バックアップ・リカバリの新しい一手~SAP/Oracle環境下におけるRMAN

バックアップ・リカバリの新しい 手
バックアップ・リカバリの新しい一手
- SAP/Oracle環境下における
/
環境下における
RMAN/Flash back Databaseの活用
2009/12/4
株式会社 日立製作所 情報
情報・通信グループ
通信グル プ
産業・流通システム事業部 エンタープライズパッケージ本部
SAPソリューションセンタ ベーシスグループ
津田 知哉
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Contents
1 バックアップの現状
1.
2. RMANを利用するメリット
3. SAP環境でのRMAN設定
4. Flashback Database
5. Migration時のDBMS選定
-WindowsでもOracle
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1
バックアップの現状
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1-1. システムの潜在的な脅威
システムの潜在的な脅威
問題なく稼動しているシステムでも、どんな要因で、いつデータが
問題なく稼動しているシステムでも、どんな要因で、いつデ
タが
破壊されるかわかりません。
SAP
地震
火災/テロ
改ざん/人的ミス
DISK破損
データベースは様々な脅威に晒されています。
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3
1-2. バックアップの重要性
バックアップの重要性
適切なバックアップ運用を行っていないとデータ破壊が発生した際
適切なバックアップ運用を行っていないとデ
タ破壊が発生した際
にそのシステム(データ)は2度と復旧しません。
DR
(Dataguard)
HA/RAC
サイト保護
■ビルメンテナンス
■地震/火災などのサイト障害
システム継続
■システム障害( OS )
■システム障害( H/W )
データ保護
BACKUP
■データ破壊
■オペレーションミス
■ウィルス感染 etc
セキュリティ方針の第一歩はBackup方針から
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1-3. 様々なバックアップ要件
BACKUP要件
システム要件によりバックアップ要件も様々です。
Online Backup or Offline Backup
■ Offline Backupによるシステムダウンタイムは許容できるのか?
■ 非データベースファイルを含めた整合性の取れたBackupの必要性?
■ Online Backupの採用によりリストア手順が複雑にならないか?
Tape Backup or Disk Backup
■ 1次Backup先は高速なDiskにするのか?安価なTapeにするのか?
1次B k 先は高速なDi kにするのか?安価なT にするのか?
■ Split Mirror BackupなどDisk Backup前提の方式を採用するのか?
■ 大規模システムにおいてもDisk Backupを採用するのか?
Full Backup or Incremental Backup
■ Backup/Restore想定時間はSLO的に十分か?
■ Full Backupの取得中のサーバリソース(DISK , CPU)は十分か?
■ 差分Backupの採用によりBackup/Restoreの手順が複雑にならないか?
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5
1-4. SAP環境Backup運用の現状
SAP/Oracle環境のBACKUP運用の現状
SAP/Oracle環境のOracleデータベースBackupでは、SAP社から提供
SAP/Oracle環境のOracleデータベースBackupでは
SAP社から提供
されているBRBackupツールが利用されます。
BRBackup + 3rd Party Soft
■ BACKINTを利用したBRBackupと3rd Party Softとの連携Backup
■ またはBRBackupで一度Disk Backupした後に3rd
後
Party Softで取得
Split Mirror Backup + 3rd Party Soft
■ BACKINTを利用してBRBackup(Split Mirror)と3rd Party Softとの連携Backup
■ Job管理ソフトウェアを利用してBRBackupを利用しない
Job管理ソフトウ アを利用してBRBackupを利用しない Split Mirror Backup
大規模なSAP案件はSplit Mirror方式が多数
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1-5. SAP環境Backup運用の現状2
SAP/Oracle環境のBACKUP運用の現状2
通常のNetwork経由のBackupとSplit Mirror Backupの概要
BRBackup + 3rd Party Soft
SAP System
Call!!!
(BACKINT有)
Point
Backup Server
Network負荷 有
Backup
p Soft
BRBackup
CPU負荷 有
Tape (LTO)
DISK負荷 有
Split Mirror Backup + 3rd Party Soft
SAP System
Split!!!
