第2回辰野町創生総合戦略推進会議 議 事 録 1.開催日時等 平成 27 年6月 22 日(月) 18:30~20:20 辰野町大会議室 2.出席者(委員) 会長 辰野町区長会 馬場 宥明 委員 辰野町議会 根橋 俊夫 委員 辰野町議会 堀内 武男 委員 辰野町民生児童委員協議会 芝崎 光男 委員 辰野町女性団体連絡協議会 磯野 美鈴 委員 辰野町老人クラブ 千田 邦郎 委員 辰野町青年会議所 野澤 好宏(欠席) 委員 辰野町消防団 竹入 英城 委員 辰野町赤十字奉仕団 有賀 美紀子 委員 辰野町移住定住促進協議会 檀原 隆宣 委員 辰野町営農センター 小林 英樹 委員 辰野町商工会 村上 芳秋 委員 辰野町商工会 三澤 勝人 委員 辰野町商工会 関 委員 辰野町観光協会 板倉 健 委員 辰野町保護者協議会 中村 浩也(欠席) 副会長 辰野町PTA連合会 加藤 康弘 委員 辰野町PTA連合会 桑沢 学 委員 辰野高等学校 丸山 克彦 委員 信州豊南短期大学 豊永 誠 (欠席) 委員 辰野町子育て支援推進協議会 赤羽 康徳 委員 辰野町子育て支援推進協議会 土田 功 委員 辰野町社会福祉協議会 赤羽 紀昭 委員 八十二銀行 若林 靖之 委員 アルプス中央信用金庫 福澤 至 委員 上伊那農業協同組合辰野支所 唐木 敏秀 委員 伊那公共職業安定所 福澤 聖久 政彦 委員 IHIエアロマニュファクチャリング労働組合 増澤 好文 委員 たつの新聞社 小平 進 委員 公募委員 外戸 明 (敬称略) 1 事務局 まちづくり政策課長 山田 勝己 まちづくり政策課長補佐兼まちづくり係長 兼行財政改革係長 赤羽 裕治 まちづくり政策課長補佐兼財政係長 加藤 恒男 株式会社 環境計画 松澤 等 株式会社 環境計画 寺澤 佐奈枝 3.配付資料 1)辰野町人口ビジョン(暫定版)(事前配布) 2)辰野町人口ビジョンと辰野町総合戦略の位置づけ(パワーポイント資料) (事前配布) 3)意見提言レポートのまとめ(第1回・6/5〆切分)(事前配布) 4)次第 5)委員名簿 6)前回資料の差し替え(資料 No4 八十二銀行辰野支店長若林委員からのご報告) 7)資料1 総合戦略に盛り込む施策の検討(グループ会議) 8)辰野町創生総合戦略推進会議 意見提言レポート用紙 9)辰野町創生総合戦略推進会議資料(福澤 聖久委員提供資料) 4.議事 1)開会(18:30) 2)開会あいさつ 3)副町長あいさつ 4)外戸委員自己紹介 5)本日の日程と進め方 事務局より本日の進め方及び第3回推進会議の進め方、総合戦略に盛り込む施策の検討(グ ループ協議) (資料1)について説明を行った。 6)協議事項 ①前回意見交換(テーマ:産業)のまとめ 前回配付資料の差し替えについて説明を行った。 意見提言レポートのまとめ(第1回・6/5〆切分)について、概要の説明を行った。 ②意見交換 ⅰ)町内・地域の雇用状況について 伊那公共職業安定所の福澤(聖久)委員より、配布資料に基づき町内・地域の雇用状況等 2 について提言を頂いた。 説明頂いた要点は以下の通りである。(抜粋) ・平成 27 年4月の伊那公共職業安定所月間有効求人倍率について 1.04 倍となっている。 長野県では 1.24 倍、全国では 1.17 倍となっている。このことから、伊那地域は他の地 域と比較して雇用情勢の改善が遅れていると考えている。 ・月間有効求人倍率については 1.0 倍を一つの目安として考えているが、伊那管内では昨 年7月に 1.04 倍となった。これは、平成 20 年9月以来、5年 10 ヶ月ぶりのことである。 平成 26 年7月以来、1.0 倍以上を維持している。 ・本年2月以降、右肩下がりの傾向にあるが、年度切り替えの時期に求職者が多くなるの は例年のことである。 ・地域別有効求人倍率について、南信は 1.08 倍となっているが、その中で伊那のハローワ ークは 1.04 倍となっており、南信地区内でも低い値となっている。 ・新規求人数の推移については、全数で 1374 件あり、前年同月比は5ヶ月連続上回って いる状況にあるが、全数に占める正社員の割合は 40.2%となっており、正社員の求人が 少ない。全国では 47.1%となっており、全国的に見ても正社員の求人が少ない状況にあ る。長野県全体では4月には 36%となっている。県下全体では 30%台を推移している。 ・産業別の新規求人の状況については、伊那管内の主力産業が製造業であるため、ここで の求人が全体の 20%を占めている。前年比、前月比とも顕著な伸びを示している。 ・サービス業(他に分類されないもの)の求人が、前年比、前月比とも下がっているが、 これは、派遣の求人が入っていると理解頂きたい。どうして減少したかは不明である。 ・新規求職者の推移については、4月は 966 人となっている。3ヶ月ぶりに前年同月比を 下回っている状況にある。内、常用が 605 人となっているが、そのうち約3割の 181 人 は在職者である。この数字が増える時期ではあるが、過去の傾向からこの数字が増える と景気が上向くことが多い。 ・新規の求人・求職の状況について、一般的な傾向として、専門的・技術的職業において、 求人数が求職数をかなり上回っており、人手不足の職種となっている。販売の職業、サ ービスの職業も同様の傾向にある。一方、事務的職業については、人材が過剰の状況に ある。0.4 倍となっている。生産工程の職業についても、求職者が多くなっているが、本 来は人手不足業種となっている。これについては、辰野町人口ビジョンにも示されてい るが、そのとおりであると考える。 ・月間有効求人、求職の推移であるが、求人数は 3384 人、求職者数は 3253 人である。有 効求人の内、辰野町内からの求人は、196 件、全体の 5.8%、求職者数が 346 人、10.4% となっている。 ・有効求人倍率・完全失業率の推移についての資料をご覧頂きたい。有効求人倍率が最も 高くなっていたのは、バブル景気の平成2年 12 月で 3.61 倍となっている。一部ミスプ リントがあるので修正願いたい。平成 20 年の「米国サブプライムローン」と記載されて いる部分については、 「平成 19 年8月 米国サブプライムローンの問題が表面化した」 と、また「ブラザーズ破綻による金融危機」については「リーマンブラザーズ破綻によ る金融危機」と修正していただきたい。 ・これらの影響を受けて、平成 21 年の5月、6月には伊那の有効求人倍率は 0.27 倍まで 3 下がった。それ以降、徐々に右肩上がりで回復し、昨年の7月に1倍に回復した。 ・学校関係については、伊那管内には高等学校が 10 校あり、それらの卒業生の状況につい て示してある。平成 26 年度の卒業者についてであるが、卒業者は 1557 人、そのうち就 職者は 358 人、就職率は 23.0%となっている。進学者数は 1056 人、67.8%となってい る。 ・進学率のグラフを見ると、平成 22 年3月の学生の動きであるが、進学率が大きく上がり、 就職率が下がっている。これは、リーマンブラザーズの破綻による経済不況の影響で、 求人数が約半分に減少し、その結果進学率が上昇したことによる。平成 23 年度に進学率 が下がっているのは、親の経済状況に左右された結果である。 ・都道府県別の県外進学率については、長野県では 84.6%が県外の学校に進学している。 県内への進学が多いのは、東京都、北海道、愛知県となっている。 ・Uターンの就職率については、リーマン不況の後Uターン就職者が増えているが、景気 が回復すると減少している。今後、景気の回復が進むと、Uターン就職者がさらに減少 することが危惧される。 ・上伊那地域の経営団体や行政が「上伊那地域若者人材確保連携協議会」を設立している。 地域への若者の雇用を促して産業の総合的な発展を目指している。 ・協議会の活動としては、学生に企業との出会いの場を提供し、地元への就職、定住、地 域の競争力の強化、地域経済の振興を目指している。 ・協議会では4月 18 日に銀座NAGANOにおいて、上伊那地域の就職説明会を実施して いる。参加企業 15 社、参加者 33 名、内県内出身者 32 名となった。また、上伊那出身 の学生は 30 名であった。 ・4月 28 日に上伊那地域の企業説明会を開催したが、東京新宿から無料直行バスを運行し、 東京圏から生徒を連れてきた。18 名の参加があった。当日の企業説明会には 65 社の企 業及び 157 名の学生の参加があった。現住所が県外にある生徒の参加が 83 名、そのう ち 77%が大学生であった。6月 25 日にも、大学の就職担当の先生方 30 名程度をお招き して企業視察等を予定している。8月にはふるさと就職面接会を予定しており、無料直 行バスの運行も検討している。 ・このような取り組みにより、1つの自治体では難しいことも、地域で連携して学生を呼 び戻そうという取り組みをしていることをご紹介した。 ⅱ)企業・職場の状況について 辰野町商工会の村上委員より、企業・職場状況等について提言を頂いた。 説明頂いた要点は以下の通りである。(抜粋) ・私の会社では、人材の確保に苦慮している。公共職業安定所や高校等に募集を出しても 応募がないのが現状である。 ・ぎりぎり3月に高校から紹介を頂いて採用している状況である。 ・職種によっては、人材の確保が難しい状況にある。 辰野町商工会の三澤委員より、企業・職場状況等について提言を頂いた。 説明頂いた要点は以下の通りである。(抜粋) 4 ・私は、製造業の光学関係の仕事をしている。辰野町は、昭和 40 年、50 年代にはレンズ 生産日本一といわれ、 町内に個人企業も含めて 120 から 130 社がレンズを生産していた。 しかし、現在は 17 か 18 社となってしまった。 ・1980 年頃から円高の進行により、海外に工場を建設する大手メーカーが相次ぎ、これに 伴い部品産業も海外に進出していった。 ・現在、一部の大手企業を除いて、国内のメーカー1社のカメラ生産量は月産 100 万台以 下がほとんどである。 ・中国では、月産 1000 万台以上生産している企業が多くある。 ・大量生産の製品は海外生産が主であり、少量高品質のものを国内で生産しているような 状況にある。 ・リーマンショック以来、徐々に生産量は増加してきているが、かつては、コンパクトカ メラは年産1億 3000 万台から1億 4000 万円生産されていたが、現在はスマートフォン の普及により年産 4000 万台まで下がっている。 ・会社の業態、継続、後継について検討している状況にある。 辰野町商工会の関委員より、企業・職場状況等について提言を頂いた。 説明頂いた要点は以下の通りである。(抜粋) ・住宅建設関連企業の立場から意見を申し上げる。 ・住宅建設については、職人が不足している。東日本大震災の復旧工事、オリンピック関 連工事等に職人が行ってしまい、地方では職人が不足している地域が見られる。 ・大工、左官になる若者が減少しており、技術の減少も含めて厳しい状況にある。これら については、技術の習得に時間が掛かることなどから、若者を雇用して自社で育成する ことは難しい。このような取り組みを行っている会社も見られるが、実際問題として難 しい状況にある。 ・人の流れという観点から、住宅建設は関連が深いと考えている。 ・辰野町の土地は、不動産屋が買い取ることに難色を示す土地である。これは、辰野町に 土地を買って住宅を建てようとする人が少なく、販売が難しいことが要因となっている。 箕輪町では南部の小学校建設予定地の周辺に住宅が多く建設されている。 ・私たちがメインターゲットとしているのは 30 歳代のご家庭である。これらの家庭には小 学生ぐらいの子どもがおり、土地を探す際には小学校区なども要因の一つとなっている。 辰野町では東小学校区、南箕輪村では南部小学校区がよいと言う方がいる。 ・このことから、保育園、幼稚園、小学校などの充実が、人口の増加につながるのではな いかと考えている。 IHIエアロマニュファクチャリング労働組合の増澤委員より、企業・職場状況等につい て提言を頂いた。 説明頂いた要点は以下の通りである。(抜粋) ・私は、労働組合の副委員長を勤めている。その立場から、雇用について述べたいと考え ている。 ・会社・工場は芝浦として辰野町に入ってきて、その後石川島汎用機械になり、IHKと 5 して飛行機部品の制作も行っていた。その後IHIエアロマニュファクチャリングとな っている。 ・現在会社には 239 名在籍しており、辰野町から通勤している従業員は 30~40%となって おり、それ以外は、伊那、箕輪、塩尻、岡谷などから通勤している。 ・これらの方はそれぞれの市町村に住宅を建設して通勤している。 ・従業員側の立場から意見を述べさせて頂く。労働組合があることによって労働条件は改 善されてきており、若い人たちも労働組合を通じて会社に意見を述べるような取り組み もしている。 ・グループ会社も含めると、大きな会社となるので、組合が連携して労働条件の改善に取 り組んでいる。また、情報の共有なども行っている。 ・当社の場合、派遣社員はおらず正社員が全てである。 ・新入社員として、近年は毎年5~6人の新入社員を雇用している。20~30%が辰野町の 出身者であり、それ以外は周辺市町村の出身者である。 ・職種については、若い人を大切にしており、若い人も働きやすい職場づくりを目指して いる。 ⅲ)地域観光の現状と今後 辰野町観光協会の板倉委員より、地域観光の現状と今後について提言を頂いた。 説明頂いた要点は以下の通りである。(抜粋) ・長野県は山岳、高原、温泉など豊かな自然環境、景勝地などが多く、観光客が来訪して いる。 ・辰野町はほたる祭りを中心とした観光となっている。 ・長野では、善光寺のご開帳があり、史上最高の人出であった。知名度の大きさが伺える こととなった。これに伴い経済効果も大きかった。前回のご開帳では 705 億 7000 万円 の観光収入であったが、これに伴う生産誘発額は 278 億 8000 万円であり、経済の波及 効果が大きい。今回はそれを上回ると予測される。 ・来年には諏訪大社で御柱祭が開催され、大きな経済効果が期待されている。 ・我々観光協会は、地域のお祭りなどにも多くの観光客が訪れるようにお手伝いさせて頂 いている。それにより、経済効果も期待されることと考えている。 ・プレミアム商品券についても、町の特産品に 500 円のプレミアム商品券をつけることと なっている。地元産業の振興、地域の活性化、販路の拡大のためにもこれらの利用を促 していきたい。 ・観光協会は、観光から人の流れを作ろうとして、検討を行っている。諏訪大社の御柱祭 に使用する御神木の見学会を実施したいと考えている。 ・秋になると、フォトコンテストの実施も実施している。プロの写真家が審査することで、 多くの参加があり、これらの写真を使ってカレンダー等を作成している。 ・名刺等に辰野四季折々の写真を使用した台紙も作成しているので活用していただきたい と考えている。 ・辰野町の観光協会ができることは限られているので、周辺市町村、周辺観光協会と一緒 になり様々な活動を行っている。 6 ・地域の産業を含めた観光を広げていきたいと考えている。 ・魅力的な旅行商品の開発が求められている。ほたる祭りの際には、他に行くところがな いかとの声も聞こえてきている。 ・地域の観光資源を熟知しているので、県外、海外からの着地型の旅行商品の開発を手が けていきたいと考えている。 ・新たな姉妹、友好都市についてもご提案させて頂き、我が町の魅力向上に取り組み、移 住定住促進プログラムにも参加しながら、観光を通じた人の流れを作っていきたいと考 えている。 ⅳ) 移住定住促進協議会の取り組みと課題 辰野町移住定住促進協議会 檀原委員より、移住定住促進協議会の取り組みと課題につい て提言を頂いた。 説明頂いた要点は以下の通りである。(抜粋) ・移住定住促進協議会は昨年の1月 31 日に発足した。協議会は外部にPRする部会と受け 入れ態勢を整備する部会に分かれている。 ・長野県の宅建業協会南信地区と協力して、空き家バンクを設立した。現在7件の申請が あったが、実際は2件の登録がある。このうち1件については、下伊那からの移住者の 受け入れが決まっている。 ・ 「辰野暮らし」という専用のバナーを、辰野町のホームページ内に設けている。これに関 しては、宅建業協会を通じて、長野県の補助金を活用している。また、辰野町と箕輪町 のホームページと宅建業協会が運営するホームページ「住―むず」に物件情報を掲載さ せて頂いている。 ・空き家バンクへの登録件数が少なく、物件数を増加させることが課題となっている。 ・配付した資料は、空き家バンクの仕組みについて記した資料である。 ・飯島町や、伊那市では、移住定住について大きな補助金を計上している。辰野町では、 移住することについて、改修費最大 30 万円、不要家財の処分費に最大 15 万円が補助で きる制度がある。今回の空き家バンクについても、宅内の下水工事に活用した。 ・書類が多く大変であるが、使えるものは使っていくということでPRできたことがよい ことであると考える。 ・各地区で空き家バンクの立ち上げが始まっている。県のホームページでの対応も始まる。 いずれ、県内でも移住者の取り合いが始まるのではないかと心配している。 ・これに併せて、辰野町の魅力をどのように伝えるかと言うことが重要となってくる。 ・これからの移住定住の取り組みにも含めていきたいと考えているが、ドイツのシュタッ トベルケ構想を参考にしたまちづくりに取り組みたいと考えている。 ・これは、行政や移住者に負担を強いるのではなく、企業に場所を提供するから、勝手に 来て、エネルギーに関する事業を行ってもらおうという取り組みである。