は じ め に シラバスは学生の皆さんに対して、各授業科目の担当教員がその科目の教育目標、授業内容のアウトラ インなどの情報を明記したものです。よく読んで、各授業の進行状況の把握、予習や自分の学習成果を測 るなど、有効に活用して下さい。 ◆ 履修にあたって 必 修 科 目 各学科の教育目標を達成する為に必ず履修しなければなりません。1科目でも不認定に なると卒業できませんので、授業の教育目標と学生の学習成果・教育方法・学習評価 の方法をよく読んで、授業のアウトラインをつかんで履修して下さい。 選択必修科目 一定の授業科目群のなかから自分で履修する授業科目を選択することができますが、そ の授業科目群に定められた必修単位数は必ず修得しなければなりません。 選 択 科 目 自分の目的にあわせて選択履修することができます。授業の内容をみて興味のある授業 科目や、自分の希望する職業また取得したい資格に必要な知識、技術と照らし合わせ ながら選択して下さい。 本 書 の 見 方 カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧 注注 1) 学部共通基礎教養科目 科目群 授業科目 必修 選択 注 2) 注 3) 計 担当教員名 職名 掲載頁 注 4) 注 5) 注 4) 備考 注1) 学部共通基礎教養科目は全学科共通です。具体的に自分の所属学科・学年でどの授業科目がいつ 開講されているかは「学生便覧」4.授業科目時間配当表を参照して下さい。 注2) 単位数が記載される科目は必修科目です。1単位でも落とすと卒業できません。又、2 つ以上の 授業科目にわたって単位数が記載されている場合は、選択必修科目でその科目群(区分)の選択 科目のなかから、定められた必修単位数を修得しなければなりません。 注3) 注 2)に単位数の記載がない授業科目で、ここに単位数が記載されている科目は選択科目です。 各資格取得に必要な科目もありますので、詳しくは「学生便覧」を参照して下さい。 注4) 各授業科目の担当教員とその授業科目のシラバス掲載頁を明記しています。一つの授業科目を複 数の教員が担当している場合もありますので、必ず時間割で自分のクラスの担当教員名を確認し て下さい。 注 5) 非常勤の先生は職名の後に(兼)と記載してあります。 カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧 (1) 学部共通基礎教養科目 科目群 授 業 科 目 必修 選択 計 担当教員 職 名 掲載頁 人間と倫理 2 2 尾崎 聡 教 授 Ⅰ‐ 1 人間の発達 2 2 竹中一平 講 師(兼) Ⅰ‐ 5 日本国憲法 2 2 近 勝彦 教 授(兼) Ⅰ‐ 8 人 地球環境問題 2 2 池ノ内昌弘 教 授 Ⅰ‐11 間 生涯学習概論 2 2 金川舞貴子 講 師 Ⅰ‐14 基 正しい日本語 2 2 浦上博文 教 授(兼) Ⅰ‐17 礎 近代日本文学 2 2 浦上博文 教 授(兼) Ⅰ‐20 科 基礎数学Ⅰ 2 2 池ノ内昌弘 教 授 Ⅰ‐23 目 基礎数学Ⅱ 2 2 池ノ内昌弘 教 授 Ⅰ‐26 群 基礎物理学 2 2 宇都宮 晃 教 授 Ⅰ‐29 基礎化学 2 2 宮崎正博 教 授 Ⅰ‐32 基礎生物学 2 2 山里晃弘 教 授 Ⅰ‐35 24 24 情報リテラシーⅠ 2 2 正司和彦 教 授 Ⅰ‐38 情報リテラシーⅡ 2 2 正司和彦 教 授 Ⅰ‐41 英語Ⅰ 2 2 濱田佐保子 教 授 Ⅰ‐44 英語Ⅱ 2 2 濱田佐保子 教 授 Ⅰ‐47 中国語Ⅰ 2 2 劉 迎 講 師(兼) Ⅰ‐50 中国語Ⅱ 2 2 劉 迎 講 師(兼) Ⅰ‐53 2 2 中島和美 講 師(兼) Ⅰ‐56 フランス語Ⅱ 2 2 中島和美 講 師(兼) Ⅰ‐59 体育理論 1 1 藤井真理 講 師(兼) Ⅰ‐62 体育実技 1 1 藤井真理 講 師(兼) Ⅰ‐64 社会との接続 2 2 竹内 博 教 授 Ⅰ‐67 クラブ活動の活性化 2 2 全教員 生活経済学 2 2 張 秉煥 准教授 Ⅰ‐70 24 24 少子高齢化と諸問題 2 2 坂元 晶 講 師(兼) Ⅰ‐73 社会福祉概論 2 2 児童福祉概論 2 2 久保豊子 教 授(兼) Ⅰ‐76 ボランティア理論 2 2 岡田菜穂子 講 師(兼) Ⅰ‐79 ボランティア活動 2 2 岡田菜穂子 講 師(兼) Ⅰ‐82 社会心理学 2 2 竹中一平 講 師(兼) Ⅰ‐85 臨床心理学 2 2 井頭久子 講 師(兼) Ⅰ‐88 小 人 間 生 活 科 目 群 間 福 祉 科 目 群 計 8 8 フランス語Ⅰ 小 人 8 計 8 6 小 計 6 14 14 合 計 22 62 62 備 考 未掲載 食物栄養学科には開講せず カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧 (2) 食物栄養学科専門科目 区分 授業科目 選択 計 職 名 掲載頁 インターネットと法 2 2 近 勝彦 教 授(兼) Ⅱ - 1 生活IT活性論 2 2 張 秉煥 准教授 Ⅱ - 4 現代生活経営 2 2 張 秉煥 准教授 Ⅱ - 7 2 2 尾崎 聡 教 授 Ⅱ - 10 食文化論 2 2 次田隆志 教 授 Ⅱ - 14 フードコーディネート 2 2 次田隆志 教 授 Ⅱ - 16 食料経済 2 2 次田隆志 教 授 Ⅱ - 18 14 14 2 2 片山靖夫 講 師(兼) Ⅱ - 20 2 2 秋山公祐 教 授 Ⅱ - 23 2 2 片山靖夫 講 師(兼) Ⅱ - 26 生活史 現代生活基礎科目 小計 栄養士法 管理栄養士 指定教育分野 講義 又は 演習 必修 単位 人体の構造と機能 疾病の成り立ち 14 2 公衆衛生学Ⅲ 健康管理論 2 2 秋山公祐 教 授 Ⅱ - 29 社会福祉概論 2 2 赤木正典 教 授(兼) Ⅱ - 32 小計 6 6 10 解剖生理学Ⅰ 2 2 山里晃弘 教 授 Ⅱ - 35 解剖生理学Ⅱ 2 2 熊谷智代 教 授 Ⅱ - 38 1 1 山里晃弘 教 授 Ⅱ - 41 解剖生理学実験Ⅱ 1 1 秋山公祐 教 授 Ⅱ - 43 運動生理学 2 2 山里晃弘 教 授 Ⅱ - 46 生化学Ⅰ 2 2 宮崎正博 教 授 Ⅱ - 49 2 2 宮崎正博 教 授 Ⅱ - 52 1 1 宮崎正博 教 授 Ⅱ - 55 解剖生理学実験Ⅰ 専 門 基 礎 分 野 6 公衆衛生学Ⅰ 公衆衛生学Ⅱ 6 6 生化学Ⅱ 7 3 生化学実験 食べ物と健康 8 担当教員 実験 又は 実習 必修 単位 10 社会・環境と健康 必修 病理学 2 2 熊谷智代 教 授 Ⅱ - 58 微生物学 2 2 友近健一 教 授 Ⅱ - 61 小計 14 13 17 食品学総論Ⅰ 3 2 2 次田隆志 教 授 Ⅱ - 64 食品学総論Ⅱ 2 2 次田隆志 教 授 Ⅱ - 66 食品学総論実験 1 1 次田隆志 教 授 Ⅱ - 68 食品学各論 2 2 津村哲司 准教授(兼) Ⅱ - 70 食品学各論実験Ⅰ 1 1 津村哲司 准教授(兼) Ⅱ - 72 食品学各論実験Ⅱ 1 1 津村哲司 准教授(兼) Ⅱ - 74 食品加工学Ⅰ 2 2 松下 至 准教授 Ⅱ - 76 備考 専 門 基 礎 分 野 食品加工学Ⅱ 2 2 松下 至 准教授 Ⅱ - 79 食品加工学実習 1 1 松下 至 准教授 Ⅱ - 82 食品品質管理論 2 2 泉本勝利 教 授(兼) Ⅱ - 85 食品分析学 2 2 松下 至 准教授 Ⅱ - 87 調理学Ⅰ 2 2 三宅由紀子 講 師 Ⅱ - 90 調理学Ⅱ 2 2 三宅由紀子 講 師 Ⅱ - 93 1 1 竹之谷陽子 講 師(兼) Ⅱ - 97 調理学実習Ⅱ 1 1 竹之谷陽子 講 師(兼) Ⅱ- 101 調理学実習Ⅲ 1 1 小野明子 講 師(兼) Ⅱ- 105 食品衛生学Ⅰ 2 2 友近健一 教 授 Ⅱ- 108 2 2 友近健一 教 授 Ⅱ- 111 1 1 友近健一 教 授 Ⅱ- 114 30 30 基礎栄養学 2 2 竹原良記 教 授 Ⅱ- 117 基礎栄養学実験 1 1 竹原良記 教 授 Ⅱ- 120 2 2 山里晃弘 教 授 Ⅱ- 123 応用栄養学 2 2 竹原良記 教 授 Ⅱ- 126 栄養アセスメント 2 2 秋山公祐 教 授 Ⅱ- 129 応用栄養学実習 1 1 竹原良記 教 授 Ⅱ- 132 10 10 栄養教育論Ⅰ 2 2 大森俊馬 助 教 Ⅱ- 136 栄養教育論Ⅱ 2 2 大森俊馬 助 教 Ⅱ- 139 2 2 大森俊馬 助 教 Ⅱ- 142 栄養教育論実習Ⅰ 1 1 大森俊馬 助 教 Ⅱ- 145 栄養教育論実習Ⅱ 1 1 大森俊馬 助 教 Ⅱ- 148 8 8 臨床栄養学Ⅰ 2 2 岡本喜久子 准教授 Ⅱ- 151 臨床栄養学Ⅱ 2 2 岡本喜久子 准教授 Ⅱ- 154 臨床栄養学Ⅲ 2 2 秋山公祐 教 授 Ⅱ- 157 1 1 岡本喜久子 准教授 Ⅱ- 160 2 2 岡本喜久子 准教授 Ⅱ- 163 公衆栄養学Ⅰ 2 2 高橋裕司 助 教 Ⅱ- 166 公衆栄養学Ⅱ 2 2 高橋裕司 助 教 Ⅱ- 169 公衆栄養学実習 1 1 高橋裕司 助 教 Ⅱ- 172 調理学実習Ⅰ 食べ物と健康 食品衛生学Ⅱ 3 2 食品衛生学実験 小計 専 門 分 野 基礎栄養学 2 運動栄養学 応用栄養学 6 小計 栄養教育論 栄養教育管理 6 8 臨床栄養学 8 小計 臨床栄養学実習 臨床栄養学演習 公衆栄養学 給食経営管理論 総合演習 4 4 2 8 6 6 6 6 10 小計 10 14 14 給食経営管理論Ⅰ 6 2 2 妹尾良子 講 師 Ⅱ- 175 給食経営管理論Ⅱ 2 2 妹尾良子 講 師 Ⅱ- 178 給食経営管理実習Ⅰ 1 1 妹尾良子 講 師 Ⅱ- 181 給食経営管理実習Ⅱ 1 1 妹尾良子 講 師 Ⅱ- 184 総合演習 2 2 食物栄養学 科全教員 Ⅱ- 187 給食経営管理実習 事前事後 1 1 妹尾良子 講 師 Ⅱ- 190 9 9 給食経営管理臨地 実習Ⅰ 1 1 妹尾良子 講 師 Ⅱ- 193 給食経営管理臨地 実習Ⅱ 1 1 妹尾良子 講 師 Ⅱ- 195 分 野 公衆栄養臨地実習 1 1 高橋裕司 助 教 Ⅱ- 197 臨床栄養臨地実習 2 2 岡本喜久子 准教授 Ⅱ- 199 5 5 卒業研究Ⅰ 2 2 卒業研究Ⅱ 2 2 小計 専 門 臨地実習 4 小計 単位数 60 0 22 自由科目 栄養に係る教育に関する科目 小計 0 4 4 合計 62 113 121 学校栄養指導論Ⅰ 2 2 三宅由紀子 講 師 Ⅱ- 202 学校栄養指導論Ⅱ 2 2 三宅由紀子 講 師 Ⅱ- 206 4 4 教師論 2 2 金川舞貴子 講 師 Ⅱ- 209 教育原理 2 2 金川舞貴子 講 師 Ⅱ- 212 教育心理学 2 2 竹中一平 講 師(兼) Ⅱ- 215 教育制度論 1 1 金川舞貴子 講 師 Ⅱ- 218 教育課程論 1 1 金川舞貴子 講 師 Ⅱ- 220 道徳教育の研究 2 2 尾崎 聡 教 授 Ⅱ- 222 特別活動 1 1 楠本恭之 准教授(兼) Ⅱ- 228 1 1 正司和彦 教 授 Ⅱ- 230 1 1 正司和彦 教 授 Ⅱ- 233 生徒指導論 2 2 浦上博文 教 授(兼) Ⅱ- 236 教育相談 2 2 竹中一平 講 師(兼) Ⅱ- 239 事前・事後指導 1 1 三宅由紀子 講 師 Ⅱ- 242 栄養教育実習 1 1 三宅由紀子 講 師 Ⅱ- 245 2 2 尾 崎、 三 宅、 金川 21 21 小計 栄 養 教 諭 に 関 す る 科 目 6 教職に関する科目 0 教育の方法及び技 術(A) 教育の方法及び技 術(B) 教職実践演習 小計 0 Ⅱ- 247 注1)表中の選択は、選択必修である。 注2)栄養士免許の取得及び管理栄養士国家試験の受験資格を得るためには、表中の栄養士法管理栄養士指定教育分野の専 門基礎分野及び専門分野のそれぞれの区分に記載する講義又は演習必修単位及び実験又は実習必修単位の単位数を充 足するよう授業科目の単位を修得すると共に、表中の必修及び選択必修の単位を含めて学則に規定する卒業に要する単位 を修得しなければならない。 カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧 (3) 図書館司書資格に係る専門教育科目 授業科目 甲群 乙群 必修 計 選択 担当教員 職 名 掲載頁 生涯学習概論 1 1 金川舞喜子 講 師 Ⅲ - 1 図書館概論 2 2 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 3 図書館経営論 1 1 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 6 図書館サービス論 2 2 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 8 情報サービス概説 2 2 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 11 レッファレンスサービス演習 1 1 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 14 情報検索演習 1 1 正司和彦 教 授 Ⅲ - 17 図書館資料論 2 2 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 20 専門資料論 1 1 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 23 資料組織概説 2 2 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 25 資料組織演習 2 2 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 28 児童サービス論 1 1 浦上とし子 講 師(兼) Ⅲ - 31 図書及び図書館史 1 1 石田常亜 講 師(兼) Ⅲ - 33 コミュニケーション論 1 1 尾崎 聡 教 授 Ⅲ - 35 20 20 合計 備考 カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧 (4) 社会教育主事に関する専門教育科目 授 業 科 目 必修 選択 計 担当教員 職 名 掲載頁 生涯学習概論 生涯学習概論 4 4 金川舞貴子 講 師 Ⅳ - 1 社会教育計画 社会教育計画 4 4 金川舞貴子 講 師 Ⅳ - 7 社会教育演習、 社会教育実習 又は社会教育課 題研 究 のう ち 一 以上の科目 社会 教 育演 習( 情 報 検 索 演習) 2 正司和彦 教 授 Ⅳ - 13 2 竹中一平 講 師(兼) Ⅳ - 16 社会教育特講 Ⅰ(現代社会と 社会教育) 地球環境問題 2 2 池ノ内昌弘 教 授 Ⅳ - 19 2 2 青木恒弘 教 授(兼) Ⅳ - 22 ライフステージと生活課題 2 2 尾崎 聡 教 授 Ⅳ - 25 社会教育特講 Ⅱ( 社会教 育活 動・事業・施設) 社会教育行政 2 2 金川舞貴子 講 師 Ⅳ - 28 2 2 石田常亜 講 師(兼) Ⅳ - 30 2 2 岡田菜穂子 講 師(兼) Ⅳ - 33 2 竹内 博 教 授 Ⅳ - 36 2 赤木正典 教 授(兼) Ⅳ - 39 2 竹中一平 講 師(兼) Ⅳ - 42 2 竹中一平 講 師(兼) Ⅳ - 45 社会 教 育演 習( 教 育 相 談 演習) 青少年問題と社会教育 図書館概論 4 2 2 ボランティア理論 社会との接続 社会教育特講 Ⅲ(その他必要 な科目) 社会福祉概論 教育心理学 8 社会心理学 合計 24 12 32 備考 平 科目名 人間と倫理 成 22 授 業 回数 年 度 15 教 単位数 育 2 計 担当教 員 画 尾崎聡 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 大 学 生 の 教 養 レ ベル と し て 、 世 間 で 生 じ て い る 歴 史 ・ 科 学 ・ 社 会・ 文 化 等 の 事 象 に つ い て 、 人 間 存 在 や 共同 体 と い う 観 点 か ら 一 定 の 見 識 を 有 す る よ う にな る た め 、 ま ず 倫 理 的 な 世 界 に 関 心 を 持つ こ と か ら は じ め る 。 し か る 後 に 人 間 存 在 や 共同 体 と い う 倫 理 学 的 な 知 識 お よ び 思 考 の入 口 に 立 つ こ と を 目 指 す 。 学生の学習成果: 世 間 で 生 じ て い る歴 史 ・ 科 学 ・ 社 会 ・ 文 化 等 の 事 象 に つ い て 、 大学 生 の 教 養 に ふ さ わ し く 、 哲 学 的 切 り 口か ら 関 心 を 持 て る よ う に な る 。( 汎 用 的 学 習 成果 「 態 度 ・ 信 念 ・ 意 見 」 に相当) 授 業 の 進 め 方 (講義) 担 当 教 員 が 準 備 し、 進 行 さ せ て い く 講 義 で あ る が 、 受 講 生 の 専 門領 域 を 配 慮 し て 生 命 倫 理 、 精 神 世 界と 倫 理 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と 倫 理 を キ ー ワ ード に 授 業 の ラ イ ン ナ ッ プ を 校 正 し 、題 材 を 準 備 す る 。 対 話 に よ っ て 受 講 生 の 頭 脳 を活 性 化 さ せ な が ら 進 め て い く 。 ま た毎 回 、 積 極 的 に 画 像 ・ 図 像 、 映 像 を 使 っ て ビ ジュ ア ル 的 に 理 解 を 補っていく。 育 予 1 回 の 授 業 に 対 して 予 習 ・ 復 習 が 義 務 付 け ら れ る 。 そ の 内 容 に つい て は 毎 回 の 授 業 方 習 習 でポイントを示す ・ 復 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 特 に テ キ ス ト は 指定 し な い が 、 毎 回 参 考 資 料 を プ リ ン ト で 配 布 する 。 【達成基準】 世間で生じている歴史・科学・社会・文化等の事象について、大学生の教養にふさわし く、哲学的切り口から関心を持てるようになったことを、試験における論述で証明する こと。人間存在および共同体に関する適切な題材を自らの力で選び、テーマ設定できる よ う に な っ て い るこ と 。 答 案 は 以 下 の 4 つ の 観 点 か ら 採 点 す る 1.社会性(思考の広さ) 個人的な狭い視点に閉じこもるのでなく、広く社会的な視 点 か ら 考 察 さ れ てい る か 2 . 内 面 性 ( 思 考の 深 さ ) 自 分 の 内 面 の 存 在 に 気 づ き 、 照 ら し合 わ せ て い る か 3 . 倫 理 学 度 すな わ ち 思 考 の 規 範 性 4 . 哲 学 度 す なわ ち 思 考 の 自 由 さ 【評価方法】 筆記 試験 。1500 字の 論述 を 課す る(90% ) 中間 提出 物。 試験 前に 受講 者各 自の 生活 史へ の 興味 関心 の発 達度 を確 認す る( 10% ) 欠席 回数 ( ‐2 )点 参 考 図 書 は 各 回 ごと 指 示 す る Ⅰ - 1 授 1 回 2 回 3 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ■ ガ イ ダ ン ス : 教 育 目 標 、教 育 方 法 、 単 位 認 定 、半 期 の 講 義 計 画 に つ い て 予 告 し 、 受 講 者 と 合 意 す る 。 ■講義内容:倫理および倫理学について。現代倫理について。 ■ 参 考 映 像 : M・ シ ェ リ ー 原 作 、 F・ コ ッ ポ ラ 監 督 、 1994、 映 画 『 フ ラ ン ケ ン シ ュ タ イ ン 』 (人 間 の 野 望、未知への挑戦、永遠の生命を求める人、生命より永遠の名声を求める人など様々な人間像に注目) シリーズ生命倫理 ■ 講 義 内 容 : 19 世 紀 ヨ ー ロ ッ パ 諸 科 学 と 生 命 倫 理 ( 特 定 の 科 学 が 躍 進 す る 時 、 倫 理 論 争 が 起 き る ) ■ 参 考 映 像 : M・ シ ェ リ ー 原 作 、 F・ コ ッ ポ ラ 監 督 、 1994、 映 画 『 フ ラ ン ケ ン シ ュ タ イ ン 』 (19 世 紀 の ドイツの大学において展開される生命倫理論争に注目) ■予習と復習:フランケンシュタインの他にも人造人間の話でどのようなものがあるか、調べてみよ う シリーズ生命倫理 ■ 講 義 内 容 : 人 間 存 在 の 意 味 、ヨ ー ロ ッ パ の 人 間 観・ 日 本 の 人 間 観 と 生 命 倫 理( 神 と 人 と 動 物 の 違 い 、 聖書における神と人と動物) ■ 参 考 映 像 : M・ シ ェ リ ー 原 作 、 F・ コ ッ ポ ラ 監 督 、 1994、 映 画 『 フ ラ ン ケ ン シ ュ タ イ ン 』 (人 造 人 間 創造のおぞましい場面に注目) ■予習と復習:授業で習った以外にも世界各地には様々な人間の起源に関する考えがある、調べてみ よう 4 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容:科学技術文明の発達とそれへの警告(人造人間伝説 ホムンクルスとゴーレム ) ■ 参 考 文 献 : ゲ ー テ 『 フ ァ ウ ス ト 』、 マ イ リ ン ク 『 ゴ ー レ ム 』 ■ 参 考 映 像 : 宮 崎 駿 、1984、映 画『 風 の 谷 の ナ ウ シ カ 』( 異 様 な キ ャ ラ ク タ ー 巨 神 兵 は 地 球 の 文 明 を滅ぼした最終兵器、生命工学の粋を結集したバイオ・ソルジャーで、ホムンクルスからインスパイ アーしたものであることに注目) ■予習と復習:カレル・チャペックの『ロボタ』はロボットの起源話である、調べてみよう 5 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容:過ちやすき存在である人間の罪と贖(あがない) ■ 参 考 映 像: 庵 野 秀 明 プ ロ デ ュ ー ス 、TV・ 映 画・ 漫 画『 エ ヴ ァ ン ゲ リ オ ン 』 (ストーリーの構成要素は 神と人間を媒介する使徒=エンジェル、人類最初の女性=エヴァに由来する人造人間エヴァンゲリオ ン、最初の人=アダムに由来する磔刑された肉塊など、クローン人間のヒロイン、精子バンクからの 人工授精児など、聖書、偽典、オカルト、ユング心理学から生命科学まで、教養の集大成であること に注目) ■予習と復習:エヴァンゲリオンの他にも、人造人間に関してアニメーションなどサブカルチャーで どのようなものがあるか、調べてみよう 6 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容: 文明史の中で揺れ動く生と死の定義(生命哲学、死生学、安楽死・尊厳死と延命、脳 死 と 心 臓 死 、 法 律 的 死 と 医 学 的 死 、 QOL) ■ 参 考 映 像 : ド キ ュ メ ン タ リ ー 『 和 田 移 植 』( 渡 辺 淳 一 が 語 る 、 日 本 最 初 の 心 臓 移 植 、 提 供 者 は 脳 死 体 だったのか?生体だったのか?) ■予習と復習:脳死体の定義、安楽死と尊厳死の違いについて調べてみよう 7 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■講義内容:世紀末ヨーロッパにおける人間の発見(無意識の発見=人間観のコペルニクス的転換) ■参考映像:ニコラス・メイヤー原作、ハーバート・ロス監督、映画『シャーロックホームズの素敵 な挑戦』 ( ワ ト ソ ン は 神 経 衰 弱 に 陥 っ た ホ ー ム ズ を 救 う た め 、は る ば る ウ ィ ー ン の フ ロ イ ト の も と に 連 行する。無意識やマザーコンプレックスの発見者フロイトは学会から孤立し、ユダヤ人ゆえキリスト 教社会から迫害を受けていたが、信念をもって力強く生きていた) ■予習と復習:フロイト以外にも授業などでどのような心理学者を習っただろうか。また彼らはどの ような人間観を示してくれただろうか、調べてみよう Ⅰ - 2 8 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■講義内容:精神分析が変えた現代的人間観(夢の不思議、催眠術、心身論、心因性という生き方) ■参考映像:ニコラス・メイヤー原作、ハーバート・ロス監督、映画『シャーロックホームズの素敵 な 挑 戦 』( ホ ー ム ズ は コ カ イ ン 中 毒 に 陥 っ て し ま い 、 悪 夢 、幻 覚 、幻 聴 に 悩 ん で い た 。 自 ら も コ カ イ ン 中 毒 の 体 験 者 で あ り 、友 人 を コ カ イ ン 中 毒 で 失 っ た フ ロ イ ト は ホ ー ム ズ を 軟 禁 、催 眠 術 な ど を 駆 使 し 、 命がけの治療を試みる) ■予習と復習:この時代は麻薬に手を出す研究者が非常に多かった、倫理に関する意識が異なったの だろうか、調べてみよう 9 回 シリーズ 精神世界と倫理(職業と学問 社会と人生) ■ 講義内容:職業倫理(若きフロイトの職業選択、勉学、修行) 参 考 映 像 :ジ ェ ラ ー ル ・ キ コ ア ー ヌ 監 督 、 ア ン ソ ニ ー ・ パ ー キ ン ス 主 演 『 ジ キ ル と ハ イ ド 』( ジ キ ル 博 士はコカインの安全性を確かめず、鎮痛から潜在意識の覚醒まで万能の秘薬として期待する) 10 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■講義内容:深層心理の発見と探訪(ユングによる集合的無意識の発見。集合的無意識=単なる個人 を超越して太古・未来・宇宙につながり、仲間と共有することによって増幅される無意識。交霊術か ら 伝 承 遊 び か ご め か ご め ま で 。) ■ 参 考 映 像 : つ の だ じ ろ う 漫 画 ・ ア ニ メ 『 う し ろ の 百 太 郎 こ っ く り さ ん 編 』 (こ っ く り さ ん は 西 洋 の交霊術が幕末から明治初に輸入されたもので深層心理の不思議である。狐狗狸とも言い、憑依現象 とも関係する) 11 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■ 講 義 内 容 : 集 合 的 無 意 識 と 社 会 現 象 ( 集 合 的 無 意 識 は 我 々 に 色 々 な も の を 見 せ 、体 験 さ せ て く れ る 。 UFO や ら UMA そ の も の の 研 究 は ア カ デ ミ ズ ム に お い て は ナ ン セ ン ス だ が 、 そ れ ら を 見 て し ま う 人 の 精神や人生は心理学的・哲学的にとても興味深い) ■ 参 考 映 像:ク リ ス・カ ー タ ー ほ か 監 督 SF テ レ ビ ド ラ マ『 X フ ァ イ ル 』(人 間 が 空 に 浮 か ぶ 不 思 議 な 物体をふと見てしまう。はたして銀河系外からの来訪者であろうか、ユング派の言うように深層心理 のなせる業であろうか) ■予習と復習:授業で習った以外にも身の回りにどのような深層心理現象があるだろうか、調べてみ よう 12 回 シリーズ コミュニケーションと倫理 ■ 講 義 内 容 :「 愛 」 の 種 類 ( エ ロ ス ・ ア ガ ペ ー ・ フ ィ リ ア ) と 作 用 ( 働 き ) ■ 参 考 映 像:海 外 ド ラ マ『 ヤ ン グ・イ ン デ ィ ー・ジ ョ ー ン ズ ‐ ウ ィ ー ン 編 ‐ 』 ( 19 世 紀 ウ ィ ー ン を 舞 台に特殊メイクを施したフロイト、ユング、アードラーが動いてしゃべる。愛についてフロイトは性 欲、ユングは神秘、アードラーは人間の成長という視点からそれぞれ自説を展開することに注目) ■予習と復習:アガペーを象徴する人物としてマザー・テレサがいる、調べてみよう シリーズ コミュニケーションと倫理 ■ 講 義内 容 :「 愛 」 の 種 類 ( 無 意 識 の 愛 13 回 14 回 ア ニ ム ス ・ ア ニマ ) ユ ン グ の 深 層 心 理 学 は 神 秘 的 な も の に 注 目 す る が 、 一 方 で は 「 男 と 女 」「 恋 愛 」「 結 婚 」 な ど き わめ て 人 間 く さ い人 生 哲 学 に も つな が る 一 面 も あ る。 ■ 参 考 映 像 : E・ ブ ロ ン テ 原 作 , 坂 本 龍 一 音 楽 : 1992,『 嵐 が 丘 』( 不 気 味 で 、 不 可 解 だ が 魅 惑的でセクシャルでもある主人公ヒースクリフは女性の内面に深く巣食う普遍的男性像=ア ニ ム スの 典 型 と 言 え よう ) ■ 予 習 と復 習:他 に も アニ ム ス の 象 徴 と言 え る 人 物 が 現 代の 著 名 人 に い ない だ ろ う か 、 調 べ てみ よ う シリーズ コミュニケーションと倫理 ■講義内容:複雑多様な「愛」の種類(サディズム フェティシズム(物) ネクロフィリア(死) ペ ド フ ィ リ ア ( 幼 ・ 弱 ・小 )、 こ れ ら は 異 常 心 理 と し て 扱 わ れ る こ と が 多 い が 、 本 来 は 全 て の 人 間 に 日常的感性あるいは芸術的感性として存在し、学問的に理解可能なものという認識が必要である) ■ 参 考 映 像 : グ リ ム 童 話 『 青 ひ げ 』、( 主 人 公 は マ ザ ー コ ン プ レ ッ ク ス 、 ペ ド フ ィ リ ア 、 ネ ク ロ フ ィ リ ア、ヘマトフィリア(嗜血) であったことに注目) ■予習と復習:青ひげ以外にも深層心理学的な童話でどのようなものがあるだろうか、調べてみよう Ⅰ - 3 15 回 シリーズ コミュニケーションと倫理 ■ 講 義 内 容: ハ ン セ ン 病 の 歴 史 と 人 権( 2004 年 、松 本 清 張 原 作『 砂 の 器 』が TV ド ラ マ と し て リ メ イ クされたが、原作及び映画『砂の器』において描かれたハンセン病に関する部分はすっかり書き換え られていた。制度的解決後、かえって描きにくくなった。差別の原因は制度だけでなく、人間の心の 奥底にあるからだ) ■ 参 考 映 像 : 野 村 芳 太 郎 : 1974, 映 画 『 砂 の 器 』, 松 竹 浮 浪 ラ イ の 父 親 と そ の 息 子 が お 堂 の 縁 の 下 、 小屋、岩陰 と野宿・野外炊爨をとりながら旅を続ける姿が日本各地の春夏秋冬の情景とともに描か れている ■予習と復習:ハンセン病に深く関わった女医、精神科医、翻訳家として神谷美恵子がいる、調べて みよう Ⅰ - 4 平 科目名 人間の発達 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 育 単位数 2 計 画 担当教 員 竹中 一平 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): [email protected], OH:土曜 2,3 限 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 人 は 生 涯 に わ た って 発 達 し 学 習 す る 。こ の 講 義 で は 、自 分 自 身の こ れ か ら の 発 達 を 積 極 的 に 考 え る こ と を目 標 と し 、 特 に 青 年 期 以 降 の 発 達 に つ い て 学 習す る 。 学生の学習成果: ・ 人 間 の 発 達 に つ いて 基 礎 的 知 識 を 身 に つ け 、 自 身 の 今 後 の 成 長 に活 か す こ と が で き る ・ 汎 用 的 学 習 成 果 とし て 、 特 に 人 間 関 係 に お け る 問 題 解 決 力 ・ 他 者理 解 力 を 身 に つ け る ・ 社 会 人 と し て の 責任 を 果 た す 上 で の 使 命 感 や 倫 理 観 を 身 に つ け る 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) ・ 主 と し て 講 義 形 式に よ っ て 行 う が 、受 講 者 の 理 解 を 促 進 し 、学 習 成 果 を 確 認 する た め に 、 講 義 中 に小 テ ス ト ま た は 小 レ ポ ー ト を 課 す ・ 必 要 に 応 じ て 、 授業 時 間 外 に 取 り 組 む レ ポ ー ト を 課 す 教 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・ 予 習 : 本 講 義 で は予 習 は 課 さ な い ・ 復 習 : 毎 授 業 後 に、 当 該 授 業 の 内 容 に 関 す る 復 習 を 求 め る 小 テ ス ト で は、授 業 に お け る「 重 要 な 部 分 」を 出 題 す る。ど の 内 容 が 重 要 で あ っ た か を 毎 授 業後 に 確 認 し 、そ の 内 容に つ い て 理 解 し て お く こと を 求 め る 小 レ ポ ー ト で は、授 業 内 容 を 自 分 自 身 に当 て は め た り 現 実 の 場 面に 当 て は め た り し て 考 え る こと を 求 め る 。し た が っ て 、授 業 内 容 を 理 解 し てい な い 場 合 に は 回 答 す る こ とが 困 難 で あ る こ と が 予 想 さ れ る 。 十 分 に 復 習 を行 う こ と 。 ・ 資 料 を 配 布 し 、 市販 の テ キ ス ト は 使 用 し な い 以 下 の 3 つ の 学 習成 果 に つ い て 、そ の 獲得 度 合 を 量 的 に 評 価 す る。そ の 際、授 業 回 数 を 勘 案 し 、 お よ そ ①50%、 ②30%、 ③20%の 比 重 を か け る 。 ① 人 間 の 発 達 に つ いて 基 礎 的 知 識 を 身 に つ け 、 自 身 の 今 後 の 成 長 に活 か す こ と が で き る ② 汎 用 的 学 習 成 果 とし て 、 特 に 人 間 関 係 に お け る 問 題 解 決 力 ・ 他 者理 解 力 を 身 に つ け る ③ 社 会 人 と し て の 責任 を 果 た す 上 で の 使 命 感 や 倫 理 観 を 身 に つ け る な お 、 評 価 の 実施 は 、 ① に つ い て 主 に 定 期 試 験 お よ び 講 義 中 の小 テ ス ト に よ っ て 行 い 、 ② に つ い て は 講 義中 の 小 レ ポ ー ト に よ っ て 行 う 。 ま た 、 受 講 態 度に 問 題 が あ っ た も の は 、 社 会 人 と し て の 使命 感 や 倫 理 観 が 十 分 で は な い と し て 、 ③ の 比 重か ら 適 宜 減 点 す る 。 参考図書等 ・ 藤 村 邦 博 ・ 大 久 保純 一 郎 ・ 箱 井 英 寿(編 著) し く 生 き 、 老 い るた め に 北 大 路 書 房 Ⅰ - 5 2000 青 年 期 以 降 の発 達 心 理 学 ― 自 分 ら 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【 オ リ エ ン テ ー ショ ン 】 講 義 の 目 標 ・ 進 め方 ・ 成 績 評 価 の 方 法 に 関 す る 説 明 本 講 義 で 修 得 し てほ し い 事 柄 に 関 す る 説 明 発達心理学の目的 復 習 事 項 : 講 義 内容 で 理 解 不 十 分 な 箇 所 ・ 不 明 な 箇 所 を ま と め てく る 2 回 【 生 涯 発 達 を 考 える ① 】 成 長 す る と は ど うい う こ と か ? ― 人 間 の 発 達 を 考 え る 発達とは何か? ヒ ト と し て の 学 び、 人 に な る た め の 学 び 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 3 回 【 生 涯 発 達 を 考 える ② 】 頭 が 良 い と は ど うい う こ と か ? ― 知 的 能 力 の 生 涯 発 達(1) 知能とは何か? 知能を測る試み 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 4 回 【 生 涯 発 達 を 考 える ③ 】 頭 が 良 い と は ど うい う こ と か ? ― 知 的 能 力 の 生 涯 発 達(2) 知能の発達と変化 い ろ い ろ な 種 類 の知 能 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 5 回 【 生 涯 発 達 を 考 える ④ 】 人 を 助 け る 心 の 発達 ― 援 助 行 動 の 発 達(1) 援 助 行 動 と は 何 か? 援 助 行 動 に 関 す る DVD 視 聴 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 6 回 【 生 涯 発 達 を 考 える ⑤ 】 人 を 助 け る 心 の 発達 ― 援 助 行 動 の 発 達(2) 援助行動の発達 な ぜ 人 は 援 助 行 動を 行 う の か ? 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 【 第 1 回 小 テ ス ト】 第 2 回 ∼ 第 6 回 まで の 内 容 に つ い て 小 テ ス ト を 実 施 す る 7 回 8 回 【 青 年 期 の 発 達 ①】 青 年 期 の 発 達 と 心の 問 題(1) 青 年 期 の 特 徴 と 発達 課 題 青年期の心の問題 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 【 青 年 期 の 発 達 ②】 青 年 期 の 発 達 と 心の 問 題(2) 正常と異常の境界 対人関係の問題 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く Ⅰ - 6 9 回 【 青 年 期 の 発 達 ③】 青 年 期 の 対 人 関 係(1) 青 年 期 の 対 人 関 係の 特 徴 友 人 関 係 と 家 族 関係 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 10 回 【 青 年 期 の 発 達 ④】 青 年 期 の 対 人 関 係(2) 恋 愛 関 係 の 進 展 と恋 愛 行 動 の 進 展 恋 愛 関 係 の 崩 壊 過程 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 【 第 2 回 小 テ ス ト】 第 7 回 ∼ 第 10 回ま で の 内 容 に つ い て 小 テ ス ト を 実 施 す る 11 回 【 成 人 期 の 発 達 ①】 成 人 期 の 発 達 と ライ フ サ イ ク ル 職 業 人 と し て の 成人 期 仕事と家庭の両立 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 12 回 【 成 人 期 の 発 達 ②】 成 人 期 の ス ト レ スマ ネ ジ メ ン ト(1) ス ト レ ス と は 何 か? 成 人 期 の メ ン タ ルヘ ル ス 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 13 回 【 成 人 期 の 発 達 ③】 成 人 期 の ス ト レ スマ ネ ジ メ ン ト(2) ス ト レ ス に ど う 対処 す る か ? 適切なストレス 復 習 事 項 : 講 義 内容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来 るよ う に し て お く 14 回 【老年期の発達】 高 齢 者 の 生 活 と健 康 高 齢 者 の ラ イ フ イベ ン ト 高 齢 者 の 時 間 的 展望 復 習 事 項 : 講 義内 容 を 見 直 し 、 不 明 な 箇 所 を ま と め て 質 問 出 来る よ う に し て お く 【 第 3 回 小 テ ス ト】 第 11 回 ∼ 第 14 回ま で の 4 回 分 の 内 容 に つ い て 小 テ ス ト を 実 施 する 15 回 【まとめ】 これまでの講義内容を振り返り、不足のある部分について補足するとともに、発達心 理 学 の 理 論 や 概 念と 、 日 常 生 活 で の 行 動 と の 関 係 に つ い て ま と める 。 Ⅰ - 7 平 科目名 成 日本国憲法 22 年 度 授 業 回数 質問受付: 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教 員 近 勝彦 e-mail: [email protected] 教 育 目 標:憲 法 は 、国 法 の 最 高 法 規 で あ る 。い わ ば 、す べ て の 法 律 の 根 本 で ある 。こ の 観 念 は 、近 代 市 民 革 命 の 頃 か ら現 れ た こ と か ら し て も 、国 民 の 基 本 的 な 人 権 を擁 護 し 、国 家 ( 当 時 は 国 王 )の 統 治 権 力 に制 限 を 課 す も の で あ る 。こ の 見 方 は 、日 本 国 憲 法 の 構 成 にも み て と れ る 。す な わ ち 、き わ め て 大 き く内 容 を 分 け る と 、国 民 の 基 本 的 人 権の 保 障 と 国 家 機 関 の 設 置 と 活 動に つ い て 書 か れ て い る の で あ る 。そ こ で ま ず は 、憲 法 の 基 本 的 意 義 と 内 容 を 理 解 す る 必 要が あ ろ う 。 学 生 の 学 習 成 果:栄 養 士 は 、日 本 国 民 の 健 康 で 安 全 な 食 生 活 の 維持 や 公 衆 衛 生 に か か わ っ て い る 。そ の 活 動 に は 、様 々 な 法律 が 関 わ っ て い る 。そ こ で 、ま ず は 基 礎 的 な 法知 識 や 考 え 方 を 学 ぶ こ と が必 要 で あ ろ う 。そ の う え で 、将 来 に お け る 個 別法 法 規 の 理 解 や そ れ に も と づ く 業 務 に お ける 法 律 解 釈 が お こ な え る 基 礎 力 の 獲 得 を 成 果 と考 え る 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 日 本 国 憲 法 の 基 本的 な 考 え 方 や 内 容 を 知 る 必 要 が あ る 。そ の た め に は 、憲 法の 主 要 な 条 文 を や は り 読む 必 要 が あ ろ う 。し か し 、法 学 部 の 学 生 で は ない の で 、精 密 な 条 文 の 解 釈 と い う より は 、現 代 に 起 き て い る 社 会 問 題 の 解 決 の た めに ど う 憲 法 が 機 能 し て い る の か を 考え る か と い う 視 点 で 講 義 を 進 め る 。そ こ で 、最 低 限 度 の 条文 の 解 釈 を 試 み た 後 に、主 要 な 憲 法 事 件( 判 例 )を取 り 上 げ て、じ っ く り と 講 義 し て い く ことにする。 ま た 、公 務 員 試 験 や 民 間 会 社の 社 会 科 学 系 の 一 般 知 識 試 験 と し ても よ く 出 題 さ れ る の で 、 全 部 の 内 容を 網 羅 す る よ う に 授 業 を 進 め た い 。 予 習 ・ 復 習 毎 回 講 義 し た 条 文を 筆 記 す る と と も に 、 予 習 と し て は 、 次 回 の 判例 を 読 ん で く る 。 テ キ ス ト 『 C D ‐ R O M で学 ぶ 現 代 日 本 の 憲 法 』( 元 山 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 健 編 、 法 律 文 化社 ) 憲 法 の 基 本 的 な 理解 の 習 得 を 目 指 す 。さ ら に は 、主 要 な 条 文 を 暗 記す る こ と も 必 要 で あ る 。 な お 、 講 義 の 期 間 中 に 、 憲 法全 文 を 読 ん で み た い ( 上 記 テ キ ス ト の 中 に も 出て い る )。 な お 、 評 価 方 法 と して は 、 期 末 試 験 (80%)、 レ ポ ー ト (20%)。 注 意 事 項 Ⅰ - 8 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン : 憲 法 を 学 ぶ 意 義 と 基 本 的 な 考 え 方 2 回 ・ 講 義 内 容 : 憲 法の 歴 史 と 各 国 の 憲 法 の 歴 史 を 学 ぶ ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 ん で お く ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 日 本 国 憲 法 は い か な る 淵 源 を も っ て いる か 」 3 回 ・ 講 義 内 容 : 人 権と は ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 マ ク リ ー ン 事 件 」 4 回 ・ 講 義 内 容 : 法 の下 の 平 等 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 尊 属 殺 重 刑 違 憲 判 決 」 5 回 ・ 講 義 内 容 : 思 想・ 良 心 の 自 由 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 三 菱 樹 脂 事 件 」 6 回 ・ 講 義 内 容 : 学 問の 自 由 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 家 永 教 科 書 検 定 違 憲 訴 訟 」 7 回 ・ 講 義 内 容 : 表 現の 自 由 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 時 間の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 名 誉 毀 損 と 表 現 の 自 由 」 8 回 ・ 講 義 内 容 : 知 る権 利 ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 イ ン タ ー ネ ッ ト と 法 に よ る 規 制 」 Ⅰ - 9 授 業 回 数 別 教 育 9 回 ・ 講 義 内 容 : 経 済的 自 由 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 リ ス ト ラ 問 題 」 10 回 ・ 講 義 内 容 : 平 和憲 法 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 平 和 を い か に し て 実 現 す る か 」 11 回 ・ 講 義 内 容 : 国 民主 権 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 主 権 者 の 政 治 参 加 」 12 回 ・ 講 義 内 容 : 国 家に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 戸 別 訪 問 禁 止 と 憲 法 問 題 」 13 回 ・ 講 義 内 容 : 内 閣に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 内 閣 制 度 と 大 統 領 制 」 14 回 ・ 講 義 内 容 : 地 方自 治 体 に つ い て ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 自 治 体 の 意 義 と 道 州 制 」 講 義 内 容 : 憲 法 改正 と 制 定 権 に つ い て 15 ・ 予 習 内 容 : 次 回の 箇 所 を 読 む 回 ・ 復 習 事 項 お よ び課 題 :「 自 治 体 の 意 義 と 道 州 制 」 Ⅰ - 10 内 容 平 科目名 地球環境問題 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 育 計 画 単位数 2 担当教 員 池ノ内 昌弘 質 問 受 付 の 方 法(e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ) :[email protected]、水 曜日 以 外 の 午 後 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 D204 教育目標: 2 1 世 紀 に 生 き る私 達 人 類 に 共 通 す る 課 題 と し て 「 地 球 環 境 問 題」 を 取 り 上 げ 、 自 己 の 地 球 市 民 と し ての 見 識 を 高 揚 す る こ と を 目 的 と す る 。 環 境 問 題を 世 界 の 人 々 、 そ の 活 動 に 目 を 向 け 考 える と 共 に 、 身 近 な と こ ろ で 環 境 を 考 え 行 動 し てい き 、 地 球 に や さ し い 暮 ら し 、 社 会 活 動を 行 う 力 を 育 成 す る 。 学生の学習成果: 環 境 問 題 を 概 念的 に 捉 え る 能 力 、 解 決 策 を 企 画 ・ 提 案 す る 力 、環 境 保 全 に 向 け た 行 動 力 、 環 境 に 配 慮 した 社 会 活 動 態 様 を 身 に 付 け る 。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 教 授 業 の 進 め 方 環 境 問 題 の 概 論を 講 義 し 、 環 境 問 題 の 本 質 の 理 解 を 進 め る 。 各論 に つ い て 講 義 と グ ル ー プ 発 表 ・ ディ ス カ ッ シ ョ ン を 併 行 し て い く 。 受 講 生 は グ ルー プ を 構 成 し 、 テ ー マ を 選 び 、 そ の内 容 に つ い て 資 料 収 集 ・ 分 析 す る 。 グ ル ー プ ディ ス カ ッ シ ョ ン し て レ ポ ー ト に ま とめ 、 発 表 す る 。 担 当 教 員 が 講 評 を 行 い 、 各 テ ーマ の ポ イ ン ト 、 補 足 事 項 を 講 義 し て理 解 を 深 め る 。 ま た 、 ビ デ オ 等 視 聴 覚 に よ る 理解 、 簡 易 な 実 験 等 体 験 学 習 も 適 宜 入れ る 。 予 習 ・ 復 習 各 回 に お い て 、 次 回 授 業 のテ ー マ に 関 す る 資 料 収 集 及 び テ ー マ の 本 質 を 分析 、 検 討 し た 結 果 を ま と め 予 習 し てお く 。 授 業 後 、 講 義 や グ ル ー プ 発 表 の 内 容 に つい て の グ ル ー プ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 、問 題 点 の 復 習 を す る 。 各 グ ル ー プ は 、 与 え ら れた テ ー マ に つ い て 事 前 調 査、 分 析 、 ま と め を 発 表 の 時 期 に 合 わ せ て 進 め る。 テ キ ス ト 稲生 勝、岩佐 リベルタ出版 及び、プリント 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 茂 、 大 日 方 聡 夫 、 吉 埜 和 雄 : 2009、 第 2 版 『 環 境 リ テ ラ シ ー 』、 到達基準 1 . 環 境 問 題 の 本質 を 理 解 す る 2 . 地 球 環 境 問 題, 地 域 環 境 問 題 の 現 象 ・ 原 因 ・ 対 策 を 理 解 す る 3 . 環 境 問 題 に 対処 す る 自 ら の 行 動 を 示 す 評価方法 環 境 問 題 に つ い ての 認 識 度 ・ 思 考 過 程 を 主 と し て 評 価 対 象 と す る。 期 末 試 験( 60% )、レ ポ ー ト( 資 料 収 集・分 析 ) ( 20% ),発表・討 論 等 ア ク テ ィ ビ テ ィ( 20% ) を 評 価 し て 、 総 合得 点 が 60 点 以 上 と す る 。 欠 席 2 回 目 か ら 1 回 に つ き 2 点 減 点す る 。 自 然 へ の 関 心 、 大切 に す る 心 を 持 っ て 授 業 に 臨 む こ と を 期 待 す る。 学習のポイントは、環境問題の本質を見失わないこと。 Ⅰ - 11 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】本科目の教育目標についてシラバスを中心に説明し、全授業回 数 の 授 業 内 容・ 授 業 の 進 め 方 を 明 ら か に する 。 地 球 環 境 問 題、 身 近 な 環 境 問 題 を 概 説 し 、 学 習 の 方 向 付 け を行 う 。 2 回 テ ー マ:生 物 が つく り 変 え た 地 球 環 境 「 物 質 循 環・エ ネ ルギ ー と 環 境 」「 自 然 史 の 壮 大 な 循 環 ド ラ マ 」「循 環 を 機 軸 と す る 社 会 」 を考える。 3 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 1 ) 「 地 球 温 暖 化 は すで に 始 ま っ て い る 」 に つ い て 学 ぶ と と も に デ ィス カ ッ シ ョ ン す る 。 4 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 2 ) 「 地 球 の 大 気 と オ ゾ ン 層 の 破 壊 」「 危 機 に 瀕 す る 「 水 惑 星 」」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョンする。 5 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 3 ) 「 木 を 枯 ら し 、 土 を 壊 す 酸 性 雨 」「「 母 な る 海 」 の 汚 染 」「 森 林 の 価 値 と 破 壊 」「 生 物 の 多 様 性 と そ の 危 機 」に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 。 6 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 4 ) 「 豊 か な 大 地 の 形成 と 砂 漠 化 」「 戦 争は 最 大 の 環 境 破 壊」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッシ ョ ン する。 7 回 テ ー マ:地 球 の 環境 破 壊 と し て の 公 害 ( 1 ) 「 高 度 経 済 成 長 が も た ら し た 公 害 」「 工 場 と ク ル マ が 起 こ し た 大 気 汚 染 」「 土 と 水 を 汚 染 す る ハ イ テ ク 」 につ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 。 8 回 テ ー マ:地 球 の 環境 破 壊 と し て の 公 害 ( 2 ) 「 種 の 存 続 を 脅 かす 環 境 ホ ル モ ン 」「食 の 安 全 と 環 境」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ ショ ン す る。 9 回 テ ー マ:地 球 の 環境 破 壊 と し て の 公 害 ( 3 ) 「 失 わ れ る 日 本 の自 然 環 境 」「 安 ら ぎを 奪 う 騒 音 公 害」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ ショ ン す る。 Ⅰ - 12 10 回 11 回 テ ー マ:経 済 活 動の な か の 環 境 問 題 ( 1 ) 「 工 業 化 が も た ら し た 深 刻 な 環 境 破 壊 」「 大 規 模 開 発 に よ る 生 態 系 の 破 壊 」「 エ ネ ル ギ ー と 環 境 問 題 」 に つい て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 。 テ ー マ:経 済 活 動の な か の 環 境 問 題 ( 2 ) 「 環 境 問 題 と し ての 廃 棄 物 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る。 12 回 テ ー マ:経 済 活 動の な か の 環 境 問 題 ( 3 ) 「 持 続 可 能 な 社 会の 実 現 に 向 け て 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョン す る 。 13 回 テ ー マ:環 境 保 全に 向 け て ( 1 ) 「 市 場 経 済 と 環 境 問 題 」「 国 連 の 取 り 組 み 」「 日 本 の 環 境 政 策 の あ ゆ み と 現 状 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ ショ ン す る 。 14 回 テ ー マ:環 境 保 全に 向 け て ( 2 ) 「 環 境 先 進 国 の 取り 組 み 」「 国 際 的 な ル ー ル づ く り 」「 環 境 権 思 想か ら 環 境 法 体 系 へ 」「 環 境 保 全 を 支 え る 環境 意 識 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 。 15 回 テ ー マ:環 境 教 育が め ざ す も の 環 境 教 育 に つ い て学 び 、 環 境 問 題 を 総 合 的 に デ ィ ス カ ッ シ ョ ン する 。 Ⅰ - 13 平 科目名 成 生涯学習概論 22 年 授 業 回数 度 教 15 単位数 育 2 計 画 担当教 員 金川舞貴子 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月 ・ 木 9:30∼11:30 ( ※ 変 更の 場 合 は 授業 で 説 明 し ま す) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 本 講 義 で は 、生 涯 学 習 に関 す る 以 下 の 項 目 に つ い て 基 本 的 知 識 を修 得 し 、生 涯 学 習 社 会 を 実 現 す る ため の 理 論 的 ・ 実 践 的 諸 課 題 に つ い て 考 え る 。 ・ 生 涯 学 習 の 理念 と 歴 史 ・ 生 涯 学 習 社 会に お け る 発 達 課 題 ・ 生 涯 学 習 社 会 にお け る 様 々 な 学 習 機 会 ・ 施 設 の 意 義 と 役 割 ・ わ が 国 に お け る生 涯 学 習 の 現 状 と 課 題 学生の学習成果: 専 門 的 学 習 成 果 とし て は 、上 記 の 基 礎 的 知 識 を 修 得 す る 。汎 用 的 学 習 成果 と し て は 、 専 門 的 知 識 を 用 いて 論 理 的 に 思 考 す る 力 、自 分 の 考 え を 適 切 な 表現 で 的 確 に 伝 え る と 同 時 に 他 者 の 考 えを 理 解 す る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 、一 社 会 人 と して 教 育 や 地 域 づ く り に つ い て 真 摯に 考 え る 態 度 ・ 姿 勢 を 涵 養 す る 。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 授 業 1. 講 義 、 個 人 発 表 、お よ び 質 疑 応 答 を 授 業 の 主 要 な 構 成 要 素 と す る。 方 の 進 2. 各 受 講 生( 個 人 な い し グ ル ー プ )が 担 当 す る 箇 所 を 決 め 、当 該 箇 所 に つ い て 、 教 受 講 生 が 作 成 し たレ ジ ュ メ を も と に 発 表 を 行 う 。 め 3. 発 表 を も と に 、 質疑 応 答 を 行 う 。 ま た 、 以 上 の 内 容 を 補 う 講 義 をす る 。 育 予 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 習 ・ 復 習 1 回 の 授 業 に 対 して 予 習・復 習 が 義 務 付 け ら れ る 。そ の 内 容 に つ い て は 、毎 回 の 授業で示す。 テ キ ス ト 関 口 礼 子・小 池 源 吾他 著『 新 し い 時 代 の 生 涯 学 習( 第 2 版 )』有 斐 閣 アル マ 、2009 年。 達 成 基 準:以 下 の 6 つ の 項 目 に つ い て 、お お よ そ「 ①:②:③:④:⑤:⑥ = 1:1 : 2 : 2 : 1 : 2 」の 比 重 を か け て 評 価 す る 。 ① 生 涯 学 習 の 概 念に つ い て 理 解 す る 。 ② わ が 国 に お け る生 涯 学 習 政 策 お よ び 法 令 に つ い て 理 解 す る 。 ③ 生 涯 学 習 社 会 にお け る 発 達 課 題 に つ い て 理 解 す る 。 ④ 地 域 に 根 ざ し た生 涯 学 習 施 設 や 学 校 開 放 の 在 り 方 に つ い て 考 える 。 ⑤ 生 涯 学 習 の 現 状と 課 題 を 認 識 し 、 自 ら の 考 え を 論 理 的 に 展 開 する こ と が で き る 。 ⑥ 教 科 書 の 担 当 箇所 に つ い て 、ポ イ ン ト を 的 確 に と ら え た レ ジ ュメ を 作 成 し 発 表 す る ことができる。 学 習 評 価 は 、試 験(60% )、レ ジ ュ メ 作 成・発 表(20% )、小 テ ス ト・課 題( 20% )で 行 う 。 な お 、 遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。 参考図書等 授 業 中 に 適 宜 紹 介す る 。 Ⅰ - 14 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン 授 業 概 要 と 評 価 方法 、 本 講 義 の ル ー ル を 説 明 す る 。 課 題 : 自 分 の こ れま で の 学 び を 振 り 返 る 。 2 回 生 涯 学 習 と は 何 か、 今 な ぜ 生 涯 学 習 が ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ る の か ・ 生 涯 学 習 の 定 着過 程 ・ 学 習 と は 何 か 、教 育 と は 何 か 復 習 :1-16 頁 お よび 配 布 プ リ ン ト 3 回 発 達 段 階 に 応 じ た学 習 ハヴィガーストやエリクソンらの発達課題論・発達段階論をもとに、人生の発達 段 階 に 応 じ た 学 習に つ い て 考 え る 。 復 習 :17-32 頁 4 回 就 職 す る と 人 は どの よ う な 学 習 を す る の か (1) ・ 生 涯 に わ た る 職 業的 発 達 ・ 職 業 指 導 と 生 き 方援 助 復 習 :33∼46 頁 予 習 :46∼54 頁 5 回 就 職 す る と 人 は どの よ う な 学 習 を す る の か (2) ・ 企業の中での学び ・ 働 く こ と と 学 ぶ こと 復 習 :46∼54 頁 予 習 75∼84 頁 6 回 地 域 社 会 か ら み た生 涯 学 習 (1) ・ 生 涯 学 習 を 考 え る視 点 ・ 地 域 社 会 に お け る生 涯 学 習 活 動 復 習 :75∼84 頁 予 習 :84∼98 頁 7 回 地 域 社 会 か ら み た生 涯 学 習 (2) ・ 成 人 期 の 発 達 特 性と 自 己 主 導 的 学 習 ・ 生涯学習の支援 復 習 :84∼98 頁 予 習 :99∼116 頁 8 回 「 も の 」 か ら の 学習 ∼ 博 物 館 ∼ ・ 博 物 館 の 種 類 と実 態 ・ 博 物 館 の 現 代 的使 命 ・ 博 物 館 と 地 域 社会 ・ 博 物 館 と 生 涯 学習 復 習 :99∼116 頁 予 習 :117∼142 頁 9 回 教 育 に よ ら な い 強力 な 学 習 ・ 宗教と生活 ・ 宗 教 を 構 成 す る もの ・ 強 烈 な 学 習 作 用 を引 き 起 こ す 宗 教 ・ 日本人の宗教意識 復 習 :117∼142 頁 予 習 :143∼170 頁 Ⅰ - 15 10 回 女 性 の 生 涯 の 変 化は 男 性 に ど の よ う な 学 習 を 求 め る か ・ 女性の人権の確立 ・ 女 性 の ラ イ フ サ イク ル の 変 化 と 生 涯 学 習 ・ 男 女 平 等 教 育 の 中の 女 性 と 男 性 ・ 男 女 共 同 参 画 社 会づ く り に 向 け て 復 習 :143∼170 頁 予 習 :171∼186 頁 11 回 人 口 の 高 齢 化 は 学習 を ど う 変 え る か ・ 人 口 の 高 齢 化 を めぐ る 問 題 ・ 高 齢 者 と エ イ ジ ング を み る 視 点 ・ 高 齢 者 の 学 習 の とら え 方 ・ 高 齢 者 の 学 習 支 援の 特 徴 復 習 :171∼186 頁 予 習 :203∼218 頁 12 回 グ ロ ー バ ル 化 は 学習 を ど う 変 え る か ・ グ ロ ー バ ル 化 の 諸側 面 ・ グ ロ ー バ ル 化 と 教育 制 度 ・ グ ロ ー バ ル 化 時 代の 学 習 課 題 復 習 :203∼218 頁 予 習 :219∼234 頁 13 回 学 校・大 学 の 開 放と 生 涯 学 習 ・ 学 校 の 開 放 ‐ 学 社連 携 か ら 学 社 融 合 へ ‐ ・ 大学の開放 ・ わが国の大学開放 復 習 :219∼234 頁 予 習 :235∼250 頁 14 回 生涯学習の方法 ・ 生 涯 学 習 の 方 法 の重 要 性 ・ ア ン ド ラ ゴ ジ ー とペ ダ ゴ ジ ー ・ 参 加 型 学 習 と ワ ーク シ ョ ッ プ に つ い て 復 習 :235∼250 頁 予 習 : 配 布 資 料 15 回 試 験 対 策 : こ れ まで の 学 習 内 容 の 総 復 習 Ⅰ - 16 平 科目名 成 正しい日本語 22 授 業 回数 年 度 15 教 単位数 質 問 受 付 : 授 業 終了 後 B 棟 4 0 4 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 2 計 画 担当教 員 浦上 博文 e-mail: [email protected] 教 育 目 標 : 本 授業 は 、 受 講 生 が 社 会 生 活 を 送 る 上 で 身 に 付 け てお く べ き 文 章 表 現 に 関 す る 基 本 的 な 知 識 と技 能 を 修 得 さ せ る こ と を 目 指 し 、 具 体 的 に は 次の 3 点 を 目 標 と す る 。 ① 文 章 表 現 の 基 礎知 識 を 理 解 す る 。 ②描写の文章・説明の文章・論説の文章について表現の特色を理解し、それぞれの文章 を作る力を身に付ける。 ③ 漢 字 力 を 向 上 させ る 。 学 生 の 学 習 成 果 :教 育 目 標 に 掲 げ る 3 点 に 関 す る 知 識 ・ 技 能 を 修得 す る 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 目 標 ① : テ キ ス ト( 第 一 回 ∼ 第 六 回 ) に 即 し た 講 義 を 主 と す る 。 目標②:テキスト(第九回∼第十四回)に即した演習を主とする。描写の文章・説 明 の 文 章 ・ 論 説 の 文 章 に つ い て 、「 文 章 表 現 の 特 色 を 明 ら か に す る → 文 章 を 選 ぶ → 文 章 を 作 る」 と い う 順 序 で 行 う 。 目 標 ③ : 授 業 は じめ に 漢 字 の 学 習 ( 漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ) を 行 う 。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 ・ 毎 授 業 回 前 に 、「 授 業 回 数 別 教 育 内 容 」 に 記 さ れ た 予 習 を 求 める 。 ・ 毎 授 業 回 後 に 復習 を 求 め る 。( 提 出 課 題 ) テ キ ス ト 長 田 久 男 :2004,『 日 本 語 表 現 の 演 習 』, 博 文 堂 以 下 の 4 点 に つ いて そ の 獲 得 度 合 を 量 的 に 評 価 す る 。 ①文章表現の基礎知識(テキスト第一回∼第六回)について、特徴的なことがらを理解 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 し て い る か 。 ( 期 末 試 験 、 55点 ) ② 授 業 に お い て 扱っ た 漢 字 を 修 得 し て い る か 。 ( 小 テ ス ト 、10点) ② 描 写 の 文 章・説 明 の 文 章・論 説 の 文 章 に つ い て 表 現 の 特 色 を 理 解 し て い る か 。( 課 題 、 ③ と 合 わ せ て 20点 ) ③ 描 写 の 文 章 ・ 説 明 の 文 章 ・ 論 説 の 文 章 を 自 力 で 選 び 、 作 る こ と が で き た か 。( 課 題 、 ② と 合 わ せ て 20 点) ④ 授 業 内 容 に つ いて 予 習 ・ 復 習 を 行 っ て い る か 。( 所 見 、15 点) な お、受 講 態 度 及 び 課 題 提 出 期 限 厳 守 に つい て の 評 価 は 全 授 業 を通 し て 行 う 。担 当 教 員 の 指 導 に 従 わ ず 改善 さ れ な い 場 合 、 そ の 程 度 に よ り 評 価 点 よ り 減ず る 。 ・参考図書等 長 田 久 男 :1995,『 国 語 文 章 論 』, 和 泉 書 院 長 田 久 男 :1997,『 日 本 語 構 文 論 』, 岐 阜 タ イ プ 浦 上 博 文 :2002,『 文 章 を 作 る 過 程 の 指 導 』, 溪 水 社 ・ 選 ん だ 文 章 ・ 作っ た 文 章 ・ 所 見 の 提 出 を 忘 れ な い よ う に 注 意 して い た だ き た い 。 Ⅰ - 17 授 1 回 2 回 3 回 4 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 1 )」 復 習 : 授 業 内 容 を振 り 返 り 「 所 見 」 用 紙 に 記 入 す る 。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 2 )」 「 現 代 日 本 語 の 文字 表 記 」 〇 文章は文字で表記する。大きな特色である。現代日本語の文字表記の基本。それを 明らかにする。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 3 )」 「 句 点 に よ る 文 の認 定 」 〇 私 た ち は 、どの よ う な 表 現 を「 文 」と し て 認 定 し て い る の か。句 点( 。)に 着 目 し た 文 の 認 定 。 文 末 に着 目 し た 文 の 類 別 。 そ の こ と を 確 か め る 。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 4 )」 「 述 定 文 の な か ま― 六 種 の 文 の 表 現 ― 」 〇 述定文のなかまには、六種の文(記述文・評価文・断定文・推定文・推量文・決意 文 ) が あ る 。 そ れを 明 ら か に す る 。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 5 回 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 5 )」 「 問 題 提 起 文 の なか ま ― 五 種 の 文 の 表 現 ― 」( そ の 1 ) 〇 問題提起文には、五種の文(解答内蔵の文・反転主張の文・説明期待の文・判定期 待 の 文 ・ 選 択 期 待の 文 ) が あ る 。 そ れ を 明 ら か に す る 。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 6 回 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 6 )」 「 問 題 提 起 文 の なか ま ― 五 種 の 文 の 表 現 ― 」( そ の 2 ) 〇 問題提起文には、五種の文(解答内蔵の文・反転主張の文・説明期待の文・判定期 待 の 文 ・ 選 択 期 待の 文 ) が あ る 。 そ れ を 明 ら か に す る 。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 7 回 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 7 )」 「 係 助 詞 『 は 』 の働 き 」 〇 「 文 に よ る 表 現」に お い て 、係 助 詞「 は 」は 、他 の 助 詞 類 と違 っ た 特 別 な 力 を 持 っ て い る 。 そ の 働 き を明 ら か に す る 。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 8 回 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 8 )」 「 自 問 自 答 の 文 表現 」( そ の 1 ) 〇 係助詞「は」の働きによって認めた「自問自答文」の構造と働き。それを明らかに する。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 Ⅰ - 18 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ ( 9 )」 「 自 問 自 答 の 文 表現 」( そ の 2 ) 〇 係助詞「は」の働きによって認めた「自問自答文」の構造と働き。それを明らかに する。 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ (10)」 「 描 写 の 文 章 の 特色 」 〇 描 写 の 文 章 の特 色 を 明 ら か に す る 。 「 描 写 の 文 章 を 選ぶ 」 〇 自 力 で 描 写 の文 章 を選ぶ。 予 習 : テキ ス ト の 該 当 箇 所 及 び 配 付 資 料 を 通読 す る 。 復習 : 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」 用紙に記入する。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ (11)」 「 描 写 の 文 章 を 作る 」 〇 自 力 で 描 写 の文 章 を 作 る こ と を 試 み る 。 予 習 :テ キ ス ト の 該 当 箇 所 及 び配 付 資 料 を 通 読 す る 。復 習 :授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」 用紙に記入する。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ (12)」 「 説 明 の 文 章 の 特色 」 〇 説 明 の 文 章 の特 色 を 明 ら か に す る 。 「説明の文章を選ぶ」 〇 自 力 で 説 明 の文 章 を 選 ぶ 。 予 習 : テキ ス ト の 該 当 箇 所 及 び 配 付 資 料 を 通読 す る 。 復習 : 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」 用紙に記入する。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ (13)」 「説明の文章を作る」 〇 自力で説明の文章を作ることを試みる。 予 習: テ キ ス ト の 該 当 箇 所 及 び 配 付 資料 を 通 読 す る。復 習: 授 業 内 容を 振 り 返 り「 所 見 」 用紙に記入する。 〇 漢 字 の 学 習 「漢 検 レ ベ ル に 挑 戦 ! シ リ ー ズ (14)」 「論説の文章の特色」 〇 論説の文章の特色を明らかにする。 「論説の文章を選ぶ」 〇 自力で論説の文章を選ぶ。 予 習 : テキ ス ト の 該 当 箇 所 及 び 配 付 資 料 を 通読 す る 。 復習 : 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」 用紙に記入する。 「 論 説 の 文 章 を 作る 」 〇 自力で論説の文章を作ることを試みる。 ○ 単 位 認 定 試 験 につ い て 予 習: テ キ ス ト の 該 当 箇 所 及 び 配 付 資料 を 通 読 す る。復 習: 授 業 内 容を 振 り 返 り「 所 見 」 用紙に記入する。 Ⅰ - 19 平 科目名 成 近代日本文学 22 授 業 回数 年 度 15 教 単位数 育 2 質 問 受 付:授 業 終了 後 B 棟 4 0 4 計 画 担当教 員 浦上 博文 e-mail:[email protected] 教 育 目 標 : こ こ に 言 う 「 近 代 」 と は 、 明 治 元 年 か ら 昭 和 20年 ま で で あ る 。 こ の 時 期 は 、 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 日本のいわゆる「近代化」が急速に推し進められてゆく過程である。その中には、成功 と同時に多くのひずみや矛盾があるが、この「近代」に連続して私たちの時代「現代」 があるのである。したがって、「現代」に生き「現代」を知ろうとする私たちは、必然 的に「近代」を学ばなければならない。その有効な材料のひとつが「近代日本文学」で あ る 。本 授 業 は 、 社 会 生 活 を 送 る 上 で 身 に 付 け て お く べ き 近 代 日 本 文 学 に 関 す る 基 本 的 な知識を修得させることを目指し、具体的には次の2点を目標とする。 ①近代日本文学がどのように変遷してきたかを、時代思潮と関連させて理解する。 ②近代日本文学(小説)を代表する五人の作家(森鷗外・夏目漱石・志賀直哉・芥川龍 之介・太宰治)について、それぞれの「人」と「作品」を理解する。 学 生 の 学 習 成 果 :教 育 目 標 に 掲 げ る ① 及 び ② の 基 本 的 知 識 を 修 得す る 。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) ① 近 代 日 本 文 学 史を 概 説 す る 。( テ キ ス ト 使 用 、 レ ジ ュ メ 配 付 ) ② 五 人 の 作 家 に つ い て 、そ れ ぞ れ「 人 」と「 作 品 」に つ い て 概 説 す る 。( レ ジ ュ メ 配付、ビデオ使用) ③ そ れ ぞ れ の 作 家 に つ い て 一 つ 以 上 の 作 品 を プ リ ン ト に し て 配 付 す る 。そ の 作 品 を 受講生が通読する。 ④ 授 業 後 に、受 講 生 が 各 作 品 に つ い て「 感想 の 文 章 」を 作成 し 提 出 す る 。( 第 6 回 の 授 業 で 、「 感 想 の文 章 」 の 作 成 に つ い て 指 導 す る 。) 予 習 ・ 復 習 ・ 毎 授 業 回 前 に 、「 授 業 回 数 別 教 育 内 容 」 に 記 さ れ た 予 習 を 求 める 。 ・ 毎 授 業 回 後 に 復習 を 求 め る 。( 提 出 課 題 ) テ キ ス ト 犬 養 廉 ほ か :2002,『 詳 解 日 本 文 学 史 』, 桐 原 書 店 以下の4点についてその獲得度合を量的に評価する。 ① 近 代 日 本 文 学 の 変 遷 に つ い て 、 特 徴 的 な こ と を 理 解 し て い る か 。 ( 期 末 試 験 、 50点 ) 学 習 評 価 の 方 法 ②五人の作家の「人」と「作品」について、特徴的なことを理解しているか。(期末試 験 、 10点 ) ③ 感 想 の 文 章 を 作 成 す る こ と に よ っ て 、作 品 の 読 み を 深 め ま と め る こ と が で き た か 。 (課 題 の 感 想 文 、 25点 ) ④ 授 業 内 容 に つ い て 予 習 ・ 復 習 を 行 っ て い る か 。 ( 所 見 、 15点 ) なお、受講態度及び課題提出期限厳守についての評価は全授業を通して行う。担当教 員の指導に従わず改善されない場合、その程度により評価点より減ずる。 注 意 事 項 参考図書等 ・ 感 想 の 文 章 ・ 所見 の 提 出 を 忘 れ な い よ う に 注 意 し て い た だ き たい 。 Ⅰ - 20 授 業 回 数 別 教 育 内 容 オ リ エ ン テ ー シ ョン 復 習 : 授 業 内 容 を振 り 返 り 「 所 見 」 用 紙 に 記 入 す る 。 1 回 近代日本文学史概説(1) 2 回 ①幕末から明治へ 移 行 期 の 文 学 ( 明 治 10年 代 ま で ) ②近代文学の出発 近 代 化 へ の 懐 疑 ( 明 治 2 0年 代 ) ③近代文学の混迷 近代化と社会(日清∼日露) ④近代文学の成立 自然主義文学(明治文学の成熟) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 近代日本文学史概説(2) 3 回 ①近代文学の成立 漱石と鷗外(明治から大正へ Ⅰ) ②近代文学の成立 耽美派の文学(明治から大正へ Ⅱ) ③近代文学の展開 白樺派の文学(大正期の文学 Ⅰ) ④近代文学の展開 新思潮(大正期の文学 Ⅱ) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 近代日本文学史概説(3) ①大衆文学の動向(大正期の文学 Ⅲ) 4 回 ②近代文学の転換 プロレタリア文学(大正から昭和へ Ⅰ) ③近代文学の転換 新感覚派(大正から昭和へ Ⅱ) ④近代文学の転換 芸術派(昭和初年代) ⑤ 近 代 文 学 の 谷 間( 昭 和 10 年 代 ) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 森鷗外、人と作品―多彩な活動で文壇を指導・近代的知性の輝き―(1) 5 回 ①森鷗外についてまとめたビデオの視聴。 ② 森 鷗 外 の 作 品 「寒 山 拾 得 」( プ リ ン ト ) 配 付 、 通 読 。( 作 品 は変 更 す る 場 合 が あ る 。) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 森鷗外、人と作品―多彩な活動で文壇を指導・近代的知性の輝き―(2) 6 回 ①森鷗外の人と作品、および「寒山拾得」についての解説。 ②「感想の文章」作成の指導 ③ 感 想 の 文 章 の 作成 。 予 習 : 前時 の 配 付 資 料 を 読 み 返 す 。 復 習: 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」 用 紙 に 記 入 す る 。 夏目漱石、人と作品―近代文学を確立した明治の文豪―(1) 7 回 ①夏目漱石についてまとめたビデオの視聴。 ② 夏 目 漱 石 の 作 品「 文 鳥 」( プ リ ン ト ) 配 付 。 通 読 。( 作 品 は 変更 す る 場 合 が あ る 。) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 Ⅰ - 21 夏目漱石、人と作品―近代文学を確立した明治の文豪―(2) 8 回 ①夏目漱石の人と作品、および「文鳥」についての解説。 ② 感 想 の 文 章 の 作成 。 予 習 : 前時 の 配 付 資 料 を 読 み 返 す 。 復 習: 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」 用 紙 に 記 入 す る 。 志賀直哉、人と作品―白樺派の中心・強烈な自我と主観から調和的世界へ―(1) 9 回 ①志賀直哉についてまとめたビデオの視聴。 ② 志 賀 直 哉 の 作 品「 網 走 ま で 」( プ リ ン ト ) 配 付 、 通 読 。( 作 品は 変 更 す る 場 合 が あ る 。) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 志賀直哉、人と作品―白樺派の中心・強烈な自我と主観から調和的世界へ―(2) 10 回 ①志賀直哉の人と作品、および「網走まで」についての解説。 ② 感 想 の 文 章 の 作成 。 予 習 : 前時 の 配 付 資 料 を 読 み 返 す 。 復 習: 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」 用 紙 に 記 入 す る 。 芥川龍之介、人と作品―知的な構成で醜悪な人生と芸術至上主義を描く―(1) 11 回 ①芥川龍之介についてまとめたビデオの視聴。 ② 芥 川 龍 之 介 の 作品 「 舞 踏 会 」( プ リ ン ト ) 配 付 、 通 読 。( 作 品は 変 更 す る 場 合 が あ る 。) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 芥川龍之介、人と作品―知的な構成で醜悪な人生と芸術至上主義を描く―(2) 12 回 ①芥川龍之介の人と作品、および「舞踏会」についての解説。 ② 感 想 の 文 章 の 作成 。 予 習: 前 時の 配 付 資 料 を 読 み 返 す 。復 習: 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」用 紙 に 記 入 す る 。 太宰治、人と作品―矛盾に満ちた破滅的人生・自虐的な反俗の文学―(1) 13 回 ①太宰治についてまとめたビデオの視聴。 ② 太 宰 治 の 作 品 「 富 嶽 百 景 」( プリ ン ト ) 配 付 、 通 読 。( 作 品 は変 更 す る 場 合 が あ る 。) 予習:テキストの該当箇所を通読する。復習:授業内容を振り返り「所見」用紙に記入 する。 太宰治、人と作品―矛盾に満ちた破滅的人生・自虐的な反俗の文学―(2) 14 回 15 回 ①太宰治の人と作品、および「富嶽百景」についての解説。 ② 感 想 の 文 章 の 作成 。 予 習: 前 時の 配 付 資 料 を 読 み 返 す 。復 習: 授 業 内 容 を 振 り 返 り「 所 見 」用 紙 に 記 入 す る 。 ① 全 授 業 の ま と め( 五 人 の 作 家 と 作 品 に つ い て 印 象 的 な 点 を 文 章に ま と め る 。) ② 期 末 試 験 に つ いて 予 習 : 第 1 ∼14 回の 配 付 資 料 を 読 み 返 す 。 復 習 : 授 業 内 容 を振 り 返 り 「 所 見 」 用 紙 に 記 入 す る 。 Ⅰ - 22 平 科目名 基礎数学Ⅰ 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 担当教 員 質 問 受 付 の 方 法(e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ):[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 池ノ内 昌弘 水曜日以外の午後 D204 教育目標: 大 学 で の 様 々 な 授業 科 目 の 学 習 に お い て 、数 学 的 な 論 理 的 思 考 力や 計 算 能 力 は 欠 く こ と が で き な い 。 大 学生 と し て 必 要 最 低 限 の 数 学 の 知 識 と 応 用 能 力 の習 得 を 目 標 と す る 。 学生の学習成果: 職 業 生 活 や 社 会 生活 で も 必 要 な 技 能 と し て 数 量 的 ス キ ル や 論 理 的思 考 力 、問 題 解 決 力 を 修得する。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 基 礎 数 学 Ⅰ で は 、多 項 式 の 四 則 演 算 、 方 程 式 、 複 素 数 の 性 質 、 複素 数 の 四 則 演 算 、 三 角 関 数 、 指 数 関数 、 及 び 対 数 関 数 に つ い て 講 義 と 演 習 を 行 う 。 例 題 を 用 い な が ら講 述 し 、 概 念 の 理 解 を 促 す 。 演 習 形 式 を 多 用 し、 自 力 で 問 題 を 解 く 訓 練 を 行 う 。小 テ ス ト を多 数 実 施 し 、理 解 を 確 実 な も の に さ せる 。問 題 に は 適 宜 、 SPI テ ス ト ( 非 言語 能 力 ) に 準 じ る も の も 入 れ る 。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予 習 ・ 復 習 各回の授業では予習復習が必要です。基本的には授業のテキストやプリント、ノー トの見直しや整理と、次回テキストの学習です。毎回の授業でその内容のポイント を示す。 テ キ ス ト 特 に 指 定 せ ず 、 適宜 プ リ ン ト を 用 い る 到達基準 数 と 式 の 計 算 、初 等 関 数 に 関 す る 基 本 的 な 計 算 が で き る 評価方法 期 末 試 験 6 0 点、 小 テ ス ト 2 0 点 、 発 表 ・ 討 論 2 0 点 で 学習 成 果 を 評 価 す る 。 欠 席2 回 目 か ら 1 回 に つき 2 点 減 点 す る 。 参 考 書: 飯 島 徹 穂 、岩本 悌 治 、佐 々 木 隆 幸: 2004、『Ability 大 学 生 の 数 学 リ テ ラ シ ー 』 、 共 立 出版 定 期 試 験 で は 授 業で の 演 習 問 題 に 類 似 す る 問 題 を 出 題 す る の で、日 々 の 勉 強 を 心 が け る こ と Ⅰ - 23 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン ・授業の進め方 ・ 到 達 基 準 と 評 価方 法 に つ い て 2 回 講義内容: ・数と式の計算 数の分類、四則計算、累乗、べき乗 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 3 回 講義内容: ・数と式の計算 分数計算の規則 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 4 回 講義内容: ・数と式の計算 式の展開、因数分解 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 5 回 講義内容: ・数と式の計算 平方根、虚数、複素数 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 6 回 講義内容: ・方程式 連 立一 次 方 程 式 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 7 回 講義内容: ・方程式 n 次方 程 式 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 8 回 講義内容: ・関数 関 数 とは 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 Ⅰ - 24 9 回 講義内容: ・三角関数 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 10 回 講義内容: ・三角関数 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 11 回 講義内容: ・指数関数 指数 と 指 数 法 則 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 12 回 講義内容: ・指数関数 指数 と 指 数 法 則 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 13 回 講義内容: ・対数関数 対数 と 対 数 法 則 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 14 回 講義内容: ・対数関数 対数 と 対 数 法 則 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 15 回 講 義 内 容 : 全 範 囲の 復 習 。 ノ ー ト と テ キ ス ト を 復 習 す る 。 演 習 問題 で 間 違 っ た と こ ろ を 再確認する。 Ⅰ - 25 平 科目名 基礎数学Ⅱ 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 育 単位数 2 計 担当教 員 質 問 受 付 の 方 法(e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ) :[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 画 池ノ内 昌弘 水曜日以外の午後 D204 教育目標: 大 学 の 専 門 科 目 にお い て は 観 察 、実 験 、調 査そ の 他 の い ろ い ろ な方 法 に よ っ て 得 ら れ た デ ー タ を 整 理 し、分 析 す る 能 力 が 要求 さ れ る 。こ の た め 本 講 座 では 確 率 論 、統 計 論に つ い て 推 定 、検 定 、正 規 母 集 団 に 関 す る 推 測 、分 散 分 析 な ど 、実 際 に 役 立 つ 基 礎 数学 力 を 身 に つける。 学生の学習成果: 職 業 生 活 や 社 会 生活 で も 必 要 な 技 能 と し て 数 量 的 ス キ ル や 論 理 的思 考 力 、問 題 解 決 力 を 修得する。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) テ キ ス ト に 沿 っ て講 述 し 、 講 座 の 進 捗 状 況 の 把 握 を 促 す 。 演 習 形式 を 多 用 し 、 論 理 的 に 思 考 し 、 自 力で 問 題 を 解 く 訓 練 を 行 う 。 小 テ ス ト を 多 数 実 施し 、 理 解 を 確 実 な も の に さ せ る 。 問題 に は 適 宜 、SPIテ ス ト ( 非 言 語 能 力 ) に 準 じる も の も 入 れ る 。 予 習 ・ 復 習 各回の授業では予習復習が必要です。基本的には授業のテキストやプリント、ノー トの見直しや整理と、次回テキストの学習です。毎回の授業でその内容のポイント を示す。 テ キ ス ト 山 崎 圭 次 朗 他 :1998, 『 確 率 ・ 統 計 入 門 順 列 ・ 組 合 せ か ら 推 測ま で 』 実 教 出 版 及びプリント 到達基準 微 積 分 の 概 念 、順 列 、組 合 せ 、確 率 、確 率 変 数 、確 率 分 布 、検 定 と 推 定 に つ い て 理解 し て いる 評価方法 期 末 試 験 6 0 点、 小 テ ス ト 2 0 点 、 発 表 ・ 討 論 2 0 点 で 学 習成 果 を 評 価 す る 。 欠 席2 回 目 か ら 1 回 に つき 2 点 減 点 す る 。 定 期 試 験 で は 授 業で の 演 習 問 題 に 類 似 す る 問 題 を 出 題 す る の で、日 々 の 勉 強 を 心 が ける こ と Ⅰ - 26 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン ・ 授業の進め方 ・ 到 達 基 準 、 評価 方 法 に つ い て 2 回 講義内容: ・関数の極限 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 3 回 講義内容: ・微分 微 分 の概 念 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 4 回 講義内容: ・積分 積 分 の概 念 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 5 回 講義内容: ・積分 定 積 分、 不 定 積 分 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 6 回 講義内容: ・順列、組合せ 場の数 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 7 回 講義内容: ・順列、組合せ いろいろな順列 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 8 回 講義内容: ・順列、組合せ 組合せ 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 Ⅰ - 27 9 回 講義内容: ・確率 事 象 、集 合 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 10 回 講義内容: ・確率 確 率 の計 算 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 11 回 講義内容: ・確率分布 資料 の 整 理 、 観 察 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 12 回 講義内容: ・確率分布 標準 偏 差 、 度 数 分 布 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 13 回 講義内容: ・確率分布 確率 変 数 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 14 回 講義内容: ・検定と推定 統計的な推測 予 習 事 項 : テ キス ト を 予 習 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 15 回 講義内容: 講義内容の全範囲について総合的に見直す。演習問題で間違ったところを再確認すると と も に 、 ノ ー ト やテ キ ス ト を 整 理 し 直 す 。 復 習 事 項 お よ び 課 題 : 講 義 内 容 を復 習 Ⅰ - 28 平 科目名 基礎物理学 成 2 2 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 担当教 員 画 宇都宮 晃 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): [email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教 育 目 標:今 日 の 社 会 は 、ハ イ テ ク ノロ ジ ‐ に 支 え ら れ て お り、テ レ ビ 、新 聞 や イ ンタ ‐ ネ ッ ト で IT、 宇 宙開 発 、 青 色 発 光 ダ イ オ ‐ ド に 代 表 さ れ る 光 エ レク ト ロ ニ ク ス 、 超 伝 導 と い っ た 内 容 は 毎日 の よ う に 目 に す る。日 常 生 活 に お い て、我 々 は こ れ ら の 問 題 に 関わ り な し で は 生 活 で きな い 社 会 と な っ て い る 。こ れ ら の ハ イ テ ク ノ ロジ ‐ の 基 礎 と な る 物 理 学 の 基 本 的 な 概 念 や法 則 を 理 解 し 、 創 造 的 科 学 的 思 考 力 を 身 に つ ける こ と を 目 標 と す る 。 学 生 の 学 習 成 果:物 理 学 は 、人 間 の 自 然 な 思 考 論 理 に 基 づ い た もの で あ る 。複 雑 な 自 然 の 各 種 現 象 も、少 数 の 基 本 法 則 に 基 づ いて 起 こ っ て い る も の で あ る。具 体 的 に ど の よ うな 身 近 な 現 象 と し て 観察 で き る か 、 ま た 種 々 の 分 野 で ど の よ う に 役 立っ て い る か に つ い て 考 え 、 説 明 で き る 論理 的 思 考 能 力 を 養 う 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 講 義 は 基 本 的 に はテ キ ス ト に 沿 っ て 進 め る が 、 そ れ ぞ れ の テ ‐ マに つ い て 理 解 を 深 め る た め に 、 我 々が 日 常 経 験 し た り 、 耳 に す る 具 体 例 や 、 最 新 のト ピ ッ ク ス な ど も 取 り 入 れ 、 プ リ ント や 演 示 実 験 を 用 い な が ら 説 明 す る 場 合 も あ る。 ま た 、 演 習 や レ ポ ‐ ト に よ り 、講 義 し た 内 容の 確 認 や 各 テ ‐ マ に つ い て の ま と めを 行 う 場 合 も あ る 。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予 習 ・ 復 習 各 回 の 講 義 内 容 につ い て は 、 前 も っ て テ キ ス ト を 読 む こ と に よ り、 な に を 勉 強 す る の か を 把 握 し て おく こ と が 必 要 で あ る 。 ま た 、 疑 問 点 な ど が あ れば 、 ま と め て お く と 質 問 し 易 い 。 復習 と し て は 、 演 習 や レ ポ ‐ ト に よ り 講 義 内 容 の確 認 が で き る 。 テ キ ス ト 浦 尾 亮 一 :2002,「 物 理 学 入 門 」, 裳 華 房 達 成 基 準 と し て は、論 理 の 糸 を 縦 横 に張 り 巡 ら し な が ら、こ つ こ つ と 知 的 構 造 物 を 構築 す る 作 業 を 身 に つ ける た め 、 物 理 学 の 基 本 的 な 事 項 と 物 の 考 え 方 を習 得 す る こ と を め ざ す 。 成 績 評 価 は 、 定 期試 験 ( 8 0 % ) と 課 題 レ ポ ‐ ト ( 2 0 % ) で 行い ま す 。 参考図書等 藤 城 敏 幸 :2005,「 生 活 の 中 の 物 理 」,東 京 教 学 社 米 満 澄,広 瀬 立 成:「 図 説 物 理 学 」,丸 善 Ⅰ - 29 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ‐ シ ョン 2 回 物 理 学 の 歴 史 に つい て 解 説 す る 。 3 回 い ろ い ろ な 運 動 (( 直 線 運 動 、 単 振 動 ) 力と加速度 4 回 万 有 引 力 ( ケ プ ラ‐ の 法 則 、 万 有 引 力 、 地 球 と 太 陽 の 質 量 ) 5 回 運 動 量 と エ ネ ル ギ‐ ( 仕 事 、 運 動 エ ネ ル ギ ‐ 、 力 学 的 エ ネ ル ギ ‐の 保 存 ) 6 回 波 動 ( 横 波 と 縦 波、 回 折 、 ド ッ プ ラ ‐ 効 果 ) 7 回 熱 と 仕 事 ( 内 部 エネ ル ギ ‐ 、 熱 機 関 の 効 率 、 エ ン ト ロ ピ ‐ ) 8 回 演 習 問 題 に よ り 講義 内 容 の 復 習 を す る 。 9 回 静 電 気 ( ク ‐ ロ ンの 法 則 、 電 界 と 電 位 、 導 体 、 誘 電 体 ) Ⅰ - 30 10 回 電 流 ( 金 属 内 の 電流 、 起 電 力 ) 磁 界 ( 磁 石 、 電 流と 磁 界 、 磁 界 が 電 流 に 及 ぼ す 力 ) 11 回 変 化 す る 電 界 と 磁界 ( 電 磁 誘 導 、 交 流 、 交 流 回 路 の コ イ ル と コ ンデ ン サ ‐ ) 12 回 光 の 反 射 ・ 屈 折 ・分 散 ( 光 の 反 射 と 屈 折 、 光 の 分 散 、 ス ペ ク ト ル) 光 の 波 動 性 ( 干 渉、 回 折 , 偏 光 ) 13 回 光 の 速 度 ( 真 空 中の 光 速 度 、 物 質 中 の 光 速 度 ) 相 対 論 ( 時 間 と 空間 の 相 対 性 、 速 度 の 合 成 ) 14 回 電 子 と イ オ ン ( 電気 素 量 、 真 空 放 電 、 陽 極 線 と 同 位 元 素 、 荷 電 粒子 の 加 速 装 置 ) エ ネ ル ギ ‐ 量 子 (光 電 効 果 、 X 線 ) 15 回 演 習 問 題 に よ り 講義 内 容 の 復 習 を す る 。 Ⅰ - 31 平 科目名 基礎化学 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 宮崎正博 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 随 時 、C 棟 101 研究 室 で 受 け 付 け る 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 教育目標: 化学は物質を扱う学問であり、栄養学など自然科学分野の基礎を成す。したがって、 管理栄養士、つまり栄養指導に携わるスペシャリストの育成に、化学教育は不可欠であ る 。 本 講 は 、 化 学の 基 礎 力 を 涵 養 す る こ と を 目 的 と す る 。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、物質の基本概念(原子と元素、分子、イオンの基本的構造、 原 子 量 、分 子 量 、モ ル )、化 学結 合 と 分 子 、化 学 反 応( 質 量 保 存 の 法 則 、酸と 塩 基 、酸 化 と 還 元 、溶 液 の濃 度 計 算 )、有 機 化 合 物( 身 近 な 有 機 化 合 物 、飽和・不 飽 和 炭 化 水 素 の 構 造 、異 性 体 、代 表 的 な 官 能 基 )な ど を 理 解 し 、 「 管 理 栄 養 士 が 果 たす べ き 多 様 な 専 門 領 域 に 関 す る 基 本 と なる 能 力 」 を 獲 得 す る 。 汎 用 的 学 習 成 果と し て 、「 数 量 的 ス キ ル 」、「 情 報 リ テ ラ シ ー 」お よ び 「 論 理 的 思 考 力 」 を獲得する。