岩手大学国際交流センター報告8号(2012年)

IUIC 8
岩手大学国際交流センター報告
第8号
岩手大学国際交流センター
2012 年 12 月
目
次
-教育部門 業務報告-
日本語特別コース実施報告.................................................................................................... 2
日本語研修コース実施報告.................................................................................................... 8
全学共通教育科目実施報告 .................................................................................................10
国際交流科目実施報告 ........................................................................................................11
夏季休暇および個別日本語補講報告 .....................................................................................13
短期留学生修了研究(個別研究)報告 ....................................................................................15
北東北国立3大学外国人留学生合同合宿研修会報告 ..............................................................17
地域日本語教育支援事業報告 ..............................................................................................19
新入生オリエンテーション報告 ...............................................................................................23
-国際企画部門 業務報告-
岩手大学 UURR プロジェクト報告 ...........................................................................................26
米国アーラム大学サイスプログラム関連事業報告 ......................................................................29
国際研修「絆」in Iwate 実施報告 ............................................................................................31
海外留学支援事業報告 ........................................................................................................33
英語 ICT コンテンツを活用した教育プラットフォーム開発事業報告 ..............................................35
がんちゃん国際フォーラム開催報告 ........................................................................................38
フィールドスタディ in いわて実施報告 .....................................................................................43
フィールドスタディ in 八幡平実施報告 ....................................................................................45
国際交流に伴う危機管理体制構築に関する取組......................................................................46
国際連携理事室 WG への参画 ..............................................................................................48
岩手大学長と岩手大学外国人留学生代表との懇談会記録 ........................................................50
国際交流センターによる大学広報活動報告 .............................................................................51
-その他 業務報告-
地域への支援事業報告 ........................................................................................................58
-資料-
国際交流センター組織図 ......................................................................................................63
平成 23 年度留学生関連行事 ................................................................................................64
外国人留学生集計表(平成 23 年 5 月 1 日現在) .....................................................................66
外国人留学生集計表(平成 23 年 10 月 1 日現在) ...................................................................67
外国の大学との交流 .............................................................................................................68
平成 23 年度岩手大学海外派遣・留学プログラム一覧 ...............................................................71
平成 23 年度学生交流覚書に基づく海外交流協定校との交換留学生受入・派遣実績 ....................72
岩手大学外国人留学生地域派遣実績一覧 .............................................................................73
-教育部門 業務報告-
1
日本語特別コース実施報告
1. 概要
日本語特別コースは全学の外国人留学生を対象とした日本語授業の総称である。初級、
中級レベルの授業は「国際交流科目」として、上級レベルの授業は「共通教育科目外国語科
目」として開講されている。国際交流科目は交換留学生が、共通教育科目は定期留学生およ
び交換留学生は単位取得ができる。研究生、大学院生、研究員およびその家族等、単位取
得しない者の受講も認めている。
2. 受講までの流れ
受講希望者には、毎学期はじめに実施されるオリエンテーションへの参加が義務づけられ、
英語(尾中教員)および中国語(早川教員)の通訳を介した説明を行った。オリエンテーション
終了後、工学部三輪教員が開発したオンラインプレースメントテストによって初級2レベル、中
級2レベル、上級 1 レベルの 5 レベルに分けられ、各レベルで提供される授業を履修させた。
オリエンテーション実施日、参加者数は以下の通りである。なお、オリエンテーションに参加で
きなかった学生には個別に対応した。なお、今年度から、交換留学生は渡日前にオンラインプ
レースメントテストを受験させ、レベル分けを行い、早期に履修計画が立てられるよう便宜が図
られた。
<前期> 5 月 2 日(月)13:00-15:00 学生センターG38(CALL 教室) 参加者 40 名
<後期> 9 月 29 日(木)13:00-15:00 学生センターG38(CALL 教室) 参加者 45 名
3. 授業概要
3.1 開講クラス
<国際国流科目日本語科目>
科目名
内
容
コマ数/期
初めて日本語 を学習する人が対象。初 歩的な文法、語彙 等および日常生
初
総合
活 に必 要 なごく基 本 的 な会 話 および読 み書 きの技 能 を高 めた。テキスト:
4
『げんきⅠ』会話・文法編(The Japan Times)
級
初めて日 本語 を学 習する人が対 象。かなと簡 単な漢 字(150字程度)の読
Ⅰ
表記・作文
み書き、および簡単な文章の読み書き能力を高めた。
テキスト:『げんきⅠ』読み書き編(The Japan Times)ほか
2
1
初めて日本 語を学習する人が対 象。日 常生 活で使 う挨拶や簡単 な会話 を
会話
学習した。 テキスト:『げんきⅠ』(The Japan Times)
科目名
内
容
1
コマ数/週
日本語を 150 時間程度学習した人が対象。初級後半の文法、語彙および
総合
日常生活に役立つ基礎的な表現、文法等を学習した。
4
テキスト:『げんきⅡ』(The Japan Times)
初
日常生活に役立つやや長いやり取りの会話を学習した。
級
会話
テキスト:『げんきⅡ』(The Japan Times)ほか
1
Ⅱ
初級後半レベルの漢字300 字程度を学習した。
漢字
1
テキスト:『げんきⅡ』読み書き編(The Japan Times)
日常生活に役立つ簡単な文書を理解、および簡単な文書の書き方を学習
読解・作文
した。
テキスト:ハンドアウト
1
大学生活(研究室、授業等)に必要な日本語の会話技能および中級レベル
の文法・語彙を学習した。
2
中級Ⅰ総合
テキスト:(前期)『中級へ行こう』(スリーエーネットワーク)
(後期)『現代日本語コース中級Ⅰ』(名古屋大学出版会)
日常生活や大学生活に必要な基礎的な会話技能を学習した。
中
会話
1
テキスト:『なめらか日本語会話』(アルク)
級
アカデミックな文章の基礎的な読解力を高めた。
Ⅰ
読解
1
テキスト:『大学・大学院留学生の日本語1読解編』(アルク)
アカデミックな文章(レポートなど)の基礎的な作成能力を高めた。
作文
1
テキスト:『大学・大学院留学生の日本語1作文編』(アルク)
中級前半レベルの漢字 300 字程度の読み書きを学習した。
漢字
テキスト:『INTERMEDIATE KANJI Vol.1』(凡人社)
1
中 級 前 半 修 了 者 対 象 。大 学 生 活 (研 究 室 、授 業 等)に必 要 なやや高 度 な
総合
日本語の会話技能および中級レベルの文法・語彙を学習した。
2
テキスト:『現代日本語コース中級Ⅱ』 (名古 屋大 学 出版 会)
やや高度なアカデミックな文章の読解力を高めた。
中
読解
級
Ⅱ
1
テキスト:ハンドアウト
やや高度なアカデミックな文章(レポート、小論文等)の作成方法を学んだ。
作文
1
テキスト:ハンドアウト
文系学生に必要な基礎的な語彙・文系の知識を学んだ。
文系日本語
1
テキスト:ハンドアウト
24
計
3
<全学共通教育外国語科目>
前期は討 論および発表 能 力 、後 期は状 況によって使い分 け
上級日本語 A・E
1
に焦点を当て、口頭能力を高める。
テキスト:ハンドアウト
授業、研究、日常生活で接触する文字情報の読解力を高め
上級日本語 B・F
1
る。 テキスト:ハンドアウト
前期は、文系分野で使われる基礎的な語彙力、後期は文系
上級日本語 C・G(文系)
の専門分野別日本語表現について能力を高める。
テキス
1
ト:ハンドアウト
実験、レポート等、理系分野で使われる専門基礎用語、表現
上級日本語 C・G(理系)
1
力を高める。
テキスト:ハンドアウト
論文作成力を養成する。
テキスト:(前 期 )『大 学 ・大 学 院 留 学 生 の日 本 語 4論 文 作 成
上級日本語 D・H
編』(アルク)
1
(後期)『大学生のための論理的文章の書き方』(スリーエーネ
ットワーク)
5
計
4. 実施状況
大学の学期スケジュールに従い、毎学期 15 週の授業を実施した。なお、平成 23 年度は、
東日本大震災の影響により、学期開始が通常より約 1 か月遅れ、夏季休業(1 か月)をはさん
で、9 月第 3 週までの変則的なスケジュールで実施された。
また、本学の協定大学であるアメリカのアーラム大学 SICE プログラム(盛岡市教育委員会と
アーラム大学との協定による英語教育インターンシッププログラム)の学生(初級Ⅱ総合6名、
中級Ⅰ総合、漢字、会話各2名)を後期の授業で前半7週間受け入れた。各学期の時間、担
当者、受講者数は以下のとおりである。
*表中受講者数の「特別」は単位取得しない大学院生、研究生、家族等の受講者、「国際」は「国際交流科目」として単
位を取得する履修者、「共通」は「全学共通教育科目」として単位取得する履修者数を表す。
4
<前期>
(5 月 9 日~9 月 22 日)
科目名
時
間
担
受講者数
当
特別
国際
宮 淑・大高久枝
4
-
共通
初級日本語Ⅰ総合
水金 1-4
初級日本語Ⅰ表記・作文
木 7・8
宮 淑
1
-
初級日本語Ⅰ会話
火 3・4
佐々木仁美
1
-
初級日本語Ⅱ総合
月木 1-4
大高久枝・大畑佳代子
2
1
初級日本語Ⅱ漢字
月 7・8
松林和美
2
1
初級日本語Ⅱ会話
水 3・4
大高久枝
2
1
初級日本語Ⅱ読解・作文
金 5・6
大畑佳代子
1
1
中級日本語Ⅰ総合
月木 1・2
松岡洋子
6
-
中級日本語Ⅰ会話
水 5・6
尾中夏美
5
1
中級日本語Ⅰ作文
火 5・6
宮 淑
5
-
中級日本語Ⅰ読解
水 7・8
橋本学 (人文社会科学部)
2
-
中級日本語Ⅰ漢字
月 3・4
尾中夏美
5
1
月 5・6
宮 淑
水 3・4
加藤理恵
2
5
中級日本語Ⅱ読解
水 7・8
岡崎正道
2
5
中級日本語Ⅱ作文
火 7・8
加藤理恵
2
5
中級日本語Ⅱ文系日本語
月 3・4
岡崎正道
2
5
上級日本語A口頭表現
月 7・8
松岡洋子
-
18
上級日本語B読解
水 9・10
岡崎正道
-
18
上級日本語C文系
木 5・6
加藤理恵
-
12
上級日本語C理系
金 1・2
照井啓介
1
10
上級日本語 D 論文作成
金 3・4
菊地悟 (教育学部)
0
10
中級日本語Ⅱ総合
合
計
29 時間
受講者計
43
26
68
137
<後期> (10 月 3 日~2 月 10 日)
受講数
科目
時
間
担
当
特別
国際
共通
坂本淳子・大高久枝
2
-
-
初級日本語Ⅰ総合
水金 1-4
初級日本語Ⅰ表記・作文
木 7・8
宮 淑
2
-
-
初級日本語Ⅰ会話
火 3・4
佐々木仁美
2
-
-
5
受講数
科目
時
間
担
当
特別
国際
大高久枝・大畑佳代子
6
1
共通
初級日本語Ⅱ総合
月木 1-4
初級日本語Ⅱ漢字
月 7・8
坂本淳子
1
1
初級日本語Ⅱ会話
水 3・4
大高久枝
1
1
初級日本語Ⅱ読解・作文
金 5・6
佐々木仁美
1
1
中級日本語Ⅰ総合
月木 1・2
松岡洋子
6
6
中級日本語Ⅰ作文
火 5・6
宮 淑
4
6
中級日本語Ⅰ読解
火 3・4
橋本学 (人文社会科学部)
4
6
中級日本語Ⅰ漢字
月 3・4
尾中夏美
6
6
中級日本語Ⅰ会話
木 3・4
尾中夏美
6
6
月 5・6
宮 淑
水 3・4
加藤理恵
2
7
金 7・8
岡崎正道
2
7
月 3・4
岡崎正道
2
7
中級日本語Ⅱ作文
火 7・8
加藤理恵
2
7
上級日本語 E 口頭表現
月 7・8
松岡洋子
1
16
上級日本語 F 読解
水 9・10
岡崎正道
2
16
上級日本語 G 文系
木 5・6
藪敏裕他 (教育学部)
1
10
上級日本語 G 理系
金 1・2
照井啓介
1
7
上級日本語 H 論文作成
金 3・4
大野眞男 (教育学部)
1
10
計
29 時間
受講者合計
中級日本語Ⅱ総合
中級日本語Ⅱ読解・漢字
中級日本語Ⅱ
文系日本語
55
62
59
176
受講数合計は延人数
5. 問題点・課題
5.1 履修者の来学時期とその対応
今年度は、前期は東日本大震災の影響で学期開始が 1 か月ほど遅れ、学生がオリエンテー
ションに間に合わないケースも見られた。また、初習の交換留学生の中に特別コースではなく、
