第号 さつき通信ᴾ 第号 さつき通信 いなべ市北勢町勝泉寺にあるシダレザクラ。なかでも本堂北側に 立つものは、樹齢340年とも伝わる古木である。 トウインヤエヤマザクラ 東員町指定天然記念物。奈良の八重桜に似ているが、葉や花柄にも毛 がなく一つずつの花にめしべが二本あるものがあって、花が終わると柄の先 に二つずつ実が並んでつく山桜。世界に二本だけしか見つかっていない桜 である。 勝泉寺枝垂れ桜 ―2016年4月医療法人大仲会第15期にあたりー 昨 年 月 大 仲 会 期 初 め の 言 葉 と し て 「 精 神 医 療 を 利 用 さ れ る 皆 様 の 生 活 が 地 域 へ と 移 る 」 と お 話 し をしました。あれから年、今年は大きな診療報酬改定の年、国は病床削減を軸に地域移行を推進する具体案を打ち 出しています。これは入院患者様が病院から退院することにより地域へ移り、医療機関が皆様を在宅で支えるという 仕組みです。もちろん病状の悪化時にはすぐに入院ができる仕組みも考えられています。この国の方針は病院医療を提 供する我々にとって、また精神医療を利用される皆様にとっても大きな変化を伴います。地域住民の皆様や地方自治体 の協力無くては進めません。また精神障がい者に対する偏見を取り去るためにも皆様のご理解を得ねばなりません。 医療法人大仲会は大仲さつき病院と共に住民の皆様に精神を病んだ方々のご理解を得るため、「老人会グランドゴ ルフ大会の開催」、「大仲さつき病院・盆踊り大会」や文化祭の「さつき祭」にお声をかけさせていただき地域交流 を計っております。さらに当院の医療の質向上として日本医療機能評価の認定、院内.#0を使ったコミュニケーション の電子化、電子カルテの導入、訪問看護のステーション化、デイケアの充実などを実現させています。また職員の日 頃の実践に基づく研究等の発表の場として「大仲さつき病院研究発表会」の開催を毎年行っています。 広報誌「さつき通信」は年回発刊を行い、これからの大仲さつき病院を含め「現在」と「未 来」を感じ取っていただけると思います。 医療は「人に尽くす」という「医の心」を学ばなければなりません。大仲会の理念である 「優しい医療、楽しい職場」を「医の心」とし、優しさの中には厳しさあり、また、楽し さの中に苦しみもある。この理念を基に職員と共に医療の質の向上と効率化を追求し、皆 様の支えとなる大仲会・大仲さつき病院として時代に合わせた環境に順応できる様、今後、 更なる努力を重ねてまいります。 医療法人大仲会 大仲さつき病院 理事長 加藤 仁 第回院内研究発表会 患者様より一言! 平成年月日 金当院の別館大会議室において、第回 院内研究発表会が開催されました。 病棟は、 わきあいあいと過ごせる所でした。ルールもあって厳 この研究発表会は平成年に第回看護研究発表会として、 しい事もありましたが勉強になりました。みんなお互い病気を 看護部のみの研究発表会が始まりましたが、平成年より看護 もっていて、はじめはイライラしたけど、皆さ んの おか げで だけでなく、他部門からの発表も取り入れ院内研究発表会として 退院できました。先生、看護師さん、患者さんの 開催するようになり、今回がその回目となりました。今年の発 おかげでした。感謝します。 表は、訪問看護、事務部総 務課、医療技術部作業療法課 氏 名:大橋 朋枝 氏 、看護部が3題の合計6題 日:平成27年11月11日 で発表を行いました。 種 :看護師 各課の発表内容は、 ●訪問看護ステーションひばり ・・・・・ 訪問看護ステーションひばりの概要 入職してヶ月がたちました。先輩 ●事務部総務課・・・・ がたに教えてもらいながら、少 過去の火災から精神科病院火災について考える しでも皆様のお力になれるよう取 ●看護部・・・・隔離・身体拘束マスター制度の導入 り組んでいきたいと思っています。 ●4病棟・・・・ 今後もご指導ご鞭撻のほど宜しくお 願いします。 長期療養統合失調症患者が嗜好品を自己管理できた看護の過程 ●5病棟・・・・ 退院準備度尺度を用いた長期療養入院患者の退院支援 発表後には、多数質問がされ、研究の結果に、 参加 した 職員 も深く興味を持つことができました。