2014年7月~9月分 - 在ユジノサハリンスク日本国総領事館

海外安全対策情報(2014年7月~9月分)
在ユジノサハリンスク日本国総領事館
1
社会・治安情勢
当地は政治的には安定しており,現在のところ緊急事態に発展するような反政府勢力
等の動きは特段見られない。
また当地ではサハリン州が北方領土を「行政管轄」していることから,北方領土問題
については,ロシアの他の地域と比較して極めて過敏な反応を示す傾向があり,例年2
月7日(我が国では「北方領土の日」)或いは,その日に前後して当館建物前において,
北方領土返還反対団体による抗議集会が行われている。なお,本年については同様の集
会等は行われていないが,時の日露関係の情勢に応じて抗議集会の程度や規模も異なっ
ており,今後も引き続き注意を要する。
2
一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)一般的治安情勢に関しては,殺人や女性などの弱者を狙った路上強盗や住居不法侵
入等による窃盗,あるいは銃器を用いた凶悪犯罪,未成年者をも含む女性への婦女暴
行,大麻等の薬物所持・売買事案が後を絶たない状況である。殺人は,飲酒によるト
ラブルに起因するものが多いが,金品の強奪を目的としたものも発生している。当地
在留邦人が強盗被害に遭うケースも過去発生しており,引続き当地治安情勢への留意
が必要である。
(2)治安当局の発表によれば,2013年にサハリン州において治安当局が認知し,登
録された犯罪件数は12,338件であり,2012年(10,218件)に比較し,
2000件強の大幅な増加となった。以下の内訳にもあるとおり,2013年は前年
と比べ殺人事件の登録件数は減少しているものの,重度傷害,強盗,薬物違法流通等
の主要な凶悪犯罪はいずれも増加しており,強姦罪にいたっては前年の2倍である。
その他窃盗,詐欺,粗暴行為についても軒並み増加している状況であり,犯罪登録件
数上,当地治安情勢は一昨年から悪化の傾向が継続している。これらの犯罪は在留邦
人の生活安全上の直接的な脅威ともなりうるものであり,引き続き当地治安情勢はこ
れまで以上に予断を許さない状況にあると言える。
(3)主な内訳(括弧内は前年比)
ア
殺人及び殺人未遂:72件(76,6%)
イ
重度傷害:220件(118,9%)
ウ
強姦及び強姦未遂:12件(200%)
エ
強盗:38件(108,6%)
オ
略奪:425件(108,7%)
カ
窃盗:5299件(128,0%)
キ
詐欺:709件(154,1%)
ク
粗暴行為:15件(166,7%)
ケ
薬物の違法流通:1219件(115,0%)
(4)邦人被害事案
特になし
(5)邦人以外の被害事案(殺人・強盗等凶悪犯罪の事例)
ア
強盗
①
7月7日から8日にかけての深夜,サハリン州内務局ポロナイスク地区警察管轄
外警備課の警察官は,民間警備会社から数分前に通りで女性を襲った男を追跡して
いるとの通報を受けた。警察は即座に指定の場所に警察官を派遣し,間もなく,容
疑者を現行犯で拘束した。警察官は,彼の傍らで婦人用のハンドバックを発見した
が,容疑者はアルコールによる酷い酩酊状態だった。この状況から警察官はすぐに
事件の発生状況を推測することができた。被害者である62歳の女性地元住民は,
友人とともに帰宅した。容疑者は,ある屋敷の庭で,被害者女性に駆け寄り,そし
て力尽くでハンドバックを奪い取った。被害者女性は,抵抗を試みたが,容疑者は,
当然,力で年輩女性を制した。容疑者は,被害者を地面に押し倒し,女性の腕から
ハンドバックを奪い取り,そして,走り去った。この際,近くを通った民間警備会
社の職員が被害者女性の悲鳴を聞いた。警備会社の職員は,直ちに事件発生につい
て警察に通報した。警察官と警備会社職員の協力により,犯人は拘束された。この
事実に関して,強盗の刑事事件が提起された。
②
7月26日,サハリン州内務局ユジノサハリンスク(ノボ・アレクサンドロフス
クに配置)管轄外警備当直部門は国営企業のある部署に不明者が強盗を行ったとの
通報を受けた。直ちに警察官が事件現場に到着し,捜査したところ,犯人が会計係
をけん銃のような物で脅し,5万6000ルーブルを盗み,姿を消したことが明ら
かとなった。目撃者から容疑者の特徴を聞き取り,事件現場から指紋,その他の証
拠物件を押収した。捜査で男性のこの特徴によって個人の特定が行われた。7月2
8日,この男の捜索を行っていた警察官がルゴボイ地区のある通りで男を発見した。
事件の状況を明らかにするため,男性をサハリン州内務局当直部門に連行したとこ
ろ,彼は1980年生まれの地元住民であった。以後の捜査活動措置を行う過程で
刑事捜査官は,この男性が事件に深く関与していることを明らかにした。この事実