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・実 験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) ・ 授 業 は 、 テ キ スト 、 プ リ ン ト な ど を 利 用 し て 進 め る 。 ・ 受 講 者 の 理 解 を促 進 さ せ る た め 、 授 業 中 に 小 テ ス ト を 行 う 。 予 習 ・ 復 習 ・ 毎 授 業 前 に 、「授 業 回 数 別 教 育 内 容 」 に 記 載 さ れ た 予 習 を 求 める 。 ・ 毎 授 業 後 に 、 復習 を 求 め る 。 ・授 業 開 始 直 後 、上 に 記 載 し た よ う に 小 テス ト を 行 い 、予 習 復 習 を 行 っ て いる か ど うかを確かめる。 テ キ ス ト 食 を 中 心 と し た 化学 第 3 版 北 原 重 登 、 塚 本 貞次 、 野 中 靖 臣 、 水 崎 幸 一 著 東京教学社 定価 2000 円 ( 税 別 ) 2010 年 以 下 に 示 す 学 習 成果 に つ い て 、 そ の 獲 得 度 合 を 量 的 に 評 価 す る 。 ① 物 質 の 基 本 概 念を 理 解 す る 。 ② 化 学 結 合 と 分 子を 理 解 す る 。 ③ 化 学 反 応 を 理 解す る 。 ④ 有 機 化 合 物 を 理解 す る 。 学習評価は、定期試験および小テストの結果を総合して行う。評価の割合は、定期試験 80 点 、 小 テ ス ト 20 点 と す る 。 な お 、 受 講 態 度 の 評 価 と し て 遅 刻 は 1 回 に つ き 1 点 、 欠 席は 1 回につき 3 点減点する。 参考図書等 15 回 授 業 の 2/3 以上 の 出 席 に よ り 定 期 試 験 の 受 験 資 格 が 得 ら れ る。遅 刻 や 欠 席 が な い よ う に 受 講 す る こ と。 Ⅰ - 32 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 物質の成り立ち① 講 義 内 容 : 原 子 と元 素 、 原 子 の 構 造 、 原 子 の 電 子 配 置 、 周 期 表 授業 予 習 事 項 : テ キ スト 第 1 章 (pp.1-9) 2 回 物質の成り立ち② 講義内容:原子の安定化と化学結合(原子の電子配置と安定化、イオンとイオン結合、 分 子 と 共 有 結 合 )、 分 子 の 形 、 分 子 の 極 性 と 水 素 結 合 予 習 事 項 : テ キ スト 第 1 章 (pp.10-18) 3 回 物質の変化① 講 義 内 容 : 化 学 変化 と 化 学 反 応 式 、 化 学 量 ( 原 子 量 、 分 子 量 、 式量 )、 物 質 量 ( モ ル ) 予 習 事 項 : テ キ スト 第 2 章 (pp.19-24) 4 回 物質の変化② 講 義 内 容 : 中 和 反応 、 酸 化 還 元 反 応 予 習 事 項 : テ キ スト 第 2 章 (pp.25-29) 5 回 物質の変化③ 講 義 内 容 : 発 熱 反応 と 吸 熱 反 応 、 反 応 速 度 予 習 事 項 : テ キ スト 第 2 章 (pp.30-36) 6 回 物質の変化④ 講 義 内 容 : 可 逆 反応 と 化 学 平 衡 予 習 事 項 : テ キ スト 第 2 章 (pp.37-43) 7 回 物 質 の 状 態 と 性 質① 講 義 内 容 : 物 質 の三 態 ( 気 体 、 液 体 、 個 体 ) と エ ネ ル ギ ー 変 化 予 習 事 項 : テ キ スト 第 3 章 (pp.45-54) 8 回 物 質 の 状 態 と 性 質② 講義内容:溶質と溶媒、溶解度、溶液の濃度、浸透圧、沸点、凝固点、電解質 と非電解質 予 習 事 項 : テ キ スト 第 3 章 (pp.55-66) 9 回 物 質 の 状 態 と 性 質③ 講 義 内 容 : 酸 と 塩基 、 コ ロ イ ド 溶 液 予 習 事 項 : テ キ スト 第 3 章 (pp.67-85) Ⅰ - 33 10 回 身 近 な 有 機 化 合 物( 基 本 と な る 官 能 基 を 中 心 に ) ① 講 義 内 容 : 都 市 ガス と プ ロ パ ン ガ ス 、 炭 化 水 素 予 習 事 項 : テ キ スト 第 4 章 (pp.87-103) 11 回 身 近 な 有 機 化 合 物( 基 本 と な る 官 能 基 を 中 心 に ) ② 講 義 内 容 : 酒 ( ア ル コ ー ル の 仲 間 )、 果 実 の 酸 味 ( 有 機 酸 の 仲 間 )、 果 実 の 香 り ( エ ス テ ル の 仲 間 )、 悪 臭と 腐 敗 ( ア ミ ン の 仲 間 ) 予 習 事 項 : テ キ スト 第 4 章 (pp.104-118) 12 回 身 近 な 有 機 化 合 物( 基 本 と な る 官 能 基 を 中 心 に ) ③ 講 義 内 容 : 異 性 体( 構 造 異 性 体 と 立 体 異 性 体 ) 予 習 事 項 : テ キ スト 第 4 章 (pp.119-127) 13 回 食 品 に 見 る 生 体 物質 ① 講 義 内 容 : 米 飯 (糖 質 )、 天 ぷ ら ( 脂 質 ) 予 習 事 項 : テ キ スト 第 5 章 (pp.129-140) 14 回 食 品 に 見 る 生 体 物質 ② 講 義 内 容 : 焼 き 魚( タ ン パ ク 質 と ア ミ ノ 酸 )、 酵 素 の 分 類 、 酵 素反 応 予 習 事 項 : テ キ スト 第 5 章 (pp.141-149) 15 回 食 品 に 見 る 生 体 物質 ③ 講 義 内 容 : 旨 味 成分 と 核 酸 、 ビ タ ミ ン 、 ミ ネ ラ ル 予 習 事 項 : テ キ スト 第 5 章 (pp.150-159) Ⅰ - 34 平 科目名 基礎生物学 成 22 年 授 業 回数 度 教 15 単位数 質 問 受 付 の 方 法 :C 棟 102 研 究室 ま た は e-mail 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 計 2 画 担当教 員 山 里 晃 弘 [email protected] 教育目標: この授業では1年次後期以降に始まる解剖生理学、臨床栄養学をより良く理解するため の基礎として位置づけて講義を行う。生命体としての人体の構造がいかに機能的な結び 付きを持っているかを理解させ、管理栄養士としての基礎的知識である事を理解させる。 学生の学習成果: 基礎生物学で得た知識を用いてさらに専門的な教科の基礎固めとし、より専門的な教 科の知識に発展させる事が出来る能力および学習が出来る様になること。また臓器の存 在部位がすぐにでも指し示すことができるようになること。 授 業 の 進 め 方 (講義) 解剖 生 理 学 、臨 床 栄 養 学 に 関 連 し て ま と めた 解 剖 図 の プ リ ン トを 用 い る 。プ リ ン ト の 内 容 で は 不十 分 の 部 分 は 黒 板 に 解 剖 図 お よ び そ の 説 明 を 書き さ ら に 詳 し く 説 明 を 行 い 学 生の 理 解 を 助 け る 。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 授 業 開 始 時 に 復習 内 容 に つ い て の 確 認 を 行 う 。 次 の 授 業 の 内 容の プ リ ン ト を 配 布 し , 予 習 を さ せる 。 プリント 体を構成している各組織(臓器)の位置の把握および名称とその器官の基本的な働 き に つ い て 理 解 がで き て い る こ と 。 学 習 成 果 は 期 末 にお け る 試 験 点 数(95 点 )に 受 講 態 度( 最 大 で 5 点 )を 加 味 した 上 で評価する。また受講中の態度(授業を聴かない等の態度)も評価の対象とする。再 三 注 意 し て も 止 めな い 時 に は 2 点の 減 点 を 行 う 参考図書等; 解 剖・生 理・栄 養 図 説ヒ ト の か ら だ:中 野 昭 一 編 集( 普 及 版 ) ( 医 歯 薬出 版 株 式 会 社 ) 図 表 で わ か る ピ ンポ イ ン ト 解 剖 学 : 吉 田 優 子 著 ( 医 道 の 日 本 社 ) 人体の絵本: 授業中の私語は特に慎むこと(注意しても私語が止まない時には退室を求める事がある) Ⅰ - 35 授 1 回 2 回 3 回 4 回 業 回 数 別 教 育 内 容 基礎生物学がどのような専門科目と関連があるのか、また総括的に体を構成してい る 組 織 に つ い て 説明 す る 。 ( 細 胞 1 ):植 物 お よ び 動 物 の体 を 構 成 し て い る 細 胞 の 構 造 と 細胞 内 微 小 器 官 の 構 造 に ついて学習する。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 ( 細 胞 2 ): 細 胞内 微 小 器 官 の 構 造 と 働 き に つ い て 学 習 す る 。 体の支持組織 ( 骨 格 系 1 ):骨 の 形に よ る 分 類 と 骨 の 内 部 構 造 。頭 蓋 骨 、脊 椎 を 構 成 して い る 骨 と 上 肢 骨 の 種 類 と そ の連 結 の 仕 方 、 運 動 方 向 に つ い て 学 習 す る 。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 ( 骨 格 系 2 ):骨 盤 を構 成 し て い る 骨 の 種 類 と 下 肢 の 骨 の 種 類 と連 結( 関 節 )方 法 に つ い て 学 習 し 、 足 の運 動 方 向 に つ い て 学 習 す る 。 ( 筋 系 1 ): 筋 の種 類 と そ の 構 造 お よ び 筋 細 胞 の 微 細 構 造 に つ いて 学 習 す る 。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 ( 筋 系 2 ):頭 部 の 筋 、咀嚼 筋 、表 情 筋 等 と 名 付 け ら れ る 筋 の 種類 と そ の 働 き お よ び そ の位置を学習する。また胸部の筋、腹部、下肢の筋と運動に関与する筋の 名称と位置およびその働きについて講義をおこない、筋と骨との関係を学 習する。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 5 回 復習内容の確認 ( 循 環 器 系 ): 胸 腔 内 で の 心 臓 の 位 置 お よ び心 臓 の 構 造 と 肺 循 環と 体 循 環 を 学 習 し 、血 液 の 拍 出 と の 関 連を 学 習 す る 。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 6 回 7 回 復習内容の確認 ( 循 環 器 系 ) :大 動 脈 か ら 末 梢 の 細 動 脈 に 至 る ま で の 経 路 と 血 液 の 帰 路 と な る 静 脈 系 の 主 な も の に つ い て学 習 す る 。ま た 血 球 の 種 類 と そ の 形 態 的 特 徴 につ い て 学習する。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 ( 呼 吸 器 系 ): 呼 吸 器 、口 腔 から 肺 胞 ま で の 形 態 と 構 造 お よ び ガス 交 換 に 関 与 す る 血 管 系 に つ い て 学 習 する 。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 8 回 復習内容の確認 ( 消 化 器 系 1 ):消 化 管 と 呼 ばれ る 部 位 、口 腔 か ら 小 腸 、大 腸 、肛 門 ま で で あ る こ と を 学習する。また消化管を構成している筋、神経について学習し、理解 す る 。( こ こ で は口 腔 か ら 小 腸 ま で を 学 習 す る 。) 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 9 回 復習内容の確認 ( 消 化 器 系 2 ):大 腸 か ら 肛 門ま で の 組 織 学 的 構 造 と 体 内 で の 位置 お よ び 役 割 に つ い て 学習する。また肝臓および膵臓の体内での位置およびその基本的構造 ついて学習する。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 Ⅰ - 36 10 回 11 回 12 回 復習内容の確認 ( 泌 尿 器 系 ):腎 臓 の構 造 つ ま り 尿 の 生 成 部 位( ネ フ ロ ン )お よ び そ の 尿の 輸 送 を す る 尿 管 と の 膀 胱 の 構造 に つ い て 学 習 す る 。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 ( 生 殖 器 系 ): 女性 ・ 男 性 の 生 殖 器 系 の 構 成 と そ れ ぞ れ の 生 殖 器の 働 き を 学 習 す る 。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 ( 内 分 泌 系 ):内 分 泌 器 官 の 体内 で の 位 置 お よ び そ の 器 官 の 外 部形 態 と 分 泌 さ れ る ホ ル モ ン の 種 類 に つ いて 学 習 す る 。 13 回 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 神 経 系 (1): 神 経 組 織 の 構 造 と そ の 働 き に つ い て 学 習 し 、 続 い て 中 枢 神 経 系 ( 大 脳 皮 室 から脊髄)および末梢神経系の始発部位と中枢および末梢神経系の支配領 域 に つ い て 学 習 する 。 14 回 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 復習内容の確認 神 経 系 (2): 自 律 神 経 系 の 種 類 ( 交 感 お よ び 副 交 感 神 経 ) の 支 配 領 域 お よ び そ の 働 き に ついて学習する。また体内の生理活動をする器官は必ず両神経の支配を受 け 、 調 節 さ れ て いる か を 学 習 す る 。 予 習 の た め の プリ ン ト 配 布 15 回 復習内容の確認 感 覚 器 系 : 味 覚 、皮 膚 、 お よ び 視 覚 等 の 感 覚 器 官 の 構 造 と 種 類 につ い て 学 習 す る 。 Ⅰ - 37 平 科目名 成 情報リテラシーⅠ 22 授 業 回数 年 度 15 教 育 単位数 2 計 画 担当教 員 正司 和彦 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): e-mail:[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 法 教育目標 情報化の社会に相応しい栄養の専門家を育成するために、以下の技能を中心とした情報 リ テ ラ シ ー の 定 着を 図 る 。 ・ 文 書 処 理 ソ フ ト Word に よ る 文 書 作 成 や 、 表 計 算 ソ フ ト Excel に よ る デ ー タ の 処 理 ・ グ ラ フ 表 現 が で きる 技 能 ・ メ ー ラ ー と ブ ラウ ザ を 操 作 し て イ ン タ ー ネ ッ ト を 利 用 す る 技 能 学生の学習成果 教育目標に掲げた技能を獲得するとともに、これら技能を活用するために必要なコンピ ュータ・ネットワークの仕組み、ディジタル技術、情報社会の特徴、情報モラルに関する 知識を理解して情報活用の基本を獲得する。また、社会生活や職業生活において必要とな る 自 己 管 理 力 ・ 倫理 観 を 獲 得 す る 。 ( 講 義 、 演 習 、 実験 、 実 技 ) 授 業 ・ 授 業 で は 講 義 とパ ソ コ ン 操 作 に よ る 実 習 と を 行 う の ・ 講 義 で は 、 情 報活 用 に 関 す る 知 識 に つ い て プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン資 料 を 基 に 進 め る 。 進 各 回 に お い て 予 習・ 復 習 や 理 解 度 の 確 認 を 行 う 。 め 方 ・ パ ソ コ ン 操 作 では 、 テ キ ス ト の 例 題 や 問 題 か ら 課 題 を 出 す 。 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 ・ 毎 授 業 回 前 に 「授 業 回 数 別 教 育 内 容 」 に 記 さ れ た 予 習 を 求 め る。 ・毎 授 業 回 に講 義 内 容 の ま と め や 、テ キ ス ト の 見 直 し と 課 題 関 連練 習 問 題 等 を 課 し て 復習を求める。 テ キ ス ト :「30 時 間 で マ ス タ ー Word & Excel 2007」、 実教 出 版 (「 情 報 リ テラ シ ー Ⅱ 」 で も テ キ ス ト と し て 利 用 す る ) 以 下 の 項 目 に つ いて そ の 獲 得 度 合 い を 評 価 す る 。 1 . 情 報 処 理 の 仕組 み や デ ィ ジ タ ル 技 術 の 基 礎 を 理 解 し て い る 。 2 . 情 報 社 会 の 特徴 、 情 報 モ ラ ル の 基 礎 を 理 解 し て い る 。 3 . イ ン タ ー ネ ット の 仕 組 み を 理 解 し 、 電 子 メ ー ル の 送 受 信 と 情報 検 索 が で き る 。 4 . Word の機 能 を 理 解 し て 、 基 本 的 な 文 章 作 成 、 書 式 設 定 、 図表 の 挿 入 が で き る 。 5 . Excel の 機 能 を 理 解 し て 、 基 本 的 な 表 計 算 、 関 数 利 用 、 グ ラフ 作 成 が で き る 。 理 解 度 に つ い て は 5 項 目 に 同 程 度の 比 重 を か け る 。 パ ソ コ ン 操 作能 力 に つ い て は 提 出 課 題 の 数 と 内 容 を 勘案 し て 評 価 す る 。 評 価 の 実 施 は 、 理解 に つ い て の 学 期 末 定 期 試 験 , 予 習 ・ 復 習 の 実施 度 , パ ソ コ ン 操 作 能 力 に つ い て の 課 題提 出 結 果 を 6 0 : 1 5 : 2 5 の 割 合 で 評 価 点 を出 す 。 自 己 管 理 力 ・ 倫 理 観 に つ い て は 受 講態 度 に 問 題 が あ る 旨 の 注 意 1 回 に つ き 2 点 を ,ま た 欠 席 は 1 回 に つ き 2 点 を 評 価 点 か ら 減ず る 。 注 意 事 項 Ⅰ - 38 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリ エン テー ショ ン ・授 業概 要の 説明 ・学 習成 果、 学習 評価 方法 の説 明 Windows の基本操作(起 動・終 了、キー ボ ード・マウ スの 操作、文 字 入 力 )、タ ッチ タイ ピン グ 復 習 : 授 業 概 要 を理 解 す る 。 タ ッ チ タ イ ピ ン グ の 練 習 2 回 講 義 : コ ン ピ ュー タ の 仕 組 み と 情 報 処 理 操 作 : Word 基 礎 ( 文 字 入 力 ) Word の 起 動と 終 了 、 文 字 入 力 、 訂 正 、 削 除 、 記 号 入 力 、 手 書 き入 力 文 書 の 保 存 と 読 み込 み 予 習 : コ ンピ ュ ー タ の 仕 組み を 調 べ る 。 本 時に 実 習 す る テ キ ス ト の部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 文 字 入 力 、 タ ッ チ タ イ ピ ン グの 練 習 3 回 講 義 : 情 報 の デ ィジ タ ル 化 と 情 報 処 理 操 作 : Word 基 礎 ( 文 書 作 成 ) ペ ー ジ 設 定 、 文 の入 力 ・ 複 写 ・ 削 除 ・ 移 動 、 印 刷 プ レ ビ ュ ー と印 刷 予 習 : ア ナ ロ グ とデ ィ ジ タ ル の 違 い を 調 べ る 。 本 時 に 実 習 す る テキ ス ト の 部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト を 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 4 回 講 義 : イ ン タ ー ネッ ト の 仕 組 み 操 作 : イ ン タ ー ネッ ト 利 用 の 基 礎 電 子 メ ー ル の 送 受信 、 添 付 フ ァ イ ル 予 習 : イ ン タ ー ネッ ト 利 用 の 仕 方 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 プ リ ン ト 資 料 の 見 直 し 、 課 題関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る 。 5 回 講 義 : WWW の 仕 組 み と情 報 検 索 操 作 : イ ン タ ー ネッ ト 利 用 の 基 礎 Web の 閲 覧 と 情 報 の 検 索 予 習 : W W W の 多様 な 利 用 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 プ リ ン ト 資 料 の 見 直 し 、 課 題関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る 。 6 回 7 回 8 回 講 義 : 情 報 社 会 の特 徴 1 操 作 : Word 基 礎 ( 編 集 機 能 ) 右 揃 え 、 中 央 揃 え、 書 式 設 定 、 均 等 割 り 付 け 予 習 : 情 報 社 会 の光 の 部 分 に つ い て 調 べ る 。 本 時 に 実 習 す る テ キス ト の 部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 講 義 : 情 報 社 会 の特 徴 2 操 作 : Word 基 礎 ( 表 の 挿 入 ) 表 の 作 成 と 編 集 、課 題 の 提 出 予 習 : 情 報 社 会 の危 険 性 に つ い て 調 べ る 。 本 時 に 実 習 す る テ キ スト の 部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 講 義 : 情 報 化 と 働き 方 の 変 化 操 作 : Word 基 礎 ( 図 の 挿 入 ) 図 の 作 成 、 ク リ ップ ア ー ト ・ ワ ー ド ア ー ト の 活 用 、 課 題 の 提 出 予 習 : 働 き 方 の 多様 性 に つ い て 調 べ る 。 本 時 に 実 習 す る テ キ ス トの 部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 授 業 回 数 別 Ⅰ - 39 教 育 内 容 9 回 講義 :表 計算 の概 念と 機能 操作 :Excel 基礎 (デ ータ 入力 と計 算) Excel の起 動と 終了 、デ ータ 入力 、ワ ー クシ ート の編 集、 セル と番 地、 式、 セル 参照 予 習 : 本 時 に 実 習す る テ キ ス ト の 部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 10 回 講義 :セ ルの 参照 、関 数の 基礎 操作 :Excel 基礎 (合 計・ 平均 の計 算) 合計 SUM 関 数 、平均 AVERAGE 関数 の活 用、 ワー クシ ート の書 式設 定 予 習 : 本 時 に 実 習す る テ キ ス ト の 部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 11 回 講義 :情 報と 倫理 操作 :Excel 基礎 ( グラ フ の 作 成 ) グラフのレイアウトとスタイル、グラフの種類、データ系列、グラフの設定(タイト ル 、 軸 ラ ベ ル 、 目盛 り 、 凡 例 、 デ ー タ ラ ベ ル ) 予 習:情 報 社 会 の ル ー ル と マ ナ ー に つ い て 調べ る 。本時 に 実 習 す る テ キ ス ト の 部 分 に 目 を 通 す。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 12 回 講義 :知 的財 産の 保護 操作 :Excel基礎(関 数 の利 用) 最大 値MAX、 最小 値MIN 、 順 位 づ けRANK、数値 の個 数COUNT、四捨五 入ROUND 予 習 : 知 的 財 産 につ い て 調 べ る 。 本 時 に 実 習 す る テ キ ス ト の 部 分に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義内 容 の 要 点 整 理と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 13 回 14 回 15 回 講義 : 情報 漏 洩 と 個 人 情 報 の 保 護 操作 :Excel 基礎 (判 定) IF 関数で 条件 によ り処 理を 選択 する 、 比較 演算 子 予 習 : 個 人 情 報 につ い て 調 べ る 。 本 時 に 実 習 す る テ キ ス ト の 部 分に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 講 義 :IF 関 数 の 利 用 操作 : Excel 基 礎 IF 関数の 利用 とネ スト 予 習 : 本 時 に 実 習す る テ キ ス ト の 部 分 に 目 を 通 す 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 テ キ ス ト の 見 直 し 、 課 題 関 連練 習 問 題 で 復 習 す る 。 講義 :全 講義 内容 のま とめ 操作 : Word と Excel の連 携 予習 :こ れま での 講義 資料 を整 理し 目を 通す 。 復 習 : 全 講 義 内 容の 復 讐 Ⅰ - 40 平 科目名 成 情報リテラシーⅡ 22 年 度 授 業 回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教 員 正司 和彦 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): e-mail:[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標 情 報 化 の 社 会 に 相応 し い 栄 養 の 専 門 家 を 育 成 す る た め に 、以 下の 技 能 を 中 心 と し た 情 報 リ テ ラ シ ー の 定 着を 図 る 。 ・文 書 処 理 ソ フ ト Word、表 計 算 ソ フ ト Excel を 用 い た 実 用 的 な 文書 作 成 や デ ー タ 分 析・ 表 現 が で き る 応 用的 技 能 ・ プ レ ゼ ン テ ー ショ ン ソ フ ト を 用 い た 表 現 と プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン資 料 作 成 技 能 学生の学習成果 教 育 目 標 に 掲 げ た技 能 を 獲 得 す る と と も に 、情 報 シ ス テ ム や 情 報セ キ ュ リ テ ィ 対 策 に 関 す る 知 識 を 理 解 して 、社 会 や 企 業 活 動 に お いて 情 報 活 用 に よ る 問題 解 決 や 自 己 表 現 が で き る 力 を 獲 得 す る。ま た 、社 会 人 と し て 責 任 を 果 た す た め の 自 己 管理 力・倫 理 観 を 獲 得 す る 。 ( 講 義 、 演 習 、 実験 、 実 技 ) 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 ・ 授 業 で は 講 義 とパ ソ コ ン 操 作 に よ る 実 習 を 行 う ・ 講 義 は 、 情 報 活用 や 情 報 処 理 の 知 識 に つ い て 講 義 資 料 と プ レ ゼン テ ー シ ョ ン 資 料 を 基 に 進 め る 。 各回 に お い て 予 習 ・ 復 習 や 理 解 度 を 確 認 す る 。 ・パソコン操作では、テキストや配付資料の中から課題を出して電子メールの添付 フ ァ イ ル に よ る 提出 を 求 め る 。 予 習 ・ 復 習 テ ト キ ス 学 習 評 価 の 方 法 ・ 授 業 は 講 義 と 操作 を 並 行 し て 進 め る 。 ・ 毎 授 業 回 前 に 「授 業 回 数 別 教 育 内 容 」 に 記 さ れ た 予 習 を 求 め る。 ・ 毎 授 業 回 に 講 義内 容 の ま と め や 、 テ キ ス ト の 見 直 し や 課 題 関 連練 習 問 題 等 を 課 し て復習を求める。 「30 時 間 で マス タ ー Word & Excel 2007」、 実 教 出 版 前 期 「 情 報 リ テ ラシ ー Ⅰ 」 の テ キ ス ト 以 下 の 項 目 に つ いて そ の 獲 得 具 合 を 評 価 す る 。 1 . Word の応 用 機 能 を 理 解 し 、 ビ ジ ネ ス 文 書 や お 知 ら せ 文 書 など が 作 成 で き る 。 2 . Excel の 関 数 機 能 を 理 解 し 、 デ ー タ 処 理 や 分 析 が で き る 。 3 . プ レ ゼ ン テ ーシ ョ ン の 基 本 を 理 解 し 、PowerPoint を 使 っ て 効 果 的 なス ラ イ ド が 作 成 できる。 4 . 情 報 シ ス テ ムや 情 報 の 共 有 と 検 索 方 法 に つ い て 理 解 し て い る。 5 . 情報 セ キ ュ リ テ ィと そ の 対 策 に つい て 理 解 し て い る。 理 解 度 に つ い て は 5 項 目 に 同 程 度の 比 重 を か け る 。パ ソ コ ン 操 作 能 力 に つ い て は 提出 課 題 の 数 と 内 容 を 勘案 し て 評 価 す る 。 評 価 の 実 施 は 、理 解 に つ い て の 学 期 末 定 期 試 験 ,予 習・復 習の 実 施 度 ,パ ソ コ ン 操 作 能 力 に つ い て の 課 題 提出 結 果 を 6 0:1 5:2 5 の 割 合 で 評 価 点 を 出す 。自 己 管 理 力・倫 理 観 に つ い て は 受 講 態度 に 問 題 が あ る 旨 の 注 意 1 回 に つ き 2 点 を,ま た 欠 席 は 1 回 に つ き 2 点 を 評 価 点 か ら 減 ずる 。 注 意 事 項 Ⅰ - 41 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オ リ エ ン テ ー シ ョン ・授 業概 要の 説明 ・成 績評 価の 方法 につ いて 操 作 : 前 期 「 情 報リ テ ラ シ ー Ⅰ 」 で 学 ん だ Word の 文 書 作 成 機 能 に 関 す る総 合 課 題 予 習 : 前 期 「 情 報リ テ ラ シ ー Ⅰ 」 で 学 ん だ Word の 文 書 作 成 機 能 の 整 理 復 習 : 総 合 課 題 に関 連 し た 練 習 問 題 を 行 う 。 講 義 : 情 報 シ ス テム 操 作 :Word基 礎 拡 張 書 式 設 定 、 ドロ ッ プ キ ャ ッ プ 、 箇 条 書 き 、 段 組 、 ペ ー ジ 罫線 予 習 : 情 報 シ ス テム に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 講 義 : 情 報 シ ス テム と コ ン ピ ュ ー タ 操 作 :Word応 用 (1 ) 表 の 作 成 と 編集 予 習 : 情 報 シ ス テム の 分 類 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 講義:情報の共有 操 作 :Word応 用 (2 ) 図 形 描 画 ツ ー ル の活 用 地 図 の 作 成 、 テ キ ス ト ボ ッ ク ス の 活 用 など 予 習 : 効 率 的 な 情報 共 有 に ど ん な も の が あ る か 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 講義:情報検索 操 作 :Word応 用 (3 ) ビ ジ ネ ス 文 書 の 基 礎 と 定 型 文 書 の 作 成 予 習 : 情 報 検 索 の方 法 に ど ん な も の が あ る か 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 Wordの 総 合 課 題 案内文書の作成 予習:どのような文書作成機能があり文書作成のどの段階でその機能を使うかを整理す る。 復 習 : 総 合 課 題 に類 似 し た 演 習 問 題 を 行 う 。 「 情 報リ テ ラ シ ー Ⅰ 」 Excel 学 習 の 復 習 7 回 8 回 操 作 : 前期 「 情 報 リ テ ラシ ー Ⅰ 」 で 学 んだExcelの 機 能に 関 す る 総 合 課題 予 習 : 前 期 「 情 報リ テ ラ シ ー Ⅰ 」 で 学 ん だ Excel の 機 能 を 整理 す る 。 復 習 :総 合 課 題 に 関 連し た 練 習 問 題 を行 う 。 講 義 : 式 と セ ル の参 照 操 作 : Excel 基 礎 ( 2 ) 関 数 の 利 用 ( デ ー タ の カ ウ ン ト 、 デ ー タの 四 捨 五 入 、 順 序 づ け ) 予 習 : セ ル 参 照 とそ の 意 義 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 Ⅰ - 42 授 9 回 10 回 業 回 数 別 教 育 内 容 講 義 : IF 関 数 と 論 理 操 作 :Excel基 礎( 3 )IF関 数 の 利 用 と 条 件 関 数 (COUNTIF、SUMIF、AVERAGEIF) 予 習 : I F 関 数 の条 件 で 使 う 論 理 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る 。 講 義 : 情 報 セ キ ュリ テ ィ 操 作 :Excel応 用 ( 1) 表 の デ ー タ 検 索 列 の 検 索 (VLOOKUP)、 行 の 検 索 (HLOOKUP) 予 習 : 情 報 シ ス テム に は ど の よ う な 危 険 が あ る か を 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 11 回 講 義 : ウ ィル ス 被 害 と その 対 策 操 作 :Excel応 用( 2 ) デ ー タ ベ ー ス機 能 、 デ ー タ の 並べ 替 え と 検 索 予 習 : コ ン ピ ュ ータ ウ ィ ル ス に よ る 被 害 に ど ん な も の が あ る か 調べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 12 回 講 義 : 情 報 セ キ ュリ テ ィ 対 策 操 作 :Excel応 用( 3 ) デ ー タ 分 析 、 ピ ボ ッ ト テ ー ブ ル 、 ゴ ー ル シー ク 予 習 : 個 人 レ ベ ルで の 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 対 策 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講義 内 容 の 要 点 整 理 と 理 解 。 課題 関 連 練 習 問 題で 復 習 す る 。 13 回 14 回 15 回 講 義 : プ レ ゼ ン テー シ ョ ン の 構 成 に つ い て 操 作 : プ レ ゼ ン テー シ ョ ン の 作 成 ( 1 )PowerPoint の 利 用 PowerPointの 起 動と 終 了 、 タ イ ト ル ス ラ イ ド の 作 成 、 ス ラ イ ド の追 加 文 字 修 飾 と ワ ー ドア ー ト 予 習 : プ レ ゼ ン テー シ ョ ン を 行 う 情 報 機 器 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 講 義 : 効 果 的 な プレ ゼ ン テ ー シ ョ ン の 方 法 操 作 : プ レ ゼ ン テー シ ョ ン の 作 成 ( 2 ) さ ま ざ ま な 効 果 表 現 図 ・ 表 ・ グ ラ フ の挿 入 、 ア ニ メ ー シ ョ ン 予 習 : 効 果 的 な プレ ゼ ン テ ー シ ョ ン の 方 法 に つ い て 調 べ る 。 復 習 : 講 義 内 容 の要 点 整 理 と 理 解 。 課 題 関 連 練 習 問 題 で 復 習 す る。 全講 義内 容に つい て要 点を まと める 。 予習 :こ れま での 講義 資料 を整 理し 目を 通す 。 復習 :全 講義 内容 の復 習 Ⅰ - 43 平 科目名 英語I 成 22 年 授 業 回数 度 15 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 法 単位数 育 2 計 画 担当教 員 研 究 室: M509, 濵田 佐保子 e-mail: [email protected] 教 育 目 標:英 語 を 実 用 的 に 運 用す る 際 に 最 低 限 必 要 な 英 文 法 を 基礎 か ら 学 ぶ 。特 に 英 文 の 基 本 構 造 の 理 解 に重 点 を 置 き 、英 文 を 正 し く 解 釈 、構 築 で き る よ う に な る の が 目 標で あ る。 ま た 、学 生 同 士 の コ ミ ュ ニ ケー シ ョ ン 活 動 を 通 し て 、コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能力 を 養 う こ とを目指す。 学 生 の 学 習 成 果:基 本 的 な 英 文法 が 身 に つ き 、中 程 度 の 難 易 度 の英 文 の 基 本 構 造 が 正 し く 理 解 で き、簡 単 な 英 文 を 作 る こ と が で き る。ま た 、ペ ア ワ ー ク や グ ル ー プ ワ ー ク を 通 じ て 、適 切 な 自 己 表 現 を 行 い 、円 滑 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 通 し て問 題 を 解 決 し 、課 題 を こ な す こ と が で きる 。 授 業 の 進 め 方 育 方 教 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) ・ ト ピ ッ ク に つ いて 導 入 を 行 う 。 ・ 音 声 を 聞 い て 、あ ら す じ を 把 握 す る 。 ・ 発 音 、 イ ン ト ネー シ ョ ン 、 強 弱 、 リ ズ ム に 留 意 し な が ら 、 読 む練 習 を す る 。 ・ 和 訳 を 発 表 し ても ら う 。 ・ 構 文 ・ 文 法 と 共に 、 和 訳 に つ い て 解 説 す る 。 ・ 語 彙 、 内 容 理 解、 文 法 に つ い て の 練 習 問 題 を 行 う 。 ・ 語 彙 の 復 習 を 行う 。 ・ ト ピ ッ ク に 関 連し た 題 材 に つ い て の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 動 を行 う 。 毎 回 の 授 業 に 対 して 、 予 習 ・ 復 習 が 義 務 付 け ら れ る 。 英 語 学 習 で は 、 予習 と し て 自 ら 和 訳 を 試 み 、 練 習 問 題 を 解 い て みる こ と が 力 と な り 、 復 習 と し て 反 復 練習 が 欠 か せ な い 。 ・ ジ ョ ー ジ・ト ラ ス コ ッ ト 、木村 博 是 、菟 原 美 和 、窪田 光 男 、三 原 京:2009, Eye on America and Japan , 南 雲 堂 ・ プリント教材 学 習 評 価 の 方 法 ・ 中 間 テ ス ト :45 点(100 点 満 点 0.45) ・ 定 期 テ ス ト :45 点 (100 点 満 点 0.45) ・ そ の 他 :10 点 (予 習 、 授 業 で の 取 り 組 み な ど ) ・ 欠 席 は 1 回 に つき 1 点 、 遅 刻 は 1 回 に つ き 0.5 点 減 点 ・ 忘 れ 物 は 、1 回に つ き 0.5 点 減 点 評 価 は 上 記 を 合 計し て 小 数 点 以 下 を 四 捨 五 入 す る 。 注 意 事 項 ・ 理 解 で き な い 文法 項 目 に つ い て は 、 各 自 持 っ て い る 文 法 書 で 学習 す る こ と 。 ・ 辞 書 を 活 用 す る習 慣 を 身 に つ け る こ と 。 Ⅰ - 44 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オ リ エ ン テ ー シ ョン ・ 授 業 の 目 標 、進 め 方 、 単 位 認 定 方 法 ・ 英 語 の 学 習 方法 Lesson 1 2 回 Physical Education (体 育 の あ と は シ ャ ワ ー で す っき り) 過 去 の 習 慣 を 表 す would と used to <p.9 Composition は 学習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 2 3 回 Sports Clubs (あ れ も こ れ も 、 い ろ い ろ や り た い) become/ get/ grow 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 3 4 回 Cultural Differences (い い と こ ろ も あ れ ば 、 悪 いと こ ろ も) help + 原型 不 定 詞 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 4 5 回 Haircuts (至れ り 尽 く せ り で リ ラ ッ ク ス) 分 詞 形容 詞 <p.18 Composition は 学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 5 6 回 Music (レン タ ル CD は お 買 い 得) every と all 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 6 7 回 Money (高額 の 現 金 を 持 ち 歩 く の は ド キ ド キ) be 動詞 の 補 語 に な る 原 形 不 定 詞 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 8 回 中間試験 範 囲 : 第 7 回 目ま で に 学 習 し た こ と 。 プ リ ン ト も 入 る 。 学 習 の ポ イ ン ト: 間 違 え た 問 題 を 重 点 的 に 復 習 す る 。 語 彙 を 強化 す る 。 Lesson 7 9 回 Safety (夜に 出 歩 い て も 、 財 布 を 失 く し て も 安 心 ?) 場 所 の副 詞 節 を 導 く 接 続 詞 の where 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Ⅰ - 45 Lesson 8 10 回 Life Expectancy (日本 人 の 長 寿 の 秘 訣 は ?) the + 形 容 詞 <p.30 Composition は 学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 9 11 回 The Metric System (メー ト ル 法 は 合 理 的 な の に) too と not either 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 :和 訳 、 練 習 問 題に お い て 間 違 えた 部 分 を 中 心 に 復習 す る 。 語 彙 を暗 記 す る 。 Lesson 10 12 回 Police (交 番 制 度 の 弊 害 ) 集 合名 詞 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 11 13 回 Seasons (変化 に 富 ん だ 日 本 の 四 季) nor 「∼ も ま た で な い 」 <p.36 Composition は学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 12 14 回 TV Sports (い ま ひ と つ 熱 狂 的 で な い ス ポ ー ツ フ ァン ) 付 帯状 況 を 表 す with <p.42 Composition は 学 習し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 15 回 プリント教材 復 習 : 定 期 試 験 に備 え て 、 間 違 え た 個 所 、 語 彙 の 強 化 を 中 心 に 十分 に 学 習 す る 。 ( 定 期 試 験 の 範 囲は 第 9 回 目 か ら 第 14 回 目 ま で に 学 習 し た こ と。 プ リ ン ト も 入 る 。) Ⅰ - 46 平 科目名 英語Ⅱ 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 担当教 員 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 研 究 室: M509, 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 濵田 佐保子 e-mail: [email protected] 教 育 目 標 : 英 語 を実 用 的 に 運 用 す る 際 に 最 低 限 必 要 な 英 文 法 を 基礎 か ら 学 ぶ 。 特 に 英 文 の 基 本 構 造 の 理 解に 重 点 を 置 き 、 英 文 を 正 し く 解 釈 、 構 築 で き るよ う に な る の が 目 標 である。 ま た 、 学 生 同 士の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 動 を 通 し て 、 コ ミ ュ ニケ ー シ ョ ン 能 力 を 養 う ことを目指す。 学 生 の 学 習 成 果 :基 本 的 な 英 文 法 が 身 に つ き 、 中 程 度 の 難 易 度 の英 文 の 基 本 構 造 が 正 し く 理 解 で き 、 簡 単な 英 文 を 作 る こ と が で き る 。 ま た 、 ペ ア ワ ー クや グ ル ー プ ワ ー ク を 通 じ て 、 適 切 な 自己 表 現 を 行 い 、 円 滑 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 通し て 問 題 を 解 決 し 、 課 題 を こ な す こ とが で き る 。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 画 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 講 義 ・ 演 習 ・ 実 験・ 実 習 ・ 実 技 ) ・ ト ピ ッ ク に つ いて 導 入 を 行 う 。 ・ 音 声 を 聞 い て 、あ ら す じ を 把 握 す る 。 ・ 発 音 、 イ ン ト ネー シ ョ ン 、 強 弱 、 リ ズ ム に 留 意 し な が ら 、 読 む練 習 を す る 。 ・ 和 訳 を 発 表 し ても ら う 。 ・ 構 文 ・ 文 法 と 共に 、 和 訳 に つ い て 解 説 す る 。 ・ 語 彙 、 内 容 理 解、 文 法 に つ い て の 練 習 問 題 を 行 う 。 ・ 語 彙 の 復 習 を 行う 。 ・ ト ピ ッ ク に 関 連し た 題 材 に つ い て の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 動 を行 う 。 毎 回 の 授 業 に 対 して 、 予 習 ・ 復 習 が 義 務 付 け ら れ る 。 英 語 学 習 で は、予 習 と し て 自 ら 和 訳 を試 み 、練 習 問 題 を 解 い て みる こ と が 力 と な り 、 復 習 と し て 反 復 練習 が 欠 か せ な い 。 ・ ジ ョ ー ジ ・ ト ラ スコ ッ ト 、 木 村 博 是 、 菟 原 美 和 、 窪 田 光 男 、 三 原京 :2009, Eye on America and Japan , 南 雲 堂 ・ プリント教材 学 習 評 価 の 方 法 ・ 中 間 テ ス ト :45 点(100 点 満 点 0.45) ・ 定 期 テ ス ト :45 点 (100 点 満 点 0.45) ・ そ の 他 :10 点 (予 習 、 授 業 で の 取 り 組 み な ど ) ・ 欠 席 は 1 回 に つき 1 点 、 遅 刻 は 1 回 に つ き 0.5 点 減 点 ・ 忘 れ 物 は 、1 回に つ き 0.5 点 減 点 評 価 は 上 記 を 合 計し て 小 数 点 以 下 を 四 捨 五 入 す る 。 注 意 事 項 ・ 理 解 で き な い 文法 項 目 に つ い て は 、 各 自 持 っ て い る 文 法 書 で 学習 す る こ と 。 ・ 辞 書 を 活 用 す る習 慣 を 身 に つ け る こ と 。 Ⅰ - 47 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オ リ エ ン テ ー シ ョン ・ 授 業 の 目 標 、進 め 方 、 単 位 認 定 方 法 ・ 英 語 の 学 習 方法 Lesson 13 2 回 Business ( 終 身 雇 用 の メ リ ッ ト ) 同族目的語 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 14 3 回 Jobs (無 意 味 と 思 え る 仕 事 が 失 業 率 低 下 に 貢 献 ? ) what を 使 っ た 慣 用 的 な 表 現 < p.48 Composition は学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 15 4 回 NHK vs. PBS (NHK は 受 信 料 に 頼 ら な い 資 金 集 め を) 名 詞節 を 導 く that <p.51 Composition は 学 習 しな い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 16 5 回 Marriage Ceremonies (結 婚 祝 い は や っ ぱ り 現 金 が一 番 ? ) 目 的語 の 位 置 <p.54 Composition は 学 習 し な い> 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 17 6 回 American Culture (文化 の 輸 入 は 一 方 通 行) however の位 置 <p.57 Composition は 学 習 し ない > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 18 7 回 International Marriage (交 際 結 婚 と 夫 婦 の 役 割 ) 譲 歩を 表 す even if と even though <p.60 Composition は 学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 8 回 中間試験 範 囲 : 第 7 回 目ま で に 学 習 し た こ と 。 プ リ ン ト も 入 る 。 学 習 の ポ イ ン ト: 間 違 え た 問 題 を 重 点 的 に 復 習 す る 。 語 彙 を 強化 す る 。 Ⅰ - 48 Lesson 19 9 回 Apartments ( ア メ リ カ の ア パ ー ト に は 付 属 品 が いろ い ろ ) 先 行詞 を 兼 ね た 関 係 代 名 詞 <p.63 Composition は学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 10 回 20 Technology (イ ン タ ー ネ ッ ト は 故 郷 と の 架 け 橋 ) 「 だと 思 う 」 の find 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 21 11 回 School Rules (規 則 で し ば っ て 勉 強 に 集 中 で き る ?) 「 ∼ すれ ば す る ほ ど 、 ま す ま す 」 の 構 文 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 :和 訳 、 練 習 問 題に お い て 間 違 えた 部 分 を 中 心 に 復習 す る 。 語 彙 を暗 記 す る 。 Lesson 22 12 回 Drinking (未成 年 の 飲 酒 を 厳 し く 取 り 締 ま ろ う !) 条 件と 仮 定 <p.72 Composition は 学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 23 13 回 Entertaining (家そ れ と も 居 酒 屋 で 飲 み 会 ?) 動 詞の 目 的 語 は 不 定 詞 か 動 名 詞 か <p.75 Composition は 学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 Lesson 24 14 回 Choice (ぴ っ た り の も の を 選 び た い !) far と well <p.78 Composition は 学 習 し な い > 予 習 : 辞 書 を 使 用し て わ か ら な い 単 語 を 調 べ 、 本 文 を 和 訳 す る 。ど の 部 分 が 理 解 で き な い か を 明 ら か に して お く 。 練 習 問 題 を 解 い て お く 。 復 習 : 和 訳 、 練 習問 題 に お い て 間 違 え た 部 分 を 中 心 に 復 習 す る 。語 彙 を 暗 記 す る 。 15 回 プリント教材 復 習 : 定 期 試 験 に備 え て 、 間 違 え た 個 所 、 語 彙 の 強 化 を 中 心 に 十分 に 学 習 す る 。 ( 定 期 試 験 の 範 囲は 第 9 回 目 か ら 第 14 回 目 ま で に 学 習 し た こ と。 プ リ ン ト も 入 る 。) Ⅰ - 49 平 科目名 中国語Ⅰ 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 育 計 単位数 2 担当教 員 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 劉 迎 [email protected] 教育目標: ○ 中 国 語 や 中 国 文化 の 知 識 を 備 え 、 国 際 社 会 で 活 躍 で き る 人 間 性豊 か な 人 材 の 育 成 。 学生の学習成果: ○ 中 国 語 の 基 本 を習 得 す る と と も に 、 中 国 の 文 化 や 生 活 習 慣 、 思考 様 式 へ の 理 解 を 深 め る こ と に よ っ て 、コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の 初 歩 的 育 成 を 目 指 し、 中 国 語 で の 簡 単 な 会 話 や 文 章 が 理 解 でき る 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) ○ 中 国 語 の 発 音 を集 中 的 に ひ と 通 り 学 ぶ 。 ○ 基 本 的 文 法 を 簡潔 に 説 明 し 、 完 全 に マ ス タ ー す る 。 ○ 豊 富 な 練 習 問 題を 通 し て 、 表 現 力 を 身 に つ け る 。 ○ 「 聞 く 」「 話 す」 訓 練 を 重 点 的 に 行 い 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能力 を ア ッ プ す る 。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ○ 『 論 語 』 学 而 篇に 「 學 び て 時 に 之 を 習 う 、 亦 説 ( よ ろ こ ) ば しか ら ず や 」 と あ る よ う に 、 毎 回 必 ず予 習 ・ 復 習 を し っ か り こ な す よ う に す る こ と と、 何 事 に も 反 復 し て 学 習 す る こ と が重 要 だ 。 ○ テ キ ス ト『 1 冊 め の 中 国 語 水 社 、 2 0 0 8 年版 ) 会話クラス』 ( 劉 頴・喜 多 山幸 子・松 田 か の 子 著 、白 達成基準: ○ 発 音 や 基 本 文 法を 習 得 す る 。 ○ 簡 単 な 会 話 が でき る 。 評価方法: ○ 成 績 に つ い て は、 期 末 試 験 1 0 0 % 。 ○ な お 、 欠 席 す ると 1 回 4 点 を 減 点 す る 。 参考図書等 ○ 『 坪 田 譲 治 童 話』【 中 国 語 版 】( 劉 迎 訳 、 中 国 陝 西 師 範 大 学 出 版社 、 2 0 0 3 年 版 ) Ⅰ - 50 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ○中国語にかかわる歴史的・文化的背景を概説した上で、中国語と日本語との違いにつ いて説明する。 ○ 中 国 語 発 音 の 基本 ( ピ ン イ ン ・ 音 節 ・ 簡 体 字 な ど ) ○ 発 音 ‐ 母 音 ① (単 母 音 ) 2 回 ○ 発 音 ‐ 声 調 ( 四声 ・ 軽 声 ) 母 音 ② ( 重 母 音)・ 子 音 ① 発音練習 3 回 ○発音‐子音② 母 音 ③ ( 鼻 母 音)、 声 調 の 変 化 発音練習 4 回 ○ 発 音 ‐ 「 儿 」 化 音 、 発 音 の まと め 発音練習 ○ 知 っ て 便 利 な 呼び 方 5 回 ○ 知 っ て 便 利 な こと ば ○ 中 国 語 文 法 の 基本 ( 語 彙 ・ 語 順 な ど ) 文 の 構 成 お よ び 表現 6 回 ○第1課 楊 麗 さ ん で す か 人 称 代 名 詞 、 動詞 「 是 」 副 詞 「 不 」、 助 詞 「 吗 」 7 回 ○ 本 文 、 ト レ ー ニン グ 1、 リ ス リ ン グ 1 ○第2課 荷 物 は 多 い で す か 指示代名詞① 8 回 ○形容詞述語文 疑 問 詞 「 怎 么 样 」、 助 詞 「 的 」 本 文 、 ト レ ー ニ ング 2 、 リ ス リ ン グ 2 9 回 ○第3課 明 日 は ど こ へ 行 き ま す か 指示代名詞②、時を表すことば① 動詞述語文 Ⅰ - 51 10 回 ○省略疑問文「呢 」 本 文 、 ト レ ー ニ ング 3 、 リ ス リ ン グ 3 ○第4課 ケ ー キ を 食 べ た い で す か 願望助動詞「想 」 11 回 ○ 選 択 疑 問 文 「 还 是 」、 副 詞 「 也 」 動 詞 の 重 ね 型 、 助詞 「 吧 」 本 文 、 ト レ ー ニ ング 4 、 リ ス リ ン グ 4 12 回 ○第5課 こ れ は い く ら で す か 数 詞 、 量 詞 、 反復 疑 問 文 、 人 民 元 の 数 え 方 本 文 、 ト レ ー ニ ング 5 、 リ ス リ ン グ 5 13 回 ○第6課 電 子 辞 書 を 持 っ て い ま す か 動 詞 「 有 」・「 在 」、 前 置 詞 「 离 」 方位詞 14 回 ○ 本 文 、 ト レ ー ニン グ 6 、 リ ス リ ン グ 6 ○第7課 京 劇 の チ ケ ッ ト を 買 い ま し た 連 動 文 、「 什 么 」 + 名 詞 、 完 了 の 「 了 」 15 回 ○ 疑 問 詞 「 怎 么 」、 時 を 表 す こ と ば ② 本 文 、 ト レ ー ニ ング 7 、 リ ス リ ン グ 7 ○文法のまとめ Ⅰ - 52 平 科目名 中国語Ⅱ 成 22 年 度 授 業 回数 15 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教 育 単位数 計 2 画 担当教 員 劉 迎 [email protected] 教育目標: ○ 中 国 語 や 中 国 文化 の 知 識 を 備 え 、国 際 社 会 で 活 躍 で き る 人 間 性豊 か な 人 材 の 育 成 。 学生の学習成果: ○ 前 期 で 習 得 し た基 本 知 識 を も と に 、 中 国 語 の や や 高 度 的 な 表 現や 読 解 力 が 身 に つ き 、 さ ら な る コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の レ ベ ル ア ッ プ が 図 れ る よう に な る 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) ○ 前 期 で 学 習 し た内 容 を 繰 り 返 し 復 習 し な が ら 、 新 し い も の を 少し ず つ 学 ん で いく。 ○ 基 本 的 な こ と に対 応 で き る よ う に 、 実 用 的 な 表 現 を 極 力 取 り 入れ る 。 ○ 「 読 む 」 こ と と「 書 く 」 こ と の 実 践 的 な 技 能 の 訓 練 に 力 を 注 ぐ。 育 方 法 予 ○ 『 論 語 』 学 而 篇に 「 學 び て 時 に 之 を 習 う 、 亦 説 ( よ ろ こ ) ば しか ら ず や 」 と 習 あ る よ う に 、 毎 回必 ず 予 習 ・ 復 習 を し っ か り こ な す よ う に す る こと と 、 何 事 に 習 ・ 復 も 反 復 し て 学 習 する こ と が 重 要 だ 。 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ○ テ キ ス ト『 1 冊 め の 中 国 語 白 水 社 、 2 0 0 8年 版 ) 会話 ク ラ ス 』 ( 劉 頴・喜 多 山 幸 子・松 田 か の 子 著 、 達成基準: ○ 中 国 語 で の コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン の 能 力 を 身 に つ け る 。 ○ さ ま ざ ま な 中 国語 の 基 本 文 を 理 解 す る 。 評価方法: ○ 成 績 に つ い て は、 期 末 試 験 1 0 0 % 。 ○ な お 、 欠 席 す ると 1 回 4 点 を 減 点 す る 。 参考図書等 ○『 坪 田 譲 治童 話 』【 中 国 語 版 】( 劉 迎 訳、中 国 陝 西 師 範 大 学 出 版社、2 0 0 3 年 版 ) Ⅰ - 53 授 業 回 数 別 教 1 回 ○第8課 フ ァ ー ス ト フ ー ド 店 が あ り ま す か 変 化 を 表 わ す 「 了 」、 動 詞 「 有 」( 存 在 ) 前置詞「在 」 2 回 ○ 本 文 、 ト レ ー ニン グ 8 、 リ ス ニ ン グ 8 ○第9課 中 国 の 歌 が 歌 え ま す か 助 動 詞 「 可 以 」「 会 」 3 回 ○ 助 動 詞 「 能 」、 動 詞 「 喜 欢 」 前置詞「给 」 本 文 、 ト レ ー ニン グ 9 、 リ ス ニ ン グ 9 4 回 ○第10課 長 城 に 行 っ た こ と が あ り ま す か 時 刻 の 言 い 方 、経 験 を 表 わ す 「 过 」 5 回 ○ 動 作 の 回 数 を 表わ す 言 い 方 方向補語 本 文 、 ト レ ー ニン グ 1 0 6 回 ○リスニング10 ○第11課 お 腹 を こ わ し ま し た 主 述 語 文 、 副 詞「 有 点 儿 」 7 回 ○ 「 是 ∼ 的 」、 比 較 の 表 現 本 文 、 ト レ ー ニン グ 1 1 リスニング11 8 回 ○第12課 ど の く ら い の 時 間 が か か り ま す か 結果補語 起 点 / 終 点 を 表 わす 「 从 ∼ 到 」 9 回 ○ 2 つ の 目 的 語 を持 つ 動 詞 時 間 の 長 さ の 言い 方 本 文 、 ト レ ー ニン グ 1 2 Ⅰ - 54 育 内 容 10 回 ○リスニング12 ○第13課 ト イ レ が 故 障 し ま し た 「 是 」 の 省 略 、 疑 問 詞 「 几 」「 多 少 」 11 回 ○ 使 役 動 詞 「 让 」「 叫 」 番 号 の 言 い 方 、 曜日 の 言 い 方 本文 12 回 ○ ト レ ー ニ ン グ 13 、 リ ス ニ ン グ 1 3 ○第14課 中 国 語 が 上 手 で す ね 様態補語 13 回 ○ 動 作 の 進 行 を 表わ す 言 い 方 本 文 、 ト レ ー ニ ング 1 4 リスニング14 14 回 ○第15課 い よ い よ 帰 国 で す 「 就 要 ∼ 了 」、 主 述 構 造 の 目 的 語 名 詞 を 修 飾 す る語 15 回 ○前置詞「为 」 本 文 、 ト レ ー ニ ング 1 5 、 リ ス ニ ン グ 1 5 ○文法のまとめ Ⅰ - 55 平 科目名 フランス語 Ⅰ 成 22 年 度 授 業 回数 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 中島 和美 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 初 歩 的 な フ ラ ン ス語 の 発 音 や 文 法 を 学 び な が ら 、平 易 な 日 常会 話 の 練 習 を 通 し て 、 フ ラ ン ス 語 コ ミ ュニ ケ ー シ ョ ン ス キ ル を 身 に つ け る 。 さ ら に 、 フラ ン ス や フ ラ ン ス 語 圏 の 文 化 に 関 する 基 本 的 な 知 識 を 身 に つ け る こ と で 、 多 文 化 ・異 文 化 に 対 す る 理 解を深める。 学生の学習成果: フ ラ ン ス 語 の ABC( ア ー ・ ベー ・ セ ー )、 挨 拶 の Bonjour( ボ ン ジ ュ ー ル )か ら は じ め て 、 最 終 的 には 簡 単 な フ ラ ン ス 語 を 使 っ て 、 自 己 紹 介 が で きる よ う に す る 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 毎 回 、 前 回 の 復習 し た う え で 、2~3 回 で 一 つ 課 を 終 え る ペ ー スで 授 業 を 進 め ていく。 と り わ け 初 学 者 には 難 し い と さ れ る フ ラ ン ス 語 の 読 み や 発 音 の 習得 の た め に 、 口 頭 練 習 を 取 り 入れ て 何 度 も 反 復 練 習 す る こ と で 、 無 理 な く フ ラン ス 語 の リ ズ ム や イ ン ト ネ ー ショ ン に 慣 れ て い く 。ま た 、シ ャ ン ソ ン や 視 聴 覚教 材 を 通 じ て 、 フ ラ ン ス 語 や フ ラン ス 人 の 習 慣 、 フ ラ ン ス 文 化 な ど を 随 時 紹 介 して い く 予 定 で ある。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予 習 ・ 復 習 各 課 の 基 本 例 文 に必 要 と さ れ る 文 法 の 仕 組 み を き ち ん と 理 解 し 、フ ラ ン ス 語 の 文 の 発 音 ・ 意 味の 理 解 が で き る よ う に 、 予 習 ・ 復 習 し て お く こと 。 テ キ ス ト 『 ト ラ イ ! フ ラン ス 語 』 ( F comme français ) , 駿 河 台 出 版 社 , 定価 1890 円 平 常 点( 授 業に た い す る 取 り 組 み )20 点 , 提 出 物 と 小 テ ス ト 30 点 , 定 期 試 験 50 点 を 総 合 的 に 計 算し て 評 価 す る 。 参考図書等 『 プ チ ロ ワ イ ヤ ル仏 和 辞 典 』( 旺 文 社 ), 『 ク ラ ウ ン 仏 和 辞 典 』 ( 三 省 堂 ), 『 ジ ュ ネ ス 仏 和 辞 典 』( 大 修 館 ), 『 プ ロ グ レ ッ シ ブ 仏和 辞 典 』( 小 学 館 ), 『 ル・デ ィ コ 現 代 フ ラ ン ス 語 辞 典 』( 白 水 社 ) な ど 、 授 業 中 に 指 示 す る 。 Ⅰ - 56 授 業 回 数 別 1 回 ・ オ リ エ ン テ ー ショ ン ・授業方針の説明 ・ フ ラ ン ス 語 ・ フラ ン ス 文 化 に 慣 れ 親 し む (1) 2 回 ・ フ ラ ン ス 語 ・ フラ ン ス 文 化 に 慣 れ 親 し む (2) 3 回 ・アルファベ ・ フ ラ ン ス 語 の 発音 と つ づ り 字 の 読 み 方 (1) 4 回 ・ フ ラ ン ス 語 の 発音 と つ づ り 字 の 読 み 方 (2) ・ Leçon 0 : 挨 拶 し ま し ょ う ・ 数 字 1~10 5 回 ・ Leçon 1 : テ オ と ユ リ が 自 己紹 介 し ま す (1) ・ 主 語 の 代 名 詞 、動 詞 être の 現 在 形 、 6 回 ・ Leçon 1 : テ オ と ユ リ が 自 己紹 介 し ま す (1) ・国籍を表す語 7 回 ・ Leçon 2 : テ オ と ユ リ が 自 己紹 介 し ま す (2) ・職業を表す語 ・ 第 一 群 規 則 動 詞( -er 動 詞 ) の 現 在 形 8 回 ・ Leçon 2 : テ オ と ユ リ が 自 己紹 介 し ま す (2) ・ 疑 問 文 の 3 つ の作 り 方 9 回 ・ Leçon 3 : テ オ と ユ リ が 自 己紹 介 し ま す (2) ・職業を表す語 ・ 第 一 群 規 則 動 詞( -er 動 詞 ) の 現 在 形 Ⅰ - 57 教 育 内 容 10 回 ・ Leçon 3 : ユ リ が テ オ の 店 を訪 れ ま す (1) ・名詞の性/数 ・冠詞 11 回 ・ フ ラ ン ス 文 化 :フ ラ ン ス の カ フ ェ に つ い て 12 回 ・ Leçon 4 : 兄 弟 ・ 姉 妹 に つ いて 話 し て い ま す (1) ・ 動 詞 avoir の 現 在 形 ・否定文 13 回 ・ Leçon 4 : 兄 弟 ・ 姉 妹 に つ いて 話 し て い ま す (2) ・ 数 字 11~30 ・年齢 14 回 15 回 ・ フ ラ ン ス 文 化 :フ ラ ン ス 人 の 生 活 観 に つ い て ・ 前 期 の ま と め :フ ラ ン ス 語 で 自 己 紹 介 を し ま し ょ う Ⅰ - 58 平 科目名 フランス語 Ⅱ 成 22 年 度 授 業 回数 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 中島 和美 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 前 期 に 引 き 続 き 、初 歩 的 な フ ラ ン ス 語 の 発 音 や 文 法 を 学 び な が ら、 平 易 な 日 常 会 話 の 練 習 を 通 し て、 フ ラ ン ス 語 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス キ ル を 身 につ け る 。 さ ら に 、 フ ラ ン ス や フ ラ ンス 語 圏 の 文 化 に 関 す る 基 本 的 な 知 識 を 身 に つ ける こ と で 、 多 文 化 ・ 異 文 化 に 対 する 理 解 を 深 め る 。 学生の学習成果: 前 期 に 習 得 し た 自己 紹 介 表 現 を も と に 、 自 分 の 家 族 や フ ラ ン ス の有 名 人 な ど に つ い て も フ ラ ン ス 語で 描 写 で き る よ う に す る 。 ま た 、 日 常 生 活 で 用い ら れ る 動 詞 を 中 心 に 、 自 分 の 行 動を 簡 単 な フ ラ ン ス 語 で 説 明 で き る よ う に す る 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 前 期 と 同 様 、2~3 回 で 一 つ の 課 を 終 え る ペ ー ス で す す め て い く。 後 期 は と り わ け 、 自 分 で 日 常会 話 の フ ラ ン ス 語 を 読 ん だ り 発 音 し た り で き るよ う に す る と と も に 、 シ ャ ン ソン や ゲ ー ム を 取 り 入 れ て 、 学 ん だ 表 現 を す ぐ に使 え る よ う に 口 頭 練 習 や 反 復 練習 を し て い く 。 ま た 、 日 仏 文 化 の 比 較 と い う 観点 か ら 、 フ ラ ン ス の 食 習 慣 や フラ ン ス 世 界 遺 産 な ど も 紹 介 し て い く 予 定 で あ る。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予 習 ・ 復 習 各 課 の 基 本 例 文 の意 味 と 文 法 の 仕 組 み を き ち ん と 理 解 し 、 フ ラ ンス 語 の 文 を 発 音 で き る よ う に、 準 備 し て お く こ と 。 テ キ ス ト 『 ト ラ イ ! フ ラン ス 語 』 ( F comme français ) , 駿 河 台 出 版 社, 定価 1890 円 平 常 点( 授 業に た い す る 取 り 組 み )20 点 , 提 出 物 と 小 テ ス ト 30 点 , 定 期 試 験 50 点 を 総 合 的 に 計算 し て 評 価 す る 。 参考図書等 『 プ チ ロ ワ イ ヤ ル仏 和 辞 典 』( 旺 文 社 ), 『 ク ラ ウ ン 仏 和 辞 典 』 ( 三 省 堂 ), 『 ジ ュ ネ ス 仏 和 辞 典 』( 大 修 館 ), 『 プ ロ グ レ ッ シ ブ 仏和 辞 典 』( 小 学 館 ), 『 ル・デ ィ コ 現 代 フ ラ ン ス 語 辞 典 』( 白 水 社 ) な ど 、 授 業 中 に 指 示 す る 。 Ⅰ - 59 授 業 回 数 別 教 1 回 ・前期の復習 ・ フ ラ ン ス 語 の 発音 と 綴 り 字 の 読 み 方 の 復 習 2 回 ・ Leçon 5 : テ オ と ユ リ の 妹 につ い て た ず ね ま す (1) ・所有形容詞 3 回 ・ Leçon 5 : テ オ と ユ リ の 妹 につ い て た ず ね ま す (2) ・形容詞の性と数 ・形容詞の位置 4 回 ・ Leçon 6 : テ オ は ユ リ を 食 事に 誘 い ま す (1) ・指示形容詞 5 回 ・ Leçon 6 : テ オ は ユ リ を 食 事に 誘 い ま す (2) ・ 動 詞 aller の 現 在 形 ・ 前 置 詞 と 定 冠 詞の 縮 約 6 回 ・ フ ラ ン ス 文 化 :フ ラ ン ス の レ ス ト ラ ン 7 回 ・ Leçon 7 : 二 人 が 週 末 の 予 定を 話 し ま す (1) ・ 疑 問 代 名 詞 que 8 回 ・ Leçon 7 : 二 人 が 週 末 の 予 定を 話 し ま す (2) ・近接未来 9 回 ・ Leçon 8: モ ン =サン =ミ ッ シ ェ ル を 訪 れ ま す ・ 命 令 文 / 部 分 冠詞 Ⅰ - 60 育 内 容 10 回 ・ フ ラ ン ス 文 化 :パ リ 近 郊 の み ど こ ろ と フ ラ ン ス の 世 界 遺 産 11 回 ・ Leçon 9: モ ン =サン =ミ ッ シ ェ ル で 満 ち 潮 を 待 ち ま す(1) ・ 疑 問 形 容 詞 quel 12 回 ・ Leçon 9: モ ン =サン =ミ ッ シ ェ ル で 満 ち 潮 を 待 ち ま す(2) ・非人称構文 13 回 ・ Leçon 10: テ オ が ユ リ を両 親 に 紹 介 し ま す (1) ・補語人称代名詞 14 回 ・ Leçon 10: テ オ が ユ リ を両 親 に 紹 介 し ま す (2) ・ 数 字 40~100 ・ 後 期 の ま と め :フ ラ ン ス 語 で 自 分 が 将 来 し た い こ と を 語 り ま しょ う 15 回 Ⅰ - 61 平 科目名 成 体育理論 質 問 受 付 の 方 法 :B 棟 306 室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 22 年 授 業 回数 土曜日 度 8 教 単位数 育 1 計 画 担当教 員 10 時 00 分 ∼11 時 00 分 藤井 真理 e -mail:[email protected] 教育目標: 1 「 運 動 ( ス ポー ツ )」 が 心 身 に 及 ぼ す 影 響 と 重 要 性 に 対 す る理 解 2 「 健 康 」 を 脅か す 現 代 社 会 の 諸 問 題 に 対 す る 理 解 学生の学習成果: 汎 用 的 学 習 成 果 とし て 、① 心 身 の 状 態 に 対 す る 意 識 を 高 め、積 極 的 に 健 康 の 保 持・増進 を 図 る 態 度 を 身 につ け る 、② 心 身 の 諸問 題 に つ い て、自 己 の 現 状 を 関 連 づ け て 熟 考 する 能 力 を 身 に つ け る、③ 社 会 人 と し て 責 任を 果 た す た め に 必 要 な 倫 理観・自 己 管 理 能 力 を身 に つける。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 上 述 の 教 育 目 標 を達 成 す る た め に 、 シ ラ バ ス に 示 す 内 容 以 外 に も、 健 康 問 題 に 関 す る 喫 緊 の 課 題 ・内 容 が 有 れ ば 取 り 上 げ 、 実 生 活 に 密 着 し た 講 義を 展 開 す る 。 内 容 に か か わ ら ず、 以 下 の 項 目 を 重 要 視 し て 授 業 を 進 め る 。 1 日 常 で 起 こ る様 々 な 出 来 事 に 対 し て 関 心 を 持 ち 、 自 身 の 問 題と し て 捉 え る 。 2 講 義 の 最 後 に、 テ ー マ に 対 す る コ メ ン ト を 提 出 さ せ 、 内 容 を講 義 に 反 映 さ せ る。 3 問 答 式 授 業 を採 用 し 、 積 極 的 な発 表 や 質 疑 応 答 等 を 通 し て 授業 を 活 性 化 す る 。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予 習 ・ 復 習 予 習 : 毎 時 間 、 次回 講 義 に お け る 重 要 な 内 容 に つ い て 下 調 べ を 課す 。 復 習 : 毎 時 間 、 講義 内 容 に つ い て テ ー マ を 付 し て レ ポ ー ト を 課 す。 テ キ ス ト 1 . テ キ ス ト は 使用 せ ず 、 講 義 内 容 に 即 し て 作 成 し た プ リ ン ト を使 用 し て 、 毎 時 間 の授業を進める。 2 . 補 助 教 材 と して 、 V T R や D V D 等 を 必 要 に 応 じ て 随 時 使 用す る 。 下 記 4 項 目 の 学 習成 果 に つ い て 、習 得 レ ベ ル を 等 分 に 点 数 化 し て評 価 す る 。評 価 は 、①・ ②・③ に つ い て は「 毎 回 の 講 義 にお け る 受 講 状 況 」及 び「 講 義 前・講 義 後 に 提 出 す る 予習 ・ 復 習 の 課 題 提 出 状況 」及 び「 課 題 内 容 に 対 す る 評 価」に よ っ て 判 定 し 、④に つ い て は「 筆 記試験」及び「レポート」及び「①②③の評価」によって判定する。私語や非協力的な 態 度 等 、受 講 の 際 に 問 題 行 動 が有 っ た 場 合 は 、汎 用 的 学 習 成 果 にお け る「 社 会 人 と し て 責 任 を 果 た す た め に必 要 な 倫 理 観・自 己管 理 能 力 の 獲 得 が 成 さ れ てい な い 」こ と に よ り減 点 する。 ① 健 康 に 対 す る 意識 を 高 め 、 積 極 的 に 体 力 の 保 持 ・ 増 進 を 図 る 態度 を 身 に つ け て い る 。 ② 心 身 の 諸 問 題 につ い て 、 自 己 の 現 状 を 関 連 づ け て 熟 考 す る 能 力を 身 に つ け て い る 。 ③ 社 会 人 と し て 責任 を 果 た す た め に 必 要 な 倫 理 観 ・ 自 己 管 理 能 力を 身 に つ け て い る 。 ④ 科 学 的 な 運 動 処方・実 践 方 法 を 理 解 し、健 康 問 題 に 際 す る 確 か な知 識 を 身 に つ け て い る 。 参考図書等 ・ 緒 方 正 名 編 『 健康 科 学 概 論 』 朝 倉 書 店 、1992 年 。 ・ 田 口 貞 善 ・ 山 地啓 司 編 『 運 動 ・ 健 康 と か ら だ の 秘 密 』 近 代 科 学者 、1998 年 。 Ⅰ - 62 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ■ オ リ エ ン テ ー ショ ン 1 ) 授 業 内 容 に つい て 2 ) 授 業 方 法 に つい て 3 ) 単 位 認 定 に つい て ■ 予 習 : 運 動 の 種類 と 具 体 的 運 動 種 目 2 回 ■運動の生理 1 ) 筋 収 縮 の 様 式と 運 動 〇 等 尺 性 筋 収 縮 と 等 張 力 性 筋 収 縮 2 ) 運 動 と 酸 素 摂取 〇 有 酸 素 運 動 と 無 酸 素 運 動 ( 酸 素 摂 取 量 と酸 素 負 債 量 ) ■ 予 習 :「 あ が り」 に よ っ て 引 き 起 こ さ れ る 心 身 の 変 化 と 対 策 復 習 : 有 酸 素 運 動の 効 用 と 運 動 実 践 3 回 ■運動の心理 1 ) タ イ ミ ン グ の心 理 〇 タ イ ミ ン グ 事 態 と タ イ ミ ン グ 行 動 の 特質 2)あがりとその対策 〇生理的メカニズム 〇自律訓練法 〇α波運動のプログラ ム ■ 予 習 : ス ト レ スに よ っ て 引 き 起 こ さ れ る 病 気 の 種 類 と 症 状 復 習 :「 あ が り 」の メ カ ニ ズ ム と 対 策 の 実 際 4 回 ■ストレス 1 ) ス ト レ ス 発 生の メ カ ニ ズ ム 〇 ス ト レ ッ サ ー 〇 生 理 的 変 化 2)ストレス病 〇成人のストレス病 〇乳幼児のストレス病 ■ 予 習 :「 A I DS 」 罹 患 者 の 年 齢 分 布 と 増 加 率 復 習 :「 ス ト レ ス」 の メ カ ニ ズ ム と 回 避 ・ 解 消 法 の 実 際 5 回 ■ 後 天 性 免 疫 不 全症 候 群 ( A I D S ) 1 ) A I D S 発 症 の メカ ニ ズ ム 2) 感染ルートの把握 ○主な経路 ○感染防止策 ■ 予 習 :「 妊 娠 ・出 産 」 に お け る 母 親 の 心 理 的 変 化 復 習 :「 受 動 喫 煙」 が 乳 幼 児 に 及 ぼ す 影 響 と 社 会 的 課 題 6 回 ■ 妊 娠 ・ 出 産 ( VT R 視 聴 / 驚 異 の 小 宇 宙 ( 1 ) 人 体 ∼ 生 命 の 誕生 ∼ ) 1 ) 女 子 の 生 殖 器と 性 機 能 〇 卵 管 と 卵 巣 周 期 〇 受 精 と 着 床 ○ 堕 胎 2 ) 産 前 産 後 の 経過 〇 心 身 の 変 化 〇 子 育 て と 周 囲 の サ ポ ー ト ○ 生 命 の 尊 厳 ■ 予 習 :「 薬 物 (ド ラ ッ グ )」 の 種 類 ・「 ア ル コ ー ル 」 の 分 解 ス ピー ド 復 習 :「 妊 娠 ・ 出産 」 を 望 む 際 の 心 構 え と 「 生 命 の 尊 厳 」 に 対 する 理 解 7 回 ■薬物・飲酒 1 ) 薬 物 ( ド ラ ッ グ )と は ○ 依 存 性 薬 物 の 種 類 ○ 薬 物 依 存 症 2) アルコール依存症とは ○脳 とアルコールの メカニズム アルコール依存 症対 策 ■ 予 習 :「 脳 梗 塞」 の 原 因 復 習 :「 薬 物 依 存 」・「 ア ル コ ー ル 依 存 」 の 危 険 性 8 回 ■ 脳 の 再 生 と 発 達( V T R 視 聴 / 秘 め ら れ た 復 元 力 ∼ 発 達 と 再 生∼ ) 1 ) 日 常 生 活 と 脳 の 関係 〇 脳 血 管 損 傷 に よ る 病 気 2 ) 早 期 発 見 ・ 早 期 治療 〇 治 療 の 実 際 ○ 介 護 の 現 実 ■ 復 習 : 日 常 生 活に お け る 留 意 事 項 ( 生 活 習 慣 病 等 と の 連 関 事 項) 総 ま と め こ れ まで の 講 義 内 容 に 関 す る 総 合 的 復 習 ( 板 書 ・ 配 布プ リ ン ト ・ V T R ) Ⅰ - 63 平 科目名 成 体育実技 質 問 受 付 の 方 法:B 棟 306 室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 授 業 の 進 め 方 方 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 度 授 業 回数 土曜日 教 15 単位数 育 1 計 画 担当教 員 10 時 00 分 ∼11 時 00 分 藤井 真理 e -mail:[email protected] 教育目標: 1 現 代 社 会 に 対応 し た 豊 か な 体 育 的 教 養 の 獲 得 2 心 身 の 健 康 及び 体 力 ・ 運 動 能 力 の 増 強 3 良 好 な 人 間 関係 を 構 築 す る 能 力 の 涵 養 4 生 涯 体 育 の 必要 性 に 対 す る 認 識 学生の学習成果: 汎 用 的 学 習 成 果と し て 、 ① 心 身 の 諸 問 題 に つ い て 自 己 の 現 状 を関 連 づ け て 熟 考 す る 能 力 を 養 う 、 ② 日 常に お い て 体 力 ・ 運 動 能 力 の 増 進 を 積 極 的 に 図 るこ と が で き る よ う に す る 、 ③ 社 会 人 と して 責 任 を 果 た す た め に 必 要 な 倫 理 観 ・ 自 己 管 理能 力 を 身 に つ け る 。 育 法 22 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 上 述 の 教 育 目 標 を達 成 す る た め に 、 「 硬 式 テ ニ ス・バ ドミ ン ト ン・バ レ ー ボ ー ル ・ バ ス ケ ッ ト ボ ー ル・ 卓 球 ・ ソ フ ト バ レ ー ボ ー ル 」 を 具 体 的 教 材 とし て 取 り 上 げ る 。 種 目 に か か わ ら ず、 以 下 の 項 目 の 涵 養 を 念 頭 に 授 業 を 進 め る 。 1 練 習 ・ 対 戦 の機 会 を 数 多 く 設 け る こ と に よ り 、 コ ミ ュ ニ ケ ーシ ョ ン 能 力 を 養 う。 2 グ ル ー プ 活 動を 通 し て 、 リ ー ダ ー シ ッ プ ・ フ ォ ロ ー ア ッ プ シッ プ を 養 う 。 3 諸 ル ー ル 遵 守に 対 す る 理 解 を 深 め 、 安 全 に ス ポ ー ツ を 実 施 する 態 度 を 養 う 。 4 用 具 管 理 を 徹底 し 、物 の 大 切 さ を 理 解 し た 上 で 日 常 生 活 に 生か す 能 力 を 養 う 。 5 楽 し さ の 体 得を 左 右 す る 鍵 と し て 、 基 礎 的 ス キ ル の 習 得 を 怠ら な い 態 度 を 養 う。 予 習 ・ 復 習 予 習 : ル ー ル 及 び基 礎 技 能 の 把 握 に 加 え 、 基 礎 体 力 の 増 強 を 図 るこ と を 求 め る 。 復 習 : 各 種 目 に おけ る フ ィ ー ド バ ッ ク 項 目 の チ ェ ッ ク を 行 な う 。 テ キ ス ト テ キ ス ト は 使 用 せず 、 実 技 内 容 に 即 し た プ リ ン ト を 使 用 し て 、 ルー ル の 説 明 及 び ス キ ル レ ベ ル 向 上 のた め の 一 助 と す る 。 下記5項目の学習成果について、習得レベルを等分に点数化して評価する。評価は、 ①・② に つい て は「 授 業 時 の 状 況 」及 び「 種 目 別 実 技 テ ス ト 」、③・④・⑤ に つ い ては「 授 業時の状況」及び「レポート」によって行う。私語や非協力的な態度等、受講の際に問 題行動が有った場合は、汎用的学習成果における「社会人として責任を果たすために必 要 な 倫 理 観 ・ 自 己管 理 能 力 の 獲 得 が 成 さ れ て い な い 」 こ と に よ り減 点 す る 。 ① 各 ス ポ ー ツ 種目 の ル ー ル を 把 握 し て い る ② 各 ス ポ ー ツ 種目 の 基 礎 技 能 を 獲 得 し て い る 。 ③ 心 身 の 健 康 及び 体 力 ・ 運 動 能 力 の 増 強 を 図 る 態 度 が 養 え て いる 。 ④ 良 好 な 人 間 関係 を 構 築 す る 能 力 が 身 に つ い て い る 。 ⑤ 生 涯 体 育 に 対す る 課 題 の 把 握 す る と 共 に 必 要 性 を 認 識 し て いる 。 参考図書 ・ 荒 木 タ ミ 子 編 著『Health Life & Sport』 不 昧 堂 出 版 、1995 年。 Ⅰ - 64 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン ・ 授 業 の 内 容 , 進め 方 ・ 単 位 認 定 方 法 につ い て 2 回 1.硬式テニス その1 ・ ル ー ル の 説 明 と基 本 ス ト ロ ー ク ( フ ォ ア ハ ン ド , バ ッ ク ハ ン ド) ・ ゲ ー ム ( シ ン グル ス ) 3 回 2.硬式テニス その2 ・ ボ レ ー の 練 習 (ス ト ロ ー ク ・ ア ン ド ・ ボ レ ー , ボ レ ー ・ ア ン ド・ ボ レ ー ) ・ サ ー ブ の 練 習 (ア ン ダ ー サ ー ブ , オ ー バ ー サ ー ブ ) ・ ゲ ー ム( シ ン グ ル ス ) 4 回 3.硬式テニス その3 ・ フ ォ ー メ ー シ ョン ( ダ ブ ル ス ) ・ ゲ ー ム ( ダ ブ ルス ) 5 回 4.バドミントン その1 ・ ル ー ル の 説 明 ・ オ ー バ ー ヘ ッ ド ス ト ロ ー ク , ア ン ダ ー ヘ ッ ドス ト ロ ー ク ・ 基 本 的 なフ ラ イ ト の 練 習 ( ク リ ア ,ド ロ ッ プ , ロ ブ, ヘ ア ピ ン , ド ラ イ ブ , プッ シ ュ ) ・ 半 面 コ ー ト ゲ ーム 6 回 5.バドミントン その2 ・ ダ ブ ル ス の フ ォー メ ー シ ョ ン ( サ イ ド バ イ サ イ ド , ト ッ プ ア ンド バ ッ ク ), 作 戦 説 明 ・ ゲ ー ム ( ダ ブ ルス ) 7 回 6.バレーボール その1 ・ルールの説明 ・オーバーハンドパス,アンダーヘッドパス ・ サ ー ビ ス ( ア ンダ ー ハ ン ド , フ ロ ー タ ー , オ ー バ ー ハ ン ド ) 8 回 7.バレーボール その2 ・ 三 段 攻 撃 ( パ ス, ト ス , ス パ イ ク ) の 練 習 ・ゲーム 9 回 8 . バ ス ケ ッ ト ボー ル そ の 1 ・ルールの説明 ・ 基 本 動 作 ( パ ス, シ ュ ー ト , ド リ ブ ル ) の 練 習 ・ゲーム Ⅰ - 65 ・レシーブ ・ゲーム 10 回 9 . バ ス ケ ッ ト ボー ル そ の 2 ・基本動作の練習 ・基本動作を複合したプレーの練習(パスからシュート,またはドリブルからシュート の練習) ・ゲーム 11 回 10. 卓 球 その 1 ・ ル ー ル の 説 明 と基 本 ス ト ロ ー ク ( フ ォ ア ハ ン ド , バ ッ ク ハ ン ド) の 説 明 ・ ラ リー ゲ ー ム ・ダ ブ ル ス ゲ ー ム 12 回 11. 卓 球 そ の 2 ・ 基 本 的 な シ ョ ット の 説 明 と 練 習 ・ シ ン グ ル ス 及 びダ ブ ル ス ゲ ー ム の 進 行 及 び ル ー ル の 把 握 13 回 12. ソ フ ト バ レ ーボ ー ル そ の 1 ・ルールの説明 ・オーバーハンドパス,アンダーヘッドパス ・ サ ー ビ ス ( ア ンダ ー ハ ン ド , フ ロ ー タ ー , オ ー バ ー ハ ン ド ) 14 回 13. ソ フ ト バ レ ーボ ー ル そ の 2 ・ 攻 撃 ( パ ス , トス , ス パ イ ク ) の 練 習 ・ゲーム 15 回 14. 選 択 種 目 こ れ ま で 学 習 し た種 目 の 中 か ら 1 種 目 選 択 し , ゲ ー ム を 行 う 。 Ⅰ - 66 ・レシーブ ・ゲーム 平 科目名 社会との接続 成 22 年 度 授 業 回数 15 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オフ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教 単位数 育 計 2 画 担当教 員 竹内 博 e-mail:[email protected] 教育 目標 : 大学 で習 得し た学 習成 果を 認識 し、 卒業 後の キ ャリ アで 自信 をも って 能力 発揮 が でき る道 筋を 学び 、社 会や 職場 のニ ーズ との ミ スマ ッチ 避け るべ き経 済活 動の 基 盤と も言 える 企業 活動 を理 解し 、社 会的 使命 感 と職 業意 識を 養う こと を目 的と す る。 学生 の学 習成 果: 実 業社 会に おけ る職 務遂 行基 礎能 力と して 求 めら れて いる 対人 コミ ュニ ケー ショ ン、 課題 発見 と実 行力 、計 画化 (立 案と 管理 、 評価 )等 総合 的人 間力 育成 を目 的 とし てい る。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 1 .授 業 は 講 義 と 演 習 を 交 互 に行 い 、各 テ ー マ の 予 習 、考 察 、討 論 、リ ポ ー ト 作 成、及 び 発表 に 重 点 を 置 く 。 2 .本 講 座の 核 と な る の は 開 講 さ れ る 3 年 次 の 夏 期 休 暇 中 に 実 施さ れ る イ ン タ ー ン シ ッ プ ( 企 業研 修 ) で あ る 。 本 研 修 に よ り 大 学 ( 教 育 )、 企業 ( ビ ジ ネ ス )、 地 域 社 会間 の 相 互 関 係 、 企 業 組 織 と 人 事 管 理 の 基 礎 を 実践 的 に 学 び 、 学 習 と 就 職 の目 的 意 識 を 養 う 。 予 習 ・ 復 習 1.予 習 と し て 毎 回 、課 題と し て 提 示 さ れ る テ ー マ に つ い て 事 前に 研 究 し 、授 業 に 出 席 す る こ と。 2 .復 習 と し て 講 義 テ ー マ に つ いて 課 題 を 発 見 し 、研 究 し た 成 果 を リ ポ ー ト に まとめること。 テ キ ス ト 1 . 毎 回 、 講 義 テー マ を 解 説 し 、 授 業 プ ロ グ ラ ム を 教 示 し た 講 義資 料 を 配 布 。 2 . 市 場 占 有 率 (2 0 0 9 年 版 日 本 経 済 新 聞 社 発 行 )。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 1 . 企 業 と 社 会 の関 係 を 理 解 し 、 企 業 や 社 会 に 貢 献 出 来 る 人 材 も理 解 と 自 己 目 的 意 識習得。 2 . 企 業 研 究 を 通し て 事 業 経 営 の 組 織 、 人 事 管 理 の 基 礎 的 理 解 。 3 . イ ン タ ー ン シッ プ に よ る 企 業 人 、 社 会 人 と し て の 目 的 意 識 、自 覚 習 得 。 【 評 価方 法 】 1 . イ ン タ ー シ ップ ( 職 場 実 習 )( 6 0 % ) 2 . 課 題 に 対 す るレ ポ ー ト と 討 論 ( 1 0 % ) 3 . 期 末 試 験 ( 30 % ) ・ 学 習 目 標 の 達 成 と学 習 成 果 に は 毎 回 講 義 に お け る 予 習 、 復 習 は 欠か せ な い 。 ・ 毎 回 の 授 業 テ ー マ、 課 題 に つ い て は 前 の 週 に 事 前 ガ イ ダ ン ス を 行う 。 Ⅰ - 67 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション: 社会との接続 ‐大学、社会、企業間インターフェイス ・自己紹介:目標と進路、目標達成の為の選択 ・クラス討論:日本の現状と将来、社会人としての社会貢献、進路の選択 ・社会人としての役割:企業の事業活動と社会的貢献 2 回 テーマ: 企業(会社)と社会 企業活動と求められる人材―事業と組織(ヒト、モノ、カネと 情報)、人事と経営管理、生産と販売、営業とマーケティング、事業開発と研究開発 課題(予習・復習) :挑戦したい仕事、職種と企業―会社と事業活動、業種と組織の調査と情報 収集 3 回 課題発表と討論:各自調査した結果の発表とクラス討論 留意すべきポイント:事業目的遂行の為の組織、また事業経営・組織の社会的貢献の実態と課 題発見 4 回 テーマ:業種別企業組織の実態と在り方、業種別社会的貢献の実態と課題 リポート提出:自分の目標選択と従事したい職業の社会的貢献について 5 回 テーマ:企業のグローバリゼーション(國際化)―組織と人材 ・日本のグローバル企業の実態 ・グローバル企業への道とその要件―製品、規制など、そして求められる人材 ・グローバルビレッジ(地球村)での國際企業の役割 ・國際競争下での国際的共存共栄―合弁と人材交流 課題:グループ別による業種別國際企業活動の調査―組織、商品、人材、知識、技能 6 回 課題発表と討論:グループによる調査結果発表とクラス討議 留意すべきポイント:組織の実態、求められる人材、知識、技能、企業の國際的役割 リポート提出:グループ別発表と討論のまとめと感想 7 回 テーマ:企業活動の活性化への道―勇気ある挑戦と事例研究 ・事業開発、商品開発、マーケンティング ・ベンチャー-企業 ・Incubator vs. Entrepreneur ・リスク マネイジメント 8 回 テーマ:前回7回の続いて、起業の現状と社会的役割の考察と事例研究の発表 課題:グループ別による起業家(Entrepreneur)への挑戦―創造と勇気 ・商品の発掘と選択(社会ニーズ調査と Feasibility Study など) ・マーケンティング ・Partnership ・事業計画など 9 回 テーマ:起業へのアプローチー起業と大衆ニーズ、起業手法(米国の実例から学ぶ) 課題中間発表:調査段階での問題討議 10 回 課題発表と討論:8回目のテーマについてのグループ別発表とクラス討議 リポート提出:グループ別発表のリポートと感想 11 回 テーマ:ビジネスモデルとマナー: ・新しいビジネスービジネスモデル ・次世代のビジネス ・社会的意義と経済的貢献と課題(法的整備) 授 業 回 数 別 Ⅰ - 68 教 育 内 容 12 回 13 回 14 回 テーマ:Internship(職場実習研修) ・目的と課題意識 ・教育的、社会的な位置付けと効果 ・本学の Internship program テーマ:Internship program(事前学習と事後学習) ・視点―商品・サービスのユーザー(消費者)からプロデューサー(生産者)の立場 ・ビジネスマナーと motivation ・会議議事進行―Discussion, presentation, negotiation,文書、総務、経理、事務管理 ・事後報告業務ガイダンス―業務日誌、実習報告書など テーマ: 社会との接続 総括―目的意識、職業と人生、社会的貢献と責 総括討論:各自社会人、職業人としての Commitment の発表と抱負 Internship への期待と挑戦 本講座の総括としてグループ討論とリポート作成 テーマ: 1.本講座から何を学び、何を発見したか 2.各学科における履修科目から学べ、習得したことー知識、技能等の review 3.インターンシップに何を学び、何を期待するか(将来のキャリアー設計) 4.各人の目指す業界・業種の企業研究リポート提出 15 回 Ⅰ - 69 平 科目名 成 22 年 生活経済学 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 張 秉煥 質問受付の方法:M棟 611 号研究室 教 育 目 標 学 生 学 習 成 果 教育目標: 需要と供給、価格決定のメカニズム、各市場構造における競争特性や企業行動に関する基礎 理論を習得する。なお、現実経済の主要指標に関する理解を高める。 学生の学習成果:将来管理栄養士など専門職業人として社会生活を営むために必要とする社 会経済現象を理解することができる。たとえば、豊作貧乏現象の背景要因、国民所得と経済 成長、そしてインフレと失業などを理解することで、将来社会生活への応用に資する教養を 磨く。 (講義) 授 業 1.主教材およびレジュメ(講義録の要約)を中心に行なう。 進 2.予備テスト(30 分間)を2回実施する。 方 教 育 予 習 方 復 習 授業は授業時間以外の修学(予習および復習)を前提としている。暗記ではなく、毎 回の授業内容やポイントを総合的に捉え、全体像を理解する方法で修学することを勧 奨する。 法 独自のテキストを本学ファイル―サーバーより自主的に入手すること。 学 習 評 価 方 法 学習評価の方法については、上記の「学習成果」と照らし合わせて、筆記試験(予備テスト 2 回 30 点および定期期末試験 60 点)によって総合的に評価・判定する。ただし、課題ないし提出物などの 状況を加味する(10点)。なお、出席点は与えないが、欠席回数により減点されることがある。 経済関連専門用語の暗記負担を減らすために、試験は「持ち込み可」の条件で行う。各問題 に関する理解水準に着目し(テキスト写しを禁ずる)、答案全体を総合的に評価する方法で 採点を行う。なお、課題や予備テストの答案と期末試験答案との整合性を勘案する。 参考図書: 注 意 事 項 マンキュー:2006、『マンキュー入門経済学』、東洋経済新報社。 レヴィット:2006、『ヤバい経済学』、東洋経済新報社。 Ⅰ - 70 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 オリエンテーション: 講座の概要、担当教員の自己紹介、授業の方法および単位認定の基準等々 2 回 経済学の十大原理:経済学的思考の特徴 ‐トレードオフ ‐経済活動と機会費用 ‐市場と政府とのかかわりなど 3 回 市場における需要と供給の作用(1) ‐市場と競争 ‐需要と供給 4 回 市場における需要と供給の作用(2) ‐需要と供給を組み合わせる ‐均衡の変化を分析する 5 回 弾力性とその応用 ‐分析道具としての弾力性 ‐需要の弾力性 ‐供給の弾力性 6 回 需要、供給および政府の政策 ‐価格規制 ‐上限規制モデルと事例 ‐下限規制モデルと事例(最低賃金など) 7 回 公共財と共有資源 ‐さまざまな財の種類と公共財 ‐公共財とフリーライダー問題 予備テスト(1 回目) 8 回 国民所得との測定 ‐GDP 統計 ‐GDP の三面等価の原則 Ⅰ - 71 容 9 回 経済成長 ‐経済成長に関する主要統計 ‐経済成長の源泉 ‐経済成長と公共政策 10 回 経済政策(1) ‐財政政策 ‐財政赤字の問題点 11 回 12 回 13 回 経済政策(2) ‐金融政策 景気循環と失業問題 ‐経済変動に関する三つの重要な事実 ‐景気と失業との関係 ‐日本型労働環境の特徴 インフレ率と失業率の関係 ‐インフレの社会的コスト ‐フィリップス曲線 予備テスト(2 回目) 14 回 我々の生活と経済指標(1) ‐国民所得 ‐豊かさの国際比較 15 回 我々の生活と経済指標(2) ‐実質賃金と労働生産性 ‐購買力平価と物価水準 Ⅰ - 72 平 科目名 少子高齢化と諸問題 質問受付の方法 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 成 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 坂元 晶 e-mail:[email protected] 教育目標: 自律した信念のある社会人として必要な、現代社会に関する知識を習得する。 学生の学習成果: 現代社会において、社会的・文化的性別である「ジェンダー」が、個人 の生き方や社会構造に与えている影響について理解し、社会人として自らの生き方を考える ことができるようになる。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 1.口頭による講義形式を基本とし、適宜プリント資料を配布して、受講生の理解を 図ります。 2.下に挙げた以外にも、授業の進度に応じて参考文献を紹介します。 また、必要に応じて新聞・雑誌等の記事を使用します。 3.授業の節目には、簡単な課題を提出してもらい、単位認定の参考とします。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられます。その内容については、毎回の授業 でポイントを示します。 また、授業では時事的な問題を取り上げることが多いので、普段から新聞やTV等の ニュースに触れておくこと。 テキストは指定しませんが、プリント資料を配布します。 「ジェンダー」が個人の生き方や社会のありかた、そして少子高齢化にどのような影響を与 えているかについて一定の理解に達し、どれだけ自身にかかわる問題として考えることがで きているかについて評価します。 