JP1 ジョブ管理 FAQ

JP1 ジョブ管理コース
~研修受講後のスキルアップサポート~
最終更新日:2011/2/14
本資料は、アシスト JP1 研修をご受講いただいたお客様からのご質問や、研修ではご案内できなかった情報などを
FAQ にまとめたものです。研修受講後のスキルアップの一助として、是非お役立てください。
※ご利用上の注意事項は最後のページにまとめられております。ご確認のうえ、ご利用ください。
第 1 章 JP1 概要
1
Q. JP1/AJS3 は一台のマネージャーサーバーで何台のサーバーを管理できますか。
A. 1 台の JP1/AJS3–Manager で管理できる JP1/AJS3-Agent の制限値は 1024 台です。
但し、サーバーのスペックやリソースによって管理できる数は異なりますので、お客様の環境に合わせて
設定を行ってください。
2
Q. イベントサービスの起動方法をおしえてください。
A. ≪Windows≫
JP1/Base Control Service を開始することで、イベントサービスを含めた各サービスが、起動順序制御機
能によって制御された順番で起動します。
≪UNIX≫
「jbs_start」コマンドを実行することでイベントサービスを含めた JP1/Base、JP1/AJS3 関連のプロセス
の起動を行う事が可能です。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Base 運用ガイド 1.3 サービスの起動順序および終了順序を制御する(Windows 限定)
3
Q. 複数の JP1/AJS3–Manager を使用してシステム管理を行う場合、認証サーバーは 1 台に集約するのですか。
A. 複数の JP1/AJS3–Manager を使用する場合の認証サーバーの最適な数は、システムの管理方法によって異な
ります。
複数の JP1/AJS3–Manager で 1 つのシステムを管理している場合、認証サーバーを一台にすると一括して認
証を行うことができるため、管理負荷を軽減できます。
一方、複数の JP1/AJS3–Manager を複数のシステムで複雑に使用している場合は、認証サーバーを複数設定
することで、認証圏ごとに JP1 ユーザーの管理ができるため、システムとしての耐久性が強くなります。
4
Q. 複数の認証サーバーを立てるメリットは何でしょうか。
A. 認証圏ごとに JP1 ユーザーの管理ができるので、システムとしての耐久性が強くなります。
5
Q. 認証サーバーは1つのユーザー認証圏に何台まで設定することができますか。
A. プライマリー認証サーバーとセカンダリー認証サーバーの 2 台まで設定可能です。
6
Q. JP1/Base の環境設定画面の「認証サーバー」タブの、「認証サーバーの検索順序」の項目にある、「閉塞
状態」とは何ですか。
A. 「閉塞状態」とは、認証サーバーに接続を行わない状態のことです。認証サーバーを 2 つ設定した場合、
接続に失敗した認証サーバーの状態は「閉塞状態」となり、再接続が行われることはありません。
「閉塞状態」を使用することで、1 台目のプライマリー認証サーバーの接続に失敗した場合に、それ以降
はプライマリー認証サーバーへの接続を自動的に打ち切り、予備のセカンダリー認証サーバーを使用する
ことができます。
ただし、セカンダリー認証サーバーの接続にも失敗すると、セカンダリー認証サーバーも「閉塞状態」と
なります。両認証サーバーへの接続が「閉塞状態」になると、システム上の業務が停止することになりま
す。
そのため、閉塞状態になったことを素早く検知して、閉塞状態となった原因を取り除く必要があります。
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1
7
Q. JP1/Base に登録可能な JP1 ユーザー数に上限はありますか。
A. JP1/Base に登録可能な JP1 ユーザーは 3000 ユーザーです。
なお、認証サーバー(認証圏)毎に 3000 ユーザーまで登録可能です。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Base 運用ガイド
付録 D 制限値一覧
8
Q. JP1 ユーザーまたは OS ユーザーのパスワードを設定する際に何か制限はありますか。
A. JP1 ユーザー、OS ユーザーのパスワード設定時には以下の制限があります。
≪JP1 ユーザーのパスワード≫
・6~32 バイトで指定します。(大文字小文字を区別します)。
・「\」「"」「:」といった記号およびスペース、タブを含む文字は指定できません。
≪OS ユーザーのパスワード≫
・システム上の制限値に従って設定して下さい。
9
Q. JP1 ユーザー作成時にパスワードの有効期限を設定し、一定期間ごとにパスワードの変更を行う方法はあ
りますか。
A. JP1 ユーザーのパスワードに有効期限を設定することはできません。
JP1 ユーザーのパスワード変更は、「jbschgpasswd」コマンドが使用できるため、定期的にコマンドを実
行する方法で、変更することができます。
10
Q. JP1 ユーザーに付与できる権限には「JP1_AJS~」と「JP1_JPQ~」という権限がありますが、何が異なる
のでしょうか。
A. 「JP1_AJS~」権限は処理の定義や実行時のアクセス権限です。
「JP1_JPQ~」権限は、処理の実行環境設定に必要なアクセス権限です。
但し、処理の実行環境の設定を操作するユーザーは限られることが多いため、「JP1_JPQ~」権限は、必要
なユーザーのみに指定します。
11
Q. JP1 ユーザーに Administrator 権限を持つ OS ユーザーをマッピングした場合、JP1 権限での制御がかから
ないということですが、具体的にどういった状態になりますか。
A. JP1 権限での制御がかからない為、JP1 ユーザーに資源グループ別権限レベルを設定していても、設定内容
は無効となります。つまり、すべてのユニットに管理者権限でアクセスが可能となります。
12
Q. 1 つの JP1 ユーザーに対して複数の操作権限を設定する場合、強い権限が優先されるのですか。
A. 権限レベルは JP1 資源グループごとに、JP1 ユーザーに指定するため、同じ資源グループ内であれば強い
権限が優先されます。 なお、別の資源グループに設定された権限は別の設定となるため、どちらかが優先
されるということはありません。
13
Q. JP1 ユーザーの「jp1admin」と OS ユーザーの「Administrator」はデフォルトでマッピングされているの
ですか。
A. JP1/Base のインストール時の設定で、どの OS ユーザーとマッピングするかを設定することができます。
「jp1admin」にはデフォルトで JP1 上の管理者権限が付与されています。
そのため一般的には Administrator をマッピングし、管理者用 jp1 ユーザーとして使用されていますが、
必ずしも設定が必要なわけではありません。
また、Administrator とマッピングした JP1 ユーザーは、権限レベルが無効になる(すべてのユニット
に管理者権限でアクセスできる)為、使用する際はご注意ください。
14
Q. ユーザーマッピングでは、JP1 ユーザーに対して OS ユーザーをいくつまで登録可能ですか。
A. ユーザー数単位ではなく、定義ファイルのバイト数になります。
ユーザーマッピング定義ファイルの 1 行の最大長が 4,096 バイトです。
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15
Q. JP1 ユーザーと OS ユーザーのマッピング情報の格納先を教えてください。
A. マッピング情報の格納先は、以下の通りです。
≪Windows≫
JP1/Base インストール先フォルダ\conf\user_acl\jp1BsUmap.conf
≪UNIX≫
/etc/opt/jp1base/conf/user_acl/jp1BsUmap.conf
◎マニュアル記載箇所
JP1/Base 運用ガイド
14. 定義ファイル
ユーザーマッピング定義ファイル
16
Q. マッピングユーザーのリスト表示の方法を教えてください。
A. マッピング情報は、定義ファイル或いはコマンドで確認できます。
1.マッピング情報定義ファイルの格納先は以下の通りです。
≪Windows≫
JP1/Base インストール先フォルダ\conf\user_acl\jp1BsUmap.conf
≪UNIX≫
/etc/opt/jp1base/conf/user_acl/jp1BsUmap.conf
2.コマンドを使用してマッピング情報を確認する方法は、以下の通りです。
------------------------> jbsgetumap
jp1admin:*:Administrator
jp1user1:*:guest
jp1user2:*:user2
------------------------※[JP1 ユーザー名:サーバーホスト名:OS ユーザー名]と表示されます。
17
Q. JP1 ユーザーと OS ユーザーをマッピングをする際、異なるマシン上で同一名の OS ユーザーが存在していた
場合、どのような動きになるのか教えてください。
A. ユーザーマッピングは、JP1/AJS3-Agent、JP1/AJS3-Manager 導入済みの全サーバーの JP1/Base で行いま
す。
JP1 ユーザーとのマッピングは、各サーバー上の OS ユーザーと行う為、同一名の OS ユーザーが別サーバー
に存在しても、操作に影響はありません。
18
Q. JP1 ユーザーにマッピングする OS ユーザーにドメインユーザーを設定することは可能でしょうか。
A. ユーザーマッピングで JP1 ユーザーとドメインユーザーをマッピングすることは可能です。
ドメインユーザーを設定する場合は、「ドメイン名\ユーザー名」のように、ドメインとユーザーの区切り
を「\」で記述します。
19
Q. ユーザーマッピングの設定の際に、ログオンチェックを行わずに OS ユーザーの登録を行うのはどのような
場合ですか。
A. ログオンチェックを行わずに JP1 に OS ユーザーを登録する場合、OS 上に存在しないユーザーや、パスワー
