エピソード ドレッシングは伝統のレシピで 今も寸胴鍋単位で仕込まれる。 株主の皆様へ 財務ハイライト 株主の皆様におかれましては、 売上高 107 億 円 (単位:百万円) 10,778 8,651 ここに当社2 0 1 1 年3月期の 8,318 前期比 29.6 % 増 24期 経常利益 25期 26期 (単位:百万円) 3億 円 535 24期 25期 ましては、一部のレストラン店舗で軽微な損傷を受けたものの、当 26期 2009年3月 2010年3月 2011年3月 はじまったことに由来しています。 4億 円 使 っ て い る の も 、厨 房 で 手 作 り で ド レ ッ シ ン グ を 仕込んでいた味を忠実に再現するためです。 一 つ の 寸 胴 鍋 か ら は 、2 8 0 m l の ボ ト ル で 約 1 7 0 本 分 し か 作 れ ま せ ん 。効 率 を 求 め る の で は な く 、 「 少 し ず つ た く さ ん 」作 っ て い る の は 、伝 統 の 味 を 守るために絶対に譲れないこだわりがあるから。 こ う し て「 大 き な 厨 房 」か ら は 、年 間 に 1 , 7 0 0 万 本 も の ドレッシングが作り出されています。 1 vol.2 368 利益面では、キャンペーンにかかる販売促進費や広告宣伝費が 482 増加したことなどから、営業利益は4億6百万円(前期比29.1% 減)、経常利益は3億81百万円(前期比28.7%減)となりました。 当期純利益は、資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額46 百万円を特別損失に計上する一方、連結子会社の解散に伴う繰延 △427 24期 1 株 当 たり年 間 配 当 金 25期 26期 (単位:円) 20.00 16.00 16.00 記念配当 2.00 普通配当 配当性向 23.2 % 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、食品事業が堅調な伸び 107億78百万円(前期比29.6%増)となりました。 2009年3月 2010年3月 2011年3月 20.00 円 社グループの財産に重要な影響を及ぼすものはありません。 を示すとともに、通信販売事業が大きく伸長したことなどから、 (単位:百万円) 前期比 30.7 % 増 このような状況のもと、当社グループは、皆様のご支援によりま を図ってまいりました。なお、東日本大震災による被災状況につき 98 当期純利益又は当期純損失 大きなタンクではなくレストラン厨房用の寸胴鍋を 当社グループは、 「おいしさ」 と 「健康」 を意識した付加価値の高い 様への感謝の気持ちを表すととともに、 ブランド価値の一層の向上 一軒のレストランのオープンキッチンから その当時から変わっていないからです。 響が懸念されるなど、 予断を許さない状況が続くと思われます。 周年を記念したキャンペーンの展開や情報の発信をとおして、 お客 381 「 大 き な 厨 房 」と 呼 ば れ て い る の は 、 大 量 生 産 と は い え 、基 本 的 な レ シ ピ 、作 り 方 は ●事業の概況 商品やサービスのご提供に取り組んでまいりました。 また、 創業30 前期比 ピエトロのドレッシング工場が 代表取締役社長 事業の概況についてご報告申し上げます。 2009年3月 2010年3月 2011年3月 28.7 % 減 格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 18.00 24期 25期 26期 2009年3月 2010年3月 2011年3月 税金資産3億1百万円の計上などにより、4億82百万円(前期比 して、2010年12月に創業30周年を迎えることができました。今 一度、創業の原点に立ち返り、 「お客様への感謝」という経営方針を 徹底いたします。また、常に「前よりもおいしく」を考えながら、今 まで以上に、お客様に感動していただける商品とサービスをご提 供してまいります。 食品事業におきましては、健康志向や安全志向が高まる中、高い クオリティを持つ商品の開発を行うとともに、引き続きブランド 戦略を維持しながら、さらなる営業強化を図ってまいります。 通信販売事業におきましては、旬の素材と本物の味にこだわ り、手作り感あふれる商品のご提供と、ご家庭での食事をおいし く・楽しくするご提案をしてまいります。 レストラン事業におきましては、パスタ専門店としての新メ ニューの提案やお客様のニーズにお応えする新業態の開発など、 店舗サービスの向上を図ってまいります。 製造部門におきましては、原材料の厳選を進めるとともに、安 30.7%増)となりました。 定的な調達に努めます。また、製造工程での品質管理を一層強化 ●今後の見通し また、2011年4月には、食品事業、通信販売事業、レストラン事 食品業界及び外食業界におきましては、 雇用環境や所得環境の改 ロジェクトチーム」を結成いたしました。 善が見られない中で、 消費者の節約志向が強まり、 企業間では低価 各事業部門の連携による相乗効果を発揮して、業績の向上に邁 格競争が続いております。加えて、 2011年3月に発生した東日本大 進してまいります。 震災の影響により消費マインドが慎重になるなど、 厳しい環境の下 株主の皆様には、引き続き一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよ にあります。 また、 穀物価格や資源価格の上昇によるコスト面への影 うお願い申し上げます。 し、 「安全」で「安心」な商品作りをしてまいります。 業及び製造部門による横断的プロジェクトとして、 「 営業推進プ vol.2 2
© Copyright 2024 Paperzz