研修コース(集中講座)で学習を希望する者が増加し、その分、特別コースの初級クラスの学
習者が減少した。毎学期、学習者が到着するまで履修者数がわからず、クラス編成が困難な
状況が続いているが、特に初級Ⅰレベルのクラスは改変が必要である。
6
5.2 教員の転出
後期に専任教員1名の転出があり、補充がなされていない。そのため、非常勤講師の授業数
を増やすことで対応した。しかし、授業以外の企画、コーディネーション、コース運営業務は専
任教員が担当する必要があり、現状の日本語コースを維持する場合には、欠員の補充が必要
である。
(報 告:松岡洋子)
7
日本語研修コース実施報告
1. コースの目的
日本語研修コースは、大学院入学前日本語予備教育プログラムで、500 時間の集中コース
として開講されている。受講対象となる学生は、岩手大学と近隣の大学の大学院へ進学する
予定の留学生(大使館推薦の国費研究留学生および教員研修留学生)である。また、定員(8
名)に余裕のある場合は、岩手大学の留学生とその家族、岩手県立大学留学生とその家族も
受講が許可される場合がある。
2. 授業スケジュール
(月)
(火)
(水)
(木)
(金)
Ⅰ(9:00~10:30)
総合日本語
総合日本語
コミュニケーション
総合日本語
総合日本語
Ⅱ(10:30~12:00)
総合日本語
総合日本語
コミュニケーション
総合日本語
総合日本語
Ⅲ(13:00~14:00)
漢字
漢字
漢字
漢字
Ⅳ(14:45~16:15)
個別指導
3. 授業担当者
総合日本語・漢字
: 松林 和美、佐々木 仁美、宮 淑(非常勤講師)
コミュニケーション・個別指導: 松岡 洋子(専任教員)
4. 受講者およびスケジュール
4.1 前期
<受講者>
名前
国・地域
所属
アルヴィンダ・パンティ
ネパール
農学部研究生
祭 雅茜
台湾
教育学部交換留学
王 雨楠
中国
教育学部交換留学
ルティフラ・カディル
中国
教育学部研究生
ゲニ・ケラム
中国
家族滞在
<授業日程>
5月 2日
オリエンテーション
5月 9日
8
授業開始
8 月 6 日~21 日
夏季休業
9 月 30 日
修了試験
*平成 23 年度は東日本大震災の影響で学期開始が約 1 か月遅れ、夏季休業 2 週間を挟んで実施された。
4.2 後期
<受講者>
名前
国・地域
所属
フローレンス
ソロモン
秋田大学教員研修生
劉 安荻
台湾
教育学部交換留学
饒 俊
中国
工学部研究生
田 果
中国
工学部研究生
張 頌
中国
工学部研究生
趙 岩
中国
工学部研究生
唐 文強
中国
農学部研究生
グリシャンアイ
中国
家族滞在
<授業日程>
10 月 5 日
オリエンテーション
12 月 23 日~1 月 9 日
冬休み
10 月 11 日
授業開始
2 月 15 日
修了試験
5. 成果と課題
少人数での集中講座であり、短期間に日本語の基礎力を高める効果が認められる。大学院
留学を前提とする国費研究生数は減少傾向にあるが、国費教員研修生のほか、昨年度より、
交換留学生の受講者が増加傾向にあり、集中日本語教育の需要が高まっていることがうかが
える。受講者の変化に対応し、教育内容等の検討を行う必要がある。
(報 告:松岡洋子)
9
全学共通科目(日本事情/多文化コミュニケーション)実施報告
1. 日本事情 A・B
この授業では、外国人留学生が日本で学びまた日常生活を営む上で役にたつ、日本に関する
諸事情、諸文化事象等について講義する。具体的な項目は以下の通り。
(1) 日本語の言語表現の特性
(2) 日本人の精神と日本文化の特質
(3) 日本の歴史、歴史上の人物、日本の思想
(4) 政治・経済・地理・風俗・現代社会の諸問題等、現代日本の諸問題
(5) その他、日本と日本人に関するあらゆる事柄、また日本と世界の関係など
(担当:岡崎正道)
2.多文化コミュニケーション A・B
日本人学生、外国人留学生共修科目として設定し、多文化社会におけるコミュニケーション課題
をテーマに討論、共同作業を通じた実践的な授業を行った。合宿を実施すること、授業で討論を
多く取り入れる関係上、受講生数を30名程度に制限して実施した。
前期は学部2年次および交換留学生が主たる受講者で、授業のまとめの段階で、昨年度の引き
続き、二戸市教育委員会からの依頼により二戸市内の中学生25名と岩手山青少年交流の家で合
同合宿を行った。合宿では多文化コミュニティでの課題(今年度は「災害時の避難所に運ぶ物資を
考える」)を与え、グループでの共同作業によって解決を図った。
後期は学部1年次および交換留学生が主たる受講者で、まとめの段階で秋田大学、弘前大学と
の合同合宿を岩木山青少年スポーツセンター(青森)にて行った。合宿では、紙芝居作成の共同
作業を通じて、多様なメンバーが集まるグループでの作業の進め方、自己の役割などについて体
験を通じて学習した。
(担当:松岡洋子・尾中夏美)
10
国際交流科目実施報告
1. 概要
国際交流科目は交流協定大学からの交換留学生を主な受講対象として施されるが、日本
人を含む正規学部生も単位が取得できる。授業は、主に英語による専門科目と初・中級レベ
ルの日本語科目が開講された(日本語が科目については「日本語特別コース実施報告」の項
を参照)。
2. 実施状況
平成 23 年度の開講状況は以下のとおりである。
<前期>(5 月 9 日~9 月 22 日)(国際交流科目として登録者のあった科目のみ記載)
曜日
タイトル
Title
単位
担当教員
受講
2
Alan Farr
5
2
齋藤博次
5
2
Alan Farr
5
もう一つの国:1930 年
Another Country: The USA in the
火 03-04
代のアメリカと現代の
1930's and the Birth of Modernity
誕生
日本文化と日本人心
Discovering Japanese Culture and
理の発見
Japanese Psychology
映画に見る日本の文
Japanese Culture & Society
化と社会
through Films
火 05-06
火 09-10
スクールインターンシ
金 01-04
山崎友子
School Internship Program
2
ップ
1
James Hall
尾中夏美
集中
個別研究
Independent Studies
2
12
松岡洋子
集中
岩手学
Iwate Studies
2
尾中夏美
5
単位
担当教員
受講
2
齋藤博次
6
2
Alan Farr
6
<後期>(10 月 2 日~2 月 10 日)
曜日
タイトル
Title
日本文化と日本人心
Discovering Japanese Culture and
理の発見
Japanese Psychology
映画に見る日本の文
Japanese Culture and Society
化と社会
Through Film
火 03-04
火 09-10
11
やさしい日本語で語
Japanese Classical Literature in
る日本の古典文学
easy Japanese
文化の諸相
水 05-06
水 07-08
2
家井美千子
4
Cultural Domains
2
M.Unher
2
School Internship Program
2
スクールインターンシ
金 01-04
山崎友子
ップ
1
James Hall
松岡洋子
集中
個別研究
Independent Studies
2
12
尾中夏美
集中
岩手学
Iwate Studies
2
尾中夏美
5
3. 課題と今後の展望
大学教育総合センターと協力して国際交流科目のあり方に関する検討が行われたが、実質
的な改善につながっていない。協定大学からの交換留学生の中で、英語による授業科目の履
修希望者が少ないこと、授業内容が交換留学生のニーズに合致していないこと、教員の確保
が困難であること、という理由により、来年度以降の科目維持について、さらに検討が行われる
必要がある。
(報 告:松岡洋子)
12
夏期休暇および個別日本語補講報告
1. 概要
夏期休暇日本語補講は学期中の通常クラスに参加できない学生や、通常クラスで学習したこと
を復習したい学生を対象として開講し、アーラム大学SICEプログラム学生の前半日本語教育とし
ても活用した。また、学習者の個別ニーズに対応するため、ボランティア学生による補講を実施し
た。各クラスの内容は以下のとおりである。
1.1 夏期休暇日本語補講初級Ⅱ予備クラス
期間: 2011 年 8 月 22 日~9 月 15 日 9:00-12:00 (全 5 日 10 コマ)
対象: 初級前半修了者、初級修了者
アーラム大学 SICE プログラム(8 名)、研究生 2 名
<内容・スケジュール>
初級前半終了クラス
内容
8 月 22 日
8 月 25 日
8 月 29 日
9 月 12 日
9 月 15 日
初級終了クラス
担当
内容
担当
漢字1(げんき review 1-4)
大高久枝
聴解1(禁止・許可)
加藤理恵
聴解1(げんき review 1-4)
大高久枝
漢字1(動詞)
加藤理恵
文法1(げんき review 1-4)
大畑佳代子
文法1(条件)
坂本淳子
聴解2(げんき review 5-9)
大畑佳代子
聴解2(授受)
松林和美
漢字2(げんき review 5-9)
大高久枝
漢字2(形容詞)
加藤理恵
文法2(げんき review 5-9)
大高久枝
文法2(授受)
加藤理恵
聴解3(げんき review10-12)
大畑佳代子
聴解3(使役・受け身)
坂本淳子
漢字3(げんき review10-12)
大畑佳代子
漢字3(位置・方向)
坂本淳子
文法3(げんき review 10-12)
佐々木仁美
文法3(受け身)
松林和美
文法3(げんき review 10-12)
佐々木仁美
漢字4(学校・科目)
松林和美
1.2 補講
日本語能力試験対策
① 2011 年 5 月 27 日~ 7月1日 (毎週金曜日 13:00-14:30)
② 2011 年 10 月 21 日~12 月 2 日(毎週金曜日 13:00-14:30)
対象:① 学部学生 10 名
② 学部学生 8 名
13
担当:松岡洋子
内容:日本語能力試験 N1問題集に取り組み、受験対策を行った。
1.3 個別学習支援
日本語の個別学習を希望する学生に対して、学生ボランティアによる個別学習支援を行った。
期間:2011 年 5 月下旬~2 月初旬
対象:教員研修生1名、研究生 3 名
担当:教育学部4年生2名、同2年次2名
2. 成果と課題
夏期休暇補講は SICE プログラム学生も参加して開講したが、今年度は初級前半終了、初級終
了の2レベルで文法、漢字、聴解の復習を行った。 日本語能力試験対策講座を前期に実施し、
N1 レベルの受験準備を行った。このクラスは学生からのニーズが高く、来年度から国際交流科目
として開港予定である。
また、学生の個別ニーズに対応し、学生ボランティアによる個別学習支援を行った。個別学習
支援については、大学院受験準備等、高度な要望が多く、ボランティア学生の確保が困難である。
本来、チューターが対応してほしい内容で、各研究室との調整が必要である。
(報 告:松岡洋子)
14
短期留学生修了研究(個別研究)報告
1. 研究リスト
平成 23 年度は、短期留学生 24 名(前期に 12 名、後期 12 名)が、留学の研究成果のまと
めとして、個別研究に取り組んだ。後期には、理系学生の発表も加わった。
前期
氏
名
アレクサンドロワ
エヴゲニア
所属
研究課題
サンクト・ペテルブルグ
日本のテレビCM
国立文化芸術大学
日本式グロテスク~「リング」からジャパニーズホ
沈 天怡
西北大学
孟 巍
西北大学
若者言葉を使う目的について
申 銀鳳
清華大学
翻訳の視点から見る近代「社会」―語の成立
梁 琰
曲阜師範大学
日本の箸―中日の箸の相違点の考察
侯 曉琳
曲阜師範大学
言葉から見た日本人の「内」と「外」の意識
周 婧斐
寧波大学
ラトルス デボラ
ボルドー第 3 大学
ルイ 13 世の王権制度と徳川幕府の比較
セネカル アンドリー
セント・メアリーズ大学
東北のロックバンドとケベックのロックバンドの比較
ファンクハウザー
ノース・セントラル・カレッ
ラテン語から日本語への翻訳と英語への
エレカ
ジ
翻訳の比較
コサード レスリー
ボルドー第 3 大学
レテリア オレリー
ボルドー第 3 大学
ラーを見る~
日本の作品による反社会 性人格障害の人につ
いての分析とその背後にある社会現象
授 業 料 と学 生 の学 業 への取 り組 みの相 関 性 に
関する日仏比較
どうしてフランス人は日本のドラマが好きか
15
後期
蔡 雅茜
高雄師範大学
日本のパッケージデザイン研究
王 雨楠
山東工芸美術学院
折り畳み弁当箱
邵 俊俏
寧波大学
余 韻
寧波大学
岩井俊二の作品から見る日本らしさ
張 洺海
曲阜師範大学
岩手大学生協
賀 小燕
寧波大学
ユニクロのブランド経営戦略について
ブラウン アリッサ
ノース・セントラル・カレッ
日本の平和維持のための国際貢献
ジ
一湾岸戦争の事例から―
曲阜師範大学
キャリア形成における家庭教育の影響
若者の日本語性差表現に対する意識と使
潘 宝燕
鐘 雪嬌
用実態一文末表現を中心に
岩大の女子学生から見る
寧波大学
現代日本女子大学生の化粧観
郭 新宇
曲阜師範大学
なぜ日本のサッカーは強くなったか
張 擎鳴
新疆農業大学
傾斜平面上での加熱流動実験の総括報告
武 婷婷
大連理工大学
水溶性バインダーを用いたリチウムイオン
二次電池用黒鉛負極の特性研究
短期交換留学生に対して必修化し、国際交流センター担当教員(尾中、松岡)が修了発表
までのスケジュールを提示し、指導教員の助言のもとに個別研究を進め、口頭発表用資料作
成および最終レポート作成指導を行った。修了発表会は学内に公開され、指導教員、チュー
ターをはじめ、関心のある学生が参加した。
2. 課題
短期留学生が昨年度比 10 名増加し、理系学生も加わって、指導時間の確保が困難になっ
た。指導教員の協力も得ながら、留学期間全体を通じて研究を継続させることが望ましい。
(報 告:松岡洋子)
16
北東北国立3大学合同合宿研修会報告
1. 実施概要
秋田大学、岩手大学、弘前大学では、留学生教育の連携を図ることを目的とし北東北3大
学合同合宿が平成 16 年度から行われている。今年度は第8回目となり、弘前大学を幹事大
学として次のような内容で実施された。岩手大学は「多文化コミュニケーション B」の履修者が
参加対象となった。
期 間 :
2011 年 11 月 26 日(土)~11 月 27 日(日)
場 所 :
岩木青少年スポーツセンター
内 容 :
多文化グループによる創作活動
参加大学: 秋田大学 30 名(留学生 20 名、日本人学生 8 名
名 引率 2 名)
弘前大学 20 名(留学生 11 名、日本人学生 8 名 引率 1 名)
岩手大学 40 名(留学生 24 名、日本人学生 14 名、引率 2 名)
2. 研修内容
2.1 スケジュール
11 月 26 日(土)
11:30~12:00
集合・オリエンテーション
13:00~15:00
交流ゲーム
15:00~17:00
共同作業
19:00~20:30
共同作業
20:30~22:00
自由時間(入浴)
11 月 27 日(日)
6:30~8:30
起床・洗面・清掃・朝食
9:00~12:00
共同作業
13:00~15:00
発表・まとめ
15:30
解散・各方面へ出発
<研修の目的>
17
計 90 名
多文化状況におけるコミュニケーションに必要な知識、技能や具体的な課題について参加
者に体験的に学ばせることを目的とする。
2.2 合宿の様子
共同作業として作成条件を規定して紙芝居作成を行った。今回は、秋田大学の参加者の中
に、日本語能力が低い学生が多く、前年度以上に、共同作業での意思疎通に困難が伴った
ようだ。紙芝居を日英 2 言語で発表できるよう準備したため、留学生が英語の部分の作成で主
導的な役割を果たし、複言語による作業経験が得られた点が、今回の成果である。
3. 今後について
昨年度と同様、弘前大学では対応する科目の設定が難しく、2大学での単位化実施となっ
た。弘前大学、秋田大学では国際交流センターに改組の動きがみられ、合宿実施については
引き続き協議が必要である。なお、2012 年度は秋田大学が担当し、継続されることが確認さ
れた。
(報 告:松岡洋子)
18
地域日本語教育支援事業報告
1. 事業の趣旨
本事業は、岩手大学国際交流センターの中期計画および年度計画に基づき実施する地域
貢献事業の一環である。平成 23 年度は外国出身の子どもや移民的背景を持つ子どもたちの
日本語及び教科学習支援に関わる事業、および東北地域の日本語学習支援関係者の情報
交流を目的として日本語学習支援ネットワーク会議を実施した。
2. 事業内容
2.1 子どもの学習支援事業
(1) いわて多文化子どもの学習支援連絡協議会総会
日
時: 平成 23 年 10 月 24 日(月)13:00-14:30
場
所: 岩大学事務局第一会議室
参加者:
岩手県教育委員会学校教育課指導主事
小野寺
哲男
二戸市教育委員会
学校教育課長
菊池
浩
盛岡市教育委員会
学校教育課指導主事
和田
英
一関市教育委員会
学校教育課指導主事
