第47回会誌 (pdf)

千葉撮影技術研究会誌
Vol.8
2005.7.9
●第 47 回 千 葉 撮 影 技 術 研 究 会
日
場
会
時:2005 年7月9日(土) 午 後2時から
所:ホテルポートプラザ ちば 2F ロイヤル
千 葉 市 中 央 区 千 葉 港8−5 ℡ 043-247-7211
費:500 円
メインテーマ: 『FPD 搭載型 X 線 TV 装置の現状と展望』
総 合 司 会: 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院
話題提供
「造 影 剤 腎 症に つ い て 」
エーザイ 株 式 会 社
造影剤領域室
越智茂博
石井晶一
教育講演
座長 : 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院 奥 村 健 一 郎
「デ ィ ジ タ ル画 像の 画 質 評 価 Part2− S N比 の概 念 を用 いた 画 質 評 価 法− 」
群馬県立県民健康科学大学 診療放射線学部 教 授 下瀬川正幸
パネルディスカッション
「FPD 搭 載 型 X 線 TV 装 置の 現状 と 展望 」
座長 :船 橋 市 立 医 療 セ ン タ ー
千葉市立海浜病院
「直 接 交 換 方 式 FPD 搭 載、Sonialvision Safire の 使用経験 」
信州大学医学部附属病院 放射線部
「東 芝 社 製 FPD 搭 載 型 X 線 TV 装 置(Ultimax) の使 用 経 験 」
亀 田メ デ ィ カ ル セ ン タ ー 画 像 診 断 室
「FPD+C アーム 搭載型 X 線 TV 装 置 の有用性 」
国 立が んセ ン タ ー 中 央 病 院 放 射 線 診 断 部
(装 置メ ー カ ー を交 え て)
株式会社島津製作所
医 用 機 器 事 業 部マ ー ケ テ ィ ン グ 部
東 芝メ デ ィ カ ル シ ス テ ム ズ( 株 ) 千 葉 支 店 営 業 推 進 部 X 線 担 当
株 式 会 社 日 立メ デ ィ コ X R 戦略本部
記念講演
座長 : 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院
林圭吾
高木卓
平野浩志
平野千賀也
小笠原哲
中村昌典
鈴木浩一
小田和幸
梁川範幸
「学 会 活 動 を通 して 」
前千葉大学医学部附属病院
放射線部技師長
守田文範
先生
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
目次
●巻頭言
JFE健康保険組合川鉄千葉病院
中村博和・・・・・・ 1
●第 47 回千葉撮影技術研究会
メインテーマ: 『FPD 搭載型 X 線 TV 装置の現状と展望』
話題提供
「造影剤腎症について」
エーザイ株式会社
造影剤領域室
石井晶一・・・・・・ 2
教育講演
「ディジタル画像の画質評価 Part2−SN比の概念を用いた画質評価法−」
群馬県立県民健康科学大学 診療放射線学部 教授 下瀬川正幸
パネルディスカッション
「FPD 搭載型 X 線 TV 装置の現状と展望」
「直接交換方式 FPD 搭載、Sonialvision Safire の使用経験」
信州大学医学部附属病院 放射線部
「東芝社製 FPD 搭載型 X 線 TV 装置(Ultimax) の使用経験」
亀田メディカルセンター 画像診断室
「FPD+C アーム搭載型 X 線 TV 装置の有用性」
国立がんセンター中央病院 放射線診断部
先生・・ 3
平野浩志・・・・・・ 7
平野千賀也 ・・・・10
小笠原哲・・・・・・ 14
記念講演
「学会活動を通して」
前千葉大学医学部附属病院
放射線部技師長
守田文範・・・・・ 16
●千葉撮影技術研究会抄録インデックス (第 1 回∼第 46 回収録)・・・・・・・・・・ 17
●おしらせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
●第 48∼49 回研究会予告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
●編集後記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
●研究会規約・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
巻頭言
井の中の蛙、大海を知らず
JFE 健康保険組合川鉄千葉病院
中村博和
個人事で恐縮ですが、私が撮影技術研究会の幹事になって丸 15 年が過ぎました。
そして、最近すごく感じるのが、この研究会と関わることによって、他施設の
色々な創意や工夫。それぞれのテクニックなどを多く知ることが出来たと思っ
ています。
最近、診療放射線技師の専門化、認定化などが考慮されるようになってきまし
た。モダリティの複雑化や精度の向上など、非常に喜ばしい事かもしれません
が、正直このまま専門化が進んでいくのは ?… なのです。
モダリティを向上させて臨床を追及するのではなく、臨床を向上させるために、
適切なモダリティを追求することが、大事だと私は思います。この部位を見た
いではなく、この疾患がみたいと。
皆さん(特に若手の方)も研究会に出て、恐れずに意見をぶつけてみませんか?
他施設の人と意見を交換したり、ぶつけ合ったりすると、自施設が劣っている
点、優れている点、色々と見えてきます。
あまり専門的になって視野を狭めず、浅く広くも大事かと思います。
千葉撮影技術研究会を立ち上げ、育ててくださった前横浜労災病院技師長の佐
藤律夫氏、前千葉大学医学部附属病院技師長の守田文範氏が先日、定年を迎え
ました。私が両氏に教わったのは「井の中の蛙、大海を知らず」。自施設という
井の中から、千葉撮影技術研究会という大海に目を向ける大事さを教えていた
だき、心より感謝しております。
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
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第 47 回千葉撮影技術研究会
造影剤腎症(RCIN;Radiocontrast induced Nephropathy)について
エーザイ株式会社 造影剤領域室 石井 晶一
ヨード造影剤により腎障害が高頻度で起こる事は古くから知られている。腎髄質は
虚血に陥りやすく、造影剤の主排泄経路が腎であることにも起因していると考えられて
いる。
① RCIN の定義
RCIN は Beans らの総説1)によると、「一般に非乏尿性・可逆性であり、造影剤投
与後 24∼48 時間後に血清クレアチニン値(以下 SCr)の上昇が見られ、2∼5 日で
ピークとなり、1∼2 週間で回復する。」とされているが、一部は血清クレアチニン値
の上昇が遷延し、透析を要する症例も存在する。
RCIN の定義は文献によってまちまちであるが、ESUR の RCIN 防止のためのガ
イドライン2)では“造影剤投与後 3 日以内に SCr
が 25%もしくは 0.5mg/dL 以上増加
している状態”としている。
② RCIN の機序
RCIN の発症機序はまだ完全には解明されていないが、造影剤はそのものの毒
性により、尿細管細胞の空胞化を促進することが明らかとなっている。しかしこの尿
細管の空胞化と腎機能低下との関係は明らかではない。
もう一つの有力な機序としては造影剤の高浸透圧負荷があげられる。高浸透圧
により尿細管の酸素消費量が増え、それに伴い腎の髄質のネフロンが虚血に陥る。
虚血によるダイレクトなダメージに加え、虚血により発生したフリーラジカルが障害
を助長する。
③ RCIN の予防
RCIN は発症すると治療は困難であり、いかに予防するかが重要である。予防法
としては通常以下の 6 点が考えられている。
1)ハイリスク群の除外
2)造影剤使用量の低減
3)十分な水分補給(Hydration)
4)薬物の投与
5)低あるいは等浸透圧造影剤の使用
6)透析による造影剤の除去
参考文献
1) Beans AS. et al. : Kidney Int.,36,730-740 (1989)
2) Morcos SK. et al. : Eur Radiol.,9,1602-1613 (1999)
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第 47 回千葉撮影技術研究会
ディジタル画像の画質評価 Part2
― SN 比の概念を用いた画質評価法 ―
群馬県立県民健康科学大学 診療放射線学部
下瀬川 正幸
1.はじめに
近年、CR、FPD などのディジタル X 線撮像機器の普及に伴い、医用画像の画質
を表す評価尺度として DQE(detective quantum efficiency :検出量子効率 )が用い
られる機会が増えている。DQE は SN 比(信号対雑音比)の概念に基づいた画質
評価法の一つであり、他にこの概念を用いる画質評価法としてよく知られているも
のに NEQ(noise equivalent quanta:雑音等価量子数)がある。
本講演では DQE、NEQ について解説する。
2.DQE、NEQ とは?
