第5次経営改善計画書 社会福祉法人 豊島区社会福祉事業団 平成28年3月 【目次】 第5次経営改善計画の策定にあたって P 1 Ⅰ.経営理念 P 2 Ⅱ.将来像 P 2 Ⅲ.基本方針 P 3 Ⅳ.計画期間・進行管理 P 3 Ⅴ.計画の内容 P 4 1.重点事項 (1)サービスの向上 P 4 P 4 P 5 P 7 ① 効率的、効果的なサービスの提供 ② デイサービス営業日の拡充の検討 ③ 公立保育園の受け皿の検討 ④ 給食調理の直営化の検討 ⑤ 介護予防センターの開設 (2)人材の確保・育成 ① 人材の確保・育成を取り巻く現状と課題 ② 人材確保対策の構築 ③ 人事考課制度の定着とキャリアパスの構築 ④ 事務職のノウハウの蓄積と継承方法のマニュアル化 ⑤ ワーク・ライフ・バランスの推進 (3)経営基盤の確立 ① 財政健全化方針(案)の実施 ② 職員給与制度の再構築・人件費比率の適正化 ③ 職員配置基準の見直し ④ 組織の見直し ⑤ 職員参加による組織運営の推進 ⑥ 利用率の向上等による増収対策の推進 ⑦ デイサービスの事業者間の過当競争に対応する方策の検討 ⑧ コンサルタントの活用 ⑨ 目標達成職場に対するインセンティブの確立 ⑩ 定型的な業務の効率化 (4)社会貢献の事業の拡充 P 9 ① 中間的就労の支援 ② 中学生・高校生に対する福祉教育の推進 ③ 災害時における災害弱者対策 ④ 地域子育て支援の実施 ⑤ 卒園児の放課後対策の拡充 ⑥ 既存事業の拡大 2.分野別計画 P10 (1)本部:事務局 P10 【人材育成関係】 ① 組織力を強化するための人材の育成 ② 専門性を高める研修の実施 ③ 個人の尊厳の尊重 ④ 事務部会の定期的開催 【人材確保対策】 ① 採用募集に係る積極的な取り組み ② 働き易い勤務体系の構築 ③ 休暇の取れる体制づくり (2)特別養護老人ホーム P11 ① 利用率の向上 ② ケアの専門性の向上 ③ 権利擁護の徹底 (3)ショートステイ P12 ① 利用率の向上 ② ケアの専門性の向上 (4)デイサービス P12 ① 信頼される施設づくり ② サービスの充実 (5)グループホーム ① 自立支援型サービス計画の充実 ② 認知症の進行を止める取り組み P13 ③ 地域との関わり ④ 人材育成 ⑤ 人権尊重・虐待及び不適切な介護防止の徹底 ⑥ 赤字解消対策の検討 (6)地域包括支援センター P13 ① 地域包括支援センターの活動 ② 地域包括支援センターのPR (7)訪問介護ステーション P13 ① サービスの向上 ② 人材確保・育成 ③ 社会貢献 ④ 職場環境の整備 (8)ケアハウス P14 ① 当面の対策 ② 中長期的な検討 (9)介護予防センター P14 ① 開設場所 ② 事業目的 ③ 主な事業 ④ 事業開始時期 ⑤ 体制 (10)保育園 P15 ① 人材育成 ② 地域子育て支援 3.施設維持管理・改修計画 P15 (1)大規模改修の実施 P15 (2)ケアハウスの特養等への転換 P16 (3)長期施設修繕計画の策定 P16 4.年次計画(平成28年度から平成32年度) P18 5.計画期間中の財政見通し P20 ※ 検討メンバー・検討経過 P22 ※ 《参考》財政健全化方針(抄) P23 第5次経営改善計画の策定にあたって 豊島区社会福祉事業団は、平成6年に設立され、今年で22年が経過します。当初の事業 運営は、豊島区から委託を受けてサービスを提供するという、受身で消極的な立場でありま したが、平成12年の社会福祉事業法の全面改正により、利用者の目線に添ったサービスを 自主的に提供することが必要となりました。更に、いわゆる「46通知」の取扱いの変更や 社会福祉法人制度そのものについても様々な見直しが行われ、社会福祉法人は公益性と安 定したサービスを提供するための経営基盤の強化と、法人単位の経営を確立することが望 まれてきました。そこで、平成17年度より、区の人事・財政・管理の庇護のもとから脱却 し、より積極的な事業経営を進めるために、自立経営に転換してまいりました。一方、事業 展開に必要な人件費や施設の維持保全に係る経費による歳出増と、介護報酬改定による収 入減等から、現在の法人経営を取り巻く状況は一層厳しいものとなっています。 特別養護老人ホームをはじめとする法人施設は事業展開を行う上での資源であり、平成 24年度に法人本部並びに併設のグループホーム小菊の家を、平成25年度には民設民営 の西巣鴨さくらそう保育園を、そして平成26年度には風かおる里の増築を竣工し、事業拡 大を図ってまいりました。併せて、平成26年4月に、区よりアトリエ村・風かおる里・菊 かおる園の無償譲渡を受け、法人としての自立度が更に高まりました。しかし、3特養は老 朽化が著しく、大掛かりな修繕を行う必要があり、平成28年度から大規模改修を実施する ことにしていますが、通常の施設維持管理経費に加えて多大な経費の支出が必要となりま す。 こうした状況から、安定経営を確立するために、平成26年度に財政健全化方針を作成し、 施設の利用率の向上策や新たな増収策の検討、各種委託費の統合による経費の圧縮や人件 費の見直し等により、バランスの取れた財政に転換することを目指しています。 この方針に沿って、全職員の理解のもとに、収入の増加を図り、歳出の抑制等が着実に実 施できる体制の構築を第5次経営改善計画の中心に据えています。 Ⅰ.経営理念 「ともに歩もう しあわせでゆたかな まちをつくるために」 利用者・家族、地域住民、行政や様々な団体等と、ともに手を携えて、着実に、力強く一歩 一歩と歩むことにより一人ひとりと、地域全体の福祉向上を目指します。 Ⅱ.将来像 経営理念を、法人を構成する一人ひとりが、あらためて心に刻み、誇りと充実感をもって 職務に邁進できる環境を整え、地域の方々が幸福感を実感できる事業展開を図ります。 さらに、地域福祉向上を法人の核と位置づけ、今まで以上に経営の健全化と透明性を確保 し、制度に則った事業は勿論のこと、他の公益的事業についても果敢に取り組みます。 5年後の在るべき姿としての法人像を以下のとおり発信します。 《外部に向かって》 ・地域福祉の拠点として信頼される法人 ・本来事業や地域貢献事業で期待される法人 ・機能力や資金力を充実させた地域に根ざした法人 《内部に向かって》 ・生き甲斐のある法人 ・安心して仕事ができる環境の法人 ・事業団職員であることを誇りに思う法人 Ⅲ.基本方針 法人の将来像を長期に亘って確実で堅実なものとするには、利用者に選ばれる法人を目 指して、第5次経営改善計画を基に大胆な改革を実行する必要があります。 法人の抱える喫緊の課題は、2年連続の赤字決算からの脱却と収支バランスのとれた財 政運営の構築であり、不断の決意で経営改善に取り組むことが強く求められます。 そのためには、財政健全化方針(平成26年度作成)に沿い、職員一丸となって、無駄・ 無理・ムラのない業務効率の向上を構築するとともに職員個々の能力向上を図り、定型的な 業務の効率化による歳出の削減や利用率向上等による収入増の対策を実行し、安定したサ ービスの提供が可能な、利用者本位の事業を推進します。 Ⅳ.計画期間・進行管理 経営理念や将来像を実現するためには、速やかに経営改善を図るとともに、着実な進行管 理が必要なことから、本計画は次のとおり実行します。 ① 計画期間は平成28年度から平成32年度までの5年間とします。 ② 経営改善計画を基本として、毎年度「進行管理計画」を作成します。 ③ 毎四半期ごとに「進捗状況報告書」を作成します。 ④ 経営改善計画と「年度ごとの事業計画」の整合性を図りながら事業を実施しますが、 調整が必要となった場合には、その都度、修正を加えます。 ⑤ 平成30年度の介護報酬改定を視野に入れた計画にします。 Ⅴ.計画の内容 1.重点事項 (1)サービスの向上 ① 効率的、効果的なサービスの提供 職員の利用者に対するサービスの専門性を向上させ、自立支援のサービスを提 供します。具体的には経口維持、認知症ケア、自然排泄などの介護力を高め、利用 者がいつまでも健康で暮らせるための取り組みを進めます。一方で、終末期のケア にあたってはPDCAサイクルに基づいた看取りケアの実践を充実させ利用者が 最期まで心安らかに生活できる環境づくりを目指します。 ② デイサービス営業日の拡充の検討 アトリエ村で平成26年度に年末の営業日の拡充を試行しましたが、利用者や 家族からの評判が良かったことから、平成27年度からは、日曜日も開設していま す。この結果を踏まえて、他の施設も日曜日及び年末の早期開設を目指します。 ③ 公立保育園の受け皿の検討 区の進める待機児解消に向けた取り組みに対応するために、平成26年度より 当法人初の民設民営の西巣鴨さくらそう保育園を開設し、新規事業として「一時保 育」と「病後児保育」更に、 「休日保育」を導入しました。今後は、区から受託し ている2保育園とも連携を図りながら新規事業を定着させて、安定した運営を図 ります。 また、将来的には、公設民営の保育園の受託を区から要請された際には、その時 点での法人全体の能力を勘案し、必要な人材が確保できれば積極的に事業拡大を 図ってまいります。 ④ 給食調理の直営化の検討 食は生命の源であり、美味な食は生きている実感を満たすものといえます。法人 では特養、ケアハウス、デイサービス、保育園で給食を提供していますが、施設毎 に内容は様々であり、管理栄養士と調理員で丁寧に献立を考えながら、日々飽きの 来ないものを心がけています。一方、調理業務のほとんどを業者に委ねていること から、更に良い材料を使い、おいしい食事を提供することはコスト面から自ずと限 界があるので、利潤を介在させない給食調理の直営化を検討する余地があります。 なお、直営化には、現委託業者でも従事職員に欠員が出るとなかなか補充できな い現状がありますので、調理業務職員の確保が最重要課題となります。こうした状 況を勘案すると直営化にあたっては、直営化した場合の経費と委託の場合の経費 等を比較するなど慎重な検討が必要です。 ⑤ 介護予防センターの開設 地域包括ケアシステムの一翼を担い、気軽に立ち寄り、介護予防を進める拠点と して、介護予防センターを開設し、平成 28 年度上半期中に事業を開始します。 (2)人材の確保・育成 ① 人材の確保・育成を取り巻く現状と課題 福祉を担う人材確保は深刻な労働力不足の中にあって厳しい状況にあります。 とりわけ介護職員のうち、特に準職員は、様々な要因から退職者も多く、現状での 人員確保は非常に困難となっています。この労働力不足を補うためには、働きやす い時間帯の設定によるパート職員の活用や不足する夜勤への専従化を導入する等 の対策を講じる必要があります。どのような職員構成で運営をしていくのか、経理 面を踏まえた検討が不可欠であり、そのうえで、どのような人材確保対策を構築す るかが鍵になります。 また、介護施設にあっては、業務の洗い出しを行い、サービス内容等の見直しを 図り、限られた人員の中でケアの質を確保すると同時に、効率の良いサービス提供 を目指しながら、休暇の取りやすい体制づくりを模索することも人材確保の観点 からも求められます。 さらに、保育園についても人材の確保が大きな課題です。転職や結婚を機に退職 した際の職員の補充は、全国的に待機児解消のための新園建設、或いは園児定員の 増大に伴い、現在では正規・非常勤・臨時職員を問わず、確保することが大変困難 となっています。安定した人員を確保するためは、如何にして魅力ある職場づくり を構築するかに掛かっています。 人材育成については、現状の人材育成計画は総花的な計画であり、計画期間内で 全てを実行することは現実的でないことから、以下の視点に配慮しながら計画に 修正を加え、スケジュール観をもって重点項目を精査する必要があります。 ・施設には常に一定の人員が必要であり、勤務のローテーションがあるために一 度に多数の参加や、月に複数回の研修参加は困難な場合が多く、個別に外部研修 の導入を検討します。 ・リーダー層の研修については区との連携を模索します。 ・中堅ベテラン層およびリーダーの研修が非常に不足していることから打開策 を模索します。 ・経費面を配慮して、公的機関の無料講習や助成金の活用を図ります。 ・研修管理が可能なシステムを導入します。 ・自主グループによる業務改善の研究会への奨励制度を創設します。 ・保育園については、中堅職員の能力が保育の質を決定付けるため、資質向上を 図るための保育園としての研修制度を確立します。 ② 人材確保対策の構築 法人の安定した運営に欠かせないのが人材の確保ですが、前述したとおり、通年 を通して募集をしても、特に準職員について定数を満たせない状況にあります。最 大の要因としては、福祉系の職場に生き甲斐や魅力を感じないことが挙げられま す。また、欠員に応じて募集を行っている現状にも問題があります。そこで、以下 の対策を講じて人材の確保に努めます。 ・あらゆる機会を通して、研修制度やキャリアアップさらに福利厚生等の法人の 魅力について、対外的にPRを積極的に行います。 ・ローテーション勤務の職員については早期に割り振りを決定し、あらかじめ長 期休暇等の設定を行い、休暇の取得しやすい職場環境を整備します。 ・学校訪問や学校との交流会を実施する等、優秀な人材確保のために学校関係者 との連携を図ります。 ・他の法人との選別化を図るために、各施設の売りを示してアピールしたり、専 門性を高める等の法人に就職して得られるものを明確に示したりすることで、 働きたいと思える職場を目指すとともに、利用者等からも選ばれる施設として 今まで以上に努めます。 ・看護師等の専門職の資格保持者の掘り起こしを図るとともに、現場復帰のため の研修制度の確立や働きやすい勤務時間帯の設定を行います。 ・産休・育休取得者や病欠から復帰した職員のための復帰支援システムを構築し ます。 ・中期的な採用計画を策定して、職員を計画的に採用するとともに必要に応じて 業務の兼務化のような柔軟な人事配置を行うことにより、年度途中での職員採 用を可能な限り抑制します。 ③ 人事考課制度の定着とキャリアパスの構築 現在実施している人事考課制度は、必ずしも十分に機能しているとはいえませ ん。そのため、評価者への研修を定期的に行って人事考課の目的を周知徹底し、評 価基準や評価手法を明確にして実効性を確保します。 また、職員が長年に亘って働き続け自己実現を継続していくためのモデルとな るような業務標準や働き方の指針を内容とするキャリアパスの構築を図ります。 人事考課制度の定着とキャリアパスの構築にあたっては後述する給与制度や研 修制度との連動性を確保します。 ④ 事務職のノウハウの蓄積を踏まえたマニュアルの作成 事務改善の一環として、各施設の事務を本部に引き上げ一元化した経緯があり ますが、現在は逆に一部を施設に戻している事務もありますので、一元化した結果 を検証し、今後どのような分担で行うのが望ましいのか、以下の項目を踏まえて業 務委託も視野に入れた検討を行います。 ・事務職は、担当職員が不在であっても職務に支障を来たさないように、日頃か ら情報の共有や連携を密にします。 ・マニュアルは、業務手順等の引継ぎ用のメモ程度のものから作成を開始して、 段階的に精度を高め完璧なものを作成します。 ・事務部会を定期的に開催するとともに、庶務係と各施設の情報共有や法規等の 勉強会を実施して、事務職員のスキルアップを図ります。 ⑤ ワーク・ライフ・バランスの推進 「ワーク・ライフ・バランス」とは、仕事と生活の調和のとれた状態を指します が、具体的には、働き方を見直し、働き易い職場環境を整えて、作り出した時間を 大切なものに充てることにより、職員の仕事面や家庭生活面等の満足度が向上し た状態をいいます。満足度の向上は、職員のモティベーションを上げ、職務の充実 度をも上げ、優秀な人材の確保定着につながる好循環が期待できます。法人のさら なる活力の創出を図るために、豊島区の認定を受けることを念頭に入れ、積極的に ワーク・ライフ・バランスを推進します。 (3)経営基盤の確立 ① 財政健全化方針の実施 平成26年度に作成した財政健全化方針は、収入の増加対策と支出の抑制対策 について、直ちに実施するものと、数年内に実施する中期的なもの、そして長期的 に検討するものに分類整理しています。一刻も早く赤字体質から脱却するために は、中長期的な改善項目を迅速に検討するとともに、効果の大きいものについては 例外なく実施することが必要です。法人職員にとっては、痛みを伴う改革になりま すが、聖域を設けることなく推進します。 ② 職員給与制度の再構築・人件費比率の適正化 法人の経営を圧迫する最大の要因としては、人件費比率が挙げられます。都内の 事業団の人件費比率の平均と比べ5ポイント、民間法人とでは10ポイントも上 回っています。現在は職能給と年齢給を加味した給与制度となっていますが、平成 28年度実施を目指して、職員給与制度の再構築を図ります。その見直しに当たっ ては、安定した給与水準や激変緩和を念頭に作業を進めます。 ③ 職員配置基準の見直し 特養をはじめとする各施設の職員の配置は、国の基準以上になっているものの、 係長級職員や主任は多くの業務を兼務していることから多忙を極め、マネジメン ト業務の時間が取りにくく、また、休暇の取得も困難な状況にあります。各業務量 の均等化を図ることと併せて、職員の計画定数の見直しを行い、無駄・無理・ムラ を排除した職場環境の構築、及び職員の能力向上を目指します。また、組織の枠を 越えた相互の応援や一時派遣などを柔軟に行えるような態勢を構築します。 ④ 組織の見直し 現在、特養において施設長が一定期間不在の時には、特養長が主体となって施設 運営に当たっていますが、職員の負担を考慮しますと、施設の規模や業務内容の多 寡に応じて副施設長の配置を検討していく必要があります。副施設長を配置する に当たっては、職務の重要性から管理職級に位置付けて、施設長不在時には施設長 代理として施設運営に当たるものとします。 ⑤ 職員参加による組織運営の推進 法人の職員は、約半数の常勤職員と約18%の準職員並びに約32%のパート 職員を合わせた約540人で構成しています。円滑な法人運営を行うためには、そ れぞれの構成員が財政状況を含めた法人の全体像を理解し、担当する業務の中で、 何が課題であり現時点で何を成すべきかを考え、それを法人全体の業務に反映し ていくことが求められます。職員参加により、身の丈に合った組織運営が図れる環 境整備に努めます。 ⑥ 利用率の向上等による増収対策の推進 介護保険事業収入は、高齢者福祉事業部門の収益の大宗といえます。安定経営を 持続するための増収対策としては、如何に利用率を向上させるかが鍵となります。 特養については、利用者の入院期間が長期化しない方策と、退所が発生した後の新 規の利用者が入居するまでの期間短縮を図る方策を講じます。 また、ショートステイについては、利用し易い受け入れ体制の確立並びに、新規 の利用者の確保のために営業活動の強化を図ります。 なお、各施設の利用率の最終目標は、特別養護老人ホームは 96.40%、ショート ステイは 110.00%、デイサービスの一般デイは 90.40%、認知デイは 85.10%を目 指していますが、本計画では平成 27 年度の実績と最終目標の中間値を利用率の目 標に設定します。 ⑦ デイサービスの事業者間の過当競争に対応する方策の検討 昨今、介護報酬引下げの影響を受け、小規模のデイサービス事業者が撤退する動 向があります。こうした機運も視野に入れ、利用者の登録数の増加を図るために、 ケアマネージャーと連携をとり、利便性の良いサービスへの取り組みや各事業所 の空き状況を確認するとともに、活動報告等を積極的にアピールして、利用者に選 ばれる事業所を目指します。方策としては、当日のスポット利用の充実に向けたケ アマネージャーや家族との調整を密に行うほか、入浴枠の拡大やリハビリの強化、 更には個別の希望に即した活動内容の充実、あるいは各種サービスの提供と利用 時間の延長等を検討します。 ⑧ コンサルタントの活用 第5次に亘る経営改善計画は、職員参加のもとに策定し、理事会・評議員会の議 を経て定めました。また、月2回開催する経営会議で時点修正を加えながら単年度 の計画を策定しました。しかし、2期連続の赤字決算に至っては、経営全般につい て改めて外部からの視点を取り入れた改革のあり方を検討する必要があります。 そこで、特に介護サービスに詳しいコンサルタントを導入して、効率的な事業運営 や利用率の向上あるいはサービス水準の確保を図ることについて検討します。 ⑨ 目標達成職場に対するインセンティブの確立 それぞれの担当する業務は、期間や効果そして困難度を踏まえた目標を設定し て遂行していきますが、一定の効果を挙げた職場あるいは職員個人に対するイン センティブを設定することで自信と遣り甲斐をもって職務に当たれ、組織の活性 化に繋がるものと考えられます。単に口頭や文書によるものでなく、心から目標達 成した喜びを感じられる制度の確立を目指します。 ⑩ 定型的な業務の効率化 それぞれの職場で担任する業務を、費用対効果の観点から総点検を行い、真に必 要な業務を抽出します。その上で、効率性を高めるための方策として、委託に置き 換えられる業務は執行方法の見直しを行い、客観的に非能率と判定される業務に ついては、外部の視点を取り入れた事務改善を図ります。 (4)社会貢献の事業の拡充 ① 中間的就労の支援 社会福祉法人が実施する地域社会貢献事業の一環として、生活困窮者自立支援 法に基づく就労支援事業について、区の事業計画の動向を注視しながら、その受け 皿となるべく業務内容を精査し、実現に向けて検討します。 ② 中学生・高校生等に対する福祉教育の推進 将来の地域福祉の担い手と期待できる中学生や高校生等に対して、法人各施設 を活用しながら職業体験やボランティアを積極的に受け入れ、福祉教育を推進し ます。また、地域の保育園や幼稚園あるいは小学校に呼びかけ、各施設で開催する イベント等に参加してもらい、福祉に対する温かい気持ちを育みます。 ③ 災害時における災害弱者対策 災害時における災害弱者対策として、法人は区との防災協定に基づき、特養を介 護型の福祉救援センターに位置づけるとともに、応急保育の実施や防災資機材格 納庫の整備を求められています。しかし、現状では区との具体的な協議が整ってい ないことから、早急にマニュアルを作成し、その対処方法を法人内で共有するとと もに実践に向けた訓練を行います。 ④ 地域子育て支援の実施 核家族化の進行に伴い、子育てに不安を募らす若い世代に対して、子育て中の家 庭の親子が気楽に集い、交流や悩み等の相談ができる場(コミュニティの形成)の 提供を、環境が整いしだい行います。