期末試験 90 点、提出課題 10 点、総合して評価する。 ただし、欠席は1回につき5点、遅刻は 1 回につき 2 点の減点とする。 参考図書等 1.目黒依子編:『ジェンダーの社会学』、放送大学教材、1994 年 2.江原由美子・山田昌弘:『ジェンダーの社会学 入門』、岩波書店、2008 年 3.岡村清子・亀田温子編:『入門 職業とジェンダー』、日本評論社、1998 年 4.小倉千加子:『結婚の条件』、朝日新聞社、2003 年 授業の進度に応じて、さらに参考文献を紹介します。 Ⅰ - 73 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】 2 回 【「少子高齢化」―何が問題か?】 少子高齢化とは何か 少子高齢化のデメリット 少子高齢化のメリット? 少子化の原因とされているもの 「少子化対策」の問題点と「ジェンダー」 3 回 【「ジェンダー」とは?】 「ジェンダー」という切り口 「ジェンダー」に基づく性別役割分業 ゆらぐ「性差」 「性別役割分業」の弊害 4 回 【ジェンダーの「社会化」① 教育】 「性別社会化」と「ジェンダー」 「性別社会化」の場としての「家庭」と「学校」 「他者との関係」によって獲得する「ジェンダー」 進路選択への影響 5 回 【ジェンダーの「社会化」② マスメディア】 マスメディアと「メディア・リテラシー」 マスメディアによる「性別社会化」 「情報」によって獲得する「ジェンダー」 6 ・ 7 回 【「少子化」の背景―ライフスタイルの変化―① 就業】 「ジェンダー」に規定されて男女で異なる職業への関り方 その結果として職業活動から得られる報酬の男女差 就業・非就業:「M字型就業パターン」 「高原型就業パターン」「L字型就業パターン」 非正規雇用の増加とその問題点 就業分野の差異 なぜ「女性向き」職業は賃金が低いのか? 8 ・ 9 回 【「少子化」の背景―ライフスタイルの変化―② 結婚】 「晩婚化」と「少子化」 結婚の意識―「理想的な相手」がみつかるまで結婚しなくてかまわない? 結婚と階層―日本の結婚の特徴「階層内結婚」 異性に感じる「魅力」と「ジェンダー」との関係 ライフスタイルの変化と「新しい」性別役割分業 結婚生活の 4 つのコース 結婚の条件―「3高」から「3C」へ Ⅰ - 74 10 回 【「少子化」の背景―ライフスタイルの変化―③ 育児休業と保育】 不況や雇用の非正規化→「共働き」で家計収入を補う必要性の増加 →「育児」は誰が行うのか? 「育児休業制度」―「制度」利用者の偏り 保育制度の問題点―待機児童、無認可保育など これからの課題―男性も女性も「生きやすい」社会へ 11 回 【高齢期の問題① 高齢期に起こる問題とその男女差】 高齢期に直面する問題の男女差とその要因 ―高齢期の3つの問題 寿命の差異と家族の状況 ―配偶者との死別、子供との関係 性別役割分業と高齢期 ―経済的問題、家事と介護の問題 豊かな老後のために 12 回 【高齢期の問題② 介護と福祉活動の担い手】 「少子高齢化」→少ない現役世代の半分の女性だけで増加する高齢者をケアできるか? 日本の福祉活動 日本の福祉活動における性別役割分業の概況 介護(ケア)行動の「性的」性格―なぜ女性によるケアが好まれるのか? これからに向けて―介護を男女が平等に担うために 13 回 【高齢期の問題③ 年金】 年金制度が崩壊する?―「世代間扶養」と少子高齢化 年金の種類と給付水準 空洞化する国民年金 年金を受け取る―「無年金障害者問題」と「学生納付特例制度」 年金制度の改革案とその問題点 14 ・ 15 回 【「ジェンダー」に起因する暴力】 セクシュアル・ハラスメント、ストーカー、DV(ドメスティック・バイオレンス)など 「言葉の力」―自分が助けを求めるため、そして人を助けるために 暴力はなぜ問題なのか?―「権力」の力関係によって引き起こされる一方的な暴力 「DV」「デート DV」―既婚者だけでなく、若い恋人たちも DV に苦しんでいる DVで受ける暴力の種類―身体的暴力だけが暴力ではない 被害者が暴力関係にとどまる理由 DVを受けたときにとるべき行動 Ⅰ - 75 平 科目名 児童福祉概論 成 22 年 授業回数 度 教 15 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):B棟 307 室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 計 2 画 担当教員 久保 豊子 木曜日 9 時 0 分∼17 時 0 分 教育目標: 少子高齢化社会の今日、21 世紀を担う子ども達の健全育成を図る為に、子ども家庭福祉の 基本理念三原則(尊厳性、無差別平等、自己実現)を踏まえ、積極的福祉としてのウェル ビーイングの実現を目指すことを目標とする。 学生の学習成果: 社会人、又は専門職として、児童の健全育成の為に、現場で児童の食育推進に努めると共 に職業に対する意欲、知識価値を認識する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 基本的にはテキストを中心に進めていくが、学習の便宜を図るため適宜参考資料を配 布し、最新情報を紹介する。また、必要に応じ、視聴覚教材を用いて一層の内容理解 を深める。 1.子ども家庭福祉にかかわる現状、背景、及び問題の要因や課題について講ずる。 2.節目々に小テストを行ない、レポート等の提出により、講義内容についての受講生 の見解を問う。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 1.上記内容により、必要に応じて課題を投げかけ、感想や意見等を予習、復習として 求める。 2.所定の様式により提出させチェックする。 岸井勇雄・無藤隆・柴崎正行監修:2009,『子ども家庭福祉の新展開』,同文書院 1.講義内容の全体的な理解度を図る。 期末テストの成績80%(試験への持込みはすべて不可。) 2.随時レポート提出、又は小テストの成績20%(提出期限厳守) レポートの内容が不適切で未熟な場合減点とする。 3.積極的な授業への参加。真摯な授業参加を重視する。 授業始めの挨拶励行、私語をしない。 成績評価は、これらの総合判断による。 参考図書等 山縣文治編:2002, 『よくわかる子ども家庭福祉』ミネルヴァ書房 Ⅰ - 76 授 業 回 数 別 1 回 本講義の目的と進め方について <子ども家庭福祉の意義とその歴史的発展> 1.子ども家庭福祉の基本理念 2 回 2.子ども家庭福祉の概念 3.児童福祉の歴史的展開と今日の状況 4.子ども家庭福祉における課題 3 回 <子ども家庭福祉制度とその運用> 1.子ども家庭福祉に関する法律 2.子ども家庭福祉制度の体系 4 回 3.子ども家庭福祉の財政 4.子ども家庭福祉の計画と進展 5 回 <子ども家庭福祉の現状、課題と展望(1)> 1.子ども家庭福祉の現状と課題 2.健全育成 3.母子保健 6 回 4.保育 5.子育て支援サービス 6.子どもの育ち・子育てへの経済的支援 7 回 <子ども家庭福祉の現状、課題と展望(2)> 1.子どもの最善の利益の保障 2.社会的養護サービス 8 回 3.虐待予防と虐待への対応 4.障害とハンディキャップ 9 回 5.非行・情緒障害 6.ひとり親家庭 Ⅰ - 77 教 育 内 容 10 回 <子ども家庭福祉の専門職と関係機関> 1.子ども家庭福祉機関・児童福祉施設の専門職とその養成 2.関係機関とその連携 11 回 <子ども家庭福祉援助活動> 12 回 2.(a)児童福祉施設入所児童とその保護者に対する援助活動 2.(b)その他の児童福祉施設 13 回 3.地域における子どもの育ち・子育てへの援助活動 4.援助者の資質養成と危機防止 14 回 <子ども家庭福祉の新展開> 1.戦後体制の行き詰まりと新たな施策の展開 2.次世代育成支援施策の登場 3.保育制度改革の動向 15 回 1.子ども家庭福祉における援助活動 4.これからの子ども家庭福祉の方向性 5.新たな子ども家庭福祉の再構築に向けて まとめ―これからの子ども家庭福祉の座標軸 Ⅰ - 78 平 科目名 成 ボランティア理論 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 岡田 菜穂子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):メールにて受付る([email protected]) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: ボランティア活動に関わる際に必要となる理論を身につけることを目標とする。 具体的には、実際のボランティア活動について自ら調べ、発表し、議論することによって、 現代社会が抱える課題と、その解決に向けてのボランティアの在り方を探る。 学生の学習成果: ①現実に即したボランティア活動の意義と問題点を理解できる。 ②テーマにそった、プレゼンテーションができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は、プレゼンテーションとディスカッションを中心に進める。 受講生は「国内のボランティア」、「他国のボランティア」、「国際的ボランティア」 のなかから、自分でテーマを決め、テーマに即した材料を収集、整理して発表する。 発表の際は、聞く側に分かりやすく伝えるよう心がけること。発表後、発表内容を もとに受講生全員で議論を行う。 毎回授業の終わりに、小レポートを作成する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 成 績 評 価 の 方 法 授業中の発表にむけ、授業に関連するボランティア活動について、調べ、まとめる こと。 予習・復習の詳細については、授業で指示する。 指定なし ①小レポートの内容(30%) ②期末試験の成績(70%) 以上2点から評価する。 参考文献は、授業のなかで随時紹介する。 注 意 事 項 Ⅰ - 79 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【イントロダクション】 この授業は、主に受講生の発表とディスカッションを中心に進行する。 初回は、授業のねらいと、授業の流れ、発表テーマについて説明する。 2 回 【ボランティアとは】 ボランティアに関する基本的な概念を整理し、日本におけるボランティアの歴史についてまと めて、ボランティア活動を支える理論への導入とする。 3 回 【ボランティアの有効性】 なぜボランティアなのか、社会におけるボランティアの必要性と有効性について考える。 4 回 【ボランティアの課題】 ボランティアは有効であるとされる一方、その問題点が指摘される。 ボランティアの課題と可能性について概観し、議論する。 5 回 【国内のボランティア①】 実際のボランティア活動の例を紹介し、ボランティアの有効性と課題について具体的に考える。 6 回 【国内のボランティア②】 日本国内のボランティアの活動について受講生が発表する。 題材は、自分の経験からインターネット等で調べたものまで、どんなボランティア活動でも可。 7 回 【国内のボランティア③】 第 5 回、第 6 回で取り上げた国内のボランティアの事例を振り返り、その特徴と社会背景につ いて議論する。 8 回 【他国のボランティア①】 日本とは異なる社会におけるボランティアの例を材料に、多様なボランティアの在り方につい て学ぶ。 9 回 【他国のボランティア②】 他国のボランティアの活動について、受講生が発表する。 Ⅰ - 80 10 回 【他国のボランティア③】 第 8 回、第 9 回で取り上げたボランティアの事例を振り返り、その特徴と社会背景について議 論し、国内のボランティアの場合との類似点と相違点をつかむ。 11 回 【国際的ボランティア①】 国際協力や開発援助など、国際的なボランティア活動の例を紹介し、その成果と課題について 議論する。 12 回 【国際的ボランティア②】 国際的なボランティア活動について、受講生が発表する。 13 回 【国際的ボランティア③】 第 11 回、第 12 回で取り上げたボランティアの事例を振り返り、その特徴と社会背景について 議論する。 14 回 【総括ディスカッション①】 これまでの発表の総括を行う。 様々なボランティア活動の特徴と課題を理解した上で、これからのボランティアが社会に果た す役割について検討する。 15 回 【総括ディスカッション②】 これまでの発表の総括を行う。 様々なボランティア活動の特徴と課題を理解した上で、これからのボランティアが社会に果た す役割について検討する。 Ⅰ - 81 平 科目名 ボランティア活動 成 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 岡田 菜穂子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):メールにて受付る([email protected]) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: ボランティア活動を、文化的・社会的背景から理解することを目指す。 ボランティア活動を身近なテーマとしてとらえ、より良い社会づくりのためのボランティ ア活動の可能性を検討する。 学生の学習成果: ① ボランティアの基本的概念について概説できる。 ② 個々のボランティア活動の事例の特徴と、その文化的背景について考えることができ る。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 育 講義形式で授業を進める。 ボランティアの基本的な概念を抑えた上で、実際に展開されているボランティア活 動を紹介し、それぞれの活動の成果と課題について議論する。ボランティア活動の具 体例については、大きく3つのテーマ「ボランティア観の多様性」、「ボランティア活 動の理想と現実」、「ボランティア活動の可能性」に分けて紹介する。 講義にはパワーポイントを使用し、適宜プリントを配布する。 毎回授業の終わりに、小レポートを作成する。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 授業に関連するボランティア活動について、調べ、まとめる事が望ましい。 予習・復習の詳細については、授業で指示する。 指定なし ①小レポートの内容(30%) ②期末試験の成績(70%) 以上2点から評価する。 参考文献は、授業のなかで随時紹介する。 Ⅰ - 82 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【イントロダクション】 授業の目的と展開、注意事項などを説明する。 ボランティアに対して思い描くイメージについてまとめる。 2 回 【ボランティアとは】 ボランティアについての概念を整理し、ボランティアのイメージとのギャップについて考える。 NGO、NPO について概観する。 3 回 【様々なボランティア活動】 ボランティア活動は多岐にわたるものである。 ボランティア活動が関わる分野を概観し、様々なボランティア活動があることを知る。 4 回 【ボランティアの歴史】 ボランティアの概念の成り立ちと、日本におけるボランティアの歴史を概観する。 5 回 【ボランティアに潜む力関係】 ボランティアする側とされる側の関係を、力関係という側面からとらえ、その課題について議 論する。 6 回 【ボランティア観の多様性①】 ボランティア活動に関わる人々の考え方は様々である。 「ボランティア観の多様性」では、ボラ ンティア観と文化的背景とのつながりについて考える。 アメリカと日本の高齢者施設におけるボランティアを例に、施設の在り方の共通点と相違点を まとめる。 7 回 【ボランティア観の多様性②】 自立と介護をキーワードに、アメリカ人高齢者をめぐるボランティアについて考える。 8 回 【ボランティア観の多様性③】 日本における高齢者をめぐるボランティアの例を挙げ、第 7 回で講義したアメリカ人高齢者を めぐるボランティアと比較し、それぞれの特徴についてまとめる。 9 回 【ボランティア活動の理想と現実①】 発展途上国とされるバングラデシュでは、多くの開発援助活動が展開されている。 バングラデシュの NGO の歴史と社会的役割について概観する。 Ⅰ - 83 10 回 【ボランティア活動の理想と現実②】 バングラデシュにおける NGO の活動を取り上げ、活動の成果と課題について考える。 11 回 【ボランティア活動の理想と現実③】 スリランカにおける開発援助活動とその影響について、議論する。 12 回 【ボランティア活動の可能性①】 身近なボランティア活動の例として、日本の大学におけるボランティア活動を取り上げる。特 に、障害学生の修学支援について注目し、修学支援を組織だって行うためのボランティアの有効 性を探る。 13 回 【ボランティア活動の可能性②】 ユニバーサルデザインをキーワードに、社会環境を整えるソフト面としてのボランティアの可 能性を探る。 14 回 【ボランティア活動の可能性③】 社会起業家の活動を紹介し、ボランティア活動の在り方の見直しと、社会起業家的ボランティ ア活動の可能性を考える。 15 回 【まとめ】 今期の授業を振り返り、議論のポイントをまとめる。 Ⅰ - 84 平 科目名 社会心理学 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人は「社会的動物」と呼ばれるように、さまざまな関係性の中で生きる存在である。この 講義では、人と社会との関わりという点から人の社会的行動について解説する。 学生の学習成果: ・ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面 で活かすことができる ・ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける ・ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習成果を確認するた めに、講義中に小テストまたは小レポートを課す ・ 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・ 予習:毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める ・ 復習:毎授業後に、当該授業の内容に関する復習を求める ・ 資料を配布し、市販のテキストは使用しない 以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘 案し、およそ①50%、②30%、③20%の比重をかける。 ④ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面 で活かすことができる ⑤ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける ⑥ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける なお、評価の実施は、①について主に定期試験および講義中の小テストによって行い、② については講義中の小レポートによって行う。また、受講態度に問題があったものは、社会 人としての使命感や倫理観が十分ではないとして、③の比重から適宜減点する。 参考図書等 ・ 池上知子・遠藤由美 1998 グラフィック社会心理学 サイエンス社 ・ 堀洋道・山本眞理子・吉田富二雄 1997 新編社会心理学 福村出版 Ⅰ - 85 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 業 回 数 別 教 育 内 容 【オリエンテーション】 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 本講義で修得してほしい事柄に関する説明 社会心理学の目的 復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる 【個人内過程の社会心理学①】 なぜ?どうして?の心理(1)―原因帰属 原因帰属の理論 原因帰属と動機づけ 予習事項:「遅刻をしたときの言い訳」を 3 種類考えてくる 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【個人内過程の社会心理学②】 なぜ?どうして?の心理(2)―帰属のバイアス・認知のバイアス 原因帰属のゆがみ なぜ占いは当たる気がするのか 予習事項:占いは当たると思うかどうか、自分の意見を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【個人内過程の社会心理学③】 他者の意見を変えるのは難しい(1)―態度変容 態度とは何か? 態度変容の理論 予習事項:「喫煙者にタバコの害を説明し、禁煙してもらう方法」を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【個人内過程の社会心理学④】 他者の意見を変えるのは難しい(2)―説得 説得的コミュニケーションとは何か? 説得に関わる様々な要因 予習事項:「『新開発!何でも落ちる洗濯洗剤メガクリーン』を訪問販売して、買ってもらうた めの商品説明の方法」を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【第 1 回小テスト】 第 2 回∼第 5 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【対人行動の社会心理学①】 人とコミュニケーションする(1)―自己表出 自分をさらけ出す 自分を演出する 予習事項:自分は人に相談する方かされる方か、これまでの経験を振り返っておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【対人行動の社会心理学②】 人とコミュニケーションする(2)―非言語コミュニケーション 関係の進展とコミュニケーション 代表的な非言語コミュニケーション 予習事項:ジェスチャーを使うと、「何」が相手に伝わるのかを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅰ - 86 8 回 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 【対人行動の社会心理学③】 友達付き合いの社会心理学―友人関係 友情とは何か? 対人関係の親密化過程 予習事項:自分自身のこれまでの友人関係を振り返り、どんな特徴があるか考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【対人行動の社会心理学④】 人に魅力を感じる心理―対人魅力 対人魅力とは何か? 対人魅力に関わる要因 予習事項:恋愛相手は外見で選ぶか性格で選ぶか、それはなぜかを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【第 2 回小テスト】 第 6 回∼第 9 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【集団行動の社会心理学①】 他人がいることで変化する行動(1)―集団の影響過程 規範と同調 権威への服従 予習事項:「みんながやっているので流されてやってしまった経験」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【集団行動の社会心理学②】 他人がいることで変化する行動(2)―集団と個人の関係 社会的抑制と社会的促進 集団の中での課題遂行 予習事項: 「グループで作業をするときに、自分だけ手を抜いてしまったり、手を抜く人をみて 嫌な気分になったりした経験」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【集団行動の社会心理学③】 みんなで何かを決めるとき―集団意思決定 リスクと集団成極化 リーダーシップ 予習事項:リーダーとして人を引っ張っていくときに必要な要素は何かを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【集団行動の社会心理学④】 うわさ話の心理学―流言 集合行動と流言 流言伝達の規定因 予習事項:最近聞いた「うわさ話」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【第 3 回小テスト】 第 10 回∼第 13 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【情報社会とニセ科学】 無邪気が差別につながる血液型性格判断 【まとめ】 これまでの講義内容を振り返り、不足のある部分について補足するとともに、社会心理学の理 論や概念と、日常生活での行動との関係についてまとめる。 Ⅰ - 87 平 科目名 臨床心理学 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 担当教員 井頭 久子 OH:土曜日2限目 教育目標: 現代社会は、さまざまな問題を抱えている。精神病や不安障害などの心理的問題だけでな く発達への問題は社会全体の重要なテーマとなっている。この講義では、心の悩みや問題を 解決する方法、それらの解決方法について学ぶことを目的とする。 学生の学習成果: 専門的学習成果 職業生活や社会生活でも必要なチームワーク、コミュニケ―ション能力として自己表現 力、論理的思考力、問題解決力、他者理解力を獲得する。 汎用的学習成果 社会人としての責任を果たすために必要な倫理観、自己管理力を獲得する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・臨床心理学で必要な知識の習得は、講義形式で行う。内容によっては、演習を取り 入れる。 ・実践的な対応技能の習得は、ローレプレーやグループワーク等の演習形式で行う。 ・必要に応じて心理テストの実施や小レポートを書かせ、臨床心理学に関する習熟度 を高める。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 下山晴彦編:2003,「よくわかる臨床心理学」 ミネルヴァ書房 以下の5点についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘案し「①: ②:③:④:⑤」=1:2:1:1:1の比重をかける。 ①乳幼児・児童期・思春期・成人期以降の心の問題について理解する。 ②心理アセスメントについて理解する。 ③心理的問題に関するアプローチについて理解する。 ④事例に応じた対応について理解する。 ⑤青年期における心理的課題について理解する。 なお、評価の実施は、授業で行う課題(レポート、小テスト 30%)及び学期末に行う定期試 験(70%)の結果を総合して行う。倫理観・自己管理力については、受講態度に問題がある旨 の注意1回につき2点を、また欠席1回につき2点・遅刻3回につき2点を評価点から減点 する。 参考図書等 山口 創:「よくわかる臨床心理学 わたし―あなた―人間理解」 上里 一郎:「これから始める臨床心理学」昭和堂 Ⅰ - 88 川島書店 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 「オリエンテーション」 1.本講義の目的と進め方 2.臨床心理学とは 2 回 「臨床心理学の周辺の理論」 1. 性格 2. 性格の類型論と特性論 (予習事項)心の発達について調べる。 (復習事項)性格の構造について理解する。 3 回 3.心の発達 (予習事項)乳幼児・児童期・思春期の問題について調べる。 (復習事項)心に発達について理解する。 4 回 「心の問題」 1.乳幼児期・児童期・思春期の問題 2.成人期以降の問題―神経症レベルの問題 (予習事項)成人期以降の心の問題についても調べる。 (復習事項)神経症について理解する。 5 回 3.成人期以降の問題―精神病レベルの問題 4.成人期以降の問題―社会的行動の問題 (予習事項)心身症について調べる。 (復習事項)精神病、人格障害などについて理解する。 6 回 5.心身症 (予習事項)心理検査について調べる。 (復習事項)心身症について理解する。 7 回 「心理アセスメント」 1.心理検査法(質問紙法、投影法、作業検査法、知能検査法) (予習事項)心理検査法以外のアセスメントについて調べる。 (復習事項)心理検査法について理解する。 8 回 2.心理検査法以外のアセスメント (予習事項)子どものアセスメントについて調べる。 (復習事項)心理検査法以外のアセスメントについて理解する。 Ⅰ - 89 容 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 「子どもの心理アセスメント」 1.方法に基づく分類 2.内容に基づく分類 (予習事項)心理療法について調べる。 (復習事項)子どものアセスメントについて理解する。 「心理的問題に対するアプローチ」 1.心理的療法の分類 2.心理的問題に対するアプローチ(精神分析療法、クライエント中心療法、行動療法、動作法) (予習事項)心理療法について調べる。 (復習事項)心理療法について理解する。 3.心理的問題に対するアプローチ(遊戯療法、交流分析、家族療法、認知療法) (予習事項)心理療法におけるカウンセラーとクライアントの関係について調べる。 (復習事項)心理療法について理解する。 「心理療法におけるカウンセラーとクライエント」 1.心理療法の効果 2.カウンセラーとクライエント (予習事項)事例の対処方法を考える。 (復習事項)心理療法の効果について理解する。 「事例に応じた対応を検討する。」 (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 「青年期における心理的問題」 1.青年期という発達段階 2.青年期の発達課題 (予習事項)試験対策をする。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 「青年期における摂食障害について」 1.グループワークを行う。 本講義の総復習をする。 Ⅰ - 90 平 科目名 成 インターネットと法 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 近 勝彦 e-mail:[email protected] 質問受付: 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:21世紀初頭の情報化の中心は、インターネットであるといっても過言ではない。そ のインターネットによって、我々は情報を入手し発信し、きわめて多くの利便性を得てきた半面、 これまでの国家制度、社会制度、社会秩序、文化等に大きな変容が迫られている。ここでは、イン ターネットの法的課題を考察することを通じて、現代社会の諸問題を考察してみよう。とくに、個 人の視点にたって、自らが様々なインターネットからの被害に巻き込まれないように、知識的行 動的な護身力をつけよう。 学生の学習成果:個人がインターネットを通じて取引する EC や自身が情報を発信することも 増えていくことが予想されるので、法的なトラブルに巻き込まれない知識やリテラシーを身につ ける。さらには、1 年前期の講義であるので、法の構造や法律の解釈の仕方の基本を身につけるこ とを目指す。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) まず、現在起きている様々なインターネットと法との接点をpptやHPおよび教科書を 使用して多角的に議論する。そのあとに、自らが考え、判断する力を養成するためには、応 用的な事例を提示するので、みんなで討論をしてみたい。そのうえで、担当の課題を決めて、 学生が発表する、 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 予習としては、テキストを読んでくる。復習としては、課題を考えて、発表してもらう。 近勝彦著:2006、『web2.0 的成功学』、毎日コミュニケーションズ 急速に進む IT 社会の中で、基礎的な法・社会現象の構造と問題点を理解し、それへの適切な対応 が取れるような理解力を身につける。期末試験(70%)、レポート(30%)とする。 注 意 事 項 Ⅱ - 1 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 9 回 10 回 業 回 数 別 教 育 第一回目は、本講義のオリエンテーションをおこなう。 内容:なぜインターネットと法を考えるのか 検討課題:法の考え方と社会発展の調和 タイトル:インターネットの基本的特徴と情報社会の進展 内容:なぜ新しい現代的課題が出現したか インターネットの普及状況 情報社会の特徴とインターネットの特徴 検討内容:「インターネットの負の側面を考える」 タイトル:経済活動とインターネット 内容:企業活動の情報化 我々はいかに情報を入手し、いかに発信するか 経営と情報はいかに結びついているのか 検討内容:「新しい経営手法としての情報経営とは」 タイトル:電子商取引と法 1-拡大する EC とその問題点 内容:企業間取引とその課題 企業対個人間取引 個人間取引 検討内容:「EC は商慣習や法律をいかに変えるか」 タイトル:電子商取引と法 2-ネット詐欺 内容:横行する詐欺の類型 ネット詐欺からどう守るか 検討内容:「インターネットを使った取引はいかに危険か」 タイトル:電子商取引と法 3-違法な財物の取引 内容:海外からの薬物取引に関する課題 偽ブランドの取引をどう防ぐか 検討内容:「なぜ偽ブランドを買ってはいけないか」 タイトル:電子商取引と法 4-ネットねずみ講 内容:ネットねずみ講とはなにか なぜこのようなことが起きるのか 被害にあわないようにするには 検討内容:「古くて新しいねずみ講の被害」 タイトル:電子商取引と法 5-税金をめぐる議論 内容:ネット取引は無税でいいのか 関税とネット取引 検討内容:「これまでの国際取引を大きく変える EC」 タイトル:インターネットと個人犯罪 1-プライバシーの侵害 内容:様々な個人のプライバシーが侵害されている実態 裁判事例をみる 検討内容:「どう侵害から自らを守るか」 タイトル:インターネットと個人犯罪 2-脅迫 内容:様々な脅迫の実態 とくに弱者が狙われる実態とその対策 検討内容:「とくに出会い系サイトを巡って」 Ⅱ - 2 内 容 授 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 業 回 数 別 教 育 タイトル:インターネットと社会問題 1-迷惑メール 内容:メールの便利さと問題点 迷惑メールにいかに対処するか 検討内容:「スパムメールは法によって制限できるか」 」タイトル:インターネットと社会問題 2-ウイルス 内容:ウイルスの実態とそれをどう防ぐか 検討内容:「ウイルスの危険性と対策」 タイトル:インターネットと社会問題1-著作権問題 内容:インターネット上の情報は誰のものか 著作権を侵害することによる社会的損失とは 検討内容:「音楽交換サービスの違法性を考える」 タイトル:インターネットと社会問題2-DRM にいて 内容:インターネット上の情報をどのように保護するか デジタル社会とその発展のために 検討内容:「世界遺産と地域における ICT 利用」 タイトル:インターネットと電子政府 ‐行政情報システム 内容:インターネットをつかった行政情報システムを考える 電子政府とその発展課題 検討内容:その内容と効果の分析 Ⅱ - 3 内 容 平 科目名 成 22 年 生活IT活性論 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 張 秉煥 質問受付の方法:M棟 611 号研究室 教 育 目 標 学 生 学 習 成 果 教育目標: インターネットの普及や情報技術の拡散の社会経済的意義に関する理解を深める(技術と社会経 済との関係、情報技術による熟練の解体現象)。電子商取引のようなサイバー空間における新たな 経済活動を分析する力をつける(ネットワーク外部性、ロックイン現象等)。 学生の学習成果:将来管理栄養士など専門職業人として社会生活を営むために必要とする情 報技術と社会生活との関係について理解することができる。たとえば、栄養指導関連の多様 なソフトウェアやインターネット情報源が自分の将来キャリアにどのような影響を及ぼす かについて俯瞰的に捉えるようになる。 (講義) 授 業 進 1.主教材およびレジュメ(講義録の要約)を中心に行なう。 2.予備テスト(30 分間)を2回実施する。 方 教 育 予 習 方 復 習 授業は授業時間以外の修学(予習および復習)を前提としている。暗記ではなく、毎 回の授業内容やポイントを総合的に捉え、全体像を理解する方法で修学することを勧 奨する。 法 独自のテキストを本学ファイル―サーバーより自主的に入手すること。 学 習 評 価 方 法 学習評価の方法については、上記の「学習成果」と照らし合わせて、筆記試験(予備テスト 2 回 30 点および定期期末試験 60 点)によって総合的に評価・判定する。ただし、課題ないし提出物などの 状況を加味する(10点)。なお、出席点は与えないが、欠席回数により減点されることがある。 情報技術やビジネス関連専門用語の暗記負担を減らすために、定期期末試験は「持ち込み可」 の条件で行う。各問題に関する理解水準に着目し(テキスト写しを禁ずる)、答案全体を総 合的に評価する方法で採点を行う。なお、課題や予備テストの答案と期末試験答案との整合 性を勘案する。 参考図書: 注 意 事 項 熊坂侑三訳(F. Gerard .Adams):2005、『E ビジネスの経済学』、日本評論社。 小川克彦:2006、『デジタルな生活』、NTT 出版。 Ⅱ - 4 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション: 講座の概要、担当教員の自己紹介、授業の方法および単位認定の基準等々 インターネットの原型と発展、新技術の普及速度 デジタル経済における技術変化の諸法則 新技術をどう受け止めるべきか(技術経済パラダイム) 3 回 4 回 デジタル・デバイドとは、なぜ社会問題なのか 情報技術の普及による所得分布および雇用構造の変容 技術変化と熟練の解体現象(第8回授業と連係) 分析ツールとしての「概念」の意義 5 回 ・ 企業活動の構造(価値連鎖)の概要、IT の普及と競争環境の変容 ・ デジタル転換戦略の事例(デル社の BTO) ビジネス・モデル特許:概要と事例 6 回 ・ IPR 紛争事例、特許の概念と意義、権利としての特許思想 ・ ビジネス方法特許の意義と事例:ワンクリック特許、ショッピング・カート特許等 ・ ダイナミックな価格決定モデル(Dynamic Pricing Model)と逆オークション特許 電子商取引の定義および分類 7 回 ・ 電子商取引の経済的特徴と現状、仮想空間での苦情問題 ・ 注目の経済、クリック&モルタル戦略等 ・ 囚人のジレンマモデルと新たな技術採用への解釈 8 回 技術変化と熟練の解体現象と将来キャリアデザインへのインプリケーション (課題を踏まえ、栄養指導サービスへの影響を中心に) Ⅱ - 5 インターネット・マーケティング(1) 9 回 ・ マーケティングのフレームワーク、インターネット・マーケティングの概要 ・ バージョン戦略、共同購入モデル インターネット・マーケティング(2) 10 回 ・ One to One Marketing, Database Marketing ・ Data Mining 情報技術と価格戦略 11 回 ・ RFM 手法と事例 ・ FSP プログラムと事例 デジタル革命と社会(1) 12 回 ・ ユビキタスネットワーク デジタル革命と社会(2) 13 回 ・ 新たな情報政策と我々の生活への影響 デジタルエコノミーにおける諸命題(1) 14 回 ・ 情報技術要因:ネットワーク外部性 ・ ロックイン現象 デジタルエコノミーにおける諸命題(2) 15 回 ・ ・ 経済的要因:デジタルコンテンツの特徴 デジタル製品の生産コスト構造等 Ⅱ - 6 平 科目名 成 22 現代生活経営 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 張 秉煥 質問受付の方法:M棟 611 号研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標:ビジネス戦略の背後にはかならず論理がある。このような論理を経済やマネジメ ントの視点から学習する。経済学的な見方は、ビジネスの現場で見られる現象を深く掘り下 げていく上で有効である。ビジネスの世界でみられる出来事を直感的に見るだけでなく、ロ ジックを駆使して考える道具について、理論より事例を中心に取り上げ学ぶ。 学生の学習成果:将来管理栄養士など専門職業人として社会生活を営むために必要とするビ ジネス(サービス業を含む)戦略について理解することができる。たとえば、下流情報とし ての価格から遡って企業のビジネス戦略を推論することができるようになる。 (講義) 授 業 の 進 め 方 1.主教材およびレジュメ(講義録の要約)を中心に行なう。 2.予備テスト(30 分間)を2回実施する。 教 育 方 予 習 ・ 復 習 授業は授業時間以外の修学(予習および復習)を前提としている。暗記ではなく、毎 回の授業内容やポイントを総合的に捉え、全体像を理解する方法で修学することを勧 奨する。 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 独自のテキストを本学ファイル―サーバーより自主的に入手すること。 単位認定については上記の「学習成果」と照らし合わせて、筆記試験(予備テスト 2 回 30 点および 定期期末試験 60 点)によって総合的に評価・判定する。ただし、課題ないし提出物などの状況を加 味する(10点)。なお、出席点は与えないが、欠席回数により減点されることがある。 ビジネス関連専門用語の暗記負担を減らすために、試験は「持ち込み可」の条件で行う。各 問題に関する理解水準に着目し(テキスト写しを禁ずる)、答案全体を総合的に評価する方 法で採点を行う。なお、課題や予備テストの答案と期末試験答案との整合性を勘案する。 参考図書: 注 意 事 項 伊藤元重:2004、『ビジネスエコノミクス』、日本経済新聞社。 野口悠紀雄:2007、『超経済脳で考える』、東洋経済新報社。 Ⅱ - 7 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 オリエンテーション: 講座の概要、担当教員の自己紹介、授業の方法および単位認定の基準等々 2 回 企業の価格戦略 ‐吉野家の事例 ‐安売りは得なのか ‐巧妙な価格戦略の裏 3 回 価格からビジネスの構造が見える(1) ‐医薬品業界の事例 ‐流通構造の変革と問屋の機能 4 回 価格からビジネスの構造が見える(2) ‐流通チャネル政策の事例 ‐百貨店とチェーンストアのビジネス戦略 5 回 価格メカニズムを活用する ‐市場の論理と組織の論理 ‐裁定行為の事例 6 回 7 回 モラルハザードと逆選択(1) ‐タクシー運転手の報酬体系 ‐フランチャイズ契約 ‐レモンの経済学 モラルハザードと逆選択(2) ‐金融機関の事例 ‐契約を守るのはなぜ難しいのか 予備テスト(1 回目) 8 回 ビジネスはゲームだ(1) ‐囚人のジレンマモデル ‐ビジネスゲームを有利に進めるためには Ⅱ - 8 容 9 回 10 回 11 回 12 回 ビジネスはゲームだ(2) ‐後追い戦略の強み ‐強いものが必ずしも勝つわけではない ‐オークションの事例 企業の競争戦略を理解する(1) ‐基本モデル ‐参入障壁を巡る戦略 ‐取引相手との交渉力を強化する戦略 企業の競争戦略を理解する(2) ‐代替財の存在と産業内の競争 ‐競争に生き残るための方法 ‐広くつかまえる戦略 vs 深堀する手法 グローバル化と現代生活(1) ‐フラット化 ‐グローバル競争と我々の生活への影響 グローバル化と現代生活(2) ‐コアと周辺 13 回 予備テスト(2 回目) 14 回 健康と嗜好の経済学(1) ‐分析モデル ‐肥満の経済分析 15 回 健康と嗜好の経済学(2) ‐健康管理ビジネス(DM) ‐ユビキタスヘルスケアビジネス Ⅱ - 9 平 科目名 成 22 生活史 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 尾崎聡 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 衣食住など日常生活の様々な局面を哲学、文化人類学、民俗学、考古学など人文諸科学の多 様な観点からアプローチし、生活世界を立体的に俯瞰する。その結果、受講者各自が衣食住、 特に食に関する哲学・歴史・文化的な見方に開眼していくことを目指す。 学生の学習成果: 衣食住など生活世界について哲学・歴史・文化的な見方が出来るようになると新たな世界が 開けるということに気付き、特に食に関しても哲学、文化人類学、民俗学、考古学など人文 諸科学から幅広く柔軟にアプローチできるようになる(汎用的学習成果「知識・理解」 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義) 担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、受講生の専門領域を配慮して「食」 をキーワードに毎回の授業の題材を準備し、対話によって受講生の頭脳を活性化させ ながら進めていく。また毎回、積極的に画像・図像、映像を使ってビジュアル的に理 解を補っていく。 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業でポ イントを示す 特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。 【達成基準】 衣食住など生活世界について哲学・歴史・文化的な見方が出来るようになると新たな世界が 開けるということに気付き、特に食に関しても哲学、文化人類学、民俗学、考古学など人文 諸科学から幅広く柔軟にアプローチできるようになったことを、試験における論述で証明す ること。歴史的世界―日常生活―自己を結びつける適切な題材を自らの力で選び、テーマ設 定できるようになっていること。答案は以下の 4 つの観点から採点する 1.社会・文化性(客観性) 、すなわち社会や文化的な関心のもとに題材が選ばれ、考察されているか 2.個性(主観性)、すなわち自分の存在や生き方と関連付けて題材が選ばれ、考察されているか 3.歴史性(相対性) 、すなわち選ばれた題材が人間の時間的営みという観点から考察されているか 4.哲学性(普遍性) 、すなわち選ばれた題材が偏見にとらわれず、広い視点から考察されているか 【評価方法】 筆記試験。1500 字の論述を課する(90%) 中間提出物。試験前に受講者各自の生活史への興味関心の発達度を確認する(10%) 欠席回数 (‐2)点 参考図書は各回ごと指示する Ⅱ - 10 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ■ガイダンス:教育目標、教育方法、成績評価、半期の講義計画について予告し、受講者と合 意する。 ■学問における物の見方(歴史学・民俗学・文化人類学における食の見方) :柳田國男の『食物 と心臓』を参照し、餅や団子やおにぎりの形状の意味について考えてみる。 ■参考映像: 『志呂神社の秋祭り』 お供えの餅の形は男女の形および大判・小判・丁銀である。 なぜか? ■予習・復習事項 あなたの地元の年祝い・結婚式・節句・お祭りの料理、春夏秋冬の日常食、葬の料理を見直し てみよう 2 回 ■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」① 日本文化の基層「照葉樹林」 ■参考映像:映画『もののけ姫』(シシ神の森=照葉樹の原生林) 映画『もののけ姫』は、その背景画の村落景観、樹木の一本一本まで、「照葉樹林文化論」「ブ ナ・ナラ樹林文化論」をもとに考証して綿密に描かれており、これらの取っ付きにくいテーマ にアプローチする際の良い題材となる。 ■予習・復習事項:樹林文化は食材にも反映している。西南日本の照葉樹林の獣肉食として猪 と鹿、樹林の恵みとしてはドングリ類があげられる。樹林の渓流魚としてはサケ・マスの陸封 魚であるヤマメ・イワナがあげられる。図鑑で調べてみよう。 3 回 ■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」② 日本文化の基層「ブナ・ナラ樹林」 ■参考映像:世界遺産『白神山地』 ■予習・復習事項:樹林文化は食材にも反映している。北東日本のブナ・ナラ樹林の獣肉食と して熊とニホンカモシカがあげられる。樹林の恵みとしてはブナの実、トチの実などがあげら れる。またサケ・マスの大量溯上があげられる。図鑑で調べてみよう。 4 回 ■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」③ 稲作以前の話 雑穀栽培の文化 稲作以前の文化的名残として全国各地に残る雑穀にまつわる儀礼習俗がある ■参考文献:坪井洋文『稲を選んだ日本人』未来社 ■参考映像:ドキュメンタリー『九州山地椎葉村の焼畑の四季』 ■予習・復習事項:一口に五穀といっても北東日本と西南日本でも少し異なるようである。雑 穀にはどのようなものがあるだろう。また現在ではどのように栽培・生産されているのだろう か。これを機会に調べてみよう 5 回 ■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」④ 稲作以前の話 根菜農耕文化 稲作以前の文化的名残としてお月見や正月に団子や餅ではなくサトイモを供える芋名月と芋正 月の習俗、河原や野原におけるレジャーとして各地に残る芋煮会などは大変重要な習俗である ■参考文献:坪井洋文『稲を選んだ日本人』未来社 ■参考映像:『ダッシュ村の芋名月』 ■予習・復習事項:皆さんの家ではお月見をするだろうか、皆さんの友人は様々な地域の出身 であるが、沖縄中北部では今でもイモを供える、愛媛や山形では芋煮会が盛んである。調べて みよう Ⅱ - 11 6 回 ■講義内容:シリーズ「環境と生活史と食文化」⑤ 環境保護と里山の発見(ナショナル・ト ラスト、企業の里山保存運動 燃料革命と台所の変貌) ■参考映像:アニメ『となりのトトロ』宮崎駿 制作後 20 年を経ても映画『となりのトトロ』は子供達に大人気のアニメーションであるが、 この舞台は昭和三十年代の東京近郊の農村と言われ、トトロは鎮守の杜(照葉樹林の残欠)の クスノキの精に他ならない。我々は近年まで「山」というものを「里山」と「原生林」に分け て考えることすらしなかったが、『となりのトトロ』は、この昨今話題になることの多い「里 山」 、「人間と自然が調和した小宇宙」にアプローチする際の良い題材となる。 ■予習・復習事項:岡山学院大学が立地する有城の丘の斜面にはすばらしい樹林が残されてい る。北斜面は雑木林、西斜面は松林、南斜面は竹林、東斜面は園芸種の林が特徴的である。見 直してみよう。 7 回 ■講義内容:シリーズ「民具学」器について①(焼物と木地物) ■参考映像:NHK 大河『武蔵』 武蔵は木曽山中で木地屋の夫婦に出会い、ロクロで原木から 木椀を削りだす体験をする。食器が瀬戸物化する以前、お椀はどうやってつくっていたのか、 非常に珍しく貴重な映像。 ■実物を見る:木地椀の断面とプラスチック椀を比較する、土器・陶器・磁器を比較する ■予習・復習事項:実習で使う器、家にある器をよく観察してみよう 8 回 ■講義内容:シリーズ「民具学」器について② 魯山人(書・画と器と料理の達人)の料理芸 術論 ■参考映像:知ってるつもり『北大路魯山人』 ■参考文献:平野雅明『魯山人味道』『魯山人陶説』中公文庫 ■実物を見る:100 円ショップでも販売している織部”風”、黄瀬戸”風”、有田”風”の雑器に注目 ■予習・復習事項:グルメブームの火付け役となった漫画・アニメ・ドラマ『美味しんぼ』の 海原雄山のモデルは北大路魯山人である。もう一度見直してみよう。 9 回 ■講義内容:シリーズ「民具学」刀子から包丁へ(調理専用刃物の起源・歴史と展開) ■参考映像:『白神を行く』 (マタギの刃物を打つ野鍛冶)、NHK大河『武蔵』 (武蔵の宿敵宍 戸梅軒は鍬・鎌を打つ野鍛冶) 、新日本紀行『刃物の町 濃州 関』 ■実物を見る:和包丁と洋包丁の違い、両刃包丁と片刃包丁の違い、古式刃物などを見る ■予習・復習事項:実習で使う包丁、家にある包丁をよく観察してみよう 10 回 ■講義内容:シリーズ 「生活文化研究の諸方法」 生活資料の宝庫「考古学」 考古学は物的証拠を次々と発見、我々に提示してくれることによって人間生活の歴史の解明に 最も貢献している問のひとつである。 ■参考映像:NHK『日本人はるかなる旅』 (縄文式土器の発明:調理の革命:煮る、炊く) ■予習・復習事項:昔の人が四季それぞれどのようなものを食べていたのか考えることを「食 性復元」と言うが更に詳しく調べてみよう。 11 回 ■講義内容: シリーズ「生活文化研究の諸方法」 生活資料の宝庫「考古学」② 考古学は古代の食材に関しても注目すべき実態を明らかにしている。例えば獣肉、魚肉のよう な動物性蛋白以外にも植物性タンパク源として「ドングリ」が注目されること、歯槽膿漏の痕 跡があるイノシシ様の獣骨からブタへの改良の努力を推測する「弥生ブタ」論争などである。 ■参考映像:NHK『日本人はるかなる旅』クリの花粉の化石と=クリ林を作る、三内丸山遺跡 (人口 500 人) ■予習・復習事項:栗はもちろん栃や胡桃は現代においてもある程度馴染んだナッツ類の食習 俗であるが、ドングリを食する習俗も忘れてはならない。日本各地に残るので調べてみよう。 Ⅱ - 12 12 回 ■講義内容:「住まい・建築の生活史」 町、農村、漁村、山村の家などそれぞれの環境、生業に適した日本的民家の住み方を概観する。 ■参考文献:今和次郎『民家論』 ■参考映像:ドキュメンタリー『白川郷の合掌造、結により大屋根を葺く』、NHK大河ドラマ 『利家とまつ』※注目点 地侍の館=荒子城の庫裏、浪人時代=掘建て小屋の囲炉裏、城下の 役宅=土間の竈、上がり框の大囲炉裏、奥の間の囲炉裏 ■予習・復習事項:古建築における炊爨施設には日本文化の系譜を反映しているものがある。 部屋における囲炉裏と土間における竈、上から吊るす自在鉤と下から支える五徳など複数の 注目すべき要素がある。それぞれどのような特質があるのか考察してみよう。 13 回 ■講義内容:シリーズ「岡山学」(岡山と食)① 日本の中の中国地方、中国地方の中の岡山について知る。食材としては、海の食材「日本海も の」と「瀬戸内もの」、その他に「北海もの」 「三陸もの」 「常陸・房総もの」 「江戸前もの」 「伊 豆七島もの」 「黒潮もの」「以西もの」について知る。 ■参考映像:鉄腕ダッシュ『岡山のサワラ、四ツ手網漁』 ■参考文献:成瀬宇平『食材図典』小学館 ■予習・復習事項: 魚の産地に気をつけてみよう。 14 回 ■講義内容:シリーズ「岡山学」(岡山と食)② 中国 12 カ国の中の備前・備中・美作、中国 5 県の中の岡山について知る。食材としては「中 国山地もの」 「吉備高原もの」 「岡山平野もの」 「瀬戸内もの」について知ろう。 ■参考映像: 『吉備津神社 春の七十五膳行事』この行事は備中各地から納められた食材を使う。 中には吉備ダンゴの起源もある。 ■参考文献:鶴藤鹿忠、今田節子、太郎良裕子『聞き書 岡山の食事』農山漁村文化研究会 ■予習・復習事項:岡山県地図を見て吉備高原、南部平野、瀬戸内沿岸および島嶼部を確認し よう。 15 回 ■講義内容:シリーズ「岡山学」(岡山と食)③ 岡山の四季の食材と調理法について知ろう。 ■参考文献:土井勝・正木信昭『岡山の旬のおかず』岡山県立農業試験場・水産試験場・山陽 放送 ■参考映像:土井勝 NHK 総合テレビ「きょうの料理」 『旬の素材を使ったチラシ寿司』 ■復習事項および課題: 岡山県地図を見てみよう Ⅱ - 13 平 科目名 食文化論 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 次田隆志 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、 食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。 一方、文化の形成は食にあるといわれており、食文化は人の生活形態にも大きな影響を及ぼし ている。食文化論では、食べ物のおいしさとは何か、食生活の変遷、食物消費行動の変化、食 生活を供給する諸産業、食品の表示など、食文化に関わるさまざまな知識について学習するこ とにより、食の専門家として、より良き指導者となることを目標とする。 学生の学習成果: 食文化に関するさまざまな知識を習得し、フードスペシャリストの資格を取得することが できる。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) 教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料 を配付する。 予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応 箇所を前もって読んでおき、講義に望むようにすること。 復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再 度、教科書などで確認すること。 日本フードスペシャリスト協会編、三訂フードスペシャリスト論(建帛社) 日本フードスペシャリスト協会編、新版食品の消費と流通(建帛社) 林 淳三、新栄養士課程 食生活論(建帛社) 定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を 有しているかどうかを評価するという観点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評 価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。 インターネット等を活用して、食文化に関わる最新の情報を積極的に得ること。 Ⅱ - 14 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方と食文化論の概要説明 2 回 食べ物のおいしさとは何か(その1) おいしさと五感、生理学からみたおいしさ、心理学からみたおいしさ 3 回 食べ物のおいしさとは何か(その2) 食欲と嗜好性、おいしさと健康、おいしさと文化 4 回 人類の進化と食物 原始人の食生活、農耕文化の誕生 5 回 食習慣 宗教と食物禁忌、食べ合わせ、三大食法 6 回 食生活の変遷(その1) 日本における食文化の変遷(古代から江戸時代まで) 7 回 食生活の変遷(その2) 日本における食文化の変遷(明治時代から現在まで) 8 回 食物消費行動の変化と特徴(その1) 食料消費のパターンの変化、消費の形態変化、献立・食味構成の選好度の変化 9 回 食物消費行動の変化と特徴(その2) 食卓・食べ方・文化の変化、フードロスと食料自給率 10 回 食生活の三つのパターン 内食・外食・中食の分類 11 回 食生活を供給する諸産業(その1) 内食産業 12 回 食生活を供給する諸産業(その2) 外食産業 13 回 食生活を供給する諸産業(その3) 中食産業 14 回 食品の表示(その1) 食品の表示に関わる法律、JAS 法による食品の表示 15 回 食品の表示(その2) 食品衛生法・健康増進法による食品の表示、保健機能食品 Ⅱ - 15 平 科目名 成 フードコーディネート 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 次田隆志 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、 食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。 一方、現在の高度情報化社会においては、食のコーディネートを総合的に行い、消費者の食教 育のサービスを行う専門家としてのフードスペシャリストが期待されている。フードコーディ ネートでは、食と感性、メニュープラニング、テーブルウエアの知識と演出法、食事作法の比 較文化、サービスマナー、トータルプラニング、食情報など、フードコーディネートに関わる さまざまな知識について学習することにより、食の専門家として、より良き指導者となること を目標とする。 学生の学習成果: フードコーディネートに関するさまざまな知識を習得し、フードスペシャリストの資格を取 得することができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料 を配付する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応 箇所を前もって読んでおき、講義に望むようにすること。 復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再 度、教科書などで確認すること。 日本フードスペシャリスト協会編、新版フードコーディネート論(建帛社) 定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を 有しているかどうかを評価するという観点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評 価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。 インターネット等を活用して、フードコーディネートに関わる最新の情報を積極的に得るこ と。 Ⅱ - 16 授 業 回 数 別 教 育 1 回 授業の進め方とフードコーディネートの概要説明 2 回 食と感性 食と感覚、食の科学性と芸術性、食の創造と演出 3 回 メニュープラニング(その1) メニュープラニングの理念 4 回 メニュープラニング(その2) 様式別のメニュー 5 回 メニュープラニング(その3) 折衷様式のメニュー 6 回 テーブルウエアの知識と演出法(その1) 日本の食器・グラス類 7 回 テーブルウエアの知識と演出法(その2) 外国の食器・グラス類 8 回 テーブルウエアの知識と演出法(その3) 食卓の小物、テーブルリネン類 9 回 テーブルウエアの知識と演出法(その4) テーブルセッティング 10 回 食事作法の比較文化(その1) 食事作法の概念、日本の食事作法 11 回 食事作法の比較文化(その2) 中国・ヨーロッパ・現代の食事作法 12 回 食生活を供給する諸産業(その2) 日本の食事作法のビデオ鑑賞 13 回 サービスマナー サービス精神、システムサービス、エチケット 14 回 トータルプラン フードマネジメント、食卓と食空間、食の企画・構成・演出 15 回 食情報 環境問題、食に関わる話題 Ⅱ - 17 内 容 平 科目名 食料経済 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 次田隆志 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、 食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。 一方、人間生活にとって必須である食料の生産・流通・消費の仕組みについての知識を習得す ることは、食に関わる者にとって極めて重要である。食料経済では、食生活と食品消費の変化、 フードマーケティングと食品流通、食品市場と食品流通、食品消費の課題など、食の生産・流 通・消費に関わるさまざまな知識について学習することにより、食の専門家として、より良き 指導者となることを目標とする。 学生の学習成果: 食料経済に関するさまざまな知識を習得し、フードスペシャリストの資格を取得すること ができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料 を配付する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応 箇所を前もって読んでおき、講義に望むようにすること。 復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再 度、教科書などで確認すること。 日本フードスペシャリスト協会編、新版食品の消費と流通(建帛社) 日本フードスペシャリスト協会編、新版食品の官能評価・鑑別演習第3版(建帛社) 定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を 有しているかどうかを評価するという観点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評 価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。 インターネット等を活用して、食品流通に関わる最新の情報を積極的に得ること。 注 意 事 項 Ⅱ - 18 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 授業の進め方と食文化論の概要説明 2 回 食生活の変化(その1) 食生活形態の変化、食の外部化とそれをもたらした要因 3 回 食生活の変化(その2) 食品消費の変化、栄養素摂取量の変化 4 回 フードマーケティングと食品流通(その1) 食生活の多様化とその要因 5 回 フードマーケティングと食品流通(その2) フードビジネスとフードマーケティング 6 回 フードマーケティングと食品流通(その3) 小売流通と卸売流通、生鮮食料品の卸売流通 7 回 フードマーケティングと食品流通(その4) 加工食品と食品問屋、食料品の小売流通 8 回 食品市場と食品流通(その1) 内食と食品小売業、スーパーマーケットの流通・販売システム 9 回 食品市場と食品流通(その2) スーパーマーケットの現状 10 回 食品市場と食品流通(その3) 外食と外食産業、チェーンレストランの仕入れ・販売システム 11 回 食品市場と食品流通(その4) チェーンレストランの現状 12 回 食品市場と食品流通(その5) 中食と中食産業、コンビニエンスストアの流通・販売システム 13 回 食品市場と食品流通(その6) コンビニエンスストアの現状 14 回 食品消費の課題(その1) 食品消費と環境問題、グリーンマーケティング 15 回 食品消費の課題(その2) 食品消費と安全性、食品の安全確保と行政 Ⅱ - 19 容 平 科目名 公衆衛生学Ⅰ 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):非常勤講師室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 計 2 画 担当教員 授業のある曜日 片山靖夫 (9∼12:30) 教育目標:公衆衛生の意義、歴史、人口動向と人口問題について学習後、 「保健統計」と呼 ばれる公衆衛生上の情報処理について学ぶ。 つぎに、様々な疾病の要因について環境の面から解明する方法である「疫学」の概念と研 究方法について学ぶ。最後に、社会背景の変化や科学の進歩に伴って変化した健康問題に 対処する公衆衛生行政や公衆衛生活動の在り方、進め方について学習する。 学生の学習成果:公衆衛生についての情報の収集力を身につけ、疫学調査や統計資料を理解 する。国、地域における公衆衛生活動を理解し、健康教育や社会福祉活動の実践力が身に つく。 (【講義】・演習・実験・実習・実技) テキストを中心に重要な事柄については、特に黒板に板書しながら解説することによ り授業を進める。また、理解を深めるために資料などのプリントを作成し配布する。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 復習:授業後には内容を確認し、重要と思われる事項を整理しておくこと。 予習:次回の授業のテキスト範囲に目を通しておくこと。 田中平三 他編・(2009)・「社会・環境と健康」 (健康・栄養科学シリーズ)・南江堂 公衆衛生の成立とその目的および種々の用語の意味を理解していること。疫学に関する基 礎的知識及び疫学調査の方法を習得していること。公衆衛生に関わる問題への対処の仕方を 習得していること。 上記の基準を満たしているか否かを、復習の状況(2割)及び試験(8割)で総合的に評 価する。 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と する。 参考図書等 管理栄養士国家試験鏡化研究会編(2009)社会・環境と健康 Ⅱ - 20 第一出版 授 1 回 業 回 数 別 教 育 オリエンテイション 2 回 健康の科学としての公衆衛生の成立と目標について解説する。 公衆衛生の定義 健康の定義と目的 健康と病気との関係 公衆衛生と予防医学 3 回 歴史からみた公衆衛生活動を紹介する。 アルマ・アタ宣言(プライマリーヘルスケア) オタワ憲章(ヘルスプロモーション) 公衆衛生活動の歩み 4 回 内 保健統計の意義と用語について解説する。 人口静態統計(国勢調査、人口ピラミッド、人口に関する保健指標) 人口動態統計(出生率、再生産率、死亡率、PMI) 5 回 保健統計の用語について説明する 死亡率の推移と死因 生命表(平均寿命、平均余命) 傷病統計(患者調査、国民生活基礎調査) その他の保健統計(国民健康・栄養調査、食料供給表) 6 回 疫学の理念とその意義について解説する。 疫学の概念 疫学の対象と領域 疫学的因果関係 疾病頻度、暴露効果の測定 7 回 疫学調査の方法について解説する。 観察研究 記述疫学 分析疫学 横断研究 8 回 疫学調査の方法について解説する。 縦断研究(コホート研究、症例対照研究) 介入研究 無作為比較対象試験(RCT) 9 回 疫学調査の方法について解説する。 バイアスと交絡 スクリーニング 定義、有効性 Ⅱ - 21 容 10 回 疫学研究の問題点について解説する。 根拠に基づいた健康対策(EBM、メタアナリシス) 安全性の確保 疫学研究と倫理 11 回 衛生法規について解説する。 医事法規(医療法など) 保健法規(地域保健法など) 12 回 国際保健とそのあり方について解説する。 国際保健とは何か 国際保健に関わる国際機関(WHO、UNICEF、FAO) 13 回 社会保障の概念と社会保障制度の体系について解説する。 社会保障 公的扶助 社会福祉事業 公衆衛生及び医療 14 回 医療制度について解説する。 医療施設、医療従事者、医療費 介護保険制度について解説する。 制度の仕組みとサービス 15 回 公衆衛生Ⅰで学習した内容について総括する。 Ⅱ - 22 平 科目名 成 公衆衛生学Ⅱ 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 2 計 画 担当教員 秋山公祐 昼休憩時間 教育目標:公衆衛生活動における根源的な保健対策に関する基礎知識の修得を目指す。特に 本科目では、母子の健康増進に関わる母子保健、生活習慣病など各種疾患に対する施策、生 徒・学生の育成に関わる学校保健、労働環境のうち社会的側面からみた労働衛生対策等につ いての理解をはかる。また、生活維持の行政的本幹を担っている医療保険制度・介護保険制 度についても、理解を深めるものとする。 学生の学習成果:本科目の修得により、公衆衛生分野における種々の課題・問題点を、栄養 学の知識と関連づけ、体系的に理解することができる。また、栄養マネジメントに必要な保 健・医療・福祉・介護に関する制度体系を深く理解することにより、現場での職務遂行にお ける即応力を向上させることができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業はテキストを中心に進めるが、重要事項に関しては図表等を板書することによ りその理解を深めるものとする。 講義の1回目と14回目に関連キーワードのチェックを行う。1 回目のチェックで講 義前の知識量を把握し、その結果を2∼13回目の講義内容に反映させる。さらに、 14回目のチェックで本講義での理解獲得度を把握し、理解が不十分な項目について 15回目の講義で補うこととする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 予習:公衆衛生学Ⅰで学んだ基礎知識を再確認しておくこと。また本科目テキストの 講義範囲に目を通しておくこと。 復習:講義で出てきたキーワードをもう一度理解するとともに、自分自身の言葉で概 説できるようにする。なお復習での体系的理解の基幹として、 「授業回数別教育 内容」の欄に各回の達成目標を掲げている。 田中平三 南江堂 他編(2007) 「社会・環境と健康 改訂第2版」 (健康・栄養科学シリーズ) 上記「学生の学習効果」に含まれる細項目についての最終的な知識量・理解度を指標に、 成績評価を行う。 具体的には、小問100題(1 問 1 点)からなる期末試験の獲得点数を成績評価点とする。 ただし、社会人としての責任を果たすために必要な態度・自己管理能力を評価に反映させ るため、欠席は一回につき8点(欠席の届け出がある場合には4点)を上記評価点より減点 し、また私語などの授業の妨害行為には一回につき2点を減点し、最終評価点とすることと する。 参考図書等 国民衛生の動向 厚生統計協会 事 項 Ⅱ - 23 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 授業の進め方についての説明 キーワードチェック(講義前) :事前知識量の把握 生活習慣の現状と対策(1) 健康に関わる公衆衛生学の役割 達成目標①健康の考え方について概説できる。 ②疾病の一次、二次、三次予防について説明できる。 生活習慣の現状と対策(2) 食生活・食行動・食環境、身体活動・運動、喫煙・飲酒行動 達成目標①食生活と疾病との関わりを説明できるとともに、歴史的経緯をふまえ、食生活指針・ 食事バランスガイド策定の目的、内容を説明できる。 ②歴史的経緯をふまえ、現在の健康づくり運動の意義とその目標を説明できる。 ③喫煙・飲酒行動の傾向と改善対策について説明できる。 3 回 生活習慣の現状と対策(3) 睡眠・休養、ストレス、歯科保健、疾病に影響する行動特性、健康日本21 達成目標①休養指針策定の背景、目的、内容について説明できる。 ②健康増進法・健康日本21の策定背景、意義、内容等を説明できる。 ③歯科疾患の疫学と予防対策について説明できる。 4 回 主要疾患の現状と対策(1) 生活習慣病の概念、悪性新生物 達成目標①生活習慣病の概念が説明できる。 ②傷病統計による主な疾病の現状と動向について概説できる。 ③悪性新生物の疫学と予防対策について説明できる。 5 回 主要疾患の現状と対策(2) 循環器疾患、代謝疾患 達成目標①循環器疾患の疫学と予防対策について説明できる。 ②代謝疾患の疫学と予防対策について説明できる。 6 回 主要疾患の現状と対策(3) 骨・関節疾患、その他の疾患 達成目標①骨、関節疾患の疫学と予防対策について説明できる。 ②肝臓疾患、腎臓疾患、消化器疾患、呼吸器疾患の疫学と予防対策について説明でき る。 7 回 主要疾患の現状と対策(4) 感染症(感染症法、感染症対策、主要感染症、結核) 達成目標①感染症の疫学と予防対策について説明できる。 8 回 主要疾患の現状と対策(5) 難病(難病の定義、現状、対策) 達成目標①難病の疫学と予防対策について説明できる。 Ⅱ - 24 9 回 主要疾患の現状と対策(6) 精神疾患(精神疾患の現状、精神疾患に関する法制度) 、自殺 達成目標①精神疾患の疫学と対策について概説できる。 ②自殺を含め、精神状態の変化を来す社会環境因子について説明できる。 10 回 母子保健 母子保健の目的、母子保健の現状と対策、健やか親子21、少子化対策 達成目標①母子の健康の現状と問題点、および母子保健対策について概説できる。 ②少子化問題の現状、およびこれに対する社会的・制度的対応策を概説できる。 11 回 学校保健 学校保健の目的と制度、学校保健の現状と対策 達成目標①児童・生徒の健康の現状と問題および学校保健対策について概説できる。 12 回 医療・福祉制度、地域保健 医療制度の現状と対策、社会保障制度、地域保健組織 達成目標①国民の健康づくり・疾病対策における保健・医療・福祉の位置づけと相互の関係に ついて概説でき、また関連制度体系について説明できる。 ②特定健診・特定保健指導制度策定の背景、目的、内容について説明できる。 ③地域保健に関する行政組織、関連機関、団体等の役割について説明できる。 ④社会保障制度(障がい者自立支援制度を含む)について概説できる。 13 回 高齢者保健 高齢者保健の現状と対策、介護保険制度、 達成目標①高齢者の健康の現状と問題および保健・医療事業について概説できる。 ②介護保険制度について概説できる。 14 回 産業保健 産業保健の制度、産業保健の現状と対策、労働安全衛生対策 達成目標①労働者の健康の現状と問題および産業保健対策について概説できる。 キーワードチェック(講義後) :理解獲得度の把握 15 回 まとめ 補足説明:キーワードチェック(14回目講義)の結果を反映 Ⅱ - 25 平 科目名 公衆衛生学Ⅲ 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):非常勤講師室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 計 2 画 担当教員 授業のある曜日 片山靖夫 9∼12:30 教育目標:産業構造の変化に伴ってもたらされた労働環境の多様化により生ずる種々の健康 被害を紹介しながら、労働者の健康の保持増進を目的にした産業保健について学ぶ。 次 に、大気の役割、水の重要性、廃棄物処理の問題など人と環境との相互関係について環境 保健で学ぶ。 40 数億年の歳月をかけて地球上に創造されてきた生態系の仕組みが、種々 の産業活動や人間の生活よって、どのように破壊されてきているかを環境保全で学ぶ。 学生の学習成果:産業保健について理解することにより、職場での労働安全・衛生、健康に 対応する能力を身につけれるようになる。環境汚染や廃棄物の問題をはじめとする環境問 題について知識を得ることにより、社会的責任を持つことができるようになる。 (【講義】・演習・実験・実習・実技) テキストを中心に重要な事柄については、特に黒板に板書しながら解説することによ り授業を進める。また、理解を深めるために資料などのプリントを作成し配布する。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 復習:授業後に内容を確認し、重要事項は整理しておくこと。 予習:次回のテキストの範囲に目を通しておくこと。 田中平三 他編・(2006)・「社会・環境と健康」 (健康・栄養科学シリーズ)・南江堂 私たちを取り巻く地球上の環境について理解していること。種々の廃棄物と環境汚染の因 果関係を理解していること。労働環境や環境汚染による健康障害について理解しているこ と。 上記の基準を満たしているか否かを、復習状況(2割)及び試験(8割)により総合的に 評価する。 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と する。 参考図書等 管理栄養士国家試験鏡化研究会編(2009)社会・環境と健康 第一出版 伊達ちぐさ・松村康弘編著(2006)公衆衛生学(管理栄養士講座)建帛社 Ⅱ - 26 授 1 回 業 回 産業保健の概要について講義する。 産業保健の目的 労働衛生の3管理 3 回 職業と健康障害について講義する。 化学的要因による健康被害 金属、有機溶剤 4 回 粉じん、ガス、農薬 物理的要因による健康障害 電離放射線、非電離放射線 5 回 騒音、温度、振動、気圧 労働負担による健康障害 疲労、VDT作業 7 回 8 回 9 回 別 オリエンテイション 2 回 6 回 数 労働安全対策について講義する。 環境保健の意義について講義する。 環境保健が扱う領域 生活環境の構成 環境の諸要因 大気の役割について解説する。 大気の組成 温熱条件、温熱指数 気圧 放射線について解説する。 非電離放射線 電離放射線と放射線障害。 水について講義する。 浄水法(沈殿、ろ過、消毒) 飲料水の条件 Ⅱ - 27 教 育 内 容 10 回 下水処理の方法 水質汚濁の指標 廃棄物処理の問題について解説する。 一般廃棄物、産業廃棄物、感染性廃棄物 11 回 そ族、衛生害虫の駆除、住居衛生について講義する。 そ族・衛生害虫の種類と関連疾患 空気汚染と換気 冷房と冷房病 シックハウス症候群 12 回 公害と環境汚染について解説する。 意義と歴史 環境保全対策 13 回 環境汚染について解説する。 大気汚染 水質汚濁 内分泌撹乱物質 感覚公害(騒音、振動、悪臭) 14 回 地球環境問題と環境保全の動きについて解説する。 地球温暖化 酸性雨 オゾン層の破壊 海洋汚染 放射線汚染 15 回 公衆衛生学Ⅲで学習した内容について総括する。 Ⅱ - 28 平 科目名 成 健康管理論 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 2 計 画 担当教員 秋山公祐 昼休憩時間 教育目標:健康の概念および定義をふまえたうえで、生活環境の変化に対応した健康の維持 管理法について学習する。具体的には、健康情報を収集管理する方法、それらを応用して実 際の健康管理に役立てる方法、生活環境下における健康の維持・管理と増進の手法等を学ぶ。 学生の学習成果:本科目の修得により、管理栄養士が目指すべき健康概念を明確に獲得する とともに、その概念の意義と自己の存在との関係を現代の諸問題と関連づけて把握すること ができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業はテキストを中心に進めるが、重要事項に関しては図表等を板書することによ りその理解を深めるものとする。 講義の1回目と14回目に関連キーワードのチェックを行う。1 回目のチェックで講 義前の知識量を把握し、その結果を2∼13回目の講義内容に反映させる。さらに、 14回目のチェックで本講義での理解獲得度を把握し、理解が不十分な項目について 15回目の講義で補うこととする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 予習:公衆衛生学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで学んだ基礎知識を再確認しておくこと。また本科目テ キストの講義範囲に目を通しておくこと。 復習:講義で出てきたキーワードをもう一度理解するとともに、自分自身の言葉で概 説できるようにする。なお復習での体系的理解の基幹として、 「授業回数別教育 内容」の欄に各回の達成目標を掲げている。 朝山正己 他著(2009)「イラスト健康管理概論‐第2版‐」東京教学社 上記「学生の学習効果」に含まれる細項目についての最終的な知識量・理解度を指標に、 成績評価を行う。 具体的には、小問100題(1 問 1 点)からなる期末試験の獲得点数を成績評価点とする。 ただし、社会人としての責任を果たすために必要な態度・自己管理能力を評価に反映させ るため、欠席は一回につき8点(欠席の届け出がある場合には4点)を上記評価点より減点 し、また私語などの授業の妨害行為には一回につき2点を減点し、最終評価点とすることと する。 参考図書等 注 意 事 項 Ⅱ - 29 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方についての説明 キーワードチェック(講義前) :事前知識量の把握 健康の概念 健康の定義、健康に及ぼす要因 達成目標①健康の考え方について概説できる。 ②プライマリヘルスケア、ヘルスプロモーションについて概説できる。 2 回 健康の指標 包括的健康指標、特殊健康指標、罹患率、有病率、受診率、国際的疾病障害死因統計分類 達成目標①主な保健統計指標について説明できる。 3 回 疾病の予防 1次予防、2次予防、3次予防、感染症予防 達成目標①疾病の一次、二次、三次予防について説明できる ②感染症の疫学と予防対策について説明できる。 4 回 生命と寿命 死因、平均寿命、健康寿命、主な死因順位 達成目標①平均余命、平均寿命、健康寿命の現状、人口構成の変化について説明できる。 ②人口動態統計による出生、死亡(死因)の現状と変遷(疾病構造の変化)について 説明できる。 ③悪性新生物、循環器疾患、代謝疾患、骨・関節疾患の疫学と予防対策について説 明できる。 5 回 傷病の現状 国民生活基礎調査、患者調査、健康水準の国際比較(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患) 達成目標①傷病統計による主な疾病(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、糖尿病など)の現状 と動向について概説できる。 6 回 健康づくりの施策(1) 健康増進の考え方、健康増進の3要素、健康づくりの課題 達成目標①国民の健康づくりにおける保健・医療・福祉の位置づけと相互の関係について概説 できる。 ②医療費の現状とその背景について説明できる。 7 回 健康づくりの施策(2) 健康づくり行政、健康づくり事業、その他の事業(健康増進施設など) 達成目標①健康づくり活動の歴史的経緯をふまえ、現在の健康づくり運動の意義とその目標を 説明できる。 ②健康増進法制定の経緯をふまえ、制定の意義と内容を説明できる。 ③国民健康・栄養調査の意義、目的、法的位置づけを含めた調査の組織体制について 説明できる。 8 回 健康づくりの施策(3) 健康日本21、健康づくりの課題(喫煙、飲酒等) 達成目標①健康日本21策定の背景、目的、内容、目標、評価について説明できる。 ②現在の健康づくりにおける課題を列挙し、それぞれについて概説できる。 Ⅱ - 30 9 回 健康づくりの実際 運動、栄養、休養 達成目標①食生活と健康・疾病発症の関わりについて、生活習慣病も含めて説明できる。 ②食生活指針、食事バランスガイドの策定の背景、目的、内容について説明できる。 ③健康づくりのための運動指針(エクササイズガイド)策定の背景、目的、内容につ いて説明できる。 ④休養指針策定の背景、目的、内容について説明できる。 10 回 健康管理の方法 健康管理の目的、集団検診、スクリーニングの効果判定、健康教育 達成目標①集団検診の目的、検査項目、スクリーニングの効果判定について説明できる。 ②特定健診・特定保健指導制度策定の背景、目的、内容について説明できる。 11 回 地域の健康管理 保健所、市町村保健センター、地方衛生研究所、健康管理行政 達成目標①地域保健に関する行政組織、関連機関、団体等の役割について説明できる。 ②現在の医療保険制度、介護保険制度、および社会保障関連制度について概説でき る。 ③高齢者の健康の現状と問題および保健・医療事業について概説できる。 ④精神疾患の疫学と対策について概説できる。 12 回 学校の健康管理 保健管理、保健教育(保健学習、保健指導) 達成目標①児童・生徒の健康の現状と問題および学校保健対策について概説できる。 13 回 職場の健康管理 健康管理の現状、健康管理の実際、産業保健組織 達成目標①労働者の健康の現状と問題および産業保健対策について概説できる。 14 回 職業病と作業関連疾患 有害環境と健康障害、労働法規 達成目標①職場における有害環境と健康障害の関係について概説できる。 キーワードチェック(講義後) :理解獲得度の把握 15 回 まとめ 補足説明:キーワードチェック(14回目講義)の結果を反映 Ⅱ - 31 平 科目名 社会福祉概論 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 赤木正典 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:管理栄養士として必要な社会福祉の知識をトータルに修得する。 1、現代社会における社会福祉の意義と役割を学ぶ。 2、社会福祉8法の理念と福祉サービスについて学ぶ。 3、社会福祉の制度、機関、福祉従事者の専門性について学ぶ。 4、社会福祉援助技術についても若干学ぶ。 学生の学習成果: 1.社会福祉を理解し、児童、障害者、高齢者、母子家庭など社会的弱者に対する理解力を 獲得する。 2.社会福祉を理解することで、保健・医療・福祉の連携、関連サービスを理解する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 法律、制度、政策、思想などが主要な内容となるので、できるだけ具体例とか、日常 の中でどのような形でその制度が利用され、役立っているのか分かりやすく説明する。 また新聞、テレビ等の社会福祉の報道番組、記事を紹介し、福祉を身近なものとして 感じ関心を持つようにしてもらう。 学生の理解度と関心を常に見ながら講義する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 1.次回授業するところを3頁位は、読書してくるように指示する。 2.2回に1回位、講義したところから課題を出してみる。 野口勝巳・赤木正典著:2008「社会福祉論」建白社 出席状況(20%)とレポート(20%)それに定期試験の結果(60%)でトータルに成績評 価をする。学習のポイント 法律、制度、思想等が多いので馴染みにくいと思う。授業中に 大事なところは指摘しているし、テストの前に出題傾向について話す。 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす る。 参考図書等 厚生統計協会:2009「国民の福祉の動向」厚生統計協会 山縣文治著:2009「社会福祉用語辞典」ミネルヴァ書房 Ⅱ - 32 授 1 回 業 回 数 別 教 1.現代と社会福祉 (1)21 世紀の福祉の目標 (2)21 世紀の福祉の課題 ・現代社会と貧困 ・ノーマライゼーション 育 内 容 ・福祉の国際協力 2 回 2.社会福祉の基礎理解 (1)社会福祉の概念:憲法 25 条について、広義の社会福祉と狭義の社会福祉 (2)社会福祉の精神と機能:生存権の保障、人間愛について 3 回 (3)社会福祉の主体、対象、方法 (4)社会福祉の歴史 ・日本における歴史 ・欧米における歴史 4 回 3.社会福祉の法律と制度 (1)社会福祉の法制:社会福祉の法の歴史的背景と法の意義について (2)社会福祉の機関:国の行政機関、地方公共団体の行政機関 5 回 (3)社会福祉の財政 国や地方公共団体が直接行うか、民間に委託して行う社会福祉事業が拡大し、その費用 部分が公費で賄われている。 (4)共同募金、社会福祉法人 6 回 4.社会福祉に携る人々 (1)社会福祉機関従事者 (2)社会福祉従事者の専門性とは (3)ボランテイアについて 7 回 5.高齢者福祉 (1)高齢者の生活保障:経済・医療・福祉サービス・就労・レク等々の保障は (2)高齢化社会と老人福祉:人口高齢化と高齢社会・介護問題の現状と課題 8 回 (3)老人福祉サービスの歴史と現状 ・ 老人福祉の基本理念 ・ 福祉サービスの概念 9 回 6.障害者福祉 (1)障害者と障害者問題 (2)身体障害者のための福祉対策 在宅福祉対策と施設福祉対策の特徴について Ⅱ - 33 の大 10 回 7.知的障害者福祉:知的障害者とは、知的障害者の現状、障害者のための福祉対策 8.精神障害者福祉:精神障害者とは、精神障害者の現状と福祉対策 11 回 9.児童福祉 (1)児童福祉の理念、現代の社会と児童問題 (2)児童福祉の行政機関と児童福祉施設 (3)児童福祉の課題 12 回 10.母子福祉・女性福祉 (1)母子保健と社会福祉 (2)母子および寡婦世帯と社会福祉 (3)保護を要する女性の福祉 13 回 11.公的扶助(貧困対策) (1)狭義の公的扶助 (2)生活保護の内容と現状 14 回 (3)実施機関と生活保護基準 (4)障害者の自立援助の一つの方法 (5)親族扶養優先に伴う問題 (6)公的扶助の今後の役割と課題 15 回 単位認定試験:認定試験を実施する。 ・範囲 14 回学習した中から、テスト問題を出題する。 Ⅱ - 34 平 科目名 成 解剖生理学Ⅰ 質問受付の方法:C 棟 102 研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 22 年 授業回数 度 教 15 育 単位数 時間は特に定めない 計 2 画 担当教員 山 里 晃 弘 e-mail:[email protected] 教育目標: 人体の各器官の機能についての生理学的な基礎知識を形成する事と機能に異常が生じた 時に生理機能に如何なる変化が起こっているのかを理解する事を目標とし、臨床栄養、応用 栄養につなげ、栄養指導を行う上で人体の生理機能に関する知識の基礎とする。 学生の学習成果: 人体の機能について総合的に考えることが出来る能力、機能異常に対応した知識・思考力 が身につき、問題を解決出来る能力がついていること。 授 業 の 進 め 方 (講義) 教科書の説明とプリントを用いて内容を詳しく説明行い、理解を助ける。管理栄養 士として必要と思われる内容については黒板に模式図を示し、より理解をさせる。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 次の授業の内容のプリントを配布し,次の授業の内容についての概説を行い、予習を させる。 復習内容を確認するために、授業の始めに前回の授業内容の重要な点をまとめた復習 を行う。 田中 明編著・Nブックス生理学・建帛社、プリント 身体の恒常性維持を行うために生理現象がどのように機能しているのか、どのような役割 をしているのかを理解している。 試験の範囲は学習した範囲内とする。学習成果は期末試験(100 点満点)によって評価す る。 受講中の態度(授業を聴かないなどの態度)も評価の対象とする。再三の注意しても止め ない場合は 2 点の減点を行う。また、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の 届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 古河太郎編・現代の生理学・金原出版 ギャノング生理学・丸善株式会社 人体機能生理学・南江堂 授業中の私語は固く禁じる(退室を命じることもある) . Ⅱ - 35 授 1 回 2 回 3 回 4 回 業 回 数 別 教 育 内 容 人体機能を理解ためには生理学の重要性について説明。予習・復習は必要の指導を行なう。 循環器系 1. 血液と体液:血液と体液の区分、細胞成分と血漿成分の生理的機能 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 循環器系 2. 血液と体液:体液の循環と移動、脱水と浮腫 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 循環器系 3. 心臓の機能:心臓拍動の発現部位と心臓の収縮の仕組と心臓の神経性調節機構 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 循環器系 4. 血圧および心電図・心音:最高と最低血圧,心電図と心筋の細胞内電位の発生機序 呼吸器系 1. 外呼吸と内呼吸 5 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 呼吸器系 2. 呼吸運動:吸息と呼息、外肋間筋,内肋間筋および横隔膜の運動調節 肺の拡張と収縮における胸腔内圧と肺の弾性との関係 6 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 呼吸器系 3. 呼吸運動の調節:呼吸中枢・末梢神経性調節系、肺機能とガス交換(肺および組織) 酸素分圧および二酸化炭素分圧の呼吸運動調節への関与 7 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 消化器系 1. 口腔内消化および嚥下作用:唾液分泌の神経性調節,咀嚼運動、嚥下運動 食道運動の起こる機序とその運動に対する神経性調節機構 8 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 消化器系 2. 胃・小腸の消化作用:胃の構造および運動の種類,壁内神経系および外来神経系の調節 機構とホルモン性の調節機構 予習のためのプリント配布 9 回 復習内容の確認 消化器系 3. 小腸の運動の種類とその内在神経性調節機構、外来神経の調節機構および腸液、膵液、 胆汁の分泌と消化酵素の作用と小腸粘膜における栄養素の吸収機能 胆道系:肝臓、胆嚢の分泌機能 予習のためのプリント配布 Ⅱ - 36 10 回 11 回 12 回 復習内容の確認 消化器系 4. 大腸の消化作用としての運動機能および吸収作用と直腸内圧と排便機構の神経性調節機構(排 便反射)の関連および便秘と下痢の成因 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 泌尿器系 1. 腎臓の構造と機能:腎の構造と体液のろ過器としての機能と神経・ホルモン性調節機構。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 泌尿器系 2. 排尿:膀胱内圧と排尿の調節機構(排尿反射) 予習のためのプリント配布 13 回 14 回 復習内容の確認 体温調節系 産熱と放熱:エネルギー代謝による産熱と皮膚からの放熱の仕組 体温調節機構:皮膚感覚と体温調節中枢の関連、体温調節機構としての発汗作用 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 内分泌系1 ホルモンの種類とその生理作用:脳下垂体ホルモンの特有な生理作用 予習のためのプリント配布 15 回 復習内容の確認 内分泌系2 ホルモンの種類とその生理作用:ホルモンの生理作用 Ⅱ - 37 平 科目名 解剖生理学Ⅱ 成 22 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 熊谷 智代 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人体とそれを構成する各器官,組織の基本構造,正常構造および機能,主な疾患の概要を理 解し,臨床栄養学を学ぶ基礎を養うことを目標とする。 特に人体の肉眼的レベルから顕微鏡的レベルまでの構造の理解に重点をおく。 学生の学習成果: 管理栄養士に必要とされる人体の構造,機能,主な疾患の概要を理解する。 理解した内容を簡潔に説明する能力を養う。 健康・医療分野への興味関心を深める。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) プリント,スライドを利用して講義を進める。複雑な人体の構造,機能を理解しやす くするために,イラスト,写真などを活用し,楽しみながら学べるよう配慮する。 新聞等の健康,医療に関する記事を提示,解説し,健康・医療への興味関心を深める よう配慮する。 授業中の疑問点は授業中に解決するために積極的に質問を行うように求め,質疑応答 の時間を十分にとる。 テーマごとに重要項目を示し,必要に応じて重要項目に関連する小テストを実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習:教科書を読み予習しておくことが望ましい。 復習:講義プリント,教科書を熟読し,重要項目を完全に理解するよう努力すること。 課題:必要に応じてレポート提出を求める。 山元寅男 編(2009) 臨床医学入門・建帛社 定価 2,520 円 (後期の病理学のテキストとしても使用する予定) 田沼久美子他監修(2007) からだのしくみと病気がわかる からだの事典 成美堂出版 定価 定価 1,680 円(後期の病理学テキストとしても使用する予定) 小テスト,期末試験で,人体の構造と機能,主な疾患概要の理解度を判定する。 レポート,期末試験で,理解した内容の説明力,健康・医療への関心を判定する。 授業中に行なう小テスト(30%の評価),レポート(10%の評価)および期末試験(60%の 評価)で判定する。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については 授業の最初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある 場合には4点の減点とする。 参考図書 管理栄養士全科のまとめ 改訂 3 版 南山堂・定価 3,500 円 Ⅱ - 38 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 人体の構成:各部の名称,器官系 2 回 人体の構成:組織,細胞,血液・リンパの流れ 消化器系 1:消化管の名称,構造,機能, 3 回 消化器系 2:口腔,歯,胃,小腸,大腸の組織,機能,消化酵素の作用 主な疾患(胃十二指腸潰瘍,炎症性腸疾患,腫瘍) 4 回 消化器系 3:肝臓,胆嚢,膵臓の構造,機能,主な疾患(肝炎,胆嚢結石,膵炎) 5 回 代謝・内分泌系:膵臓の構造と機能 6 回 内分泌系:甲状腺 主な疾患(甲状腺機能亢進症,機能低下症) 婦人科系:子宮,卵巣の構造と機能 主な疾患(子宮癌,卵巣腫瘍) 7 回 造血リンパ系:血液の成分,リンパ節の構造,主な疾患(栄養障害,貧血) 8 回 消化器系・代謝・内分泌系・造血リンパ系のまとめと補足 9 回 循環器系:心臓,脈管の構造と機能,主な疾患(高血圧,動脈硬化症,虚血性心疾患) 主な疾患(糖尿病,肥満,高脂血症) Ⅱ - 39 10 回 腎臓・泌尿器系:腎臓,尿管,膀胱,尿道,前立腺,精巣の構造と機能 主な疾患(腎炎,慢性腎臓病) 11 回 呼吸器系:肺の機能とガス交換,主な疾患(肺炎,気管支ぜんそく) 12 回 骨格系:骨の名称,骨の成長,主な疾患(骨粗鬆症) 13 回 神経系:中枢神経・末梢神経の名称,構造,機能 14 回 泌尿器系,循環器系,呼吸器系,骨格系,神経系のまとめと補足 15 回 講義内容の復習: 各器官の名称,構造,機能のまとめ 主な疾患のまとめ 重要項目の確認 Ⅱ - 40 平 科目名 成 解剖生理学実験Ⅰ 質問受付の方法:C 棟 102 研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 22 年 度 授業回数 金曜日 教 15 育 単位数 計 1 16 時 30 分∼17 時 50 分 画 担当教員 山 里 晃 弘 e-mail: [email protected] 教育目標: 基礎生物学と解剖生理学で習う生理学の内容を、実験を通してより深く理解をさせ、生体 内の各器官の解剖学的知識と生理学的知識を結びつかせ総合的に身体機能を考える能力と 各班内での協力の大切さを養う。 学生の学習成果: 身体機能のより深い理解と観察力を養う。また班で実験を行うために相互の助け合いがい かに大切であるのかを身につける。 授 業 の 進 め 方 (実験) 1.実験講義で実験の目的と内容の説明を行い実験の内容十分に理解をさせる。実験 がスムースに進行するように、プリントを用いて計測器、記録器の使用方法の説 明を行う。 2.実験の結果と講義内容が一致をするのを追認させる。 3.実験の結果をレポートにまとめさせ提出させる。 4.講義と実験結果との関連設問により理解の程度を確認する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 実験講義の内容を再度確認させる。 レポートの考察を書かせる事によって実験内容の復習をさせる。 N ブックス実験シリーズ解剖生理学実験(建帛社)、プリント 実験毎に個人レポートを提出させ、その実験と講義内容が一致し、理解が出来ているかどう かを確認する。また不明な点あるいは行った実験との内容が参考書等にはどのように記述さ れているのか調べあるのかどうかについても採点の対照とする。 提出された実験毎のレポートに対し、実験講義あるいは解剖生理学で学習した内容・設問 に全て答えてあれば実験点として学生に 75 点(出席;15 点、レポート点;60 点)を与え、 調べた内容により加点(25点まで)あるいは不備のある場合は減点(15点まで)を行い、 最低 60 点から最高 100 点までとする。総合的な学習成果は実験点6種目の平均点で評価す る。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点 とする。 参考図書等;実験の前にはプリントをよく良く読んできておくこと. 実験のレポートは期限内に必ず提出しなければならない、指定した期限に遅れた場合は減 点の対象とする場合がある。 実験を欠席した場合は空き時間に必ず欠席をした日の実験を行い、レポートを提出しなけ ればならない。 Ⅱ - 41 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 業 回 数 別 教 育 内 容 実験講義:実験機具とレポートについて 実験についての心構え、また実験器具の取扱と実験方法のプリントの熟読の必要性につ いての説明を行う。実験結果の整理の仕方およびレポートの書き方についての講義を行う。 実験講義:人の血圧測定 1.血圧の発生機序(最高血圧および最低血圧)および調節機構 2.血圧の測定部位、血圧計の使用方法,家庭用血圧計の意義 実験講義:体温測定と分布 体温の発生機序、体温の分布の違い、測定方法、記録の取り方を教える。また体温調節 機構についても教え、実習内容を十分に理解させる。 実験講義:マウスの解剖 マウスの解剖を行うに際して、取扱上の注意および解剖の手順、各器官の所在部位、 その形態について説明を行う。 実験講義:皮膚感覚 皮膚における感覚(痛、触、圧点)の分別方法および皮膚の部位における分布の違 いと感覚神経の働き,感覚の中枢の所在部位とその記録方法を教える。 実験講義:摘出小腸の運動と神経支配 小腸の運動の特性とその運動の神経性調節機構と小腸の運動の記録方法を説明する。ま た摘出小腸の運動は壁内神経系によって調節されていることを理解させる。 実 験:人の血圧測定 2人一組にしね安静座位で相互に血圧を測定させる。運動後と深呼吸後の血圧を測定 し、前者と比較、考察させる。血圧の測定位置が何故上腕であるのかについて考えさせる。 実 8 回 9 回 10 回 11 回 12 回 験:人の体温測定 口腔内、腋窩、膝窩、肘窩、手指先、足指先温の測定を行わせ、何故このように体温の 分布に違いが起こるのかを考えさせ、レポートを提出させる。 実 験:マウスの解剖 マウスの解剖を行わせる。各器官の特徴および所在部位の確認を人体との比較において 観察の後、スケッチ、説明を書かせ、レポートを提出させる。 実 験:皮膚感覚 身体各部位の単位面積当たりの触、痛、圧点の分布の割合、二点弁別,感覚の違いなど の結果をレポートで報告させると供に感覚について考察をさせる。 実 験:摘出小腸の運動と神経支配 摘出小腸の運動を観察させる。小腸の運動がどのような神経物質によって調節されてい るのかを生体内に存在する物質を実際に投与して、その運動の変化を観察させ,その結果に ついてレポートを提出させる。 実験講義: 心電図の記録 心臓の収縮に伴う電気現象が全身におよび,記録されるそれぞれの波形が心臓のどの部 位が収縮した時に発生するのか,心臓の機能について説明をする. 13 回 実 験:心電図の記録 心電図の記録と記録した心電図の計測および分析 14 回 実 験:心電図の記録 心電図の計測と分析およびレポートの作成. 15 回 レポートの返却を行い、実験の内容とその結果について解説を行い,各自のレポートの点 検を行わせる。 Ⅱ - 42 平 科目名 成 解剖生理学実験Ⅱ 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 育 1 計 画 担当教員 秋山公祐 昼休憩時間 教育目標:本科目では、骨格筋と心筋の違い、消化器と酵素・ホルモンの関係、中枢神経お よび交感神経・副交感神経の働き、感覚器の働きについての実験を行う。