BCV
Call!!!
Backup Server
P i t
Point
JOB Sheduler
Network負荷 無
Backup Soft
CPU負荷 無
Tape (LTO)
DISK負荷 無
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1-6. 通常のBRBackupの課題
BRBackup + 3rd Party Soft方式の課題
BRBackup + 3rd Party Soft を利用したSAP環境のDatabase Backup
ではDatabaseの成長に伴い、Backup/Restoreに許容された時間の
遵守や
遵守やBackup時にかかるサーバ負荷に課題があります。
p時 かかるサ
負荷 課題があります。
Backup/Restoreに許容された時間
p/
Backup/Restoreに許容させた時間 (SLO)を準拠できるか?
データベースの成長に伴い、Backup + Database Verifyの運用が厳しくなる。
また Backup取得時間が延びる事により 当然リストア想定時間も延びる事に・・・
また、Backup取得時間が延びる事により、当然リストア想定時間も延びる事に
Backup時のCPU/DISK/Network負荷
Backup取得中にサーバにCPU負荷及びDISK I/Oが増え、Database Serverの
サーバリソースを消費する結果に。
大規模なDatabaseではBackup + Database Verifyで半日サ
Verifyで半日サーバーリソースを消費
バ リソ スを消費
し続ける事も・・・
またNetwork経由でバックアップを取得する為、Networkにも負荷がかかる
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1-7. Split Mirror Backupの課題
Split Mirror方式の課題
一方、Backup/Restoreの高速化、SLO要件の遵守(復旧目標時間)、
一方
Backup/Restoreの高速化 SLO要件の遵守(復旧目標時間)
Backupのサーバ負荷の影響などからSplit Mirror Backupが現在の
主流ですが、Split
主流ですが、
p Mirror Backupにも問題がない訳ではありません。
p も問題がな 訳ではありま ん。
ストレージコスト
実DISK容量と同一サイズのBCV※が別途必要
データベースが成長するにつれ、BCVも同様に確保する必要有
複雑なバックアップ/リストア手法
BRBackupを利用しない場合のSplit Mirror Backup利用時にはバックアップ及び
リストア方法を自分で把握する必要有り
Oracle Databaseのバックアップ/リストアに対する高度な知識が必要
※ Business Continuance Volume : 本番データのミラーボリューム
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1-7. Split Mirror Backupの課題
増大し続けるデータベース
近年のSAPシステムでは1TBを超えるデータベースも珍しくありま
せん。データベースが増大するにつれて、バックアップもしくはスト
レージにかかるコスト(特にSplit
ジ かかる
ト(特 p Mirror Backup)も増大します。
p)も増大します。
DB Sizeは右肩上がり
Unicode
OVER 1TB!!!
Ehp
規制要件
(履歴データの保存義務)
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1-8. RMANを活用したBackup
RMANを活用したBackup
古くからBRBackupと連携機能を持つRMAN (Recovery MANager)
を利用して、通常のBackupで課題となるバックアップ時間やサーバ
負荷、Split
負荷、
p Mirror Backupで課題となるストレージコストや複雑な
pで課題となる ト
ジ
トや複雑な
Backup/Restore手法を解決する事が可能です。
B k /R t に許容された時間
Backup/Restoreに許容された時間
B k 時のCPU/DISK/N t
Backup時のCPU/DISK/Network負荷
k負荷
ストレージコスト
ト
ジ
ト
複雑 バ
複雑なバックアップ/リストア手法
プ/
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2
RMANを利用するメリット
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2-1. RMANを利用するメリット
RMANを利用するメリット
Oracle8から実装されているRecovery MANager (RMAN)ですが、
(RMAN)ですが
Oracleのリリースを重ねると共に様々な機能拡張がされています。
SAP環境でRMANを利用する主なメリ ト
SAP環境でRMANを利用する主なメリット
未使用ブロックの圧縮機能
高速増分バックアップ機能
BR*TOOLSとのシ ムレスな連携
BR*TOOLSとのシームレスな連携
物理&論理的Database破損の検出
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2-2. 未使用ブロックの圧縮機能
未使用ブロックの圧縮機能
RMANではBACKUP時にデータベースの未使用ブロックの圧縮
(スキップ)を行いますので、BACKUP速度の向上及びBACKUP容量
の圧縮を実現します。
圧縮を実現します。
Oracle10g R2では現在使用されているブロックのみが取得対象と
なっており、未使用ブロックの圧縮効率が向上しております。
データ領域
BACKUP領域
RMAN
圧縮!!!