ドが違うユーザーであっても登録可能となります。そのため以下のような場合に使用されます。
・マッピング対象のサーバーへ OS ユーザーを登録する前に、JP1 ユーザーにマッピングを行う場合。
・OS ユーザーのパスワード変更を行う前に、JP1 に登録した OS ユーザーのパスワードを変更する場合。
20
Q. サーバーの OS ユーザーのパスワード変更を行った場合、各サーバーの JP1/Base 上で設定変更を行う必要
はありますか。
A. サーバーの OS ユーザーのパスワード変更を行った場合、Windows サーバーの JP1/Base は設定を変更する必
要があります。但し、UNIX サーバーの JP1/Base では、OS ユーザーのパスワード管理を行う必要がないた
め、変更も必要ありません
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21
Q. ユーザーマッピングを誤って登録してしまった場合、どの時点で確認することができますか。
A. ユーザーマッピングは、各サーバー上で行います。
その為、マッピング済み JP1 ユーザーを各サーバーで使用した時点で確認できます。
例えば、JP1/AJS3-View ログイン時に、ログイン先でマッピングに失敗すると、その旨エラーが表示され
ます。また、ジョブネット実行時に実行先エージェントサーバーでマッピングに失敗すると、その時点で
エラーが表示され、ジョブネットは実行できません。
ユーザーマッピングを行う際には、各サーバーでの設定ミスにご注意ください。
22
Q. ユーザーマッピングは処理の実行を行わないマネージャーサーバーでも設定は必要ですか。
A. ユーザーマッピングはログイン時の認証に必要なため、マネージャーサーバーにもログインを行う JP1
ユーザーのマッピングが必要です。
サーバー毎に、使用する JP1 ユーザーと OS ユーザーのマッピングを行います。
23
Q. コマンドを使用した JP1 ユーザーのマッピング手順をおしえてください。
A. マッピングを行うには、マッピング情報定義ファイルを編集し、コマンドで定義内容を読み込みます。
1.マッピング情報定義ファイル(jp1BsUmap.conf)格納先
≪Windows≫
JP1/Base インストール先フォルダ\conf\user_acl\jp1BsUmap.conf
≪UNIX≫
/etc/opt/jp1base/conf/user_acl/jp1BsUmap.conf
2.マッピング情報定義ファイル(jp1BsUmap.conf)定義形式
-------------------jp1user1:*:guest
-------------------※[JP1 ユーザー名:サーバーホスト名:マッピング OS ユーザー名]と記載します。
3.コマンドを実行して、マッピング情報定義内容を読み込みます。
-----------------------------------------------------------> jbsmkumap
KAVA0656-I jbsmkumap を起動しました.定義ファイル名 = JP1 ベース
インストールパス\conf\user_acl\jp1BsUmap.conf
************
登録成功
************
------------------------------------------------------------
24
Q. JP1 ユーザーに 1 つの OS ユーザーをマッピングした場合と、複数の OS ユーザーをマッピングした場合では
何が違うのでしょうか。
A. JP1 ユーザーにマッピングする OS ユーザーの数によって、ジョブ実行時の OS 権限が確定しているか選択で
きるかの違いがあります。
JP1 ユーザーに 1 つの OS ユーザーをマッピングした場合では、実行時に選択できる OS ユーザーは 1 つのた
め、実行時の OS 権限は確定しています。JP1 ユーザーに複数の OS ユーザーの権限をマッピングした場合、
実行をかける OS ユーザーを複数の OS ユーザーから選択することができます。
これにより、処理毎に実行をかける OS ユーザーの権限を変更することが可能です。
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第 2 章 ユニット定義
1
Q. ユニットの「所有者」は、複数指定できますか。
A. 複数指定はできません。1 ユーザーのみです。
2
Q. ユニットに資源グループを複数指定することはできますか。
A. ユニットに複数の資源グループを指定することはできません。
但し、JP1 ユーザーには資源グループを複数登録することができます。ユニットを複数の資源グループか
らアクセス可能にしたい場合は、ユニットに指定した資源グループを複数の JP1 ユーザーに登録します。
例)
ジョブグループ「A」へのアクセスを、資源グループ「a」と資源グループ「b」に属しているユーザーのみ
可能にする場合。
1.ジョブグループ「A」に資源グループ「c」を設定する。
2.資源グループ「a」もしくは「b」に属している JP1 ユーザーに、新たに資源グループ「c」の権限を
追加する。
3
Q. 上位ユニットと下位ユニットに別々の資源グループを定義した場合は、どちらが優先されるのですか。
A. 資源グループのアクセス制限はユニットごとに行うため、どちらかが優先されるということはありません。
ユニットに設定されている資源グループと同じものが設定されていなければ、JP1 ユーザーはユニットに
アクセスすることはできません。
[例]
ジョブグループの資源グループを「jp1guest」と設定し、その下位のジョブネットの資源グループを
「jp1user1」と設定した場合。
JP1 ユーザー(資源グループ:jp1guest)は、ジョブグループ(jp1gues)にはアクセス可能ですが、ジョブ
ネット(jp1user1)へはアクセスできません。
4
Q. ユニットの詳細定義画面で、資源グループの項目はデフォルトだとブランクで表示されていますが、その
場合はどのような設定になりますか。
A. 資源グループがブランクの場合はアクセス制御が無効であるという設定になります。
また、権限レベルの制御対象とはならないため、全ユーザーが管理者権限と同等の操作を行うことができ
ます。
5
Q. 上位ユニットの資源グループの設定を変更すると、下位のユニットの設定を一括で変更できますか。
A. 上位ユニットの資源グループの設定を変更しても、下位ユニットの設定は変更されません。
下位ユニットの資源グループがブランク設定の場合は、上位ユニットの内容が引き継がれます。
下位ユニットに資源グループが設定されている場合は、上位ユニットの資源グループを変更したとしても、
変更内容が下位ユニットに引き継がれることはありません。
6
Q. ユニットの資源グループと JP1 ユーザーの資源グループが異なる場合、ユニットにアクセスできるように
するにはどうすればいいですか。
A. JP1 ユーザーには複数の資源グループを設定できるため、アクセスするユニットと同じ資源グループを
JP1 ユーザーに追加登録します。
7
Q. ジョブグループ以下にジョブは作成できますか。
A. 作成できません。ジョブはジョブネットの中に定義するユニットです。
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Q. ジョブネットの詳細定義画面の「保存世代数」はできるだけ多く設定したほうがいいのですか。
A. 保存世代数を設定することで、指定した世代分の実行結果を監視画面から確認できます。
しかし、保存世代数を多く設定すると、JP1/AJS3-View で監視画面を表示する際に情報の取得に時間がか
かります。特に、ジョブネットに起動条件を定義している場合には、起動条件の成立回数分の実行結果が
保存されるため、設定する場合には注意が必要です。
保存世代数には、確認に必要な最低限の回数分を設定することをおすすめします。
◎参照マニュアル
JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド
4.2.3 ジョブネットの保存世代数の管理
9
Q. ジョブネットの詳細定義画面の「属性」タブの「保留」項目のプルダウンメニューにある「異常時」、
「異常警告時」のちがいは何ですか。
A. ジョブが終了後のステータスの違いです。
≪異常時≫
ジョブネットの実行結果が異常終了の場合を示します。
≪異常警告時≫
ジョブネットの実行結果が異常終了、あるいは警告終了の場合示します。
10
Q. ジョブネットの詳細定義画面の「実行時のユーザー」には、マッピング OS ユーザーを指定するとのことで
すが、JP1 ユーザーとマッピングしていない OS ユーザーを指定した場合は、どうなりますか。
A. ジョブネット実行時にエラーになります。
11
Q. ジョブネットの詳細定義画面の「終了判定」を「常に正常」にし、打ち切り時間を指定した場合、打ち切
り時間に達してとしても正常終了扱いになるのでしょうか。
A. この場合は、強制的に打ち切りますので「異常終了」ステータスとなります。
12
Q. ジョブネットを定義する際、UNDO 機能はありますか。
A. UNDO 機能はありません。あらかじめ定義情報のバックアップを行っていただくことをお薦めします。
13
Q. ジョブネットごとにアクセス制御できますか。
A. ユニット単位での制御が可能です。
ユニットのプロパティの「属性タブ」「資源グループ」で許可したいユーザーが属しているグループ名を
入力することで制御することができます。
14
Q. ジョブネット(1 階層)には、最大何個のジョブを定義できますか。
A. 1 階層には最大で 10,000 個のジョブを定義できます。
ジョブの定義数は、ジョブネットエディタ画面のメニューの「編集」「マップサイズ」から変更すること
が可能です。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
15.4.4 [マップサイズ変更]ダイアログボックス
15
Q. [ジョブネットエディタ]画面の[編集]に「貼り付け」と「貼り付け(拡張)」がありますが、何が違うので
しょうか。
