フレグランスのABC 続編

フレグランスのABC
<男のフレグランス
続編
Q&A>
男性が香水を使う動機、それは仕事(ビジネス)やエチケット、マナー、
加齢臭対策、そして多くは女性にモテるためであったりします。
でも実際に選ぶとなると、目的がはっきりしないために何を使えば良いか
わからない、いかにも「つけてる!」といった印象を強調したくない、
気恥ずかしい、という男性が多いのも事実です。
まずは簡単なQ&Aで基本的なことを学び、軽やかで心地良さが感じられる
香りから使い始め、違和感なく香水に慣れ親しんでいくことから始めましょう。
目次
Q1.香水が持つ魅力とは? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・02
Q2.香水は臭いを消すもの?
・・・・・・・・・・・・・・・・・02
Q3.香水はどこにつけたら良い?
Q4.香水はどこで買える?
・・・・・・・・・・・・・・・02
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 03
Q5.香水を購入する時に気をつけたいことは?
・・・・・・・・
03
Q6.TPOに合わせた香水を選ぶには? ・・・・・・・・・・・
04
Q7.季節ごとの使い方は? ・・・・・・・・・・・・・・・・・
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Q1.香水が持つ魅力とは?
A.香水をつけ始めた人は、その匂いに心地良さと安心感を覚えたり、清潔感や包容力、
力強さといった好印象を与えます。その結果、周囲とのコミュニケーションが円滑に
なったり、自信が持て心も穏やかになるでしょう。何より自分自身の生活と心を豊か
にします。
香水を使う最大の魅力は
・ファッション 自分を演出するツールのひとつ
・コミュニケーション
・アート
自分の魅力を香りで伝え好印象を与える
絵画・音楽のように心を豊かにする
です。
Q2.香水は臭いを消すもの?
A.基本的に香水はシャワー後やお風呂上がりの清潔なボディに使用するもの。
残念ながらすでに「悪臭」となっている汗の臭いを香水は消すことができません。
日中、外出先での汗の臭いを防止するにはデオドラント(制汗剤)を使用してください。
外出前の清潔なボディに香水をスプレーすれば、汗の臭いよりも先に香水が香り立ち
ます。
外出先で香水を再度スプレーする場合には、汗ふきとりシートなどで汗を一度拭いて
肌を清潔にしてください。
Q3.香水はどこにつけたら良い?
A.香水をつける箇所に決まりはなく
本来はどこにつけても構いません。
しかし基本的には、衣服を着るように素肌につけて
ほのかな香りが漂うようにすると、心地良い雰囲気
を醸し出すことができます。
鼻に近い顔や首のまわりにスプレーすると
香りがきつい印象を周囲に与えてしまいます
ので避けましょう。
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Q4.香水はどこで買える?
A.初めての購入では百貨店のフレグランスコーナーや香水専門店などが良いでしょう。
品揃えの豊富さだけでなく、専門知識を持つ販売スタッフや香水コーディネーターが目
的や用途に合わせた適切なアドバイスで、納得できる香りを一緒に探してくれます。
Q5. 香水を購入する時に気をつけたいことは?
A.実際に香水を購入する際は、体調の良い時に。疲労が溜まっている時には嗅覚も疲労し
ている可能性があります。また数多く嗅ぐのは鼻を疲労させますので、店頭では使用目
的を販売スタッフに伝え、1~2種類を嗅いでみましょう。そして、その香水を基に、
それより軽い香り、重い香りといったように好みを伝え、さらに2~3種類を嗅ぎ、好
みの香りを見つけていきます。
購入に際してはいろいろな香りを試しながら選ぶことになりますが、忘れてならないの
は、香りは時間とともに変化するという点です。香水をつけた瞬間のトップノートは、
アルコール成分の蒸発とともに香りが鼻をつきますが、時間が経つと落ちついてきま
す。通常はムエット(試香紙)につけて香りを試しますが、できるなら気に入った香り
を手首などにつけて、10分から20分後の香りをチェックしましょう。
その香水の特徴が一番表現されているのが、10分から20分後のミドルノートと呼ば
れる香り。好き嫌いの判断はおおよそこの段階でできるでしょう。
どうしても迷う時はサンプルをもらって自宅でもう一度試してください。
時間の経過
トップノート
ミドルノート
ラストノート
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Q6.TPOに合わせた香水を選ぶには?
A.一つの香りで全てのシーンをカバーするよりも、TPOに合わせて使い分け、「自分
演出」をしましょう。まずは TPO の入門編として、「仕事」「社交」「プライベー
ト」別に3つの香りを持つことをおすすめします。
男性用香水には6種類の香りのタイプ
1.シトラス、2.フローラル、3.フ
ゼア、4.ウッディ、5.オリエンタル、6.シプレー
があります。この6種
類を基本に、季節やTPO、社会的立場などに合う香水を選びます。
1.シトラスタイプ
柑橘系を主体とした爽やかな香りは健康的で若々しい印象を与えます。すっきりとした香り
は機転が利き、正義感のあるイメージもあるため、周囲へ好印象を抱いてもらえるでしょう。
2.フローラルタイプ
花やハーブの香りをアクセントとしたほのかに甘く柔らかな香り。優しさのある香りは明る
さやエレガントさ、柔軟性のある人物像を作れます。その場の雰囲気を和らげユーモアのセ
ンスも感じてもらえるでしょう。
3.フゼアタイプ
ラベンダーをベースとしたハーバル感のある香りです。軽やかでスマートな香りから、より
改まった大人の印象を持つ香りまで種類が豊富。四季を通して、また、TPOを問わず使え
ることから日本人には好まれるタイプ。
4.ウッディタイプ
樹木の香りをメインとした深い森や土、木肌、大地を感じる温かみのある香り。落ち着いた
印象の香りからは、安心感、冷静、沈着、知的な印象を与えます。部下を率いる仕事の場面
や、デートの時には包容力のある男性像を演出できます。
5.オリエンタルタイプ
香水の中で最も重厚で華やいだ香り。樹脂やスパイスなどが多く配合されているため、品
格や懐の深さ、包容力、リッチ、エキゾチックでゴージャスな印象を与えます。フォーマル
や夜の社交場、存在感を高めたい時にお使いいただけます。
6.シプレータイプ
苔の香りにウッディ、花、柑橘の香りを加えた落ち着いた渋さを持つ香り。包容力や知性、
紳士的な雰囲気を作り出すことができるため、パーティなどのフォーマルなシーンや指導力
を発揮したい方や社会的立場が高い方には特に似合う香りです。
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<香りのタイプとおすすめのTPO>
香りのタイプ
仕事
香りの特徴
オン
社交
プライベート
/ オフ
シトラス
柑橘系を主体としたフレッシュな香り
◎
○
フローラル
花の香りをアクセントとする柔らかな香り
○
○
フゼア
ラベンダーが特徴のハーバル感ある香り
◎
○
○
ウッディ
樹木の香りを特徴とする落ち着いた香り
◎
○
○
オリエンタル
重厚感や華やぎのあるゴージャスな香り
◎
○
シプレー
苔の香りと柑橘が調合された格調ある香り
○
◎
Q7.季節ごとの使い方は?
A.日本の梅雨から夏にかけては湿度が高いので、柑橘系の香りがおすすめです。この季節
に持続性の高い香料を含むタイプの香水強く重く感じられます。
空気が乾燥気味な日本の秋から冬にかけては持続性のある温かく重厚な香りがピッ
タリです。
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