効果
以前のリリースでは過去のある時点で使用されていて現在は使用されて
以前のリリ
スでは過去のある時点で使用されていて現在は使用されて
いないブロックも、バックアップを続けるために要求されていました。
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2-3. 高速増分バックアップ機能
高速増分バックアップ機能
以前のRMANから実装されていた差分増分バックアップと累積増分
バックアップのほかにOracle10g R2からは高速増分バックアップが
実装されております。
高速増分バックアップについてはSAP Note:964919に記載。
データ領域
BACKUP領域
RMAN
増分BACKUP
変更ブロック
効果
BRBackupとRMANの統合では
BRB
k とRMANの統合では “累積増分バックアップ”
“累積増分バ クア プ” のみがサポート
のみがサポ ト
されております。 ( SAPヘルプに記載 )
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2-4. BR*TOOLSとのシームレスな連携
BR*TOOLSとのシームレスな連携
SAP環境のOracle Database管理で利用されるBR*TOOLSとRMAN
はシームレスに統合されている為、SAP環境でRMANを利用する際
は
はSAP環境のデータベース管理者が使い慣れたBR*TOOLSから
環境 デ タ
管理者が使 慣れた
から
バックアップ/リストア(及びリカバリ)を実行、SAPGUI経由での結果
の確認が可能です。
BRBACKUP
BR*TOOLS
SAPGUI
BRRESTORE
BRARCHIVE
連携
RMAN
連携
効果
SAP環境におけるOracle
SAP環境におけるO
l Enterprise
E t
i M
Managerの利用については
の利用に いては
SAP Note: 386413 , 355770 及び関連ノートを参照願います。
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2-5. 物理&論理的DB破損の検出
物理&論理的Database破損の検出
RMANを利用したBACKUPではBACKUP中にDatabaseの物理的
RMANを利用したBACKUPではBACKUP中にDatabaseの物理的、
論理的破損が自動的にチェックされます。
これにより、常に整合性の取れたバックアップが保証されると共に
れ より、常 整合性 取れた ックアップが保証されると共
Database Backupとは別に実行していた長時間のDatabase Verify
処理が不要となります。
日次スケジュール
日次スケジュ
ル
DBA計画カレンダ(DB13)
JOB Scheduler
S h d l
DB Verify
y
不要
2:00-7:00
Backup
p
(RMAN)
2:00-5:00
7:00-12:00
TOTAL:3h
TOTAL:10h
効果
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3
SAP環境でのRMAN設定
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3-1. BR*tools及びRMANについて
BR*Toolsの設定事項
BR*Toolsを使用するにはinit<SID>.sapのパラメ
BR*Toolsを使用するにはinit<SID>
sapのパラメータ設定が必要です。
タ設定が必要です。
バックアップに必要なパラメータは以下の通りです。
b k
backup_root_dir
di
F:¥BK
■ バックアップファイルの出力先を指定します。
b k
backup_mode
d
<ORACLE HOME>¥database Win
<ORACLE_HOME>¥database
<ORACLE_HOME>¥dbs
UNIX
all
ll | full
f ll | incr
i
backup_mode = full
backup_root_dir=F:¥BK
■ バックアップの取得方法を指定します。
backup_type =online
backup dev type = disk
offline force backup_dev_type
online | offline | offline_force
backup type
backup_type
disk_copy_cmd = rman_set
■ オンライン又はオフラインバックアップを指定します。
copy | rman_set
rman set
…
disk_copy_cmd
disk copy cmd
■ バックアップ形式の指定をします。
backup dev type
backup_dev_type