X 線画像診断 では、雑音の多く含まれる背景から病変(信号)を検出して診断を
下している。病変(信号)を検出する能力が高い画像システムが優れた画像システ
ムといえる。信号検出能力によく対応している画像の物理的評価法の一つに SN
比の概念に基づく画質評価法(DQE や NEQ など)がある。
DQE や NEQ は最近登場した新しい画質評価法というものではない。これらは
1940 年代から 70 年代にかけて一般写真および アナログ X 線画像を対象に精力
的に研究され、確立されたものである。
DQE は「入力と出力の SN 比の 2 乗の比」として定義される。
DQE =
(S / N ) out 2
( S / N ) in
(1)
2
式(1)は、DQE が「入力の SN 比をいかに忠実に出力に伝達しているかを表す指
標」であることを示している。言い換えるとDQE は SN 比の伝達関数である(図 1)。
式(1)の右辺を見るとSN 比の 2 乗の比になっている。単に入力側と出力側の SN
比の伝達特性を示したいのであれば、SN 比の 1 乗であろうと何乗であろうとかまわ
ない(もちろん何乗にするかによって DQE の値は変化する)。敢えて SN 比の 2 乗
の比をとっているのは、以下に示すように DQE に明快な物理的意味をもたせるた
めである。
式(1)の分母に対応する入力の SN 比について考える。X 線撮影時の入力信号成
分は検出器に到達する X 線光子数である。X 線光子の発生はランダムな物理過
程の結果であり、いくら均一に照射しても単位面積当たりに到達する X 線光子数
-3-
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
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は場所により変動する(量子ノイズ)。単位面積当たりの X 線光子数を q とする。ラ
ンダムな物理過程に起因するq の変動はポアソン分布に従い、その変動の標準偏
差は q で与えられる(図 2)。
入力の SN 比は次式で与えられ、
(S / N ) in =
q
q
(2)
= q
式(2)を 2 乗すると、
(3)
(S / N ) in = q
2
となり、入力の SN 比の 2 乗は入射量子数に対応する。式(1)の分母は、単位面積
当たりの光子数(光量子密度)という次元を持つことになる。当然、式(1)の分子も
同次元であり、出力側の SN 比の 2 乗を仮想的な量子数 q’とする。
(4)
(S / N ) out = q '
2
出力画像の雑 音の標準偏差は q' に相当すると考えられることから、式(4)の仮想
的な量子数 q’は雑音の分散に相当する。雑音に等価な量子数であることから、
(
q ' = ( S / N ) out
2
)を雑音等価量子数(NEQ)とよぶ。
q’ について別の見方をすれば、入射した X 線光子 q のうち画像を形成するた
めに寄与した X 線光子と考えることができるため、q’/q を検出量子効率(DQE)と
よぶ。
DQE =
(S / N ) out 2
( S / N ) in
2
=
q' NEQ
=
q
q
(5)
NEQ や DQE は共に SN 比の観点から画質を評価するための有用な指標である
が、その性格は異なる。
NEQ は出力画像の SN 比の 2 乗であり、「出来上がった画像の画質を示す評価
値」である。NEQ は撮影線量に依存し、撮影線量が多い場合は NEQ も高くなる。
NEQ は最終的に得られる画像の画質を評価する場合は有効な評価結果が得られ
るが、異なる画像システム間の画 質を評価する際には評価値が撮影線量に依存
するため画像システム固有の値にならない。
同一の画質が得られるならば 低線量で撮影できる装置の方が優れていると判断
するであろう。これを判断する一つの指標となるのが DQE である。DQE は NEQ を
入射光子数で除しており、いわば NEQ を正規化した値である。同一の NEQ の画
像であれば、低線量で撮影された画像システムの方が DQE は高い。DQE は撮影
条件の影響を受けにくいことから、どのような撮影線量でも画像形成が可能なディ
ジタル X 線画像システムの「固有の能力を表す有力な指標」になる。これがディジ
タル X 線撮像機器の画質を表す評価尺度として DQE が用いられる理由である。
-4-
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画像システム
(S/N)
2
in
DQE
図1
NEQ
(S/N)2 out
SN 比の伝達特性としての DQE
N= q
S =q
図2
SN 比の概念図
3.DQE、NEQ の測定
まず画像の SN 比を求める際のノイズ(N)について考える。X 線画像のノイズの評
価尺度として用いられるウィナースペクトル(WS)は、単位面積あたりのノイズゆらぎ
成分の分散のスペクトルに対応する。したがって、ここまで仮定してきたノイズ(ゆら
ぎの標準偏差)の 2 乗(分散)に対応する。
次に SN 比を求める際の信号(S)について考える。信号の大きさは、コントラスト
を
表すグラジエント(G)に比例し、信号の空間周波数特性は鮮鋭度を表す MTF によ
って求められる。
これらをまとめるとNEQ、DQE の空間周波数特性 NEQ(u)、DQE (u)は次式で示さ
れることになる。
NEQ(u ) = (S / N ) out 2 =
DQE (u) =
(S / N ) out 2
(S / N ) in
2
=
G 2 ⋅ MTF 2 (u )
WS (u )
(6)
G 2 ⋅ MTF 2 (u )
q ⋅ WS (u )
(7)
「ディジタル 画像の画質評価 Part1 ?MTF,ウィナースペクトルを中心に-」で述べ
たように、ディジタル X 線画像システムでは、MTF としてエリアシングの影響を除い
たプリサンプリング MTF、ウィナースペクトルとしてディジタルウィナースペクトルによ
る評価が行われる。ディジタル 特性曲線からグラジエントが求められ、これらの測定
値を式(6)に代入することによりNEQ(u)は算出できる。
さらに単位面積当たりの入射光子数を測定あるいは推定することにより、式(7)か
らDQE (u)を算出できる。
-5-
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これらの手順により算出される NEQ や DQE は、あくまでもX 線の入力を検出し
てディジタル値に変 換されるまでの過程に対しての値であり、最終画像における
NEQ や DQE は、その後の画像処理や画像表示の影響を受ける。しかし、ディジタ
ル X 線画像システムにおいて自由度の大きい画像処理や画像表示の影響を考慮
することなく、システムの中で重要な X 線検出器の特性を示している。
式(6),(7)を見ると、NEQ や DQE の算出時には、G、MTF、WS、そして q それぞれ
の測定精度が結果に影響を与えることが分かる。それぞれの測定誤差を意識して
結果を評価する必要がある。DQE の測定については 国際的に標準化されており、
装置メーカはこれに準じて G、MTF、WS、q を測定して DQE を算出している。
4.おわりに
式(6),(7)から分かるように、NEQ や DQE は画質因子の基本的 3 要素であるコン
トラスト
を表すグラジエント、鮮鋭度を表す MTF、粒状性を表すウィナースペクトル
を統合している。この理由からDQE や NEQ は総合的画質特性を表す指標と考え
る場合がある。しかし、あくまでもSN 比の伝達特性と考えた方がよい。SN 比は信号
強度とノイズの比であり、信号強度とノイズが共に大きい場合と、信号強度とノイズ
が共に小さい場合を比較したとき、SN 比は同じになったとしても目で見た画質は当
然異なる。NEQ、DQE が「画質の良否を適切に反映する指標」と考えることは 危険
である。MTF やウィナースペクトルなどを統合した結果、それぞれのバランスについ
ての情 報は欠落してしまうことに注 意してほしい。このことを意 識しながら、NEQ、
DQE を「画質を表現する目安」として参考にするのであれば有効な画質の指標と
なる。
-6-
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第 47 回千葉撮影技術研究会
直接変換方式FPD搭載、Sonialvision Safire の使用経験
信州大学医学部附属病院 放射線部 平野浩志
島津の直接変換方式FPD導入に関して着目した点は、高いMTF,17×17インチ
の大視野、デジタル断層(Tomosynthesis)の 3 点です。
高いMTFについては、最初に工場で見たFPDの生画像は、ボケのないシャープ
な画像で、キレの良い画像だと直感しまた。当施設のFPD搭載一般撮影装置(直接
