経管栄養患者へ嚥下回診を取り入れた効果~誤嚥性肺炎の減少を

研究の実施に関する情報公開
鹿児島医療センターでは、倫理委員会の承認を得て、下記の研究を実施いたします。関係各位のご理解とご
協力をお願い申し上げます。
1.課題名
経管栄養患者へ嚥下回診を取り入れた効果
~誤嚥性肺炎の減少を目指して~
2.研究代表者名
所属:東 5 階病棟
職名:看護師
氏名:藤元 亜里沙
3.研究の概要
(意義および目的)
当病棟では平成 19 年から医師・言語聴覚士・栄養士など多職種と連携して嚥下回診を行い、そ
れを基に嚥下カンファレンスを行なっています。しかし、現在嚥下回診・カンファレンス対象患者
は経口摂取患者が中心であり、経管栄養患者は継続した評価が出来ておらず、経管栄養患者が誤嚥
性肺炎を併発することがあります。
今回、経管栄養患者の嚥下回診・カンファレンスを実施することで、看護師だけでなく多職種で
患者の栄養剤の検討や口腔ケアの状況、ポジショニングが適切か評価を行い、看護師間で情報を共
有し統一したケアを実施することで、誤嚥性肺炎の減少につながるのではないかと考えています。
(対象および方法)
今回の研究の対象となるのは、H25 年 4 月から H28 年 3 月までの経管栄養患者の誤嚥性肺炎を併
発した患者についてデータを情報収集し因子を分析し、嚥下回診・カンファレンス対象患者を選定
する基準を作成していきます。その基準をもとに対象患者を選定し、嚥下回診・嚥下カンファレン
スを行ない、患者の栄養剤の検討や口腔ケアの状況、ポジショニングが適切か評価し、看護師間で
情報を共有し統一したケアを実施していきます。
(実施施設)
鹿児島医療センター 東 5 階病棟
4.インフォームド・コンセントの簡略化、および情報公開について
本研究は、患者の治療過程で収集された既存資料のみを用いる観察研究に該当すること、研究対
象者に危険や不利益が生じないことから、インフォームド・コンセントを省略することが可能な研
究として、当院倫理審査委員会で承認を受けております。また、本研究を通して、用いられる個人
情報は全て匿名化されており、プライバシーは厳重に保護されます。結果に関しても、調査対象と
なった個々の症例の報告はなされず、集計されたデータをもとに得られた結果のみを公開するため
個人情報は守られます。なお、研究対象者から個別に研究内容について説明を求められた場合には、
研究責任者が責任をもって対応致します。研究への参加拒否をいつでも行うことが出来ます。
この研究に関して、お問い合わせ、苦情等ございましたらいつでも下記へご連絡ください。
平成 28 年 7 月 4 日
鹿児島医療センター 研究代表者 東 5 階病棟
TEL 099-223-1151
藤元
亜里沙
FAX 099-226-9246