また心電図や脈波 の記録等を行い生体の機能の理解を深めさせるとともにこれらの意義について考える。 学生の学習成果:本科目を修得すると、解剖生理学Ⅱおよび運動生理学で学んだ知識を、実 験により深めることができる。さらに科目学習における教員とのやり取りを通して、卒業後 社会人として求められるコミュニケーション能力、態度や心構えをも獲得することができ る。 (講義・演習・実験・実習・実技) 各回、プリントを配布し当日の学習内容を提示し、説明を行う。 データ処理等は当日行い、その結果をレポートにまとめて提出する。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 12回のレポート提出を課し、1回のレポートに5点の基礎点を与える。 基礎点に加え、その内容量、課題に対する回答の妥当性、まとまりの程度等を考慮し、心 電図・脈波に関するレポート(2回分)には最高5点、その他のレポート(10回分)には 最高3点の付加点を与えることとする(成績評価点として計100点)。 (欠席の場合も、後日のレポート提出を要するものとする。) ただし、社会人としての責任を果たすために必要な本人の態度・自己管理能力を評価に反映 させるため、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4 点の減点とする。また私語など授業の妨害行為は一回につき2点を上記成績評価点より減点 し、最終評価点とする。 参考図書等 注 意 事 項 Ⅱ - 43 授 1 回 業 回 数 別 オリエンテーション:レポートの記載方法等 組織観察の説明:顕微鏡の使い方 2 回 心電図(1) (要レポート) 波形の説明、各種疾患の特徴、心電図計測 3 回 心電図(2) (要レポート) 心電図計測、脈波計測 4 回 正常組織観察(1) 上皮組織 (要レポート) 5 回 正常組織観察(2) 骨格・神経・血液 (要レポート) 6 回 7 回 8 回 9 回 正常組織観察(3) (要レポート) 心筋線維・脈管・造血組織・胃・回腸・虫垂 正常組織観察(4) (要レポート) 肝臓・胆嚢・膵臓・呼吸器 正常組織観察(5) (要レポート) 腎・尿管・生殖器・内分泌器官 正常組織観察のまとめ Ⅱ - 44 教 育 内 容 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 病理組織観察(1) (要レポート) 動脈硬化・心筋梗塞・動脈瘤・肺塞栓症 病理組織観察(2) (要レポート) 消化器系がん・その他 病理組織観察(3) (要レポート) 肝臓・炎症性腸疾患 病理組織観察(4) 脳神経疾患 (要レポート) 病理組織観察(5) (要レポート) 膵臓、肺、腎、乳房 病理組織観察のまとめ Ⅱ - 45 平 科目名 成 運動生理学 教 年 授業回数 質問受付の方法:C 棟 102 研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 22 度 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 山 里 晃 弘 月曜日 14 時 40 分∼16 時 10 分 e-mail: [email protected] 教育目標: 運動と健康との係わり合いについて理解をさせることを第一の目標とする。特 にここでは運動不足がいかに身体機能を低下させるかについて理解させた後,運動によって 身体の生理機能がどのように変化をして行くかを重点的に取り上げ、それが如何に身体の正 常な働き(生理機能)の維持に重要であるかについて学習する。 学生の学習成果: 運動時の人体の機能的変化について総合的に考えることが出来る能力、運動時の機能異常 に対応できる知識・思考力が身につき、基本的な問題を解決出来る能力がついていること。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 教科書あるいはプリントを用い授業を進めていく。 教科書の内容では不足の部分あるいは難解の部分については、黒板にその図および 説明を書き、学生の理解の助けとする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 次の授業の内容のプリントを配布し,次の授業の内容についての概説を行い、予習を させる。 授業の始めに前回の授業内容の重要な点をまとめた復習内容について点検を行う。 高松 薫・山田 プリント 哲夫編集:N ブックス運動生理・栄養学、建帛社 運動および健康の概念,運動不足による生理機能低下が如何に健康に影響を与えるか, 運動による身体の生理機能の向上について理解が出来ていることを単位の認定基準とする。 学習成果は運動の意義について理解をしている事を前提とし,期末における試験の点数を 100 点満点で評価する。 受講中の態度(授業を聴かないなどの態度)も評価の対象とする。再三の注意しても止め ない場合は 2 点の減点を行う。また、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の 届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等;杉 晴夫編・(2001)・運動生理学・南江堂 McArdle,W.D・ (1997) ・運動生理学・(田口貞善(他)訳)・杏林書院 運動時の器官相互の関連性,調節機構について把握しておく事が必要である. 授業中の私語は固く禁じる(退室を命じることもある) . Ⅱ - 46 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 運動生理学を理解するうえで、どのような日常的な行動までを運動生理学の範囲として扱 っているのか。またその運動が体の生理的機能の向上とどのような関連を持っているのか、 身体の健康と運動との係わり合い。老化の進行の防止との関連性について概説する。 予習のためのプリント配布 2 回 健康・体力とは 健康の維持と運動が健康維持の上でどのような意義を持つのかを学習する。 予習のためのプリント配布 3 回 4 回 5 回 復習内容の確認 健康・体力とは 運動不足が身体機能に与える影響、体力とはいかなるものかについて学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 健康・体力と機能および代謝との関係 身体諸機能との関係について概略を学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 運動・トレーニングによる諸機能の変化 生体内代謝との関係について概略を学習する。 予習のためのプリント配布 6 回 7 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる諸機能の変化 運動前後における神経系の機能的変化。中枢との関連性について学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 運動・トレーニングによる諸機能の変化 運動前後における骨格・筋肉系の形態的変化および機能の変化について学習する。 予習のためのプリント配布 8 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる諸機能の変化。 運動前後における呼吸・循環器系の機能の変化について学習する。 予習のためのプリント配布 9 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる諸機能の変化 内分泌系とホルモンの機能的変化について学習する。 予習のためのプリント配布 10 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる諸機能の変化 運動前後における消化器系、泌尿器系の機能的変化について学習する。 予習のためのプリント配布 Ⅱ - 47 11 回 12 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる諸機能の変化 運動前後における体温調節機構および免疫系機能の変化・発達について学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 運動・トレーニングによる代謝の変化 炭水化物から供給されるエネルギーの利用促進と体力回復との関連について学習する。 予習のためのプリント配布 13 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる代謝の変化 運動前後の脂肪の代謝と利用の促進について学習する。 予習のためのプリント配布 14 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる代謝の変化 運動前後のたんぱく質の役割と代謝量の変化について学習する。 予習のためのプリント配布 15 回 復習内容の確認 運動・トレーニングによる代謝の変化 ビタミンと無機質の代謝との関係、不足による身体機能への悪影響について学習する。 Ⅱ - 48 平 科目名 生化学Ⅰ 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 宮崎正博 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 生化学は生命現象を化学的に明らかにする学問であり、栄養学と表裏一体となって発展し てきた。従って、管理栄養士、つまり栄養指導に携わるスペシャリストを育成するために、 生化学教育は不可欠である。本講は、栄養素の代謝とそのはたらきの入門編として、各種栄 養素の構造とその性質について基礎的な知識を涵養することを目的とする。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、代謝の場である細胞の構造と機能、また栄養素として重要なタン パク質、糖質、脂質、ビタミン、無機質の構造と機能、さらに遺伝子の本体である DNA、タ ンパク質合成に関わる RNA について理解し、「管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に関 する基本となる能力」を獲得する。 汎用的学習成果として「数量的スキル」 、 「情報リテラシー」および「論理的思考力」を獲 得する。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) ・授業は、テキスト、プリントなどを利用して進める。 ・受講者の理解を促進させるため、授業中に小テストを行う。 ・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記載された予習を求める。 ・毎授業後に、復習を求める。 ・授業開始直後、上に記載したように小テストを行い、予習復習を行っているかどう かを確かめる。 人体の構造と機能Ⅱ.生化学(近藤和雄、脊山洋右、藤原葉子、森田 寛編集) 東京化学同人 2400 円(税別)2008 年 以下に示す学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。 ①細胞の構造と機能を理解する。 ②タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、無機質の構造と機能を理解する。 ③核酸(DNA と RNA)を理解する。 学習評価は、定期試験および小テストの結果を総合して行う。評価の割合は、定期試験 80 点、小テスト 20 点で、合計 60 点を基準とする。なお、受講態度の評価として欠席は1回に つき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 15 回授業の 2/3 以上の出席により定期試験の受験資格が得られる。遅刻や欠席がないように 受講すること。 Ⅱ - 49 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 細胞の構造と機能 (1) 講義内容:細胞の基本構造、細胞内小器官(核、リボソーム、小胞体、ゴルジ体、リソソー ム、ミトコンドリア、ペルオキシソームなど)の構造と機能、水の極性 予習事項:テキスト第 2 章 (pp.6-12)、第 3 章 (pp.13-15) 2 回 細胞の構造と機能 (2) 講義内容:細胞膜の構造と機能(チャネル、ポンプ、受容体、物質の輸送、分泌と吸収など)、 細胞骨格と細胞運動、細胞外マトリックス 予習事項:テキスト第 8 章 (pp.76-82) 3 回 タンパク質とアミノ酸 (1) 講義内容:タンパク質を構成するアミノ酸の種類と構造、アミノ酸の性質(イオン、等電点、 溶解性、反応、光学異性体など)、タンパク質を構成しないアミノ酸、必須アミ ノ酸、生理活性アミン 予習事項:テキスト第 4 章 (pp.19-24) 4 回 タンパク質とアミノ酸 (2) 講義内容:ペプチド結合、生理活性ペプチド、タンパク質の高次構造、タンパク質の性質 予習事項:テキスト第 4 章 (pp.25-28)、第 5 章 (pp.36-42) 5 回 タンパク質の機能 (1) 講義内容:構造タンパク質、収縮タンパク質、輸送タンパク質、貯蔵タンパク質、ホルモン タンパク質 予習事項:テキスト第 5 章 (pp.29-35) 6 回 タンパク質の機能 (2) 講義内容:酵素(分類、細胞内分布、特異性、補酵素、活性化)、酵素反応と温度、酵素反 応と pH、酵素反応の阻害 予習事項:テキスト第 6 章 (pp.41-47) 7 回 糖と多糖 (1) 講義内容:糖質、単糖類(分類、光学異性体、環状構造、反応、誘導体) 、二糖類 予習事項:テキスト第 7 章 (pp.48-54) 8 回 糖と多糖 (2) 講義内容:多糖類[貯蔵多糖(デンプンとグリコーゲン)、構造多糖(セルロースとキチン)、 ペプチドグリカン、グリコサミノグリカンとプロテオグリカン] 、糖タンパク質、 糖脂質 予習事項:テキスト第 7 章 (pp.55-66) 9 回 脂質 (1) 講義内容:脂質の分類(単純脂質、複合脂質、誘導脂質)、脂肪酸(飽和脂肪酸、不飽和脂 肪酸、必須脂肪酸) 予習事項:テキスト第 8 章 (pp.67-71) Ⅱ - 50 10 回 脂質 (2) 講義内容:リポタンパク質、アシルグリセロール、コレステロール、リン脂質、糖脂質、生 体膜 予習事項:テキスト第 8 章 (pp.72-76) 11 回 ヌクレオチドと核酸 (1) 講義内容:ヌクレオチドの種類と構造、ヌクレオチドの機能、ヌクレオチド鎖の構造 予習事項:テキスト第 9 章 (pp.83-87) 12 回 ヌクレオチドと核酸 (2) 講義内容:デオキシリボ核酸(DNA)、ヌクレオソーム、クロマチン、染色体、遺伝子の構造、 リボ核酸(RNA)の種類と機能 予習事項:テキスト第 21 章 (pp.197-198)、テキスト第 22 章 (pp.203-205) 13 回 ビタミン (1) 講義内容:水溶性ビタミン(ビタミン B1、ビタミン B2、ナイアシン、ビタミン B6、葉酸、ビ タミン B12、ビオチン、パントテン酸、ビタミン C)とその欠乏症 予習事項:テキスト第 10 章 (pp.88-96) 14 回 ビタミン (2) 講義内容:脂溶性ビタミン(ビタミン A、ビタミン D、ビタミン E、ビタミン K)とその欠乏 症・過剰症 予習事項:テキスト第 10 章 (pp.97-101) 15 回 無機質 講義内容:カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、セレン、ナトリウム、およびカリウ ムと、その欠乏症・過剰症 予習事項:テキスト第 11 章 (pp.102-112) Ⅱ - 51 平 科目名 生化学Ⅱ 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 宮崎正博 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 生化学は、栄養学と表裏一体となって発展してきた。従って、管理栄養士、つまり栄養指 導に携わるスペシャリストの育成に、生化学教育は不可欠である。本講は、生化学Ⅰで学習 した各種栄養素についてその代謝とはたらき、また、遺伝子の発現と調節について分子レベ ルの知識を涵養することを目的とする。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、三大栄養素[糖質、脂質、タンパク質(アミノ酸)]の代謝、核 酸の代謝、遺伝子の発現とその調節を理解し、「管理栄養士が果たすべき多様な専門領域に 関する基本となる能力」を獲得する。 汎用的学習成果として「数量的スキル」、 「情報リテラシー」および「論理的思考力」を獲 得する。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) ・授業は、テキスト、プリントなどを利用して進める。 ・受講者の理解を促進させるため、授業中に小テストを行う。 ・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記載された予習を求める。 ・毎授業後に、復習を求める。 ・授業開始直後、上に記載したように小テストを行い、予習復習を行っているかどう かを確かめる。 人体の構造と機能Ⅱ.生化学(近藤和雄、脊山洋右、藤原葉子、森田 寛編集) 東京化学同人 2400 円(税別)2008 年 以下に示す学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。 ①三大栄養素[糖質、脂質、タンパク質(アミノ酸)]の代謝を理解する。 ②核酸の代謝を理解する。 ③遺伝子の発現とその調節を理解する。 学習評価は、定期試験および小テストの結果を総合して行う。評価の割合は、定期試験 80 点、小テスト 20 点で、合計 60 点を基準とする。なお、受講態度の評価として欠席は1回に つき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 15 回授業の 2/3 以上の出席により定期試験の受験資格が得られる。遅刻や欠席がないように 受講すること。 Ⅱ - 52 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 糖質の代謝 (1) 講義内容:解糖系、フルクトースとガラクトースの代謝経路 予習事項:第 14 章 (pp.126-128, 135-138) 2 回 糖質の代謝 (2) 講義内容:クエン酸回路、電子伝達系と酸化的リン酸化、活性酸素 予習事項:テキスト第 13 章 (pp.122-125)、第 14 章 (pp.130)、第 16 章 (pp.144-154) 3 回 糖質の代謝 (3) 講義内容:糖新生、グリコーゲンの合成・分解 予習事項:第 14 章 (pp.131-135) 4 回 糖質の代謝 (4) 講義内容:ペントースリン酸経路、ウロン酸経路、コリ回路 予習事項:第 14 章 (pp.129)、第 15 章 (pp. 139-143) 5 回 脂質の代謝 (1) 講義内容:脂質の吸収と体内動態、脂質の輸送機構 予習事項:テキスト第 8 章 (pp.72)、第 17 章 (pp.155-156) 6 回 脂質の代謝 (2) 講義内容:脂肪酸の合成・伸長・不飽和化、脂肪酸の分解(β酸化)、ケトン体の 合成・分解 予習事項:テキスト第 8 章 (pp.69)、第 17 章 (pp.157-163) 7 回 脂質の代謝 (3) 講義内容:トリアシルグリセロールの合成・分解、複合脂質の合成、コレステロールの合成 とその利用 予習事項:テキスト第 8 章 (pp.71-73)、第 17 章 (pp.164-167) 8 回 タンパク質分解とアミノ酸代謝 (1) 講義内容:アミノ酸プール、アミノ酸の窒素成分の代謝[アミノ基転移反応、酸化的脱アミ ノ反応(アンモニア生成)、オルニチン回路(尿素生成)] 予習事項:テキスト第 4 章 (pp.20)、第 18 章 (pp.168-172) 9 回 タンパク質分解とアミノ酸代謝 (2) 講義内容:アミノ酸の炭素成分の代謝[エネルギー源、糖原性アミノ酸、ケト原性アミノ酸] 予習事項:テキスト第 18 章 (pp.172-173) Ⅱ - 53 10 回 タンパク質分解とアミノ酸代謝 (3) 講義内容:アミノ酸の脱炭酸反応(モノアミン生成)、グルコース・アラニン回路、アミノ 酸の代謝異常 予習事項:テキスト第 4 章 (pp. 25)、第 18 章 (pp.174-176) 11 回 ヌクレオチドの代謝 講義内容:プリンおよびピリミジンヌクレオチドの合成と分解、サルベージ回路 予習事項:テキスト第 9 章 (pp.83-86)、第 19 章 (pp.177-181) 12 回 遺伝子発現とその制御 (1) 講義内容:DNA の複製と修復 予習事項:第 21 章 (pp.197-202) 13 回 遺伝子発現とその制御 (2) 講義内容:RNA 合成とスプライシング、遺伝情報の翻訳(タンパク質合成) 予習事項:テキスト第 22 章 (pp.203-205)、第 23 章 (pp.206-209) 14 回 遺伝子発現とその制御 (3) 講義内容:遺伝子発現の調節、遺伝子組換え技術とその応用 予習事項:テキスト第 24 章 (pp.210)、第 25 章 (pp.214-223) 15 回 情報伝達とホメオスタシス 講義内容:情報物質と細胞応答、ホルモンと生体調節 予習事項:テキスト第 8 章 (pp.75, 80)、第 14 章 (pp.133)、第 24 章 (pp.211-213) Ⅱ - 54 平 科目名 生化学実験 成 22 年 授業回数 度 教 15 育 単位数 計 1 画 担当教員 宮崎正博 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 生化学は、栄養学や医科学の基礎を成す。したがって、栄養指導に携わるスペシャリスト であり、またチーム医療の一員として期待される管理栄養士の育成に、生化学教育は不可欠 である。この授業は生化学の講義を通して得た知識を実験で確かめ、より強固なものとし、 本授業が終了した時点で簡単な定量実験を自分で行うことができ、また生化学検査結果など を判断できる能力を涵養することを目標とする。 学生の学習成果: 専門的学習効果として、生体材料や食品中のタンパク質、糖質、核酸、ビタミンなどを定 量し、それらをまとめて論理的なレポート(目的、方法、結果、考察、結論を記載したもの) を作成するなど管理栄養士に必要とされる知識、技能など総合的な能力を獲得する。 汎用的学習効果として、グループ単位で実験に取り組むことにより、職業生活や社会生活 でも必要な「チームワーク」、 「コミュニケーション能力」、「論理的思考力」、「問題解決力」 を獲得する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・毎回、実験前に、プリントを配布して実験の進め方と注意点について討論する。 ・少人数のグループに別れて実験を行う。 ・各グループの全員が実験操作を行うように指導する。 ・実験用の試薬は、特に危険なものを除き、原則としてグループで調製する。 ・各実験終了後1週間以内に、目的、方法、結果、考察、結論を記載したレポートを 各人がそれぞれ作成して提出する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 生化学実験(田代 操編著)化学同人 2000 円(税別)2008 年 学習評価は、レポート、理解度テスト、実験態度により総合的に行う。評価の割合は、レポ ート 60 点、理解度テスト 10 点、実験態度 30 点とし、合計 60 点を基準とする。なお、欠 席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 生化学の生きた知識を獲得するために、実験を体験することは極めて重要である。したがっ て、授業は休まず、15 回すべてに出席し、積極的に実験に取り組むことを勧める。 Ⅱ - 55 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 水素イオン濃度と pH (1) 1) 強酸(塩酸)、強塩基(水酸化ナトリウム)の水溶液の作成 2) pH メーターの調整(二点補正)と pH 測定 3) 強酸、強塩基水溶液の pH の計算値と pH 実測値との比較 について学習する。 2 回 水素イオン濃度と pH (2) 1) リン酸緩衝液の作成 2) 酸あるいは塩基滴下によるリン酸緩衝液の pH の変化の測定 3) 緩衝液のはたらき について学習する。 3 回 容量分析 1) シュウ酸標準液および水酸化ナトリウム水溶液の作成 2) 水酸化ナトリウム水溶液の濃度標定 3) 中和滴定による食酢中の酢酸のモル濃度測定および重量%濃度の計算 について学習する。 4 回 摂食および絶食ラットの血糖値の測定とその比較 (1) 1) 銅試薬およびネルソン試薬の作成 2) 分光光度計の調整と最大吸収波長の測定 について学習する。 5 回 摂食および絶食ラットの血糖値の測定とその比較 (2) 1) 摂食ラットおよび 18 時間絶食ラットの血清の前処理 2) ソモギー・ネルソン法によるブドウ糖検量線の作成と血清試料中のブドウ糖濃度の測定 について学習する。 6 回 Lowry 法による食品タンパク質の定量 (1) 1) Lowry 法の試薬の作成 2) リン酸緩衝生理食塩水(PBS)の作成 3) タンパク質標準液の作成 について学習する。 7 回 Lowry 法による食品タンパク質の定量 (2) 1) 測定試料(卵白、ゼラチン、豆乳、牛乳、脱脂粉乳)の作成 2) 検量線の作成および食品タンパク質の定量 について学習する。 8 回 ゲルろ過クロマトグラフィー (1) 1) Sephadex G-25 ゲルカラムの作成 2) 試薬(牛アルブミン溶液、食用色素溶液など)の作成 について学習する。 9 回 ゲルろ過クロマトグラフィー (2) 1) ゲルろ過クロマトグラフィーによるアルブミンと食用色素の分離 2) Lowry 法による分離・回収タンパク質の定量と回収率の計算 3) 分離・回収した食用色素の吸光度測定 について学習する。 Ⅱ - 56 10 回 肝臓グリコーゲンの分離・抽出と定量 (1) 1) 分離・抽出試薬(5%、10%トリクロロ酢酸水溶液、95%エタノール)の作成 2) 摂食ラットおよび 18 時間絶食したラットの肝臓のグリコーゲンの分離・抽出 について学習する。 11 回 肝臓グリコーゲンの分離・抽出と定量 (2) 1) 比色定量試薬(5%フェノール溶液、グリコーゲン標準液)の作成 2) グリコーゲンの検量線の作成と、摂食ラットおよび絶食ラットの肝臓グリコーゲンの比色定量 と比較 について学習する。 12 回 核酸の分離・抽出と定量 (1) 1) 核酸の分離・抽出用の試薬の作成 2) ラット肝臓組織の核酸(DNA および RNA)の分離・抽出 について学習する。 13 回 核酸の分離・抽出と定量 (1) 1) DNA および RNA 定量用の試薬の作成 2) ジフェニルアミン法による DNA 比色定量およびオルシノール法による RNA 比色定量 について学習する。 14 回 食品中のビタミン C(アスコルビン酸)の定量 1) アスコルビン酸の比色定量用試薬の作成 2) 測定試料(ポッカレモン、レモン、みかん、リンゴ汁)の作成 3) アスコルビン酸の検量線の作成と、試料中のアスコルビン酸量の比色定量 について学習する。 15 回 理解度テストとまとめ Ⅱ - 57 平 科目名 成 病理学 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 熊谷智代 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 傷病者に対する栄養指導や健康の保持増進のための栄養指導を行う上で基礎となる疾患の 原因,病態,診断,治療についての知識を習得することを目標とする。 管理栄養士として重要な課題となる生活習慣病,消化器,代謝,腎疾患などの病態の理解に 重点をおく。 学生の学習成果: 疾患の原因,病態,診断,治療を理解し,医療チーム・Nutritional support team(NST)の 一員として役割を果たせる力を養う。 栄養学分野と現代の健康・医療分野の諸問題とを関連づけて理解する力を養う。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 教科書やイラスト・画像などを入れたプリント,スライドなどを活用し,さまざまな 病気を栄養指導・予防の観点から十分に理解できるよう講義を進める。 新聞等の健康・医療に関する記事を提示,解説し,健康・医療への興味関心を深める よう配慮する。 授業中の疑問点は授業中に解決するために積極的に質問を行うように求め,質疑応答 の時間を十分にとる。 テーマごとに重要項目を示し,必要に応じて重要項目に関連する小テストを実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習:教科書を読み予習しておくことが望ましい。 復習:講義プリント,教科書を熟読し,重要項目を完全に理解するよう努力すること。 課題:必要に応じてレポート提出を求める。 山元寅男 編(2010) Nブックス 臨床医学入門・健帛社 定価 2,520 円 (解剖生理学Ⅱの教科書として購入済み) 田沼久美子他監修(2007) しくみと病気がわかる からだの事典 成美堂出版 定価 定価 1,680 円(解剖生理学Ⅱの教科書として購入済み) 小テスト,期末試験で,主な疾患の原因,病態,治療の理解度を判定する。 レポート,期末試験で,現代の健康・医療分野の諸問題への関心,理解を判定する。 小テスト(30%の評価),レポート(10%の評価),期末試験(60%の評価)で判定する。 授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初に説明す る。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点 とする。 参考図書 管理栄養士全科のまとめ 改訂 3 版 南山堂・定価 3,500 円 Ⅱ - 58 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション 病気とは・疾病による細胞,組織の変化 2 回 主な症状,検査,治療 3 回 生活習慣病とは メタボリックシンドロームの診断基準 栄養と代謝①(肥満症・高脂血症) 4 回 栄養と代謝②(糖尿病・痛風・栄養障害) 5 回 循環器疾患(高血圧症・動脈硬化・狭心症・心筋梗塞) 6 回 生活習慣病(肥満・糖尿病・高脂血症・痛風・高血圧症)のまとめと補足 7 回 感覚器(味覚) 消化器系疾患(胃十二指腸潰瘍・慢性炎症性腸疾患)・経腸栄養 8 回 肝・胆嚢・膵臓(肝炎・肝硬変・脂肪肝・胆嚢炎・胆嚢結石・膵炎) 9 回 腎疾患(腎炎・慢性腎臓病・透析療法) Ⅱ - 59 10 回 11 回 泌尿器系疾患(前立腺肥大・膀胱炎) 消化器・腎・泌尿器系疾患のまとめ 血液疾患(貧血,葉酸欠乏,VB12 欠乏) 筋骨格系疾患(くる病・骨粗鬆症) 12 回 免疫系疾患(膠原病・食物アレルギー) 精神神経系疾患(神経性食欲不振症・アルコール依存・薬物) 13 回 成長・妊娠・授乳 婦人科系疾患(子宮癌,卵巣腫瘍) 内分泌系疾患(甲状腺・更年期障害) 14 回 呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患・肺炎・気管支ぜんそく・結核) 腫瘍 15 回 講義内容の復習: 主な疾患のまとめ 重要項目の確認 Ⅱ - 60 平 科目名 微生物学 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 友近 健一 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 微生物(細菌、ウイルス、真菌など)の形態と分類及びこれら微生物の増殖条件を理解さ せ、ヒトに病原性を有する微生物の食品等における増殖制御法を理解させる。感染症の成 立には免疫機能の強弱が重要に関わってくる。そこで、生活習慣病者や易感染性宿主にお ける免疫機能の低下と感染の関係が十分理解できることを目指す。 学生の学習成果: 感染症の原因となる病原体を理解し、感染症の成り立ちを理解する。 また、感染防御に関与する免疫系の理解と免疫系に関する疾患を理解する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は、テキスト、プリント、スライド等を利用して進める。 基本的には指定したテキストを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライドを 使用する。 各セクションの終わりに小テストを実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習については、各授業の終わりに紹介する。特に、次回講義に関係する部分の教科書 を読んでおく事。復習については指定した用語について十分整理・理解しておく事。 N ブックス 新版微生物学 林 英生、松井 徳光 編 建帛社 定価 2730 円 2010 成績は定期試験(60%の評価)、授業中に数回行う小テスト(40%の評価)、出席率、授業態 度から総合的に評価する。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度につい ては授業の最初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出があ る場合には4点の減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 61 授 業 回 数 別 1 回 微生物学の歴史と生物界における微生物の位置づけ ヒトと微生物のかかわり 2 回 微生物の分類と各微生物の形態的特徴 イ)細菌の分類と形態学的特徴 ロ)ウイルスの分類 3 回 細菌のエネルギー代謝・利用系 発酵微生物 4 回 細菌の増殖と環境適応機構 ウイルスの増殖法 食品における微生物検査 5 回 消毒と滅菌の原理 消毒法と滅菌法 6 回 分子生物学の基礎 遺伝子の発現・制御機構 7 回 細菌・ウイルスの遺伝学 8 回 ヒト感染症の種類 感染成立機構(感染と発症) 付着と定着 9 回 細菌の産生する病原因子(外毒素と内毒素) 細菌毒素の作用機構 腸管感染症及び下痢症 人畜共通感染症 Ⅱ - 62 教 育 内 容 10 回 免疫学とは 自己と非自己の認識 抗原と抗体 細胞性免疫と体液性免疫 11 回 細胞性免疫と体液性免疫 12 回 感染免疫学 免疫と病気 13 回 アレルギーの分類と発症機構 食品とアレルギー 14 回 食品に関係した真菌とウイルス 常在細菌叢と健康 15 回 講義のまとめ Ⅱ - 63 平 科目名 食品学総論Ⅰ 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 次田隆志 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす る。食品学総論Ⅰにおいては、食品の分類、食品中の栄養成分の化学構造と機能・特性、食 品中の嗜好成分の種類と機能・特性について学習することにより、管理栄養士に必要とされ る基本的知識を習得することを目標とする。 学生の学習成果: 食品成分の化学と機能を理解し、食品に関する正しい知識を習得するとともに、健康に対 する働きについて理解できる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料 を配付する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応 箇所を前もって読んでおき、講義に望むようにすること。 復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再 度、教科書などで確認すること。 種村安子ら、イラスト食品学総論(第3版)、東京教学社 定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を 有しているかどうかを評価するという観点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評 価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。 インターネット等を活用して、食品の種類、食品成分の調理や加工による変化などについて、 積極的に最新の情報を得ること。 Ⅱ - 64 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 授業の進め方と食品学総論Ⅰの概要説明 2 回 食品とその働きについて 3 回 水分 4 回 炭水化物(その1) 炭水化物の種類と構造について 5 回 炭水化物(その2) 炭水化物の機能と特性について 6 回 脂質(その1) 脂質の種類と構造について 7 回 脂質(その2) 脂質の機能と特性について 8 回 たんぱく質(その1) たんぱく質の種類と構造について 9 回 たんぱく質(その2) たんぱく質の機能と特性について 10 回 ビタミン(その1) 脂溶性ビタミンの種類と機能・特性について 11 回 ビタミン(その2) 水溶性ビタミンの種類と機能・特性について 12 回 ミネラル ミネラルの種類と機能・特性について 13 回 色素成分 色素成分の種類と機能・特性について 14 回 香気成分 香気成分の種類と機能・特性について 15 回 呈味成分 呈味成分の種類と機能・特性について 水の化学と機能性について Ⅱ - 65 容 平 科目名 食品学総論Ⅱ 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 次田隆志 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、 食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。食 品学総論Ⅱにおいては、食品学総論Ⅰで学んだ食品に関する基礎的知識に基づき、食品の貯 蔵・調理・加工に伴う食品成分の化学的・物理的変化、食品の機能性成分、食品の物性、食 品の官能検査について学習することにより、管理栄養士に必要とされる基本的知識を習得す ることを目標とする。 学生の学習成果: 食品成分の化学と機能を理解し、食品に関する正しい知識を習得するとともに、健康に対す る働きについて理解できる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 教科書に基づいて、講義形式で授業を進める。必要に応じて、補助教材としての資料 を配付する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習については、講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、教科書の対応 箇所を前もって読んでおき、講義に望むようにすること。 復習については、その日の講義の中で重要であると説明したキーワードについて、再 度、教科書などで確認すること。 種村安子ら、イラスト食品学総論(第3版)、東京教学社 日本フードスペシャリスト協会編、新版食品の官能評価・鑑別演習(第3版)、建帛社 定期試験を 100 点満点で評価し、その得点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を 有しているかどうかを評価するという観点から、欠席1回につき8点減点して学習成果を評 価する。ただし、欠席の届け出がある場合には、欠席1回につき4点の減点とする。 インターネット等を活用して、食品の種類、食品成分の性質や機能などについて、積極的に 最新の情報を得ること。 Ⅱ - 66 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方と食品学総論Ⅱの概要説明 2 回 食品成分の変化(その1) 炭水化物の特性について 3 回 食品成分の変化(その2) 炭水化物の変化について 4 回 食品成分の変化(その3) 脂質の特性について 5 回 食品成分の変化(その4) 脂質の変化について 6 回 食品成分の変化(その5) たんぱく質の特性について 7 回 食品成分の変化(その6) たんぱく質の変化について 8 回 食品成分の変化(その7) 食品の褐変とアミノカルボニル反応について 9 回 食品の機能性成分 10 回 食品の物性(その1) 食品の状態について 11 回 食品の物性(その2) 食品のレオロジーとテクスチャーについて 12 回 食品の物性(その3) 食品のテクスチャー測定について 13 回 食品の官能検査(その1) 官能検査の実施条件について 14 回 食品の官能検査(その2) 官能検査の手法について 15 回 食品の官能検査(その3) 官能検査結果の解析法(統計解析)について 食品成分の生態調節機能について Ⅱ - 67 平 科目名 食品学総論実験 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 次田隆志 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づいて、 食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とする。食 品学総論実験においては、化学実験に関する基礎的知識や基本操作を習得するとともに、食 品学総論Ⅰで学んだ食品に関する基礎的知識に基づき、食品に含まれる各種成分に関する実 験を行うことにより、管理栄養士に必要とされる基本的知識を習得することを目標とする。 学生の学習成果: 各種食品に関する実験技術を習得するともに、食品に含まれる各種成分とその変化につい て、実験を通じて理解することができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) まとまった実験の前に、実験の原理、方法、まとめ方などを記載したプリントを配布 し、全体的な実験講義を行う。さらに、各回の実験の前には、その回の実験の進め方 と注意点について説明の後、3∼4人程度のグループに別れて実験し、データを記録 させる。この際、実験に用いる試薬等は、とくに危険なものを除き原則として学生自 身に調製させ、また実験装置についても、できるだけ学生に準備させる。まとまった 2∼3回の実験の終了後、各実験の方法、結果、考察等を記載したレポートを各人に まとめさせ、ほぼ2週間後を締め切りとして提出させる。 予 習 ・ 復 習 予習については、実験で使用する食品の種類や成分について、食品学総論のテキスト や食品成分表で調べておくこと。 復習については、参考書やインターネットで詳細な情報を収集し、レポートに反映さ せること。 育 方 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回、実験の目的、方法などを記載したプリントを配布する。 実験内容についてのレポートの内容を評価し、以下の基準で採点する。 A:90点、B:80点、C:70点、D:60点 ただし、提出期限を過ぎたレポートについては減点の対 象とする。 試験は実施せず、何回か提出されたレポートの点数の平均値(90点満点)を算出し、これに平 常点(10点満点)を加算して学習成果を評価する。 これから、社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価するという 観点から、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点 の減点とする。 実験は危険を伴うものであり、常に集中して事故を起こさないように注意すること。 Ⅱ - 68 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 食品学総論実験の概要説明 実験における注意事項、器具の名称、実験中のメモの取り方とレポートの書き方など 2 回 実験に必要な基礎知識(その1) 試薬の名称と分類 3 回 実験に必要な基礎知識(その2) 単位、百分率濃度、モル濃度、規定濃度 4 回 実験に必要な基礎知識(その3) 酸・塩基と pH について 5 回 実験に必要な基礎技術(その1) 器具の使用方法と洗浄方法 6 回 実験に必要な基礎技術(その2) 天秤の使用方法と秤量実験 7 回 実験に必要な基礎技術(その3) 試薬の調製方法、力価と有効数字 8 回 中和滴定実験(その1) 0.1N シュウ酸溶液の調製と力価測定、0.1N 水酸化ナトリウム水溶液の調製と力価測定 9 回 中和滴定実験(その2) 食酢中の酢酸の定量実験 10 回 中和滴定実験(その3) 食酢中の酢酸の定量実験のまとめ方 11 回 各種でんぷんの分離と顕鏡実験(その1) 顕微鏡の使い方 12 回 各種でんぷんの分離と顕鏡実験(その2) 各種でんぷんの分離と顕微鏡観察 13 回 食品中のたんぱく質の定性(その1) ビュレット反応についての解説と試薬調製 14 回 食品中のたんぱく質の定性(その2) 各種たんぱく質溶液のビュレット反応による定性 15 回 食品中の色素 食品中のアントシニン色素の抽出と色調変化 Ⅱ - 69 平 科目名 食品学各論 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 津村哲司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす る。食品学各論においては、食品をその材料起源に基づいて分類し、それぞれの食品につい て、栄養成分、加工・貯蔵の各面から解説することによって、食品に関する体系的知識を習 得することにより、管理栄養士に必要とされる基本的知識を習得することを目標とする。 学生の学習成果: 食品および加工食品の成分を理解することはもちろんのこと、本学習が栄養指導の現場で 有効活用出来るように食品と五大栄養素を結びつけて理解することができる。 常に情報収集を心がけ、マスコミ等で話題になっている食品については本講義で学習した知 識を基に的確に解説できる能力を身につける。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 日常利用している植物性食品(米、小麦、豆類、イモ類、野菜・果実)および動物 性食品(食肉及びその加工品、魚介類及びその加工品、牛乳及び乳製品、鶏卵及びそ の加工品)および調味料に関する最新情報を盛り込んで系統的に講義する。 毎講義の最後に前回の講義内容から 10 分程度の小テストを行い、理解度をチェック する。 さらに、9 回目の講義の最後に到達度判定試験を行い、それまでの学生の理解度をチ ェックする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 予習については講義の最後に次回の講義範囲を学生に周知するので、その中でキーワ ードをマークして講義に望むようにすること。また、そのキーワードについて参考書 等で調べておくこと。 復習については、学生自ら小テストの仮想問題を作成し、回答しておくこと。 高野克己 編、食べものと健康Ⅱ 新訂 食品学各論(樹村房) 定期試験の得点(80 点満点)+小テストおよび到達度判定試験の評価点(小テストおよび到 達度判定試験の合計点を換算し 20 点満点とする)の合計点を算出し、学習成果を評価する。 この評価点から、社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価する という観点から、欠席1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には 4点の減点とする。また、携帯電話など講義の妨げとなる行為と判断した場合、最大5点の 減点を行う。 注 意 事 項 Ⅱ - 70 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方と食品学各論の概要説明 2 回 米: 3 回 小麦:小麦粉の種類、小麦の栄養成分と加工について 小麦粉に含まれるたんぱく質の種類と利用分野について理解すること 4 回 イモ類:イモ類の種類、栄養成分と加工について イモ類に含まれる成分と加工品としてのでんぷんについて理解すること 5 回 豆類:豆類の種類、豆類の栄養成分と加工について 大豆に含まれるたんぱく質の性質と加工品について理解すること 6 回 野菜類(その1):野菜類の分類、野菜類の栄養成分と加工について 野菜に含まれる成分と加工品について理解すること 7 回 野菜類(その2):野菜類の分類、野菜類の栄養成分と加工について 野菜に含まれる成分と加工品について理解すること 8 回 果実類(その1):果実類の栄養成分と加工について 果実類に含まれる成分と加工品について理解すること 9 回 果実類(その2):果実類の栄養成分と加工について 果実類に含まれる成分と加工品について理解すること 到達度判定試験 10 回 魚介類:魚介類の栄養成分と加工について 魚介類の種類とそれらに含まれる栄養成分の有効性について理解すること 11 回 食肉(その1):食肉の分類について 食肉の種類と生産・加工・流通に伴う、形状変化について理解する こと 12 回 食肉(その2):食肉の栄養成分と加工・貯蔵について 食肉の熟成に伴う成分変化について理解すること 13 回 鶏卵:鶏卵の生産・栄養成分と加工について 鶏卵中の成分の性質とその性質を利用した加工品について理解すること 14 回 15 回 米の種類、米の栄養成分と加工・貯蔵について 米に含まれるでんぷんの種類と性質について理解すること 牛乳及び乳製品:牛乳の生産・栄養成分と加工について 牛乳及び乳製品の分類と、牛乳中のたんぱく質の性質について理解するこ と 調味料:調味料の分類と栄養成分・加工について 調味料の種類とそれらの加工法の特徴について理解すること Ⅱ - 71 平 科目名 成 食品学各論実験Ⅰ 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 津村哲司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす る。食品学各論実験Ⅰにおいては、食品学総論Ⅰ、食品加工学Ⅰ、食品学各論、食品学総論 実験等で学んだ基礎的知識と技術に基づき、食品中に含まれる糖質、脂質、たんぱく質、色 素、呈味成分、香気成分の定量・分離や食品の官能検査に関する実験を行うことにより、管 理栄養士に必要とされる基本的知識を習得することを目標とする。 学生の学習成果: 各種食品に関する実験技術を習得するともに、管理栄養士が常に留意しておかなければな らない点として、食品に含まれる各種成分と加工・調理による成分変化が疾病に及ぼす影響 について、実験を通じて理解することができる。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) 糖質、脂質、たんぱく質、色・味・香りなど、まとまった実験の前に、実験の原理、 方法、まとめ方などを記載したプリントを配布し、全体的な実験講義を行う。さらに、 各回の実験の前には、その回の実験の進め方と注意点について説明の後、3∼4人程 度のグループに別れて実験し、データを記録させる。この際、実験に用いる試薬等は、 とくに危険なものを除き原則として学生自身に調製させ、また実験装置についても、 できるだけ学生に準備させる。まとまった2∼3回の実験の終了後、各実験の方法、 結果、考察等を記載したレポートを各人にまとめさせ、ほぼ2週間後を締め切りとし て提出させる。 予習については、実験で使用する食品の種類や成分を食品学各論のテキストや食品成 分表で調べておくこと。 復習については、参考書やインターネットで詳細な情報を収集し、レポートに反映さ せること。 毎回、実験の目的、方法などを記載したプリントを配布する。 実験内容についてのレポートの内容を評価し、以下の基準で採点する。 A:90点、B:80点、C:70点、D:60点 ただし、提出期限を過ぎたレポートについては減点の対 象とする。 試験は実施せず、何回か提出されたレポートの点数の平均値(90点満点)を算出し、これに平 常点(10点満点)を加算して学習成果を評価する。 これから、社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価するという 観点から、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点 の減点とする。また、携帯電話等実験を妨げる行為と判断した場合、最大5点の減点を行う。 実験は危険を伴うものであり、常に集中して事故を起こさないように注意すること。 Ⅱ - 72 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方と食品学各論実験Ⅰの概要説明 脂質に関する実験(その1) 脂質に関する実験講義 脂質の種類と性質について理解すること 2 回 脂質に関する実験(その2) 新鮮な油と古い油の酸価測定実験 油の劣化に伴う酸価の変化について理解すること 3 回 糖質に関する実験(その1) 糖質に関する実験講義 糖質の種類と性質について理解すること 4 回 糖質に関する実験(その2) 試薬調製と力価測定 清涼飲料中の還元糖の定量実験に関わる試薬の調製法と、滴定法について理解すること 5 回 糖質に関する実験(その3) 清涼飲料中の還元糖の定量実験 清涼飲料水に含まれる還元糖の定量法を修得し、その性質について理解すること 6 回 たんぱく質に関する実験(その1) たんぱく質に関する実験講義と試薬調製 たんぱく質の種類と性質について理解すること 7 回 たんぱく質に関する実験(その2) 小麦粉中のたんぱく質の分離(前半) 小麦粉に含まれるたんぱく質の違いと性質について理解すること 8 回 たんぱく質に関する実験(その3) 小麦粉中のたんぱく質の分離(後半)と定性 小麦粉に含まれるたんぱく質の定性法について理解すること 9 回 食品の味と官能検査に関する実験(その1) 食品の味と官能検査に関する実験講義と試薬調製 食品中に含まれる呈味成分の種類・性質と、官能検査の原理について理解すること 10 回 食品の味と官能検査に関する実験(その2)味覚修飾植物を用いた甘味消失実験と甘味誘導実験 11 回 食品の味と官能検査に関する実験(その3)極限法を用いた糖質、有機酸の閾値測定 12 回 食品の色に関する実験(その1) 食品の色に関する実験講義と試薬調製 食品中に含まれる色素の種類・性質と、食品成分の反応によって生成する色素について理解する こと 13 回 食品の色に関する実験(その2) 植物性色素の抽出・同定と、酵素的褐変反応によるリンゴの変 色実験 植物性色素の分離方法と、酵素的褐変反応の原理について理解すること 14 回 食品の香りに関する実験(その1) 食品の香りに関する実験講義と試薬調製 食品中に含まれる香気成分の種類と性質について理解すること 15 回 食品の香りに関する実験(その2) 糖とアミノ酸の加熱香気と、香りに関する官能試験 糖とアミノ酸の反応による加熱香気の性質と各種香気成分の香りについて理解すること Ⅱ - 73 平 科目名 成 食品学各論実験Ⅱ 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 津村哲司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業終了後の休み時間に、教室にて質問受付 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人における健康の維持増進、疾病の予防をはかるために、高度な専門知識・技能に基づい て、食生活の改善や栄養指導に携わることのできる管理栄養士育成を最終の教育目標とす る。食品学各論実験Ⅱにおいては、食品学総論ⅠおよびⅡ、食品学各論、食品学総論実験、 食品学各論実験Ⅰで学んだ知識と技術に基づき、植物性食品、動物性食品、油脂食品、調味 料等の特性を理解し、これら食品類に含まれる各種成分の加工・貯蔵・調理に伴う成分変化 および各種食品の物性に関する実験を行うことにより、管理栄養士に必要とされる基本的知 識を習得することを目標とする。 学生の学習成果: 各種食品に関する実験技術を習得するともに、管理栄養士が常に留意しておかなければな らない点として、食品に含まれる各種成分と加工・調理による成分変化が疾病に及ぼす影響 について、実験を通じて理解することができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 各種食品に関するまとまった実験の前に、実験の原理、方法、まとめ方などを記載 したプリントを配布し、全体的な実験講義を行う。さらに、各回の実験の前には、そ の回の実験の進め方と注意点について説明の後、3∼4人程度のグループに別れて実 験し、データを記録させる。この際、実験に用いる試薬等は、とくに危険なものを除 き原則として学生自身に調製させ、また実験装置についても、できるだけ学生に準備 させる。 まとまった2∼3回の実験の終了後、各実験の方法、結果、考察等を記載し たレポートを各人にまとめさせ、ほぼ2週間後を締め切りとして提出させる。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習については、実験で使用する食品の種類や成分を食品学各論のテキストや食品 成分表で調べておくこと。 復習については、参考書やインターネットで詳細な情報を収集し、レポートに反映 させること。 毎回、実験の目的、方法などを記載したプリントを配布する。 実験内容についてのレポートの内容を評価し、以下の基準で採点する。 A:90点、B:80点、C:70点、D:60点 ただし、提出期限を過ぎたレポートについては減点の対 象とする。 試験は実施せず、何回か提出されたレポートの点数の平均値(90点満点)を算出し、これに平 常点(10点満点)を加算して学習成果を評価する。 これから、社会人として必要な倫理観、自己管理力を有しているかどうかを評価するという 観点から、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点 の減点とする。また、携帯電話等実験を妨げる行為と判断した場合、最大5点の減点を行う。 実験は危険を伴うものであり、常に集中して事故を起こさないように注意すること。 Ⅱ - 74 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方と食品学各論実験Ⅱの概要説明 食品の味と官能検査に関する実験(その1) 2 回 食品の味と官能検査に関する実験(その2) 験 味覚修飾植物を用いた甘味消失実験と甘味誘導実 3 回 食品の味と官能検査に関する実験(その3) 極限法を用いた糖質、有機酸の閾値測定 4 回 植物性食品に関する実験(その1)でんぷんに関する実験講義、主なでんぷんの糊化温度の測定 で んぷんの種類による糊化温度の違いを確認すること 5 回 植物性食品に関する実験(その2) 新米・古米と、うるち米・もち米の鑑別試験 新米・古米の鑑別試験と、うるち米・もち米の鑑別試験の原理を理解すること 6 回 動物性食品に関する実験(その1) 動物性食品のたんぱく質に関する実験講義と試薬調製 動物性食品中のたんぱく質の種類と性質について理解すること 7 回 動物性食品に関する実験(その2) 牛乳中のたんぱく質分離と熱凝固実験 牛乳中のたんぱく質の性質と分離法について理解すること 8 回 動物性食品に関する実験(その3) 動物性食品の色に関する実験講義と試薬調製 動物性食品中の色素の種類と性質について理解すること 9 回 動物性食品に関する実験(その4) 亜硝酸塩添加による肉色素の安定化試験 亜硝酸塩添加による肉色素の変化について理解すること 10 回 油脂食品に関する実験(その1) 油脂食品に関する実験講義と試薬調製 乳化の原理と性質について理解すること 11 回 油脂食品に関する実験(その2) 色素法による乳化の型の判定試験 種々の食品における乳化の型の違いについて理解すること 12 回 調味料に関する実験(その1)各種食品の呈味成分に関する実験講義と試薬調製 調味料・嗜好食品に含まれる呈味成分の性質について理解すること 13 回 調味料に関する実験(その2) つゆ・スープに含まれる塩分の測定と官能評価 調味料に含まれる塩分と官能評価の方法について理解すること 14 回 食品の物性に関する実験(その1) 食品の物性に関する実験講義と測定機器の調整 各種食品に特徴的な物性とその原理について理解すること 15 回 食品の物性に関する実験(その2) レオメーターによる各種食品の物性測定試験 レオメーターを用いた、種々の食品の物性測定法を理解すること 味覚に関する実験講義 Ⅱ - 75 平 科目名 成 食品加工学Ⅰ 22 授業回数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) e-mail:[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 年 度 教 15 単位数 A307 研究室 育 計 2 画 担当教員 松下 至 火水 12:00∼13:00 教育目標:食品加工学は人々の健全な心身を宿すために必要な食物の加工法を習得する学問 である。この主旨を理解させてゆくと共に具体的な技術についても学習させる。人々の健全 な心身を宿すために必要な食物の加工法を習得するために食品加工学が意義あることを、理 解させる。 学習成果:天然の食物をより有効に利用活用してゆくためには、食品加工技術の知識が大切 なことを認識させると共に加工食品の種類を理解し習得出来る。種々の食品加工技術による 作用で食品成分の変化について学習し食品加工学の知識を身につける事ができる。このよう な食品加工学の知識の習得により、職場で活躍できる管理栄養士育成に貢献する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教育目標達成のために、具体的な教育方法として、次の事を実施してゆく。その際に教 員の一方的な講義だけではなく、ミニデイスカッションを折り込んで、理解中心の授業 学生の学習成果: を展開する。授業の内容について簡単な要旨を事前に学生に配布して、授業内容を学生 授 業 が前もって把握できるようにする。 1)授業内容をよく理解しているかどうかを把握するために理解力小テストを章末ご の 進 とに実施する。 め 2)授業の進行に応じて必要に応じてプリント資料を配布し、 食品加工技術と関連する 方 諸制度について最新情報を盛り込んで系統的に講義する。 上述の教育方法で活き活きした授業を展開する。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業の際に来週の講義の予習箇所を明示する。 復習に関しては毎回大切な箇所を指摘し必ず来週の講義前日までに勉学することを指 示する 食品加工学 森孝夫 化学同人 食品加工学の知識、技術の理解度を確認し評価して食品加工学2単位とする。評価点=(最 終試験の得点) 0.8 + (理解力テスト) 0.2 尚、減点の対象は次の通りである レポートの遅れ2点、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場 合には4点の減点とする。 参考図書等 食品加工学 吉田 勉 著 医歯薬出版 教科書の予習と復習は必ず実施してゆくこと。 (復習は授業の当日が効果的) Ⅱ - 76 授 1 回 2 回 3 回 業 回 数 別 教 育 内 授業の進め方と食品加工学の概要説明 (オリエンテーション) 食品加工の現状と目的 次回の予習をしてくること。 食生活と食品加工学;目的と食品劣化の要因(予習、食品貯蔵法を調べる。復習、食品貯蔵と食品劣 化の関係を調べる) 水、温度、pH、光、酸素などの要因と食品貯蔵 復習事項 分光光度計による分析の測定値の取り扱い 農産食品の加工(1) 穀類と豆類:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと) 種々の食品貯蔵法 次回の予習をしてくること。 復習:穀類と豆類の加工品 4 回 農産食品の加工(2) 野菜類、イモ類:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと) 次回の予習をしてくること。 復習:野菜類、イモ類 5 回 農産食品の加工(3) 果実類とキノコ類:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと) 理解力小テスト、実施 次回の予習をしてくること。 復習:果実類とキノコ類 6 回 容 水産食品の加工(1) 水産冷凍食品の加工:その種類と食品加工技術(特徴を理解してゆくこと) 次回の予習をしてくること。 復習:水産冷凍食品の加工 7 回 水産食品の加工(2) 水産乾燥食品と乾燥品の加工:その種類と食品加工技術(製造の理解もする事) 次回の予習をしてくること。 復習:食品加工技術 8 回 水産食品の加工(3) 水産練燥品、缶詰の加工:その種類と食品加工技術(製造の理解もする事) 次回の予習をしてくること。 復習:缶詰の食品加工技術 9 回 10 回 水産食品の加工(4) ;ビデオ学習 その他の水産加工品:その種類と食品加工技術(塩蔵品、調味エキス、海藻類) 次回の予習をしてくること。 復習:調味エキスの食品加工技術 食用油脂(1) 植物油脂 動物油脂の種類と製造法、劣化の判定法 授業後、理解力テスト 次回の予習をしてくること。 復習:劣化の判定法 Ⅱ - 77 11 回 食用油脂(2) 加工油脂の種類と製造法、保存方法、劣化の判定法 予習 (種類を調べる 復習、加工の特長をまとめる) 12 回 調味食品(1) 調味食品の種類と製造法、保存方法、劣化の判定法と呈味成分の理解 劣化の判定法 復習、調味加工の特徴をまとめる 予習 (保存方法) 13 回 14 回 15 回 調味食品(2) ビデオ学習 甘味料の種類と製造法、保存方法、官能試験について 復習、甘味料の種類と製造法 予習 (香辛料の種類) 調味食品(3) A、エキスの種類と製造法、保存方法、B、香辛料の種類、製法 復習、香辛料の種類、製法 14 回のまとめと定期試験の進め方と試験準備(計算機、定規等)内容について説明する。 復習、14 回のまとめ Ⅱ - 78 平 科目名 食品加工学Ⅱ 成 22 年 授業回数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 度 教 15 単位数 育 A307 研究室 計 2 画 担当教員 松下 至 火水 12:00∼13:00 e-mail:[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:食品加工学は人々の健全な心身を宿すために必要な食物の加工法を習得する学問 である。天然の食物をより有効に活用して、健全な人間の食料源とする加工技法は現代社会 において大切である。食品加工学Ⅰで学んだことを活かして、より幅広い知識、技術を習得 してゆく。 学生の学習成果:各食品の加工法による食品の安全性、保存性、について、栄養学的な観点 からの種々の食品加工技術による作用での食品成分の変化に関して学習させる事により 1)食品添加物の知識、健康性と法令の知識が身につく。2)新規の食品加工技術の概要を理 解させると共に食品の機能についても取得出来る 3)食品の生産、加工、流通における栄養成 分、栄養価の変化が習得出来る。このような食品加工学の知識の習得により、職場で活躍で きる管理栄養士育成に貢献する。 授 業 の 進 め 方 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 本教育目標達成のために、教育方法として、次の事を実施してゆく。その際に教員の一 方的な講義だけはなく、ミニデイスカッションを折り込んで、理解中心の授業を展開す る。授業の内容について簡単な要旨を事前に学生に配布して、授業内容を学生が前もっ て把握できるようにする。 1)授業内容をよく理解しているかどうかを把握するために理解力小テストを章末ごとに 実施する。 2)授業の進行に応じて必要に応じてプリント資料を配布し、食品加工技術と関連する諸 制度について最新情報を盛り込んで系統的に講義する。 3)毎年進歩している食品加工技術や話題食品についても、授業のなかに取り入れ、解説 して、学生に興味をもたせて行く。 方 法 予 習 ・ 復 習 ステ トキ 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業の際に来週の課題講義の予習箇所を明示する。 復習に関しては毎回大切な箇所を指摘し、必ず来週の講義前日までに勉学してくる事 を指示する 吉田 勉 著 食品加工学 医歯薬出版 食品加工学Ⅱの知識、技術の理解度を確認し評価して食品加工学Ⅱ、2単位とする。 評価点=(最終試験の得点) 0.7 + (理解力テスト) 0.3 尚、減点の対象は次の通りである レポートの遅れ2点、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場 合には4点の減点とする。 参考図書等 原色食品加工図鑑:健パク社 授業の予習、復習は必ず行うこと。 Ⅱ - 79 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方と食品加工学Ⅱのシラバス概要説明 食品加工の現状と目的と将来の方向性 (オリエンテーション) 2 回 加工食品の製法とその技術、食品包装材の解説 及び食品添加物の使用量基準値について学習する 3 回 加工食品の製法とその技術による種々の作用での食品成分の変化 (栄養、成分の変性、酸化、保存性) 4 回 食品添加物および食品包装材の健康性と法的な理解 5 回 各食品を具体的に取り上げて製法、特徴、成分の変化を学習 穀類、いも類、豆類の加工製法、特徴、成分の変化 6 回 野菜の加工製法、特徴、成分の変化 7 回 果実の加工製法、特徴、成分の変化 8 回 畜産の加工製法、特徴、成分の変化 9 回 水産の加工製法、特徴、成分の変化 ビデオによる学習 理解力のためのミニテスト実施 Ⅱ - 80 10 回 醸造食品の加工製法、特徴、成分の変化 理解力のためのミニテスト実施 11 回 菓子とお茶の加工製法、特徴、成分の変化 12 回 インスタント食品の加工製法、特徴、成分の変化 13 回 食用油脂の加工製法、特徴、栄養成分の変化 14 回 健康食品素材の作製 フロー図の説明 成分の解説と食品試作(食物繊維の作製) 15 回 14 回のまとめと定期試験の進め方と試験準備(計算機、定規等)内容について説明する。 Ⅱ - 81 平 科目名 成 食品加工学実習 22 年 授業回数 度 教 15 単位数 育 計 1 質 問 受 付 の 方 法 ( e-mail, オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): A 棟 307 火 e-mail:[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 担当教員 木 松下 12:00 至 ∼ 13:00 教育目標:食品加工学Ⅰ及びⅡで学んだ基礎的知識に基づき、現在一般に流通している各種 加工食品の加工原理と加工法を学び、自分たちの手で実際にその食品を作り、自らの感覚で 考察してゆき、創意工夫する能力を身につける。そしてより良い品質にしてゆくにはどうす るかの検討会を行いレポート仕上げの能力も高める。 学生の学習成果:加工食品の加工原理と加工法を学び、自分たちの手で実際に、その食品を 作り、自らの創意工夫でより良い製品に仕上げる能力、技術を身に着ける事が出来る。 企業の研究職の加工技術が身に着く事になる。このような食品加工学実習の知識の習得によ り、職場で活躍できる管理栄養士育成に貢献する。 授 業 の 進 め 方 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 各回とも加工の原理、実習の方法などを記載したプリントを配布し、まず、それぞれ の食品の加工に関わる食品成分と加工原理について講義を行い、ついで実習の進め方 について説明した後、実習に移る。実習は1班5∼6人程度のグループに別れて行い、 各家庭に一般にある器具を用い、各自が自宅でできる方法で製品を作る。製品完成の 後には、出来あがったものを他の班と比較しながら試食し、結果を評価する。レポー トは試作中の創意工夫と試食の結果を総合して考察を仕上げるように指導する。まと まった2∼3回の実習の終了後、各実習の方法、結果、考察等を記載したレポートを 各人にまとめさせ、ほぼ2週間後を締め切りとして提出させる。提出させたレポート については大切なところにコメントを入れて返還しフィールドバックの充実を計る。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業の際に来週の講義の予習箇所を明示する。 復習に関してはレポートでまとめ整理し仕上げる。 自作プリントを使用 食品加工学の技術の理解度をレポートにより確認し評価すると共に、試作の実作業状態も評 価する。 実習技術及び態度の評価 30%、レポートの評価 70% とする。 尚、減点の対象は次の通りである レポートの遅れ2点、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場 合には4点の減点とする。 参考図書等 森孝夫 食品加工学 化学同人 Ⅱ - 82 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション 授業の進め方と食品加工学の概要説明 食品加工の現状と目的とその取り扱いについてのガイダンス 予習復習の仕方について説明する。 食品貯蔵の目的と食品劣化の要因 水、温度、pH、光、酸素などの要因と食品貯蔵、種々の食品貯蔵法 ・予習事項 食品劣化の要因 ・復習事項および課題 種々の食品貯蔵法の特質 3 回 小麦粉加工品(中華麺の試作) 予習 小麦粉の製法 復習と課題 中華麺の色調変化 4 回 小麦粉加工品(パンの試作) 予習 小麦粉の品質 復習と課題 小麦粉の品質の変化測定 5 回 果実加工品(リンゴジャムの試作) 予習 ジャムの試作方法 復習と課題 ジャムの品質の変化測定 6 回 野菜加工品(トマトケチャップの試作) 予習 トマトケチャップの試作方法 復習と課題 トマトケチャップの試作上の品質の変化 7 回 卵加工品(マヨネーズの試作) 予習 マヨネーズの試作方法 復習と課題 マヨネーズの試作上の品質の変化 8 回 乳加工品(ヨーグルトの試作) 予習 ヨーグルトの試作方法 復習と課題 ヨーグルトの試作上の品質の変化 Ⅱ - 83 スライド利用 9 回 水産加工品(カマボコの試作) 予習 カマボコの試作方法 復習と課題 カマボコの試作上の品質の変化 10 回 畜肉加工品(ハムの試作) 予習 ハムの試作方法 復習と課題 ハムの試作上の品質の変化 11 回 食物から天然色素を抽出し、クロマト分画器で分離、濃縮後、スプレードライによってエキスを 粉末化する。 12 回 スプレードライによってエキスを粉末化したものを活用して 加工食品を試作する。 (インスタントコーヒー、粉末ジュース、粉末スープ等) 13 回 官能検査―加工食品の味に関する官能検査方法の学習と取得 予習 官能検査方法 復習と課題 官能検査方法の種類とその特徴 14 回 上述の加工試作品より学んだものから複合品の試作 (フルーツショートケーキ、ミックスゼリー) 予習 複合品の品名とその試作の方法 復習と課題 複合品の官能検査とその特徴 15 回 ビデオ利用 14 回の学生のレポートを基にして、デイスカッションを実施。 課題; 食品加工品を試作する上での、良き準備と自らの創意工夫に関して Ⅱ - 84 平 科目名 食品品質管理論 成 2 2 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 泉 本 勝 利 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):Web レポートおよび講義時間後 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:食品である生鮮食材あるいは加工食品の品質は様々な条件下で時間の経過ととも に変化する。このような食品の変化をいかなる方法で阻止あるいは遅延させるのか、その品 質管理方法について学習する.また,変化を利用した食品について、貯蔵や熟成に適切な管 理方法を理解する. 学生の学習成果:この教科では食品についての化学的・物理的変化を客観的に定量化する方 法と応用、品質の官能検査と統計処理ならびにコンピュータ利用による品質管理の手法など について,実際に活用できるような成果が期待される.また、食品の安全性、衛生管理の重 要性を認識し、加熱殺菌の種類と実際的方法について考えることができる。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト (講義・演習・実験・実習・実技) 食品品質管理に関する知識とその方法の実際、食品の化学的・物理的変化を客観的に 定量化する方法と応用、品質の官能検査と統計処理ならびにコンピュータ利用による品 質管理の手法、食品の安全性について講義する。これらの内容は知識の教えることに偏 重しないように心がけ、受講生の生活から類推できることを体系化して、個々人が品質 管理の重要性とこれを具体的に実施するための基本的な考え方を把握できるように授 業を進める。 受講生の理解の程度を知るため、また講義に能動的に参加することを期待して、受 講生に質問し、口頭あるいは板書によって回答を求めることも行う。 いつでもどこでも,また止む無く休んだ時でも予習復習ができるように,インターネ ットを活用した Web レポートを記載するようにする.また, Web レポートでは前回の 解答も掲載し,学習到達度を自己検証できるようにする. テキストや図表などのプリントを配布する。また、パソコンを利用したスライドやム ービーのプレゼンテーションを行う。 試験を100点満点とする。 学 習 評 価 の 方 法 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と する。 参考図書等:伊藤敞敏(他)編・動物資源利用学・文永堂出版 注 意 事 項 Ⅱ - 85 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ・オリエンテーション 授業の進め方と食品品質管理論の概要説明、食品品質管理の意味と目的 ・講義内容 食品とは、食品の選択性、 食品品質の評価と管理 ・予習事項 食品品質管理の意義 ・復習事項および課題 食品、品質の評価 ・講義内容 食品の品質と感性 ・予習事項 食品品質の評価と管理の違い ・復習事項および課題 食品の選択性、栄養成分 ・講義内容 食品の化学的変化と品質管理 ・予習事項 食品の流通 ・復習事項および課題 食品の化学的変化 ・講義内容 食品の物理的変化と品質管理 ・予習事項 食品の劣化 ・復習事項および課題 食品の物理的変化、水分活性 ・講義内容 品質管理における統計処理 ・予習事項 標準偏差 ・復習事項および課題 統計表と統計検定 ・講義内容 統計処理の実際 ・予習事項 統計表と統計検定 ・復習事項および課題 官能検査の検定法 ・講義内容 食品加工の意義と品質 ・予習事項 食品加工のプロセス ・復習事項および課題 HACCP ・講義内容 食品の安全性,BSE ・予習事項 HACCP ・復習事項および課題 官能検査の限界、添加物、病原性微生物 ・講義内容 食品の官能検査とセンサー ・予習事項 感覚とセンサー ・復習事項および課題 官能検査 ・講義内容 科学的品質管理 ・予習事項 カラーテレビと色調の数値化 ・復習事項および課題 品質の数値化 ・講義内容 コンピュータ処理による品質管理 ・予習事項 コンピュータソフトウェア ・復習事項および課題 データ処理 ・講義内容 品質管理の自動化1 ・予習事項 機器測定法 ・復習事項および課題 品質管理の自動化の例 ・講義内容 品質管理の自動化2 ・予習事項 機器測定法 ・復習事項および課題 品質管理の自動化の例 ・ 各論項目の相互関係:食品品質と五感の関係、品質の評価と管理の相違、機器測定による 品質管理、水分活性、食品の化学的変化と物理的変化、食品の劣化抑制のための生物的、 化学的、物理的方法、科学的品質管理の実際 ・ まとめ Ⅱ - 86 平 科目名 食品分析学 成 22 年 度 15 授業回数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 単位数 育 計 2 A307 研究室 画 担当教員 火水 松下 至 12:00∼13:00 e-mail:[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 法 教育目標:流通されている食品は栽培方法や加工方法により、栄養素の含有量に変化が起こ る。食品利用に際して、このような食品中の栄養素量の変化を知った上で、食品成分表に掲 載されている栄養成分の数値を理解する必要がある。五訂食品成分表に掲載されている各種 の栄養成分の分析法をについて講義し理解力を向上させる。 学習成果:基礎知識と実験手法に基いた食品の分析法を理解する事が出来る。そして、食品 の栄養価、食品の嗜好性の評価に役立つ分析値を得る方法を習得出来る。分析値より、食品 の持つ様々な情報を正しく理解出来るようになる。このような食品分析学の知識の習得によ り、職場で活躍できる管理栄養士育成に貢献する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 上述の教育目標達成のために、具体的な教育方法として、次の事を実施してゆく。教員 の一方的な講義だけではなく、ミニデイスカッションを折り込んで、理解中心の授業を 展開する。授業の内容について簡単な要旨を事前に学生に配布して、授業内容を学生が 授 学生の学習成果: 業 前もって把握できるようにする。 1)授業内容をよく理解しているかどうかを把握するために理解力テストを章末ごと の 進 に実施する。 め 2)授業の進行に応じて必要なプリント資料を配布し、食品分析技術と関連する諸制度 方 について最新情報も盛り込んで系統的に講義する。 3)毎年進歩している分析技術(酵素法やクロマト技法等)や話題食品の有効成分に ついても、授業の中に取り入れ解説して、学生に興味をもたせて行く。 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業の際に来週の講義の予習箇所を明示する。 復習に関しては毎回大切な箇所を指摘し必ず来週の講義前日までに勉学することを指 示する 基礎食品分析法 前田安彦 アイケイコーポレーション 食品分析学の知識、技術の理解度を確認し評価して食品分析学2単位とする。 評価点=(最終試験の得点) 0.8 + (理解力テスト) 0.2 尚、減点の対象は次の通りである レポートの遅れ2点、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場 合には4点の減点とする。 参考図書等 原色食品加工図鑑:健パク社 授業の予習、復習は必ず行うこと。 Ⅱ - 87 授 業 回 1 回 授業の進め方と食品分析学の概要説明 食品分析の目的、知識と方法 2 回 食品分析の基礎 1.化学的基本量と濃度 2.容量分析と重量分析 教科書の予習をしてくること。 3 回 4 回 5 回 6 回 数 別 教 育 内 容 (オリエンテーション) 食品分析の基礎 1.分光光度計による分析 2.測定値の取り扱い 次回の予習をしてくること。 復習事項 分光光度計による分析の測定値の取り扱い 試料の調整と採取法 1、食品の一般分析について 2、水分 タンパク質 脂質 食物繊維 教科書の予習をしてくること。 復習事項 食品の一般分析 糖質 灰分 無機質の分析 1、試料の分解法 2、カルシューム、リン、鉄、ナトリウム、カリユム 教科書の予習をしてくること。 復習、課題事項 原子吸光分析 ビタミンの分析 1.水溶性ビタミンの分析 (ビタミンC,B,及びナイアシン) 教科書の予習をしてくること。 復習、課題事項 液体クロマトグラフィーのカラムについて調べる。 7 回 ビタミンの分析 1.脂溶性ビタミンの分析 (ビタミンA,D,及びE) 教科書の予習をしてくること。 復習、課題事項 高速液体クロマトグラフィーの検出器について調べる。 8 回 アミノ酸、タンパク質の分析 理解力のためのミニテスト実施 1、アミノ酸、タンパク質の定性法 2、アミノ酸、タンパク質の定量法 教科書の予習をしてくること。 復習、課題事項 定量法について調べる。 Ⅱ - 88 9 回 脂質の分析 1、脂質の定性法 2、脂質の定量法 復習、課題事項 反応と定量法について調べる。 10 回 脂質の分析 1、脂肪酸組成の分布 2、トリグリセリド組成の分布 教科書の予習 復習、課題事項 ガスクロマトグラフ法について調べる。 11 回 炭水化物の分析 1、炭水化物の分布 2、炭水化物の定量 教科書の予習 復習、課題事項 発色法について調べる。 12 回 機器分析 1、クロマトグラフ法 2、機器分析による定量 3.各種成分の微量定量法 教科書の予習 復習、課題事項 食品の種類により公定分析法がある。 食品の物性分析 1、食品のテスクチュアーの概念を理解 2.食品のテスクチュアーの測定法 教科書の予習 復習、課題事項 食品の種類によりテスクチュアーも変化する。 13 回 14 回 15 回 食品の官能検査 1、食品の官能検査を理解 2.食品の官能検査の測定法(解析法も含む) ・ 教科書の予習 復習、課題事項 食品の官能検査の測定法の種類を調べる 14 回のまとめと定期試験の進め方と試験準備(計算機、定規等)内容について説明する。 Ⅱ - 89 平 科目名 成 22 調理学1 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 107 ,[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 三宅由紀子 月・火曜日の午後 教育目標: 調理技術の習得には,従来多くの経験と熟練を必要としたが,これらのことを 科学的に分析し,食品に適する取り扱い方や,調味の仕方,配合の良い食品の取り合わせ などを理論に基づいて調理の要点を会得すれば,より能率的に的確に調理技術を習得し, 応用,並びに創作能力を伸ばすことができる。 そこで,食品の調理性について他学問分 野との密接な関連の上にたって,調理を科学的にその要点を把握して調理技術を習得し易 く,将来の食生活の変化に対応できるようにする。 学生の学習成果: 調理学の基礎基本的な知識を会得し、そして習得した知識を段階的に自 己でまとめる能力を培い、自己管理能力を育成する。また、新たな課題を検索しつつその 課題に向けて解決する能力を身に付け自己決定を図る。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 調理の基礎基本を常に念頭に置き、調理実習との関連性を踏まえ、詳細にポイント を獲得しながら進めていく。 ○調理学は,調理に関する事柄を科学的に究明し,体系づけ,調理技術や食生活の実践 に役立つ理論を講義する。 ○調理の意義,目的,調理法について,各種調理を解説する。科学的理論を応用した 調 理法の認識と更に創造性をも養成する。 ○実際の現象など折込ながら明解に解析し各食品の特性について講義する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習:学習する内容について前もって調理実習と関連づけながら学習しておく。 復習:学習した内容の中で重要な語句・説明・現象を再度復習し、調理学実習との関 連性を確認する。 木戸詔子・池田ひろ 編 新食品・栄養科学シリーズ「調理学」2006 年化学同人 ・ ・ ・ 学習態度 受講時間の充足 ペーパーテストによる基準得点の取得 小テスト3回(各10点満点)十 定期試験(70点満点)調理学の講義と実習との関 連性が深いことから,出席状況や授業態度を重要視する ・ 減点の対象 授業中の態度(1回注意を受けたら‐1点)とする。欠席は1回につき8点の減点を 行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 渕上倫子 編 テキスト食物と栄養化学シリーズ「調理学」2006年 山崎清子(他)編「調理と理論」 2003.7 同文書院 Ⅱ - 90 輯倉書店 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 調理学の基本的理解およびオリエンテーション 講義内容および授業の進め方(簡単な実験と授業内容)・成績評価(小テストおよび本テスト) 予習復習の仕方の説明 2 回 予習:調理学実習のための基本的なこと(計量・切り方)を予習する。 復習:非加熱調理操作と調理器具について復習する。 ① 計量・計測 ④ 切断・成形 ⑦ 圧搾・濾過 ② 洗浄 ⑤ 磨砕・粉砕 ⑧ 冷却・冷凍・解凍 ③ 浸潰 ⑥ 混合・撹拌 3 回 予習:どんな調理器具があるか調べておく。 復習:加熱調理操作と調理器具について復習する。 ① エネルギー源と加熱用機器 ④ 温熱加熱 ② 加熱用機器 ⑤ 乾式加熱 ③ 加熱操作の分類と伝熱方法 ⑥ 誘電・誘導加熱・新調理システム 4 回 予習:炊飯の方法について水加減等予習する。 復習:植物性食品の調理特性について復習する。 穀類の調理・加熱調理操作の解説 ・ 米の調理(米の種類と構造,成分・炊飯の原理) ・ うるち米 もち米 こめ粉の調理 5 回 予習:小麦粉の種類と製品について調べておく。 復習:小麦粉・雑穀の調理について詳細に復習する。 (小麦粉の構造,種類と小麦粉生地,小麦粉生地の膨化調理,小麦粉調理) 6 回 予習:いもの種類・豆の浸水について調べておく。 復習:いも類,・豆類・種実の調理性について復習する。 ・ いも類の種類,豆類の吸水と調理,種実類の種類 7 回 予習:野菜についての特徴を調べておく。 復習:野菜,果物の調理を復習する。 ・ 野菜の調理操作による色・香り・味の変化,酵素的褐変,ビタミン,無機質と調理 ・ 野菜の調理(生食調理,加熱調理) ・ 漬け物,香味野菜 ・ 果物類の種類(色,味,香り,テクスチャー) ・ 果物の調理性と調理例(生食,ジャム・マーマレード,乾燥果物) 8 回 予習:海藻の特徴について調べておく。 復習:海藻・きのこの調理性と寒天とゼラチンの調理性について必ず復習する。 ・ 海藻の種類と調理(嗜好性・栄養) ・ きのこの種類と嗜好特性(香り,味) ・ きのこの調理性と調理例(生食,加熱調理) ゲル化材料(ゲル形勢素材) ・ ゼラチン,寒天,カラギーナン,ペクチン Ⅱ - 91 9 回 予習:魚肉の種類について調べておく。 復習:魚介類の調理性について詳細に復習する。 ・ 魚介類の種類と特徴(旬,出回り期) ・ 魚肉の成分の特性(タンパク質,脂質) ・ 魚の死後硬直と鮮度 ・ 魚の調理方法(下処理,生食,加熱調理) 10 回 予習:食肉の調理の変化について調べておく。 復習:食肉の調理性について復習する。 ・ 食肉の種類,成分,熟成と軟化,加熱による変化 ・ 食肉の種類別の調理(牛肉,豚肉,鶏肉) 11 回 予習:献立作成とは何かを予習する。 復習:献立作成を必ず復習する。 ・ 食品構成の作成 ・ 日本人の食事摂取規準の活用方法 ・ ライフステージに適した食事 ・ 食生活指針と食事バランスガイド ・ 献立作成条件と規準 ・ 献立作成の方法 ・ 供食,食卓構成,食事環境 12 回 予習:献立作成とは何かを予習する。 復習:献立作成を必ず復習する。 ・ 食品構成の作成 ・ 日本人の食事摂取規準の活用方法 ・ ライフステージに適した食事 ・ 食生活指針と食事バランスガイド ・ 献立作成条件と規準 ・ 献立作成の方法 ・ 供食,食卓構成,食事環境 13 回 予習:献立作成をもう一度見直す。 復習:食事計画論 (食事設計の基本知識)を復習する。 ・ 食事の意義と役割 ・ 日本食品標準成分表の理解と活用(成分表の使用方法と計算方法) ・ 収載成分 ・ 廃棄率および可食部 14 回 予習:油脂の特徴を調べてくる。 復習:油脂類の調理性について詳細に復習する。 ・ 油脂類の種類と特徴 ・ 調理性( 風味と物 性,熱媒体 ,接着防止 と防水,クリー ミング性 ,ショート ニング 性,乳化性) ・ 調理による油脂の変化(自動酸化,加熱変化)卵類の調理・油脂を用いる調理 15 回 予習:卵の性質について調べてくる。 復習:卵の調理性について復習する。 ・ 卵の構造と成分 ・ 卵の鮮度(品質の変化,品質判定法) ・ 鶏卵の調理性(希釈性,付着性,粘着性,起泡性,熱凝固性,乳化性) 乳類の調理 ・ 牛乳の調理性(加熱による皮膜形成,褐変,酸による凝固) Ⅱ - 92 平 科目名 成 22 調理学Ⅱ 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 1 0 7,[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 三宅由紀子 月・火曜日の午後 教育目標: 調理学には自然学から社会科学まで非常に幅広い内容が含まれている。したが って,それらの知識を基礎として,実生活の中で食材を調理して料理という形に変え,食 事として提供するまでの総合的な学問といえる。しかしながら,一方ではライフスタイル の変化から食の簡便化,外部化が急速に進み日常の生活から調理という生きていくために 絶対に必要な基本的な生活技術(ライフスキル)が姿を消しつつある。そして,それに伴 い様々な問題も起こる。環境問題と調理,日本の行事食,伝承料理,楽しい食卓の演出な どできるだけ広い視野にたって,それに対応できることを目的とする。 学生の学習成果: 調理学の基礎基本の上に更に日本の食文化の知識を理解し、より深く調 理の根源を追求する知識をもつようにする。さらに調理学実習への応用の知識も身に付け る。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 調理の意義,目的は生活的面,及び文化的側面をもつことから,栄養と嗜好の管理 を合理的に行うことは大切である。 食物の条件と調理の役割,調理の社会化と大量化について解説し,食品の特性,食 事計画,日常食,行事食,伝統料理,食器,新しい調理用具の使用法,食卓の演出を も修得させる。また,このことから実際に献立をたてることも修得させる。 他教科との関連性も踏まえて理解を進めていく。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習:学習する内容について前もって調理実習と関連づけながら学習しておく。 復習:学習した内容の中で重要な語句・説明・現象を再度復習し、調理学実習との関 連性を確認する。 木戸詔子・池田ひろ 編 新食品・栄養科学シリーズ「調理学」2006 年化学同人 食生活の変遷に対応すべき実践力の養成,環境問題と調理,日本の行事食,伝承料理,楽し い食卓の演出等を修得させる。 食品の調理による特性を充分に習得させる。 ・ 学習態度 ・ 受講時間の充足 ・ ペーパーテストによる基準得点の取得 小テスト3回(各10点満点)の合計点十定期試験(70点満点) ・ 減点の対象 授業中の態度(1回注意を受けたら‐1点)とする。欠席は1回につき8点の減点を 行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 渕上倫子 編 テキスト食物と栄養化学シリーズ「調理学」2006年 山崎清子(他)編「調理と理論」2003.7 同文書院 Ⅱ - 93 朝倉書店 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 調理学Ⅱの解説 2 回 予習:調理学1で学習したことを踏まえて調理の文化について基礎的なことを調べる。 復習:調理の文化について細かく復習する。年表を作成する。 調理の文化 ・ 先土器・縄文時代 ・鎌倉・室町時代 ・ 弥生・大和時代 ・安土・桃山・江戸時代 ・ 奈良・平安時代 ・明治・大正・昭和の時代 3 回 予習:時代を見つめた全体的な日本の食卓様式を調べる。 復習:日本と中国・西洋の食事様式をまとめる。 料理様式と食卓構成 ・ 日本の食事様式 ・ 日本の行事食と郷土食 ・ 中国・西洋料理の食事様式とマナー方式 4 回 予習:おいしさについて調べる。 復習:おいしさの複雑な工程について復習する。 食物の嗜好性(おいしさ)とその評価 ・ 「おいしさ」に関する要因 ・ 味と調味料・ においと香辛料・香草・薬味 ・ テクスチヤーとレオロジー ・ おいしさの評価 5 回 予習:前回のおいしさについてその他何があるか調べる。 復習:おいしさの複雑な工程について復習する。 食物の嗜好性(おいしさ)とその評価 ・ 「おいしさ」に関する要因 ・ 味と調味料 ・ においと香辛料・香草・薬味 ・ テクスチヤーとレオロジー ・ おいしさの評価 6 回 予習:前回のおいしさについてその他何があるか調べる。 復習:おいしさの複雑な工程について復習する。 食物の嗜好性(おいしさ)とその評価 ・ 「おいしさ」に関する要因 ・ 味と調味料 ・ においと香辛料・香草・薬味 ・ テクスチヤーとレオロジー ・ おいしさの評価 7 回 予習:前回のおいしさについてその他何があるか調べる。 復習:おいしさの複雑な工程について復習する。 食物の嗜好性(おいしさ)とその評価 ・ 「おいしさ」に関する要因 ・ 味と調味料 ・ においと香辛料・香草・薬味 ・ テクスチヤーとレオロジー ・ おいしさの評価 Ⅱ - 94 8 回 予習:栄養成分の変化はどのような工程になっているか調べる。 復習:全ての栄養について調理作業中の変化を復習する。 調理操作中の栄養成分の変化 ・ 炭水化物(デンプンの糊化・老化) ・ タンパク質(調理によるタンパク質の変性) ・ 脂質(調理による脂質の付着) ・ 無機質(調理による損失) ・ ビタミン(種類と調理による損失) 9 回 予習:重要課題である砂糖と食塩について調べる。 復習:デンプン・砂糖・食塩について深く復習する。 成分抽出素材の調理特性 ・ デンプン(種類と特性) ・ 砂糖(種類と調理・特性) ・ 食塩(調理の特性) 10 回 予習:ゲル化材料は何かについて調べる。 復習:ゲル化材料と分離タンパク質について復習する。 成分抽出素材の調理特性 ・ ゲル化材料(ゼラチン・寒天・カラギーナン・ペクチン) ・ 分離タンパク質 11 回 予習:嗜好飲料には何があるか調べる。 復習:嗜好飲料の成分の変化等復習する。 嗜好飲料 ・ 茶,コーヒー,ココア,清涼飲料,アルコール飲料 現代の食事環境これからの調理,食生活の行方 ・ HACCP による衛生管理の考え方 ・ トレーサピリティー ・ エコクッキング 12 回 予習:基礎基本の調理操作について再度調べる。 復習:加熱操作と調理器具について詳細に復習する。 非加熱操作と加熱操作と調理器具について ・ 洗浄・浸漬・切断成形・磨砕粉砕・混合撹拌等の調理器具 加熱調理操作と調理器具 ・ エネルギー源と調理器具 ・ 加熱操作の分類と伝道方法 ・ 温熱加熱と乾式加熱と誘電誘導加熱 ・ 新調理システム 13 回 予習:植物性食品の調理性について調べる。 復習:植物性食品の調理性について復習する。 植物性食品の調理の特性 ・ 米,小麦,雑穀,イモ,豆,種実,野菜,果物等の成分と調理の特性 14 回 予習:動物性食品の調理の特性についてまとめる。 復習:動物性食品の調理の特性について重要な箇所を深く理解する。 動物性食品の調理の特性 ・ 食肉,魚介,卵,牛乳,乳製品の成分と調理の特性 Ⅱ - 95 15 回 予習:重要課題である砂糖と食塩について調べる。 復習:デンプン・砂糖・食塩について深く復習する。 成分抽出素材の調理特性 ・ デンプン(種類と特性) ・ 砂糖(種類と調理・特性) ・ 食塩(調理の特性) Ⅱ - 96 平 科目名 調理学実習Ⅰ 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 竹ノ谷陽子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 調理学実習は、科学的に解明された調理過程の理論を実技指導の中に取り入れ、 食品に係わる操作点を理解した後、その知識を基に食品を衛生的・栄養的・嗜好的に献立 調理へと発展させ、その技術を習得することを目的とする。 したがって、従来、経験 的に行われることが多かった調理を、科学の裏づけを調理操作の面で生かして実習すると ころに意義がある。そのためには、調理操作による食品素材の栄養特性と物性の変化につ いて理解し、調理器具の使い方、調理法、献立の立て方、多様化した食品素材の選択と組 み合わせ方に配慮し、安全欧と嗜好性を満足させる調理方法を探求する。また、おいしい 料理を作るには、各食品の調理性と調理操作が必要であるので、基本的な手法を中心に実 験形式で科学的、理論的な調理技術を修得する調理学実習を計画する。調理学実習Iでは 基礎技術の習得に重点をおく。 そのための教育目標は、 ・調理学の理論を基に、実験形式の実習から科学的、理論的な調理技術を身に付ける。 ・科学的、理論的な考え方を基本に、伝統や習慣を大切にした食生活を送れることができ るようにする。 学生の学習成果:・調理の基本(包丁の使い方・だしの取り方・炊飯の仕方・計量等)を習 得し、指定された時間内に調理を終了できる。 ・毎回の調理過程を一人で担当することで調理学理論を取り入れた調理方法を習得する。 ・献立作成の手順を理解し班で協力して課題に沿った献立を作成できる。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 ステ トキ 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) 教育目標を達成するに次のような内容や方法で実習を進めていく。 ○科学的、理論的な裏付けによる調理実習に加えて、実験形式による実習を行う。 ○自主的な学習の場を設定し、質問や研究討議の活性化を図り、積極的な実習にな るようにする。 ○実習後出来上がったことについて評価を行い、献立の組み合わせの応用ができる ようにする。 (予習)・次回の調理実習で使用する食材料の計算をする。 ・次回調理操作の要点を調べる。 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復 習を行なう。 ・授業内容のまとめ 山崎清子 (他)編「調理と理論」2003.7 同文書院 木戸詔子(他)編「調理学」2006.3(株)化学同人 ・実習内容の確認テスト(小テスト) 40% ・レポートの提出 10% ・実習中の学習態度・調理技術 20% ・ファイル内容の記述が充実していること 10% ・研究献立の作成・プレゼンテーション資料作成(1回) 20% ・レポートの提出の遅れで3点減点 ・欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と する。 参考図書等 金谷昭子「調理科学実験・実習」 2001.10 医歯薬出版 遠藤仁子 (他) 編「わかりやすい調理」2002.9 みらい 三輪里子 (他) 編「あすへの調理」2003.3 アイ・ケイコーポレーション Ⅱ - 97 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 調理学実習の基本的理解およびオリエンテーション 実習内容および授業の進め方・成績評価(出席日数、実習態度、レポート作成、研究討議) 調理学実習の服装、手洗い、衛生面についてと準備物、実習ノートのまとめ方 予習復習の仕方、調理実習室の説明 2 回 (予習)授業内容の要点を調べる。 調理の基本① 調味料・食品の体積と重量、計量器の正しい扱い方、包丁の持ち方、野菜の切り方 (復習)・野菜の切り方の復習を行う。 3 回 (予習)授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト‥・野菜の切り方 調理の基本② 野菜の切り方 (復習)・野菜の切り方の復習を行う。 4 回 (予習)授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・野菜の切り方 調理の基本③ 調味操作(だしのとり方と種類)、潮汁:汁の塩分量、貝のうま味 炊飯の仕方(米の重量と水加減) (復習)・授業内容のまとめ。調理操作の復習。 5 回 (予習) 授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・だしのとり方 [献立名] えんどう飯 :味付けご飯の水加減と塩分 若たけ汁 :かつおだしのとり方と塩分・笥のゆで方 和え物(ほうれん草とキヤベツのごま和え) :茄でる操作、調味料の割合 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復習を行う ・授業内容のまとめ。 6 回 (予習) 授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・野菜の切り方 [献立名] パン コーンクリームスープ :小麦粉と油脂と加熱(加熱による、粘着性を利用したルーの作り 方、小麦粉と油脂の効用) 粉ふきいも :粉ふきいもの品種による違い、塩分量を検証 フルーツゼリー :果汁の変色・褐色、ペクチンとゲル、ゼラチンの使い方 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復習を行う ・授業内容のまとめ。 7 回 (予習) 授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・じゃがいもの皮むき [献立名] 麦ご飯 :炊飯と水加減 五目豆の煮物 :豆を水に浸漬して吸水、膨潤の仕方の違いと煮る時の調理条件・ 煮物の塩分量・野菜の切り方 だし巻き卵 :卵の鮮度、だし汁の割合、塩・砂糖の量 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復習を行う ・授業内容のまとめ。 Ⅱ - 98 8 回 (予習) 授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・野菜の切り方 [献立名] ご飯 :炊飯と水加減 切り干し大根のはりはり漬け :乾物の戻し方 牛乳かん :調理による牛乳の変化、固まった寒天とシロップの比重の差、 寒天の使い方 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復習を行う ・授業内容のまとめ。 9 回 (予習) 授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・野菜の切り方 [献立名] ご飯 :炊飯と水加減 あじのムニエル :魚の三枚おろし、油の調理 せんキャベツ :基本調理技術の習得 スナックエンドウのソテー :原材料に対する油、食塩の量 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復習を行う ・授業内容のまとめ。 10 回 (予習)授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・だしの取り方 [献立名] *ホテルパン 豚肉のソテー :加熱速度と凝固状態、肉の軟化、ストック みそスープ :牛乳の調理、塩分の測定 グリーンサラダ :生鮮食品の取り扱い方、ドレッシング:油脂の乳化 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復習を行う ・授業内容のまとめ。 