平成23年3月期 決算説明会 平成23年5月24日 トーソー株式会社 1.事業内容と決算の概況 1-1 トーソーグループのご紹介 売上高構成率 2% ◆その他の事業 フジホーム(株) トーソー流通サービス(株) トーソー商事(株) 売上高構成率 98 % ◆ 室内装飾関連事業 トーソー(株) サイレントグリス(株) トーソーサービス(株) P.T.TOSO INDUSTRY INDONESIA 東装窓飾(上海)有限公司 インテリア雑貨事業 からは撤退 室内装飾関連事業の約93%がトーソー(株)単体 1-2 室内装飾関連事業 間仕切り類 構成率 約 ブラインド類 構成率 約 2% 40 % 売上高構成率 98% カーテンレール類 構成率 約 その他 (取付工事/運賃収受等) 50 % 1-3 室内装飾関連事業 ◆経営環境 1,400 1,200 売上高構成率 98% 新設住宅着工戸数の前期比 千戸 1,193 1,249 1,285 1,000 建築基準法改正 リーマン・ショック 住宅ローン減税拡充 1,036 1,039 住宅エコポイント 775 800 819 600 400 戸建 200 マンション 貸家 04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 1-4 室内装飾関連事業 ◆経営環境 30.0 売上高構成率 98% 新設住宅着工戸数の前年同月比推移 % 戸建住宅は、2009年 20.0 11月以降回復が持続 10.0 0.0 全体でも回復傾向に -10.0 あったが、3月は減少 -20.0 -30.0 戸建のみ -40.0 -50.0 2009年 2010年 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 月月 月 月月月月 月 月 月月 月月月 月月月 月月 月月 月 月 月 戸建/マンション / 貸家/給与住宅 合計 1-5 その他の事業 売上高構成率 2% ・ステッキ等の介護用品の販売 ・プラスチックチェーンの販売 ・その他、グループの物流請負業務、損害保険業 等 1-6 2010年度の業績概要 売上高の推移 単位:百万円 25,000 利益の推移 単位:百万円 1,200 21,298 20,000 20,832 18,429 営業利益 1,000 経常利益 800 975 953 829 当期純利益 600 15,000 400 10,000 200 室内装飾関連事業 インテリア雑貨事業 5,000 その他の事業 0 08年度 09年度 10年度 85 -11 242 171 178 0 -200 08年度 -400 繰延税金資産の一部取崩 -247 09年度 10年度 2.2010年度決算のご説明 2-1 室内装飾関連事業の動向 売上高構成率 ◆ 商品別販売動向 カーテンレール類 (売上高前期比−増加) ブラインド類 (売上高前期比−増加) 横型ブラインド 縦型ブラインド 金属製装飾性レール ロールスクリーン 木製装飾性レール ローマンシェード プリーツスクリーン 機能性レール 98% 2-2 室内装飾関連事業の動向 売上高構成率 98% ◆ 主な販売チャネル別の動向 【①専門店・工事店ルート】 市況の持ち直しや営業活動の強化等により売上高は好調 に推移しました。主な要因は下記の通りです。 ・戸建住宅の完工持ち直し ・競合企業の減少と新規開拓活動の強化 ・新製品発売や展示会開催等の販促強化 ・猛暑による市場の活性化 Topics ベーシックな無地 スクリーン「コルト」 シリーズが好調 新製品展示会を 全国で開催 2-3 室内装飾関連事業の動向 売上高構成率 98% 【②大型小売業ルート】 ホームセンターのインテリア関連売上が低位に推移するな ど市場環境は総じて低調なものの、大手企業との取り組み 強化などにより、売上高は前年同水準となりました。 【③海外チャネル】 中国やインド等における物件獲得活動を強化した結果、ホテ ル物件への商品納入などが増加し、売上高は好調に推移い たしました。 これらの結果、 室内装飾関連事業は、 売上高 セグメント利益 20,461百万円(前期比 116.5%) 899百万円(前期比 523.3%) 2-4 その他の事業の動向 売上高構成率 2% ステッキを中心とした介護用品が前期に発売した新製 品等の効果により好調に推移した為、増収・増益とな りました。