“第 33 回国際農業機械展 in 帯広”に関する web 報道 国際農機展 最先端この目で 初日4万人、2日目も続々 【帯広】10日に開幕した「第33回国際農業機械展in帯広」は2日目を迎えた11日、心配されていた雨も上 がり、午前中から多くの来場者が訪れた。農業関係者は将来の経営の参考にしようと大型化する農業機械 やICT(情報通信技術)などの新技術を見比べ、一般来場者も農業の最先端に触れて楽しんだ。実行委員 会の発表によると、初日の来場者は約4万人。実行委は「予想以上に来場が多かった。小雨だったことで地 元の農家も仕事を休んで見に来やすかったのでは」とみる。海外からの直接出展が韓国のみだった前回に 比べ、今回は韓国、中国、イタリア、ドイツ、フランスの5カ国となり、国際色も豊か。初めて出展したイタリア 農業機械工業会のファビオ・リッチ国際市場マネジャー(49)は「世界170カ国に輸出しており、日本にもイ タリアの機械を売り込みたい」と意気込む。十勝の食材を使った飲食メニューを提供する「フードバレーとか ち食彩祭2014」も引き続き開催され、「帯広カムイトウウポポ保存会」によるアイヌ舞踊など、伝統芸能の ステージが会場を盛り上げた。12日も農業ファッションショーや帯広出身の演歌歌手さくらまやさんのステ ージが開かれる。 (十勝毎日新聞社ニュース WEB TOKACHI) 華やかに作業着ショー 国際農業機械展3日目も盛況 【帯広】「第33回国際農業機械展in帯広」(会場・帯広市北愛国交流広場)は12日、3日目を迎え、青空の下、 家族連れなどでにぎわった。 会場内のステージでは午前11時半から、農業衣料・雑貨店「アグリファッション」(帯広市大正本町)によるフ ァッションショーが行われた。帯広大正小の子供たちが、赤や黄など色とりどりの農作業着を身にまとってダ ンスを披露。十勝管内の農家やその家族がショーの出演者となり、ファッション性と機能性を考えた新時代 の農作業着で舞台に立った。 池田町からカップルで参加した畑作農家の男女は青とピンクの牛柄のシャツを着て登場し、「農業のイメー ジを明るくしたい」と話した。 JA鹿追町青年部と、いただきますカンパニー(帯広市)は、一般来場者を対象に農業青年が会場内の農機 を解説するツアーを行った。 家族4人で参加した中札内村の山本学さん(38)は「子供もトラクターが好きで、とても楽しんでいる。牛の 餌を集めるロボットが面白かった」と笑顔を見せた。 「十勝大鍋」に行列 会場内の「食彩祭」 十勝の食と観光をアピールする「フードバレーとかち食彩祭2014」は12日、天候にも恵まれて多くの来 場客でにぎわった。国際農業機械展開催期間中初の週末ということもあり、大勢の家族連れや農業関係者 が地場産食材を心ゆくまで堪能した。 午前11時からは直径2メートルの「ジャンボ義経鍋」で作る「十勝大鍋」(200円)の販売も行われ、開始前 から多くの人が行列をつくった。 十勝唯一の純米吟醸酒「十勝晴れ」の酒かすと十勝和牛を使用した十勝大鍋には、キャベツ、ニンジン、タ マネギなど十勝産の野菜をたっぷりと使用。来場者はとろとろの牛肉と酒かすがよく染みた野菜の味を楽し んだ。 本別町で農場を経営する柳野一二さん(63)、信子さん(59)夫婦は「酒かすの香りがよく、きょうのように暑 い日でもおいしく食べられる。野菜とお肉たっぷりで食べ応えがある」と笑顔で話していた。 (十勝毎日新聞社ニュース WEB TOKACHI) おいしい十勝 長蛇の列 来場者3日間13万人 農機展 【帯広】「第33回国際農業機械展in帯広」(14日まで、会場・帯広市北愛国交流広場)は13日、期間中唯一 の日曜日とあって家族連れや全国の農業関係者らが詰め掛け、農機だけでなく食のイベントも楽しんだ。主 催者によると、開幕から12日までの3日間で来場者数は13万人に達した。 4日目のこの日、同時開催の「とかち食彩祭」会場では午前11時半から、蒸した十勝の野菜を盛り合わせ た「大地のプレート」が200食限定で販売され、長蛇の列ができた。 