自死遺族等の権利保護シンポジウム - 全国自死遺族連絡会

自死遺族等の権利保護シンポジウム
~個別的解決と立法的解決・課題~
2013 年 3 月 26 日(火)午後 1 時~5 時●衆議院第 2 議員会館(1 階)多目的会議室
主催:全国自死遺族連絡会 自死遺族等の権利保護研究会
実行委員長:平山正実(認定 NPO 法人グリーフケア・サポートプラザ特別顧問、聖学院大学大学
院教授、精神科医)
自死は「その多くが追い込まれた末の死」(自殺対策大綱)であるにもかかわらず、自死遺族等
は自死への偏見差別(勝手に死んだ、弱いから死んだ、穢れた死)による物心両面の傷に苦しめら
れています。こうした状況に対し、グリーフケア研究・実践の第一人者である平山正実氏は 2009
年 12 月、自死遺族等の権利保護法制化を提唱されました。
これを受けて「全国自死遺族連絡会」は 2010 年 6 月より、法制化署名運動を開始しました。ま
た、法律専門家等による「自死遺族等の権利保護研究会」を設立し、自死(遺族)等への差別問
題について法的検討を行うとともに、訴訟や和解など具体的な支援活動を行っています。
本シンポジウムは、この運動をさらに広く社会に訴えるため、企画したものです。
●●●●●●●●●●プログラム●●●●●●●●●●
●開会挨拶(午後1時~1時 10 分):全国自死遺族連絡会の活動
2008 年 1 月の設立以来、当連絡会は「心のケア」偏重ではなく、総合支援を訴えてきました。
●第1部(午後1時 15 分~2時 30 分):個別的解決のパネルディスカッション
「自死遺族等の法的問題への対処」(賃貸住宅の損害賠償、過労自死、いじめ自死、貧困問題等)
趣旨 自死遺族等にかかる訴訟や和解などを担当した弁護士が、実例を紹介しながら、個別案件の解
決方法を共有し、組織的な支援体制の整備の可能性を探ります。
コーディネーター:和泉貴士弁護士
パネリスト:大熊政一弁護士、川人博弁護士、土井浩之弁護士
●第2部(午後2時 45 分~3時 15 分):自死遺族等の権利侵害の実態
趣旨 自死遺族等が、人間としての尊厳を傷つけられたり、正当な権利の実現を阻まれている
現状を、実例を交えて報告します。そして、個別の権利侵害を組織的に解決する必要性、さらに
は立法による解決の必要性を訴えます。
報告者:全国自死遺族連絡会
●第3部(午後3時 30 分~4時 45 分):立法的解決・課題のパネルディスカッション
「自死遺族等の権利保護法制をめぐって」
趣旨 自死遺族等が置かれている現状に鑑みて、その権利を保護する個別対応を越えた法制度
整備等の必要性を報告。「自死遺族等の支援に関する法律(案)」を提示します。
コーディネーター:斎藤幸光司法書士(「自死遺族等の支援に関する法(仮称)」提案者)
パネリスト:片山朗(内閣府自殺対策推進室・参事官)、田中幸子(全国自死遺族連絡会・
世話人)、平山正実、山田創一(専修大学法科大学院教授)
●エピローグ(4時 45 分~5時):「自死遺族等の権利保護法制化アピール」
趣旨 日本におけるグリーフケア研究・実践の第一人者である平山正実氏が、自死遺族等の名誉と生
活を守るための法制化を訴えます。
全国自死遺族連絡会
世話人 田中幸子(TEL&FAX022-717-5066 〒981-0902 仙台市青葉区北根 1-13-1-1803)
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