一般財団法人国際日本文化研究交流財団平成２５年度事業報告書本財団は、国際日本文化研究センターへの寄附による日本研究交流事業の援助及び世界の日本研究の将来を担う人材に対する奨学援助等を行い、世界における日本研究の発展を促進し、もって、諸外国との友好親善と相互理解の増進に寄与することを目的とするものである。平成２５年度は、平成２４年４月１日付けで一般財団法人（京都府知事認可）に移行して２年目の年度である。以下、実施した事業の概要を報告する。１事業の概要事業内容 Ⅰ 日本研究を行う外国人留学生（京都の大学院博士課程に在学する者）への援助実施内容（目的）世界の日本研究の将来を担う人材に対する奨学援助等を行い、世界における日本研究の発展を促進し、もって諸外国との友好親善と相互理解の増進に寄与することを目的とする。（対象）大学院（博士課程）学生で、すでに京都の大学の大学院へ留学している者又はそれに準ずる者のうち、哲学、史学、文学、心理学、地理学、社会学、政治学、経済学、人類学、科学技術史等を専攻し、かつその主たる研究テーマが日本である者で、日本語による研究論文を提出した者。（募集方法） 16 大学への通知、ホームページへの掲載など広く行った。（審査方法）大学の推薦を受けた４名の中から、６月４日の留学生事業審査会において、書類審査により２名を選考した。（人数及び期間）支給対象者５名・平成 25 年 4 月から（２名）中国（女性）、台湾（女性）・平成 24 年 4 月から（２名）中国（女性）、中国（男性）・平成 23 年 4 月から（１名）中国（女性）（１人当たりの援助額）奨学金月額 120 千円（年間 1,440 千円）金額(千円) 5,803 （支出額） 120 千円×4 名×12 か月＝ 5,760 千円共同研究会参加交通費 Ⅱ その他この法人の目的達成に必要な事業 42,900 円（目的）国際日本文化研究センター（以下「日文研」という。）が実施する諸事業に対して支援することで、世界における日本研究の発展を促進し、もって諸外国との友好親善と相互理解の増進に寄与することを目的とする。（所要額）寄附額 25,000 25,000 千円 (平成 24 年度からの累計額 50,000 千円) （内容）当財団から日文研へ毎年一定額を寄附することにより、日文研の施設・設備の拡充、また、日文研が実施する日本研究者の海外からの招致及び海外への派遣の助成、日本研究関連の出版等の助成、日本研究関連の国際シンポジウム等の開催に対する助成、その他日本研究交流事業への助成の諸事業を支援する。管理費（Ⅰ＋Ⅱ） 1,210 千円合２計 1,210 32,013 処務の概要（１）理事、監事に関する事項理事定数：３名以上７名以内現在：５名任期：平成２６年の定時評議員会の日まで監事定数：１名以上２名以内現在：２名任期：平成２６年の定時評議員会の日まで（２）評議員に関する事項定数：３名以上７名以内現在：５名任期：平成２８年の定時評議員会の日まで（３）常務理事に関する事項１名（日文研所長）（４）職員に関する事項２名（事務局長１名、事務職員１名）（５）会議に関する事項理事会開催年月日：平成２５年６月７日（第３回通常）決議事項：平成２４年度事業報告及び収支決算公益目的支出計画実施報告第２回定時評議員会の招集定款の一部改正評議員の選任（原案どおり承認）報告事項：理事長、常務理事の職務執行の状況資産の運用理事の退任留学生事業審査会の選考結果開催年月日：平成２６年３月２７日（第４回通常）決議事項：平成２６年度事業計画及び収支予算関係規程・規則の整備留学生事業審査会委員の選出（原案どおり承認）報告事項：理事長、常務理事の職務執行の状況資産の運用留学生奨学金給付事業の現況評議員会開催年月日：平成２５年６月２４日（第２回定時）決議事項：平成２４年度収支決算定款の一部改正評議員の選任（原案どおり承認）報告事項：平成２４年度事業報告公益目的支出計画実施報告理事の退任