山崎
健志
(財)岩手県国際交流協会
事務局長 稲田
収
いわて多文化子どもの教室むつみっこくらぶ代表
岩手県 NPO 国際課主査
岩手大学教育学部 教授
山田
新妻
岩手大学国際交流センター長
上杉
好子
麻紀
二男(議長)
大野
岩手大学国際交流センター 准教授
岩手大学国際課長
村井
眞男
松岡
洋子
明
議事:
① 平成 22 年度いわて多文化子どもの学習支援連絡協議会関連事業報告
・平成 22 年度事業について報告があり、了承された。
② 平成 23 年度いわて多文化子どもの学習支援連絡協議会関連事業計画案および
後援の承諾について事業計画及び後援について了承された。
③ 意見交換
19
・日本語指導が必要な子どもの実態調査は 2 年に 1 回となっているため、現状がつ
かみにくい。岩手大学で別途調査を実施する際には協力をお願いしたい。
(他意見7件)
(2) 平成 23 年度日本語指導が必要な外国人児童生徒等指導者研修会
日 時:2011 年 11 月 21 日(月)10:00-16:30
場 所:岩手県庁盛岡地区合同庁舎 7階中会議室
主 催:岩手県教育委員会 岩手大学国際交流センター
後 援:いわて多文化子どもの学習支援連絡協議会
参加者:30 名
内 容:
◎ 事例報告(地方教育委員会、NPO より)
◎ 基調講演:外国人児童生徒教育を充実させるために(松岡)
◎ ラウンドテーブル:参加者によるグループ別意見交換
(3) 多文化キッズキャンプ(岩手県国際交流協会助成事業)
日 時:2012 年 2 月 18 日(土)~19 日(日)
場 所:岩手山青少年交流の家(岩手県滝沢村)
内 容:合宿形式の研修会で、初日は昼食後から個別学習、百ます計算、夜は交流ゲ
ーム、2 日目は個別学習を行った。
参加者:子ども 20 名(中国 9、フィリピン 8、パキスタン 2、ネパール 1)
留学生 6 名(中国5、パラグアイ1)
日本人学生 4 名
保護者 3 名
引率 8 名
外部講師 1 名
計 42 名
* 今回は、岩手県内(盛岡、二戸、一関地区)に加え、仙台、福島からの参加者も合流
し、交流が拡大した。
(4) 情報整備と発信
ホームページにより情報発信を行った。また、教材等の充実を引き続きはかり、地域で活
動する支援者へ情報提供を行った。
<成果と課題>
協議会、合宿、指導者研修会などが定例化し、さらに、合宿では被災3県の子どもたちが集
う機会となり、交流が拡大した。また、協議会、指導者研修会では、忌憚のない意見交換が行
われるようになり、支援の連携が強化されている。しかし、事業にかかる経費の確保にはまだ課
20
題が残る。これらの事業は継続の要望が大きく、大学として外国人児童生徒の学習支援事業
にどのようにかかわるか、教育学部とも連携して検討していく必要がある。また、関係機関との
連携も引き続き図っていくことが重要である。
2.2 日本語学習支援情報交流事業
日本語学習支援ネットワーク会議 11 in MORIOKA
日 時:2011 年 12 月 10 日(土) 10:00-16:50
場 所:岩手大学学生センターA 棟 G21大・G21・G22
主 催:岩手大学国際交流センター 岩手県国際交流協会
後 援:いわて多文化子どもの学習支援連絡行議会
参加者:80 名
内 容:
◎ 教材ワークショップ「『にほんごこれだけ!2』を使いこなそう!」
講師:国立国語研究所 森 篤嗣氏・広島市立大学 岩田 一成氏
◎ 基調報告「文化庁『生活者としての外国人』のための日本語教育事業」
講師:文化庁国語課 仙田武司氏
◎ ラウンドテーブル「東日本大震災から見えた地域の日本語教室の役割」
[子どもの支援]
話題提供:ふくしま子どもの日本語ネットワーク 佐々木 千賀子氏
外国人の子ども・サポートの会 田所 希衣子氏
進 行 : 福島大学 中川 裕治氏
[大人の支援]
話題提供:陸前高田日本語教室 大和田 加代子氏
岩手県国際交流協会 川村 央隆氏
進 行 : 山形大学 内海 由美子氏
◎まとめ
進 行 :岩手大学 松岡洋子
<成果と課題>
平成 17 年度より始まった「日本語学習支援ネットワーク会議」は、岩手大学、東北大学、山
形大学、秋田大学、福島大学を東北の国立大学のネットワークを活用し、地域の日本語学習
支援に関する関係者、関係機関の情報交流が行われてきた。大学が本事業を主催することに
より、行政、民間をつなぐ役割を果たすことができたことが成果である。しかし、青森県での開
催の目処が立たず、2 年連続で岩手大学での開催となった。昨年度好評だった教材紹介ワー
クショップおよび文化庁の日本語教育事情紹介を継続実施した。さらに、東日本大震災の際
に日本語教室が果たした役割について、成人向け教室および子どもの日本語学習支援の2
21
つのラウンドテーブルで情報交換を行い、熊本、東京など東北以外の地域からの参加者も得
た。なお、平成 24 年度は仙台での開催が決定した。
(報 告:松岡洋子)
22
平成 23 年度新入生オリエンテーション報告
1. 実施したオリエンテーション等
以下の新入生向けオリエンテーションについては、前期および後期の各 2 回実施した。な
お、東日本大震災の影響により、前期は通常より 1 ヶ月遅れての開始となった。
・留学生オリエンテーション
新入生に必要な手続および日本での生活や履修登録等について説明するとともに、盛
岡市からごみの分け方・出し方のルール、盛岡東警察署から生活上の注意点について説
明があり、安全・快適な新生活をスタートさせる一助とした。
・国際交流会館オリエンテーション
新入居者の紹介を兼ね、入居者全員を対象に国際交流会館での生活上のルールおよ
び寄宿料等についての説明を行った。説明後は入居者の自己紹介の時間とし、入居者相
互の交流の場とした。
・ライブラリーツアー
学内図書館の使用方法についての説明および学内でパソコンを利用する際のユーザ ID
及びパスワードの設定を行った。説明は図書館職員が行い、国際交流センター教員が英
語および中国語の通訳を同時に行った。
2. 各種オリエンテーション等の実施日程等
2.1 前期
(1) 留学生オリエンテーション
日 時:平成 23 年 5 月 10 日(火) 16:30~18:30
会 場:学生センターB 棟1階 多目的室
対象者:30 名
(2) 国際交流会館オリエンテーション
日 時:平成 23 年 5 月 11 日(水) 18:00~19:00
会 場:国際交流会館 2 階 集会室
対象者:36 名(国際交流会館入居者)
(3) ライブラリーツアー
日 時:平成 23 年 5 月 2 日(月) 13:00~14:00
会 場:図書館
対象者:30 名
23
2.2 後期
(1) 留学生オリエンテーション
日 時:平成 23 年 10 月 4 日(火) 13:30~15:30
会 場:学生センターB 棟 1 階 多目的室
対象者:29 名
(2) 国際交流会館オリエンテーション
日 時:平成 23 年 10 月 7 日(金) 18:00~19:00
会 場:国際交流会館 2 階 集会室
対象者:36 名(国際交流会館入居者)
(3) ライブラリーツアー
日 時:平成 23 年 10 月 6 日(木) 15:30~16:30
会 場:図書館
対象者:29 名
(報 告:国際課)
24
-国際企画部門 業務報告-
25
平成 23 年度岩手大学 UURR プロジェクト報告
1. UURR プロジェクトチーム
岩渕
明
大野
眞男
国際交流センター長
藪
敏裕
教育学部教授
平原
英俊
工学部准教授
壽松木
章
理事(地域連携・国際連携担当)・副学長/プロジェクトリーダー
農学部教授
小野寺 純治
地域連携推進センター教授
対馬
地域連携推進センター教授
正秋
早川 智津子
国際交流センター准教授
中島
武幸
研究交流部長
上杉
明
研究交流部国際課長
崔
華月
研究交流部国際課外国語専門職員
石沢
友紀
研究交流部国際課主任
2. UURR プロジェクトの趣旨
成長著しい中国においては、産学連携が経済発展の一翼を担っている。他方、日本の産
業界は市場の将来性を展望し、改めて中国への技術・資本の進出を開始しようとしている。
本学では、学長特命プロジェクトとして、平成 15 年度より、これまでの学術交流及び地域連
携の成果を踏まえ、国際的な大学間ネットワークを活用した地域企業の国境を越えたビジネ
ス ・ チ ャ ン ス の 場 を 造 り 出 し 、 地 域 経 済 の 発 展 に 寄 与 す る た め の 事 業 ( University and
University+Region and Region=大学・大学と地域・地域の連携事業:UURR プロジェクト)を
推進してきたところである。
3. 平成 23 年度における UURR 事業
3.1 大連理工大学との UURR 事業
(1) これまでの経緯
岩手大学は、大連理工大学との学術交流協定(平成 17 年 5 月 23 日締結)に基づき、
平成 18 年 4 月に大連理工大学内に両大学共同出資の「大連理工大学・岩手大学国際
連携・技術移転センター」(以下、「センター」と呼ぶ。)を開設した。また、本事業推進のた
め、岩手大学内において、「岩手大学・大連理工大学国際連携・技術移転室」(以下、
「技術移転室」と呼ぶ。)を設置し、大連理工大学(中国大連地域)と本学の研究成果の
26
技術移転を主目的として鋳造分野での技術移転や IT 分野での国際共同研究、研究者
交流、学生交流、さらには日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援による企業交流などの実
績をあげてきた。
しかしながら、社会情勢の変化に伴い、これからの両大学の連携のあり方は、単に技術
移転に留まるものではなく、イノベーションをもたらす国際共同研究の実施、その成果を
活用した両地域の産業振興や地域活性化とそれに貢献できる国際的な産業技術人材の
育成など、新たな国際連携を展開していく段階に来たことから、大連理工大学内に設置
していたセンターを両大学の人的交流主体の組織体制に変更し、「日本国岩手大学・中
華人民共和国大連理工大学科学・技術連携センター」として改組し、これまでの交流を
通じて構築された同大学との相互理解と人的ネットワークの深化や、岩手県及び関係自
治 体 の大 連 地 域 とのこれまでの交 流 実 績 を踏 まえ、引 き続 き大 連 地 域 を対 象 として、
UURR プロジェクト事業の展開を目指していくこととなった。平成 23 年度に、本件について
両大学で協議を重ねたうえで、平成 24 年 3 月に新たなセンターの協定を締結した(同年
4 月 1 日発効)。以下、平成 23 年度の活動について報告する。
(2) センターの改組に関する協議
上記のとおり、両大学でセンターの改組について協議を行い、新たな協定を締結した。
合意に至る協議の経緯は以下のとおり。
① 7 月 27-28 日、大連理工大学からミッション(李楊技術研究開発院常務副院長ほか
計 4 名)が岩手大学に来訪し、両大学のセンターの改組の方向性について協議を行
った。
② 10 月、東京での「第 2 回日中大学フェア&フォーラム」(10 月 9 日-11日、JST 中
国総合研究センターほか主催、会場:池袋サンシャイン文化会館・大手町サンケイビ
ル)に両大学がそれぞれ出展し、会期中、岩渕理事と大連理工大学李俊傑校長助
理の間で、センター改組について大筋合意に至った。なお、同フォーラムにおいて
岩渕理事が本学の震災復興対応について講演を行った。
③ 3 月 25 日-29 日、岩渕理事ほかが大連理工大学を訪問し、改組後の新たなセンタ
ー設立について最終合意し、併せて、平成 24 年度の事業計画について協議を行っ
た。また、岩渕理事が、同大学教員・学生を対象に、本学の震災復興への取組につ
いて講演を行った。
(3) 両大学の教職員の交流及び共同研究の推進
後述する日中韓国際産学官連携シンポジウム 2011 参加のため大連理工大学ミッショ
ン 10 名(企業 2 社 2 名を含む)が来日した。
3 月 7 日、大連理工大学王敏傑教授らが本学を訪問し、金型研究についての講演を
行い、金型・鋳造専攻の研究者・学生との間で交流を行った。
27
(4) 政府による支援事業等への申請
文部科学省「平成 23 年度大学の世界展開力強化事業」(日中韓「キャンパス・アジア」
パイロット事業)の公募に対し、両大学の連携による金型・鋳造分野の研究・教育交流事
業「東アジア金型・鋳造ものづくり協働教育支援プログラム」の申請を行った。
(5) 両大学間の教育・学生交流の実施
3 月 25 日-29 日、本学の鋳造・金型専攻学生計 9 名および教員等 5 名が大連理工大
学を訪問し、学生交流を行った(岩手マイスター事業)。
なお、工学部熊谷教授・宇井准教授が大連理工大学修士課程2名を後期(半年)受け
入れた。
4. UURR の将来展望
上述のとおり、平成 23 年度における UURR プロジェクトは中国の大学である大連理工
大学との交流を中心に行われた。その間、他大学においても、本プロジェクトに対し関心
が示されており、以下紹介する。
4.1 韓国国立ハンバット大学校を交えた日中韓3大学の連携可能性の模索
(1) 「日中韓大学国際産学官連携シンポジウム 2011」開催
2011 年 10 月 26 日(水)9:30-17:00、岩手大学において、中国・大連理工大学、韓国・
国立ハンバット大学校の3大学が主催する「日中韓国際産学官連携シンポジウム 2011」
(テーマ:ものづくり技術の国際潮流と国際産業人材育成)を開催した。
本シンポジウム参加のために、中国・大連理工大学からは李俊傑校長助理率いるミッ
ション計 10 名、韓国・国立ハンバット大学校李源黙学長率いるミッション計 11 名が来訪し
た(いずれも研究者・企業関係者含む)。
本シンポジウムにおいて、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室長坂
下鈴鹿氏より特別講演「日中韓のキャンパス・アジア構想とグローバル人材の育成につい
て」がなされたほか、3大学の報告、3か国企業の報告、3大学の研究発表及びポスター
セッションを実施した。シンポジウムにおいて、達増岩手県知事の来賓挨拶をいただいた
ほか、終了後の交流会において、谷藤盛岡市長から開催地自治体長挨拶をいただくな
ど、自治体からの協力をうけた。
本シンポジウム開催にあたり、岩手県、盛岡市、日本貿易振興機構(JETRO)盛岡貿
易情報センター、いわて未来づくり機構、岩手ネットワークシステム(INS)、北東・地域大
学コンソーシアム(NERUC)の後援を受けた。
翌日、10 月 27 日(木)には、被災地を訪問し、釜石市職員による説明のほか、本学の
復興支援の取組の一端を紹介した。
(報 告:早川智津子)
28
米国アーラム大学サイスプログラム関連事業報告
1.
2011 年度サイスプログラム概要
岩手大学では米国インディアナ州にあるアーラム大学と 2003 年 8 月 11 日に学術協定を締結し、
2005 年度にはさらに学生交流の覚え書きを交わした。本学はアーラム大学が毎年盛岡市に学生
を派遣して実施するサイスプログラム(SICE: Studies in Cross-Cultural Education)に対して以下
の支援を行っている。
(1) サイス学生に対する日本語教育の提供
(2) サイスプログラムの引率教員がサイス参加学生に対して授業を行う教室の提供
また、サイスプログラム参加学生は岩手大学の学園祭である不来方祭でも留学生会と協力して模
擬店を出すなどして、岩手大学学生と連携しながら大学行事にも参加している。今年度のプログ
ラムの概要は以下の通りである。
受け入れ期間:2011 年 8 月 18 日(木)~12 月 1 日(木)
参加人数:8名
2.
ハローパーティーとイングリッシュカフェ
岩手大学生とサイス学生との交流の場を提供する目的で、ハローパーティー(日英での交流)
とイングリッシュ・カフェ(英語での交流)を行った。
ハローパーティー
日時:10 月 6 日(木) 16:30-18:00 参加人数 40 名
イングリッシュカフェ 日時:11 月 17 日(木) 16:30-18:00 参加人数 23 名
3.
English Camp
アーラム大学サイスプログラムと岩手大学の共同事業として、English Camp を実施した。詳細
については本報告書「地域への支援事業」を参照。
4.
学内留学
サイス学生は引率教員の専門分野の講義をアーラム大学の教育プログラムの一環として英語
で受講する。岩大生の英語能力向上に資する為岩手大学とサイスプログラム担当者とで協議して、
若干名の岩大生がサイスプログラムの引率教員の講義を聴講できることとなり、岩手大学ではこれ
を「学内留学」と呼んでいる。今年度の概要は表 2 の通りである。2 か月前となる6月に学内留学の
参加者募集を行って、参加希望者が各自の時間割に組み込みやすいように配慮した。履修学生
には現在は単位認定を行っていないが、国際交流センター長より修了証書を授与し、アーラム大
学から成績評価が本人に送られる。今年度は人文社会科学部研究科 1 年生 1 名と同学部 4 年生
29
1名が受講した。
表 1. 学内留学概要
開講日程
テーマ
受講の形態
5.
