Attorney Profile スティーブン・キャッツ マネージング・ディレクター 副所長 プリンシパル シカゴ事務所 Tel: 312.245.7500 Fax: 312.245.7467 [email protected] 主要業務分野は、商事訴訟および流通販売に関するビジネス・アドバイスである。製品の流通販売および テクノロジーに関する案件について20年以上クライアントを代理してきた。キャッツ弁護士が代理するクライア ントは、印刷業、消費者製品・自動車部品・半導体・コンピュータ数値制御・工作機械・建設機械・屋外電力 製品・オフィス∕家庭用家具・工業エンジンなどの製造業、およびソフトウェア・情報技術企業など多岐に渡る。 キャッツ弁護士は、契約違反、保証の不履行、知的所有権の侵害、反トラスト法、不正競業に基づく損害賠 償の請求など、広範囲の訴訟事件、上訴手続および代替的紛争解決手段(ADR)において、製造業者やサ プライヤーを代理してきた。 法廷での代理に限らず、国内外のサプライヤーとの関係に絡むライセンス契約の取り決めにおける交渉、 および OEM 契約・供給契約・販売契約・担保契約を含む、販売関連の契約書の交渉・作成を行う。さらに、 ディストリビューター、ディーラー、販売代理店、フランチャイジーとの合意または紛争について、当該取引関 係の解除も含め、あらゆる側面からクライアントに助言する。 その他にも、価格設定、独占的取引、販売地域・顧客の制限、取引拒絶、抱き合わせ取引および競業者と の関係などの問題を含め、製品の販売流通およびライセンス供与における反トラスト法上の問題についてア ドバイスする。 また、当事務所の知的財産テクノロジー部門のメンバーとして、知的財産・営業秘密の保護、広告および 情報技術の分野においても助言を行う。 キャッツ弁護士は、米国で事業を営む外国企業が直面するリスクに焦点を当てた、訴訟、反トラスト法、販 売∕流通関係のトピックで数多くの記事を執筆したり、または講演を行ったりしている。シカゴ日米協会(JASC) の理事を務める。アメリカ法曹協会(訴訟・反トラスト法部門)およびシカゴ弁護士会(連邦民事・反トラスト委員 会)会員。 イリノイ州弁護士資格取得。連邦地方裁判所イリノイ州北部地区(正式事実審理)、連邦地方裁判所アリゾ ナ州地区および連邦第7、第8巡回区控訴裁判所での活動資格有り。1989年ミシガン大学卒業(B.A.取得)。 1992年北イリノイ大学ロー・スクール卒業(J.D.取得。優秀賞)。同校において「反トラスト法賞」を受賞。その 他、契約法、会社法、財産法、反トラスト法、法律調査および法律文書の執筆により、それぞれアメリカ法学 賞を受賞した。1991年から1992年にかけて、北イリノイ大学ロー・レビューの編集に携わり、北イリノイ大学 代表全国模擬裁判チームのメンバーとして活躍した。 主な取扱事件 屋外電力設備の製造会社がシカゴ市の連邦裁判所でニューイングランドの元ディストリビューターに対し て契約違反を理由に提起した 2.8 百万ドルの請求で、主任弁護士として同製造会社を代理し、同ディス トリビューターがフランチャイズ法に基づき 25 百万ドルを請求した反訴の却下も含め、正式審理を行わ ずに判決に導いた。シカゴ市の連邦控訴裁判所の控訴審で、クライアントにとって有利な判決に導いた。 第一審裁判所の判事解説については 2011 WL 148396; 84 Fed. R. Evid. Serv. 692 (N.D. Ill. 2011)、控訴 裁判所の判事解説については 661 F.3d 859 (7th Cir. 2011)をご参照。) 本事件は、Dunn on Damages Journal 2013年春季号に「2012年の経済的損害に関する主要事件トップ10の一件(One of the Ten Key Economic Damage Cases of 2012)」という題名で掲載された。 クライアントがセキュリティ技術と携帯電話技術に関する米国特許を侵害したとしてシカゴ市の連邦裁判 所で訴えられ 10 億ドルが請求された事件で、主任弁護士としてクライアントを代理し、その結果同請求 は却下された。第一審裁判所の判事解説については 2011 WL 5373989 (N.D. Ill. 2011)をご参照。 工作機械の製造会社とその親会社である外国企業を代理し、シカゴ市の連邦裁判所で提起した屋号お よびその他の商標の使用侵害の請求において、暫定的差止命令を獲得した。控訴裁判所の判事解説 については 576 F.Supp.2d 868 (N.D. Ill. 2008)をご参照。 ハワイの連邦裁判所で、特許侵害および不公正取引の慣行を理由に特許権者により提訴された被告水 産物ディストリビューターを主任弁護士として代理し、被告にとって非常に有利な条件で和解が成立した。 ノースキャロライナ州連邦破産裁判所で1週間にわたって行われた正式事実審理で、主任弁護士として 被告グラフィック・アート設備製造会社を代理し、原告が保証不履行および不正取引を理由に提起した5 百万ドル以上の損害賠償請求に対して被告を防御した。 カリフォルニア州ロサンゼルスの米国仲裁協会で、食品フランチャイザーに対して数百万ドルに及ぶ仲 裁請求が提起された際に、フランチャイザーを防御した。2週間に及ぶ審理の結果、仲裁人は、フランチ ャイザーに有利な裁定を下した。 デラウェア州連邦破産裁判所で半導体設備の日系製造会社およびそのカリフォルニア州の子会社を代 理し、同社は倒産した顧客から数百ドルの無担保債権を回収した。顧客が主張した何百万ドルの優先 弁済の請求は、クライアントにとって非常に有利な条件で和解された。 テキサス州裁判所において、エンド・ユーザーによる保証違反および詐欺行為に基づく損害賠償の請求 に対し、日系ハイテク機器製造会社およびそのイリノイ州子会社を防御し、勝訴に導いた。テキサス州の 日系企業に対する裁判管轄権について異議申し立てを行い、日本の親会社に対する請求の棄却に成 功した。 シカゴ市の連邦裁判所で印刷装置のサプライヤーを代理し、フロリダ州、ラスベガス州および他州の債 務不履行の顧客に対して資本設備の担保権を実行することに成功した。 Tier-1(ティア・ワン)の自動車部品サプライヤーに不満を抱く工業用設備サプライヤーが、オハイオ州連 邦裁判所で提訴した際に、被告の自動車部品サプライヤーを防御した。被告は、原告に賠償金を一切 支払うことなく、本事件は和解および却下された。 シカゴ市およびニューヨーク市の連邦裁判所で、係争中のグラフィック・アート設備製造業者に対して提 起された独占禁止法違反、詐欺行為、欺瞞的取引慣行、取引契約不法解除を理由とする申立、および 数百万ドルに及ぶ損害賠償請求において、同製造業者を代理し、非常に有利な条件で和解・解決に導 いた。 プエルトリコの連邦裁判所で係争中であった屋外電力装置製造業者に対する不法取引解除に基づく損 害賠償の請求で、同製造業者を代理し、非常に有利な条件で和解に導いた。 アラスカ州連邦裁判所で提起された海事裁判請求において、主任弁護士として大型海洋ディーゼル・エ ンジン製造業者を防御し、数百万ドルに上る懲罰的損害賠償ならびに詐欺行為および不正取引に基づ く損害賠償の請求の棄却に成功した。
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