そこで、地域における子育て機能の中核的な 立場から、「愛着関係」や「怪我の対応」さらに「ふれあい遊び」等の子育てのポ イントを示唆して、子育てに活かせるように支援します。また、地域の小規模保育 園との連携園として、行事やプール開放等を通じて、同じ地域の子ども達とのふれ あいを大切に受け入れます。 ⑤ 卒園児の放課後対策の拡充 鍵っ子対策の一環として、法人の運営する保育園を卒園した児童を対象に、学童 保育の終了時刻から一定の時間帯について、保育園を活用した預かり事業を検討 します。 ⑥ 既存事業の拡大 現在、地域住民を主たる対象に「介護職員初任者研修」と「傾聴ボランティア養 成講座」を開催して、一定の効果を上げています。今後は高齢化社会の更なる進展 に対応するために、 「傾聴ボランティア養成講座」については企業等にも呼びかけ、 地域福祉の担い手の裾野を広げます。 2.分野別計画 (1)本部:事務局 【人材育成関係】 ① 組織力を強化するための人材の育成 ・法人の中核となるリーダー層を育成するために、外部機関の実施する階層別研 修の受講の機会を設けます。 ② 専門性を高める研修の実施 ・施設のニーズにあった研修を実施します。 ③ 個人の尊厳の尊重 ・穏やかな日常生活を送るための援助への取り組みを支援します。 ④ 事務部会の定期的開催 ・事務部会を毎月開催して、事務処理方法や関連する法規等の勉強会を実施する など、担当職員のレベルアップを講じるとともに、事務局と施設との緊密な連携 を図ります。併せて、マニュアルの作成にも取り組みます。 【人材確保対策】 ① 採用募集に係る積極的な取り組み ・法人の魅力をアピールして、対外的に積極的な取り組みを行います。 ・採用募集活動を従前より早期に開始します。 ・専門学校等の就職担当との連携を強化します。 ・学生と現場職員との交流会を行います。 ・新卒採用は、多数の学校から幅広く採用して、特定の学校に偏らないようにし ます。 ② 働き易い勤務体系の構築 ・パート職員の活用や高齢職員・資格保持者への勤務時間の配慮等、個々の事情 に合った勤務が可能となるようにします。 ③ 休暇の取れる体制づくり ・月単位のシフトを週単位で組むなどの工夫により、早期にシフトを組み、個人 の予定を立て易くします。 ・長期休暇をあらかじめ設定する等、公平に休暇が取れるようにします。 (2)特別養護老人ホーム ① 利用率の向上 ・退所から入所に係る日数を短縮します。 ・未然に予防できる誤嚥性肺炎や尿路感染症、あるいは骨折事故等の防げる入院 者の減少を図ります。その為に、利用者が入院となる原因についてケースごとに 多職種で多角的に検証し、事故の防止や看取りの推進等へ展開していきます。 ・利用者の情報共有を徹底して、トータルケアを実施するために、記録の効率化 (電子化等)を目指します。 ② ケアの専門性の向上(法人のアピールポイントとなる専門的ケアの取り組み) ・認知症、排泄、食事、リハビリ、看取りケアなど生活援助の基本的な知識と技 術について、各方面からの研究事例等を取り入れ、専門性を向上させることによ りケアの高品質化を図ります。 ・ケアの専門性を向上させることで、利用者だけではなく職員の充実感に繋がる ように、魅力ある職場作りを目指します。 ③ 権利擁護の徹底 ・虐待を防止するために、接遇等の定期的な研修を行い、日々の業務に反映できる ように職員の意識を啓発します。 ・活発な情報交換(カンファレンス等)を通して、職員間の円滑なコミュニケーシ ョンを実施します。 (3)ショートステイ ① 利用率の向上 ・入退所要件、送迎等の条件について、利用者ニーズを満足させるように職員体 制の見直し並びに業務の効率化を図ります。 ・特養の空床を速やかにショートステイで活用する原則を徹底します。 ② ケアの専門性の向上 ・ショートステイの利用目的をレスパイトに限定することなく、利用者の在宅生 活上での課題を明確にし、施設ケアの専門性を活かし、解決に向けた自立支援の ケアを提供します。 (4)デイサービス ① 信頼される施設づくり ・地域にデイサービスが多数開設されている中で、利用者・介護者・ケアマネージ ャーを始めとした同業者に信頼され、求められる施設、更に利用率の目標値を常に 維持し、職員が働き易く遣り甲斐のある職場の構築を図ります。 ・リハビリ強化のためにニーズの把握やリハビリ内容の充実を図り、在宅生活での ADL(日常生活動作)向上に繋げていきます。 ・専門的な介護実践のための職員のスキルアップに向けた人事や研修を行います。 更に、より専門性のある認知症介護実践に向け、職員の資格取得や研修への積極的 な参加を促します。 ・相談員の業務体制(現在はワーカー職と兼務している)を確立して、ケアマネー ジャーや介護者等との連絡を密にします。 ・利用者登録数を増やすための営業内容の検討をします。 ・施設の状況を知ってもらうために、見学や地域との交流を積極的に実施します。 ・安全で効率的な送迎の実施に向けケアマネージャーや介護者と送迎時間の調整 を行っていきます。 ② サービスの充実 ・退院から在宅介護への流れに伴い介護者の負担は増大していることから、地域の 高齢者の状況を把握しながら、高齢者が地域でその人らしく穏やかに楽しく過ご せる一端を担うことのできるデイサービスのあり方、更に介護負担の軽減に繋が るデイサービスを検討します。 ・個別の希望に沿った活動内容を充実させ、通所継続に結び付けます。 ・入浴枠の拡充(午前、午後の実施)で申し込みから開始までの短縮を図るととも に、利用回数を増やします。 ・日曜日の営業や提供時間の延長で介護負担軽減に貢献できる施設を目指し、早期 実施に向けて積極的に取り組みます。 (5)グループホーム ① 自立支援型サービス計画の充実 ・モニタリングによる目標達成状況の評価を充実させ、サービス計画書に反映さ せます。 ・サービス計画書にボランティア等社会資源の活用を検討します。 ・計画作成担当者の能力向上のための勉強会を実施します。 ② 認知症の進行を止める取り組み ・集団で継続してできる活動を提供します。 ・個々の能力に応じた小さい単位での活動を増やします。 ③ 地域との関わり ・グループホームの利用者が主体になる行事等を計画、実施します。 ・近隣散歩やグループ外出を今まで以上に実施します。 ④ 人材育成 ・各種資格取得を促進します。 ・認知症実務者研修への参加(毎年1~2名参加) ⑤ 人権尊重・虐待及び不適切な介護防止の徹底 ・職員会議を充実します。 ・意見など言い易い職場環境を作ります。 ⑥ 赤字解消対策の検討 ・家賃の設定額が適正価格の範囲内にあるかを含め、実情に見合った額に改定す る方向で検討します。 (6)地域包括支援センター ① 地域包括支援センターの活動 ・包括的支援事業への取り組みを強化します。 ・地域包括ケアシステムに向けたネットワークづくりを構築します。 ・地域の組織、住民と連携した高齢者見守りを推進します。 ・地域課題を把握した事業展開を図ります。 ・新しい総合事業の窓口業務の標準化を図ります。 ② 地域包括支援センターのPR ・地域に対して積極的にPRを展開して、訪問相談を通じて相談業務全体の充実 を図り、ケアプラン作成の増を目指す。 (7)訪問介護ステーション ① サービスの向上 ・同行援護事業の確実な実績を上げ、継続サービス利用者の増加を図ります。 ・訪問介護事業の円滑な運営に努めます。 ・総合支援事業のニーズに応えられるように業務の効率化に努めます。 ② 人材確保・育成 ・登録ヘルパーの研修の機会を作ります。 ・特に新人登録時の育成研修を充実させます。 ・職員一人ひとりの抱え込み業務をなくし、複数人で処理できる体制を作ります。 ③ 社会貢献 ・60歳以上の積極的な採用に努めます。 ④ 職場環境の整備 ・無駄・無理・ムラをなくし、集中して業務にあたるとともに、休暇の取り易い 雰囲気作りに努めます。 ・時間外での仕事量を減らす努力をします。 (8)ケアハウス:16 頁(2)ケアハウスの特養等への転換を参照 ① 当面の対策 ・現在の運営状況の中で慢性的な赤字解消を図るためには、空き部屋を皆無にす ることが唯一の方法であることから、営業活動を強化します。 ② 中長期的な検討 ・特養菊かおる園の増床やサービス付き高齢者住宅等の他事業への転換を検討 します。 (9)介護予防センター:下記の内容で区から受託する予定 ① 開設場所 ・ケアハウス菊かおる園 1階(訪問介護ステーションと相部屋) ② 事業目的 ・地域包括ケアシステムの一翼を担い、気軽に立ち寄り、介護予防を進める拠点 として開設します。 ③ 主な事業 ・体力測定、認知機能測定、歩行速度測定、片足立ち時間測定など ・健康寿命向上の窓口 ・地域の介護予防推進グループの事務所機能 ・筋トレマシン、脳トレマシンを使った介護予防 ・認知症カフェの開催 ・介護予防ボランティアの養成 ・大学との連携による認知症予防などのゼミナール開催 ④ 事業開始時期 ・平成 28 年 9 月までの間 ⑤ 体制 ・責任者(準職員)1名、ボランティア (10)保育園 ① 人材育成 ・3園での中堅研修等を行い、リーダー層の育成を基に保育園の安定運営を図り ます。 ・法人内で保育研究発表会を行い、保育の資質の向上を図るとともに、5年後の 保育園の充実した基盤を築きます。 ② 地域子育て支援 ・現行の子育て支援を今後も継続します。 ・月1回程度の頻度で、地域の子育て家庭を対象に、体重測定やお話会あるいは リズム遊び等を実施して、子育てに関する知識を深めたり、不安解消のアドバイ スを行う等、地域の子育てに貢献します。 3.施設維持管理・改修計画 (1)大規模改修の実施 一般的に、非木造の建築物の大規模改修は、設備関係(給排水衛生設備・空気調和設 備・電気設備・消防設備等)の法定耐用年数(最長15年)に到達した時期か、大型設 備機器の部品の保管期間(製品が製造中止になってから10年)が過ぎる頃に実施する のが合理的といえます。 通常は、経年劣化により建築物の老朽度は増加していきますが、施設の立地や建設時 の社会状況、さらには設計内容並びに施工の出来により、築年数の長短だけでは老朽度 は判断しにくいものとなっています。 当法人の所有施設は、 ①特養・アトリエ村(H5年度竣工・築22年) ②特養・風かおる里(H8年度竣工・築19年 増築部分H26年度竣工・築1年) ③特養・菊かおる園(H10年度竣工・築17年) ④グループホーム小菊の家並びに法人事務局(H24年度竣工・築3年) ⑤西巣鴨さくらそう保育園(H25年度竣工・築2年) の5施設があります。 今期の大規模改修は、設備関係が法定耐用年数を越えた3特養を対象とし、最初に老 朽度合いの著しい菊かおる園を平成28年度に、そして、アトリエ村、風かおる里の順 に改修工事を進めます。 大規模改修に際しては、10年後を見据えた将来負担の少ない内容とするとともに、 工事期間中の危害防止には万全を期します。 (2)ケアハウスの特養等への転換 ケアハウスは、ある程度自立した生活が営める方を対象としたケア付きの共同住宅 ですが、昨今はお手ごろ利用料のサービス付き高齢者住宅が台頭して、空き部屋が埋ま りづらくなっています。 さらに、当施設には2人部屋が2室ありますが、2人同時の入居でないために部屋代 に損出が生じ、慢性的に収入率が低調となっています。 これは国の定める算式から算出された家賃設定により、入居率が 100%でないと収支 均衡とならない構図となっているためです。短絡的に家賃を値上げすることは、利用者 に多大な負担を強いることになり現実的な対応とは言えません。 こうした状況を改善するために、特養を主体にケアハウスの用途変更を模索してい きますが、認可権を有する東京都の承認を得られたとしても、現在の居住者の時間をか けた円滑な転居の方策や転居期間中の混在施設の是非等を踏まえて、慎重に検討を進 めていく必要があります。 (3)長期施設修繕計画の策定 法人の管理する施設は、所有施設が前述した5施設であり、 区有施設が ①駒込第三保育園 ②南大塚保育園 ③上池袋豊寿園(池袋スポーツセンター内) ④長崎第二豊寿園(長崎つつじ苑内) ⑤東部地域包括支援センター(都営南大塚二丁目アパート内) の5施設、 合計 10 施設あります。 所有施設については、大規模改修を実施する3特養を除く2施設(グループホーム小 菊の家・法人事務局と西巣鴨さくらそう保育園)を対象として、建築設備の法定耐用年 数を念頭に老朽度を推測しつつ、施設運営に支障を来たさない範囲で長期施設修繕計 画を作成します。 一方、区有施設については、区との管理協定に基づき、それぞれの役割分担や費用分 担を明確にしながら計画を策定することになります。平成 27 年度には、駒込第三保育 園を区の発注で大規模改修を行いました。しかし、上池袋豊寿園のような複合施設では 他の施設との調整が必要であり、法人が独自に長期施設修繕計画を策定するには課題 が多くあるので、区の長期修繕計画と整合性を図りながら進めます。 また、計画策定に当たっては、予防修繕の視点を取り入れ、建物全体の状況把握を現 場調査により定期的に行います。また、設備関係については、法定耐用年数をもとに不 具合箇所の早期発見に努め、突然の機能停止を未然に防ぎます。 4.年次計画 計画事業名 内容 (1)本部・事務局 1 組織力強化のための人材育成研修 管理職研修 管理職の公平・公正な人事管理及び評価者研修:offjt リーダー養成研修 現状分析と課題の把握及び目標の達成:offjt スーパービジョンやコーチング:offjt 組織経営及び運営研修 地域で求められるサービスの提供と運営(デイサービス):offjt 求められるサービス提供と組織づくり(特養等の医療ニーズ):offjt 2 専門性を高める研修の実施 介護・医療知識 排泄・食事・看取り等(1コース8回程度を想定):offjt 保育技術 offjt 専門職の技術向上 介護技術及び処遇研修、認知症介護実践者研修:offjt 3 個人の尊厳の尊重 尊厳を守るケア offjt コミュニケーション研修 offjt 4 事務部会の定期的開催 業務マニュアルの作成、職務に関連する法規等の学習、事務局と各施設の情報共有 事務部会の開催 (2)特別養護老人ホーム・(3)ショートステイ 5 利用率の向上 特別養護老人ホーム 最終目標利用率96.40%を目指す(本計画期間内は95.20%) ショートステイ 最終目標利用率110.00%を目指す(本計画期間内は104.70%) 6 職場内研修(ojt) 権利擁護の徹底 他法人の不祥事を鑑みて、改めて全職員に権利擁護の徹底を図る 専門的ケアの取り組み 特別養護老人ホーム ショートステイ (4)デイサービス 7 サービスの向上 年末(12/30迄)の営業 H27年度:検討・準備、H28年度:全施設実施 日曜日の営業 H28年度:準備、H29年度:実施 入浴枠の拡大 H28年度:準備、H29年度:実施 H28年度:アンケート、H29年度:準備、H30年度:実施 利用時間の延長 8 信頼される施設づくり H28年度:相談員業務の整備及び勤務体制の見直し・試行、H29年度:相談員業務専従実施 相談員業務の充実 H28年度:居宅介護支援事業所との連携強化及び営業活動の検討、スポット利用の調整 稼働率の向上 番号 個別希望に沿った活動内容 