沖縄県におけるデジタル地図データ作成(入力)者育成の取り組みについて

平成 14 年3月 29 日
各
位
会
社
名
日本コンピュータグラフィック株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長
齋
藤
四
郎
コード番号
4787
本社所在地
千葉県市原市根田一丁目1番地9
問 合 せ 先 取締役
(東証マザーズ)
上 代
博
TEL(0436)23−0103
沖縄県におけるデジタル地図データ作成(入力)者育成の取り組みについて
当社は、大学や公設試験研究機関等が有する技術などを活用した民間企業の事業化プロジェクトに
沖縄県が支援する「沖縄産学官共同研究推進事業」に応募し、提案した研究開発プロジェクトが採択
されることになりました。当社としましては、この研究開発プロジェクトを積極的に推進し、デジタ
ル地図データ作成(入力)者を育成し、そのネットワークを構築することにより、沖縄県におけるデ
ジタル地図データ作成(入力)者の雇用拡大に寄与するとともに、当社のデジタル地図作成コストの
大幅な削減を目指してまいります。
その内容は、下記のとおりです。
記
1.「沖縄県産学官共同研究推進事業」について
「沖縄県産学官共同研究推進事業」は、沖縄県が、新規産業の創出、地場産業の振興に資する
ことを目的に、大学や公設試験研究機関等が有する技術やノウハウを活用し、民間企業の事業化
に結びつけるための研究開発を支援するために実施したものです。産・学・官で構成する共同研
究体で応募した研究プロジェクトの中から選定されることになっており、当社は、「デジタル地
図作成におけるe−ラーニングシステムの構築と実用化」というテーマを提案いたしました。
研究共同体は、小樽商科大学、沖縄セルラー電話株式会社、株式会社エヌシージー沖縄、およ
び当社で、研究開発の要約は、以下の2点となります。
①デジタル地図データ作成業務の効率的な細分化、
②細分化された業務(工種)ごとに、インターネットなどを用いたリモートでの教育・研修の
ためのe−ラーニングシステムの構築と、その実用化(主にSOHO(スモールオフィス・
ホームオフィス)作業者や起業家の育成)
2.当社の取り組み
1)e−ラーニングによるインターネット上での育成
インターネットとパソコンを使用して自宅で(リモートで)各作業工種について学習し、資
格認定試験を受験することにより、獲得した資格(=発注者の希望するスキル)に応じて各
工種ごとの作業に参加することが出来る仕組みを構築します。さらに、より上位の資格を効
率的に取得出来るようにするために、効率的な学習がインターネット上で行えるe−ラーニ
ングシステムを構築し、デジタル地図データの作成(入力)に関する特別優れた知識や技能
を持たないSOHO作業者が、参加できるように育成します。
2)IT講習を活用してフェイスtoフェイスでの育成
雇用対策としての緊急雇用創出事業、IT講習などを活用して、ITに関する基礎的な技術
の習得とともにに、デジタル地図データの作成(入力)技術をフェイスtoフェイスで育成
します。
3)インターネット上での育成とフェイスtoフェイスでの育成とを相互に補完し、また、相乗
的な効果によりデジタル地図データ作成(入力)者を効率的に育成することができます。当
面の目標として、1000 人前後の育成を目指します。さらに、沖縄県におけるデジタル地図
データ作成(入力)者のネットワークを構築し、雇用拡大に寄与するとともに、当社でのデ
ジタル地図作成コストの大幅な削減を図ります。
IT講習受講者
SOHO作業者
フェイスtoフェイスでの育成
e−ラーニングでの育成
相乗効果
雇用の拡大 / Net−S(ネットワークスタッフ)へ
3.今後の業績に与える影響
当社のデジタル地図データ作成の大幅なコスト削減に寄与するものと期待しておりますが、そ
の効果は来期以降になるものと予想され、その見通しにつきましては明らかになり次第、速やか
にお知らせいたします。
以
上