変換、間接変換)で撮影したシャントバルブです。(Fi
g1)
(A) 直接変換FPD
(B) 間接変換FPD
(
F
i
g1)
視野に関しては、KUB の撮影が可能であり、両肺野を欠かさずに撮影できる装置を
選択しました。現在、IVPを中心とする尿路系の検査、注腸検査、食道造影、側わん
症のミエロ後の左右側屈撮影などに威力を発揮しています。
Tomosynthesis については、我々は 1980 年からI
.I
−Tv系の装置で研究を重ねてき
ましたし、島津製作所と共同研究を行い作り込んできた部分であり、I
.I
での成果は見
ましたが、I
.I
の最大の欠点であった辺縁の歪みに関して、FPDしか打破できないとい
う思いを持っていました。I
.I
(
A)と、FPD断層面での歪み(B)(Fig2)
(A)
(B)
(Fig2)
-7-
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
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第 47 回千葉撮影技術研究会
Sonialvision Saf
i
r
eの特徴として、キャリブレーションを毎日電源投入時に行います。
10,000V の電圧をセレン膜にかける必要があり、徐々に上げていくため、電源投入より
キャリブレーション開始までに、当初 30 分待っていましたが、今日ではロスタイムを軽
減するため、タイマーにより設定された時間に自動的に電源が投入されるようになりま
した。キャリブレーションに費やす時間は、約 5 分です。
温度の管理については、FPD部で 15 度∼35 度、実機運用時は約 30 度、室温は
20 度∼27 度、湿度は 30%∼70%です。
今回は、Sonialvision 同機種のI
.I
−CCD装置との比較をすると伴に、今の使用状
況、Tomosynthesisの特徴と有用性、今後の展望をお話しします。金属置換後の股関
節(A)Tomosynthesis と(B)CT(MPR像) (Fig3)
直接変換FPDの特性を理解していただくために、当施設で行った一般撮影装置
FPDの物理特性のデータを示します。(Fi
g4)
(A)
(B)
(Fi
g3)
-8-
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
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第 47 回千葉撮影技術研究会
(Fi
g4)
-9-
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第 47 回千葉撮影技術研究会
東芝社製FPD搭載型X線TV装置(Ultimax)の使用経験
亀田メディカルセンター 画像診断室 平野 千賀也
当院では 1995 年 4 月に亀田クリニックを開設した際に、透視造影装置は東芝社製の
100 万画素 CCD カメラを搭載した DR システムを導入した。現在は電子カルテ運用のために
一部の装置を除いてほとんどがデジタル化され、昨年の入院棟の改装に伴い FPD を導
入、使用開始し約 1 年が過ぎた。この 1 年間で東芝社製 FPD の利点や欠点について
見えてきたことを述べさせていただき、今後購入を検討される方の参考になれば幸い
である。
当院で導入したのは、東芝が提唱する多目的検査に対応した C アーム搭載型の
Ultimax と汎用型の Winscope6000 の2台である。両者の大きな違いは管球が C アーム
に搭載されているか支柱に搭載されているかの違いで FPD の性能と画像処理装置に
ついては一緒である。FPD には X 線をシンチレータで光に変換しフォトダイオードで再度電子
に変換する間接方式と、X 線を光導電体(アモルファス・セレン)膜で直接電気信号に変換す
る直接方式があり、東芝が採用したのは理論上最も収集効率が良いといわれる直接
変換方式である。今回はこの 2 台のうち多目的検査に対応した Ultimax を主体に述べ
させていただく。
当院におけるUltimax の構成は、操作室側にモニタ診断用のビューワー、透視画像用モニ
タ、撮影画像確認と画像処理兼用モニタ、画像処理装置の ADR-2000A、操作卓、RIS
端末、面積線量計と透視画像記録用 DVD レコーダがあり、検査室側に透視画像用モニタ
と近接の操作卓がある。Ultimax はオーバーチューブとアンダーチューブの切り替えが可能で検
査に応じて使い分けができ、しかも受光部が非常にコンパクトであり寝台を床に近づける
ことが出来るため患者様の乗降しやすさに寄与している。
まずは FPD 単体での性能評価はどうであろうか、前述したように当院ではすでに東
芝社製 DR 装置(100 万画素 CCD)の使用経験があるので比較してみた。100 万画素
の DR が世に出回った当初は、一般的にフィルム-スクリーンシステムとの比較がよく行われた
が、DR は透視、撮影の線量が低減できる、画像処理をすることで見やすい画像を得る
ことができる、リアルタイムで画像を表示できる、連続撮影が可能、画像の保管や PACS に
つなぐことが可能などの長所があるが、大視野での空間分解能が低い、低濃度でのコ
ントラストが悪い、円形視野のため表示領域が狭い、等倍での出力ができない、ノイズによ
り画像にざらつきがでる、周辺部での歪みがでるなどの欠点もありこれを考慮して撮影
時には工夫が必要である。例えば椎体に病変部が重ならないようにしたり、病変部を
拡大撮影して分解能をよくしたりである。これらを解消するために、後に 400 万画素
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
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第 47 回千葉撮影技術研究会
CCD 搭載の DR も登場したが分解能が向上した以外には根本的な問題解決にならな
かったようである。
FPD は、上述の DR がフィルム-スクリーンシステムに勝る部分を継承し、かつ欠点であった
部分を解消した。すなわち、空間分解能が高い、低濃度部のコントラストがよい、視野が
四角形で最大 34×34cm での表示が可能、等倍でのフィルム出力が可能である、撮影画
像のざらつきが目立たない、辺縁まで画像の歪みがないので計測精度が高いのであ
る。
臨床での評価については、消化管造影及びその他の造影について実際に Ultimax
を使用して行った検査を提示した。(一部 Winscope6000 で行ったものも含む)
症例 食道がん精査
連続撮影を使用、正面像で椎体に重なっても病変部の描出は可能でフィルム
に匹敵する分解能を持つ。100 万画素 DR では描出が難しいと思われ、描
出範囲も 25cm×25cm の視野、つまり4 切サイズのフィルムと同等の範囲が描
出でき、34×34cm 視野で撮影すれば同等の分解能でさらに広範囲な描出
が可能。術前計画や放射線治療の計画を立てるのにも申し分ない。
症例 胃がん精査
従来技術的に難しいとされていた前壁撮影でもC アームを活用することにより
撮影が容易になった。
背臥位第2斜位では前庭部にバリウムが戻らないように 頭低位にするが前庭
部が思うように膨らまないことがある。体位は正面で頭低位にしてCアームを
LAO方向から入射すれば前庭部の膨らんだ背臥位第2斜位像を得られる。
体上部の撮影では穹窿部のバリウムが邪魔になり盲点になりやすい。頭尾方
向から振ると描出できる。
そのほかにもC アームを用いることにより今まで盲点になりやすかった部位の
描出ができるようになり、バリウムを十二指腸に流さないようにしながら、且つ
バリウムのよく付着した写真がとれるようになった。C-アームを活用した撮影法
はまだまだあるように 思う。
症例 注腸
DR では視野が狭く苦手な検査であったが、24×24cm または 34×34cm で
広範囲に撮影できる。側面像が重要であるが、従来のフィルム-スクリーンシステム
では現像してみないとちゃんと側面像になっているか、濃度が適正かの判
断ができなかったが C アームを活用すれば比較的容易に側面像を得られ、リ
アルタイムに画像表示できるのでずれていれば撮りなおしができる。線の細さ
が病変部の側面像を明瞭に描出している。
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
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第 47 回千葉撮影技術研究会
症例 小腸造影
広範囲に描出できるので腸の走行や病変部の位置を把握しやすい。また
付属の DVD レコーダにて透視画像を録画できるので検査後に撮影画像と合
わせて読影できる。
症例 リザーバ造影