に関して強盗の刑事事件が提起され,最高で10年間の自由剥奪刑になる可能性が
ある。
③
8月31日午前4時55分,スミルヌィフ警察の当直部門において,パベージノ村
のあるカフェの従業員からカフェが強盗にあったとの通報を受けた。直ちに事件現
場に機動捜査班が到着した。カフェで警察官は,57歳の被害者女性を発見した。こ
の女性年金受給者(被害者)は,午前5時ころ,カフェに見知らぬ男が押し入ってきた
と警察官に話した。犯人はめざし帽子を被り,手にはナイフを持っていた。犯人は被
害者に走り寄り,ナイフで脅しながら女性に売上金を渡すよう要求した。勇敢な女性
は犯人に抵抗し,この際,女性は彼から逃れることができた。女性はその後警察に通報
した。機動捜査員は被害者女性から事件の詳しい説明を受けた。数時間後,捜査員は
犯人を特定し,彼を拘束した。犯人は31歳の多くの前科がある地元男性住民であっ
た。警察官は捜索活動措置の過程でめざし帽子,ナイフ及びその他の証拠物件を押収
した。この事実に関して強盗の刑事事件が提起された。
④
9月3日,ポロナイスクで男性が警察に通報した。彼は,夕方,妻と兄弟とともに散歩
をしていたと話した。彼らはある通りで喧嘩をしている3人の若者の一団と出会っ
た。当初,被害者は平和的な方法で喧嘩の仲裁をしようと試みたが,結局,男との間で口
喧嘩となり,その後,つかみ合いとなった。力では彼らが勝ると見た被害者と妻,親戚は
犯人から逃れることを試みた。しかし,すぐに追いつかれた。犯人の2人は,男性を地
面に倒し,腕時計,携帯電話を奪い取り,その後,事件現場から姿を消した。当直の警察
官は,犯人を特定し,彼らを拘束した。犯人は,16歳,17歳,18歳の無職で前科があ
る地元住民であることが明らかとなった。犯人達は盗んだ携帯電話を売り,その金は
アルコール飲料の購入に使われた。時計は,犯人の中で一番年上の者が個人で使用す
ることを決め,所持していた。強盗の刑事事件が提起された。
⑤
9月17日午後12時ころ,ユジノサハリンスク市中心部にある貴金属店を若い男
が覗き見ていた。店内を見ながら,彼は近くの1万9000ルーブルの金のネックレ
スを見せるよう依頼した。貴金属を手に取り確かめると,彼は女性店員の抗議を無視
して,突然,その場所を立ち去り,そして,通りに出て人ごみの中に姿を消した。店の従
業員は,すぐにこのことを警察の当直部門に伝えた。事件現場に機動捜査班が到着し,
ビデオカメラ及び犯人の指紋を収集した。容疑者の捜索のため全ての外勤職員及び
地域課の警察官が派遣された。数時間後,外部警備任務の警察官が,市の南地域のパト
ロール経路において記述の犯人に気付いた。捜査の結果,犯人は19歳のガスチェロ
村在住の男性であることが明らかとなった。容疑者は拘束された。彼の言によると,
盗んだネックレスは,不明の人物に売り,そして,手に入れた金は自らのために使った。
この事実に関し,刑事事件が提起された。
イ
殺人,過失致死等
①
7月4日21時30分,道路交通の監視を行っていたサハリン州内務局交通警察
の警察官は,アニワ地区トロイツキー村ツェントラーリヌィ通り83で喧嘩が発生
したとの通報を受けた。喧嘩の結果,27歳のオハ市の住民が負傷し,救急車が到
着したときには,死亡していた。即座に交通警察の警察官が事件現場に到着した。
犯行を明らかにするために派遣された警察官の捜査活動によって,殺人の容疑者を
拘束することに成功した。容疑者は,州中心部に居住する前科がある30歳と33
歳の男だった。犯人の内の1人が喧嘩の過程で,被害者にナイフで致命的な傷を負
わせたことが明らかとなった。今後の捜査のため,事件現場にサハリン州内務局ユ
ジノサハリンスク市警察の機動捜査班が呼ばれ,捜査が行われている。
②
サハリン州捜査委員会ユジノサハリンスク捜査課は,1978年生まれの州中心
部に居住する男性をロシア刑法第105条第1項(故意による他人の死の惹起(殺
人)の刑事事件で起訴した。サハリン州検察庁によると,7月28日の日中,ユジ
ノサハリンスク市ゴーリキ通り16に所在の被害者男性のアパートにおいて,アパ
ートの所有者である被害者と1984年生まれの彼の友人との間で喧嘩が発生し,
友人はナイフを手に取り,被害者の首,胸を何度も刺し,結果,致命傷により死亡
した。この事実に関して捜査が続けられている。
③
8月4日,サハリン州内務局ホルムスク市警察は,ある地元住人からホルムスク
市内のあるアパートの1つにおいて遺体を発見したとの通報を受けた。事件現場に
機動捜査班の警察官が到着し,捜索したところ,頭部に4箇所の打撲痕,腰椎に2
箇所のナイフによる傷がある男性の遺体を発見した。刑事課職員の捜査活動の結果,
死者の知り合いである42歳の男を容疑者として拘束した。
④
8月16日,サハリン州捜査委員会ポロナイスク捜査課は,追加捜査を行った結果