A. 「貼り付け」は、貼り付け時に関連線が削除されます。
「貼り付け(拡張)」は関連線も合わせてコピーされます。
16
Q. ジョブを定義する際、「定義」タブの「実行時のユーザー」で OS ユーザーを指定する際、ユーザーリスト
は表示されますか。
A. ユーザーリストは表示されません。定義ファイル等でその都度ご確認の上、設定してください。
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17
Q. ジョブを定義する際、「打ち切り時間」を設定する際の起点はどこでしょうか。
A. ジョブの実行開始が起点となり、指定した打ち切り時間に達したら打ち切られます。
18
Q. ジョブの後続にジョブネットを定義することは可能ですか。
A. ジョブネット内で、ジョブの後続にネストジョブネットを定義することは可能です。
また、ジョブネット間で連携を行いたい場合には、ジョブネットコネクタや、JP1 イベント送受信機能を
使用できます。
19
Q. PC ジョブや UNIX ジョブの詳細定義画面の「定義」タブの、「終了判定」の項目で 「常に正常」を選択し
た場合は、登録している実行ファイルが途中で異常終了しても「正常終了」になるのですか。
A. 「終了判定」の項目で 「常に正常」を選択した場合でも、実行ファイルがエラーになると「正常終了」に
はなりません。「常に正常」となるには、実行ファイルが最後まで実行されることが前提条件です。
20
Q. PC ジョブや UNIX ジョブで実行ファイルを指定した際、実行ファイル内で子プロセスや別の実行ファイル
を呼び出す処理については、ジョブで終了判定を行うことが可能でしょうか。
A. JP1 では指定した実行ファイルのみを監視していますので、子プロセスや呼び出した別の実行ファイルに
関しては実行終了の判定は行えません。
21
Q. PC ジョブや UNIX ジョブの「実行時のユーザー」には、その処理で実行を指定した OS ユーザーを入力しま
すが、マッピングしていない OS ユーザーを指定してしまった場合には、どうなりますか。
A. ジョブネット実行時にエラーとなります。ジョブの状態が「起動失敗」となり、実行できません。
22
Q. PC ジョブや UNIX ジョブの「終了判定」で指定する「しきい値」とは、どのようなものでしょうか。
A. ここでの「しきい値」とは、ジョブで実行する処理のリターンコードのことを言います。ジョブ実行後の
リターンコードをもとに、その処理が「正常」或いは「異常」かの判断をするために使用します。
23
Q. PC ジョブや UNIX ジョブの詳細定義画面で「実行ユーザー種別」と「実行時のユーザー」の各項目があり
ます。 どちらも指定しなければならないのでしょうか。
A. 各項目には、それぞれ以下のユーザーを指定します。
≪実行ユーザー種別≫
その処理を実行する JP1 ユーザーが下記のどちらかであるかを指定します。
・登録ユーザー:ジョブネットに実行登録を行うユーザー
・所有ユーザー:ジョブネットの所有者
≪実行時のユーザー≫
実行ユーザー種別で指定した JP1 ユーザーにマッピングされている OS ユーザーが複数いる場合に、どの OS
ユーザーの権限を使用して処理を実行するかを指定します。
デフォルトでは「実行ユーザー種別」は「登録ユーザー」、「実行時のユーザー」はブランクです。
その場合、実行登録を行う JP1 ユーザーのプライマリー OS ユーザーの権限で、処理を実行します。
変更の必要がある場合だけ、指定を行ってください。
24
Q. PC ジョブや UNIX ジョブ詳細定義画面の「ファイル転送」タブを使用して、ファイルを転送する際のプロ
トコルは何ですか。
A. JP1 独自のプロトコルを使用しています。
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25
Q. PC ジョブや UNIX ジョブの詳細定義画面の「定義」タブの「終了判定」の項目で、 「しきい値による判
定」を選択し、「異常しきい値」のみ指定した場合は どのように判定されるのですか。
A. 「しきい値による判定」で、「異常しきい値」のみを設定した場合は、設定された異常しきい値のみを
使って終了判定を行います。「警告しきい値」の判定は行いません。
[例]
「しきい値による判定」で「異常しきい値」のみ「0」を設定した場合。
・リターンコード、終了コードが「0」
⇒ 正常終了
・リターンコード、終了コードが「1」以上 ⇒ 異常終了
26
Q. 標準エラー出力ファイルのフォーマットを教えてください。
A. シェルやプログラムから出力される形式です。
27
Q. PC ジョブ、UNIX ジョブなどの詳細定義画面で「終了判定(しきい値判定)」の項目に「異常」と「警告」が
ありますが、動作の違いを教えて下さい。
A. 「異常終了」と「警告終了」の動作の違いは以下になります。
ジョブが異常終了した場合、後続ジョブは実行されず、ジョブネットの実行は中断されます。
ジョブが警告終了した場合、ジョブネットは中断されず、後続ジョブは実行されます。
発生した障害が、ジョブネットを中断するほど重大でない場合に、警告終了を使用します。
28
Q. PC ジョブの実行ファイル名を指定する際に、直接コマンドを入力できますか。
A. コマンドラインから実行できるものは、直接指定する事が可能です。
29
Q. UNIX ジョブの詳細定義画面の「定義」タブの「コマンド文」と「スクリプトファイル名」の項目は両方設
定することも可能ですか。 また、両方指定した場合はどのような実行になるのですか。
A. 「コマンド文」と「スクリプトファイル名」を両方設定しても定義時や実行時にエラーにはなりませんが、
必ずどちらか片方を指定してください。
両方を指定した場合はコマンド文、スクリプトファイルの順で実行されますが、二つの処理は関連をもた
ずに別々に実行されます。
また、同時に指定した場合、ジョブが異常終了した際に、どちらで指定した処理が異常終了したかを JP1
側で検知できません。
30
Q. UNIX ジョブの引数を「コマンド」に指定する場合は通常、スペースで入力していいのですか。
A. 通常のコマンドの文法で入力してください。
31
Q. PC ジョブの「実行形式ファイル」を指定する場合、ディレクトリ名に 2 バイト文字列を指定できますか。
A. 2 バイト文字列も指定可能です。
32
Q. リモートジョブネットを定義する場合、転送先の JP1/AJS3-Manager 導入サーバー側で、何か定義を行う必
要がありますか。
A. 転送先サーバーでは定義を行う必要はありません。
リモートジョブネットに起動がかかると、ジョブネット内に定義されているジョブが自動的に指定したマ
ネージャーサーバーに送信されて実行登録されます。
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33
Q. ジョブネット間の先行後続はジョブネット内にネストジョブネットを使用する方法以外にありますか。
A. ジョブネット間の先行後続関係を定義する場合には、他に以下のふたつの方法があります。
1.JP1 イベント送受信機能を使用する
先行したいジョブネット内の最後のジョブに「JP1 イベント送信ジョブ」を定義します。
後続に実行したいジョブネット内の最初のジョブに「JP1 イベント受信監視ジョブ」を定義します。
同一イベントを受け渡すことで、ジョブネット間の連携をとることができます。
2.ジョブネットコネクタ機能を使用する
ジョブネットコネクタ機能を使用することで、ジョブネット間の先行後続関係を定義できます。
ジョブネット内で、呼び出したいジョブネットをジョブネットコネクタで定義してください
34
Q. ジョブネットコネクタの詳細定義画面の「定義」タブの「実行順序制御方式」の項目で「非同期」を選択し
た 場合、そのジョブネットはいつ実行されるのですか。
A. 「非同期」を設定した場合、ジョブネットコネクタに接続するジョブネットは、ジョブネットコネクタの
状態にかかわらず、自身のスケジュールで実行を開始します。
35
Q. OR ジョブはイベントジョブに OR 条件をつけますが、イベントジョブ以外の複数のジョブに OR 条件を設定
する方法はありますか。
A. イベントジョブ以外のジョブの後続ジョブにイベントジョブを登録し、その後続ジョブに OR ジョブを登録
する方法で対応が可能です。
例えば、2 つの PC ジョブに OR 条件を付けたい場合、それぞれの PC ジョブの後続ジョブに実行時間制御
ジョブ(イベントジョブ)を定義します。そして後続ジョブに OR ジョブを定義することで、2 つの PC ジョブ
に OR 条件を付与することが可能です。
[ジョブネット定義例の図]
36
Q. 判定ジョブでは、何らかの判定を行い、結果が「真」の場合には従属ジョブを実行、「偽」の場合には後
続ジョブを実行するとのことですが、従属ジョブを設定しなかった場合にはどのような動きになりますか。
A. ジョブネット実行時に、「順不同」というステータスになります。
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37
Q. 判定ジョブで条件が「真」の場合に実行される従属の処理に、複数の処理を定義することはできますか。
A. 従属の処理に複数の処理を定義する場合は、従属ジョブをネストジョブネットで登録し、一つ下の階層に
複数の処理を登録します。
[例]判定ジョブの従属の処理として、A、B、C の 3 つの処理を実行する場合。
1.判定ジョブの従属ジョブにネストジョブネットを登録します。
2.ネストジョブネットの中に A、B、C の 3 つの処理を登録します。
[ジョブネット定義例の図]
また、JP1 イベント送信ジョブと JP1 イベント受信監視ジョブを使用した方法もあります。
[例]判定ジョブの従属の処理として、A、B、C の 3 つの処理を実行する場合。
1.ジョブネット A で、判定ジョブを定義する。その際、従属ジョブに JP1 イベント送信ジョブを定義する。
2.ジョブネット B に、A、B、C の 3 つの処理を定義し、処理フローの先頭に JP1 イベント受信監視ジョブ
を定義する。
[ジョブネット定義例の図]
≪ジョブネット A≫ ≪ジョブネット B≫
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10
