ZOOM UP!! CIRCLE File no. 31 今年の4年生は進学希望者 工科空手部 を除く全員が早い段階で大 手企業から就職の内定をい ただきました。不況で就職 工科空手部は 1932(昭 活動が難しいといわれてい 和7)年創部と、日本大学 る今だからこそ、空手で培 の中で最も古い空手部で った「人間力」が活かされ す。80 年以上の歴史があ ているのだと思います。は り、OB の方々との交流も っきりいって練習は厳しい 盛 ん で す。 現 在 の 部 員 は です。でも、きつい練習の 25 名。理工学部の武道系 中で力を振り絞るからこ サークルで最も部員数が多 いです。 4月の千代田区大会、6月の東都六工 す。「町の道場でちょっとやっていた」 理工科系大学大会に出場しますが、一番 で、ほとんどが大学から空手を始めます 大選手権、11 月の文京区大会と全日本 の目標はやはり、全日本理工科系大学大 会での団体優勝です。最近5年間は、優 勝が1回、2位と3位が2回ずつという 成績です。 活動日は日曜を除く週6日。その中 で、それぞれが授業や課題との調整を行 いながら週3~4日ずつ参加していま 程度も含めると経験者の割合は3~4割 そ、自分に負けない力やく じけない心が身についていくのです。 が、部員は全員3年生の春に初段を取る ことを目指しています。 日々の練習を通じて体を鍛え技を磨く とともに、人間性も鍛えられます。大学 生ですからもちろん学業優先です。 「心・ 技・体」を高めること、さらには「文武 両道」。それを実践しているからこそ、 File no. 32 らこそ、冬合宿に向けて期待や楽しみが 基礎スキー同好会 BUMS ジテスト1級の部員や OB がコーチにな 「4 年間を最高のものにする」「ゲレン て練習します。学生の間がんばって1級 デで誰よりもカッコよく滑る」この2つ がサークルのモットーです。 最初からスキーがしたくて入ってくる 人もいれば、「楽しそう」だから入って 仲間と切磋琢磨しながらスキーの魅力に 目覚めていく人もいます。総勢 150 人 ほどで、理工学部生だけでこの大所帯は 珍しいと思います。 冬の間に3回、合宿を行います。バッ 13 理 工サーキュラー No .154 り、実力別に5~6人ずつの班に分かれ を取り、卒業後はコーチとして教えに来 るため、サークルとの関係が濃く長く続 けられる活動形態になっているのが特徴 です。 通常活動は週2回、船橋キャンパスで いろいろなスポーツを行っています。前 期・後期にはサークル内のスポーツ大会 もあります。この通常活動を通して「み んなで楽しむこと」を大事にしているか 大きくなり、実際にスキーをみんなで楽 しみながらスキーそのものの楽しさやス キーが上達していくことへの価値観が高 まっていくのだと思います。スキーの魅 力にはまった人は、1級はもちろん、さ らに上の資格取得や大会出場を目指すこ ともできます。卒業後も生涯スポーツと して続けられますし、選手として活躍し ている先輩もいます。 このサークルでは、スキーを通して一 生の仲間ができます。非日常を仲間と共 有できるという意味で、ゲレンデは最高 の舞台です。
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