11 回 (予習) 授業内容の要点を調べる *調理技術テスト・・・だし巻き卵 献立作成 食事作りは、献立の決定から始まるといって良い。食品の分類や特性を知り、食事の役割が果 たせるように献立作成の仕方を習得する。併せて献立の研究や実習計画を立案する。 ・ 献立のねらいと意図の作成 ・ 献立作成の演習(主食、主菜、副菜の組み合わせ方の習得) ・ 献立作成の条件と食事の持つ役割 ・ 研究献立作成(課題テーマ別に作成、実習準備) (復習)・授業内容のまとめ。 12 回 (予習) 献立原案の作成 献立作成 食事作りは、献立の決定から始まるといって良い。食品の分類や特性を知り、食事の役割が果 たせるように献立作成の仕方を習得する。併せて献立の研究や実習計画を立案する。 ・ 献立のねらいと意図の作成 ・ 献立作成の演習(主食、玉菜、副菜の組み合わせ方の習得) ・ 献立作成の条件と食事の持つ役割 ・ 研究献立作成(課題テーマ別に作成、実習準備) (復習)・献立の作成 Ⅱ - 99 13 回 (予習) 研究献立のプレゼンテーション資料の作成・発注書の作成 研究献立のプレゼンテーション 研究献立の意図や献立内容について班ごとの発表を行いお互いの献立の評価をし合う。また、 調理学実習で得たものをこれからの食生活に生かしていくことができるようにする。 (復習) 研究献立の内容の見直し 14 回 (予習)授業内容の要点を調べる。 *調理技術テスト・・・だしの取り方 [献立名] ご飯 :炊飯と水加減 てんぷらの盛り合わせ:油と水の加熱、衣の役割、油脂の種類と乳化 沢煮椀 :汁の塩分量 (復習)・家族や友人に実習で習った料理を作って食べてもらうことで調理操作の復習を行う ・授業内容のまとめ。 15 回 (予習)研究献立の調理作業計画を作る。実習に必要な食材料の購入 研究献立の調理実習 ・ 実習のねらい:調理学で得た知識を基に、班ごとに研究献立の意図を明確にした献立を作成 し、協力して調理実習を行うことができる。また、調理学実習のまとめを実施する (復習) 実習後レポート・金銭出納帳を作る。 Ⅱ - 100 平 科目名 調理学実習Ⅱ 成 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 竹ノ谷陽子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 調理学実習Ⅱは、調理学実習Iや調理学で学習した知識を基にさらに、食品を 衛生的・栄養的・嗜好的に献立調理へと発展させ、その技術を習得することを目的とする。 調理は食品の調理性、食物の嗜好性、調理操作、献立作成、また、国際化に伴う食品材 料の多様化、新しく開発される各種の食品や環境問題にも配慮し、常に知識と共に適切な 調理方法が必要となってくる。 おいしい料理を作るには、各食品の調理性と調理操作 が重要であるが、実習では手法を中心に置きながら、伝統的な食文化や国際社会における 食生活のあり方、食を取り巻く環境問題について考えながら調理学実習を計画する。 特に調理学実習Ⅱでは、調理学実習Iで個人が未習得の事項を習得できるようにする。 学生の学習成果:・調理学実習Iで習得した調理技術を実習に生かし、難易度の高い調理を 時間内に終了することができる。 ・献立条件(栄養価・食品構成等)を満たした献立を、与えられた課題(日本料理・西洋 料理)にそって作成することができる。 ・研究献立の実習に当たって、食品購入計画・調理作業計画・実習後レポート・金銭出納 帳の作成ができる。 ・研究献立のプレゼンテーションために、献立の意図・栄養的特長等の情報収集を行い分 かり易い資料が作成できる。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 (講義・演習・実験・実習・実技) ・日本科理、西洋料理、中国料理の日常食に加えて、行事食の調理技術を習得する。 ・実習に当たっては、多くの実演を行い、その後個人やグループ毎に実習を行う。 ・献立作成、食文化等についての研究を挿入し、自主的な実習に取り組めるようにす る。 ・自己の食生活と関連づけて、実習に取り組めるようにする。 ・実習は個人とグループとし、献立作成や研究討議も個人やグループごとに取り組む ようにする。 (予習)・次回調理操作の要点及び実習目標の調理理論を調べる。 ・研究献立を作成し、実習に必要な食品購入計画・調理作業計画を作る。 (復習)・研究献立の実習後、実習後レポート・金銭出納帳を作る。 ・実習の反省及び調理理論をまとめる。 山崎清子(他)編「調理と理論」2003.7 同文言院 ステ ト キ 木戸詔子(他)編「調理学」20016.3(株)化学同人 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・実習内容の確認テスト(小テスト) 40% ・レポートの提出の厳守(3回) 15% ・実習中の学習態度・調理技術 30% ・研究献立の作成・プレゼンテーション資料作成(3回) 15% ・レポートの提出の遅れで3点減点 ・欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と する。 参考図書等 松元文子(他)・2003 ・ 操作別調理学実習・同文書院 下村道子、中里トシ子(他) ・2003 ・ 図解による基礎調理・同文書院 遠藤仁子(他)編「わかりやすい調理」2002.9 みらい Ⅱ - 101 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション ・後期の調理学実習Ⅱについての説明 ・その他(目本、西洋、郷土料理・伝統食の献立作成説明) 2 回 (予習)・調理操作の要点を調べる。実習目標の調理理論を調べる。 <献立名> ・鶏肉の部位別料理、ささ身の下処理方法と焼き方 チキンピカタピラフ添え ・牛乳の成分と料理への利用 ブラマンジエのオレンジソースかけ ・でんぷんの糊化と加熱温度 (復習)・実習の反省及び調理理論をまとめる。 3 回 (予習)・調理操作の要点を調べる。実習目標の調理理論を調べる。 <献立名> 強飯 ・もち米の蒸し方、振り水の必要性 菊花豆腐のすまし汁 ・豆腐を菊花型にする切り方 わかめときゆうりの酢の物 ・合わせ酢の調味料の比率、きゅうりの色の変化と塩との関 係 (復習)・実習の反省及び調理理論をまとめる。 (課題)研究献立の作成 4 回 5 回 (予習) 研究献立のプレゼンテーション資料の作成・発注書の作成 研究献立のプレゼンテーション 献立作成についての発表 (日本料理) ・ 研究献立 の意図、内容 について 発表する場 を設け、 お互いの献立の評価をし合う。研究献立の意図や献立内容 について研究討議を行い、調理学実習や食事環境の研究で 得たものをこれからの食生活に生かしていくことができる ようにする (復習) 研究献立のプレゼンテーション内容の見直し (予習) 研究献立の調理作業計画を作る。実習に必要な食材料の購入 <献立名> 研究献立の実習 ・魚の特徴と栄養、魚の取り扱い方。 (日本料理) ・臭み消しの方法 魚の利用 調理学で得た知識を基に、各自が研究献立の意図を明確に した献立を作成し調理実習を行うことができる。 ・環境問題を考え調理操作が的確に実施できる。 (復習) 実習後レポート・金銭出納帳を作る。 6 回 (予習)・調理操作の要点を調べる。実習目標の調理理論を調べる。 <献立名> ご飯 焼き餃子 ・中国料理の点心について 白菜のスープ ・白菜の切り方 (復習)・実習の反省及び調理理論をまとめる。 7 回 (予習)・調理操作の要点を調べる。実習目標の調理理論を調べる。 <献立名> 山路飯 ・五目飯で秋の材料を使用する ねぎとあさりの辛子酢味噌和え ・伝統的な目本料理 すまし汁 (復習)・実習の反省及び調理理論をまとめる。 (課題)研究献立の作成 Ⅱ - 102 8 回 (予習) 研究献立のプレゼンテーション資料の作成・発注書の作成 研究献立のプレゼンテーション 献立作成についての発表 (西洋料理) ・研究献立の意図、内容について発表する場を設け、お互い の献立の評価をし合う。研究献立の意図や献立内容につい て研究討議を行い、調理学実習や食事環境の研究で得たも のをこれからの食生活に生かしていくことができるように する (復習)研究献立の内容の見直し 9 回 (予習) 研究献立の調理作業計画を作る。実習に必要な食材料の購入 <献立名> ・鶏肉の部位による調理方法。 研究献立の実習 (西洋料理) ・調理学で得た知識を基に、各自で研究献立の意図を明 鶏肉の利用 確にした献立を作成し、調理実習を行うことができる。 ・環境問題を考え調理操作が的確に実施できる。 (復習) 実習後レポート・金銭出納帳を作る。 (課題)研究献立の作成 10 回 (予習)・調理操作の要点を調べる。実習目標の調理理論を調べる。 <献立名>クリスマス行事食 フランスパン ローストチキン ・クリスマス料理としてのテーブルセッティングの仕方 サラダ オニオンスープ ・ローストチキンの下処理方法、焼き方及び飾り方 クラレットパンチ ・クラレットパンチの作り方 *クリスマスケーキ ・デコレーションの仕方 (復習)・実習の反省及び調理理論をまとめる。 11 回 (予習) 研究献立のプレゼンテーション資料の作成・発注書の作成 研究献立のプレゼンテーション 献立作成についての発表 (正月料理) 郷土食 ・研究献立の意図、内容について発表する場を設け、お互い の献立の評価をし合う。研究献立の意図や献立内容について 研究討議を行い、調理学実習や食事環境の研究で得たものを これからの食生活に生かしていくことができるようにする。 (復習) 研究献立の内容の見直し 12 回 (予習) 研究献立の調理作業計画を作る。実習に必要な食材料の購入 <献立名> 正月行事食 研究献立の実習 ・黒豆の浸漬と煮方のポイント (正月料理) ・祝いの膳の意味と整え方、正月の準備の仕方と行事食 郷土食 <研究献立の調理実習のねらい> 調理学で得た知識を基に、各自で伝承料理の献立を作成し、調 理実習を行うことができる。 日本の行事食、伝承料理、楽し い変卓の演出など、できるだけ広い視野にたって、それに対応 できる。 (復習) 実習後レポート・金銭出納帳を作る。 13 回 (予習)・調理操作の要点を調べる。実習目標の調理理論を調べる。 <献立名> ・菜飯に用いる葉菜類とその処理 菜飯 椀盛 ・椀盛に用いる食材 味噌汁(ジュンサイ、三つ菜、庄内麩) ・ジュンサイの用い方 ・赤味噌について (復習)・実習の反省及び調理理論をまとめる。 Ⅱ - 103 14 回 (予習)・調理操作の要点を調べる。実習目標の調理理論を調べる <献立名> ・焼きビーフン ・ビーフンの取り扱い方。 ・薄くず汁(四鮮羹) ・汁の塩分量、でんぷんの効用、四鮮のいわれ (復習)・実習の反省及び調理理論をまとめる。 15 回 学外研修 ・洋風料理の食事作法を身につけ、食事マナーの大切さを認識し実社会においていかす事が出来 る。また、フードコーディネートの実際を体験することによりフードスペシャリスト認定試験 に役立てる。 Ⅱ - 104 平 科目名 調理学実習Ⅲ 成 22 年 度 授業回数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 小野 明子 eiyou @fkmc.or.jp 教育目標:調理操作による食品素材の栄養特性と物性の変化について理解し、調理器具の使 い方、調理法、献立の立て方、多様化した食品素材の選択と組み合わせ方に配慮し、安全 性と嗜好性を満足させる調理方法を探求する。また、安全で美味しい料理を作るためには、 各食品の調理性を理解した調理操作が必要である為、手法を中心にした調理技術を習得し、 適切な日常食(生活習慣病の予防や治療、疾病の改善を行う必要があり、これらの病態別 の献立作成や調理のポイントを理解し、食生活の重要性を理解させる) 、伝承料理、客膳料 理の調整に対応できるようにする。 学生の学習成果:管理栄養士に必要とされる知識、技能、態度及び考え方の総合力を養う。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.基本的食品や新しく開発された食品材料の調理法を習得させ、各自献立作成が出 来るようにする。 2.日常における疾病の予防、回復のために役立つ調理法を修得し、生活習慣病の予 防食や疾病の治療食に対応できるようにする。 3.行事食を取り込み、日本の食習慣も実習に加える。 4.実習はグループ制で行い、研究討議もグループ毎で取り組む。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 献立作成にともなう栄養計算等 調理技術の向上 ・「臨床栄養学 食事療法の実習」本田桂子編 ・プリント 第7版 医歯薬出版 日常食、生活習慣病の予防、疾病毎にそれぞれの献立・調理のポイントが理解できているこ と。 学習評価は、実習の技術(50 点)、実習のレポート(30 点)、実習の態度(20 点)とする。 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす る。 参考図書等 注 意 事 項 Ⅱ - 105 授 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション 1 回 ・ 食塩濃度の違いを体感 2 回 流動食 ・ 種類と適応 ・ 調理法と摂取時の工夫 ・ 濃厚流動食の試飲と固形化 半消化態流動食の試飲 3 回 乳・幼児疾患の栄養補給 ・ 人工栄養:育児用調整粉乳、フォローアップミルクの調乳 ・ 離乳期の栄養:離乳の開始→離乳の進行→離乳の完了 ・ 離乳食の調理と形態の変化の比較 ベビーフードの試食 4 回 5 回 軟菜食 ・ 五分粥食と全粥食の調理と食形態の比較 嚥下障害の介護食とケア ・ ソフト食の調理と工夫 ・ 造粘剤の特性と活用 ・ 自助具を使用して食事介助の実践 6 回 常食(和食) ・・・① ・対象者:40 歳 女性 身体活動レベルⅡ ・1日エネルギー2000kcal の献立を2日分作成(各自) 基準:たんぱく質エネルギー比 20%未満、脂肪エネルギー比 20 以上 25 未満 炭水化物エネルギー比 50 以上 70 未満 7 回 常食(和食) ・・・② ・対象者:40 歳 女性 身体活動レベルⅡ ・1日エネルギー2000kcal の献立を2日分作成(各自) ・材料の発注表作成(グループ) 8 回 常食(和食) ・・・③ ・1日エネルギー2000kcal の実施・評価 9 回 エネルギーコントロール食・・・① ・ 糖尿病食:1食当たりエネルギー550kcal∼600kcal、食塩 3g の献立作成(各自) ・ 材料の発注表作成(グループ) Ⅱ - 106 10 回 蛋白質コントロール・減塩食 ・ 慢性腎不全食の調理と工夫 ・ 減塩調味料の活用 ・ カリウム・リン制限の調理の工夫 ・ 治療用特殊食品の種類と適応と試食 11 回 エネルギーコントロール食・・・② ・ 糖尿病食:1食当たりエネルギー550kcal∼600kcal の実施・評価 *治療用特殊食品の低甘味料の活用 12 回 小児食物アレルギー食 ・ 代替食品の種類と適応 米・小麦アレルギーの主食とおやつの対応と調理 13 回 在宅高齢者の宅配弁当・・・① ・ 1食 500kcal の弁当の献立作成 ・ メッセージカードの作成 ・ レシピーの作成 14 回 在宅高齢者の宅配弁当・・・② ・ 1食 500kcal の弁当の献立作成 ・ メッセージカードの作成 ・レシピーの作成 15 回 在宅高齢者の宅配弁当・・・③ ・ 1食 500kcal の弁当の調理をし、弁当容器に盛り付ける ・ 写真に撮ってレシピーに貼る Ⅱ - 107 平 科目名 成 22 食品衛生学Ⅰ 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 友近 健一 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人が健康に生きる上で食生活の占める割合は非常に大きい。また、近年は 食の安全 に関する問題も多く、その問題の種類も多岐にわたるようになっている。本講義では健 全な食生活を維持するのに重要な食品衛生関連法規の理解と多様な食品安全対策の立 案・実施に必要な基礎的事項の理解を深める。 学生の学習成果: 学習の成果としては給食施設や食品企業などにおける衛生管理を実効あるものとして 行える知識を蓄えていることを最大の達成目標としているので、食品衛生関係用語が理 解でき、給食経営関連の実習などで十分知識を発揮できる事を学習の成果とする。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は教科書およびプリントを教材として行うが、時には新聞などの報道記事を中心 とした授業も行う。授業中の疑問点は授業中に解決するように質問は積極的に行うよ うに求める。予習としては食の安全に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書 の音読を進める。毎回の講義の最初に当日講義する約 5 語の重要用語を示すので、復 習では少なくともこれらの用語の完全理解を求める。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業の最初に最低限理解する必要のある用語を示すのでこれを完全に理解する ようにすること。授業で実施するアチーブメントテストのチェックをきちんと行い、 次回の授業に備えること。 イラスト 食品の安全性 小塚 諭編 東京教学社 定価 2,300 円(税別) 学習成果の判定は、授業の中で定期的に行うアチーブメント形式の小テストの成績で 60%を、本試験成績で 40%を評価して行う。日々の学習への取組を高く評価するので 良く予習・復習を行うことが重要である。授業受講態度は、減点法により成績判定に加 える。授業態度については授業の最初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。 ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 108 授 業 回 数 別 教 育 1 回 導入授業 食品衛生学Ⅰの授業で取り上げる項目についての全体的解説 2 回 食品衛生学の定義と食品安全基本法及び食品衛生法 3 回 食品の変質原因 食品の変質防止法 食品への異物混入 4 回 食品と微生物 発酵と腐敗 5 回 食中毒の定義と分類 6 回 微生物による食中毒1 1)微生物の分類 2)細菌性食中毒の特徴 7 回 微生物による食中毒2 3)細菌性食中毒の分類 4)細菌性食中毒の原因細菌 8 回 微生物による食中毒3 5)細菌の増殖と食中毒 6)食品における細菌増殖防止法 9 回 微生物による食中毒4 7)ウイルスによる食中毒 8)プリオン病 Ⅱ - 109 内 容 10 回 微生物以外による食中毒 1)自然毒中毒 2)真菌毒中毒 3)合成化学物質中毒 11 回 食品添加物とは 食品添加物の使用基準 12 回 食品添加物の種類と使用目的 13 回 食品に混入する汚染物質1 1)重金属 2)化学物質 14 回 食品に混入する汚染物質2 3)農薬など 4)その他 15 回 食品衛生関連法令について 1)食品安全基本法と食品衛生法 2)食品衛生関連法規 Ⅱ - 110 平 科目名 食品衛生学Ⅱ 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 友近 健一 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 現代の食生活における食品の安全性や健全性を確保するために必要な知識の理解力 や説明能力を高めることを目指す。特に、食品や食器・包装中に存在する物質による 発癌のプロモーションや、食品等に混入の危険性が高い物質の種類とその作用に理解 を深める。将来起こりうる食糧危機に関連してわが国における食料自給率の現状と食 品の有効利用や輸入食品にも関連する遺伝子組み換え食品や放射線照射食品等につ いての解説を加え、食品安全性の正しい理解と食品の有効利用に関連した知識の蓄積 を求める。 学生の学習成果: 学習の成果としては給食施設や食品企業などにおける衛生管理を実効あるものとし て行える知識を蓄えていることを最大の達成目標としているので、食品衛生関係用語 が理解でき、給食経営学関連の実習などで十分知識を発揮できる事を求めている。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は、テキスト、プリント、スライド等を利用して進める。 基本的には指定したテキストを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライ ドも使用する。 授業中アチーブメント形式の小テストを実施する。 アチーブメント試験を重視するので予習・復習はこのテストで良好な成績(最終的 に 80%以上)が取れるように取り組むこと。 イラスト 食品の安全性 小塚 諭編 東京教学社 定価 2,300 円(税別) (法令の改正などの変化がない限り食品衛生学Ⅰで使用した教科書を使用) 学習の成果の判定は、定期的に行うアチーブメント形式の小テストの成績(40%)及 び本試験成績(60%)で行う。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授 業態度については授業の最初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただ し、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 参考図書や新聞記事等は授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 111 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 食品の安全性とは 2 回 食品成分と生体 異物代謝機構 3 回 食品汚染と健康障害(1) イ)汚染食品 ロ)食品汚染の原因による分類 ニ)微生物による汚染(食中毒と腐敗)1 4 回 食品汚染と健康障害(2) ホ)微生物による汚染(食中毒と腐敗)2 ヘ)異物混入 ト)劣化食品及び食品添加物による健康障害 5 回 食品汚染と健康障害(3) チ)食品汚染による健康障害発症機構 6 回 食品等に含まれる長期的健康障害物質 変異原物質 7 回 食品の変質と有害物(1) イ)食品の変質 ロ)食品中の酵素、微生物による変質 8 回 食品の変質と有害物(2) ハ)活性酸素による酸化と食品の加工、調理により生成する有害物質 9 回 食品・容器・包装中に存在する危険物質 HACCP による食品の衛生管理 Ⅱ - 112 容 10 回 食品添加物の試験法 イ)分析法 ロ)検量線と回収率 11 回 食品の有効利用と健康 イ)遺伝子組み換え食品 ロ)放射線照射食品 12 回 健康の維持に貢献する食品等 イ)健康機能性食品 ロ)補助栄養剤 ハ)健康機能性食品と補助栄養剤 13 回 食品と薬品の相互作用(1) 薬理作用と食品 14 回 食品と薬品の相互作用(2) 相互作用による薬効の変化 15 回 食品製造家庭での安全管理 食材の衛生基準 Ⅱ - 113 平 科目名 食品衛生学実験 成 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 友近 健一 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 食品の衛生管理に関係した検査の基礎手技を習得し、食事・栄養指導時における説明能 力を高める。このため衛生試験法に基づく微生物の単離・同定、各種食品添加物の検出、 水質検査、PCR 法による遺伝子組み換え食品やアレルゲンを含む食品等の分析を行い、 検査食品に存在する原因因子の検出・同定法を理解すると共に検査結果の取りまとめや 検査結果に関する考察能力を高める。また、HACCP システムに関するシミュレーション 実習を行い、HACCP システムを実施する上での理解力の向上を目指す。 学生の学習成果: 食の安全に関わる基本操作、及び関連知識を理解し、給食施設や食品企業などの現場で の衛生管理に応用できる技能を習得している事を学習の成果とする。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は主として、プリントを用いて説明を行うが、詳細な事項や実験原理等について は教科書を使用する。実験においては、授業参加者全員が必ず実験操作を行うように 実験項目を組み立てているので、全員が主体的に実験に参加することを求めている。 病原細菌を取り扱うので実験中の取組には細心の注意を払って行うこと。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 必要な場合には授業の中において指示する。 N ブックス 実験シリーズ 食品衛生学実験 後藤 政幸 編 建帛社 定価 1995 円 2009 成績の判定は、数回の実験をまとめて 3 回のレポートとして提出させ、1 回当りのレポ ートを 30%の成績とし、これに 15 回の実験中において実施する小テストや授業受講態 度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初に説明する。欠 席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点と する。 参考図書等 参考図書や新聞記事などについては授業の進行に合わせて紹介する。 Ⅱ - 114 授 業 回 数 別 教 育 1 回 実習講義 1)実験を安全に行うための注意事項の説明 2)実験レポートの取りまとめ方の説明 2 回 細菌学実験(1)基本操作 1)培地の調製 2)検体の採取法 3)黄色ブドウ球菌と大腸菌の平板培地での培養 3 回 細菌学実験(2)細菌増殖 1)マイクロピペット使用法の習得と容量検定 2)生菌数測定の準備 4 回 細菌学実験(2)細菌増殖 1)細菌増殖曲線 5 回 細菌学実験(5)汚染食品から選択培地による細菌の分離 イ)選択培地の原理と調製法の説明 ロ)食品材料からの細菌の分離 6 回 細菌学実験(4)食品からの菌の分離と生菌数測定 イ)ストマッカーを用いた食品検体の調製 生菌数測定 7 回 食品添加物検査(1)亜硝酸塩の検出 イ)食品材料の調製 ロ)亜硝酸塩の検出と定量 8 回 鼻腔及び皮膚の細菌検査 9 回 手指の微生物検査と消毒法 グローブ法による手指の細菌数測定と消毒法の検討 Ⅱ - 115 内 容 10 回 HACCP システムに関するシミュレーション実習(1) 1)HACCP とは 2)基本計画書の作成 11 回 HACCP システムに関するシミュレーション実習(2) 3)危害分析と動線 12 回 HACCP システムに関するシミュレーション実習(3) 4)リイテール HACCP の理解 13 回 給食現場の衛生管理 1)スタンプ法による調理現場の細菌数測定 2)汚染マップの策定 14 回 食品衛生分野における数値の取り扱い マスターテーブル法、標準偏差 15 回 実験全体の取りまとめ Ⅱ - 116 平 科目名 基礎栄養学 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟405研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 担当教員 竹原良記 この授業の後と昼の休み時間 教育目標: あなたたちが管理栄養士として活動(栄養評価や食事指導)するためには、正 しい栄養学を身につけることが大切です。初学者である1年生には、まず身の回りで栄養 に関連した問題があることに気付き、栄養の知識を体系的に理解してもらうことが目標で す。これにより管理栄養士として活動すべき多様な専門領域で活用できる基本的な知識や 考え方が養われ、また食と健康に関する諸問題との関わりに関心を持つようになります。 学生の学習成果: 栄養の基本(栄養と栄養素の定義、カロリーの考え方、食べ物の消化・ 吸収、体内での栄養素の変化と役割および栄養と遺伝の関係など)を概説でき、栄養に関 連した諸問題(メタボリックシンドロームや食の安全など)が現代人にとって身近なもの として説明できるようになるでしょう。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) なるべく1年生に興味のありそうな<テーマ>を中心に説明します。 毎回、講義内容を概略したハンドアウトを配布してこれをもとに講義を進めます。 このとき、テキストの記述はあなたの理解を助けるでしょう。またテキストの図表で 説明している部分からいくつかキーワード(青字で示されている単語)を選んで説明 します。授業中いつでも質問を受け付けます。授業後に理解度の確認のために簡単な 問題をメールで送ります。次の授業の時に答えてください。 毎回の授業の最後には次回の授業範囲を指定します。 予 習 ・ 復 習 忙しいでしょうが、ホームワークはタイミングも重要です。 「復習事項」 :授業のあった日に確認問題の答えを用意して、次の授業開始時に答えて ください。 「予習事項」 :授業の前日に授業範囲のテキストおよび他の資料を調べてください。 育 方 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 「ネオエスカ 基礎栄養学」2006年、江指隆年ら編、同文書院 栄養学の内容は範囲が広くて万遍なく深さがあり難しいとは思いますが、これは管 理栄養士国家試験用のテキストですので、4年間の参考書になります。 授業への積極性および期末の定期試験の成績により評価します。 学習内容は①栄養と栄養素の概念、②エネルギー、③食べ物の消化・吸収、④体内での栄養 素の変化と生理的役割、および⑤栄養と遺伝子の関わりについての諸問題が理解できている か、加えてあなたと栄養との関わりについて理解できているかどうかを評価します。 授業への積極的な参加(確認問題や質問への応答状況)に 10%、期末試験の結果に 90% の重みを付けて総合評価とします。また、授業履修を登録したら責任を持って出席してもら うため、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の 減点とする。 参考図書等:「栄養と健康」2004年、日本フードスペシャリスト協会編、建帛社。 「図解入門 よくわかる栄養学の基本としくみ」 2009年、(メディカルサイエンスシリ ーズ)、秀和システム。 その他に新聞や雑誌に掲載されるさまざまな栄養関連記事を読んでおくことを勧めます。 授業中、私語などにより授業を妨害していると判断される者に対しては即刻に退室を命 じ、その回の授業を無届けの欠席扱いとします。 Ⅱ - 117 授 1 回 2 回 3 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ・オリエンテーション 講義方法、復習(毎回の確認問題) 、教科書、参考書、定期試験について説明します。 1章 栄養の概念1 <栄養学とは>、<栄養素の機能>、<食生活とメタボリックシンドローム>について説明し ます。 (ハンバーガーで役立つ栄養学) 予習:身の回りの食品を自分で選んで、それに含まれる栄養素を調べておく。 栄養の概念についての確認問題 1章 栄養の概念2 <食物と栄養素バランス>、<食事摂取基準(何をどれだけ食べればよいか)>につ いて説明します。 (ハンバーガーで役立つ栄養学) 予習:エネルギーの単位について調べる。 栄養素についての確認問題 9章 エネルギー代謝 <食物のエネルギーと消費エネルギー>、<代謝量>について説明します。 4 回 予習:消化管の位置と働きについて調べる。 エネルギーについての確認問題 2章 消化と吸収と栄養素の体内動態 <食物の化学変化>、<消化管と消化液>、<消化管ホルモン>について説明します。 5 回 予習:細胞膜の特徴について調べる。 消化についての確認問題 2章 消化と吸収と栄養素の体内動態(つづき) <栄養素の吸収および体内生体膜輸送>について説明します。 6 回 予習:炭水化物の種類と機能について調べる。 吸収についての確認問題 3章 糖質の栄養 <炭水化物の種類と機能>、<血糖値の調節>について説明します。 7 回 予習:脂質の種類と機能について調べる。 糖質についての確認問題 4章 脂質の栄養1 <脂質の種類と機能>、<リポたんぱく質>、<脂肪組織>について説明します。 8 回 予習:たんぱく質の種類と機能について調べる。 脂質についての確認問題 4章 脂質の栄養2 <最近、注目される脂質><食の安全>について説明します。 5章 たんぱく質の栄養1 <たんぱく質の種類と機能>、<代謝回転>について説明します。 Ⅱ - 118 9 回 予習:必須アミノ酸とたんぱく質の栄養価について調べる。 たんぱく質についての確認問題 5章 たんぱく質の栄養2(つづき) <窒素出納>、<たんぱく質の栄養的な価値>について説明します。 10 回 予習:ビタミンの種類と欠乏症および過剰症についての表を作る。 たんぱく質の栄養価についての確認問題 6章 ビタミンの栄養 <ビタミンの種類と機能>、<ビタミンの欠乏症と過剰症>について説明します。 11 回 予習:無機質の種類と欠乏症および過剰症についての表を作る。 ビタミンの確認問題 7章 無機質の栄養 <無機質の種類と機能>、<ナトリウムと高血圧>、<鉄分と貧血>について説明します。 8章 水・電解質の代謝、 <水分出納>について説明します。 12 回 予習:血液の流れ(動脈と静脈)と臓器の位置関係について知る。 無機質・水・電解質の確認問題 栄養代謝(栄養素のまとめ) <三大栄養素は体内で多様に変化する(脳、肝臓、小腸、腎臓、筋肉、脂肪組織)>について 説明します。 13 回 予習:栄養に関連したホルモンの種類について調べる。 栄養素の代謝についての確認問題 ホルモンによる体調の調節 <食欲と食事>、<肥満とダイエット>、<カルシウムと骨>について説明します。 14 回 予習:遺伝子発現の仕組みについて調べる。 ホルモン調節についての確認問題 10章 分子栄養学1 <遺伝子発現>、<食べ物の違いによる体内の変化>について説明します。 15 回 予習:遺伝に関連した疾患について調べる。 分子遺伝学についての確認問題 10章 分子栄養学2 <遺伝病と遺伝子多型>、<テーラーメイドの栄養>について説明します。 定期試験についての学習ポイントを説明します。 Ⅱ - 119 平 科目名 成 基礎栄養学実験 2 2 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 1 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟405研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 計 画 担当教員 竹原良記 この授業の後と昼の休み時間 教育目標: 本実験では①栄養素の化学的および物理化学的性質、②栄養素と消化酵素の 作用および③動物実験により栄養代謝実験方法を理解するために行ない、基礎栄養学に おいて栄養に関して学んだことを自ら確認して栄養知識を深め、実験レポートを課する ことにより論理的な考え方およびその記述能力を修得することを第1の目標とする。ま た基本的な実験手技およびデーターの処理技術を習得することを第2の目標とする。 学生の学習成果: 管理栄養士に必要とされる知識(栄養素の性質、消化、代謝に対する 理解)が深まり、栄養のテーマに対して論理的に考え、それを記述する能力があがる。 また基本的な実験手技およびデーター処理ができる。加えてグループワークによりコミ ュニケション能力がつく。 授 業 の 進 め 方 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 毎回、授業の終了前に、次回の実験の目的、アウトラインを説明し、実験のフロ ーチャートを示す。不定期的に、ノートの検閲を行う。授業当日は、その日の実験 項目についての手技の説明をして作業確認を行った後、実験を行う。 実験は少人数のグループに分けてローテーションまたは分担して行う。実験は間 違わずに慎重に行ない、そのままの結果をノートや携帯写真などの証拠に残すこと。 実験終了後に実験の目的・方法・結果および考察を含んだレポートを、各々個人 で完成させて指定日に提出してもらう。提出されたレポートは評点後に後日返却す る。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 予習:実験の流れを確認してから授業に臨むこと。 指定しない 実験技術が一定の能力に達しているかどうかは、毎回の授業ごとに評価(3段階)する。 欠席するとその回の授業の評価はない。 実験レポートが所定の書式により書かれ、かつ記述能力がついているかについては、レ ポートごとに評価(5段階)する。レポート提出期限に遅れると1段階評価を落とす。 成績は、最後に授業中の評価(50%)とレポートの評価(50%)を合計して総合評価と する。 欠席するとグループに迷惑をかけることがある。欠席は1回につき8点の減点を行う。 ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等:基礎栄養学実験(建帛社) 注 意 事 項 実験には準備が必要なので、欠席する事前に知らせること。 Ⅱ - 120 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 I. オリエン テーシ ョン レポートなど一般的な注意事項について説明する。 実験に必要な、基礎的な数字の取り扱い方の説明をする。 次回実験の目的、実験内容の概略について説明する。 Ⅱ.基礎実験 実験器具・機器の安全な取り扱いに慣れる。 pH と緩衝作用 次回実験の目的、実験内容の概略について説明する。 3 回 Ⅱ. 基礎実験( 続き) 試薬調製、リン酸緩衝液 I V. 栄養代 謝実験 動物実験の説明 基礎実験のまとめのレポート作り。 次回からの糖質実験の目的、実験内容の概略について説明する。 レポート提出(基礎実験) 4 回 III. 栄 養素の 定性実 験 糖質の性質 糖質のいろいろな定性実験を通して糖質の性質を理解する。 糖質の実験手順の説明(ベネディクト反応、セリワノフ反応) 5 回 糖質の性質(続き) 前回に引き続き糖質および食物繊維についての定性実験を行う。 (ヨウ素デンプン反応、糖の加水分解反応) 6 回 糖質の性質(続き) 唾液によるでんぷん消化に及ぼす温度の影響 糖質の実験のまとめのレポート作り。 次回からの脂質実験の目的、実験内容の概略について説明する。 レポート提出(糖質の性質の実験) 7 回 脂質の性質 脂質実験手順の説明 脂質のいろいろな定性実験を通して脂質の性質を理解する。 (溶解度、乳化試験、リーベルマン・ブルハルト反応) 8 回 脂質の性質(続き) リパーゼによる脂肪の消化実験を行う。消化物は次回の実験に使う。 Ⅱ - 121 容 9 回 脂質の性質(続き) 前回行った脂肪の消化物を薄層クロマトグラフィーにより分析する。 脂質の実験のまとめのレポート作り。 次回からのたんぱく質実験の目的、実験内容の概略について説明する。 レポート提出(脂質の性質の実験) 10 回 11 回 12 回 たんぱく質の性質 たんぱく質のいろいろな定性実験を通してたんぱく質の性質を理解する。 たんぱく質の呈色反応(ニンヒドリン反応、キサントプロテイン反応、ホプキンス・コーレ反応)、 等電点沈殿 たんぱく質の性質(続き) (たんぱく質の反応:酸凝固、沈殿反応) ペプシンによるタンパク質消化に及ぼす pH の影響 たんぱく質の性質(続き) ペプシンによるタンパク質消化に及ぼす pH の影響 たんぱく質の実験のまとめのレポート作り。 次回のビタミン・ミネラル実験の目的、実験内容の概略について説明する。 レポート提出(たんぱく質の性質の実験) 13 回 ビタミン・ミネラルの性質 ビタミン・ミネラルのいろいろな定性実験を通してそれらの性質を理解する。 (ビタミンB1、B2、Aの検出)(Ca、P、K、S の検出) ビタミン・ミネラルの実験のまとめのレポート作り。 次回の栄養代謝実験の目的、実験内容の概略について説明する。 レポート提出(ビタミン・ミネラルの性質の実験) 14 回 I V. 栄養代 謝実験 実験動物の栄養状態の把握 食後の血糖および血清脂質濃度変化に対する食物繊維摂取の影響 栄養代謝実験のまとめのレポート作りおよび提出 15 回 実験の後始末、整理 総まとめ Ⅱ - 122 平 科目名 運動栄養学 質問受付の方法:C 棟 102 研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 成 22 年 授業回数 度 教 15 時間は特に定めない 育 単位数 計 2 画 担当教員 山 里 晃 弘 e-mail: [email protected] 教育目標: 運動・トレーニングに伴う体内の生理的変化により貯蔵されている栄養素が消費される。ここでは、運 動と栄養所要量およびエネルギー代謝との関係、有酸素運動と無酸素運動の違い、運動と栄養素の関係お よび栄養補給との関係、また運動選手の栄養管理について学習し、身体組成と食事との関連性について理 解ができることを目標とする。 学習成果: 運動・トレーニングの指導時に運動・トレーニングを行っている人の状況を観察して、その状況にすぐ に対応できる思考力および判断力が身についていること。 授 業 の 進 め 方 (講義) 教科書(「運動生理・栄養学」建帛社)に沿って講義形式で授業を行う。重要項目は理解を助 けるために重点的にプリントあるいは板書を行い、説明をする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 次の授業内容のプリントを配布し,概説を行い、予習をさせる。 授業の始めに前回の授業内容の重要な点をまとめた復習内容について点検を行う。 高松薫、山田哲夫編集・N ブックス運動生理・栄養学,建帛社 運動と栄養とのかの概念,運動不足による生理機能低下が如何に健康に影響を与えるか,運動によ る身体の生理機能の向上について理解が出来ていることを単位の認定基準とする。学習成果は、運動の 意義について理解をしている事を前提とし,期末における試験の点数を 100 点満点で評価する。 受講中の態度(授業を聴かないなどの態度)も評価の対象とする。再三の注意しても止めない場合は 2 点の減点を行う。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4 点の減点とする。 Fred Brouns・ (1997) ・スポーツ栄養の科学的基礎・(樋口満監訳)・杏林書院 小林修平(1995)スポーツ指導者のためのスポーツ栄養学,南江堂 授業中の私語は固く禁じる(退室を命じることもある). Ⅱ - 123 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション 授業の進め方、予習および復習の必要性について説明する。 運動・トレーニングにおける栄養学とは何なのか、大まかに全体像を把握する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 トレーニングの基本的な考え方 トレーニングの定義・原則および手順について学習する. 3 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 トレーニングの実際 トレーニングの目標、運動の作り方(筋力運動、パワー運動、エアロビック運動、計画の立 て方、体力水準、効果の評価の仕方等)について学習する。 4 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 食生活の基本的な考え方 公衆栄養学の範囲ではあるが「食生活と健康日本 21」、 「食生活指針」、「食事バランスガイド」 「食事摂取基準」について簡潔に再度復習する。 5 回 6 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 食生活の基本的な考え方 健康増進・競技力向上のための食生活について学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 成長期のトレーニング 健常者:成長期(幼児期、学童期、思春期)の身体的特性について学習する。 7 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 成長期のトレーニング 健常者:幼児期、学童期、思春期の身体的特性と体力に合わせたトレーニングの方法につい て学習する。 8 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 成長期の食生活 幼児期、学童期、思春期の身体的特性と運動に必要なエネルギー摂取とその方法について学 習する。 9 回 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 成人期の機能的特性 身体的、精神的、社会的特性とトレーニングについて学習する。 トレーニングの方法(筋力、エアロビック、ストレッチ、コーディネイション運動)につい て学習する 予習のためのプリント配布 Ⅱ - 124 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 復習内容の確認 成人期の機能的特性 成人の食生活(特徴、問題点、留意事項)について学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 高齢期の機能的特性 高齢期の身体的、精神的、社会的特性について学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 高齢期の機能的特性 高齢期のトレーニング・運動の行い方(筋力、エアロビック、ストレッチ等)について学習 する。 高齢期の食生活(特徴、問題点、留意事項)について学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 競技者の機能的特性 トレーニングの種類(トレーニングの種類による違い)とその効力(トレーニングで得た能力のフ ィールドへのフィードバック)について学習する。 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 競技者の機能的特性 トレーニング期、試合期における食事内容、食事の摂取タイミング 予習のためのプリント配布 復習内容の確認 有疾患者への運動・食事療法 (高血圧症、糖尿病、虚血性心疾患に対する食事および運動療法について学習する。 Ⅱ - 125 平 科目名 応用栄養学 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟 405 研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 計 2 画 担当教員 竹原良記 この授業の後と昼の休み時間 教育目標: 応用栄養学では、 「基礎栄養学」で学んだ知識をもとに、ライフステージ別および運動・特 殊環境(ストレス、低温高温・低圧高圧環境など)の各種の環境別の栄養特性から食事の 摂り方までの知識を身につけること、および食事摂取基準指標算定の考え方を理解し、栄 養評価や栄養教育に活用できることを教育目標とする。 学生の学習成果: ライフステージおよび各種環境下における栄養特性や食事の摂り方について整理して説 明し、様々な条件下での栄養指導や献立作成に活用することができる。食事摂取基準の指 標算定の考え方を概説できる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.ライフステージ別および環境別の重要な問題点(項目)を把握しやすくするため に、授業の開始時に、前回授業内容の簡単な確認問題に解答してもらう。 2.授業中はテキストの各章毎に要点をまとめたハンドアウトを配布して、重要な箇 所および理解しにくい箇所を拾いだして説明する。時には補足事項をハンドアウ トにして配布し、授業内容を整理しやすくする。 3.質問を受け付ける。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 【予習】前日にテキストを読んで出席する。1回分(1章分)の大筋を把握しておく。 【復習】授業のあった日にハンドアウトとテキストで内容の確認をする。授業後に確 認問題を出すので、自習をして次の授業の始めに答えを云えることが望まれる。 「ネオエスカ 応用栄養学」、江指隆年・中嶋洋子編著、同文書院 ライフステージ別および各種環境での条件別の栄養特性について理解ができていること。食 事摂取基準指標算定の考え方が理解できていること。 授業への積極的な参加(確認問題の対応状況;5段階)に 10%、期末試験の結果に 90% の重みを付けて100点満点で総合評価とする。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただ し、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書:「日本人の食事摂取基準 注 意 事 項 2010年度」第一出版 授業中、私語などにより授業を妨害していると判断される者に対しては即刻に退出を命 じ、かつその回の授業を無届けの欠席扱いとする。 Ⅱ - 126 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエン テーシ ョン 授業の進め方、予習・復習の重要性および単位認定方法について説明する。 第1章 栄養マ ネージ メント 栄養アセスメントとは 第2章 成長・ 発達・ 加齢 加齢と食生活、生活リズムと食生活について概説する。 2 回 栄養アセスメントについての確認問題 第9章 成人期 の栄養 ① 成人期の特性、生活習慣病、成人期の栄養・食生活、食事摂取基準について 3 回 成人期の栄養についての確認問題 第3章 妊娠期 の栄養 母性の特徴、妊娠期の代謝と食事摂取量について つわり、悪阻の栄養管理、妊娠に伴う肥満の防止、妊娠貧血・妊娠中毒症・妊娠糖尿病の栄養 管理について 4 回 妊娠期の栄養についての確認問題 第4章 授乳期 の栄養 授乳期の代謝変化、母乳の特徴、食事摂取基準について 5 回 授乳期の栄養についての確認問題 第5章 新生児 ・乳児 の栄養 ① 新生児期・乳児期の特徴、乳児期の食事摂取基準について 6 回 乳児期の栄養についての確認問題 第5章 新生児 ・乳児 の栄養 ② 新生児期・乳児期栄養の諸問題(母乳栄養と人工栄養、未熟児の栄養、離乳期の栄養) 7 回 離乳期の栄養についての確認問題 第6章 幼児期 の栄養 幼児期の身体的特徴と栄養上注意すべき点、食事摂取基準、間食、食生活上の問題、幼児期の栄 養障害、幼児期における給食ついて 8 回 幼児期の栄養についての確認問題 第7章 学童期 の栄養 学童期の発育、学童期の食事摂取基準、学校給食、学童期の栄養障害について Ⅱ - 127 9 回 学童期の栄養についての確認問題 第8章 思春期 の栄養 思春期の成長と発育、思春期栄養の特徴、栄養異常と関連疾患、思春期の食事摂取基準 10 回 思春期の栄養についての確認問題 第9章 成人期 の栄養 ② 成人期の栄養・食生活、食事摂取基準について 第10章 閉経 期(更 年期) の栄養 食生活の特徴と栄養管理、実年期・高齢期の疾患予防について 11 回 成人期・閉経期の栄養についての確認問題 第11章 高齢 期の栄 養 生体の加齢変化、食生活の特徴と栄養管理、実年期・高齢期の疾患予防、食事摂取基準 12 回 高齢期の栄養についての確認問題 第12章 運動 ・スポ ーツと 栄養 運動とエネルギー代謝、健康増進と運動、スポーツと体力、トレーニングと栄養補給 13 回 運動栄養についての確認問題 第13章 特殊 環境と 栄養① ストレスと栄養、生活リズムと栄養について 14 回 ストレスと栄養についての確認問題 第13章 特殊 環境と 栄養② 低温・高温環境と栄養、低圧・高圧環境と栄養、無重力と栄養について 15 回 特殊環境と栄養についての確認問題 第14章 食事 摂取基 準 食事摂取基準の指標数値の算定方法について 定期試験の内容について、学習のポイントを説明する。 Ⅱ - 128 平 科目名 成 栄養アセスメント 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 担当教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 秋山公祐 昼休憩時間 教育目標:栄養評価の手段として用いられる身体計測法、生化学検査法、臨床検査法等の理 論と方法を理解する。また、種々の環境因子や心理的因子が食事摂取に影響を及ぼしている が、その状態を把握するための食事摂取調査についても理解を深める。 学生の学習成果:本科目においては栄養状態を把握するための知識を体系的に修得できると ともに、この領域での技能、考え方等の総合的能力をつちかうことができる。具体的には栄 養障害を持つ患者を特定できること、栄養管理計画の作成に必要な情報を収集できること、 栄養療法の適切性をモニターできること、予後を予測できること等である。結果として、医 療現場における患者や他職種とのコミュニケーション能力、他者理解力、論理的思考力等を 獲得することができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業はテキストを中心に進めるが、重要事項に関しては図表等を板書することによ りその理解を深めるものとする。 講義の1回目と14回目に関連キーワードのチェックを行う。1 回目のチェックで講 義前の知識量を把握し、その結果を2∼13回目の講義内容に反映させる。さらに、 14回目のチェックで本講義での理解獲得度を把握し、理解が不十分な項目について 15回目の講義で補うこととする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 予習:テキストの講義範囲に目を通しておく。 復習:講義で出てきたキーワードをもう一度理解するとともに、自分自身の言葉で概 説できるようにする。なお復習での体系的理解の基幹として、「授業回数別教育 内容」の欄に各回の達成目標を掲げている。 下田妙子 編(2005) 「臨床栄養学 リーズ)化学同人 栄養管理とアセスメント編」(管理栄養士養成シ 上記「学生の学習成果」に含まれる細項目についての最終的な知識量・理解度を指標に、 成績評価を行う。 具体的には、小問100題(1 問 1 点)からなる期末試験の獲得点数を成績評価点とする。 ただし、社会人としての責任を果たすために必要な本人の態度・自己管理能力を評価に反映 させるため、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4 点の減点とする。また、私語など授業の妨害行為は一回につき2点を上記成績評価点より減 点し、最終評価点とする。 参考図書等 上田隆史 他編(2006)「臨床栄養学 アセスメント編」培風館 事 項 Ⅱ - 129 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 授業の進め方についての説明 キーワードチェック(講義前) :事前知識量の把握 栄養アセスメントの概要 栄養アセスメントの意義、方法、主観的包括的評価 達成目標①栄養マネジメントの意義およびそのプロセスについて概説できる。 ②静的栄養アセスメント、動的栄養アセスメントについて概説できる。 ③栄養アセスメントにおいて目的や対象により適切な項目や方法が選択できる。 ④主観的包括的評価の各項目について、その解釈と活用について概説できる。 2 回 臨床診査 自他各症状、主訴、現症、現病歴、既往歴 達成目標①病歴情報(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、社会歴)の意義について概説できる。 ②全身状態(体重、血圧、脈拍、呼吸、体温等)の測定の意義を概説できるとともに、 測定値より身体の状況を推測できる。 3 回 身体計測 身体計測項目、身体計測データの評価 達成目標①対象者の身体状況や目的に応じて身体計測法が選択・適用できる。 4 回 食事調査 食事調査の意義、食事調査法の種類 達成目標①食事調査の意義と目的について説明できる。 ②各種食事調査の種類、方法、特徴(長所、短所、妥当性、精度等)について説明で きる。 ③目的や対象に応じた食事調査法が選択・適用できる。 5 回 臨床検査(1) 基準値・基準範囲、血液学的検査 達成目標①一般臨床検査の種類と意義について概説できる。 ②血液学検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 6 回 臨床検査(2) 蛋白質検査、糖質検査、脂質検査 達成目標①蛋白質検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 ②糖質検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 ③脂質検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 7 回 臨床検査(3) ミネラル・電解質検査、腎機能検査 達成目標①ミネラル・電解質検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 ②腎機能検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 8 回 臨床検査(4) 肝・胆道系機能検査、膵機能検査、心臓関連検査 達成目標①肝・胆道系機能検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 ②膵機能検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 ③心臓関連検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 Ⅱ - 130 9 回 臨床検査(5) 内分泌検査、免疫機能・アレルギー検査、炎症反応検査 達成目標①内分泌検査の種類、基準値、判定、代謝動向などについて説明できる。 ②免疫機能・アレルギー検査の種類、基準値、判定などについて説明できる。 ③炎症反応検査の種類、基準値、判定、代謝動向などについて説明できる。 10 回 臨床検査(6) 尿検査、便検査、生理機能検査、嚥下機能検査、その他の検査 達成目標①尿検査の種類、判定などについて説明できる。 ②便検査の意義、種類、判定などについて説明できる。 ③生理機能検査の種類、特徴、判定などについて説明できる。 ④摂食嚥下障害の原因と摂食嚥下能力の評価法を概説できる。 11 回 栄養必要量(1) 栄養必要量算定の基礎、総エネルギー必要量、基礎代謝量の推定 達成目標①臨床における摂取栄養量の評価方法を説明できる。 ②客観的な栄養アセスメント指標に及ぼす栄養素摂取量、代謝異常、疾病状況につい て概説できる。 12 回 栄養必要量(2) 蛋白質必要量の算定、窒素平衡、脂質必要量の算定、炭水化物必要量の算定 達成目標①血清タンパク質・血清脂質などの血液検査値により体タンパク質や体脂肪の栄養状 態を評価できる。 ②尿中排泄窒素成分から体タンパク質の栄養状態を評価できる。 13 回 栄養必要量(3) ビタミン必要量の算定、ビタミンの過不足、ミネラル必要量の算定、ミネラルの過不足 達成目標①血液検査値からビタミンやミネラルの栄養状態を評価できる。 ②ビタミン・ミネラルの過不足による身体症状について説明できる。 14 回 栄養必要量(4) 水分摂取量の評価、脱水症・水分過剰症 達成目標①血液検査値から水分出納の状況を把握できる。 ②脱水の原因、状態に応じた対策を概説できる。 キーワードチェック(講義後) :理解獲得度の把握 15 回 まとめ 補足説明:キーワードチェック(14回目講義)の結果を反映 Ⅱ - 131 平 科目名 応用栄養学実習 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A棟405研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 計 画 担当教員 竹原良記 この授業の後と昼の休み時間 教育目標: 管理栄養士として栄養管理ができるようになるために、栄養状態判定の指標(身 体計測、生化学検査、臨床検査、食事摂取量調査、環境要因や心理状態など)を調査し、 それらを分析して評価する技術が必要である。そのためこの実習では、①初歩的な統計処 理技術を習得すること、 ②計測値や検査値の意味を理解すること、③対象者と対面で食 事調査をして分析し、食事摂取基準に即した評価が出来るこれらのことを目標とする。こ れにより管理栄養士に必要な知識、技能、態度および考え方の総合的能力が養われる。 学生の学習成果: 初歩的な統計数値処理ができる。尿検査値の解釈ができる。食事を聞き 出して栄養評価ができる。 授 業 の 進 め 方 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 毎授業の最初に簡単に実習内容を説明する。次の段階で、実習のテーマに沿ってデ ーター収集・処理・レポート作成を行い、レポートを提出して授業を終了する。 データー集計・処理はパソコンの表集計ソフト「Excel」、および栄養ソフト「栄養 君」を用いて行う。 レポートは、所定の様式を予めファイルまたは印刷物で示すので、授業時にこれら に記入して提出すること。レポートを指定授業回までに提出することは重要である。 点検したレポートは後日に返却する。必要に応じて、レポートの再提出を求めること がある。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 本実習では提出物が多い。レポートの様式は予め講義録に示すので、締め切り直前に 慌てるよりは、自習でできる部分があれば、授業開始前に予めレポートに書き込んで おくと授業中の作業がはかどる。 「応用栄養学 栄養マネジメント演習・実習」竹中優・土江節子 編、医歯薬出版 ①パソコンを使った簡単な計算技術や統計処理技術を習得している、 ②栄養状態を示す数値の意味を理解し、栄養状態を判定できる、 ③ライフステージやさまざまな環境の栄養管理の方法が理解できる。 成績は、レポートの内容が上記① ③の成果を満たしているかについて評価する。レポー ト期限ごとの評価は、身体計測(10点)、生化学検査(30点)、思い出し法(30点)、 高齢期(20点)、妊娠期(10点)とする。レポート提出が遅れると2点ずつ減点する。 なお、欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の 減点とする。 参考図書等:「日本人の食事摂取基準」第一出版。;「簡単!食品カロリー早わかり BOOK」 吉田美香著 主婦の友社。 ; 「マンガでわかるナースの統計学」オーム社。 ; 「エクセル栄養君」 吉村幸男著 建帛社 この授業受講の準備として上記のような簡単な統計学の入門書を読んでおくことを進め る。またエクセルの操作に熟知していると作業がはやい。授業には、積極的に参加する姿勢 が重要である。 Ⅱ - 132 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・授業の進め方の説明 栄養アセ スメン ト(身 体計測 1) 目的:栄養アセスメントの方法論について理解し、統計的解析手法を学ぶ。 身体計測データーを測定する。 (身長、上腕両翼長、体重) (レポート様式1) スクリーニング:MUST ( Malnutrition Universal Screening )を行なう。(レポート様式2) 収集したデーターの統計処理方法について学ぶ。(レポート様式3) (母集団と標本集団、ヒストグラム、平均値、標準偏差、正規分布、変動係数、z - スコア、 95%信頼区間) 復習:エクセルで基本統計を計算する。 2 回 栄養アセ スメン ト(身 体計測 2) 身体計測データーを測定して評価が出来る。(レポート様式1) (上腕三頭筋皮下脂肪厚、肩甲骨下部皮下脂肪厚、上腕周囲長、腹部脂肪厚、骨密度) 前 回に続き、収集したデーターの集計、統計処理方法について学ぶ。(レポート様式3) (誤差とバイアス、帰無仮説、有意水準、t-検定) 復習:エクセルの関数を使って t-検定の計算をする。 3 回 栄養アセ スメン ト(身 体計測 3) 前回に続き、データーの集計、統計処理手法について学ぶ。(レポート様式4) (分割表、χ2 独立性の検定、相関) 1 3回のまとめ、レポート提出① 復習:エクセルの関数を使ってχ2 検定の計算をする。 4 回 栄養アセ スメン ト(生 化学検 査1) 目的:生化学的検査値(24時間尿結果)および食事調査から、栄養関連指標を計算して検査値 の意味を理解し、食事調査結果と合わせて栄養状態を評価する。 生化学検査の標準値の意味について学ぶ。(レポート様式5) 生化学検査例を評価できる。 尿検査(24 時間採尿方法および随時尿検査)の説明、畜尿ボトルの作成 【ホームワーク】:3日分の自己食事調査と生活活動調査、および最終日に 24 時間尿の採尿を 行なう。採尿後、一 括して 24 時間尿検査を検査センターに外注。 復習:検査値の意味について理解する。 5 回 栄養アセ スメン ト(生 化学検 査2) 随時尿検査:授業開始時に自分の随時尿検査を行ない、評価する。(レポート様式6) (尿糖、尿タンパク質その他) ホー ム ワ ー クで 行 な っ た自 分 の 自己食事記録調査と生活活動調査を集計する。(レポート様 式8、9、10) (栄養分析、身体活動レベルの算定) 【ホームワーク予備日】: 前回の尿提出が出来なかった者は、24 時間尿の採尿を行なう。採 尿後、一括して 24 時間尿検査を検査センターに外注。 復習:随時尿検査の結果を解釈する。短時間に栄養分析が出来る。 Ⅱ - 133 6 回 7 回 栄養アセ スメン ト(生 化学検 査3) 外注か ら戻っ てきた 検査結 果をも とに自 分の 24 時間尿について評価をする。(レポート様 式6) 随時尿検査予備日 前回に引き続き栄養分析、身体活動レベルの算定を行なう。 復習:身体活動レベルの計算方法を理解する。24 時間尿の解釈についてまとめる。 栄養アセ スメン ト(生 化学検 査4) 生化学的検査値、食事調査結果と合わせて栄養状態を評価する。(レポート様式11) (身体活動レベル、窒素出納、クレアチニン身長係数、ミネラルバランスなど) 4 7回のまとめ、レポート提出② 復習:栄養状態を判断するのに必要な検査項目についてまとめる。 8 回 大学生の 食事マ ネジメ ント1 (24 時間思 い出 し法によ る食事 調査) 目的:大学生の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える。 テキスト第1章および第8章を参考に大学生の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考え る。 一般的な成人の1日の献立を基にその栄養分析をして評価する。 (レポート様式7、8、9) 食事調査法の24時間思い出し法について理解する。 9 回 予習:前日に1日分の食事を携帯カメラで保存する。 大学生の 食事マ ネジメ ント2 (24 時間思 い出 し法によ る食事 調査) クラスメートに対して、24 時間思い出し法により食事調査を行う。(レポート様式11、12 左) 復習:食調査結果をまとめておく。 10 回 大学生の 食事マ ネジメ ント3 (24 時間思 い出 し法によ る食事 調査) 24 時間思い出し法による食事調査結果から栄養計算を行い、栄養状態を評価する。(レポート 様式7、8、9) 復習:食調査結果をまとめておく。 11 回 大学生の 食事マ ネジメ ント4 前回に行なった栄養状態評価から改善献立を作成する。(レポート様式8、9、12右) 8 12 回 11回のまとめ、レポート提出③ 高齢期の 食事マ ネジメ ント1 目的:高齢者の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える。 身近な高齢者をイメージして、テキスト第9章を参考に高齢者の栄養の特性を考えて栄養ケア のあり方を考える。 食事調 査 【冬休み中ホームワーク】身近な高齢者に対して、24 時間思い出し法により食事調査を行う。 復習:高齢者の栄養ケアのあり方を理解する。 Ⅱ - 134 13 回 高齢期の 食事マ ネジメ ント2 ホームワークまとめ 冬休み中ホームワークの食事調査結果から栄養計算を行って栄養状態を評価する。 (レポート 様式7、8、9、12左) 12 14 回 15 回 13回のまとめ、レポート提出④ 母性の食 事マネ ジメン ト1 目的:妊娠期の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える。 テキスト第2章を参考に妊娠期の栄養の特性を考えて栄養ケアのあり方を考える 復習:妊婦の栄養ケアのあり方を理解する。 母性の食 事マネ ジメン ト2 一般的な成人の1日の献立を基にその栄養分析をして評価する。 (レポート様式7、8、9) 14 15回のまとめ、レポート提出⑤ Ⅱ - 135 平 科目名 栄養教育論Ⅰ 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 大森 俊馬 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 栄養教育を展開する際に、理念を持って計画、実施、評価にいたる一連のプログラムを立 てることができ、栄養教育マネジメントを行えるようにする。 教育者としての管理栄養士の重要性を学び、対象者との信頼関係を構築した上で栄養教育 を行えるようにする。 学生の学習成果: 健康な生活の質(QOL)の向上につながる主体的な実践力形成の支援に必要な健康・栄養 教育の理念と方法を習得する。 また、カウンセリングの技術、コミュニケーション・スキルを理解する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は、テキスト、プリント、スライド等を利用して進める。 基本的には指定したテキストを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライ ドを使用する。 各セクションの終わりに小テストを実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習としては食生活に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書の音読をすす める。毎回の講義の毎回の講義で重要用語を指示するので、復習では少なくともこ れらの用語の完全理解を求める。 管理栄養士講座 栄養教育論Ⅰ-栄養教育の概念と方法著 建帛社 定価 2520 円 2006 中村丁次・外山健二 編 成績の判定は定期試験成績(60%)及び授業中に数回行う小テスト成績(40%)により評 価する。授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最 初に説明する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合に は4点の減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 136 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション これからの授業の概要について説明する。 2 回 栄養教育の概念 栄養教育とその意義、教育者としての資質と効果的な栄養教育、栄養教育の場と管理栄養士の役 割 3 回 栄養指導・栄養教育の歴史 栄養学発展以前の健康指導、栄養学の発展と栄養指導・栄養教育 4 回 国民の栄養・食事の現状と今日的課題 栄養の過不足と疾病、生活習慣病とリスク管理、小児の健康障害と食習慣の形成 5 回 国民の栄養・食事の現状と今日的課題 女性の健康障害と栄養、傷病者の栄養管理と栄養補給、歯科疾患と栄養、食生活指針などと健康 日本 21 6 回 栄養教育の国際的動向 先進諸国における栄養教育、開発途上国における栄養教育 7 回 栄養指導・栄養教育と関係法規 栄養士法、健康増進法、地域保健法、母子保健法、老人保健法、学校給食法 8 回 栄養指導・栄養教育と関係法規 労働安全衛生法、健康保険法、介護保険法、食育基本法 9 回 栄養教育とマネジメントシステム 栄養教育のマネジメント、ニード・アセスメント、計画、実施、評価、栄養教育のシステム構築 Ⅱ - 137 10 回 栄養教育のためのアセスメント 栄養アセスメントとは、栄養アセスメントの種類と方法、栄養アセスメントのための情報収集方 法、情報の管理 11 回 栄養教育計画 カリキュラムの立案、カリキュラム作成の目標、カリキュラム構成と留意事項 栄養教育の具体的方法 栄養教育方法の選択と実施、媒体 12 回 栄養教育による食行動の変容 食行動の科学的考察、栄養教育に必要な行動科学的知識と技術 カウンセリングとコミュニケーション カウンセリングの概要 13 回 カウンセリングとコミュニケーション カウンセリングの技術、カウンセラーの態度と倫理、カウンセリングの栄養教育への応用、コミ ュニケーションとは、 栄養教育におけるコミュニケーション・スキル、コミュニケーション・スキルの獲得 14 回 栄養教育の展開方法 連携とチームワーク、栄養教育実施者、栄養教育の実施例 15 回 栄養教育とマネジメントシステム評価 評価の目的、評価の種類、評価の計画と実施、継続的な質の改善、経済的評価 Ⅱ - 138 平 科目名 栄養教育論 II 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 大森 俊馬 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: ライフステージ、ライフスタイルに応じた健康、栄養状態、食行動、食環境に関する情報 の収集・分析、それらを総合的に評価・判定する能力を養う。 また、主要な疾患に対する栄養教育の内容についても学ぶ。 学生の学習成果: 身体的、精神的、社会的状況等、ライフステージ、ライフスタイルに応じた栄養教育のあ り方、方法について習得する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は、テキスト、プリント、スライド等を利用して進める。 基本的には指定したテキストを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライ ドを使用する。 各セクションの終わりに小テストを実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習としては食生活に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書の音読をすす める。毎回の講義の毎回の講義で重要用語を指示するので、復習では少なくともこ れらの用語の完全理解を求める。 管理栄養士講座 栄養教育論Ⅱ-ライフステージ別・疾病別栄養教育外山健二 編著 建帛社 定価 2835 円 2009 中村丁次・ 成績の判定は定期試験成績(60%)及び授業中に数回行う小テスト成績(40%)により評 価する。 授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初に説明 する。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の 減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 139 授 業 回 数 別 1 回 オリエンテーション これからの授業の概要について説明する。 2 回 ライフステージ別栄養教育について 妊娠・授乳期の栄養教育 3 回 ライフステージ別栄養教育について 乳・幼児期の栄養教育 4 回 ライフステージ別栄養教育について 学童期の栄養教育 5 回 ライフステージ別栄養教育について 思春期の栄養教育 6 回 ライフステージ別栄養教育について 成人期の栄養教育 7 回 ライフステージ別栄養教育について 高齢期の栄養教育、障害者の栄養教育 8 回 疾病別栄養教育 栄養性疾患、消化器疾患 9 回 疾病別栄養教育 循環器疾患、内分泌・代謝疾患 Ⅱ - 140 教 育 内 容 10 回 疾病別栄養教育 腎臓疾患 11 回 疾病別栄養教育 精神・神経疾患、血液疾患 12 回 疾病別栄養教育 小児期疾患、免疫・アレルギー疾患 13 回 疾病別栄養教育 骨・関節疾患、術後、歯科系疾患・摂食障害など 14 回 食環境づくりにおける栄養教育 食環境づくり 15 回 食環境づくりにおける栄養教育 情報のアクセス面での展開 Ⅱ - 141 平 科目名 栄養教育管理 成 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 大森 俊馬 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 医療機関、保健センター、学校、事業所、スポーツ分野、福祉施設などの管理栄養士の活躍 の場での栄養教育の実践例を学ぶ。 学生の学習成果: 栄養教育の理論と実際を事例から学び、管理栄養士が栄養や食生活に関する知識を対象者に 一方的に教えることではなく、対象者が自分自身の栄養状態を良好に管理できるように知識 や技術を修得させ、コンプライアンス(指示者の指示や助言に応じること)が保持できるよう な能力を、教え育てる教育的援助を行う重要性を理解する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は、テキスト、プリント、スライド等を利用して進める。 基本的には指定したテキストを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライド を使用する。 各セクションの終わりに小テストを実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習としては食生活に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書の音読をすすめ る。毎回の講義の毎回の講義で重要用語を指示するので、復習では少なくともこれら の用語の完全理解を求める。 管理栄養士講座 栄養教育論Ⅱ-ライフステージ別・疾病別栄養教育山健二 編著 建帛社 定価 2835 円 2009 (栄養教育論Ⅱでも使用予定) 中村丁次・外 成績の判定は定期試験成績(60%)及び授業中に数回行う小テスト成績(40%)により評価 する。 授業内容の理解度をはかるため、定期試験以外に小テストを実施する。 授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初に説明す る。欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点 とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 142 授 業 回 数 別 1 回 オリエンテーション これからの授業の概要について説明する。 2 回 オリエンテーション 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 医療機関における個人栄養教育 3 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 保健センターにおける栄養教育 4 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 学校における食育の推進 5 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 在宅栄養指導 6 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 事業場(職場)における労働者の健康づくり 7 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 事業場(職場)における栄養教育 8 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 開業栄養士による栄養教育 9 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 スポーツ分野における栄養教育 Ⅱ - 143 教 育 内 容 10 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 施設(社会福祉、児童福祉、障害者)における栄養教育 11 回 事例から学ぶ栄養教育の理論と実際 栄養補給法の転換(経腸から経口へ)、サプリメントと栄養教育 12 回 栄養教育の応用編① 13 回 栄養教育の応用編① 14 回 栄養教育の応用編① 15 回 栄養教育理論の総括 Ⅱ - 144 平 科目名 成 栄養教育論実習Ⅰ 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 大森 俊馬 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 管理栄養士が身に付けなければならない調査法や科学的考え方を実習や演習を通して体験 させる。 統計学については調査や計測結果を正しく判断するためのツールとして、Excel の使用法を 学ぶ。 学生の学習成果: 栄養教育において使用する統計学を習得する。 対象者の課題の発見、問題解決のための適切な計画立案、具体的方法の考案、実施、評価に いたる一連の過程を、個人またはグループ討議により独自の手法を考案し、そのプログラム を展開し、栄養教育の考え方およびスキルを使って食育や健康教育、予防医学の分野で役立 つ知識を習得する。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は実習形式で行う。 指定したテキストの内容に沿って進める。 必要な場合には授業の中において指示する。 栄養教育論演習・実習 ライフステージから臨床まで 価 2415 円 2009 下田妙子 編著 化学同人 定 成績の判定は、試験は実施せず、数回提出されたレポートで評価点と授業態度を減点法で評 価した成績を加味して行う。授業態度については授業の最初に説明する。欠席は1回につき 8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 145 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション これからの実習の概要について説明する。 2 回 栄養教育論実習の意義とマネジメント 栄養教育論実習の目標とマネジメントサイクル、演習・実習の実際の評価 栄養教育と情報収集 3 回 栄養教育に必要な統計学 統計学とその分類、平均、分散、標準偏差と関数 4 回 栄養教育に必要な統計学 グラフの作成 5 回 栄養教育に必要な統計学 単純集計とクロス集計(ピボットテーブル) 6 回 栄養教育に必要な統計学 相関係数と回帰直線(単回帰分析)、重回帰分析 7 回 栄養教育に必要な統計学 信頼区間、t 検定 8 回 栄養教育に必要な統計学 カイ二乗検定 9 回 消費エネルギーの求め方と食事調査 消費エネルギーの求め方① Ⅱ - 146 10 回 消費エネルギーの求め方と食事調査 消費エネルギーの求め方② 11 回 消費エネルギーの求め方と食事調査 消費エネルギーの求め方③ 12 回 消費エネルギーの求め方と食事調査 食事調査① 13 回 消費エネルギーの求め方と食事調査 食事調査② 14 回 消費エネルギーの求め方と食事調査 食事調査③ 15 回 消費エネルギーの求め方と食事調査 食事調査④ Ⅱ - 147 平 科目名 成 栄養教育論実習 II 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 大森 俊馬 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 生活習慣病予防のためのプレゼンテーション能力を鍛えるために、ライフステージ別に演 習を行う。今日、管理栄養士は医療や保健の分野の活躍が期待されていることから、医療 面接・保健指導においても面接技法およびコミュニケーション能力を高め、カウンセリン グ、コーチングスキルについて学ぶ。 学生の学習成果: 栄養教育を行う上で必要となるカウンセリングの技術、コミュニケーション能力、コーチ ング・スキルを習得する。対象者の課題の発見、問題解決のための適切な計画立案、具体 的方法の考案、実施、評価にいたる一連の過程を、個人またはグループ討議により独自の 手法を考案し、そのプログラムを展開し、栄養教育の考え方およびスキルを使って食育や 健康教育、予防医学の分野で役立つ知識を習得する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は実習形式で行う。 指定したテキストの内容に沿って進める。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 必要な場合には授業の中において指示する。 栄養教育論演習・実習 ライフステージから臨床まで 定価 2415 円 2009 下田妙子 編著 化学同人 成績の判定は、試験は実施せず、数回提出されたレポートで評価点と授業態度を減点法で 評価した成績を加味して行う。授業態度については授業の最初に説明する。欠席は1回に つき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 148 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション これからの実習の概要について説明する。 2 回 ライフステージ別栄養教育プログラムの展開例 幼児期:保育所における栄養教育 3 回 ライフステージ別栄養教育プログラムの展開例 学童期:小学校および中学校の栄養教育 4 回 ライフステージ別栄養教育プログラムの展開例 成人期の栄養教育 5 回 ライフステージ別栄養教育プログラムの展開例 調理指導を伴う疾患別栄養教育の例 6 回 臨床検査と栄養教育の展開 塩分摂取量の測定 7 回 臨床検査と栄養教育の展開 血糖値の測定と GI の求め方、POS を活用した栄養教育、食事指導:POMR の作成 8 回 カウンセリング手法を用いた実習の展開 成果につながる栄養教育のために、心の持ち方を知るためのカウンセリングスキル、相手の話を 勘違いせず、正確に、共感的に聴く四つのコツ コツ1:観察法 9 回 カウンセリング手法を用いた実習の展開 相手の話を勘違いせず、正確に、共感的に聴く四つのコツ Ⅱ - 149 コツ2:傾聴法、コツ3:確認法 10 回 カウンセリング手法を用いた実習の展開 相手の話を勘違いせず、正確に、共感的に聴く四つのコツ 11 回 カウンセリング手法を用いた実習の展開 健康行動への行動目標化支援カウンセリング 12 回 保健指導、患者教育に生かすコーチング コーチングとは、コーチングを始める前に-環境設定-、四つの基本スキル 13 回 保健指導、患者教育に生かすコーチング コーチングのアプローチ:GROW(グロー)モデル 14 回 保健指導、患者教育に生かすコーチング コーチングの実践 15 回 模擬患者を用いた面接技法 Ⅱ - 150 コツ4:共感法 平 科目名 成 臨床栄養学Ⅰ 22 年 授業回数 度 教 15 単位数 育 計 2 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) :A 棟206研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 担当教員 曜日 時 岡本 喜久子 分∼ 時 分 <教育目標> 栄養学総論で学んだ栄養素の人体内での吸収と働きや、解剖学、生理学および生化学で学ん だ代謝の基礎にたって、疾病時における人体の変化(病態生理)を理解して、それぞれの症 状または原因に対応した治療と食事療法の考え方を総論的に学ぶ。内容は、代謝異常症、栄 養の摂取に関する病気、内分泌疾患、消化器・循環器疾患、腎臓・血液疾患、免疫・神経系 疾患、感染症などである。各疾患の原因、病型、病態、経過および高齢者を概説し、治療方 針に基づく食事療法の役割を学ぶ。 <学生の学習成果> ・管理栄養士の業務やチーム医療における役割を果たすために必要な基礎的知識を獲得する こと。 ・各疾患の病態と関連づけて食事療法の考え方が総合的に理解できていること。 授 業 の 進 め 方 ( 講義 ・演習 ・実験 ・実習 ・実技) 1.臨床栄養学の目的や管理栄養士の業務・役割について学ぶ。 2.栄養アセスメントを行うために必要とする事項について学ぶ。 3.栄養管理計画の作成に必要とする事項について学ぶ。 4.栄養ケア・マネジメントを行うために必要な基礎的知識を学ぶ。 5.講義前に行う 10 分間小テストで成果をみる。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 テキストを使って次回の授業内容を予習する。 授業毎に重要事項を再度テキストやプリントを見て理解を深める。 授業毎に出される課題に取り組む。 佐藤和人編著 中村丁次編著 2007 年 4 月 10 日発行 2007 年 3 月 25 日発行 エッセンシャル「臨床栄養学 第4版」医歯薬出版 「栄養食事療法必携 第3版」 医歯薬出版 ・管理栄養士の業務やチーム医療における役割を果たすために必要な基礎的知識が獲得でき ていること。 ・各疾患の病態と関連づけて食事療法の考え方が総合的に理解できていること。 ・成績評価は、定期試験 100 点法により評価する。 ・欠席すると学習内容の習得に欠除が発生するため汎用的学習成果がないとみなし、欠席は1 回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 嶋津 孝・下田妙子編著 鈴木 博、中村丁次編著 2006 年 9 月 20 日発行「臨床栄養学 2003 年 9 月 20 日「管理栄養士講座 Ⅱ - 151 疾病編」化学同人 臨床栄養学」建帛社 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 9 回 業 回 数 別 教 育 内 容 臨床栄養学の意義と目的について概説し、授業計画を説明する。 臨床栄養管理における管理栄養士の業務・チーム医療の役割について 医療と臨床栄養・・・栄養マネジメント、チーム医療(NST) 、クリニカルパス、 医の倫理と生命倫理、患者の権利について 医療と臨床栄養・・・医療保険制度における入院時食事療養制度・栄養食事指導料・栄養管理実 施加算について 福祉・介護と臨床栄養・・・介護保険制度、介護報酬について 介護保険制度における栄養ケア・マネジメントの基本概念 経口栄養法・・・病人食の分類(特別治療食、成分別分類)、一般食、検査食について 栄養評価指標・・・①臨床診査 ②身体計測・身体構成成分の指標 ③血液検査の栄養状態の評価指標 栄養必要量の算定・・・①エネルギーの求め方:BEE、ハリス‐ベネディクトの式など ②蛋白質の求め方 ③脂質 ④ビタミン ⑤無機質 アセスメント・・・①エネルギーのアセスメント ②蛋白質のアセスメント ③ビタミン・無機質のアセスメント ④水のアセスメント 代謝性疾患の病態および栄養療法について・・・糖尿病 ・ 糖尿病の概要・成因・合併症 ・ 糖尿病の診断・治療(食事療法、運動療法、薬物療法) Ⅱ - 152 10 回 代謝性疾患の病態および栄養療法について・・・糖尿病 ・ 栄養アセスメント ・ 栄養基準、GI値 ・ 栄養食事指導 11 回 代謝性疾患の病態および栄養療法について・・・脂質異常症 ・ 脂質異常症の概要・成因 ・ 脂質異常症の診断・治療 ・ 栄養基準:第1段階と第2段階 ・ 栄養食事指導 12 回 代謝性疾患の病態および栄養療法について・・・高尿酸血症 ・ 高尿酸血症の概要・成因 ・ 高尿酸血症の診断・治療 ・ 栄養基準 ・ 栄養食事指導 13 回 胆嚢・膵臓疾患の病態および栄養療法について・・・胆石症・胆嚢炎、急性・慢性膵炎 ・ 胆石症・胆嚢炎、急性・慢性膵炎の概要・成因 ・ 栄養基準 ・ 栄養食事指導 14 回 15 回 肝臓の病態および栄養療法について・・・肝硬変 ・ 肝硬変の概要・成因・合併症(肝性脳症) ・ 栄養基準(代償期・非代償期) 肝臓の病態および栄養療法について・・・肝硬変 ・ フィッシャー比と肝性脳症の関係 ・ 栄養食事指導 Ⅱ - 153 平 科目名 臨床栄養学Ⅱ 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 棟206研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 画 担当教員 曜日 時 岡本喜久子 分∼ 時 分 <教育目標> 臨床栄養学Ⅱは、臨床栄養学Ⅰで学んだ基礎知識に加えて、それぞれの症状または原因に対 応した治療と食事療法の考え方をより専門的に追究する。内容は、代謝異常症、栄養の摂取 に関する病気、内分泌疾患、消化器・循環器疾患、腎臓・血液疾患、免疫・神経系疾患、感 染症などの食事療法を学ぶ。 <学生の学習成果> 疾患別の栄養ケア・マネジメント即ち栄養アセスメント、栄養管理計画、栄養補給法、栄養 指導・教育、評価に必要とされる知識、技能をより一層総合的に獲得すること。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.各種の疾患の栄養ケア・マネジメントの実践に必要な内容①∼⑤について学ぶ。 ①スクリーニング・アセスメント ②栄養管理計画 ③栄養補給(栄養基準量、食品構成、食事形態) ④栄養指導・教育 ⑤評価 2.さらに症例を基にアセスメント、栄養管理計画の立て方を学ぶ。 3.講義前に行う 10 分間小テストで成果をみる。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 テキストを使って次回の授業内容を予習する。 授業毎に重要事項を再度テキストやプリントを見て理解を深める。 授業毎に出される課題に取り組む。 中村丁次編著 2007 年 3 月 25 日発行 「栄養食事療法必携 第3版」 医歯薬出版 佐藤和人編著 2007 年 4 月 10 日発行 エッセンシャル「臨床栄養学 第4版」医歯薬出版 「管理栄養士・学生のための栄養ケア・マネジメント演習」本学作成のテキスト 各種疾患の栄養ケア・マネジメント即ち栄養アセスメント、栄養管理計画、栄養補給法、栄 養指導・教育、評価の一連の流れに沿って実践できる知識、技能をより一層総合的に理解で きていること。 成績は、定期試験 100 点法により評価する。 欠席すると学習内容の習得に欠除が発生するため汎用的学習成果がないとみなし、欠席は1回 につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 鈴木 博、中村丁次編著 2005 年 5 月 20 日発行「管理栄養士講座 臨床栄養学Ⅱ」建帛社 下田妙子編著 2006 年 3 月 10 日発行「臨床栄養学 栄養管理とアセスメント編」化学同人 中村丁次著 2007 年 4 月 19 日 「栄養指導マニュアル 改訂 2 版」日本医療企画 Ⅱ - 154 授 1 回 2 回 3 回 業 回 数 別 教 育 内 ・臨床栄養学Ⅱの授業内容について概説し、授業計画を説明する ・栄養ケア・マネジメントの定義と構造について 栄養障害の栄養ケア・マネジメント メタボリックシンドローム症候群の症例 代謝性疾患の栄養ケア・マネジメント 糖尿病の合併症・・・糖尿病性腎症の症例 課題:糖尿病性腎症のアセスメント、栄養管理計画書の作成 4 回 5 回 6 回 7 回 消化器疾患の栄養ケア・マネジメント ・静脈栄養法の概要 ・静脈栄養法による栄養管理 ・経腸栄養剤の種類 消化器疾患の栄養ケア・マネジメント ・経腸栄養法の概要 ・経腸栄養法による栄養管理 ・経腸栄養剤の種類 手術前後の栄養ケア・マネジメント 胃摘出症、短腸症候群、人工肛門増設後 課題:胃摘出症例のアセスメント、栄養管理計画書の作成 課題:胃摘出症例のアセスメント、栄養管理計画書の解説 消化器疾患の栄養ケア・マネジメント クローン病、潰瘍性大腸炎の症例 8 回 9 回 課題:クローン病症例のアセスメント、栄養管理計画書の作成 腎・尿路疾患の栄養ケア・マネジメント・・・その1 ・ネフローゼ症候群、急性・慢性腎不全の概要・成因 ・たんぱく質・食塩摂取量は、24 時間蓄尿より求める式 Ⅱ - 155 容 10 回 腎・尿路疾患の栄養ケア・マネジメント・・・その2 ・透析、慢性腎臓病(CKD)の概要・成因 ・透析、慢性腎臓病(CKD)の症例 課題:透析、慢性腎臓病症例のアセスメント、栄養管理計画書の作成 11 回 要支援・要介護における栄養ケア・マネジメント 要支援・要介護レベルの症例 12 回 咀嚼・嚥下障害における栄養ケア・マネジメント ・ 咀嚼・嚥下障害の概要・成因・症状 ・ 咀嚼・嚥下障害の症例 ・ 13 回 循環器疾患における栄養ケア・マネジメント ・心不全の症例 ・薬と食事の関係 14 回 血液疾患における栄養ケア・マネジメント ・鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血 ・薬と食事の関係 食物アレルギー疾患の栄養ケア・マネジメント 摂食障害における栄養ケア・マネジメント 神経性食欲不振症、神経性大食症 15 回 呼吸器疾患における栄養ケア・マネジメント 慢性閉塞性肺疾患 Ⅱ - 156 平 科目名 成 臨床栄養学Ⅲ 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 計 画 担当教員 秋山公祐 昼休憩時間 教育目標:栄養の評価・判定、栄養補給、栄養教育、食べ物と薬剤の相互作用、および医療・ 介護制度やチーム医療における管理栄養士の役割について理解する。さらに、ライフステー ジ別、疾患別および様々な身体状況や栄養状態に応じた栄養管理の方法についても学ぶ。 学生の学習成果:上記教育目標を修得すると、栄養アセスメントに基づいた栄養ケアプラン の作成、実施、評価に関する総合的なマネジメント能力を養うことができる。これにより栄 養管理に関わる基礎知識のみならず、管理栄養士として必要とされる技能、態度および考え 方の総合的能力、さらにチーム医療の一員としての円滑なコミュニケーション能力もつちか うことができる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業はテキストを中心に進めるが、重要事項に関しては図表等を板書することによ りその理解を深めるものとする。 講義の1回目と14回目に関連キーワードのチェックを行う。1 回目のチェックで講 義前の知識量を把握し、その結果を2∼13回目の講義内容に反映させる。さらに、 14回目のチェックで本講義での理解獲得度を把握し、理解が不十分な項目について 15回目の講義で補うこととする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 予習:臨床栄養学Ⅰ・Ⅱで学んだ基礎知識を再確認しておくこと。また本科目テキス トの講義範囲に目を通しておくこと。 復習:講義で出てきたキーワードをもう一度理解するとともに、自分自身の言葉で概 説できるようにする。なお復習での体系的理解の基幹として、 「授業回数別教育 内容」の欄に各回の達成目標を掲げている。 佐藤和人 他編(2007)「エッセンシャル臨床栄養学 第4版」医歯薬出版 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 上記「学生の学習効果」に含まれる細項目についての最終的な知識量・理解度を指標に、 成績評価・単位認定を行う。 具体的には、小問100題(1 問 1 点)からなる期末試験の獲得点数を成績評価点とする。 ただし、社会人としての責任を果たすために必要な態度・自己管理能力を評価に反映させ るため、欠席は一回につき8点(欠席の届け出がある場合には4点)を上記評価点より減点 し、また私語などの授業の妨害行為には一回につき2点を減点し、最終評価点とすることと する。 参考図書等 中村丁次 編著(2005)「栄養食事療法必携 意 事 項 Ⅱ - 157 第3版」医歯薬出版 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 授業の進め方についての説明 キーワードチェック(講義前) :事前知識量の把握 栄養管理の概要 栄養アセスメント、栄養ケアプラン、栄養教育、POS、SOAP、インフォームドコンセント、診療 ガイドライン、クリニカルパス 達成目標①栄養管理に必要な上記概念を説明できる。 ②上記概念にのっとり、栄養管理の短期、中期、長期の栄養パスが作成できる。 疾患別栄養管理法(1) 胃・腸疾患 急性胃粘膜病変、消化性潰瘍、慢性胃炎、胃食道逆流症、胃切除後症候群、炎症性腸疾患(ク ローン病、潰瘍性大腸炎)、タンパク漏出性腸症、腸閉塞、下痢・便秘、過敏性腸症候群、悪性 腫瘍 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 3 回 疾患別栄養管理法(2) 肝臓・胆嚢・膵臓疾患 肝炎、肝硬変、脂肪肝、アルコール性肝障害(非アルコール性脂肪肝・肝障害を含む)、胆嚢炎 と胆管炎、胆石症、急性膵炎、慢性膵炎、悪性腫瘍 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 4 回 疾患別栄養管理法(3) 代謝疾患 メタボリック症候群および生活習慣病一次予防の重要性、肥満・肥満症、糖尿病およびこれに 伴う急性合併症と慢性合併症(含む妊娠糖尿病)、脂質代謝異常症、高尿酸血症・痛風、糖原病、 ウィルソン病 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 5 回 疾患別栄養管理法(4) 循環器疾患 本態性高血圧症、動脈硬化症、脳血管障害(一過性脳虚血発作、脳梗塞、脳血栓、脳梗塞、脳 内出血、クモ膜下出血)、狭心症と心筋梗塞、心不全、妊娠高血圧 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 6 回 疾患別栄養管理法(5) 内分泌疾患、呼吸器疾患 甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、副甲状腺、副腎疾患、気管支喘息、嚥下性肺炎、慢性 閉塞性呼吸機能障害(COPD)、結核 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 7 回 疾患別栄養管理法(6) 腎臓・尿路疾患 急性糸球体腎炎症候群、慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群、急性腎不全、慢性腎不全、 透析療法、CAPD(持続携帯式腹膜透析)、慢性腎臓病(CKD) (腎機能と栄養管理の関連、腎疾患 における特異的な栄養アセスメント法を含む) 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 8 回 疾患別栄養管理法(7) 血液疾患、免疫・アレルギー疾患など 各種栄養性貧血、炎症性皮膚疾患(特にアトピー性皮膚炎)、食物アレルギー、リウマチ性疾患 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 Ⅱ - 158 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 疾患別栄養管理法(8) 感染症、骨・関節疾患 感染症、骨粗鬆症 達成目標①上記各疾患において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリング・ 評価ができる。 疾患別栄養管理法(9) 歯科疾患、栄養欠陥、精神疾患 口腔疾患、口腔機能改善、飢餓、タンパク質・エネルギー栄養障害(PEM)、ビタミンおよびミ ネラル欠乏症・過剰症、高・低ナトリウム血症、高・低カリウム血症、高・低カルシウム血症、 高・低リン血症、アシドーシス、アルカローシス、脱水症、認知症(アルツハイマー病、脳動脈 硬化)、神経性食欲不振症、神経性過食症、ALS(筋萎縮性側索硬化症) 達成目標①上記各疾患・病態において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・モニタリ ング・評価ができる。 外科分野、栄養法、食物と薬剤の相互作用 消化器術前・術後、ICU、CCU、呼吸管理下での栄養管理方法、経口、経腸および経静脈栄養補 給法、薬物代謝 達成目標①消化器術前・術後および呼吸管理下での栄養管理方法について概説できる。 ②経口、経腸および経静脈栄養補給に用いられる栄養素組成と栄養管理法について説 明できる。 ③主要な医薬品の体内動態について概説できるとともに、薬剤と食品・栄養素との相 互作用について説明できる。 ライフステージ別栄養管理法(1) 小児疾患 妊産・授乳期、新生児・乳児期、幼児期・学童期、思春期、先天性栄養素代謝異常 達成目標①妊産・授乳期、新生児・乳児期に特徴的な疾病の予防と改善のための栄養ケアにつ いて概説できる。 ②幼児期・学童期、思春期に特徴的な疾病の予防と改善のための栄養ケアについて概 説できる。 ③主な先天性栄養素代謝異常において栄養ケアプラン・栄養教育を立案でき、実施・ モニタリング・評価ができる。 ライフステージ別栄養管理法(2) 高齢者 加齢変化および老化、更年期、前期・後期高齢期、介護制度、介護予防 達成目標①更年期、高齢期の QOL 向上を高める生活・食生活改善目標について説明できる。 ②要支援・要介護レベルに対応した生活・食事支援について説明できる。 ③介護予防のための栄養マネジメントと栄養教育ができる。 チーム医療における管理栄養士の役割 チーム医療・ケア、栄養サポートチーム(NST)、地域連携 達成目標①チーム医療に関わる管理栄養士の役割とその連携のあり方について説明できる。 キーワードチェック(講義後) :理解獲得度の把握 15 回 まとめ 補足説明:キーワードチェック(14回目講義)の結果を反映 Ⅱ - 159 平 科目名 臨床栄養学実習 成 22 年 授業回数 度 教 15 単位数 育 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) :A 棟206研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 計 1 画 担当教員 曜日 時 岡本 喜久子 分∼ 時 分 <教育目標> 傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいて適切な栄養管理を行うために、栄養ケアプランの 作成・実施・評価に関する総合的なマネジメントの考え方を理解し、具体的な症例を基に、 身体計測・生化学検査・臨床診査・食事摂取調査から栄養状態の評価判定を行い、栄養補給・ 栄養教育・食品と医薬品の相互作用について学ぶ。特に身体計測による評価・判定方法やベ ッドサイドでの栄養指導技術を学ぶ。また、医療・介護制度やチーム医療の重要性を理解し、 他の職種や患者とのコミュニケーションを円滑に進める方法も学ぶ。更に、ライフステージ 別、疾患別に身体状況や栄養状態に応じた具体的な栄養管理方法も学ぶ。 <学生の学習成果> ・医療・福祉の実践の場で総合的なマネジメントを行うのに必要な技術を獲得していること。 ・チーム医療の中で他職種や患者とのコミュニケーション能力や態度が獲得できているこ と。 授 業 の 進 め 方 ( 講義 ・演習 ・実験 ・実習 ・実技) 1.