38
Q. 判定ジョブを使用して、完全な条件分岐はできますか。
A. 判定ジョブを複数使用することで、完全な条件分岐も可能です。
その場合、1 つ目と 2 つ目の判定ジョブにそれぞれ逆の条件を設定します。
[例]ファイルが存在すれば処理 A を実行し、存在しなければ処理 B を実行させたい場合。
(1)先行ジョブの終了判定で「常に正常」を選択し、必ず後続ジョブが実行されるよう設定します。
(2)1 つ目の判定ジョブの判定条件を「ファイルが存在したら真」にします。
そして従属ジョブに処理 A を設定します。
(3)2 つ目の判定ジョブの判定条件に「ファイルが存在したら偽」を設定し、従属ジョブに処理 B を設定
します。
[ジョブネット定義例の図]
39
Q. JP1 イベント受信監視ジョブの詳細定義画面の「定義」タブの「イベント発行元ユーザー名」、「イベン
ト発行元グループ名」では具体的に何を指定するのですか。
A. ≪イベント発行元ユーザー名≫
イベントを発行した JP1 ユーザーとマッピングしている OS ユーザーを指定します。
≪発行元グループ名≫
JP1 ユーザーとマッピングした UNIX のユーザーが属しているグループを指定します。
Windows の場合はヌル文字列が指定されます。
40
Q. イベント受信監視ジョブのイベント ID を設定する項目には、左右二つのテキストボックスがありますが、
それぞれを指定するのでしょうか。
A. 左側のテキストボックスには JP1 イベントの基本コードを 7 桁 16 進数(0~FFFFFFFF)でユーザーが指定し
ます。
右側のテキストボックスには JP1 イベントの詳細コードを指定できますが、詳細コードは JP1 で内部的に
決定される為、指定する必要はありません。
41
Q. JP1 イベント受信監視ジョブの「メッセージ」と、終了判定の「メッセージが一致したら正常(異常)」項
目の違いをおしえてください。
A. どちらも JP1 イベントに付与されているメッセージを表していますが、どのように使用するかが異なりま
す。
≪基本情報部指定[メッセージ]≫
監視対象の JP1 イベントの絞込み条件の一つです。指定した ID の JP1 イベントが発生した場合、そのイベ
ントに付与されているメッセージの内容を、条件として指定できます。
≪終了判定[メッセージが一致したら正常(異常)]≫
ジョブの終了判定で使用します。この項目を指定する場合には、ファイルを指定します。
監視対象の JP1 イベントを受信した際、指定したファイル内の記述と、イベントに付与されているメッ
セージの内容が一致しているかどうかによって、正常か異常かを判断します。
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42
Q. JP1 イベント受信監視ジョブの「終了判定」はデフォルトでは空白ですが、その場合はどのような設定に
なりますか。
A. デフォルトの空白の設定ですと、「常に正常」が仮定されます。
43
Q. ファイル監視ジョブにおいて、指定する監視ファイル名は、大文字・小文字区別しますか。
A. ≪Windows≫
大文字・小文字を区別しません。
≪UNIX≫
大文字・小文字を区別します。
44
Q. ファイル監視ジョブで監視対象ファイル名にワイルドカードを指定した場合、複数のファイルで監視条件
が成立する可能性があります。
その場合、どの時点でファイル監視ジョブの条件成立となるのでしょうか。
A. 複数のファイルを監視している場合、どれかひとつのファイルで条件が成立したタイミングで、ファイル
監視ジョブの条件成立となり、ジョブは終了します。
45
Q. ファイル監視ジョブで「監視条件:削除」「監視間隔:120 秒」で監視を行います。
監視開始後、120 秒の監視間隔の間に、ファイルの削除・作成が行われた場合、「ファイルの削除」を検
知することは可能でしょうか。
A. 監視間隔の間に、削除や作成の操作が行われた場合、ファイル監視ジョブでは検知できません。
ご質問のような場合に、監視条件を「削除」「最終書き込み時刻変更」のふたつの条件を定義することで、
ご要望を満たすことが可能です。
46
Q. 1 つのファイルを複数のファイル監視ジョブで監視することはできますか。
A. 1 つのファイルを複数のファイル監視ジョブ(イベントジョブ)で監視することはできません。
監視対象となっているファイルが、別のイベントジョブまたは JP1/Base のイベントサービス機能を使用し
たログファイル監視の対象にもなっている場合、監視対象ファイルはオープンされていると認識されるた
め、監視条件は成立しません。
そのため、別のイベントジョブや JP1/Base のイベントサービス機能を使用したログファイル監視の対象
ファイルは、ファイル監視ジョブの監視対象としないでください。
47
Q. ファイル監視ジョブを使用して、ネットワークドライブ上のファイルの監視を行うことはできますか。
A. ファイル監視ジョブを使用したネットワークドライブ上のファイル監視は、動作保障がされていないため、
基本的にはできません。
ファイル監視ジョブの監視対象ファイルには、JP1/AJS-Manager 或いは JP1/AJS3-Agent がインストールさ
れているサーバー上のファイルを指定してください。
48
Q. ログファイル監視ジョブは、監視を行うときにどこまでの範囲を一つのログとして監視しているのですか。
A. ログファイル監視ジョブの 1 ログの範囲は、デフォルト設定の場合、監視対象のファイルに出力されるロ
グ 1 行ずつです。
なお、1 ログの範囲は以下の形式で指定できます。
・可変長:終了文字を指定
※デフォルトは改行コード(¥n)が指定されています。
・固定長:任意のバイト数
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
15.4.24 [詳細定義-[ログファイル監視]-[ログファイル動作定義]]ダイアログボックス
49
Q. ログファイル監視ジョブで複数のログファイルを監視した場合、どのタイミングで正常終了と判断される
のでしょうか。
A. ログファイル監視ジョブで複数のログファイルを監視対象に指定した場合、指定したファイルのうちどれ
か一つでも設定した条件を成立すると、正常終了となります。
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12
50
Q. ログファイル監視ジョブで監視するログトラップのデータ量に上限はありますか。
A. トラップするデータの最大値は 2,048 バイトです。
51
Q. ログファイル監視ジョブでトラップするデータに「*」は使用できますか。
A. 正規表現を使用することが可能ですので、「*」も使用できます。
52
Q. ログファイル監視の監視間隔を教えて下さい。
A. デフォルトでは 10 秒です。86400 秒まで設定する事が可能です。
53
Q. ログファイル監視ジョブで、監視対象ファイル名にワイルドカード「*」を指定することはできますか。
A. ログファイル監視ジョブで、監視対象ファイル名にワイルドカード「*」を指定した場合、監視対象ファイ
ルを、JP1 側で認識できません。その為、定義時にはエラーにはなりませんが、監視条件が成立しません
ので、ワイルドカード指定は行わないでください。
54
Q. ログファイル監視ジョブの「ログファイル名」に複数のファイルを指定した場合「トラップするデータ」
の文字列は、どのファイルに書き込まれ場合に条件成立となりますか。
A. 指定した複数のログファイルの中で、1 つでも指定した文字列が書き込まれると正常終了となります。
55
Q. JP1 イベント送信ジョブの「イベント到着確認」で「する」を選択した場合、デフォルトの
「確認間隔:10 秒」、「確認回数:0 回」という指定では、イベントの到着確認をしているのでしょうか。
A. デフォルトの「確認間隔:10 秒」、「確認回数:0 回」という指定でも、イベントの到着確認を 1 回してい
ます。「確認回数」は、2 回以降の到達確認の回数を指定する項目になります。
56
Q. メールシステム連携機能を使用する為に必要な環境を教えてください。
A. メールシステム連携をしようする為には、OS 毎に以下の環境が必要です。
≪Windows≫
メールシステム連携で使用する、以下どちらかのプログラムのインストールが必要です。
-------------------------・Microsoft Outlook2003
・Microsoft Outlook2003
-------------------------メールシステム連携先ホストに、以下どちらかのメールシステムが必要です。
-------------------------・Exchange Server
・SMTP/POP3
≪UNIX≫
sendmail 機能を持つ SMTP メールサーバーをセットアップする必要があります。
57
Q. カスタムジョブを定義(登録)するための前提条件はありますか。
A. 連携するプログラムがインストールされている必要があります。
58
Q. カスタムジョブとして登録できるプログラムはどのようなものがありますか。
A. 以下の 2 つになります。
・標準提供されているカスタムジョブプログラム
・市販のアプリケーションで、コマンド形式で動作するプログラム
59
Q. R/3 のカスタムジョブは標準提供されていますか。
A. 標準提供されています。
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13
60
Q. R/3 のジョブをカスタムジョブとして登録する場合の前提条件などはありますか。
A. R/3 については、JP1 でカスタムジョブを標準提供していますので、そちらを使用して登録することが可能
です。カスタムジョブを実行するホストは、JP1/AJS3 for EAP がインストールされている必要があります。
61
Q. ジョブの終了時刻を設定することはできますか。
A. 終了時刻を直接設定することはできません。
任意の時間にジョブを終了させる場合には、ジョブに「打ち切り時間」(ジョブを開始してから、指定時間
経過後に処理を打ち切る)を設定することで、任意の終了時間にジョブを終了させることができます。
