2014 AUTO BACS SUPER GT Round7 「BURIRAM UNITED SUPER GT RACE」 【フリー走行】2014 年 10 月 3 日 入場者:13,426 人 【予選】2014 年 10 月 4 日(土) 入場者:42,597 人 天候:晴れ 【決勝】2014 年 10 月 5 日(日) 入場者:75,168 人 天候:晴れ 初開催の Chang International Circuit で 6 位フィニッシュし、 沢山の貴重なデータを蓄積した。 SUPER GT 第7戦は、秋の気配が感じられる日本を飛び出してタイに舞台を移し Chang International Circuit で開催された。今大会はマレーシアに変わって開催される 海外戦となるが、親切されたサーキットだけに未知のコースとなった。コースは 4.554km と日本のコースとさほど大差はないが、十勝サーキットを思わせるほど平 らなサーキットで、ほぼ、コースの全体が見渡せるほどだ。12 個のコーナーから形 成されるコースは、第 1 コーナーがテクニカルな約 90 度のコーナー。その先、長い ストレートを通過してヘヤピンコーナーへと続き、第 3 セクターでは大小さまざまなコ ーナーが連なるコースとなっている。後に関口選手は面白いコースで自分の中では 得意なコースと話している。日本ではあなり類を観ないニューサーキットに乗り込ん だ「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」は、予選では今シーズン初の Q2 に進出し 8 番グリッドを獲得し、決勝では、ミスターGT こと脇阪寿一と関口雄飛選手の師弟コ ンビのアグレッシブなレース展開で 6 位フィニッシュ。 ■10 月 4 日(土)【予選:8 位/1‘26.358】 □公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度:Q1 開始時 33℃/48℃、Q2 開始時 33℃/47℃、Q2 終了 時 33℃/45℃ 初レースを迎えた Chang International Circuit。綺麗な青空が果てしなく広がるタイの平野はさえ ぎるものはなく、エキゾーストサウンドは遠くまで響き渡るほど広い。初開催の予選は、決勝が始 まるのと同じ時刻の 15 時から 300 クラスから始まった。そして 15 分後、GT500 クラスの予選が始 まったが、19 号車「WedsSport ADVAN RC F」が走り出したのはその 5 分後の 15 時 20 分を過ぎ たあたりから。Q1 のアタッカーは関口雄飛選手だ。コースにいち早く飛び出した 24 号車がトップタ イムをマークしそれをターゲットに 2 ラップ目には 1‘25.631 のタイムを叩き出した関口選手は 2 番 手に躍り出た。しかし、そこへライバル達が割り込んできて、コントロールラインをくぐるたびに順 位は変動を見せる。関口選手はもう1ラップアタックをかけるが、惜しくもタイムアップできなかった が Q1 は 7 位を獲得し、Q2 の切符を手にした。 そして Q2 が 16 時からオンタイムで始まった。Q2 をアタックするのは脇阪寿一選手だ。脇阪選手 は早めに 19 号車「WedsSport ADVAN RC F」に乗り込み戦闘態勢を整え、ピットクルーがその周 りを固めた。そして、早々にアタックを開始。ライバルは脇阪選手を追うようにピットから次々とコ ースへ。Q2 は脇阪選手を先頭に始まった。決勝グリッドを決める Q2 はまずはトップタイムが 25 秒台の戦いといったところか、予選中盤ではコントロールラインを通過するたびにランキングはぐ るぐると変わる。19 号車「WedsSport ADVAN RC F」を操る脇阪選手も終始に渡り攻め続け 1‘26. 358 のタイムで 8 位という結果に。明日の決勝グリッドは、今季最上位の 8 番グリッドを獲得した。 Q2 トップは 46 号車「S Road MOLA GT-R」、2 位 24 号車「D‘station ADVAN GT-R」、3 位 23 号 車「MOTUL AUTECH GT-R」。 ■10 月 5 日(日)【決勝:6 位】 □決勝 天候:曇 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:34 度/52 度 >中盤:33 度/46 度>終盤:31 度/41 度 一夜明けて決勝日を迎えた。