従来のフィルム-スクリーンシステムでは、術者が造影剤を注入すると同時に掛け声
をかけて技師が曝射していたが、タイミングをはずして造影が十分にできない
ことがしばしばあった。連続撮影を用いて行うと容易に撮影できる。
症例 腰椎神経根ブロック
神経根が明瞭に造影されている。リアルタイムに画像を確認できるため治療が
スムーズに進行できる。その場で患者様に説明もできる。FPD は高感度であ
るので X 線を射入した際に従来の透視よりも見えるようになった。
症例 ミエログラフィー
画質が十分で、多方向撮影は C アームを振ることにより可能である。寝台の
起倒を利用できる。
症例 ERCP
内視鏡を挿入したままでの患者様の体位変換は容易ではないが、C アーム
を振ることで斜位を撮影することが可能である。透視中に内視鏡でブラインド
ができ結石の存在がわからなくなったときなどにC アームを振るのは有効であ
る。結石の大きさや胆道の径を計るのに計測機能を用いている。
症例 透視下気管支鏡
患者様の体位を変えずに正面及び側面の撮影ができる。透視をしながら
C アームを回転すると採取をする部位を立体的に把握できる。画質も問題な
い。
症例 下肢静脈造影
パネルの部分がコンパクトなため、C アームの移動範囲が広く足先から下腹部ま
で患者様を動かすことなく検査できる。細い血管まで十分に描出でき、FPD
の特性により透視及び撮影像でハレーションが非常に少ない。
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
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症例 VF(嚥下造影)
嚥下に障害を持つ患者様に行う検査で、日常とられている体位で検査を行
う。すなわち寝台を水平、または 30 度程度のヘッドアップ、座位などにして経
口的に食品を摂取していただき、水様のものやおかゆ程度のもの、通常の
硬さのものなど実際の食べ物の中に少量のバリウムを混ぜてそれらを咀嚼し
飲み込むときの口腔内の動きや喉頭の動き、誤嚥の様子や程度を側面像
で評価してその患者様に合った食べ物を医師、言語視聴覚療法士(ST)、
栄養士が共同で検討する。患者様が寝た状態の時は C アームを90 度回転さ
せて行い、座位で行う時は寝台を立て、足台をはずし車椅子に座ったまま
の状 態 で検 査 する。撮 影はほとんどせず、透視画像 で動態 を観 察 し
DVD-R にその画像を保存する。最近では DVD-R に検査中の音声も透視
画像と一緒に記録し、検査後に透視画像を再生したときでも何を食べてい
ただいたのかわかるように一部改良を加えた。
以上長所を述べさせていただいたが、最後に FPD ゆえの欠点と疑問点を述べさ
せていただく。FPD 単体での耐久性はどのくらいなのか、透視のスイッチを押したとき
に即座に画像を表示しないのは FPD の特性なのか、またそれは改善されないのか、
検査中に表示サイズを 12cm から24cm に変えたりすると画面上に写りこみが起こるこ
とがある、など。
装置としてはオーバーチューブとアンダーチューブの両方で圧迫筒を使用することができ
ない、現在の仕様では構造上どちらか一方でしか使用できないのである。透視画像
の DICOM 出力ができないか、多目的検査に対応と謳っているがマイクの性能が悪く、
患者様や検査医師とのコミュニケーションがとりづらいので標準仕様でもマイクの性能を上
げていただきたいなど。
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
FPD+Cアーム搭載型X線TV装置の有用性
国立がんセンター中央病院 放射線診断部 小笠原 哲
はじめに
FPDを搭載した汎用のX線TV装置が国内3社(日立・東芝・島津)出そろいました。
我々ユーザーにとって機種を選択するとき、I.I.−DR の時と比べより慎重に検討する
必要があると考えます。その理由として
1)消化管検査が減少し、TV装置の減少化と検査の多目的化
2)Cアーム装置では、I
VR検査にも対応
3)FPDのサイズと検査目的
4)装置のタイプと予算
消化管検査においては、内視鏡検査が優先し消化管透視検査が減少している。そ
の影響もあってTV装置の絶対数が減少傾向にありながら、購入するTV装置には多
目的な対応が求められる傾向がある。FPDが登場したことにより選択枝が増え、何を
優先するべきなのか考慮しなくてはならない。
当院ではFPD+Cアーム搭載型X線TV装置を使用していますが、今回この装置の
使用経験と開発当初からの透視画像の評価も含めて話をしたい。
FPDの動態透視画像評価
FPDの問題点は透視画像の品質改良である。ラインノイズと残像の解消、線量を上
げずにこの相反する原因を同時に解消するためにメーカーも努力してきたわけですが、
開発途中の2001年、透視画像の評価方法についていろいろ検討した結果、FPD
(Varian: PaxScan 4030A)の透視画像を回転ファントムを用いて比較評価した。
(2001、RSNA:
シカゴで発表)その内容について紹介します。
FPD-DR の臨床画像
食道、胃、大腸、外科系検査について、I.I.とFPD を比較しながら提示します。
Cアーム型装置を使いこなそう
Cアームを使った場合の特徴について、画像を参照しながら提示します。
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
まとめ
上記テーマについて、総合的な評価とFPDシステムの現状におけるポイントと問題点
そして今後の展望について報告します。
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
学会活動を通して
前千葉大学医学部附属病院 放射線部技師長 守田 文範
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
千葉撮影技術研究会抄録インデックス
(第1回∼第46回収録)
第1回撮影技術研究会(1985年7月20日)
(千葉放射線技術誌 No.10 p.63 掲載)
診断情報シリーズ1 「腰椎の解剖と読み方」
千葉大学医学部附属病院 整形外科
高田啓一 先生
第2回撮影技術研究会(1985年11月16日)
(千葉放射線技術誌 No.10 p.63 掲載)
診断情報シリーズ2 「頚椎の解剖と読み方」
千葉大学医学部附属病院 整形外科
渡部恒男 先生
第3回撮影技術研究会(1986年2月18日)
(千葉放射線技術誌 No.10 p.63 掲載)
診断情報シリーズ3 「上肢(肘、手)の解剖と読み方」
千葉大学医学部附属病院 整形外科
今井克己 先生
第4回撮影技術研究会(1986年5月17日)
(千葉放射線技術誌 No.11 p.57 掲載)
診断情報シリーズ4 「下肢の解剖と読み方」
千葉大学医学部附属病院 整形外科
西山秀木 先生
第5回撮影技術研究会(1986年11月29日)
(千葉放射線技術誌 No.11 p.57 掲載)
診断情報シリーズ5 「胸部単純写真の読み方」
(呼吸器系より)
千葉大学医学部附属肺癌研究施設 山口哲生 先生
第6回撮影技術研究会(1987年11月28日)
(千葉放射線技術誌 No.12 p.51 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ 「耳鼻科領域の撮影について考える」
(1)単純撮影から
千葉大学医学部附属病院 花澤保司
(2)断層撮影から
千葉大学医学部附属病院 砂堀昭三
(3)CTから
千葉労災病院 是枝泰隆
(4)ディスカッション
第7回撮影技術研究会(1988年3月5日)
(千葉放射線技術誌 No.13 p.43 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ2 「胸部撮影について考える」
(1)単純撮影から
化学療法研究所付属病院 林 太郎
船橋二和病院 石原典武
(2)小児撮影から
君津中央病院 山本幸治
君津中央病院 國見泰則
(3)断層撮影から
千葉県がんセンター 佐藤安男
(4)ポータブル撮影から 千葉大学医学部附属病院 菊池孝二
千葉県救急医療センター 広木修一
(5)パネルディスカッション「衣服等の影響、撮影条件等」
船橋市立医療センター 星野 健
結核予防会千葉県支部 渋谷昌子
千葉県救急医療センター 遠藤 進
第8回撮影技術研究会(1988年7月2日)
(千葉放射線技術誌 No.13 p.43 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ3 「腹部撮影について考える」
【1】
(1)肝・胆道系から
船橋市立医療センター 林 圭吾
(2)泌尿器系から
旭中央病院 五十嵐隆元
(3)血管系から
千葉大学医学部附属病院 保田忠広
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【2】パネルディスカッション「単純撮影から」
