医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読みください。 H24−10 平成25年2月 経皮吸収エストラジオール製剤 エストラジオール軟膏(ゲル)剤 「使用上の注意」改訂のご案内 及び 再審査結果のお知らせ 製造販売元:株式会社ポーラファルマ/販売:持田製薬株式会社 この度、平成 25 年 2 月 19 日付 厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知(指示)に基づき標記 製品の「使用上の注意」を改訂しましたのでお知らせ致します。 また、標記製品につきまして平成 24 年 10 月 1 日付で再審査結果が通知され、再審査結果に 基づく「使用上の注意」改訂を行いましたので、併せてお知らせ申し上げます。 今後のご使用に際しましては、下記内容にご留意くださいますようお願い致します。 なお、改訂後の「使用上の注意」全文につきましては、改訂添付文書をご参照くださいますよう お願い申し上げます。 1.改訂内容(改訂箇所のみ抜粋) :追加記載(薬食安通知(指示) ) 改 訂 後 改 訂 前 【禁忌(次の患者には使用しないこと) 】 (1)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌、子宮内 膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるい は顕性化を促すことがある。 ] (2)乳癌の既往歴のある患者 (3)未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖 症は細胞異型を伴う場合があるため。 ] (4)∼(10) (省略) 【禁忌(次の患者には使用しないこと) 】 (1)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌、子宮内 膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるい は顕性化を促すことがある。 ] (2)乳癌の既往歴のある患者 (3)∼(9) (省略) 【この「使用上の注意改訂」の内容は、医薬品安全対策情報(DSU)No.217 に掲載される予定です。 】 y 医薬品医療機器情報提供ホームページ(http://www.info.pmda.go.jp/)に最新添付文書並びにDSUが掲載されます。 y 最新添付文書は弊社ホームページ(http://www.mochida.co.jp/)にてご覧いただけます。 1 1.改訂内容 続き(改訂箇所のみ抜粋) :追加記載・○○○:削除(自主改訂) 改 訂 後 改 訂 前 【使用上の注意】 2. 重要な基本的注意 (1) (省略) (2)使用前に病歴、家族素因等の問診、乳房検診ならび に婦人科検診(子宮を有する患者においては子宮内 膜細胞診及び超音波検査による子宮内膜厚の測定を 含む)を行い、使用開始後は定期的に血圧、乳房検 診ならびに婦人科検診を行うこと。 ( 「1. 慎重投与」 の項参照) 【使用上の注意】 2. 重要な基本的注意 (1) (省略) (2)使用前に病歴、家族素因等の問診、乳房検診ならび に婦人科検診を行い、使用開始後は定期的に血圧、 乳房検診ならびに婦人科検診(子宮を有する患者に おいては子宮内膜細胞診及び超音波検査による子宮 内膜厚の測定を含む)を行うこと。 ( 「1. 慎重投与」 の項(1)∼(4)参照) ◆ 改訂理由 ・ 【禁忌】 :平成 25 年 2 月 19 日付厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知(指示)に基づき追加記 載致しました。 ・ 【使用上の注意】2.重要な基本的注意:婦人科検診の説明文の位置を変更致しました。 (自主改訂) 2.再審査結果 再審査の結果、 「薬事法第 14 条第 2 項第 3 号(承認拒否事由)のいずれにも該当しない」とされ、 現行の「効能・効果」及び「用法・用量」に変更はございません。 (平成 24 年 10 月 1 日付 薬食審査発 1001 第 2 号 厚生労働省医薬食品局審査管理課課長通知) 【効能・効果】 更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(Hot flush 及び発汗) 【用法・用量】 通常、成人に対しディビゲル1mg(エストラジオールとして1mg 含有)1包(1.0g)を1日1回左右いず れかの大腿部もしくは下腹部に、約 400cm2 の範囲に塗布する。 