(※1) 売上高 セグメント利益 370百万円(前期比 103.1%)(※1) 77百万円(前期比 103.8%)(※1) (※1)決算短信に記載されているセグメント情報の前連結会計年度実績には、撤退したインテリア雑貨事業の売上高(504 百万円)が含まれております。上記の前期比は、同事業の売上高を除外して算出しています。 2-5 連結損益 前期比増減 2,500 2,000 (百万円) 売上高の増加 1,500 益 売上増と原価率低下による売上総 利益の増加(+1,174) 1,000 売上原価の増加 ▲1,228 資産除去債務損▲97 販管費の増加 ▲441 営業外損益 +49 特別損益 法人税その他 ▲30 ▲162 500 前年 0 実績 −500 損 インテリア雑貨 事業撤退による 売上高減少 ▲504 営業利益+732 経常利益+781 当期純利益+650 2-6 原価率・売上総利益の推移 百万円 % 12,000 10,000 8,000 9,964 9,314 9,192 9,126 8,018 55.2 57.2 57.1 55.9 56.5 60.0 58.0 56.0 6,000 54.0 カーテンレール 4,000 価格改定 原価低減活動 操業度の向上 52.0 売上総利益 原価率 2,000 0 50.0 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2-7 販管費 前年比増減 2010年度 8,217 その他の費用 荷造運搬費 2009年度 7,775 ▲51 +124 人件費 販売促進費 広告宣伝費 +76 +288 441百万円の増加 (増加率:5.7%) 2-8 貸借対照表の増減概要 売上増加 の影響 【主な変動要因】 ・現金及び預金 ▲282 総資産:18,597 (+1,147) ・受取手形及び売掛金 流動資産 負債 +1,183 14,545 (+1,126) 9,752 (+842) ・棚卸資産 +131 うち有利子負債 4,743 (▲494) 売上増加 の影響 【主な変動要因】 ・支払手形及び買掛金 +521 ・未払金 +144 ・未払費用 +286 販売報奨金 の影響 賞与増加 の影響 ・有利子負債 ▲494 純資産 【主な変動要因】 ・リース資産 +230 固定資産 4,052 (+21) 8,845 (+305) ※単位 : 百万円,( )内は前期末比増減 【主な変動要因】 ・利益剰余金 +763 ・自己株式の取得 ▲347 2-9 キャッシュフロー計算書の増減 2009年度会計期間 2010年度会計期間 増減 1.営業活動による キャッシュフロー 1,548百万円 859百万円 ▲688百万円 2.投資活動による キャッシュフロー ▲269百万円 ▲122百万円 +146百万円 3.財務活動による キャッシュフロー ▲488百万円 ▲953百万円 ▲464百万円 2010年度営業CFの主な項目(百万円) 税引前利益 +856 仕入債務の増加 +536 売上債権の増加 ▲1,193 未払費用の増加 +287 たな卸資産の増加 ▲159 (+はCFの増加、▲は減少) 参考)東日本大震災の影響について ◆生産拠点 茨城県 つくばみらい市 日立 つくば事業場 流通センター東 水戸 茨城県 常総市 水海道事業場 →地震による被害は軽微であり、生産活動に支障はございません。 資材等の調達にも大きな問題はなく、通常通りの納期で商品をご提供しております。 参考)東日本大震災の影響について ◆営業拠点 地震による被害は軽微であり、営業活動に支障は ございません。 盛岡営業所 仮設住宅向けにカーテンレー ル、アコーデオンドア(間仕切 り)を提供しております。 仙台支店 郡山出張所 ◆その他 被災地の復興支援にお役立ていただくために、義援金1,000万円を寄付させていただきました。 3.今後の活動について 3-1 国内住宅市場の動向予測 プラス要因 + マイナス要因 − 先行不透明 短期 中長期 ・減税や金利優遇等の政策 ・住宅価格の値頃感と低金利の持続 ・リーマンショック後の買い控え層が住 宅購入へ ・高度成長期物件の建て替え、リフォーム需要 ・キーワードは耐震、環境(省エネ)、高齢化、 単身世帯等 ・雇用、所得環境の先行き不安による消 費の鈍化 ・震災に伴う持家取得意欲の減退(持家 取得のリスク実感)、着工の先送り及び 完成の遅れ ・世帯数の減少、住宅の長寿命化による新設 住宅着工の減少 ・人口移動の停滞や産業の空洞化(工場の減 少)による貸家の減少 ・震災の復興需要はトータルではプラスに寄与するが、発現は長期に及ぶ可能性 (街づくり計画の進捗、被災者の住宅再建意欲などが影響) 当面の新設住宅着工戸数は年間80万戸台を想定 3-2 長期展望 1.