tape | disk
Init<SID>.sapの例
■ バックアップの出力先デバイスを指定します。
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3-2. バックアップ取得方法(1)
BR*Toolsで可能なバックアップ取得方法
フルバックアップ(level0)はRMANの累積増分バックアップの基準と
なるバックアップです。累積増分バックアップは常にフルバックアップ
からの増分となるバックアップ(level1)となります。
backup_mode = full
■フルバックアップ(level0)
データ領域
デ
タ領域
■累積増分バックアップ(level1)
データ領域
BACKUP領域
backup_mode = incr
backup_mode
backup mode = incr
BACKUP領域
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3-3. バックアップ取得方法(2)
BR*Toolsで可能なバックアップ取得方法
■高速増分バックアップ(level1)
backup mode = incr
backup_mode
SAP Note:964919に記載されているブロック変更追跡機能をONに
する事により、ブロックチェンジトラッキングファイルを利用した
高速増分バックアップの利用が可能となります。
①SQL発行
ブロックチェンジトラッキング
ファイル(BCTF)に変更ブロック
が記憶され、増分バックアップ
が記憶され、増分
ックアップ
時には変更ブロックのみを取得。
CPU使用率:+2%
BCTファイル:+数MB
データ領域
デ
タ領域
BACKUP領域
1日目
2日目
3日目
②作成
ブロックチェンジトラッキングファイル
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3-4. バックアップ形式(1)
BR*Toolsで可能なバックアップ形式(1)
■RMANバックアップセット形式でのバックアップ
BR*toolsからRMANを呼び出し、RMANバックアップセット形式で
取得します。
未使用ブロックは自動的に圧縮(スキップ)される為、ファイルコピー
バックアップよりも少ない容量でバックアップが取得されます。
init<SID>.sapのパラメータ
データ領域
BACKUP領域
backup_mode
= full
p_
backup_dev_type = disk
disk_copy_cmd = rman_set
使用ブロック
未使用ブロック
■未使用ブロックの圧縮によるBACKUPサイズの圧縮
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3-5. バックアップ形式(2)
BR*Toolsで可能なバックアップ形式(2)
■RMAN圧縮バックアップセット形式でのバックアップ
前頁でご紹介したバックアップセット形式のバックアップの際に、
rman_compressパラメータを追加する事により、さらにバックアップ
セットを圧縮する事が可能となります。
データ領域
BACKUP領域
init<SID>.sapのパラメータ
圧縮
backup_mode = full
backup_dev_type = disk
di k
d = rman_sett
disk_copy_cmd
rman_compress = on
使用ブロ ク
使用ブロック
未使用ブロック
未使用ブロ ク
■未使用ブロックの圧縮によるBACKUPサイズの圧縮
■RMANソフトウェア圧縮によるBACKUPサイズの圧縮
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3-6. バックアップの検証結果(1)
検証1:フルバックアップ検証
通常のフルバックアップについて、ファイルコピ 、BRBACKUP、
通常のフルバックアップについて、ファイルコピー、BRBACKUP、
RMANそれぞれ、取得時間と取得容量の比較を行いました。
取得形式
圧縮方式
BACKUP容量
BACKUP時間
File Copy
ー
85.1GB
27分
BRBACUP
(File Copy)
BRTOOLS
9.1GB
27分
RMAN
(BACKUP SET)
ー
47 8GB
47.8GB
23分
RMAN
(BACKUP SET)
RMAN
10.1GB
21分
■85GBのデータベースを同一条件でDISKベースのフルバックアップ
■RMANバックアップも実行はBRBACKUP経由
■BRTOOLS圧縮はBRTOOLS 7.10の新圧縮機能を利用しており、以前のバージョン
で利用されているMKSツール圧縮ではない。
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3-7. バックアップの検証結果(2)
