400ML抜いたんで・・・・ D尾根(下降尾根)∼上ホロ∼十勝岳ピストン 2011年1月29日∼30日 1月29日 L:I幡 SL:お勝姉 M:S石 曇り時々雪 早朝、I幡家集合で、5:30 出発。運転していたI幡さんが、S石車のXトレイルを「いい車 ですねぇ・・」と、とても褒めていた。仕事車の買い替えを考えている様子で、次に合うときには Xトレイルになっているかもしれない・・・。十勝岳温泉駐車場には、車が1台止まっているだけ で、氷雪教程以外はこの時期人気のない山なんだろうか?8:24 お勝姉・S石はスキーで、I 幡はスノウシュウで出発。体力のあるI 幡さんが、遅れ気味である。 「いやあ、身 体に力が入らない・・・」とI幡さん。 「共同装備を持ちすぎではないのです か?」 (テント・ガソリン・コッヘルを持 っていました) 「いやあ、実は昨日血を4 00ML抜いたんですよね(献血) 。その せいかなあ・・・。 」ご苦労様です、I幡 さん!! この日の下降尾根は雪が付いており、ま あまあの状態であったが、D尾根への抜け口直下の10数メートルがかなり硬く、アイゼン前爪二 本の蹴りこみで緊張した。視界は今一つだが、歩くのに困るほどではない。上富良野岳には急斜面 を直登し 12:14着。 氷雪教程では行けなかった上ホロ頂上 12:40着。上ホロからの下りで一箇所ちょっとした急 な岩峰帯のような処(びっしり海老の尻尾が付いていて、横の雪面もいやらしい)があり、ちょっ と手こずったが、順調に本日の行程をこなし、後は上ホロ避難小屋にチェックインして、のんびり 過ごすだけだ。13:08 到着。ちょっ とドアが雪で埋まっていたので掘り出し て、押した、押した、押した・・・。しか し、ドアは開かなかった。隙間から雪が入 り込み、小屋内でドアの後ろに積もってい たのだ。外の梯子を上って二階への入口も 見てみたが、板が釘打ちされていた。風が 吹きまくる、硬い雪の上にテントは張れな い、それから奮闘すること一時間あまりで、 ようやくドアを開け中に入ることが出来 た。 一階の床に小屋にあった毛布を敷き、その 上にテントを張り暖かい今夜のお宿を作った。二階に上がってみると、外の梯子からの入口は、内 側からも板が釘打ちされてあった。冬季の利用は関しては、要注意である。I幡さんと言えば、ガ ソリンストーブ!!幸せにガンガン焚きまくり、濡れ物も乾いてゆく。 夕食メニューはレトルトカレーとコッヘルで炊いたご飯。御つまみは豪華にベーコンとハムを、小 さなテフロンのフライパンで焼いた。小屋の中は−14∼15℃だっただろうか?中にテントを張 ったせいか暖かに感じた。 1月30日 4:30 曇り時々雪 起床。風もあるし、視界が今一つである。十勝岳行きは悩むところであった。「どうな んでしょう?行けますか?」とS石。「どうかなあ・・?この視界ではGPS頼みになるかのしれ ませんね」とお勝姉。「行けると思います。行きましょう!」とリーダー。リーダーのヤル気に後 押しされて 7:12出発。 旧噴側への稜線の端は分かるので、稜線を辿り、1921をGPSで確認。後は頂上へコンパスを 切り、真っ白な斜面を頂上を目指す。8:47 風ビュンビュンの十勝岳ピーク着。一時間半で着 いてしまった。このルートから何回かチャレンジしたことがあったが、ピークを踏んだのは初めて であった。写真もそこそこに下山開始となる。若者は、天気の悪い中頑張って写真を撮っている。 −20℃、向かい風がビ ュンビュン、勿論目だし 帽を被っていたのだが、 ちょっと曲がっていたら しく、左上唇から鼻の下 にかけて凍傷に遣られて しまった・・・。このお 年頃は、シミになってし まうのが痛い・・・・。 9:42 無事、避難小 屋着。時間も早いので、 ストーブを付け、暖かい お茶を飲み、パッキング をして下山。I幡さんは、 400MLの献血のダメージが大きいらしく、今日も辛そうだ。 血液は体重の1/13、そのうちの400MLが回復するのにどの位かかるのだろう・・・?下降 尾根からの下降は後ろ向きで、思いっきり蹴りこみながらの降りとなった。昨日よりほんの少し表 面が軟らかくなったような気がした。14:00 駐車場着。 良い山行だった!! 勝水/記 コースタイム 1月29日 8:24 駐車場発→9:50 ロピーク→13:08 避難小屋到着 下降尾根取り付き→12:14 上富良野岳→12:40 上ホ 1月30日 7:12 避難小屋発→8:47 1:37 上ホロ頂上→ 11:51 十勝岳頂上 上富良野岳→12:23 8:55→9:42 下降尾根下降点→14:00 避難小屋 駐車場 11:07→1
© Copyright 2024 Paperzz