身体計測・体脂肪測定・食事摂取調査の仕方を実践で学ぶ。 2.身体計測値・体脂肪測定値、検査値ならび食事摂取調査結果からみた栄養状態の評価 の仕方を実践で学ぶ。身体計測は「ダイナボット栄養アセスメントキット」を活用し て評価する。 3.各種の疾患の症例を基に、栄養状態の評価判定の仕方およびパソコンを使っての食事 計画(エクセル栄養君)の立て方について、実習を通して学ぶ。 4.ベッドサイドでの栄養指導の技術や技法について、グループ実習を通して学ぶ。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 ・日本糖尿病学会編 2004 年 5 月 15 日発行「糖尿病食事療法のための食品交換表」文光堂 ・下田妙子編著 2006 年 3 月 10 日発行「臨床栄養学 栄養管理とアセスメント編」化学同人 ・医科学出版社「ダイナボット栄養アセスメントキット」 ・身体計測の実測ができ栄養評価ができること。 ・栄養アセスメントが実践できること。 ・治療食の食事計画の作成ができること。 ・ベッドサイドでの栄養指導技術が獲得できていること。 ・コミュニケーション能力や態度が獲得できていること。 ・成績評価は、100 点法により実習の技術(50 点)、実習のレポート(50 点)とし、60 点 以上を合格とする。 ・グループ実習や計測の実施を欠席することは汎用的学習成果がないとみなすため、欠席は 1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 ・日本糖尿病学会編 1998 年 5 月 15 日発行 「糖尿病性腎症の食品交換表」文光堂 ・足立香代子著 2000 年 8 月 1 日発行 「検査値に基づいた栄養指導・チーム医療」 項 Ⅱ - 160 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ・臨床栄養学実習について概説し、授業計画を説明する。 ・病院の管理栄養士の役割と業務内容についてOHPで説明する。 身体計測の意義と身体計測・体脂肪測定の実習 ・立位の場合:<身長・体重・腹囲・上腕三頭筋(皮下脂肪厚) ・上腕周囲・下腿周囲・体脂肪・握 力> ・横臥の場合:身長・上腕三頭筋(皮下脂肪厚) ・上腕周囲・膝高計 身体計測の意義と身体計測・体脂肪測定の実習 ・立位の場合:<身長・体重・腹囲・上腕三頭筋(皮下脂肪厚) ・上腕周囲・下腿周囲・体脂肪・握 力> ・横臥の場合:身長・上腕三頭筋(皮下脂肪厚) ・上腕周囲・膝高計 ・身体計測値からみた栄養状態の評価の仕方について ・膝高から身長・体重を求める。 ・食事摂取調査は、食物摂取頻度調査法により3日間食事摂取量を記録する。 ・調査結果から栄養バランス(PFC)を評価する。 ・一般食の食事摂取基準の作成 ・一般食の食事計画の作成は、食品構成を活用する。 食事計画の作成の実習(パソコンで作成) ・症例:一般食の3日間の献立① 1日当たりエネルギー1,800∼2,000kcal、たんぱく質 70g、脂質 45g、炭水化物 280g 食塩 10g 以下 食事計画の作成の実習(パソコンで作成) ・症例:一般食の3日間の献立② 1日当たりエネルギー1,800∼2,000kcal、たんぱく質 70g、脂質 45g、炭水化物 280g 食塩 10g 以下 食事計画の作成の実習(パソコンで作成) ・症例:一般食の3日間の献立③ 1日当たりエネルギー1,800∼2,000kcal、たんぱく質 70g、脂質 45g、炭水化物 280g 食塩 10g 以下 ・課題:一般食の3日間の献立表と 1 日分を試作し評価をする。さらに写真を添付して提出する。 Ⅱ - 161 9 回 食事計画の作成の実習 ・糖尿病の食品交換表の活用方法 ・治療用特殊食品(低エネルギー食品)の利用方法 ・グリセミック・インデックス(GI)値の低い食品の活用方法 10 回 食事計画の作成の実習・・・一般食から糖尿食へ展開(単位で作成) ・症例:糖尿病食 1日当たりエネルギー1,600kcal、たんぱく質 65g、食塩 10g 以下 11 回 スクリーニング・・・ベッドサイドでの主観的包括的評価(SGA)の問診の実践 (患者役、管理栄養士役、見学者に分かれて実践する) 12 回 食生活状況の問診の実践テスト→1人4分間 13 回 14 回 15 回 食事計画の作成の実習・・・一般食から慢性膵炎食へ展開(パソコンで作成) 症例:慢性膵炎食 1日当たりエネルギー1,600kcal たんぱく質 55g 脂質 30g 低栄養の評価判定および食事計画の作成の実習 症例:嚥下障害 ○ベッドサイドにおける食事介助の仕方 体位・・・イ 座位 ロ セミファーラ位(15∼30 度挙げた状態) 食事・・・プリン、ゼリー状の水 器具・・・小スプン 身体計測(上腕三頭筋皮下脂肪厚・上腕周囲)の実践テスト レポートのまとめ Ⅱ - 162 平 科目名 臨床栄養学演習 成 22 年 授業回数 度 教 15 単位数 育 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) :A 棟206研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 計 2 画 担当教員 曜日 時 岡本 喜久子 分∼ 時 分 <教育目標> 傷病者の病態や栄養状態の特徴に基づいて適切な栄養管理を行うために、栄養状態の評価判 定・栄養ケア計画の作成・栄養補給法の選択・栄養指導等が実際の場面で展開できる技術を 学ぶ。更に指導カリキュラム(回数・スタッフ・場所・教材など)を作成して指導教材の作 成を行うとともに、スタッフの役割分担による指導の演習や評価を行う。特に、身体計測・ 臨床データによる評価・判定方法やベッドサイドでの栄養指導などについても演習を通して 学ぶ。更にライフステージ別、疾患別に身体状況や栄養状態に応じた具体的な栄養管理方法 も演習で学ぶ。 <学生の学習成果> 疾患別に栄養管理計画書が作成でき、それに基づいてカウンセリングを取り入れた栄養指導 ができること。 授 業 の 進 め 方 育 ( 講義 ・演習 ・実験 ・実習 ・実技) 1. 各種疾患の症例に基づく栄養ケア・マネジメントについて演習をする。 (個人指導と 集団指導) ①栄養スクリーニング・アセスメントの実践 ②栄養管理計画の作成 ③栄養補給法の選択 ④栄養指導カリキュラムおよび栄養指導教材の作成 ⑤栄養指導・教育の実施 ⑥栄養指導の評価 2.SOAP による栄養ケア記録作成を演習する。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・栄養指導は、事前にしっかり練習しておく。 ・献立作成や栄養指導媒体の作成が時間内にできない場合は、課題として取り組む。 中村丁次著 2007 年 4 月 19 日 「栄養指導マニュアル 改訂 2 版」 日本医療企画 「管理栄養士・学生のための栄養ケア・マネジメント演習」本学作成のテキスト 中尾俊之他編 2008 年 9 月 10 日 「腎臓病食品交換表」医歯薬出版 ・栄養状態の評価・判定が実際場面で展開できる技術を獲得していること。 ・患者に適した栄養管理計画書の作成ができる技術を獲得していること。 ・栄養指導・教育が実際の場面でできるコミュニケーション能力、態度を獲得していること。 ・成績評価は、100 点法により演習の技術(50 点)、演習のレポート(50 点)とし、60 点 以上を合格とする。 ・グループ演習の実施を欠席することは汎用的学習成果がないとみなすため、欠席は1回に つき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 中村丁次著 2004 年 5 月 15 日 「栄養指導教材集」日本医療企画 Ⅱ - 163 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 臨床栄養学演習について概説し、授業計画を説明 栄養ケア・マネジメントの実践の書式を説明 栄養ケア・マネジメントの実践 症例1:糖尿病・・・栄養スクリーニング書とアセスメント書の実践 3 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例1:糖尿病・・・栄養管理計画書の作成および討議 作成に当たっては、食後血糖抑制(例GI値)の食事などを組み入れる。 4 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例1:糖尿病・・・栄養指導案の作成および討議 5 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例1:糖尿病・・・栄養指導の教材作成、フードモデルの活用方法 (1グループ3人、1人A4の用紙1枚) 6 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例1:糖尿病・・・カウンセリングを取り入れた栄養指導の練習(1グループ3人) 7 回 栄養ケア・マネジメントの実践 A:個人指導・・・症例患者を対象に入院から退院へ向けての栄養指導をロールプレイング で行う。 役割分担:患者役、管理栄養士役、観察者 栄養指導の実技テスト:持ち時間7分。 B:糖尿病食品交換表に基づいた献立作成 8 回 栄養ケア・マネジメントの実践 A:糖尿病・・・症例患者を対象に入院から退院へ向けての栄養指導をロールプレイング で行う。 役割分担:患者役、管理栄養士役、観察者 栄養指導の実技テスト:持ち時間7分。 B:糖尿病食品交換表に基づいた献立作成 Ⅱ - 164 9 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例2:慢性腎不全・・・栄養スクリーニング書とアセスメント書の実践 栄養管理計画書の作成および討議 10 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例2:慢性腎不全・・・栄養指導案の作成 腎臓病食品交換表の活用の仕方および献立作成 11 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例2:慢性腎不全・・・栄養指導の教材作成、フードモデルの活用 (1グループ3人、模造紙は1人 1/2 枚) 12 回 栄養ケア・マネジメントの実践 症例2:慢性腎不全・・・栄養指導の練習(1グループ3人) 13 回 栄養ケア・マネジメントの実践 集団指導(腎不全教室):栄養指導の実技テスト。持ち時間は1グループ 15 分間。 14 回 栄養ケア・マネジメントの実践 集団指導(腎不全教室):栄養指導の実技テスト。持ち時間は1グループ 15 分間。 15 回 問題志向型システム(POS)の活用 ・SOAPの記入方法 ・症例1の糖尿病と症例2の慢性腎不全の栄養指導記録の作成 Ⅱ - 165 平 科目名 公衆栄養学Ⅰ 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 高橋 裕司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 地域や職域等における保険、医療、福祉、介護システムの栄養関連サービスに関す るプログラムの作成、実施、評価を総合的に実行できる能力を有する人材の育成を 最終目的とする。 学生の学習成果: わが国及び諸外国における健康、栄養、生活等の変遷と現状に対応した取り扱いや、 地域・組織における健康づくりにおける食生活指針等を作成能力を養う。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は教科書およびプリントを教材として行うが、時には新聞などの報道記事を中 心とした授業も行う。授業中の疑問点は授業中に解決するように質問は積極的に行 うように求める。講義の理解度を試すため適宜小テストを実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習としては食生活に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書の音読をすす める。毎回の講義の毎回の講義で重要用語を指示するので、復習では少なくともこ れらの用語の完全理解を求める。 ウエルネス 公衆栄養学 第8版 定価 2,800 円+税 2010 沖増 哲 他編 医歯薬出版株式会社 成績の判定は定期試験成績(60%)及び授業中に数回行う小テスト成績(40%)により評 価する。授業内容の理解度をはかるため、定期試験以外に小テストを実施する。授業内容 の理解度をはかるため、定期試験以外に小テストを実施する。につき8点の減点を行う。 ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 166 授 業 回 数 別 教 1 回 オリエンテーション 授業の進め方、評価の方法について 2 回 公衆栄養の概念と公衆栄養活動の意義 3 回 公衆活動の沿革と栄養問題 4 回 公衆栄養の現状と問題点 国民健康・栄養調査 5 回 公衆栄養の現状と問題点 2 食生活の現状と課題 6 回 公衆栄養の現状と問題点 3 食環境の現状と課題 7 回 公衆栄養の活動指針 1 「日本人の食事摂取基準 2010 年版」 の概念 8 回 公衆栄養の活動指針 2 「日本人の食事摂取基準 2010 年版」 の各論 1 9 回 公衆栄養の活動指針 3 「日本人の食事摂取基準 2010 年版」 の各論 2 1 Ⅱ - 167 育 内 容 10 回 公衆栄養の活動指針 4 「日本人の食事摂取基準 2010 年版」 11 回 公衆栄養の活動指針 5 「健康作りのための食生活指針」 12 回 公衆栄養の活動指針 6 「健康作りのための食生活指針、食事バランスガイド」 13 回 公衆栄養の活動指針 7 「健康作りのための運動指針」 14 回 公衆栄養の活動指針 8 「健康作りのための休養・睡眠指針」 15 回 諸外国の栄養行政 の活用 Ⅱ - 168 平 科目名 公衆栄養学Ⅱ 成 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 高橋 裕司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 地域や職域等における保険、医療、福祉、介護システムの栄養関連サービースに関するプログラ ムの作成、実施、評価を総合的に実行できる能力を有する人材の育成を最終目的とする。 学生の学習成果: 地域や職域等における保険、医療、福祉、介護システムの栄養関連サービースに関するプログラ ムの作成、実施、評価を総合的に実行できる能力の獲得が学習の成果である。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業は、テキスト、プリント、スライド等を利用して進める。基本的には指定したテキス トを使用して進行する。必要に応じてプリントやスライドを使用する。理解度をチェック するための小テストも実施する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予習としては食生活に係わる報道記事などに注意を払うと共に教科書の音読をすすめる。 毎回の講義の毎回の講義で重要用語を指示するので、復習では少なくともこれらの用語の 完全理解を求める。 ウエルネス 公衆栄養学 第8版 沖増 哲 他編 医歯薬出版株式会社 定価 2,800 円+税 2010(法令改正がない場合には公衆栄養学Ⅰと同じ教科書を使用) 成績の判定は定期試験成績(60%)及び授業中に数回行う小テスト成績(40%)により評価する。 授業受講態度は、減点法により成績判定に加える。授業態度については授業の最初に説明する。 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 169 授 業 回 数 別 教 1 回 オリエンテーション 授業の概要と評価法について 栄養行政組織とその役割 2 回 栄養関連法規 「栄養士法」 3 回 栄養関連法規 「地域保健法」 4 回 「わが国の健康づくり政策」 5 回 「健康日本21」の基本理念と概要 6 回 「健康日本21」と地方計画の策定 7 回 公衆栄養プログラムの実例1 「母子保健対策」 8 回 公衆栄養プログラムの実例2 「成人・老人保健対策」 9 回 公衆栄養プログラムの実例3 「特別健診制度」 育 内 容 「健康増進法」 「母子保健法」 「老人保健法」 Ⅱ - 170 「食育基本法」 10 回 公衆栄養プログラムの実例4 11 回 PDCA システムに基づいた公衆栄養の進め方1 12 回 PDCA システムに基づいた公衆栄養の進め方 2 13 回 PDCA システムに基づいた公衆栄養の進め方 3 14 回 栄養疫学の実際 15 回 世界の健康・栄養問題の現状と施策 「給食施設指導、食環境づくり」 Ⅱ - 171 平 科目名 公衆栄養学実習 成 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 高橋 裕司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 地域の一般住民に対する様々な栄養教育の場を想定して、栄養調査による食生活の実態把握 や栄養教育の企画および教育方法等についての模擬実習を行う。 学生の学習成果: 教育の達成により保健・医療・福祉・介護システム等の栄養関連サービスに関するプログラ ムの作成・実施・評価などの実践力を有する事が出来る。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 公衆栄養プログラムの模擬実習として、クラスなどの食事調査、食生活状況調査、身 体状況調査を行う。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 媒体の作成などを積極的に行うこと。 上田信夫編「公衆栄養学実習」 、化学同人 成績の判定は、試験は実施せず、数回提出されたレポートで評価点と授業態度を減点法で評 価した成績を加味して行う。 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす る。 参考図書等 参考図書は新書程度の本を授業内容に合わせて紹介する。 Ⅱ - 172 授 業 回 数 1 回 オリエンテーション 実習の概要について。 2 回 公衆栄養活動の実践基礎技術 3 回 公衆栄養活動の実践基礎技術 2 4 回 公衆栄養活動の実践 1 栄養状態の判定と評価 ① 5 回 公衆栄養活動の実践 2 栄養状態の判定と評価 ② 6 回 公衆栄養活動の実践 3 栄養状態の判定と評価 ③ 7 回 公衆栄養活動の実践 4 集団の問題点調査とデータ解析 8 回 公衆栄養活動の実践 5 集団の問題点調査とデータ解析 9 回 公衆栄養活動の実践 6 栄養教育の目標設定と計画書の作成 別 1 ① Ⅱ - 173 教 育 内 容 10 回 公衆栄養活動の実践 7 栄養教育の目標設定と計画書の作成 11 回 公衆栄養活動の実践 8 模擬教育の計画書と媒体作成 ① 12 回 公衆栄養活動の実践 9 模擬教育の計画書と媒体作成 ② 13 回 公衆栄養活動の実践 模擬教育体験 10 14 回 公衆栄養活動の実践 模擬教育反省会 11 15 回 公衆栄養活動の実践 12 今後の公衆栄養活動について ② Ⅱ - 174 平 科目名 成 22 給食経営管理論Ⅰ 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 妹尾 良子 質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標:給食経営管理Ⅰでは、学校・病院・福祉施設などの特定給食施設における、利用 者の身体状況や栄養状態、その他の利用目的にあわせた給食サービスの方法について「栄 養・食事管理」と「経営管理」を中心に学習し、給食経営管理業務の遂行に不可欠な基礎知 識を修得する。また、各項目の目的や意義を理解する。 学生の学習成果:給食経営管理業務の基本となる能力を養う。特定給食施設での栄養・給食 関連サービスのマネジメントを行うことができる基本的な能力を養う。 管理栄養士としての責任を果たすために必要な倫理観、自己管理能力を獲得する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 テキストの内容を中心に、講義形式で行う。 小テストを行い、基礎知識の復習と定着を図る。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。 新実践 給食経営管理論 藤原 政嘉他 (株)未来 小テスト 14回(14 点:各 1 点満点) 定期試験(86 点) 加点合計 100 点 倫理観、自己管理能力を授業態度から評価をおこなう。欠席は1回につき8点の減点を行う。 ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 西川貴子、深津智恵美ら Plan-Do-See にそった給食運営・給食管理実習のてびき(2005) Ⅱ - 175 授 1 回 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 9 回 10 回 11 業 回 数 別 オリエンテーション 給食の概念(小テストによる復習) 1)給食の概要 2)給食における管理栄養士・栄養士の役割 3)給食と法律 給食の経営管理の内容予告 給食の経営管理(小テストによる復習) 1)経営管理の概要 2)経営計画と評価 3)マーケティング 栄養・食事管理①の内容予告 栄養・食事管理①(小テストによる復習) 1)栄養・食事計画 2)食品構成 栄養・食事管理②の内容予告 栄養・食事管理②(小テストによる復習) 3)献立計画 組織・人事管理の内容予告 組織・人事管理(小テストによる復習) 1)給食の組織 2)人事管理と労務管理 施設・設備管理①の内容予告 施設・設備管理①(小テストによる復習) 1)施設・設備の基準と関係法規 2)食事環境の設計と設備 施設・設備管理②の内容予告 施設・設備管理②(小テストによる復習) 1)機器・設備の種類と保守管理 2)什器と食器 食材管理①の内容予告 食材管理①(小テストによる復習) 1)食材の購入 2)食材の発注 3)食材の保管管理 食材管理②の内容予告 食材管理②(小テストによる復習) 1)食材管理の評価 2)食材の流通と開発 生産管理(小テストによる復習) 1)生産管理 2)大量調理の方法と技術 3)調理・配膳システム 4)生産管理の評価 衛生管理の内容予告 衛生管理(小テストによる復習) 1)食の安全性 2)HACCP 3)衛生・安全管理 品質管理の内容予告 Ⅱ - 176 教 育 内 容 回 12 回 13 回 14 まとめ 回 15 品質管理(小テストによる復習) 1)品質管理 2)品質保証と標準化 会計・原価管理の内容予告 会計・原価管理、(小テストによる復習) 1)会計管理 2)原価管理 情報事務管理の内容予告 情報事務管理(小テストによる復習) 1)情報事務管理 コンピュータの導入と活用 事故・災害時対策 1)事故対策 2)災害対策 Ⅱ - 177 平 科目名 給食経営管理論Ⅱ 成 22 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 妹尾 良子 質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:的確な給食経営管理業務を行うには、基礎知識にもとづいた応用力が求められる。 給食経営管理論Ⅱでは、給食経営管理論Ⅰで習得した基礎知識を基に、給食運営や関連の資 源(食品流通や食品開発の状況、給食に関わる組織や経費など)の総合的な判断力、栄養面、 安全面、経済面全般のマネジメント能力を養う。 学生の学習成果:給食経営管理業務の総合的能力を養う。特定給食施設での栄養・給食関連 サービスのマネジメントを行うことができる総合能力を養う。マネジメントに必要な数量的 スキル、情報リテラシーを獲得する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) テキストの内容を中心に、講義形式で行う。 給食経営管理業務に必要な技能や応用力、判断力を身に付けるため、講義と演習を組 み合わせて行う。 小テスト、レポート作成を行い、基礎知識の復習と定着を図る。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。 新実践 給食経営管理論 藤原 政嘉他 (株)未来 Plan-Do-See にそった 給食運営・経営管理実習のてびき 西川貴子、深津智恵美ら 医歯薬出版株式会社 小テスト 7 点(7 点:1 点/回) レポート 8 点(8 点:1 点/回) 定期試験(85 点) 加点合計 100 点 倫理観、自己管理能力を授業態度から評価をおこなう。欠席は1回につき8点の減点を行う。 ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とする。 参考図書等 給食施設のための献立作成マニュアル 赤羽正之、飯樋洋二ら・医歯薬出版株式会社 Ⅱ - 178 授 1 回 回 2 3 回 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 9 回 10 業 回 数 別 教 育 内 オリエンテーション 健康増進法における特定給食施設の役割(小テストによる復習) 1)特定給食施設の基準 2)管理栄養士・栄養士の配置 学校給食の給食について予習のポイント 学校給食の給食(小テストによる復習) 1)学校給食の意義と概要 2)給食の実施形態 3)食事内容、食に関する指導 病院給食予習のポイント 病院給食(小テストによる復習) 1)病院給食の概要 2)入院時食事療養制度 3)栄養管理と栄養法 4)食事基準 高齢者・介護福祉施設の給食予習のポイント 高齢者・介護福祉施設の給食(小テストによる復習) 1)高齢者・介護福祉施設 2)介護保険制度 3)高齢者の栄養管理 福祉施設の給食、事業所の給食の予習のポイント 福祉施設の給食、事業所の給食(小テストによる復習) 1)福祉施設 2)事業所 給食経営のマネジメントの予習のポイント 給食経営のマネジメント(小テストによる復習) 1)マネジメントの基本 2)フードサービスのマネジメント 3)給食管理におけるマーケティング 給食における栄養管理の実際①の内容について予告 給食における栄養管理の実際①(レポートによる復習) 1)栄養・食事計画 2)給与目標量の算出 3)食品群別加重平均成分表の算出 給食における栄養管理の実際②の内容について予告 給食における栄養管理の実際②(レポートによる復習) 4)食品構成表作成 5)栄養比率の算出 給食における栄養管理の実際③の内容について予告 給食における栄養管理の実際③(レポートによる復習) 6)献立作成の留意点 給食における栄養管理の実際④の内容について予告 給食における栄養管理の実際④(レポートによる復習) 7)食品流通 食材の購入方法 8)在庫管理 9)食品開発の状況 給食の品質管理の実際の内容について予告 Ⅱ - 179 容 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 給食の品質管理の実際(レポートによる復習) 1)給食管理業務における品質管理の実際 2)栄養出納表の算出 給食の生産管理の実際の内容について予告 給食の生産管理の実際(レポートによる復習) 1)生産ラインと作業動線 2)施設・設備のレイアウト 3)大量調理の特徴 4)新調理システム 5)作業工程の分析、工程表の作成 衛生管理の実際の内容について予告 衛生管理の実際(小テストによる復習) 1)大量調理マニュアル 2)衛生管理の実際の流れ 会計・原価管理の実際の内容について予告 会計・原価管理の実際(レポートによる復習) 1)原価計算 2)ABC 分析 会計・原価管理の実際の内容について予告 会計・原価管理の実際(レポートによる復習) 1)損益分岐点作成 Ⅱ - 180 平 科目名 成 給食経営管理実習Ⅰ 22 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 1 画 担当教員 妹尾 良子 質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 教育目標:給食経営管理論で学んだ理論が実際の現場で生かせるよう、大量調理施設の機器 を使用し、調理方法や衛生管理の技術を体験する。また、対象者に合わせた食事計画や献立、 作業計画を作成し、実際に食材を発注して調理・試食を行う。限られた予算内で対象者の目 的にあったおいしくて安全な食事が提供できたか、作業の時間配分や衛生面で問題なかった かなど、業務全体のマネージメントの評価を行う。実習を通じて、栄養士と調理従事者の業 務内容と役割を理解し、両者の連携の重要性を認識する。疑問や問題点を見つける目とその 改善策を考える力を身につける。 給食は栄養教育の教材であることも認識する。 学生の学習成果:衛生管理の方法を理解する。大量調理技術の習得。給食業務のマネージメ ントの流れを習得する。給食経営管理業務で必要なコミュニケーション能力を身につける。 (講義・演習・実験・実習・実技) 大量調理や衛生管理技術の実習は7グループ(管理栄養士役、下処理役、調理師役、 授 調理パート役、盛り付けパート役、洗浄パート役・衛生係)分けて7回ローテーショ 業 学生の学習成果: の ンを行い、すべての作業が経験できるようにし大量調理器具使用方法や管理方法をわ 進 かりやすく指導する。 め 給食経営管理の基本である、計画・実施・評価の流れを管理帳表を作成しながら実際 方 に体験するとともに、学生自身が問題意識をもって実習に取り組めるよう課題・目標 を設定する。 方 法 予 習 ・ 復 習 毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。 テ 西川貴子、深津智恵美ら Plan-Do-See にそった 給食運営・経営管理実習のてびき 第 ト キ 4 版・医歯薬出版株式会社 ス 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 衛生管理の評価(15 点)(衛生的な服装・検便・手洗い) 課題レポート(35 点) (献立、指導案、PC 帳票、大量調理、発注書、給食日誌、実習評価) 実習内容(50 点) 技術面 20 点 リーダーシップ 30点 (リーダーシップ、コミュニケーション能力、チームワーク) 加点合計 100 点 実習体験が重要なため欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場 合には4点の減点とする。 実習ファイル未提出 10 点減点とする。期限より遅れた場合は 5 点減点とする。 参考図書等 赤羽正之、飯樋洋二ら・(2007)・給食施設のための献立作成マニュアル 第 7 版・ Ⅱ - 181 授 業 回 数 別 1 回 オリエンテーション 実習のグループ編成、実習テーマを決定 栄養・食事計画 2 回 給食施設見学 献立作成(献立表の提出) 給食時の指導案作成(指導案提出) 3 回 PC での献立、発注業務(PC 帳票の提出) 4 回 衛生管理 衛生帳票の記入方法 手洗いチェック(3 段階で評価) 5 回 6 回 7 回 8 回 教 育 内 容 大量調理について 器具の使用方法、下処理方法、調理方法、盛り付け方法について(確認テスト) 実習打合せ 献立、調理、作業工程表説明(次回実習のため復習を必ず行う) 予備実習(管理栄養士役は給食日誌作成) ・ グループに分かれて、以下の実習をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄パ ート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など 課題献立①:真空調理の実習(管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習 2 回をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄パ ート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など 9 回 Ⅱ - 182 10 回 ・課題献立②:真空調理の実習(管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習を 2 回ローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄パー ト役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など (課題実習終了後大量調理、真空調理のレポート提出) 11 回 12 回 グループ実習準備 ・ 作業工程表、作業動線、調理指示書作成 ・ 食材発注、発注書の作成(発注書提出) ・ 給食時指導の媒体作成 ・ 作業計画のプレゼンテーション ・ 作業グループでの打合せ 13 回 グループ A 班献立の実習「学校給食」(管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習を 2 回ローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) 14 回 ・ グループ B 班献立の実習「学校給食」(管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習を 2 回ローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄パ ート役・衛生係) 15 回 ・ 学校給食実習の評価、反省会(実習評価表提出) ・ 学校給食の給食時の指導を行う。 ・ 給食の原価計算 ・ 学校給食実習についてグループでまとめる ・ 学校給食実習の評価、反省点についてプレゼンテーション。 Ⅱ - 183 平 科目名 成 給食経営管理実習Ⅱ 22 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 1 画 担当教員 妹尾 良子 質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:給食経営管理実習Ⅱでは、病院、福祉施設、事業所などでの給食業務を想定して 栄養・食事管理およびマーケティングの視点に立った経営管理を実習する。 給食施設の種類によるニーズや提供方法の違いを理解し実践することで、業務全体のマネー ジメント能力を養い、応用力や判断力を習得する。 学生の学習成果:衛生管理の方法を理解する。大量調理技術の習得。病院、福祉施設、事業 所のマネージメント能力を養う。給食経営管理におけるマーケティングの基本を理解する。 給食経営管理業務で必要なコミュニケーション能力を身につける。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 給食経営管理業務について各自が研究課題をもって実習に取り組む。 病院、福祉施設、事業所での業務の違いや特色を理解しやすくするため、実習での体 験と理論を結びつけるようにする。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。 西川貴子、深津智恵美ら・ (2005) ・Plan-Do-See にそった 給食運営・経営管理実習の てびき 第 4 版・医歯薬出版株式会社 衛生管理の評価(10 点)(衛生的な服装・検便) 課題レポート(40 点) (献立、作業工程表、病院給食、高齢者福祉施設、事業所、給食日誌、 ヘルシー弁当宣伝媒体、実習評価) 実習内容(50 点) 技術面 20 点 リーダーシップ 30点 (リーダーシップ、コミュニケーション能力、チームワーク) 加点合計 100 点 実習体験が重要なため欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場 合には4点の減点とする。 実習ファイル未提出 10 点減点とする。期限より遅れた場合は 5 点減点とする。 参考図書等 赤羽正之、飯樋洋二ら・ (2007) ・給食施設のための献立作成マニュアル 第 7 版・医歯薬出 版株式会社 Ⅱ - 184 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション グループ実習(病院、福祉施設、事業所)の栄養・食事計画実習テーマの決定 各施設における栄養・食事計画の作成 グループ実習の献立作成、課題実習の説明、打ち合わせ(グループ実習献立表提出) 課題(摂食嚥下困難食)実習(管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など 課題(摂食嚥下困難食)実習(管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など 課題(摂食嚥下困難食)実習(管理栄養士役は給食日誌提出) (摂食嚥下困難食レポート提出) ・ グループに分かれて、以下の実習3回をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など グループ献立の作業計画(グループ献立の作業工程表各人提出) グループ実習の献立決定、作業工程、媒体作成、発注 グループ実習の作業分担、打ち合わせ ヘルシー弁当のテーマ決定、マーケティングリサーチ、献立作成 ① 病院給食実習(治療食・食事形態)(病院給食レポート提出) (管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など Ⅱ - 185 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 ② 高齢者福祉施設給食実習(高齢者福祉施設給食レポート提出) (管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など ③ 事業所給食(学生食堂)実習(事業所給食レポート提出) (管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習 3 回をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) ・ グループ献立の試作、媒体作成 ・ グループ実習の作業工程作成、献立の再検討など グループ実習のまとめ・ヘルシー弁当選考会準備 ヘルシー弁当選考会 (各グループ 20 分ずつプレゼン⇒弁当決定)、材料発注 ヘルシー弁当の実習準備・打ち合わせ(宣伝媒体提出) 弁当の販売促進用媒体を作成する。 実習の準備と打ち合わせを行う。 ヘルシー弁当実習(管理栄養士役は給食日誌提出) ・ グループに分かれて、以下の実習をローテーションで行う。 (管理栄養士役、下処理役、調理師役、調理パート役、盛り付けパート役、洗浄 パート役・衛生係) 実習の評価、反省会(実習評価表提出) ・ へルシー弁当のまとめ ・ グループ献立実習についてグループでまとめる ・ 実習の評価、反省点についてプレゼンテーション。 実習室の清掃 Ⅱ - 186 平 科目名 総合演習 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 2 計 画 担当教員 食物栄養学科全教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):各担当教員研究室にて行なうこと 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論の専 門分野の知識及び技術を修得した後、それらの専門分野の知識及び技術を統合して専門分 野を横断した演習を行い、管理栄養士業務である栄養評価や栄養管理、栄養教育を行うこ とができる総合的な栄養ケア・マネジメントが出来る能力を養う。また複数の担当教員と の対話や学友とのグループワークを通して職場はもとより社会生活でも必要なコミュニケ ーション能力を養う。 学生の学習成果: 今までの様々な専門科目の講義・実習で修得した知識・技術の再確認ができ、それらを 総合的に実践できる力がつく。グループワークをスムーズにこなすことができる。 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 成 績 評 価 の 方 法 注 意 事 項 (講義・演習・実験・実習・実技) 「生活習慣病予防、及び傷病者の食事療法」のテーマを設定し、学生を小グループ に分けて、グループワークを行う。担当教員は、専門領域によりいずれかのテーマ に分かれて担当するが、関連したテーマについても担当者を補助する。それゆえ次 ページ以降の授業回数別教育内容の項には担当者の氏名を省略する。 1.生活習慣病の基礎知識 2.栄養管理の実際 3.栄養教育の実際 4.公衆栄養活動の実際 5.傷病者の栄養ケア・マネジメントの実践 授業で行なった内容については必ず復習を行なうことが次の授業につながる。 現在までに学習した専門基礎および専門科目のテキストと参考書のすべて 1.各々の演習テーマに沿った技術が実践でき、かつレポートが所定の書式により的確に書 かれていること。 2.グループワークがスムーズにこなせ、かつ自主的に演習活動ができること。 上記の事項が達成できているかについて、各教員がそれぞれ100点満点で採点し、平均し て総合評価とする。 なお各レポートはその演習テーマ担当教員が評価する。 また欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減 点とする。 参考図書等 グループワークを円滑に進行するために、出席は重要である。 Ⅱ - 187 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 総合演習授業担当者紹介・総合演習の授業計画説明 演習内容および授業の進め方・成績評価について グループ分け 生活習慣病の基礎知識 食生活と生活習慣病との関わりについての最新の情報を解説する 復習項目:食生活と生活習慣病との関わりについて 2 回 生活習慣病の基礎知識についての確認テスト 公衆栄養活動の実際① 地域・集団アセスメント【倉敷市・成人】 地域における公衆栄養活動の目標設定 実施計画・評価計画の作成 復習項目:公衆栄養活動計画について 3 回 公衆栄養活動の実際② グループワーク:栄養教育計画作成 教育媒体の作成 復習項目:公衆栄養活動計画について 4 回 公衆栄養活動の実際③ グループワーク:地域住民を対象とした栄養教育 学内でのロールプレイング 復習項目:公衆栄養活動について 5 回 公衆栄養活動の実際④ グループワーク:公衆栄養活動の評価、フィードバック 学内でのロールプレイングを通して問題点の点検・改善 復習項目:公衆栄養活動について 6 回 栄養管理の実際・・・・献立作成までの手順①(学校) 給与目標量の決定 食品構成表作成 献立作成 復習項目:献立作成までの手順について(学校) 7 回 栄養管理の実際・・・・献立作成までの手順②(病院、高齢者福祉施設) 献立の計画 献立の作成 献立作成 復習項目:献立作成手順について(病院、高齢者福祉施設) Ⅱ - 188 → 学外での実践へ 8 回 栄養管理の実際・・・・献立作成までの手順③(保育所) 給与目標量の決定 食品構成表作成 献立作成 復習項目:献立作成までの手順について(保育所) 9 回 栄養教育の実際②「学童期」 学校給食のポイントと指導案作成 復習項目:学童期の栄養教育のポイントについて 10 回 栄養教育の実際③「学童期」 学校給食のポイントと指導案作成 指導の模擬実演 復習項目:学童期の栄養教育のポイントについて 11 回 傷病者の栄養ケア・マネジメントの実践① 胃摘出症の病態と食事療法との関連を解説する 症例患者を対象に、問診(SGA)と食生活状況調査の演習 復習項目:胃摘出症の病態と食事療法について 12 回 傷病者の栄養ケア・マネジメントの実践② 症例患者を対象に、栄養アセスメントおよび栄養管理計画の作成 栄養管理計画に基づいた栄養指導案の作成 復習項目:栄養指導案の作成について 13 回 傷病者の栄養ケア・マネジメントの実践③ 1 組:症例患者に適した献立作成 2 組:症例患者の病態の改善を目標に個人指導の演習 復習項目:献立作成と個人指導方法について 14 回 傷病者の栄養ケア・マネジメントの実践④ 2組:症例患者に適した献立作成 1組:症例患者の病態の改善を目標に個人指導の演習 復習項目:献立作成と個人指導方法について 15 回 傷病者の栄養ケア・マネジメントの実践⑤ SOAP方式による栄養指導報告書の作成 栄養ケア・マネジメントの実践後の評価 復習項目:栄養ケア・マネジメントの評価法について 全体のまとめ 授業アンケート Ⅱ - 189 平 科目名 成 22 給食経営管理実習事前事後 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 1 画 担当教員 妹尾 良子 質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:臨地実習(臨床栄養・公衆栄養・給食栄養管理Ⅰ・Ⅱ)の準備段階として、実 践活動の場での「課題発見や問題解決」に必要な専門知識と技術の習得を行うとともに、 実習を円滑に進めるための基本マナーを指導する。 実習後は、各臨地実習で学んだ管理栄養士の実践業務を再復習し、「専門的知識と技術」 を統合させ、マネージメント能力の高い管理栄養士の育成を目指す。 学生の学習成果:各臨地実習の実践業務での課題を見つけ、課題研究を行い結果をまとめ ることができる。また結果を発表することができる。 実習マナーを守り、積極的な態度で実習に臨むことができる。 授 業 の 進 め 方 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 事前指導では、臨地実習に関わる知識の復習と実践現場を想定した技術の演習 を中心に行う。 ・ 社会人,医療人としての資質、感性を身につける ・ 事後指導では、臨地実習で取り組んだ課題や習得した知識・技術をまとめ、実 践業務の気づきや問題点、反省点などをプレゼンテーションする。 ・ 管理栄養士として今後期待される点や取り組んでいかなければならない課題 を明らかにし、管理栄養士の資質向上へ向けた指導を行う。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎回の授業に対しては予習、復習を必要とする。 松崎政三ら編著 臨地実習マニュアル[給食経営管理・給食の運営] 建帛社(2007) 給食経営管理実習事前事後評価 事前の課題研究内容(10 点) 事前の課題研究、準備事項の取り組み姿勢 (30 点) 実習事項確認テスト(20 点) 事後の課題研究のまとめ(10 点)事後の課題発表能力(30 点) 加点合計 100 点 さらに臨地実習の参加に関しては事前の準備、事後のまとめが重要であるため欠席する と 1 回につき 10 点減点、遅刻は1回につき 5 点減点とする。 参考図書等 Ⅱ - 190 授 1 回 2 回 事 前 教 育 二 年 後 期 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 9 回 事 前 教 育 三 年 前 期 10 回 11 回 12 回 業 回 数 別 教 育 内 オリエンテーション 臨地実習の目的と意義 実習先施設について 学校、高齢者福祉施設、保健所、病院実習の概要説明 個人調査 臨地実習施設の実習内容とスケジュール ・ 実習に必要な知識と技術 ・ 実習中の服装、持参品、費用について 実習中のマナー 実習に必要な実践的な知識と技術 ・ 栄養管理、給食管理、衛生管理について 臨地実習での研究課題設定 給食管理の実際 ・ 大量調理の知識と技術 学校おける管理栄養士の業務と課題 福祉施設における管理栄養士の業務 コミュニケーション力をつける ・ レポート作成 ・ 指導案作成 ・ 研究課題をまとめる 実習施設の説明、実習の心得 ・ 課題の作成 実習施設とのコミュニケーション ・ 電話の対応、挨拶などのマナー ・ 打ち合わせ準備、レポートなど説明文書について 大量調理の知識と技術 ・ 栄養管理の実際 ・ 大量調理マニュアル ・ 衛生について ・ 帳票類について 実習記録の書き方 高齢者福祉施設の実際 ・介護保健について ・食事介護技術を学ぶ 実習中のマナー、注意事項、最終確認事項 課題研究のまとめ方 お礼状の書き方 Ⅱ - 191 容 13 回 事 後 教 育 三 年 前 期 14 回 15 回 臨地実習のまとめ 臨地実習報告会の準備 臨地実習報告会の準備 臨地実習報告会 ・ 施設別に実習の反省感想を発表する ・ 施設別の実習課題への取り組みの報告と討論 <インターンシップ> 希望学生に対して、実習施設別事後研修の施設選定、研修内容などの助言を行う。 Ⅱ - 192 平 科目名 成 給食経営管理臨地実習Ⅰ 22 年 授業回数 度 教 1 週間 育 計 単位数 1 画 担当教員 妹尾 良子 質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:給食経営管理臨地実習Ⅰは、給食の運営を含む実習内容とし、学校給食施設又は 高齢者福祉施設で行う。 各施設における給食の役割を理解し、年齢に応じた栄養・食事計画や献立作成、調理・盛り 付けなど給食業務全般を実際に体験する。 また、学校では児童・生徒に対する適切な栄養教育を行うための知識と技術を習得する。 高齢者福祉施設では、高齢者の咀嚼・嚥下能力に合わせた食事や栄養管理に必要な知識と技 術を習得する。 学生の学習成果:各施設における給食業務の内容を理解し、職務の遂行技術を習得する。 給食の目的・役割を理解する。社会人としての責任を果たすために必要な倫理観、自己管理 能力を獲得する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 学校給食施設または高齢者福祉施設において 3 年次前期に 1 週間の臨地実習を行う。 授 研究課題を決め実習の目標とする。 学生の学習成果: 業 実習内容は、指導担当管理栄養士と協議する。 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 臨地実習に対しては予習、復習を必要とする。 松崎政三ら編著 実習先の評価(50 点) 課題研究(30 点) 実習ノート(20 点) 臨地実習マニュアル[給食経営管理・給食の運営] 建帛社(2007) 加点合計 100 点 社会人としての倫理観、自己管理能力の評価をおこなう。 欠席した場合1回につき 10 点減点、遅刻・早退した場合 1 回につき 5 点減点とする。 参考図書等 Ⅱ - 193 授 実 習 前 業 回 数 別 教 実習先事前訪問 ・ オリエンテーション ・ 研究課題の設定・指導 2 日 目 管理者・関係者への挨拶 施設の概要と特徴説明 給食業務の概要説明 食教育の概要又は高齢者の食事形態の概要について 給食管理システムについて 給食実施計画とその実際 実習の研究課題 3 日 目 給食管理・運営の実際 ・大量調理作業分析 ・衛生管理の実際 ・食育活動の実際・高齢者の食事の実際 1 日 目 4 日 目 5 日 目 6 日 目 給食管理・運営の実際 ・栄養士業務の分析 ・食育活動の実際・高齢者の食事の実際 研究課題の整理・実習施設での反省会 大学での実習補講 ・各施設の実習項目の確認 ・課題レポート作成 ・実習グループでのまとめと反省点 Ⅱ - 194 育 内 容 平 科目名 成 給食経営管理臨地実習Ⅱ 22 年 度 授業回数 教 育 1 週間 計 単位数 画 1 担当教員 妹尾 良子 質問受付の方法:C 棟 201 研究室で授業以外の時間で対応 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:高齢者福祉施設での実習では、対象者のアセスメントに基づいた的確な食事提供 や給食運営方法、経営管理全般の業務を身に付け、実践現場で速やかな状況判断や業務全般 のマネジメント能力を向上させる。また、給食に携わるスタッフとの連携方法や入所者への 対応など、マニュアルでは理解しにくい、ソフト面の技術を学ぶ。 栄養ケア・マネジメントの知識と技術を習得する。 学生の学習成果:福祉・介護システムの中で栄養・給食関連サービスのマネジメントを行う ことができる能力を養う。栄養ケア・マネジメントの知識と技術を習得する。入所者、他職 種との連携に必要なコミュニケーション能力を学ぶ 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 高齢者福祉施設で、3 年次前期に 1 週間の実習を行う。 研究課題を決め実習の目標とする。 実習内容は、指導担当管理栄養士と協議する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 臨地実習に対しては予習、復習を必要とする。 松崎政三ら編著 実習先の評価(50 点) 課題研究(30 点) 実習ノート(20 点) 臨地実習マニュアル[給食経営管理・給食の運営] 建帛社(2007) 加点合計 100 点 社会人としての倫理観、自己管理能力の評価をおこなう。 欠席した場合1回につき 10 点減点、遅刻・早退した場合 1 回につき 5 点減点とする。 参考図書等 実習中の衛生管理、接遇マナーに気をつけること。 臨地実習先の担当管理栄養士の指示に従い、積極的に実習に取り組むこと。 Ⅱ - 195 授 実 習 前 業 回 数 別 教 実習先事前訪問 オリエンテーション 研究課題の設定・事前指導 2 日 目 実習オリエンテーション 施設職員への挨拶 施設の概要説明・見学 栄養部門業務の概要説明 経営管理システムの分析 入所者の食事管理・入所者とのコミュニケーション 研究課題活動① 3 日 目 衛生管理の実際、衛生教育 栄養ケア・マネジメントの実際 研究課題活動② 4 日 目 高齢者福祉施設調理作業の実際 栄養ケア・マネジメントの実際 研究課題活動③ 5 日 目 研究課題の整理・実習施設での反省会 1 日 目 6 日 目 大学での実習補講 高齢者福祉施設での給食経営管理項目の確認 実習報告会の打ち合わせ 課題レポートについて Ⅱ - 196 育 内 容 平 科目名 成 公衆栄養臨地実習 22 年 度 授業回数 7 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 高橋 裕司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 保健所および市町村保健センター等の果たす役割や業務を理解し、地域での公衆栄養 活動を体験することによって、地域等における栄養関連サービスに関する実践力を身 に付ける。 学生の学習成果: 学内で習得した攻守栄養活動の知識・技術を実践の場に適用し、理論と実践を結びつ けて理解することが出来るようになる。また、保健所および市町村等の役割や業務を 理解できるようになる。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 岡山県内の保健所または市町村保健センターなどにおいて 1 週間の臨地実習を体験 する。実習終了後は、課題発見・解決に向けたレポートを各自実習施設に提出する。 学内においては、全員で反省会を開催し、他の実習施設での実習参加者の報告も踏ま え各自レポートを提出する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 媒体の作成などを積極的に行うこと。 岡山県保健福祉部健康対策課監修 実習テキスト 岡山学院大学「管理栄養士のための臨地実習ノート」 成績の評価は、実習施設からの評価点(50%) 、研究課題(30%) 、実習ノートの評価(2 0%)を加味して行う。 参考図書等 注 意 事 項 Ⅱ - 197 授 業 回 数 別 教 育 学 内 オリエンテーション 実習にあたっての事前説明 第 1 日 目 保健所の概要と業務について(講義) 第 2 日 目 地域保健係の業務について(講義) 栄養改善業務について(講義) 第 3 日 目 各施設における年次計画に基づいた実習計画の作成と実施 第 4 日 目 各施設における年次計画に基づいた実習計画の作成と実施 第 5 日 目 各施設における年次計画に基づいた実習計画の作成と実施 第 6 日 目 学内での臨地実習報告会 Ⅱ - 198 内 容 平 科目名 成 臨床栄養臨地実習 22 年 授業回数 度 教 15 単位数 育 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) :A 棟206研究室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 計 2 画 担当教員 曜日 時 岡本 喜久子 分∼ 時 分 <教育目標> 臨床栄養学および臨床栄養学実習を履修した後、病院の現場において個々の疾病を持った患 者に対して栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うにために必要な専門的知識 および技術を学ぶ。また、チーム医療を理解するために現場の医療関係者との合同カンフ ァレンスに参加してその重要性を認識する。 <学生の学習成果> ・実践の場で総合的なマネジメントができること。 ・課題をまとめて発表できること。 授 業 の 進 め 方 ( 講義 ・演習 ・実験 ・実習 ・実技) 1.病院実習を 3 年生後期に 2 週間行う。 2.実習施設の担当管理栄養士と実習内容を確認する。 3.事前事後の準備会に出席し、実習の準備を整える。 4.栄養ケア・マネジメント実践の補習を受け、知識や技術を再確認する。 5.後期オリエンテーション時のテストで知識を再確認する。 6.研究課題の設定をする。 7.実習したことをまとめ、報告会で発表する。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 専門基礎科目、専門科目をしっかり復習する。 寺本房子編著 2006 年 8 月 31 日「臨地実習マニユアル‐臨床栄養学‐」建帛社 本学作成の「臨床栄養学臨地実習ノート」 1.臨床栄養臨地実習の目的が理解でき、意欲的に取り組んでいること。 2.栄養ケア・マネジメントが理解でき専門的知識および技術が実践できていること。 3.チーム医療における管理栄養士の役割が実践できていること。 4.研究課題の報告ができていること。 5.栄養ケア・マネジメント実践の補習と事前事後の準備会に出席していること。 学習評価は、100 点法により実習先評価(50 点)、実習ノート(20 点)、研究課題レポート (30 点)として評価する。5の項目は欠席すると減点対象になる。 参考図書等 注 意 事 項 Ⅱ - 199 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 事前実習(学内) ・オリエンテーション・・・先輩による体験談 ・実習概要・実習目標・注意事項など ・研究課題について 臨地実習 1日目(月)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 3 回 臨地実習 2日目(火)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 4 回 臨地実習 3日目(水)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 5 回 臨地実習 4日目(木)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 6 回 臨地実習 5日目(金)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 2 回 7 回 臨地実習 6日目(土)・・・全員登校 ・実習ノートの確認 ・ 研究課題の進捗状況の報告および質疑応答 ・ 一週間の反省を病院別に纏め発表する 8 回 臨地実習 7日目(月)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 9 回 臨地実習 8日目(火)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う Ⅱ - 200 10 回 臨地実習 9日目(水)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 11 回 臨地実習 10日目(木)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 12 回 臨地実習 11日目(金)・・・実習内容は、病院側の実習計画によって行う 13 回 事後実習(学内) 12日目(土)・・・全員登校 ・ 実習ノート及び研究課題の纏め ・ 礼状の書き方 14 回 事後実習(学内) ・臨床栄養臨地実習の報告会 15 回 事後実習(学内) ・研究課題の発表会 Ⅱ - 201 平 科目名 成 学校栄養指導論I 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A 107, [email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 三宅由紀子 月・火曜日の午後 教育目標: 最近では食の問題点として食育という概念ができている。この事は食生活がい かに大切で人間を人間として成長させるうえで大切であるかを示している。また、子ども の食に関する教育の現状についても社会的な問題になっている。学校教育の場に於いて児 童生徒に如何に食教育を進めていくかが重要であるかと考える。そこで、食文化を通して、 人間形成の上で食文化の大切さを教え、今の社会の現状と問題点を考えさせ食教育のあり 方と課題を考えさせる。また、管理栄養士として学んだことを如何にして学校教育の現場 に生かすことができるのか、栄養教諭としての使命と自覚、職務内容についての理解を深め るようにする。また、学校教育の現場での食が与える学習への影響がいかに重要であるの か、食品の安全性がいかに健康に与える影響が大きいかを考えさせる。 学生の学習成果: 学校栄養教諭としての基礎基本的な知識はもとより、食に関する指導の 考え方を身に付け、教諭としての資質を練磨する。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 学校栄養教諭が食に関する指導をおこない、学校給食管理についても指導的な立場 であることの理解を踏まえながら、学校栄養教諭制度が係わっている制度・法律等を 分かり易く説明して授業を進めていく。 パワーポイントや資料提供をして具体的な実例を示し理解を図る。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 栄養教諭と係わりのある法律を調べる。 食に関する指導をおこなうために、児童生徒の現状把握をする。 食文化がいかに社会の発達に影響をあたえているかが理解し、学習した事項をまとめ より深く学校栄養教諭について理解する。 学校栄養教育諭 上田 伸男 編 科学同人(2007) 文部科学省・食に関する指導参考資料・(2007) ・文部科学省 栄養教諭のための学校栄養教育論 笠原 賀子 編 医師薬出版株式会社 基本的な栄養教諭の役割が理解できていることが基準となる。学習態度及び受講時間の充 足も大切であるが、授業内容についての理解度を判定するために試験を行い、その理解度を 判定する。また、食に関する全体計画のレポートを提出させ、理解度を推し量り、それらの 総合として評価する。 ・レポートの提出 20% ・ ペーパーテストによる基準得点の取得 80% ・ 減点の対象 遅刻(1回:‐5点)・授業中の態度(1回注意を受けたら‐5点)とする。 参考図書等 金田雅代 編著 ・栄養教諭論・(2005)・建帛社 独立行政法人教育研修センター・平成21年度食に関する指導の充実のための指導者の養成 を目的とした研修 資料・(2009)独立行政法人 教育研修センター Ⅱ - 202 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーシ一ョン 栄養教諭の児童・生徒に対する栄養指導の在り方と基本的な概念について説明。 栄養教諭の職務内容・指名・役割について説明 予習:栄養教諭とは何か調べる。 復習:栄養教諭の職務・役割について理解を深める。 栄養教諭の職務内容・指名・役割 ・ 栄養教諭とは ・ 栄養教諭の職務内容 ・ 栄養教諭の免許制度 予習:学校教育・食に関係する法律を調べる。 復晋:法律について詳細に復習する。 食に関する指導に係わる法令、諸制度についてI ・ 食生活の変遷に伴う法令、制度の目的と意義 ・ 教育基本法の理念 ・ 健康増進法の理念と食教育との関連 ・ 栄養士法の理念と目的 予習:食に関する法律を再度調べる。 復習:特に学校給食法について復習する。 食に関する指導に係わる法令、諸制度についてⅡ ・ 食品の安全に係わる諸制度の説明 ・ 食に関する指導の概念、学校給食法 ・ 食に関する学習指導要領 予習:日本の食文化について調べる。 復習:日本の食文化と他国の食文化を年表にする。 食文化とその歴史I ・ 古代から中世の食文化の変遷 ・ 近代における食文化の変遷 ・ 諸外国からの農産物の流入の影響 ・ 世界の食文化と日本の食文化の比較 ・ 歴史的地理的な背景と文化的背景の影響 予習:食文化についてさらに細かく調べる。 復習:食文化の変遷と3大食文化の様式をまとめる。 食文化とその歴史Ⅱ ・日本の時代を追っての食文化の変遷 ・ もちの文化 ・ 世界の主な調味料 ・ 3大食法文化について 予習:日本の食文化の歴史と学校給食の関わりについて調べる。 復習:食の変遷と学校給食の契わりについて復習する。 食文化とその歴史Ⅲ ・ 現代の食文化 近代から現代における食品の種類の変遷と食内容の変遷 ・ 現代の食生活における学校給食の役割 ・ 学校給食の歴史的変遷とその役割及び目的の変遷 Ⅱ - 203 8 回 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 予習:現代の子どもたちの食に関する現状について調べる。 復習:子どもの食に関する実態を把握する。 学校給食における食に関する指導の現状と課題I ○子どもの食に関する実態 ・ 朝食欠食とその要因 ・ 肥満児傾向児の増加とやせの増加 ・ 児童生徒のおかれている食環境の現状の把握 ・ 家庭における食事のあり方の変化 予習:個別指導について調べる。 復習;特に食物アレルギーについての学校での対応を復習する。 学校における食に関する指導の現状と課題Ⅱ ・ 食物と食物アレルギーとの関連 食物アレルギーに対する指導と持たない児童生徒の配慮の在り方に関する指導 ・ アレルギー児童生徒と調理の実態(校医、主治医、保護者どの連携) 食物の種類の実態調査と調理過程の実態の理解 予習:学校全体への食に関する指導はどのようなものがあるか調べる。 復習:学校栄養教諭と養護教諭との連携や他の担任との連携について復習する。 学校における食に関する指導の現状と課題Ⅲ ・ 学校教育活動と食に関する指導 家庭における食生活の在り方及び食の重要性についての保護者への説明方法 ・ 家庭科、養護教諭との連携による食に関する指導 各科目の担当者との連携指導の在り方。特に家庭における食事環境 ・ 研究授業の立案、校内研修会への参加、公務分掌の担当、職員会議への参加 予習:栄養教諭の職務内容について調べる。 復習:栄養教諭と栄養職員と比較しながら役割と職務について復習する。 栄養教諭の職務内容、使命、役割I ・ 使命及び職務内容について 学校給食に関する基本計画への参画 月別あるいは年間の栄養指導計画の作成などの取り組みの方法 学校給食の実施に関する組織への参画 予習:栄養教諭の職務内容について調べる。 復習:栄養教諭と栄養職員と比較しながら役割と職務について復習する。 栄養教諭の職務内容、使命、役割Ⅱ ・ 学校給食における栄養管理、所要栄養量、食品構成 家庭における食事調査の結果を学校給食に生かしていくかその方法 ・ 学校給食の調理、配色及び施設設備等に関しての指導、助言 授業で学んできたことを現場に反映させる方法と実践への接続について 予習:栄養教諭の職務内容について調べる。 復習:栄養教諭と栄養職員と比較しながら役割と職務について復習する。 栄養教諭の職務内容、使命、役割Ⅲ ・ 食に関する指導と調査研究 他校の給食状況調査、食品の安全性及び栄養価 ・ 学校給食(日々の児童生徒に対する衛生指導、配膳及び後片付け等について) ・ 献立に即した食に関する指導 予習:学校給食について調べる。 復習:栄養教諭と学校給食管理について復習する。 学校給食における栄養 ・ 給食管理について 食事状況調査、嗜好調査、残食量調査の実践と方法論 ・ 調理指導その他 Ⅱ - 204 15 回 予習:食に関する全体計画について調べる。 復習:食に関する全体計画について復習する。 食に関する全体計画について ・ 食に関する指導と関わりあう教科・その他の教科について ・ 食に関する指導と全体の構想図について Ⅱ - 205 平 科目名 成 学校栄養指導論Ⅱ 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A107, okundo@mx6,kct.ne.jp 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 三宅由紀子 月・火曜日の午後 教育目標: 学校栄養指導諭Iの講義内容を受け、この教科では学校での給食の在り方、ま た家庭での食事のあり方について学習を行う。また学校現場における栄養教諭の指導の在 り方と実際に行う指導においてどのような問題点が生じるのかを理解させ、その問題点に ついてどのような解決策があるのかを各教科及び特別活動、道徳、総合的な学習、給食時 間の指導など学習指導要領を基に指導案を作成する。次に指導上必要な指導資料の媒体づ くりなどをし、実際に食教育の模擬授業を演習することによって理解させる。 学生の学習成果: 講義・指導案作成理論を通じ,て、学校栄養教諭として身に 付けたい資 質・能力をより深く極める。そのために、模擬授業のポイントをつかみ、実際に授業を実 施し、食に関する指導の実践をする。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 栄養教諭の現状のテキストを基に講義をする。 学習指導要領を基に指導案を作成したり、教材づくり等を理解しやすくするためにパ ワーポインドやプリントで具体的な説明行う。 指導案や教材づくりをし、模擬授業を個人で実施し成果を批評し意欲を高める。 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 児童生徒への指導の中心である学習指導要領を細かく理解する。 栄養教諭がおこなう食に関する指導の指導案を考え、媒体・細案・板書計画まで予習 する。 学校栄養教育論 上田 伸男 編 科学同人(2007) 文部科学省・食に関する指導参考資料・(200 7)・文部科学省 栄養教諭のための学校栄養教育論一 笠原 賀子 編 医師薬出版株式会社 学校栄養教諭としての授業の基礎・基本がどのくらい身に付けられたかを、指導案作成に よって評価する。又その指導案による細案・板書・媒体の作成と媒体の使用の方法について 評価をおこない、ペーパーテストによる評価をおこなう。 ・ 模擬授業実践・・・・30% ・ ペーパーテスト・・・70% ・ 減点の対象 遅刻(1回:‐5点)・授業中の態度(1回注意を受けたら‐5点)とする。 参考図書等 金田雅代 編著 ・栄養教諭論・(2005)・建帛社 栄養教諭 養成における実習の手引き 田中 信 監修・著者 独立行政法人 教育研修センター・平成21年度食に関する指導の充実のための指導者の養 成を目的とした研修 資料・(2009)独立行政法人教育研修センター Ⅱ - 206 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 栄養教諭の使命と役割及び授業方針と講義内容について説明 2 回 予習:給食時間にはどんな指導ができるのか予想してみる。 復習:給食時限の食に関する指導を見極める。 給食時間における食に関する指導 ・ 給食時間の特質 給食献立を生かす指導の計画への参画 校内放送、給食委員会活動を通して献立または食品中の栄養の役割について説明を行う。 給食時間における栄養教諭の活動内容 ・ 地場産物を生かした献立作成から食に関する指導 どの材料が地場産物であり、その産物の現状を説明する。 3 回 予習:栄養教諭がおこなうことができるその他の教科について調べる。 復習:家庭科の中での食に関する指導を復習する。 教科に於ける食に関する指導① ・ 家庭科教育の基本的な概念 家庭科教育と栄養教育との関連性、特に栄養教育について。 4 回 5 回 6 回 予習:栄養教諭がおこなうことができるその他の教科について調べる。 復習:保健体育・道徳・特別活動の中での食に関する指導を復習する。 保健体育科・道徳、特別活動における食に関する指導 ・ 保健体育 健康的な生活習慣の形成及び生活習慣の予防 ・ 道徳 食に関する感謝の気持ちや食べ物を大切にする心、郷土、文化や伝統を大切にする心の育成 ・ 特別活動(児童・生徒会、委員会活動、クラブ活動、学年・クラス単位における活動)特別 活動の在り方、活動内容 予習:栄養教諭がおこなうことができるその他の教科について調べる。 復習:生活科・総合的な学習の時間の中での食に関する指導を復習する。 生活科・総合的な学習の時間における食に関する指導 自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能 力の育成などのねらいを基にした実践活動について 個別栄養相談指導 肥満・やせ・アレルギー・生活習慣病の予防と食品や料理の選択や食べ方などの児童生徒への 個別栄養相談指導の効果的な方法について 予習:栄養教諭がおこなうことができる学校・地域の連携について調べる。 復習:家庭・地域での食に関する指導を復習する。 家庭・地域と連携した食に関する指導 ・ 学校と家庭、地域との在り方 給食便りの発行、試食会、親子料理教室、招待給食の企画立案運営など給食に関しての地域 住民、保護者との連携について ・ 地産地消 校区内で出来る特産物を学校給食に取り入れ食べることから、作られた方達の思いや特産物 から改めて身近な校区内の地域を見直すようにする。 Ⅱ - 207 7 回 予習:指導案についてどんなものか調べる。 復習:指導案の書き方について復習する。 実践演習①(食に関する指導の指導案作り) ・ 指導案とは何か、また指導案の有用性について ・ 給食時間に於ける指導案の作成 短時間における食教育の有用性及び方法 8 回 復習:指導案の問題点を訂正する。 実践演習②(食に関する指導の指導案作り) ・ 各教科との関連した指導案の作成 学習指導要領を基にした指導案の作成について 9 回 復習:指導案の問題点を訂正する。 実践演習③(食に関する指導の指導案作り) 各教科との関連した指導案の作成 教材の利用方法、栄養指導のための資料の作成方法についての検討と説明 10 回 予習:指導案の問題点を訂正する。 復習:指導案を訂正し媒体・板書について作成する。 実践演習①(食に関する指導の指導案作り) 個人あるいは 2 3 人のグループで学年に合わせた指導案の検討及び作成を行わせる。 11 回 復習:指導案を訂正し媒体・板書について作成する。 実践演習②(学生が作成した指導案の発表、相互評価) 学生が作成した指導案の発表、学年によって理解しやすいのか、指導案に問題点が無いのか相 互に問題点を指摘し、より良い指導案の作成を行わせる。 12 回 復習:指導案を訂正し媒体・板書について完成する。 実践演習③(学生が作成した指導案の発表、相互評価) 11 回と同様に学生が作成した指導案の発表、学年によって理解しやすいのか、指導案に問題点 が無いのか相互に問題点を指摘し、より良い指導案の作成を行わせる。 13 回 復習:指導案を訂正し媒体・板書について完成する。 実践演習④(模擬授業) 11 回、12 回で作成した指導案に沿って模擬授業を行い、授業のやり方、説明の方法について検 討を行う。 14 回 復習:指導案を訂正七媒体・板書について完成する。 実践演習⑤(模擬授業) 13 回に続いて、11 回、12 回で作成した指導案に鉛って模擬授業を行い、授業のやり方、説明 の方法について検討を行う。 15 回 復習:指導案を訂正し媒体・板書について完成する。 実践演習⑤(模擬授業) 14 回に続いて、11 回、12 回で作成した指導案に沿って模擬授業を行い、授業のやり方、説明 の方法について検討を行う。 Ⅱ - 208 平 科目名 教師論 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 金川舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月・木 9:30∼11:30 (※変更の場合は授業で説明します) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標:教職を志望する受講生を対象に、以下の事柄に関する基礎的知識の定着を図ると ともに、教職に就くことの意味を考え、教職に対する使命感を高めることを目標とする。 ・教師の仕事の意義と内容 ・教師の地位や身分 ・組織の一員としての教師の役割 ・教師の力量発達 ・近年の教育改革 学生の学習成果:専門的学習成果としては、上記の基礎的知識を修得する。汎用的学習成果 としては、①論理的思考力、②コミュニケーション能力、③教師としてふさわしい倫理観 、自己管理力を身につける。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 1. 講義、個人発表、および質疑応答を授業の主要な構成要素とする。 2. 各受講生(個人ないしグループ)が担当する箇所を決め、当該箇所について、受講 生が作成したレジュメをもとに発表を行う。レジュメは早期に作成し、発表までに 一度は担当教員のチェックを受けること。 3.発表をもとに、質疑応答を行う。また、以上の内容を補う講義をする。 予 習 ・ 復 習 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で 示す。 テ キ ス ト 秋田喜代美、佐藤学編著『新しい時代の教職入門』有斐閣アルマ、2006 年。 達成基準:下記の学習成果について、「①:②:③:④:⑤=2:1:1:1:1」の比重 をかけて評価する。 ①教職の意義や職務内容など、教職に関する基礎的知識を修得する。 ②教員の身分や役割、研修などに関する法令や制度の概要を理解する。 ③教師の力量形成の現状と課題について理解する。 ③教科書の担当箇所について、ポイントを的確にとらえたレジュメを作成、発表する。 ④教職を巡る課題を認識したうえで、これまでの自身の経験を踏まえて、自分なりの考えを 論理的に展開する。 学習評価は、最終試験(60%) 、レジュメ発表(20%) 、課題(20%)によって評価する。 なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。 注 意 事 項 参考図書等 曽余田浩史・岡東壽隆編著『新ティーチング・プロフェッション』明治出版、2006 年。 浅田匡・生田孝至・藤岡完治編著『成長する教師―教師学への誘い』金子書房、1998 年。 大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子『教えることの復権』ちくま書房、2003 年。 それ以外の図書については、授業中に随時紹介する。 Ⅱ - 209 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 本講義の概要、評価方法、ルールの説明 【予習】教科書 1∼18 頁 2 回 教師の日常世界へ 教師の仕事がどのような活動や要素から成り立ち、どのように組織されているのか、教職 の特徴を考える。 【復習】教科書 1∼18 頁 【予習】教科書 19∼44 頁 3 回 授業をつくる 授業のデザインという仕事を支える教師の知識やどのようなもので、それを教師はどのよ うに身につけていくのかを考える。 【復習】教科書 19∼44 頁 【予習】教科書 45∼65 頁 4 回 授業から学ぶ 教師が授業を通して何を捉え、どのように意味づけながら、日々の教育実践を創造してい くのかに着目しながら、「学び手」としての教師について考える、 【復習】教科書 45∼65 頁 【予習】教科書 67∼79 頁 5 回 カリキュラムをデザインする カリキュラムについての考え方を押さえた上で、教師がカリキュラムをデザインする家庭 について検討する。 【復習】教科書 67∼79 頁 【予習】教科書 81∼102 頁 6 ・ 7 回 子どもを育む(1)(2) 教師の仕事は教科指導のみならず、生徒指導や教育相談、進路指導など多岐にわたる。子 どもを育むという観点から、教師としてどのように子どもの心に寄り添えばいいのかについ て考える。二週目は、前回のテーマに引き続き、教師がカウンセラー役を兼ねることの難し さ、教師とカウンセラーの違いについて考える。 【復習】教科書 81∼102 頁 【予習】教科書 103∼128 頁 8 ・ 9 回 生涯を教師として生きる(1) (2) 教師は授業や専門科目の研究、子ども達との出会い、同僚や先輩教師、保護者等との交流 等を通して、危機を乗り越えながら成長していく。教職生活におけるターニング・ポイント に注目しながら、教職人生の行路をたどり、教師として生き、成長することについて考える。 【課題】ビデオ教材を視聴して小レポートにまとめる(詳細は授業中に指示) 【復習】教科書 103∼128 頁【予習】教科書 129∼148 頁 Ⅱ - 210 10 ・ 11 回 同僚とともに学校を創る(1) (2) 教師は一人で仕事をしているのではなく、同僚らと仕事を分担したり学びあったりしてい る。組織の中で働き学ぶ教師について、また教員間の関係や雰囲気がどのように創り出され ていくのかについて考える。 【課題】ビデオ教材を視聴して小レポートにまとめる。 【復習】教科書 129∼148 頁 【予習】教科書 149∼172 頁 12 回 教職の専門性 専門職とは何か、教職の専門性とはどのような内実を備えているのか、専門性を獲得する ためにはどのような教育が必要かといったトピックについて、国際的な認識やわが国の捉え 方を参照しながら考える。 【復習】教科書 149∼172 頁 【予習】教科書 173∼194 頁 13 回 時代の中の教師 それぞれの時代の教科書に描かれた教師、生徒関係に注目しながら、過去そして現在の教 師がどのような時代性を背負って生きてきた(いる)のかを考える。 【復習】教科書 173∼194 頁 【予習】教科書 195∼220 頁 14 回 教師の仕事とジェンダー 教師の仕事における女性進出の歴史を追いながら、ジェンダーの観点から学校の構造、教 師の仕事を理解する。 【復習】教科書 195∼220 頁 【予習】教科書 221∼236 頁 15 回 教育改革と教師の未来:現在の主な教育委改革を俯瞰する。 試験対策:これまでの授業内容の総復習 【復習】教科書 221∼236 頁 Ⅱ - 211 平 科目名 成 教育原理 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 金川 舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月・木 9:30∼11:30 (※変更の場合は授業で説明します) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 教育とは、学習とは、一体どのような営みなのか。本講義では、教育学の主要なトピック を取り上げ、歴史的検討、国際比較などを交えながら、 「教育」という営みの本質、近代学 校教育の意義について基本的な知見を学ぶ。また、今日の教育的課題と今後の展望について 多角的に考察する中で、教育に対する自分自身の向き合い方を自覚し、吟味・再構築してい く。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、下記の事柄について基礎的知識を修得する。 1.教育の目的、目標、 2. 教育の思想と歴史、 3. 教育の内容、方法、評価 4.教育の現状と課題 汎用的学習成果として、コミュニケーション能力、情報編集・発信の能力、論理的思考力 を育成する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 ・主として講義形式とする。 ・コメントカードを記入してもらい、学生からの質問や感想などを把握し、次回の授 業の初めに補足説明を加える。 ・学生の理解を促すために、授業中に小テストや課題を課すことがある。 予 習 ・ 復 習 1 回の授業に対して復習を求める。その内容については、毎回の授業で示す。 (小レポートとする場合もある。) テ キ ス ト 青木久子他『教育学への視座』萌文書林、2005 年。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 学習成果:以下の項目について、同等の比重をかけて評価する。 ・教育の目的、目標について理解する。 ・教育の主要な思想、歴史について理解する。 ・今日の教育の現状と課題を認識し、他者の多様な考えを踏まえた上で、自分なりの意見を 持つことができる。 ・自分の意見を正しい日本語で論理的に表現することができる。 学習評価は、試験(50%) 、レポート(50%)によって評価する。なお、遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。 参考図書等: 授業時に適宜紹介する。 Ⅱ - 212 授 業 回 数 別 教 育 1 回 オリエンテーション ・本講義のルール、評価方法 ・ 「教育」を学ぶということ 2 ・ 3 回 教育の諸相①∼「教育」という物語(1)(2)∼ 【復習】教科書 17-38 頁 【課題】ビデオ視聴の上、小レポート作成 4 回 教育の諸相②∼「発達」という神話∼ 【復習】教科書 55-72 頁 5 回 教育の諸相③∼「学校」という空間∼ 【復習】教科書 39-54 頁 6 回 「教育」の再考①∼「教育の対象」としての子ども∼ 【復習】教科書 73-84 頁 7 回 「教育」の再考②∼子どもの問題と学校教育∼ 【復習】教科書 85-100 頁 8 回 「教育」の再考③∼学びを支える教育実践∼ 【復習】教科書 101-118 頁 9 ・ 10 回 「教育」の再考④∼教育の担い手としての教師(1)(2)∼ 【復習】教科書 119-132 頁 【課題】ビデオ視聴の上、レポート作成 11 回 「教育」の再考⑤∼家庭の教育力、社会の教育力∼ 【復習】教科書 133-144 頁 12 回 「教育」の可能性①∼社会の変化と教育課題(1)∼ 【復習】教科書 147-152 頁 Ⅱ - 213 内 容 13 回 「教育」の可能性②∼社会の変化と教育課題(2)∼ 【復習】教科書 158-162 頁 14 回 「教育」の可能性③∼諸外国の教育∼ 【復習】配布プリント 15 回 「教育」の可能性④∼教育再生の視点を求めて:多様な教育改革∼ 試験対策:全教育内容の復習 Ⅱ - 214 平 科目名 教育心理学 成 22 年 度 授業回数 15 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 竹中 一平 [email protected], OH:土曜 2,3 限 教育目標: 教育心理学は、教職を目指すうえで必須の講義である。担当教科を指導するだけでなく、 生徒の精神的な発達や人間としての成長を育み、促すことも教師の重要な役割となる。この 講義では、日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につけることを目的とする。 学生の学習成果: ・日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける ・心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる ・教育活動において、正しく教育評価を行うことができる ・教師としての使命感や倫理観を身につける 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 主として講義形式で行うが、受講者の理解を促進するため、定期的に学習内容に 関する小テストを課す 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める 毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題を課す場合がある 鎌原雅彦・竹綱誠一郎 2005 やさしい教育心理学[改訂版] 有斐閣 以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数等を 勘案し、およそ①50%、②25%、③15%、④10%の比重をかける。 ① 日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける ② 心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる ③ 教育活動において、正しく教育評価を行うことができる ④ 教師としての使命感や倫理観を身につける 評価の実施は、①∼③について小テスト及び定期試験の得点を総合して行う。また、受講 態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないとして、④から適 宜減ずる。 参考図書等: 中澤潤(編) 2008 よくわかる教育心理学 Ⅱ - 215 ミネルヴァ書房 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 本講義で修得してほしい事柄に関する説明 教育心理学の目的 復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる 2 回 【効果的な授業を行うための基礎知識】 ① 記憶の仕組み(1)―記憶とは何か? 予習事項: 教科書 P.1∼8 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 3 回 ② 記憶の仕組み(2)―思い出すことと忘れないこと 予習事項:教科書 P.9∼19 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 4 回 ③ 学ぶことと考えること―思考の仕組み 予習事項:教科書 P.21∼43 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 5 回 ④ ほめることの大切さ(1)―古典的条件づけによる学習 予習事項:教科書 P.45∼52 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 6 回 ⑤ ほめることの大切さ(2)―道具的条件づけによる学習 予習事項:教科書 P.52∼73 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 7 回 ⑥ 「やる気」を考える(1)―動機づけと欲求不満 予習事項:教科書 P.93∼99 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 8 回 ⑦ 「やる気」を考える(2)―学習性無力感 予習事項:教科書 P.76∼93 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 9 回 【生徒への理解を深める】 ① 人間の発達を考える(1)―発達とは何か? 予習事項:教科書 P.174∼189 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅱ - 216 10 回 ② 人間の発達を考える(2)―学習の臨界期と敏感期 予習事項:教科書 P.190∼195 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 11 回 ③ 知的発達のメカニズム―知能とその発達 予習事項:教科書 P.198∼219 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 12 回 ④ 人格発達の基礎―人格の発達段階 予習事項:教科書 P.222∼244 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 13 回 【生徒を正しく理解するために】 ① 学級という社会―学級集団からの生徒の理解 予習事項:教科書 P.102∼127 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 14 回 ② 教育成果の評価―児童・生徒を評価する 予習事項:教科書 P.148∼172 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 15 回 【教師のバーンアウトを防ぐために】 ・ストレスとストレスマネジメント 予習事項:なし 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅱ - 217 平 科目名 教育制度論 成 22 年 度 授業回数 8 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 金川 舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月・木 9:30∼11:30 (※変更の場合は授業で説明します) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 学校現場で行われる 1 つ 1 つの行為は、社会的な制度の枠内で運営されている。本講義で は、教育制度への全般的な理解を深め、教職におけるリーガルマインドを身につける。さらに 教育界における今日的課題に対する認識を新たにし、多角的な視座を身につける。 学生の学習成果: 専門的学習成果としては、学校教育制度、教育行財政度、学校経営・学校評価等に関わる 基礎的知識を習得する。汎用的学習成果としては、それらの知識を用いて論理的に思考する 力、自らの考えを適切な表現で的確に伝えると同時に他者の考えを理解するコミュニケーシ ョン能力を身につける。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 ・主として講義形式を採用する。 ・授業中に小テストを行うことで、基礎的知識の習得を確認する。 ・授業後にコメントカードに記入してもらい、双方向的な授業を展開する。 ・コメントカードの質問内容及び回答を次回の講義の始めに補足説明し、授業理解の一助 として活用する。 予 習 ・ 復 習 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で 示す。 テ キ ス ト 河野和清編著『現代教育の制度と行政』福村出版、2008 年。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 達成基準:下記の項目について、同等の比重をかけて評価する。 ・学校教育制度、教育行財政度、学校経営・学校評価等に関わる諸概念を理解している。 ・学校教育制度、教育行財政度、学校経営・学校評価等に関わる法規について理解している。 ・わが国の教育制度改革の動向や課題を認識し、自分なりの考えを論理的に展開することがで きる。 学習評価は、最終試験(70%) 、課題・小テスト(30%)によって評価する。なお、遅刻 2 回に つき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。 参考図書等 菱村幸彦著『やさしい教育法規の読み方』教育開発研究所、2008 年。 ほか、随時紹介する。 Ⅱ - 218 授 業 回 数 別 教 育 1 回 オリエンテーション ・本講義の概要、評価方法の説明 2 回 現代の公教育制度(第 2 章) 【復習】教科書 23-36 頁 3 回 教育法規の理論と体系(第 3 章) 【復習】教科書 23-36 頁 4 回 国および地方公共団体の教育行政組織と機能(第 4 章) 【復習】教科書 51-65 頁 5 回 学校経営と学校評価(第 5 章) 【復習】教科書 66-79 頁 6 回 教職員の職務・服務と教職員評価(第 7 章) 【復習】教科書 94-111 頁 7 回 現代の教育行政改革の動向と課題(1) (第 14 章) 【復習】教科書 204-216 頁 8 回 現代の教育行政改革の動向と課題(2) 試験対策 【復習】教科書 204-216 頁 Ⅱ - 219 内 容 平 科目名 教育課程論 成 22 年 度 授業回数 8 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 金川 舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月・木 9:30∼11:30 (※変更の場合は授業で説明します) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標:学校における授業やその他の諸活動は、すべて計画的に組織されている。子ども をどのような人間に育てようとするのかによって、教育内容や方法、評価の仕方は大きく 異なる。本講義では、教育課程について、以下の点に関する基礎的知識の定着を図ること を目標とする。 ・教育課程の意義 ・教育課程行政 ・学習指導要領の変遷 ・教育課程編成の原理と方法 ・教育課程の経営と評価 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育課程に関する上記の基礎的知識を習得する。汎用的学習成果 として、論理的思考力、コミュニケーション能力、栄養学分野の専門的知識を現代の子ども の教育的課題に照らして意味づける力を身につける。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 ・講義形式で進める。 ・講義中に小テストを課し、受講者の理解の促進を図る。 ・授業後に「コメントカード」に記入してもらい、双方向的な授業を展開する。 予 習 ・ 復 習 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で 示す。 育 方 法 テ 田中耕治・水原克俊・三石初雄・西岡加名恵著『新しい時代の教育課程 トキ ス アルマ、2009 年。 成 績 評 価 の 方 法 注 意 事 項 改訂版』有斐閣 達成基準:以下の項目について、同等の比重をかけて評価する。 ・初等中等諸学校における教育課程の意義を理解する。 ・わが国の学習指導要領の変遷を理解する。 ・教育課程の思想と構造について理解する。 ・教育課程編成の基本原理について理解する。 ・教育課程評価の考え方について理解する。 ・教育課程編成に関わる改革動向を踏まえ、自己の意見を論理的に展開することができる。 学習評価は、最終試験(70%) 、小テスト・課題(30%)によって行う。なお、遅刻 2 回につき 欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。 参考図書等 ・小学校学習指導要領、中学校学習指導要領(H20 年版)、高等学校学習指導要領(H21 年版) ・柴田義松編『教育課程論』学文社、2001 年。 ほか、随時紹介する。 Ⅱ - 220 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・オリエンテーション:本講義の概要、評価方法の説明 ・教育課程とは何か 2 ・ 3 回 わが国における教育課程の歩み(1)(2) わが国の教育課程は、どのような人づくりをめざして編制されてきたのか。S22 年から H20 年までの学習指導要領の改訂を追いながら、その編成原理を考える。 【復習】教科書 17-106 頁 【予習】教科書 141-168 頁 4 回 教育課程の思想と構造 子ども達の成長と発達に必要な文化とは何か、それはどのように組織されるべきなのか。 こうした教育課程の思想と構造について考える。 【復習】教科書 141-168 頁 【予習】教科書 169-198 頁 5 回 教育課程編成の基本原理 教育課程編成の構成要件、教育課程編成論の歴史、教育課程編成の基本原則について学ぶ。 【復習】教科書 169-198 頁 【予習】教科書 199-226 頁 6 回 教育課程の評価 教育課程評価とは何かを理解し、多様な視点から学力評価、評価の方法について考える。 【復習】教科書 199-226 頁 【予習】教科書 253-284 頁 7 回 今日的課題への挑戦 現代の子ども達が直面する課題に対して、教育課程はどのように応えたらいいのか。理論 と具体的実践から考える。 【復習】教科書 253-284 頁 8 回 試験対策 Ⅱ - 221 平 科目名 道徳教育の研究 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 尾崎聡 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 【教育目標】 まず、学習指導要領「道徳」に掲げられている道徳的諸価値が単なる題目でなく、私たちの 身近な日常生活および人生、グローバルな広がりを持つ政治、宗教、民族、国家 地域共同 体 家族の問題、時間的な広がりを持つ歴史的世界と深く関係していることを知る。 その結果、教師として各教科、クラス など様々な場面において道徳教育に携わることにな る受講者各自が「教師は道徳的諸価値を単に題目として知っているだけでは不十分であり、 実際の社会や実人生と関連づけて自分の仕事や人生に生かそうとする態度、意欲的に研究 し、深く理解しようとする態度、すなわち実践が大切である」ということに開眼していくこ とを目指す。 【学習成果】 それまでの「道徳は 外から強制されるもの 」という浅い理解が、 「道徳は 自己の内面性 と対決させるべきもの 自由意志として実践すべきもの 、その結果 責任を負うべきもの 」 であったと深い理解にかわること。その結果、人文・社会・自然など万事に関して人間学的 に幅広く柔軟にアプローチできるようになること(汎用的学習成果「態度、信念、意見」 「知 識・理解」) 授 業 の 進 め 方 予 習 ・ 復 習 法 (講義) 担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、受講生の専門領域を配慮して、 「食」 キーワードに毎回の授業の題材を準備し、対話によって受講生の頭脳を活性化させな がら進めていく。また毎回、積極的に画像・図像、映像を使ってビジュアル的に理解 を補っていく。 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業でポ イントを示す 特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。 テ キ ス ト Ⅱ - 222 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 【達成基準】 それまでの「道徳は 外から強制されるもの 」という表面的な理解が、 「道徳は 自己の内 面性と対決させるべきもの 自由意志として実践すべきもの 、その結果 責任を負うべき もの 」であったと深い理解にかわること。その結果、普段の学習で出会う人文・社会・自 然分野の万事に関して人間学的に幅広く柔軟にアプローチできるようになったことを、試験 における論述で証明すること。 道徳的諸価値―歴史的・社会的生活世界―自己 を結びつける適切な題材を自らの力で選 び、テーマ設定できるようになっていること。答案は以下の 4 つの観点から採点する 1.社会性(客観性) 、すなわち社会的な関心のもとに題材が選ばれ、考察されているか 2.個性(主体性)、すなわち自分の存在や生き方と関連付けて題材が選ばれ、考察されている か 3.道徳性(内面性) 、すなわち選ばれた題材が自己の内面と照らし合わせて考察されているか 4.哲学性(普遍性)、すなわち選ばれた題材が偏見にとらわれず、ユニバーサルな視点から考 察されているか 【評価方法】 筆記試験。1500 字の論述を課する(90%) 中間提出物。試験前に受講者各自の生活史への興味関心の発達度を確認する(10%) 欠席回数 (‐2)点 参考図書は各回ごと指示する Ⅱ - 223 授 業 回 数 別 教 育 内 容 「ガイダンス」 教育目標、教育方法、単位認定、半期の講義計画について予告し、受講者と合意する。 1 回 「学校教育と道徳①」 ■講義内容 1. 「学習指導要領 道徳」の趣旨と内容を確認する 2. 「道徳の時間」の性格について、現時点では教科ではないことを確認する 3. 「道徳の時間」の教科化の動きについて知っておく ■予習・復習事項 最近の食育場面でよく扱われる道徳的教育要素に 郷土愛 と 地産地消 がある。 地産地消 はそれぞれ ご当地もの があり、教材にしやすい。受講生各自の ご当 地もの をひとつでも挙げられるか。 ■参考映像 民放チャレンジ番組 『ダッシュ村』 「片上湾のサワラ」 岡山の鰆、県の魚と言 っても過言ではない鰆(小学校社会科副読本より)。岡山県は全国の鰆(サワラ)消費量の 3 分の1を占め、刺身、サゴシの塩焼き(サゴシ=サワラに成長する前の大きさ 給食弁当の定 番)、粕漬け、酢漬け(祭り寿司)、炒り焼き、サワラの づけ茶漬け などあらゆる場面に登 場する。教材になりうるか、検討する。 2 回 「学校教育と道徳②」 <道徳とは何か> ■講義内容 道徳とは一体何だろうか?法とは、倫理とは、宗教とはどう違うのだろうか?ま た学校における道徳教育とはどのようなものだろうか?道徳は法とは異なり個人の自由意志に よって営まれる側面が強い。従って人生、生き方と切り離しては考えられないものである。 ■予習・復習事項 「感謝の心」食育場面で期待する道徳的教育要素に 感謝の心 の問題が ある。感謝 といっても感謝の対象は具体的に何々だろうか。じっくり考えてみよう。 ■参考映像 NHK ふるさとの伝承「岡山県上齋原の正月」 年神様を迎えて心静かに過ごす正 月の話、年の暮れになぜ大掃除をするのか、元旦の朝はなぜ厳粛に迎えるのか、餅はなぜ丸い か、あるいは楕円か。正月に若水を汲んで炊いたご飯を食べること。感謝の対象は生産者、流 通者、調理者、自然以外にも超自然=神様=ご先祖様のことがあった。恵みをもたらすのは年 の暮れから正月にかけて来訪する年の神様=ご先祖様 3 回 「学校教育と道徳③」 <道徳教育の歴史①> ■講義内容 戦後日本の道徳教育は戦前の教育への反省に基づいて再出発した。戦前および終 戦直後の道徳教育は一体どのようなものだったのだろうか?例えば戦前道徳教育の装置は教育 勅語と修身である ■予習・復習事項 戦前・戦後の食に対する価値観の変化や食事作法の変化も重要な道徳教育 の場面である ■参考映像 戦前・戦後日本人の生き方、戦前・戦後の社会道徳と食 民放番組『波乱万丈伝』 おいしゅうございます の岸朝子の栄養士・料理研究家人生 4 回 「学校教育と道徳④」 <道徳教育の歴史②> ■講義内容 例えば小・中学校では現在、週1単位時間の「道徳の時間」が設置されているが、 これとて戦後すぐに再開されたものではない。「各教科の中で教えればよい」 「いや道徳教育の 時間を特設すべきだ」といった長い議論の末に設置されるに至ったものである。