《JOCA 評議員会の開催》 1 月 31 日(土)午後と 2 月 1 日(日)午前の丸一日間、(公社)青年海外協 力協会(JOCA)の評議員会が代々木のオリンピックセンターにて開催されまし た。全国から各県 OB 会と各国・各職種の代表 70 名ほどが集まりました。 1 日目の議題は、平成 26 年度事業中間報告と決算見込み及び平成 27 年度事 業計画と収支予算構成案でした。 JICA ボランティア支援事業では平成 26 年度秋募集の参集者と一次選考応募 者が前年に比して結構減少したことが報告され、原因はエボラ出血熱ではない かとの分析がありました。また、中学生・高校生エッセイコンテスト支援業務 においても、中学生の部が 37,669 作品の応募があったものの前年対比では 6,620 作品の減少とこちらも相当な減少だったことが報告されました。更に、災 害復興支援事業では復興庁との連携や岩沼市、名取市、釜石市などへ国内協力 隊を派遣、被災地でも引き続き OB/OG が活躍していることが報告されました。 仕事で毎週のように福島県郡山市に新幹線通勤している私としては福島県の復 旧や復興に JOCA がもっと取り組めば良いのにと思いながらも、原発事故もあ り、なかなか難しいのだろうと考えると忸怩たる思いを抱きます。 その他の議題もなく、事務方の説明に特段の質問やコメントはなく、あっさ りと 1 日目は終了、会議後は広尾にある慰霊碑への献花があり、センターに戻 り懇親会がありました。例年は「新春交歓会」と銘打って各国大使館や外務省、 JICA など関係者を招待して大規模なレセプションがあったのですが、今回から はなくなったようです。理由は正直良く分かりませんが、公益社団法人として は華美な宴会のようなことはできなくなったのでしょう。この新春交歓会には OB/OG であればだれでも参加ができたので楽しみにしている方も多くいたよ うですが、残念です。 2 日目は、全て自主製作映画に関する説明と質疑応答でした。事務方からの説 明はキャストが決まったことと映画製作にかかる経費の寄付(協賛金)のお願 いがありました。 映画のタイトルは「クロスロード」です。個人的には名前がいまいちだと思 っています。JICA の発行する機関誌と同じ名前であり、30 年前の 20 周年記念 映画の「アサンテ・サーナ」に比べると、インパクトがないように感じます。 クロスロードに馴染みすぎて新鮮味を感じないからかもしれません。ご存知の 方もいるかもしれませんが、さだまさしさんの「風に立つライオン」が映画化 されることもあり、名前で負けてるなぁと感じます。 ともあれ、製作費と宣伝費で 1.2 億円がかかるとのことで、宣伝広告費の 2,000 万円は全国の OB/OG からの寄付(協賛金)で賄いたいとのことです。関西方面 の OB 会からの発案で実現する映画製作ですから、是非とも全国の有志のご協 力で映画上映も成功させたいと切に願っています。これから協賛金を募ります ので皆さんの絶大なるご協力をお願いする次第です。 事務方からの説明に対しては、多くの OB 会等代表から質問や意見が出され、 前日とは比較にならないくらい活発な会議となりました。各県 OB 会には会員 数に応じた協賛金の目標額が非公式にあるのですが、事務方の説明の中には、 「100 万円出すから映画に出させろ」、 「多額の寄付をするから俳優と食事をさせ ろ」などと言った笑ってしまうような申し出も出ているとのことでした。 (ほん とかいそれ?って感じですね) それもそのはず、出演者は EXILE の黒木啓司さん、渡辺大さん(渡辺健さん の息子)やハリウッドデビューを果たした人気ファッションモデルの TAO さん (日本人です)、それにロケ地がフィリピンと言うこともあるのでしょう、アロ ーディアさん(フィリピン人で世界一有名なコスプレーアーだそうです)、訓練 所長役にはシニア世代には馴染の長塚京三さんなどです。 長塚さん以外は「それ誰?」って思ってしまう私ですが、多くの若い世代に は絶大なる歓喜をもって迎えられる方々のようです。今からワクワク、ハラハ ラドキドキして映画の完成を待ちたいと思います。 と、言うことで評議員会は終了でした。(文責:浜田) 以上
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