62
Q. 起動条件に設定できるイベントジョブの数に制限はありますか。
A. 起動条件ジョブネットに定義できるイベントジョブ数は、最大 32 個までになります。
63
Q. イベントジョブを起動条件に設定する場合と、ジョブネットの中に登録する場合では何が違うのですか。
A. イベントジョブを起動条件に設定した場合、そのジョブネットの処理はイベントドリブン処理になり、
ジョブネットに登録した場合は定時処理になります。
≪起動条件に設定した場合≫
イベントジョブの条件が成立すれば何回でも、起動条件の有効範囲内でジョブネットが実行されるイベン
トドリブン処理となります。
≪ジョブネットの中に登録した場合≫
ジョブネットの中のイベントジョブはスケジュールに従い、1 つのスケジュールで 1 度だけ実行を行う定
例処理となります。
64
Q. リカバリの属性を持つジョブネット内に、リカバリジョブを定義することはできますか。
A. 定義できます。
リカバリの属性を持つジョブネットも、ジョブの定義は他のジョブネットと同様に行うことができます。
ジョブネット内に定義したリカバリジョブは、先行ジョブが異常終了した場合に実行されます。
65
Q. 複数のジョブのリカバリに同じ処理を行わせる場合、効率的な設定方法はありますか。
A. 同一のリカバリ処理を行う複数のジョブをネストジョブネットにまとめることで、リカバリ処理を効率的
に登録することが可能です。
[設定手順]
1. 同一のリカバリ処理を行う複数のジョブをネストジョブネットにまとめる。
2. ネストジョブネットの後続ジョブにリカバリ処理を設定する。
⇒ネストジョブネットに登録した複数のジョブのうち、どれか 1 つでも異常終了になった場合に
リカバリ処理が実行されます。
66
Q. ジョブに登録した実行ファイルの存在を、実行前にチェックすることはできますか。
A. 実行ファイルのチェックを事前に行うことは可能です。
事前チェックには「ajschkdef」というコマンドを使用します。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1
ajschkdef
67
Q. ジョブグループに先行後続関係を設定し、連携を持たせて実行することは可能ですか。
A. ジョブグループは、ジョブネットの管理単位であり、実行単位ではないため、先行後続関係を定義するこ
とはできません。
ジョブネットの先行後続関係には、JP1 イベントの送受信や、ジョブネットコネクタ機能を使用すること
で、定義が可能です。
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68
Q. 次のようなジョブネットの作成方法をおしえてください。
≪条件 1≫
0:00~3:00 の間にファイル監視を行い、ファイルが到着すれば後続の処理を実行する。
≪条件 2≫
3:00 までにファイルが到着しなければ、その時点で後続の処理を実行する。
A. 条件を満たすジョブネットとして、下記の定義を行ってください。
1.ジョブネット作成
実行したい処理の先行ジョブとして、OR ジョブを定義します。
OR ジョブの先行ジョブとして、以下ふたつのジョブを定義します。
・ファイル監視ジョブ:到着予定のファイルを監視。
・実行間隔制御ジョブ:30 分を指定。
2.スケジュール定義
ジョブネットのスケジュール定義で、ジョブネットの実行予定時刻を 0:00 と定義してください。
69
Q. JP1/AJS-View のオプションの環境設定の「メイン」タブで、排他編集に関する設定項目があるが、これは
JP1 ユーザーごとに設定できるのですか。
A. JP1 ユーザーごとには設定する事はできません。JP1/AJS-View(モジュール)ごとの設定になります。
70
Q. ジョブネットエディタ画面の「排他編集」チェックボックスに、常にチェックを入れておく方法はありま
すか。
A. ジョブネットエディタ画面の「排他編集」チェックボックスの設定等、各種操作画面のデフォルト値を編
集する場合は、JP1/AJS3-View の環境設定を変更します。
[手順]
1.メイン画面のメニューの「オプション」を選択し、「環境設定」画面を立ち上げます。
2.「メイン」タブの「ジョブネットエディタ起動時の排他編集」という項目で「する」を選択します。
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第 3 章 スケジュール定義
1
Q. ジョブグループ詳細定義画面「基本」タブの「基準日」で第 5 週目を指定した場合、5 週目が無い月はど
のような動きになりますか。
A. その月の最後の週(4 週目)が基準日になります。
2
Q. 「月間/年間カレンダー編集」画面の「カレンダーエリア」内で、デフォルト(無色)の場合、どのような設
定になりますか。
A. 上位ジョブグループの設定を引き継ぎます。
最上位の「AJSROOT1」のデフォルト値は、全てが運用日です。
3
Q. 「月間/年間カレンダー編集」画面で、スケジュールエリアが黄緑や黄色で表示されている場合は何を意味
しているのですか。
A. 「月間/年間カレンダー編集」画面では、上位ジョブグループの休業日が橙色、運用日が緑色で表示されま
す。
ジョブグループに運用日や休業日のカレンダー設定を行っていない場合は、上位ジョブグループの設定が
引き継がれるため、橙色や緑色で引き継がれた内容が表示されます。
4
Q. カレンダー定義を行う際に、一括して祝日設定を行う方法はありますか。
A. カレンダーに祝日設定を一括で行う場合は、「ajscalendar」コマンドを使用します。
「ajscalendar」は、通常のカレンダー情報やイレギュラーな休業日情報を一括でジョブグループに設定す
ることができます。
なお、メーカーより提供される「翌年の祝日ファイル」を使用し一括設定を行うことも可能です。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1
ajscalendar
5
Q. ジョブネットにスケジュールルールを設定する際、種別を「運用日」にし、開始日を「第 20 運用日」と指
定した場合、仮にその月に 20 運用日が存在しない場合には、どのような動きになりますか。
A. スケジュールルールで指定した運用日が存在しない場合には、実行予定が確定しません。その為、実行登
録後にマンスリースケジュールを確認すると、その月の実行予定がないことが確認できます。
6
Q. 毎月月末に実行を行うジョブネットには、どのようなスケジュールルールを設定すればよいのですか。
A. 毎月月末に実行を行うジョブネットのスケジュールルールは、実行開始日を「月末指定」で設定し、処理
サイクルを「1 ヶ月」で設定します。
以下に手順を記載します。
[手順]
1.スケジュールルールの詳細定義画面の「定義」タブで、「種別」を「絶対日」にします。
2.「開始日」を「月末指定」の「最終日から 0 日前」と設定します。
3.「処理サイクル」の項目で「サイクルで実行する」を選択し、「1 月毎に実行する」を指定します。
7
Q. スケジュールルールでサイクルを指定したジョブネットについて質問です。 サイクルを指定したジョブ
ネットに、「休業日の振り替え」を指定した場合、振り替えによって同じ処理が同日に 2 回実行される場
合には、どのような動きになるのでしょうか。
A. 同一ジョブネットに同時刻の実行予定が複数ある場合には、処理は 1 回しか実行されません。
振り替えによって同日に 2 回の実行が重複する場合には、片方の予定が取り消されます。
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8
Q. スケジュールルールの開始遅延はどのような場合に発生するのですか。
A. スケジュールの開始遅延は、ジョブネットに「保留」を設定していた場合などに発生します。
ジョブネットに「保留」を設定すると、開始時刻になっても実行は開始しないため、遅延が発生します。
また、ネストジョブネットの場合は先行ジョブが終了せず開始遅延が発生する可能性があります。
9
Q. スケジュールルールの詳細定義画面の「定義」タブで、「開始時刻」は 47:59 まで指定できるとあります
が、JP1 は 48 時間制の設定ができるのでしょうか。
A. JP1 では 24 時間制と 48 時間制の 2 種類からスケジュールの運用方法を選択することができます。
≪24 時間制の場合(デフォルト設定)≫
24 時間制のスケジュールを設定した場合、実行開始時刻に 24:00 以降(24:00~47:59)を指定すると、実際
に実行されるスケジュールは翌日扱いとなります。
ただし、一日の始まりとなる基準時刻を変更することによって、日付をまたぐ処理も 1 日に収めることが
可能です。
≪48 時間制の場合≫
48 時間制のスケジュールを設定した場合は、0:00~47:59(基準時刻が 0:00 の場合)を 1 日として扱うため、
24:00 以降(24:00~47:59)のスケジュールも当日分として扱われます。
例えば、実行開始時刻を 8 月 1 日の 25:00 とした場合でも、8 月 1 日分のジョブネットとして扱われ、監視
画面にも 8 月 1 日分の予定として表示されます。
48 時間制を使用することで、翌日が休業日である場合も当日分として実行することができます。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド
3.3.1 ルートジョブネットの時間制とスケジュールルール
10
Q. 毎月 27 日(営業日)その後の 4 営業日後に実行する運用は可能でしょうか。
A. 起算スケジュールを使用することによって実現可能です。
ご質問のスケジュールで実行させたいジョブネットのスケジュールに以下のように設定してください。
「基本タブ」毎月 27 日(営業日)
「高度タブ」4 営業日後に実行する。
11
Q. ジョブネットのスケジュール設定で「有効範囲」を指定した場合、指定した有効期日に達した場合、ジョ
ブネットはどうなりますか。
A. 「有効範囲」で指定した範囲を超えた予定は取り消され、その後は実行されません。
但し、登録解除となるわけではありませんので、過去の実行結果は監視画面から確認することができます。
12
Q.