により,ユージヌィ島の男性住民に対する刑事事件を提起した。彼は,ロシア刑法典第
111条第4項(故意の原因による人の生命に危険を及ぼす, 重大な健康に対する被
害,不注意による被害者の死亡)
)の犯罪を行なった嫌疑が掛けられている。捜査の過
程で,被害者は8月16日の深夜,アルコールによる酩酊状態で違法にユージヌィ島
のある家に侵入し,就寝していたこの家の男性所有者を殴った。この際,男性家主は目
覚め,起き上がり,侵入者の頭,体の部分を殴った。家主は侵入男性を通りに追い出し,
彼を殴り続けた。被害者は外傷性脳損傷により死亡した。現在,刑事事件捜査が続け
られている。
⑤
マカロフ市警察の警察官は重大犯罪を行なった容疑者を拘束した。8月25日,マ
カロフ市警察の刑事捜査課は,23歳のロシア人の男が地元住民の所有物を盗んだと
の情報を受けた。警察官は被害者男性が居住する住所に到着し,部屋の中で警察官は,
男性家主の遺体を発見した。男性は打撲により死亡していた。警察官は現行犯で容
疑者を拘束した。上述の容疑者は23歳の男だったことを警察は確認した。以前か
ら彼は度々刑事責任を追及され,数件の窃盗を行なった前科がある。前日に,犯人は被
害者の家に客として訪れていたことが明らかとなった。彼らの間で喧嘩が起こり,容
疑者は男性を殴り,家を出て行った。被害者は,受傷により死亡した。数時間後,容疑者
である若者は,事件現場に戻り,家主が死亡しているのを発見したが,犯人は家主のキ
ャッシュカード,転売目的で2台のカメラを盗み,事件現場から姿を消したが,間もな
く警察に拘束された。
⑥
9月8日深夜,サハリン州捜査委員会ユジノサハリンスク市捜査課において,市立
病院救急救命科にユジノサハリンスク市スポルチーブナヤ小路17Aの家屋で首に
深い切り傷のある身元不明の死亡した若い男性が運ばれてきたとの通報を受けた。
この事実に関し,犯罪を行なった個人の特定のための捜査活動及び捜索活動措置が行
われ,刑事事件が捜査課によって提起された。
⑦
9月8日深夜,サハリン州捜査委員会コルサコフ市捜査課において,コルサコフ市
オクルジナヤ通り80に所在の家屋の1つで胸部と腰部に刺し傷があり暴力により
死亡した痕跡があるユジノサハリンスク市在住の31歳男性の遺体を発見したとの
通報を受け,殺人罪に関しての刑事事件が提起された。犯行を行なった容疑者に関し
てはコルサコフ市在住の31歳の男性が拘束された。捜査で被害者は,容疑者の誕生
日のため,容疑者の家を訪れていた。その後,被害者は飲酒により攻撃的な態度になり,
家主(容疑者)が被害者に帰るよう要求したところ,わめき,卑猥な悪口を言い出した。
階段室で男性との間で話し合いが続き,被害者は,容疑者の顔を殴った。容疑者は部屋
に駆け戻り,包丁を持ち,被害者を少なくとも5回刺した。男性は事件現場で怪我によ
り死亡した。この刑事事件に関して捜査が続けられている。
ウ
暴行・傷害等
①〔傷害〕7月12日から13日の未明,ユジノサハリンスクに住む27歳の女性が,
救急車を要請した。到着した医療班は,男性がナイフで胸の部分を刺され,負傷し
ていると診断した。サハリン州内務局の機動捜査班が事件現場に出発した。被害者
は,43歳の男性訪問客であり,食卓にはその他の人間もいた。会食の過程で彼ら
は,アルコール飲料を飲み始め,ある時,被害者の回りで親子喧嘩が起こった。被
害者は,母親を擁護することを決め,そして,被害を受けた。喧嘩の最中,被害者
は,彼女の息子によってナイフにより負傷を受けた。被害者は,会食の参加者の内
の誰かが救急車を呼んでくれたことを認識した。犯人は警察から逃れようとはしな
かった。最終的に犯人は,警察が到着するまで部屋の中に留まっていた。事件現場
からは,血痕があるナイフと着衣が押収された。前科がある容疑者は,酔いがさめ
るまで拘束され,刑事事件の提起についての問題が協議されている。
エ
窃盗等
①〔窃盗〕7月3日,サハリン州内務局オハ地区警察は,地元住民男性から10万ル
ーブル以上が盗まれたとの申告を受けた。サハリン州内務局によると,被害者男性
は,数日前に休暇を取り,このことに気付いたと警察に話した。ある時,彼は飲酒
しすぎたが,それでも更に飲酒するため,酒を買いに店へ行くことを決めた。被害
者が現金を引き出すため,店の中にある銀行のATMにキャッシュカード挿入した
際,彼はさほど周囲を注意,警戒していなかったことから,犯人が彼の後ろにいて,
キャッシュカードの暗証番号を盗み見ていたことに気付かなかった。そして,容疑
者は,被害者が気付かない内に,キャッシュカードを奪い取り,事件現場から姿を
消した。数時間後,被害者はキャッシュカードの紛失に気付き,警察に連絡した。
警察は容疑者の捜索活動の過程で,27歳のオハ市住民を容疑者として特定した。
