3.4年生むき 「おまえさまが 雪けむりのなかに…」 ゆきむすめの里 ふゆやす としょ 2016年冬休みすいせん図書 桜井 信夫(さくらい のぶお)/作 鈴木 72p 義治(すずき よしはる)/絵 F/サ わ かぎ ひとり、雪山を里に向かって、そりをすべらせる 若木。里へとたどり つかないうちに、すっかり暗くなってしまった。 ほのぐらい中に、家がみえた。とん からから とんとん…。家の中か らはたおりの音がする。「なだれにやられて ふゆやす どくしょ 冬休みは、の~んびり読書!! なんぎしている。ひとば んやっかいになれないか」若木が言うと、白いきものをきて、長いかみ が、かたまでたれたむすめは、家の中へと あんないしてくれた。 「おもいだすでよ、あの ばんのことを。」 ゆきおんな まつたに みよこ/ぶん あさくら せつ/え 32p ニミ/E/ア もさく と みのきちは、ふぶきの中、山ごやにたどりついた。 「こん やは、ここでとまるだな。 」もさくは、そう言うと、ねむってしまっ た。みのきちは、ふぶきの音が、気になって、ねむれない。 「だれだっ。 」こやのとをあけて、入ってきたのは、かおがすきとお るように白く、かみの毛がぬれたように黒い むすめだった。 お お いそ ちょう りつ と しょ かん 大 磯 町 立 図 書 館 「この大クヌギはな、ずっと昔から、ここに根をはって 生きてきた。」 「みんなに良い年が来るようにね。」 どいじゃないか。」 タネオがきた しめかざり 森 すとう あさえ/作 福田 岩緒(ふくだ 須磨子(もり すまこ)/文・絵 [40p] いわお)/絵 38/モ 127p F/ス げんかん てんこう ひいじいがたおれた。ぼくは、東京に転校しなければならない。 ぼくは、ひらめいた。クヌギの実を東京に持って行って育てよ う。芽が出たら、出た分だけ、ひいじいは、元気になるはず。 転校先の学校で、みんなにも、クヌギの実を育ててもらおう。 でも、東京には、あまり土のばしょがなかった…。 さかな た くち 魚 を食べようとして おおきな口をあけた くち とおおきな口をあけた なぜ、お正月になると、家の門や玄関に しめかざりを かざ とし がみさま かみさま るのか。それは、家に「年神様」という お正月の神様をむか えるため。 しめかざりは、さまざまな かたちがある。つる、かめ、うま、 そして へび。しめかざりには、だれかの大切な 気持ちがこ められている。 ねこを、 もっ さかな 魚 はぺろりと のみこんでしました。 「ぼくは、男らしい森の動物なんだ。そこいらの それから ねこと 魚 の くらしは はじまります。 かいねこ さかな とは、わけがちがうんだ。 」 およぐのです。 ねこと 魚 は うたいながら 「なんて かわいい、わたしのぼうやたち」 さかな ほっきょく ふん ふ ふ ふーん。にゃん にゃ にゃ にゃーん。って。 北 極 のムーシカミーシカ きつねものがたり いぬい とみこ/作 ヨセフ・ラダ/さく・え、うちだ /やく りさこ 281p F/イ 163p 989/ラ ほっきょく ムーシカとミーシカは、北 極 グマのふたごの男の子。ムーシ ルージェンカは、本がだいすき。かっている よ こ とば きつねにも、本を読んであげた。そのうちきつねは、言葉を聞 き分けられるようになった。 森へとにげだしたきつねは、森ばんの話す、りこうなきつねの 話をこっそり、聞いて、おいしいごちそうを 横取りして、く らそうと考える。 カはしりたがりやで、ミーシカはいたずらっ子。長い冬の間 あなの中でじっとしていた ふたりは、ふぶきがやむと、外へ 飛び出していった。あっと気がつくと、ムーシカも、ミーシカ も、ひとりぼっちになっていた。 かあさんグマが、あわてて ふたりをさがしに行くと…。
© Copyright 2024 Paperzz