動物VSせき・くしゃみの速度対決

動物VSせき・くしゃみの速度対決
速いのは誰?速度対決
せきやくしゃみの瞬間風速は熱線風速計という特殊な装置で測定することができます。
普段何気なくしているせきやくしゃみは一体どれくらいの速さで移動しているのか、少し
考えてみましょう。
熱線風速計→
動物の走る速さとせきやくしゃみの瞬間風速、それぞれどれくらいのスピードな
のか、速いと予想した順に並び替えてみよう!
☆エントリー選手☆
チーター
キリン
犬
くしゃみ
野うさぎ
ウミガメ
馬
アフリカゾウ
せき
クジラ
結果発表
1位
くしゃみ
時速290km
2位
せき
時速160km
3位
チーター
時速110km
4位 野うさぎ
時速72km
5位 馬
時速69km
6位 犬
時速67km
7 位 クジラ
時速55km
8位 キリン
時速50km
9位 アフリカゾウ 時速40km
10 位 ウミガメ
時速20km
クジラとウミガメは泳いだときの速度。
ウミガメは地上だと時速350m。
ちなみに 100m を 10 秒で走ったときの人間の時速は 36km。
くしゃみの瞬間風速:秒速80m、時速 290km というのは新幹線のスピード、
せきの瞬間風速:秒速 45m 以上、時速 160km というのは台風並のスピード。
それでは、もしせきやくしゃみが出そうになったらどうしたらいいのでしょうか?
風邪やインフルエンザは、自分がかからないように気をつけることも大事ですが、周りの人にうつさ
ないようにすることも重要です!
教室でせきやくしゃみをすると……
ウイルスは、1回のせき
で約10万個、1回のく
しゃみで約100万個飛
び散る!
特に冬は乾燥しているため、飛び散ったウイルスガ長く空気中に浮遊しがちです。湿度が40%以下
になると30分間浮遊しているともいわれています。
もし、せきやくしゃみが出そうになったら、周りの人にうつさないために下記の「せきエチケット」
を心がけるようにしてくださいね。
せきエチケット
●せき、くしゃみが出たら他のひとにうつさないようにマスクを着用する。
マスクを持っていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を覆い、他の人から顔をそむけて
1m 以上離れる。手で口と鼻を覆うと手に多量のウイルスが付着してしまうため注意。
●せきやくしゃみをした後は手を洗う。
●使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる。
●せきをしている人にマスクの着用をお願いする。
マスクの効果
風邪やインフルエンザのウイルス自体は非常に小さく、マスクの編み目を通り抜けてしまうため、本
当にマスクをしていて効果があるのかと生徒に聞かれることがあります。ウイルス自体は
通り抜けてしまいますが、せきやくしゃみをしたときに飛び散るウイルスガ混じった唾液
などは通さないため、すでにかかってしまった人からの感染拡大を抑えることができます。
また、呼吸の際に空気を加温・加湿できるため、ウイルスが好む低温・乾燥状態からのど
を守ることにもつながります。