容疑者は,キャッシュカード盗んだ後,金を引き出し,クレジットカードの返済な
ど個人的なものに使用していたが,盗難金の大部分は,使用することができなかっ
た。警察は直ちに行動し,容疑者を拘束し,7万ルーブルを押収し,被害者に返還
した。この事実に関して,窃盗の刑事事件が提起された。
②〔窃盗〕7月9日,女性地元住民がサハリン州内務局ユジノサハリンスク市警察に,
キャッシュカードと携帯電話が盗まれたと申告した。サハリン州内務局によると被
害者は,窃盗事件があった日,郊外の自然地で休養し,夕方,家に戻った際,窃盗
に気付いたと警察に話した。警察官が捜査活動を行ったところ,窃盗の直後に被害
者のキャッシュカードから4000ルーブルが引き出されていたことが明らかとな
った。監視カメラには,金を引き出す女性が記録されていた。21歳の容疑者は犯
行を自白し,盗んだ金は,個人的なことに使い,携帯電話は売却したと話した。
③〔窃盗〕7月11日,21歳のピオネール村の男とその女友達がコストラムスク村
の女性住民をレサザボーツク通りのある廃墟に連れてきた。捜査の過程で,彼らは,
廃墟に連れてきて女性が持っていたバックを奪い,そして,彼女を通信手段を持た
ない状態で一昼夜以上,廃墟に監禁した。彼女は,自力でそこから脱出することに
成功し,警察に助けを求めた。被害者は盗まれた者の中に携帯電話,金銭,眼鏡,
アパートの鍵があったと指摘した。損害の総額は,約5000ルーブルになった。
被害者は警察に犯人を捕まえてほしいと申し出たが,窃盗にあった際,被害者は,
アルコールによる酩酊状態であったことが捜査により分かっている。窃盗の事実に
より,刑事事件が提起され,金銭を除く盗難品は,被害者に返還された。
④〔窃盗〕7月20日,サハリン州内務局スミルヌィフ地区警察は,地元パソコンシ
ョップから商品の一部が盗まれたとの申告を受けた。サハリン州内務局によると,
捜査の過程で警察官は,商品陳列場所にある監視カメラの映像により,容疑者を明
らかにした。犯人は,地元の学校に通う4人の未成年者であった。少年たちは,日
中,ショッピングセンター内のパソコンショップに立ち寄った。その店には誰もい
ない状態であり,犯人たちはこの状況を利用して,入口のドアを蹴り壊し,内部に
侵入した。犯人たちは,店から携帯コンピューター2台,電子書籍,USBメモリ
ー4個,携帯電話等を盗んだ。警察は,容疑者を拘束し,全ての盗品を押収し,間
もなく,それらの物は所有者に返還された。犯人の内の1人は,以前,同様の犯罪
で刑事責任を追及されていたことがわかった。この事実に関して,窃盗の刑事事件
が提起された。
⑤〔強奪〕7月20日夕方,サハリン州内務局ユジノサハリンスク管轄外警備課は市
内のある通りで見知らぬのグループがユジノサハリンスク市に居住する男性に対し
て強奪を行ったとの通報を受けた。犯人は,被害者から力尽くでジャケットを奪い
取り,事件現場から姿を消した。サハリン州内務局の警察官は,上記通報を受け,
事件現場に出発した。警察官は廃墟地区で容疑者と外見の特徴が一致する19歳の
ロシア人を発見した。彼の傍らにはジャケットがあった。彼は,警察官を見て,急
に逃げ出したが,まもなく拘束された。犯人の傍らにあったジャケットのポケット
の中から被害者名義のクレジットカードが発見された。更に数時間の間に,隣接地
区で警察官は,ユジノサハリンスク市に居住する17歳の2人の容疑者を発見した。
若者は,苦労して身を隠したが,好結果を得ることはできなかった。容疑者たちは
今後の捜査のため,内務局の当直部門に送られた。
⑥〔窃盗〕8月4日,サハリン州内務局ドリンスク地区警察は,42歳の女性地元住
人から宝飾品の窃盗に関する申告を受けた。申告者が窃盗にあった物の中には,細
い鎖の金のブレスレット,太い鎖の金のブレスレット,長さ70センチの細い鎖の
金のネックレス,長さ50センチの金のネックレス,エメラルドのイヤリングと指
輪があった。女性の損害は,7万ルーブルと見積もられた。警察官は,捜査活動を
行いつつ,事件状況を明らかにした。被害者がドリンスクを離れ,被害者の同居人
が飲酒を目的に家に2人の少女を招いた。家主はアルコールが回り,寝入った際,
少女たちが家の中を物色した。彼女たちは,家の2階で宝飾品が入った箱を見つけ,
宝飾品を分け合い,事件現場から姿を消した。その後,犯人の内の1人は,盗んだ
宝飾品を所持し,もう1人の犯人は,盗んだ宝飾品の一部を質屋に売却していた。
この事実に関して,刑事事件が提起され,盗品の一部は被害者に返還された。
⑦〔窃盗〕8月6日,サハリン州内務局ホルムスク市警察は,5万4000ルーブル
の窃盗に関する通報を受けた。申告してきた女性は,8月5日16時から18時ま
での間,彼女のアパートは自由に出入りできる状況にあり,その際,金銭が盗まれ