スケジュールは 9 時 50 分から フリー走行から始まった。昨日の予選から好調な走りを見せ る 19 号車「WedsSport ADVAN RC F」はピットシュミレーシ ョンやタイヤの皮むきなど順調にメニューを消化し、その後、サーキットサファリにスケジュールは 移行した。サーキットサファリでは日本ではみられない南国風のカラフルな 2 階建てバスが周回し、 タイ初の SUPER GT を楽しむ様子が伺えた。そして、ピットウオークをはさみ 15 時から決勝の火 蓋は切られた。19 号車「WedsSport ADVAN RC F」のスタートドライバーは関口雄飛選手だ。1周 のフォーメーションののち 500 クラスからスタートし、関口選手はオープニングラップをポジションキ ープでレースを展開する。2 ラップ目からから 4 ラップ目に渡り、密集の中の小競り合いで 9 位にド ロップしてしまうが、7 ラップ目には、6 位に 19 号車「WedsSport ADVAN RC F」を押し上げる快走 をみせる。その後、ライバルたちの脱落やマシントラブルを尻目に 26 ラップ目から 32 ラップに順 位の変動をみせるが、関口選手は 33 ラップ目に脇阪選手に 19 号車「WedsSport ADVAN RC F」 のバトンを渡す。そして、ピットアウトした時には 10 位にポジションを構え、一連のピットインが済 んだ頃には、9 位にポジションを戻す。そして、46 ラップ目には 8 位へ、49 ラップには 7 位へポジ ションを上げるアグレッシブなレースを展開。そして脇阪選手は 59 ラップ目には、39 号車を交わし 6 位へポジションアップ。残り周回数が 7 ラップになるが脇阪選手は追撃の手を緩めることなく前 を行く 18 号車をゴール寸前まで負い続けるが、惜しくもほんの少し届かず、6 位でフィニッシュ。初 開催されたチャン・インターナショナル・サーキットでの第7戦の幕を閉じた。 ■脇阪選手コメント■ 今年の中で一番のレースをさせていただきました。 車の方も調子よく、関口選手は前半、ものすごい熾烈な争いの中で、初 めて今年レースした感じでした。ライバルたちと戦える車とタイヤを与えて もらい感謝しています。関口選手がいいペースで走ってくれたので僕的に はそのペースを見ながら、頭の中でのイメージは未知の領域で走れると 思いました。33 ラップ目に僕に代わって自分のペースで走ってみたところ、 車のバランスもいいし、ブレーキもしっかり踏めたし久しぶりに攻めたレー スができました。そういう車とタイヤを与えてくれたチームに感謝しています。自分のペースを掴 んでレースをすることによって僕の有利な点が引き出されたと思います。今後のタイヤの方向性 を今回のレースで見えてきました。これをきっちりチームとヨコハマタイヤさんにフィードバックして 更に車を良くして、ポテンシャルのある道具を使えるように頑張っていきたい。今回の 6 位で満足 してはダメなんですが、この 6 位は我々にとって嬉しい 6 位です。今年一番のレースでした。 ■関口雄飛選手 コメント 今回、ヨコハマタイヤさんのペースが良かったのでそういった意味で今年 一番のレースができたと思います。実際のレース内容もいろいろなバトル があったりして、自分自身も大きなミスもなくベストを尽くせました。ただ同 じタイヤの#24 が 2 位なのは嬉しくもあり、悔しくもあり。複雑ですね。 日本に帰ってからもこの好調を維持して、茂木も頑張ります。 ■坂東正敬監督 コメント 良いタイヤを事前に準備してくれた横浜ゴムさんに感謝しています。まだ まだセットアップ等で煮詰める所は沢山あります。本来はタイヤ無交換作 戦も視野に入れてましたが、リスクが高すぎるとの判断で辞めました。今 後は 2 人のドライバーをもっと活かせるようにエンジニアと相談しながら強 いチームを作って行きたいと思っています。始めてのコースでしたがとて も素晴らしいサーキットでお客様も合計 13 万人という凄い人数、来年は 表彰台の真ん中に立ちたいですね。その前に最終戦茂木!全力で戦い ます。有終の美で最終戦を締めくくりたいと思ってますので応援宜しくお願い致します。
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