検証2:差分増分バックアップBTC検証
ブロック変更追跡(BCT)機能を有効化した高速増分バックアップ
を検証した結果となります。
■検証内容
1.クライアントコピー実行前にデータベースバックアップ(level0)を取得
2.クライアントコピーを実行(増加容量約1GB)
3.累積増分バックアップ(level1)の取得
■検証結果
BTC機能のON/OFF
BTC機能OFF時
BTC機能ON時
Level1 BACKUPの実行時間
20分
3分
BCT機能を有効化する事で、今までの差分増分バックアップ
BCT機能を有効化する事で
今までの差分増分バックアップ
より、大幅なパフォーマンス向上
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3-8. RMAN機能の活用例(1)
RMAN機能の活用例 バックアップ管理
■DB13カレンダ機能との連携したバックアップ運用例
Tr-cd:DB13画面
日曜日
init<SID>_full.sap
backup_mode
b
k
d = full
f ll
backup_dev_type = disk
disk_copy_cmd = rman_set
rman compress = on
rman_compress
プロファイル指定を変更
月曜日ー土曜日
init<SID>
incr.sap
init
SID _incr.sap
backup_mode = incr
backup_dev_type = disk
disk_copy_cmd
disk copy cmd = rman_set
rman set
rman_compress = on
負荷の高いFULL BACKUPは日曜(非営業日)に実施
営業日は負荷及びバックアップ時間の短い差分増分バックアップを実施
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3-9. RMAN機能の活用例(2)
RMAN機能の活用例 リストア
■BRTOOLSからのウィザード形式のリストアが可能
BRTOOLSメニューに従い、リストア&リカバリを実行可能
データ領域
BRRESTORE
BRRESTORE
(フルリストア)
(最新累積増分)
(Archive
REDO適用)
BACKUP領域
BR*TOOLSから
ウィザード形式でリストア
ウィザードから簡単にリストア可能
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3-10.RMANを活用したBackup評価
RMANを活用したBackup評価
Oracle 10.2から実装されている
10 2から実装されている”高速増分バックアップ機能”や
高速増分バックアップ機能 や
元々RMANが実装している “物理的&論理的なデータベース破損
の検出”機能により、小規模のみならず、大規模なお客様環境に
検 機能
、 規模
ず、大規模
客様環境
おいてもRMANを活用したBackup運用を実装するメリットがあります。
B k /R t に許容された時間
Backup/Restoreに許容された時間
B k 時のCPU/DISK/N t
Backup時のCPU/DISK/Network負荷
k負荷
ストレージコスト
ト
ジ
ト
複雑 バ
複雑なバックアップ/リストア手法
プ/
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4
Flashback Database
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4-1. Flashback Database
Flashback Databaseとは?
Oracle Database 10gからのフラッシュバック
10gからのフラッシュバック・テクノロジの1つです
テクノロジの1つです。
論理的なデータ破損またはユーザー・エラーによって発生した問題を
修正するために、Oracleデータベースを過去の時点に迅速に巻き戻
すことが可能です。
例えば・・・Support
例えば
Support Packageの適用中エラー
Packageの適用中エラ
Support Packageの適用中のエラーや、 Enhancement Packageの有効化の取り消し
、Upgradeプロジェクトでの各種テスト時のデータベース変更内容の巻き戻しなど、
完全リ ト よりも短時間 特定 ある時間ま 戻す とが 能となります
不完全リストアよりも短時間で特定のある時間まで戻すことが可能となります。
ERROR
ある時点へ巻き戻し
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4-2. Flashback Database
Flashback Databaseとは?