リハビリの充実 (5)グループホーム 9 赤字解消対策 10 人材育成 11 認知症の進行予防 (6)地域包括支援センター 12 新総合事業への対応 13 アウトリーチ事業の充実 14 地域包括支援センターのPR (7)訪問介護ステーション 15 サービスの向上 16 社会貢献 17 職場環境の整備 (8)ケアハウス 18 赤字解消対策 19 用途変更の検討 (10)保育園 20 中堅職員研修の実施 21 地域子育て支援事業 22 保育園の研究発表会の実施 H28年度:希望活動の把握及び活動内容に応じた準備、H29年度:実施 H28年度:強化に向けた取り組み・リハビリ内容の検討・機能訓練指導員等の増員 情報収集・検討 認知症実務者研修の受講:offjt 脳イキイキプログラム・日常生活リハビリの充実 一般介護予防事業への積極的な参入 訪問相談の強化 出張相談会の開催 同行援護事業の実績時間の増加・ヘルパーの育成 60歳以上の人材の積極的採用(同行援護) 有給休暇の取得 空き部屋を皆無にするための営業活動の強化 特養やサ付き住宅等の他事業への転換の研究並びに検討 H28年度:中堅職員向け研修制度の検討・確立、H29年度:研修実施 H28年度:内容精査、H29年度:準備、H30年度:実施(月1回程度の頻度) H28年度:方針の検討、H29年度:内容の検討、H30年度:法人内発表会、H31年度:外部発表、H32年度:基盤の確立 担当 現状 H28 H29 H30 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ H31 H32 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 目標(5年後) 番号 1 人材育成係 人材育成係 人材育成係 人材育成係 人材育成係 年1回 0回 0回 0回 0回 ○ ○ ○ ○ 年1回 年1回程度 年1回程度 年2~3回 コース設定 2 人材育成係 人材育成係 人材育成係 1コース 年1回 0回 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1コース 年2回以上 年3回以上 人材育成係 人材育成係 年1回 0回 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 年2回 年1回 庶務係 0回 ○ ○ ○ ○ ○ 毎月開催 全職員 全職員 94.00% 99.30% UP UP 維持 維持 維持 維持 維持 維持 維持 維持 1.2%UP 5.4%UP 全職員 全職員 全職員 不十分 やや不足 やや不足 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 全職員 全職員 全職員 全職員 一部実施 全施設 → 一部実施 準備 一部 未実施 準備 一部 未実施 アンケート 準備 3 4 5 6 ○ ○ ○ ○ 2年間 3年間 5年間 → → → → 全施設実施 全施設実施 全施設実施 全施設実施 7 → → → → 全施設 → 一部 全施設 8 相談員 全職員 全職員 機能訓練指導員 施設長 施設長・主任 主任・サブリーダー 所長・職員 所長・職員 所長・職員 未着手 準備 認知54.10% UP 未着手 準備 未着手 検討 実施 維持 開始 開始 → 維持 → → 未着手 検討 準備 4名受講済 (常)1名 (常)1名 (常)1名 レクとして実施 準備 実施 定着化 → 維持 → → 実施 全施設 認知15.5%UP 全施設 全施設 家賃・食費等見直し 9 常勤全員受講 10 → → 成果を評価する 11 一般介護予防事業の実施 12 13 14 実施 → 実施 → → → → → → → → → 354H 実施 32人 実施 0日 2日/1人 → → → → → → → → → → → → 1人平均30H以上 所長 所長 未着手 営業強化 未着手 検討 → → → → → → → → 赤字解消 方向性の確立 18 19 保育園部会 保育園部会 保育園部会 不完全 検討 不定期 検討 未着手 検討 実施 準備 準備 → 実施 実施 → → 実施 対象者全員履修 20 21 22 所長・職員 施設長・所長 所長・職員 未着手 検討 低調 UP 未着手 検討 → 維持 → → → → まとめ 倍増 皆増 15 16 連続休暇取得 17 10人以上 全施設実施 実施の定着 5.計画期間中の財政見通し (1)財政見通し H27 収 入 H28 H29 H30 H31 単位:千円 H32 決算見込み 経営基盤安 経営基盤安 経営基盤安 定化方策前 定化の方針 定化方策後 1 介護保険事業 ① 介護保険 ② 補助金 受託事業 ③ 地域包括支援センター 2,038,199 1,844,444 39,690 2,038,199 61,296 61,296 143,534 2,099,495 1,905,740 39,690 2,101,090 1,905,740 39,690 2,102,685 1,905,740 39,690 2,104,280 1,905,740 39,690 2,105,875 1,905,740 39,690 143,534 145,129 146,724 148,319 149,914 10,531 50,702 577,528 6,888 2,734,613 10,531 50,702 583,134 6,888 2,741,814 10,531 50,702 588,740 6,888 2,749,015 10,531 50,702 594,346 6,888 2,756,216 10,531 50,702 599,952 6,888 2,763,417 緊急ショートステイ 2 3 4 ④ その他の事業収入 老人福祉事業(ケアハウス) 保育事業 その他の収入 収入合計額 支 10,531 50,702 571,922 6,888 2,667,711 出 1 人件費 50,702 571,922 6,888 2,667,711 H27 61,296 H28 1,935,077 1,957,501 328,597 363,898 0 30,000 0 2,657,573 328,597 363,898 0 30,000 0 2,679,996 H29 H30 H31 H32 △40,801 1,917,132 1,939,556 1,961,980 1,984,404 2,006,828 △40,801 328,597 363,898 18,750 30,000 15,000 2,673,377 328,597 363,898 11,250 30,000 15,000 2,688,301 328,597 363,898 22,750 30,000 15,000 2,722,225 328,597 363,898 28,925 30,000 15,000 2,750,824 328,597 363,898 24,615 30,000 15,000 2,768,938 61,236 53,513 26,790 5,392 △5,521 収入に占める人件費割合 2 3 4 5 6 事業費 事務費 大規模改修経費 積立金 予備費 支出額合計 収支差額見込額 10,138 (2)財政見通しにあたっての金額の見積方針 《収入》 1)介護保険事業 ① 介護保険収入額 単位:千円 中間期利用 中間期の決 決算見込額 経営改善計 中間値 率または実 算額A 画上の目標 A×2 目標率達成 増収となる 績 利用者数 利用率 96.40% 110.00% 90.40% 85.10% による増加 金額 特養 94.00% 480,343 960,686 95.20% 2.8人 10,886 ショート 99.30% 56,434 112,868 104.70% 1.3人 5,010 一般デイ 84.30% 219,842 439,684 87.40% 5.6人 14,459 認知デイ 54.10% 67,659 135,318 69.60% 7.4人 28,386 グループホーム 97.60% 42,947 85,894 98.00% 0.1人 354 訪問介護 30,383 25,714 51,428 1,029 障害者福祉サービス 4,665 4,665 9,330 2%アップ 187 居宅 15,422 15,422 30,844 617 包括 9,196 9,196 18,392 368 合計 922,222 1,844,444 61,296 ※平成27年度中間期決算の利用率と経営改善計画の目標率との中間値を利用率の目標として見積もる。 ※居宅・訪問介護・包括については、平成27年度決算見込額に2%を上乗せして見積もる。 ※平成29年度の消費税率の変更ならびに平成30年度の制度改正については考慮しない。 ② 補助金収入額 特養3棟の土地賃借料の補助金は確定額とする。 ③ 受託事業収入額(地域包括支援センター、緊急ショートステイ) 緊急ショートステイ受託料は、平成27年度と同額とする。 ④ その他の事業収入額 平成27年度決算見込額と同額とする。 2)老人福祉事業収入額 及び 4)その他の収入 平成27年度決算見込額と同額とする。 3)保育事業収入額 当該事業に係る人件費のアップを加算した額とする。 《支出》 1)人件費 ① 介護保険収入額 平成27年度決算見込額に毎年度定期昇給分を加算する。 (5,000円×15.55ヶ月×1.14×253人=22,424千円) 介護保険(包括を除く) 包括 保育 172人 18人 63人 15,245 1,595 5,584 ② 経営基盤安定化の取り組み 財政健全化方針に基づき実施する。 理事長報酬△10%、管理職手当△30% 変則勤務手当廃止、夜勤手当の増額 通勤手当算定基準3ヶ月定期券⇒6ヶ月定期券 賞与 4.2ヶ月⇒3.55ヶ月(保育園は除く) 計 △1,963 △2,209 △1,000 △35,629 ただし、前年度の収支差額の2分の1の範囲で賞与に加算 △40,801 2)事業費 並びに 3)事務費 平成27年度予算計上額(決算見込額)と同額とする。 4)大規模改修経費 借入金(15年賦償還)の元金償還金を見込む。(利息は、区からの利子補給) 単位:千円 H28 H29 H30 H31 H32 H33以降 総事業費 1,800,000 菊 850,000 ア 500,000 風 40,000 区助成金 1,389,750 280,000 314,700 357,600 326,200 111,250 事業団負担額 410,250 自己資金 41,025 18,750 11,500 10,775 借入金 369,225 菊 168,750 ア 103,500 風 96,975 借入金の15年賦単年度 11,250 11,250 18,150 24,615 元金償還額 菊かおる園 11,250 11,250 11,250 11,250 H43迄 アトリエ村 6,900 6,900 H45迄 風かおる里 6,465 H46迄 自己資金+借入金返還金 18,750 11,250 22,750 28,925 24,615 5)積立金 特養3棟の土地賃借料の区からの補助金相当額(30,000千円)を積み立てる。 6)予備費 不測の事態に備えるために毎年度1千500万円を計上する。 5.計画期間中の財政見通し (1)財政見通し H27 収 入 H28 H29 H30 H31 単位:千円 H32 決算見込み 経営基盤安 経営基盤安 経営基盤安 定化方策前 定化の方針 定化方策後 1 介護保険事業 2,038,199 1,844,444 39,690 ① 介護保険 ② 補助金 2,038,199 61,296 61,296 2,099,495 1,905,740 39,690 2,101,090 1,905,740 39,690 2,102,685 1,905,740 39,690 2,104,280 1,905,740 39,690 2,105,875 1,905,740 39,690 143,534 145,129 146,724 148,319 149,914 10,531 50,702 577,528 6,888 2,734,613 10,531 50,702 583,134 6,888 2,741,814 10,531 50,702 588,740 6,888 2,749,015 10,531 50,702 594,346 6,888 2,756,216 10,531 50,702 599,952 6,888 2,763,417 受託事業 ③ 地域包括支援センター 143,534 緊急ショートステイ 2 3 4 ④ その他の事業収入 老人福祉事業(ケアハウス) 保育事業 その他の収入 収入額合計 支 出 1 人件費 収入に占める人件費割合 2 3 4 5 6 10,531 50,702 571,922 6,888 2,667,711 事業費 事務費 大規模改修経費 積立金 予備費 支出額合計 50,702 571,922 6,888 2,667,711 H27 1,935,077 72.50% 328,597 363,898 0 30,000 0 2,657,573 61,296 H28 1,957,501 △40,801 328,597 363,898 0 30,000 0 2,679,996 △40,801 H29 1,917,132 70.10% 328,597 363,898 18,750 30,000 15,000 2,673,377 1,939,556 70.70% 328,597 363,898 11,250 30,000 15,000 2,688,301 H30 1,961,980 71.40% 328,597 363,898 22,750 30,000 15,000 2,722,225 H31 1,984,404 72.00% 328,597 363,898 28,925 30,000 15,000 2,750,824 H32 2,006,828 72.60% 328,597 363,898 24,615 30,000 15,000 2,768,938 収支差額見込額 10,138 61,236 53,513 26,790 5,392 △5,521 ※大規模改修経費に充てる区からの補助金交付予定額は含まない。同支出計上額は事業団負担分のみ計上。 ※収支差額見込額の大幅減額になることの対策は今後検討する。なお、想定時期の違いにより予算書と若干の齟齬がある。 (2)財政見通しにあたっての金額の見積方針 《収入》 1)介護保険事業 ① 介護保険収入額 単位:千円 中間期利用 中間期の決 決算見込額 経営改善計 中間値 目標率達成 増収となる 率または実 算額A 画上の目標 による増加 利用率 利用者数 積 A×2 金額 特養 94.00% 480,343 960,686 96.40% 95.20% 2.8人 10,886 ショート 99.30% 56,434 112,868 110.00% 104.70% 1.3人 5,010 一般ディ 84.30% 219,842 439,684 90.40% 87.40% 5.6人 14,459 認知ディ 54.10% 67,659 135,318 85.10% 69.60% 7.4人 28,386 グループホーム 97.60% 42,947 85,894 98.00% 0.1人 354 訪問介護 30,383 25,714 51,428 1,029 障害者福祉サービス 4,665 4,665 9,330 2%アップ 187 居宅 15,422 15,422 30,844 617 包括 9,196 9,196 18,392 368 合計 922,222 1,844,444 61,296 ※平成27年度中間期決算の利用率と経営改善計画の目標率との中間値を利用率の目標として見積もる。 ※居宅・訪問介護・包括については、平成27年度決算見込額に2%を上乗せして見積もる。 ※平成29年度の消費税率の変更ならびに平成30年度の制度改正については考慮しない。 ※ 検討メンバー・検討経過 1.検討メンバー (1)経営会議 会長・委員 会長 委員 委員 委員 委員 委員 委員 委員 委員 委員 委員 氏 名 高橋 計之 桐生 建樹 岡安 喜久夫 亀山 勝敏 天海 誠 北川 貢四郎 水鳥川 春美 竹下 ゆり子 中澤 敏義 谷川 満希子 相原 奈那美 職 名 理事長 事務局長 事務局 総務課長 事務局 特命担当課長 アトリエ村 施設長 風かおる里 施設長 菊かおる園 施設長 小菊の家 施設長 事務局 庶務係長 事務局 経理係長 事務局 人材育成係長 (2)特命部会<経営改善計画策定PT> 部会長・部会員 部会長 職務代理 部会員 部会員 部会員 部会員 部会員 部会員 部会員 氏 名 亀山 勝敏 竹下 ゆり子 相原 奈那美 堀 俊也 渡邊 理恵 穴吹 峰章 荒井 香代子 山口 範子 吉山 文子 所 属 事務局 特命担当課長 小菊の家 施設長 事務局 人材育成係長 アトリエ村 地域包括支援センター 所長 風かおる里 特養長 菊かおる園 特養長 菊かおる園 在宅サービスセンター 所長 駒込第三保育園 園長 西巣鴨さくらそう保育園 園長 会議名 第 1回 特命部会 第 2回 特命部会 第 3回 特命部会 経営会議(第10回) 第 4回 特命部会 第 5回 特命部会 第 6回 特命部会 経営会議(第14回) 経営会議(第15回) 第 7回 特命部会 第 8回 特命部会 第 9回 特命部会 第10回 特命部会 経営会議(第24回) 評議員会(第4回) 理事会(第4回) 検討事項 特命部会の進め方 経営改善計画の「検討項目」の抽出 「検討項目並びに内容」(修正案)の確認 部会の進捗状況の報告、「検討項目並びに内容」の承認 経営改善計画書の構成の検討、部会員の役割分担決定 施設維持管理・改修計画の内容確認、重点事項の検討 重点事項の内容確認、分野別計画の検討 「計画の内容」の中間報告、修正箇所の確認 「計画の内容」(修正案)の承認 「計画の内容」(修正案)の確認、年次計画の内容検討 年次計画の内容確認 全体のまとめ 第5次経営改善計画書の最終版の確認 第5次経営改善計画書の報告、承認 諮問第13号 議案第19号 2.検討経過 開催年月日 2015/6/12 2015/7/13 2015/8/10 2015/8/25 2015/9/7 2015/9/24 2015/10/20 2015/10/27 2015/11/6 2015/11/9 2015/11/30 2015/12/15 2016/3/11 2016/3/22 2016/3/29 2016/3/30 ※ 《参考》財政健全化方針(抄) 1.当面の削減策 削減項目 目標効果額 1 業務委託業者の整理統合 4,638,000 2 警備委託の廃止(試行) 3,236,000 3 電気供給契約の変更 1,063,000 4 購入品の見直し・統一 500,000 5 幹部職員懇親会補助の休止 82,000 計 9,519,000 1,963,000 6 理事長報酬△10%管理職手当△30% 変則勤務廃止、夜勤手当の増額 7 2,209,000 8 賞与支給額の調整 35,629,000 9 通勤手当の見直し① 1,000,000 計 40,801,000 10 通勤手当の見直し② 4,000,000 11 委託契約の内容見直し 1,000,000 12 介護報酬システムの見直し 2,430,000 計 7,430,000 13 派遣活用の抑制 33,000,000 14 時間外勤務の抑制 15,000,000 番号 実施時期 H27年度 H27年度 H27年度 H27年度 H27年度 H28年度 H28年度 H28年度 H28年度 内容 多岐に亘った業務委託先を整理統合する。 アトリエ村の警備委託を有人警備から機械警備へ変更する。 アトリエ村の電気供給を東京エコサービスに変更する。 購入品目の統一を図り、一括購入を目指す。 経営状況が安定するまで休止する。 経営層が率先して痛みを引き受ける姿勢を示す。 夜勤手当の増額(5千円→6千円) 4.2月→3.55月(保育園を除く常勤181名で積算) 通勤手当算定基準3ヶ月定期券→6ヶ月定期券 H29年度 大塚駅前~庚申塚間の都電利用通勤費の支給廃止 H29年度 必要最小限の内容に改め、見積り合せを強化する。 H29年度 現在のシステムを見直し、削減を図る。 随時 随時 「人件費」の高い派遣活用を年間60日とする。:努力目標 年間15,000千円を上限とする。:努力目標 ※ H27年度の目標効果額は5項目で 9,519,000円 ※ H28年度の目標効果額は4項目で40,801,000円 累計では50,320,000円 ※ H29年度の目標効果額は3項目で 7,430,000円 累計では57,750,000円 2.当面の増収策 介護保険収入の増 目標効果額 特別養護老人ホーム 10,886,000 ショートステイ 5,010,000 デイサービス(一般) 14,459,000 デイサービス(認知) 28,386,000 グループホーム 354,000 6 他の介護収入 2,201,000 計 61,296,000 番号 1 2 3 4 5 実施時期 H28年度 H28年度 H28年度 H28年度 H28年度 H28年度 内容 利用率1.2%UPを図る。(最終目標利用率:96.4%) 利用率5.4%UPを図る。(最終目標利用率:110.0%) 利用率3.1%UPを図る。(最終目標利用率:90.4%) 利用率15.5%UPを図る。(最終目標利用率:85.1%) 利用率0.4%UPを図る。 H27年度の実績の2.0%UPを図る。 ※ H27年度の実績と最終目標の中間値を当面の利用率の目標とする。他の介護収入(訪問介護、 障害者福祉サービス、居宅、包括)については、H27年度の実績の2.0%UPを図る。 3.今後の検討課題 ① 特別養護老人ホームの看取りケアの推進 ② ショートステイのスポット利用の促進、入退所時間制限の緩和等の検討 ③ デイサービスのH28年度から実施する年末営業の費用対効果の検証 ④ デイサービスの日曜営業並びに入浴枠の拡大を、H29年度より順次実施するための検討 ⑤ デイサービスの営業時間等の拡大の検討、実施 ⑥ グループホームの赤字解消対策として家賃・食費等見直しを検討 ⑦ 風かおる里の警備委託を、H29年度を目途に有人警備から機械警備に変更 ⑧ ケアハウスの用途変更(特養やサ付き住宅等)の研究、検討 ⑨ その他の経費削減や増収、或いはサービスの向上及び地域貢献に繋がる業務の検討
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