時間監視体制により、通信機器の故障、不正アク
セスの監視・解析等を行った。
また、システム開発については、外国人住民を住民基本台帳法の適用範囲とするなどの住
基法改正対応、システムの運用改善のための機能変更・追加を行う等業務アプリケーション
ソフトの開発に努めるとともに、住民基本台帳カードの偽変造対策の機能強化の開発・導入
支援及び住民基本台帳カードの仕様の見直しに取り組んだ。
さらに、次期システムについては、住民基本台帳ネットワークシステム推進協議会におい
て、システムの再構築は行わず機器更新を行うこと及び暗号危殆化等の課題に対応すること
の方針を決定した。
(2)地方公共団体との連携によるセキュリティの確保
システムの安全・確実な運用のため、地方公共団体と連携を図りつつ、セキュリティ対策の強
化を図った。
(3)コールセンターの運用等地方公共団体に対する支援
コールセンターの運用等地方公共団体に対するシステム運用の支援を行った。
(4)国の行政機関等に対する本人確認情報の提供
国の行政機関等に対し本人確認情報の提供を行い、提供件数は、1億1,505万件となった。
(5)指定認証機関に対する異動等情報の提供
公的個人認証サービスにおける電子証明書の失効処理のため、指定認証機関に対して異動等情
報の提供を行った。
(6)本人確認情報の開示及び苦情処理
本人確認情報の開示請求に対する事務を適切かつ迅速に処理した。
(7)本人確認情報保護委員会の運営
本人確認情報の保護に関する事項を調査審議するための本人確認情報保護委員会を1回開催
した。
(8)個人情報保護意識の向上及び安全・正確性確保のための研修会の開催
個人情報保護意識の向上及びシステムの安全かつ正確な運営を図るため、地方公共団体、国の
行政機関等の担当者を対象とした研修会を実施した。
2
住民基本台帳ネットワークシステム推進協議会の運営
住民基本台帳ネットワークシステム推進協議会の事務局として、協議会5回、幹事会6回、システ
ム整備検討部会1回、システム利用検討部会1回及びその他説明会を開催した。
- 15 -
Ⅶ
総合行政ネットワーク運営事業
総合行政ネットワーク(LGWAN)について、総合行政ネットワーク運営主体として、総合行政ネットワー
クシステムの円滑な運用を推進し、安全で効率的な運用に努めた。
特に情報セキュリティに関しては、これまでの、外部監査、内部監査並びに WebTrust 検証に加え、
情報セキュリティマネジメントシステムの見直しを行い、ISMS(ISO/IEC27001:2005/JIS Q 27001:2006)
認証を取得し、安全性、信頼性の一層の確保に努めた。
さらに、アプリケーション・サービス・プロバイダ(LGWAN-ASP)が提供するサービスの拡充を図ると
ともに、LGWAN 基本サービスの利活用を促進し、電子自治体の実現に寄与した。
1 総合行政ネットワーク(LGWAN)の運営
(1)ネットワークの運用
ネットワークシステムの安全性、信頼性の確保を図り、効率的で安定的な運用に努めた。
また、LGWAN の利活用促進方策を継続的に検討するとともに、LGWAN ネットワークの第三次整
備計画のあり方について、総合行政ネットワーク運営協議会における検討を支援した。
(2)LGWAN-ASP 及び LGWAN 基本サービスの普及拡大
ASP の普及拡大のための広報並びに ASP 接続審査の円滑化を図り、ASP サービスの普及拡大に
努めた。
特に、地方税関係においては、地方税の電子申告(eLTAX)の導入・拡大、公的年金からの個
人住民税の特別徴収事務への適用、eLTAX 用通信回線の LGWAN への移行、所得税確定申告書デー
タの地方公共団体への送信(国税連携)等について、関係協議機関に対する技術的課題を中心に
支援を行った。
また、各種証明書のコンビニ交付、自治体クラウド実験、新たな在留管理制度等における LGWAN
活用に対する支援を行い、LGWAN の一層の活用に努めた。
なお、LGWAN-ASP の接続・登録状況は、アプリケーション及びコンテンツサービス 180 件、ホ