Flashback DatabaseはABAPスタックSP適用時など、Databaseに対し
DatabaseはABAPスタックSP適用時など Databaseに対し
てのみの変更が加わる場合に有効な機能となります。
SAP Kernel領域や非SAP領域の変更に対しては当然戻りませんので、
領域や非
領域 変更 対しては当然戻りま ん で、
Database外の修正がかかる際は注意が必要となります。
■Flashback
通常時
OFF
Databaseの流れ
流
テスト前
ON
OFF
Flash recovery
領域
ERROR
発生
テスト中
ON
ON
テスト前
ON
Flash recovery Log
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4-3. Flashback Database前提条件
Flashback Databaseの前提条件
Flashback Databaseを使用するには以下の条件にご注意下さい。
Databaseを使用するには以下の条件にご注意下さい
使用条件
■
■
■
■
Oracle 10.2以降
BR*TOOLS リリース7.10 パッチ6以上(BR*TOOLSから使用する場合のみ)
Archive Log Mode前提(DBを戻す際に、Flashback LogとArchive Logを使用)
Flashback Database機能利用前にフラッシュリカバリ領域の設定
注意事項
■ ディスクが壊れるなどの物理障害には対応できない。
■ プロファイルは対象外、データベースファイルのみが対象。
プ ファイルは対象外、デ タ
ファイルのみが対象。
■ 以下の操作は巻き戻し処理 (DB戻し)ができない。
■データファイルの縮小
■表領域の削除
■データファイルの削除
■ 数あるフラッシュバックテクノロジの中でもFlashback DatabaseのみSAPでサポート
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4-4. Flashback Databaseの注意点
Flashback Databaseをご利用される際に
Flashback Databaseを適用されるケースとして、データベース以外
Databaseを適用されるケースとして データベース以外
に変更がかかる処理にはご注意下さい。
JAVAスタックのSP適用
適
NetWeaver AS JAVAのSP適用はソフトウェアデプロイメントマネージャ (SDM)により
フ イル /usr/sap/<SID>以下に変更が加わることも考えられます。
ファイル
/ / /<SID>以下に変更が加わることも考えられます
Flashback Databaseを使用される際は/usr/sap/<SID>以下のバックアップも考慮
する必要があります。
Enhancement Packageの適用
ERP EHP3まではトランザクション「SAINT」によりEnhancement Packageの適用を
してきましたが、ERP EHP4よりEnhancement Packageの適用は「Enhancement Package
Installer」ツールを使用し適用します。「 Enhancement Package Installer」はSAP Kernel
の更新も行うため、Flashback Databaseを使用される際はSAP Kernelのバックアップも
考慮する必要があります。
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4-5. Flashback Database
BR*ToolsのFlashback Database設定
Flashback Database機能を使用するための設定となります。
機能を使用する
設定 なります。
1. プロファイルパラメータ名調整
LOG_ARCHIVE_DEST
_
_
をLOG_ARCHIVE_DEST_1へ変更します。
2. Flashback Logの出力先フォルダ作成
<sapmnt>¥oracle¥<DBSID>以下にフォルダoraflashを作成します。
3. Flashback Logの容量設定
alter system set db_recovery_file_dest_size = <XX>G or <XX>M;
を実行しファイル容量を設定します。
4. Flashback Logの出力先設定
alter system set db_recovery_file_dest
db recovery file dest = ‘<Drive>:¥oracle¥<SID>¥oraflash';
を実行し、出力先を先ほど作成したoraflashフォルダに設定します。
5. Flashback Logの保存期間設定
alter system set db_flashback_retention_target = <XXX>;
を実行し、ログの保存期間を設定します。デフォルトは1440分[1日]となります。
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4-6. Flashback Database
BR*ToolsからのFlashback Database
BR*ToolsからFlashback Database機能を使用することが可能です。
Database機能を使用することが可能です
(BR*Tools リリース 7.10 パッチレベル 6 以上となります。)
BR*Tools画面で以下のメニューが用意されています
BR
Tools画面で以下のメニューが用意されています。
Manage flashback database main menu
1
2
3
4
5
6
7
8
- Switch on flashback database
- Switch off flashback database
- Create restore point
- Drop restore point
- Show flashback status
- Show restore points
* Exit program
- Reset program status
BR*ToolsにおけるFlashback
BR
T l におけるFl hb k Databaseの利用については
D t b の利用に いては
SAP Note: 966117 , 1125923 及び関連ノートを参照願います。
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4-7. Flashback Database
Flashback Databaseの検証結果
Flashback Databaseの効果に関して以下の検証を実施致しました。
効果 関し 以下 検証を実施致しまし 。
■検証内容
1.Flashbackデータベースの前提処理を有効化
2 データベースの増加する処理を実施 ( Client Copy、SP適用、SGEN
2.データベースの増加する処理を実施
Copy SP適用 SGEN )
3.DB増量に対するFlashbackログ領域増量、復元時間を計測
■検証結果
検証項目
実行時間
DB増量
Flashback Log
領域増量
復元時間
Client Copy
( SAP_ALL )
34分
分
+1.01GB
1 01GB
+1.62GB
1 62GB
7分
ABAP SP適用
60分
+1.85GB
85G
+2.17GB
G
8分
169分
+8.25GB
+4.94GB
6分
SGEN
(全Component)
通常のリストアと比べると短時間での復旧が可能となります
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5
Migration時のDBMS選定
‐WindowsでもOracle
Wi d
もO l
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5-1. Windows = MSSQL?