たと話した。警察官の捜査活動の結果,被害者の甥である22歳の前科がある地元
の男を拘束した。この事実に関して,刑事事件が提起された。
⑧〔窃盗〕8月12日,コルサコフ警察は,16歳の少女から友人が所有する宝飾品
の窃盗に関する通報を受けた。警察は申告者と共に被害者が居る場所に到着した。
被害者は警察の保護下で,以前,彼のもとに何人かの友人が遊びにきたと話した。
その際,家主は金のブレスレット,指輪が無くなっていることに気付き,申告者で
ある友人を介して警察に通報した。警察は,間もなく,宝飾品の紛失について警察
に通報した被害者の友人を容疑者として特定した。少女は,疑いを自分から逸らせ
るために自ら警察に電話することを決めた。盗まれた宝飾品は,押収され,今後,
被害者に返還されることとなる。この事実に関して刑事事件が提起された。
⑨〔窃盗〕9月8日,ユジノサハリンスク警察は,ユジノサハリンスク市内に住む35歳
の女性から窃盗に関する通報を受けた。女性は,知らない内に宝飾品が無くなったと
警察に伝えた。窃盗品の総額200万ルーブルであった。捜索活動措置を行い,刑事
は犯罪の状況を明らかにし,そして,容疑者を拘束した。通報の前日に,通報者の未成年
の娘の下に同じ学校に通う15歳の少女がきた。両親はこの時,仕事に出掛けたため,
家に外部の者が来たことをすぐに分からなかったことが分かった。ある時,被害者の
娘は,キャビネットの中にある物が必要となり,その際,貴金属をキャビネットに保管
した。容疑者は,キャビネットに貴金属が入った小箱が入っていることを知り,犯罪を
企てた。容疑者は,被害者の娘が他の部屋に行くときを待ち,上述の貴金属を盗み,被害
者の家から立ち去った。その夜,容疑者は盗んだ貴金属を質屋に3万ルーブルで売却
し,その金を娯楽に使った。捜査員は,盗品の一部の押収に成功し,まもなく持ち主に返
還されることとなるだろう。窃盗の刑事事件が提起された。
⑩〔窃盗〕サハリン警察の警察官が45万米ドルの窃盗を解明した。9月24日,被害
者であるユジノサハリンスク市に居住する49歳の女性からの申告を受けた。女性
は,男性と一緒に居住している家から金が盗まれたと伝えた。ルーブルでの損害額は,
1700万ルーブルになる。問題は,なぜこのような高額の金が家にあることが分か
ったのか。申告女性と彼女の夫は,何年間もこれらの金を貯めていたと説明した。家
族は銀行を信用していなかった。全ての稼いだ金は現金で持ち帰り,金属製の金庫に
入れ,屋根裏部屋に保管していた。警察は,最近,被害者が家の修理を始めたと明らかに
した。雇った配管衛生工学の専門家の内の1人が,最近電話をしてきて,足を骨折して
仕事に行くことができないと伝えた。この様な状況は刑事たちにとって不審と思わ
れた。警察は,この労働者の言葉の信憑性を捜査することを決定した。男性は前科が
ある33歳のホルムスク在住の男性であり,医療機関を利用していないことが明らか
となった。家にも友人のところにも彼は姿を現さなかった。間もなく,刑事捜索職員
の推理が決定的に強固となった。被害者の金庫に犯人の指紋が残されていた。容疑
者の拘束に向け全ての課の警察官が派遣された。犯人がサハリン州の領域から姿を
消すことができると知り,捜索に関して,交通警察の職員に追加の通知を行なった。間
もなく,捜索措置活動において,男性がホルムスクからワニノへ行くフェリーで拘束
され,金は彼が所持していた。犯人はどのような原理で家の暖房が行なわれているか
調査していた際,金の隠し場所を発見したことが明らかとなった。被害者は,修理業者
が屋根裏部屋に行くことはないと考えていた。金庫を見た男性は躊躇うことなくそ
れを掴み取った。そして,次の日,まるで足の骨を折ったように伝えてきた。更に後日,
被害者は金庫がなくなっていることに気付き,警察に訴えた。この時,犯人は,金の一部
をルーブルに換金し,そして,サハリンから去ることを企てたが拘束された。容疑者は
拘禁され,監視下に置かれている。この事実に関して刑事事件が提起された。
オ
薬物・銃器
①〔銃器〕7月1日,サハリン州内務局コルサコフ市警察は,弾薬の違法保管に関す
る情報を受け取った。サハリン州内務局によると,34歳の男が住む部屋の捜索活
動の過程で,警察官は,口径9ミリの実包及び口径7.62ミリの実包の2発を発
見した。これらの物件は,鑑定に出された。男性は,約10年前に通りで実包を見
つけて,それ以後,自分のコレクションとして実包を保管していた。この事実に関
して,捜査が行われている。
②〔薬物〕サハリン州流通麻薬対策局は,ある別荘の敷地内で大麻らしき植物が生育
しているとの情報を受け取った。サハリン州流通麻薬対策局の捜査員は,この情報
の捜査のため,事件現場の非営利造園会社「ナジェージダ」に所在する別荘の敷地
