しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh in kin Asset Man age me nt Co., Ltd 加入協会/(社)投資信託協会 (社)日本証券投資顧問業協会 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 T el.03-5524-8161 URL : http:// www.skam.co.jp <臨時レポート> S&Pによるユーロ圏諸国の格下げについて 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は 1 月 13 日、ユーロ圏 16 か国の格 付けの見直しを行い、9 か国の国債格付けを1~2 段階引き下げました。その他の 7 か国について は格下げは免れたものの、ドイツ以外は格付けの見通し(アウトルック)を「ネガティブ」とさ れました。今回の見直しで、フランスとオーストリアは最上級の「トリプルA」格付けを失いま した。 1 段階の引き下げ:オーストリア、フランス、マルタ、スロバキア、スロベニア 2 段階の引き下げ:キプロス、イタリア、ポルトガル、スペイン 格付け見通し(安定的):ドイツ、スロバキア 格付け見通し(ネガティブ)※:オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンラ ンド、フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガ ル、スロベニア、スペイン ※ 格付け見通し(ネガティブ) :2012 年、2013 年中に格下げされる確率が 3 分の 1 あることを 示唆する。 他の格付け会社については、ムーディーズが昨年 12 月 12 日、2012 年 3 月までに欧州連合(E U)27 か国の国債格付けを引き下げる可能性があると発表しています。フィッチも昨年 12 月、 ベルギー、スペイン、スロベニア、イタリア、アイルランド、キプロスの 6 か国の格付けを格下 げ方向で見直すと表明。3 月までにこの見直しの結論が出ると見込まれています。 S&Pによる格下げはある程度織り込まれていたとはいえ、1 月に入りスペイン国債、イタリ ア国債入札が順調な結果となり、欧州の信用不安がやや和らいでいたタイミングだけに、今後の ユーロ圏の国債利回りの動きが注目されます。また、ユーロ圏諸国の資金支援を目的とした欧州 金融安定基金(EFSF)は、ユーロ圏の最上級の格付けを持つ国の保証が裏づけとなっており、 今後の資金調達で、調達コストの上昇や必要な資金を調達できるかなども懸念されます。 ユーロ圏での国債の大量償還を控え、資金調達のための国債入札が注目される中、格下げされ た国の国債入札が順調に消化されるか、予断を許さない状況が続きそうです。 ユーロ圏諸国の格付け S&P(変更前) 長期格付け クレジット・ウォッチ オーストリア AAA Watch Neg ベルギー AA Watch Neg キプロス BBB Watch Neg エストニア AAWatch Neg フィンランド AAA Watch Neg フランス AAA Watch Neg ドイツ AAA Watch Neg アイルランド BBB+ Watch Neg イタリア A Watch Neg ルクセンブルク AAA Watch Neg マルタ A Watch Neg オランダ AAA Watch Neg ポルトガル BBBWatch Neg スロバキア A+ Watch Neg スロベニア AAWatch Neg スペイン AAWatch Neg S&P(変更後) 長期格付け アウトルック AA+ Negative AA Negative BB+ Negative AANegative AAA Negative AA+ Negative AAA Stable BBB+ Negative BBB+ Negative AAA Negative ANegative AAA Negative BB Negative A Stable A+ Negative A Negative 他の格付け会社 ムーディーズ フィッチ Aaa AAA Aa3 AA+ *Baa3 *BBB *A1 A+ Aaa AAA Aaa AAA Aaa AAA Ba1 BBB+ *A2 A+ *Aaa AAA A2 A+ Aaa AAA Ba2 BB+ A1 A+ A1 AA- *A1 AA- *- (注)クレジット・ウォッチ(Watch Neg):クレジット・ウォッチ・ネ ガティブ、格下げ方向で検討中 (注1)アウトルック(Negative):アウトルック・ネガティブ、中期的に格付けが 下方に向かう可能性。 (注2)アウトルック(Stable):アウトルック・安定的、中期的に格付けが格付 けが安定的に推移しそうである。 (注3)*格付け見直し中 *+格上げの方向で見直し中 *-格下げ の方向で見直し中 (出所)S&P、Bloombergより、しんきん投信作成、2012年1月13日現在 (2012.1.16 投資調査グループ シニアストラテジスト 鈴木和仁 E-Mail : [email protected]) ※次頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。 1 ⁄ 2 しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号 Sh in kin Asset Man age me nt Co., Ltd 加入協会/(社)投資信託協会 (社)日本証券投資顧問業協会 〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 T el.03-5524-8161 URL : http:// www.skam.co.jp 【お申込みに際しての留意事項】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスク もあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、預金と異なり 投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆 様に帰属します。 また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市 場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資 に当たっては交付目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧ください。 投資信託に係る費用について (お客様に直接ご負担いただく費用) ご購入時の費用・・・購入時手数料 上限 3.15%(税抜 3.0%) ご換金時の費用・・・信託財産留保額 上限 0.3% (保有期間中に間接的にご負担いただく費用) 運用管理費用(信託報酬)・・・純資産総額に対して、上限年率 1.554%(税抜年率 1.48%) その他の費用・・・監査費用、信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸 費用、有価証券売買時の売買手数料等及び外貨建資産の保管等に要する費用は、フ ァンドより実費として間接的にご負担いただきます。また、運用状況等により変動 するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。 投資信託に係る上記費用(手数料等)の合計額については、ご投資家の皆様がファ ンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定してお ります。費用の料率につきましては、しんきんアセットマネジメント投信が運用する 全ての投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載し ております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なります ので、ご投資される際には、事前に交付目論見書や契約締結前書面をよくお読みくだ さい。 <本資料に関してご留意していただきたい事項> ※ 本資料は、ご投資家の皆様に投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成し た資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。 ※ 本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ま た、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。 ※ 本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点の ものですので、予告なく変更する場合があります。 ※ 投資信託は、預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の補償の対象ではありません。また、金融機関でご購 入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。 ※ 投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したが って、預金と異なり投資元本が保証されているものではありません。運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。 ※ 特定ファンドの取得のお申込みに当たっては、販売会社より当該ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ又は同時 にお渡しいたしますので、必ず内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。また、請求目論見書については、販売会社にご請求い ただければ、当該販売会社を通じて交付いたします。 2 ⁄ 2
© Copyright 2024 Paperzz