Windows = MSSQL とお考えでは?
近年、Windows/MSSQL環境へのSAP
近年
Windows/MSSQL環境へのSAP Migration案件が増えてきまし
たが、UNIXからWindows環境への移行の際は、ライセンスコスト以外
の考慮点も意識して、Windows/Oracle環境とWindows/MSSQLの比
考慮点も意識して、
/
環境と
/
比
較を行うべきです。
例えば Database移行の際に考慮するべき事
例えば、Database移行の際に考慮するべき事
Migration時の考慮点
将来のUnicode対応時のデータ増加量
将来性を含めたデ タベ ス機能
将来性を含めたデータベース機能
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5-2. Migration時の制約
DB Migrationの際に考慮するべき事
データベース移行により、DBA管理方法やパフォーマンスに対する
データベース移行により
DBA管理方法やパフォーマンスに対する
影響を考慮するのはもちろんですが、例えば、以下の内容などにつ
いても考慮する必要があります。
ても考慮する必要があります。
例えばMS SQL Serverへの移行の際に注意する事
DBMSサポートリリースと前提SP
DBMSサポ トリリ スと前提SP
SAP Note: 799058に記載のあるように、Web AS 6.40以下をご利用のお客様がMSSQL2005
へのMigrationを行う際にはBASIS Support Packageの適用が必要です
Packageの適用が必要です。
また、MSSQL2008への対応プラットフォームはNetWeaver 7.0 BASIS SP14以上が前提と
なります。Oracle 11g R2ではWeb AS 6.40のシステムでのサポート予定となっています。
DBCC CHECKDBの実行時間
MS SQL Serverのデータベース整合性チェックを行うDBCC CHECKDBもOracleのDB Verify
と同様、データベース容量が増加とともに、長い実行時間(と高いI/O負荷)が必要となり
ます。Oracleでは本セミナで紹介したRMAN機能を活用し、Verifyを回避する事が可能です。
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補足.Oracle Database Support
Supported Oracle Releases 11g R2
SAP社資料:SAP on Oracle Development Update October 2009や
SAP Note:1398634にOracle 11.2のSAPサポートについての記載が
あります。
Oracle 11.2のWindowsに
11 2のWindowsに
対するサポートは2010年
Q2を予定。
( SAP Note:1398634
N t 1398634 )
参照文献 : SAP on Oracle Development Update October 2009
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5-3. Unicode対応
Unicode対応はOracle
ここ数年の間で、SAP環境は急速にUnicode化が進んでおります。
ここ数年の間で
SAP環境は急速にUnicode化が進んでおります
新規構築はもちろんの事、既存のNon Unicodeシステムに対して
も
もUnicode化の流れが起きています。
化 流れが起きて ます。
Unicode化におけるOracle Databaseの優位点
Unicode化の際のDB増量
SAP環境をUnicode化するとMSSQL ( UTF-16 )では40%-60%、Oracle ( CESU-8 )では
8ー13%(サイジングでは +10%) 増加します。この増量は一時的なものではなく、移行後
のデータベース増加量にも影響を与えるものです。
U i d 化 高速化
Unicode化の高速化
SAP Unicode移行では “ROW ID分割機能” により、他のDatabaseのUnicode移行と
比較し、高速な移行が可能となります。
比較し 高速な移行が可能となります
※ No.18 Oracle for SAP , May 2009に高速化の理由について紹介されています。
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補足.SAP SizingにおけるUnicode係数
サイジングにおけるUnicode係数 (DISK)
SAP社資料:Hardware Requirements in Unicode Systems September
2009ではUnicode化によるDISK増量を以下のように記載しております。
OracleではUnicode化の