に向け出発した。別荘の敷地を捜索する過程で,流通麻薬対策局の捜査員は,温室
でトマト,リュウリの木だけでなく,大麻様の植物が生育しているのを発見した。
周囲の温室の中には麻薬植物が生育していた。禁止植物は,総量849株となった。
このほか,捜査員は,別荘の建物の中で植物由来の物質が入ったガラス瓶を発見し,
流通麻薬対策局の専門鑑定機関に鑑定に出され,50グラムの大麻が入っていたこ
とが明らかとなった。この別荘の所有者は,45歳のユジノサハリンスク市に住む
女である。
女性は捜査員にこれらの禁止植物の種は,2年前からすでに何者かによって植えら
れていたが,誰が犯人なのかは分からないと証言した。しかし,捜査員は,この女
の証言に惑わされることなく,事件現場で彼女とその客を拘束した。現在,刑事事
件が提起され,捜査が続けられている。
③〔薬物〕7月9日午前零時10分ころ,犯罪予防措置作戦「MAK-2014」に
よる道路交通安全確保の任務を遂行中のサハリン州内務局交通警察の警察官は,ア
ニワ地区トロイツコエ村ツェントラーリヌィ通り5において,外車を停車させた。
外車の運転席には,明らかに興奮した様子の31歳の男がいた。彼は,麻薬により
興奮していると判断されたことから,警察官は,自動車の検査を行うことを決定し
た。2人の立会人の下での検査の過程で,自動車のドアポケットの中に植物由来の
麻薬と思われる物質が入った包みを発見した。今後の捜査のため,事件現場にサハ
リン州内務局ユジノサハリンスク市警察の機動捜査班が呼ばれた。この事実に関し
て捜査が続けられている。
④〔薬物〕7月9日20時15分ころ,犯罪予防措置作戦「MAK-2014」によ
る道路交通安全確保の任務を遂行中の交通警察の警察官が,ウグレゴルスク市ナー
ベレジ通りで外車を停車させた。外車の運転席には,麻薬により興奮した様子の2
9歳の無職の男が乗っていた。交通警察官は,外車の検査を行うことを決め,検査
を行ったところ,外車の室内から植物由来の麻薬が入れられた包み2個を発見した。
今後の捜査のため,事件現場にウグレゴルスク地区警察の機動捜査班が呼ばれた。
この事実に関して捜査が続けられている。
⑤〔銃器〕7月9日,連邦保安庁サハリン州局の職員は,ソボーリ川の岸に建つ古い
廃墟の捜索措置活動の過程で,弾薬の隠匿場所を発見し,ウグレゴルスク地区警察
に通報した。事件現場に到着した警察官は,34発の口径9ミリの弾薬を押収し,
鑑定に出した。この事実に関して捜査が続けられている。
⑥〔銃器〕7月13日,サハリン州内務局ドリンスク地区警察は,犬に対する射撃に
ついての通報を受け取った。申告のあったノグリキ村の住所に機動捜査班が出発し
た。通報場所に警察官が到着し,事件の状況が明らかとなった。28歳の地元の男
が動物に向け狩猟用の銃で3発撃ったことが分かった。隣人の話によると,犯人は
死んだ犬の飼い主だった。女性住民は,再三,安眠の妨げになっていた犬について
飼い主に苦情を言っていた。しかし,飼い主は何の措置も取らず,女性に対して批
判的な態度を取っていた。警察官は捜索の過程でアパートから適切な書類がない2
丁の猟銃を押収した。捜査で,男はこの猟銃を今年の初めに友人から違法に取得し
ていたことが分かった。刑事事件の提起に関する問題が検討されている。
⑦〔薬物〕サハリン州内務局スミルヌィフ地区警察は,犯罪予防作戦「MAK-20
14」において,約2000蕪の大麻を押収した。サハリン州内務局によると47
歳のブユークラ村の男が所有する菜園で押収された。彼は以前から非常識な行為及
び非行行為による刑事事件で何度も警察にマークされていた。この事実に関する捜
査の過程で,容疑者は,更に禁止植物の栽培に従事していたことが明らかとなった。
犯人の住居を捜索したところ,警察官は,大麻に似た植物の発芽した苗が植えられ
た金属製のバケツを発見した。最終的に警察官は,1756蕪の大麻を押収し,鑑
定に出された。刑事事件の提起に関する問題が検討されている。
⑧〔薬物〕7月15日夕方,サハリン州流通麻薬対策局の捜査官は,ユジノサハリン
スク市エセニーナ通り50に所在するアパートの1つが違法麻薬製造所として稼動
しているとの情報を受け取った。情報のあった場所に流通麻薬対策局の特別班が出
発した。アパートの所有者の男は,捜査官の行動を妨害し,彼の客は,製造した麻
薬を使用していた。所有者の男は,アパートで長期に渡り,麻薬を製造していたと
話した。部屋は,煤けたキッチンの壁,麻酔剤を作ったガスレンジ,部屋のいたる
ところには以前,麻薬の接種に使用したと見られる注射器があり,ガソリンの悪臭
が漂っていた。麻薬の製造のため,コデイン含有製剤,アルカリ,ガソリンなどの
日用生活用品が使用されていた。犯人のアパートの捜索で押収した注射器に残った