ルートジョブネット内のネストジョブネットに、スケジュールを設定して実行した際、実行時に該当する
スケジュールがネストジョブネットになかった場合には、ネストジョブネットはどのようなステータスに
なりますか。また、ルートジョブネットはどのようなステータスになりますか。
A. ジョブネット実行時に、ネストジョブネットに該当するスケジュールがなかった場合、ネストジョブ
ネットの実行はスキップされます。
また、実行終了後のネストジョブネットのステータスは「計画未実行」です。ジョブネット内で「計画未
実行」ステータスのジョブが存在する場合でも、ルートジョブネットステータスは「正常」となります。
13
Q. ジョブ毎に異なるスケジュールで運用する方法をおしえてください。
A. ジョブ毎に異なるスケジュールを設定することはできませんが、ジョブネット内のネストジョブネットに
は、スケジュールを設定することが可能です。ジョブごとにスケジュールを設定する場合は、各ジョブを
ネストジョブネット内に定義してスケジュールを設定します。
但し、JP1/AJS3 における処理の実行単位はジョブネットであり、ネストジョブネット毎に実行することは
できません。
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14
Q. 同一ジョブグループに複数のカレンダー情報を定義して、ジョブネットごとに適用するカレンダーを分け
る方法をおしえてください。
A. 同一ジョブグループには 1 つのカレンダー情報しか設定することができません。ジョブネットごとに適用
するカレンダーを分ける場合には、「他のジョブグループのカレンダーを参照」機能を使用します。
ジョブネットに適用したいカレンダーを設定したジョブグループを、必要な数だけ作成します。
ジョブネットのスケジュール設定画面の「オプション」「他ジョブグループのカレンダーを参照」を定義
することで適用するカレンダーをジョブネットごとに設定できます。
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Q. ジョブネットごとに、別のジョブグループに設定したカレンダーを参照して運用することはできますか。
A. ジョブネットの[スケジュール設定]画面で、別のジョブグループに設定したカレンダーを参照する設定が
行えます。以下に設定手順を示します。
1)
ジョブネットの[スケジュールの設定]画面から、[オプション]項目の[他のジョブグループのカレンダーを
参照]にチェックを入れます。
2)
[他のジョブグループのカレンダーを参照]項目の[ジョブグループ名]に、参照するカレンダーを設定した
ジョブグループ名を指定します。
16
Q. 同一ジョブグループ内に、A、B ふたつのジョブネットがあります。 A のスケジュール定義で、「排他スケ
ジュール」に B を指定します。 (A と B の実行日が重複した場合には、B の実行を取り消す設定。) A、B を
ともに計画実行登録にかけます。 その際、A と B で重複する実行日はありませんでした。 その後、B のス
ケジュールのみを変更したことで、A と重複する実行日が発生した場合、排他スケジュールの対象となり
ますか。
A. スケジュールを変更し、実行予定日が重複した場合には、排他スケジュールの対象となり、B の実行が取
り消されます。
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Q. スケジュールの設定画面で、「排他スケジュール」のジョブネット名を複数指定する方法をおしえてくだ
さい。
A. 残念ながら、「排他スケジュール」では複数のジョブネットを指定できません。ですが、排他ジョブネッ
トに指定したいジョブネットをプランニンググループ直下に作成することにより実現可能です。
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Q. 次のような処理を実行したいのですが、定義方法をおしえてください。
毎日実行しているジョブネットがあるが、月末や月初めの日には、そのジョブネットを実行しないで別の
ジョブネットを実行したい。
A. 排他スケジュールを設定することで実現可能です。
以下に定義例を示します。
月末や月初めなどの特定日にだけ実行するジョブネットを作成します。
毎日実行しているジョブネットのスケジュール定義で、特定日にだけ実行するジョブネットを排他スケ
ジュールに設定します。
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第 4 章 実行登録
1 Q. ジョブネットの先頭にイベントジョブを定義した場合、ジョブネットを実行登録すると、イベントジョブ
が実行されます。 監視しているイベントが発生するまでは実行中が継続するのでしょうか。
また、時間を指定して打ち切ることは可能でしょうか。
A. イベントジョブは、監視しているイベントが発生するまで実行中の状態が継続します。
時間を指定して、イベントを打ち切りたい場合には、イベントジョブ定義時に「属性タブ」の「打ち切り
時間指定」で、打ち切り時間を指定してください。
また、「打ち切り後の状態」を選択することで、後続のジョブを実行するかどうかを指定することができ
ます。
2 Q. 計画実行登録して、次回実行予定がある状態のジョブネットには更に実行登録することが出来ないとのこ
とですが、実行登録が出来ないのか、もしくはしないで下さいという意味なのかどちらでしょうか。
A. 実行登録が出来ないという意味になります。
3 Q. スケジュールを定義し、実行登録済みのジョブネットを、一定期間だけ実行しないためには、どのような
方法がありますか。
A. ジョブネットを一定期間実行しない場合には、「登録解除」で「期間指定」を行うことができます。
期間指定により、一定期間だけ、登録を解除するため、ジョブネットは実行されません。
また、確定実行登録を行ったジョブネットについては、マンスリースケジュール画面より、その期間の予
定を「削除」することも可能です。
4 Q. 確定実行登録を行う場合、「確定期間」と「未来世代数」の両方の項目を指定した場合はどうなるのです
か。
A. 指定した世代数が多い方を確定します。
「確定期間」の項目で指定した期間内の世代数が「未来世代数」の項目で指定した世代数より多い場合は、
「確定期間」の指定分の実行予定が確定されます。
少ない場合は「未来世代数」の指定分の実行予定が生成されます。
[例]「確定期間」で 12 月 1 日~12 月 5 日(5 日間)を指定し、「未来世代数」で 4 を指定した場合。
・ジョブネットに毎日 1 回実行するスケジュールが設定されている場合は確定期間の世代数は
「5」で、未来世代数の「4」より多いため、「確定期間」の世代を確定します。
・12 月 5 日以降は未来世代数を常に 4 世代分確定しながら運用が行われます。
5 Q. 計画実行登録時に次回実行予定が確定されるのはいつですか。
A. 次回実行予定は、前の実行予定のジョブネットが開始された時点でスケジュール確定します。
ただし、スケジュール確定後にスケジュールの変更を行った場合には、変更したスケジュールに従って
ジョブネットは実行されます。
6 Q. 実行登録を「ajsentry」コマンドで実行する場合に、実行方法を選択することはできますか。
A. 実行登録を「ajsentry」コマンドで実行する場合、引数を使用して実行方法を選択することができます。
「ajsentry」の後に以下の引数を使用することで、実行登録方法を選択できます。
[引数]
-s:計画実行登録
-f:確定実行登録
-n:即時実行登録
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス
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第 5 章 実行監視
1 Q. ジョブのステータスの「計画未実行」と「未実行終了」はどう違うのですか。
A. 「計画未実行」と「未実行終了」はどちらも処理が実行されなかった場合のステータスですが、以下のよ
うな違いがあります。
≪未実行終了≫
実行すべき処理が実行されなかった場合。
[例]
-先行ユニットが異常終了したため実行できなかった後続ジョブのステータス。
-警告終了後、再実行したが実行されなかった時のステータス。
≪計画未実行≫
あらかじめ未実行となる実行条件が設定されていた場合。
[例]
-上位ジョブネットとは異なる個別のスケジュールが設定されているネストジョブネットのステータス。
-起動条件を使用しなかった場合の起動条件のステータス。
-OR ジョブの条件が成立しなかった場合の先行ジョブのステータス。
2 Q. 打ち切り時間を設定して、実行を打ち切った場合には、ステータスはどうなりますか。
A. ジョブは「強制終了」ジョブネットは「異常検出終了」になります。
3 Q. ジョブネットモニタの詳細スケジュール画面の「再実行開始日時」というのは何でしょうか。
A. 「再実行開始日時」は、ジョブネットを再実行した時の、最後に再実行された実行開始日時を表示する項
目になります。
4 Q. メイン画面からジョブネットを選択し、ジョブネットモニタ画面を開くと、直近の実行結果しか確認する
ことができません。 直近より前の実行結果をジョブネットモニタで確認することは可能でしょうか。
A. ジョブネットモニタ画面で直近の実行結果以外を確認する場合は、マンスリースケジュールやデイリース
ケジュールから、確認したいジョブネットの実行結果を選択し、右クリック「ジョブネットモニタ」を選
択します。なお、確認できる実行結果は「保存世代数」で指定した世代分のとなります。
5 Q. デイリースケジュールを見ると、今後の実行予定が空色の棒グラフで表示されていますが、未実行の処理
の終了時刻は、どのようにして算出されているのでしょうか。
A. 対象のジョブネットに過去に実行履歴がある場合、実行にかかった時間の平均でジョブネット・ジョブの
実行時間を算出しています。
過去に実行履歴がない場合には、1 ジョブの実行時間をデフォルト 20 分に換算して、算出しています。
6 Q. デイリースケジュール画面に、実行するジョブネットだけを表示する方法はありますか。
A. デイリースケジュール画面にスケジュールのないジョブネットを表示させない設定を行うことで、当日実
行するジョブネットだけを表示させることができます。
スケジュールのないジョブネットを非表示にするには以下の手順で操作を行います。
[手順]
1.メニューの「オプション」を選択して「環境設定」画面を立ち上げます。
2.画面の「スケジュール」タブを選択し、「表示するスケジュール情報がないルートジョブネット」の項目で