また、四日市看護医療大学 准教授 萩 典子先生に、講評をしていただき、まとめ方のポイ +%6ニュース~薬剤耐性について~ 薬剤耐性とは? 薬剤、特に抗生物質などに対して抵抗性を獲得し薬剤が効かな いあるいは効きにくくなる現象のことをいいます。 ントや、研究の視点の補足など、アドバイスをいただきました。 代表的な耐性菌 多部門からの発表で、自分が担当している職務とは違う職務の ☆MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) 内容がわかったり、また、同じ職務でも、こういった見方もでき メチシリンという抗生物質が効かなくなった黄色ぶどう球菌、上 るんだという新しい視点を学ぶことができました。来年の発表に 気道や皮膚などに定着していることも多く定着しているだけの 向けてそれぞれ /45#が検出されることもあります。院内感染の起炎菌として が新しい視点で とらえられている。 取り組む気持ち ☆ESBL産生菌(基質特異性拡張型βラクタマーゼ) になりました。 βラクタム薬を分解する酵素を産出することによって耐性となる 家族交流会 3月19日(土)に第7回病院家族交流会を行いました。 しくみをもっています。尿路感染症の主要な起炎菌である大腸菌 において'5$.産生菌の占める割合が増加傾向にある。またこれ らの菌の無症候性腸管内保有者が市中で増加しているため注意 今回のテーマは「回復力を高める家族の関わり方」(看護部長) が必要です。 参加者の多くは入院中の患者様のご家族様で、患者様の回復には ☆MDRP(多剤耐性緑膿菌) 薬では治すことができない孤立感を埋めてあげることが大事であ もともと緑膿菌は自然界に広く存在し病院環境下では流しやトイ る事をお伝えし、面会や外泊などでの患者様とのかかわりが、患 レなどの水場に濃厚に生息しています。これらが医療従事者の手 者様に家族から理解されているという安心感を与え、病からの回 指あるいは医療器具を介して人に感染します。抗菌薬を使用して 復に必要なエネルギーとなることをお話しました。 いる病院などでは耐性を獲得して多剤耐性緑膿菌として存在する ご家族様からは、「患者の前で否定ばかりで共感してやれなかっ ようになります。 たと反省しています。」「自分(家族)を見つめなおす時間でき このように薬剤耐性菌はどの医療機関でも遭遇し院内に耐性菌 てとてもよかった。」また長期入院の患者様のご家族様からは がいない施設はないとも言われています。医療機関内では人の 「 年 前 に こ う い う 話 を 聞 き た か っ た 」 な ど の 感 想 を い た 手、汚染された医療機器、環境表面、尿やふん便などを介した接 だきました。 触感染がおもな伝播経路となります。そのため当院ではサラサイ 引き続き定期的な病院家族交流会の開催を予定しています。 ド除菌クロスによる環境整備を導入しています。 レク委員会 病棟レク 当院では病院全体で取り組むイベントとして「さつき祭」「盆 季節外れになりました 踊り」「運動会」のつの行事を実施しています。その中心とな が、月に多度大社へ初 り月に度、会議を行い行事内容やプログラムなどイベントの企 詣に行って来ました。 画、役割を検討しイベントを円滑に運営できるようにしていくの 済んだ空気を吸いながら がレク委員会です。患者様に喜んで頂き、また地域の方々との 皆でお参りすることがで 交流が深まるようなイベントを企画、運営する事が出来ればと思 き、また白馬を見たりも います。 してとてもいい分転換が ≪レク委員長 :井上≫ ◆平成㻞㻤年度レク委員会活動予定㻌 㻌 㻌 㻌 さつき祭:㻡月㻞㻝日(土)㻌 㻌 㻌 㻌 㻌 盆踊り:㻤月㻥日(火)(雨天順延㻤㻛㻝㻜)㻌 㻌 㻌 㻌 運動会:㻝㻜月㻝㻞日㻔水㻕㻌 できました。 病棟レク 職員がお雛様とお内裏様と牛車に仮装 して写真撮 影を 行い 、ひ な祭 りの 歌を 歌いました。ぜんざいの せアイスクリームを牛車 に乗せて配りました。患 者様もとても喜ばれてい ました。 喫茶メイᴾ デイケアでは昨年月から、病棟患者 さまと職員対象の喫茶活動を実施して この時期によく聞く5月病という言葉ですが、5月病とは新人社員や 大学の新入生などに見られる、新しい環境に適応できないことに起 因する精神的な症状の総称です。 