(1)単純写真のサイン 千葉県救急医療センター
(2)撮影法、条件等
船橋二和病院
高柳秀隆
樋口恵一
第9回撮影技術研究会(1989年3月4日)
(千葉放射線技術誌 No.14 p.41 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ4 「脊椎の撮影について考える」
【1】脊椎撮影それぞれの対応
(1)スポーツ整形外科における撮影法
川崎製鉄千葉病院 千田 茂
(2)脊椎損傷を中心にした撮影法 千葉労災病院 水間康夫
(3)当院における脊椎撮影の現状
旭中央病院 寺口力生
【2】脊椎領域における特殊検査の現状と将来展望
(1)CTから
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
(2)MRIから
千葉大学医学部附属病院 渡辺 浩
【3】パネルディスカッション 「救急撮影法とノウハウ」
千葉県救急医療センター 鴇田允男
君津中央病院 庄司直和
船橋市立医療センター 星野 健
第10回撮影技術研究会(1989年7月15日)
(千葉放射線技術誌 No.14 p.41 掲載)
画像理論&画像解析シリーズ1「アナログ画像とデジタル画像を学ぶ」
【1】アナログ画像の評価と手法(フィルム/スクリーン系の画質評価)
コニカ(株) 阿部俊二 先生
【2】CR画像とCRT画像の現状と将来展望
東芝メディカル(株) 綿鍋 歓 先生
第11回撮影技術研究会(1990年2月24日)
(千葉放射線技術誌 No.15 p.23 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ5「How to Radiography」
(1)肩の撮影について
川崎製鉄千葉病院 金城正樹
(2)膝の撮影について
千葉大学医学部附属病院 黒川正行
第12回撮影技術研究会(1990年7月14日)
(千葉放射線技術誌 No.15 p.23 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ6「How to Radiography」
(1)手部(手関節、手根骨)の撮影について
千葉大学医学部附属病院 平塚千恵
(2)足部(足関節、足根骨)の撮影について
亀田総合病院 加藤 融
第13回撮影技術研究会(1991年3月2日)
(千葉放射線技術誌 No.16 p.39 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ7「How to Radiography」
(1)肘関節の撮影について
川崎製鉄千葉病院 鴇田 修
(2)股関節の撮影について
亀田総合病院 有家政夫
(3)宿題報告「腰椎斜位撮影について」
千葉大学医学部附属病院 渡辺 浩
第14回撮影技術研究会(1991年7月13日)
(千葉放射線技術誌 No.16 p.39 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ8「How to Radiography」
(1)歯科、口腔領域の撮影について(上顎、下顎、顎関節等)
千葉大学医学部附属病院 小池要治
(2)眼窩領域の撮影について(X線単純撮影中心に)
船橋市立医療センター 林 圭吾
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
第15回撮影技術研究会(1992年2月29日)
(千葉放射線技術誌 No.17 p.78 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ9「How to Radiography」
(1)乳房撮影のCR像
千葉県がんセンター 毛利快晴
(2)婦人科領域の撮影について(グースマン・マルチウス撮影中心に)
国立習志野病院 伊勢谷昌士
(3)婦人科領域の撮影時における被曝線量の県内数施設間の比較
旭中央病院 五十嵐隆元
第16回撮影技術研究会(1992年7月11日)
(千葉放射線技術誌 No.17 p.78 掲載)
撮影技術探究シリーズ1「胸部撮影系を探る」
(1)線質と画質の関係について
化学療法研究所付属病院 前田美香
(2)塵肺撮影について
千葉労災病院 武藤俊一
(3)撮影装置の違いによる撮影の工夫
旭中央病院 林 典行
(4)撮影被曝線量の県内数施設間の比較 パート2
(胸部撮影時の皮膚線量と生殖腺線量)
撮影技術研究会被曝測定班
(5)千葉県下における胸部撮影システムの現状
撮影技術研究会アンケート調査班
第17回撮影技術研究会(1993年3月)
(千葉放射線技術誌 No.18 p.37 掲載)
撮影技術探究シリーズ2「胸部撮影系を探る?Ⅱ」
(1)装置の性能と信頼性
①県下数施設における三相12ピーク装置の動作特性について
船橋市立医療センター 林 圭吾
②ホトタイマーの特性評価 船橋市立医療センター 宮崎孝行
(2)高圧撮影における付加フィルターについて
千葉市立海浜病院 高木 卓
(3)関連文献の紹介
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
第18回撮影技術研究会(1993年7月)
(千葉放射線技術誌 No.18 p.37 掲載)
撮影技術探究シリーズ3「胸部撮影系を探る?Ⅲ」
??小児科領域における胸部撮影について??
(1)放射線技師の立場から
①撮影条件等の検討 帝京大学医学部付属市原病院 山本智朗
②小児撮影技術学会からの報告 千葉県こども病院 小原信也
③撮影補助具の検討
日興ファインズ 金田信爾
④千葉県内各施設の現状調査
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
⑤千葉県内各施設の被曝線量の推定 千葉労災病院 多田浩章
(2)臨床医の立場から
千葉大学医学部附属病院 放射線科 高野英行 先生
第19回撮影技術研究会(1994年3月)
(千葉放射線技術誌 No.19 p.79
撮影技術探究シリーズ4「胸部撮影系を探る?Ⅳ」
??ポータブル撮影について??
1)ポータブル撮影装置の動作特性について
船橋医療センター
2)ポータブル撮影時の環境線量について
千葉市立海浜病院
3)ポータブル撮影における技術的諸問題とその対策
千葉県救急医療センター
4)ポータブル撮影の実態調査 船橋市立医療センター
5)ポータブル撮影における感染対策について
船橋市立医療センター
掲載)
林 圭吾
高木 卓
南 大作
宮崎孝行
星野
健
第20回撮影技術研究会(1994年7月)
(千葉放射線技術誌 No.19 p.79 掲載)
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デジタル画像について語ろう
1.CRってなんだろう? ?パネルディスカッション?
①CRシステムの概要・解説
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
②CRの利点
亀田総合病院 丸 繁勘
③CRの疑問点
千葉市立海浜病院 高木 卓
④CRに関するディスカッション
テーマ:ⅰ)デジタル画像の今後
ⅱ)コストパフォーマンス
ⅲ)日常業務における対策
ⅳ)導入に関する問題点、その他
2.CRの最新情報
①システム7000と9000の比較
国立がんセンター東病院 佐藤 敬
②現在の全国状況(文献紹介)
千葉大学医学部附属病院 飯森隆志
3.県内CRシステムの被曝線量の現状と推定
千葉撮影技術研究会被曝線量低減班 磯辺智範
第21回撮影技術研究会(1995年3月4日)
(千葉放射線技術誌 No.20 p.64 掲載)
デジタル画像シリーズ②「螺旋状CTスキャンについて」
1.螺旋状CTスキャンの基礎
①螺旋状CTスキャンの原理と概要
東芝メディカル株式会社 武藤安弘
②螺旋状CTスキャンの性能評価の現状
千葉県救急医療センター 山口賢一
③螺旋状CTスキャンの被曝について
千葉大学医学部附属病院 越智茂博
2.螺旋状CTスキャンを使用している立場から
①SOMATOM-PULS(シーメンス)“スパイラル・スキャン”を使用して
千葉市立海浜病院 大塚泰通
②SOMATOM-PULS(シーメンス)“スパイラル・スキャン”を使用して
川崎製鉄千葉病院 梅澤貴行
③TCT-900S(東芝)“ヘリカル・スキャン”を使用して
旭中央病院 板橋幸夫
④X-force(東芝)“ヘリカル・スキャン”を使用して
船橋二和病院 福田 修
⑤CTW-2000(日立)“ボリューム・スキャン”を使用して
船橋医療センター 田中千夏
第22回撮影技術研究会(1995年7月8日)
(千葉放射線技術誌 No.20 p.64 掲載)
デジタル画像シリーズ③「日常のCT検査を考える」
1. 教育講演1 「CT用測定器について」
東洋メディック株式会社 桑山光一
教育講演2 「コーンビームCT装置について」
千葉大学医学部附属診療放射線技師学校 鎌形 望
教育講演3 「循環器領域のCT検査について」
