ー ( No.1 ) 会 伊藤岩信 報告者 山域 ・山名 焼石山麓 石淵ダム湖岸 猿岩 山行報告書 個人 報告日 2006年5月20日 山行 期間 2006(H18)年5月3(水)∼6(土)日 リード・釣瓶(ツルベ)での、登攀訓練 (BC定着) 目 的 鎌倉山/右スラブルート(右)、猿岩/二ノ壁KGカンテ、一ノ壁左ルート、一ノ壁フリールート ル ー ト L:伊藤岩信、SL:扇等、秋山正樹、食担:最上良子、装備:佐藤順子、大佐々哲夫 メンバー 日 鎌倉山 右スラブルート(右)登攀後、焼石 ツブ沼キャンプ場へ移動。BC設営・定着。 5/3(水) 程 猿岩 二ノ壁KGカンテ 登攀 5/4(木) ・ コ 猿岩 一ノ壁左ルート、一ノ壁フリールート(仮称) 登攀 5/5(金) 猿岩 一ノ壁フリールート(仮称) 登攀、ひめか湯にて入浴後、帰仙。 5/6(土) ス 内 容 計画変更 有 無 理 由 気 象 状 況 5/3快晴、5/4快晴、5/5曇り時々小雨、5/6曇りのち晴れ (天気図概況は、入手出来ず省略) 序 当初、穂高連峰 岳沢にBC(ベースキャンプ)定着での、雪稜登攀を考えていた。だが、「岳沢の積雪が 例年の2倍で、岳沢ヒュッテも埋没」との情報有り。 岳沢がそうならば、日本アルプス全体もそうなのでは? 雪稜か、一転して雪の無い岩場の登攀か 再考させられる。 扇さんに相談すると、「穂高連峰は、中止した方が良い」。参考までに「焼石山麓の猿岩は、この時期取り付け ますか?」と聞いた所、「大丈夫だァ∼」そして「俺も、一緒に行けそうだ」。こうして、猿岩登攀に決まった。 食糧計画について、「(BC定着なのに)個人食だと、寂しいなァ∼」と扇さん。自炊していない私は、食担が 登攀と同様に苦手。だが ここは、俺が食担するしかないな 。献立を考え、食材について最上さんに相談し た所、「私、参加申込してなかったっけ?」 相変わらず重症だが、懐かしくも有り、参加が嬉しくも有り。 最上さんに、献立のチェックと食材リストを作成して貰い、扇さんと私で買出しへ。扇さんは生協でも、適確 なルートファインディングと迅速な動作で、私を導いてくれた。 山行概要 (*各ルートの登攀報告は、後頁に掲載) 各日、参加者の組合せを変えて、登攀を実施。 5/3 鎌倉山 右スラブルート(右)人工登攀。扇さん「このルートを登れなければ、猿岩は登れない」 5/4 猿岩 二ノ壁KGカンテ登攀。岩は乾いていたが、3P:右トラバースと5P:ジェードルが、特に難しい。 久し振りに、手を傷だらけにして攀じた。秋山さんも私と同じく、調子が掴めていない様だった。大佐々さんが 「レイバック」(ムーブ=登攀動作の、一名称)と喜んでいるのに、最上さんは「えっ、Tバック?」、…致命的だ。 5/5 一ノ壁左ルート登攀。1P:取付から難しく、 最初からこんなで、登れるのか? 。数m登って感じを掴めた が、フリーと人工の混ざりっぱなしで、ヒリヒリしっぱなし。2P:順子ちゃんの軽快な動作が眩し過ぎて、羨望か 嫉妬か、胸中複雑。BCでの三夜は最上さんの食担により、豪勢な晩餐で楽しく過ごせた。*継続した練習と、 地形図 『カシミール3D』 1:50,000地形図より 登攀の気概について、考えさせられた。 今後の参考事項 ①ツブ沼キャンプ場は、幕営 無料。水道・トイレ有り、BCに適。猿岩の駐車地 幕営より、良い。②一ノ壁の各ルートは、1∼2m 位に接近し平行しているので、ルートファイン ディング要注意。基本的に各ルート共、直上の 様。③一ノ壁左ルートの2・3P間確保点など、リン グボルトの腐食が激しい。古びて硬い残置スリ ングと岩に挟まれた箇所の、リングの腐食は、 傷(いた)ましくて怖い位だ。④支点作り用に、 ジャンピング一式は、持参した方が良い。 経費 \11,370/1人 〔食材・酒類 31,112+車輌費 @35×330km ×2台+高速料金 2,750×2×2台+洗車代 1,500×2台 / 6人〕
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