2 3.再審査結果に基づく改訂内容(改訂箇所のみ抜粋) 再審査終了時の集計結果に基づき使用成績調査結果の追加記載及び副作用発現頻度の変更を行い ました。 なお、新たな副作用の追加はございません。 :追加記載・○○○:削除(自主改訂) 改 訂 後 改 訂 前 4. 副作用 4. 副作用 〈国内データ〉 (省略) 再審査終了時 国内における更年期障害及び卵巣欠落症状に対する 製造販売後の使用成績調査において、副作用調査対 象例数385例中、臨床症状として19例(4.9%)に副 作用が認められた。主な副作用の発現頻度は全身性 症状として子宮出血3例(0.8%) 、関節痛2例(0.5%) 等であった。 また局所性の皮膚症状(塗布部位)としては、そう 痒感2例(0.5%) 、湿疹2例(0.5%)等であった。 〈外国データ〉 (省略) (1)重大な副作用注1) 1)アナフィラキシー様症状(頻度不明) (省略) 2)静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎(頻度不明) (省略) 注1)国内の臨床試験及び使用成績調査では認められ ず、自発報告あるいは外国において認められて いる。 (2)その他の副作用 〈国内データ〉 〈国内データ〉 (省略) 〈外国データ〉 (省略) (1)重大な副作用注1) 1)アナフィラキシー様症状(頻度不明) (省略) 2)静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎(頻度不明) (省略) 注1)国内の臨床試験では認められず、自発報告ある いは外国において認められている。 (2)その他の副作用 〈国内データ〉 副作用発現頻度 種類 紅斑 1∼5%未満 0.1∼1%未満 そう痒感 刺激感、皮膚炎、 色素沈着、塗布部 位反応、湿疹、発 疹、熱感、不快感 塗布部位 以外 生殖器 皮膚 皮膚 塗布部位 5%以上 副作用発現頻度 種類 ざ瘡、湿疹、紅斑、 皮下出血 子宮出血 帯下 塗布部位 5%以上 紅斑、そ う痒感 1∼5%未満 刺激感 塗布部位 以外 子宮内膜肥厚、子 宮筋腫、腟出血、 外陰部そう痒感、 外陰腟不快感、子 宮体部細胞診異常 生殖器 (省略) (省略) 3 0.1∼1%未満 皮膚炎、色素沈着、 塗布部位反応、湿 疹、発疹、熱感、 不快感 ざ瘡、湿疹、紅斑、 皮下出血 子宮出 血、帯下 子宮内膜 肥厚、子宮 筋腫 腟出血、外陰部そ う痒感、外陰腟不 快感、子宮体部細 胞診異常 3.再審査結果に基づく改訂内容 続き(改訂箇所のみ抜粋) :追加記載・○○○:削除(自主改訂) 改 訂 後 改 訂 前 副作用発現頻度 種類 消化器 5%以上 1∼5%未満 0.1∼1%未満 下腹部痛 悪心、便秘、胃炎、 萎縮性胃炎、胃ポ リープ、結腸ポリ ープ、腹部不快感、 胃不快感、腹部膨 満感、腹痛、口唇 炎 副作用発現頻度 種類 消化器 (省略) 過敏症注2) 1∼5%未満 下腹部痛 、悪心 0.1∼1%未満 便秘、胃炎、萎縮 性胃炎、胃ポリー プ、結腸ポリープ、 腹部不快感、胃不 快感、腹部膨満感、 腹痛、口唇炎 (省略) 全身のそう痒、発 疹、蕁麻疹 過敏症 (省略) その他 5%以上 全身のそ う痒 発疹、蕁麻疹 (省略) 関節痛、背部痛、 四肢痛、筋骨格硬 直、胸痛、腋窩痛、 高脂血症、倦怠感、 白血球数減少、貧 血、ヘモグロビン 減少、フィブリノ ーゲン増加、総コ レステロール上 昇、トリグリセリ ド上昇、トリグリ セリド低下、HDL 上昇、血糖値上昇、 体重の増加 その他 発現頻度は国内の臨床試験及び使用成績調査の結果を 合わせて算出した。 注2)このような症状があらわれた場合には投与を中止 すること。 〈外国データ〉 〈外国データ〉 (省略) (省略) 4 トリグリ セリド上 昇、体重の 増加 関節痛、背部痛、 四肢痛、筋骨格硬 直、胸痛、腋窩痛、 高脂血症、倦怠感、 白血球数減少、貧 血、ヘモグロビン 減少、フィブリノ ーゲン増加、総コ レステロール上 昇、トリグリセリ ド低下、HDL 上 昇、血糖値上昇
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