国内市場においては新製品開発力と販売力を強化し、 販売量の拡大を図る。 2.世界のトップブランドメーカーとして認知される企業を目指し、 海外販売比率10%超を達成する。 3.新規事業の継続的推進による新しい事業基盤の確立を目指す。 3-3 中期経営戦略 次ページ以降に具体策 商品開発力向上 多様化に対応する差別化商品開発の強化 営業活動強化 カーテンレールトップの地位を一層強固に シェア拡大余地のあるチャネルへの活動強化 リフォーム市場への活動深耕 海外販売拡大 新興国等のハイエンド市場獲得 海外売上高構成率の向上 製造コスト低減 品質管理の向上 製造原価、組立工数等の削減 財務体質の強化 棚卸資産の圧縮、有利子負債の圧縮 3-4 商品戦略 商品開発のスピードアップ/コスト競争力の強化/ インテリアトレンドにあわせた特長のある製品を連続的に投入 「コルト」シリーズは、ベーシックな色柄を 中心に、しっかりとした質感と値頃感を両 立させ、“大人かわいい”をコンセプトにし た商品ブランド。 従来はロールスクリーン等のスクリーン に展開しておりましたが、2011年5月より 金属製ブラインドにも「コルト」シリーズを 追加。 3-5 商品戦略 ■省エネに寄与する商品ラインナップを拡充 → 窓開口部のインテリア製品に加え、エクステリア 製品、サッシ・ガラスへと拡充し、窓辺の省エネ対策品をトータルに提供 インテリア サッシ・ガラス 特殊塗料で赤外線を反射 「遮熱スラット」ブラインド エコ内窓「インテリアウインドウ」(2重サッシ) エクステリア 日よけテント「オーニング」 複層ガラス「スリムタイプ」(ガラスの複層化) 3-6 営業活動強化 商品戦略と連動した営業活動や販促プロモーションを効果的に展開 【現状】 カーテンレール中心 国内住宅市場中心 カーテンレールの維持拡大 シェア拡大余地のある ブラインド類の販売強化 チャネルへの活動強化 リフォーム市場への 取組み 3-7 海外販売拡大 ・2015年度までに海外売上高構成比10%超へ ・上海子会社「東装窓飾」を通じた中国市場開拓、 及びインドなど成長が見込まれる市場に対し、 代理店網を活用して販促を強化 ・高級ホテル等を主なターゲットとし、電動製品 など付加価値の高い商品の納入を目指す パークハイアット上海 電動ロールスクリーン他(2008年納入) 3-8 海外販売拡大 フランスに「TOSO EUROPE S.A.S.」を設立 ヨーロッパ市場における窓周り製品の販売強化を目的 に設立。経済規模が大きく、インテ リア文化の情報発信地でもあるヨーロッパ市場にて本格的な販売に取り組む。 ■会社名 :TOSO EUROPE S.A.S.(トーソーヨーロッパ) ■設 :2011年6月(予定) 立 パリ郊外のMelun市に設立 ■代表者 :トーソー株式会社(法人代表) 業務執行役:OLIVIER DESCOURTIS(オリビエ・ディスクルティフ) ■資本金 :150万ユーロ ※出資者(予定)トーソー株式会社(99%),OLIVIER DESCOURTIS(1%) ■事業内容 :カーテンレール、ロールスクリーン等の窓周り製品の製造・販売 3-9 2011年度業績予想 ○ 前期シェアUPの効果/新製品寄与 ▲ 震災による景気の停滞/住宅着工の遅れ 単位:百万円 2010年度実績 2011年度予想 実績 前期比 予想 前期比 20,832 113.0% 21,000 100.8% 原価率 55.9% 98.9% (低下) 販管費 8,217 105.7% (横這) 営業利益 975 401.7% 1,100 112.8% 経常利益 953 555.0% 1,050 110.1% 当期純利益 829 463.6% 600 72.3% 売上高 配当予想 ○ 原価低減活動/ 販売報奨金の減少 中間 期末 年間 中間 期末 年間 3円 5円 8円 5円 5円 10円 ▲ 法人税等の支払
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