麻酔物質,麻薬製造に使った食器,日用品を流通麻薬対策局の鑑定機関に鑑定に出
した。現在,麻薬製造所の所有者に行政又は刑事責任を追及に関する問題の検討が
行われている。このアパートの所有者は,1973年にサハリン州で生まれ,無職
であり,大量麻薬の違法入手と違法保管の前科がある。
⑨〔薬物〕7月22日,サハリン州流通麻薬対策局は,ユジノサハリンスク市に居住
するある男性が友人と共謀してカンナビノイド系の麻薬であるハシシオイルを販売
しているとの情報を入手した。捜索活動措置の結果,州流通麻薬対策局の職員は,
麻薬の違法流通に関与している全ての客,売人を明らかにした。犯罪ビジネスの撲
滅のため,流通麻薬対策局の職員は,一昼夜以上,特別作戦を実施した。この作戦
で初めに,常連客の1人である1966年生まれのロストフ出身の前科があるアレ
クサンドルが拘束された。48歳の男性が所有する車両検査の結果,流通麻薬局の
職員は,ハシシオイル0.818グラムを押収した。男性を取り調べた結果,彼は
麻薬を自分で使用するために友人から入手したと告白した。この夜,流通麻薬対策
局の職員は,この他に48歳の男性を拘束し,車両検査の結果,3.5グラム以上
のハシシオイルを押収した。
⑩〔薬物〕7月22日,犯罪予防作戦「MAK-2014」を実施中のサハリン州内
務局ドリンスク地区警察の警察官は,ある地元の男が自分の別荘の敷地内で大麻を
栽培しているとの情報を入手した。サハリン州内務局は情報を受け,捜査を実施し,
情報のあった住所に機動捜査班を向かわせた。別荘の庭で警察官は,大麻らしき植
物21蕪を発見した。この別荘の所有者は,76歳のロシア人であり,自分で使用
するために大麻を栽培したと説明した。この事実に関して捜査が行われている。
⑪〔薬物〕7月23日,サハリン州内務局ノグリキ地区警察は,麻薬物質を含有する
植物を違法に栽培しているとの情報を入手した。サハリン州内務局によると,捜索
活動措置の過程でノグリキ地区警察の警察官は,34歳のバル村の男を拘束した。
警察官は,男性の家の敷地内にある温室の中で122蕪の大麻を発見した。男性は,
以前,仕事で沿海地方に行った際,演習場で野生の栽培が禁止されている植物の苗
を見つけたと説明した。彼は,その苗を隠し持ち,その後,自分で使用することを
目的に自分の家の敷地でその苗を栽培した。大麻は押収され,鑑定に出された。こ
の事実に関して,捜査が行われている。
⑫〔薬物〕7月26日,サハリン州内務局ティモフスク地区警察は,犯罪予防措置作
戦「MAK-2014」において,ある地元の男が大麻の栽培に従事しているとの
情報を入手した。情報を受けた警察官は直ちに指定の住所に出発した。家主は,4
4歳の無職のロシア人であり,検査の過程で,物置の中に外見が大麻に酷似した植
物の苗を発見した。発見物は,鑑定に出され,この事実に関して捜査が続けられて
いる。
⑬〔薬物〕7月下旬,サハリン州流通麻薬対策局の電話相談において,ユジノサハリ
ンスク市パグラニーチナヤ通り60に所在のあるアパートで違法麻薬製造を行って
いるとの情報を受けた。直ちに流通麻薬対策局の特別班が事件現場に出発した。ア
パートの部屋の1つは,麻薬「クロコダイル」の自家製造所となっていた。この部
屋には,州の麻薬中毒診療所に登録された無職の若者が居住していた。彼は自分の
部屋でコデイン錠剤,アルカリ,ガソリン等の日用品から麻薬クロコダイルを製造
していた。非常に複雑な化学反応を行って,28歳の男は,定期的に致死量の麻薬
を入手していた。しかし,彼は,クロコダイルの製造を1人ではなく,友人と一緒
に行っており,1日に何度も行われていた。事件現場の捜索の過程で警察官は,悪
臭を放つ粘液が入ったガラス瓶,麻薬物質と血が残る注射器,植物の混合物が入っ
た紙包み(おそらくタバコの葉が混ざったもの),麻薬物質が残るプラスチック製瓶
(水キセルとして使用した瓶)を発見,押収した。全ての押収物は,刑事鑑定研究
所に鑑定に出された。鑑定結果によっては,28歳の男性は,行政又は刑事責任を
追及されることとなる。
⑭〔薬物〕7月29日,犯罪予防作戦「MAK-2014」において,サハリン州内
務局ティモフスク地区警察の警察官は,ヤースナエ村のある男が麻薬植物「大麻」
の栽培に従事しているとの情報を受けた。この男性の住居の捜索を行ったところ,
警察官は,農業用耕作地において33蕪の大麻を発見した。この事実に関して,ロ
シア刑法第231条(麻薬物質を含有する植物の違法栽培)により刑事事件が提起
された。この男は,以前から警察にマークされ,前科があった。
⑮〔薬物〕サハリン州流通麻薬対策局の電話相談に,ユジノサハリンスク市チーハオ
ケアンスキー通り12に住民から地区の居住する複数の住民が1日に何度も麻薬の
製造を行っているとの相談があった。この相談内容を調査するために,州流通麻薬