平成 23 年 8 月 25 日(月)から 12 月 1 日(木) 毎週木曜日 13:00-16:00
Approaches to Japanese Society
聴講生として授業に参加し単位は認めないが、成績評価は受ける。
受講条件
十分な英語力と意欲を有する学部生または院生
選抜方法
希望者を英語面接し若干名を選抜
英語による特別講義
サイスプログラムの受け入れ期間中に一度、引率教員は本学の学生に対して専門分野に関連
した特別講義を実施することになっている。今年度から実施した国際週間の一環に位置付けて実
施した。
日時:11 月 10 日(木) 16:30~18:00
演題:Gender, Equality and Education in Contemporary Japan
共催:岩手大学男女共同参画推進室
(報 告:尾中夏美)
30
国際研修「絆」 in Iwate 実施報告
1. 趣旨
本プログラムの趣旨は以下の通りである。
① 本プログラムは、東日本大震災被災地に居住する被災者に対して国内外の参加大学生が一つ
のチームとして実践的な異文化理解教育、異文化間コミュニケーション教育に参画する機会を提供
することで、参加学生は国を超えた人と人のつながりの大切さについての理解を深める。
② 本プログラムは参加学生に多様な言語背景を有する学生との共同作業(教育活動)を通じて、災
害の実態を知り、災害時に求められる知識、行動、態度等そして復興計画について学生同士・被災
地の方々とのやり取りから学ぶ機会を提供する。
2. 実施内容
【期 間】
2012 年 2 月 27 日(月)~3 月 2 日(金)(全 5 日間)
【スケジュール】
2 月 27 日(月)
オリエンテーション。津波のメカニズム講義。岩手県三陸海岸についての基礎知識
講座。
28 日(火) 防災ワークショップ。被災地訪問準備。
29 日(水) 被災地域(鵜住居小学校、釜石東中学校、宝来館)視察。被災者による講話。
3 月 1 日(木) 陸前高田視察。被災地域(唐丹小学校)視察。学童育成クラブでの交流。
2 日(金) 岩手文化体験。活動ふりかえりレポート作成。
【参加者】
<交流協定大学等>
アイスランド : アイスランド大学 1名
タイ:
サイアム大学 1 名
韓国:
明知大学 2 名
中国:
曲阜師範大学 2 名
北京大学 1 名
寧波大学 2 名
大連理工大学 1 名
石河子大学 1 名
吉林農業大学 1 名
31
<岩手大学生>
12 名
<引率教員>
岩手大学 2 名
【研修内容】
① 被災地視察前に、津波や三陸海岸の歴史についての知識を深めるために、津波を研究する工学
部教員による津波のメカニズムとその破壊力、防災についての講義および大学教育総合センター
教員による三陸海岸の津波の歴史についての講義を受けた。
② 岩手県総合防災センターにおいて防災ワークショップに参加し、電源喪失時の簡易キャンドルの
作り方を学ぶとともに、過去に日本であった地震の疑似体験などを行った。
③ 被災地の学童育成センターにいる学童との交流活動の内容について班ごとに検討し、子供たちと
の交流を行った。
④ 被災学校の仮校舎への訪問、仮設店舗での食事、被災した釜石市役所職員からの説明や被災者
からの講話、破壊された防潮堤の視察を通して、津波被害の実態に触れた。
3. 成 果
最終レポートの中の記載より
① 被災者の強さと支援の重要性を学んだ。
② 多国籍の参加者が言葉や国の違いを超えて理解しあい、友情をはぐくむことができることを知っ
た。今までよりも積極的に行動できるようになった。
③ どんなことがあっても、あきらめずに希望を持って生きることの重要性を知った。
④ 防災意識が高まった。自分の命は自分で守ることを学んだ。
⑤ 子供たちの無邪気さ、明るさに心を癒され、未来を感じた。
⑥ 「絆」の意味を理解できた。国に帰っても伝えたい。
最終レポートから、津波、防災についての知識が深まったと同時に、被災者の体験談などを通して生
きることの大切さ、希望を持ち続けることの重要性への言及が多かったことからも、単なる被災地視察に
ならなかったことが伺える。また、多国籍の学生との交流から母語以外の言語でのコミュニケーションの
重要性と今後の学習意欲の向上、多文化交流の難しさと楽しさの認識が成果としてあげられる。自然災
害には国境はないことから、人々の連帯の重要性も学べた研修であった。
4. 経費
平成 23 年度留学生交流支援制度(ショートステイ)プログラムにより 12 名分、1 名当たり 8 万円の支援
が受けられることが決定していたため、個人負担は軽減できた。原則として盛岡での現地集合、現地解
散とし、前後泊のホテル宿泊代は大学で負担した。岩手大学の参加者は期間中の食費相当分を参加
費とした。
(報 告:尾中夏美)
32
海外留学支援事業報告
海外の大学との学生交流や様々な海外研修プログラムについての情報提供の場として以下の事
業を実施した。
1. 海外留学・研修オリエンテーション
実施日程と参加人数は以下の通りである。
実施日程:5 月 19 日(木) 午後 4 時 30 分~午後 7 時 15 分
参加人数:90 名
オリエンテーションの内容は、表 1 の通りである。
表 1. プログラム
時 間
内 容
16:30~16:45
海外留学・研修の意義と岩手大学での支援体制について
16:45~18:45
韓国交換留学(全学)・短期韓国語研修(全学)
カナダ語学研修(全学)
フランス交換留学(人文社会科学部)
米国、中国交換留学(農学)
ロシア交換留学(人社)
国際ボランティア・国際エコボランティア(全学)
カナダ・アメリカ交換留学(全学)
18:45~19:15
海外留学・研修体験者による体験談(ロシア交換留学、カナダ:国際ボ
ランティア)
2. 留学説明会
全学対象の交換留学申請のための説明会を以下のように実施し 7 名が参加した。
日程:7 月 19 日(火)
対象となるプログラム: (米国)テキサス大学オースティン校、アーラム大学
(カナダ)セント・メアリーズ大学
3. 個別留学相談
個別留学相談は学生それぞれで異なる空き時間に個別対応するため、不定期に実施している。
相談受付のポスターは常時掲示しているので、希望者は国際課を通すか直接メールで相談時間
33
を予約する。平成 23 年度はのべ人数39名が留学相談に訪れた。
表 2. 相談内容別のべ件数
4. スーパー・イングリッシュ、ステップ・アップ・イングリッシュ
留学や海外研修を目指す学生の英語基礎トレーニングコースとしてステップ・アップ・イングリッシ
ュを実施し、またこのコース修了者で一定レベルに達した学生対象に、TOEFL iBT®で交換留学
が可能となるレベルに到達させることを目標とするスーパー・イングリッシュを実施している。1 学期
11 週間開講し、英語力で一定条件を満たす学生がステップ・アップ・イングリッシュの履修ができ
る。
表 3. 受講者数
2011 年度前期
SUE
所属学部
人数
SE
所属学部
人数
2011 年度後期
人社
教育
工学
農学
合計
人社
教育
工学
農学
合計
0
2
1
2
5
1
3
2
1
7
人社
教育
工学
農学
合計
人社
教育
工学
農学
合計
3
1
0
0
4
3
2
0
1
6
5. リーディング・マラソン、リスニング・マラソン
英語基礎力強化のために、多読、多聴プログラムとして教材の貸出プログラムのリーディング・マ
ラソン、リスニング・マラソンを週2回昼休みに実施している。平成 23 年度の新規登録者はリーディ
ング・マラソン 35 名、リスニング・マラソンは 12 名だった。今年度より ICT プラットフォームと連動し
た読書前と読書後活動の支援を行うリーディング・マラソンの試行を開始し、現在 4 名が登録してい
る。
(報 告:尾中夏美)
34
英語 ICT コンテンツを活用した教育プラットフォーム開発事業報告
1. 事業概要
平成 22 年度~24 年度の 3 年間、「英語 ICT コンテンツを活用した教育プラットフォーム開発―
国際的視野を持った地域人材育成のために」が特別運営費交付金事業として予算化された。この
事業は大きく分けて英語 ICT 教育プラットフォーム開発事業と海外研修の事前・事後研修と海外
研修を合体させたサンドイッチ型研修事業の2つから構成されている。現在大学教育総合センター、
情報メディアセンター、国際交流センターの 3 センターが運営を担当しており、本事業のプロジェク
ト教 員 がプラットフォーム構 築 を行 って、データベースを整 備 する作 業 にあたっている。本 稿 では
「英語 ICT 教育プラットフォーム開発事業」の内容と、2年目を終えた時点での進捗状況を報告す
る。
2. ICT コンテンツを活用した教育プラットフォーム開発の進捗状況
2.1 教材データベースの活用
表 1. プラットフォームを活用する授業一覧
科目区分
全学共通教育科目
科目名
英語コミュニケーション4科目
国際研修―エネルギーと持続可能な社会(24 年度より新規科目)
工学部専門科目
工学英語、化学、科学英語Ⅰ、科学英語Ⅱ
工学研究科専門科目
工学研究科科学英語
農学研究科専門科目
科学英語口頭発表、英語ライティング
留学準備教育
Step-Up English
平成 23 年度終了時には素材をデータバンク化し、このデータバ
ンクの中から授業科目で試用するために素材を組み合わせ、練習
問題等をつけてパッケージ化した授業用 ICT 教材を作成した。表
1は試行科目一覧である。
授 業 以 外 に、自 習 用 としての教 材も多 読 ・速 読教 材 、講 義 の聴
講、プレゼンテーションの作成法などが英語教材として稼働してい
る。左の画像のように、プラットフォーム操作を直感的に設計するこ
とで、オンライン教 材に不 慣れな学 習者でも容易にアクセスできる
ように改善を重ねている。
35
また、今年度入学前教育への活用も試行した。200 名程度の入学予定者がログインして、高校
英語の復習をオンライン上でできるシステムを構築し、試行した。システムとしては稼働可能であるこ
とが確認できたので、今後は持続的な運用に向けて、改善を重ねていく。
2.2 CALL 教室の整備
オンライン上の教材の提供に加えて、「英語で学ぶ」ための一つの方策として、プラッ
トフォームにアクセスする学習活動とそれをベースに意見交換やグループ活動をシームレ
スに行える環境は不可欠である。今までは眼前にあるモニターが視界を遮ってグループデ
ィスカッション形態の学習活動が行いにくかった。そこで、平成 23 年度には 2 つの CALL
教室でモニターを可動式に改装した。コンピューターを使用するときはデスク内に格納さ
れたモニターを引き上げ、キーボードを引き出しから取り出して使用可能となる。これに
より、グループ活動のための座席移動がなくなり学習活動の流れがスムーズになった。
3. サンドイッチ型研修プログラム開発の進捗状況
3.1 サンドイッチ型研修プログラムの単位化
サンドイッチ型研修は、平成 24 年度から全学共通教育の総合科目として新規登録され、前期集
中 2 単位を付与することとなった。
授業科目名
日本語表記: 国際研修―エネルギーと持続可能な社会―
英語表記: International Program: Energy and the Sustainable Society
対象学生
2 年次以上。ただし、初年度は 2 年次以上の学生の履修が制度上できないた
め、暫定的に「総合科目特別講義」として実施する。
履修可能人数 次年度はショートビジット奨学金の 8 名分(1 名 8 万円)が配分となることが決
定しているので、これを履修可能人数とした。
3.2 事前研修用教材と開講に向けての準備
共通教育科目として登録されたことを受けて、派遣先の一つであるアイスランド大学の工学部教
員来学に合わせて、履修に関する説明会を 2 月に実施した。各学部教員の協力を得て事前研修
を実施するために協議を行い、以下のような構成とすることとした。

エネルギーリテラシー―エネルギーとは何か?どうやって作るのか?―

クリーンエネルギー・再生可能エネルギー概論―イメージと実際―

エネルギーの地産地消によるまちづくり―木質バイオマスを中心に―

エネルギー問題と都市空間のデザイン

岩手の実践例を知る(フィールドトリップ)
36

英語文献・日本語文献を読み、ICT プラットフォームを使って専門用語を英語で

学ぶ
課題整理のためのディスカッション
同時に、アイスランド大学の教員には 9 月の学生派遣時にアイスランドのエネルギー事情につい
ての講義を依頼するので、その内容や受講学生のニーズなどについても打ち合わせを行った。
3.3 研修サイトでの打合せと新規サイトの開拓
2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災の影響で学年暦がずれたため、9 月に学生の海外
研修を実施することが困難になった。そこで、派遣事業は次年度に実施することとして、スウェーデ
ンの研修サイトでの打合せを 9 月に、そして新規サイト候補地であるオーストラリアのクイーンズラン
ド大学にある太陽光発電と蓄電施設の視察を 3 月に、学部の協力教員にも同行を依頼して実施し
た。
(報 告:尾中夏美)
37
がんちゃん国際フォーラム講演会開催報告
1. がんちゃん国際フォーラム開催趣旨
本講演会は、国際舞台の一線で活躍する有識者の講演を通じ、本学学生がグローバル化のな
かでの地域のあり方を考え、実践する(いわゆる「Think globally, act locally」)きっかけとして、国際
的なセンスを磨くことを助けることをもって、本学の目指す持続可能な社会づくりの担い手となる国
際理解力のある人材育成に資することを目的としている。
なお、フォーラム名称に岩手大学のイメージキャラクター「がんちゃん」を冠することにより、学生
に親しみを感じてもらうことを狙った。さらに、がんちゃんの角のように国際理解に対する知的好奇
心のアンテナを高くかかげ、国際的に通用する情報受信力・発信力を養ってもらいたいという願
いを込めている。平成 23 年度は下記の計 3 回を実施した。
2. 第 5 回がんちゃん国際フォーラム開催概要等
2.1 講演会概要
・ 名称:
第 5 回がんちゃん国際フォーラム講演会
・ 主催:
岩手大学国際交流センター
・ 開催日時:
平成 23 年 7 月 12 日(火)
・ 開催場所:
岩手大学 工学部テクノホール
・ 講演者:
アメリカルイジアナ州弁護士・Loyola 大学ロースクール助教授
15:00~16:30 (90 分) (14:30 開場)
楠田弘子氏
・ 講演テーマ:
「アメリカニューオーリンズからみた東日本大震災と復興支援」
・ 対象者:
学生、教職員及び一般市民、参加者約 100 名
2.2 実施報告
講演者の楠田氏は、東日本大震災後、ニューオーリンズ日本人会ほか団体とともに、被災地ボ
ランティア支援のための基金 NOLA Japan Quake Fund(NOLA はルイジアナ州ニューオーリンズ
の略称)の立ち上げに中心的にかかわり、同団体のリーガルアドバイザーでもある。同基金には、
同市市長の募金協力の呼びかけに応じた市民からの募金が集められた。
講演において楠田氏は、2005 年 8 月末のハリケーン・カトリーナによる堤防崩壊で大洪水の被
災地となったニューオーリンズの被災状況や救助の様子について写真を用いて説明し、貧困層、
高齢者、障がい者などの災害弱者と呼ばれる層が逃げ遅れて大きな被害を受けたことや、被災
地からの転出によるニューオーリンズの人口減少問題や人種差別などを含む社会問題について
紹介がなされた。
38
さらに、同市の復興の歩みとして、被災の経験をふまえ、連邦・州・市政府や市民団体等が関
与して、自主避難能力に欠ける3万人以上の市民を対象に、強制避難命令発令から 36 時間以内
に無料で避難を完了させる市民避難計画が策定されたことや、ハリケーン・カトリーナで住居が被
災したルイジアナ州民を対象とした米国史上最大の住宅再建プログラムが実施されていることな
どが、紹介された。
最後に、楠田氏自ら今回の来県中に、宮古、陸前高田、大船渡の被災地の行政やボランティ
ア団体を視察し、実際に岩手大学の学生団体とともにボランティア活動にも参加した経験を踏ま
え、「行政、NPO、個人などが必死に再建に取り組んでいる。横のつながりをつくり、一緒に力を合
わせればさらに良いと思う」と述べた。
3. 第 6 回がんちゃん国際フォーラム開催概要等
3.1 講演会概要
・ 名称:
第 6 回がんちゃん国際フォーラム講演会
・ 主催:
岩手大学国際交流センター、環境マネジメント推進室、岩手大学
ISO14001 と産学官民連携を活用した「π字型」環境人材育成プログ
ラム ※2011 年度 EMS 公開セミナーとの共催
・ 開催日時:
平成 23 年 11 月 10 日(木) 10:30~12:00 (90 分) (10:00 開場)
・ 開催場所:
岩手大学 北桐ホール
・ 講演者:
外務省特命全権大使(地球環境問題担当)
・前駐マレーシア特命全権大
使
・ 講演テーマ:
堀江正彦氏
グローバル化のなかの国際理解「多文化国家マレーシア そして気候
変動問題(COP17)
」
・ 対象者:
学生、教職員及び一般市民、参加者約 200 名
3.2 実施報告
外務省特命全権大使(地球環境問題担当)・前駐マレーシア特命全権大使 堀江正彦氏によ
る講演会を実施した。初めに、岩手県産品の海外での販路拡大を目的とした岩手県知事によるト
ップセールスが行われた当時、駐マレーシア大使としてこれを支援したエピソードが引用され、岩
手の米やリンゴなどが現地の消費者に人気があったと紹介された。また、東日本大震災後に、マ
レーシアの多くの人々から在マレーシア日本大使館に義援金が寄せられたことが紹介された。続
いて、多文化国家であるマレーシアについて紹介がなされ、マレー系、華人、インド系などの人々
が自分たちの伝統と文化、宗教を維持しつつ、それをお互いが認識し、尊重しあいながら、それ
ぞれの宗教儀式を含めたものをお互い分かち合って楽しむといった意味で、マレーシアは多文
化の共生がうまくいっている社会であると述べられた。また、マレーシアは独立以来 50 年あまりの
間の歴代首相は 6 名であり、政治情勢が安定していること、近代化の父と称えられる第 4 代のマ
39
ハティール首相(在任期間 1981 年~2003 年)により始められた東方政策(ルック・イースト・ポリシ
ー)のもとで、現在も多くのマレー人留学生が日本の大学で学んでいることが紹介された。日本と
マレーシアの関係をみると、日本の電子電機機器の大手メーカーのほとんどがマレーシアに進出
していること、英語能力や異文化適応能力に優れたマレーシア人技術者の資質を活用してマレ
ーシアを拠点に世界展開を図ろうと考える企業も少なくないと述べられた。また、10 年前にマハテ
ィール首相が当時の小泉首相に要望したマレーシアで日本式の工学教育を行う大学を設立する
という構想が、堀江大使の奔走により 2011 年 9 月にようやくマレーシア日本国際工科院(MJIIT)
として実現に至ったことが紹介された。これらのほか、本講演会では、堀江大使が担当する気候
変動 COP17 ダーバン会議へ向けての準備状況について言及がなされ、低炭素社会の実現に向
けてアメリカ、中国、インドなどの大口排出国を含めた CO2 削減の国際枠組みを作ることの必要
性や、脆弱国への技術移転など日本が果たしうる役割について語られた。
参加した学生らからは、マレーシアへの見方が変わった、先進国は技術を開発して発展途上
国の発展を手助けできるようにするのが大事だと改めて感じた、この講演会に参加しなければ知
ることができなかったことが多くあった、などの多数の意見が寄せられた。
なお、本講演会終了後、講演者と岩手大学学生とのトークセッションを開催し、岩手大学環境
マネジメント学生委員会(EMS 学生委員会)及びマレーシア留学生の代表によるプレゼンや、ディ
スカッションが行われた。
4. 第 7 回がんちゃん国際フォーラム講演会開催概要等
4.1 講演会概要
・ 名称:
第 7 回がんちゃん国際フォーラム講演会
・ 主催:
岩手大学国際交流センター
・ 後援:
工学部附属地域防災研究センター、環境マネジメント推進室
・ 開催日時:
平成 24 年 2 月 10 日(金) 10:30~12:00
・ 開催場所:
岩手大学 学生センターB 棟1F 多目的室
・ 講演者:
Professor Sigurdur M. Gardarsson, PhD.