地域の食を大切にする活動に取り組む「スローフードフレンズ北海道」の提供。ジャガイモや大根、ニンジン、 トウモロコシ、ブロッコリー、ゴボウなどが色とりどりに盛り付けられ、来場者は見た目も味も十勝の食を満 喫した。 “第 33 回国際農業機械展 in 帯広”に関する web 報道 芽室町から訪れた高倉龍一君(14)=芽室中2年=は「野菜本来の味が楽しめておいしい。農機展も見た ことのない機械がたくさんあって楽しい」と笑顔。根室管内別海町の酪農法人従業員・田中大裕さん(22)も 「にぎわっていて、すごい。普段、野菜はあまり食べないが、これはおいしい」と話していた。 最終日の14日は午前9時から午後3時まで開場する。 (十勝毎日新聞社ニュース WEB TOKACHI) 最終日も人、人 来場20万人突破へ 国際農機展 【帯広】「第33回国際農業機械展in帯広」(帯広市北愛国交流広場)は14日、最終日も大勢の人でにぎわい、 5日間にわたった8年ぶりの農機の“祭典”は幕を閉じた。 主催者によると来場者は13日までで18万7000人に達し、5日間計で20万人を突破することが確実とな った。 最終日も農業関係者の団体視察が多く、平日でもたくさんの人が訪れ、最新技術を学んでいた。 JAめむろ青年部で視察に訪れた畑作農家の高橋伸幸さん(29)は「先日家族で訪れたのに続いて、今日 は2回目。子供も喜ぶので家族でも楽しめ、農家としても勉強になる」と話していた。 来場者数は、14日分はまだまとまっていないが、13日はこれまでで最高の5万7000人が来場した。最終 日は前日までより1時間早い午後3時に閉場し、関係者による閉会式が行われた。 (十勝毎日新聞社ニュース WEB TOKACHI) 8年ぶり開催 農の最先端集結 国際農業機械展 (2014/7/11) 国内最大級の農機展示会「第33回国際農業機械展」が10日、北海道帯広市で始まった。国内外のメーカ ーや販売会社など過去最多の119社が約2000点の農機を展示。情報通信技術(ICT)を活用した農機や 大型トラクターが注目を集めた。14日までの期間中、20万人の来場を見込む。入場無料。 主催はホクレン、北海道農業機械工業会、十勝農業機械協議会。開催委員会の有塚利宣会長(十勝地区農 協組合長会会長)は開会式で「生産性向上を支える先端技術を見てほしい」と強調した。 ICTを活用した農機では、大手農機メーカーが作業情報を、インターネットを通じ管理できるシステムを紹介。 農水省の委託で北海道大学や農研機構などが共同開発しているロボットトラクターの無人走行も実演した。 展示会は4年に1度開催してきた。前回は宮崎県で発生した口蹄(こうてい)疫で延期になり、東日本大震災 で中止になったことから、8年ぶりになる。 (日本農業新聞 e 農 net) 国際農機展、帯広で開幕 119社が出展、無人トラクター実演 【帯広】帯広市の北愛国交流広場(愛国町10)で10日に開幕した農業イベント「第33回国際農業機械展i n帯広」(ホクレンなど主催)は、あいにくの雨の中、大勢の来場者が訪れた。最新の技術を搭載し、作業効 率化を実現させた機器など約2千点が並び、関係者は熱心に見入っていた。 国内最大級の農業機械展示会で、過去最多の農機メーカー119社が出展した。2010年の前回は口蹄疫 (こうていえき)などの影響で中止となったため、今回は06年以来8年ぶり。 オープニングセレモニーでは、北大大学院農学研究院などが開発した無人ロボットトラクターが実演走行。 蛇行や人を感知して停止すると、身を乗り出して写真を撮影する来場者もいた。開会式では開催委の有塚 利宣会長が「日本の技術や知恵を知ってください」とあいさつした。 各社は「次世代農業へ新たなる挑戦」をテーマに、1人で2台のトラクターを操縦できるシステムや、均等に 農薬を散布できる機械などを紹介。新規就農者が減少する中、若者の関心を引こうとデザイン性を重視した 作業着のファッションショーも関心を集めた。 