千葉大学医学部附属病院 第三内科 高須準一郎 先生
2.ワークショップ 「各施設におけるCT検査の現状と問題点」
頭頚部領域
千葉大学医学部附属病院 白崎智子
胸部(肺、縦隔、乳房)領域
日本医科大学千葉北総病院 塩野純子
腹部(肝臓)領域
亀田総合病院 石田智子
腹部(泌尿器)領域 東京歯科大学市川総合病院 山田敏之
小児領域
千葉県こども病院 清水孝行
第23回撮影技術研究会(1996年3月2日)
(千葉放射線技術誌 No.21 p.70 掲載)
「今、撮影技術に望まれるもの」
1.撮影技術と診断情報 =CRからの再認識=
横浜労災病院 佐藤律夫
2.心血管領域におけるIVR治療の最新情報と技師の役割
千葉県立鶴舞病院 佐藤次男
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第24回撮影技術研究会(1996年7月13日)
(千葉放射線技術誌 No.21 p.70
「胸部領域へのアプローチ」
1.胸部領域の撮影を考える
1)単純撮影の立場から
川崎製鉄千葉病院
2)CR撮影の立場から
千葉労災病院
3)CT撮影の立場から 千葉大学医学部附属病院
4)血管造影撮影の立場から
日本医科大学千葉北総病院
5)核医学の立場から
社会保険船橋中央病院
2.フレッシュマン企画コーナー
1)CR撮影における周波数処理の検討
千葉大学医学部附属病院
2)脳動脈瘤の計測について
千葉県救急医療センター
3)撮影時の着衣についてのアンケート調査
船橋二和病院
第25回撮影技術研究会(1996年11月6日)
(千葉放射線技術誌 No.21 p.70
「マンモグラフィーの近年の動向について」
乳房撮影の精度管理
旭中央病院
高コントラストS−F系について
旭中央病院
CRマンモグラフィーについて
千葉労災病院
装置メーカーの立場から
GE横河メディカル
感材メーカーの立場から
富士メディカルシステム
掲載)
石井雅恵
黒川貴光
飯森隆志
原田耕次
酒井良介
福知芳和
稲垣美華子
石井 緑
掲載)
五十嵐隆元
高橋 彰
武藤俊一
関口淳子
笹井正秀
第26回撮影技術研究会(1997年3月8日)
(千葉県放射線技術研究会誌 創刊号 p.51 掲載)
デジタル画像シリーズ −DSAについて語ろう−
Ⅰ.プロフェッショナル・トーク
DSAの概要
東芝メディカル 保坂健一
Ⅱ.ユーザー・トーク
1)INTEEGRIS V-3000(PHILIPS) 国立千葉病院 山野一義
2)DFP-2000A(東芝)
千葉労災病院 深山英子
3)ANGIOSTAR(SIEMENS)千葉県救急医療センター 南 大作
Ⅲ.テクニカル・トーク
DSA装置における特性曲線について
船橋市立医療センター 宮崎孝行
DSA装置におけるコントラスト分解能について
船橋市立医療センター 林 圭吾
IVRにおける被曝線量の現状とその低減方法について
川崎製鉄千葉病院 中村博和
第27回撮影技術研究会(1997年7月12日)
(千葉県放射線技術研究会誌 創刊号 p.52 掲載)
? ? ? 被曝について語ろう? ? ?
Ⅰ.各分野からの被曝について
1)自然放射線による被曝
千葉リハビリテーションセンター 竹村朋恭
2)医療被曝について
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
3)画質と被曝について視覚評価から(ROC解析を中心に)
旭中央病院 五十嵐隆元
4)RIの被曝について 千葉大学医学部附属病院 白崎智子
5)MRI検査における生体への影響について
筑波大学 磯辺智範
Ⅱ.フレッシュマントーク
「Mammographyにおける被曝線量の求め方について」
日本医科大学千葉北総病院 中村亜矢
Ⅲ.ワンポイントアドバイス
造影CTにおける造影剤注入のタイミングについて
千葉大学医学部附属病院 福知芳和
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第 47 回千葉撮影技術研究会
第28回撮影技術研究会(1997年12月13日)
(千葉県放射線技術研究会誌 創刊号 p.52 掲載)
第1部 Digital Radiography(DR)について
1.DR装置の最近の動向について
島津製作所 医用技術部 尾崎 毅
2.DR装置の使用経験
1)検診用DR装置の使用経験 千葉社会保険病院 長田 健
2)CC・DRの使用経験 −消化管撮影を中心とした有用性−
亀田総合病院 平野千賀也
3)ワンポイントアドバイス
デジタルラジオグラフィーの有用性について
(被曝の観点から)
国立がんセンター東病院 石原敏裕
第2部 オーダリングシステムについて
1.メーカーサイドから
オーダリングって何? NEC医療システム事業部 永井 肇
2.ユーザーサイドから
1)船橋市立医療センターにおけるオーダリングシステムについて
船橋医療センター 田中千夏
2)千葉大学病院におけるオーダリングシステムの構築過程
千葉大学医学部附属病院 石井照之
3)船橋市立医療センターのオーダリングシステム見学
第29回撮影技術研究会(1998年3月7日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第2号 p.93 掲載)
Ⅰ.ドライイメージャーについて
県内(国内)のドライイメージャーの現状について
千葉県救急医療センター 稲垣美華子
【プロフェッショナルトーク】
ドライイメージャーの現状と問題点、将来性について
・「Dry Viewの現状と問題点、将来性について」
イメーション(株) 三枝紀雄
・「ラージフォーマット・イメージャー ドライスター3000」
日本アグファ・ゲバルト(株) 冨井 進
・「コニカレーザーイメージャー ドライタイプについて」
コニカメディカル(株) 情野理介
・「AC-3ドライプリントシステムとFM-DP3543Tについて」
富士メディカルシステム(株) 岩崎信之
【ユーザートーク】 ドライイメージャーの使用経験
・「コニカレーザーイメージャーの使用経験」
東邦大学附属佐倉病院 小林康雄
・「Dry Viewの使用経験」
亀田総合病院 吉野良雄
【パネルディスカッション】
Ⅱ.トピックス
・「DICOM時代のパソコン活用」
千葉労災病院 多田浩章
Ⅲ.ワーキンググループ報告
・医療被曝調査班?活動報告
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
第30回撮影技術研究会(1998年7月4日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第2号 p.94 掲載)
どうやってとったらいいの? ?肩関節について?
1.解剖について
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
2.撮影方法概論 千葉リハビリテーションセンター 竹村朋恭
3.当院における撮影について
①
千葉県救急医療センター 安西 徹
②
東邦大学附属佐倉病院 秋山直紀
③
川崎製鉄千葉病院 中村博和
④ 帝京大学医学部付属市原病院 渡辺晴之
4.教育講演 「肩関節領域における画像診断について」
川崎製鉄千葉病院 整形外科部長 菅谷啓之 先生
5.フィルムディスカッション
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第31回撮影技術研究会(1998年11月7日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第2号 p.94 掲載)
放射線科の情報ネットワークについて
1.医療画像情報システムの最新動向 横河電気(株) 塚本 孝
2.当センターにおけるDICOMネットワークについて
千葉県循環器病センター 黒田秀也
フレッシュマントーク
「当センターにおける頭部疾患患者の検査」
千葉県救急医療センター 高橋宏之
第32回撮影技術研究会(1999年3月20日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第3号 p.94 掲載)
第1部 サルでもわかる計測学
1.放射線の単位、何があるの?
結核予防会結核研究所放射線学科 星野 豊
2.フイルムバッジの役割
千代田テクノル(株) 福田光道
第2部 放射線防護の再認識
1.過剰防護論についての検証
a)ポータブル撮影時の医療従事者の過敏反応について
?病室撮影時の空間線量?
千葉大学医学部附属病院 越智茂博
b)X線撮影時の患者さんのプロテクタは必要か?
?胸部撮影時の生殖腺線量?
千葉大学医学部附属病院 越智茂博
c)放射線防護の考え方 化学療法研究所付属病院 石田有治
2.総合討論
第33回撮影技術研究会(1999年7月10日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第3号 p.95 掲載)
どうやってとったらいいの? ?膝関節について?