(90 分) (10:00 開場)
アイスランド大学社会環境工学部長・教授
・ 講演テーマ:
「アイスランドの環境と防災」
・ 講演言語:
英語
・ 対象者:
学生、教職員及び一般市民、参加者約 50 名
4.2 実施報告
北欧に位置する島国のアイスランドは、日本の3分の1弱の国土に約 32 万人の人口を有してい
る。国土の約1割が氷河に覆われ、中央部は火山が占めているため、人口のほとんどは、沿岸の
都市部に集住している。主な自然災害・事故は、海難、嵐、雪崩、地崩・岩盤崩落、火山噴火、地
40
震が挙げられる。
まず、地震についてみると、1784 年と 2008 年に比較的大きな地震があり、その他にもマグニチ
ュード6ないし7の地震が数回あったことが記録からうかがえるが、住宅が堅牢になったこともあり、
過去百年間の地震による死者は1名であった。
次に、アイスランドの特徴的自然災害である雪崩をみると、1976 年から 2000 年の間に 40 名が
雪崩で死亡している。雪崩に対して、1995 年以前は事後的対応が主で、防災は自己責任によっ
て対応がなされてきたが、1995 年の大雪崩の経験を踏まえ、近年は、A、B、C の3ランクのハザー
ドゾーンを設け、リスクの高い地域での建設を規制するなどの防災計画が策定されたほか、雪崩
から住宅街を守るため、山の斜面に防潮堤に類似した形状の防災設備を設置するなどの対策が
採られている。
最後に、火山噴火については、溶岩流など直接の被害のほか、噴火にともなって生じるガスに
よる生物への被害などのリスクがある。また、噴煙によって、航空便の運航が困難になるなど、経
済的なリスクもある。アイスランド島中央部の火山は、3~4 年に1度の頻度で噴火を繰り返しており、
比較的大きな噴火は、1783~4 年、1973 年のものがあり、最近では、2010 年の 4~5 月に発生し
たエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火が有名である(とはいえ、首都のレイキャヴィークなど
西部の都市は安全との言及や、火山の恩恵として地熱発電所が写真によって紹介された)。
以上の講演後に、講師と参加者の教員、学生、市民との間で活発な質疑応答が行われた。とく
に、参加者からアイスランドでは津波があるかとの質問がなされたところ、講師から、日本はプレー
トとプレートがぶつかりあう場所にあるが、アイスランドはそれとは逆にプレートとプレートとが離れ
るところに位置しており、そのため、日本では津波が起こるが、アイスランドでは津波が起こらない
と推測される、との回答があった。
参
考
がんちゃん国際フォーラムの実績
年度
2007 年度
2008 年度
2009 年度
講師
講演テーマ
講演概要
上野景文
グローバル化のなかの国際
大きな小国バチカン。10 億のカソリック
駐バチカン特命全権大
理解「欧州から日本を考え
教徒のネットワークを活用し、対アフリカ
使
る」
支援など独特の外交を展開。
池田勝也 前駐タンザ
グローバル化のなかの国際
アフリカの貧困の現状及び日本の対ア
ニア特命全権大使
理解「アフリカと日本――タン
フリカ支援について紹介。資源開発の
ザニア駐在で見たアフリカ」
観点から対アフリカ外交の重要性増す。
井上正幸 前駐バング
グローバル化のなかの国際
バングラデシュは、インドに囲まれた気
ラデシュ特命全権大使
理解「数字から考えるグロー
候変動の最前線にある親日国。元留学
バル化の中の国際理解―バ
生の逸話を通じ、岩手との連携の可能
ングラデシュを事例として」
性について語る。
41
2010 年度
坂場三男
グローバル化のなかの国際
現役のベテラン外交官が率直に語る外
外 務 省 特 命全 権 大 使
理解「明暗を分ける日越関係
交の現場での出来事。「二国間関係とマ
(イラク復興支援等調整
と気候変動問題」
ルチ外交」という相異なる側面から日本
の国益が何であるかを考える。
担 当 兼 気 候変 動 枠 組
条約第 16 回締結国会
議( COP16 ) 担 当) ・ 前
駐ベトナム特命全権大
使
2011 年度
楠田弘子
「アメリカニューオーリンズか
2005 年ハリケーン・カトリーナによる大洪
ルイジアナ州弁護士・ロ
らみた東日本大震災と復興
水に襲われたニューオーリンズ。ニュー
ヨラ大学助教授
支援」
オーリンズ復興の経験が示唆するものと
は何か。(ニューオーリンズ日本人会等
の NOLA JAPAN QUAKE FUND の活動
で来日)
堀江正彦 外務省特命
グローバル化のなかの国際
現役外交官が語る日本外交の最前線。
全権大使(地球環境問
理解「多文化国家マレーシア
多文化国家マレーシアが示唆する日本
題担当)・前駐マレーシ
そ し て 気 候 変 動 問 題
の国際化のあり方と日馬関係の未来。
ア特命全権大使)
(COP17)」
日本マレーシア国際工科院に奔走した
大使の誠実外交。そして、地球環境問
※2011 年度 EMS 公開
題担当大使として臨む南アフリカでの
セミナーとの共催
COP について直前レポート。
Sigurdur M. Gardarsson
アイスランドの環境と防災
火山と温泉、海と水産物など、似ている
アイスランド大学社会
ところのあるアイスランドと岩手。火山国
環境工学部長・教授
ならではの防災や、環境を生かした地熱
発電などエネルギー政策について学ぼ
う。
内容(キーワード):岩手大学の学生に対する提言のほか、グローバル化のなかの国際理解、持続可能な国際社
会づくりのなかでの日本のありかた、各国事情等。
なお、2010 年度において、在バングラデシュ日本国大使館大村浩志一等書記官とのトークセッションを開催し
た(バングラデシュ留学生を含む学生、教員、市民が参加)。
(報
42
告:早川智津子)
平成 23 年度フィールドスタディ in いわて実施報告
1. 目 的
岩手県内の歴史・文化遺産などの施設見学等を通じて、国際的視点で県内地域の理解を深め、
留学生や日本人学生、教職員、地域住民などとの相互交流の活性化を図るとともに、留学生活の
適応や地域文化への理解を含めた国際理解教育の効果をより一層高めることを目的とする。
2. 平泉・一関地域
期
日
8 月 8 日(月)
場
所
平泉・一関地域
平泉文化遺産センター、毛越寺(浄土庭園・宝物館)、高舘義経堂、中尊
寺、厳美渓・サハラガラスパーク、達谷窟
参加人員
留学生:24 名
内訳)人文社会科学部・研究科
9名
教育学部・研究科
9名
工学部・研究科
3名
農学部・研究科
2名
連合農学研究科
1名
日本人学生:12 名
引率
国際交流センター教授
国際課職員
岡崎
正道
石沢、伊藤
3. 遠野・釜石地域
期
日
8 月 29 日(月)
場
所
遠野・釜石地域
南部曲がり家千葉家、伝承園・常光寺(かっぱ淵)、遠野ふるさと村、釜
石大観音、サンフィッシュ釜石
参加人員
留学生:20 名
内訳)人文社会科学部・研究科
3名
教育学部・研究科
7名
工学部・研究科
5名
農学部・研究科
2名
連合農学研究科
3名
43
日本人学生:3 名
引率
国際交流センター教授
国際課職員
岡崎
正道
上杉、石沢、伊藤
留学生と日本人学生が県内の自然・文化遺産を共に見学し、相互の交流をはかりながら
岩手県や日本独自の文化について体験的に学ぶことができた。今年世界遺産に登録された
平泉の訪問や民話のふるさと遠野での語り部による昔話体験は、留学生にとっても日本人
学生にとっても岩手の文化に改めて触れる新鮮な体験となったようである。事後のアンケ
ートによると、留学生と日本人学生とが交流できる時間をより多く設けてほしいとの声が
双方から多く聞かれた。今後留学生と日本学生が共同で参加するプログラムにおいて参考
とすべきである。
(報
44
告:国際課)
平成 23 年度フィールドスタディ in 八幡平実施報告
1. 目 的
岩手大学に学ぶ外国人留学生が、母国で経験することの少ないスキーや 雪遊び体験な
どを通じて、雪国である岩手の冬に親しむ。更に、留学生相互、教職員並びに地域住民等
との交流を図り、留学生活の適応と留学生教育の効果を高めることを目的とする。
2. 期 日 平成24年1月5日(木)~1月7日(土)(2泊3日)
3. 実施・宿泊場所 八幡平パノラマスキー場・八幡平リゾートホテル
1日目 盛岡→八幡平パノラマスキー場 午後研修
2日目 八幡平パノラマスキー場
終日研修
3日目 八幡平パノラマスキー場
午前研修
4. 参加人員 留学生:40 名
内訳)人文社会科学部・研究科
5名
教育学部・研究科
19 名
工学部・研究科
11 名
農学部・研究科
2名
連合農学研究科
1名
国際交流センター
2名
引率 国際交流センター准教授 早川智津子
国際課職員 石沢、伊藤
初日には広場での雪上運動会及びスノーシュー体験を行い、留学生全員が雪に親しめるような
活動を行った。2日目及び最終日はインストラクターの指導の下、グループに分かれスキーの実
技講習を行った。天候にも恵まれ、大半を占める初心者も大きな怪我もなくスキーを楽しんだ様
子だった。スキーを通して出身や言語を越え交流する姿も見られ、目標を十分に達成することが
できた。事後に実施したアンケートでは、スキーの時間が短いという声や留学生の国別参加者数
を考慮してほしいという声があった。アンケートの結果を基に、活動内容や実施場所等を再検討
する。
(報 告:国際課)
45
国際交流に伴う危機管理体制構築に関する取組
1. 国際交流に伴う危機管理体制構築
平成 23 年度において、これまでの国際交流センター内及び運営委員会の検討も踏まえ、
「岩手大学の学生の国際交流に係る危機管理マニュアル」を策定したうえで、外国人留学生
受入れ及び本学学生の海外派遣等、本学の国際交流に伴う危機管理対応に係るハンドブッ
ク等関連ツールの作成を行ったほか、下記の「留学生のための防災(地震)ワークショップ」お
よび。「国際交流会館居住者のための防災オリエンテーション」を実施した。
2. マニュアルの策定及びハンドブックの作成
2.1 「岩手大学の学生の国際交流に係る危機管理マニュアル」の策定
国際交流センター内及び運営委員会の検討を踏まえ、「岩手大学の学生の国際交流に係
る危機管理マニュアル」を作成し、平成 23 年 7 月 21 日学術推進本部において承認された。
また、本マニュアルを、ガルーン上の教職員ポータル上に掲載し、教職員の共有を図った。
2.2 ハンドブック等関連ツールの開発
上記マニュアルに関連し、派遣ツール(職員用説明書(派遣)、学生向けハンドブック、学生
(派遣)携帯カード)、受入れツール(職員用説明書(受入)、留学生向けハンドブック、留学生
携帯カード 、留学生の地震マニュアル、留学生の地震訓練)を作成し、ガルーン教職員ポー
タル上に掲載した。また、このうちの留学生向けハンドブックは英語、中国語、韓国語に翻訳し、
岩手大学国際交流センターホームページ上に掲載した。
2. 留学生の防災ワークショップ
2.1 講演会概要
・ 名称:
第 1 回留学生の防災ワークショップ
・ 主催:
岩手大学国際交流センター、岩手大学工学部附属ソフトパス工学総合研究セ
ンター地域防災研究グループ
・ 開催日時:
平成 23 年 5 月 20 日(金)
15:00~17:00 (2 時間)
・ 開催場所:
岩手大学図書館2F 生涯学習・多目的学習室および図書館駐車場
・ 対象者:
岩手大学外国人留学生 40 名(チューター学生ほかも含む)
2.2 実施報告
本ワークショップでは、地域防災研究センター副センター長・工学部社会環境工学科准教
46
授の越谷信先生のあいさつのあと、工学部社会環境工学科 山本英和准教授より、地震とは
なにかについてレクチャーが行われた。レクチャーでは、日本は複数のプレートの上に乗って
いる世界でも稀な地震国であること、そのプレートのひずみを跳ね返そうとする力によって、広
い面での破壊が起こること、その破壊の大きさをマグニチュードで表すのに対し、揺れは震度
で表されるため、震源から遠くなると震度も弱くなること、最新の研究をもってしても地震予知に
は相当な困難が伴うこと、他方、地震の速度の異なる波(P 波と S 波)の到達時刻の差を使って
緊急地震速報が発せられていることなど、地震のメカニズムについてわかりやすい説明がなさ
れた。最後にこの緊急地震速報の音を参加者全員に聴かせ、この速報が鳴ったら、ただちに
身の安全を図ろうと呼びかけた。
続いて、国際交流センター早川智津子准教授より、地震発生時の机の下に隠れる、持って
いるカバンなどで頭を守るなどの避難方法を確認したうえで、防災指導車(しんちゃん)に乗っ
て、最大震度7までの地震の揺れを体験した。
最後に、地震の際の避難方法、学内と市内の避難場所、大地震のライフラインへの影響に
ついて説明をし、合わせて、地震に備えておきたいものについて説明をした。
本ワークショップに参加した留学生は、地震のリアルな揺れを体験できた、地震についてい
ろいろ学べた、地震に備えなければ、とそれぞれ感想を述べていた。
3. 国際交流会館居住者のための防災オリエンテーション
3.1 講演会概要
・ 名称:
国際交流会館居住者のための防災オリエンテーション
・ 主催:
岩手大学国際交流センター
・ 開催日時:
平成 24 年 1 月 12 日(木)
・ 開催場所:
岩手大学 国際交流会館
・ 対象者:
国際交流会館居住者
3.2 実施報告
国際交流会館居住者のための防災オリエンテーションを開催した。国際課上杉明課長より、
岩手大学自衛消防隊組織及び館内防災設備の説明を行い、早川智津子准教授より日頃の
心構えについて説明を行ったほか、実際に居住者とともに館内を回り、防災設備の場所と使
用方法を確認した。
(報 告:早川智津子)
47
国際連携理事室 WG への参画
1. 国際連携戦略策定支援
岩渕明国際連携担当理事のもと、下記の国際連携理事室 WG を開催し、本学の国際連携
戦略案を検討した。
2. 国際連携理事室 WG の開催
下記のとおり国際連携理事室 WG を開催し、岩渕理事案をもとに本学の国際連携戦略に
ついて検討した。
(1) 第 6 回国際連携理事室 WG
・日時: 5 月 9 日(月) 15:00~ (90 分)
・場所: 学生センターB 棟国際センター相談室
・議題: 国際連携戦略理事案 Ver.7 について
(2) 第 7 回国際連携理事室 WG
・日時: 12 月 21 日(水) 15:00~ (90 分)
・場所: 学生センターB 棟国際センター相談室
・議題: 国際連携戦略について(岩渕理事)
・資料:
国際連携戦略理事案 V.7
意見取りまとめ
(3) 第 8 回国際連携理事室 WG
・日時: 2012 年 1 月 25 日(水) 13:30~(90 分)
・場所: 学生センターB 棟国際センター相談室
・議題: 国際連携戦略とりまとめ
(4) 第 9 回国際連携理事室 WG
・日時: 2012 年 2 月 3 日(金) 14:30~ (90 分)
・場所: 学生センターB 棟国際センター相談室
・議題: 国際連携戦略とりまとめ(つづき)
48
(5) 第 10 回国際連携理事室 WG
・日時: 2012 年 2 月 10 日(金) 13:30~(90 分)
・場所: 学生センターB 棟国際センター相談室
・議題: 国際連携戦略とりまとめ(つづき)
(報 告:早川智津子)
49
平成 23 年度学長と岩手大学外国人留学生の懇談会記録
1. 日 時 :
平成 23 年 12 月 2 日(金)14:45~16:15
2. 場 所 :
学生センターB 棟 1 階 多目的室
3. 参加教職員: 藤井克己学長、岩渕明理事・副学長、大野眞男国際交流センター長、
岡崎正道教授、早川智津子准教授、上杉明国際課長、国際課職員
4. 参加留学生: 梁 秀鳳(リョウ シュウホウ、人文社会科学部、中国、女)
ラオグジャブ ムンフバット(人文社会科学部、モンゴル、男)
方 琳(ホウ リン、教育学研究科、中国、女)
ナスルン ナジッブ(工学部、マレーシア、男)
ジャミヤンドルジ ソロンゴ(農学部、モンゴル、女)
5. 次 第 :
(1) 開会
(2) 出席者紹介
(3) 学長挨拶
(4) 懇談
6. テーマ :
7. 内 容 :
学長と語ろう! ~留学生のキャンパスライフ~
参加留学生に事前に岩手大学を評価するための通信簿を作成してもらい、そ
の通信簿と前年度に留学生を対象に実施したアンケート集計結果を参考に、主
に「住居」及び「留学生に向けて提供してほしい情報」、「東日本大震災以降の
意識」について、留学生と意見交換を行った。
留学生からは、学生寮での生活は楽しく、寮内行事で寮生と交流できる点が良
いという意見や、誤解しやすい日本の法律事項の情報等を提供してほしいとい
った意見が出された。
東日本大震災時発生直後に国際課で行った説明会で、食料や避難所、福島
の原子力発電所について説明があり安心したという意見も述べられた。
(報 告:国際課)
50
国際交流センターによる大学広報活動報告
1.