スティングサービス接続 101 件、通信サービス登録 156 件並びにファシリティサービス登録 203
件の合計 640 件となった。
さらに、国から地方公共団体に提供する府省サービスは、産業廃棄物行政情報システムや循環
型社会形成情報推進システムなど、この 1 年間で 6 システムの増加となり、国及び公的機関から
全国向けに行うサービスは ASP を含めると 37 システムに拡大した。
また、電子メール、電子掲示板、メーリングリスト、電子文書交換等、参加団体が共通的に利
用できる基本サービスの利用も拡大した。例えば、電子メールの送受信件数は、年間 1 億 1,100
万件を超え、前年度に比べ約 28%の伸びを示している。
これらの利用を背景として、バックボーン回線のトラフィック並びに ASP の通信量は、前年度
に比べ 30%を超える伸びを示した。
(3)参加団体に対する運営サービス
参加団体に設置されているサービス提供設備については、更新時期を迎えた機器について、更
新が速やかに完了するよう支援した(1,780 団体完了)。
また、参加団体が運営主体に対して行う各種の変更申請届出作業については、オンライン申請
機能を活用し、事務処理の迅速化、登録管理情報の確実な保持に努めた。
- 16 -
2 地方公共団体組織認証基盤(LGPKI)における認証局の運営管理
参加団体に整備された認証局登録分局との連携により、電子証明書発行業務の受付、審査、発行、
証明書検証サービス及びインターネットにおける公開鍵証明書の検証並びに政府認証基盤(GPKI)と
の相互認証業務など認証局業務の安全かつ安定的な運用に努めた。
また、WebTrust for CA(注)検証を継続的に受け、認証局運用のセキュリティを確保した。
(注)アメリカ公認会計士協会及びカナダ勅許会計士協会が開発した認証局の運用・管理に関する最高水準の
規定。認証局のシステムの信頼性・安全性等に関する内部統制について一定の原則と規準に従った審査
による認定。
3 インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)業務の運用管理
(1)LG.JP ドメイン名の登録申請及び IP アドレスの割当て等
LG.JP 取扱事業者(レジストラ)として、登録申請等の審査及びレジストリへの取次ぎ業務を
行った。
さらに、運営協議会との連携により、当該ドメイン名の利用促進に努めた。
平成 21 年度末の登録状況は、都道府県及び市区町村の総数 1,797 団体のうち、1,796 団体
(99.9%)である。
また、IP アドレス管理指定事業者として、IP アドレスの割振り及び割当てに係る業務を経常
的に行った。
(2)インターネット接続サービス
LGPKI における認証情報の提供等に係るインターネット接続サービスを行った。
4
総合行政ネットワーク運営協議会の運営
総合行政ネットワーク運営協議会の事務局として、次の事務等を行った。
(1)運営協議会、幹事会、専門部会等の開催及びメーリングリストの運用
LGWAN 第三次整備計画に関する検討、LGWAN 活用方策検討及び LGPKI のあり方検討等の諸課題
について、事務局として支援した。
(2)運営協議会の定例事務
行政サービス用ドメイン名認定、総合行政ネットワーク提案審査、ASP サービス提供者等承認
等に関する事務を行った。
- 17 -
Ⅷ
1
総務関係
理事会の開催状況
(1)第175回理事会(書面表決)平成21年4月15日
議決事項
評議員の選出について
(2)第176回理事会
平成21年6月10日
議決事項
ア
平成20年度事業報告及び決算について
イ
評議員の選出について
(3)第177回理事会(書面表決)平成21年6月26日
議決事項
ア
就業規則の一部改正について
イ
役員等給与規程の一部改正について
(4)第178回理事会(書面表決)平成21年7月21日
議決事項
評議員の選出について
(5)第179回理事会
平成21年8月3日
議決事項
理事長の互選について
(6)第180回理事会(書面表決)平成21年9月8日