東北地区や西 日本で実際に行われている事業である。再生エネルギーの発電などに取り組んでいる。 ・従来より食の自給自足はあるが、衣食住の全ての自給自足を目指すことが、魅力ある地 域づくりに必要であると考える。遊休農地などの有効な活用に良いのではないかと考え る。太陽光発電だけではなく、風力発電も視野に入れていきたいと考えている。農地転 7 用、農振除外などの手続きが必要であるので、行政として規制緩和など補助して欲しい と考えている。 ・これらの企業が来ると、そこに雇用が生まれ、地域の魅力も向上する。そのことによっ てさらに、人が増えることが推察される。 ・これらにより、移住定住が促進されると考える。このように、大きな視点で捉えていき たいと考えている。小さくは空き家バンクを使い1人でも辰野町に連れてきたい。 ・辰野町から出て行く人が多いことが課題であるが、辰野町の移住の環境が整っていれば 定住も増えてくることと考える。様々な取り組みにより、移住定住人口を増やしていき たいと考えている。 ③辰野町人口ビジョン(暫定版)について 辰野町人口ビジョン(暫定版)について事務局より説明を行った。 全国の地方と同様、将来の大幅な人口減は避けられない状況にある。 今回公表する人口ビジョンは、国の長期ビジョンと、辰野町創生総合戦略策定のため国 などから提供を受けた資料や昨年度実施した町民アンケート、よりあい会議で出された意 見等のデータを分析した結果に基づき、暫定版として策定した。 ①出生率を国の目標水準 2.07 へ回復し、人口の自然減に歯止めをかける、②子育て世帯 の人口移動を均衡にして転出超過を解消、③年少・生産年齢人口の総人口に占める割合を 現在と同程度に維持 の3点を辰野町における人口の将来展望として設定するが、今後、 現在実施中の若者や転入・転出者などを対象とした意識調査の結果などによりさらなる検 討を行い、総合戦略の実施により期待される効果などを加味して、平成 27 年度中に初版と して改定したい。 今回の推定人口を最低ラインとし、さらに上乗せができるように総合戦略を検討いただ きたい。 その結果、以下の質問が出された。 唐木委員:我々が目指す、最終目標が示されていると理解したが、時期的にはいつを目指す のか説明願いたい。目標年などを明確にする必要があると考える。これによって できること、できないことが出てくる。お金の問題もあると考える。 事務局 :合計特殊出生率 2.07 への回復については、38 ページに示したとおり、2040 年ま でに段階的に達成することとしている。子育て世帯の人口移動の均衡については、 40 ページに示したとおり、2025 年に達成したいと考えている。年少、生産年齢 人口の総人口に占める割合については、それぞれの年において概ね6割を達成し ていきたいと考えている。 ④その他 本日説明しなかった資料もあるが、後日、確認頂きたい。この資料は、今後、町民に説 8 明する際に使用するための資料と考えている。後日でも良いので、意見等があれば頂戴し たい。 次回は、結婚、出産、子育てをテーマに検討したいと考えている。意見交換、のあと、 グループ協議を予定している。 本日の資料に、意見提言レポートを添付してあるので、提出を願いたい。その際、参加 したいグループ討議の班についても記入して頂きたい。未定の場合は、当日までに決めて 頂ければよい。 次回の委員会は、7月の下旬を予定している。詳細な日程に付いては、後日お知らせす る。 加藤副会長:次回の討議テーマが、結婚、出産、子育てであるので、女性の委員を増やして はいかがか。それによって、幅広い意見がいただけるのではないかと考える。 事務局 :女性、若い方が少ないと感じている。保育園の保護者協議会、PTA 連合会などか ら、女性の副会長の参加をお願いしたいと考えている。また、それ以外でも候補 があれば事務局まで連絡を頂きたい。事務局にて依頼します。 5)閉会 20:20 終了 以上 9 推進会議の様子1 推進会議の様子2 副町長あいさつ 会長あいさつ 福澤委員提言の様子 村上委員提言の様子 三澤委員提言の様子 関委員提言の様子 10 増澤委員提言の様子 板倉委員提言の様子 檀原委員提言の様子 閉会 11
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