海外でのPR活動と情報収集の意義
アジアの他国でも留学生の獲得にしのぎを削っている現在、「オールジャパン」としての日本ブ
ランド力をあげることが求められる。日本留学フェアは直接本学の魅力を留学希望者に提示する
ことができる貴重な機会である。情報提供の方法を工夫しながら、今後はさらに留学フェアと進学
説明会の連動など、投資効果を向上させることが課題と言える。
2. 韓国訪問
2.1 日本留学フェア
教員が国際交流センターか
ら1名、事務職員が国際課から
日本留学フェア(韓国)概要
開催日程
ソウル : 9 月 17 日(土)
2 名、入試課から 1 名参加した
釜山
ほか、ブース対応では、韓国の
ソウル:SETEC (Seoul Trade Exhibition Center)
元岩手大学留学生らの応援を
開催場所
プ サ ン : BEXCO ( Busan Exhibition & Convention
得た。
Center)
岩手大学のブース来場者は、
右表の相談者のほかに、日本
: 9 月 18 日(日)
ソウル:2540 名
来場者数
プサン:1861 名
語学校・留学あっせん機関等
関係者数名の来訪があった。
岩手大学ブー
ソウル:68 名
詳細は以下のとおり。
スへの来訪者
(内訳:学部 57 名、大学院 5 名、不明 6 名)
数
プサン:38 名
(内訳:学部 33 名、大学院 3 名、不明 2 名)
(1) 学部別(のべ人数)
学部(関心のある分野)
大学院(関心のある分野)
人文社会科学部
心理学、社会学、経済学、経営学、環境、文学、
1 名:経済、経営学、法学、日本
(68 名)
日本語、日本文化、語学(英語やフランス語)
語、日本文化
教育学部(8 名)
教育学、芸術、スポーツ
1 名:英語
工学部(25 名)
電気電子、情報工学・メディア、建築・土木建築、
5 名:情報工学、機械、土木建設
生命工学、機械、金型鋳造、デザインメディア
農学部( 4 名)
動物科学、生命
51
(2) 主な相談事項
大学概要
岩手大学の位置、岩手の位置、盛岡駅からの距離、周辺環境、就職状況につい
て
入試について
入試日程、科目、手続きについて、日本留学試験のボーダーライン、入試に英語
成績(TOEFL など)が必要かどうか、私費留学生入試の合格者割合、教育・生涯
のスポーツコースおよび芸術文化課程の実技試験のテーマについて、人文社会
科学部の小論文試験のテーマ、韓国の高卒資格認定で受験資格クリアできるかど
うか
研究生について
出願時期について、専攻の教員情報について
編入について
工学部への編入相談(2件。うち 1 件は原発近隣県の他大学からの転学希望)
納付金
授業料、入学料の額、及び減額、免除について、免除される割合
奨学金について
奨学金の種類、受給者数について、申請方法
生活状況
生活費、アルバイトはしやすい環境か?
宿舎について
寮の入居状況、家賃、所在地など
東日本大震災について
被災状況、また福島からの距離についてなど
その他の質問事項
盛岡の気候について、日本語の授業が受けられるかどうか、英語での授業はある
か
(3) 全体的な感想
・人文社会科学部に対する関心高まっている(経済、文化、心理など、今年は特に心理学につい
ての相談が増えていた)。
・工学部の学部編入についての相談があった。
・日本語で対応できる来場者比率が(ベトナム等に比べ)圧倒的に高い。
・来場者に高校在学生が多かった。父兄(両親)の参加が多い(本人でなく父兄のみの相談もあっ
た。そのため韓国語での説明も必要)。
・日本留学試験(EJU)についての知識などの日本に留学するための基本情報が数年前に比べて
かなり把握できていた。
・福島原発との位置関係を気にする学生・保護者が多かった。iPad を利用しての位置関係の説明
は非常に有効であった。
・入試の際に英語の能力を問わないことに関心を示す学生が多かった。
・韓国の私立工学系大学院に在学中の相談者が、母校の学費半期 300 万 W(ウォン)と比較して、
岩手大学(大学院)の学費は高くないとの感想を述べていた。
・文部科学省依頼により、ソウル会場にて本学人文社会科学部学生(明知大学校へ交換留学中)
による韓国語での岩手大学の紹介が行われた(ほか山形大学1名)。
52
・ソウル・釜山会場にて日本大震災に伴う広報活動の一環として日本の大学に在学している韓国
人留学生のインタビューDVD が上映され(15 大学)、本学の人文社会科学部留学生のインタビュ
ーも紹介されていた。
(4) 今後の対応について
・ソウルで韓国語の大学概要が足りなくなったので来年は増量させる(100 部+40 部程度)。
・本学卒業生による韓国語での説明は非常に有効であった。
・高校 1、2 年生では、今年度の入試の成果と直結はしないが、将来的な志望者獲得のためには、
現行の 2 年に1度の参加頻度ではなく、毎年の参加が有効と思われる。
・入試課職員の同行により、入試に関する説明がより正確なものとなった。今後も同行を可能とす
るよう検討が必要と思われる。
・ネット利用を申し込んだが、大学のネットが工事中のため利用できなかった。事前準備での確認
が必要。
・キャンパス紹介に、岩手大学の航空写真付き布製垂れ幕があるとよい(他大学の例)。
2.2 韓国国立 Hanbat 大学校訪問
9 月 19 日、交流協定校である韓国国立 Hanbat 大学校を訪問し、同大学の入試制度等につい
てヒアリングを行い、同国の大学進学事情について理解を深めた。
3. ベトナム訪問
日本留学フェア(ベトナム)概要
3.1 日本留学フェア
開催日程
教員が工学部から 1 名、国際交流センター
ハノイ:10 月 29 日(土)
から 1 名、事務職員 1 名が参加したほか、工
ホーチミン:10 月 30 日(日)
学部のベトナム人留学生 1 名が参加し、ハノイ、
ハノイ:メリア・ハノイホテル
開催場所
ホーチミン両会場においてベトナム語で自ら
ホーチミン:ホテルエクアトリアル
の留学経験を紹介するなどの対応をしてもら
ハノイ:789 名
い、本学に対する来場者の関心を高めること
来場者数
ホーチミン:679 名
ができた。
工学部希望者が以前に比べて減少した。ま
岩手大学ブース
た、本学では対応が難しい日本語・日本文化
への来訪者数
ハノイ:43 名
ホーチミン:46 名
を学部で学び日本語教師になりたいという希
望者がいる一方で、経済を学びたい者もいるものの、日本語以外の基礎知識が欠如しているた
め、進学が困難と予想される。授業料は割安感がある様子である。東日本大震災と関連して放射
線についての懸念も示された。
53
3.2 ドンズー日本語学校訪問
ホーチミン市内にあるドンズー日本語学校での説明会を実施した。岩手大学は午前に約 100
名の学生対象に説明を実施した。その後の情報交流会で、日本語学習者が他のアジア言語の
影響で大幅に減少しているというベトナムでの情報が参加者に共有された。
4. 北米訪問
4.1 NAFSA(米国国際教育学会)
今年度はカナダのバンクーバーコンベンションセンターを会場に、5 月 31 日から 6 月 3 日の期
日で実施された。本学からは国際交流センター教員1名が参加し、後に国際連携担当理事 1 名
が合流した。東日本大震災直後の事業ということで、被災地の現状報告を行うセッションが急遽開
催され、日本分科会の会合でも岩手大学は福島大学と共に報告を行い、約 150 名が参加した。
ブースでは米国の協定校担当者と本学の安全性についての情報提供を行った。
4.2 協定大学等訪問
NAFSA 終了後に工学部教員、国際交流センター教員と国際連携担当理事が今後の協定締
結候補大学であるマサチューセッツ大学ローウェル校を訪問し、工学部を中心に、各部局代表者
との交流を行った。その後情報交流を行い、年度末に協定締結を行った。
5. 欧州訪問
5.1 EAIE(欧州国際教育学会)
EAIE が今年度はデンマーク、コペンハーゲンで 9 月 14 日から 16 日まで開催され、国際交流
センター教員 1 名、事務職員 1 名が参加し岩手大学のブースで大学情報を提供した。
5.2 国際研修サイトの訪問
農学部教員 1 名と合流し、スウェーデン、ヴェクショー市のリンネ大学および木質バイオマス関
連施設を視察した。また、スウェーデンの王立工科大学や JSPS 等の施設を視察し、情報収集を
行った。
6. 進学説明会
7 月 10 日(日)、日本学生支援機構(JASSO)主催の「2011 年外国人学生のための進学説明
会」(会場:サンシャインシティ文化会館 2F 展示ホール D)に、教員 1 名、職員 2 名で参加した。
本進学説明会には、162 機関(国立 50 大学、公立 3 大学、私立 91 大学、短期大学 1 大学、そ
の他 17 機関)が参加し、総入場者数は 2931 人であった(H19 年度 2548 人、H20 年度 2030 人、
H21 年度 2546 人、H22 年度 3984 人)。
岩手大学ブースを訪問した外国人相談者(記帳者のみ)は以下のとおり(その他、日本語学校
54
関係者 4 名の来訪があった)。
(1) 総計:79 名(H17 年度 16 名、H18 年度 43 名、H19 年度 39 名、H20 年度 44 名、H21 年度
49 名、H22 年度 105 名)
(2) 国別:中国(52 名うち1名香港)、ベトナム(11 名)、モンゴル(4 名)、韓国(3 名)、マレーシア
(2 名)、スウェーデン(1 名)、不明(6 名)
(3) 学部別: (除く無記入 16 名)
人文社会科学部
学部(関心のある分野)
大学院
文学、語学、法学、経済学、経営学、環境
うち大学院希望 2 名
(24 名)
教育学部(7 名)
日本語学、美術、音楽
工学部(23 名)
生命工学、資源工学、電気電子工学、機械、土木
うち大学院希望 2 名
工学
農学部(9 名)
食物科学、獣医学
(4) 主な相談事項
大学概要
岩手大学の位置、岩手県の位置、駅に近いかどうか、周辺環境、就職状況
入試について
入試日程、必要な科目、手続きについて、日本留学試験のボーダーライン、英語成
績(TOEFL など)が必要かどうか、私費留学生入試の合格者割合(前年度の留学生
入学者数)、教育学部生涯教育課程スポーツ教育コースの実技試験について、教
育学部芸術文化課程入試の実技試験について、獣医学課程での日本留学試験ボ
ーダーラインについて、人文社会科学部の小論文試験のテーマ
研究生について
出願手続きについて
納付金
入学料および授業料の額、授業料免除について、授業料免除許可者の割合
奨学金について
私費奨学金の種類、金額、受給者数
生活状況
物価、生活費、アルバイトはしやすい環境か?
宿舎について
寮費等必要経費、入居状況について
その他の質問事項
盛岡の気候、雰囲気等について、日本語の授業が受けられるかどうか、
留学生在籍数、地震の被害、原発の影響
等
(5) 全体的な感想
・昨年度同様に今年度も PC を持ち込み、インターネットを使用できる環境を導入した。持ち込
55
まなかった資料(大学院入試募集要項、等)の補足説明をするのに大いに役立った。来年度
もインターネット環境は導入したほうがよい。
・今回、大学院入試募集要項および願書は持参しなかったが、希望があったので、何部か持
参した方がよい。
・前年度同様、日本留学試験での点数のボーダーラインを気にする学生が多数いた。
・国立大学で、かつ、入学試験に英語成績不要であることに好感触の中国人学生が多数。
・多くのベトナム人学生が、岩手大学を目指して相談をしにきてくれた。「ドンズー日本語学校」、
「盛岡情報ビジネス専門学校」というワードや岩手大学にいるドンズー日本語学校の先輩の
名前を出すと、親しみを持ってもらえた様子だった。
・全体的な総入場者、岩手大学ブース来訪者ともに減少しているが、岩手大学を目指して来
てくれた学生が多くいたため、1人に約 15 分じっくり説明・相談に乗ることができ良かった。
・岩手、盛岡の物価が安いこと、岩手大学周辺が静かで勉強・研究のしやすい環境であること
は大きな利点となる様子。
・今回から導入した岩手大学カラーのテーブルクロスやイス飾り(学部表記付き)が、岩手大学
らしさを出していて良かった。他大学の宣伝方法等を研究し、今後も改良していく。
・宮沢賢治ゆかりの学校ということを話すと好印象の留学生が多かったので、宮沢賢治アピー
ルは効果的か。
・手持ち資料として、学部・大学院で研究できる分野のキーワードを整理した一覧があると説明
する際に便利か(学部別パンフレットと上手に併用する)。
・受付票(来訪者記入用)の記入欄を簡潔化し、時間ロスを少なくする(可能な限り選択式にす
る等)。
(報 告:尾中夏美・早川智津子)
56
-その他 業務報告-
57
地域への支援事業報告
1. English Camp
1.1 趣旨
岩手大学及び岩手大学の協定校である米国アーラム大学との共催により、両大学の学生が、
岩手県に住む中学生たちとともに、英語のみによる合宿生活を行う。合宿期間中、アメリカの伝統
文化に関する様々な体験学習を通じて、国際交流に興味を持つきっかけを作るとともに、英語学
習への意欲を育み、広く世界で活躍できる人材(グローバル人材)の基礎を構築することを趣旨と
する。なお、今年度は東日本大震災の影響で ALT の不足や国際交流活動の停滞が懸念される
沿岸地域の中学生を参加対象とし、復興支援も兼ねている。
1.2 実施内容
【期 間】
2011 年 11 月 12 日(土)~11 月 13 日(日)(2 日間)
【場 所】
国立岩手山青少年交流の家(岩手県滝沢村)
【スケジュール】
活動内容
11 月 12 日
11 月 13 日
8:00
沿岸各地より借り上げバスで移動
9:30
岩手大学より岩手大学生、アーラム大学生移動。着後準備。
11:00
会場到着。大学生と合流。班分け、オリエンテーション
12:00
昼食
13:00
英語を使った体験活動(4プログラム程度)
18:00
夕食
19:00
スポーツ交流
20:30
入浴
6:30
起床、掃除
9:00
英語を使った体験活動(2 プログラム程度)
12:00
振り返り、昼食
14:00
解散。借り上げバスで移動。大学生は岩手大学へ
17:00
沿岸各地到着
【参加者】
中学生:
宮古西中学校 3 名
田野畑中学校 4 名
58
釜石中学校 5 名
釜石東中学校 8 名 大平中学校
岩手大学生:
引率教員:
8名
2名
アーラム大学生: 8 名
岩手大学 1 名
ALT: 5 名
アーラム大学 2 名
【研修内容】
日本語でのオリエンテーション終了後は日本語使用禁止で 2 日間を過ごした。岩手大学生
とアーラム大学生はそれぞれ 2 名ずつ 4 名で 4 チームに分かれ、英語活動やクラフト作りなど
の活動を企画運営した。中学生は学年や所属中学校が異なる生徒を組み合わせて米国人、
日本人大学生と同室宿泊させることで、英語を使うことと同時に「知らない人」とのコミュニケー
ション能力を育成する機会も提供した。
1.3 成 果
合宿では事前事後アンケートを取った。中学生については、上のグラフに見られるように、英語
力不足に臆することなくコミュニケーションを取ろうとするかどうかについて、全員が「とてもそう思
う」と「少しそう思う」のいずれかを選んだ。このことから英語でのコミュニケーションに対する前向き
な態度が育成されていることがわかり、教育効果が認められる。企画側にいた日本人大学生でも
英語のみで二日間を過ごすことが意識や態度の変化をもたらしたことが調査結果から明らかにな
った。
2. ジャパン・スタディ・プログラムの受入
2.1 概要
文部科学省の主催事業として、日本留学を検討している外国人学生を日本に招聘し、我が国
が一丸となって東日本大震災からの復興に向かっている様子を直接肌で感じてもらうことにより、
日本留学の意義を再認識してもらうとともに、帰国後、それぞれの母国において日本留学に関す
59
る情報発信をしていただくことを目的として実施した。
招聘した外国人学生は、東日本大震災の被災地域である福島、宮城及び岩手の各県に分か
れて活動した。本学では「岩手コース」参加者を対象に、被災地域の視察、復興への取り組み等
に関するセミナー・シンポジウムの開催、被災地域等関係者との交流事業などを実施した。
2.2 内容
【スケジュール(岩手コースのみ)】
日程
事項
平成 24 年
・岩手県知事表敬訪問
3 月 13 日(火)
・セミナー①
「岩手県の紹介及び東日本大震災からの復興への取組」
<会場>
・セミナー②
岩手大学ほか
「岩手大学の紹介及び東日本大震災からの復興支援」
3 月 14 日(水)
・文化施設等視察(世界文化遺産「平泉」 ほか)
3 月 15 日(木)
・セミナー③
「釜石市の現状と東日本大震災からの復興への取組」
<会場>
・被災地域視察
岩手県沿岸広域
・関係者及び地元高校生との交流会
振興局ほか
3 月 16 日(金)
・岩手県立総合防災センター見学・体験
・岩手大学視察
<会場>
・シンポジウム
岩手大学ほか
「岩手大学学生ボランティアの活動報告」
「岩手大学外国人留学生による震災体験報告」
「「岩手コース」体験のまとめ」
【参加者】 29 ヶ国
79 名 (男性 32 名、女性 47 名)
2.3 まとめ
事業の企画にあたっては、受け入れ時期が東日本大震災から丁度1年目という時期でもあるこ
とから、沿岸自治体の実状を考慮しながら、事業主体の文部科学省、事業を運営する「トップツア
ー(株)」と調整した。
事業実施にあたっては、岩手県知事をはじめ、沿岸地域の自治体、企業、国際交流関係団体
等、多くの方のご協力をいただき、復興に取り組んでいる実際の状況を体感していただくという所
期の目的を達成することができたと感じている。
60
3. 「世界の屋台村@山田町」の開催
3.1 概要
財団法人盛岡国際交流協会の恒例事業である「世界の屋台村」を、東日本大震災の被災地で
開催し、仮設住宅や避難所で生活している方々との交流を図ることで、楽しいひとときと安らぎを
提供し、明日への活力を養っていただくことを目的として開催したもので、本学の復興支援事業の
一環と位置づけ、共催として山田町で開催した。
3.2 内容
【開催日】
平成 23 年 9 月 10 日(土)
【スケジュール】
6:00
岩手大学集合・出発
9:00
山田町到着 会場設営等開始
11:30
屋台村オープン
14:00
屋台村クローズ 後片付け
15:00
山田町出発
18:00
岩手大学到着・解散
【会場】
山田町保健センター 1階ピロティ
【参加者】
外国人留学生
3 カ国
20 名(中国、モンゴル、フランス)
サークルU
6名
岩手大学職員(引率)
1名
*盛岡情報ビジネス専門学校の教職員 3 名と外国人留学生(ベトナム)10 名も参加。
3.3 まとめ
東日本大震災から半年しか経っていない時期での開催ということから、参加学生には十分に現
地の状況を事前説明したうえで参加してもらった。当日は多くの町民の皆さんに来場いただき、参
加留学生が作った母国料理の提供のほか、アトラクションとして踊りや歌を披露するなど、楽しい
交流ができた。サークルUの参加者も会場設営から行列の誘導、後片付けと、現地スタッフからも
感謝の言葉が寄せられる大活躍であった。
(報 告:尾中夏美、国際課)
61
-資料-
62
国 際 交 流 セ ン タ ー 組 織 図
○ 岩手大学国際交流センター組織図
学
長
国際交流を担当する
理事又は副学長
学術推進本部
国際交流センター
国
際
交
流 セ
ン
タ
ー
長
国際交流センター運営委員会
国際交流支援専門委員会
国際教育推進専門委員会
国際連携推進専門委員会
○国際企画部門
○国際教育部門
構成
専任教員(5名)
兼務教員(9名)
(業務)
○学術交流・研究者交流
○留学生の受け入れ・日本人学生の留学支援
研究交流部国際課
63
平成23年度留学生関連行事
実 施 月 日
行 事 名
5月1日(日)
前期開始(東日本大震災により、通常より1ヶ月遅れの開始となる)
5月2日(月)
日本語特別コース等オリエンテーション、ライブラリーツアー