「非表示」を選択します。
※実行予定のあるジョブネットのみを画面に表示されます。
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7 Q. 起動条件の条件成立のタイミングを確認する方法はありますか。
A. 起動条件の条件成立のタイミングは、デイリースケジュール画面から確認することが出来ます。
[手順]
1.「デイリースケジュール」の「階層表示」画面を表示します。
2.画面左のツリーエリアから「.CONDITION」を選択します。
3.画面下のリストエリアで起動条件の「開始日時」と「終了日時」を確認することが出来ます。
8 Q. 基準時刻をまたいで処理が終了した場合(日付けを跨いで実行されたジョブ)は、マンスリースケジュー
ル上どちらの日付で結果を確認できますか。
A. マンスリースケジュール上でのジョブの表示は開始日で確認することができます。
9 Q. 監視画面から「計画一時変更」を使って変更した内容は、後から確認できますか。
A. ユニットが「計画一時変更」されたかどうかの確認は可能です。但し、変更内容の詳細を確認できるわけ
ではありません。変更内容の詳細を確認するにはオプション製品を使用します。
[ユニットの「計画一時変更」の有無を確認する手順]
1.メイン画面から対象となるジョブネットを選択し、右クリックメニューから[詳細情報]画面を開きます。
2.画面の「計画一時変更」の項目の、「なし」あるいは「あり」の表示から確認できます。
また、「あり」の場合はカッコで使用した機能が表示されます。
例)「あり(日時変更)」
10 Q. ジョブネットの実行登録後、監視画面で詳細スケジュールを確認すると、実行 ID[@A122]とありますが、
この ID は何を意味しているのですか。
A. ルートジョブネットの実行 ID の事になります。この実行 ID とは、ジョブネットの予定 1 つにずつに対し
て、JP1 で内部的に割り振っています。
つまり、対象のジョブネットの任意の予定に対する名前だとお考え下さい。
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第 6 章 運用オペレーション
1 Q. 確定実行登録で、一時変更したスケジュールも解除することによって元の予定に戻すことは可能ですか。
A. 元の予定にもどせます。
2 Q. 監視画面からジョブの予定を削除した場合、「計画一時変更」の「変更解除」で元に戻すことはできます
か。
A. 監視画面から一度削除した予定を、「変更解除」で元に戻すことはできません。
削除した予定を元に戻すには、スケジュールの追加を行います。
追加を行うには監視画面のメニューの「操作」の「追加」から行います。
3 Q. 「計画一時変更」の「実行中止」を行った場合、スケジュールを元に戻すにはどのような方法があります
か。
A. 「計画一時変更」の「追加」機能で新たにスケジュールを追加してください。
4 Q. ジョブネット内の「ファイル監視ジョブ」実行中のジョブネットに対して、「中断」操作を行った場合、
どのタイミングで処理が終了するのか、教えてください。
A. ジョブネットに「中断」操作を行った場合、その時点で実行しているジョブが終了するのを待ちます。
実行中のジョブが「ファイル監視ジョブ」の場合には、監視条件が成立した時点で、ジョブが終了し、
ジョブネットが中断します。
「ファイル監視ジョブ」の監視を止めて、ジョブネットを終了したい場合には、「中断」ではなく「強制
終了」を行ってください。
5 Q. 実行登録後のジョブネットの定義内容を変更する方法をおしえてください。
A. 実行登録後のジョブネットの定義内容編集には、編集箇所によって、以下の方法があります。
1.ジョブの実行ファイル名など、定義内容の変更
ジョブネットエディタやジョブネットモニタから「詳細定義」画面をひらき、定義を変更することができ
ます。
2.新規ユニットの追加、既存ユニットの削除、関連線の変更
サスペンド機能を使用することで、登録解除を行わなくとも変更できます。
3.既存ユニットの名称の変更
実行登録中は変更できない為、登録解除の上、変更してください。
6 Q. 一時的な変更を複数設定した後、変更解除をすると全てが変更解除されるのでしょうか。
A. 全てが変更解除される訳ではありません。選択した変更部分のみ解除されます。
7 Q. 実行中のジョブネットに「中断」の操作を行ったときに、実行中だった処理のステータスはどうなるので
しょうか。
A. ジョブネットに「中断」を行った時点で実行中だったジョブの処理は、最後まで通常通り実行されるため、
ジョブネットのステータスはジョブの処理の結果にそったものとなります。
「強制終了」のように、ステータスが「強制終了」となることはありません。
8 Q. 実行中のジョブネットにサスペンドを行う場合、サスペンド実行画面[実行中の世代がある場合]で「実行
しない」を設定した場合はどのようになりますか。
A. エラーになりサスペンドが実行出来ません。実行中のジョブネットにサスペンドを行う場合には、[実行中
の世代がある場合]で「実行する」を選択して下さい。
9 Q. ajssetup コマンドでサスペンドを有効化した後に、サスペンドを無効化することはできますか。
A. サスペンド機能を有効化した場合、無効化することはできません。無効化する場合には、JP1/AJS3 のバッ
クアップをとり、アンインストール後、再インストールが必要になります。
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22
10 Q. サスペンド機能が有効の状態か無効の状態かを確認をする方法をおしえてください。
A. ajsstatus コマンドを使用することで確認ができます。
-----------------------------------------------> ajsstatus
サービス名
AJSROOT1
:
サスペンド機能
有効
参照履歴の出力
すべて出力する
-----------------------------------------------ajsstatus コマンドを実行した結果、出力結果の「サスペンド機能」の項目に「有効」と表示されて
いれば、サスペンド機能が有効になっていることを確認できます。
11 Q. 実行登録を行ったジョブネット内の、ジョブの詳細定義を変更するときにも、サスペンドか登録解除が必
要ですか。
A. ジョブの詳細定義を編集する場合は、排他編集が必要ないため、サスペンドや登録解除を行う必要はあり
ません。
ジョブネットエディタやジョブネットモニタから詳細定義画面を開き、内容を編集することが可能です。
12 Q. ジョブネットが実行登録済みかそうでないかを、コマンドを使用して確認することはできますか。
A. 「ajsprint」コマンドを使用して、実行登録済みジョブネットの一覧、実行登録済みでないジョブネット
の一覧を出力することができます。
≪実行登録済みジョブネットの一覧出力≫
-------------------------------------------------------------------------------> ajsprint -F AJSROOT1 -E -N -R -T -f "%JN" /* > D:\temp\sample1.txt
-------------------------------------------------------------------------------※AJSROOT1 配下の全てのジョブネットのうち、実行登録済みジョブネットの一覧を sample1.txt に出力。
≪実行登録済みでないジョブネットの一覧出力≫
-------------------------------------------------------------------------------> ajsprint -F AJSROOT1 -L -N -R -T -f "%JN" /* > D:\temp\sample2.txt
-------------------------------------------------------------------------------※AJSROOT1 配下の全てのジョブネットのうち、実行登録済みでないジョブネットの一覧を sample2.txt
に出力。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1
ajsprint
13 Q. ジョブネット実行時、処理が終了予定時刻までに終わらなかった場合、ジョブネットを自動的に終了させ
ることは可能でしょうか。
A. 終了遅延が発生したジョブネットの処理を自動的に終了することはできません。
ただし、終了遅延が発生したジョブの処理を自動的に終了することは可能です。
終了遅延が発生したジョブの処理を自動的に終了する場合の設定手順は以下になります。
1. 終了遅延が発生した場合に処理を自動的に終了するジョブをジョブネットエディタ画面から選択します。
2. 1 で選択したジョブの[詳細定義]画面の[属性]タブを選択します。
3. [打ち切り時間指定]項目の「する」を選択し、[打ち切り時間]項目を入力可能にします。
4. [打ち切り時間]項目には、ジョブに実行がかかってから、何分経過したら処理を打ち切るのか、打ち切
る時間を指定します
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14 Q. 保留状態のジョブを解除する場合、監視画面から解除する以外に方法はありますか。
A. ジョブの保留解除は、コマンドを使用して行うこともできます。
---------------------------------> ajsplan -r /grp01/net01/job1
---------------------------------※net01 ジョブネット内の job1 ジョブの保留属性を解除。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1
ajsplan
15 Q. スケジュールルールを設定したジョブネットを実行登録後、特定の予定に対して保留属性を設定した場合、
保留状態にあるユニットを監視画面から確認することは可能でしょうか。
A. ジョブネットモニタ、デイリースケジュール、マンスリースケジュール画面で確認できます。
対象のユニットの実行予定の黄色表示が、保留状態を表しています。
但し、インストール直後は保留属性を「表示しない」設定になっている為、黄色表示がされません。