際のFull EXP/IMPの影響
により、Database容量が
削減される傾向
参照文献 : Hardware Requirements in Unicode Systems September 2009
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補足.SAP社 Unicode Conversion事例
SAP社 Unicode Conversion事例
SAP社 Unicode Conversion事例ではR/3 Enterprise環境における
Unicode Conversion事例について紹介されています。
OracleをUnicode化した
場合、概ねDB容量は
再編成効果により減少
傾向にある
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5-4. 将来性を含めたDatabase機能
Oracle 11g R2でのデータ圧縮機能1
SAP社資料:SAP on Oracle Development Update October 2009や
No.18 Oracle for SAP , May 2009 にOracle 11g R2環境でのデータ
圧縮 関する情報が記載されております。
圧縮に関する情報が記載されております。
Oracle 11g R2から初期インストール時のDISK容量が削減
空のオブジェクトに対するセグメントの割当て
Oracle Database 11g以前のバージョンでは、オブジェクトにデータが含まれていない場合も、
g以前の
ジョンでは、オブジ クトにデ タが含まれて な 場合も、
必ず各オブジェクト(索引、表、パーティション)に初期エクステントが割り当てられていました。
Oracle Database 11gでは、データがオブジェクトに挿入されるとエクステントが割り当てられ
ますが、空のオブジェクトの場合、エクステントは割り当てられません。インストール後は、
多くのオブジ クトが空であるため これはSAPインスト ルに有益です この機能により
多くのオブジェクトが空であるため、これはSAPインストールに有益です。この機能により、
SAPのインストール時間が短縮され、初期のディスク領域要件も大幅に少なくなりました。
参照文献 : No.18 Oracle for SAP , May 2009抜粋
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5-5. 将来性を含めたDatabase機能
Oracle 11g R2でのデータ圧縮機能2
Oracle 11g R2ではDISK容量が大幅に削減
SAP/Oracle10g環境の
SAP/O l 10 環境の
DBサイズを大幅に圧縮
参照文献 : SAP on Oracle Development Update October 2009
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他社商品名、商標等の引用に関する表示
他社商品名、商標等の引用に関する表示
■Mi
■Microsoft(R)
ft(R) Wi
Windows
d
S
Server、Microsoft(R)
Mi
ft(R) SQL S
Server、は米国Microsoft
は米国Mi
ft C
Corp.の
の
商品名称です。
■Microsoftは 米国およびその他の国における米国Microsoft Corp
■Microsoftは、米国およびその他の国における米国Microsoft
Corp.の登録商標です。
の登録商標です
■Oracle Databaseは、米国Oracle Corporation の登録商標または商標です。
■SAP ERP、SAP NetWeaverは、SAP AGのドイツおよびその他の国における登録商標
または商標です。
■SAPは、SAP AGのドイツおよびその他の国における登録商標または商標です。
■UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他
の国における登録商標です。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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バックアップ・リカバリの新しい 手
バックアップ・リカバリの新しい一手
- SAP/Oracle環境下における
/
環境下における
RMAN/Flash back Databaseの活用
ー END ー
2009/12/4
株式会社 日立製作所 情報
情報・通信グループ
通信グル プ
産業・流通システム事業部 エンタープライズパッケージ本部
SAPソリューションセンタ ベーシスグループ
津田 知哉
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