1.解剖について
千葉県救急医療センター 高橋宏之
2.膝関節の撮影の実際(VTRによる撮影法の紹介)
千葉大学医学部附属病院 飯森隆志
3.デジタルからのアプローチ
千葉市立海浜病院 高木 卓
4.撮影方法概論
日本医科大学千葉北総病院 渡辺典男
5.教育講演 「膝関節における画像診断について」
川崎製鉄千葉病院 整形外科 土屋明弘 先生
6.フィルムディスカッション
第34回撮影技術研究会(1999年10月23日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第3号 p.95 掲載)
「マルチスライスCTってしってる?」
1.メーカー発表
【Multislice CT GRANDPRIX’99】…ここがいいんだうちのCT…
(1)シーメンス旭メディテック
大澤勇一
(2)GE横河メディカルシステムズ
高橋紀夫
(3)東芝メディカル
武藤安弘
2.Presentation New Comer
頭蓋底領域における画質について
千葉大学医学部附属病院 深谷美絵
3.フィルムディスカッション
第35回撮影技術研究会(2000年2月26日)
どうやってとったらいいの?
「完全なる撮影技術は診断と治療を知ることから始まる」
?手の外科について?
【1】Hospital Information
千葉県ガンセンター画像診断部 中島英樹
【2】Study of Hand surgery
1.手の外科の解剖について
千葉労災病院 黒川貴光
2.手の外科領域の撮影について
川崎製鉄千葉病院 中村博和
3.手の外科領域のリハビリテーションについて
川崎製鉄千葉病院リハビリテーション科 松田早苗
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第 47 回千葉撮影技術研究会
【3】教育講演 「手の外科における画像診断について」
千葉大学医学部附属病院 整形外科教室 斉藤 忍 先生
【4】フィルムディスカッション
第36回撮影技術研究会(2000年7月8日)
「どうやって撮ったらいいの? 股関節について」
1.ワーキンググループ報告
『サルでもわかる法令改正の要点とその解説』
医療被曝検討班代表 加藤英幸
2.教育講演 『整形外科医が求める股関節撮影の写真』
千葉大学医学部附属病院 整形外科 三橋 繁 先生
3.撮影技術(我々の施設では、こんな撮影やってます)
(1) どうやって撮ったらいいの、股関節軸位撮影
旭中央病院 五十嵐隆元
(2)RA患者さんに対する股関節撮影のこだわり
千葉リハビリテーションセンター 竹村朋恭
(3)CTを利用した人工関節の計測
千葉大学医学部附属病院 深谷美絵
4.フィルムディスカッション
第37回撮影技術研究会(2000年12月2日)
「胸部について」
(1)施設紹介 銚子市立総合病院 銚子市立総合病院
(2)特別講演 「院内感染対策」
旭中央病院 消化器内科医長 中村
(3)教育講演 「胸部検査に必要な解剖について」
千葉大学医学部附属病院
(4)一般発表
○HRCTについて
船橋市立医療センター
○らせんCTを用いた胸部検診
結核予防会千葉支部
○Tcガスによる肺換気シンチについて
旭中央病院
第38回撮影技術研究会(2001年3月10日)
「マンモグラフィの基礎と現状」
(1)施設紹介 千葉県対がん協会 千葉県対がん協会
(2)講演
・感材系、CR
船橋市立医療センター
・精度管理(X線装置を中心に)
北里大学病院
・ポジショニング
聖路加国際病院
(3)フィルムディスカッション
田仲 篤
朗
先生
飯森隆志
林
矢部
圭吾
勤
五十嵐隆元
立原雅子
石井 悟
石川光雄
小山智美
第39回撮影技術研究会(2001 年 7 月 14 日)
「胸部単純写真を読む」
トピックス 「モニタ診断の現状」
[メーカーサイドから]
・「東芝画像ネットワークシステムの技術動向」
東芝メディカル(株) 石井克尚
[ユーザーサイドから]
・「PACS の使用経験(導入から1年経過して)
」
千葉県救急医療センター 高橋宏之
一般演題
・「胸部単純画像の評価法の紹介」
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
・「一般撮影領域の被曝線量測定法について」
千葉大学医学部附属病院
加藤英幸
・
「胸部CR画像の評価の試み」 千葉市立海浜病院 高木 卓
教育講演 ・
「呼吸器科医が読む胸部単純写真」
千葉大学医学部附属病院呼吸器内科 潤間隆宏 先生
フィルムディスカッション
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第40回千葉撮影技術研究会(2002 年 1 月 26 日)
『検診の被ばくと画質を考える』
「造影剤の適正使用について」
エーザイ株式会社 情創部 二宮里江
特別講演 「検診における放射線被ばくの捉え方」
埼玉工業大学 飯沼 武
シンポジウム 「検診の被ばくと画質を考える」
胸部検診について
東京医科歯科大学附属病院 横田 浩
消化器検診について 社会保険群馬中央総合病院 新井敏子
乳がん検診について
東京都がん検診センター 小林 剛
総合討論
指定発言 「検診の放射線被ばくをどう捉えているか」
総合病院国保旭中央病院 五十嵐隆元
第41回千葉撮影技術研究会(2002 年 7 月 6 日)
『CRについて考える』
「非イオン性MRI造影剤 プロハンスシリンジ 13ml/17ml」
エーザイ株式会社 医薬部 今西良一
講演1 「FCRの画像処理:歴史と将来像」
富士フィルムメディカル株式会社 五十嵐昭人
講演2 「マルチ周波数処理の臨床
―その有効性とパラメータ設定のポイント」
日本医科大学千葉北総病院 渡辺典男
講演3 「CR乳房撮影の臨床−従来型 FCR9000 と
MMG 専用機 FCR5000MA の比較」
国立がんセンター東病院 永井優一
総合討論
第42回千葉撮影技術研究会(2003 年 1 月 18 日)
『マルチスライス CT の現状と最新技術』
「イオメロンの臨床的有用性について」
エーザイ株式会社 医薬部領域2室 村上 聡
一般研究発表
「マルチスライス CT の使用施設から」
・千葉県がんセンターにおける MDCT の使用経験
(腹部領域を中心として)
千葉県がんセンター画像診断部 石津 誠
・8DAS-MDCT における循環器領域の検査法
千葉市立海浜病院 放射線科
高木 卓
・東京歯科大千葉病院における MDCT の使用経験
(口腔外科領域の撮影について)
東京歯科大千葉病院 放射線科 小林紀雄
技術講演
「マルチスライス CT の最新情報」−4DAS から 256DAS へ−
東芝メディカル株式会社 技術本部 平柳則之
教育講演
「今、ホットなマルチスライス CT」
Multidetector-row CT による血管疾患の CT Angiography:
臨床応用とその適応の拡大
日本医科大学 放射線医学教室 林 宏光 先生
第43回千葉撮影技術研究会
第4回千葉アンギオ技術研究会 合同研究会(2003 年 7 月 5 日)
『MDCT vs Angio ∼CT 検査は血管造影検査を不用にするか∼』
「造影剤関連の最近の話題」 エーザイ株式会社 長谷川清
第一部 装置を探る 線量と画質
「シネアンギオ装置・MDCT 装置を用いた
冠状動脈造影時の線量比較」
大阪府立成人病センター 鈴木敬一 先生
「アンギオ装置と MDCT 装置の画像比較」
昭和大学藤が丘病院 加藤京一 先生
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第 47 回千葉撮影技術研究会
第二部 臨床医が望む画像とは
脳神経外科医の立場から
千葉大学大学院医学研究院神経統御学 内野福生 先生
循環器内科医の立場から
千葉大学大学院循環病態医科学
船橋伸禎 先生
消化器外科医の立場から
千葉大学大学院先端応用外科学
首藤潔彦 先生
第三部 ディスカッション
第44回千葉撮影技術研究会
第5回千葉乳房画像研究会 合同研究会(2004 年 1 月 10 日)
『一般撮影領域での特殊撮影∼乳腺撮影のこれからを考える∼』
話題提供1「イオメロン 350 シリンジの有用性」
エーザイ株式会社 領域二室 長谷川清
話題提供2「エビデンスについて考える」
千葉大学医学部附属病院 梁川範幸
教育講演1「マンモグラフィの現状と今後の展開」
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会 寺田 央 先生
教育講演2「マンモグラフィの撮影技術」
社会保険群馬中央病院 新井敏子 先生
教育講演3「デジタルマンモグラフィの評価基準などについて」
国立がんセンター東病院 永井優一 先生
第 45 回 千葉撮影技術研究会(2004 年 7 月 3 日)
『ここまで変わる一般撮影!』
−FPDの臨床応用−
話題提供1「造影剤の有害事象、その原因の可能性」
エーザイ株式会社 東京エリア企画 藤野隆裕
話題提供2「エビデンスについて part2」
千葉大学医学部附属病院 梁川範幸
話題提供3「がん 3.2% 診断被ばく原因(真相は?)