表示する場合には、メニューの「オプション」→「環境設定」→「全般」タブで、「保留予定」を「表示
する」に設定変更してください。
16 Q. 遅延が発生した場合のログはどこに出力されますか。
A. 遅延が発生した場合には、「スケジューラログ」に出力されます。
ログファイルの格納先は下記の通りです。
≪Windows≫
JP1/AJS3 インストールフォルダ\log\schedule\スケジューラーサービス名\ajs-log[1|2].log
≪UNIX≫
/var/opt/jp1ajs2/log/schedule/スケジューラーサービス名/ajs-log[1|2].log
遅延の際に発生するイベントは、以下のものがあります。
-------------------------------------------------------------・ジョブネット開始遅延イベント
メッセージ ID:KAVS0275-I イベント ID:4122
・ジョブネット終了遅延イベント
メッセージ ID:KAVS0276-I イベント ID:4123
・ジョブ終了遅延イベント
メッセージ ID:KAVS0248-I イベント ID:4127
--------------------------------------------------------------
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第 7 章 トラブル対応
1
Q. AJSROOT1 を退避した場合、AJSROOT1 に定義されているカレンダー情報も退避されますか。
A. AJSROOT1 を退避しても、AJSROOT1 のカレンダー情報は退避されません。
AJSROOT1 のカレンダー情報を退避・回復する場合には、以下のコマンドを使用します。
1.カレンダー情報の退避
------------------------------------------> ajsprint -d / > D:\temp\sample.txt
------------------------------------------※AJSROOT1 のカレンダー情報を sample.txt ファイルに出力。
2.カレンダー情報の回復
------------------------------------------> ajscalendar -df D:\temp\sample.txt /
------------------------------------------※カレンダー情報ファイル(sample.txt)を AJSROOT1 に定義。
2
Q. 退避した情報の格納先をおしえてください。
A. デフォルトでは下記フォルダに、退避ボックスが作成され、退避情報は退避ボックス内に退避ファイルと
して格納されます。
≪Windows≫
JP1/AJS3 - Manager のインストール先フォルダ\backup\schedule
≪UNIX≫
/var/opt/jp1ajs2/backup/schedule
3
Q. ジョブグループ単位で退避することは可能ですか。
A. ジョブグループ単位で退避する事はできます。
GUI で退避を行う場合には退避するユニットの上位ユニットを選択して退避してください。
4
Q. 退避した定義情報を、別ホストで回復することは可能ですか。
A. 可能です。
ただし、ホストの文字コードを確認の上、回復を行ってください。
特に、ユニット名に 2 バイトコードを使用している場合には注意が必要です。
5
Q. バックアップを定期的に実行し、ユニット定義情報やスケジュール情報を取得することはできますか。
A. 「ajsbackup」コマンドを使用することで、コマンドを使用したバックアップが行えます。
また、必要な情報のみを任意ファイルに取得する場合には、「ajsprint」コマンドがあります。
V8.5 からは、実行登録情報を「ajsrgexport」コマンドで取得できます。
上記のようなバックアップ作業を定期的に実行する為には、ジョブに定義するなどして、スケジュー
リングを行ってください。
6
Q. 退避ファイルはテキストベースで編集できますが、ユニットの追加や定義内容の編集をテキストで行うこ
とは可能でしょうか。
A. 退避ファイルはテキストベースで編集が可能ですが、直接編集することは推奨されていません。
誤って編集した場合、回復が正常に行われない可能性があります。
テキストベースで編集を行う場合には、「ajsprint」コマンドを使用して任意ファイルにユニット情報を
出力し、そのファイルを編集してください。
編集後の定義ファイルは「ajsdefine」コマンドで、ユニットに定義することができます。
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25
7
Q. JP1 ジョブ管理製品の稼動確認は、どのようにして行えばいいでしょうか。
A. JP1/AJS3、JP1/Base の稼動確認には、以下のコマンドを実行してください。
1.ajsstatus
2.jbs_spmd_status
3.jajs_spmd_status
8
…
…
…
JP1/AJS3 の運用環境を確認することができます。
JP1/Base の各プロセスの状態を確認できます。
JP1/AJS3 の各プロセスの状態を確認できます。
Q. ジョブネット実行中に、JP1-AJS3-View 画面から、或いは ajsbackup コマンドを使用して、退避は可能で
しょうか。
A. ジョブネット実行中でも退避操作、ajsbackup コマンドの実行は可能です。
ただし、定義されているユニット数が多いと退避に時間が掛かり、システムに負荷をかけるため実行中の
ジョブに対して影響を与えるおそれがあります。
ユニットの退避操作、ajsbackup コマンドの実行は、ジョブネットが実行されていない時間帯に実行する
ことが推奨されています。
9
Q. 退避元とは異なる OS で退避ファイルを回復することはできますか。
A. 異なる OS でも退避ファイルの回復は可能です。ただし、退避先 OS と回復先 OS で文字コードが違う場合、
回復時に文字化けが起こることもございますのでご注意下さい。
10
Q. 退避ファイルの格納先のデフォルトの設定を変更する方法はありますか。
A. 退避ファイルのデフォルトの格納先を変更するには、JP1/AJS3-Manager の環境設定を変更します。
≪退避ファイル格納先の変更手順≫
(1)jbsgetcnf コマンドで共通定義情報出力
環境設定の定義内容をファイルに出力します。
(2)パラメータで設定変更
①出力したファイルをエディターで開きます。
②定義内の「退避ファイル格納先」のパラメータ部分を編集します。
③ファイルを上書き保存します。
(3)jbssetcnf コマンドで設定内容反映
変更した定義内容をコマンドを実行して反映させます。
◎マニュアル記載箇所
JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 2
2.2 スケジューラーサービス環境設定
11
Q. 「回復」画面の「回復先」の項目で「退避時と同じ位置」を選択した場合は、回復先のフォルダなど は全
て自動で作成されるのですか。
A. 回復時に「退避時と同じ位置」を指定しても、退避情報のないジョブグループ等は自動作成されません。
退避時のジョブグループが存在しない場合はあらかじめ作成してから退避を行う必要があります。
12
Q. 退避を行う時に使用する「ajsbackup」コマンドと「ajsprint」コマンドの違いは何ですか。
A. 退避に使用する「ajsbackup」コマンドと「ajsprint」コマンドでは、退避する形式が異なります。
≪ajsbackup≫
指定したユニットの全定義内容が退避ファイルに格納されます。
一つの退避ファイルを、指定した退避ボックスに作成します。
回復には「ajsrestore」コマンドを使用します。
≪ajsprint≫
指定した部分のユニットの内容を標準出力ファイルに出力します。
ユニットの定義情報だけでなく、「カレンダー情報」や、「1 ヶ月分の実行予定」など
必要な情報のみを個別に退避することが可能です。
回復に使用するコマンドは退避内容によって異なります。
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その他
1
Q. Windows イベントビューアに、ジョブネットのログを出力する方法をおしえてください。
A. ジョブネットのログをイベントビューアに出力する機能は、インストール後はデフォルト「オフ」に
なっています。出力機能を「オン」にする場合には、下記の操作を行ってください。
1.jajsmcfg コマンドを実行して、「マネージャー環境設定」ウィンドウを開きます。
2.「マネージャー環境設定」画面、「スケジューラーログの設定」タブ、「ジョブログのイベントログ
出力」項目で、必要なログをイベントログに出力する設定を行ってください。
2
Q. JP1/AJS3 のマネージャー環境設定でジョブ実行環境タブのエージェントの最大定義数、ジョブ情報保存日
数の設定を変更した場合、JP1/AJS3 のサービス再起動は必要でしょうか?
A. マネージャー環境設定を変更した場合は、JP1/AJS3 のサービスを再起動する必要があります。
3
Q. ジョブ管理製品の Version9 で変更・追加された機能について、主なものをおしえてください。
A. Version9 の主な新機能は以下のものがあります。
--------------------------------------------------------- 1.アーキテクチャの変更によるジョブ実行性能の向上
2.論理的な実行エージェント設定による移行性の向上
3.利用者視点での操作性の向上
4.実行内容の計画的な切り替えによる継続性の向上
5.運用監視機能の向上
---------------------------------------------------------各バージョンごとの変更内容や新機能の詳細は、JP1/AJS3 各マニュアルの「付録」に
記載があります。
※ ご利用上の注意事項※
・本書の著作権は株式会社アシストに帰属します。
・本書は参考資料であり、掲載されている情報は予告なしに変更されることがあります。
・本書で使用している製品の名称は、各社の商標または登録商標です。
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株式会社アシストは一切保証致しかねますので、ご了承ください。
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