平成25年 2月 6日発行 - 木更津市まなび支援センター

木更津市まなび支援センター幼児言語教室便り
第 20 4 号
2013. 2. 6
T E L / F A X : ( 22 ) 3 8 11
UR L : h t t p : // w w w . k i s a r a z u . e d . j p
~人はそれぞれ違うもの~
今年に入り、この辺りでも雪が何回か降りました。厳しい寒さが続いています
が 、先 日 、ふ きの とう がもう 出 たよ、 とい う話を 聞き まし た 。春は確実に 近づいて
いますね。
外に出られない日、たまってしまった雑誌を読んでいたら、心を打つ記事に
出 会え た の でご 紹 介し ます 。北海道 出身で中学校の 先生を 退職後、「子どもの
心 を 守 る 」 と い う テ ー マ で の 講 演 活 動 を 続 け て い る 坂本 勤 (さ か も と つと む )
さんの連載からの抜粋です。
僕は講演のときに自作の詩を朗読します。特に「ゆったり考える子供に育てるために。」という
詩は、皆さんに気に入っていただいていて最後に読みます。わが子が誕生したときの情景に続い
て次のような言葉が続きます。
あの日 健康に 育ってほしいとだけ いのった。 あの 思い。 今の このまんまが
かわいいと 思った思い。その いとおしさ。/子供たちは あのまんま大きくなりたかった/
ほかと 比較されることなく その まんまの自分を 見つめてほしかった。/今のそのまん
まを 認める心からしか 子育ては はじまりません。(中略)
ある会場でのこと、講演が終わったあとに泣きながら僕のところにいらしたお母さんがいたん
です。そしてこう言われました。「先生は、子どもはみな健康に生まれてくると思っていらっしゃるん
ですね。でも私の子どもは生まれつきの病気であと数年の命と言われました。先生はそういう子ど
もを抱えた親のことを思ったことがありますか」と。
僕はそのとき、多くのお母さんたちが共感してくださるこの詩でさえ人を傷つけることがあると
知って驚き、そのお母さんに謝りました。「謝ることはないんです。ただ、そういう親がいるというこ
とだけは、知っていてほしいんです」とお母さんは言いました。
それ以来、僕はこの詩を読むたびに、「この詩に何かを感じてつらい思いをされた方はいます
か」と聞いています。そして、つらい思いをした親御さんもあったことを話すのです。
結局、僕らが誠意を込めたものであっても人を傷つけることはありうるということなんです。
一方で「自分にとっていやなことはしない。されてうれしいことをしなさい」ということがあります。
これも正しいことのように思えるけれど、一面的かもしれないですね。(中略)
つまり、人間というのはそれぞれ違う願いを持っていきているんだということを同時に学ばなけ
ればならないということです。僕が『タマゴマン』シリーズを書いた大きな理由はそこにあるんで
す。同じ体験をしたとしても、人によって捉え方が全然異なるんだよということを、子どもたちに分
かってもらいたかったからなんです。
「出典:生活クラブ連合会発行の月間情報誌『生活と自治』2013年1月号より」
日 々、 様 々 な 方と接 し て いま す が、 同じ 言葉をか け ても 受け 取る方の 気持ちで感 じ方は 全 く違
うの だ と思 いま す。こ の記事 を読んで 、今 までの 事 を反省するとともに、人 と人と のコミュ ニケーシ
ョンの取り方のヒントをもらったような気がしました。
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入学後の「ことばの教室」について
年長 さん は、もうす ぐ言語 教室の ご利 用が 終了にな りま す。小学 校では市内 5校に設置 され
て いるこ とば の教室がご利用で きます。入学後の検査を受け、その結果により申し込ん
で いただ くこ とになります。こ とばの教室に通級することを希望される場合は当教室か
ら 小学校 への 「引き継ぎ」がで きます。担当からも確認させていただきますが、通所の
希 望があ りま したら、言語教室 の担当職員にご相談ください。また、ことばの教室に通
級 しない 場合 でも、スムーズな 学校生活がスタートできるよう、言語教室での指導内容
や 対応の 仕方 などを入学校の担 任の先生に伝えることもできますので、遠慮なく声をか
けてください。
・木更津第一小学校ことばの教室
木更津市中央1-11-1
℡(23)1051
・高柳小学校ことばの教室
木更津市高柳5932
℡(41)2085
・祇園小学校ことばの教室
きこえの教室(難聴児対象)
木更津市清川1-1-1
℡(98)3158
・波岡小学校ことばの教室
木更津市畑沢1270
℡(36)2820
・畑沢小学校ことばの教室
木更津市畑沢南2-16-1
℡(36)3003
※ 上記5 校以 外の小学校に入学 のお子さんは、通級が可能な学校を選んでいただくこと
になります。希望者の数によっては希望する学校に通級できない場合もあります。
※ 引き継 ぎは 、通級希望校に担 当が出向いて行います。もしも希望校以外の学校に通級
するこ とに なってしまった場 合はお手数ですが、改めて引き継ぎをし直しますので言
語教室にお電話ください。
※ 入学後 、お 子さんについての 心配が出てきた場合には、まなび支援センターの「青
少年・子育て相談」(電話・面接・メール相談)がありますので、ぜひご利用ください。
まなび支援センター
電話相談
メール相談アドレス
℡(25)5000(ニコッとゴ-)
[email protected]
アンケートのお願い
年度末、通所された折に保護者の皆さんへのアンケートをお願いし
ています。当教室へ通われてのご感想・ご意見等をいただいて、来
年度に生かしたいと考えています。今後通所を検討している保護者
の方にも参考になればと考え、来年度の「ひまわり」やホームペー
ジにも掲載させていただければと思っています。ご協力をお願いい
たします。
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