5月6日(金)
5月~7月(週2回)
日本語研修コース及び短期留学特別プログラム開講式
岩手大学入学の集い
授業開始
ステップアップイングリッシュ(前期)
5月~7月(週2回)
スーパーイングリッシュ(前期)
5月10日(火)
前期留学生オリエンテーション
サークルU・留学生会・中国人留学生学友会説明会
5月11日(水)
国際交流会館オリエンテーション
5月17日(火)
前期外国人留学生チューターオリエンテーション
5月19日(木)
海外留学・研修オリエンテーション
5月20日(金)
留学生のための防災(地震)ワークショップ
5月31日(火)~6月3日(金)
日本留学フェア(北米)
6月1日(水)
開学記念日
6月18日(土)
留学生と市民のガーデンパーティ 2011
7月10日(日)
外国人学生のための進学説明会(東京)
7月12日(火)
がんちゃん国際フォーラム
7月29日(金)
短期留学特別プログラム修了式
8月2日(火)
盛岡さんさ踊り
8月8日(月)
フィールドスタディin IWATE(平泉・一関)
8月20日(土)~12月3日(金)
アーラム大学SICEプログラム
8月29日(月)
フィールドスタディin IWATE(遠野・釜石)
9月6日(火)
日本語研修コース修了式
9月14日(水)~16日(金)
日本留学フェア(欧州)
9月17日(土)、18日(日)
日本留学フェア(ソウル、釜山)
9月24日(土)~25日(日)
岩手県外国人留学生就職支援協議会就職支援講座
9月29日(木)
8月5日(金)~9月4日(日)、
9月23日(金)~30日(金)
10月3日(月)
日本語特別コース等オリエンテーション
10月~12月(週2回)
ステップアップイングリッシュ(後期)
10月~12月(週2回)
スーパーイングリッシュ(後期)
10月4日(火)
短期留学特別プログラム、日本語・日本文化研修コース開講式
10月6日(木)
後期留学生オリエンテーション
サークルU・留学生会・中国人留学生学友会説明会
ライブラリーツアー
10月7日(金)
国際交流会館オリエンテーション
5月9日(月)
夏季休業
後期授業開始
64
実 施 月 日
行 事 名
10月11日(火)
前期成績発表
10月12日(水)
後期外国人留学生チューターオリエンテーション
10月21日(金)~23日(日)
不来方祭(22日(土)オープンキャンパス)
10月26日(木)~28日(金)
日中韓国際産学官連携シンポジウム2011
10月29日(土)、30日(日)
日本留学フェア(ハノイ、ホーチミン)
11月7日(月)~18日(金)
国際週間
11月8日(火)
着物着付け体験
11月10日(木)
がんちゃん国際フォーラム
11月12日(土)、13日(日)
English Camp
11月16日(水)
留学生生け花体験
11月26日(土)、27日(日)
北東北三大学外国人留学生合同合宿研修
12月2日(金)
学長と外国人留学生との懇談会
12月14日(水)
岩手県留学生交流推進協議会総会・交流懇談会
12月17日(土)
留学生就職支援協議会・SPI対策講座
12月21日(水)
国際ボランティア参加者支援事業説明会(CIEE)
12月24日(土)~1月7日(土)
冬季休業
1月5日(木)~7日(土)
フィールドスタディin IWATE(八幡平)
1月12日(木)
国際交流会館防災オリエンテーション
1月14日(土)~15日(日)
大学入試センター試験
1月27日(金)
交換留学生個別研究発表会
2月10日(金)
がんちゃん国際フォーラム
2月25日(土)~26日(日)
個別学力試験(前期日程)
3月1日(木)
日本語研修コースおよび短期留学特別プログラム修了式
3月12日(月)~17日(土)
ジャパンスタディプログラム
3月12日(月)
個別学力試験(後期日程)
3月23日(金)
卒業式・修了式
65
岩手大学留学生集計表(平成23年5月1日現在)
《種別》
【学部所属】
学
部
国費
正規生
学部生
政府
人文社会科学部
教育学部
工 学 部
農 学 部
13 (7)
私費
15 (9)
2 (1)
20 (7)
4 (4)
( )は女子で内数
非正規生
特別聴講学生 科目等履修生
小計
研究生
小計 合計
国費 政府 私費 私費 私費
15 (9)
3 (2) 4 (4)
7 (6) 22 (15)
2 (1)
5 (2) 15 (13)
20 (15) 22 (16)
33 (14)
3 (2)
3 (2) 36 (16)
4 (4)
4 (4)
国際交流センター
合
計
13 (7)
41 (21) 54 (28)
11 (6) 19 (17)
30 (23) 84 (51)
【大学院所属】
大
非正規生
正規生
学 院
国費
1 (1)
教育学研究科
1 (1)
工学研究科(M)
1
工学研究科(D)
3 (1)
農学研究科(M)
1
連合農学研究科 13 (5)
政府
人文社会科学研究科
小計
私費
5 (3)
11 (6)
20 (11)
16 (7)
7 (3)
32 (13)
6
12
21
19
8
45
研究生
国費 政府 私費
(4)
(7)
教員研修留学生 特別聴講学生 特別研究学生 科目等履修生
国費
私費
私費
小計
私費
6
13
22
19
1 (1) 9
45
1
(11)
1
(8)
(3)
1 (1)
合計
1
1
(18)
(4)
(7)
(11)
(8)
(4)
(18)
国際交流センター
合
計 20 (8)
91 (43) 111 (51)
1
2 (1)
3 (1) 114 (52)
※別科、専攻科については外国人留学生の在籍者がいないため、省略する。
【国際交流センター所属】
国際交流センター
合 計
国 費
日本語・日本文化研修留学生
日本語研修留学生
1
私 費
特別聴講学生
1 (1)
合 計
2 (1)
◆◆留学生総数◆◆
正
非
合
規
正
規
生
生
計
国 費
20 (8)
2
22 (8)
政 府
13 (7)
13 (7)
〔連合農学研究科配属別内訳〕
〈岩手大学17名、他大学配属28名〉
国 費 政 府 私 費
岩 手 大 学 3 (1)
14 (5)
帯広畜産大 4 (2)
6 (3)
弘前大学 2
9 (3)
山 形 大 学 4 (2)
3 (2)
合
計 13 (5)
32 (13)
《国籍別》
合 計
17 (6)
10 (5)
11 (3)
7 (4)
45 (18)
私 費
132 (64)
33 (25)
165 (89)
合 計
165 (79)
35 (25)
200 (104)
〔岐阜連合獣医学研究科〕 国 費 政 府 私 費 合 計
岐 阜 連 獣 1
2
3
(国籍別:アフガニスタン1、エジプト2)
〔連大他大学配属分除いた留学生数〕
172
(92)
21ヶ国 200人
( ア ジ ア )
13 ヵ 国 187(94) 人
国
名
計
国
名 計
インドネシア
5 (2) ベ ト ナ ム 8 (3)
韓
国
9 (3) マ レ ー シ ア 17 (8)
タ
イ
3 (2) モ ン ゴ ル 16 (10)
台 湾 1 (1) ミ ャ ン マ ー 3 (2)
中
国 112 (61) ヨ ル ダ ン 1
バングラデシュ
9 (2) ネパール
1
フィリピン
2
(アメリカ) 3ヵ国 3(2)人 (アフリカ) 2ヵ国 3(1)人 (ヨーロッパ) 3ヵ国 7(7)人
国
名
ア メ リ カ
ホンジュラス
カ ナ ダ
66
計 国
名 計
1 (1) エ ジ プ ト 2 (1)
マダガスカル 1
1
1 (1)
国
名
ロ シ ア
キルギス
フ ラ ン ス
計
2 (2)
2 (2)
3 (3)
岩手大学留学生集計表(平成23年10月1日現在)
《種別》
【学部所属】
学
部
国費
正規生
学部生
政府
人文社会科学部
教育学部
工 学 部
農 学 部
14 (7)
私費
14 (8)
2 (1)
18 (7)
4 (4)
( )は女子で内数
非正規生
特別聴講学生 科目等履修生
小計
研究生
小計 合計
国費 政府 私費 私費 私費
14 (8)
2 (2) 6 (5)
8 (7) 22 (15)
2 (1)
8 (4) 11 (8)
19 (12) 21 (13)
32 (14) 1
2
3
35 (14)
4 (4) 1
1
2
6 (4)
国際交流センター
合
計
14 (7)
38 (20) 52 (27)
2
13 (6) 17 (13)
32 (19) 84 (46)
【大学院所属】
大
非正規生
正規生
学 院
国費
1 (1)
教育学研究科
1 (1)
工学研究科(M)
1
工学研究科(D)
3 (1)
農学研究科(M)
1
連合農学研究科 13 (6)
政府
人文社会科学研究科
小計
私費
4 (3)
11 (6)
20 (12)
13 (5)
6 (2)
33 (14)
研究生
国費 政府 私費
5 (4)
1
12 (7)
21 (12)
16 (6)
7 (2) 1
46 (20)
教員研修留学生 特別聴講学生 特別研究学生 科目等履修生
国費
1
私費
私費
小計
合計
私費
1
6
4 (3) 16
3 (1) 24
16
2
9
46
3 (3)
3 (1)
1
(4)
(10)
(13)
(6)
(2)
(20)
国際交流センター
合
計 20 (9)
87 (42) 107 (51)
1
1
1
7 (4)
10 (4) 117 (55)
※別科、専攻科については外国人留学生の在籍者がいないため、省略する。
【国際交流センター所属】
国際交流センター
合 計
国 費
日本語・日本文化研修留学生
日本語研修留学生
1 (1)
私 費
特別聴講学生
2 (1)
合 計
3 (2)
◆◆留学生総数◆◆
正
非
合
規
正
規
生
生
計
国 費
20 (9)
5 (1)
25 (10)
政 府
14 (7)
14 (7)
〔連合農学研究科配属別内訳〕
〈岩手大学17名、他大学配属28名〉
国 費 政 府 私 費
岩 手 大 学 2 (1)
16 (6)
帯広畜産大 4 (2)
7 (4)
弘 前 大 学 3 (1)
8 (3)
山 形 大 学 4 (2)
2 (1)
合
計 13 (6)
33 (14)
《国籍別》
私 費
125 (62)
40 (24)
165 (86)
合 計
159 (78)
45 (25)
204 (103)
〔岐阜連合獣医学研究科〕 国 費 政 府 私 費 合 計
岐 阜 連 獣 1
2
3
(国籍別:アフガニスタン1、エジプト2)
合 計
18 (7)
11 (6)
11 (4)
6 (3)
46 (20)
〔連大他大学配属分除いた留学生数〕
176
(90)
24ヶ国 204人
( ア ジ ア )
15 ヵ 国 189(92) 人
国
名
計
国
名 計
インドネシア
5 (2) フ ィ リ ピ ン 2
韓
国
9 (3) ベ ト ナ ム 6 (2)
スリランカ
1 (1) マ レ ー シ ア 17 (8)
ソ ロ モ ン
1 (1) モ ン ゴ ル 14 (9)
タ
イ
4 (2) ミ ャ ン マ ー 3 (2)
台 湾 2 (2) ヨ ル ダ ン 1
中
国 111 (57) ネパール
1
バ ン グ ラ デ シ ュ 12 (3)
(アメリカ) 3ヵ国 5(3)人 (アフリカ) 2ヵ国 2(1)人 (ヨーロッパ) 4ヵ国 8(7)人
国
名
ア メ リ カ
パラグアイ
ホンジュラス
67
計 国
名
名 計 国
アイスランド
3 (2) マダガスカル 1
1 (1) エ ジ プ ト 1 (1) キ ル ギ ス
フ ラ ン ス
1
ロ シ ア
計
1
1 (1)
3 (3)
3 (3)
外国の大学との交流
Academic Cooperation between Universities/Faculties
2011 年 5 月 1 日現在
大学間協定 Universities
国名
Country
大学等名
Name of University
中華人民共和国
People’s Republic
of China
大韓民国
Republic of Korea
タイ王国
Kingdom of Thailand
ロシア連邦
Russian Federation
アメリカ合衆国
United States
America
of
カナダ
Canada
アイスランド共和国
Republic of Iceland
曲阜師範大学
Qufu Normal University
北京大学・石河子大学
Peking University
Shihezi University
西北大学
Northwest University
大連理工大学
Dalian University of Technology
吉林農業大学
Jilin Agricultural University
寧波大学
Ningbo University
明知大学校
Myongji University
国立 HANBAT 大学校
Hanbat National University
全南大学校
Chonnam National University
サイアム大学
Siam University
サンクト・ペテルブルグ国立文化芸
術大学
St. Petersburg State Academy of
Culture
オーバン大学
Auburn University
アーラム大学
Earlham College
テキサス大学オースティン校
The University of Texas at Austin
セント・メアリーズ大学
Saint Mary’s University
アイスランド大学
The University of Iceland
68
初締結
年月日
First Date
of Agreement
主な交流内容
Contents of Exchanges
学術交流
Academic
Exchange
学生交流
Student
Exchange
2002.9.25
○
○
2003.12.5
○
2003.12.9
○
○
2005.5.23
○
○
2006.10.3
○
○
2006.10.28
○
○
2004.7.13
○
○
2006.8.23
○
2009.9.1
○
2002.7.2
○
2000.3.28
○
1998.11.6
○
2003.8.11
○
○
2004.10.20
○
○
2003.7.31
○
○
2011.2.16
○
○
○
部局間協定 Faculties
部局名
Faculty in
Charge
主な交流内容
Contents of
Exchanges
学術交流 学生交流
Academic
Student
Exchange Exchange
人文社会科学部
Faculty
of 教育学部
Humanities and Education
Social Sciences
国名
Country
大学等名
Name of University
初締結
年月日
First Date
of Agreement
フランス共和
国
French
Republic
ミシェル・ド・モンテーニュ-ボルドー
第3大学
University Michel de
Montaigne-Bordeaux3
2007.7.6
○
○
大韓民国
Republic
of Korea
群山大学校
Kunsan National University
2011.1.20
○
○
1998.8.21
○
2000.12.15
○
○
2006.5.19
○
○
2009.6.2
○
○
カラーラ大学
Accademia di Belle Arti di Carrara
2005.10.5
○
○
ノース・セントラル・カレッジ
North Central College
2002.9.6
○
○
ブリティッシュ・コロンビア大学
The University of British Columbia
2001.7.17
○
中国科学院蘭州化学物理研究所
Lanzhou
Institute
of
Chemical
Physics, Chinese Academy of Sciences
2002.9.26
○
2003.11.10
○
2004.7.6
○
2006.8.23
○
上海高分子材料研究開発センター
Shanghai Research and Development for
Polymeric Materials
2010.2.1
○
西安科技大学計算機科学と技術学院
College of Computer Science and
Technology, Xi'an University
2010.9.8
○
韓国原子力エネルギー研究所
Korea Atomic Energy Research Instit
ute
(KAERI)
2006. 1.24
○
中華人民共和
国
People’s
Republic
of China
台湾
Chinese
Taipei
イタリア共和
国
Republic
of Italy
アメリカ合衆
国
United States
of America
カナダ
Canada
工学部
Engineering
中華人民共和
国
People’s
Republic
of
China
大韓民国
Republic
Korea
of
北京大学哲学系(宗教学系)
Peking University
Department of Philosophy(Religion)
清華大学中文系
Tsinghua
University
of
Chinese
Languages & Literature
山東工芸美術学院国際交流与合作処
Shandong University of Art and Design
Office of International Exchange and
Cooperation
高雄師範大学科技学院
National Kaohsiung Normal University
College of Technology
新彊農業大学
Xinjiang Agricultural University
華南理工大学
South China University of Technology
西北農林科技大学信息工程学院
Northwest A&F University
College of Information Engineering
69
○
安東大学校工科大学
Andong National University
College of Engineering
2006. 5.1
○
ソウル科学技術大学校工科大学
Seoul National University of Scienc
e and Technology
College of Engineering
2007.10.8
○
チュラロンコン大学理学部
Chulalongkorn University Faculty of
science
2002.1.10
○
マレーシア
Malaysia
マレーシアパハン大学研究イノベーシ
ョン部門
Department
of
Research
and
Innovation,
University
Malaysia
Pahang
2010.12.1
○
バングラデシュ人
民共和国
People's
Republic
of
Bangladesh
バングラデシュ工科大学工学部
Faculty of Engineering, Bangladesh
University
of
Engineering
and
Technology
2003.12.23
○
2007. 9.14
○
2007.12.18
○
1997.4.19
○
キルギス-トルコマナス大学工学部
Engineering
Faculty,
Kyrgyzstan-Turkey Manas University
2009.10.22
○
○
キルギス-ロシアスラブ大学工学部
Engineering Faculty, Kyrgyz-Russian
Slavic University
2010.12.1
○
○
アメリカ合衆
国
United States
of America
パデュー大学農学部
Purdue University.
