Meta シリーズでの AVI 形式ファイル作成について ここでは Series Data(6.2MB のタイムラプスサンプル画像)を用いて実際に AVI 変換時のオプション設定を 変更した場合における画像サイズの違いについて説明します。 1. MetaMorph 等で AVI ファイルにしたい画像ファイルを読み出します。([File]-[Open]) 2. AVI ファイル作成メニューを選択します。([Stack]-[Make AVI]) 3. Source Stack 欄のイメージセレクタに AVI ファイル変換したい画像が選ればれていることを確認しま す。 4. ファイル変換に関する諸設定を行います。 Play each frame for 欄に1秒当たり何フレームで画像を構築するか指定します。 (上記の例のように1と指定すると33ミリ秒で1フレームを送り、30と指定すると1秒で1フレーム画像 を送ります。) 注意事項:指定する数字を多くすることにより作成後の AVI ファイルサイズも大きくなりますので、コンパクトな AVI ファイルを作成したい場合には必ず1と指定してください。 5. Low Range, Step Size, High Range にて画像出力の範囲を設定します。(指定されたフレームにはチ ェックマークが入ります。) Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (1/5) 6. Video Formats で出力フォーマットの指定をします。(通常は AVI を指定してください。) 7. Save ボックス欄で Selected が選択されていることを確認し、Save…ボタンを押します。 8. AVI ファイルの保存名を入力します。 9. ビデオの圧縮指定画面が現れたらどのような画像プログラムを使用して、圧縮をするか否か、また圧 縮をする場合にはその際の圧縮品質(圧縮率を上げると画像の品質は落ちますのであらかじめご承知 おきください。)の設定を合わせて行います。 注意事項:最高の画質で AVI ファイルを作成したい場合には全フレーム(未圧縮)を選んでください。 10. OK ボタンを押すとソフトウェアが自動的にファイル変換を行い先ほど指定した保存名でファイルを書き 込みます。 結果=>未圧縮の設定では6.2MB の画像をおよそ3MB で AVI ファイルを作成しました。 11. 画像圧縮を合わせて行いたい場合は、まず Cinepak Codec by Radius を選択し、圧縮の品質をトライ アンドエラーで画像確認しながらファイルを作成してみてください。 結果=>Cinepak Codec by Radius を選択し、圧縮の品質を100とした場合の画像容量は883kB と なり、非圧縮の場合に比べ30%のサイズに縮小できました。(なおこのプログラムの場合は、圧縮の 品質を下げてもファイルサイズはさほど変わらないので、100と設定して良いでしょう。) 12. さらに圧縮率を上げたい場合は Intel Indeo® Video R3.2 を選択し、Cinepak の時と同様に圧縮の品 質を必要に応じて調整し AVI ファイルを作成します。 Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (2/5) 結果=>圧縮の品質を100に設定した場合の画像(画像容量は664kB) 結果=>圧縮の品質を70に設定した場合の画像(画像容量は190kB) 結果=>圧縮の品質を50に設定した場合の画像(画像容量は167kB) Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (3/5) 結果=>圧縮の品質を30に設定した場合の画像(画像容量は160kB) 結果=>圧縮の品質を1に設定した場合の画像(画像容量は148kB) Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (4/5) 最後にさらに画像の圧縮を行いたい場合は、市販の WinZip 等の圧縮ユーティリティを使用してください。 参考までに上記例の圧縮品質を70に設定した場合の画像(画像容量は190kB)を WinZip7.0でファイル 圧縮を施した結果は148kB となり22%ほど縮小できました。(QuickTime でのムービー画像作成時のファ イル容量は約4.25MB でした。) 以上 ご不明な点などございましたら、日本モレキュラーデバイス株式会社 UIC グループまたは製品をご購入い ただいた代理店様あるいは当社営業担当までお問い合わせください。 Molecular Devices Japan KK/ Imaging Team (5/5)
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