子育て通信 10 月号 平成 27 年 10 月発行 八幡市子育て支援センター スポーツの秋、収穫の秋、食欲の秋……。秋は過ごしやすい気候なので様々なことにチャ レンジできます。子どもの体力もぐんと伸びる時期です。 季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあるので、手洗い・うがいや衣服の調整など をして、かぜを予防しましょう。 視力の発達に重要な乳幼児期 10 月 10 日は目の愛護デー 目をたいせつに 2 つの 10 を横に倒すと、まゆと目の形に見え ることから、10 月 10 日は目の愛護デーとされて います。乳幼児期は、子どもの目がもっとも育 つ時期。この機会に、子どもの「目」の健康を あらためて見直してみましょう。 生まれたばかりのときは 0.01 くらいだった視力 は、生後 6 週ころからぐんぐんと発達。5 歳で 1.0 以上になり、その後発達の程度は緩やかになり、8 ~10 歳くらいで完全に止まります。ですから、乳 幼児期に、なんらかのトラブルで視力の発達がう まくいかなかった場合、その後視力を伸ばすのは とても難しいのです。 日ごろから子どもの目の状態に注意を向け、普 段と様子が違うと思ったら、早めに医療機関(眼 科・小児科)を受診しましょう。 「見る力」を育てるポイント □ 明るさ、暗さの メリハリある生活を 日中は光を浴び、 夜は暗くして眠る。 □ 広い空間で体と目 を動かす機会を 全身運動は眼球、視神 経・脳の発達を促す。 □ いろいろなものを見る体験を 止まっているもの動いてい るもの、小さなもの大きいも の、遠くにあるもの近くにあ るものなど、いろいろなもの を見る体験が、目によい刺激 になる。 □ テレビやゲームは、時間を決めて テレビは正面から見 る。いつも横目で見てい ると、視力に左右差が出 ることもあります。 また、携帯ゲームなど 狭い範囲の平面画像を 見続けることは、目の負 担になるので、乳幼児は 避ける。 下着とくつ下について 衣替えの季節となりました。冬服になるとは言 っても、まだまだ暖かい日もあります。子どもは 汗をかきやすい。着替えは調節のきく衣服がよい でしょう。 子 ど もは 1日 に およ そペ ット ボ トル 1本 分 (1000~1500ml)の汗をかくと言われています。 下着やくつ下を身につけることで、汗や皮膚から の汚れや脂を吸い取り、においも抑えてくれま す。汗をかいたり汚れたりした時は、こまめに着 替え、清潔に過ごすことを心がけましょう。 保育園と幼稚園の違いは? はじめての保育園選び、幼稚園選びは悩みますね。 保育園ってなに? 幼稚園って何をするところ? 保育園も教育をしてくれるの? 大切なお子さんを預ける保育園と幼稚園、そして認定こども園の違いについてお知らせします。 保育対象(年齢) 保育園 幼稚園 認定こども園 保護者の事情により保育 3 歳児から小学校入学前 保護者の就労の有無など を必要とする 0 歳児から まで にかかわらず 0 歳児から 小学校入学前まで 教育・保育時間 小学校入学前まで 8 時間(原則) 4 時間(標準) 4 時間利用にも 8 時間利 早延長保育あり 預かり保育あり 用にも対応 早延長保育・預かり保育 もあり 給食 給食設備が必要 ・2 号認定(保育を必要と する満 3 歳以上) ・3 号認定(保育を必要と する満 3 歳未満) 給食設備が不要 ・1 号認定(満 3 歳以上) 給食設備が必要 ・1 号認定(幼稚園部分) ・2 号認定(保育園部分) ・3 号認定(保育園部分) 根拠法令 保育園とは、児童福祉法 幼稚園とは、学校教育法 認定こども園とは、就学 目的 で「保護者の仕事や看病 で「幼児の心身の発達を 前の子どもに関する教 など家庭での保育ができ 助長すること」 育・保育等の総合的な提 ない場合、保護者の委託 行う施設 認定区分 教育を 供の推進に関する法律 を受けて乳幼児を保育す で、教育・保育を一体的 る」 に提供し、地域の子育て 養護と教育を行う施設 支援事業も行う施設 大きな違いは、受け入れ対象となる子どもの年齢が、保育園は 0 歳児から、幼稚園は 3 歳児から。 そして、幼稚園は小学校入学前の「教育」を行う施設であり、これに対して保育園は、乳幼児を保護者 に代わって預かる「養護」と「教育」を行う施設であるということです。認定こども園は、保育園・幼 稚園の機能をあわせ持ちながら、保護者の就労など状況が変わっても、お子さんを同じ施設に継続して 通わせることができます。 ご家庭の生活環境やお仕事の状況によって、保育園・幼稚園、どちらを選択するか考えることが第 1 のステップになるでしょう。そして、保育園・幼稚園・認定こども園も基本的な教育にかかわるねらい や内容は同じですが、各園の特色はいろいろです。各園の園開放や説明会などに積極的に参加して、どの 園を選ぶのが子どもや親にあっているのかじっくり検討してください。 利用者支援員 井川 園子
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