Agriculture
of
1996.4.4
○
○
カナダ
Canada
サスカチュワン大学農業生物資源学部
University of Saskatchewan
College
of
Agriculture
and
Bioresources
2008.3.1
○
タイ王国
Kingdom
Thailand
of
モンゴル国
Mongolia
フランス共和
国
French
Republic
キルギス共和
国
Kyrgyz
Republic
モンゴル国立大学
数学とコンピュータサイエンス学院
National University of Mongolia
School of Mathematics and Computer
Science
モンゴル科学技術大学
Mongolian University of Science and
Technology
ピエール・エ・マリーキュリー大学電気
化学部
Electrochemistry Department of Pierre
& Marie Curie University
農 学部
Agriculture
連合農学研究科
農 学研 究 科
United Graduate School
of Agricultural Sciences
Graduate
School
of
Agriculture
70
School
平成23年度岩手大学海外派遣・留学プログラム一覧
プログラム名
派遣先
参加資格
派遣国
協定の有無
留学の形態
単位認定
サンクト・ペテルブルグ交換留
学プログラム
サンクト・ペテルブルグ国立文化芸術大学
人社2年~4
年,院生
ロシア
あり
交換留学
あり
国語科実地研修
国語の教科書に出てくる場所など
教育
中国
現地見学
あり
3月頃
10日間
実費負担
藪敏裕(教育)
短期中国語研修
清華大学
全学
中国
あり
中国語研修
なし
8月頃
1ヶ月
約20万円
藪敏裕(教育)
日本語教育実習
清華大学
教育
中国
あり
日本語教育実習
あり
3月頃
2週間
約20万円
藪敏裕(教育)
短期派遣
清華大学
教育
中国
あり
交換留学
あり
8月頃
1年間
生活費
藪敏裕(教育)
短期派遣
曲阜師範大学
教育
中国
あり
交換留学
あり
8月頃
1年間
生活費
藪敏裕(教育)
短期派遣
ノースセントラルカレッジ
教育
米国
あり
交換留学
あり
4月または8月
1年間
生活費
山崎友子(教育)
短期派遣
吉林農業大学
農学
中国
あり
交換留学
あり
8月頃
1年間
約24万円
横井 修司(農学)
国際研修(理系英語研修)
ブリティッシュ・コロンビア大学
English Language Institute
工学2年・3
年, 院生
カナダ
なし
理系英語研修
あり
8月頃
4週間
約40万円
荒木功人(工学)
工学3年・院生
東アジア、東南
アジア、南アジア
なし
就業体験
あり
8月頃
海外インターンシップ(就業体験) 日系海外現地法人
派遣時期
派遣期間
4月または9月 3ヶ月~1年
パデュー大学 農学
米国
あり
交換留学
あり
8月頃
1ヶ月
短期派遣
明知大学校
全学
大韓民国
あり
交換留学
あり
3月または9月
半年または1年
短期派遣
テキサス大学オースティン校
全学
米国
あり
交換留学
あり
8月中旬
短期派遣
アーラム大学
全学
米国
あり
交換留学
あり
短期派遣
セント・メアリーズ大学
全学
カナダ
あり
交換留学
短期派遣プログラム
寧波大学
教育・人社
中国
あり
ボルドー交換留学プログラム
ボルドー第3大学
人社2年~4
年
院生
フランス
短期英語研修
オカナガン大学
全学
明知大サマーキャンプ(韓国語研修) 明知大学校
夏季韓国語研修
担当教員(学部)
1年間で年70万円から80
金子百合子(人社)
万円
2週から4週 1から数万円
パデュー大学学生派遣
群山大学校
費用の目安
荒木功人(工学)
625ドル 旅費は農学部
横井 修司(農学)
より若干補助
生活費(寮費の補助あ
り)
家井美千子(人社)
1年間
生活費・旅費
尾中夏美(国際交流センター)
8月中旬
2年間
生活費・旅費
尾中夏美(国際交流センター)
あり
8月中旬
3年間
生活費・旅費
尾中夏美(国際交流センター)
交換留学
あり
8月頃
4年間
生活費
藪敏裕(教育)
あり
交換留学
あり
9月より
カナダ
あり
英語研修
あり
3月頃
3週間
約25万円
モルヴィ バーン(人社)
全学
大韓民国
あり
韓国語研修
あり
8月上旬
3週間
往復交通費・5000円
家井美千子(人社)
人社
大韓民国
あり
韓国語研修
あり
8月
4週間
往復交通費と雑費
家井美千子(人社)
5ヶ月から1年 年80万円から90万円
グラ アレクサンドル(人社)
注:*表示のプログラムは協定校との交換プログラムなので、岩手大学で授業料を払えば派遣先での授業料は免除されます。また、JASSOの給付型奨学金(3ヶ月以上から)を申請することができます。
ただし、休学して留学した場合は、授業料免除及び単位認定は受けられません
71
平成23年度 学生交流覚書に基づく海外交流協定校との交換留学生受入・派遣実績
担当部局
受入学生数
内訳
派遣学生数
人文社会科学部
7
フランス ボルドー第3大学: 3
ロシア サンクトペテルブルグ国立文化芸術大学: 3
アイスランド アイスランド大学: 1
7
教育学部
14
中国 寧波大学: 5
中国 曲阜師範大学: 3
中国 山東工芸美術学院: 1
中国 西北大学: 2
台湾 高雄師範大学: 2
アメリカ ノースセントラルカレッジ: 1
工学部
3
中国 大連理工大学: 2
中国 新彊農業大学: 1
農学部
1
中国 吉林農業大学: 1
国際交流センター
2
アメリカ テキサス大学オースティン校: 1
4
72
内訳
韓国 明知大学校: 1
フランス ボルドー第3大学: 5
ロシア サンクトペテルブルグ国立文化芸術大学: 1
韓国 明知大学校: 1
中国 清華大学: 1
中国 寧波大学: 1
アメリカ ノースセントラルカレッジ: 1
岩手大学外国人留学生留学生地域派遣実績一覧
平成23年度
派遣先
派遣日程
交流者数
派遣留学生数
国別人数
交流の内容
1
宮古幼稚園(宮古市)
4月21日
300名
6名
中国(2)、バングラデシュ(2)、ベトナム(1)、モンゴル(1)
被災者との交流
2
ホテル愛真館(盛岡市)
計40名
中国(40)
被災者との交流(食事の提供)
3
いけ花草月流岩手県支部(盛岡
市)
5月22日
20~25名
1名
フランス(1)
異文化交流
4
緑が丘1丁目町内会(盛岡市)
7月22日
22名
1名
マレーシア(1)
異文化交流
5
小槌神社(大槌町)
6月9日
30名
6名
中国(6)
被災者との交流(食事の提供)
6
鉈屋町(盛岡市)
6月12日
20名
16名
中国(16)、フランス(1)
文化体験
7
盛岡青年会議所(盛岡市)
6月16日
50名
18名
中国(13)、モンゴル(1)、キルギス(1)、タイ(1)、ロ
シア(1)、ミャンマー(1)
経済人との交流
8
宮古小学校(宮古市)
6月23日
350名
7名
フランス(3)、ロシア(1)、モンゴル(1)、タイ(1)、中
国(1)
被災者との交流
9
NPO善隣館(盛岡市)
6月25日
40~50名
2名
モンゴル(1)、マレーシア(1)
言語教育
7月6日
100名
20名
中国(14)、フランス(2)、ベトナム(2)、ネパール
(1)、マダガスカル(1)、台湾(1)
文化体験
7月26日、28日、
29日
120名
18名
中国(5)、マレーシア(4)、タイ(1)、モンゴル
(5)、フランス(1)、マダガスカル(1)、韓国(1)
言語教育
3名
ロシア(1)、中国(2)
言語教育
あわしま・こんせい祭り(盛岡
10 市)
11 TOEIC講座(盛岡市)
金ヶ崎町国際交流協会(金ヶ崎
4月30日、6月5日 計450名
12 町)
8月2日
13 アジアの屋台村(盛岡市)
8月6日
200名
20名
中国(12)、ベトナム(3)、インドネシア(3)、モンゴル
(1)、ネパール(1)
文化体験、異文化交流
8月9日~11日
120名
7名
中国(7)
異文化教育
15 事業(盛岡市 他)
8月16日~22日
不明
7名
韓国(7)
異文化交流
16 滝沢村国際交流講座(滝沢村)
11月5日~12月3
日の土曜日
20名
2名
マレーシア(2)
異文化交流
17 フレンズ国際愛児園(盛岡市)
7月15日
20名程度
1名
フランス(1)
異文化交流、言語教育
10月2日
150~200名
2名
ウイグル(2)
異文化交流
9月2日
20名
2名
中国(2)
文化体験
20 世界の屋台村(山田町)
9月10日
700名
15名
中国(8)、ベトナム(5)、モンゴル(3)、フランス(2)
被災者との交流、異文化交流
21 八幡町産直イベント(盛岡市)
9月11日
多数
4名
中国(4)
異文化交流
10月15日~16日
100名
24名
中国(14)、フランス(3)、マレーシア(2)、アメリカ
(2)、ロシア(1)、タイ(1)、パラグアイ(1)
文化体験
10月27日
350名
4名
ロシア(2)、中国(1)、モンゴル(1)
被災者との交流
11月12日、13日
25名
8名(アーラム大学)
アメリカ(8)
被災者との交流、異文化交流
11月15日
130名
5名
中国(1)、韓国(1)、ロシア(1)、タイ(1)、フランス
(1)
異文化交流、言語教育
11月より毎週火曜
6名
3名
フランス(3)
異文化交流、言語教育
10月31日
59名
1名
韓国(1)
異文化交流
11月29日
61名
1名
タイ(1)
異文化交流
29 市)
11月29日
50名
2名
アメリカ(2)
異文化交流
30 フレンズ国際愛児園(盛岡市)
11月25日
20名程度
1名
ロシア(1)
異文化交流、言語教育
12月2日
43名
1名
アイスランド(1)
異文化交流
12月6日
55名
6名
中国(6)
異文化交流
14 新渡戸国際塾セミナー(盛岡市)
日韓青少年夏季スポーツ交流
日本基督教団下ノ橋教会(盛岡
18 市)
19 二戸まつり(二戸市)
花のまち国際交流協会(一関
22 市)
23 宮古小学校(宮古市)
24 English Camp(盛岡市)
25 盛岡女子高等学校(盛岡市)
26 NPO善隣館(盛岡市)
盛岡市立東松園小学校(盛岡
27 市)
盛岡市立東松園小学校(盛岡
28 市)
盛岡市立東松園小学校(盛岡
盛岡市立東松園小学校(盛岡
31 市)
盛岡市立東松園小学校(盛岡
32 市)
73
盛岡市立東松園小学校(盛岡
33 市)
12月9日
57名
3名
フランス(3)
異文化交流
34 永井小学校(盛岡市)
12月15日
129名
2名
アメリカ(1)、パラグアイ(1)
異文化交流、言語教育
12月18日、2月
21日、3月25日
計70名
計48名
中国(33)、マレーシア(3)、フランス(3)、台湾
(2)、韓国(1)、タイ(1)、ロシア(1)、ネパール(1)
文化体験
36 村)
12月27日
71名
3名
中国(2)、ミャンマー(1)
文化体験、異文化交流
37 久昌寺保育園(盛岡市)
1月11日
58名
4名
中国(1)、韓国(1)、ロシア(1)、タイ(1)
文化体験、異文化交流
38 ハレルヤ保育園(滝沢村)
1月11日
29名
3名
中国(3)
文化体験、異文化交流
39 (盛岡市)
1月18日
27名
21名
中国(15)、ソロモン(1)、タイ(1)、パラグアイ
(1)、フランス(2)、ロシア(1)、アメリカ(1)
文化体験、異文化交流
40 麗翁会(盛岡市)
1月29日
80名
12名
中国(4)、フランス(3)、ロシア(3)、アメリカ(2)
文化体験
41 なでしこ保育園(滝沢村)
2月14日
22名
3名
中国(1)、ロシア(2)
文化体験、異文化交流
42 そけい幼稚園(宮古市)
2月14日
100名
6名
中国(2)、フランス(1)、パラグアイ(1)、タイ(1)、
ロシア(1)
被災者との交流
43 フレンズ国際愛児園(盛岡市)
2月27日
20名程度
1名
マダガスカル(1)
異文化交流、言語教育
44 大慈寺小学校(盛岡市)
2月27日
31名
1名
ロシア(1)
異文化交流、言語教育
45 水分小学校(紫波町)
2月29日
40名
1名
マダガスカル(1)
異文化交流、言語教育
46 盛岡市立山王小学校(盛岡市)
3月6日
30名
2名
中国(1)、フランス(1)
異文化交流、言語教育
47 釜石保育園(釜石市)
3月14日
80名
3名
中国(1)、モンゴル(1)、ロシア(1)
被災者との交流
NPO法人いきいき暮らしネット
35 ワーク(雫石町)
牧の林すずの音保育園(滝沢
岩手大学附属特別支援学校
74
岩手大学国際交流センター報告第8号
Bulletin of Iwate University International Center Vol.8
発
行:岩手大学 国際交流センター
岩手県盛岡市上田3丁目 18-34
電話:019-621-6927
発行年月:平成 24 年 12 月
Bulletin of Iwate University International Center
IUIC
Iwate University International Center