もちろん給食 も道徳教育の重要場面である ■予習・復習事項 戦後給食の歴史を例に「好き嫌いをなくす」 「感謝の気持ちをもつ」などの 道徳目と関連させて企画してみよう ■参考映像 給食の歴史と時代的変化 スタジオジブリ制作 高畑勲監督・脚本『おもひで ぽろぽろ』 Ⅱ - 224 5 回 「社会生活と道徳・倫理③」生命倫理とは(いのちの哲学、死生学、デスエデュケーション ) ■講義内容 一口に生命倫理といっても医療技術論や法的議論のような限られた専門家のみが 深く立ち入れるものから、安楽死、尊厳死、人工授精のように一般市民が参加できるものまで、 実に幅広い。 ■予習・復習事項 今やあらゆる分野で必須科目となっているデスエデュケーションとは 死 の準備教育 のことであるが、実は初期の道徳教育や食育に密接に関係している。すなわち人 間は他の生き物から命をもらわなければ生きてゆけないという宿命にあるが、このことがデス エデュケーションの根本である。調べてみよう ■参考映像 ドキュメンタリー「東北のクマ撃ちマタギ」「四国の老イノシシ猟師」「京都岩倉 の若きエコロジスト猟師」デスエデュケーションの東洋的展開が 殺生 という問題である。 殺生を宿命とする職業は実に多い。 6 回 「社会生活と道徳・倫理④」 <環境倫理> ■講義内容 環境倫理も急速に市民生活に入り込んできた問題である。今から 20 年ほどまえに も「リサイクル」 「エコロジー」 を強烈に訴える思想はあった。しかし当時は明らかに少数派、 一部の特殊な人々の思想と見なされていた。しかし今日では環境倫理は市民道徳の重要な構成 要素である。 ■参考映像 アニメ『となりのトトロ』宮崎駿 舞台は昭和三十年代の東京近郊の農村と言われ、燃料革命(薪・炭から石油・ガス・電気へ) の頃の我々の生活、特に台所事情がよくわかる。 7 回 文化・文明と道徳・倫理①」 <性差、ジェンダーと道徳・倫理> ■講義内容 男は外で仕事、女は内で家事。女性は皆、料理・裁縫・片付け・育児が好きで得 意などと考えがちではないだろうか?また逆に男性は皆、力仕事、日曜大工、ケンカが好きで 得意などと考えがちではないだろうか?世界各地の諸民族の男女役割の例を見れば、これらが 極めて限定された時空間でのみ適用される人間観であることがわかる。 ■参考映像 宮尾登美子原作『蔵』食と道徳 女性差別 酒蔵の女人禁制(酒蔵の中に女が入 ってはならない、入ったら腐造になる)について 8 回 「文化・文明と道徳・倫理③」 <人種と民族、文化と文明について> ■講義内容 文明的な生活をしないことは可哀想なのだろうか? 文明を持たない民族は野蛮 で非人間的な人たちなのだろうか? などについて考える。 ■予習・復習事項 食の民族学 非文明圏の人々は必要以上の収穫を望まない。文明人が機械 を持ち込んだために乱獲が起きた歴史もあった。近年ではクジラやクロマグロのような問題も ある。調べてみよう ■参考映像 映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』「バッファロー狩り」 9 回 道徳教育の計画 「全体計画」 ■講義内容 現在の道徳教育の計画は学校全体レベルのものからクラスレベルのものまで何段 階にもわたって緻密に構成されている。 「道徳の時間」の月別主題配列表を見ると資料とテーマ がきわめて体系的に並べられている。例えば年中行事は一年を通じて計画的に配置されており、 そのたびに我々に色々なことを考えさせてくれ、道徳教育の良い題材となる。 ■予習・復習事項 なぜ「お月見」をするのか、またお供えは団子なのか芋なのか。 ■参考映像:民放チャレンジ番組 『ダッシュ村』「里山の収穫祭 お月見」 Ⅱ - 225 10 回 「道徳教育の計画 指導案①」 ■講義内容 道徳教育の計画の最小単位は「道徳の時間」1単位時間ごとの指導案である。こ の指導案に地域、学校、クラスにおける道徳教育の実態が集約される。 ■予習・復習事項 最近の児童は生活経験に乏しいといわれ、例えば毎日の食卓に乗 る料理の食材がいつ、どのようなところでつくられているか知る機会が少ない。また 児童だけでなく教師や保護者など大人も同様に、生活経験の乏しい世代であり、児童 と一緒に考えたり、調べたり、発見したりして感動を共有することが大事である。教 師・保護者と児童は一緒に成長するものである。何か良い題材はないだろうか、考え てみよう ■参考映像 土井勝 NHK 総合テレビ「きょうの料理」 『旬の素材を使ったチラシ寿司』 ちら しずしの一種である 岡山の祭ずし には自然豊かな岡山各地を代表する数々の食材が乗せら れており、岡山の風土と特産物について知るための非常によい材料である。 11 回 「道徳教育の計画 指導案②」 ■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 1 題材名と題材設定の理由 ■予習・復習事項 祭りずしには江戸時代の倹約令「一汁一菜」の裏をかいてつくっ たものという伝承があるが、調べてみると各地の郷土料理には同じような伝承を持つ ものが実に多い。調べてみよう ■参考映像 ぜいたく禁止令の伝承を持つ神辺の郷土食「うずめ」 (他に広島駅の もぐり寿司 、 松江駅の大和しじみの もぐり寿し がある) 12 回 「道徳教育の計画 指導案③」 ■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 2 題材の評価基準を考える ■予習・復習事項 現在では県内どこの店でも 祭のずし として ちらしずし を売ってい るが、果たして「祭のすし」は ちらしずし だけなのだろうか?岡山県内でも時代や地域に よって、他にも色々な「祭のずし」があったのではなかろうか?おじいさんやおばあさんの家 で別のタイプのすしをたべたことがないだろうか。調べてみよう ■参考映像 NHKふるさと発見「鯖街道 鯖ずし」 13 回 「道徳教育の計画 指導案④」 ■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 3 目標設定と授業の準備 ■予習・復習事項 今日の寿司は食物史的には 早ずし と呼ばれるものである。早ずしは前 回学習した なれずし と異なり、酢を使うなど乳酸発酵を伴わないで完成する。つまり、そ の場で酢で飯に味付けをする。他方、なれずし(発酵寿司)は保存食として考え出され、時間 をかけて発酵させるのである。早ずしとなれずしの中間形態に、押し寿司がある。つまり、熱 く炊いた米を使って魚を漬け込み、重い錘を載せて発酵を早める技術が考案され、短いときは 一夜漬でも食されるようになった。今日、私たちが食している寿司の原型である。代表的なも のがあるはず。調べてみよう ■参考映像 ドキュメンタリー「金沢の押しずし」→春・秋の祭り、香川の押し抜き→田植え 前(春祭りは田植え前豊作への祈り、秋祭りは収穫への感謝) 14 回 「道徳教育の計画 指導案⑤」 ■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 4 学習の展開(導入、展開、整理) ■予習・復習事項 皆さんが食育の中で扱う行事食の本当の背景(特に心や魂を大事にする話) を知りましょう。年中行事・人生儀礼に言う 感謝の気持ち とは現世だけでなく、過去・来 世の問題であります。お盆や春秋の彼岸だけでなく、年末・年始も先祖祭りに関係しています。 調べてみよう ■参考映像 NHK ドキュメンタリー『ふるさとの伝承 トカラ列島・口之島』 (南の島の正月の 話、先祖が年に2度帰って来る島(盆と正月)の話』盆と正月に先祖の霊が帰ってくる(トカ ラ列島)。 Ⅱ - 226 15 回 「道徳教育の計画 指導案⑤」 ■講義内容 学習指導案を作るための教材研究 5 行事食 ■予習・復習事項 花見は桜の下で大人がお酒を飲んでご馳走を食べて大騒ぎするの が本当の意味だろうか?花見は本来、花神=万物を実らせる精気=農耕神への感謝の 祭りである。そこに家族団欒、仲間との団欒、花見弁当、野外弁当は有意義なものと なる。調べてみよう ■参考映像 NHK大河ドラマ『利家とまつ』 秀吉が晩年催した醍醐の花見はあらゆる階級、 階層が楽しんだ大規模な花見であり、今日の花見イメージの原型である。お花見弁当は茶道の 茶懐石の影響もあり、旅箪笥(茶道具)なども利休が秀吉の小田原攻めに同行したときに工夫 して作ったものといわれています。 Ⅱ - 227 平 科目名 特別活動 成 22 年 授業回数 度 教 8 単位数 育 1 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 法 教育目標: 本科目は、栄養教諭免許状取得のための「教育課程に関する科目」の一つであり、特別活 動の原理や内容について講義する。受講者には、将来教育に携わる者として基礎的かつ実践 に有用な知識を身につけさせることを主要な目的とし、以下の目標を掲げる。 1 学校教育における学習指導要領の意義を正しく理解し、特別活動の位置づけを知る。 2 特別活動の歴史的変遷を知り、その原理を正しく理解する。 3 特別活動における各活動の内容と指導のあり方について理解する。 4 現代の学校における諸課題について、特別活動と関連させながら自らの考えを深める。 学生の学習成果: 教育目標に掲げる4項目を修得することが学習成果となる。 また、汎用的学習成果として真剣に学習する態度や信念を涵養する。 授 業 の 進 め 方 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、授業時間外に取り組むレポートを課す。 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 ・文部科学省編『小学校学習指導要領解説 特別活動編』東洋館出版社、2009 年。 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ①学校教育における学習指導要領の意義を正しく理解し、特別活動の位置づけを知る。 ②特別活動の歴史的変遷を知り、その原理を正しく理解する。 ③特別活動における各活動の内容と指導のあり方について理解する。 ④現代の学校における諸課題について、特別活動と関連させながら自らの考えを深める。 価 の 方 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。受講態度に問題が ある者は、将来教育者となるための態度や信念の涵養が十分でないとして、ケースに応じて 減点する。 法 参考図書等: ・社会福祉法人恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所編『日本子ども資料年鑑 2010』 注 KTC中央出版、2010 年。 意 事 項 Ⅱ - 228 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 <オリエンテーション> ・授業の進め方 ・スケジュール ・学習評価の方法 <学校教育における学習指導要領> ・講義内容 学習指導要領の位置づけ 2 回 <現代社会のなかの子ども> ・講義内容 統計資料にみる現代の子どもの特質 ・復習事項 レポート作成 3 回 <特別活動の意義>① ・講義内容 学習指導要領における特別活動の概要、特別活動の歴史(戦前) ・予習事項 小学校学習指導要領特別活動第6章の通読 ・復習事項 授業内容の確認 4 回 <特別活動の意義>② ・講義内容 特別活動の歴史(戦後)、特別活動の現代的意義 ・復習事項 レポートの作成 5 回 <学級・ホームルーム活動> ・講義内容 学級・ホームルール活動の目標と内容 ・復習事項 レポートの作成 6 回 <児童・生徒会活動> ・講義内容 児童・生徒会活動の目標と内容 ・復習事項 レポート作成<学校行事>① ・講義内容 学校行事の目標と内容 ・復習事項 授業内容の確認 7 回 <学校行事> ・講義内容 学校行事の目標と内容 ・復習事項 レポートの作成 8 回 <クラブ活動> ・講義内容 クラブ活動の目標と内容 <まとめ> ・講義内容 特別活動の原理の確認 Ⅱ - 229 平 科目名 成 教育の方法及び技術(A) 22 年 授業回数 質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等) : 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 法 15 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 正司 和彦 e-mail:[email protected] 教育目標 実践的指導力のある教育者を育成するために、以下に示す知識と技能の形成を図る。 ・授業実施についての方法と技術 ・教育メディアの活用についての方法と技術 ・情報機器活用についての方法と技術 学生の学習成果 教育目標に掲げた教育の実践にかかわる方法と技術に関する知識の獲得と情報機器や教材の活 用に関する技能を獲得する。また、社会人・職業人として必要となる自己管理力・倫理観を獲得 する。 授 業 の 進 め 方 育 方 度 予 習 ・ 復 習 (講義、演習、実験、実技) ・授業では講義と演習を行う ・講義は、「授業回数別教育内容」に記された内容についてプレゼンテーション資料をもと に行う。 ・演習では、教材作成に関する課題に取り組む。 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回に講義内容や演習の見直しやまとめの復習を求める 各回の授業で予習・復習の実施度を確認する。 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 以下の項目についてその獲得度合いを評価する。 1.教育の方法と技術の基礎理論を理解している。 2.授業実施についての方法と技術を理解している。 3.教育メディアを選択し活用する方法と技術を理解している。 4.プレゼンテーション資料の作成と発表ができ評価ができる。 5.教材作成のグループワークに意欲的に参加し自己の役割を果たすことができる。 理解度については3項目に同程度の比重を、4と5の演習課題には1:2の比重をかける。 評価の実施は、理解についての学期末定期試験、予習・復習の実施度、演習課題を45:10: 45の割合で評価点を出す。自己管理力・倫理観については受講態度に問題がある旨の注意1回 につき2点を、また欠席は1回につき2点を評価点から減ずる。 参考図書等: 佐藤学「教育方法学」岩波書店 Ⅱ - 230 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション ・授業概要の説明 ・学習成果、学習評価方法の説明 教育の方法と技術の意義、教育の方法の領域、習得すべき技術 復習:講義内容の要点整理と理解。 教育の方法と技術の基礎理論 教授・学習とは、教育方法のあゆみ 2 回 予習:小・中・高でよいと思った授業とその理由を説明する。 復習:講義内容の要点整理と理解。 教育の方法と技術の基礎理論 学習の原理と授業のパラダイム転換 3 回 予習: 学習形態にどんなものがあるか調べる。 復習:講義内容の要点整理と理解。 授業実施に関する方法と技術 授業設計,実施,評価,改善 4 回 予習: 教師主導の授業と学習者中心の授業の長所・短所を調べる 復習:講義内容の要点整理と理解。 教材・教具としての教育メディア 教育メディアの選択と活用 5 回 予習: 教育機器にどのようなものがあるか調べる。 復習:講義内容の要点整理と理解。 学習環境としての教育メディア 情報機器活用による授業の方法と学習環境開発技術 6 回 予習:教育におけるコンピュータの役割を調べる。 復習:講義内容の要点整理と理解。 教材開発の方法と技術 教材分析の方法、情報機器活用による教材作成 7 回 予習:関心のある教科内容とその教材を調べる。 復習:講義内容の要点整理と理解。パワーポイントの操作方法を理解しておく。 演習:学習指導のための情報機器活用1:プレゼンテーションの基本 課題「2020年未来の学校の予測」のプレゼンテーション資料を作る 8 回 予習:2020年には学校はどのようになっているか予測する。 復習:プレゼンテーションのための資料を改善し完成する。プレゼンテーション評価の項目について 理解しておく。 Ⅱ - 231 授 業 回 数 別 教 育 内 容 演習:学習指導のための情報機器活用2:発表の方法と評価方法 プレゼンテーショントークと評価を実践する。 9 回 10 回 予習:プレゼンテーションの練習をする。 復習:プレゼンテーショントークの結果を反省し改善点を整理する。 演習(グループワーク1):教材作成のための情報機器活用1:教材作成の基本 静止画による教材作成、ムービーメーカの利用 教材テーマの決定と教材内容を検討して教材作成のための企画と役割分担を行う。 予習:教材としての静止画の特徴を調べる。 復習:講義内容の要点整理と理解。教育機器としてのディジカメの特徴を理解する。 演習(グループワーク2):教材作成のための情報機器活用2 教材内容の決定と素材としての静止画を収集する。 11 回 予習:教材内容に沿った素材を集める提案すべき素材を整理しておく。 復習:収集した静止画を整理しナレーションを考える。 演習(グループワーク3):教材作成のための情報機器活用3 ストーリを考えて画像を編集しナレーションを作成する。 12 回 予習: ムービーメーカの操作法を習得しておく。 復習:教材の問題点を洗い出し修正する。 演習(グループワーク4):教材作成のための情報機器活用4 画像と音声を編集し教材を完成させる。 13 回 予習:教材の目的と内容について吟味する。 復習:報告書の内容を整理する。 演習(グループワーク5):教材作成のための情報機器活用5 グループで教材を発表する。他グループの発表を評価し報告書を提出する。 14 回 予習:発表の準備をする。プレゼンの評価項目を把握しておく。 復習:グループの教材の特徴を把握し自己の役割を反省する。 教育の方法と技術の課題 15 回 予習:これまでの講義資料を整理し目を通す。 復習:15 回の講義内容の復讐。 Ⅱ - 232 平 科目名 成 22 教育の方法及び技術(B) 年 度 15 授業回数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) : 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 法 注 意 事 項 単位数 1 計 画 担当教員 正司 和彦 e-mail:[email protected] 学生の学習成果 教育目標に掲げた内容を獲得するとともに、教材作成の演習を通して問題解決の基礎力と自ら を振り返り改善していく方法を獲得する。また、教育者として必要な自己管理力・倫理観を身に つける。 授 業 の 進 め 方 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 育 教育目標 実践的指導力のある教育者を育成するために、以下に示す知識と技能の形成を図る。 ・情報機器を活用して教育を改善する方法と技術 ・パソコンで教材を作成し学習指導に活用する方法と技術 育 方 教 (講義、演習、実験、実技) ・授業では講義とパソコン操作による演習を行う ・講義では、 「授業回数別教育内容」に記された内容についてプレゼンテーション資料をも とに行う。 ・演習では、テキストの例題・練習問題を行う。また、教材作成の課題に取り組む。 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回に講義内容のまとめや、テキストの見直しや練習問題等を課して復習を求める。 各回の授業で予習・復習の実施度を確認する。 田中規久雄「教職基礎・情報機器の操作」コロナ社 以下の項目についてその獲得度合いを評価する。 1.情報機器活用による教育改善の方法を理解している。 2.Word 、Excel 、PowerPoint を活用して学習指導の教材作成、学校運営の書類作成、教育 情報のデータ管理ができる。 3.情報機器を活用して教材を作成することができ、学習指導に活用することができる。 評価については、上記1の理解に関する学期末定期試験の結果、予習・復習の実施度、上記2 に関する演習結果、上記3に関する演習結果について3:1:3:3の比率で評価点を出す。自 己管理力・倫理観については、受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席は1 回につき2点を評価点から減ずる。 参考図書等: 教職課程研究会「教職必修 教育の方法と技術」実教出版 Ⅱ - 233 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 業 別 教 育 内 容 情報機器活用による教育改善の方法1 情報機器の活用と授業実施の方法 ワープロソフトの活用演習1 :案内文、学年だよりの作成 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。 復習:講義内容の要点整理と理解。テキストを見直し、パソコン操作が完全にできるように復習する。 情報機器活用による教育改善の方法2 授業の実践事例1 ワープロソフトの活用演習2: 学習予定表の作成 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。 復習:講義内容の要点整理と理解。テキストを見直し、課題関連練習問題で復習する 情報機器活用による教育改善の方法3 授業の実践事例2 ワープロソフトの活用演習3: 指導案の作成 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。 復習:講義内容の要点整理と理解。パソコン操作が完全にできるように復習する。 情報機器活用による教育改善の方法4 学校運営とパソコン活用 表計算ソフトの活用演習1: 成績表の作成 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。 復習:講義内容の要点整理と理解。テキストを見直し、パソコン操作が完全にできるように復習する。 情報機器活用による教育改善の方法5 教育情報とデータ管理 表計算ソフトの活用演習2: 個人成績表の作成 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。 復習:講義内容の要点整理と理解。テキストを見直し、パソコン操作が完全にできるように復習する。 クラス名簿の作成 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。 復習:テキストを見直し、パソコン操作が完全にできるように復習する。 表計算ソフトの活用演習4: 8 回 数 オリエンテーション ・授業概要の説明 ・学習成果、学習評価方法の説明 情報通信技術と教育 復習:教育メディアの現在の動向についてまとめる。 表計算ソフトの活用演習3: 7 回 回 個人面談の案内文 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。 復習:テキストの見直し、課題関連練習問題で復習する Ⅱ - 234 授 業 教材分析と子どもの認知 パワーポイントの活用演習: 9 回 回 数 別 教 育 内 容 教材の作成 予習:本時に演習するテキストの部分に目を通す。Wordの図形作成ができるようにしておく。 復習:講義内容の要点整理と理解。テキストの見直し、課題関連練習問題で復習する 教材開発の技術 授業用教材の作成演習1:授業を構想しその展開に基づく指導案を作成する。 10 回 予習:授業用教材の作成のための教材分析をする。指導案の作成方法を調べる。 復習:指導案を見直し改善する。 授業用教材の作成演習2: 11 回 予習:教材分析に基づいて教材の素材を検討する。 復習:教材作成のための資料や素材を収集する。 授業用教材の作成演習3: 12 回 収集した資料・素材を元に教材を作成する 予習: 資料や素材を整理する。 復習: 資料をもとに教材作成を進める。 授業用教材の作成演習4: 13 回 指導案に沿った教材の作成を計画する。 教材を完成させる 予習:本時で教材作成が完了するように問題点を整理する。 復習: 教材を見直し不具合を無くす。 授業用教材の作成演習5: 指導案と自作教材を発表し評価する。 14 回 予習: 発表の準備をする。評価の要点を把握しておく。 復習:教材の改善点を整理する。 15 回 授業用教材の作成演習6:自作教材の特徴と改善点などを報告書にまとめ振り返りシートを作成す る。 これまでの講義内容のまとめ 予習:教他者の作品や評価を参考に自己の教材作成過程を振り返る。 復習:15 回の講義内容の復讐 Ⅱ - 235 平 科目名 成 生徒指導論 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 質問受付:授業終了後 B 棟404 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 2 計 画 担当教員 浦上 博文 e-mail:[email protected] 教育目標:栄養教諭の中心的業務は、学校における食に関する指導と学校給食の管理を一体 的に担うことであるが、教員の一員として「生徒指導」にも携わらなければならない。本授 業は、 「生徒指導の理論的・実践的問題」に関する基礎的な知識と考え方を身に付けることを 目指すものであり、具体的には、以下の点を教育目標とする。 ①生徒指導の意義と課題について理解する。 ②生徒指導と教育課程との関連について理解する。 ③生徒指導の組織と計画について理解する。 ④児童・生徒理解について理解する。 ⑤生徒指導の方法(集団指導・個別指導)について理解する。 ⑥問題行動の理解と指導について理解する。 ⑦現代日本の教育(生徒指導)の課題について理解する。 学生の学習成果:教育目標に掲げる7点に関する知識と考え方を修得する。 授 業 の 進 め 方 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・第2回の授業は、担当教員が講義する。 ・第3回∼第 14 回の授業(第5・9・14 回は除く)は、次のように行う。 ①各受講生(グループ)が担当する章を決め、その章について、各受講生が作成し たレジュメをもとに発表を行う。(第2回の講義資料を参考にして作成する。) ②発表をもとに、質疑応答を行う。 ③以上の内容を補う講義する。 ④まとめの質疑応答を行う。 ・第5・9・14 回は、ビデオを視聴し、その内容についてディスカッションを行う。 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 成 績 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める(提出課題)。 江川玟成:2000,『生徒指導の理論と方法 改訂版』,学芸図書 ①各自が担当した章に関する内容を適切に理解し発表できたか。 (25 点) ②「生徒指導の意義と課題」「生徒指導と教育課程との関連」「生徒指導の組織と計画」「児 童・生徒理解」「生徒指導の方法(集団指導・個別指導)」「問題行動の理解と指導」につ いて理解しているか。 (期末試験、50 点) ③現代日本の教育(生徒指導)の課題について理解しているか。 (期末試験、10 点) ④授業内容について予習・復習を行っているか。(個人レポート、15 点) なお、受講態度及び課題提出期限厳守についての評価は全授業を通して行う。担当教員の 指導に従わず改善されない場合、その程度により評価点より減ずる。 参考図書等 Ⅱ - 236 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ○オリエンテーション ○各受講生が担当する章を決定する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅰ章 生徒指導の意義と課題 1.生徒指導の概念と目的 2.生徒指導の領域・内容 3.生徒指導の今日的課題 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅱ章 生徒指導と教育課程との関連 1.生徒指導と教科との関連 2.生徒指導と道徳との関連 3.生徒指導と特別活動との 関連 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅲ章 生徒指導の組織と計画 1.生徒指導の組織体制 2.生徒指導における外部機関の活用 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○ビデオ「増加する非行とその変質」を視聴し、現代日本の教育(生徒指導)の課題を考察する。 (その1) 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅳ章 児童・生徒理解 1.児童・生徒理解の意味と機能 2.児童・生徒理解の領域・内容 のための資料収集の方法 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅴ章 生徒指導の方法──集団指導(その1) 1.集団指導の意味と意義 2.集団指導の形態 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅴ章 生徒指導の方法──集団指導(その2) 3.集団活動の指導 4.集団の評価と集団指導の観点 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 Ⅱ - 237 3.児童・生徒理解 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 ○ビデオ「病んでいく学校」を視聴し、現代日本の教育(生徒指導)の課題を考察する。 (その2) 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅵ章 生徒指導の方法──個別指導(その1) 1.教育相談の意義と目的 2.教育相談の理論 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅵ章 生徒指導の方法・個別指導(その2) 3.相談担当者の基本的態度 4.教育相談のすすめ方 5.学校教育相談の限界 家庭・関係諸機関との連携 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅶ章 問題行動の理解と指導(その1) 1.問題行動の種類 2.問題行動の原因 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 6. ○テキストの下記内容を理解する。 Ⅶ章 問題行動の理解と指導(その2) 3.問題行動の早期発見 4.問題行動の処遇 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○ビデオ「学級崩壊」を視聴し、現代日本の教育(生徒指導)の課題を考察する。 (その3) 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 ○本授業のまとめ(ディスカッション) ○期末試験について 予習:テキスト及び配付資料を読み返し、第2∼14 回の授業内容を振り返る。 復習:授業内容を振り返り「個人レポート」用紙に記入する。 Ⅱ - 238 平 科目名 教育相談 成 22 年 度 授業回数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教 15 育 単位数 計 2 画 担当教員 竹中 一平 [email protected], OH:土曜 2,3 限 教育目標: 学校生活の中で、児童や生徒を対象として教師が行うカウンセリング的な態度を基礎とし た教育活動について学ぶことを目標とする。 学生の学習成果: ・学校教育における教育相談の位置づけと意義が分かる ・児童生徒相互の好ましい人間関係を育てる予防的心理教育の方法を身につける ・児童生徒の問題行動をどのようにアセスメントするか分かる ・教育相談を行う教師としての使命感や倫理観を身につける 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) 主として講義形式で行うが、受講者の理解を促進するため、定期的に学習内容に 関する小テストを課す 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎授業回前に予習を求める。予習内容は、授業時に指示する 毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題を課す場合がある 復習では、講義内容を見直し不明な箇所をまとめて質問出来るようにしてお く ・ 資料を配布する 以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘 案し、およそ①30%、②40%、③20%、④10%の比重をかける。 ① 学校教育における教育相談の位置づけと意義を理解する ② 児童生徒相互の好ましい人間関係を育てる予防的心理教育の方法を身につける ③ 児童生徒の問題行動をどのようにアセスメントするか分かる ④ 教育相談を行う教師としての使命感や倫理観を身につける 評価の実施は、①∼③について授業で行う課題及び最終レポートの内容を総合して行う。 受講態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないとして、④か ら適宜減ずる。 参考図書等 ・ 一丸藤太郎・菅野信夫 (2002). 学校教育相談 ミネルヴァ書房 ・ 角田豊(編著)・片山紀子・内田利広(著) (2009). 生徒指導と教育相談 Ⅱ - 239 創元社 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 本講義で修得してほしい事柄に関する説明 教育相談の目的 復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる 2 回 学校教育の教育課程における「生徒指導」と「教育相談」の位置づけ 3 回 カウンセリングとカウンセリングの基本的態度 ・ロジャーズ理論の特徴、クライアントの条件・カウンセラーの条件 4 回 カウンセリングの理論と人間観 ・カウンセリングの過程 5 回 カウンセリングの技法(1) ・来談者中心療法 6 回 カウンセリングの技法(2) ・行動療法 7 回 カウンセリングの技法(3) ・認知療法など 8 回 登校拒否(不登校)の現状 ・登校拒否(不登校)のタイプ 9 回 登校拒否(不登校)の理解 ・登校拒否の発症理論と実際 Ⅱ - 240 10 回 登校拒否(不登校)の対応 ・学級・学校における対応 ・関係機関・家庭の連携 11 回 教育相談の方法(1) ・担任の対応の在り方 12 回 教育相談の方法(2) ・面接の方法 ・教育相談の留意点 13 回 支援を必要とする不適応児の理解 ・注意欠陥多動性障害(ADHD) ・学習障害(LD) ・広汎性発達障害(PDD) 14 回 学校教育相談の問題と課題(1) ・具体的な事例への対応 15 回 学校教育相談の問題と課題(2) ・具体的な事例への対応 Ⅱ - 241 平 科目名 成 事前・事後指導 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 三宅由紀子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):A107, [email protected] 月・火曜日の午後 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:栄養教諭教育実習を実りあるものにするため、以下のことを行う。 ・教育実習小学校の選定手続き ・教育実習に必要とされる基礎的知識やマナーの習得 ・教育実習前後の諸手続き ・教育実習後の反省会の準備 学生の学習成果: 栄養教諭教育実習がっより効果的に行うために、さまざまな作法・子どもに指導するた めの指導法等を身に付ける。そして教諭としての質の向上を図る。 授 業 の 進 め 方 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 1講義形式によるもの ①教育実習に必要とされる基礎的知識とマナー ②『教育実習日誌』記入上の諸注意 ③教育実習中の心得 2学生の作業にかかるもの ①教育実習の小学校の選定 ②教育実習事前レポートの作成 ③教育実習後の反省会の準備 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 実習のために研究授業の指導案・細案・媒体・板書計画を作成する。 実習の準備等 関係プリント配付 ・教育実習に関する基礎的知識とマナーを身につける。 ・教育実習先の小学校、中学校での自らの課題解決に意欲的に取り組む。 ・実習先で児童生徒に指導が出来る知識や技術を習得する。 ・ 『教育実習日誌』やレポートを書くことができる。 事前課題の準備や課題提出、授業態度、出席状況を総合的に考慮する。 栄養教育実習日誌と研究授業・・・・40% 研究レポート・・・40% 出席態度・・・・・10% 出席日数・・・・・10% ・ 遅刻、授業中の態度について減点の対象とする。 ・ 1回遅刻すると‐5点で、授業中の態度を注意されたら1回‐5点とする。 本科目は栄養教諭の教育実習にむけての事前指導をその中心的内容とし、3年次後期か ら4年次前期において履修するものとする。 遅刻をしないこと。 参考図書等 ○栄養教諭を目指す 栄養教育実習ノート 笠原賀子他著 医師薬出版株式会社 Ⅱ - 242 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 <3 年次後期・オリエンテーション> ・ 授業の進め方 ・ スケジュール ・ 単位認定方法 2 回 学校栄養教諭の活動状況と今後の役割 3 回 教育実習の心得 ・ 実習中のマナーや実習に必要な知識など 4 回 教育実習での研究課題設定 5 回 教育実習中の健康管理 ・ 健康管理の意義と方法 ・ 健康診断について 6 回 教育実習の学校の説明 ・ 教育実習先の決定 ・ 実習内容の説明 ・ 実習に必要な知識と技術 ・ 実習中の服装など 7 回 教育実習事前準備 小学校、中学校に於いての栄養教諭の業務と課題 ・ 教育実習中の研究課題の準備など ○栄養教諭の行う食に関する指導(模擬授業)と公務員試験対策方法について(講演) 8 回 教育実習事前準備 小学校・中学校に於いての栄養教諭の業務と課題 ・ 教育実習中の研究課題の準備など 事 前 指 導 三 年 生 後 期 事 前 指 導 四 年 前 期 Ⅱ - 243 事 前 9 回 教育実習事前準備 小学校・中学校に於いての栄養教諭の業務と課題 ・ 教育実習中の研究課題の準備など 10 回 教育実習事前準備 小学校・中学校に於いての栄養教諭の業務と課題 ・ 教育実習中の研究課題の準備など 11 回 教育実習先ごとの研究課題について 小学校の状況 12 回 教育実習記録・レポートの書き方 その他注意事項 13 回 教育実習発表会の準備 ・ 教育実習の反省および教育実習発表会の準備 ・ 研究テーマの推考 14 回 教育実習発表会 ・ 小中学校施設ごとに実習の反省と研究授業について発表する。 ・ 巡回指導教員の感想 ・ 教育実習のまとめ 15 回 社会に求められる管理栄養士・栄養士とは ・ 就職活動と心構えについて ・ 栄養教諭一級免許申請手続について 指 導 四 年 前 期 事 後 指 導 四 年 生 前 期 事 後 指 導 四 年 生 後 期 インターンシップ 公務員試験準備について希望学生に対して指導助言を行う。 Ⅱ - 244 平 科目名 成 学校栄養教育実習 22 年 授業回数 度 教 1週間 育 単位数 計 1 画 担当教員 三宅 由紀子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 学校栄養指導論Ⅰ、Ⅱを履修した後、実際の現場において教育実習を行う。 学校での児童生徒との対応の仕方・教科やその他の教科での食に関する指導の方法を学 び、また実際に教材としての研究授業および特別活動としての学級活動に位置付けられて いる給食時間での食に関する指導をすることによって教諭としての質を高めることを目 的とする。 学生の学習成果: 児童生徒が健全な食生活を実践して健康で豊かな人間性を育んでいけ るよう栄養や食事のとり方について正しい知識に基づいて自ら判断し、児童生徒の思考・ 判断を模索し、児童の食に関する自己管理能力を育成することが出来る。教育活動全体を 通じて総合的に食に関する指導に取り組むことが出来る。 (講義・演習・実験・実習・実技) 1 出身義務教育小学校で、4年次前期に5日間(月曜日∼金曜日)の実習を行う。 2 事前の準備会(補習)に出席し、実習の準備をする。 授 3 実習施設の担当者・学校栄養教諭等と実習内容の確認をする。 業 4 研究課題を決定し、実習の目的とする。 の 5 教育実習後は、実習したことをまとめ、発表会で報告する。 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ① ② ③ 教育実習に際しては、毎日予習・復習を必要とする。 事前指導プリント 教育実習の目的が理解でき意欲的に取り組んでいること。 学習指導案が理解でき、指導案が書け、実際に授業が出来ること。 研究課題をもって臨むことができること。 教育実習先の評価・・・50点 研究課題・・・・・・・30点 実習ノート・・・・・・20点 これらの合計で評価する。なお、①∼③の項目が欠けるときは減点の対象とする。 参考図書等 栄養教諭を目指す 栄養教育実習ノート 笠原賀子 Ⅱ - 245 他著 医師薬出版株式会社 授 業 回 数 別 教 育 教 育 実 習 前 教育実習事前訪問 オリエンテーション 研究課題の設定 事前指導 1 日 目 教育実習オリエンテーション 教育施設学校教職員への挨拶・紹介 教育実習内容・教育実習目標・諸注意等 研究課題について 研究授業について 2 日 目 教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。 3 日 目 教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。 4 日 目 教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。 5 日 目 教育内容は出身義務教育小学校の教育実習計画によって行う。 Ⅱ - 246 内 容 平 科目名 成 教職実践演習 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 尾崎 聡 三宅由紀子 金川舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):授業のオリエンテーション時に説明 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: これまでの授業や実習等を通じた学びを振り返り、「栄養教諭」になるうえで自身の課題 を自覚し、不足している知識・技能を補い定着を図ることによって、教職生活を円滑にスタ ートできる力を身につけることを目標とする。 教員として求められる 4 つの事項、①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社 会性や対人関係能力に関する事項、③幼児児童生徒理解や学級経営等に関する事項、④教科 等の指導力に関する事項をテーマとする。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、上記の 4 つの事項について知識や能力を修得し、教職に就く意識 を高める。汎用的学習成果としては、課題発見力、チームワーク力、教師としてふさわしい 言動や礼儀作法を身につける。 授 業 の 進 め 方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・教職に関する科目、栄養に係る教育に関する科目担当者が連携し、オムニバス形式 で進める。 ・教員として求められる 4 つの事項について、講義やグループ討議・模擬実践・事例 研究などを組み合わせて総合的に学ぶ。また、小学校教諭経験者及び栄養教諭によ る講演・ディスカッションを実施する。 予 習 ・ 復 習 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回の授業で 課題を示す。 テ キ ス ト 定めない。 育 方 法 学 習 評 価 の 学習成果: ①教育者としての使命感や責任感を持ち、常に子どもから学び、共に成長しようとする姿勢 を身につけている。 ②他の教職員や保護者、地域との関係を構築するための社会性や対人関係力を身につけてい る。 ③児童生徒理解の姿勢を持ち、学級経営の力量の基礎を修得している。 ④食に関する指導力の基礎を有し、板書や話し方、表情など、授業を行う上での基礎的な表 現力を身につけている。 方 法 学習評価は、レポート(20%)、模擬授業(40%)、討議記録(グループ討議・ロールプ レイ)(40%)により実施する。遅刻や無断欠席、あるいは受講態度に問題があった者は、 場合に応じて減点 5 とする。 注 意 事 項 参考図書等 適宜、授業内容に合わせて紹介・配布する。 Ⅱ - 247 授 業 回 数 別 教 育 内 容 <オリエンテーション> 授業の進め方、学習評価方法の説明 1 回 <学習の振り返り> グループ討議「自己課題の探究」 【課題】討議記録の作成 2 回 <栄養教諭の役割>① 講義・グループ討論「栄養教諭の役割・職務内容および児童生徒に対する責任等について」 【課題】討議記録の作成 3 回 <栄養教諭の役割>② 小学校教諭経験者講演「児童生徒理解と学級経営について」 【課題】小レポート作成 4 回 <栄養教諭の役割>③ グループ討議「学級経営・学級活動と食に関する学校行事について」 【課題】討議記録の作成 5 回 <栄養教諭の役割>④ 講義・グループ討議「組織の一員としての自覚、他の教科・道徳など教員間の連携協力」 【課題】討議記録の作成 6 回 <栄養教諭の役割>⑤ 栄養教諭講演・グループ討議「児童生徒の栄養に関する諸問題及び食に関する指導について」 【課題】小レポート作成 7 回 <栄養教諭の役割>⑥ グループ討議「児童生徒の栄養指導及び管理について」 【課題】討議記録の作成 8 回 <保護者・地域との連携>① 講義・グループ討議「保護者・地域との関係構築について」 【課題】討議記録の作成 Ⅱ - 248 9 回 <保護者・地域との連携>② ロールプレイ・グループ討議 「食物アレルギーなど特別な配慮を必要とする児童生徒への指導、家庭との連携、保護者面 談について」 【課題】ロールプレイによる自己課題の探究 10 回 <授業研究>① 事例研究「学校給食の教材活用の事例研究」 【課題】小レポート作成 11 回 <授業研究>② 事例発表・グループ討議「栄養教育実習で行った研究授業の検討」 【課題】栄養教育実習における指導案、授業の自己評価 12 回 <授業研究>③ 指導案の作成「給食の時間等における食に関する指導」 【課題】指導案の作成 13 回 <授業研究>④ 模擬授業「給食の時間等における食に関する指導」 【課題】模擬授業の自己評価、他者評価及び討議記録の作成 14 回 <授業研究>⑤ グループ討議「模擬授業の検証」 【課題】討議記録の作成、指導案の修正 15 回 <総括> 発表「栄養教諭としての自己課題のまとめ ∼食を通して児童生徒の心身の発達・成長を支援する栄養教諭となるために∼」 【予習課題】発表資料の作成 Ⅱ - 249 平 科目名 成 生涯学習概論(司書) 22 年 度 授業回数 8 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 金川舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月・木 9:30∼11:30 (※変更の場合は授業で説明します) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 生涯学習は、学校教育や社会教育における学習を含めた大きな広がりを持つ概念である。 本講義では、生涯学習に関する以下の項目について基本的な知識を身につける。 ・生涯学習の理念と歴史 ・わが国における生涯学習の現状と課題 ・生涯学習社会における発達課題 ・生涯学習社会における様々な学習施設・機会の意義と役割 学生の学習成果: 専門的学習成果としては、上記の基礎的知識を修得する。汎用的学習成果としては、①コ ミュニケーション能力、②社会教育に携わることを志す者として自ら主体的に学ぶ姿勢や態 度を涵養する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授 業 の 進 め 方 ・主として講義形式で行う。 ・受講者の理解を促進させるため、小テスト、課題を課す。 育 方 法 成 績 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予 習 ・ 復 習 毎授業ごとに復習を求める。その場合、レポートとする場合がある。 テ キ ス ト 特に定めない 達成基準:以下の 5 つの項目について、「①:②:③:④:⑤=1:1:1:2:1」の比 重をかけて評価する。 ①生涯学習の概念について理解する。 ②生涯学習政策の歴史について理解する。 ③わが国の生涯学習の現状や課題を認識する。 ④生涯学習の観点から、図書館を始めとする生涯学習施設や学校開放の在り方について考え る。 ⑤他者の異なる視点からの意見も考慮した上で、自分の意見を表明することができる。 学習評価は、試験(60%)、小テスト・課題(40%)によって行う。なお、遅刻 2 回につき欠 席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。また、授業態度に問題があった者も場合に応 じて減点の対象とする。 参考図書等 授業中に適宜紹介する。 Ⅲ - 1 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 授業概要と評価方法、本講義のルールの説明 生涯学習とは何か 2 回 生涯学習とは何か、今なぜ生涯学習がクローズアップされるのか 生涯学習が提唱され、定着する過程を押さえ、生涯学習の基本的な考え方を理解する。 【復習】配布プリント 3 回 社会変化と生涯学習 高度情報化、少子高齢化、国際化、男女共同参画など、様々に特徴づけられる今日の社会 において生涯学習がどのような意味を持つのかを考える。 【復習】配布プリント 【課題】県や市の広報誌などを見て、どのような学習機会があるかを調べる。 4 回 生涯学習と社会教育の歴史 わが国の生涯学習に関する政策や議論を、各種答申の内容を押さえながら理解する。 【課題】文部科学省の HP をチェックし、中央教育審議会を始め、各種答申について調べる。 5 回 生涯学習を支える学習機会∼図書館∼ 生涯学習という観点から、今後求められる図書館の役割や意義について考える。 【復習】配布プリント 【課題】ビデオ教材を視聴し、小レポートにまとめる。 6 回 生涯学習と学校教育 生涯学習の考え方は、学校の伝統的な観点、役割の転換を要請する。生涯学習の考え方に 基づいた学校(初等・中等学校)の在り方や役割について考える。 【課題】ビデオ教材を視聴し、小レポートにまとめる。 7 回 生涯学習の方法・形態 学校教育を離れた成人をも含んだ生涯学習の方法にはどのような特徴があるのか。ペダゴ ジーとアンドラゴジーの対比に注目しながら考える。また、参加型学習についても学ぶ。 【復習】配布プリント 8 回 試験対策 Ⅲ - 2 平 科目名 図書館概論 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420?2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 図書館の機能や、社会における意義や役割について理解を図り、図書館の歴史と現状、館種 別図書館と利用者ニーズ、図書館職員の役割と資格、類縁機関との関係、今後の課題と展望 等の基本を解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館の見学や、利用を体験し ながら、図書館についての理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。 塩見 昇「図書館概論」(新訂版)日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日本図書館協会図書館政策特別委員会「公共図書館の任務と目標 本図書館協会 Ⅲ - 3 解説」 (改訂版増補)日 授 業 回 数 別 教 育 1 回 ・「図書館学の科目」に関する、各科目授業の進め方について ・図書館法の概要、法的基盤について 2 回 ・館種別図書館の現状と動向について 3 回 ・図書館の基本要素と機能 (1)図書館資料、予算 4 回 ・図書館の基本要素と機能 (2)図書館職員 (3)図書館施設 5 回 ・図書館の歴史:日本、外国 6 回 ・図書館に関する諸基準:日本、外国 7 回 ・図書館の理念 (1)図書館の自由に関する宣言 8 回 ・図書館の理念 (2)図書館長の倫理綱領 9 回 ・公共図書館の成立と展開 ・公立(共)図書館の任務と目標 Ⅲ - 4 内 容 10 回 ・地域の中の公共図書館、文庫活動 11 回 ・類縁図書館とのネットワーク (1)学校図書館 12 回 ・類縁図書館とのネットワーク (2)大学図書館 (3)専門図書館 13 回 ・国立国会図書館との連携 14 回 ・図書館職員の役割、資格 15 回 ・図書館の今後の課題、電子図書館 (4)その他 Ⅲ - 5 平 科目名 図書館経営論 成 22 年 授業回数 度 8 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 図書館に関する法律、関連する領域の法律、図書館政策について解説するとともに、図書館 経営の考え方、職員や施設等の経営資源、サービス計画、予算の確保、調査と評価、管理形 態について解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館の見学や利用を体験しな がら、その図書館の経営分析を行ってみて、図書館についての理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト、及び適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へ進む。 日本図書館協会図書館政策特別委員会「公共図書館の任務と目標 日本図書館協会 解説」 (改訂版増補) 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日本図書館協会町村図書館活動推進委員会「図書館による町村ルネッサンス 1」日本図書館協会 Ⅲ - 6 Lプラン2 授 業 回 数 別 教 育 1 回 ・図書館法(逐条解説) 2 回 ・館種別図書館に関する法令概説 ・図書館法以外の図書館関連施設法令 3 回 ・市町村図書館の経営の現状と課題 4 回 ・都道府県立図書館経営の現状と課題 5 回 ・学校図書館、専門図書館、その他の図書館の現状と課題 6 回 ・図書館の三(四)大要素のあり方 7 回 ・図書館のサービス計画、評価 8 回 ・図書館の管理運営形態、委託問題、ボランティア等 Ⅲ - 7 内 容 平 科目名 成 図書館サービス論 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420?2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 図書館サービスの考え方と構造の理解を図り、資料提供、情報提供、連携・協力、課題解決 支援、障害者、高齢者、多文化サービス等の各種サービス、著作権、接遇、コミュニケーシ ョン等の基本を解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における図書館サービス の現状を分析し、理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキストおよび適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。 小田光宏「図書館サービス論」日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日本図書館協会「図書館ハンドブック」 (第6版)日本図書館協会 Ⅲ - 8 授 業 回 数 別 1 回 ・図書館サービスの考え方と構造 2 回 ・図書館サービスの種類 3 回 ・来館者への回覧サービスの基本 4 回 ・閲覧サービスのための利用空間の整備 5 回 ・資料提供サービスの展開 6 回 ・情報提供サービスの展開 7 回 ・館外貸し出しサービスの基本 8 回 ・図書館間利用サービスの展開 9 回 ・利用相談、レファレンスサービスの基本 ・外部資源の利用 Ⅲ - 9 教 育 内 容 10 回 ・利用者個人情報の対応 11 回 ・利用者対応サービスの様態 (1)児童サービス (2)ヤングアダルトサービス 12 回 ・利用者対応サービスの様態 (4)障害者サービス (5)多文化サービス 13 回 ・図書館を取り巻く多様な文化サービス 14 回 ・複写サービスにおける著作権の遵守 15 回 ・図書館サービスの中での危機管理対策 Ⅲ - 10 (3)高齢者サービス (6)その他 平 科目名 成 情報サービス概説 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420―2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 図書館における情報サービスの意義を明らかにし、レファレンス・サービス、情報検索サー ビス等のサービス方法、参考図書、データベース等の情報源、図書館利用教育、発信型情報 サービス等の新しいサービスについて解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における情報サービスの 実態、現状を分析し、情報サービスのおり方について理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。 小田光宏「情報サービス概説」日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日本図書館協会「図書館ハンドブック」 (第6版)日本図書館協会 Ⅲ - 11 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・情報化社会における情報サービスの現状 2 回 ・図書館における情報サービスの意義と種類 3 回 ・レフアレンス・サービスの種類 (1)一次的サービス 4 回 ・レファレンス・サービスの種類 (2)二次的サービス 5 回 ・レファレンス・サービスのサービス体制:レファレンサー、インタビュー 6 回 ・レファレンス・サービスツールの整備:印刷メディア、電子メディア 7 回 ・各種情報源の特質と利用法 (1)印刷メディア(a) 8 回 ・各種情報源の特質と利用法 (2)印刷メディア(b) 9 回 ・各種情報源の特質と利用法 (3)電子メディア Ⅲ - 12 10 回 ・事実検索の情報源 11 回 ・文献検索の情報源 12 回 ・情報源の構築、組織化 (1)既刊出版物 13 回 ・情報源の構築、組織化 (2)自館製情報源 14 回 ・インターネット上の情報源の利用 15 回 ・情報リテラシー ・情報倫理(ネチケット) Ⅲ - 13 平 科目名 成 22 レフアレンスサービス演習 年 度 授業回数 教 15 育 単位数 計 1 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420ー2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 情報サービスの設計から評価に至る各種の業務、レファレンス・ツールの評価、利用者の 質問に対するレファアレンス・サービスと情報検索サービス、積極的な発信型情報サービ スの演習を通して、実践的は能力の把握の仕方について解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館で実施されている情報 サービスの実態を分析し、サービスのあり方について理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び適宜作成したプリント、資料を利用、本学図書館を演習の場として進 める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。 大串夏身「レファレンス・サービス演習」日本図書館協会 全講義終了後、学生の学習成果を評価するための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 小田光宏「情報サービス概説」日本図書館協会 Ⅲ - 14 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・前期授業「情報サービス概説」の演習編であることの説明、及び演習の内容を解説 2 回 ・映像により、公共図書館でのレフアレンス・サービスの現場の認識・理解(1) 3 回 ・映像により、公共図書館でのレファレンス・サービスの現場の認識・理解(2) 4 回 ・レファレンス・ツールの種類と評価のポイント(1) 5 回 ・レファレンス・ツールの種類と評価のポイント(2) 6 回 ・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備した本学所蔵の図書リストに基いた、レフア レンス・ツールの評価演習(1) 7 回 ・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備した本学所蔵の図書リストに基いた、レフア レンス・ツールの評価演習(2) 8 回 .前2回図書館で各自が行ったレファレンス・ツール評価結果の講評及びポイントを説明し、 評価方法について再認識させる。 9 回 ・レフアレンス質問相談者の属性に合わせた、レフアレンス・インタビューの方法や進め方 を解説 Ⅲ - 15 10 回 ・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備したレファレンス質問の事例集に基いて、学 生がその回答作りを行う演習(1) 11 回 ・本学図書館を使って、教員があらかじめ準備したレファレンス質問の事例集に基いて、学 生がその回答作りを行う演習(2) 12 回 ・前2回図書館で行った、レファレンス質問に対する回答作りの講評及びポイントを解説し、 レファレンス回答のあり方を認識させる 13 回 ・図書館自館製のインフオーメーション・ファイルの編成、組織化について 14 回 ・学生各自に任意の課題を設定させて、それに関する二次資料目録の作成方法を説明 期限までにリストの提出を要請 15 回 ・レファレンス・ワークで使用する各種文献情報の利用提供上、著作権遵守上注意すべきポ イント、問題点を解説 Ⅲ - 16 平 科目名 情報検索演習 成 22 年 授業回数 度 15 質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等) : 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 単位数 育 1 計 画 担当教員 正司 和彦 e-mail:[email protected] 教育目標 実践力のある図書館員を育成するために、以下に示す能力の形成を図る。 1図書館員に必要な情報検索に関する基礎理論と検索方法 2ネットワーク上の様々な情報の中から適切な方法で、適切な情報を検索できる技術 3さまざまなデータベースにアクセスし検索する技術 学生の学習成果 教育目標に掲げた情報検索に関する知識および技術を獲得する。また、社会人・職業人と して必要となる自己管理力・倫理観を獲得する。 (講義、演習、実験、実技) 教 授 業 の 進 め 方 ・情報検索における基礎知識の習得を目的に、テキストに沿って講義する ・オンライン、オフラインによる検索の演習を行う。 ・演習では、適宜課題をだし、検索能力の定着を図る。 ・検索結果はメールの添付ファイルにより提出する。 予 習 ・ 復 習 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回に講義内容や演習の見直しやまとめの復習を求める 授業で予習・復習の実施度を確認する。 育 方 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 原田智子他:2006、三訂 情報検索演習』、樹村房 以下の項目についてその獲得度合いを評価する。 1情報検索における基礎理論と検索の手法を理解している。 2検索対象となるデータベースについて理解している。 3Web と Web ページ・サイトの検索方法を理解している。 4さまざまなデータベースを適切な方法で検索できる。 理解度のついては 3 項目について同程度の比重をかける。 評価の実施は、上記1∼3の理解についての学期末定期試験の結果、予習・復習の実施度、 上記 4 についての演習課題の結果を4:1:5の割合で評価点を出す。自己管理力・倫理観 については受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席は1回につき2点を 評価点から減ずる。 注 意 事 項 Ⅲ - 17 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション ・授業概要の説明 ・学習成果、学習評価方法の説明 情報社会の進展と情報検索 復習:講義内容の要点整理と理解。 情報検索1:情報検索とは 2 回 予習:情報を検索する方法について調べる。 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。 情報検索2:情報検索の流れ、レコードと検索フィールド、情報検索の理論 (検索式に関する課題) 3 回 予習:テキストに目を通して,論理演算の概念(論理積,論理和,論理差)を理解しておく。 復習: テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 データベース:データベースとは、商用データベース 4 回 5 回 6 回 予習: テキストに目を通して,データベースについて調べる。 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。 Web ページ、Web サイトの探し方:Web とは、検索エンジンの利用 (検索課題) 予習:Webの仕組みと検索エンジンについて調べる 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 Web ページ、Web サイトの探し方②:アーカイブサイトの利用、限定した範囲の Web ページ や Web サイトの検索 (検索課題) 予習:アーカイブサイトについて調べる 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 7 回 Web 情報資源の探し方とリンク集の作り方:検索エンジンを使った情報資源の探し方、情報源 ガイドとリンク集、図書館関連の Web サイトとリンク集の利用、その他の情報資源、 リンク集の作り方 (検索課題、リンク集) 予習:深層Webとは何か調べる。 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 図書情報の探し方:国立国会図書館の利用 (検索課題) 8 回 予習:国立国会図書館について調べる。 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 Ⅲ - 18 授 業 回 数 別 教 育 内 容 図書情報の探し方②:国立情報学研究所の利用 (検索課題) 9 回 予習:国立情報学研究所について調べる。 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 図書情報の探し方③:日本書籍総目録の利用、その他の出版情報の利用、図書の全文を読む (検索課題) 10 回 予習:日本書籍総目録について調べる。 復習: テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 雑誌記事情報の探し方:国立国会図書館雑誌記事索引の利用、国文学論文目録の利用 (検索課題) 11 回 12 回 予習:国立国会図書館雑誌記事索引の利用方法を調べる。 復習: テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 雑誌記事情報の探し方②:BIBLISの利用 新聞記事情報の探し方: (検索課題) 予習:BIBLISについて調べる。 復習: テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 13 回 辞書・辞典類での情報検索:辞書・辞典の利用、地図の利用 人物・企業情報の検索:人物、企業、団体情報へのアプローチ、人物情報・企業情報・団体・ 機関情報の検索、商用データベースの利用 (検索課題) 予習: Webで辞書・百科事典を利用する方法および人物、企業、団体情報について調べる。 復習:テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 法律・統計・情報の探し方:法律情報・統計情報・特許情報の Web 資源の利用 (検索課題) 14 回 予習:法律・統計・情報について調べる。 復習: テキストを見直して講義内容の要点を理解する。課題関連練習問題で復習する。 これまでの授業内容のまとめ 15 回 予習:テキストに目を通しこれまでの授業内容を整理する。 復習:15 回の授業内容の復讐 Ⅲ - 19 平 科目名 図書館資料論 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420ー2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 印刷資料、非印刷資料、電子資料とネットワーク情報資源からなる、各種図書館情報資源に ついて、類型と特質、歴史、生産、流通、選択、収集、保存、その他図書館業務に必要な情 報資源に関する知識等の基本を解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における図書館資料を分 析し、その図書館の資料構成の理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へ進む。 馬場俊明「図書館資料論」日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日本図書館協会「図書館ハンドブック」 (第6版)日本図書館協会 Ⅲ - 20 授 業 回 数 別 教 1 回 ・図書館資料の意義:印刷メディア、電子メディア 2 回 ・図書館資料と知的自由 3 回 ・図書館資料の類型 (1)印刷資料 4 回 ・図書館資料の類型 (2)非印刷資料、電子資料 5 回 ・資料特論 (1)灰色文献、政府刊行物、地域資料 6 回 ・資料特論 (2)児童資料、障害者、高齢者資料、多文化資料 7 回 ・出版物流通システム 8 回 ・図書館資料の選択 9 回 ・図書館資料の購入、収集 Ⅲ - 21 育 内 容 10 回 ・図書館資料の受け入れ 11 回 ・図書館資料の組織化、装備 12 回 ・図書館資料の排架構成 13 回 ・蔵書管理、蔵書評価、除籍、廃棄 14 回 ・図書館資料の修理、保存 15 回 ・図書館書庫管理 Ⅲ - 22 平 科目名 専門資料論 成 22 年 授業回数 度 8 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420ー2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 人文科学、社会科学、自然科学・技術の各学問分野知識の構造と、関連文献資料との関係、 特性についての理解を図るため、代表的な資料群を例示しながら解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館、専門図書館の現状を分 析し、専門図書、図書館のあり方の理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容について復唱しながら、新しい講義へ進む。 三浦逸雄・野末俊比古「専門資料論」日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 馬場俊明「図書館資料論」日本図書館協会 日本図書館協会「図書館ハンドブック」 (第6版)日本図書館協会 Ⅲ - 23 授 業 回 数 別 教 1 回 ・専門資料の定義:発生源、構造、流通、種類 2 回 ・人文科学分野の情報、資料の特性 (1)印刷メディア 3 回 ・人文科学分野の情報、資料の特性 (2)電子メディア 4 回 ・社会科学分野の情報、資料の特性 (1)印刷メディア 5 回 ・社会科学分野の情報、資料の特性 (2)電子メディア 6 回 ・自然科学・技術分野の情報、資料の特性 (1)印刷メディア 7 回 ・自然科学・技術分野の情報、資料の特性 (2)特許資料、電子ジャーナル 8 回 ・法令・判例情報、統計情報、医学情報、その他 Ⅲ - 24 育 内 容 平 科目名 資料組織概説 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420ー2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 印刷資料、非印刷資料、電子資料とネットワーク情報資源からなる図書館情報資源の組織化 の理論と技術について、書誌コントロール、書誌記述法、主題分析、メタデータ、書誌デー タの活用方法等を解説する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における資料組織の現状 を分析し、組織化の理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び、適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。 柴田正美「資料組織概説」日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日本図書館協会「日本十進分類法」(新訂9版)日本図書館協会 日本図書館協会「日本目録規則 1987年版改訂3版」日本図書館協会 Ⅲ - 25 授 業 回 数 1 回 ・資料組織の意義と理論 2 回 ・書誌コントロールのお定義、標準化 3 回 ・書誌情報の作成、流通、分類の歴史 4 回 ・コンピュータによる目録作成 5 回 ・記述目録法の基礎 6 回 ・目録記述の単位、順序 7 回 ・目録記述作成の実際 (1)基本型 8 回 ・目録記述作成の実際 (2)タイトル、著者、版表示 9 回 ・目録記述作成の実際 (3)出版、形態、シリーズ 別 Ⅲ - 26 教 育 内 容 10 回 ・目録記述作成の実際 (4)注記、レコード、標目 11 回 ・目録記述作成の実際 (5)主題分類、件名 12 回 ・主題分析と分類法 (1)書架分類、書誌分類 13 回 ・主題分析と分類法 (2)日本十進分類法(a) 14 回 ・主題分析と分類法 (3)日本十進分類法(b) 15 回 ・図書記号法、コンピュータ目録作成(OPAC) Ⅲ - 27 平 科目名 資料組織演習 成 22 年 度 授業回数 15 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 M棟408(420ー2666) 教育目標: 多様な情報資源に関する書誌データの作成、主題分析、分類作業、統制語彙の適用、メタデ ータの作成等の演習を通して、情報資源組織業務について、実践的な能力を養成する。 学生の学習成果: よく利用している近くの公共図書館、本学あるいは他の大学図書館における資料組織化の現 状を分析し、その理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び、適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。 古田憲一「資料組織演習」日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 石 田 常 亜 参考図書等 日本図書館協会「日本十進分類法」(新訂9版)日本図書館協会 日本図書館協会「日本目録規則 1987年版改訂3版」日本図書館協会 Ⅲ - 28 授 業 回 1 ・資料組織演習の概要 回 ・書誌ユーティリティーの解説 2 ・単行資料の記述 回 3 回 数 別 教 育 ・OPAC利用の解説 (1)総則、各書誌事項の記述(a) ・単行資料の記述 (2)各言語事項の記述(b) 4 ・各種資料の記述、継続資料の記述 回 5 ・各種の記述様式 回 6 ・標目および排列 回 7 ・例題及び総合演習問題(1) 回 8 ・例題及び総合演習問題(2) 回 9 ・主題分析及び件名作業、演習 回 Ⅲ - 29 内 容 10 ・分類の意義、分類作業 回 11 回 12 回 13 回 14 回 ・分類記号付与の実際 (1)分類規定 ・分類記号付与の実際、演習 (2)人文科学 ・分類記号付与の実際、演習 (3)社会科学 ・分類記号付与の実際、演習 (4)自然科学・技術 15 ・図書記号、別置記号の付与、コンピュータ目録作成 回 Ⅲ - 30 平 科目名 成 児童サービス論 質問受付の方法: 22 年 度 授業回数 8 携帯電話 080-6236-8366 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 浦上とし子 e-mail:[email protected] 教育目標: 乳・幼児期から少年期にかけて、限りない可能性に向かって心身ともにたくましく成長してい 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 く時期に、論理的思考に支えられた豊かな人間性を養うため図書館の児童サービスが果たす役割 はきわめて大きく、図書館の三つの重点目標の一つに上げられている。 この児童サービスについて、広い視野に立った意義・目的を踏まえながら、実践力につながる 具体的な内容に関わる次の4点を主な目標とする。 ① 児童の発達段階とそれぞれの段階に応じた絵本・お話が果たす役割について理解する。 ② 選書のための基礎知識と、優れた絵本・児童文学を知る。 ③ 児童と本を結ぶサービスの実際を体験を通して理解する。 ④ 読み聞かせの基本技能を修得する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4点に関する知識・技能を修得する。 汎用的学習成果として、より知識を広げていこうという意識を涵養する 教 育 方 授 業 の 進 め 方 予 習 ・ 復 習 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 第1∼6回は、講義を中心にして進めるが、単元ごとに、実演等により具体的・実践 的な理解を促す時間を設ける。 ・ 第7回では、読み聞かせの実習を行う。 ・ 授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・ 授業後に、「授業回数別教育内容」に記された復習を求める。 法 テ キ ス ト ・ 堀川照代編著/JLA 図書館情報学テキストシリーズ 11『児童サービス論 日本図書館協会、1998年 新訂版』 以下の4点の学習成果について、その獲得度合いを量的に評価し、おおよその配点を「①:②: 学 習 評 価 ③:④:⑤=10:40:20:20:10」とする。 ① 児童サ‐ビスの概要・意義目的を理解している。 (→試験) ② 児童の発達段階と、それぞれの段階に応じた絵本・お話が果たす役割について理解して いる。(→試験) ③ 基本的な選書の基準を理解している。(→試験) 方 ④ 児童と本を結ぶ様々な方法について理解している。(→試験) 法 ⑤ 自分で本を選び練習をして、読み聞かせができる。 の 評価は、試験・実習・課題の結果を総合して実施する。 なお、課題は授業毎に提出させ未提出の場合は10点減点する(欠席も同様)。 参考図書等 注 意 事 項 ・ 佐々木宏子著「絵本と想像性」高文堂出版 1989 ・ 佐々木宏子著「絵本は赤ちゃんから」新曜社 ・ 松居直著「わたしの絵本論」国土社 2006 1981 ・ 岡本夏木「子どもとことば」岩波新書 1982 ・ 脇明子「読む力は生きる力」岩波書店 2005 ・ 日本子どもの本研究会編「子どもの発達と読書の楽しさ」国土社 Ⅲ - 31 1986 授 1 回 2 回 3 回 児童サービスの歴史 児童サービスの意義・目的 読み聞かせの実演 児童資料の類型 発達段階に合わせた児童サ‐ビス1‐1 発達段階に合わせた児童サ‐ビス1‐2 ・ 乳児期の子どものための読み聞かせ実演 ・ 乳児期の子どものための児童資料 発達段階に合わせた児童サ‐ビス2‐1 発達段階に合わせた児童サ‐ビス2‐2 ・ 幼児期の子どものための読み聞かせ実演 ・ 幼児期の子どものための児童資料 内 容 発達段階に合わせた児童サ‐ビス3‐1 小学校低・中・高学年の子どもへの働きかけと環境整備 発達段階に合わせた児童サ‐ビス3‐2 ・ 小学校低・中・高学年の子どものための読み聞かせとブックトーク ・ 小学校中・高学年の子どものための児童資料 発達段階に合わせた児童サ‐ビス4 ・ Y.A(中高生)への働きかけと環境整備 ・ Y.A(中高生)のための児童資料 発達段階に合わせた児童サ‐ビスのまとめ 児童サービスの方法・技術1 ・ おはなしの会のもち方 ・ 紙芝居の演じ方 児童サービスの方法・技術2 ・ その他 読み聞かせ実習1 ・ 絵本探し ・ 育 幼児期の子どものへの働きかけと環境整備 ・ ・ 教 乳児期の子どもへの働きかけと環境整備 ・ 読み聞かせの練習 読み聞かせ実習 2 ・ 8 回 別 5 回 7 回 数 講義内容の説明・評定の仕方 6 回 回 4 回 業 読み聞かせの実施 ストーリーテリングの実際 総括 Ⅲ - 32 平 科目名 成 図書及び図書館史 22 年 授業回数 度 8 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 石 田 常 亜 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M棟408(420ー2666) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 情報の発生、文字の歴史、図書の形態、写本、印刷、普及、流通、電子出版等の歴史的展開、 併せて印刷メディアの保存、蓄積場所としての図書館の発生、展開、今後について解説する。 学生の学習成果: 文化の伝承機関である図書館、及び各種の類縁機関としての文書館、博物館等を見学、研修 しながらその収蔵物、歴史についての理解を深めさせる。 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト及び適宜作成したプリント、資料により進める。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 授業の冒頭、前回の講義内容を復唱しながら、新しい講義へと進む。 小黒浩司「図書及び図書館史」日本図書館協会 全講義終了後、単位認定のための筆記試験を実施する。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日本図書館協会「図書館ハンドブック」 (第6版)日本図書館協会 藤野幸雄「世界の図書館百科」日外アソシエーツ Ⅲ - 33 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 ・古代の文字、記録類、文庫の歴史 2 回 ・中世の記録物、図書館の歴史 3 回 ・近世の印刷術、図書館の歴史 4 回 ・近代の図書館の歴史 5 回 ・外国の図書館の歴史:ヨーロッパ、アメリカ、中国、韓国等 6 回 ・日本の古代、中世の古記録、図書館の歴史 7 回 ・日本の近世、近代図書館の歴史、国立国会図書館の歴史 8 回 ・今後の図書、図書館、電子図書館 Ⅲ - 34 容 平 科目名 成 22 コミュニケーション論 年 度 授業回数 8 教 単位数 育 計 1 画 担当教員 尾崎聡 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 【教育目標】 この授業は司書科目のコミュニケーション論であるので図書館や社会教育の視点にも重点 をおき、公共サービス場面での人間関係構築能力、環境適応能力、情報収集能力、異文化理 解能力、異文化感受性、人間性尊重などについての常識を知り、理解することを目標とする。 【学生の学習成果】 公共サービス場面での人間関係構築能力、環境適応能力、情報収集能力、異文化理解能力、 異文化感受性、人間性尊重などについての常識を知り、理解するようになった結果、年齢・ 性別・国籍・民族などから生育環境まで自分と異なる存在に対しても透き通った眼差しで偏 見無く接し、自分と異なる意見や考えに耳を傾けることができる能力、すなわちコミュニケ ーション能力の基盤形成ができる (講義・演習・実験・実習・実技) 授 業 担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、図書館司書資格に特化された受講 の 者なので古典的な博物学のようなものから現代的な情報学のようなものにいたるまで 進 幅広い教養形成も要求され、人文∼社会∼自然諸科学と多様なメディアを教材にしな め 方 がらコミュニケーション論の諸概念を明らかにしていく。 予 習 ・ 復 習 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。各回に示す次回の参考文献または 参考映像について概要を知っておくことを予習、当日の参考文献または参考映像につ いてやや詳細に調べるのを復習とする。予習・復習はノートに書くこと。ノート提出 の際に取り組み具合を拝見する。 特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。 【達成基準】 公共サービス場面での人間関係構築能力、環境適応能力、情報収集能力、異文化理解能力、 異文化感受性、人間性尊重などについての常識を知り、理解するようになった結果、年齢・ 性別・国籍・民族などから生育環境まで自分と異なる存在に対しても透き通った眼差しで偏 見無く接し、自分と異なる意見や考えに耳を傾けることができる能力、すなわちコミュニケ ーション能力の基盤形成ができていることを、期末試験における論述で証明すること。答案 は以下の 4 つの観点から採点する 1.コミュニケーション性、すなわちコミュニケーションにおける関心のもとに題材が選ばれ、考察されて いるか(25%) 2.公共性、すなわち公共サービスの場面への関心のもとに題材が選ばれ、考察されているか(25%) 3.専門性、すなわち選ばれた題材が図書館、社会教育的な観点から考察されているか(25%) 4.普遍性、すなわち選ばれた題材が偏見にとらわれず、広い視点から考察されているか(25%) 【評価方法】 筆記試験。1500 字の論述を課する(90%) ノート提出または終盤戦レポート。試験前に受講者各自の「人生の諸段階、発達的危機、徳 の獲得、人間的成熟」への興味関心の発達度を確認する(10%) 欠席回数 (‐4)点 参考図書は各回ごと指示する Ⅲ - 35 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ■ガイダンス ■授業テーマ 社会教育施設とコミュニケーション ■授業内容 様々な利用者と要求される様々な接遇マナー、パブリックな空間としての図書 館、要求される市民応対 【参考資料・映像】図書館マンの人生、 『耳をすませば』 (図書館員の父 月島靖也、都会の 図書館、飲食スペース、手書きカードからコンピュータ管理の時代へ、) 2 回 ■授業テーマ 現代の図書館(コンピュータ革命・インターネット革命以後の図書館) ■授業内容 様々な図書館、現代図書館が扱う情報・メディア、電子メディアは本当には半 永久的に保存され、汎用なのか 【参考映像】爆問学問『国立国会図書館』 3回 ■コンピュータ革命以後の図書館・博物館コミュニケーション論 ■授業テーマ 利用者からの検索依頼と対応 ■授業内容 膨大な資料をデータベース化せよ(コンピュータは計算機か、検索機か)。 【参考文献】梅棹忠夫『博物館と情報』 (中公新書)、『知的生産の技術』 (岩波新書 【参考映像】 『明智少年の事件簿(金田一少年の事件簿より)』1980 年代、またパソコンが 一家に 1 台、一人 1 台ではなかった頃、学校備品の Mac はあこがれの的であった。Mac を 軽々と使いこなし、プログラムも書換える 天才 明智少年に注目(今では天才でも何でも ないこと、情報の技術と成果享受は民主化されていった)。 4 回 ■授業テーマ コンピュータ革命・インターネット革命以後の職務環境とコミュニケーショ ン論(現代の特徴は、王侯貴族・特権階級だけでなく庶民までが最高レベルの技術と知識を 享受できることである。) ■授業内容 ビジネス用OS、コンピューターソフト誕生の物語 【参考文献】 『電子立国 日本の自叙伝』『新・電子立国』(NHK 出版) 【参考映像】授業中の居眠りによってパソコン用表計算ソフトを夢想した男、ブルックリン 5回 6 回 7回 ■授業テーマ シリーズ(名著・名作にみるコミュニケーション論)① ■授業内容 コミュニケーションの種類 親から子へと語り伝える家族の歴史 【参考文献・映像】70 年代の世界的名作小説・映画『ルーツ』 (アメリカの黒人家族はたっ た数代前の先祖でさえたどることができない。それは、たとえ夫婦となっても相手が他所へ 売られる、子供が生まれても他所へ売られるようなことが当たり前だったからである。この 物語は奇跡的にも親から子供へ、子供から孫へと語り継がれた家伝によって祖先をアフリカ の地までたどることが出来た例である。 ) ■授業テーマ シリーズ(名著・名作にみるコミュニケーション論)② ■授業内容 コミュニケーションの単位 家族の絆と民族性 【参考映像】 『ある愛の詩』 (イギリス系アメリカ人の青年と、イタリア系アメリカ人の女性 の恋愛物語だが、両者の社会・経済的地位、宗教、家族愛のあり方の違いに注目) 監督 アーサー・ヒラー:1970,映画『ある愛の詩』 ,アメリカ,CIC 配給、ライアン・オニール Ryan O'Neal アリ・マッグロー Ali MacGraw 【参考文献】越智道雄:1998、『ワスプ(WASP)』,中公新書 ■授業テーマ シリーズ(名著・名作にみるコミュニケーション論)③ ■授業内容 コミュニケーションの歴史 戦後日本の家族 【参考文献・映像】TVドラマ『ありがとう』 『肝っ玉かあさん』 から『時間ですよ』 『寺 内貫太郎一家』 そして『北の国から』 『金曜日の妻たちへ』 まで(高度成長期の頃、 「ホ ームドラマにおける家族の倫理」とでも言うべきものがあったという。つまりお茶の間番組 では非行、夫婦の不仲、離婚 など家族関係学でいう家族病理は題材として使わないという 約束事があった。しかし、70 年代以降ホームドラマの主流は人情ドラマからシリアスドラ マと移っていき、ついには家族の現実を先取りするようになっていった。 Ⅲ - 36 8 回 ■授業テーマ シリーズ(名著・名作にみるコミュニケーション論)④ ■授業内容 異文化コミュニケーション フロンティアの異文化にあこがれた 19 世紀のアメリカ軍人 ジョン・ダンバー中尉の物語 【参考映像】監督ケヴィン・コスナー Kevin Costner:1990,映画『ダンス・ウィズ・ウ ルブズ』,アメリカ,ケヴィン・コスナー Kevin Costner,東宝配給 Ⅲ - 37 平 科目名 成 生 涯 学 習 概 論 1st (社会教育主事) 22 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 金川舞貴子 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月 ・ 木 9:30∼11:30 ( ※ 変 更の 場 合 は 授業 で 説 明 し ま す) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 本 講 義 で は 、 生 涯学 習 に 関 す る 以 下 の 項 目 に つ い て 基 本 的 な 知 識の 定 着 を 図 る 。 ・ 生 涯 学 習 の 概念 ・ 生 涯 学 習 社 会に お け る 教 育 改 革 の 歴 史 ・ 生 涯 学 習 社 会に お け る 発 達 課 題 ・ 生 涯 学 習 を 支え る 様 々 な 学 習 機 会 の 意 義 ・ 役 割 学 生 の 学 習 成 果 :専 門 的 学 習 成 果 と し て は 、 上 記 の 基 礎 的 知 識 を修 得 す る 。 汎 用 的 学 習 成 果 と し て は、 ① コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 、 ② 社 会 教 育 に 携わ る こ と を 志 す 者 と し て 、 ま た 一 社会 人 と し て 教 育 や 地 域 づ く り に つ い て 真 摯 に 考え る 姿 勢 ・ 態 度 を 身につける。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 教 授 業 の 進 め 方 ・ 主 と し て 講 義 形式 で 行 う 。 ・ 受 講 者 の 理 解 を促 進 さ せ る た め 、 講 義 中 に 小 テ ス ト を 課 す 。 育 方 予 習 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回 習 ・ の 授 業 で ポ イ ン トを 示 す 。 法 復 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 佐 々 木 正 治 編 著 『生 涯 学 習 社 会 の 構 築 』 福 村 出 版 、2007 年 。 必 要 に 応 じ て プ リン ト を 配 布 す る 。 達 成 基 準 : 以 下 の学 習 成 果 に つ い て 、 同 等 の 比 重 を か け て 評 価 する 。 ・ 生 涯 学 習 の 概 念に つ い て 理 解 す る 。 ・ 生 涯 学 習 に 関 連す る 学 問 領 域 の 諸 理 論 に つ い て 基 礎 的 知 識 を 修得 す る 。 ・ 生 涯 学 習 政 策 の歴 史 に つ い て 理 解 す る 。 ・ 地 域 に 開 か れ た学 校 開 放 の 在 り 方 に つ い て 考 察 す る 。 ・ わ が 国 の 生 涯 学習 の 現 状 や 課 題 を 認 識 し た う え で 、 自 分 の 意 見を 表 明 す る こ と が できる。 学 習 評 価 は 、 試 験 ( 70% )、 小 テ ス ト ( 20% )、 課 題 ( 10% ) で 行 う 。 な お 、 遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。 注 意 事 項 参考図書等 関 口 礼 子 ・ 小 池 源吾 他 著 『 新 し い 時 代 の 生 涯 学 習 』 有 斐 閣 ア ル マ、2002 年 。 そ の ほ か 、 授 業 中に 適 宜 紹 介 す る 。 Ⅳ - 1 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン 授 業 概 要 と 評 価 方法 、 本 講 義 の ル ー ル を 説 明 す る 。 【 課 題 】 自 分 の これ ま で の 学 び を 振 り 返 る 。 2 ・ 3 回 生 涯 学 習 と は 何 か、 今 な ぜ 生 涯 学 習 が ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ る の か 生涯学習が提唱され、定着する過程を押さえ、生涯学習の基本的な考え方を理解 する。 学 習 と 教 育 の 違 いを 理 解 し 、 生 涯 学 習 、 生 涯 教 育 、 社 会 教 育 の 概念 を 整 理 す る 。 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 及 び 参 考 図 書 1-16 頁 4 回 社 会 変 化 と 生 涯 学習 高度情報化、少子高齢化、国際化、男女共同参画など、様々に特徴づけられる今 日 の 社 会 に お い て生 涯 学 習 が ど の よ う な 意 味 を 持 つ の か を 考 え る。 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 及 び 教 科 書 13-25 頁 5 回 発 達 段 階 に 応 じ た学 習 ハヴィガーストやエリクソンらの発達課題論・発達段階論をもとに、人生の発達 段 階 に 応 じ た 学 習に つ い て 考 え る 。 【 復 習 】 参 考 図 書 17-32 頁 6 ・ 7 回 生 涯 学 習 社 会 の 理念 と 構 想 生 涯 学 習 体 系 の目 指 す「 学 習 社 会 」に つ い て 、理 論 的 な 流 れを 踏 ま え て 理 解 す る 。 また、生涯学習社会の基盤づくりとしてどのような取組みがなされてきたかを理解 する。 【 復 習 】 教 科 書 26-39 頁 8 回 生 涯 学 習 と 社 会 教育 の 歴 史 (1) 明 治 に お け る 社 会教 育 の 創 始 期 か ら 戦 後 初 期 の 展 開 期 ま で の 歴 史を 理 解 す る 。 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 9 ・ 10 回 生 涯 学 習 と 社 会 教育 の 歴 史 (2) 国際社会において生涯教育が提唱されて以降、今日に至るまでのわが国の生涯学 習 に 関 す る 議 論 を、 各 種 答 申 の 内 容 を 押 さ え な が ら 理 解 す る 。 【課題】文部科学省のホームページをチェックし、中央教育審議会を始め、各種答 申 に つ い て 調 べ る。 Ⅳ - 2 11 回 生 涯 学 習 で の 学 習課 題 社会教育という枠を超えた幅広い観点から、成人の生活全般から考えられる学習 課 題 に つ い て 整 理す る 。 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 12 回 生涯学習の機会 生涯学習を支える様々な学習機会を取り上げ、其々が果たす役割や意義について 学ぶ。 【 復 習 】 教 科 書 109-120 頁 【 課 題 】 県 や 市 の広 報 誌 な ど を 見 て 、 ど の よ う な 学 習 機 会 が あ るか を 調 べ る 。 13 回 生 涯 学 習 と 学 校 教育 ( 1 ) 生涯学習の考え方は、学校の伝統的な観点、役割の転換を要請する。そこで、生 涯 学 習 の 考 え 方 に基 づ い た 学 校( 初 等・中 等 学 校 )の 在 り 方 や役 割 に つ い て 考 え る 。 【 課 題 】 ビ デ オ 教材 を 視 聴 し 、 学 校 教 育 の 在 り 方 に つ い て 考 え たこ と を 論 じ る 。 14 回 生 涯 学 習 と 学 校 教育 ( 2 ) 前回のテーマに続き、大学の場合を取り上げ、欧米とわが国の大学開放の歴史、 現 状 、 課 題 に つ いて 考 え る 。 【 復 習 】 参 考 図 書 219-234 頁 15 回 試験対策 こ れ ま で の 学 習内 容 の 総 復 習 Ⅳ - 3 平 科目名 成 生 涯 学 習 概 論 2nd (社会教育主事) 22 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 金川舞貴子 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月 ・ 木 9:30∼11:30 ( ※ 変 更の 場 合 は 授業 で 説 明 し ま す) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 法 教 育 目 標 : 生 涯 学習 に つ い て 、 以 下 の 諸 点 に 関 す る 基 礎 的 知 識 の定 着 を 図 る 。 1 . 人 間 の 発 達 とそ の 諸 課 題 2 . 家 庭・学 校・地域 社 会 に お け る 教 育・学 習 活 動 3 . 各 発 達 段 階 にお け る 内 的・外 的 な 発 達 資 産 4 . 発 達 資 産 の 獲得 、 創 造 、 共 有 、 蓄 積 の 意 義 学 生 の 学 習 成 果 :専 門 的 学 習 成 果 と し て 、 上 記 の 項 目 に 関 す る 基礎 的 知 識 や 考 え 方 を 修 得 す る。汎 用 的 学 習 成 果 と し て、① 専 門 的 知 識 を 使 用 し て 論理 的 に 思 考 す る 力 、 ② 自 分 の 考 え を 適切 な 表 現 で 的 確 に 伝 え る と 同 時 に 他 者 の 考 え を理 解 す る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 、③ 社 会 教 育 に 携 わ る こ と を 志 す 者 と し て 、 ま た一 社 会 人 と し て 教 育 や 地 域 づ く り につ い て 真 摯 に 考 え る 姿 勢 ・ 態 度 、 を 涵 養 す る 。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 授 業 1. 講 義 、 個 人 発 表 、お よ び 質 疑 応 答 を 授 業 の 主 要 な 構 成 要 素 と す る。 の 2. 各 受 講 生 ( 個 人 な い し グ ル ー プ ) が 担 当 す る 箇 所 を 決 め 、 当 該 箇 所 に つ い 進 て、受講生が作成したレジュメをもとに発表を行う。レジュメは早期に作 め 成 し 、 発 表 ま で に一 度 は 担 当 教 員 の チ ェ ッ ク を 受 け る こ と 。 方 3 . 発 表 を も と に、 質 疑 応 答 を 行 う 。 ま た 、 以 上 の 内 容 を 補 う 講義 を す る 。 予 習 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回 習 ・ の授業で示す。 復 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 立 田 慶 裕 ・岩 槻 知 也 編 著 『 家 庭 ・学 校 ・社 会 で 育 む 発 達 資 産 』 北 大 路 書 房 、 2007 年。 以 下 の 5 つ の 学 習成 果 に つ い て 、「 ① :② :③ :④ :⑤ = 1 :2 :2 :1 :1 」の 比 重 を か け て 評 価す る 。 ① 生 涯 学 習 の 観 点か ら 、 人 間 の 発 達 と そ の 諸 課 題 に つ い て 理 解 する 。 ② 生 涯 学 習 の 観 点か ら 、家 庭・学 校・地 域 社 会 に お け る 教 育・学 習活 動 に つ い て 理 解 す る。 ③ 生 涯 学 習 の 観 点か ら 、 各 発 達 段 階 に お け る 内 的・外 的 な 発 達 資産 を 理 解 す る 。 ④ 生 涯 学 習 の 観 点か ら 、発 達 資 産 の 獲 得 、創 造 、共 有 、蓄 積 の 意 義 に つ い て 考 え る 。 ⑤ 教 科 書 の 担 当 箇所 に つ い て 、 ポ イ ン ト を 的 確 に と ら え た レ ジ ュメ を 作 成 ・ 発 表 で きる。 学 習 評 価 は 、 学 期 末 試 験 ( 60%)、 レ ジ ュ メ 発 表 ( 20% )、 小 テ ス ト ( 20% ) に よ り 行 う 。 な お 、 遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。 参考図書等 授 業 中 に 適 宜 紹 介す る 。 Ⅳ - 4 授 業 回 数 別 教 育 1 回 ・ オ リ エ ン テ ー ショ ン : 授 業 概 要 と 評 価 方 法 を 説 明 ・ 前 期 「 生 涯 学 習概 論 1st」 の 復 習 2 回 生 涯 学 習 と 発 達 資産 ( 1 ) ・ 生 涯 学 習 の 理 念と 発 達 資 産 の 視 点 【 復 習 】1∼7 頁 【 予 習 】7∼15 頁 3 回 生 涯 学 習 と 発 達 資産 (2) ・ 発達資産の諸相 ・ 発達資産論の意義 【 復 習 】7∼15 頁 【 予 習 】16∼26 頁 4 回 幼 児 期 の 内 的 な 発達 資 産 を 育 む ・ 幼 児 期 の 発 達 課 題と 内 的 資 産 ・ 変 容 す る 社 会 状 況と 親 の 子 育 て 観 ・ 変 わ る 基 本 的 価 値観 【 復 習 】16∼26 頁 【 予 習 】27∼41 頁 5 回 幼 児 の た め の 外 的な 発 達 資 産 と 地 域 づ く り ・ 幼 児 期 の 体 験 と 環境 ・ 幼 児 期 に お け る 外的 発 達 資 産 ・ 外 的 資 産 と し て の地 域 づ く り 【 復 習 】27∼41 頁 【 予 習 】42∼54 頁 6 回 児 童 期 の 内 的 資 産と 学 習 課 題 ・ 児童期の発達課題 ・ 現 代 日 本 に お け る子 ど も の 状 況 と 学 習 課 題 ・ 児 童 期 の 発 達 を 促進 す る 内 的 資 産 【 復 習 】42∼54 頁 【 予 習 】55∼67 頁 7 回 児 童 の た め の 外 的な 発 達 資 産 と 地 域 づ く り ・ 児 童 期 の 発 達 の ため の 資 産 ・ 現 代 社 会 の 子 ど もた ち ・ 発 達 を 阻 害 す る 課題 と 克 服 の た め の 資 産 【 復 習 】55∼67 頁 【 予 習 】68∼79 頁 8 回 青 年 期 の 内 的 な 発達 資 産 と 学 習 課 題 ・ 青年期の発達課題 ・ 青 年 期 の 内 的 な 発達 資 産 ・ ニ ー ト 、 ひ き こ もり 問 題 と 発 達 資 産 【 復 習 】68∼79 頁 【 予 習 】80∼93 頁 Ⅳ - 5 内 容 9 回 青 年 の 社 会 参 加 と外 的 な 発 達 資 産 ・ 青 年 の 社 会 的 自 立の た め に ・ 青年の現状 ・ 青年の課題 【 復 習 】80∼93 頁 【 予 習 】94∼107 頁 10 回 就職と生涯学習 自らの学習によって職業を選択し、人生を選択していくことについて考える。ま た 学 校 に お け る 職業 指 導 や 就 職 後 の 企 業 内 教 育 に つ い て 、そ の 意 義 と 課 題を 考 え る 。 