ブレーキ摩擦材メーカー TMD Friction Group SA の買収に関する説明資料

ブレーキ摩擦材メーカー
TMD Friction Group S.A.の
買収に関する説明資料
2011年9月26日
アジェンダ
1
本件買収のハイライト
2
TMD社の概要
3
本件買収による効果
4
本件買収の概要
5
財務インパクト
2
1.本件買収のハイライト
対象会社
TMD Friction Group S.A.(以下TMD社といいます)
主な合意内容
440百万ユーロ(462億円)でTMD社を買収
TMD社の全株式をPamplona Capital Management, LLPが
運営・管理するPamplona Capital Partners II, LPおよび
TMD社経営陣から取得
2011年11月末までに買収完了の予定
〔競争法(独占禁止法)に関する確認完了後〕
1ユーロ=105円で計算しています
3
1.本件買収のハイライト
日清紡グループの経営方針
「グローバル戦略の深耕」
円高を海外投資の絶好の機会と捉え、
新興国拠点の投資やM&Aを推進
摩擦材事業の更なる飛躍
「TMD社買収によりグローバルリーダーへ」
コスト競争力を兼ね備えたグローバル展開
技術補完により業容を拡大
自動車摩擦材市場として有力な
殆どの国を網羅する、唯一のメーカー
4
2.TMD社の概要
ƒ 欧州地域において高い市場シェアを誇る、世界有数
のブレーキ摩擦材メーカー
名
称
事 業 内 容
設
TMD Friction Group S.A.
(ルクセンブルグ大公国法人)
自動車および鉄道・産業機器ブレーキ用
摩擦材・部品の製造・販売
資
本
立 2009年3月18日(持株会社の設立)
金 31,000ユーロ
代
表
者 Derek Whitworth (CEO)
大 株 主 ・ Pamplona Capital Partners II, LP 89.96%
持 株 比 率 TMD社経営陣 10.04%
主要ブランド
5
2.TMD社の概要
ƒ 最近3年間の業績(連結)
(百万ユーロ)
2008年12月期
2009年12月期
2010年12月期
高
637
530
637
営 業 利 益
▲330
▲26
35
当期純利益
▲369
▲68
11
売
上
ƒ 地域別売上高
(百万ユーロ)
800
600
アジア
南北アメリカ
ヨーロッパ
400
200
0
2008年
2009年
2010年
6
2.TMD社の概要
ƒ 日清紡ブレーキグループとの比較(2010年度)
自動車ブレーキ用摩擦材・ブレーキ
アッセンブリーの製造・販売
拠点
自動車および鉄道・産業機器ブレーキ
用摩擦材・部品の製造・販売
拠点
8拠点(日本2拠点を含む)
売上高
461億円
営業利益
16拠点
668億円(637百万€)
50億円
従業員数
0%
37億円(35百万€)
約2,300人
約4,200人
(2011年3月末現在)
(2011年6月末現在)
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
7
3.本買収による効果
1
グローバルリーダーシップの獲得
2
技術補完による業容拡大
3
コストシナジー
4
グローバルな人材・組織体制の獲得
8
3.本買収による効果
1
グローバルリーダーシップの獲得
世界14ヶ国、24拠点を有する、比類なきNo.1メーカーへ
英国(3拠点)
日本(2拠点)
ドイツ(4拠点)
韓国
ルーマニア
中国(2拠点)
フランス
米国
スペイン
中国(2拠点)
メキシコ
インド※1
タイ
合計8拠点
ブラジル
南ア
米国(開発)
合計16拠点
※1 持分法
適用会社
9
3.本買収による効果
1
グローバルリーダーシップの獲得
自動車摩擦材の世界シェア約15%を超えるナンバーワン・メーカーへ躍進
(自社調べ)
A社
その他
A社
その他
B社
B社
2010年度
2012年度
10
3.本買収による効果
2
技術補完による業容拡大
NAO材を中心に展開
LS材の優れた開発・製造力
(日本で主流の低ブレーキノイズ品)
(欧州で主流の高摩擦係数品)
グローバルに同等な設備を用いた
同一品質の生産が得意
一流のコスト競争力を有し、
自動化の進んだ生産が得意
日系・韓国系メーカーに強い
欧州系メーカーに強い
得意とする材料・生産方法や顧客が異なる=相互の強みを補完
製品ラインナップの拡充⇒あらゆる車種に対応
広範な材料技術⇒多様な性能要求に対応
開発体制や生産地域・工場を使い分け⇒効率的な開発・生産
11
3.本買収による効果
3
コストシナジー
物流体制の合理化
原材料調達の一本化
4
グローバルな人材・組織体制の獲得
グローバルな経営・事業管理体制の強化
優秀なグローバル人材(経営陣等)の獲得
グローバル人材の育成
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4.買収の概要
ス
キ
ー
TMD社の全株式(および潜在株式)をPamplona Capital
ム Management, LLPが運営・管理するPamplona Capital
Partners II, LPおよびTMD社経営陣から取得
9月26日 株式譲渡契約締結(予定)
ス ケ ジ ュ ー ル 2011年11月末頃にクロージング
〔競争法(独占禁止法)に関する確認完了後〕
取 得 金 額
総額440百万ユーロ(462億円)
(100%株式)
取 得 後 の 経 営 現TMD社経営陣が主体で経営
買
収
資
手元資金とブリッジローンを活用
金 ⇒短期主体の銀行借入
(今後3年以内にキャッシュフローで全額返済)
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5.財務インパクト
200
2,000
1,500
1,000
売上高
500
のれん償却分
100
営業利益
0
0
2012年3月期
(営業利益:億円)
(売上高:億円)
ƒ 統合後のブレーキ事業
2013年3月期
ƒ 日清紡グループにおけるブレーキ事業
ブレーキ事業
約12%
※数値は現時点での見通しです。
また、あくまでも単純合計であり、
各種連結調整は含まれておりません。
>25%
売上高
4030億円
売上高
5000億円
2012年3月期
2013年3月期
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5.財務インパクト
ƒ 損益への影響
今期業績への影響は、現在精査中であり、
詳細が明確になり次第開示します
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重要事項
本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」を含みます。
これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実
質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る深く事実性を含んでおります。
今後、新しい情報・将来の出来事もしくはその他の事項より、将来の予測に関する情
報を更新もしくは改正することが望ましい場合であっても、それを行う義務を負うもので
はありません。
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ご清聴ありがとうございました