「関西広域カーボン・クレジット推進事業」の実施について -環境省の

「関西広域カーボン・クレジット推進事業」の実施について
-環境省のモデル事業(全国で合計10事業)に採択平 成 2 4 年 7 月 2 3 日
京 都 府 文 化 環 境 部
環 境 ・ エ ネ ル ギ ー 局
地 球 温 暖 化 対 策 課
(森田課長・松山副課長075-414-4708)
関西広域連合では、昨年2月にカーボン・クレジット調査検討作業チーム(チーム長;徳
島県)を設置し、関西広域でのカーボン・クレジットの活用を検討しているところです。
このたび、同検討チーム及び京都府が環境省に共同提案した「関西広域カーボン・クレジ
ット推進事業」が、本日付で同省の「地域における市場メカニズムを活用した取組モデル事
業」の採択を受けましたので、お知らせします。
記
1
提案の背景
市場メカニズムを利用した温室効果ガス削減の効果的手法である排出量取引について
は、東京都やカリフォルニア、リオ、中国の低炭素モデル都市(天津、重慶、アモイ等)
など、産業構造や自然・文化に共通点が多いローカルレベルで取組が先行
○ 国や州レベルの経済規模を有する関西も、中小企業が多い産業構造、自然・文化など
で共通点が多く、排出量取引を有効な政策として活用できる可能性大
○
2
事業概要
関西広域でのクレジット活用制度の全体フレームを徳島県で、条例に基づく制度とし
て排出量取引を実際に運用している京都府がクレジットの活用手法を実証
(1) 関西広域でのクレジットの制度面・ラベリングの統合検討(実務担当;徳島県)
関西広域で活用するクレジットの仕組み検討、統一ラベリング、広域プラットフォ
ームの創設、専用Webの開設
(2) クレジットの活用・マッチングに向けた実証調査(実務担当;京都府)
ツアー商品や土産品にカーボン・クレジットで環境価値を付加した「カーボンゼロ
京ツアー」、「カーボンゼロ京みやげ」など、関西MICEと連携したクレジットの活用の
実証
3
事業実施主体
「関西広域連合クレジット調査検討作業チーム」及び「京都CO 2削減バンク」
4
事業費(環境省への提案額)
21,072千円
<参考>
事業内容
公募期間
対象金額
対 象 者
審査方法
※採択額は別途調整される予定
「地域における市場メカニズムを活用した取組モデル事業」
地域における市場メカニズムを活用した温室効果ガス削減のモデル事業
5月31日~6月28日
1件当たり15,000千円程度(予算額;150,000千円)
地方公共団体を含む地域の様々な関係者が参画する協議会組織
環境省が設ける外部委員会による審査