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 11 回 成 人 期 の 内 的 な 発達 資 産 と 学 習 課 題 ・ 成 人 期 を 取 り 巻 く新 た な 状 況 ・ 成 人 期 の 学 習 課 題と 内 的 な 発 達 資 産 ・ 成 人 期 の 発 達 資 産を 高 め る 視 点 【 復 習 】94∼107 頁 【 予 習 】108∼121 頁 12 回 成 人 の 社 会 参 加 と外 的 な 発 達 資 産 ・ 成人期の多様性 ・ 成人期の課題 ・ 成 人 期 の 外 的 発 達資 産 【 復 習 】108∼121 頁 【 予 習 】122∼134 頁 13 回 高 齢 期 の 内 的 な 発達 資 産 ・ 高 齢 社 会 と 発 達 資産 ・ 高 齢 期 の 学 習 の 現状 と 課 題 ・ 高 齢 期 の 内 的 資 産と そ の 学 習 課 題 ・ 高 齢 期 の 学 習 効 果向 上 の た め の 工 夫 【 復 習 】122∼134 頁 【 予 習 】135∼147 14 回 高 齢 期 の 社 会 参 加と 外 的 な 発 達 資 産 ・ 高齢者の社会参加 ・ 福 祉 行 政 系 列 の 社会 参 加 の 場 ・ 教 育 行 政 系 列 の 社会 参 加 の 場 ・ 民 間 な ど に お け る社 会 参 加 の 場 【 復 習 】135∼147 頁 【 予 習 】148∼164 頁 15 回 学 習 の た め の 資 産形 成 に 向 け て ・ 資源と資本と資産 ・ 共 に 生 き る こ と を学 ぶ 過 程 ・ 資 産 の 蓄 積 と 共 有化 を 図 る ・ 発 達 資 産 の 課 題 と活 用 【 復 習 】148∼164 頁 Ⅳ - 6 平 科目名 成 社 会 教 育 計 画 1st (社会教育主事) 22 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 金川舞貴子 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月 ・ 木 9:30∼11:30 ( ※ 変 更の 場 合 は 授業 で 説 明 し ま す) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 「 生 涯 学 習 社 会 」に お い て 、 住 民 の 主 体 的 学 習 を 保 障 ・ 支 援 す るた め に ど の よ う な 社 会 教 育 計 画 が求 め ら れ て い る の か 。 本 講 義 で は 、 政 策 レ ベ ルか ら 個 別 の 学 習 プ ロ グ ラ ム に 及 ぶ 社会 教 育 計 画 の 理 論 と 実 践 に つ い て 、 以 下 の よ うな 基 礎 的 知 識 の 定 着を図る。 ・ 生 涯 学 習 推 進 施策 の 意 義 と 体 系 ・ 多 様 な 学 習 者 の特 性 、 学 習 支 援 者 の 役 割 ・ 学 習 情 報 の 提 供、 学 習 相 談 の 意 義 ・ 生 涯 学 習 の 観 点か ら の ま ち づ く り 学生の学習成果: 専 門 的 学 習 成 果と し て は 、 社 会 教 育 計 画 に 関 す る 上 記 の 基 礎 的知 識 を 理 解 ・ 修 得 す る 。 汎 用 的 学 習成 果 と し て は 、 論 理 的 思 考 力 、 他 者 理 解 力 を 身に つ け る 。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) ・ 主 と し て 講 義 形式 に よ っ て 行 う 。 ・ 受 講 者 の 理 解 を促 進 す る た め に 、 講 義 中 に 小 テ ス ト を 課 す 。 ・ 授 業 時 間 外 に 取り 組 む レ ポ ー ト 課 題 を 課 す 。 育 予 方 習 習 1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については、毎回 ・ の授業で示す。 復 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 佐 々 木 正 治 編 著 『生 涯 学 習 社 会 の 構 築 』 福 村 出 版 、2007 年 。 達 成 基 準:以 下 の 学 習 成 果 に つ い て 、「 ①: ②: ③: ④ = 1: 2: 1: 1 」の 比 重 を かけて評価する。 ① 生 涯 学 習 推 進 施策 の 意 義 と 体 系 に つ い て 基 礎 的 知 識 を 修 得 す る。 ② 様 々 な 学 習 者 の特 性 、 学 習 支 援 者 の 役 割 を 理 解 す る 。 ③ 学 習 情 報 の 提 供、 学 習 相 談 の 意 義 を 理 解 し 、 現 状 と 課 題 を 認 識す る 。 ④ 生 涯 学 習 の 観 点か ら の ま ち づ く り の 現 状 と 課 題 を 認 識 す る 。 学 習 評 価 は 、 最 終 試 験 ( 60% )、 小 テ ス ト (20% )、 課 題 ( 20% ) に よ っ て 評 価 す る 。 な お 、 遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席 1 回につき減点 1 とする。 参考図書等 関 口 礼 子 ・ 小 池 源吾 他 著 『 新 し い 時 代 の 生 涯 学 習 』 有 斐 閣 ア ル マ、2002 年 。 そ の ほ か 、 授 業 中に 適 宜 紹 介 す る 。 Ⅳ - 7 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン ・ 講 義 概 要 と 評 価方 法 の 説 明 2 回 生 涯 学 習 推 進 計 画と 社 会 教 育 計 画 と の か か わ り 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 3 回 生 涯 学 習 推 進 計 画の 企 画 ・ 立 案 の 概 要 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 【 課 題 】 自 分 の 出身 の 地 方 自 治 体 の 生 涯 学 習 推 進 計 画 に つ い て 調べ る 。 4 回 生 涯 学 習 推 進 の 組織 、 推 進 体 制 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 5 回 生 涯 学 習 と 学 習 者( 1 ) ノールズのアンドラゴジー論を中心に、成人学習者の特性および課題について考 える。 【 復 習 】 教 科 書 83-89 頁 6 回 生 涯 学 習 と 学 習 者( 2 ) 学習者の中でも特に生涯学習の完成期にあたる高齢者の特性および課題について 考える。 【 復 習 】 教 科 書 90-94 頁 7 回 生 涯 学 習 と 支 援 者・ 指 導 者 ( 1 ) 生涯学習における支援者・指導者の位置づけや、学習活動の進展に応じた役割に ついて考える。 【 復 習 】 教 科 書 95-102 頁 8 回 生 涯 学 習 と 支 援 者・ 指 導 者 ( 2 ) 支 援 者 ・ 指 導 者 の類 型 と 養 成 ・ 研 修 に つ い て 学 ぶ 。 【 復 習 】 教 科 書 102-107 頁 【 課 題 】 ビ デ オ 教材 を 視 聴 し 、 自 分 の 考 え を 小 レ ポ ー ト に ま と める 。 9 回 生 涯 学 習 と 指 導 者・ 支 援 者 ( 3 ) 社会教育主事に何が期待されているのか。高度化する社会教育主事養成について 学ぶ。 【 復 習 】 配 布 プ リン ト Ⅳ - 8 10 回 生 涯 学 習 情 報 の 提供 と 学 習 相 談 ( 1 ) 学 習 情 報 と は 何か 、 学 習 情 報 提 供 の 動 向 に つ い て 学 ぶ 。 【 復 習 】 教 科 書 162-170 頁 【課題】インターネット等を用いて、どのような学習情報がどのように提供されて い る の か を 調 べ る。 11 回 生 涯 学 習 情 報 の 提供 と 学 習 相 談 ( 2 ) 情報社会における学習情報の内容や方法について学び、学習情報提供と学習相談 の課題を考える。 【 復 習 】 教 科 書 170-176 頁 12 回 生 涯 学 習 の ま ち づく り 施 策 の 展 開 ( 1 ) 生涯学習のまちづくりの展開について、1 週目は各種答申をもとに行政施策の歴 史と概要を学ぶ。二週目は具体事例に基づき、地域レベルでのまちづくりの現状と 課題を考える。 【 復 習 】 教 科 書 57-63 頁 、 配 布 プ リ ン ト 13 回 生 涯 学 習 の ま ち づく り 施 策 の 展 開 ( 2 ) 生涯学習のまちづくりの展開について、具体事例に基づき、地域レベルでのまち づ く り の 現 状 と 課題 を 考 え る 。 【 復 習 】 教 科 書 63-69 頁 、 配 布 プ リ ン ト 14 回 生 涯 学 習 成 果 の 評価 と 認 証 【 復 習 】 教 科 書 177-191 頁 15 回 試 験 対 策 : こ れ まで の 授 業 内 容 の 総 復 習 Ⅳ - 9 平 科目名 成 社 会 教 育 計 画 2nd (社会教育主事) 22 年 度 授 業 回数 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 金川舞貴子 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 〔e-mail〕[email protected] M 棟 410 月 ・ 木 9:30∼11:30 ( ※ 変 更の 場 合 は 授業 で 説 明 し ま す) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 前 期 「 社 会 教 育 計画 」 で 学 ん だ 基 礎 的 知 識 を も と に 、 よ り 具 体 的な 学 習 プ ロ グ ラ ム を 企 画 立 案 ・ 運営 す る た め の 実 践 的 な 力 量 を 育 成 す る 。 学生の学習成果: 専 門 的 学 習 成 果 とし て は 、 学 習 プ ロ グ ラ ム の 企 画 ・ 立 案 、 実 施 の具 体 的 手 法 を 修 得 す る 。 汎 用 的 学習 成 果 と し て は 、 ① コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 、② 他 者 の 主 体 的 学 習 を 支 援 す る 社 会教 育 関 係 者 と し て ふ さ わ し い 態 度 や 自 己 管 理 力を 身 に つ け る 。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 教 授 業 の 進 め 方 ・ 講 義 と 参 加 型 学習 を 組 み 合 わ せ な が ら 行 う 。 ・ 授 業 中 に 課 題 を出 し 、 授 業 時 間 を 複 数 回 使 っ て 取 組 む 。 育 方 予 ・1 回 の 授 業 に 対 し て 予 習・復 習 が 必 要 で あ る 。そ の 内 容 は 毎 回 の 授 業 で 示 す 。 習 習 ・ ・課題遂行のため、授業時間外に各自で調べ物をし、作業を進めることを求め 法 復 る。 テ キ ス ト 成 績 評 価 の 方 法 注 意 事 項 廣瀬隆人他『生涯学習支援のための参加型学習のすすめ方∼「参加」から「参 画 」 へ ∼ 』 ぎ ょ うせ い 、2000 年 。 達 成 基 準 : 下 記 の項 目 に つ い て 、 同 等 の 比 重 を か け て 評 価 す る 。 ・ 社 会 教 育 調 査 に関 す る 基 礎 的 知 識 を 修 得 す る 。 ・ 学 習 プ ロ グ ラ ムの 企 画 立 案 ・ 運 営 ・ 評 価 に 関 す る 基 本 的 知 識 を修 得 す る 。 ・ ア ン ケ ー ト を 作成 す る こ と が で き る 。 ・ 学 習 プ ロ グ ラ ムを 作 成 す る こ と が で き る 。 ・ 参 加 型 学 習 の 意義 に つ い て 理 解 し 、 い く つ か の 手 法 を 実 践 す るこ と が で き る 。 学習評価は、期末試験(50%)、課題(50%)によって行う。 遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。 正当な理由なく提出物が遅れた場合についても減点 1 とする。 参考図書等 授 業 中 に 適 宜 紹 介す る 。 Ⅳ - 10 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・ オ リ エ ン テ ー ショ ン : 講 義 概 要 と 評 価 方 法 の 説 明 ・ 前 期 「 社 会 教 育計 画 」 の 復 習 2 回 社 会 教 育 調 査 ( 1) ∼ 社 会 教 育 調 査 と は 何 か 、 調 査 方 法 の 概 要 ∼ 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 【 課 題 】 イ ン タ ーネ ッ ト 等 を 利 用 し て 、 ア ン ケ ー ト の 具 体 例 を 収集 す る 。 3 5 回 社 会 教 育 調 査 ( 2)( 3 )( 4 ) ∼ ア ン ケ ー ト 作 成 ∼ 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 【 課 題 】 授 業 中 の指 摘 を 踏 ま え て ア ン ケ ー ト を 修 正 す る 。 6 回 学 習 プ ロ グ ラ ム の「 企 画 ・ 立 案 」 力 【 復 習 】 教 科 書 14-19 頁 7 回 学 習 プ ロ グ ラ ム の「 デ ザ イ ン 」 力 ( 1 ) 【 復 習 】 教 科 書 20-25 頁 8 回 学 習 プ ロ グ ラ ム の「 デ ザ イ ン 」 力 ( 2 ) 【 復 習 】 教 科 書 26-43 頁 9 回 参 加 型 学 習 の す すめ 方 【 復 習 】 教 科 書 46-63 頁 10 回 参 加 型 学 習 ア ク ティ ビ テ ィ の 展 開( 1)∼ デ ィ ベ ー ト、KJ 法 、ブ レ ー ンス ト ー ミ ン グ等∼ 【 復 習 】 教 科 書 64-71 頁 11 回 参加型学習アクティビティの展開(2)∼ラベルトーキング、ロールプレイ、フィ ー ル ド ワ ー ク 、シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 、ア イ ス ブ レ イク等∼ 【 復 習 】 教 科 書 72-91 頁 Ⅳ - 11 12 回 学 習 プ ロ グ ラ ム の作 成 ( 1 ) ∼ 学 習 プ ロ グ ラ ム の 企 画 ・ 立 案 の 視点 ・ 手 順 の 概 要 ∼ 【予習】県や市、公民館等の広報紙やインターネットを用いて、どのような学習プ ロ グ ラ ム が 実 施 され て い る か を 調 べ る 。 【 課 題 】・ 各 自 が関 心 の あ る 学 習 プ ロ グ ラ ム を 作 成 す る 。 ・ 自 治 体 の 生 涯 学習 推 進 計 画 や 社 会 教 育 計 画 、 各 種 デ ー タ を 収 集す る 。 13 回 学 習 プ ロ グ ラ ム の作 成 ( 2 ) 【 課 題 】 授 業 中 の指 摘 を 踏 ま え て 、 学 習 プ ロ グ ラ ム を 修 正 す る 。 14 回 学 習 プ ロ グ ラ ム の作 成 ( 3 ) ∼ 学 習 プ ロ グ ラ ム の 発 表 ・ 質 疑 応 答∼ 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 15 回 ・ 生 涯 学 習 社 会 実現 に む け た 社 会 教 育 計 画 、 魅 力 的 な 学 習 プ ロ グラ ム と は ・試験対策 Ⅳ - 12 平 科目名 成 社会教育演習(情報 検索演習) 22 年 授 業 回数 度 15 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail、 オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 単位数 育 2 計 画 担当教 員 正司 和彦 e-mail:[email protected] 教育目標 社 会 教 育 を 行 う のに 必 要 な 能 力 の 獲 得 を 目 的 と し て、以 下 に 示 す 情 報 検 索 能 力 の 形 成 を 行う。 1 コ ン ピ ュ ー タと イ ン タ ー ネ ッ ト に 関 す る 知 識 2 情 報 検 索 技 術に 関 す る 知 識 2 情 報 源 と 情 報流 通 に 関 す る 知 識 3 デ ー タ ベ ー スに ア ク セ ス し 検 索 す る 技 術 学生の学習成果 教 育 目 標 に 掲 げ た情 報 検 索 に 関 す る 知 識 お よ び 技 術 を 獲 得 す る。ま た 、社 会 人・職 業 人 と し て 必 要 と な る自 己 管 理 力 ・ 倫 理 観 を 獲 得 す る 。 授 業 の 進 め 方 予 習 ・ 復 習 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 教 ( 講 義 、 演 習 、 実験 、 実 技 ) ・ 情 報 検 索 に お ける 基 礎 知 識 の 習 得 を 目 的 に 、 テ キ ス ト に 沿 っ て講 義 す る ・ 演 習 で は 、 適 宜課 題 を 出 し 、 検 索 能 力 の 定 着 を 図 る 。 ・ 毎 授 業 回 前 に 「授 業 回 数 別 教 育 内 容 」 に 記 さ れ た 予 習 を 求 め る。 ・ 毎 授 業 回 に 講 義内 容 や 演 習 の 見 直 し や ま と め の 復 習 を 求 め る 時 実 像 一 、 小 野 寺夏 生 , 都 築 泉 『 情 報 検 索 の 知 識 と 技 術 』、 情報 科 学 技 術 協 会 以 下 の 項 目 に つ いて そ の 獲 得 度 合 い を 評 価 す る 。 1 コ ン ピ ュ ー タと イ ン タ ー ネ ッ ト に 関 す る 仕 組 み に つ い て 理 解し て い る 。 2 情 報 検 索 の 方法 に つ い て 理 解 し て い る 。 3 情 報 源 ( デ ータ ベ ー ス 含 む ) の 特 性 と 内 容 に つ い て 理 解 し てい る 。 4 デ ー タ ベ ー スを 適 切 な 方 法 で 検 索 で き る 。 理 解 度 に つ い て は 3 項 目 に つ い て同 程 度 の 比 重 を か け る 。 評 価 の 実 施 は、上 記 1 ∼ 3 の 理 解 に つ い て の 学 期 末 定 期 試 験 の 結果 、予 習・復 習 の 実 施 度、上 記 4 を 含 む 演習 課 題 の 結 果 を 5:1:4 の 割 合 で 評 価 点 を出 す 。自 己 管 理 力・倫 理 観 に つ い て は 受 講態 度 に 問 題 が あ る 旨 の 注 意 1 回 に つ き 2 点 を 、ま た 欠 席 は 1 回に つ き 2 点 を 評 価 点 か ら 減ず る 。 注 意 事 項 Ⅳ - 13 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 オリ エン テー ショ ン ・授 業概 要の 説明 ・学 習成 果、 学習 評価 方法 の説 明 情報 社会 と情 報検 索 復 習 : 授 業 内 容 を振 り 返 る 。 情報検索の基礎 2 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を見 直 し て 講 義 内 容 の 要 点 を 理 解 す る 。 情報検索の仕組み 3 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 情報の流通 4 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 コ ン ピ ュ ー タ シ ステ ム 5 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 イ ン タ ー ネ ッ ト とWebの 仕 組 み 6 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 情報検索システム 7 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 検 索 エ ン ジ ン と Web 情 報 資 源 8 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 Ⅳ - 14 容 授 業 回 数 別 教 育 内 デ ー タ ベ ー ス の 基礎 9 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス トを 見 直 し て 講 義 内 容 の 要 点 を 理 解 す る 。 Web 情 報 資 源 の 探 し 方 10 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス トを 見 直 し て 講 義 内 容 の 要 点 を 理 解 す る 。 図書情報の探し方 11 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 雑 誌 記 事 情 報 の 探し 方 12 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス トを 見 直 し て 講 義 内 容 の 要 点 を 理 解 す る 。 情報の分析 13 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 知的財産の保護 14 回 予 習 : テ キ ス ト を通 読 す る 。 復 習 : テ キ ス ト を 見 直 し て 講 義 内 容 の 要点 を 理 解 す る 。 これ まで の授 業の 振り 返り とま とめ 15 回 予習 :テ キス トに 目を 通し これ まで の授 業内 容 を整 理す る。 復 習 : 1 4 回 の 授業 内 容 の ま と め Ⅳ - 15 容 平 科目名 成 社会教育演習 (教 育 相 談 演 習) 22 年 度 授 業 回数 教 15 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 単位数 計 2 画 担当教 員 竹中 一平 [email protected], OH:土 曜 2,3 限 教育目標: 学 校 教 育 に お け る実 効 あ る 教 育 相 談 の 進 め 方 に つ い て 、 実 務 的 な演 習 を 行 い な が ら 学 ぶ こ と を 目 標と す る 。 学生の学習成果: ・ 学 校 教 育 に お ける 教 育 相 談 の 位 置 づ け と 意 義 が 分 か る ・ 児 童 生 徒 相 互 の好 ま し い 人 間 関 係 を 育 て る 予 防 的 心 理 教 育 の 方法 を 身 に つ け る ・ 児 童 生 徒 の 問 題行 動 を ど の よ う に ア セ ス メ ン ト す る か 分 か る ・ 教 育 相 談 を 行 う教 師 と し て の 使 命 感 や 倫 理 観 を 身 に つ け る 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 主 と し て 演 習 形 式で 授 業 を 進 め る 。 具 体 的 に は 、模 擬 面 接や デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 、レ ポ ー ト の 執 筆 な どを 通 し て 、 学 校 教 育 に お い て、 現 実 に 教 育 相 談 を 進 め ら れ る よ う に な る た めに 、 問 題 解 決 型 の 学 習 を 進め る 。 課 題 と 演 習 が 多 いた め 、 積 極 的 な 受 講 姿 勢 が 求 め ら れ る 。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 予 習 : 各 回 の テ ーマ で 教 育 相 談 の 模 擬 演 習 を 行 う た め 、 十 分 に 心構 え を し て参加すること 復 習 :15 回 の 授 業 終 了 後 に 、全 体 を ま と め た レ ポ ー ト を 提 出 す るた め 、各 回 の 学 習 内 容 を 踏ま え て 徐 々 に レ ポ ー ト を 作 成 し て お く こ と 資料を配布する 以 下 の 4 つの 学 習 成 果 に つ い て 、 そ の 獲 得 度 合 を 量 的 に 評 価 する 。 そ の 際 、 授 業 回 数 を 勘 案 し 、 およ そ ①30%、 ②40%、 ③20%、 ④10%の 比 重 を かけ る 。 ① 学 校 教 育 に お け る教 育 相 談 の 位 置 づ け と 意 義 を 理 解 す る ② 児 童 生 徒 相 互 の 好ま し い 人 間 関 係 を 育 て る 予 防 的 心 理 教 育 の 方 法を 身 に つ け る ③ 児 童 生 徒 の 問 題 行動 を ど の よ う に ア セ ス メ ン ト す る か 分 か る ④ 教 育 相 談 を 行 う 教師 と し て の 使 命 感 や 倫 理 観 を 身 に つ け る な お 、 評 価 の 実施 は 、 授 業 で 行 う 課 題 及 び 最 終 レ ポ ー ト の 内 容を 総 合 し て 行 う 。 受講態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないと し て 、 ④ の 比 重 から 適 宜 減 点 す る 。 参考図書等 ・ 一 丸 藤 太 郎 ・ 菅野 信 夫 (2002). 学校教育相談 ミ ネ ル ヴ ァ書 房 その他 ・ 教 育 相 談 の 講 義を 受 講 し て い る こ と を 履 修 の 条 件 と す る Ⅳ - 16 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【 オ リ エ ン テ ー ショ ン 】 講 義 の 目 標 ・ 進 め方 ・ 成 績 評 価 の 方 法 に 関 す る 説 明 本 講 義 で 修 得 し てほ し い 事 柄 に 関 す る 説 明 教育相談の目的 復 習 事 項 : 講 義 内容 で 理 解 不 十 分 な 箇 所 ・ 不 明 な 箇 所 を ま と め てく る 2 回 【 学 校 教 育 の 教 育課 程 に お け る 「 生 徒 指 導 」 と 「 教 育 相 談 」 の 位置 づ け 】 ・ 生 徒 指 導 場 面 と教 育 相 談 場 面 の 違 い に つ い て 、 模 擬 面 接 を 実 施し 理 解 す る 予 習 事 項 : 人 前 でし ゃ べ る た め の 心 構 え を し て お く 復習事項:生徒指導と教育相談の違いに注目し、本日の内容についてレポートを作 成する 3 回 【 人 間 関 係 を 育 てる ソ ー シ ャ ル ス キ ル ト レ ー ニ ン グ 】 ・ ソ ー シ ャ ル スキ ル ト レ ー ニ ン グ (SST) を 実 施 す る 予 習 事 項 : 人 前 でし ゃ べ る た め の 心 構 え を し て お く 復 習 事 項 :SST の一 連 の 流 れ と 効 果 に つ い て ま と め た レ ポ ー ト を作 成 す る 4 回 【 ス ト レ ス マ ネ ジメ ン ト 教 育 】 ・ 自 律 訓 練 法 の実 習 を 行 う 予 習 事 項 : 自 分 自身 の ス ト レ ス マ ネ ジ メ ン ト に つ い て ま と め て おく 復習事項:児童生徒へのストレス教育を踏まえ、本日の内容についてレポートを作 成する 5 回 【 児 童 生 徒 の 理 解を 深 め る に は ( 実 態 把 握 の ア セ ス メ ン ト )】 ・ 児 童 生 徒 の 実態 把 握 の た め の イ ン テ イ ク 面 接 に つ い て 、 模 擬面 接 を 行 う 予 習 事 項 : 人 前 でし ゃ べ る た め の 心 構 え を し て お く 復 習 事 項 : カ ウ ンセ リ ン グ の 一 連 の 流 れ に つ い て ま と め た レ ポ ート を 作 成 す る 6 回 【「 不 登 校 」 と 「ひ き こ も り 」 の 理 解 と 対 応 】 ・ 行 動 療 法 と 系統 的 脱 感 作 法 に つ い て 実 習 を 行 う 予 習 事 項 : 第 5 回に 配 布 し た 資 料 を 使 い リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 の練 習 を し て お く 復 習 事 項 : 行 動 療法 を 用 い た 不 登 校 へ の 対 処 に つ い て レ ポ ー ト を作 成 す る 7 回 【「 い じ め 」 の 理解 と 対 応 】 ・ い じ め に 対 する 介 入 に つ い て 、 い く つ か の 場 面 を 設 定 し た 実習 を 行 う 予 習 事 項 : 第 6 回 に 配 布 し た 資 料 を 読 み いじ め の 場 面 に つ い て自 分 の 考 え を ま と め ておく 復 習 事 項 : 教 育 相談 の 観 点 か ら の い じ め に 対 す る 対 処 に つ い て レポ ー ト を 作 成 す る 8 回 【 学 校 教 育 の 実 際と 教 育 相 談 1 】 ・ 学 校 教 育 の 事例 に つ い て デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 行 う 予 習 事 項 : 第 7 回 に 配 布 し た 資 料 を 読 み 自分 の 考 え を 発 表 で きる よ う に ま と め て お く 復 習 事 項 : 本 日 の内 容 に つ い て レ ポ ー ト を 作 成 す る 9 回 【 学 校 教 育 の 実 際と 教 育 相 談 2】 ・ 学 校 教 育 の 事 例に つ い て デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 行 う 予 習 事 項 : 第 8 回 に 配 布 し た 資 料 を 読 み 自分 の 考 え を 発 表 で きる よ う に ま と め て お く 復 習 事 項 : 本 日 の内 容 に つ い て レ ポ ー ト を 作 成 す る Ⅳ - 17 10 回 【 学 校 教 育 の 実 際と 教 育 相 談 3】 ・ 学 校 教 育 の 事例 に つ い て デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 行 う 予 習 事 項 : 第 8 回 に 配 布 し た 資 料 を 読 み 自分 の 考 え を 発 表 で きる よ う に ま と め て お く 復 習 事 項 : 本 日 の内 容 に つ い て レ ポ ー ト を 作 成 す る 11 回 【 教 育 相 談 の 組 織運 営 と 年 間 計 画 】 ・ 教 育 相 談 の 年間 計 画 に つ い て 、 実 際 に 計 画 を 考 え な が ら 学 ぶ 予 習 事 項 : 年 間 の教 育 相 談 業 務 に ど の よ う な も の が あ る か 調 べ てお く 復 習 事 項 : 授 業 にお い て 作 成 し た 年 間 計 画 を 清 書 し 仕 上 げ る 12 回 【 発 達 障 害(LD,AD/HD,高 機 能 自 閉 症 等) の 理 解 】 ・ 発 達 障 害 に 関す る DVD を 視 聴 す る 予 習 事 項 :LD、AD/HD、 自 閉 症 の 3 種 類 の 発 達 障 害 に つ い て 概 要を 調 べ て お く 復 習 事 項 : 視 聴 した DVD の 内 容 に つ い て ま と め た レ ポ ー ト を 作 成す る 13 回 【 特 別 支 援 教 育 にお け る 「 個 別 の 指 導 計 画 」 の 作 成 】 ・ 特 別 支 援 教 育に 関 す る 指 導 計 画 の 立 案 を 行 う 予 習 事 項 : 第 12 回 の 授 業 を 参 考 に し 、3 種 類 の 発 達 障 害 の う ち 1 つ に 絞 っ て 指 導 計 画 を 考 え てお く 復 習 事 項 : 授 業 にお い て 作 成 し た 指 導 計 画 を 清 書 し 仕 上 げ る 14 回 【 保 護 者 と の 相 談の 進 め 方 ( 家 庭 訪 問 の ポ イ ン ト )】 ・ 家 庭 訪 問 に おけ る 保 護 者 と の 相 談 に つ い て 模 擬 面 接 を 行 う 予 習 事 項 : 自 分 自身 の 親 に 対 し て 、 教 師 に よ る 家 庭 訪 問 の 様 子 尋ね て お く 復 習 事 項 : 本 日 の内 容 に つ い て レ ポ ー ト を 作 成 す る 【まとめと討論】 ・ 教 育 相 談 の 意 義に つ い て デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 行 う 15 回 Ⅳ - 18 平 科目名 地球環境問題 成 22 年 授 業 回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教 員 池ノ内 昌弘 質 問 受 付 の 方 法 ( e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): [email protected]、 水 曜 日 以 外 の 午 後 D204 教 教育目標: 2 1 世 紀 に 生 き る私 達 人 類 に 共 通 す る 課 題 と し て 「 地 球 環 境 問 題」 を 取 り 上 げ 、 育 目 自 己 の 地 球 市 民 とし て の 見 識 を 高 揚 す る こ と を 目 的 と す る 。環 境 問 題 を世 界 の 人 々 、 標 そ の 活 動 に 目 を 向け 考 え る と 共 に 、 身 近 な と こ ろ で 環 境 を 考 え 行動 し て い き 、 地 球 と 学 に や さ し い 暮 ら し、 社 会 活 動 を 行 う 力 を 育 成 す る 。 生 の 学生の学習成果: 学 環 境 問 題 を 概 念的 に 捉 え る 能 力 、 解 決 策 を 企 画 ・ 提 案 す る 力 、環 境 保 全 に 向 け た 習 成 行 動 力 、 環 境 に 配慮 し た 社 会 活 動 態 様 を 身 に 付 け る 。 果 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 教 授 業 の 進 め 方 環 境 問 題 の 概 論を 講 義 し 、 環 境 問 題 の 本質 の 理 解 を 進 め る。 各 論 に つ い て 講 義 と グ ル ー プ 発 表・ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 併行 し て い く。 受 講 生 は グ ル ー プ を 構 成 し 、 テ ーマ を 選 び 、 そ の 内 容 に つ い て 資料 収 集 ・ 分 析 する 。 グ ル ー プ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン し て レポ ー ト に ま と め 、 発 表 す る。 担 当 教 員 が 講 評 を行 い 、 各 テ ー マ の ポ イ ン ト、 補 足 事 項 を 講 義 し て 理 解 を 深 め る 。 ま た、 ビ デ オ 等 視 聴 覚 に よ る 理 解 、 簡 易 な 実験 等 体 験 学 習 も 適 宜 入 れ る 。 予 習 ・ 復 習 各 回 に お い て 、 次回 授 業 の テ ー マ に 関 す る 資 料 収 集 及 び テ ー マ の本 質 を 分 析 、 検 討 し た 結 果 を まと め 予 習 し て お く 。 授 業後 、 講 義 や グ ル ー プ 発表 の 内 容 に つ い て の グ ル ー プ ディ ス カ ッ シ ョ ン 、 問 題 点 の 復 習 を す る。 各 グ ル ー プ は 、 与 え ら れ た テ ー マ に つい て 事 前 調 査 、分 析、ま と め を 発 表 の 時 期 に 合わ せ て 進 め る 。 育 方 法 テ 稲 生 勝 、岩 佐 茂 、大 日 方 聡 夫 、吉埜 和 雄:2009、第 2 版『 環 境 リテ ラ シ ー 』、 ト キ リベルタ出版 ス 及び、プリント 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 到達基準 1 . 環 境 問 題 の 本質 を 理 解 す る 2 . 地 球 環 境 問 題, 地 域 環 境 問 題 の 現 象 ・ 原 因 ・ 対 策 を 理 解 す る 3 . 環 境 問 題 に 対処 す る 自 ら の 行 動 を 示 す 評価方法 環 境 問 題 に つ い ての 認 識 度 ・ 思 考 過 程 を 主 と し て 評 価 対 象 と す る。 期 末 試 験( 60% )、レ ポ ー ト( 資 料 収 集・分 析 ) (20% ),発 表・討 論 等 アク テ ィ ビ テ ィ (20% ) を評 価 し て 、 総 合 得 点 が 60 点 以 上 と す る 。 欠席 2 回 目 か ら 1 回 に つ き 2点減点する。 自 然 へ の 関 心 、 大切 に す る 心 を 持 っ て 授 業 に 臨 む こ と を 期 待 す る。 学習のポイントは、環境問題の本質を見失わないこと。 Ⅳ - 19 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】本科目の教育目標についてシラバスを中心に説明し、全授業 回数の授業内容・授業の進め方を明らかにする。地球環境問題、身近な環境問題を概 説 し 、 学 習 の 方 向付 け を 行 う 。 2 回 テ ー マ:生 物 が つく り 変 え た 地 球 環 境 「 物 質 循 環 ・ エ ネ ル ギ ー と 環 境 」「 自 然 史 の 壮 大 な 循 環 ド ラ マ 」「 循 環 を 機 軸 と す る 社 会」を考える。 3 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 1 ) 「 地 球 温 暖 化 は すで に 始 ま っ て い る 」 に つ い て 学 ぶ と と も に デ ィス カ ッ シ ョ ン す る 。 4 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 2 ) 「 地 球 の 大 気 と オ ゾ ン 層 の 破 壊 」「 危 機 に 瀕 す る 「 水 惑 星 」」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ ションする。 5 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 3 ) 「 木 を 枯 ら し 、 土 を 壊 す 酸 性 雨 」「「 母 な る 海 」 の 汚 染 」「 森 林 の 価 値 と 破 壊 」「 生 物 の 多 様 性 と そ の 危 機」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 。 6 回 テ ー マ:地 球 規 模の 環 境 破 壊 ( 4 ) 「 豊 か な 大 地 の 形成 と 砂 漠 化 」 「 戦 争 は 最 大の 環 境 破 壊」に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ンする。 7 回 テ ー マ:地 球 の 環境 破 壊 と し て の 公 害 ( 1 ) 「 高 度 経 済 成 長 が も た ら し た 公 害 」「 工 場 と ク ル マ が 起 こ し た 大 気 汚 染 」「 土 と 水 を 汚 染 す る ハ イ テ ク 」に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 。 8 回 テ ー マ:地 球 の 環境 破 壊 と し て の 公 害 ( 2 ) 「 種 の 存 続 を 脅 かす 環 境 ホ ル モ ン 」 「 食 の 安全 と 環 境」に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン する。 9 回 テ ー マ:地 球 の 環境 破 壊 と し て の 公 害 ( 3 ) 「 失 わ れ る 日 本 の自 然 環 境 」 「 安 ら ぎ を 奪 う騒 音 公 害」に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン する。 Ⅳ - 20 10 回 11 回 テ ー マ:経 済 活 動の な か の 環 境 問 題 ( 1 ) 「 工 業 化 が も た ら し た 深 刻 な 環 境 破 壊 」「 大 規 模 開 発 に よ る 生 態 系 の 破 壊 」「 エ ネ ル ギ ー と 環 境 問 題 」 につ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る 。 テ ー マ:経 済 活 動の な か の 環 境 問 題 ( 2 ) 「 環 境 問 題 と し ての 廃 棄 物 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン す る。 12 回 テ ー マ:経 済 活 動の な か の 環 境 問 題 ( 3 ) 「 持 続 可 能 な 社 会の 実 現 に 向 け て 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョン す る 。 13 回 テ ー マ:環 境 保 全に 向 け て ( 1 ) 「 市 場 経 済 と 環 境 問 題 」「 国 連 の 取 り 組 み 」「 日 本 の 環 境 政 策 の あ ゆ み と 現 状 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッシ ョ ン す る 。 14 回 テ ー マ:環 境 保 全に 向 け て ( 2 ) 「 環 境 先 進 国 の 取 り 組 み 」「 国 際 的 な ル ー ル づ く り 」「 環 境 権 思 想 か ら 環 境 法 体 系 へ 」 「 環 境 保 全 を 支 える 環 境 意 識 」 に つ い て 学 び デ ィ ス カ ッ シ ョ ン する 。 15 回 テ ー マ:環 境 教 育が め ざ す も の 環 境 教 育 に つ い て学 び 、 環 境 問 題 を 総 合 的 に デ ィ ス カ ッ シ ョ ン する 。 Ⅳ - 21 平 科目名 成 22 青 少 年 問 題 と 社 会教 育 年 授 業 回数 オ フ ィ ス ア ワ ー 等: B 棟 4 0 3 研 究 室 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 度 教 15 育 単位数 月 曜 日 pm4:20∼5:30 計 2 画 担当教 員 青木 恒弘 (要 事 前 申 し 出 ) 教 育 目 標 : 本 講で は 、青 少 年 一 人 一 人 に 豊 か な 人 間 性 を は ぐ くみ 、「 生 き る 力 」を 培 っ て い く た め に展 開 さ れ る 地 域 の 様 々 な 教 育 活 動 に 取 り 組 ん でい く た め の 方 法 に ついて論じる。 1 . 青 少年 の 生 活 と 意 識 2 . 青 少年 の 現 状 と 問 題 性 3 . 青 少年 に 関 す る 国 の 施 策 、 環 境 の 整 備 4 . 青 少年 の 非 行 ・ 問 題 行 動 の 防 止 と 処 遇 等 に つ い て 、生 涯 学 習 を 推 進 す る コ ー デ ィ ネ ー タ と し て の 理解 を 深 め る 。 学 生 の 学 習 成 果 : 専 門 的 学 習 成 果 と し て 、 教 育 目 標 に 掲 げ る 社会 教 育 に か か る 基 礎 的 知 識 を 修 得 する と と も に 、社 会 人 と し て の あ る べ き 姿 勢 に つい て 考 察 を 深 め る 。 ま た 、 汎 用 的 学習 成 果 と し て 、 ① 保 育 者 に ふ さ わ し く な い 言 動を 知 り 、 そ う し な い よ う に 努 力 す る力 、 ② 論 理 的 思 考 力 を 涵 養 す る 。 授 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 業 ・ 講 義 方 式 を 基 本と す る 。 の ・ そ の 日 の 講 義 内容 を 確 認 す る た め 、 終 講 時 に 小 レ ポ ー ト を 課 す。 進 め ・ 学 生 自 身 の 生 活に 身 近 な 科 目 で あ る こ と を 踏 ま え 、 具 体 的 に 広い 視 野 で 話 を 方 進める。 予 習 ・ 復 習 ・毎 授 業 回 前に 、 「 授 業 回 数 別 教 育 内 容」に 記 さ れ た 予 習 を 求 め る。教 材・資 料 を 事 前 に 配 布 す るの で 、 熟 読 し て 内 容 の 把 握 に 努 め る 。 ・ 毎 授 業 回 後 に 復習 を 求 め る 。 そ の 際 、 レ ポ ー ト と す る 場 合 が ある 。 法 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・ 配 布 資 料 に よ り行 う 。 ・ 以 下 の 4 つ の 領域 に つ い て の 学 習 成 果 を 量 的 に 評 価 し ま す 。 1 . 現 代 の 青 少 年の 生 活 、 意 識 の 実 態 2 . 上 記 を 含 め た青 少 年 の 現 状 と 社 会 病 理 と の 関 連 3 . 国 の 各 種 施 策お よ び 社 会 環 境 の 整 備 状 況 4 . 非 行 ・ 問 題 行動 の 実 態 と そ の 防 止 な ら び に 改 善 策 等 に つ い て の 基本 的 理 解 の 程 度 に つ い て 判 定 し ま す 。 ・各 種 レ ポ ー ト 30%、期 末 テス ト 50% 、受 講意 欲・ 態 度 20% の 比 率 で評 価 を 行 い ま す 。 ・講義中に適宜指名し質問を行い、学習状況を確認します。また終講時のレポートの内 容 不 足は 減 点 の 対 象 にし ま す の で 、 復習 等 の 学 習 は 確 実に し て お い て くだ さ い 。 ・遅 刻・早 退は 3 回 で 欠 席 1回 に 換 算 。終 講 時の レ ポ ート の 不 提 出 は 早退 と み な し ま す 。 ・上 記 のほ か 、各 位 に 有 利 な加 点 を 行 い ます 。内 容 を 聞き 逃 さ な い よ うに し て く だ さ い 。 1 . 参 考 図 書 等 :適 宜 提 示 し ま す 。 2 . 私 語 は 厳 禁 とし ま す 。 わ た し が 教 壇 に 立 っ た 時 点 で 私 語 は やめ て く だ さ い 。 ま た 、 講 義 中 の い ねむ り も や め て く だ さ い 。 そ の よ う な 方 は 、 体 調不 良 者 と し て 、 休 養 室 へ の 移 動 を指 示 し ま す の で ご 留 意 く だ さ い 。 Ⅳ - 22 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 業 回 数 別 教 育 ・ オ リ エ ン テ ー ショ ン 本 授 業 計 画 に つ いて 説 明 現 代 社 会 にお け る 青 少 年 の 生 活 と 意 識 青 少 年 の 基 本 的 生活 時 間 お よ び 社 会 的 生 活 時 間 (復習)配布資料 ・ 青 少 年 の 自 由 活動 時 間 、 自 由 時 間 で の 行 動 ・ マ ス メ デ ィ ア との 接 触 、 レ ジ ャ ー 活 動 ・ 友 人 と の 会 話 、遊 び 場 、 友 人 や 家 族 と の 話 し 合 い (復習)配布資料 ・青少年の意識 ・ 自 分 の こ と お よび 家 庭 の こ と (復習)配布資料 ・ 先 輩 ・ 上 司 の こと お よ び 社 会 ・ 国 の こ と (復習)配布資料 ・ 現 代 青 少 年 像 、共 通 の 特 性 と 問 題 (復習)配布資料 ・ 青 少 年 の 現 状 、人 口 と そ の 動 態 (復習)配布資料 ・ 青 少 年 の 教 育 概況 ・ 学 校 教 育 人 口 の推 移 お よ び 学 校 教 育 条 件 の 整 備 (復習)配布資料 ・ 青 少 年 の 労 働 人口 ・ 就 業 状 況 、 新 卒者 の 就 職 状 況 ・ 同 離 職 状 況 、 労働 条 件 (復習)配布資料 Ⅳ - 23 内 容 9 回 ・ 青 少 年 の 非 行 ・問 題 行 動 ・ 刑 法 犯 少 年 、 触法 少 年 ・ 道 路 交 通 法 違 反等 問 題 行 動 の 諸 形 態 (復習)配布資料 10 回 ・ 青 少 年 に 関 す る国 の 施 策 (復習)配布資料 11 回 ・ 青 少 年 育 成 国 民運 動 (復習)配布資料 12 回 ・ 施 設 の 整 備 お よび 青 少 年 指 導 者 の 養 成 (復習)配布資料 13 回 ・ 家 庭 に 関 す る 施策 ・ 学 校 に 関 す る 施策 ・ 職 場 に 関 す る 施策 ・ 社 会 環 境 の 整 備に 関 す る 施 策 ・ 有 害 環 境 の 浄 化( マ ス コ ミ ・ 出 版 ・ 放 送 ・ ビ デ オ 。 新 聞 ・ 雑 誌ほ か ) (復習)配布資料 14 回 ・ 少 年 の 非 行 防 止と 非 行 少 年 の 処 遇 ・ 非 行 の 防 止 活 動お よ び 補 導 非 行 少 年 の 処 遇 (復習)配布資料 15 回 ・ 社 会 教 育 全 般 の諸 問 題 ( 復 習 ) 期 末 テ スト の 準 備 Ⅳ - 24 平 科目名 成 22 ライフステージと生活課 題 年 度 授 業 回数 1 5 教 単位 数 育 2 計 画 担当教 員 尾崎聡 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): [email protected] 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 育 方 法 【教育目標】 この授業は「現代人が人生の各段階でどのような発達的危機に直面しその中でどの ような徳を獲得し、そして成熟していくのか」ということについて基本的知識を身 に 付 け る こ と を 目標 と す る 【 学 生 の 学 習 成 果】 ( 社 会 教 育 主 事 と して の「 ラ イ フ サ イ ク ル 学・ラ イ フ ヒ ス ト リ ー 学 に 関 す る 基 本 的知 識 ・ 理 解 」、 汎 用 的 学 習 成 果 「 意 見 ・ 価 値 」) 現 代 人 に お け る 人生 の 諸 段 階 、 各 段 階 に お い て 直 面 す る 発 達 的 危機 、 危 機 を 乗 り 越 え た と き に 獲 得 され る 徳 、 人 間 的 成 熟 に つ い て 概 観 で き る よ う にな っ て い る 授 業 の 進 め 方 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 (講義) 担 当 教 員 が 準 備 し、 進 行 さ せ て い く 講 義 で あ る が 、 社 会 教 育 主 事任 用 資 格 取 得 に 特 化 さ れ た 受 講者 な の で 対 話 に よ っ て 各 自 の 頭 脳 を 活 性 化 さ せな が ら 進 め て い く 。 ま た 毎 回 、積 極 的 に 画 像 ・ 図 像 、 映 像 を 使 っ て ビ ジ ュ ア ル的 に 理 解 を 補 っていく。 1 回 の 授 業 に 対 して 予 習 ・ 復 習 が 義 務 付 け ら れ る 。 各 回 に 示 す 次回 の 参 考 文 献 ま た は 参 考 映 像 につ い て 概 要 を 知 っ て お く こ と を 予 習 、 当 日 の 参考 文 献 ま た は 参 考 映 像 に つ い てや や 詳 細 に 調 べ る の を 復 習 と す る 。 予 習 ・ 復 習は ノ ー ト に 書 く こ と 。 ノ ー ト 提出 の 際 に 取 り 組 み 具 合 を 拝 見 す る 特 に テ キ ス ト は 指定 し な い が 、 毎 回 参 考 資 料 を プ リ ン ト で 配 布 する 。 【達成基準】 現代人における人生の諸段階、各段階において直面する発達的危機、危機を乗り越 え た と き に 獲 得 され る 徳 、人 間 的 成 熟 に つい て 概 観 で き る よ う にな っ て い る こ と を 、 期末試験における論述で証明すること。人間の一生に関して、ライフサイクル学あ るいはライフヒストリー学的な観点から、適切な題材を自らの力で選び、テーマ設 定 で き る よ う に なっ て い る こ と 。 答 案 は 以 下 の 4 つ の 観 点 か ら 採点 す る 1 . 社 会 性 、 す な わ ち 社 会 的 な 関 心 の も と に 題 材 が 選 ば れ 、 考 察 さ れ て い る か ( 25%) 2 . 個 性 ( 主 体 性 )、 す な わ ち 自 分 の 存 在 や 生 き 方 と 関 連 付 け て 題 材 が 選 ば れ 、 考 察 さ れ て い る か ( 25%) 3 .人 間 科 学 性( 客 観 性 )、す な わ ち 選 ば れ た 題 材 が 人 間 科 学 的 な 観 点 か ら 考 察 さ れ て い る か( 25%) 4 . 哲 学 性 ( 普 遍 性 )、 す な わ ち 選 ば れ た 題 材 が 偏 見 に と ら わ れ ず 、 広 い 視 点 か ら 考 察 さ れ て い る か ( 25%) 【評価方法】 筆記 試験 。1500 字の論 述を 課す る(90% ) ノー ト提 出ま たは 終盤 戦レ ポー ト 。試 験前 に受 講者 各自 の「人 生 の 諸 段 階 、発 達 的 危 機 、 徳 の 獲 得 、 人間 的 成 熟 」 への 興味 関心 の発 達度 を確 認す る(10% ) 欠席 回数 ( ‐2 )点 Ⅳ - 25 注 意 事 項 参 考 図 書 は 各 回 ごと 指 示 す る 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【 ガ イ ダ ン ス 】 教育 目 標 、 教 育 方 法 、 単 位 認 定 、 半 期 の 講 義 計 画に つ い て 予 告 す る 。 な お 幼 児 教 育 学 科は 最 初 の 社 会 教 育 関 係 の 授 業 な の で 社 会 教 育 の世 界( 社 会 教 育 施 設 、 社 会 教 育 主 事な ど ) を 具 体 例 を あ げ て 紹 介 す る 。 【 導 入 】「 ラ イ フサ イ ク ル 」「 ラ イ フ ス テ ー ジ 」 と は 【 参 考 映 像 】 N HK 大 河 『 花 神 』( 吉 田 松 陰 は 人 間 の 一 生 を 四 季に 例 え た ) 2 回 【 ラ イ フ サ イ ク ル、ラ イ フ ス テ ー ジ と は 】人間 の 一 生 を ラ イ フ サイ ク ル 、ラ イ フ ス テ ー ジ と い う 視 点 から 見 る こ と の 意 味 、思 想 性 、そ し て 可 能 性 を 探る 。又 、そ れ ら と は 異 な る 視 点 「 ライ フ ヒ ス ト リ ー 」 に つ い て も 考 え る 。 【 参 考 文 献 】『 論語 』 孔 子 、『 お 気 に 召 す ま ま 』 シ ェ ー ク ス ピ ア 【 参 考 映 像 】「 人間 50 年 」( 信 長 が お気 に 入 り で あ っ た 敦 盛 を 見 る 。 演 ず る は 『 徳 川 の 女 』 で は加 藤 剛 、『 利 家 と ま つ 』 で は 反 町 隆 史 な ど ) 3 回 【 現 代 人 ト ピ ッ ク ス ( 未 婚 率 と 青 年 期 延 長 )】 青 年 後 期 は 大 人 と し て の 実 力 が 厳 し く 試 さ れ る 時 期 で ある 。そ れ だ け に 挫 折 感、絶 望 感 は 深 刻 で あ る。ま た 人 生 の パ ー ト ナ ー と 出 会 い、子 供 を 生 し 、家 族 を 形成 す る 人 も 多 い 。青 年 期 の 発 達 課 題 に は ど ん な も の が あ る の か。そ し て 課 題 達 成 に よ っ てど ん な「 徳」が 獲 得 さ れ る の か を 確 認 する。 【参考映像】フジテレビドラマ『やまとなでしこ』(「女性の最高値(さいたかね)は 27 歳」 なのか?) 4 回 【 現 代 人 ト ピ ッ クス ( 未 婚 率 と 青 年 期 延 長 ) ② 】 【参考映像】NHKドラマ『トップセールス』 (男は大晦日まで、女はクリスマスケーキまで といわれた時代) 5 回 【 青 年 前 期 の 発 達課 題( モ ラ ト リ ア ム 、青 年期 と 不 適 応 、スチ ュ ー デ ン ト ア パ シ ー )】 青年前期は学業、恋愛、仕事探し、経済的自立 などの悩みに直面し、やがて青年 後 期 の ス テ ー ジ へと 移 行 す る 。 【参考映像】驚きももの木 20 世紀『もうひとりのかぐや姫』(1970 年代の日本人の青春) 6 回 【 タ ナ ト ロ ジ ー ( 死 に つ い て 考 え る 学 問 )】 か つ て は 医 療 や 福 祉 の 現 場 で 「 死 」 を 論 ず る な ど き ち が い 沙 汰 で あ っ た。し か し 現 在 で は 医 療 や 福 祉に 従 事 す る も の の 必 須 科 目 に な っ てい る 。 【 参 考 文 献 ・ 参 考 映 像 】 大 原 健 士 郎 『 お れ た ち は 家 族 だ 』( 精 神 科 医 で 終 末 期 医 療 の 専 門 家 で あ る 大 原氏 は 自 ら の 妻 を 癌 で 失 う こ と に な り 、 そ の 終 末期 医 療 の こ と で 、 同 じ く 医 師 で あ る息 子 と 激 し く 対 立 す る ) 7 回 【 老 年 期 の 発 達 課題 】か つ て は 老 後 の 人 生 は 短 か か っ た 。し か し 現 代 人 の 老 後 は 気 が 遠 く な る ほ ど 長 い。 老 年 期 の 発 達 課 題 に は ど ん な も の が あ る の だろ う か の か 。 【 参 考 映 像 】N H K 朝の 連 続 T V 小 説『 ち ゅ ら さ ん 』青 年 期 に 看 護 の道 を 選 び 、結 婚 ・ 退 職 ・ 育 児 の 道 を歩 ん で い た 主 人 公 は 訪 問 看 護 師 と し て 復 職 す る Ⅳ - 26 8 回 9 回 【 ラ イ フ ヒ ス ト リー 】人 間 の 一 生 は ラ イフ サ イ ク ル と い う 観 点 から の み で は 決 し て 解 明されない。人生の一回性に注目したライフヒストリーという観点について考え る。 【 参 考 文 献 】 宮 本 常 一 『 忘 れ ら れ た 日 本 人 』 岩 波 文 庫 、『 自 分 史 の 作 り 方 』 猪 狩 章 、 情報センター 【 像 家族 】江 の 川ラ がイ 廃フ 墟サ とイ なク っル た) 故】「 郷ラ 、天 山 個人 町 をに 訪ね る( 【参 家考 族映 史( イ 竜川 フサ 沿 イい クの ル鉱 」は のみ 適静 用岡 さ県 れ佐 る久 も間 の の 少 年 時 代 ‐ 栃 木県 小 山 に て 高 校 生 怪 物 投 手 ‐ 東 京 六 大 学 ‐ 江 川事 件 ) ではない。 「家 族 」 「 一 族 」と い っ た 人間 集 団 を 例 に と り 、そ の 盛 衰 、興 亡 の 歴 史 を 考える。 【 参 考 文 献 】『 ブッ デ ン ブ ロ ー ク 家 の 人 々 』 T . マ ン 【 参 考 映 像 】 小 説・ テ レ ビ ド ラ マ 『 大 草 原 の 小 さ な 家 』 10 回 【 家 族 史 ( 家 族 のラ イ フ サ イ ク ル ) ② 】 【 参 考 文 献 】『 ブッ デ ン ブ ロ ー ク 家 の 人 々 』 T . マ ン 【 参 考 映 像 】 大 草原 の 小 さ な 家 の 実 話 『 ロ ー ラ と ロ ー ズ の 物 語 』 11 回 【 女 性 の ラ イ フ サ イ ク ル 】 人 間 の 一 生 の 流 れ は 性 別 に よ っ て も 大 き く 異 な る 。「 性 役 割 」 を キ ー ワ ー ドに 、 女 性 特 有 の ラ イ フ サ イ ク ル の 存 在 に つ い て考 え る 。 【 参 考 文 献 】『 ジェ ン ダ ー の 社 会 学 』 江 原 由 美 子 、 せ り か 書 房 【 参 考 映 像 】NHK ド ラ マ 「 蔵 」 宮 尾 登 美 子 原 作 12 回 【 ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー の 確 立 と 人 生 】 人 間 の 一 生 は 「 自 分 と は 何 か 」「 自 分 ら し く 生 き る と は」な ど を 問 い 続 け る 過 程 で あ る。あ ら ゆ る 人 間 科 学 の 基礎 概 念 で あ る「 ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー」 を キ ー ワ ー ド に 人 間 の 一 生 を 概 観 す る 。 【 参 考 文 献 】『 アイ デ ン テ ィ テ ィ ー の 心 理 学 』 鑪 幹 八 郎 、 講 談 社現 代 新 書 【 参 考 映 像 】 テ レビ ド ラ マ 『 北 の 国 か ら 』 13 回 【 思 春 期 の 発 達 課題 】思 春 期 の 発 達 課 題 に は ど ん な も の が あ る のか 。そ し て 課 題 達 成 に よ っ て ど ん な 徳が 獲 得 さ れ る の か を 確 認 す る 。 「 思 春 期 に お け る 性 の 意 識と 行 動 」 思 春 期 と い う ラ イ フ ス テ ー ジ は 近 代 に な っ て 認 識 さ れ る よ う に な っ た 。「 身 体 的 性 成 熟 」と「 精 神 的 性 成 熟 」をキ ー ワ ー ド に 近 代 人 の 人 生 の 難 関 であ る 思 春 期 を 考 え る 。自 分 の 少 年 時 代 の人 間 形 成 を 美 し く 描 写 し 、広 く 国 民 に し た し まれ て い る 井 上 靖 作 品 を と り あ げる 。 【参考文献・参考映像】『あすなろ物語』井上靖『しろばんば』 『夏草冬涛』井上靖 14 回 【東洋のライフサイクル(孔子・論語のライフサイクル)】 【参考文献・参考映像】NHK『坂の上の雲』 15 回 【 民 俗 学 と 現 代 科 学 と ラ イ フ サ イ ク ル 】: 出 産 、 育 児 、 子 供 組 、 若 者 組 、 成 年 式 、 結 婚 式 、隠 居、病 気 、葬 式 、墓 制 など の 通 過 儀 礼 、行 事 に は日 本 人 の 心 意 の 根 底 に か か わ る き わ め て 重要 な 課 題 が あ る 。偶 然 に も 近 年 の 人 間 観 で は 母親 の お 腹 の 中 に い る 胎 児 の 頃 か ら 人生 が 始 ま っ て い る と 考 え る 。そ の 胎 児 期 か ら 乳幼 児・児 童 期 ま で 、 き わ め て 簡 単 に では あ る が 、子 ど も 時 代 の 発 達 課 題 に は ど ん な もの が あ る の か 。そ し て 課 題 達 成 に よっ て ど ん な 「 徳 」 が 獲 得 さ れ る の か を 確 認 す る。 【 参 考 文 献 】『 日 本 人 の 一 生 』 牧 田 茂 、 講 談 社 学 術 文 庫 『 厄 年 の 科 学 』 金 子 仁 、 光 文 社 【 参 考 映 像 】『 千と 千 尋 の 神 隠 し 』 Ⅳ - 27 平 科目名 成 社会教育行政 22 年 度 授 業 回数 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 金川舞貴子 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): [email protected] M 棟 410 月 ・ 木 9:30∼11:30 ( ※ 変 更の 場 合 は 授業 で 説 明 し ま す) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: 社 会 教 育 行 政 の 理論 的 ・ 実 践 的 な 諸 問 題 を 取 り 上 げ な が ら 、 以 下の よ う な 基 礎 的 知 識 の 定 着 を 図 る。 ・ 社 会 教 育 行 政 の意 義 や 役 割 、 組 織 形 態 ・ 社 会 教 育 に 関す る 法 令 ・ 社 会 教 育 施 設 およ び 社 会 教 育 職 員 の 役 割 ・ 生 涯 学 習 政 策 と公 共 性 の 問 題 学生の学習成果: 専 門 的 学 習 成 果 とし て 、 教 育 目 標 に 掲 げ る 項 目 の 基 礎 的 知 識 を 修得 す る 。 汎 用 的 学 習 成 果 と し て 、基 礎 的 知 識 を 用 い て 論 理 的 に 思 考 す る 力 、 自 分の 考 え を 適 切 な 表 現 で 的 確 に 伝 え ると 同 時 に 他 者 の 考 え を 理 解 す る コ ミ ュ ニ ケ ー ショ ン 能 力 を 育 成 す る。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 教 授 業 の 進 め 方 1 . 授 業 は 講 義 形式 を 主 体 と し て 行 う 。 2 . 定 期 的 に 小 テス ト や 課 題 を 課 し 、 受 講 生 の 理 解 を 深 め る 。 育 予 習 1 回 の 授 業 に 対 し て 予 習 ・ 復 習 が 義 務 付 け られ る 。 そ の 内 容 に つ い て は 、 毎 回 習 ・ の授業で示す。 復 法 方 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 佐 藤 晴 雄 著 『 生 涯学 習 概 論 』 学 陽 書 房 、2007 年 。 達 成 基 準 : 下 記 の学 習 成 果 に つ い て 、「 ① : ② : ③ : ④ : ⑤ = 1: 1 : 2 : 1 : 1 」 の 比 重 を か け て 評価 す る 。 ① 社 会 教 育 行 政 の意 義 や 役 割 を 理 解 す る 。 ② 国 や 地 方 公 共 団体 の 社 会 教 育 行 政 組 織 の 体 制 を 理 解 す る 。 ③ 地 域 に 根 ざ し た生 涯 学 習 施 設 の あ り 方 お よ び 職 員 の 役 割 に つ いて 考 え る 。 ④ 生 涯 学 習 政 策 と公 共 性 の 問 題 に つ い て 認 識 す る 。 ⑤ 法 令 や 統 計 な ど事 実 に 基 づ く 思 考 の 基 礎 を 形 成 す る 。 学 習 評 価 は、 試 験 (60% )、 小 テ ス ト(20% )、 課 題(20% ) に よ って 行 う 。 なお、 遅刻 2 回につき欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。 参考図書等 授 業 中 に 適 宜 紹 介す る 。 Ⅳ - 28 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オ リ エ ン テ ー シ ョン 本 講 義 の ル ー ル と評 価 方 法 2 回 社 会 教 育 行 政 の 役割 と 組 織 【 復 習 】 教 科 書 127-132 頁 3 回 行 政 が 展 開 す る 生涯 学 習 振 興 策 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 4 回 国 の 社 会 教 育 行 政組 織 と 所 掌 事 務 【 復 習 】 教 科 書 133-139 頁 、 配 布 プ リ ン ト 5 回 地 方 公 共 団 体 の 社会 教 育 行 政 組 織 と 所 掌 事 務 【 復 習 】 教 科 書 133-139 頁 、142-151 頁 、 配 布 プ リ ン ト 6 回 社 会 教 育 財 政 の 意義 、 社 会 教 育 費 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 7 回 生 涯 学 習 と 社 会 教育 職 員 【 復 習 】 教 科 書 153-167 頁 8 回 生 涯 学 習 と 社 会 教育 施 設 ① ∼ 公 民 館 ∼ 【 復 習 】169-174 頁 、 配 布 プ リ ン ト 9 回 生 涯 学 習 と 社 会 教育 施 設 ② ∼ 博 物 館 ∼ 【 復 習 】 教 科 書 177-180 頁 、 配 布 プ リ ン ト 10 ・ 11 回 生 涯 学 習 と 社 会 教育 施 設 ③ ∼ 図 書 館 ∼ 【 復 習 】 教 科 書 175-177 頁 、 配 布 プ リ ン ト 【 課 題 】 ビ デ オ 教材 を 視 聴 し 、 小 レ ポ ー ト に ま と め る 。 12 回 生涯学習と社会教育施設④∼その他、青少年教育施設、女性教育(女性関連)施設 など∼ 【 復 習 】 教 科 書 180-187 頁 、 配 布 プ リ ン ト 13 回 NPO が 拓 く 学 び のネ ッ ト ワ ー ク ( 1 ) 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 14 回 NPO が 拓 く 学 び のネ ッ ト ワ ー ク ( 2 ) 【 復 習 】 配 布 プ リン ト 15 回 試験対策 こ れ ま で の 学 習 内容 の 総 復 習 Ⅳ - 29 平 科目名 図書館概論 成 22 年 度 授 業 回数 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 石 田 常 亜 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): M 棟 4 0 8 ( 4 20?2 6 6 6 ) 教 育 目 標 と 果学 生 の 学 習 成 教育目標: 図 書 館 の 機 能 や 、社 会 に お け る 意 義 や 役 割 に つ い て 理 解 を 図 り 、図 書 館 の 歴 史 と 現 状 、 館 種 別 図 書 館 と利 用 者 ニ ー ズ 、 図 書 館 職 員 の 役 割 と 資 格 、 類縁 機 関 と の 関 係 、 今 後 の 課 題 と 展 望等 の 基 本 を 解 説 す る 。 学生の学習成果: よ く 利 用 し て い る近 く の 公 共 図 書 館 、 本 学 あ る い は 他 の 大 学 図 書館 の 見 学 や 、 利 用 を 体 験 し な が ら 、 図書 館 に つ い て の 理 解 を 深 め る 。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) テ キ ス ト 及 び 適 宜作 成 し た プ リ ン ト 、 資 料 に よ り 進 め る 。 教 授 業 の 進 め 方 育 方 法 予 授 業 の 冒 頭 、 前 回の 講 義 内 容 を 復 唱 し な が ら 、 新 し い 講 義 へ と 進む 。 習 習 ・ 復 テ キ ス ト 塩見 昇 「 図 書 館概 論 」( 新 訂 版 ) 日 本 図 書 館 協 会 全 講 義 終 了 後 、 単位 認 定 の た め の 筆 記 試 験 を 実 施 す る 。 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 参考図書等 日 本 図 書 館 協 会 図書 館 政 策 特 別 委 員 会「 公 共図 書 館 の 任 務 と 目 標 補) 日本図書館協会 Ⅳ - 30 解説」 (改訂版増 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 ・「 図 書 館 学 の 科目 」 に 関 す る 、 各 科 目 授 業 の 進 め 方 に つ い て ・ 図 書 館 法 の 概 要 、法 的 基 盤 に つ い て 2 回 ・ 館 種 別 図 書 館 の現 状 と 動 向 に つ い て 3 回 ・ 図 書 館 の 基 本 要素 と 機 能 ( 1 ) 図 書 館 資料 、 予 算 4 回 ・ 図 書 館 の 基 本 要素 と 機 能 ( 2 ) 図 書 館職 員 ( 3 ) 図 書 館 施 設 5 回 ・ 図 書 館 の 歴 史 :日 本 、 外 国 6 回 ・ 図 書 館 に 関 す る諸 基 準 : 日 本 、 外 国 7 回 ・図書館の理念 ( 1 ) 図 書 館の 自 由 に 関 す る 宣 言 8 回 ・図書館の理念 ( 2 ) 図 書 館長 の 倫 理 綱 領 9 回 ・ 公 共 図 書 館 の 成立 と 展 開 ・ 公 立 ( 共 ) 図 書 館の 任 務 と 目 標 Ⅳ - 31 容 10 回 ・ 地 域 の 中 の 公 共図 書 館 、 文 庫 活 動 11 回 ・ 類 縁 図 書 館 と のネ ッ ト ワ ー ク ( 1 ) 学 校 図書 館 12 回 ・ 類 縁 図 書 館 と のネ ッ ト ワ ー ク ( 2 ) 大 学 図書 館 ( 3 ) 専 門 図 書 館 13 回 ・ 国 立 国 会 図 書 館と の 連 携 14 回 ・ 図 書 館 職 員 の 役割 、 資 格 15 回 ・ 図 書 館 の 今 後 の課 題 、 電 子 図 書 館 Ⅳ - 32 (4)その他 平 科目名 成 ボランティア理論 22 年 授 業 回数 度 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教 員 岡田 菜穂子 質 問 受 付 の 方 法 ( e-mail, オ フ ィ ス ア ワ ー 等 ): メ ー ル に て 受 付 る ( [email protected]) 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教育目標: ボ ラ ン テ ィ ア 活動 に 関 わ る 際 に 必 要 と な る 理 論 を 身 に つ け る こと を 目 標 と す る 。 具 体 的 に は 、 実際 の ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 に つ い て 自 ら 調 べ 、 発 表し 、 議 論 す る こ と に よ っ て 、 現 代 社会 が 抱 え る 課 題 と 、 そ の 解 決 に 向 け て の ボ ラ ンテ ィ ア の 在 り 方 を探る。 学生の学習成果: ① 現 実 に 即 し た ボラ ン テ ィ ア 活 動 の 意 義 と 問 題 点 を 理 解 で き る 。 ② テ ー マ に そ っ た、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン が で き る 。 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 教 授 業 の 進 め 方 育 授 業 は 、 プ レ ゼ ンテ ー シ ョ ン と デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 中 心 に 進 め る。 受 講 生 は 「 国 内 のボ ラ ン テ ィ ア 」、「 他 国 の ボ ラ ン テ ィ ア 」、「 国 際的 ボ ラ ン テ ィ ア 」 の な か か ら、 自 分 で テ ー マ を 決 め 、 テ ー マ に 即 し た 材 料 を収 集 、 整 理 し て発表する。 発 表 の 際 は 、 聞 く側 に 分 か り や す く 伝 え る よ う 心 が け る こ と 。 発表 後 、 発 表 内 容 を も と に 受 講生 全 員 で 議 論 を 行 う 。 毎 回 授 業 の 終 わ りに 、 小 レ ポ ー ト を 作 成 す る 。 方 授 業 中 の 発 表 に むけ 、 授 業 に 関 連 す る ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 に つ い て、 調 べ 、 ま 予 習 とめること。 法 習 ・ 予 習 ・ 復 習 の 詳細 に つ い て は 、 授 業 で 指 示 す る 。 復 テ キ ス ト 成 績 評 価 の 方 法 指定なし ① 小 レ ポ ー ト の 内容 ( 3 0 % ) ② 期 末 試 験 の 成 績( 7 0 % ) 以 上 2 点 か ら 評 価す る 。 参 考 文 献 は 、 授 業の な か で 随 時 紹 介 す る 。 注 意 事 項 Ⅳ - 33 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【 イ ン ト ロ ダ ク ショ ン 】 こ の 授 業 は 、 主に 受 講 生 の 発 表 と デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 中 心 に 進行 す る 。 初 回 は 、 授 業 の ねら い と 、 授 業 の 流 れ 、 発 表 テ ー マ に つ い て 説 明す る 。 2 回 【 ボ ラ ン テ ィ ア とは 】 ボ ラ ン テ ィ ア に 関す る 基 本 的 な 概 念 を 整 理 し 、日 本 に お け る ボ ラン テ ィ ア の 歴 史 に つ い て ま と め て 、 ボ ラン テ ィ ア 活 動 を 支 え る 理 論 へ の 導 入 と す る 。 3 回 【 ボ ラ ン テ ィ ア の有 効 性 】 なぜボランティアなのか、社会におけるボランティアの必要性と有効性について考え る。 4 回 【 ボ ラ ン テ ィ ア の課 題 】 ボ ラ ン テ ィ ア は 有効 で あ る と さ れ る 一 方 、 そ の 問 題 点 が 指 摘 さ れる 。 ボ ラ ン テ ィ ア の課 題 と 可 能 性 に つ い て 概 観 し 、 議 論 す る 。 5 回 【 国 内 の ボ ラ ン ティ ア ① 】 実際のボランティア活動の例を紹介し、ボランティアの有効性と課題について具体的 に考える。 6 回 【 国 内 の ボ ラ ン ティ ア ② 】 日 本 国 内 の ボ ラ ンテ ィ ア の 活 動 に つ い て 受 講 生 が 発 表 す る 。 題 材 は、自 分 の 経 験 か ら イ ン タ ー ネ ッ ト等 で 調 べ た も の ま で、ど ん な ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 でも可。 7 回 【 国 内 の ボ ラ ン ティ ア ③ 】 第 5 回 、 第 6 回 で 取 り上 げ た 国 内 の ボ ラ ン テ ィ ア の 事 例 を 振り 返 り 、 そ の 特 徴 と 社 会 背 景 に つ い て 議 論す る 。 8 回 【 他 国 の ボ ラ ン ティ ア ① 】 日 本 と は 異 な る 社会 に お け る ボ ラ ン テ ィ ア の 例 を 材 料 に 、多 様 な ボ ラ ン ティ ア の 在 り 方 について学ぶ。 9 回 【 他 国 の ボ ラ ン ティ ア ② 】 他 国 の ボ ラ ン テ ィア の 活 動 に つ い て 、 受 講 生 が 発 表 す る 。 Ⅳ - 34 10 回 【 他 国 の ボ ラ ン ティ ア ③ 】 第 8 回 、 第 9 回 で 取 り 上げ た ボ ラ ン テ ィ ア の 事 例 を 振 り 返 り 、そ の 特 徴 と 社 会 背 景 に つ い て 議 論 し 、 国内 の ボ ラ ン テ ィ ア の 場 合 と の 類 似 点 と 相 違 点 をつ か む 。 11 回 【 国 際 的 ボ ラ ン ティ ア ① 】 国際協力や開発援助など、国際的なボランティア活動の例を紹介し、その成果と課題 に つ い て 議 論 す る。 12 回 【 国 際 的 ボ ラ ン ティ ア ② 】 国 際 的 な ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 に つ い て 、 受 講 生 が 発 表 す る 。 13 回 【 国 際 的 ボ ラ ン ティ ア ③ 】 第 11 回 、 第 12 回 で 取 り 上 げ た ボ ラ ン テ ィ ア の 事 例 を 振 り 返 り、 そ の 特 徴 と 社 会 背 景 に つ い て 議 論 す る。 14 回 【 総 括 デ ィ ス カ ッシ ョ ン ① 】 こ れ ま で の 発 表の 総 括 を 行 う 。 様々なボランティア活動の特徴と課題を理解した上で、これからのボランティアが社 会 に 果 た す 役 割 につ い て 検 討 す る 。 15 回 【 総 括 デ ィ ス カ ッシ ョ ン ② 】 こ れ ま で の 発 表の 総 括 を 行 う 。 様 々 な ボ ラ ン テ ィア 活 動 の 特 徴 と 課 題 を 理 解 し た 上 で 、こ れ か ら の ボ ラ ンテ ィ ア が 社 会 に 果 た す 役 割 に つい て 検 討 す る 。 Ⅳ - 35 平 科目名 社会との接続 成 22 年 度 授 業 回数 15 質 問 受 付 の 方 法 (e-mail,オフ ィ ス ア ワ ー 等 ): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教 単位数 育 計 2 画 担当教 員 竹内 博 e-mail:[email protected] 教育 目標 : 大学 で習 得し た学 習成 果を 認識 し、 卒業 後の キ ャリ アで 自信 をも って 能力 発揮 が でき る道 筋を 学び 、社 会や 職場 のニ ーズ との ミ スマ ッチ 避け るべ き経 済活 動の 基 盤と も言 える 企業 活動 を理 解し 、社 会的 使命 感 と職 業意 識を 養う こと を目 的と す る。 学生 の学 習成 果: 実 業社 会に おけ る職 務遂 行基 礎能 力と して 求 めら れて いる 対人 コミ ュニ ケー ショ ン、 課題 発見 と実 行力 、計 画化 (立 案と 管理 、 評価 )等 総合 的人 間力 育成 を目 的 とし てい る。 授 業 の 進 め 方 ( 講 義 ・ 演 習 ・ 実験 ・ 実 習 ・ 実 技 ) 1 .授 業 は 講 義 と 演 習 を 交 互 に行 い 、各 テ ー マ の 予 習 、考 察 、討 論 、リ ポ ー ト 作 成、及 び 発表 に 重 点 を 置 く 。 2 .本 講 座の 核 と な る の は 開 講 さ れ る 3 年 次 の 夏 期 休 暇 中 に 実 施さ れ る イ ン タ ー ン シ ッ プ ( 企 業研 修 ) で あ る 。 本 研 修 に よ り 大 学 ( 教 育 )、 企業 ( ビ ジ ネ ス )、 地 域 社 会間 の 相 互 関 係 、 企 業 組 織 と 人 事 管 理 の 基 礎 を 実践 的 に 学 び 、 学 習 と 就 職 の目 的 意 識 を 養 う 。 予 習 ・ 復 習 1.予 習 と し て 毎 回 、課 題と し て 提 示 さ れ る テ ー マ に つ い て 事 前に 研 究 し 、授 業 に 出 席 す る こ と。 2 .復 習 と し て 講 義 テ ー マ に つ いて 課 題 を 発 見 し 、研 究 し た 成 果 を リ ポ ー ト に まとめること。 テ キ ス ト 1 . 毎 回 、 講 義 テー マ を 解 説 し 、 授 業 プ ロ グ ラ ム を 教 示 し た 講 義資 料 を 配 布 。 2 . 市 場 占 有 率 (2 0 0 9 年 版 日 本 経 済 新 聞 社 発 行 )。 育 方 法 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 1 . 企 業 と 社 会 の関 係 を 理 解 し 、 企 業 や 社 会 に 貢 献 出 来 る 人 材 も理 解 と 自 己 目 的 意 識習得。 2 . 企 業 研 究 を 通し て 事 業 経 営 の 組 織 、 人 事 管 理 の 基 礎 的 理 解 。 3 . イ ン タ ー ン シッ プ に よ る 企 業 人 、 社 会 人 と し て の 目 的 意 識 、自 覚 習 得 。 【 評 価方 法 】 1 . イ ン タ ー シ ップ ( 職 場 実 習 )( 6 0 % ) 2 . 課 題 に 対 す るレ ポ ー ト と 討 論 ( 1 0 % ) 3 . 期 末 試 験 ( 30 % ) ・ 学 習 目 標 の 達 成 と学 習 成 果 に は 毎 回 講 義 に お け る 予 習 、 復 習 は 欠か せ な い 。 ・ 毎 回 の 授 業 テ ー マ、 課 題 に つ い て は 前 の 週 に 事 前 ガ イ ダ ン ス を 行う 。 Ⅳ - 36 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション: 社会との接続 ‐大学、社会、企業間インターフェイス ・自己紹介:目標と進路、目標達成の為の選択 ・クラス討論:日本の現状と将来、社会人としての社会貢献、進路の選択 ・社会人としての役割:企業の事業活動と社会的貢献 2 回 テーマ: 企業(会社)と社会 企業活動と求められる人材―事業と組織(ヒト、モノ、カネと 情報)、人事と経営管理、生産と販売、営業とマーケティング、事業開発と研究開発 課題(予習・復習) :挑戦したい仕事、職種と企業―会社と事業活動、業種と組織の調査と情報 収集 3 回 課題発表と討論:各自調査した結果の発表とクラス討論 留意すべきポイント:事業目的遂行の為の組織、また事業経営・組織の社会的貢献の実態と課 題発見 4 回 テーマ:業種別企業組織の実態と在り方、業種別社会的貢献の実態と課題 リポート提出:自分の目標選択と従事したい職業の社会的貢献について 5 回 テーマ:企業のグローバリゼーション(國際化)―組織と人材 ・日本のグローバル企業の実態 ・グローバル企業への道とその要件―製品、規制など、そして求められる人材 ・グローバルビレッジ(地球村)での國際企業の役割 ・國際競争下での国際的共存共栄―合弁と人材交流 課題:グループ別による業種別國際企業活動の調査―組織、商品、人材、知識、技能 6 回 課題発表と討論:グループによる調査結果発表とクラス討議 留意すべきポイント:組織の実態、求められる人材、知識、技能、企業の國際的役割 リポート提出:グループ別発表と討論のまとめと感想 7 回 テーマ:企業活動の活性化への道―勇気ある挑戦と事例研究 ・事業開発、商品開発、マーケンティング ・ベンチャー-企業 ・Incubator vs. Entrepreneur ・リスク マネイジメント 8 回 テーマ:前回7回の続いて、起業の現状と社会的役割の考察と事例研究の発表 課題:グループ別による起業家(Entrepreneur)への挑戦―創造と勇気 ・商品の発掘と選択(社会ニーズ調査と Feasibility Study など) ・マーケンティング ・Partnership ・事業計画など 9 回 テーマ:起業へのアプローチー起業と大衆ニーズ、起業手法(米国の実例から学ぶ) 課題中間発表:調査段階での問題討議 10 回 課題発表と討論:8回目のテーマについてのグループ別発表とクラス討議 リポート提出:グループ別発表のリポートと感想 11 回 テーマ:ビジネスモデルとマナー: ・新しいビジネスービジネスモデル ・次世代のビジネス ・社会的意義と経済的貢献と課題(法的整備) Ⅳ - 37 授 12 回 13 回 14 回 業 回 数 別 教 育 内 容 テーマ:Internship(職場実習研修) ・目的と課題意識 ・教育的、社会的な位置付けと効果 ・本学の Internship program テーマ:Internship program(事前学習と事後学習) ・視点―商品・サービスのユーザー(消費者)からプロデューサー(生産者)の立場 ・ビジネスマナーと motivation ・会議議事進行―Discussion, presentation, negotiation,文書、総務、経理、事務管理 ・事後報告業務ガイダンス―業務日誌、実習報告書など テーマ: 社会との接続 総括―目的意識、職業と人生、社会的貢献と責 総括討論:各自社会人、職業人としての Commitment の発表と抱負 Internship への期待と挑戦 本講座の総括としてグループ討論とリポート作成 テーマ: 1.本講座から何を学び、何を発見したか 2.各学科における履修科目から学べ、習得したことー知識、技能等の review 3.インターンシップに何を学び、何を期待するか(将来のキャリアー設計) 4.各人の目指す業界・業種の企業研究リポート提出 15 回 Ⅳ - 38 平 科目名 社会福祉概論 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 赤木正典 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標:管理栄養士として必要な社会福祉の知識をトータルに修得する。 1、現代社会における社会福祉の意義と役割を学ぶ。 2、社会福祉8法の理念と福祉サービスについて学ぶ。 3、社会福祉の制度、機関、福祉従事者の専門性について学ぶ。 4、社会福祉援助技術についても若干学ぶ。 学生の学習成果: 1.社会福祉を理解し、児童、障害者、高齢者、母子家庭など社会的弱者に対する理解力を 獲得する。 2.社会福祉を理解することで、保健・医療・福祉の連携、関連サービスを理解する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 法律、制度、政策、思想などが主要な内容となるので、できるだけ具体例とか、日常 の中でどのような形でその制度が利用され、役立っているのか分かりやすく説明する。 授 また新聞、テレビ等の社会福祉の報道番組、記事を紹介し、福祉を身近なものとして 業 感じ関心を持つようにしてもらう。 の 学生の理解度と関心を常に見ながら講義する。 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 1.次回授業するところを3頁位は、読書してくるように指示する。 2.2回に1回位、講義したところから課題を出してみる。 野口勝巳・赤木正典著:2008「社会福祉論」建白社 出席状況(20%)とレポート(20%)それに定期試験の結果(60%)でトータルに成績評 価をする。学習のポイント 法律、制度、思想等が多いので馴染みにくいと思う。授業中に 大事なところは指摘しているし、テストの前に出題傾向について話す。 欠席は1回につき8点の減点を行う。ただし、欠席の届け出がある場合には4点の減点とす る。 参考図書等 厚生統計協会:2009「国民の福祉の動向」厚生統計協会 山縣文治著:2009「社会福祉用語辞典」ミネルヴァ書房 Ⅳ - 39 授 1 回 業 回 数 別 教 1.現代と社会福祉 (1)21 世紀の福祉の目標 (2)21 世紀の福祉の課題 ・現代社会と貧困 ・ノーマライゼーション 育 内 容 ・福祉の国際協力 2 回 2.社会福祉の基礎理解 (1)社会福祉の概念:憲法 25 条について、広義の社会福祉と狭義の社会福祉 (2)社会福祉の精神と機能:生存権の保障、人間愛について 3 回 (3)社会福祉の主体、対象、方法 (4)社会福祉の歴史 ・日本における歴史 ・欧米における歴史 4 回 3.社会福祉の法律と制度 (1)社会福祉の法制:社会福祉の法の歴史的背景と法の意義について (2)社会福祉の機関:国の行政機関、地方公共団体の行政機関 5 回 (3)社会福祉の財政 国や地方公共団体が直接行うか、民間に委託して行う社会福祉事業が拡大し、その費用 の大部分が公費で賄われている。 (4)共同募金、社会福祉法人 6 回 4.社会福祉に携る人々 (1)社会福祉機関従事者 (2)社会福祉従事者の専門性とは (3)ボランテイアについて 7 回 5.高齢者福祉 (1)高齢者の生活保障:経済・医療・福祉サービス・就労・レク等々の保障は (2)高齢化社会と老人福祉:人口高齢化と高齢社会・介護問題の現状と課題 8 回 (3)老人福祉サービスの歴史と現状 ・ 老人福祉の基本理念 ・ 福祉サービスの概念 Ⅳ - 40 9 回 6.障害者福祉 (1)障害者と障害者問題 (2)身体障害者のための福祉対策 在宅福祉対策と施設福祉対策の特徴について 10 回 7.知的障害者福祉:知的障害者とは、知的障害者の現状、障害者のための福祉対策 8.精神障害者福祉:精神障害者とは、精神障害者の現状と福祉対策 11 回 9.児童福祉 (1)児童福祉の理念、現代の社会と児童問題 (2)児童福祉の行政機関と児童福祉施設 (3)児童福祉の課題 12 回 10.母子福祉・女性福祉 (1)母子保健と社会福祉 (2)母子および寡婦世帯と社会福祉 (3)保護を要する女性の福祉 13 回 11.公的扶助(貧困対策) (1)狭義の公的扶助 (2)生活保護の内容と現状 14 回 (3)実施機関と生活保護基準 (4)障害者の自立援助の一つの方法 (5)親族扶養優先に伴う問題 (6)公的扶助の今後の役割と課題 15 回 単位認定試験:認定試験を実施する。 ・範囲 14 回学習した中から、テスト問題を出題する。 Ⅳ - 41 平 科目名 教育心理学 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 教育心理学は、教職を目指すうえで必須の講義である。担当教科を指導するだけでなく、 生徒の精神的な発達や人間としての成長を育み、促すことも教師の重要な役割となる。この 講義では、日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につけることを目的とする。 学生の学習成果: ・日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける ・心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる ・教育活動において、正しく教育評価を行うことができる ・教師としての使命感や倫理観を身につける (講義・演習・実験・実習・実技) 主として講義形式で行うが、受講者の理解を促進するため、定期的に学習内容に 関する小テストを課す 授 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める 毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題を課す場合がある 鎌原雅彦・竹綱誠一郎 2005 やさしい教育心理学[改訂版] 有斐閣 以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数等を 勘案し、およそ①50%、②25%、③15%、④10%の比重をかける。 ① 日々の教育活動の基礎となる心理学的知識を身につける ② 心理学的な観点から、生徒児童の行動を理解することができる ③ 教育活動において、正しく教育評価を行うことができる ④ 教師としての使命感や倫理観を身につける 評価の実施は、①∼③について小テスト及び定期試験の得点を総合して行う。また、受講 態度に問題があったものは、教師としての使命感や倫理観が十分ではないとして、④から適 宜減ずる。 参考図書等: 中澤潤(編) 2008 よくわかる教育心理学 Ⅳ - 42 ミネルヴァ書房 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 本講義で修得してほしい事柄に関する説明 教育心理学の目的 復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる 2 回 【効果的な授業を行うための基礎知識】 ① 記憶の仕組み(1)―記憶とは何か? 予習事項: 教科書 P.1∼8 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 3 回 ② 記憶の仕組み(2)―思い出すことと忘れないこと 予習事項:教科書 P.9∼19 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 4 回 ③ 学ぶことと考えること―思考の仕組み 予習事項:教科書 P.21∼43 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 5 回 ④ ほめることの大切さ(1)―古典的条件づけによる学習 予習事項:教科書 P.45∼52 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 6 回 ⑤ ほめることの大切さ(2)―道具的条件づけによる学習 予習事項:教科書 P.52∼73 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 7 回 ⑥ 「やる気」を考える(1)―動機づけと欲求不満 予習事項:教科書 P.93∼99 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 8 回 ⑦ 「やる気」を考える(2)―学習性無力感 予習事項:教科書 P.76∼93 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅳ - 43 9 回 【生徒への理解を深める】 ① 人間の発達を考える(1)―発達とは何か? 予習事項:教科書 P.174∼189 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 10 回 ② 人間の発達を考える(2)―学習の臨界期と敏感期 予習事項:教科書 P.190∼195 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 11 回 ③ 知的発達のメカニズム―知能とその発達 予習事項:教科書 P.198∼219 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 12 回 ④ 人格発達の基礎―人格の発達段階 予習事項:教科書 P.222∼244 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 13 回 【生徒を正しく理解するために】 ① 学級という社会―学級集団からの生徒の理解 予習事項:教科書 P.102∼127 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 14 回 ② 教育成果の評価―児童・生徒を評価する 予習事項:教科書 P.148∼172 をよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 15 回 【教師のバーンアウトを防ぐために】 ・ストレスとストレスマネジメント 予習事項:なし 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅳ - 44 平 科目名 社会心理学 成 22 年 授業回数 度 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限 教 育 目 標 と 学 生 の 学 習 成 果 教 教育目標: 人は「社会的動物」と呼ばれるように、さまざまな関係性の中で生きる存在である。この 講義では、人と社会との関わりという点から人の社会的行動について解説する。 学生の学習成果: ・ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面 で活かすことができる ・ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける ・ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習成果を確認するた めに、講義中に小テストまたは小レポートを課す 授 ・ 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す 業 の 進 め 方 育 方 法 予 習 ・ 復 習 テ キ ス ト 学 習 評 価 の 方 法 注 意 事 項 ・ 予習:毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める ・ 復習:毎授業後に、当該授業の内容に関する復習を求める ・ 資料を配布し、市販のテキストは使用しない 以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘 案し、およそ①50%、②30%、③20%の比重をかける。 ⑤ 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、自身の今後の生活における様々な場面 で活かすことができる ⑥ 汎用的学習成果として、特に人間関係における問題解決力・他者理解力を身につける ⑦ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける なお、評価の実施は、①について主に定期試験および講義中の小テストによって行い、② については講義中の小レポートによって行う。また、受講態度に問題があったものは、社会 人としての使命感や倫理観が十分ではないとして、③の比重から適宜減点する。 参考図書等 ・ 池上知子・遠藤由美 1998 グラフィック社会心理学 サイエンス社 ・ 堀洋道・山本眞理子・吉田富二雄 1997 新編社会心理学 福村出版 Ⅳ - 45 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 業 回 数 別 教 育 内 容 【オリエンテーション】 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 本講義で修得してほしい事柄に関する説明 社会心理学の目的 復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる 【個人内過程の社会心理学①】 なぜ?どうして?の心理(1)―原因帰属 原因帰属の理論 原因帰属と動機づけ 予習事項:「遅刻をしたときの言い訳」を 3 種類考えてくる 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【個人内過程の社会心理学②】 なぜ?どうして?の心理(2)―帰属のバイアス・認知のバイアス 原因帰属のゆがみ なぜ占いは当たる気がするのか 予習事項:占いは当たると思うかどうか、自分の意見を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【個人内過程の社会心理学③】 他者の意見を変えるのは難しい(1)―態度変容 態度とは何か? 態度変容の理論 予習事項:「喫煙者にタバコの害を説明し、禁煙してもらう方法」を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【個人内過程の社会心理学④】 他者の意見を変えるのは難しい(2)―説得 説得的コミュニケーションとは何か? 説得に関わる様々な要因 予習事項: 「『新開発!何でも落ちる洗濯洗剤メガクリーン』を訪問販売して、買ってもら うための商品説明の方法」を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【第 1 回小テスト】 第 2 回∼第 5 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【対人行動の社会心理学①】 人とコミュニケーションする(1)―自己表出 自分をさらけ出す 自分を演出する 予習事項:自分は人に相談する方かされる方か、これまでの経験を振り返っておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【対人行動の社会心理学②】 人とコミュニケーションする(2)―非言語コミュニケーション 関係の進展とコミュニケーション 代表的な非言語コミュニケーション 予習事項:ジェスチャーを使うと、「何」が相手に伝わるのかを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅳ - 46 8 回 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 【対人行動の社会心理学③】 友達付き合いの社会心理学―友人関係 友情とは何か? 対人関係の親密化過程 予習事項:自分自身のこれまでの友人関係を振り返り、どんな特徴があるか考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【対人行動の社会心理学④】 人に魅力を感じる心理―対人魅力 対人魅力とは何か? 対人魅力に関わる要因 予習事項:恋愛相手は外見で選ぶか性格で選ぶか、それはなぜかを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【第 2 回小テスト】 第 6 回∼第 9 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【集団行動の社会心理学①】 他人がいることで変化する行動(1)―集団の影響過程 規範と同調 権威への服従 予習事項:「みんながやっているので流されてやってしまった経験」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【集団行動の社会心理学②】 他人がいることで変化する行動(2)―集団と個人の関係 社会的抑制と社会的促進 集団の中での課題遂行 予習事項:「グループで作業をするときに、自分だけ手を抜いてしまったり、手を抜く人 をみて嫌な気分になったりした経験」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【集団行動の社会心理学③】 みんなで何かを決めるとき―集団意思決定 リスクと集団成極化 リーダーシップ 予習事項:リーダーとして人を引っ張っていくときに必要な要素は何かを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【集団行動の社会心理学④】 うわさ話の心理学―流言 集合行動と流言 流言伝達の規定因 予習事項:最近聞いた「うわさ話」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【第 3 回小テスト】 第 10 回∼第 13 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【情報社会とニセ科学】 無邪気が差別につながる血液型性格判断 【まとめ】 これまでの講義内容を振り返り、不足のある部分について補足するとともに、社会心理学 の理論や概念と、日常生活での行動との関係についてまとめる。 Ⅳ - 47
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