」
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
FPD開発側メーカーより 「言わせてほしいFPDの魅力」
1)『一般撮影領域におけるFPDの利点』
キャノン株式会社 医療機器事業部 篠原 剛 先生
2)『FPD一般撮影装置の臨床における有用性』
GE横河メディカルシステムズ株式会社
X線営業部 企画グループ 守部芳生 先生
3)『島津FPD一般撮影システムのご紹介』
株式会社島津製作所 医用マーケティング部 高濱公大 先生
4)『トータルシステムの視点から考える
フラットディテクタの利点・欠点』
シーメンス旭メディテック株式会社
AXビジネスマネジメントグループ 黒木慎也 先生
5)『一般撮影用FPDシステム Radnext(R)Genesys
による検査効率の向上』
株式会社日立メディコ
XR マーケティング統括部 小田和幸 先生
6)『FPD搭載一般撮影システムの新しいワークフロー』
フィリップスメディカルシステムズ株式会社
営業推進部アプリケーション 日笠直子 先生
FPD利用施設より
1)『フラットパネル(FPD)導入による
一般撮影の変貌と長尺撮影の試み』
東京労災病院 放射線科 竹内修一 先生
2)『単純撮影領域におけるFPDでの撮影の実際』
北里研究所メディカルセンター病院
中央放射線科 柳田 智 先生
3)当院におけるFPD(Digital Diagnost)の使用経験』
NTT東日本 関東病院 放射線部 佐藤 達 先生
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 46 回千葉撮影技術研究会
千葉核医学技術研究会 合同研究会(2005 年 1 月 15 日)
『X 線診断と核医学の融合 −PET/CT−』
「CTにおける造影剤使用方法」エーザイ株式会社 長谷川清
「撮技研幹事からみた 2004RSNA」
千葉大学医学部附属病院 梁川範幸
「PET/CT の現状と将来」
シーメンス旭メディテック
核医学ビジネスマネジメントグループ 渡部一雅
「PET/CT によるがん検診」
旭中央病院 PET 画像診断センター長 吉田勝哉 先生
「CT の新たな利用(PET/CT)」
旭中央病院 五十嵐隆元
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第 47 回千葉撮影技術研究会
千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
おしらせ
MISG 医療情報研究会のご案内
医療情報研究会 Medical Informatics Study Group(略称 MISG)は、画像情報をはじめ
とする 医療情報全般における知識の習得と最新技術の研究、ならびに情報交換のためのコ
ミュニティ形成を目的として活動しています。
多くの方のご参加お待ちしています。
MISG
Hp. http://misg.umin.ac.jp/
代表 多田 浩章 労働福祉事業団千葉労災病院放射線部
千葉撮影技術研究会
Hp.
http://crts.umin.jp/
千葉核医学技術研究会
Hp.
http://23ku.net/ chibakakugi/top.htm
千葉乳房画像研究会
Hp.
http://cbis.umin.jp/
次回(第 48 回)開催予告
開催日
会場
内容
2006 年 1 月
未定
未定
次々回(第 49 回)開催予告
開催日
会場
内容
2007 年 7 月
未定
未定
編集後記
今回研究会として取り上げた FPD の内容は、少なからず多くの施設で今後直面する問
題や疑問に十分参考になったのではないでしょうか。そして教育講演としての「デジタル
画像の画質評価」においても、装置管理として我々診療放射線技師が十分に理解して行っ
ていかなくてはならない部分です。本会誌にご多忙中にもかかわらず、出筆していただき
ました諸先生方の原稿が、日常業務の参考として用いられることを心から願っています。
越智茂博
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
千葉撮影技術研究会規約
(総則・名称)
第1条 本会は、「千葉撮影技術研究会」と称する。
(目的)
第2条 本会は、千葉県における放射線技術学に関する研究活動、普及、啓発活動、研究
発表、ならびに関連学会・研究会との連携をはかり、千葉県内の放射線撮影技術
の進歩・発展に寄与すること、あわせて会員相互の親睦をはかることを目的とす
る。
(事業)
第3条
本会は、前条の目的を達成するために、学術講演等の事業を行う。
(構成・会員)
第4条
会員は本会の目的に賛同し、その達成に協力する者で、千葉県及び近傍において
放射線領域の画像診断等に関心のある者とする。
(役員および事務局)
第5条 本会の役員は、次の通りとする。
会
長
:
1名
委
員
会計委員
:
:
若干名
1名
会計監査
事務局
:
:
2名
化学療法研究所附属病院内に置く
(運営)
第6条 会長は、本会を代表し、会務をつかさどる。
会長ならびに委員は、委員会を構成し、本会則に定める事項、並びに会の運営
に必要な事項を審議する。
委員の選定・任免は、委員会で決定する。
委員会は、世話人・委員の中から当番委員を選出し、当番委員は学術講演会等
を主催する。
(会計・会費)
第7条 本会の経費は、参加費等をもってまかなう。
本会の会計年度は、4月1日から3月31日とする。
事務局は会計年度終了後、その収支報告を行う。
付則
本規約は、委員会において変更・追加することができる。
本規約は、2002 年 1 月 26 日より実施する。
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千葉撮影技術研究会誌 Vol.8
2005.7.9
第 47 回千葉撮影技術研究会
2005 年度千葉撮影技術研究会委員名簿(50 音順)
会長
石田 有治(いしだ ゆうじ)[email protected]
化学療法研究所附属病院放射線室
〒272-0827 市川市国府台 6-1-14
TEL:047-375-1111 内線 124 FAX:047-373-4921
委員
五十嵐隆元(いがらし たかゆき)[email protected]
総合病院国保旭中央病院放射線科
〒289-2511 旭市イ-1326
TEL:0479-63-8111 内線 6104
奥村健一郎(おくむら けんいちろう)[email protected]
千葉大学医学部附属病院放射線部
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻 1-8-1
TEL:043-222-7171 内線 6359
FAX:043-226-2336
越智 茂博(おち しげひろ)[email protected]
千葉大学医学部附属病院放射線部
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻 1-8-1
TEL:043-222-7171 内線 6345
FAX:043-226-2336
加藤 英幸(かとう ひでゆき)[email protected]
千葉大学医学部附属病院放射線部
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻 1-8-1
TEL:043-222-7171 内線 6554
FAX:043-226-2336
佐藤 隆史(さとう たかし)[email protected]
化学療法研究所附属病院放射線室
〒272-0827 市川市国府台 6-1-14
TEL:047-375-1111 内線 124 FAX:047-373-4921
高木 卓(たかぎ たかし) [email protected]
千葉市立海浜病院 放射線科
〒261-0012 千葉市美浜区磯辺 3-31-1
TEL:043-277-7711 内線 250 FAX:043-278-7482
多田 浩章(ただ ひろあき)[email protected]
労働福祉事業団千葉労災病院放射線部
〒290-0003 市原市辰巳台東 2-16
TEL:0436-74-1111 内線 3211
中村 博和(なかむら ひろかず)[email protected]
JFE 健康保険組合川鉄千葉病院放射線科
〒260-0842 千葉市中央区南町 1-11-12
TEL:043-261-5111 内線 2140 FAX:043-261-2305
林 圭吾(はやし けいご)[email protected]
船橋市立医療センター放射線科
〒273-8588 船橋市金杉 1-21-1
TEL:047-438-3321 内線 5169、5133
梁川 範幸(やながわ のりゆき)[email protected]
千葉大学医学部附属病院放射線部
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻 1-8-1
TEL: 043-222-7171 内線 6346
FAX:043-226-2336
千葉撮影技術研究会
事務局
〒272-0827 市川市国府台 6-1-14
化学療法研究所附属病院放射線室
TEL:047-375-1111 内線 124 FAX:047-373-4921
研究会長 石田 有治