議決事項
評議員の選出について
(7)第181回理事会
平成22年2月19日
議決事項
ア
平成21年度予算の補正について
イ
基本財産の変更について
ウ
平成22年度事業計画について
エ
平成22年度予算について
オ
役員等給与規程の一部改正について
(8)第182回理事会(書面表決)平成22年3月31日
議決事項
2
ア
就業規則の一部改正について
イ
職員給与規程の一部改正について
評議員会の開催状況
(1)第115回評議員会
平成21年6月9日
議決事項
ア
平成20年度事業報告及び決算について
イ
理事の選任について
ウ
監事の選任について
- 18 -
(2)第116回評議員会(書面表決)平成21年6月25日
議決事項
ア
就業規則の一部改正について
イ
役員等給与規程の一部改正について
(3)第117回評議員会
平成21年7月7日
議決事項
ア
理事の選任について
イ
監事の選任について
(4)第118回評議員会(書面表決)平成21年8月20日
議決事項
ア
理事の選任について
イ
監事の選任について
(5)第119回評議員会
平成22年2月17日
ア
平成21年度予算の補正について
イ
基本財産の変更について
ウ
平成22年度事業計画について
エ
平成22年度予算について
オ
役員等給与規程の一部改正について
(6)第120回評議員会(書面表決)平成22年3月31日
3
ア
就業規則の一部改正について
イ
職員給与規程の一部改正について
会員の加入状況
平成22年3月31日現在の会員加入状況は、次表のとおりである。
正会員、賛助会員を合わせ、1,573団体となっている。
会員加入状況
会
員
数
会員区分及び団体数
正会員
正会員区分及び団体数
都道府県
47
指定都市
18
特別区
23
市(一般市)
693
町村
530
1,378
会員総数
1,573団体
小
計
195
- 19 -
47
47
18
18
23
23
=100%
=100%
=100%
693
= 90.2%
768
530
941 = 56.3%
1,311
1,311 1,797 =
一部事務組合・町村会等
賛助会員
会員加入率(%)
67
73.0%
4
内部の情報セキュリティ及び個人情報保護対策
当センターの情報セキュリティ及び個人情報保護レベルの向上を図るとともに、組織全体の高度な
マネジメントサイクル等の確立に取り組んだ。
(1)情報セキュリティ委員会及び個人情報保護委員会の開催
情報セキュリティに関する中期計画(平成20~22年度)に基づき、PMS(注)、BCP、I
SMSの維持管理活動及びその他の情報セキュリティ管理の取組みや課題について、各部門の委
員が議論、推進することにより組織全体のマネジメントサイクルの確立に努めた(8回開催)。
(注)Personal information protection Management Systems(個人情報保護マネジメントシステム)の略。
事業の用に供する個人情報を保護するための方針、体制、計画、実施、評価及び見直しを含む管理の仕
組み。
(2)個人情報保護管理態勢等の改善・強化
センターの事業の用に供するすべての個人情報を特定し、個人情報保護に関するリスク分析を
行うとともに、全役職員に対し個人情報保護に関する教育を行った。また、全部門に対する個人
情報保護に関する内部監査により問題点を洗い出し、是正・予防処置を実施している。さらに、
業務を委託している事業者について、個人情報の取扱状況を確認・点検した。
(3)業務継続管理態勢の構築
BIA(注)を実施し、センターの各業務の優先順位及び目標復旧時間を決定後、業務継続計画を
策定し、運用した。また、全役職員に対し、業務継続計画に関する教育及び計画の実効性を検証
するための訓練を実施した。
(注)Business Impact Analysis(業務影響度分析)の略。優先して復旧すべき業務、目標復旧時間及び必要
な資源などを決定するため、地震災害、新型インフルエンザ等による業務停止時の影響度をインタ
ビュー等により分析すること。
- 20 -