代表的な症状として ・なんとなく気分が落ち込む ・疲れやすい ・仕事や勉強、家事などに集中できない ・眠れない ・食欲不振 ・胃の痛み ・めまい㻌 㻌 㻌 等 このような倦怠感や虚脱感が当てはまった人は5月病の可能性が あるでしょう。 います。会計、ホール、お菓子、キッ チンに分かれてデイケア利用のメン バーが担当しています。緊張しながら も一生懸命に取り組んでいます。 手芸作品の展示販売も してます! その原因は環境や人間関係のストレスによるものもありますが、栄養不足からくる肉体的なストレスもあります。ストレス解消に効果のある食べ 物を積極的に摂るようにしましょう。㻌 『ビタミン㻮㻝』㻌 ビタミン㻮㻝が不足すると、エネルギーが不足して疲れやすくなったり、イライラしたりします。豚肉、うなぎ、大豆、カシューナッツ、玄米などにビタミ ン㻮㻝は豊富に含まれています。㻌 『ビタミン㻯』㻌 抗酸化作用が高く免疫力を高めてくれるビタミン㻯㻌は一度に多く摂取しても体内に蓄積されないので毎日欠かさず摂ることがポイントです。野菜 なら赤や黄色のピーマン、ブロッコリー、果物ならイチゴやレモンが豊富です。㻌 『カルシウム』㻌 乳製品、小魚、モロヘイヤ、小松菜、切干大根など。㻌 『マグネシウム』㻌 カルシウム同様、不足すると神経が興奮してイライラの原因となります。マグネシウムには神経を鎮静化する作用があるのでマグネシウムを含む 食品を積極的に摂りましょう。玄米、そば、乾燥ワカメ、丸干しイワシなど。㻌 ★なにかとストレスを抱えやすい現代社会ですが、しっかり睡眠をとり、友達とご飯を食べたり、好きな趣味でストレス発散し、上手にストレスと付 き合っていくのが㻡月病に限らず精神を健康に保つ第㻝歩となるのではないでしょうか?㻌 さつき通信 発行元 医療法人大仲会 大仲さつき病院 広報委員会 「テーマ 」 日時 1 発行日 平成28年4月19日 ) 大仲さつき病院・駐車場・別館大会議場 ※雨 ステージ ハー 閣さん ん 「なんでも相談会」 「記念写真撮影」 さん 「出張販売」 13:30から15:30予定 ※雨天時は中止 講 模擬店(無料) テーマ:「誰にでもできる認知症予防」 「フランクフルト」 「ハッシュドポテト」 「焼きそば」 「プリンアラモード」 「得点ゲーム」 講師:四日市看護医療大学 大西 信行先生 作品展示 患者様や職員が制作した作品を多数展示しています。 ご来場の際は、ぜひご覧ください。 こころの健康相談は、人間関係や性格の悩み、気持ちの落ち 込みなどで困っている方のために、臨床心理士がカウンセリ ングを通してお手伝いする相談室です。 時間:月曜日~金曜日 13:00~17:00 土(第1、第3、第5) 9:00~12:00 料金:50分 4,320円(税込) 25分 2,160円(税込) 人との付き合い方、家族関係の悩みなど、ひとりで抱えこまず、お気軽に ご相談ください。臨床心理士が丁寧にお話を伺い、問題解決ができるよう お手伝いします。完全予約制ですのであらかじめ、お電話で予約をお願い 致します。(健康保険、医療費控除の対象外です。) Tel 0594-76-5511 (臨床心理士 澤田) 皆さんお花見にはお出かけになられたでしょうか。私は、桜が大好きで毎年お花見 に出かけます。さて、今から見頃を迎える月の花に、「藤」があります。花札の 月の札でもお馴染みですね。淡い色から深い色と鮮やかな紫色に染まる藤の花を見 にお出かけになってはいかがでしょうか。 <広報委員 山口> 診察のご案内(外来診察予定表)㻌 受付時間 8時30分~11時30分 土曜日 8時30分~11時00分 月 火 水 木 金 一診 井上 伊藤 古濱 近岡 古濱 伊藤 井上 二診 菰田 近岡 玉谷 井上 玉谷 近岡 古濱 ※土曜日診察(伊藤・井上・古濱・玉谷・近岡・菰田)は 菰田 菰田 玉谷 隔週交代となりますので、外来掲示表か当院のホーム 三診 ※土(隔週交代) 月~金 ☆休診日:午後・日曜・祝祭日・年末年始 ページにて確認をお願いします。
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