対策局の職員が事件現場に赴いたところ,このアパートの38歳の家主とその友人
がキッチンで化学実験を行っているのを発見した。彼らは,コデイン含有製剤,ア
ルカリ,ガソリン,アセトン等を使って麻薬「クロコダイル」を製造していた。家
主とその友人は,流通麻薬対策局の職員が家に入ってきた際,麻薬を使用していた。
州流通麻薬対策局の職員は,事件現場を捜索し,麻薬を製造するために使用した物
件を押収し,鑑定に出した。鑑定結果によっては,容疑者には行政又は刑事責任に
問われることとなるだろう。
⑯〔薬物〕サハリン州流通麻薬対策局の電話相談において,ユジノサハリンスク市チ
ーハオケアンスキー通り12の住民達からの通報を受けた。彼らはある家の住人が
麻薬の製造を行い続けていると話した。上述の住所に州流通麻薬対策局の特別班が
出発し,事件現場に到着したところ,38歳のこの家の家主とその友人達がキッチ
ンで化学実験を行っていた。家主と友人達は,州流通麻薬対策局の捜査官がアパー
トに現れたとき,再三,行政及び刑事責任を問われる行為を行っており,友人の1
人は発作を起こしていたことから,10分毎に血圧の測定を行った。全ての容疑者
が州麻薬中毒診療所の登録を受けるような麻薬「デゾモルヒネ(通称クロコダイル)
の常習者である。麻薬の製造を行った日は,容疑者ワジムとその友人達は,ガソリ
ン,アセトン,アルカリ,コデイン含有製剤等を使って「クロコダイル」を製造し
ていた。事件現場の捜索を行い,麻薬製造に使用した物件,液体麻薬,体液等を押
収し,鑑定に出された。鑑定の結果によって,家主とその友人達は,行政又は刑事
責任を追及されることとなる。
⑰〔薬物〕8月29日早朝,ネベリスク市レーニン通りにおいて交通警察の警察官が自
動車を停車させた。運転席には前科がある26歳の地元の男が乗車していた。若い
男性は興奮した様子であったことから,警察官は自動車の検査を行うことを決めた。
警察官は自動車のトランクルームで170蕪の大麻を発見した。現場に機動捜査班
が呼ばれ,発見した大麻植物は押収され,鑑定に出された。
⑱〔薬物〕9月5日,サハリン領域の犯罪予防措置「MAK-2014」作戦を行なっ
ていたサハリン州内務局交通警察の警察官がポロナイスク地区チフメンナエ村のソ
ビエツカヤ通りとレーニン通りの交差点において30歳の地元の男が運転するオー
トバイ「ウラル」を停車させ,検査したところ,車体側面の小物入れの中から特殊な臭
いがする植物由来の物質が入ったポリエチレン袋を発見した。交通警察官は今後の
捜査のため,事件現場にサハリン州内務局ポロナイスク市警察の機動捜査班を呼んだ。
容疑者の医学検査を行ったところ,麻薬物質を含有する物質が見つかった。この事実
に関して捜査が行われており,発見物は押収され,鑑定に出された。
3
テロ・爆弾事件発生状況
特になし
4
誘拐・脅迫事件発生状況
特になし
5
日本企業の安全に係る諸問題
特になし
フ
フィ
通り
り
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ジク
クリ
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トゥ
ゥー
ール
ルナ
ナヤ
ヤ通
1月~9月のユジノサハリンスク市内の犯罪発生場所
ミリツェ
イスカヤ
通り
薬物
サハリンスカヤ通り
クリュコヴァ通り
薬物
コムソモーリスカヤ 通り
殺人
アンクジーノフ小路
N
ウーゴリナヤ
通り
ポポー
ヴィチ
通り
は犯罪発生の概略場所
(新聞等報道掲載分に限る)
勝利広場
フィジクリトゥー ルナヤ 通り
このほか,ユジノサハリンスク市内
では,1月から9月の間に,詳細な
場所は不明ですが,強盗9件,強
姦1件,傷害2件,薬物12件の犯
罪が発生しており,窃盗に関しては
市内各所で多数発生しています。
チハアケアンスキー通り
ゴーリキー通り
ロジュジェ
ンストヴェ
ンスカヤ通
り
クラスナヤ通 り
ポベーダ通り
殺人
薬物
ポポーヴィチ通り
暴行・傷害
レオノヴァ通り
アントン・ブユークリ通り
アカデミー チェスカヤ通 り
チェーホフ通り
プー シキン通 り
アムルスカヤ通り
ヴォクザーリナヤ通り
薬物
インスティトゥーツカヤ
通り
アカデミー チェスカヤ通 り
窃盗
ミーラ大通り
ジェ
通
ェ
ル
ジン
ン
ス
キヴ
ーァ
ジ
通り
り
ル
ジ
ス
カ
カルラ・マルクス通り
薬物
総領事館
サペルナヤ通り
レーニン通り
コムニスチーチェスキー大通り
レーニン広場
アントン・ブユークリ通り
ガガーリン
公園
クリリスカヤ通り
ハバロフスカヤ通り
鉄道駅
ジェレズノダロージュナヤ通り
ユジノサハリンスカヤ通り
アニフスカヤ通り
薬物
ネヴェリスカヤ通り
殺人
デェッツカヤ通り