自身 の 感 性 を 養 い 、保 育 の 本 質 である「 子ども理 解 」を 深 める 初 等 教 育 教員養 成 課 程 幼児教育選修 「 子どもが好き」という強い気 持ちが、 私の学びを支えている。 幼 児 教 育 選 修 幼児教育選修では、健やかな子どもの成長を支え、寄り添うことのできる確かな専門性と実践力を備えた、社会に 貢献できる幼稚園教諭・保育士の養成を目指しています。人格の形成が行われ、最も影響を受けやすい幼児期に 接する教育者としての責任と自覚を身に付けます。 初等教育教員養成課程 幼児教育選修 4年 将来は子どもとかかわれる仕事に就きたいと考えたとき、一番に思い浮かんだのは自分の 幼少時代の記憶の中にある保育所の先生でした。 しかし進路選択にあたって、 当時は保育 士と幼稚園教諭の違いも分かっていなかったため、 まずは子どもについて幅広く学びたいと 思い、 幼稚園教諭1種免許状や小学校教諭1種免許状、 保育士資格が取得可能な愛知教 育大学の幼児教育選修に進学。 「幼児心理学」 や 「障害児保育」 などの専門的な科目を通 ■ 主な学修領域 幼児教育学 幼児心理学 保育内容学 社会福祉学 近代教育思想家たちが幼児教 人の一生の中で最も著しい発 幼 児の心 身の発 達の側 面を 育に与えた影響や保育制度、 達を遂げる時期である乳幼児 踏まえつつ、 「保育内容」 (環 祉」 「 社会的養護」 などを学び、 「障害児保育」 「児童家庭福 して学びを深めていくうちに、 「子どもが好き」 という気持ちが強くなってきました。人数が少 現代の子ども・子育てに関する 期の子どもの発達(認知・自我 境、言葉、人間関係、健康、表 養護の観点では、家庭養護を ない幼児教育選修は、学生同士はもちろん、先生との距離も近くアットホームな環境です。 問題、保育者の役割、幼児教 の発達、情緒の発達、社会性 現) について学びます。発達を 代替し補う社会的養護の現状 また、実習が多いことも特長のひとつ。 その中でも授業の一環として行う幼児向けのミュー 育の方法などを学び、実践の基 の発達)の様相を深く理解す 促す遊びの内容や活動、指導 と課題を把握します。障害児の 盤となる幼児教育観を養いま ることを目的としています。幼児 援助のあり方について考え、 さ 観点では、今日的に気になる子 す。特に子どもの主体性を育む 教育・保育において欠かすこ まざまな活動場面や保育場面 どもを取り上げます。 教育方法を深く学びます。 とのできない基礎的な知識を の事例に基づいて学修。保育 ジカル劇「わくわくシアター」 では、台本や音楽、衣装までをすべて一から制作し、幼稚園や 病院で公演することで、 子どもの喜ぶ顔を見ることができる貴重な体験になりました。 学びます。 に必要な基礎的技能も身に付 けます。 人の一 生を左 右する 乳 幼 児 期 教 育を考えよう。 ■ 取得できる免許・資格 [ 主 免 ] 卒業と同時に取得できる免許 幼稚園教諭1種免許状 鈴木 裕子 教授 [ 副 免 ] 所定科目の単位修得により取得できる免許 保育の第一歩は子どもを理解しようと寄り添う姿勢。 そのため、保育を学ぶ上で 「子 [ 資 格 ] 所定科目の単位修得により取得できる資格 どもが好き」 という気持ちは、 学びの原動力になります。 私の担当する身体表現や身体 小学校教諭1種免許状 保育士(厚生労働省の認可による専門資格) フ ィ将 ー来 ルの ド 多くの卒業生が公立の幼稚園や保育所に正規で就職 しますが、小 学 校 教 諭 、児 童 養 護 施 設 、一 般 職 公 務員 のほか、大学院に進学する人もいます。 教育関連の授業では、学生自身が保育者になる自分をイメージし、 まだ発達途中で 言葉の少ない子どもの こころ が からだ に現れるプロセスを見つめます。 「教育の総 合大学」 で幼児教育を学ぶ最大のメリットは、人の一生を段階的にとらえられるこ ■ 授業紹介 と。 そして人格の基盤をつくる乳幼児期の教育の重要性を大いに理解できることで す。人間として子どもたちと向き合い、感性をフルに発揮して、保育を総合的かつ柔 軟に編み上げることのできる力を養ってほしいと願っています。 担 当 科 目/保育内容研究特論、基礎技能 など 専門・研究分野/ 保育内容学(身体表現、 身体教育) 附属幼稚園での実習 18 園児との芋掘り 附属幼稚園での実習 パネルシアターの実演練習 19
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