1.学校教育における消費者・金融教育

EXCEL総合演習
【課題】金利計算&ローン返済計画作成
・金利・・・金銭の貸し(借り)に対する対価(手数料)
利
銭 貸 (借り) 対する対価(手数料)
国家経済から我々の家計の根幹・影響大
-貸す(貯蓄)とき -
チョットだけ
高金利
低金利
・国債,公債,社債
・銀行預金(定期)
-借りる(ローン/借金)-
低金利 ・住宅・車・教育ローン
・クレジットカードの分割
・クレジットカードのリボ払い
・銀行預金(普通)
超高金利
・クレジットカードでキャッシング
・消費者金融
・消費者金融(多重債務)
・街金融・闇金融(終焉)
1.学校教育における消費者・金融教育
【人生設計】 住宅ローン・教育ローン
貯蓄,さまざまな金融商品⇒老後資金
【家庭生活】 ペイオフ,様々な金融商品(株,投資信託,リートetc)
クレジットカードの利用法,インターネットショッピング
高額商品購入でのトラブル(信販とクーリングオフ)
中学校の場合 技術・家庭科(家庭分野)
高校 場合
高校の場合
家庭基礎 家庭総合 生活技術
家庭基礎,家庭総合,生活技術
5年位前)近年の多重債務者数(5社以上)の増大 230万人?超
2.3年位前)過払い返還金訴訟
消費者金融業の衰退
今 年)総量規制施行
借入金の総額は年収の1/3まで
(専業主婦は借りられないとか)
1
2.金利(利息)計算とその増え方
(1)金利と年利
【金利とは】
・お金の貸し借りに対する,お金の賃貸料(利子or利息)
・貸した(借りた)資金に対する割合で表示(例,1%,10%)
【年利とは】
・貸した(借りた)期間が長い程,賃貸料は高くつく
・1年間貸した(借りた)場合の金利=『年利』
(通常,金利といった場合は年利のことをさす)
百万円で1%(1年間)預金の利息=100万×1%=1万円
百万円で1%(1ヶ月)預金の利息= 100万×1%×1/12=833円
2.金利(利息)計算とその増え方
(1)単利計算
1年目の金利=【元金】 X 【年利%】
(元金・・・最初に借りた金額)
2年目以降の計算は?
単利計算・・・元金に対してのみの金利(利息)
金利(利息)
元金
(100万)
X 年利
(5%)
1年目
(5万)
2年目
(5万)
3年目
(5万)
例えば,銀行に預金していて,毎年利息が入ったら利息分で家族で食事に行く
2
2.金利(利息)計算とその増え方
(2)複利計算(極めて重要 普通この方式を採る)
一定期間ごとに元金に金利(利息)を組み込み
計算する( 「元金」 + 「金利」 =【元利】
【元利】 )
元金
100万
X 年利
(5%)
元金
100万
1年目
の金利
X 年利
(5%)
(5万)
(5.25万)
1年目の金利(5万)
2年目の金利
組込み期間=1年ごと
*ちなみに3年目では55,125
2.金利(利息)計算とその増え方
(3)単利と複利での増加速度
\2,800,000
元利
\2,600,000
\2,400,000
複利計算(5%)
20年で
\2,200,000
単利計算(5%)
60万円の差
\2,000,000
\1,800,000
\1,600,000
\1,400,000
\1,200,000
\1,000,000
0
5
10
年数
15
20
3
3.借りるとき:消費者金融でキャッシング
担保・保証人なしで小口の金銭を消費者に融資
◆多重債務者の増大(特に若年層),安直なCMなどで問題化
◆多重債務者の増大(特に若年層)
安直なCMなどで問題化
現在,法改正で業界衰退
(=資金が必要な人が借り場所が無くなりつつある)
◆消費者金融の金利=実質年率(年利)で表示
【計算法】 数年前までMAX29.2%⇒法改正で(今)15-18%
(例)50万を実質年率18.0%で借りた場合
【1年間で】50万X 0.180=9.0万の金利が発生
1
【1日 だと】50万X 0.180 X 365 =約247円の金利が発生
30
【30日だと】50万X 0.180 X 365 =約7,397円の金利が発生
3.借りるとき:住宅ローン
担保(家)をとって住宅購入資金を消費者に融資
「住宅ロ ン金利」 =【長期金利】に基づいて決まる
「住宅ローン金利」
長期金利は経済情勢により毎日変動(今1.2%?ぐらい)
金利の変動によって主に3タイプに分類
1. 3% 【変動金利型】
年2回金利を見直す,返済額が変動する
【一定期間固定型】例えば5年間一定金利で返却.
その後どうするか5年後に決める
4~5%
【全期間固定型】 支払開始から終了までの金利が一定
そのため、返済額が変わらない。
4
4.借りたお金の返し方
返済方式(返し方)
30
365
元金X 年利X
◆一括返済(1回で全部)
◆
括返済( 回
部)
◆分割返済(毎月少しずつ返済)
1月分の金利
確実に金利分をやっつけて
+
なおかつ元金を削る
元金
1.元金均等(定額)返済方式(毎月の元金返済部分が一定)
2.元利均等(定額)返済方式(毎月の元利返済額が一定)
3.リボルビング方式(主にクレジットカード)
元金均等返済方式
-元金部分を均等分割して返済する方式-
月々の返済額=元金返済額+毎月の金利
月々の返済額
元金返済額+毎月の金利
例)100万円/月々の元金返済25万(4回払い)
1
2
3
4
借りた日
(元金100万)
金利
1
2
3
4
1ヵ月後
④+金利を返済
(元金75万)
金利
1
2
3
金利
2ヵ月後
③+金利を返済
(元金50万)
5
元利均等返済方式
毎月同じ返済金額
元金分
毎月同じ金額返済していく
金利分
金利分を払った残りが元金の払い
0ヶ月
(借りた日)
元 金
1ヶ月目
元 金
2ヶ月目
元 金
金利
元 金
返
済
金利
2回目の返済で
元金がちょうどゼロ
演習の作成要領
住宅ローン(全期固定),元利均等払いでの
ローン返済シミュレーション
(1)Web
(1)Webページから自分の番号のExcelシートをダウンロード
ジから自分の番号のExcelシ トをダウンロ ド
(2)支払い方法は元利均等返済方式(1ヵ月は30日とする)
月々の支払い額(=毎月同じ)を決める.
月収40万程度(年収約500万)と仮定して決める
(3)EXCELの計算式(掛け算・引き算・足し算・割り算)をシートに埋め込む
各月の【残高】【毎月の支払金利】【月々支払い金額】
【支払い累計金額】を算出する
(参考1Sheet 参照)
(4)各月の【借金残高(元金)】,【支払い累計金額】を表わす棒グラフを作成
(参考2Graph 参照)
(5)作成したEXCELファイルをメールに添付して提出(締切18時00分迄)
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