江別市から訪れた北大農学部3年の玉置都華さん(20)は「トラクターの座席は高級感があって車のよう な乗り心地だった。若い世代の農業に対するイメージもきっと変わると思う」と声を弾ませた。 会場では、十勝の食と観光をPRする「フードバレーとかち食彩祭」も同時開催した。 入場無料。午前9時~午後4時(最終日の14日は同3時まで)。台風8号の接近に伴い、風速10メートルを 超えることが予想される場合は中止する。(加藤千茜) (北海道新聞 Doshin web) “第 33 回国際農業機械展 in 帯広”に関する web 報道 新鋭農機、進む大型・IT化 帯広で8年ぶりに国際展開幕 第 33 回国際農業機械展in帯広が 10 日、帯広市の北愛国交流広場で開幕した。2度の中止に見舞われ、8 年ぶりとなる今回は、環太平洋経済連携協定(TPP)参加交渉など、農業を取り巻く環境が大きく変わるな かでの開催となった。その間に道内では農業の大規模化が進み、農機展でもより大型の機材や、IT(情報 技術)を生かしたより効率的な農業の提案が目立った。 4年に一度の国際農機展は 2010 年に開かれるはずだったが、口蹄疫(こうていえき)の流行で1年延期した ところ、東日本大震災が発生。中止に追い込まれた経緯がある。今回は海外からも含め過去最高の 119 の 企業、団体が約 2000 の商品やサービスを出展し、14 日までの来場者は 20 万人を超える見通し。 農業が基幹産業である北海道は、国によるコメ政策の見直しやTPP交渉など、大きな環境の変化に直面し ている。高橋はるみ知事は開会式で「技術革新が北海道の農業を支えていく」と挨拶。帯広市の米沢則寿 市長は「大規模農業の効率性は重要な要素。十勝の農業は日本の農業の成長モデルになれる」と語った。 会場で目立ったのがトラクターなどの大型化。道内の1戸当たりの耕地面積は 23 ヘクタール(13 年)と 06 年 比で 23%拡大。より大きな農機が求められる。ヰセキ北海道(札幌市)のブースでは 100 馬力を超えるトラ クターが並ぶ。同社執行役員の中田啓氏は「8年前に主流だった 80 馬力の製品は、十勝では小さすぎて売 れなくなっている」と話す。 トラクターの大型化に伴い周辺機器も大きくなる。東洋農機(帯広市)ではスプレーヤと呼ぶ農薬散布機の 横幅が以前の 26 メートルから 31 メートルに拡大。農薬タンクも 1500 リットルが主流だったが 5000~6000 リ ットルも当たり前になっているという。 ITの応用も急速に進む。全地球測位システム(GPS)とスマートフォン(スマホ)などを組み合わせ、より精 密で高効率の農業が可能になった。ここに、宇宙の分野で培った技術の転用を狙うのはIHIだ。 同社は植物が反射する光の波長が光合成の度合いにより異なることに着目。衛星から送られる画像を解析 し、農家がスマホで確認できる仕組みを開発した。「どこにどのタイミングで追肥をすればいいのかがすぐ に分かる」(新事業推進部の瀬下隆主幹)。早ければ 15 年春の商品化を目指す。 担い手不足に悩む農家にとっては、ITやロボット技術を駆使した最先端の省力化製品も注目の的だ。クボタ が既存のトラクターに操縦装置を取り付け、あらかじめパソコン上で設定した地図データをもとに正確に自 動操縦できるシステムを開発。9月にも発売する。 同社は単3形電池4本で7~8時間の収穫作業が可能なアシストスーツも売り込む。北海道大学などは農林 水産省の補助事業として開発中の、障害物を選んでよけながら自動運転が可能なトラクターを参考展示し た。 4年に1回とはいえ、来場者数が帯広市の人口を超える農機展は、地元経済にとっても一大イベント。約1 万室あるホテルや旅館は期間中ほぼ満室。AIRDO(エアドゥ)は農機展開催に合わせて7月から1カ月間、 機材を大型化した。 (日本経済新聞 Web 刊)
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